山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2008年6月30日 (月)

NZに下落リスク

こんにちは。
本日で2008年も半分が終わりました。"光陰矢のごとし"といいますが、月日のたつのは早いものです。…年でしょうか?

本日の夕方からドルが再び下落傾向を強め、対円通貨では円高が進んでいるようです。格付け会社ムーディーズが日本国債の格付けを1段階引き上げAa3にしたことも円買いのひとつの要因といえそうです。ムーディーズの発表はこちら(会員認証が必要です)不安心理が先行していることから、ポールソン米財務長官の「米国の長期的な経済見通しは底堅い、最終的にはドルの価値に反映される」の発言も現在のところは効果がなさそうです。

一方で、先週末にGDPの確定値が発表されたNZ(ニュージーランド)ですが、本日発表された住宅建設許可が前月比で-42.3%と大幅下落しています。住宅価格も前年比で下落傾向を強めている(2番目のグラフ)ことから、住宅市場の先行きや
金利の引き下げが視野に入ってきていることから、先行きに関してはオーストラリアとは対照的に下落が継続する可能性が高そうです。また、GDPも昨年第4四半期が0.8%に下方修正されたうえ、これまで好調だった農業の落ち込みが大きいことから、これまで消費を支えていた農家の消費も低下してくることが予想されます。

【NZ GDP(前期比)】
Blog20080629_01
source:New Zealand Statistics

【住宅価格】
Blog20080629_02
source:New Zealand Statistics

【NZドル/米国ドル】
Blog20080629_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【NZドル/円】
Blog20080629_04
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2008年6月29日 (日)

6/30の週のポイント

こんにちは。
最近のニュースを見ていますとインターネット掲示板に殺人予告が300件以上も書き込みがなされているようです。嘆かわしいことです。

シカゴIMMポジションでは、円がロングからショートへ、ユーロがショートからロングへ転換しています。、ドルショートは増加し再び10万コントラクトを超えてきています。

週後半には米株式市場で年初来安値を更新するなど、再び金融市場や経済に対しての不安感が高まってきています。米の個人所得は増加したものの、税金還付による一時的な増加との見方が支配的で、先行きの米国の消費行動にはなかなか繋がらないとの見方が主流となっています。3日には米の雇用統計の発表が予定されていて、非農業部門雇用者数の減少が市場予想より小幅にとどまったものの、失業率が5.0%から5.5%へ急上昇したことから、雇用に対する不安も増加しています。失業の増加は個人消費の先行きを懸念させるのに十分であり、米国のリセッション入りを確定付ける可能性があります。先に行われたG8でのドル高容認発言の効果も、こうした実体経済の中ではなかなか効果が持続しないと思います。今後、更にドルが下落したときにポールソン米財務長官の「介入も持さない」の発言に対する実際の行動にも注目が集まると思います。米国の単独行動よりもむしろ欧米日の協調体制がどのように行われるかによってドルが支えられるのかが決まってくると思います。また、日本で開催される洞爺湖サミット(G8)は、環境や食糧問題、エネルギー問題などが焦点であり、為替に対する議論はほとんどなされないと思われ、インパクトはないと思います。

【USD】
Blog20080628_01
source:CFTC

ドルは29,300コントラクトのショート増加の119,154コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080628_02
source:CFTC

円は18,604コントラクトのロング減少の12,747コントラクトのショートに転換しました。

【EUR】
Blog20080628_03
source:CFTC

ユーロは10,722コントラクトのショート減少の1,432コントラクトのロングに転換しました。

【CAD】
Blog20080628_04
source:CFTC

カナダは3,538コントラクトのショート増加の4,489コントラクトのショートとなりました。

【NZD】
Blog20080628_05
source:CFTC

NZドルは1,084コントラクトのロング増加の1,084コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(30日更新)

6月30日の週の注目指標
■30日(月)
・ニュージーランド 5月住宅建設許可
・英国 6月GFK消費者信頼感調査
・ノルウェー 5月小売売上高
・ユーロ圏 6月消費者物価指数
・南アフリカ 5月貿易収支
・カナダ 4月GDP
・米国 6月シカゴ購買部協会景気指数
■1日(火)
・カナダ 休場(建国記念日)
日本 日銀短観
オーストラリア 豪中銀(RBA)金融政策
・英国 6月ネーションワイド住宅価格
・スイス 6月SVME購買部協会景気指数
・ドイツ 6月失業者数
米国 6月ISM製造業景況指数
■2日(水)
・オーストラリア 5月住宅建設許可件数
・オーストラリア 5月小売売上高
・ユーロ圏 5月生産者物価指数
・米国 6月ADP雇用統計
・米国 5月製造業受注指数
■3日(木)
・オーストラリア 5月貿易収支
・スイス 6月消費者物価指数
・ユーロ圏 5月小売売上高
ユーロ圏 ECB政策金利
米国 6月非農業部門雇用者数
米国 6月失業率
・米国 6月ISM非製造業景況指数
■4日(金)
・米国 市場休場(独立記念日)
・ドイツ 5月製造業受注
・カナダ 6月Ivey購買部協会指数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年6月28日 (土)

ドル/円は下落継続の可能性

こんばんは。先週から家の掃除を少しずつしています。掃除は好きではないですが、きれいになるのは達成感があります。

昨日は格付け会社ムーディーズが米大手証券会社のモルガンスタンレーの格下げを示唆、格付け会社フィッチが米大手銀行ワコビアの格下げを示唆したことなどから、米株式市場が連日の下落となり、ドルも一時106円を割り込みました。ダウ工業平均株価は年初来の安値を更新し、21日移動平均線からの乖離(どれくらい離れているか)も-6.37%となりました。本年の3月の下落時には-4.70%(3/10)を上回る乖離となっています。移動平均からの乖離を見ると、株価も売られ過ぎとなっていますが、チャートでは下落トレンドが継続していることが示されていて、更に下落していくようであれば、しばらく相関していなかったドル/円も相関が戻ってくる可能性があります。また、ドル/円のチャートでは21日移動平均線を大きく下に抜けました。5月の下抜けはだましになりましたが、トレンドが出たときには続く可能性がありますので、押し目買いは慎重にしたいところです。

【NYダウ】
Blog20080627_01
source:Dow Jones

【ドル/円】
Blog20080627_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月27日 (金)

米消費者信頼感はドル安暗示

こんばんは。
7月5日(土)に行うセミナー会場の下見に行ってきました。昨日とうってかわって暑い日でした。

昨日は米FOMCへの失望や米大手自動車会社の連邦破産法11条適用の噂などから米株式市場が下落したことなどから、ドル/円は106.60円まで一時下落しました。昨日のドルの下落でチャート上では21日移動平均線のところまで下落してきています。本日夕方に欧州勢の仕掛けにより106円台前半まで下落し、21:30現在では106.15円近辺で推移しています。本日の引値が21日移動平均線を下に抜けて終わった場合には、直近安値の102.50円から高値の108.60円の半値の105.55円近辺まで下落する可能性が出てきました。

また、本日は23時にミシガン大学消費者信頼感指数の確定値が発表されます。先にカンファレンスボードから発表された消費者信頼感指数も16年ぶりの低水準となっていますが、ミシガン大の指数も急速に悪化していることが2段目のグラフから読み取れると思います。ミシガン大とカンファレンスボードの消費者信頼感指数の大きな違いは、アンケートをとる消費者の数です。カンファレンスボードが5,000人に対し、ミシガン大は速報が300人、確報が500人です。このため、ミシガン大の消費者信頼感指数はブレが大きいといわれていますが、前FRB議長のグリーンスパン氏は、この2つの消費者信頼感指数に注目していたようです。現在、この指数からは米経済の先行きがリセッション入りとなる可能性が非常に高いことを示していると思います。

【ドル/円】
Blog20080626_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【消費者信頼感指数】
Blog20080626_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月26日 (木)

ECBの金利引き上げは複数回?

こんばんは。
本日は肌寒い日となりました。このところ、木曜日ばかり雨が降り、外出予定の日に雨が重なります。本格的に雨男になった気分です。

昨日は米国のFOMCに注目が集まりましたが、欧州委員会での議会証言でトリシェECB総裁が「賃金と物価のスパイラル的な上昇のリスクがある」と7月3日のECB理事会で利上げ示唆とも取れる発言を行いました。ただ、同時に「複数回の利上げを想定しているとは言っていない」と、継続的な利上げの可能性が薄いことも示しています。ただ、中央銀行のスタンスとしては、単発の利上げで打ち止め感を出すのはリスクが伴うことから、少なくとも数回の利上げの可能性はありそうです。99年からの利上げのときは7回、2005年のときは8回と連続の利上げを行っている(下図参照)ことから、2回程度の利上げはあると個人的には思っています。また、本日は米国の中古住宅販売件数の発表が予定されていることから、販売件数と共に11.2か月分まで積みあがった住宅在庫の状況も気になるところです。

【ECB政策金利】
Blog20080625_02
source:ECB

【中古住宅販売件数】
Blog20080625_01
source:NAR

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2008年6月25日 (水)

FOMC声明では8月利上げには触れない?

こんにちは。
最近慣れない時間帯に通勤電車に乗っているため、通勤だけで体力を奪われてしまいます。

昨日はカンファレンスボードから発表された米消費者信頼感指数は16年来の低水準へ落ち込み、S&P/ケースシラー住宅価格指数は過去最大の下落幅となりました。ただ、本日(明日未明)に米公開市場委員会(FOMC)が控えていることから、クロージングは107円台後半と、前日とほとんど変わらない水準となりました。本日は米耐久財受注と新築住宅販売の発表が予定されています。FOMCがなければ注目度の高い指標です。耐久財受注は前月に市場予想より上振れしたことから、好調が持続するかに注目したいと思います。新築住宅販売は、前回回復を見せていますが、市場では低下を予想しています。ミシガン大の消費者信頼感も低下していて、米国の消費者の消費マインドが落ち込んでいることが見えるだけに、FRBがどのような声明を出すにしろ、先行きはリセッション入りの可能性が高く、ドルは下落していくものと個人的には予想しています。また、本日の声明では金利の引き締めスタンスを維持すると見られますが、8月5日のFOMCでの利上げには言及しないと思われます。これにより、7月3日にほぼ利上げが確定的なユーロが短期的には強含みとなると思います。

【耐久財受注】
Drouble goods
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【新築住宅販売】
Home sales
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月24日 (火)

消費者信頼感指数に注目したい


こんにちは。上記は、池田ゆいさんが当社のFXmuseum内でBlogを開設してくれたお披露目パーティーです。池田さんによるミニライブと懇親会を行い、今後のFX投資の参考にしていただければとの趣旨で企画しているものです。当日は私も参加予定ですので、お申し込みお待ちしています。…もちろん目当ては池田さんですよね。

さて、本日は22:00にS&P/ケースシラー住宅価格指数総合(20地区の住宅価格の指数)が発表されます。また、23:00にはリッチモンド連銀から製造業景気指数、カンファレンスボードから消費者信頼感指数の発表が予定されています。25日(日本時間26日未明)に予定されている米公開市場委員会(FOMC)の前ではこれらの指標もカゲが薄くなってしまいますが、米国の先行きを見極めるためには重要となります。特に消費者信頼感指数(下記グラフ)は、米国のGDPの約7割を占めるといわれる個人消費の行方を占う指標として注目しておいたほうが良いと思います。米国ではエネルギー価格の上昇などから、自動車の走行距離が落ちているとのデータもあり、ショッピングも近郊のショッピングセンターへ週末のまとめ買いの傾向が強くなっているという話も出ています。また、世論調査でも約47%がインフレに関心があると答えており、雇用や住宅よりもインフレに関心が高いことが伺われます。このため、消費者の財布の紐が固くなると将来は、消費の停滞から米景気の本格悪化に繋がる可能性があります。短期的なインパクトは薄いかもしれませんが、中長期では気にしてみてください。ただ、短期的な市場の関心は引き続きFOMCでの声明ということになります。

Blog20080623_01

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2008年6月23日 (月)

6/23の週のポイント

こんにちは。
昨日子供が捕まえた鯉は残念ながら死んでしまいました。早く逃がしてやればよかったと思います。

シカゴIMMポジションでは、ドルショートが大幅減、10万コントラクトを割り込んだのは2007年8月21日以来となりました。、円ロングは微減、カナダドルはロングからショートへ転換、ユーロはショートが増加しています。

20日の米国市場では、米金融機関への信用不安の再燃、中東の地政学的リスクの高まり、米格付け会社によろ米自動車メーカーの格下げなどでの米景気後退観測などでドルが107円台前半まで下落しました。今週は、最大の材料は米公開市場委員会(FOMC)の声明となりそうです。また、米国の住宅価格や新築、中古住宅の販売件数などの発表が予定されています。その中でも注目は住宅在庫となります。これらの指標結果が米景気後退を懸念させるほどの内容でない場合や、欧州で発表が予定されている独IFO景気動向指数の内容が欧州経済の先行きを懸念させる内容となった場合には、ドル高ユーロ安に繋がる可能性がありますが、逆の場合にはドル安に繋がる可能性が高まります。

【USD】
Blog20080621_01
source:CFTC

ドルは37,977コントラクトのショート減少の89,854コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080621_02
source:CFTC

円は1,859コントラクトのロング減少の5,857コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080621_03
source:CFTC

ユーロは1,750コントラクトのショート増加の9,290コントラクトのショートとなりました。

【CAD】
Blog20080621_04
source:CFTC

カナダは18,530コントラクトのロング減少の951コントラクトのショートとなりました。

【NZD】
Blog20080621_05
source:CFTC

NZドルは1,634コントラクトのロング減少の1,566コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(23日更新)

6月23日の週の注目指標
23日(月)
・英国 6月ライトムーブ住宅価格
ドイツ 6月IFO景気動向指数
24日(火)
・米国 4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・米国 6月リッチモンド連銀製造業指数
・米国 6月消費者信頼感指数
25日(水)
・ノルウェー中銀政策金利発表
・米国 5月耐久財受注
・米国 5月新築住宅販売件数
米国 FOMC政策金利発表
26日(木)
・ユーロ圏 5月マネーサプライM3
・米国 第1四半期GDP・確報値
・米国 第1四半期個人消費・確報値
米国 5月中古住宅販売件数
27日(金)
・ニュージーランド 5月貿易収支
・ニュージーランド 第1四半期GDP
・日本 5月失業率
・日本 5月全国消費者物価指数
・日本 5月鉱工業生産・速報
・英国 第1四半期GDP・確報値
・米国 5月個人支出
・米国 5月個人所得
・米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年6月21日 (土)

3つの要因からドル下落

こんばんは。
本日の子供が田んぼの横の水路で体長20cmくらいの鯉を2尾つかまえてきました。もちろん飼うわけには…(^^ゞ

昨日は米大手証券会社の追加損失の噂、中東(イラン)に対する地政学的リスクの高まりから原油価格の上昇、米格付け会社S&Pによる米大手自動車会社3社の格付けの引き下げなどを材料にした株価の下落で、NYダウ平均株価が3月中旬以来の12,000ドル割れとなりました。これにより、ドルも一時107.10円近辺まで下落、安値水準の107.23円でクローズしました。今週に入りドルの上値が重かったところに、ドルにネガティブな材料が重なったことから、調整局面に入ったと思われます。また、中長期的にはこれらの要因がドルの更なる下振れリスクとなる可能性があります。

中東の地政学的リスクは、イスラエルの6月初旬の軍事演習がイランの核施設への攻撃の予行演習に見えたとのNYタイムスの記事です。記事はこちら(英語)を参照してください。
イラク政策の失敗から日本では米国によるイランへの攻撃についても否定的に見方が強いようですが、米国の世論の約57%がイランへの核施設への攻撃を支持しているとの調査(未確認ですが)もあり、地政学的なリスクが存在しています。仮にイランからの原油輸出がストップした場合には、需給関係が大幅に悪化することから、1バレル=250ドルとの説も浮上しています。

【NYダウ】
Blog20080620_01
source:Dow Jones

【投資家恐怖心理指数】
Blog20080620_02
source:CBOE

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2008年6月20日 (金)

ドル円は団子天井?

こんばんは。ようやく金曜日となりました。何とか天気ももってくれてよかったです。

主要な経済指標の発表がなく、各通貨ともにやや材料難となり、ドル円も108円台が重たくなっているようです。昨日も市場全体で取引が細っています。市場の関心は次週の米公開市場委員会(FOMC)の声明に移っているとみられ、本日はポジション調整が先行しそうです。ここ最近のドル円の動きを見ていると、団子天井(だんごてんじょう)を形成しているように見えます。この後、下離れの陰線が出ると更に天井確認が確実となりますが、為替の場合、窓を開けて下落するということが週をまたがないとありませんので、月曜日のロウソク足には注目です。ただ、ドル売りには市場の一部で警戒感もあることから、102.50円と108.60円の半値の105.55円レベルまで押しがあるかもしれません。

※団子天井…穏やかに半円の天井を描く形。

【ドル/円】
Blog20080619_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【ドル/円 拡大】
Blog20080619_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月19日 (木)

材料に乏しいがフィラデルフィア連銀指数に注目

こんばんは。
だいぶ日も長くなり、もうすぐ夏至ですね。今年は、洞爺湖サミットの年でもありますので100万人のキャンドルライトに参加しようと思います。ご興味ある方はこちらを参照してみてください。

ドル円は、米株式市場の下落などで一時107.50円割れとなったものの、底か炊く推移しています。引き続き主要な材料に乏しいこともあり、小動きが予想されますが、本日の23:00にフィラデルフィア連銀の製造業景気期待指数が発表されます。この指数はペンシルバニア・ニュージャージー・デラウエア州の3州に限定されますが、米供給管理協会(ISM)の発表する景気期待指数と相関性が高いともいわれています。今回、個人的に注目しているのは、現況の数値ではなく、6か月先の期待値です。もちろん現況が改善傾向を示していればドル買いに繋がると思われますが、6か月先の期待値が上昇しているようであれば、年後半の景気回復、それに伴う利上げ観測に繋がる可能性があると思います。発表値はフィラデルフィア連銀(英語)を参照してみてください。

【フィラデルフィア連銀製造業景気指数】
Blog20080618_01
source:Federal Reserve Bank of Philadelphia

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2008年6月18日 (水)

欧州の景況感悪化から利上げも難しいか

こんにちは。
すっかり忘れていましたが、本日は私の誕生日でした。618はちょうどフィボナッチの黄金比率の数字ですので、これを機会にフィボナッチのほうを覚えていただければ幸いです。

本日は特に米国の経済指標の発表が予定されていないことから、あまり大きな動きは無いと思われます。昨日発表された独Zewでは欧州の景況感が悪化していることが示され、7月に利上げ期待があるユーロにとってはネガティブな結果となりました。ただ、米国も市場が織り込んでいた利上げの幅が見直されつつあることから、ドルの上値も限定的となりそうです。ユーロ/ドルのチャートではロウソク足が一目均衡表(日足)の雲の下に出ていることから、雲の下限がレジスタンスとなっています。このまま雲の下限がレジスタンスとして機能した場合には、1ユーロ=1.52ドル近辺までの下落がありそうです。

【ZEW景況感調査】
Blog20080617_01
source:ZEW

【ユーロ/ドル】
Blog20080617_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月17日 (火)

当面ドルは押し目買い方針

こんにちは。
梅雨の中休みも明日までのようです。梅雨もなければ水不足などになり困りますね。

昨日はNY連銀製造業景気指数が予想より悪かったことなどを背景にドルがやや調整し、本日も107円台後半へと下落していますが、米国など要人のドル安警戒の発言が尾を引いていることから、ドルの底堅い動きが継続しています。これまで比較的相関関係高かった投資家恐怖心理指数(VIX)はここに来て相関が崩れています。要人がドルに関する発言を繰り返したことで、ドルと米国株式が別の動きをしたものですが、この動きはG7(7か国蔵相・中央銀行総裁会合)の前などに見られる場合があり、政治色が強かった今回も当てはまっているようです。一方、本日は欧州では独ZEW(欧州経済センター)の景況感調査米国では住宅着工件数などが発表されます。欧州はスペインが既に景気減速傾向を示していることから、中心国のドイツの景況感が気になるところです。米国の住宅着工件数及び建設許可件数は、先月増加となっていますが、これらの数値が増加するということは更に住宅の在庫を抱えることにつながり、結果的にはあまり良い傾向とはいえないと思います。ただ、ドル防衛のセンチメント(心理状態)がまだ市場に残っていることから、余程の悪材料でも出ない限り、ドルの下値は限定的となり、基本的には押し目買い方針となります。

【投資家恐怖心理指数】
Blog20080616_01
source:CBOE,Uedaharlowfx

【新築住宅着工、建設許可】
Blog20080616_02
source:U.S Census Bureau, NAR

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2008年6月16日 (月)

6/16の週のポイント

こんにちは。
昨日、子供が田んぼからドジョウを2匹ほど捕まえてきました。

シカゴIMMポジションでは、ドルショートが大幅減、2008年1月22日以来の水準となりました。、円ロング、カナダドルのロングが大幅減少、ユーロはショートが減少しています。これらにより、円がショート、カナダドルもショート、ユーロがロングに転換する可能性があります。

大阪で開催されていたG8(財務相会合)は、声明に盛り込まれなかったものの、ポールソン米財務長官をはじめ、強いドルを支持する各国財務相の発言が聞かれました。このため、政治的な思惑からドルが底堅い動きをする可能性が高く、今週予定されていてるリーマンブラザーズなどの米欧手証券界者などの決算発表でよほどの悪い内容でない限り、ドルの下落の可能性はほとんどなさそうです。一方、ユーロではアイルランドでリスボン条約の批准が国民投票で否定されたことから、EUの前進に暗雲が立ち込め、センチメント(心理)がユーロ弱気に傾いています。このため、ユーロ安からもドル高になりやすい地合が継続すると思われます。ただ、テクニカルの分析からはドルの上昇スピードがやや速いと思われ、多少の調整が入る可能性もあります。

【USD】
Blog20080614_01
source:CFTC

ドルは48,989コントラクトのショート減少の127,831コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080614_02
source:CFTC

円は15,649コントラクトのロング減少の7,716 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080614_03
source:CFTC

ユーロは6,914コントラクトのショート減少の7,540コントラクトのショートとなりました。

【CAD】
Blog20080614_04
source:CFTC

カナダは28,159コントラクトのロング減少の17,579 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080614_05
source:CFTC

NZドルは3,128コントラクトのロング減少の3,200コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(16日更新)

6月16日の週の注目指標
16日(月)
・南アフリカ 休場(青年の日)
・ユーロ圏 5月消費者物価指数
米国 6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国 4月対米証券投資
・米国 6月NAHB住宅市場指数
17日(火)
英国 5月消費者物価指数
・英国 5月小売物価指数
・ユーロ圏 4月貿易収支
ドイツ 6月ZEW景況感調査
・米国 5月生産者物価指数
米国 5月住宅着工件数
・米国 5月建設許可件数
・米国 5月鉱工業生産
18日(水)
・南アフリカ 4月実質小売売上
英国 中銀(BOE)金融政策委員会議事録
・ユーロ圏 4月建設支出
19日(木)
・スイス 国立銀行政策金利発表
英国 5月小売売上高指数
・カナダ 4月卸売売上高
・米国 5月景気先行指数
米国 6月フィラデルフィア連銀景況指数
20日(金)
・カナダ 4月小売売上高
・メキシコ中銀政策金利発表

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年6月15日 (日)

ドル強含みの流れ続きそう

こんにちは。
本日は父の日です。とはいいながら今年は縁がなさそうです。

昨日にG8も終わり、ニュースなどを見ていると当面、ドルは底堅い動きをしそうです。また、アイルランドがリスボン条約(※下記参照)の批准を国民投票で否決したことから、欧州統合が停滞するとの見方もあり、ユーロにとっては弱含みの展開となりそうです。ただ、週末に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は1980年5月以来の最も低い数値となり、米国政府の行った減税(小切手送付)などによる消費マインドの回復には結びついていないようです。一方、消費者物価指数は、市場予想通りの結果となりました。内容(下のグラフを参照)を見てみますと、全同月比(季節調整前)では、エネルギー価格の上昇が著しく、これが輸送コストを引き上げています。同時に、食料品価格も上昇していることから、これらを除いたコアの部分ではまだ物価はそれほど上昇していないことが見て取れます。G8で話し合われたように、エネルギー価格を引き下げることができれば、今のところはインフレを何とか抑えられると考えられます。

リスボン条約
2007年6月21日及び22日、ブリュッセルで開催された欧州理事会で、EU加盟27 ヵ国は欧州憲法のコンセプトが放棄されたことを宣言、2004年10月29日に調印された欧州憲法制定条約にかわる新しい基本条約の内容について合意した。7月23日から条約案を作成するための政府間協議(IGC)がスタート、27ヵ国は、10月18・19日にリスボンで開かれた欧州理事会で、作成された条約案のテキストにつき最終的に合意した。27ヵ国は、12月13日、リスボンで新条約に調印した。

任期2年半の「EU大統領」の創設やEUの閣僚に相当する欧州委員の削減などが柱。発効には全加盟国の批准が必要。(source:外務省、共同通信)

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20080613_01
source:Reuters/UofMichigan

【消費者物価指数】
Blog20080613_02
source:Bureau of Labor Statistics

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2008年6月14日 (土)

G8終了為替は非公式会合にとどまる

こんちは。
朝方に東北地方で大きな地震が起こりましたね。日本全国で地震のリスクが高まっているように思います。天災とはいえ、ある程度の備えは必要と感じました。

昨日、本日と大阪でG8が開催されましたが、事前の予想通り、為替は主要な議題とならず、非公式の会合にとどまったようです。下記に財務省から発表されている共同声明要旨にリンクを貼っていますので、詳しくはそちらをご覧ください。主な内容は、G8の経済が強固であると確信している。新興国は力強く成長しているとしながらも、米国の住宅価格の下落などから、世界経済が不確実性に直面しているとし、原油や食料品の上昇が、最も脆弱な人々に深刻な影響を与え、インフレ圧力を高める恐れがあるとしています。G8は世界経済の安定と成長を確保するために個別にあるいは共同して、適切な行動をとっていくとしています。しかしながら、産油国に対するインパクトは弱く、具体性に欠けるため、原油価格が週明けから下落してくる可能性は低そうです。ただ、G8の前に額賀財務相が「ポールソン米財務長官との会談、為替の議論あるかもしれない」と発言していることから、G8参加国の財務大臣とポールソン米財務長官によるドル安是正の何らかの話がなされた可能性があり、週明けのドルも底固い動きが予想されます。

G8共同声明要旨(pdf)

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2008年6月13日 (金)

移動平均線乖離から警戒水準

こんにちは。
真夏のような暑さで閉口ぎみですが、昨日午前中の雨よりはましですね。

昨日は米国の小売売上高が予想以上に強い内容となったことから一時的に108円を超えましたが、米大手証券会社のCFO(最高財務責任者)、COO(最高執行責任者)の辞任のニュースが伝わると、不安感からドルが一時下落しましたが、下値も107円ミドルまでと底堅い動きになりました。本日は21:30に米国の5月消費者物価指数の発表が予定されています。市場では9月のFOMCで0.25%の利上げを予想するところも出てきていて、金利先高感が強まっています。130ドル台が定着しつつある原油価格も消費者物価の引き上げ要因であることから、大阪で開催されるG8で原油高に歯止めがかかるかどうかと思いますが、OPEC関係者の発言を聞いている限りでは、増産等に期待ができにくく、しばらく原油は高止まりしそうです。

ただ、ドル円は
21日移動平均線からの乖離が2.8%となっていて、目安となる3%目前となっています。短期的には買われすぎとも思われることから、そろそろ調整局面入りする可能性もあります。

【消費者物価指数】
Blog20080612_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【USD/JPY】
Blog20080612_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月12日 (木)

ドル円は108円を試すか

こんばんは。
昨日は子供が「おもしろFlash…」というサイトを見ていて、サザエさんのタラちゃんとイクラちゃんへの質問というのを何気なく見ていたらあまりにおかしくて笑ってしまいました。

本日はオーストラリアの雇用情勢が悪化(失業率が4.3%と1ポイント悪化、新規失業雇用者数が19,700人の減少)していたことから、豪ドルが下落、ドルが上昇しました。豪の新規雇用者数が減少したのは昨年10月以来のことです。このため、ドル円は107円台を回復しています。本日は21:30に小売売上高の発表が予定されていて、前月比で0.5%の増加が予想されています。変動の大きい自動車を除いたものは、前月比で0.7%の増加が予想されています。原油高や税金還付の効果から増加が予想されていますので、小売が堅調なことが示されればドルは108円を試しに来る可能性が高そうです。また、バーナンキ米FRB議長の講演も予定されていることから、これまでの内容に変化がなければドルの下支え要因となると思われます。

【小売売上高】
Blog20080611_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【小売売上高(前年比)】
Blog20080611_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2008年6月11日 (水)

景気よりも発言が優先の動きに注意

こんばんは。
最近超音波洗浄機を買いました。めがねの汚れが良く落ちるとのことで、早速試してみました。

このところの為替市場はドル一色で、6/2・3のバーナンキFRB議長発言から、ドルの強含みが継続しています。チャートでは、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に抜け出た5/30のBlog参照以降にレンジを上抜けしドルが上昇しました。現在は、遅行線が雲の上とロウソク足の上を推移していることから、しばらくは底堅い動きとなりそうです。また、本日(日本時間明日未明)に米地区連銀報告が発表されます。

前回4/16の内容は下記となります。 ・経済の状況、3月5日の前回報告以来弱まった ・9地区が経済活動の鈍化報告、ボストン、クリーブランド、リッチモンドはまちまちか安定的 ・自動車、小売を中心に個人消費は大半の地区で軟調 ・観光は全般的に堅調、海外からの旅行者増が主因 ・消費者ローンの需要鈍化、貸出基準の厳格化、資産の質の悪化が要因 ・労働市場はおおむね軟調、一部地区は賃金圧力の上昇を指摘 ・製造コストの上昇が拡大、販売価格の上昇ペースは幾分鈍化 ・食品、燃料、エネルギーなどの価格が上昇、利益率を圧迫 ・大半の製造業者、投入コストの上昇相殺のため価格を引き上げ ・大半の地区で小売価格インフレほぼ変化なし、2地区は鈍化を報告 ・住宅建設、販売は依然全国的に低調だが鈍化ペースは加速していない ・製造業はまちまち、一部の地区は活動が鈍化、その他はやや拡大 ・航空、宇宙、防衛、鉄鋼、食品の需要は堅調、見通しは控えめ 今回の報告で、米景気悪化に触れた場合は悪材料、インフレ懸念に触れた場合には好材料となると思われます。このところの要人発言でドル売りに対する警戒が出ていることから、どちらかというと利上げに繋がる材料が出た場合には、ドルは更に上を試すものと思われますが、108円台に上昇した場合には高値追いはしたくないですね。

Blog20080610_01

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2008年6月10日 (火)

ドル上昇も過熱感は薄い

こんばんは。秋葉原の連続通り魔の事件は場所が勤務先から近いせいで避けては通れません。いろいろな原因が言われていますが、何ともやりきれない事件です。

本日はドル円が2/27以来の107円を超えました。バーナンキFRB議長やポールソン米財務長官など要人がインフレに対する警戒やドルに対して介入も持さないなどと、ドル防衛に積極的とも取れる発言がされ続けていることから、ドル売りに警戒が強まっています。いわゆるドルにメッキをしているような状態と思いますが、いつかメッキがはがれるときが来ると個人的には思っています。しかしながら、現状ではドルの上昇についていくしかなく、ストップロスを入れながら買っていくしかない時期ではないかと思います。不安材料だった米大手証券会社リーマンブラザーズも増資がほぼ確定的となっていることから、目先は材料になりにくくなっています。また、本日は米国の貿易収支の発表が予定されていますが、赤字額が減少しているようであれば、更にドルを押し上げそうです。ただ、先月も内容をよく見ると耐久財などの購買力が落ちていることが見て取れ、米国の消費動向はあまりよくない方向に向かっていると思います。

Blog20080609_01

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2008年6月 9日 (月)

喉もと過ぎれば…

こんばんは。
恒例の週末料理ですが、某しょう油メーカーのサイトのレシピを中心においしそうと思われるものを中心に作っていましたが、調味料の配合がいつもに通っていることに昨日気づきました。どうりでに通ったような味付けになるはずです。

週末の米国雇用統計の失業率が5.0%から5.5%へ大幅に上昇しましたが、週間の失業保険継続受給者数からある程度の予測が可能でした(下の2つのグラフ参照)。今回は非農業部門雇用者数の数字には表れていませんでしたが、失業率 = 失業者数 ÷ 労働力人口 で求められることから、広範な雇用の実態を表しているといえます。これを見る限り、米国の雇用の悪化が深刻度を増していることが分かりますが、今後もこの状態が続くようであれば、個人消費が停滞して米国のGDPを押し下げることに繋がってくると思われます。ただ、本日の為替市場は楽観的な見方が先行しているようです。週後半までは米国の重要な経済指標の発表がないことから、このまま106円を回復するようだと、もう一段の上昇の可能性が出てきます。

【労働人口、失業者数】
Blog20080608_01
source:Bureau of Labor Statistics

【失業保険継続受給者数】
Blog20080608_02
source:Bureau of Labor Statistics

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2008年6月 8日 (日)

6/9の週のポイント

こんにちは。
昨日は歯の定期健診とクリーニングに行ってきました。半年に1回のことですが、一部を除いては口腔の状態もよいとのことで、ひと安心です。

シカゴIMMポジションでは、ユーロのショートが増加、円ロング、ドルショートが減少しました。カナダドルはロングが減少、NZドルはロング増加となっています。

週末のドル円は、米国の雇用統計で、失業率が5.0%から5.5%へ一気に上昇したことから、米国の雇用不安が再燃し、個人消費の停滞から米景気後退懸念へとつながり、ドルは主要通貨に対して下落、米株式市場もダウ平均株価が394ドルの下落、原油相場も140ドル手前まで上昇しました。ようやく安心感が出てきたドルですが、センチメント(心理)を悪化させる材料が出てきたことで、今週12日の米小売売上高は重要となります。米ブッシュ政権の行っている税金の還付(小切手の送付)は個人消費を押し上げると見られているだけに、落ち込みが見られるようであれば、先行きには不安感が強くなります。また、13日の消費者物価指数も注目となります。バーナンキ米FRB議長の発言にもある通り、インフレ期待が高まるようであれば、新たな景気刺激策(政策金利の引き下げ)が難しくなると考えられ、ドルにとっては弱い材料となります。節目と見られていた106円を先週突破したものの、金利から景気へとテーマが移りつつあると思われることから、押し目買いスタンスを継続するものの、102.50円を超えて下落していくようであれば、押し目買いは撤退したほうがよさそうです。

【USD】
Blog20080607_01
source:CFTC

ドルは25,494コントラクトのショート減少の176,820コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080607_02
source:CFTC

円は9,939コントラクトのロング減少の23,365 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080607_03
source:CFTC

ユーロは11,064コントラクトのショート増加の14,454コントラクトのショートとなりました。

【CAD】
Blog20080607_04
source:CFTC

カナダは4,387コントラクトのロング減少の45,738 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080607_05
source:CFTC

NZドルは1,364コントラクトのロング増加の6,328コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(9日更新)

6月9日の週の注目指標
9日(月)
・オーストラリア 休場(女王誕生日)
・スイス 5月失業率
・ドイツ 4月貿易収支
・英国 5月生産者物価指数
・カナダ 5月住宅着工件数
・米国 4月中古住宅販売保留
10日(火)
・英国 5月RICS住宅価格
・日本 4月機械受注
・オーストラリア 4月住宅ローン
・ノルウェー 5月消費者物価指数
・英国 4月鉱工業生産
・米国 4月貿易収支
カナダ カナダ中銀政策金利発表
11日(水)
・日本 第1四半期実質GDP・二次速報
・英国 4月商品貿易収支
・英国 5月失業保険申請件数
・カナダ 4月新築住宅価格指数
米国 米地区連銀報告
12日(木)
・オーストラリア 5月失業率
オーストラリア 5月新規雇用者数
米国 5月小売売上高
南アフリカ SARB政策金利発表
13日(金)
・日本 日銀金融政策決定会合
米国 5月消費者物価指数
・米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2008年6月 6日 (金)

本日の雇用統計予想

こんばんは。6月に入りうっとうしい日が続いていましたが、本日の関東地方はかなり暑くなったようですね。1日オフィスにいると外のことはなかなか分からないものですね。

本日は米国の雇用統計です。これまで発表されたデータを元に非農業部門雇用者数を予想してみたいと思います(なかなか当たりませんが)。まず、新規失業保険申請件数は、多少の変化がありますが、失業保険継続受給者数は前回統計よりも減少しています。失業保険継続受給者数は逆に増加しています。民間給与計算会社ADPの雇用統計は+4万人と増加しています。ただし、増加は従業員100人未満のサービス業です。米供給管理協会(ISM)雇用指数は、製造業がほとんど変わらず、非製造業は低下しています。また、シカゴ購買部協会の雇用指数は41.2と前回の35.3から回復しています。最後にチャレンジャー&グレイ・クリスマスの人員削減は45.6と前月の27.4から増加しています。これらの結果を考えると、少なくとも増加に転じる可能性は低いと思われます。ADPと非農業部門雇用者数が連動しにくくなっていることや、失業保険継続受給者数が増加していることを考えて、6-8万人減を個人的に予想しています。

【新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数】
Blog20080605_01
source:Bureau of Labor Statistics

【ADP雇用統計、非農業部門雇用者数】
Blog20080605_02
source:ADP, Bureau of Labor Statistics

【米供給管理協会雇用指数】
Blog20080605_03
source:ISM

【チャレンジャー&グレイ人員削減】
Blog20080605_04
source:Challenger, Gray & Christmas, Inc

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2008年6月 5日 (木)

米の雇用は底堅いが…

こんにちは。

昨日発表された給与計算会社ADPの雇用統計は4.0万人増となり、市場予想を上回りました。これにより、明日発表される米国の雇用統計(非農業部門雇用者数)に期待が高まったと思われます。内訳を見ますと、製造業全般は減少サービス業も従業員が1-49人までの小企業では大幅な増加が見られるものの、500人以上の大企業では僅かですが減少しています。この統計には政府部門が含まれていないことから、非農業部門雇用者数との相関は薄いと見られていますが、雇用全体を見るとそんなに悪くないといえると思います。ただ、小企業での雇用が増えるということは、所得の面では、あまり芳しいとは思われず、食品やエネルギー価格が高止まりするようであれば、耐久消費財などの消費には影響が出てくると思われ、消費に支えられている米経済にとっては、中長期的に影響が出てくると思います。

一方、本日は英国、欧州で金融政策の発表が予定されています。現在はどちらも据置き予想です。英国は変更がない場合には、中銀の会見がありませんが、欧州は21:30にトリシェECB総裁の会見が予定されています。ここで、先行きの景気判断を引き下げることや、政策金利引き下げの可能性があることが示されると、ユーロの一段の下落の可能性が高まります。

【ADP雇用統計】

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項目(単位:千人) 5月 増減
製造業計 21,827 -37
小企業(1-49) 7,977 -1
中企業(50-499) 9,614 -21
大企業(500-) 4,236 -15
サービス業計 94,282 +77
小企業(1-49) 43,283 +62
中企業(50-499) 35,974 +18
大企業(500-) 15,025 -3
合計 116,109 +40
source:Automatic Data Processing, Inc.

【欧・英・米政策金利】
Blog20080604_01
source:ECB, BOE, FRB

2008年6月 4日 (水)

ドル円は106円を試しに行くか

こんにちは。
以前、朝の通勤電車の席取りについては話しましたが、本日は「アイマスク」をかけて寝ている人を見つけてしまいました。ここまでくるとすごいですね。感心!!

昨日はバーナンキFRB議長の異例な為替についての発言から、ドルが上昇しました。バーナンキ発言をどうみるかは分かれるところですが、発言の額面どおりに受け取れば、インフレを抑制するためにはドル高の方が望ましいということでしょう。4月のワシントンG7での為替の声明「前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、我々はこれらが経済及び金融の安定へ与え得る影響について懸念している。我々は、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。」とユーロ高、ドル安を共有したものとは少し違うようです。ただ、これまで為替についての発言は財務省が担っていただけに、ポールソン財務長官ではなく、バーナンキFRB議長から発言がなされたことは、市場には驚きとなったと思います。本日(明日の未明)にも同議長の講演が予定されていますので、2匹目のドジョウはいないと思いますが、注意は必要です。

この発言を受け、短期的にはドルが売りにくくなったと思いますが、さりとて
米大手証券会社リーマンブラザーズの資金繰りなどに不安が見え隠れしていることから、安心してのドル買いには繋がりにくい状況のように思います。リーマンブラザースの決算は16日(月)に発表が予定されています。また、本日発表される民間給与計算会社のADP雇用統計や米供給管理協会(ISM)非製造業景気指数によっては、106円台へと届く可能性もあることから、長く続いたレンジ抜けとなるかもしれません。

【ADP雇用統計】
Blog20080603_01
source:ADP

【米供給管理協会(ISM)指数】
Blog20080603_02
source:ISM

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2008年6月 3日 (火)

豪材料出尽くし?

こんにちは。
日曜日にクリーン・デーに参加したことは書きましたが、そのとき、田んぼの縁のゴミも拾いましたが、既に「おたまじゃくし」や「カブトエビ」「ホウネンエビ」がいました。そろそろザリガニの季節です。

本日は豪の政策金利の発表があり、予想通り7.25%で政策金利は据え置きとなりました。先の金融政策の議事録で、追加利上げに対してかなりの検討をしていたことから、市場にはある程度の期待がありましたが、足許の住宅市場の悪化などからと、インフレはいずれ沈静するとの見方から、豪中銀は政策金利を据え置いたものと思います。この結果を受け、一時100円台を回復していた豪ドルは99.50円近辺(14:00現在)まで下落しています。ただ、金融政策に先立ち発表された住宅許可件数は13,570件で前月比5.2%、前年比7.8%の大幅な伸びとなりました。(上のグラフ)6/12にモーゲージ承認件数の発表が控えていることから、足許の住宅関連の指標が良くなった場合には、次回7/1の金融政策での利上げが議論される可能性があります。

【住宅建設許可】
Blog20080602_01
source:Australian Bureau of Statistics

【政策金利】
Blog20080602_02
source:RBA, RNZ, FRB

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2008年6月 2日 (月)

米供給管理協会(ISM)指数に注目

こんにちは。
最近、クロスワードの雑誌を買って、問題を解いています。一番の苦手分野は芸能ネタです。

本日23時に米供給管理協会(ISM)の製造業景気期待指数が発表されます。3か月連続で景気の好・不況の分岐点となる50を割り込んでいますが、このところの景況感の改善から、今月の数値に期待が高まると思います。景況感は悪くなるときは先行して悪くなりますが、良くなるには時間がかかります。すなわち、景気の先行きが悪くなると、景況感は一気に悪化し、先行きが良くなると予想しても、「本当かな?」ということで、なかなか景況感が改善してきません。そういう意味では、今回50を回復してくると、かなりの楽観度(自信度)が出てきている可能性があります。また、新規受注(New Order)も併せて注目してみてください。ISMのサイトはこちら

Blog20080601_02

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国際貸借説とは

以前説明しました購買力平価からだいぶ時間がたちますが、今回は国際貸借説を取り上げてみたいと思います。

国際貸借説とは、ひとことで言うと、「為替相場は国際貸借で決まる」というものです。資本の移動規制が行われていた1960年代の説でもありますので、現在にそのまま当てはまるか疑問が残るところです。

この説の提唱者は英国の銀行家(政治家でもあった)G・J・ゴッシェン(1831-1907)です。

簡単に言いますと、米国と日本の2国間の場合、一定期間の日本の経常収支が黒字のときは、日本が受取った外貨を円に交換するため、外貨を売って円が買います。このため、為替レートを円高・ドル安に動かすというわけです。逆に日本の経常収支が赤字のときは、米国にドルを支払わなければならないため、外貨を買って円を売ります。このため、為替レートをドル高・円安に動かすと言うことになります。

ただし、近年では、経常収支(モノや貿易)、資本収支(資本の出入り )、公的収支(政府や中銀の介入など)が複雑に絡み合って、為替レートを決定するという考え方や、経常収支や資本収支が2国間に留まらないとの見方があり、この方法での予測も簡単ではありません。基本的には、0=「経常取引」+「資本収支」+「公的収支」という考え方に基づいて為替レートを求めようとするものです。ただ、各国の国際収支の統計方法にも誤差があることから、金本位制だった時代に比べ経常収支も把握しにくく、
この方法だけでのアプローチは信頼性が低いと言えそうです。

【国際貸借説】クリックすると拡大します
Blog20080601_01
source:yamauchi, Uedaharlowfx

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2008年6月 1日 (日)

6/2の週のポイント

こんにちは。
本日は市のクリーン・ディ(雨天のため、今週へ延期)と江戸川クリーン・ディが重なり、市のクリーン・ディに参加しました。基本的にはゴミ拾いです。多いゴミはタバコのフィルターでした。大きいものではコーン(道路の赤い三角のもの)などもありました。ゴミは決められたところに捨てたいですね。

シカゴIMMポジションでは、ユーロが再びショートへ転換、円ロングが減少、ドルショートは微減です。カナダドルが1.8万コントラクトの増加で5万コントラクトのロングとなり、2007年11月以来のロングの水準となっています。

ドル円は原油価格の下落などから、ドルが変われる展開となり、三度レンジの上限の106円を試す動きとなっています。5/2の高値の105.68円を更新する105.80円まで5/29に上昇したものの、30日の高値も105.73円止まりで、106円の壁が厚いことが伺われます。一方、ユーロは欧州の景況感などが悪化していることが示されていることなどから、調整色を強めています。今週は欧・英・オセアニアで政策金利の会合が開かれることや、米国の供給管理協会(ISM)の景気指数、米・カナダの雇用統計の発表が控えていることから、ドル円はレンジの上限の106円を試す動きを見せると思います。ただ、ドルの継続的な買いにも警戒感が市場に根強くあることから、レンジの上限を抜けたとしても108.60円近辺が一応の目標となると思われ、上限がレジスタンス(上値抵抗)となった場合には、102.50円との間のレンジが継続し、これを割り込むと100.50円が一応のターゲットとなりそうです。

【USD】
Blog20080531_01
source:CFTC

ドルは2,151コントラクトのショート減少の202,314コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20080531_02
source:CFTC

円は6,744コントラクトのロング減少の33,304 コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20080531_03
source:CFTC

ユーロは10,231コントラクトのショート増加の3,390コントラクトのショートに転換しました。

【CAD】
Blog20080531_04
source:CFTC

カナダは18,707コントラクトのロング増加の50,125 コントラクトのロングとなりました。

【NZD】
Blog20080531_05
source:CFTC

NZドルは423コントラクトのロング増加の4,964コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(2日更新)

6月2日の週の注目指標
2日(月)
・ニュージーランド市場休場(女王誕生日)
・オーストラリア 4月小売売上高
・スイス 第1四半期GDP
・スイス 5月SVME購買部協会景気指数
・米国 4月建設支出
米国 5月ISM製造業景況指数
3日(火)
・オーストラリア 4月住宅建設許可件数
オーストラリア RBAキャッシュターゲット
・ユーロ圏 第1四半期GDP季調済・改定値
・米国 4月製造業受注指数
4日(水)
・英国 5月ネーションワイド消費者信頼感
・オーストラリア 第1四半期GDP
・ユーロ圏 4月小売売上高
米国 5月ADP雇用統計
米国 5月ISM非製造業景況指数
5日(木)
ニュージーランド RBNZオフィシャル・キャッシュレート
・オーストラリア 4月貿易収支
英国 BOE政策金利発表
ユーロ圏 ECB政策金利発表
・カナダ 4月住宅建設許可
・カナダ 5月Ivey購買部協会指数
6日(金)
・ドイツ 4月鉱工業生産・季調済
カナダ 5月雇用ネット変化
・カナダ 5月失業率
米国 5月非農業部門雇用者数
米国 5月失業率

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2012年5月

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