購買力平価とは
不定期になりますが、古典的な予測方法から、個人的な方法までをお伝えできればよいなと思っています。
購買力平価(Purchasing Power Parity:略称PPP)は古典的な為替の予測の方法になります。
外国為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率により決まると考える理論で、スウェーデンの経済学者であるG・カッセル(1866~1945)が唱えました。
・2国間でものやサービスの取引が自由に行われる市場
・価格の情報が十分に与えられる
この条件下では、同じものであれば同一の価格になるという考え方です。
例えば、日本で100万円の車がアメリカで5000ドルで売っていたとすれば、アメリカから車を買うという動きが起こり、為替はドル買い/円売り(ドル高)となります。このときの為替レートは1ドル=200円(=1,000,000÷5,000)です。
このような考え方を元に、世界中で販売されている1つのものから購買力平価を見ようとするものに、BigMac指数、iPod指数、Starbucks指数があります。
下の表は世界銀行が用いている2005年の購買力平価から見た主要通貨です。
購買力平価はGDPなど国ごとの世界的な比較を行うために、世界銀行やOECDが利用しています。購買力平価は計算上(理論上)の為替レートで実際の為替レートとは乖離しています。2002年に当時の財務大臣塩川正十郎氏が「購買力平価から見て1ドル=150~160円が妥当」と発言した後に、円安に振れた記憶がありますが、グローバル化した市場で、購買力平価のみで為替レートが決まることは近年考えられないと思います。
【購買力平価】
source:The World Bank 通貨ペア
購買力平価(世銀2005年) USD/JPY
129.6円 EUR/USD
1.11ドル GBP/USD
1.67ドル AUD/USD
0.71ドル NZD/USD
0.67ドル USD/CAD
1.20カナダドル USD/CHF
1.70スイスフラン
ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください




