山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2007年4月30日 (月)

ユーロ圏M3の増加に注目

こんばんは
本日は全国的に夏日となり、暑い日となりました。本日は本邦が休みとなる中で、ユーロドルの上値の重さから、ユーロが下落したものの、下値が限定的となり戻りましたが、独3月の小売売上高が-0.7%(前月比)となると、ユーロドルは1.36ドルを割り込み、1.3587ドルまで下落、ユーロ圏マネーサプライM3などが発表されると、ユーロは再び1.36ドルを回復しています。

Blog20070430_01
source:ECB

ユーロ圏3月のマネーサプライM3の伸び率は前年同月比で+10.9%、3か月平均は10.3%と24年ぶりの高水準となりました。ECBは同(3か月平均)伸び率の目標値を4.5%に設定していることから、目標値を2倍以上上回っていることとなります。

ユーロ圏4月景況感指数

項目 4月 3月 2月
総合指数 111.0 111.1 109.7
鉱工業 7 6 5
サービス 22 22 20
消費者 -4 -4 -5
小売 0 0 -1
建設 0 0 0
source:Eurostat

また、欧州委が発表したユーロ圏4月の業況感指数は1.61と過去最高、欧州統計局が発表したユーロ圏4月の消費者物価指数は前年比+1.8%と、景況感は引き続き楽観的、インフレは抑えられているとの数値的裏づけがされているようです。

FXmuseumのFXニュースにも書いてありますが、トルコでの大統領選の混乱(政情不安)から、トルコリラが4%、株式市場が約6%、債券利回りが1%下落しています。今のところ為替市場へは大きな影響が出ていませんが、VISTA(ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチン)の一角であるトルコの政情不安であるだけに、上海発の世界同時株安の再燃の可能性(円キャリートレードの解消)も捨て切れません。NY株式市場などの影響を見極める必要がありそうです。

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2007年4月29日 (日)

CADのショート大幅減少

こんにちは
24日のシカゴ通貨先物のポジション残では円ショートが引き続き増加
、ユーロは3週連続で過去最高のロングを更新、カナダドルが昨年10月以来のロングに転じそうな勢いです。NZやAUなどではドルロングの減少に歯止めがかかったものの、全体としてはややドルショートは増加しています。

4/30の週は本邦のゴールデンウィークです。また、海外では5月1日がメーデーで欧州やオセアニアなどの市場が休場となることで、週明けのマーケットは静かなスタートが予想されます。また、週後半には毎月恒例の米雇用統計が発表されます。これまで、米国経済は雇用が下支えしていることもあり、今月も注目となります。更に連休最後の5/6(日)にはフランスの大統領選のサルコジ元内務大臣とロワイヤル元環境大臣の1位と2位の候補者で決選投票が行われます。現在はサルコジ候補が優勢ですが、結果次第によっては連休明けからユーロが大きく動きそうです。

Blog20070429_01
source:CFTC

円は11,253コントラクトのショート増加の81,772コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070429_02
source:CFTC

ユーロは4,512コントラクトのロング増加の111,282コントラクトとのロングと過去最高を3週連続で更新しています。

Blog20070429_03
source:CFTC

カナダは14,360コントラクトのショート減少の1,631コントラクトとのショートとなり、2006年10月第2週以来のロングへ転換する可能性がでてきました。

Blog20070429_04
source:CFTC

NZドルは1,994コントラクトのロング減少の21,103コントラクトとのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(30日更新)

4月30日の週の注目指標
30日(月)
・米3月個人所得、消費
・カナダ2月GDP
1日(水)
・メーデーにより欧州、オセアニア市場休場
・米4月製造業ISM
2日(水)
・豪RBA金融政策発表
・独4月失業率、失業者数増減
3日(木)
・ユーロ圏3月生産者物価指数
4日(金)
・米4月失業率
・米4月非農業部門雇用者数増減
・カナダ4月Ivey-PMI
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年4月28日 (土)

対円でドルは底堅い

こんにちは
巷ではいよいよゴールデンウィークに突入です。ニュースを見ていると、海外で過ごされる方も多いようです。普段FXの取引をされている方でも、いざ海外旅行で両替となると手数料の高さが気になりますね。

さて、昨日は本邦の消費者物価、鉱工業生産など日本経済を見るうえでの重要指標が発表されましたが、消費者物価は伸び悩み、鉱工業生産は悪化しました。日銀の金融政策決定会合は市場の予想通り0.50%のまま据え置き、福井日銀総裁の会見内容は前回と変わらずタカ派的な内容でした。福井総裁の会見内容を受け、夕方にはやや円高に進んだものの、その後の米Q1GDP発表待ちとなりました。注目の米GDPは前年同期比で+1.3%と4年ぶりの低水準となったことが嫌気され、ドルが売られると同時にユーロが1999年1月の導入以来の高値となる1.3680ドルまで上昇、ユーロ円も163.28円の高値をつけました。

項目 2006Q3 2006Q4 2007Q1
GDP($10億) 11,443.5 11,513.0 11,549.1
GDP(前年同期比) 2.0 2.5 1.3
PCE(前年同期比) 2.8 4.2 3.8
民間設備投資 10.0 -3.1 2.0
民間住宅投資 -18.7 -19.8 -17.0
source:Bureau of Economic Analysis

Blog20070428_01
source:Bureau of Economic Analysis

Blog20070428_02
source:Bureau of Economic Analysis

米GDPは民間建設投資が4期連続で-10%以上の落ち込みとなった他、政府による投資が減少(3.4→0.9)しています。しかしながらPCE価格指数が前年同期比3.4%と16年ぶりの高い水準となったことから、ドルは買い戻されています。GDPが低い伸びとなったことで、今後発表される米雇用統計などが悪くなるとドル売り一辺倒になるかもしれません。

Blog20070428_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円が下げ止まっていることで、クロス円が再び上昇しています。一目均衡表上でも遅行線が雲の上に抜け出る水準(120.50円)を超えていかないと、このまま118-120の狭いレンジの動きが予想されます。この状態で、ドルが他の主要通貨に対して下落すると、クロス円がますます上昇することになります。

Blog20070428_04
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロドルは昨日2004年12月につけた1.3666ドルを突破、1.3680ドルまで上昇しました。2004年12月時点と欧州の景況感が違い、現在の欧州には景気に対して楽観的な見方が広がっています。(FXmuseumのアナリストレポート「ヨーロッパの風会員コンテンツとなりますがをご参照ください。)このため、前回より欧州勢の口先介入や実弾介入の期待はできません。チャート上では値幅観測論でのE計算値の1.3748ドルが当面の目標値となります。

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2007年4月27日 (金)

上昇率を見ると・・・

こんにちは
本日、イベントが目白押しの前にドルが反発、円も売られています。本日これまでは、朝方の
本邦3月全国消費者物価指数が-0.3%、4月東京都区部消費者物価指数(生鮮食料品除く)が0.0%、失業率が4.0%、有効求人倍率1.03、鉱工業生産-0.6%となっています。

今後は
21:30に米第1四半期GDP(予想1.8%)、同個人消費(予想3.5%)、同雇用コスト指数(予想0.9%)、23:00米4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想85.3)の発表があります。個人的に、マーケットは米GDPが予想より良いと判断した動きとなったと見ています。これまでの米経済指標の弱含みから考えて、マーケットのセンチメントはドル売りに傾いていたことから、ポジション調整のドル買いに出たものと推測しています。本邦のネガティブな経済指標が発表されてもドルが上昇していかないのはそのためでしょう。

項目 3/5-6安値 4/26引値 上昇率
NZDJPY 77.40 88.34 14.1%
AUDJPY 88.48 98.77 11.6%
ZARJPY 15.27 16.97 11.1%
NZDUSD 0.6719 0.7392 10.0%
CADJPY 97.49 106.58 9.3%
NOKJPY 18.37 19.95 8.6%
EURJPY 150.73 162.56 7.8%
GBPJPY 221.07 238.04 7.7%
AUDUSD 0.7679 0.8262 7.6%
MXNJPY 10.22 10.89 6.6%
SGDJPY 75.26 78.84 4.8%
EURUSD 1.3070 1.3598 4.0%
USDJPY 115.13 119.54 3.8%
GBPUSD 1.9183 1.9911 3.8%
HKDJPY 14.72 15.27 3.7%
GBPCHF 2.3289 2.4065 3.3%
EURCHF 1.5929 1.6435 3.2%
EURGBP 0.6839 0.6827 -0.2%
USDCHF 1.2354 1.2085 -2.2%
AUDNZD 1.1477 1.1170 -2.7%
source:Uedaharlowfx

上の表は3月5日または6日の安値(高値)から昨日26日のNYCloseでどれだけ変動したかを表にしたものです。上昇率が高いものはコモディティ(資源国)通貨です。また、対円の通貨ペアは最低が香港ドルの3.7%、日本円の3.8%で全ての通貨で上昇して(円が売られて)いる状況です。

本日の米GDPの結果次第ですが、円売りが偏りすぎると危険なような気がします。また、次週は本邦のゴールデンウィーク、欧州(米国除く)などでは、メーデーで市場が休場になることから、できるだけポジションを軽くすることをお薦めします。

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2007年4月26日 (木)

ユーロはまだ上昇する?

おはようございます
昨日は、いろいろな経済指標の発表があり、欧州は景況感の改善が見られ、米耐久財受注も予想を上回った(前回も上方修正)ことなどからドルが買われましたが、新築住宅販売が市場予想を下回った(これはほぼ予想の範囲)ことで、ドルの上値は重くなり、ドル円は4日間同じような動きとなりました。一方、ユーロドルは2004年の12月につけた1.3666ドルに迫る1.3663ドルまで上昇しましたが、上値では警戒感も出て、1.3635ドルでクローズしています。

Blog20070426_01
source:IFO Institute for Economic Research

昨日発表されたドイツ4月のIFO研究所景気動向指数は108.9、現況評価値は113.2、予想値は104.3といずれも市場予想を上回り、前回調査よりも良くなっています。

Blog20070426_02
source:ZEW

これは以前に発表された独ZEWの景況感です。今回のIFOと合わせると、ドイツの経済においてはかなり楽観的な見方が広がっていると思われます。

Blog20070426_04
source:U.S. Census Bureau

昨日発表された米3月の耐久財受注は前月比で3.4%(前回は1.7%→2.4%へ修正)、変動の大きい輸送機器を除いたものが同1.5%(前回は-1.0%→-0.4%へ修正)といずれも市場予想を上回る内容となりました。これを受けて、米株式市場は上昇、ダウ平均で13,000ドルを超えました。

Blog20070426_03
source:NAR,U.S. Census Bureau

米3月の新築住宅販売件数は85.8万件(前回は84.8万件→83.6万件へ修正)となり、引き続き住宅市場が弱いことが確認されましたが、大方の市場関係者は住宅が弱いことはある程度織り込んでおり、ドルの急激な下げとはなりませんでした。

Blog20070426_05
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

冒頭にも書きましたが、欧米の景況感格差からユーロへ資金が流れたがっているようです。しかし、2004年12月の1.3666ドルに近づいていることで、同時に高値への警戒、欧州要人の発言などへの警戒も出始めています。一目均衡表では、上昇トレンドが継続中であり、転換線がサポートとして機能していることから、先行きもまだ上昇方向と思います。高値を1.3070(3/5安値)-1.3409(3/22高値)-1.3252(3/26安値)からE計算値で計算すると、1.3748となります。また、1.2868(1/12安値)-1.3635(4/20高値)のフィボナッチで計算すると、123.6%が1.3816、138.2%が1.3928となります。1.3666ドルを上抜けたときには更なる上昇に繋がる可能性が高まります。

Blog20070426_06
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロ円の一目均衡表では、ユーロ円の引値が転換線でサポートされています。また、ちょうど雲のねじれの位置を通過することになります。ユーロドルと同様に高値を計算156.21(2/16安値)-159.61(2/23高値)-150.73(3/6安値)すると163.01となります。また、150.73(前出)-162.4(4/16高値)から計算したフィボナッチ123.6%では165.15、138.2%では166.86となり、ユーロドル同様に162.40の高値を抜けると、更なる上昇に繋がる可能性が高いと思います。

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2007年4月25日 (水)

豪ドルは調整入り

こんにちは
関東地方はあいにくの雨でしたが、ようやく上がりかけてきたようです。天気予報によると北海道では平野部でも雪が降るとか。本当にもうすぐ5月なんでしょうか。
さて、昨日はロンドン市場でドルが上昇したものの、注目の消費者信頼感指数や中古住宅販売件数が軒並み米国経済の減速を示す内容となったことから、主要通貨に対してドルが売られました。本日これまでは、ユーロ債の償還などに絡む円買いが先行していますが、全般的に動きは鈍くなっています。

Blog20070425_01
source:Australian Bureau of Statistics

昨日発表された豪第1四半期の消費者物価指数は155.6(1989-90=100)となり、前年同月比で2.4%の伸びに留まりました。これを受けた豪のコステロ財務相が「オーストラリアのインフレは穏やかになっている」「オーストラリアのインフレは十分に抑制」「全体のCPIは低下するだろう」との発言が豪ドルに弱気に作用しました。

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source:Australian Bureau of Statistics

23日発表された豪第1四半期生産者物価指数は123.9(1989-90=100)となり、こちらも前年比2.8%(前回3.5%)に留まっています。これらの指標により、豪の次回金融政策委員会(5/2)での利上げ観測が後退したことや買われすぎ感から、豪ドルが売られています。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル円は4/17に100.01円をタッチしたあと、じりじりと下落しています。一目均衡表では、これまで転換線がサポートしてきましたが、昨日このサポート(98.72)を大きく切れました。目先は上を試す材料に乏しいこともあり、調整の可能性が高まったと思います。調整目処はフィボナッチ(88.48-100.01)の23.6%の97.26、38.2%の95.61、50.0%の94.25が有力です。

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル米ドルも第一段目のサポートの転換線(0.8311)を割り込んでいます。利上げというセンチメントのサポートも失っているので調整の可能性が大きくなっています。さすがに16年ぶりに0.83ドルに乗せているということもあり、高値の恐怖感が出ていますね。調整目処はフィボナッチ(0.7679-0.8391)の23.6%押し0.8228、38.2%押し0.8119、50.0%押し0.8035が有力です。

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2007年4月24日 (火)

米住宅関連に注目

こんにちは
もう直ぐ5月というのに、朝晩は寒い日が続いて寒がりの私としては早く暖かくなってほしいところです。
さて、昨日は蘭ABNアムロ銀行を英BARCLAYSが買収、金融機関の買収の規模としては最大規模ということで、発表後には英株式市場は金融株を中心に下落、決まった後は材料出尽くしといったところでした。ポンドはこの買収に絡むポンド売り観測から下落しましたが、買収資金全てが動くわけではないので、為替市場への影響は限定的と見てよいと思います。

本日は米3月の中古住宅販売件数が発表されます。上のグラフは中古及び新築住宅販売件数のグラフです。下のグラフは中住宅販売保留のグラフです。グラフを見て気づかれると思いますが、中古住宅販売と新築住宅販売がまた裂きとなっています。新築住宅販売が低下しているのに、中古住宅販売が好調という結果です。その下の中古住宅販売保留(売買契約は終わっているが所有権が移転していないもの)は伸びています。個人的には、住宅販売の結果が底打ちしたというFRBの見通しには賛成できないと思っています。中古住宅が伸びているのは、ディスカウントということが関与していると思われます。今のところの市場予想は640万件(前回669万件)となっていますが、予想以上に悪化しているとドルにはマイナス材料となりそうです。

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source:NAR,U.S. Census Bureau

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source:NAR

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source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円の一目均衡表では、かろうじて雲の上限でドルが支えられていますし、遅行線もまだ雲の中です。ただ、基準線(118.04)を下回り、ロウソクが雲の下(117.76)に抜け出ると下落への圧力が高まります。このレベルはちょうど115.13(3/5安値)から119.84(3/12高値)のフィボナッチ61.8%押し(118.04)と50.0%押し(117.49)とも近い数値であることから、ここを意識してくる可能性はです。

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2007年4月23日 (月)

金融政策めじろおし

こんにちは
今週は4月の実質最後の週となりました。ニュースではゴールデンウィークの大型連休が最大○○日というような報道が行われますが、外為市場の関係者にはそのようなのんびりした休みは望めませんが、皆様は今週を乗り切って、たまにはFXを忘れてのんびりしてきてください。

本日これまでのところは、S&Pが日本の長期ソブリン格付けと長期優先債券格付けを「
AA」へ1ノッチ引き上げたことや、これまで書いてきたように、ユーロ債の償還に絡む円買い観測から、円がやや強含みで推移しています。S&Pの記事はコチラを参照してください。

ドル円は朝方の119円手前から118.21円まで一時下落、15:30現在は118.31/35円での取引となっています。

本日は米国その他で、主要な経済指標の発表が無いことから前出の材料やテクニカル分析のポイントなどを参考に取引がされそうです。今週はカナダ、ノルウェー、ニュージーランド、メキシコの政策金利発表があります(本邦も27日に金融政策決定会合が予定されています)。そこで、各国の金利水準をおさらいする意味でも下記の2つのグラフを参照してください。

Blog20070423_01
source:各国中銀

上下で目盛りが違うことから分かりにくいかもしれませんが、上図では、NZが突出して高金利となっています。過去最高の金利水準を更に引き上げる可能性が取りざたされていますが、これ以上の金利はNZ経済にとってマイナスとの見方がマーケットには根強くあります。

Blog20070423_02
source:各国中銀

カナダは金利を据え置く公算が高いようです。ノルウェーは、このところ継続低に引き上げてきていることから、今回も0.25%の引き上げが予想されています。メキシコは据え置き予想。もちろん日本は据え置き予想です。今週はできるだけポジションを軽くして、これから起こるリスクイベント(米の住宅関連、GDPなど)の発表に望みたいところです。

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2007年4月22日 (日)

EUR,NZDのロングが増加

17日のシカゴ通貨先物のポジション残では円ショートが増加したものの、ユーロやNZドルが過去最高のロングを更新したほか、AUドルもロングが増加しています。裏を返せばドルロングが減少しているということで、対円以外ではドル安が進んだといえそうです。

本日(22日)はフランスの大統領選挙です。現在はサルコジ元内務大臣が有利ですが、ロワイヤル元環境大臣も初の女性大統領となるのかという注目を集めています。サルコジ氏が勝利すれば「改革が進む」との見方でユーロ買いとマーケットは見ているようです。しかし、有権者の4割近くはまだどちらかに投票するかを決めておらず、誰も過半数を獲得できなければ、1位と2位の候補者で決選投票(5/6)が行われます。

23日の週はユーロ債の償還とクーポン(利息)の支払いが予定されていることから、ユーロの上値が重そうです。また、本邦のゴールデンウィークを前にした本邦輸出企業による早目の為替予約なども出やすいと思われることで、全般的にドル円、クロス円とも上値が重そうです。また、ノルウェー(25日)、ニュージーランド(26日)、メキシコ中銀(27日)による金融政策が予定されていて、この3国はいずれも利上げ観測が出ていることで、金利動向にも注目です。米国は27日に第1四半期GDP、個人消費、24日に中古住宅、25日に新築住宅の発表があります。また、本邦の27日の消費者物価指数は日銀の次の金融政策を見るうえでも重要な指標となります。

Blog20070422_01
source:CFTC

円は5,678コントラクトのショート増加の70,519コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070422_02
source:CFTC

ユーロは2,376コントラクトのロング増加の106,770コントラクトとのロングと過去最高を2週連続で更新しました。

Blog20070422_03
source:CFTC

カナダは427コントラクトのショート増加の15,991コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070422_04
source:CFTC

NZドルは3,030コントラクトのロング増加の23,097コントラクトとのロングとなり、3/27の22,788コントラクトを超え、過去最高となりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(23日更新)

4月23日の週の注目指標
24日(火)
・カナダ中銀金融政策
・米3月中古住宅販売件数
・米3月鉱工業生産
25日(水)
・独4月IFO景況指数
・英第1四半期GDP
・ノルウェー中銀金融政策
・米3月耐久財受注
・米3月新築住宅販売件数
26日(木)
・ニュージーランド中銀金融政策
27日(金)
・本邦消費者物価指数
・日銀金融政策決定会合
・本邦3月鉱工業生産
・米第1四半期GDP
・メキシコ中銀金融政策
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年4月21日 (土)

根津神社のつつじ

こんばんは
本日はマーケットの話ではなく恐縮です。
昨年の11月に事務所が移転して、千代田線に通勤コースを変えました。ちょうど根津神社(根津権現)で、つつじが見ごろということもあり、昨日見てきました。根津神社のサイトはコチラ

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photo by yamauchi

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photo by yamauchi

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photo by yamauchi

つつじ園は早咲きが満開でこれから中咲き、遅咲きが楽しめます。いろいろな種類があり目を楽しませてくれました。特に印象に残ったのは一番下のキレンゲツツジです。株はそんなに大きくなかったのですが、可憐な感じでとても綺麗でした。

もちろん「つつじ」を観たあとはちゃんと根津神社へお参りしてきました。

2007年4月20日 (金)

Made in China

おはようございます
昨日は中国の利上げ観測に端を発し、円キャリートレードの巻き戻し観測が再び高まり、アジア時間から欧州時間の前半まで円が買い戻される動きとなり、クロス円が全般に下落しました。しかし、米国の株式市場が堅調に推移したことから、為替マーケットは全般的に落ち着きを取り戻しています。
昨日の動きを見ていますと、何かのきっかけで
いつでも円のキャリートレードがunwind(解消)される可能性が高いということが示されていると思います。その意味では中国の動向も今後見ていかなければなりません。為替市場もMade in Chinaになってきたということでしょうか。

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source:U.S. Census of Labor

昨日発表された週間新規失業保険申請件数は33.9万件と前週の34.3万件(修正値)よりは減少しました。また、継続受給者数は253.1万件で前週の252.5万件(修正値)より増加しています。

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source:FRB or Philadelphia

フィラデルフィア連銀製造業景気指数は0.2と前月から変わりませんでした。製造業のコストが上昇していることなどから景況感は改善していないようです。しかし、6か月先の景況感は改善を示しています。

Blog20070420_03
source:FXchart,Uedaharlowfx

ドル円のチャートではフィボナッチ50.0%の117.50円の手前で止まっていることもあり、ポイント、ポイントではフィボナッチが機能しているように思います。しかし、2つのトレンド系指標から売りのサインがでています。一つは21日移動平均線で、この平均線を昨日の引値で下抜いています。もう一つはMACDがデッドクロスを起こしたことです。ドル円の上昇過程での過熱感は強くありませんでしたが、この下げが調整の域かどうかの見極めはフィボナッチ61.8%のライン(116.97)です。これを割り込めば、ドル円は弱いと見て、115円の方向へ下落すると思われます。

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2007年4月19日 (木)

円安に警戒感出はじめる

おはようございます
昨日は、英国のBOE(中銀)の議事録で据置7、利上げ2で据置が決定されたとの内容を受け、ポンドが対ドルで2.0130ドル近辺まで上昇した後、ロシア系ネームに売りを持ち込まれたことで下落、ドル安に一時歯止めがかかりました。しかし、MBA(米抵当銀行協会)の週間住宅ローン申請件数が-2.5%と連続して下落していることから、ドルは対円で118.30円近辺まで下落しました。その後は、米国の経済指標の発表がないことから、様子見気分が強かったものの、本邦日銀による通貨利上げ観測などが出て、ドル円は一時118.10円近辺まで下落しました。

これまでは本邦の低金利、外もの嗜好などでの円安が継続していましたが、ユーロ円で162円台(2007年4月)、ポンド円で241円台(2007年1月)、豪ドル円で100円台(2007年4月)など、一方的な円売りが継続していることに対する警戒感が出はじめています。
だからといって急激な円高が来るということではないと思いますが、マーケットのセンチメント、テーマの変わり目が近づいているように感じています。今後は本邦の主要な経済指標(GDP、消費者物価指数、鉱工業生産、機械受注、日銀短観など)にも注意を払っておく必要がでてきました。

Blog20070419_01
source:Dow Jones

昨日のNYダウは2.27の世界同時株安前の12,786.64(2/20引値)を超える12,803.84で取引を終えています。

Blog20070419_02
source:FXchart,Uedaharlowfx

ドル円の一目均衡表では、雲の上限のサポートを割り込んで、雲の中に入りました。ただ、遅行線は雲の下限(118.31)でサポートされていますので、これを割り込んでいかなければ、117.70(雲の下限)でサポートされると思います。割れた場合にはMACDもデッドクロスとなり、下落の確率がより高まります。ターゲットとしてフィボナッチ50.0%の117.50、61.8%の116.93です。

Blog20070419_03
source:FXchart,Uedaharlowfx

ユーロ円の一目均衡表では、依然として上昇トレンドが継続していますが、転換線(160.70)、パラボリックのリバースポイント(160.54)がサポートとなっています。昨日の下落では、転換線のサポートはブレイクされたものの引値では維持、パラボリックのリバースポイントにはヒットしていませんでした。下抜けした場合には、調整の下落の可能性が強く、フィボナッチの38.2%押しのレベルである157.93までの下落が考えられます。

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2007年4月18日 (水)

欧米の景況感格差広がる

おはようございます
昨日は英国のCPIがBOE(中銀)のターゲット2.0%より1%以上上回る3.1%(前年同期比)となったことを受け、BOEによる5月の政策金利引き上げがほぼ確実と見られたことで、ポンド買いが先行、
1ポンド=2.0000ドルを突破しました。これを受けて欧州通貨が買われ、ドルが弱含みとなりました。その後21:30に発表された米国のCPIのコア(食品とエネルギーを除いたもの)で物価の上昇が抑えられているとして、年内の米国の利下げ観測が高まり、ドルは下落しました。このところの欧州と米国の景況感格差の広がりから、欧州通貨高、ドル安の傾向が続きそうです。

Blog20070418_01
source:ZEW

昨日発表された独ZEWは16.5、現況指数は76.9といずれも事前予想、前回を上まり、景況感が回復してきています。また、欧州ZEWも10.7と予想、前回を上回っています。

Blog20070418_02
source:Breau of Labor Statistics

昨日の米3月消費者物価指数は前月比0.6%(前回0.4%)、同前年比2.8%(前回2.4%)となりましたが、変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコアの部分では前月比が0.1%(前回0.2%)、同前年比が2.5%(前回2.7%)とFRBが警戒しているインフレが抑えられているようです。

Blog20070418_03
source:U.S. Census

減速懸念が付きまとう住宅関連の先陣を切って発表された住宅着工件数は1,518,000件(前回は1,506,000件へ下方修正)、建設許可件数は1,544.000件(前回は1,532,000件)と市場予想よりは良かったものの、修正分を加えると着工件数は僅かながら減速傾向が続いているといえます。

Blog20070418_04
source:FXchart,Uedaharlowfx

ドル円は昨日、一目均衡表の遅行線が雲の上限でレジスタンスとなっていることから、上値が重いと書きましたが、ファンダメンタルズでも景気減速が鮮明になりそうです。仮に119.84(4/16)に目先の高値をつけたとすると、115.13(3/5安値)からの上昇トレンドが終了した場合の下値のターゲットですが、フィボナッチで計算すると118.03(38.2%押し)、117.48(50.0%押し)、116.92(61.8%押し)となります。

Blog20070418_05
source:FXchart,Uedaharlowfx

ユーロドルは本年から上昇トレンドが継続しています。高値に対する警戒はしつつ目先のピークを探ってみますと、1.2868(1/12安値)と1.3409(3/22高値)のフィボナッチ138.2%の1.3619ドルが有力ではないかと思います。また、150.0%が1.3679ドルも視野に入れておいてください。

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2007年4月17日 (火)

ドルは小売好調で下支え

おはようございます
昨日は米国のバージニア工科大学で乱射事件があり、33人が死亡、15人が怪我をするという大事件が発生、CNNもこのニュースで持ちきりです。非常事態宣言が出されるなどの事態になっています。
さて、マーケットは、予想外に米国の小売売り上げが強かったことや、予想を下回ったものの、貿易赤字をほぼカバーしたとみられる対米証券投資などに支えられ、ドルは何とか踏ん張ったようです。ドル円では円売り安心感からの円売りが継続しています。

Blog20070417_01
source:U.S. Department of the Treasury

昨日発表された2月の対米証券投資は581億ドルと先週発表された2月の貿易赤字584億ドルとほぼ同じでした。

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source:U.S. Census Breau

昨日発表された米国の小売売り上げが、3,716億ドルで前月比+0.7%(前年比+3.8%)、同(除く自動車)は2,941億ドルで前月比+0.8%(前年比3.9%)と強い伸びとなりました。

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source:FXchart,Uedaharlowfx

先週金曜日に米経済に対する先行き不安見通しから下落しかけましたが、G7で内容に変化が無いことが事前に関係筋から表明されたことなどで、円売り安心かが出たことや、ヘッジファンドへの規制も無かったことが、ドル安への連想を一時カットできたことで、119円台での底堅い動きとなっています。
しかし、今後につきましては、これから発表される米国の消費者物価指数や中古・新築の住宅販売件数などの米国経済指標によるところが大きいと思います。
また、ドル円日足の一目均衡表では、現在雲の上に位置しているものの、遅行線(引値を26日前にずらしたもの)が未だに雲の中にあり、雲の上限(120.57円)がレジスタンスとして機能しています。このことからもドル円では上値が重く、上昇するとしてもまだ時間がかかると思っています。

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2007年4月16日 (月)

米貿易赤字は減少したが…

おはようございます
G7でのユーロ買い安心感などでユーロが朝方から上昇、一時162.40円の導入以来の高値を更新しました。その後、米系証券からの中国人民元切り上げの噂、本日からのユーロ債償還など(次週からの間違いでした。お詫びして訂正いたします。)で161円台後半まで下げています。ドル円も119円台ミドルのスタートから119円台前半までの下落となっています。先週末G7に隠れて注目が薄かった米2月の貿易統計ですが、相変わらず対中赤字が多いことで、不均衡解消のため、中国人民元に上昇圧力がかかりやすいと思います。

Blog20070416_01
source:U.S. Census Bureau

米2月の貿易統計(季節調整済み)では、輸出が1,239.970億ドル、輸入が1,824.330億ドル、差し引き-584.360億ドルと赤字額は減少しましたが、下記グラフを見ると輸出、輸入ともに減少していることがわかります。

Blog20070416_02
source:U.S. Census Bureau

単位:100万ドル 貿易収支 輸出 輸入
季調前(合計) -55,970 83,971 139,942
中国 -18,434 4,631 23,064
日本 -7,060 4,810 11,870
欧州(EU) -6,363 19,206 25,569
カナダ -4,809 18,252 23,061
source:U.S. Census Bureau

中国と欧州(EU)からの輸入額はほぼ同じですが、中国向けの輸出は欧州(EU)の約4分の1となっていて、米国の赤字額も日本の約2.5倍となっています。米議会は現在民主党が支配しており、来年の大統領選挙に向け、保護主義的色彩がますます強くなることが考えらます。ファンドマネージャーたちは米国の保護主義が強まることを歓迎していないことから、あまりこの傾向が続くとドル離れが進む可能性があります。また、欧州経済は貿易上でも米国依存度がそれほど高くないと見て取れることで、米景気減速でも急激に欧州の景況感が悪化しない可能性が強いといえます。

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2007年4月15日 (日)

シカゴIMMではユーロが過去最高

10日のシカゴ通貨先物のポジション残では円ショートが僅かに増加した、ユーロが過去最高のロングとなりました。その他、目立ったところでは、カナダドルのショートが減少し、状況によっては昨年10月以来のロングへ転換する可能性がでてきたこと、NZドルのロングが減少しているものの、為替レートは上昇していることです。G7後の16日の週はユーロ高、円安に警戒を要する週となりそうです。しかし、各国の消費者物価指数の発表があり、政策金利の行方を見る上で重要な週となりそうです。特に英国では17日に消費者物価指数、小売物価指数、18日に英中銀理事会議事公表があります。また、米国は17日に対米証券投資、小売売上高、消費者物価指数、住宅着工件数と重要指標が集中しています。

Blog20070415_01
source:CFTC

円は983コントラクトのショート増加の64,841コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070415_02
source:CFTC

ユーロは9,316コントラクトのロング増加の104,394コントラクトとのロングと2/27の102,598コントラクトを超えました。

Blog20070415_03
source:CFTC

カナダは19,601コントラクトのショート減少の15,564コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070415_04
source:CFTC

NZドルは2,458コントラクト減少の20,067コントラクトとのロングとなりました。NZドルは過去最高からは減少しましたが、依然として2万コントラクトを超える水準が維持されています。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(16日更新)

4月16日の週の注目指標
16日(月)
・本邦2月鉱工業生産
・独3月消費者物価指数
・英3月生産者物価指数
17日(火)
・米3月小売売上高
・米3月対米証券投資
・英3月消費者物価指数
・英3月小売物価指数
・米3月住宅着工件数
・米3月消費者物価指数(コア)
・米3月鉱工業生産
18日(水)
・英BOE(中銀)金融政策委員会議事録
19日(木)
・カナダ3月消費者物価指数
・米4月フィラデルフィア連銀指数
20日(金)
・英3小売売上高指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年4月14日 (土)

G7でユーロ高容認との見方

こんにちは
昨夜の低気圧通過で荒れた天気から一転して、台風一過のような晴天に恵まれました。出かけるのには良い季節となってきました。
昨日ワシントンで開催されたG7では、事前の当事者などからの発言通り、共同声明では、「世界景気が均衡の取れたものであり、力強い成長をしている」とし、為替についても、「
経済の実態を反映すべきで、行き過ぎた変動は望ましくない」とし、前回2月のエッセンG7の内容を踏襲したものになりました。また、円についても名指しでの言及はありませんでした。共同声明原文はこちらを参照してくだい。

これを受けて週明けからのユーロ高が進みそうです。

Blog20070414_02
source:FXchart,Uedaharlowfx

ユーロ円はユーロ高と円安容認という2つの安心感で1999年1月の導入依頼の高値を更新し、161.42円をつけました。ストキャスティックスやRSIなどのオシレータ系のテクニカル指標では買われすぎのサインが出続けていますが、高値を更新している最中であることから、目標値の設定がしにくいところです。フィボナッチ係数から計算すると、159.6(2/23)から150.7(3/6)への下落の戻りの1.382%のところの163.0というレベルがでてきす。

Blog20070414_03 source:FXchart,Uedaharlowfx

ユーロドルもG7でのユーロ高容認観測から一時1.3551ドルまで上昇しています。ユーロドルは2005年12月につけた1.3666ドルの高値があり、当面の目標はここになると思われますが、前出のフィボナッチ係数の計算では1.3623ドルが目標値となります。(1.2868から1.3409上昇分の1.382%)

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2007年4月13日 (金)

ユーロ強し

こんにちは
ユーロが堅調に推移しています。昨日はあまり時間が無く、ECB理事会とトリシェECB総裁の発言では、マーケットのトレンドに変化が無いことを急ぎ書きました。
政策金利は3.75%のまま変更は無く、トリシェECB総裁の発言にも変化はないように思われます。これにより、ECBによる6月利上げがマーケットには織り込まれています。
トリシェECB総裁発言(FXニュースより)
・最新のデータはインフレの上ぶれリスク裏付け
・金利は引き続き緩和基調だ
・政策金利はほどほどの水準
・あらゆる面で流動性は依然潤沢だ
・上期も堅調な経済成長が継続している
・世銀の経済成長より均衡
・力強い投資が続くはずだ
・消費は今後も力強いはずだ
・雇用拡大が消費を後押し
・リスクは短期的に広く均等
・長期的な景気見通しに下振れリスク見られる
・インフレ率は向こう数ヶ月で低下しそうだ
・インフレ率は年末にかけて上昇する見込み
・インフレ率は年末時点で2%前後の見通し
・賃金動向がインフレリスクになり得る
・M3の伸びは長期にわたる低金利を反映
・中期的な物価見通しのリスクは依然上振れ
・ECBのムードはかなり前回と類似している
・為替相場の行き過ぎた変動は望ましくない
・円相場は経済のファンダメンタルズを反映すべきだ
・今日の会合で利上げについての協議なし
・ECB政策委員会は全会一致だった

Blog20070413_03
source:各国統計局

昨日発表されたユーロ圏4QGDP確定値は前年比で予想通りの3.3%となりました。

Blog20070413_02
source:各国中銀

主要なところでは、4/26(木)にRBNZ(ニュージーランド中銀)の金融政策発表の予定があります。今月これまでのところは主要国では政策金利の変更はありませんでした。

Blog20070413_01
source:U.S. Department of Labor

昨日発表された米国の新規失業保険申請件数は34.2万人、失業保険継続受給者数は252.7万件で、いずれも前回からは増加しています。新規失業保険信施件数が40万人前後に近づいてくると、米国の雇用にも危険信号がでてきます。

ユーロはこれまでのG7参加予定の官僚などからの発言では、波乱が無いと思いますので、何も無ければ、更に上値を目指す可能性があります。ただ、昨日、トリシェECB総裁がやや円安をけん制する発言を行ったことや、1.35ドルを超えていることなどから、ユーロ高に対する警戒はしておいた方が良いでしょう。 備えあれば憂いなしです。

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2007年4月12日 (木)

ユーロはまだ上昇余地あり

こんにちは
このところばたばたして更新が遅くなってしまっています。
本日最大の注目材料は20:45のECB理事会です。理事会では3.75%のまま政策金利が据え置かれることが濃厚ですが、その後のトリシェECB総裁がタカ派的な発言をするかどうかに注目が集まっています。インフレやマネーサプライM3の伸びに警戒を示しているECBはタカ派的な発言を継続すると思われます。

Blog20070412_01
source:FXchart,Uedaharlowfx

このところ発足以来の高値を更新し続けているユーロ円ですが、チャートで見る限り、まだ買われすぎ感が出ていないようです。ボリンジャーバンドの+2σを抜け出ていないことや、バンド幅がそんなに広がっていないことを見ると、上昇の余地が有りそうです。しかし、逆に本日ユーロにプラスの材料が出ても上昇し切れなかった場合には、目先のピークとなる可能性が高まります。

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2007年4月11日 (水)

下落から株価は早期回復

こんにちは
昨日は、ドル円は119円台で底堅く推移しましたが、主要通貨に対してドルは売られています。ヘッジファンドなどは米国が著作権問題でWTOに提訴するとのことで、今後、2008年までの大統領選挙に向けて、保護主義的な色彩が強くなることを嫌気したようです。また、インベスターズ・ビジネス・デーリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンスが発表した経済楽観度指数が45.5と50.8(3月)から低下、50を下回ったことで
悲観に変わったこともドルの弱含みの要因となっています。

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source:Nikkei

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source:Dow Jones

日経225平均株価とNYダウの推移です。1月を起点として、2006年と2007年をグラフ化したものです。昨年も同時期にアイルランドの株価が下落して、世界的な株下落に繋がったことで、その後の株価の推移と、本年の傾向を見ようというものです。どちらも本年を右に1~2か月ずらすと同じような形になることがご覧いただけると思います。昨年同時期の下落からの回復より、本年の回復スピードが速いことから、昨年より上昇傾向が強いと言えるかもしれません。影響が短時間で終わったことで、高金利通貨へのキャリートレードが更に活発になる可能性があります。

特筆すべきことは次週23日から月初にかけてユーロ債の大量償還が予定されているということです。利払い全てが円転されるわけではありませんが、ユーロ絡み(ユーロ円、ユーロドル、ユーロスイス、ユーロポンド)は警戒が必要です。また、昨日も書きましたが、13日のワシントンG7について独から「G7では為替政策について協議、大きなサプライズはない見通し」との発言があり、円安ユーロ高に対する警戒が薄らいでいます。

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2007年4月10日 (火)

NZドル/USドルでダイバージェンス?

こんにちは
イースター明けでようやくマーケット再開といったところです。
本日これまでは、13日にワシントンで開かれる
G7に議長国の独シュタインバラック蔵相が欠席することから、マーケットの興味が急速に薄れました。また、財務省幹部や尾身財務大臣もいろいろなことについて話したいと発言したものの、2月のエッセンG7のときのような、円安に対しての圧力はあまり感じられません。そういった中で、ユーロ円にたいする円売り安心感などで、ユーロ円は導入以来の高値159.61円(2/26)を更新し、159.78円(15:00現在)をつけています。また、豪ドルが企業買収の噂などから買われ、0.8240ドル、対円でも98.08円まで上昇しています。

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Blog20070410_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

クロス円での円売り興味が再開されたようですが、NZドル/USドルはオシレータ系のスローストキャスティックスでは、ダイバージェンス(逆行現象)が出現しています。ダイバージェンスとは、ロウソクの直近で2番目の山が1番目の山より高くなっているが、スローストキャスティックスでは2番目の山が1番目の山より低くなっている状態です。谷のときも同じ。このような状態のときは相場の転換点になることが多いのですが、果たして…。

Blog20070410_03
Blog20070410_04
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

豪ドル/USドルはまだ2番目の山を作っていませんが、先行してスローストキャスティックスは下がってきています。この状態で、山を形成した場合には、ダイバージェンスが出現することになり、下落の圧力が強まるものと思います。

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2007年4月 9日 (月)

ユーロドルは日柄と値幅で目先はピークか

こんにちは
本日はイースターマンデーでオセアニア、香港、シンガポール、欧州は休場、米国も主要な経済指標の発表が無いことから小動きとなっています。本日これまでも、ドルの上値では本邦輸出企業のドル売りや、利益確定の売りなどがドルの上値を抑えていますが、全般的に取引は低調です。こういう日はテクニカル分析もあまり役に立ちません。マーケット参加者が戻ってくる明日を待ちたいところです。

Blog20070409_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ユーロドルは上昇トレンドが継続していますが、直近の下落幅、上昇幅から見て、目先は4/5の1.3440ドルで上値をつけた可能性があります。過去の動きを簡単に示します。

1.3297ドル(1/2高値)
1.2867ドル(1/12安値)
0.0429ドル(値幅)

1.2879ドル(1/26安値)
1.3257ドル(2/27高値)
0.0378ドル(値幅)

1.3070ドル(3/5安値)
1.3440ドル(4/5高値)
0.0370ドル(値幅)
②と③は上昇に要した時間がどちらも
約1か月値幅も0.037ドルと同じような幅となっています。ただ、その前が約0.43ドル下落していますので、その幅も押さえておく必要がありますので、一概には天井をつけたとは言いにくいところです。

Blog20070409_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円はようやく薄い雲の下限までたどり着きました。雲も下がってきますし、基準線も上向きとなったことから、このまま行けば、雲の上に抜け出ていくと思われますが、遅行線は今のところ雲の中で、雲の上限が120円台前半であることから、この上に抜け出るにはもう少し時間がかかるものと思われます。

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2007年4月 8日 (日)

シカゴIMMは円、スイスのショート増加

3日のシカゴ通貨先物のポジション残では、円とスイスフランのショートが増加したことから、キャリートレード再開が確認されたように思います。今後も増加するかどうかは未定ですが、株式市場への楽観的な見通しから、リスク許容度の拡大と、キャリートレード再開の構造的な流れに戻ったような感じもします。週末の雇用統計を受けて、9日の週はドルが強含みとなることが予想されます。9・10日は本邦日銀による金融政策決定会合が予定されていますが、今回も現状維持が予想されています。また、米国では、11日にFOMC議事録(3/20・21開催分)が公表され、今後の米国の金利動向を見るうえでの最大の注目材料となります。経済指標は13日の米2月貿易収支での赤字額に注目が集まりそうです。

Blog20070408_01
source:CFTC

円は16,378コントラクト減少の63,858コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070408_04
source:CFTC

スイスフランは15,706コントラクト減少の27,265コントラクトとのショートとなりました。

Blog20070408_02
source:CFTC

ユーロは1,337コントラクト増加の95,078コントラクトとのロングとなりました。

Blog20070408_03
source:CFTC

NZドルは263コントラクト減少の22,525コントラクトとのロングとなりました。NZドルは過去最高からは僅かながら減少しましたが、依然として2万コントラクトを超える水準が維持されています。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(9日更新)

4月9日の週の注目指標
10日(火)
・メキシコ3月消費者物価指数
・ノルウェー3月消費者物価指数
11日(水)
・本邦2月機械受注
・米FOMC議事録(3/20-21)
・12日(木)
・豪3月失業率、新規雇用者数
・英2月製造業受注高
・英2月鉱工業生産
・カナダ3月雇用統計
・ECB理事会(金融政策)
13日(金)
・米3卸売物価指数
・米2月貿易収支

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年4月 7日 (土)

またしても米雇用は堅調

こんにちは
昨日21:30(EST08:30)に発表された米国の雇用統計は、失業率が
4.4%、非農業部門雇用者数が予想を上回る前月比+18.0万人となりました。同時に2月が+11.3万人( 前回+9.7万人)、1月が+16.2万人( 前回14.6万人、前々回+11.1万人)へと上方修正されています。これを受け、ドル円は119.30円レベルまで上昇、強含みの119.23円で週の取引を終えています。雇用統計の内容については下記を参照してください。

Blog20070407_01
source:U.S. Department of Labor

項目(単位:千人) 1月 2月 3月 前月比
非農業部門雇用者数 137,329 137,442 137,622 +180
建設業 7,718 7,657 7,713 +56
製造業 14,130 14,119 14,103 -16
小売業 15,358 15,375 15,411 +36
専門・技術 17,804 17,836 17,829 -7
教育・健康 18,102 18,136 18,190 +54
レジャー・接客 13,396 13,428 13,449 +21
政府 22,140 22,173 22,196 +23
source:U.S. Department of Labor

注目は、建設業の就業者数が増加していたことです。また、この結果を受け、スウェーゲル米財務次官補が「米経済が依然基本的に健全であることを示している。失業率は低水準で、雇用は力強く着実に増加しており、賃金は上昇している」と発言、住宅市場も底入れし、年後半には米経済成長も健全となるという見通しを示したことから、ドルを買う動きとなりました。しかし、市場の参加者が少ないこともあり、いつもの雇用統計後のような動きではなかったように思います。月曜日の朝方は、たぶんアジア勢がドル買い先行で参入してくると思います。しかし、米国の雇用は諸所の経済指標が弱めのものが出ているのに比べて、ここ数か月着実に堅調に推移しているように思います。しかも、ほぼ毎月、前月比、前々月比が上方修正されているという現象が続いています。雇用が堅調な限り、ドルの急落の可能性は低いでしょう。

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2007年4月 6日 (金)

独の経済は楽観的

こんばんは
本日はイースター前でNZ、豪、香港、シンガポール、欧州、ロンドンなど主要なマーケットが休場なことから、東京マーケットも小動きのままとなりました。日経平均株価も-6.64円安の17,484.78円で引けており、動意が薄いことが伺われます。そんな中で、米国の3月雇用統計が発表されますが、個人的な予想はこれまで書いてきたので、発表後の米国経済を明日以降で検証してみたいと思います。

Blog20070406_01
source: Federal Statistical Office Germany

鉱工業生産指数 前月比
9月 111.3 -0.4
10月 111.0 -0.3
11月 113.1 1.9
12月 113.1 0.0
1月 114.1 0.9
2月 114.1 0.9
source:Federal Statistical Office Germany

昨日発表された独2月の鉱工業生産指数(2000年=100)は、115.1と前月比+0.9となりました。1月に税率が引き上げられたVAT(付加価値税)の影響が軽微との見方から、独経済に対する楽観的な見方が広がっています。

Blog20070406_02
source: FXmuseum,Uedaharlowfx

昨日、英中銀(BOE)が政策金利を5.25%のまま据え置くことを発表しました。この結果、ポンドが売られ、ユーロポンドではユーロが上昇、これを受けてユーロドルでもユーロが上昇し、1.34ドルを超えました。3月22日の高値1.3402ドルを超えたことから、目先は上昇の可能性がありますが、イランに拘束されていた英兵15人が釈放されたことなど、地政学的リスクが後退したことで、ユーロの高値への警戒も必要です。

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2007年4月 5日 (木)

イースターと雇用統計前で小動き

こんにちは
昨日は米国の経済指標が弱含みとなったことや強引に119.00円をつけに行った反動で、ドル円は118円台後半へ下落しましたが、米国の雇用統計を6日に控えていることなどから、小動きとなりました。本日も主要な経済指標が無いことから、主要な通貨は小動きとなっています。

Blog20070405_01
source:Institute for Supply Management

項目 3月 前月比
ISM 52.4 -1.9
新規受注 53.8 -1.0
雇用指数 50.8 -1.4
在庫指数 52.0 +1.5
価格指数 63.3 +9.5
source:Institute for Supply Management

昨日発表された米3月非製造業ISMは52.4と減速を示す内容でした。また、雇用指数は50.8とこちらも悪化を示しています。

Blog20070405_02
source:Automatic Data Processing, Inc.

項目(単位:千人) 3月 増減
製造業計 22,394 -22
小企業(1-49) 8,123 +6
中企業(50-499) 9,884 -17
大企業(500-) 4,387 -11
サービス業計 92,831 +128
小企業(1-49) 42,383 +75
中企業(50-499) 35,435 +60
大企業(500-) 15,013 -7
合計 115,225 +106
source:National Association of Realtors

一方、先月からサンプルが変わったADP雇用統計ですが、10.6万人増と先月からは増加していますが、市場の予想は下回りました。6日の雇用統計も13万人という市場の期待値を若干下回る可能性があります

6日の雇用統計は、リスクイベントですが、その翌週にはワシントンでのG7が控えていることから、円に対する政治的な圧力(米または欧州サイド)がかかる可能性も捨て切れません。ただ、本邦の通貨当局は3年も為替介入をしていないことから、非難しにくいと思います。そのため、エッセンのG7でも「一方通行に動くリスク」というような意の表現に終わっているともいます。しかし、不当に円安に誘導しているという難癖をつけられる可能性もありますので、実際はG7が開けた後に方向を見極めてからエントリーするのが良いと思います。ただし、既にポジションをお持ちの方は、T/P(利益確定)またはS/L(損失限定)のポイントをしっかり決めておくことが必要です。

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2007年4月 4日 (水)

米雇用統計前哨戦

こんにちは
本日は15:00からファンダメンタルズ分析基礎編のセミナーを行います。今週は米国の雇用統計に向けた経済指標の発表が多数ありますので、目が離せない週です。また、イースター休暇で欧州や米国の主要なトレーダーは休暇に入り、マーケットが薄くなる(取引が少なくなる)ことが予想されますので、ご注意ください。
昨日は2月末の世界的な株式市場下落から、一転して本邦の日経平均株価をはじめ主要な株式市場が回復を示したことから、ファンド勢がショートをカットしてきたことなどから、ドル円はテクニカル上のポイントを上抜いて上昇しています。本日これまで(!2:30)は、カナダのフレアティ財務相がG7では円は特別な議題にはならないだろうとの認識を示していることも円の売り安心感を誘っている模様。

Blog20070404_01
source:National Association of Realtors

項目 2月 前月比(%) 前年比(%)
全米 109.3 0.7 -8.5
北東部 99.1 -1.3 -8.2
中西部 103.0 2.9 -9.7
南部 121.9 4.5 -8.0
西部 104.1 -6.0 -8.2
source:National Association of Realtors

昨日発表された米2月中古住宅販売保留(契約)は、前月比+0.7%となりました。しかし、前年比では-8.5%と手放しで喜べる状況ではなさそうです。

Blog20070404_02
source:各国中銀

本日8:30に発表された豪中銀(RBA)の金融政策は6.25%のままの据置となりました。マーケットのセンチメントは50%-50%となっていたこともあり、発表直後には豪ドルが売られました。次回5/2(水)の金融政策での利上げの期待が残ります。

本日は21:15に民間会社のADP雇用統計が発表されます。また、23:00に米3月非製造業ISMの発表があり、6日の米雇用統計に向けて注目が集まります。

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2007年4月 3日 (火)

円売りが再開されたが

こんにちは
明日のセミナーの準備に追われまくっています。準備はまだまだ終わりそうにもありません。
昨日は米ドルの弱い材料が出たものの、マーケットは反応薄。ポンドは影のMPCが利上げを投じたことで上昇しています。本日これまでは、円売り再開からクロス円が軒並み上場し、ユーロ円も2.27日以来の158円台を回復、ドル円はこれまでチャート上のポイントだった118.50円近辺(16:50)まで上昇しています。

項目 3月 前月比(%)
ISM 50.9 -1.4
新規受注指数 51.6 -3.3
生産指数 53.0 -1.1
雇用指数 48.7 -2.4
在庫指数 47.5 +2.9
価格指数 65.5 +5.5
source:Institute for Supply Management

Blog20070403_01
source:Institute for Supply Management

昨日発表された米3月の製造業ISMは50.9と市場予想より悪い数字となりましたが、好不況の判断となる50はかろうじて維持しています。しかし、雇用指数は-2.4ポンイン48.7となっています。しかしながら、6日発表予定の雇用統計の非農業部門雇用者数増減の市場予想は13万件から大きく変わっていません。また、4日のADP雇用統計米3月非製造業ISMが前哨戦として注目されます。

Blog20070403_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ドル円の一目均衡表では、基準線が下に下がってきていますが、Blogを書いている途中で118.50円を抜けてきてしまいました。90日の移動平均線(118.88円)が次のレジスタンスとなりますが、雲も下がってくることから、あまり上値への期待はしていません。

Blog20070403_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

南アフリカランドはドル円と同じようなチャートの形をしています。ほとんどドルに連動した動き(円主体)となっていることから、ドル円の一目均衡表と似たような解釈になります。戻りも16.51円(90日移動平均線)が当面のレジスタンスとなるでしょう。

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2007年4月 2日 (月)

日銀短観は一服

こんにちは
本日は8:30に本邦日銀による第132回全国企業短期経済観測調査が発表されました。内容は大企業製造業DIが
23、同非製造業DIが22、中堅企業製造業DIが16、同非製造業DIが5、中小企業製造業DIが-6となりました。

項目 大企業
(製造業)
中堅企業
(製造業)
中小企業
(製造業)
業況判断 23 16 8
業況判断(先行き) 20 12 7
項目 (非製造業) (非製造業) (非製造業)
業況判断 22 5 -6
業況判断(先行き) 23 4 -10
source:日本銀行

Blog20070402_01
source:日本銀行

Blog20070402_02
source:日本銀行

日銀短観は、日銀の追加的な利上げに対する支援材料となりませんでしたが、これまでのところ、ドル円は方向感の無い動きが続いています。一方、10:30に発表された豪2月の住宅建設許可件数が10.6%と高い伸びを示したことから、4月4日のRBA(豪中銀)による利上げ期待の高まりで、豪ドルが上昇しています。

Blog20070402_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

Blog20070402_04
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2007年4月 1日 (日)

さくら満開

暖かいというより、暑い日となりましたね。
この陽気に誘われて、お花見にでかけたのですが、名所は駐車場がいっぱいで、すごい人出でした。
桜は花が先に咲き、その後に葉っぱが出てくるので、桜の木が多いところだと一面が淡いピンク色でとても綺麗ですね。

Gbp20070401_07

Gbp20070401_06

NZドルポジション過去最高を更新

おはようございます。
週末に発表された米国の個人消費などが楽観的な内容を示す数値となったことで、米利下げ観測がやや後退していますが、4月に入り、ISM指数や雇用関連の指標が発表され、その中でも
6日に発表される米3月雇用統計に注目が集まりそうです。6日はグッドフライデー(復活祭の前の金曜日)で欧米の主要な市場は休場となりますが、米国債券市場はオープンします。おりしも米国の利下げ観測の中での市場オープンだけに不気味なものを感じます。

IMMポジションの動向では、NZドルが過去最高のロングを更新、メキシコドルがショートからロングとなりました。一方、円ショートは引き続き僅かながら減少しています。

Gbp20070401_01
source:CFTC

円ショートは2,473コントラクト減少の47,480コントラクトとなりました。

Gbp20070401_02
source:CFTC

ユーロロングは5,785コントラクト増加の93,741コントラクトとなりました。

Gbp20070401_04
source:CFTC

NZドルロングは3,932コントラクト増加の22,778コントラクトと2週連続の過去最高の更新となりました。

Gbp20070401_05
source:CFTC

メキシコペソは22,560コントラクト増加の3,544コントラクトとのロングなりました。メキシコはフィッチにより、経済見通しが安定的からポジティブへ変更されました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(2日更新)

4月2日の週の注目指標
2日(月)
・日銀短観
・米3月ISM製造業景況指数
3日(火)
・米2月中古住宅販売保留
4日(水)
・豪中銀(RBA)金融政策
・独2月製造業受注
・米3月ADP雇用調査
・米3月ISM非製造業景況指数
・米2月製造業受注
5日(木)
・英中銀(BOE)金融政策
・英2月製造業受注高
・英2月鉱工業生産
・カナダ3月雇用統計
6日(金)
・米3月雇用統計

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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