山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2007年2月28日 (水)

テーマが変わったばかり

中国株の下落に端を発した世界同時株安の影響でドル円をはじめクロス円やスイスフラン絡みのキャリートレード解消の動きから、これらの通貨は大幅下落となりました。ダウ平均株価は一時500ドル以上の下落を見せています。マーケットのテーマもこれまでの金利差から米経済減速や同時株安、中東の地政学的リスクに移ってきていると思われます。

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source:Dow

上記のグラフはダウ平均株価の月足です。昨日の急落に対し、ポールソン米財務長官がブッシュ大統領と電話で話し合ったとのニュースも伝えられており、経済担当の大統領補佐官らは米経済のファンダメンタルズが健全としながらも、マーケットの動きを注意深く見ているとしています。本日も下落するようであれば、米政府から何らかの発言が出るかもしれません。

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source:Dow,DAX,FT

欧州の株式も大幅下落となっています。グラフは月足です。

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source:COMTX,NYMEX

金や原油も株安の影響を受け下落しています。原油は中国経済の減速により、消費減との思惑が出たようです。また、株安の損失をカバーするための決済売りも出たようです。グラフは月足です。

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source:FXChart,Uedaharlowfx
クリックすると拡大します

ドル円は一目均衡表の雲の下限(118.02円)でサポート(引値117.95円)で、目先はサポートされたように思います。上記のチャートはドル円の週足です。109.00円(5/15安値)と114.40円(12/4)を結んだトレンドチャネル(トレンドラインの上下)を引くと、目先は116.60円でサポートされています。ここが切れると114.40円がターゲットになると思われます。また、このサポートラインは0.216円/週で切りあがっていきます。

2007年2月27日 (火)

キャリートレード一部解消の動きの噂

ここ数日ドル円やクロス円での円買いが見られています。ラトIMF専務理事がハーバート・ビジネススクールの夕食会で、円安とキャリートレードがアジアや欧州の国々の政策に影響を与えているとの見解を示したとの通信社Rの記事や尾身財務大臣が「(3/5-6に来日するポールソン米財務長官と)円安問題について話したい」と発言したことなどで、円売りに対する警戒感から、キャリートレードを一部解消する動きが出たと思われます。

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source:U.S.Census Bureau

昨日は主要な経済指標の発表がなかったことから、本日の米1月の耐久財受注が超目先は注目されそうです。市場の事前予想は-3.0%と前月の2.9%から悪化を見込んでいます。また、変動の大きい輸送機器を除いたものでも-0.2%と2.7%から悪化を予想しています。

このところ発表されている米経済指標は軒並み減速を示す数字となっていることから、先行きに対する懸念が付きまといます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円の一目均衡表では、遅行線が日々線を下抜けたこと、転換線が基準線を下回っているものの、基準線がサポートとして機能するかに注目したいと思います。また、先行スパン1(119.84円)と先行スパン2(118.02円)の雲がこれまでサポートとして機能してきたことから、ここを下抜けした場合には、昨年12月5日の114.44円が視野に入ってくるでしょう、

2007年2月26日 (月)

RBNZは最後の利上げか

本日早朝にNZの1月の貿易収支が発表され、市場予想6億4500万NZドル赤字のところ8億3300万NZドルの赤字となりました。しかしながら、前月が4億3300万NZドルの赤字から3億5200万ドルの赤字に上方修正されたことで、2か月の赤字幅では、小幅な増加に留まっています。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

NZドルは対円、対ドルともに、一目均衡表上では雲を上抜けて上昇トレンドとなっています。

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source:New Zealand statistics

マーケットでは、住宅価格などの高止まりに対して、0.25%の政策金利の引き上げが噂されており、これに支えられた底堅い動きになっているようです。しかしながら、7.25%と過去最高の金利水準を1年2か月ほど続けています。これ以上の利上げは経済活動にマイナスとなる見方もエコノミストの間では出始めています。

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source:New Zealand statistics

上のグラフは、GDPの前年比ですが、グラフを見ると、GDP成長率が緩やかながら下落しています。今後、利上げによる高金利で、GDPの伸びが低下するようだと、財政赤字が拡大、ひいては国債の格付け引き下げの話題が再び出てくる可能性もあります。

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source:New Zealand statistics

このグラフは経常赤字がGDPに対してどれくらいあるかを見たものです。昨年のデータですが、経常赤字がGDPに占める比率が約9%強となっています。今後も増加する可能性があり、中長期的にはNZドルの下落の要因となると思われます。

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source:Reserve Bank of New Zealand

最後に、2005年12月のRBNZ発表の売り出し債の発行額と償還額(予定)の推移です。このグラフで分かることは、本年後半にNZドル債の大量償還が控えているということです。今すぐNZドル相場に影響は出ないと思いますが、第2・第3四半期に向けて、NZドルに対する警戒が出てくることが予想されます。
RBNZの金融政策は3/8(木)、4/26(木)です。

2007/2/26 18:28記

2007年2月25日 (日)

重要指標の目白押しの週

いよいよ2月も終わりの週となりました。月末、月初は重要な経済指標の発表の多い週です。特に3月はECBが政策金利を0.25%引き上げることがほぼ確実視されており、その後のECBの行動を見極めるうえでも、今後発表されるユーロ圏の経済指標は見逃せません。また、米国は住宅販売(新築・中古)の発表やGDPの改定値の発表が予定されていることから、米国の経済指標も注目です。経済指標予定はFXカレンダーでご確認ください。また、毎月注目度の高い米国の雇用統計は3月9日の発表予定です。

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U.S. Department of Commerce

このグラフは28日に発表になるGDP(前年比)です。前回3.5%のところマーケットの事前予想では2.3%と下方修正は織り込まれていますが、更に低い数字が発表された場合には、再びドルが下落する可能性もあります。

2007/2/25 18:00記

2007年2月24日 (土)

IMMポジションからはユーロ買われすぎ

昨日は主要な経済指標の発表がない中で、チェイニー米副大統領の「(イランの核問題に関して)軍事的選択肢も排除するものではない」との発言から、地政学的なリスクの高まりやこのところの金価格、原油価格の高止まりが嫌気され、ドルは上値の重い動きとなり、ドル円121.05円、ユーロドル1.3164ドルで週の取引を終えました。

米CFTCが発表した2月20日現在のシカゴ通貨先物取引所のポジションは日銀金融政策決定会合発表を前にしたポジション調整が先行して、円ショートが大幅減少しました。 一方、ユーロロングはこれまでの最高98,265コントラクトを更新し過去最高となったことから、ポジション動向では
ユーロロングへの警戒が必要と思われます。

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source:CFTC

円ショートが38,979コントラクト減少し、167,505コントラクトとなりました。 しかしながら、日銀金融会合決定を受け、その後円売り安心感が出たことで、円ショートは再び増加していると思われます。

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source:CFTC

ユーロロングは15,531コントラクト増加し、
99,326コントラクトとなり、過去最高となりました。

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source:CFTC

ポンドロングは10,555コントラクト増加し、59,153コントラクトとなりました。

昨日発表された独IFO経済研究所の景気指数が107.0と市場予想より悪かったものの、ECBの3月利上げのシナリオには影響がないとの見方で、ユーロへの影響は限定的となっています。目先はユーログループの会合(26/27日)でユーロ高懸念がでるかでしょうか。

2007/2/24 11:49記

2007年2月23日 (金)

ユーロ円160円超えなるか

日銀金融政策決定会合のイベントを終え、日経225平均株価が18,000円超え、ドル円も121円台を回復しました。ユーロ円も導入以来の高値158.98円(2/12)を更新し、159.59円まで上昇しました。

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source:Ifo Institute for Economic Research

直近の材料として、独IFO経済研究所発表のIFO景気動向指数、予想値の発表があります。事前予想では傾向動向指数が107.5(前回107.9)、予想値が103.1(前回103.2)となっています。本年1月より付加価値税が3ポイント引き上げられ、予想値が先行きの景気の悪化を予想していましたが、前回調査から先行きに対しても楽観的な見方が広がってきています。今回の景気動向指数が予想よりよければ、ユーロ円は160円を目指して上昇すると思われます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

しかしながら、ユーロドルの一目均衡表を見ると、遅行線が雲の中に入ってきており、目先の上昇余力が乏しいことが伺われます。また、1.3367(12/4)と1.3296(1/2)を結んだレジスタンスラインが1.3169に位置しており、0.0004(/日)で下がってきていることから、目先の上値が重いように思います。

Blog20070223_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロ円の一目均衡表では、雲の上限が強力なサポートとなっています。遅行線も日々線を上抜けしていますし、上記で触れたとおり、前回の高値も抜いています。目標値としては、前回1月24日に行ったテクニカル分析からのトレードプランの中で予想した162.54円が当面の目標値と思っています。

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2007年2月22日 (木)

ノルウェークローネは目先危険水準

本日18:00にノルウェーのGDP(前期比)が発表になります。現在の市場コンセンサスは0.9%(前回1.3%)となっています。GDPがよければ引き続きノルウェークローネが買われる可能性が高いと思います。

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source:Statistics Norway

しかしながらテクニカル的には危険水準に近づきつつあります。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ノルウェークローネ円の一目均衡表を見ると基準線、転換線、遅行線ともに上昇を示しています。しかし、先行スパン1と先行スパン2のねじれが2/19に発生しています。次のねじれが3/5にあり、このときに、ノルウェークローネ円のレートが19.26円(1/2高値)と18.52(1/11安値)の差0.74円を19.26円に足した20.0円に近づいているようであれば、目先の目標達成となり、トレンドが変化する可能性があります。

2007/2/22 17:22記

2007年2月21日 (水)

日銀金融政策に隠れて

本日は朝から日銀金融政策決定会合の話題で持ちきりです。13:35現在では、福井俊彦日銀総裁が0.25%の利上げを提案というところに留まっています。マーケットは、利上げ前の憶測からクロス円を中心に乱高下となり、ポンド円は235.67円から233.88円へ急落、234.50円まで戻した後、234.05円(13:35)となっています。

この影に隠れたのが豪スティーブンス準備銀行(中銀)総裁の議会証言です。
・インフレ見通しに自信を深めた
・金利は下落より上昇する可能性の方が大きい
・労働市場はタイトな状況だが、賃金水準は十分に抑制されている


先に発表された豪中銀レポートとやや異なる内容となり、マーケットは豪中銀が金利引き締めに向うのではとの見方が広がった模様です。このことから、豪ドルが対ドル、対円で一時上昇しました。

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fxmuseum,uedaharlowfx

豪ドル/米ドルの一目均衡表は、先行スパン1と先行スパン2が形成する雲の上限がレジスタンスとなっています。また、0.7980(1/3)と0.7937(1/23)を結んだレジスタンスライン0.7866(2/21)を引値で抜けてくるようであれば、目先の上昇へ繋がると思います。

Blog20070221_03
fxmuseum,uedaharlowfx

豪ドル/円の一目均衡表は、雲の上限、転換線でサポートされています。ただし、基準線がレジスタンスとなっています。昨日遅行線がかろうじて日々線を上回っていますので、本日の引値がテクニカル上では重要となりそうです。このレベルでサポートされた場合には、目先は上昇に向うと思われます。

下グラフは本日22:30に発表が予定されている米消費者物価指数は事前予想では前月比0.1%(前回は0.4%へ下方修正)前年比1.9%(前回2.5%)、同コア(除エネルギー、食品)の前月比0.2%(前月は0.1%に下方修正)前年比2.6%(前回2.6%)です。

特に消費者物価のコアの部分が低下するようであれば、短期的にはドル売りの圧力となると思われます。

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Bureau of Labor Statistics

本邦金融政策決定会合に隠れていますが、重要指標もぜひマークしてください。

2007/2/21 13:39記

2007年2月20日 (火)

英住宅バブル気味?

昨日発表された英ライトムーブ住宅価格を見ていますと、英国で持ち家をもつというのは夢のまた夢という感じを抱きます。指標結果は前月比+0.9%、前年比+11.5%でした。

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source:rightmove

住宅価格の地域別トップ10を見ると、ケンジントンとチェルシーがダントツで高くなっています。1年前が£677,910だったので、倍近く上昇したことになります。他も1年前と比べて上昇していて、住宅価格は下がる兆候をまだ見せていません。

地域 価格(平均) 価格(日本円換算)
Kensington and Chelsea £1,194,965 2億7902万
City of Westminster £837,421 1億9553万
Camden £562,737 1億3139万
Hammersmith and Fulham £561,984 1億3122万
Wandsworth £466,531 1億0893万
Islington £464,816 1億0853万
Richimond-upon-Thames £455,331 1億0631万
Kingston-upon-Thames £444,091 1億0369万
Brent £429,460 1億0027万
Hounslow £412,135 9623万
source:rightmove
円換算値1£=233.50円

昨日夕、英中銀から At some stage the current account deficit will probably need to close. At that point, in order to shift resources from the non-tradable sector of the economy into the internationally tradable part, some depreciation of the real effective exchange rate will probably be necessary. 「経常収支、最終的には均衡化が必要になる」「実質実効為替レート、おそらく若干の下落が必要になる」などとコメントがでたことで、ポンド円は一時232.09円まで下落、下がったところはショートカバーで買い戻され、本日朝は、ほぼ往って来い(元に戻っている)になっていました。また、本日はクロス円での円売りが先行していたことから、一時233.97円まで上昇しました。

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source:Bank of England

本日は英1月マネーサプライM4とM4貸出の発表があり、M4の伸びが大きければ、英中銀はインフレ警戒を強めることが予想されます。
発表18:30
M4 市場予想前月比0.7%、前年比12.7%

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ポンド円は一目均衡表では微妙な位置に着ており、雲の上限が現在サポートとして機能しています。しかし、これを下抜けすると、長期の上昇トレンドに反転の兆しが出てくるかもしれません。もっとも、まだ遅行線は雲の上(しかし日々線を下回っている)にあることから、まだ弱気とはいえないと思います。ロウソク足の十字線(コマ)の出現が反転上昇になるのか気になるところです。

2007/2/20 12:21記

2007年2月19日 (月)

南ア消費者物価指数(21日発表予定)

本日は香港やシンガポールなどが中国の旧正月の休日から休みとなっていることに加え、米国もコロンブスデーで取引がないことから、マーケットは小幅なレンジでの動きとなっています。材料の少ない南アフリカの消費者物価指数が21日の日本時間18:30(現地時間11:30)にあります。南アランド円はチャート上でサポートぎりぎりのところにあることから、検証してみたいと思います。

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source:Statistics South Africa

南アの消費者物価指数は2000年を100として算出しています。このグラフは消費者物価指数と、都市部のコアの消費者物価指数です。グラフ上では、消費者物価指数が目先上げ止まっているのが見て取れると思います。先の金融政策でも9.0%のまま政策金利が据え置かれています。12月のレポートを見ると、住宅やヘルスケアなどで物価指数の高まりを示しています。このことから、これらの物価指数が高まるようであれば、再び金利上昇への期待がでるかもしれません。

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source:FXChart,Uedaharlowfx
クリックすると拡大表示されます。

このチャートはFXチャート(新チャートで)でトレンドラインを引いたものです。レジスタンスラインは19.75(06/4/17)-17.33(07/1/3)を結んだものです。サポートは14.8(06/10/14)-16.54(07/2/15)を結んだものと15.93(06/12/1)-16.54(07/2/15)を結んだものです。トレンドラインを見ると、チャートはサポートとレジスタンスに挟まれた三角持合いとなっており、一瞬ですが、持合いを下抜けしたように見えます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

一目均衡表でも雲の下限がサポートとなっており、これを下抜けすると、下落の可能性も一気に高まります。また、先行スパン1と先行スパン2がクロス(雲のねじれ)が発生していることから、下抜けした場合に、下に走る可能性も捨て切れません。南アの消費者物価指数が下落のトリガーとなることもあると思われます。

2007年2月18日 (日)

次週のシカゴIMMにポジションに注目

CFTCから発表された2/13(火)現在のシカゴ通貨先物取引のポジション残は円ショート、ユーロロングが増加する一方で、ポンドのロングは減少しました。しかし、為替が大きく動いたのが14日以降であり、この結果を含んた20日のポジション残の発表は23日(日本時間24日)になります。投機筋のポジションがどれくらい動いたか注目です。

JPY
source:CFTC

円はショートが38,979コントラクト増加の167,505コントラクトと前々回の高水準まで戻しました。

EUR
source:CFTC

ユーロはロングが38,465コントラクト増加の83,795コントラクトへと増加しました。

GBP
source:CFTC

ポンドはロングが44,130コントラクト減少の48,598コントラクトとピークの約半分の水準まで減少しました。

19日の週の注目のリスクイベントは英ライトムーブ住宅価格(19日)、カナダCPI(20日)、日銀金融政策決定会合(20-21日)、カナダ小売売上高、スティーブンス豪中銀総裁議会証言、豪賃金価格指数、英MPC議事録、米CPI(21日)、ノルウェーGDP(22日)、独IFO、英GDP2次速報値(23日)になると思われます。本邦日銀の金融政策で0.25%の利上げがあったとしても、継続的な金利引き上げへタカ派的な発言がなされなければ、目先は円買いの材料出尽くしの感が出ると思われます。また、米CPIのコア(食品、エネルギー除く)が大幅低下であれば、FRBは利下げの時期を模索する政策へ緩やかながら変更する可能性がでてくると思われ、この場合はドル安へと繋がる可能性が高まります。

2007年2月18日 20:54記

新チャートリリース

昨日、上田ハーローFXではFXチャート(新チャート)をリリースしました。
これまでのチャートと違い、色が変えられる(各種設定が可能)の他、変えた設定を保存できる上に、チャート印刷も可能となりました。ただ、これまでご覧いただけていた4画面同時表示(テクニカル分析表示時)、9画面同時表示(ティック表示時)ができません。しかし、チャート画面を複数起ち上げていただいて、タスクを変えてご覧いただくなどで対応していただければと思います。

慣れないうちは使い方に戸惑うこともあるかと思いますが、慣れてくると、テクニカル分析の分析(例えば、RSIのボリンジャーバンドなど)が可能で、新しい分析の方法なども試していただけるのでないでしょうか。

Blog20070218_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

この画像は背景を白、パラボリック(SAR)の大きさを5、MACDの色、線種(実線)に変更して描画したものです。また、ツールでフィボナッチ係数を用いた安値ー高値のフィボナッチを引いたものです。フィボナッチの自動計算もチャート上でしてくれますので、是非使いこなしてください。もちろん、ブログでも使い方の説明を随時行っていく予定です。

2007年2月17日 (土)

米住宅は弱い

昨日発表された米1月の住宅着工件数が年率換算で140万8000戸と1997年8月以来の低水準となりました。やはり12月の暖冬で上昇した反動と思われますが、この2か月の平均を取ってみると152万6000戸(年率換算)となり、傾向としては減少方向にあるといえます。同時に発表された米1月建設許可件数156万8000戸とこちらも前月から減少しています。

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source:U.S. Census Bureau and the Department of Housing and Urban Development

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source:U.S. Census Bureau and the Department of Housing and Urban Development

住宅着工、建設許可のグラフを見ていただくと、米の住宅関連は減速していることが見て取れると思います。先のバーナンキFRB議長の議会証言では、米経済のソフトランディングへ自信を持っているように取れますが、今後の住宅関連、27日の中古住宅販売28日の新築住宅販売が大きく減少するようであれば、米の利下げ時期が早まる可能性があります。

2007/02/17 14:03記

2007年2月16日 (金)

ポンド円は売られすぎ

昨日、ドル円をはじめ主要通貨で円が買われ、ポンド円は一時232.48円まで下落、ドル円も119.15円まで下落しました。
久しぶりのポンド円の大陰線(大幅下落)となったことで、ポンド円の見通しを聞かれることが多い日となりました。

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15日朝方のGDPから本邦の金利引き上げが次週20-21日の日銀金融政策決定会合で行われるのではとの思惑に加え、上グラフの英1月の小売売上高指数の前月比が-1.8%(市場予想0.2%:前回1.1%)、同前年比が3.3%(市場予想5.4%:前月が3.7%から4.0%へ上昇)となり、弱い小売を受けたポンド売りも出たように思われます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

本日これまでは、ポンド円もさすがに売られすぎ感から233.46円まで一時戻しましたが、欧州時間に入り再び233円近辺での取引となっています。テクニカルサポートを一気に下抜けしてしまったことから、サポートとしては、225.74円(12/6)から241.51円(1/23)の上昇分のフィボナッチ61.8%押しの231.76円、一目均衡表の先行スパン1(230.88円)、先行スパン2(228.62円)あたりと思われます。また、

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source:South African Reserve Bank

また、昨日22:30に南ア中銀から政策金利の発表があり、9.00%のまま据え置かれました。南アフリカは次週21日に消費者物価の発表がありますので、その前後に少し解説を加えたいと思います。

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U.S. TREASURY DEPARTMENT OFFICE

昨日23:00に発表された米12月の対米証券投資ですが、事前予想に反し156億ドルの流入に留まりました。貿易赤字に対する、米への資本流入が減少していることが嫌気され、ドルの下落の一つの要因となったようです。

 

17:03記

デスクの小物

会社のデスクに宝当神社の招き猫があります。サイズは4cm四方の高さ5cm位の小さなものです。もともと宝くじが当たるようにと願がかけてあるのですが、なかなか良い結果をもたらせてくれません。家で捨てられる運命にあったのですが、癒し系として会社に持ってくることにしました。

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3月19日(月)からグリーンジャンボ宝くじが発売になります。宝くじも買わなければ当たりません。外貨保証金取引も始めなければ儲からない(逆の場合もありますが…)
ということで、皆様の幸運をお祈りします。

2007年2月15日 (木)

日銀2月に利上げか

朝方発表された本邦の実質GDPの前期比年率は市場予想3.8%のところ4.8%と大きな伸びとなりました。しかし、同時に前期が0.3%(0.8%から修正)されています。

内容を見ますと、上昇に寄与した項目として、下記があげられます。
個人消費(3Q前期比-1.1%→4Q 同+1.1%)
設備投資(3Q前期比+0.8%→4Q同+2.2%)
住宅投資(3Q前期比-0.1%→4Q同+2.0%)
公共投資(3Q前期比-4.8%→4Q同+2.7%)

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前回が下方修正されているものの、均してみれば、上昇していると取ることができるので、2月20-21日の日銀金融政策決定会合0.25%の金利引き上げがあると個人的には予想します。
昨日の福井日銀総裁の発言ではタカ派的な内容が聞かれなかったものの、強いGDPを受ければ、金利の正常化を狙っている日銀としては実行に踏み切りやすいと思いますし、前回(1月)に政府の要請(?)で利上げを待ったことから、このチャンスに利上げを行うのではないかと見ています。
また、今回見送るとなると、3月は本邦の期末で、主要企業の決算も重なることから、心理的に利上げしにくいのではないかと思っています。
今回のGDPを受け、日銀の利上げの可能性を市場は織り込み始めていることから、実際に利上げを行っても、影響は少ないと予想しています。

頭を活性化する?

経済指標の見方やテクニカル分析の解説書などを読んでいると眠くなりませんか。
適度な運動やコーヒーを飲むのも良いのですが、キシリトール入りのガムを噛むと歯の健康と頭が活性化して一石二鳥です。

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為替の予想を行うときはやはり万全な体調で行っていただきたいので、歯の健康にも留意してくださいね

2007年2月14日 (水)

米貿易赤字拡大からドル売り

昨日発表された米12月の米貿易統計では、輸出1,255億ドル、輸入1,867億ドルで差引き612億ドルの赤字となりました。

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source:U.S. Census Bureau

また、同時に発表された年次報告では、2006年の貿易赤字額が7,636億ドルと2005年の7,167億ドルから469億ドル増加し、過去最高の赤字額となりました。
内訳を見ますと、サービスの輸出が増加する一方で、ものの輸入が増加しています。ご興味ある方は、U.S. Census Bureauのレポートを参照してみてください。

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source:U.S. Census Bureau

この発表を受け、ドルは主要通貨に対して下落、ドル円も一時121.07円まで下落しています。また、本邦から円安を背景とした自動車の輸出が増加していることから、朝のNHKのニュースでも米自動車業界や米議会からの圧力を心配するような報道がなされていました。
たしかに貿易赤字が増えることはよくないのですが、消費国アメリカとしては、ものの輸入が増えている = 購買意欲が高いとも取れると思います。
今後、マーケットがどのような材料として赤字を見るかにもよりますが、
15日に発表される対米証券投資で米国にどれくらい資金が流入しているかも目先の材料となりました。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円の一目均衡表ですが、転換線の121.01がサポートとなっているようです。基準線が上昇してきていることや遅行線が日々線に近づいていることから、目先は、下落もしくはレンジになるのではと思っています。下落の場合は、114.44(12/5)と122.17(1/29)の値幅のフィボナッチ38.2%押しの119.2250.0%押しの118.30円あたりがサポートになると思っています。

2007年2月13日 (火)

英インフレレポートに注目

先週の英中銀金融政策委員会(MPC)で政策金利を据え置いて以来ポンドは上値が重く、ドルや円に対して下落しています。1月の利上げがサプライズだっただけに、期待が高すぎたためと思われますが、発表された景況感調査を見てみますと、一致指数は前月比+0.2%となっていますが、先行指数は前月比+0.1%と横ばいとなっています。

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また、本日これから発表される消費者物価指数や小売物価指数が上昇しているようであれば、予防的な金利引き上げの議論が再び出る可能性があります。

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しかしながら、注目は明日14日発表される四半期のインフレレポートで、英イングランド銀行がインフレに対してどのような見方をしているかではないでしょうか。
英イングランド銀行が発表する、インフレレポートの原文(英文)はこちらをご覧ください。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ポンドドルの一目均衡表では、雲の中に入ったものの、雲の下限がサポートとなっているようです。基準線を転換線が同じ値となっており、基準線と転換線のデッドクロスが起こる可能性があり、もし、雲の下に抜け出た場合には、1.90ドル近辺までの下落の可能性があります。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ポンド円は一目均衡表の基準線がサポートなっています。これを下抜けしたとしても、まだ雲の上限、雲の下限があります。今のところトレンドはまだ上昇が継続中ですが、遅行線が日々線に近づいていることであり、日々線を遅行線が下抜けると目先は弱気へと転換する可能性が高くなると思っています。

2007年2月12日 (月)

円売りも目先は一巡か

独エッセンでのG7が終わり、本邦の早朝から円が売られ、一時、ドル円121.07円、ユーロ円158.91円、ポンド円238.51円まで上昇しましたが、円売りが一巡した後は、本邦が建国記念の日で振替休日となったこともあり、利益確定の売りに上値を抑えられ、円が小幅買い戻されています。

エコノミストなどの意見を見ると、概ね金利相場が継続し、円安は構造的な問題とされているようです。本日の海外勢の見方に注目したいです。

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source:CFTC

シカゴ通貨先物取引所のポジション残では、G7開始前に円ショートポジションを閉じる動きがあったことから、ピーク時より約5万枚減少しましたが、円の上昇は小幅に留まっています。G7の共同声明を受け、円ショートが継続すれば再び17万枚を超えていく可能性もあります。

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source:CFTC

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source:CFTC

今週は米貿易収支(13日)、米小売売上高、バーナンキFRB議長議会証言(14日)、対米証券投資、米鉱工業生産(15日)、米生産者物価指数、米建設許可件数(16日)が注目材料となると思われます。

2007年2月11日 (日)

G7共同声明

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独エッセンで開催されたG7での共同声明はこちら(PDF:31.3kb) をご覧ください。
また、要旨はFXmuseumのFXニュース「G7共同声明」を参照してください。

共同声明に盛り込まれなかったものの、為替(円安)対する下記の議論がされたようです。
・世界経済動向の議論で、円が安すぎるとの意見が欧州からあった(尾身財務相)
・G7で円安よりも人民元問題に注目する姿勢鮮明に(ポールソン米財務長官)
・円について市場が一方向の見方に傾くことを警告したい(トリシェECB総裁)
・為替相場は経済ファンダメンタルズを反映すべきとの認識で日本と一致したことは重要(独財務相)
・為替をはじめとする金融市場、一方向の見方に傾くことのリスク認識すべき(G7筋)
・円の価値は市場で決定されている=IMF専務理事(ラトIMF専務理事)

日銀に金融政策については、以下の発言がなされました。
・具体的な金利水準は日銀が判断して決めるべき(尾身財務相)
・日本経済が物価安定の下で持続的成長達成することが世界経済の発展に寄与(福井日銀総裁)
・2月の金融政策決定会合での利上げについては「さらに詰める」(福井日銀総裁)
・金融政策については日銀の判断(尾身財務相)

G7の声明を見る限り、「日本の経済回復は順調であり、継続が見込まれる。我々は、こうした経済動向が意味するところが市場参加者に認識され、彼らのリスク評価に織り込まれていくであろうと確信する。」と欧州の円安懸念に一定の配慮はしめしたものの、円安が名指しで示されなかったことで、円売りへの安心が出ると思われますが、マーケットはある程度これを織り込んでおり、先週末の為替は円安方向に動いています。

次回のG7は5/18,19にPotsdamで開催されますが、それまでに更なる円安が進んだ場合には、共同声明に「円安懸念」が盛り込まれる可能性もあり、日銀の金融政策と相まって、外圧がかかる可能性も捨て切れません。それまでには仏の大統領選挙も予定されていることから、今後は欧州要人の発言にも注意が必要です。

2007年2月10日 (土)

エッセンG7

Villa Hügel Essen
Villa Hügel Essen:Photo: picture-alliance / Bildagentur Huber

独エッセンで開催されているG7ではこれまでのところ、G7と新興6か国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、メキシコ)の間で、債券市場の育成や貿易面のドーハ・ラウンド(WTOの新多角貿易交渉)の再開を歓迎など市場開放の必要性が認識され、10日の共同声明に盛り込まれる見通しのようです。

財務省高官の話として大手通信社が伝えているところによると、欧州各国から出ている円安について議論される予定だか、G7各国により温度差があり、共同声明に盛り込まれるのかはやってみないとわからないと発言しているようです。

また、IMFのラト専務理事が、円安は市場の力やキャリートレードと関連があるとの認識を示し、「世界経済に対する日本の最も重要な貢献は、成長を持続させ、デフレ圧力(訂正)を根絶することだ」と発言していることから、G7の共同声明でキャリートレードに対する何らかの声明が盛り込まれる可能性もあります。

2007年2月 9日 (金)

ECBは3月利上げへ

昨日行われた英イングランド銀行(中銀)のMPCと欧州中央銀行のECB理事会では英が5.25%、ECBが3.50%のまま政策金利が据え置かれました。

ECB理事会後のトリシェECB総裁発言では、「strong vigilance(強い警戒)」、「Monet policy accomodative(金融政策は緩和的)」と発言、3月の政策金利の引き上げを示唆しました。
しかし、ここまではマーケットの予想の範囲内で、むしろ英イングランド銀行が金利を据え置いたことがポンド売りの材料とされたようです。

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source:BoE,ECB

むしろ、それよりもロシア中銀がルーブルの通貨バスケット比率をユーロ45%(40%から5%に引き上げ)、米ドル55%(60%から5%引き下げ)したことです。
昨年11月27日にセルゲイ・カムロフ・ロシア中銀金融市場操作部局長が「現在ユーロはロシアの外貨準備高の40%を占め、この2 年間でユーロ比率引き上げのオペは完了」と発言していただけに、更に5%をユーロへシフトするということは、最終的に50%へするのか?という疑問がわいてきます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロドルの一目均衡表では、目先は完全に雲の下限でユーロがサポートされた形となりました。しかし、まだ遅行線は日々線を越えられず、基準線と雲の上限が目先の抵抗線となっています。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロ円の一目均衡表では、上昇トレンドが継続、ユーロ発足以来の高値近辺となっていることもあり、前回つけた高値158.62(1/24)を抜けてくるようであれば、162円を目指す動きとして、目先は160円を狙ってくるかもしれません。

週末のG7で特に円に対する言及がなければ、円への売り安心感から再びキャリートレードなどで円が下落する可能性が高まりそうです。

2007年2月 8日 (木)

豪雇用は強含み

本日AM9:30に発表された豪1月の失業率は4.5%(市場予想4.6%)新規雇用者数は-3,600人(市場予想+2,500人)となりました。
発表直後こそ、新規雇用者数が減少したことが嫌気され下落しましたが、新規雇用者数の内訳を見ますと、フルタイムが
+3,200人、パートタイムが-6,700人となっています。

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source:Australian Bureau of Statistics

豪の雇用は対前年比で2.8%増と強い伸びを示していることから、雇用が安定している限り、経済に対しては楽観的な見方が広がると思います。豪ドル/米ドルは雲の下限、豪ドル/円は基準線(一時割り込みましたが)でサポートされたようです。

今後の豪経済を見る上でのキーとなる経済指標は下記です。(2月発表分)
2/9 9:30 豪12月住宅ローン
2/13 9:30 1月NAB企業信頼感指数
2/13 9:30 1月NAB企業景況感指数
2/14 9:30 2月Westpac消費者信頼感指数
2/15 9:30 豪4Q住宅価格指数
2/21 9:30 豪4Q賃金コスト指数

2007年2月 7日 (水)

カナダドルは弱いか

昨日発表されたカナダ12月の建設許可件数は前月比で-7.8%と悪化しました。このところ景気の減速感が出ているカナダですが、今後を予想してみたいと思います。

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source:Richard Ivey School of Business and the Purchasing Management Association of Canada

このグラフは6日に発表されたIvey購買協会景気指数です。前月の49.4から上昇、53.8と50を回復していますが、内容を見ると、雇用が48.9へと低下、在庫は52.3と増加、価格も62.2と上昇しています。

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source:Statistics Canada

このグラフは6日発表の建設許可の金額ベース(単位10億ドル)です。建設許可件はぶれながらも、右上がりとなっており、今後もこの傾向が続くのか注目の必要があると思います。

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source:Statistics Canada

このグラフは8日(明日)発表の新築住宅着工件数です。建設許可件が前月比マイナスとなったことから、新築住宅着工件数も減少が予想されます。住宅着工のグラフを見ると、住宅はピークを打って、緩やかな減少へと転じているように見えます。ただし、カナダの金融引き締めも休止されており、利下げの可能性も市場は見ていることで、利下げの議論が起これば、住宅関連は上昇する可能性が残ります。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

カナダドル円の一目均衡表を見ると、遅行線が雲の手前で雲に届かず下落、日々線も下抜けしてしまいました。また、日足は雲を抜けきれずに、再び雲の下に抜け出ています。このことから、目先カナダドルは下落する可能性が高まりました。単純に下落幅を計算すると①100.01(12/7)から103.33(12/20)の上昇分3.32円、②100.27(1/5)から103.69(1/22)の上昇分3.42円、③105.78(10/27)から100.01(12/7)の下落分5.77円のどれかになる可能性があり、100円を起点とすると、96.70円近辺、94.25円近辺までの下落があるかもしれません。

2007年2月 6日 (火)

南アランド

南アフリカランドは高金利で人気も高い通貨で、上田ハ-ロ-FXでも1月29日から取扱いを開始しましたが、為替を予測する上での材料が少ないことから、主に過去の値動きに頼りがちになります。
数少ない経済指標の中に、本日18:30に発表される
SACOB景況感指数があります。

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source:South African Chamber of Business

SACOB景況感指数は South Africa Chamber of Business(南アフリカ商業会議所)が毎月発表する景況感指数です。南アランドとドル、ユーロ、英ポンドなどの通貨の加重平均、都市と周辺部のコアインフレ指数、小売売上高、米ドル建ての金、プラチナ価格の加重平均、商品の輸出入、JSE証券取引所の総合株価指数などから算出しています。

グラフを見ると右上がりで景況感が良くなっているのが見て取れます。

Nationwide20070206_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

一方、南アランドの一目均衡表では、遅行線が日々線を超えられなかったことやサポートの基準線を下抜けしたことから、目先は下落の可能性が高いと思います。また、雲の中に入ってきたことで、雲の下限16.24円がサポートと考えられます。これを下抜けした場合には、16.09円(12/6)が下値の目処となりそうです。

2007年2月 5日 (月)

豪ドル

本日9:30に豪の2つの指標が発表されました。12月の小売売上高はA$18,454,100,000で前月比+0.3%(市場予想+0.5%)、12月建設許可件数は12,389,000の前月比-1.9%(市場予想-1.0%)となりました。
これを受けて、豪ドル/ドルは一時下落しましたが、売り一巡後は下落前の水準まで戻しています。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル/ドルの一目均衡表では、先週末のレベルでかろうじて雲の下限がサポートとなっています。しかし、まだ遅行線が雲の上にあることから、これが雲の中にもしくは雲の下に抜けたときには、更に下落していくと思われます。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル/円の一目均衡表では、基準線がサポートとならず下抜けしています。遅行線も日々線を下抜けしそうであり、本日の引値や明日の引値に注目したいところです。これを抜けて、雲に入ってくるようであれば、豪ドル/円も下落の可能性が高まります。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル/NZドルの一目均衡表では、雲の上に抜けそうですが、遅行線がまだ雲の下にあります。引値が雲の下限の1.145を抜けてくるようであれば、豪ドルはNZドルに対し上昇し、1.17レベルを目指すかもしれません。

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source:CFTC

シカゴ通貨先物取引所の豪ドルの買い残はピークより約2万枚減少しており、目先の調整が進んだように思われます。ただ、ニュースでも報道されているように1000年に1度の大干ばつとなっており、今後、豪経済にとってはマイナス要因となると思われます。

2007年2月 4日 (日)

IMMポジションからは警戒したい

本日は立春で、良い天気に恵まれたものの風が強い1日となりました。ウォーキングを兼ねて図書館まで往復約5kmを歩きましたが、あまりの風の強さに目が開けられないほどでした。

2月5日の週は、特に重要な経済指標の発表がないことから、米1月非製造業ISM、米4Q労働生産性、単位労働コスト(5日)、ポールソン米財務長官予算教書で議会証言、バーナンキFRB議長講演(6日)がポイントです。最大の注目材料は7か国財務相・中央銀行総裁会議(10日まで、独エッセン)ですが、事前の報道では「円安」は議題にならないようですので、マーケットの噂以外ではそれほどマークする必要がないかもしれません。

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source:CFTC

シカゴ通貨先物取引所の円ショート(売り越し)残は更に増加し、173,005と過去最高を更新しています。4年ぶりに122円に乗せたドル円のポジション残が増加していることは、ポジションの偏りに伴って、円安が裏付けられていることから、引き続き円の急騰に警戒したいところです。

2007年2月 3日 (土)

米ドル底堅い動き

一週間ほど休暇をいただき、小旅行へ行ってきました。旅行中はなかなか為替の情報が入りにくく、4年ぶりにドル円が122円台に乗せたことなども、昨日帰ってきてから知りました。

昨日22:30(EST08:30)に発表された米国の雇用統計は、失業率が4.6%、非農業部門雇用者数が前月比+11.1万人となりました。同時に12月が+20.6万人( 前回+16.7万人)へと上方修正されています。

項目 11月 12月 1月 前月比
非農業部門雇用者数 13,694.1 13,714.7 13,725.8 +11.1
建設業 768.3 769.3 771.5 +2.2
製造業 1,414.3 1,412.5 1,410.9 -1.6
小売業 1,532.8 1,531.4 1,531.8 +0.4
専門・技術 1,772.6 1,780.0 1,782.5 +2.5
教育・健康 1,801.8 1,806.8 1,809.9 +3.1
レジャー・医療 1,332.4 1,336.4 1,338.7 +2.3
政府 2,210.6 2,210.7 2,212.1 +1.4
source:U.S. Department of Labor

表を見ると製造業を除くほとんど全ての業種で雇用が伸びていることから、米国の雇用は堅調との見方が広がっています。先月まで減少していた建設も回復してきていることから、この傾向が続けば、FRBが予想しているソフトランディングのシナリオに近いことになりそうです。

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source:U.S. Department of Labor

また、昨日2日のマーケット・ニュース・インターナショナル(MNSI)によると、ECBがあと1回利上げをした後にしばらく利上げを休止する可能性があるとの関係筋がコメントしています。これを受けてユーロが下落、しばらくは神経質な動きとなりそうです。

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