山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2007年9月30日 (日)

10/1の週の注目点

こんにちは。
本日は朝方から雨です。急に肌寒くなって、なかなか身体もついていきません。本日はゆっくり休みます。

シカゴIMMポジションでは、円ショートが減少。なかなかキャリートレード回復の兆しが見えません。逆にドルショートは増加、ここには掲載していませんが、ポンド、豪ドル、NZドルの資源国通貨のポジションが増加しています。退避国通貨のスイスフランもロングが3週間継続しています。1日の週は、本邦日銀から短観が発表されます。また、英国、ユーロ圏、豪ドルの金融政策、米国の雇用統計の発表予定があります。米の雇用が2か月連続のマイナスとなると、年内の0.25%の利下げがほぼ確実となり、更に0.25%の引き下げも視野に入ってくることから、ドルの独歩安に繋がりそうです。

【USD】
Blog20070929_01   
source:CFTC

ドルは39,945コントラクトのショート増加の209,853コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20070929_02
source:CFTC

円は28,618コントラクトのショート減少の2,449コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20070929_03
source:CFTC

ユーロは2,601コントラクトのロング減少の83,448 コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20070929_04
source:CFTC

カナダは20,666コントラクトのロング減少の59,162コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20070929_05
source:CFTC

NZドルは1,550コントラクトのロング増加の12,722コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(1日更新)

10月1日の週の注目指標
1日(月)
本邦第3四半期日銀短観
米9月供給管理協会(ISM)製造業景気指数
2日(火)
・ユーロ圏8月生産者物価指数
・米8月中古住宅販売保留
3日(水)
豪中銀(RBA)金融政策
・ユーロ圏8月小売売上高
・米9月ADP雇用統計
・米9月供給管理協会(ISM)非製造業景気指数
4日(木)
英中銀(BOE)金融政策
欧州中銀(ECB)理事会
・米8月製造業受注指数
・カナダ9月Ivey購買部協会指数
5日(金)
・カナダ9月失業率
・カナダ9月雇用ネット変化率
・米9月失業率
米9月非農業雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2007年9月29日 (土)

期末要因でドル安進む?

こんばんわ。
本日の関東地方は11月上旬の気温だそうです。昨日は、週末、月末、四半期末の要因や、個人消費支出の価格指数などが下落したことで、米国の利下げ継続観測から、ドルが主要通貨に対して売られ、ユーロドルは1.4277ドルと1999年1月にユーロが導入されて以来の最高値を更新しました。ただ、発表された個人消費、シカゴ購買協会景気指数は、米サブプライム問題にもかかわらず、米国の景気が底堅いことを示す内容となりました。週明けにドル売りが継続するのか、ポジション調整と見られるドルの売られすぎの修正が見られるのか、週明けの日銀短観にも注目ですが、ドルは岐路に立たされているようです。

【ドルインデックス】
Blog20070928_01
source:FRB

FRBが発表している主要通貨のドルインデックスは、74.3837とこれまでの最低値を更新しました。上図グラフをクリックしていただければ拡大図がご覧いただけます。

【シカゴ購買担当者景気指数】
Blog20070928_02
source:NAPM-Chicago

シカゴ購買協会景気指数は、54.2と市場予想の53.3、前回の53.8よりよい内容となりました。しかし、雇用指数や新規受注は前月からマイナスとなっていて、内容的には、あまりよくありません。

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20070928_03
source:U of Michigan/Reuters

【個人所得・消費支出】
Blog20070928_04
source:Bureau of Economic America

【個人消費価格指数】
Blog20070928_05
source:Bureau of Economic America

個人消費支出は前月比548億ドル増加の+0.6%と米サブプライム問題で消費の低下が懸念されていましたが、個人所得は、前月比402億ドル増加の+0.3%となっています。

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2007年9月28日 (金)

日銀10月利上げは遠のいた

こんにちは。
この土日の間の9月30日から金融先物取引法に変わり、金融商品取引法が適用になります。もともとFX取引は元本が保証されたものではありませんが、投資信託等で元本割れのリスクがあるもに対してのリスク説明などが強化されています。

本日朝に発表された本邦8月の全国消費者物価指数の総合指数は、100.6となり、前月比は0.5%の上昇となったものの、前年同月比は0.2%の下落。生鮮食品を除く総合指数は100.2となり、前月比は0.2%の上昇となったものの、前年同月比は0.1%の下落となっています。また、その後発表された8月の鉱工業生産は、前月比+3.4%、前年比+4.3%となりました。

消費者物価指数を見ますと、総合指数はゼロかマイナス、生鮮食料品を除いた総合指数はマイナス件で推移しています。この物価水準を踏まえると、日銀が10月に利上げする公算はかなり低いと思います。10月1日に日銀の短観の発表がありますが、ここでかなり良い景況感でも示されない限り、もし日銀が、年内の利上げを考えているのであれば、11月の可能性がかなり高まると思います。日銀短観も悪ければ、このまま円が売られやすい地合の継続の可能性が高まりそうです。

【全国消費者物価指数】
Blog20070927_01
source:総務省

【全国消費者物価指数(除生鮮食料品)】
Blog20070927_02
source:総務省

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2007年9月27日 (木)

米耐久財受注悪化には反応せず

こんにちは。
一昨日発表されました、国際決済銀行(BIS)の調査によりますと、世界中での1日の為替の取引が3兆2000億ドル(1ドル=115円で計算しますと368兆円)だそうです。日本の19年度の国家予算が約83兆円ですので、1日で約4年分の国家予算相当額が取引されていることになります。恐ろしい規模の市場だということを改めて実感しました。

昨日は英国の一連の金融不安が後退したとの見方などから、円売りが先行したようです。その後、米国耐久財受注が市場予想より弱かったものの、NY株式市場が上昇したことなどで、円キャリートレード(低金利の円を借りて、金利の高いものに投資する)動きの再開などで、ユーロ円は163円台へと戻しています。また、ドル円も115円台ミドルまで上昇するなど、やや楽観的な見方と投資意欲が戻りつつあるようです。

【耐久財受注】
Blog20070926_01
source:U.S. Census Bureau

昨日発表された、米8月の耐久財受注は2195億ドルで、前月比-4.9%、輸送機器を除いたものは1520億ドルで、前月比-1.8%、国防費を除いたものは2058億ドルで、前月比-5.9%となり、市場予想より悪い内容となりました。
耐久財受注は、設備投資の先行となるものです。特に国防費を除いた部分や輸送機器を除いた部分は民間の設備投資を判断するための指標として用いられています。今回、耐久財受注が減少していることは、米国のサブプライム問題で、企業マインドが落ち込んでいるためと見ることができます。来月初旬に発表される雇用統計なども弱含みが予想されます。今回は既に悪いことを織り込んでいたこともあり、予想と反する結果となりましたが、ドル売りに反応しませんでした。

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2007年9月26日 (水)

独の景況感は良くないが

こんにちは。
昨日夜、福田内閣が誕生しました。ただ、事前の予想通り、主要な閣僚がほとんど留任したことから、目新しさには欠けるようです。福田新首相曰く「背水の陣内閣」といっていましたが、みなさんは、背水の陣にならないように、
ロスカット水準を決めてから戦いに臨んでくださいね。

昨日は、ポンドがインデペンデント紙で英国の預金保護基金が今後不足するかもしれないなどと報道されたことから、特に目立った材料がない中で、ポンド円は一時230円を割り込む水準へと下落しました。また、ドルは、中古住宅販売が弱いと見られ、発表前のロンドン市場から売られ、ドル円で一時114.02円をつけています。また、ユーロドルも独9月IFO景気動向指数悪化にもかかわらず上昇、NY時間では1.4152ドルと導入以来の最高値を更新しました。結局、中古住宅販売が事前の予想通りに終わったことなどで、ドルは更に売り込まれることなく、114円台後半へと戻しています。

【中古住宅販売件数】
Blog20070925_01
source:NAR

発表された米8月の中古住宅販売件数は550万件で、前月比-4.3%、前年比-12.8%となりました。また、在庫は458.1万件と前年比19.2%増加しています。住宅価格は全米平均で22.45万ドルと、前月の22.87万ドルから低下、地域別に見ると中西部が前月比1.9%上昇した反面、西部が同4.9%下落しています。

【IFO景気動向指数】
Blog20070925_02
source:IFO

ドイツ経済研究所(IFO)が発表した9月の景気動向指数は104.2となり、2006年2月以来の低水準となりました。欧州や英国でのサブプライム問題からの金融危機がドイツの景況感を悪化させているものと思われます。先に発表されている欧州経済センター(ZEW)の景況感調査も、景況感が悪化していることから、ユーロも決して買い安心感があるとは言えません。ユーロを含め、欧州通貨は調整があってもおかしくない状況と思います。

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2007年9月25日 (火)

市場は新たな材料待ち

こんにちは。本日は中秋の名月です。昨日天気予報を見ていましたら、過去30年で、名月が見えたのは約30%のようです。このまま行けば今年は見れそうですね。

さて、昨日は本邦が秋分の日の振替休日で休場だったこともあり、小動きとなりました。ただ、サウジアラビアが、先週、米国の利下げ追随しなかったのに続き、オマーンも利下げに追随していません。これは、ドルペッグ制(固定相場制)からの離脱を検討している(検討せざるを得ない)状況にあるのかもしれません。これまでのところ、対円ではドルがじりじりと下落していますが、市場は新たな材料を待っているところで、本日23:00発表の中古住宅販売件数や在庫などに目先は注目が集まるものと思います。

【中古住宅在庫】
Blog20070924_01
source:NAR

先月発表された中古住宅販売件数は575万件、在庫は459万件で、1年前と比べ18.9%と積みあがっています。本日も在庫が増加するようであれば、価格の低下を連想させ、住宅が底打ちではないことが示されそうです。

【EUR/USD】
Blog20070924_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【USD/CHF】
Blog20070924_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

上記2つのチャートは、導入依頼の高値を更新したユーロ/ドル、退避通貨の代表であるドル/スイスフランです。これまで、主要通貨のドルインデックスでドル安を指摘していますが、両通貨に対してドルは下落しています。ただ、短期的には21日移動平均との乖離(移動平均との引値の開き)も大きくなってきていることから、少し調整があってもおかしくないような状況となっています。ちなみにユーロ/ドルで2.1%、ドル/スイスフランで-1.6%(一般的な乖離3%と比べるとまだ少ないが)なっています。今週の住宅関連などの指標が悲観的でない場合には、ややドルが買い戻される可能性もあると思います。

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2007年9月24日 (月)

9/24の週の注目点

こんにちは。
土日で群馬の榛名山のふもとにキャンプに行ってきました。近くを流れる川(どちらかというと沢に近い)で16-7cmのヤマメが1尾だけですが釣れてうれしかったです。しかし、夜からあいにくの雨、朝早々にずぶ濡れになりながらテントを片付け、榛名山に行ってみましたが、残念ながら霧が深く山も見ることができず、近くの立ち寄り湯によって帰ってきました。

シカゴIMMポジションでは、円が再びショートに変わったほか、ユーロ、カナダドルなどのロングが増えました。24日の週は、米国の中古住宅、新築住宅販売の住宅関連の指標の発表があります。また、第2四半期米国のGDP確定値の発表が予定され、個人消費の動向が気になるところです。本邦は、失業率、消費者物価指数、鉱工業生産の発表が28日に予定されていて、10月に発表される日銀短観と合わせて、日銀による金融政策の判断材料となりそうです。

【USD】
Blog20070923_01  
source:CFTC

ドルは23,885コントラクトのショート減少の169,908コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20070923_02
source:CFTC

円は26,652コントラクトのロング減少の21,067コントラクトのショートに変わりました。

【EUR】
Blog20070923_03
source:CFTC

ユーロは27,835コントラクトのロング増加の86,049 コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20070923_04
source:CFTC

カナダは21,074コントラクトのロング増加の79,828コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20070923_05
source:CFTC

NZドルは1,498コントラクトのロング増加の11,172コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(17日更新)

9月24日の週の注目指標
24日(月)
・本邦休場(秋分の日の代休)
25日(火)
・独9月IFO景気動向指数
・米9月消費者信頼感指数
・米9月リッチモンド連銀製造業景気指数
・米8月中古住宅販売件数
26日(水)
・独9月消費者物価指数
・独10月GFK消費者信頼感調査
・英第2四半期GDP確報値
・スイス9月KOF先行指数
・南ア8月消費者物価指数
・ノルウェー中銀金融政策
・米8月耐久財受注
27日(木)
・NZ8月住宅許可件数
・独9月失業率
・ユーロ圏9月マネーサプライM3
・米第2四半期実質GDP確定値
・米8月新築住宅販売件数
28日(金)
・本邦8月失業率
・本邦8月全国消費者物価指数
・本邦9月東京都区部消費者物価指数
・米7月個人所得
・独7月個人支出
・米9月シカゴ購買部協会景気指数
・米8月建設支出
・米9月ミシガン大消費者信頼感指数確定値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年9月22日 (土)

ドルインデックスは下落継続

おはようございます。
関東地方もようやく暑さの峠を越しそうですね。
昨日は、ロシア勢のユーロ円などの纏まった買いの噂などで、ドル円も115円台後半までストップロスを巻き込みながら上昇、NY株式も上昇したことで、円が売られたまま週の取引を終えています。金融市場が落ち着いてきていることで、楽観的な見方が継続すれば、クロス円を中心に円が売られることになりそうです。

【CRB商品先物指数】
Blog20070921_01
source:Jefferies

チャートはCRB商品先物指数です。原油価格や金価格の上昇でCRB指数も上昇しています。

【ドルインデックス】
Blog20070921_02_2
source:FRB

FRBが発表している主要通貨のドルインデックスは、米国の0.50%利下げも下落を続け、76を割り込み、20日に74.7842まで最低値を更新しています。

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2007年9月21日 (金)

ドル安を嫌気する国が続くか

こんにちは。
昨日NHKのBSを観ていましたら、米国のサブプライムローンの問題をやっていました。サブプライムで住宅を購入した人が、債務が払えないというところまではわかりますが、同時に車2台のローンなども抱えているというのを見ると、ローンの組み方も半端ではないなって感じでした。

昨日はサウジアラビアがドルペッグ制(固定相場制)の廃止の兆候とのデイリー・テレグラフの記事(記事はコチラを参照してください)から、ドル売りが優勢となり、ドルは主要通貨に対して下落、ユーロは導入以来の最高値を更新し、1ユーロ=1.4ドル台の未知の世界へと入っています。今回、サウジアラビアは米国が利下げを行ったのに追随せず、政策金利の利下げを行いませんでした。中東の中でも米国寄りのサウジアラビアがドルとのリンクをやめるかもしれないというのは、市場関係者には衝撃を持って迎えられたと思います。ただ、その後発表された、米国のフィラデルフィア連銀製造業景気指数が、市場予想を上回ったことから、ドル売りセンチメントも回復気味となりました。

【フィラデルフィア連銀製造業景気指数】
Blog20070920_01
source:FRB of Philadelphia

【新規失業保険申請件数】
Blog20070920_02
source:Bureau of Labor Statistics

米サブプライム以降、懸念されている米国の雇用ですが、新規失業保険申請件数を見る限りでは、雇用は思っていたより悲観的ではないということです。特に失業保険継続受給者数の減少が目立っていますが、新規失業保険申請件数も30万件前半で推移していて、景気悪化からの失業者増加という図式には至っていないようです。これだけ、雇用が底堅いようであれば、消費も持ちこたえそうな感じですが、今後のドル安の可能性を嫌気したサウジアラビアのような動きが出てくるようだと、ドル離れがますます進むことになりそうです。

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2007年9月20日 (木)

CPIからも利下げ余地あり

こんにちは。
昨日は、蚊が耳元でうるさくてよく眠れませんでした。その分、朝の通勤電車で熟睡してしまいましたが。

さて、米公開市場委員会(FOMC)から1日経った昨日は、ポンドが英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)議事録を受け、全員一致で金利据え置きを決定したことなどから、利下げの可能性が強まったとして、一時下落したものの、ほとんどの通貨で狭いレンジの動きとなりました。市場では、本日23:00に予定されているバーナンキFRB議長の議会証言に注目が集まっています。先のFOMCでの声明でも利下げを示唆する内容が盛り込まれていることもあり、時期や幅についての同議長の考えを探ることとなりそうです。この結果、米株式市場が上昇していくようであれば、楽観的な見方の継続から、投資意欲(円キャリートレード)が再開され、クロス円は上昇することになりそうですが、一方で、ドルは下落することが予想されます。

【住宅着工件数】
Blog20070919_01
source:U.S Census Bureau

米商務省から発表された住宅着工件数は133.1万戸と前年同月比-19.1%の低水準に留まりました。

【消費者物価指数】
Blog20070919_02
source:Bureau of Labor Statistics

米8月の消費者物価指数は、207.917 (1982-84=100)となり、前年比+2.0%、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアも前年比+2.1%となっています。FRBが警戒しているインフレに対しても、消費者物価指数が小幅な伸びに留まっていることから、利下げへの環境も整いつつあるのではないかと思われます。

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2007年9月19日 (水)

ちょっと楽観過ぎでは

こんにちは。
昨日は帰りに通勤電車が、後続の電車が遅れているので、時間調整のため遅れたことに加え、乗り換え後も、別の路線で線路内に人が立ち入ったとのことで、約10分間停車していました。なかなかツキない日でした。

米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利の0.25%の利下げ予想が大半の中、0.50%の利下げを行いました。米サブプライム問題からの信用不安をFRBも重大と捉え、予防的な措置をとったというところでしょうか。この利下げは、米国の株式の上昇、楽観的な見通しの復活などから円キャリートレードが再開され、ドル円は116円台を回復、結果的には0.50%利下げした場合に私が予想していた動きとは逆となってしまいました。スミマセン。

しかし、0.50%の利下げを手放しで歓迎できる状況ではないというところです。まだ米国のサブプライム問題は表面化してきたばかりであり、実態が全て把握できているわけではないことや、実際にサブプライムでローンを組んでいる人たちの金利が上昇するのが、今年後半から来年以降であり、それに伴い、延滞率が増加することが考えられ、実体経済にも影響を及ぼしてくる可能性が高まるのものと思います。このため、他の国に先行して、米国が金利を下げることになり、中・長期的にはドルが円に対しても下落していくことが考えられます。

【米政策金利】
Blog20070918_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【NYダウ】
Blog20070918_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

NYダウはFRBによる0.50%の利下げや、リーマン・ブラザーズの予想を上回る好決算もNYダウを押し上げ、約335ドル高となりました。大統領選挙の前の年は株価が上昇するというジンクスはまだ健在のようです。

【ドルインデックス】
Blog20070918_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

米国の利下げは、日本円以外の主要通貨では、金利差の縮小(ユーロ、スイスフランなど)や、拡大(ポンド、NZドル、豪ドルなど)から、ドル売り材料となり、主要通貨で校正するドルインデックスは76.0961まで下落、9/13の最低値76.0354までは低下しなかったものの、最低値を更新するのも時間の問題のように思われます。

【独ZEW】
Blog20070918_04
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

一方で、欧州経済センターが発表した9月の独ZEWは、-18.1と欧州サイドの景況感が悪化していることも示しています。英国のノーザン・ロックの例にもあるように、米国のサブプライム問題が欧州にも波及していることが伺われ、ユーロ一辺倒で買っていけるとも思えないのですが、相対的に中・長期ではユーロ買いの選択になるのでしょうね。

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2007年9月18日 (火)

日米の金利差縮小するが…

こんにちは。
昨日、子供の宿題の漢字を教えていたところ、どうも書き順が違うようなので、辞書を調べてみますと、いくつかは私が間違って覚えているようでした。例えば「馬」ですが、最初に「一」(よこいち)から書き始めると思っていたのが実は「|」(たて)から、鳥も一画目は「´」かと思っていましたが、「´」と「|」をつなげて書いて一画のようでした。あまりのショックに、しばし漢和辞典をしげしげと見てしまいました。

昨日は、本日予定されている米公開市場委員会(FOMC)待ちで、市場が様子見のところ、英国の住宅金融大手のノーザン・ロックに続き、アライアンス・レスターにも緊急融資の噂が出て、株価が急落、ポンドが主要通貨に対して下落しました。アライアンス・レスターは緊急融資の件は、正式に否定しましたが、英国での住宅金融関連への不信感はまだ続きそうです。

【NY連銀製造業景気指数】
Blog20070917_01
source:FRB of NY

昨日発表されたNY連銀製造業景気指数は14.7と前月の25.06から大幅低下となりましたが、雇用指数は18.22と前月の11.62からは上昇、不安要因の高い雇用で、上昇が見られたことなどから、ドルは下げ止まっています。

【日米政策金利】
Blog20070917_02
source:FRB,BOJ

本日・明日と日銀が金融政策決定会合を行っています。前回8月は、米国のサブプライム問題が発生した信用不安の直後でもあったことから、信用不安に配慮して利上げを見送った経緯もありますが、今回も同様に見送る公算が高そうです。しかし、米国が利下げを行うことがほぼ確実となっていることから、日米の金利差は縮小する方向に向かいそうです。また、日銀は10月の短観結果を見た上で、0.25%の政策金利の利上げを行う可能性があると思います。もし、米国から継続的な利下げを示唆するような発言が聞かれれば、ドルは円に対して弱含みとなる可能性があります。

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2007年9月17日 (月)

明日のFOMC待ちで小動き

こんにちは。
本日も関東地方ではよい天気に恵まれ、絶好の行楽日和のようです。不振の世界柔道では、谷選手が「ママでも金」を実践しましたね。

さて、週明けの本日は、本邦が敬老の日で祝日となっていることから、全般低に動きが少なく、早朝(当社のオープン前)にユーロ円が160.20円近辺までストップをつけて上昇したようですが、159円台後半(13:00現在は159.87-92)へと下落しています。ドル円も動意が薄く、115円台前半での小動きとなっています。明日の米国の公開市場委員会(FOMC)を前に動きにくくなっていると思われます。欧州勢の参加でどうなるかというところですね。

【ドルインデックス】
Blog20070916_01
source:FRB

FRBが発表している主要通貨のドルインデックスはドルが弱含みの推移となっています。先週12日(水)には、これまでの最低値となる76.0354となっています。FOMCでの0.50%の利下げや、米国経済の減速懸念などが示されると76を割ってくる可能性も出てきます。

【外貨準備構成比】
Blog20070916_02
source:IMF,COFER

上のグラフは以前にも紹介しましたが、IMFが集計発表している外貨準備を比率にしたものです。米ドルが減少傾向をたどる一方で、ユーロが増加してきています。これから継続的な利下げの可能性の高い米国と、利上げを示唆しているユーロ圏との金利差の縮小が、外貨準備の構成比にも影響が出て、ドルとユーロの構成比が接近してくることが予想されます。

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2007年9月16日 (日)

9/17の週の注目点

こんにちは。
9月も中旬となりましたが、残暑が厳しく、関東地方では、本日も暑くなりそうです。巷では3連休の方も多いと思いますが、外国為替はきっちり明日から1週間が始まります。というわけで、私も明日は仕事です。14日に発表された11日現在のシカゴ通貨取引のポジション残高は円の買いが増加、再び円ショートから、円ロングになりました。また、ドルショートも大幅に増加しています。

17日の週は、米国の政策金利が決定される公開市場委員会(FOMC)が注目されています。8/17の緊急会合で公定歩合を0.50%引き下げていることから、利下げはほぼ確実視されていますが、利下げ幅が0.25%と0.50%では結果が違ってきます。FRBはインフレを依然として警戒していることから、1バレル=80ドルを超えた原油価格を考慮すると0.25%の引き下げをして金融市場の反応を見ると思われます。利下げ幅が0.25%に留まった場合でも、FRBの舵取りが理解され、ドル安には歯止めがかかると思います。むしろ0.50%の利下げは、米経済に対する弱気の見方となりそうです。その他の注目は対米証券投資(18日)、米8月消費者物価指数(19日)となりますが、米国が利下げサイクル入りするとすると、だんだん消費者物価指数に対する注目度が落ちてくると思われます。

【USD】
Blog20070915_01   
source:CFTC

ドルは87,174コントラクトのショート増加の193,793コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20070915_02
source:CFTC

円は12,638コントラクトのロング増加の5,585コントラクトのショートに変わりました。

【EUR】
Blog20070915_03
source:CFTC

ユーロは11,569コントラクトのロング増加の58,214 コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20070915_04
source:CFTC

カナダは7,409コントラクトのロング増加の58,754コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20070915_05
source:CFTC

NZドルは3,331コントラクトのロング増加の9,674コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(17日更新)

9月17日の週の注目指標
17日(月)
・米NY連銀製造業景気指数
18日(火)
・英8月消費者物価指数
・独9月ZEW景況感調査
・米7月対米証券投資
・米8月生産者物価指数
・米9月NAHB住宅市場指数
米公開市場委員会(FOMC)
19日(水)
・英中銀(BOE)金融政策決定会合議事公表
・米8月消費者物価指数
20日(木)
・NZ第2四半期経常収支
・米8月フラデルフィア連銀製造業景気指数
21日(金)
・ユーロ圏7月経常収支
・メキシコ中銀金融政策

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年9月15日 (土)

ドル円約2か月ぶりの21日移動平均超え

こんばんは。
今日は天気に恵まれ、子供の運動会を見学していただけなのに日に焼けてしまいました。

昨日は発表された小売売上高が市場の予想を下回る低調な数字となったことから、米サブプライム問題からの雇用の減少が小売の減少に繋がった(実体経済へ影響が出てきた)との見方にドルが売られ、ドル円は一時114.35円まで下落しましたが、その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が弱めと見ていた市場の予想より良かったことで、ドル円は底堅く推移し、115.34円でクローズしました。これにより、7月10日に21日移動平均線を下回って以来、約2か月ぶりに引値で21日移動平均線を上回りました。次週18日のFOMC次第ですが、トレンドでは、これまでの下落トレンドからの転換の可能性が高そうです。

【小売売上高】
Blog20070914_01
source:U.S. Census Bureau

米8月小売売上高は季節調整済みで3776億ドルと前月比+0.3%、自動車を除いた売上高は3004億ドルで前月比-0.4%とともに市場予想を下回りました。

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20070914_02
source:University of Michigan

9月のミシガン大消費者信頼感指数速報値は83.8と80を下回るかもしれないと見られていた予想よりよい結果となりました。速報値は300人を対象としていることから、500人を対象とした確報値にも注目です。

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2007年9月14日 (金)

ドル円根強い上値抵抗

こんばんは。
明日は、小学校の子供の運動会です。週初は天気を心配していましたが、天気は何とか持ちそうです。幸いなことに父兄の参加はないので、見学のみで楽です。

本日は早朝から英BBCによる、英住宅大手金融のノーザン・ロックの英中央銀行(BOE)からの緊急融資の報道でポンドが下落しましたが、ノーザン・ロックと英中銀からはコメントが聞かれず、下落後は円が再び売られる動きとなりました。昨日は、米の週間の新規失業保険申請件数の発表を受け、失業保険申請件数が減少していることや、前の週の申請件数も下方修正されたことから、雇用に対する不安が薄らぎ、米サブプライム問題からの米景気減速懸念が後退、ファンドなどのリスクを取る動きが一部再開されたようです。ちょうど8/23にドル円が117.11円まで上昇したときの心理状態と似ているように思いました。

【新規失業保険申請件数】
Blog20070913_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

昨日発表された米新規失業保険申請件数は319,000件、失業保険継続受給者数2,585,000件と市場の予想より減少していました。

【USDJPY】
Blog20070913_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

上のチャートはドル円の日足です。7/9の高値123.64円と8/9の高値119.75を結んだレジスタンスライン(上図赤線)が、昨日のドル円の戻りを115.47円で押さえました。この線は本日115.31円です。また、一目均衡表(日足)では、基準線の115.67円がレジスタンスとして機能しているようです。ここが戻り一杯になるのか、上に抜けてくるのか、本日多数発表が予定されている米国の経済指標次第かもしれません。

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2007年9月13日 (木)

金利差相場に戻るか?

こんにちは。

昨日は、キング英中央銀行(BOE)総裁が、金利は必要なときに調整が可能との内容の発言を行ったことから、英国の利上げ期待がしぼみ、その前日に発言を行ったトリシェECB総裁のタカ派的な内容とは対照的になりました。このため、ユーロドルは導入以来の最高値を更新し、1.39ドルを上抜けています。米国のサブプライム問題からの信用不安と、米国の利下げ観測から、米国の利下げサイクルでの金利差相場が始まっていると思います。昨日はドル円に焦点を当てて、米国の利下げ開始はドルの上昇との内容を書きましたが、対欧州通貨では、欧米の金利差縮小、英米の金利差拡大はドル売り要因と捉えています。先ずは次週18日の米国公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅に注目です。

【ユーロ圏、英政策金利】
Blog20070912_01
source:ECB,BOE

上図はユーロと英国の政策金利の推移です。今後、ユーロと英国の金利差が縮小するようであれば、ポンドに対してユーロが強含みとなることが予想されます。

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2007年9月12日 (水)

米利下げサイクルはドル安要因か

こんにちは。
安倍首相の突然の辞任表明にはびっくりしました。これを受けて、株価が下落、ドル円も114円を割り込みました。ただ、市場への影響は限定的で、参議院選挙で大敗を期していること、テロ対策特措法の参議院通過が難しい局面などから、辞任は避けられないとの見方もあったことから、想定の範囲だったと思います。争点は次の自民党総裁に誰がなるかということでしょうね。

昨日は米マクドナルドの株価など小売関連が上昇したことで、雇用の減少が消費に影響を与えていないとの見方で、NY株価が180.54ドル高となったことから、ドル円も114円台前半まで上昇しました。一方、ユーロ圏ではトリシェECB総裁が「最近のデータは上向きのインフレリスクを示している」とのタカ派(利上げ推進)的な発言を行ったことなどから、欧米の金利差縮小の見方から、ユーロドルは導入以来の高値に迫る1.3848まで上昇、本日これまでで1.3877をつけたことで、高値を更新しています。利下げ観測の米ドルと利上げ観測のユーロ圏との景況感の違いから、欧州通貨が買われやすい状態がしばらく続くものと思っています。

【貿易収支】
Blog20070911_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

昨日発表された米貿易収支は、輸出が1376.81億ドル、輸入が1969.26億ドルとなり、収支は592.45億ドルの赤字となっています。

【米政策金利、USDJPY】
Blog20070911_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

上のグラフはフェデラルファンドの誘導目標(政策金利)とドル円(月足引値)のグラフです。大きな流れを見ると、フェデラルファンドに12-15か月遅行するような形で、ドル円のチャートが動いているように見えます。通常、利下げのサイクルに入る局面では、高い金利で長期間固定しようとするため、米国債が買われる可能性が高いと思っています。(個人の投資家でも利下げが行われる前の金利の高いときに長期の定期預金を組まれると思いますが)。現在のドル円の114円台からは、どの程度円安が進むかはわかりませんが、その後は、米国の金利低下を遅行する形で、ドルが下落していく可能性が高そうです。

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2007年9月11日 (火)

米利下げ幅への関心高まる

こんにちは。
本日は、昼過ぎに関東地方で激しい雷雨がありました。現在は雨もほぼやんでいる状態です。出かける予定があったので、このままやんでくれるとありがたいです。

昨日は米連邦準備理事会のイエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権は無い)から「最近のデータはインフレ改善の兆候が現れている」などと利下げを示唆するような発言が聞かれました。また、フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権は無い)からは、「連銀の仕事は投機家を保護する事ではない。システムが損われない状態を維持する事にある。」との発言。ロックハート米アトランタ連銀総裁(投票権は無い)から、「指標は雇用が6月以降弱まっている事を示した」「雇用統計は良好な小売り指標を合わせて評価」と今後も経済指標を注視することが示されています。今週週末に発表される小売売上高などへの注目が高まるものと思われます。また、次週18日に予定されている米公開市場委員会(FOMC)では、フェデラルファンド・レート(FF金利)が利下げされると見られていますが、利下げ幅が0.25%なのか0.50%なのかに関心が集まっています。更に市場では、年内0.75%の利下げを織り込みつつあるようです。

【ドルインデックス】
Blog20070910_01
source:FRB

上のグラフはFRBが発表している主要通貨に対するドルインデックスです。これまでの最低値が76.7802(7/24)だったのに対し、7日の米国雇用統計以降のドルの下落で、同インデックスは76.6810と最低値を更新、更に昨日も76.5865とドルは低下を続けています。下方向にトレンドが出ていることから、ドルインデックスからは下値追いに繋がる可能性が高そうです。

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2007年9月10日 (月)

9/10の週の注目点

こんにちは。
昨日は東名高速の厚木付近の事故渋滞に巻き込まれ、渋滞を抜けるのに約2時間かかりました。ぐったりです。
7日に発表された4日現在のシカゴ通貨取引のポジション残高は円の売りが増加、2週間ぶりにショートとなりました。しかし、週末7日の米国の雇用統計でドルが下落していることから、ドルショートの増加と、円ショートが再び減少している可能性があります。

10日の週は、7日の米国雇用統計を受けた、雇用の失速から、サブプライムモーゲージ問題の実体経済への影響を探るため、米国の経済指標に関心が集まりそうです。貿易収支(11日)、第2四半期経常収支、小売売上高(14日)の結果で、米国経済の減速が示されるようであれば、ドルが売られることになりそうです。また、NZは金融政策の発表が13日に予定されていますが、こちらよりはむしろ同日に発表される小売売上高が減少しているようであれば、利下げの観測が高まることも予想されます。

【USD】
Blog20070909_01   
source:CFTC

ドルは3,817コントラクトのショート減少の105,979コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20070909_02
source:CFTC

円は16,899コントラクトのロング減少の7,053コントラクトのショートに変わりました。

【EUR】
Blog20070909_03
source:CFTC

ユーロは3,819コントラクトのロング増加の46,645 コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20070909_04
source:CFTC

カナダは6,251コントラクトのロング増加の51,345コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20070909_05
source:CFTC

NZドルは2,518コントラクトのロング増加の6,343コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(27日更新)

9月10日の週の注目指標
10日(月)
・本邦第2四半期実質GDP
・仏7月鉱工業生産
・ノルウェー8月消費者物価指数
11日(火)
・本邦7月機械受注
・独8月卸売物価指数
・英7月貿易収支
・カナダ8月住宅着工件数
米7月貿易収支
12日(水)
・英8月失業率
・英7月平均所得
・ユーロ圏7月高校量生産
13日(木)
NZ中銀(RBNZ)金融政策
NZ7月小売売上高指数
・仏8月消費者物価指数
・米8月月次財政収支
・メキシコ7月鉱工業生産指数
14日(金)
・本邦7月鉱工業生産確定値
・独8月消費者物価指数確定値
・ユーロ圏8月消費者物価指数
・米第2四半期経常収支
・米8月輸入物価指数
・米8月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年9月 7日 (金)

米雇用が失速

こんばんは。
諸事情により、明日とあさってのBlogが更新できないかもしれません。ご了承お願いします。

本日21:30に米国労働省から発表された8月の非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に下回る-4千人となりました。また同時に前月が9.2万人→6.8万人、前々月が13.2万人→6.9万人に下方修正されました。失業率は4.6%と前月と変わらず。これを受けてドルは主要通貨に対して下落、ドル円でも114円を割り込みました。米サブプライムモーゲージ問題が実体経済に影響を及ぼしてきたようです。更に米国の経済指標が悪化するようであれば、9月18日の米公開市場委員会(FOMC)で0.25%もしくは0.50%の利下げの可能性が高まります。

【米雇用統計】
Blog20070907_04
source:U.S. Department of Labor

【非農業部門雇用者数】

項目(単位:千人) 1月 2月 3月 前月比
非農業部門雇用者数 137,973 138,041 138,037 -4
建設業 7,665 7,651 7,629 -22
製造業 14,050 14,049 14,003 -46
小売業 15,383 15,388 15,401 +13
専門・企業サービス 17,886 17,911 17,917 +6
教育・医療 18,364 18,414 18,477 +63
レジャー・宿泊 13,554 13,560 13,572 +12
政府 22,234 22,182 22,154 -28
source:U.S. Department of Labor

米雇用統計に向けて

こんにちは。
昨日は台風接近の中、弊社ではWEBセミナーを行いました。最悪の天候の中でも、多数の方に視聴していただきありがとうございました。

さて、本日21:30には米国の雇用統計の発表があります。恒例となりました、雇用統計に向けてのデータのおさらいですが、先月(7月)の非農業部門雇用者数は+9.2万人、8月ADP雇用統計は+3.8万人(7月は+4.1万人)です。グラフ中段の新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数は、どちらも増加傾向を示しています。特に失業保険継続受給者数は255万件を4週連続で超えています。3段目の米供給管理公社(ISM)雇用指数は、製造業が増加、サービス業が減少となり、ADP雇用統計の内訳とは、反対のことを示しています。今後、サービス業の雇用が減少してくるようであれば、米国の雇用については、ネガティブ要因が多くなると思われます。私個人としては、今回は+8万人程度と予想しています。

【非農業部門雇用者数、ADP雇用統計】
Blog20070907_02
source:Bureau of Labor Statistics,ADP

【新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数】
Blog20070907_03
source:Bureau of Labor Statistics

【米供給管理公社(ISM)雇用指数】
Blog20070907_01
source:ISM

米国の雇用が減少すると、GDPの7割を占める個人消費に影響を与えるといわれていることで、次週14日に発表される小売売上高に繋がることから、本日の指標発表は重要です。

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2007年9月 6日 (木)

ECBは利上げをするのか?

こんにちは。
本日も台風ネタですが、子供の通っている小学校から、台風に関する注意事項のプリントが来ていました。内容をみると、「登校は保護者の判断で」との書いてありました。これって学校が責任を取りたくない?ということかって思ってしまいました。

さて、昨日は主要な経済指標の発表のない中で、米民間調査会社ADPの雇用統計で、就業者の増減が+3.8万人(前月も+4.1万人下方修正)となったことから、雇用の低下が嫌気され、米株式市場が下落、円を買う動きが強まり、ドル円は一時115円割れ(114.97)まで下落しました。ADP雇用統計では、製造業大企業(500人以上)での雇用減少が目立っています。その分、中小企業(500人未満)のサービス業が増加していますが、全体の伸びは低調となっています。

【主要国政策金利】
Blog20070906_01
source:各国中央銀行

本日は、英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の金融政策の発表が予定されています。英中銀(BOE)は消費者物価指数が前年比1.9%に留まっていることから、今回の利上げの可能性はないと見ています。欧州中銀(ECB)は、前回8月のECB理事会後に、わざわざトリシェECB総裁が「強い警戒(strong vigilance)」を発表したことで、利上げ期待が高まりましたが、8/27の同総裁の発言は「8/2の声明は事前約束でない。8/2の声明は市場混乱前の姿勢」となっていることから、どちらかというと、新たな混乱を招かないためにも、今回は利上げを見送ると思います。また、利上げを見送ることで、これまで市場に送ってきたメッセージ通りに、金融政策を行わない可能性があることが示唆でき一石二鳥ということになりそうです。仮に利上げが見送られても、既に市場は織り込んでいると思われるため、ユーロ売りには繋がりにくいと思います。

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2007年9月 5日 (水)

円売りに対して楽観的な見方が広がっている

こんにちは。台風9号が北寄りに進路を変えたことから、関東に上陸する可能性も出てきています。最近の台風は目がはっきりしていて、勢力も強いので、あまり近づいてきてほしくないですね。

昨日は米8月のISM(米供給管理公社)の景気指数が発表され、52.9と市場予想の53.0より悪かったものの、予想していたよりも悪くなかったことや、雇用指数が51.3と前月から比べ1.1上昇したことなどから、ドルは底堅い動きとなりました。また、サブプライムモーゲージ(信用の低い借り手への高利の住宅ローン)に対する、各国政府、中央銀行の対策が功を奏した結果となり、市場も落ち着いてきていることで、リスクを取る動きを再開しだしているようです。こうした中で、クロス円が21日移動平均線を上抜けしてきています。既に、ポンド/円、カナダドル/円は21日移動平均線を上回っています。

【21日移動平均を上抜けした通貨ペア】

通貨ペア 引値(Close) 21日移動平均
EUR/JPY 158.24 158.18
AUD/JPY 95.90 95.87
HKD/JPY 14.91 14.87
MXN/JPY 10.53 10.49
NOK/JPY 20.03 19.83
AUD/USD 0.8244 0.8239
source:Uedaharlowfx

また、下の表は、21日移動平均線がレジスタンスとなっているものの、超えてきそうな通貨ペアです。

【21日移動平均がレジスタンスとなっている通貨ペア】

通貨ペア 引値(Close) 21日移動平均
USD/JPY 116.31 116.32
SGD/JPY 76.21 76.31
source:Uedaharlowfx

2007年9月 4日 (火)

今夜のISM待ち?

こんにちは。
久しぶりに宇宙物のSFを読みました。以前から宇宙には興味がありますが、無重力状態や上下の感覚がなくなることで、仮に宇宙旅行ができる時代になって行ったとしてもなんとなく宇宙酔いしそうだなって思いました。

昨日は、米国、カナダ市場がレイバーデイのために休みということもあり、このところの米国株式主導の動きの手がかりがなかったこともあり、取引を手控える人たちも多かったようで、閑散な状態となりました。本日これまでのところでも、やる気がないというか、新たな材料を待っているような感じです。その中で、本日の日本時間23:00に米供給管理公社の製造業を対象とした景気指数(景況感調査)が発表されます(これまでの結果は下図参照のこと)。事前の予想では、53.0(前回53.8)ですが、50.0が景気の好況、不況の分岐点として、注目されています。今回、仮に50を切れるようなことになれば、ドル売り材料となります。

【製造業ISM】
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source:Institute for supply management

直近で50を割り込んだのは、本年1月の49.3、2006年11月の49.5です。米サブプライムモーゲージ(信用の低い借り手に対する高利の住宅ローン)問題を企業(製造業)がどのように見ているかの判断となります。

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2007年9月 3日 (月)

8月を振り返って

こんにちは。
昨日は、近くの釣具屋でえさと簡単な仕掛けを買って、親水公園へ魚釣りへ行きました。えさはアカムシです。フナ、小鯉、クチボソなどが居る池です。子供たちはクチボソなどをそれなりに釣っていましたが、私は、子供たちの絡まった釣り糸を解いたりしていて、小さな鯉が1匹釣れただけでした。

さて、本日から9月です。8月はサブプライムモーゲージ問題から、リスク解消の動きとなり、円キャリートレード(金利の低い円を借り、利回りの高い投資物件への投資)の大幅解消が起こったことで、ドル円は一時111.58円(8/17安値)まで下落、クロス円も軒並み円高となりました。その後、各国中央銀行による短期金融市場への資金供給や米連邦準備理事会(FRB)による、公定歩合の0.50%の緊急利下げなどが功を奏し、マーケットもパニック状況から落ち着きを取り戻してきました。また、31日にはブッシュ米大統領による対策の発表もあり、サブプライムで住宅を購入した人が住宅を手放さなくてもよいように、借り換えができるように、議会に働きかけるとの内容などを表明しています。下図は8月の月間の変動率を棒グラフに表したものです。

【月間変動率(始-終)】
Blog20070903_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

月初と月末を比較しますと、ドル円やユーロ円といった対円通貨が下落していることが見て取れると思います。この中でも、NZドル円が多きく下落しているのが見て取れます。NZドルは対米ドル、対豪ドルでも下落、通貨の流通量が少ないことや、高すぎる政策金利、小売の減退などが下落の主な原因ですが、これまで比較的変動率が低いと見られていたオセアニア通貨での、大幅下落は予想外の動きでした。一方、円が絡まない通貨の変動率はオセアニア通貨を除くと小幅に留まっています。

【月間変動率(高-安)】
Blog20070903_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

高値と安値を比較したものでも同じような傾向が伺えます。ここでの下落幅の大きかったものは、月末にかけても戻りが鈍かったということのなります。リスクを縮小するためにも、多通貨への分散を考えることは必要だと思いますが、決済通貨(ドル円の場合の円)が、円のみですと、リスク分散になっていなかったことになってしまいます。

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2007年9月 2日 (日)

9/3の週の注目点

こんにちは。
ここ数日間は、関東は過ごしやすい天気となっています。本日で子供の夏休みも終わり、明日から2学期に入りますが、今のところ、宿題など、学校に行く準備はできていないようです。
31日に発表された28日現在のシカゴ通貨取引のポジション残高は円の買いが僅かに増加、NZドルのロングが減少する一方で、ユーロ、ポンドのロングポジションが増加となりました。BNPパリバの信用不安の一件以来のドル買い戻しの流れも、落ち着いてきたように思います。

3日の週は、過去国中央銀行による金融政策の発表が予定されています。豪(RBA)、カナダ(BOC)が5日、英(BOE)、欧州(ECB)が6日となっています。米国のサブプライムモーゲージ(信用力の低い借り手に対する住宅ローン)問題から発生した金融機関の信用不安がまだ沈静化していないことから、本邦日銀が利上げを見送ったように、各国中銀(特にECB)も利上げを見送る公算が大きいと思います。また、米国の雇用統計が7日に発表され、建設関連の雇用に注目が集まりそうです。

【USD】
Blog20070902_01   
source:CFTC

ドルは28,197コントラクトのショート増加の109,796コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20070902_02
source:CFTC

円は8,330コントラクトのロング増加の9,846コントラクトのロングに変わりました。

【EUR】
Blog20070902_03
source:CFTC

ユーロは4,363コントラクトのロング減少の42,826コントラクトのロングとなりました。

【CAD】
Blog20070902_04
source:CFTC

カナダは5,061コントラクトのロング減少の45,094コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20070902_05
source:CFTC

NZドルは5,060コントラクトのロング減少の3,825コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(27日更新)

9月3日の週の注目指標
3日(月)
・豪7月住宅建設許可件数
4日(火)
・豪第2四半期GDP
・スイス第2四半期GDP
・ユーロ圏7月生産者物価指数
・ユーロ圏第2四半期GDP
・米8月ISM製造業景況指数
・米7月建設支出
5日(水)
・豪中銀(RBA)金融政策
・ユーロ圏7月小売売上高
・米8月ADP雇用統計
・カナダ中銀(BOC)金融政策
6日(木)
・英7月鉱工業生産
・英7月製造業生産高
英中銀(BOE)金融政策
欧州中銀(ECB)金融政策
・米8月ISM非製造業景況指数
7日(金)
・本邦7月景気先行・一致指数
・独7月貿易収支
・ノルウェー7月鉱工業生産
・独7月鉱工業生産
・米8月失業率
・米8月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2007年9月 1日 (土)

米救済策は期待はずれ

こんばんは。
本日は近くのホームセンターが改装のため、30%~50%のディスカウントセールを行っているとのことで、行ってきましたが、駐車場に入るのにも一苦労、店内も普段の土日では考えられないほどの大混雑、レジも行列でした。

さて、昨日は、米ブッシュ大統領によるサブプライムモーゲージ問題への何らかの対策が出されるとのニュースに、東京や欧州市場では歓迎ムードがでて、株式市場や、円売りとなりましたが、発表されたブッシュ大統領の救済策が、「借り手が持ち家を手放すことなく借り替えが可能になるよう、米連邦住宅局(FHA)の改革法案を可決するよう議会に訴える」「米連邦住宅局(FHA)が保証する住宅ローンへの借り替えを可能にするプログラム“FHAセキュア”を米連邦住宅局(FHA)が近く導入」「住宅ローンの貸し手と借り手が債務不履行回避に向け、協力していくことが必要」との内容に留まったことで、対策に対する失望感から、円が買い戻されました。また、同大統領は「サブプライム借り手を支援するが、投機家を緊急援助する意向はない」と、「連銀には投資家を保護する責任はない」と発言したバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長と考えは一致しています。 (当然といえば当然ですが)

昨日の米政府の対策については、今後の効果を待たなければなりませんが、欧州の大手銀行の巨額損失の噂などでの円の上昇も限定的となっていて、悪いニュースが出ても円がさほど上昇せず、8/17のドル円での円の高値111.58円を超えていないことから、目先は円の下落の可能性も出てきていますが、これまでのところ21日移動平均線を上抜けられていないことから、ここを抜け切れないと、再び円の上昇に弾みがつくことになりそうです。

【個人所得・消費支出】
Blog20070901_02
source:BEA

【個人所得・消費支出(前月比)】
Blog20070901_03
source:BEA

昨日発表された個人所得と、個人消費支出(PCE)です。所得の伸びに対して、やや消費が横ばいとなっています。今回の発表値にはサブプライムモーゲージ問題の影響が、含まれていないと思いますので、今後発表される消費関連の経済指標には注目です。

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