山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年2月28日 (土)

材料は後からついてくる

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

今回の急激な円安については、発表される米国の経済指標や米株価の下落を無視したようなドル高となっていることもあり、「不思議だ」「おかしい」という言葉をよく聞く。確かに一部のセンチメント調査が改善を示している以外では、雇用、住宅等は依然として底入れの気配も見えない。この「おかしい」から「相場がまちがっている」になると、損失への危険信号が点灯することになる。

筆者も以前はこういうときに意地を張って考えを変えず何度か痛い目にあった経験がある。痛い目にあう前に早めに「相場が動く方向が正しい」ということに気づく必要がある。相場が先に動き理由が後からいくらでも出てくる例には事欠かない。今回の円安についても、日米の長期金利の拡大、貿易赤字に転落した日本からの円買い需要の減少、麻生政権のレイムダックなど。また、ドル高についても米政府の金融安定化策の効果が出てきた(米ドルの短期市場におけるリスクプレミアムが縮小)、FDIC(預金保険公社)が米金融機関発行の債券の債務保証を行っていて起債が盛んなことなどだ。

今回、円高を予想していた人たちは外れてしまった(筆者もその一人)が、何度か逃げるチャンスはあったと思う。

①21日移動平均線を上に抜けたとき(89.74円)
②引値が55日移動平均線を上に抜けたとき(91.83円)
③日足の一目均衡表の転換線が基準線を上に抜けたとき(90.36円)
④日足の一目均衡表の雲の中に2度目に入ったとき(91.52円)
⑤日足の引値が一目均衡表の雲の上に抜けたとき(94.16円)
⑥94.65円(1/6の高値)を上に抜けたとき
⑦95.00円(5円刻みの節目)を上に抜けたとき
⑧200日移動平均線を上に抜けたとき(100.35円)

【21、55、200日移動平均線】
Blog20090227_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【一目均衡表】
Blog20090227_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

今回の円安は相場に対しては常に「純」で臨まなければならないということを思い起こさせてくれたようだ。

2009年2月27日 (金)

2/27 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル>豪ドル>円>NZドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日はオバマ新政権の予算教書が議会に提出され、「金融業界向け支援で7500億ドルの追加資金要請へ」とういう内容を好感しドルが上昇したものの、その後発表された米新規失業保険申請件数や耐久財受注、新築住宅販売が軒並み市場予想値から悪化を示すと、ドルが一時弱含む場面も見られましたが、引き続き市場が円売りに傾いていることから、ドル/円は一時1ドル=98.72円、ユーロ/円は1ユーロ=126.09円まで上昇しました。ただ、短期的には円が売られすぎていることから、円の安値では警戒感があるものの高値圏は維持してクローズしました。

■本日の見通し
本日は朝方に米格付け会社S&Pが米10社の格付けを引き下げたことから、ドル売りがやや先行しています。また、第4四半期のGDP改定値が発表予定となっていて、前回の年率換算で-3.8%から下方修正が予想されていることもあり、ドル買いにも警戒感が伴う状況となっています。昨日の予算教書では財政赤字は1.75兆ドルに拡大と、予算局が発表している1.2兆ドルからさらに赤字が拡大することが示されていて、中長期的な展望としては、ドルの下落の可能性も視野に入れておくべきと思われます。短期的にはスペック(投機筋)などがさらに上値を見ており、日々1円ずつドルが切りあがっていることを考えると、200日移動平均の100円台前半まで上昇する可能性も十分あります。米国債入札に絡むドル買い需要は今週で終わることにも留意しつつ、売場を探す時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

テクニカルでは、ドル/円の目標値の200日移動平均線は100.31円となっています。ストキャスティックス(スロー)のデッドクロスはダマシとなりました。ユーロ/ドルはトレンド系で横ばいが暗示されていて、しばらくはレンジの動きが予想されます。ユーロ/円は上昇トレンドですが、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中を推移していることから、上に抜け出ると強い上昇トレンドに入ると思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,457.93    -3.29    -0.04%
FTSE 100    3,915.64    +66.66    +1.73%
DAX            3,942.62    +96.41    +2.51%
DOW JONES    7,182.08    -88.81    -1.22%
S&P 500        752.83        -12.07    -1.58%
NASDAQ        1,391.47    -33.96    -2.38%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.99    0.06
日本10年国債     1.285    -0.024
英国10年国債     3.63    0.18
独10年国債     3.13    0.14

■コモディティ価格
NY金(期近)      942.6    -23.6
NY原油(期近)     45.22    2.72

■主な発言(FXミュージアムより)
野田日銀委員
「景気は当面厳しさを増す可能性が高い」
「国内民需はさらに弱まっていく可能性高い」
「輸出は減少すると見込まれる」
「金融機関全体として資本制約を強く意識」
「金融機関が資金需要に応じない事例が増えている」
「日本も負の相乗作用が一段と強まるリスク」
「家計の雇用・所得環境も厳しさを増している」
「企業収益や資金調達環境が悪化している」
白川日銀総裁
「景気は大幅に悪化しており、当面悪化の可能性高い」
「先行き不確実性が高い」
「最近の見通しになればなるほど厳しい-経済見通し」
与謝野財務相
「ドルの価値が不安定になることは好ましくない」
「ドルの基軸通貨に代わるものがない状況」
ダーリング英財務相
「英政府は、近くRBS株70%保有へ
「銀行で民間株主を維持することは重要
「英政府は、金融機関の完全国有化を望んでいない
「英銀は、バランスシートをきれいにすべきだ
「RBSのCEOは、年金辞退を検討すべきだ
「政府とRBS、弁護士がCEO報酬で協議
「RBSのCEOへの年金、理解に苦しむ
「金融機関側の計画よりリスクは長く深刻にも
「英政府の狙いは、RBSの融資維持、拡大
キング英中銀総裁
「銀行システムへの信頼感の欠如が極端になった」
「銀行のバランスシート検証にはまだ時間かかる」
「政府が銀行のバランスシートを支える必要」
「銀行の中核資本が危機なら政府が支援する必要」
「銀行のバランスシート分析には数カ月必要」
「英中銀は今後数カ月マネーサプライを増やす見込み」
「経済におけるマネーの伸びが遅過ぎる」
「金融政策委は大幅なインフレ率上昇を容認しない」
オバマ米大統領
「ヘッジファンド運用者への増税を提案へ」
「金融業界向け支援で7500億ドルの追加資金要請へ」
「米大統領の予算案で財政赤字は1.75兆ドルに拡大へ」
「高所得者の増税を提案へ」
「戦費として750億ドルを追加要請へ」
「医療制度改革を提案へ」
与謝野財務相
「金融面で日銀の金融政策にお願いしなければならないこと、たくさんある」
「(株価対策について)株価は実体経済を反映、人工的に操作はできない」
「株価支えること大事だが、方法は議論分かれるところ」
「金利水準から見て、長期資本市場は消化能力あると判断」
「個別指標見ると、1─3月期GDPもかなり厳しいと認識」
「大量の株が無秩序に放置されることは意外な影響、それに対する防御は必要」
「(財政出動について)従来型の公共事業ではない需要を考えなければならない」
「日米首脳会談で米国債買い支えの話は一切出ていない」
オバマ米大統領
「09年度予算規模は3.94兆ドル、米財政赤字は過去最大の1.75兆ドルと予想」
「10年度予算規模は3.55兆ドル、米財政赤字は1.17兆ドルと予想」
「大規模な赤字で、財政規律の回復に向け今後厳しい選択に迫られる」
「米経済の強さ回復、国家安全保障に重要」
「政府、短期的に景気後退からの脱却を主導すべき」
「米医療制度の「根本的な改革」が必要、長期的にコスト削減につながる」
「4月の予算で一段の削減や再配分を明確にする」
米政府関係筋
「米政府とAIGは救済策めぐり幅広い選択肢を検討している」
「米政府とAIGの協議、格下げ回避が焦点」
「AIG救済の選択肢、資産の買い手に対する資金援助が含まれる」
「AIG救済の選択肢、政府保有の優先株400億ドルについて減配・配当見送りなどが含まれる」
「AIG、株式に関する数十億ドルの追加コミットメントを政府から得る可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/27(金)         
8:30    日本     1月有効求人倍率
8:30    日本     1月失業率
8:30    日本     1月全国消費者物価指数
8:30    日本     2月東京都区部消費者物価指数
8:50    日本     1月鉱工業生産速報
9:01    英国     2月GFK消費者信頼感調査
19:00    ユーロ圏     1月失業率
19:00    ユーロ圏     1月消費者物価指数
19:30    スイス     2月KOF先行指数
21:00    南アフリカ     1月貿易収支
22:30    米国     第4四半期GDP改定値
22:30    米国     第4四半期個人消費改定値
22:30    米国     第4四半期GDP価格指数・改定値
22:30    米国     第4四半期コアPCE・改定値
22:30    カナダ     第4四半期経常収支
23:45    米国     2月シカゴ購買部協会景気指数
24:00    米国     2月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年2月26日 (木)

2/26 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル>豪ドル>円>NZドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は日経平均株価の上昇などから円売りが継続し、1ドル=97.35円、1ユーロ=125.16円まで上昇しました。発表された米中古住宅販売が449万件と大幅に悪化し、在庫も360万件と9.6か月分(前月は9.4か月分)に増加したものの、ドルは主要通貨に対し上昇、ドル/円も東京時間に一時つけた1ドル=97.35円を超える97.79円まで上昇しました。ユーロはオルドネス・スペイン中銀総裁の「銀行の資本増強の可能性を排除すべきでない」などの発言から、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.2757ドル、ユーロ/円は1ユーロ=123.27円まで下落しました。また、バーナンキ米FRB議長の議会証言が行われたものの、目新しいことはなく「銀行の国有化はない」と否定コメントが繰り返されました。

■本日の見通し
昨日米銀行当局からストレステストの内容が発表されました。(内容は下記)
「資産1000億ドル以上の銀行持ち株会社、ストレス試験を受ける」
「ストレス試験、09年GDP‐3.3%・10年GDP+0.5%の悪化シナリオに基づき実施」
「ストレス試験、バランスシート外のコミットメントや関連負債も対象」
「資産1000億ドル以下の銀行、新プログラムでの公的資本取得が可能」
米経済指標の悪化、株価の下落はむしろドル高の要因となっていて、これまで書いてきたように今週行われている米国債の入札もドル下支えの要因となっているようです。また、スペインの金融機関をはじめとした欧州の金融機関への不安もくすぶり続けており、ユーロの上値を重くしています。昨日一番売られた通貨はポンドとなりますが、来月の金融政策で利下げが行われるとの見方もポンド売りを誘いやすいと思います。また、円売も引き続き一部の通貨では強いものの、そろそろ急激な円安に対しての警戒も出ています。

テクニカルでは、ドル/円は上昇が継続するシグナルのままとなっています。ドル/スイスフランで21日移動平均線を上抜けしたことやストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、ドルの上昇が継続しやすいようです。ポンドは、いったん超えたレジスタンス(上値抵抗)ラインを再び下に割り込んできています。再度上に抜けられなければ下落方向に向かう可能性が高くなります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,461.22    +192.66    +2.65%
FTSE 100    3,848.98    +32.54    +0.85%
DAX            3,846.21    -49.54    -1.27%
DOW JONES    7,270.89    -80.05    -1.09%
S&P 500        764.9        -8.24    -1.07%
NASDAQ        1,425.43    -16.4    -1.14%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.93    0.13
日本10年国債     1.31    0.036
英国10年国債     3.47    0.06
独10年国債         3.00    0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      966.2    -3.3
NY原油(期近)     42.5    2.54

■主な発言(FXミュージアムより)
オルドネス・スペイン中銀総裁
「流動性の欠如が銀行の主要な懸念の1つ」
「ECBの流動性対策が銀行支払い能力の問題を防いだ」
「レバレッジ解消がスペインの銀行のリスクにも」
「ECBの流動性対応措置には限界がある」
「銀行の資本増強の可能性を排除すべきでない」
「資金調達は引き続き不十分で困難だ」
ウェーバー独連銀総裁
「短期金融市場の緊張が続いている」
「信頼感の欠如が引き続き金融市場の主要な問題」
アルムニア欧州委員
「銀行の国有化は1つの『可能性』」
「銀行システムは脆弱な状態」
「ユーロ圏国がIMFに支援求めること考えられない」
「EU加盟国は不良資産問題に対処する」
バーカー英中銀MPC委員
「英経済、09年末まで成長再開しない恐れ」
「英中銀、景気が予想以上に悪化する可能性を懸念」
「ポンド安は輸入敬遠のきっかけに」
「英金利は底に接近している」
「英国の低金利、今後2年で成長を支援へ」
バーナンキFRB議長
「今後数年はインフレの問題ないと想定」
「貸し出し制度の多くは性質上短期的、急速に巻き戻される可能性」
「必要に応じ、利上げやインフレの影響回避ができると確信」
「世界市場は短期的に米国債の消化可能、現在の水準で借り入れ継続は不可能」
「金融危機の緩和目指す米政府プログラム、さらに資金必要となる可能性」
「時価会計ルール、企業の基本的価値について投資家の理解を助ける」
ドッド米上院銀行委員長
「FRBは過度に多くの責任を負っている可能性があり、消費者保護対策は十分でない」
「消費者の保護が必ずしもFRBの優先事項になっていないことは誰の目にも明らかだ」
ブランチフラワー英中銀MPC委員
「英国のリセッション、『著しく』深刻化の恐れ」
「英国のリセッション、『長期化』の恐れも」
「金利はゼロ付近に、量的緩和『早急に』実施を」
「少なくとも0.5%に利下げし、当面維持を」
「英失業率、年末までに10%に接近も」
ガイトナー米財務長官
「市場の回復に向け引き続き、迅速かつ効率的で効果的な措置の導入に努める」
「住宅購入者への税控除については、納税者が最も必要としているときに資金を提供する。初めて住宅を購入する消費者は重要なターゲットだ」
米銀行監督当局
「資産1000億ドル以上の銀行持ち株会社、ストレス試験を受ける」
「ストレス試験、09年GDP‐3.3%・10年GDP+0.5%の悪化シナリオに基づき実施」
「ストレス試験、バランスシート外のコミットメントや関連負債も対象」
「資産1000億ドル以下の銀行、新プログラムでの公的資本取得が可能」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/26(木)         
9:30    オーストラリア     第4四半期民間設備投資
11:00    ニュージーランド     1月マネーサプライM3
16:10    ドイツ     3月GFK消費者信頼感調査
17:55    ドイツ     2月失業率
17:55    ドイツ     2月失業者数
18:00    ユーロ圏     1月マネーサプライM3
18:30    南アフリカ     1月生産者物価指数
19:00    ユーロ圏     2月 サービス業信頼感
19:00    ユーロ圏     2月業況判断指数
19:00    ユーロ圏     2月経済信頼感
19:00    ユーロ圏     2月鉱工業信頼感
19:00    ユーロ圏     2月消費者信頼感
22:30    米国     1月耐久財受注
22:30    米国     新規失業保険申請件数
24:00    米国     1月新築住宅販売件数

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年2月25日 (水)

2/25 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間に1ドル=95円を上抜けし、欧州時間帯も円の売りが継続しました。その後、ECBの3月の理事会では0.5%以上の利下げはないとのギリシャ中銀総裁の発言を受けユーロが対円で上昇したことなどから、クロス円にも支えられ96円台を回復、S&P/ケースシラー住宅価格指数が悪化したものの、バーナンキFRB議長の議会証言で銀行の国有化が否定されたことから、株式市場がこれを好感し上昇したことを背景にドルが買われ、1ドル=96.94円までドルは大幅上昇となりました。ユーロも対円では1ユーロ=124.75円の大幅な上昇となり、高値圏を維持してクローズしています。

■本日の見通し
これまでに本邦の通関貿易収支が発表され、6か月連続の赤字となったことから、円買い(高)圧力が潜在的に弱いことが示されています。米株価は上昇しても下落しても円売りにつながりやすく、先週から一番弱い通貨が「日本円」とマーケットではとらえているようです。今週は米国債の入札もまだ続くことからドルが底堅い動きとなることが予想されますが、急速に円が売られていることから、円売りにも警戒感が付きまといそうです。ユーロは次週のECB理事会での利下げ幅をめぐり、ギリシャ中銀総裁や独連銀総裁の発言がなされていることから、大幅な引き下げ見通しはやや後退していると思われます。欧州、米国時間では引き続きドルが買われやすく、主要通貨に対して円が売られやすいことから、ドル/円は1ドル=97円台、ユーロ/円は1ユーロ=125円台をうかがう展開となると思われますが、そろそろ調整の可能性も出てきそうです。

テクニカルでは、ドル/円が一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上限を試しに来ていることから、雲の上に抜け出るとトレンドが転換する可能性が高くなります。また、昨年12月と本年1月の87円台前半でW(ダブル)底をつけているように見えます。目標としては200日移動平均線となる100.36円近辺、目先のレジスタンスは週足の基準線98.13円近辺と思われます。ユーロ/円やポンド/円、豪ドル/円が90日移動平均線と一目均衡表(日足)の雲を上に抜けてきていることから、クロス円全般に上昇が継続する可能性があります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,268.56    -107.6    -1.46%
FTSE 100    3,816.44    -34.29    -0.89%
DAX            3,895.75    -40.7    -1.03%
DOW JONES    7,350.94    +236.16    +3.32%
S&P 500        773.14        +29.81    +4.01%
NASDAQ        1,441.83    +54.11    +3.90%


■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.79    0.04
日本10年国債     1.29    0.022
英国10年国債     3.41    -0.04
独10年国債     2.98    -0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      969.5    -25.5
NY原油(期近)     39.96    1.52

■主な発言(FXミュージアムより)
センタンス・英中銀(BOE)金融政策委員
「英経済は、デフレリスクに対処するため一段の刺激策が必要」
「金利がゼロに近づいているため、量的緩和の活用も」
「調査では、09第1四半期GDPは08年第4四半期の前期比マイナス1.5%と同水準になる見込み」
「景気後退が深刻ならデフレリスクが高まるが、大きなリスクではない」
「2009年から10年にかけて、英国や世界経済が回復すると見込む根拠ある」
「利下げが実体経済に浸透しつつあるが、時間かかる」
「今年はポンド相場が英経済を一段と支える見通し」
プロボポラス・ギリシャ中銀総裁
「3月のECB理事会で50bp以上の利下げの公算は小さい」
「3月理事会で50bpもしくは50bp以下の利下げ、据え置きの可能性排除できず」
「ECBの金利は下限に近付いている、ゼロ金利は想定できず」
「ECBによる量的緩和の選択肢見極めは『非常に初期の段階』3月発表の公算小さい」
リープシャー・オーストリア中銀総裁
「現在インフレが大幅に低下している」
「一部の国ではインフレが一時的にマイナスになる可能性がある」
「2009年通年では、ユーロ圏、米国のいずれもデフレになることは予想されていない」
「各国中銀は、日本が経験したようなデフレを回避するためあらゆる措置を講じていく」
バーナンキFRB議長
「銀行・市場の安定に向けた力強い政府措置、財政刺激と並び不可欠」
「当局の行動が成功すれば、リセッションは09年に終了し10年に回復する公算」
「見通しの不透明性は大きい、リスクは恐らく下向き」
「世界的な減速、予想以上に輸出や金融状況を直撃する可能性」
「負の連鎖の伴い金融危機を悪化させている弱い経済はリスク」
「当面、異例の低金利が妥当な状況を想定」
「多くの市場で著しい緊張、金融機関は依然圧迫されている」
「米FRB、景気刺激・市場回復に向けすべての利用可能な手段を用いることにコミット」
「経済は『非常に収縮』、急激な落ち込みが09年第1四半期に続く公算」
「商品価格下落や緩みでインフレ圧力は大幅低下」
「銀行が直面するリスクを判断することに一段と積極的であるべき」
「状況が悪化しても銀行資本が今後も十分であることを確実にしたい」
「労働市場は2010年にかけ低迷、雇用の回復は遅い可能性」
「銀行のストレス試験、大手行のバランスシート及び必要資本を査定」
「ストレス試験の期間、2年を超える見通し」
「米当局、銀行について必要な対応行う上で過半数株式の保有必要ない」
「米政府、融資促進に向け銀行を管理下に置くことや正式な国有化の必要ない」
「システミックに重要な金融機関を規制当局が破たんさせる際の指針、米議会が策定する必要」
「主要米銀、現時点では管理下に置かれるような状況に近くない」
ウェーバー独連銀総裁
「ゼロ金利は望ましくない、1%が下限」
「ECBには利下げ余地がある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/25(水)         
8:50    日本     1月通関ベース貿易収支(季調済)
16:00    ドイツ     第4四半期GDP・改定値(前期比)
16:00    ドイツ     第4四半期個人消費・改定値(前期比)
17:30    香港     第4四半期GDP(季調済/前期比)
18:00    オルドネス・スペイン国立銀行総裁講演
18:00    ノルウェー     12月失業率
18:30    英国     第4四半期GDP・改定値(前期比)
18:30    英国     第4四半期個人消費・改定値(前期比)
18:30    南アフリカ     1月消費者物価指数コア(前年比)
19:00    ウェーバー独連銀総裁講演
未定    ドイツ     2月消費者物価指数(前月比)
24:00    米国     1月中古住宅販売件数
24:00     バーナンキFRB議長下院金融委員会で証言
26:30    ブランチフラワー英中銀金融政策委員会委員講演

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2009年2月24日 (火)

2/24 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>ドル>オーストラリアドル>ニュージーランドドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間に懸念されていた米シティ・グループの普通株を米政府が最大40%取得ニュースが流れたことから米株価が下落、ドル/円は一時1ドル=92.76円まで下落したものの、欧州時間に入り、米株価先物が上昇したことなどから93円台を回復、ユーロ/円などのクロス円の上昇につれ、ドル/円は94円台後半まで上昇、一時1ドル=94.95円を付けました。一方のユーロはドルの弱含みから、一時1ユーロ=1.2992ドルまで上昇、欧州時間帯にはクロス円全般の強含みから1ユーロ=121.92円まで上昇、しかし、クロス円が下落したことや米株式市場が下落したことからドルの買い戻しとなり、1ユーロ=1.2713ドル、1ユーロ=119.77円まで下落しました。

■本日の見通し
東京時間帯は引き続き輸出企業などのドル売りが出やすいことから、ドルの上値が重くなることが予想されます。また、本日は独IFO景気動向指数の発表が予定されていて、先に発表されている独ZEW景況感調査が大幅な改善を示したことから、IFOにも期待がもたれ、改善を示すようであればユーロの支援材料となると思われます。また、米国ではS&P/ケースシラー住宅価格指数の発表が予定されていることから、住宅価格の悪化傾向が継続するようであれば、ドルの上値が重くなると思われます。ただ、米国の株価下落がドルの上昇要因となっていることから、くすぶり続けているGM、クライスラーの経営再建問題や米金融機関の問題などで株価がさらに下落するようであれば、一時的にドルが買われやすい展開となりそうです。

テクニカルでは、ドル/円が1/6の高値を更新、一時94.95円まで上昇、90日移動平均線ではサポートされたこと、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中に入ってきたことから、同線が雲の上に抜け出るとトレンドの転換が確認されることになります。ユーロ/ドルは引値で21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線を超えられなかったことなどから引き続き上値が重いことが予想されます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,376.16    -40.22    -0.54%
FTSE 100    3,850.73    -38.33    -0.99%
DAX            3,936.45    -78.21    -1.95%
DOW JONES    7,114.78    -250.89    -3.41%
S&P 500        743.33        -26.72    -3.47%
NASDAQ        1,387.72    -53.51    -3.71%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.76    -0.03
日本10年国債     1.29    +0.022
英国10年国債     3.45    +0.04
独10年国債         3.01    0

■コモディティ価格
NY金(期近)      995    -7.2
NY原油(期近)     38.44    -1.59

■主な発言(FXミュージアムより)
トリシェECB総裁
「金融システムは強い緊張にさらされている」
「金融システムが景気回復の障害になっている」
「ユーロ圏に与信縮小の兆し見え始めた」
「ECBの仲介機能は大きく拡大した」
「銀行に必要以上の資本求めるべきではない」
「ヘッジファンドと格付け会社への規制強化必要」
「ECBは監視で役割拡大する能力ある」
「クレジット・デフォルト・スワップ決済はユーロ圏内で」
米規制当局(共同声明)
「米政府、金融システムを断固として支えていく」
「米政府、経済成長の回復に必要なクレジット供給に向けた銀行の資本・流動性を確実にする」
「米規制当局、システミックに重要な金融機関の存続性維持に尽力」
「銀行が適切な水準の資本を確保できるよう、支援プログラムを2月25日から開始へ」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/24(火)         
8:50    日本     1月企業向けサービス価格指数
8:50    日本     日銀金融政策決定会合議事要旨
18:00    ユーロ圏     12月経常収支
18:00    ドイツ     2月IFO景気動向指数
18:30    南アフリカ     第4四半期GDP
19:00    ユーロ圏     12月鉱工業新規受注
23:00    米国     12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
24:00    米国     2月リッチモンド連銀製造業指数
24:00    米国     12月住宅価格指数
24:00    米国     2月消費者信頼感指数

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2009年2月23日 (月)

2/23 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>ポンド>円>ニュージーランドドル>オーストラリアドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末はGM傘下のスウェーデンの自動車メーカー・サーブが事実上の経営破たんとなったことで、GMに対する懸念などからドル/円は一時1ドル=93.58円まで下落しました。しかし、欧米の株式市場が下落する中でドルは上昇、米1月の消費者物価指数が0.3%と前月の-0.8%からは上昇となったことなどで1ドル=94.39円まで上昇しましたが、GM傘下の独オペルから「オペルは当初検討の18億ユーロ以上の欧州での政府保証が必要、正確な数字は言えない」「約26億ユーロの独政府保証を要請・7億ユーロの労務費削減が必要」、サーブから「スウェーデン政府の自動車業界支援策が利用可能な見通し」「資金調達、大部分はGMが拠出する見通し」からドルの上値が重くなり、更にノボトニー・オーストリア中銀総裁から「ユーロ圏にゼロ金利は好ましくなく、また必要としない」との発言があり、ユーロが一時1ユーロ=1.2843ドルまで大幅に上昇したことや、米大手銀行2行の国有化の懸念がクローズアップされ、ドル/円は一時1ドル=92.51円まで下落しました。結局、ドル/円は93円台前半でクローズしています。

■本日の見通し
本日はカナダ以外では主要な経済指標の発表が予定されていないことから、引き続き米大手銀行2行に対する米政府の対応に関心が集まるものと思われます。また、スウェーデンのサーブが事実上経営破たんしたことから、独オペルも信用不安が高まっていることから、独米で対応策が協議に入るとみられているため、ユーロやドルの上値が重くなることが予想されます。ただ、株式の下落と円は相関が崩れてきているため、株価の下落がドルのレパトリ(資金還流)を促すと思われることから、株の下落はそれほど円高要因には直結しないと思われます。米国の住宅関連の経済指標が控えていることから、取引自体は低調となる思われ、ドル/円は週末の安値の92.51円と94.00円の中でのもみ合いが予想されます。ユーロは中東欧諸国に対する西欧諸国の支援が行われるとの観測の高まりが継続すれば、ユーロは堅調さを維持しよう。

テクニカルでは、ドル/円がストキャスティックス(スロー)でデッドクロス出現と一目均衡表(日足)の雲の中に再び入りましたが、90日移動平均線ではサポートされています。1/6の高値の94.65円を超えられなかったものの、サポートが継続するようであれば94.65円を再度試しにくる可能性があります。ユーロ/ドルはストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたものの、高値は21日移動平均線でレジスタンスとなりました。一目均衡表(日足)でも遅行線と雲の関係を考えると、雲が切りあがっていくことからレジスタンスが機能すると思われることから、上値の重い展開となりそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,416.38    -141.27    -1.87%
FTSE 100    3,889.06    -129.31    -3.22%
DAX            4,014.66    -200.55    -4.76%
DOW JONES    7,365.67    -100.28    -1.34%
S&P 500        770.05        -8.89    -1.14%
NASDAQ        1,441.23    -1.59    -0.11%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.86    0.11
日本10年国債     1.29    0.022
英国10年国債     3.41    -0.09
独10年国債     3.01    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      1,002.20    25.7
NY原油(期近)     38.94    -0.54

■主な発言(FXミュージアムより)
トリシェECB総裁
「危機は金融市場にとって深刻な課題」
「ECBの市場の役割は極めて異例」
「ECBは市場安定化で決定的な役割を担った」
「ECBは流動性を適切に誘導している」
「リファイナンシングオペは必要な限り続ける」
「金融機関は必要なだけの流動性を確保できる」
「ECBのバランスシートは6000億ユーロ膨らんだ」
「ECBのバランスシート、危機のなかで65%拡大」
「ECBリファイナンスへの金融機関の需要は低下」
「信頼感が最も重要」
「経済は未知の状況にある」
「景気回復は不確か、警戒続ける必要」
「不均衡の集積が解消されている」
「信頼感回復が好転への鍵」
「中銀の役割拡大でコンセンサス広がる」
「市場安定で中銀の役割へのコンセンサス見られる」
「ECBは保護貿易主義に強く反対している」
「ECBは役割拡大を引き受ける意向ある」
「東欧経済について一般化はできない」
「アイルランドはユーロ圏の「弱いリンク」ではない」
「ゼロ金利は『不都合』をもたらす」
「追加利下げに関する見解をあらためて表明」
シュタルクECB理事
「ユーロ圏分裂のリスクはない」
ユンケル・ユーログループ議長
「いかなるユーロ圏諸国にも深刻な資金調達危機はみられない」
「ユーロ圏諸国はIMF支援要請する必要ない、必要ならユーロ圏で支援受けるべき」
ドッド米上院銀行委員長
「銀行国有化はあり得る、オバマ政権は回避に向け取り組んでいる」
米ホワイトハウス報道官
「民営の金融システム、正しい方向と確信」
「オバマ米政権、金融システムが十分に監督されることを確実にしたい」
「銀行システムは民営が正しい方向、十分な監督を確実にする」
パパデモスECB副総裁
「銀行国有化、可能な限り回避すべき」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/23(月)         
17:00    トリシェECB総裁講演
20:00    ゴンザレス・パラモECB理事講演
22:30    カナダ     12月小売売上高
26:40    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2009年2月22日 (日)

2/23の週のポイント

こんばんは。本日は約20年ぶりに献血をしました。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMポジションでは、円ロング(買い)が減少、ドルロング(買い)が増加、ユーロショート(売り)も増加しています。、NZドルはショートが4,000コントラクト近辺で推移しています。

週末に米大手金融機関のシティ・グループ、バンク・オブ・アメリカの株価の急落を受け、国有化懸念が強まりました。政府が発表した金融安定化策の詳細が見えていないことから、市場の不安が払拭されていないようです。オバマ大統領は議会を通過した景気対策の減税を前倒しで行うことを週末のラジオ演説で行ったものの、金融安定化策の一部詳細を今週に公表すると財務省が発表していることから、市場はこの公表待ちとなることが予想され、S&P/ケースシラー住宅価格指数や中古住宅販売、新築住宅販売の発表への反応は一時的になる可能性があります。ただ、第4四半期GDPの改定値の発表が予定されていることで、改定値の大幅下方修正(-3.8%から-5.0%など)されると、ドル売りの材料とされる可能性があります。事実上GMから切り離されたサーブが破綻するなど、GMも不安感が出ていることから、ドルが先週のような上昇をするかは不透明です。

【USD】
Blog20090221_01
source:CFTC

ドルは14,217コントラクトのロング増加の57,370コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090221_02
source:CFTC

円は7,409コントラクトのロング減少の36,188コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090221_03
source:CFTC

ユーロは5,443コントラクトのショート増加の15,437コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090221_04
source:CFTC

カナダは1,438コントラクトのショート増加の12,909コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090221_05
source:CFTC

NZドルは243コントラクトのショート増加の4,582コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(23日更新)

2月23日の週の注目指標
■23日(月)
・カナダ  12月小売売上高
■24日(火)
・ユーロ圏  12月経常収支
・ドイツ  2月IFO景気動向指数
・南アフリカ  第4四半期GDP
米国  12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・米国  2月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  12月住宅価格指数
・米国  2月CB消費者信頼感指数
■25日(水)
・日本  1月通関ベース貿易収支
・ドイツ  第4四半期GDP改定値
・英国  第4四半期GDP改定値
米国  1月中古住宅販売件数
■26日(木)
・NZ  1月貿易収支
・ドイツ  2月失業率
・ドイツ  2月失業者数
・ユーロ圏  2月 サービス業信頼感
・ユーロ圏  2月業況判断指数
・ユーロ圏  2月経済信頼感
・ユーロ圏  2月鉱工業信頼感
・ユーロ圏  2月消費者信頼感
米国  1月耐久財受注
米国  1月新築住宅販売件数
■27日(金)
・NZ  1月住宅建設許可
・日本  1月失業率
・日本  1月有効求人倍率
・日本  1月全国消費者物価指数
・日本  2月東京都区部消費者物価指数
・日本  1月鉱工業生産速報
・ユーロ圏  1月失業率
米国  第4四半期GDP改定値
・米国  第4四半期個人消費改定値
・米国  2月シカゴ購買部協会景気指数
・米国  2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年2月21日 (土)

株安と円高が相関しなくなった週

こんばんは。いつものウォーキングコースにある梅も満開になりました。

今週は16日に発表された本邦の10-12月期GDPが年率換算で-12.7%となったことや中川昭一氏が、G7でのしどろもどろの記者会見で非難が高まったことを受け辞任したことから、主要な国の株価が下落する中で、円が弱い通貨となりました。しかし、週末は公的資金を注入されている米大手金融機関のシティ・グループとバンク・オブ・アメリカの株価が大幅に下落(下記グラフ参照)していることから、国有化の憶測が強くなり、ドル高も一服したようです。一週間を見ると、最も強かったのはポンドで、消費者物価指数や小売売り上げ指数が市場予想より上昇したことや売られすぎていたことからの反発と思われます。最も弱かったのはNZドルで、交易条件の悪化や、利下げ効果が市場に浸透しにくく、更なる利下げの可能性があることなどが要因と思われます。また、中東欧諸国の破綻懸念などからユーロからの資金逃避、米国へのレパトリの継続などもドル高の要因となりました。

【シティ、バンカメ】
Blog20090220_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(jpy)】
Blog20090220_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(usd)】
Blog20090220_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年2月20日 (金)

2/20 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>オーストラリアドル>ポンド>ドル>ニュージーランドドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は要人の発言や重要な経済指標がなかったものの、懸念されていた中東欧に対してドイツが支援に動くとの見方からユーロが主要通貨に対して買い戻されました。しかし、メルケル独首相の「一部の国に問題がある場合の支援方法について憶測せず」と発言したことから、支援期待が急速にしぼみ、それまで1ユーロ=1.27ドル台を回復していたユーロが1.2650ドルまで下落、ユーロ/円も1ユーロ=120.34円まで一時上昇したものの119円台前半からミドルへと下落しました。ドル/円はNY時間帯に1ドル=93.80円の売りをこなし94円を上抜けるとストップロスを巻き込んで94.45円まで上昇しましたが94.50円の防戦売りに阻まれ、その後の戻りも94.47円で抑えられました。

■本日の見通し
昨日は米国市場に入りドル買いが進んだことから、1ドル=94円台を回復したことから、テクニカル系のトレーダーは買いに転換した可能性があります。このため、米国の株安や経済指標の悪化はほとんど材料視されず、短期のトレーダーによるドルの上値試しが継続しているようです。本日はテクニカルでの目先の重要なポイントとなる1/6の高値の94.65円を試してくる可能性が高く、これを上抜けると95円台が見えてくると思います。また、シカゴ通貨先物の17日現在のポジション状況がCFTCから発表されることから、ここでの円ロング(円買い)のポジション状況に注目されると思います。現在、一番弱い通貨が円となっていることで、ドル/円の上昇、クロス円の上昇のどちらからでも円が売られやすい状況です。本日は5・10日であることから、午前10時の仲値にかけてのドルの上値試しの可能性もあります。

テクニカルでは、ドル/円が一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ています。また、期間20日のボリンジャーバンドでもバンド幅拡大と標準偏差2倍の+2σを上に抜けて、短期的には上昇が継続しそうなサインが出ています。ユーロ/円やユーロ/スイスフランのストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、クロス円も目先は上昇しそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,557.65    +23.21    +0.31%
FTSE 100    4,018.37    +11.54    +0.29%
DAX            4,215.21    +10.25    +0.24%
DOW JONES    7,465.95    -89.68    -1.19%
S&P 500        778.94        -9.48    -1.20%
NASDAQ        1,442.82    -25.15    -1.71%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.86    0.11
日本10年国債     1.27    0.009
英国10年国債     3.49    0.11
独10年国債     3.07    0.08

■コモディティ価格
NY金(期近)      976.5    -1.7
NY原油(期近)     39.48    4.86

■主な発言(FXミュージアムより)
白川日銀総裁
「(流動性供給手段の活用について)短国買い入れオペ、増額を決めたというわけではない」
「本日の決定会合で誘導目標金利をゼロ%にするとの議論はなかった」
「(企業金融円滑化で)中央銀行として政府保証があれば何でもやるということはない」
「補完当座預金制度がないとオーバーナイト金利がゼロに、市場機能が阻害される」
「企業金融をめぐる状況は厳しい、しばらくこの状況続く」
「10-12月期GDPは景気悪化判断裏付ける非常に厳しい数字だった」
「政策金利の低下余地限られる中で、市場・企業金融安定に努めている」
「1-3月期・4-6月期GDPも厳しい姿を想定」
「経済政策について政府との必要な意思疎通は常日頃から行っている」
「結果として当座預金残高増えているが量的緩和は採用していない」
「10-12月期GDP2次速報、今のマイナスより多少マイナス幅少なくなる可能性」
「社債市場の機能が著しく低下、買い入れで改善後押し」
「金融機関の流動性リスクと企業のクレジットリスクがTIBOR高どまりの背景」
ストロスカーンIMF専務理事
「IMFが先月公表した2009年の経済成長率見通しを再び下方修正する可能性」
オバマ米大統領
「自動車業界の状況に深い懸念」
「自動車業界は大幅なリストラが必要」
「景気刺激策は長期的な繁栄につながるだろう」
「『バイ・アメリカン』条項はWTO規則と合致する必要」
「自動車業界の問題にカナダと協力して対応」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/20(金)         
8:50    日本     12月全産業活動指数
14:00    日本     2月金融経済月報・基本的見解
16:45    フランス     1月消費者物価指数
16:45    フランス     2月企業景況感指数
17:00    トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
18:30    英国     1月小売売上高指数
21:00    カナダ     1月消費者物価指数
22:30    米国     1月消費者物価指数
25:55    パパデモスECB副総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年2月19日 (木)

2/19 本日の見通

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

オーストラリアドル>ニュージーランドドル>ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は英国の「AAA」からの格下げの可能性があるとのニュースからポンドが一時売られたものの、ポンドはその後に回復、米住宅着工件数も46.6万件と市場予想よりも弱く7か月連続の減少となったものの、その後にオバマ米大統領から発表された住宅の差し押さえ対策を好感したドル買いに、ドル/円は一時1ドル=93.96円まで上昇、93円台後半で取引を終えています。一方のユーロは、ドイツの銀行が国有化されるとの噂などから下落し、一時1ユーロ=1.2513ドルをつけました。NYダウ以外の株価の下落もリスク回避のドル買いにつながり、ドルは主要通貨に対して上昇、クロス円はドル/円で円が下落したことから、全般的に強含みとなりました。

■本日の見通し
昨日オバマ米大統領から発表された米住宅差し押さえ対策は
・住宅保有者支援計画、700─900万世帯の差し押さえ回避目的
・400─500万人の責任ある住宅保有者へ借り換え資金提供を計画
・300─400万人の切迫した住宅保有者対象に750億ドルの提供を計画

となっています。また、GMとクライスラーが提出した再建案には、連邦破産法も視野にいれ自動車産業再編の特別チーム(ガイトナー米財務長官とサマーズNEC議長で今週中に発足させる予定)が3月末までに結論を出す予定となっています。米住宅着工が7か月連続で減少していたり、鉱工業生産も3か月連続での低下となった中で、期待感が先行してのドル買いにも限度があるとみられます。また、本邦実需の売りに対して投機の買いが上げの主導をしていることから、95円台後半が上値のめどとなってくる(そこまで届くかは疑問)と思います。矢継ぎ早の対策の早さが期待感を生むことになっていますが、財政も同時に悪化してくことを考えると、経済対策で効果が表れなかった場合の反動にも留意したいところです。目先はトレンドが上に出ていますのでユーロ/ドルの1ユーロ=1.25ドル割れと1ドル=94円超えが焦点となると思います。これを超えた場合にはドルは95円台後半、ユーロは1.23ドル前半までドル高が進む可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円では90日移動平均線を上に抜け、一目均衡表(日足)の雲の上限を試す動きとなっています。目先のターゲットは雲の上抜け、
1/6の高値の94.65円となると思われます。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下を抜け出ていることから下落トレンドが継続、2008/11/13の1.2387ドルがターゲットとなりそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,534.44    -111.07    -1.45%
FTSE 100    4,006.83    -27.3    -0.68%
DAX            4,204.96    -11.64    -0.28%
DOW JONES    7,555.63    +3.03    0.04%
S&P 500        788.42        -0.75    -0.10%
NASDAQ        1,467.97    -2.69    -0.18%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.75    +0.1
日本10年国債     1.29    -0.009
英国10年国債     3.42    +0.01
独10年国債         2.99    +0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      978.2    +10.7
NY原油(期近)     34.62    -0.31

■主な発言(FXミュージアムより)
英中銀議事録
「8対1で0.5ポイント利下げ決定
「当局者は量的緩和も協議」
「一部でさらなる利下げが景気損ねるとの懸念も」
「ポンド下落は輸入物価を押し上げる」
「ブランチフラワー氏は0.5%への利下げ主張」
アルムニア欧州委員
「行き過ぎた為替変動は懸念」
「われわれは皆、オバマ米政権の影響を受ける」
「09-10年は景気のゆっくりした回復の始まり」
シュタインブリュック独財務相
「ユーロ圏内のいずれかの国が支払い困難に陥った場合には『行動する』」
米当局者
「オバマ米大統領の計画、金融救済資金からの500億ドル含む最大2750億ドルの住宅支援にコミット」
「750億ドルの住宅安定化対策、GSE関連の住宅ローン修正に向けた200─250億ドル含む」
ガイトナー米財務長官
「支援計画は住宅価格の『下落スパイラル』の歯止めに」
「住宅支援計画は『刺激策と類似』、住宅価格を下支えへ」
オバマ米大統領
「住宅支援計画は価格下落阻止に寄与する」
「住宅支援計画はサブプライムローンの条件変更を促進」
「住宅支援計画はローン返済を収入の31%相当まで圧縮」
バーナンキFRB議長
「経済見通しを5-6年など長期に拡大へ」
「FRBの長期インフレの見方の明確化、インフレ期待抑制の一助に」
「弱い世界成長によりインフレが当面かなり低くなると予想」
「クレジット市場や経済が回復始めれば、FRBは利上げする」
「クレジット対策の巻き戻しが円滑かつ時宜を得るよう確実にする」
「出口期間中にFF金利の制御改善に向け手段を追加する可能性」
「手段には財務省の補完的な証券発行が含まれる」
「FRBのバランスシートの大幅な縮小、比較的迅速に実行可能」
「バランスシート縮小の時期と速度、クレジット市場と経済次第」
「米経済成長と金融安定の回復支援に向けすべてのことを行う」
「信用緩和と流動性措置への市場の対応は心強い」
「政策措置、ゼロに近い金利でもFRBが経済に影響及ぼすことを示す」
「ベアー・スターンズ、AIG資産をいずれ売却する意向」
「オバマ大統領の景気対策は適切」
「FRBのTALF計画、いつでも開始される見通し」
「将来的に大規模な地方債発行が見込まれる」
「米失業率、8%を超える可能性高い」
「米国債に対する需要は非常に強い」
アルムニア欧州委員
「変動相場制を導入しているEU加盟国の為替のボラティリティーについて懸念している」
FOMC議事録
「明確なインフレ目標検討するため1月16日に電話協議開いたが、決定行わず
「インフレ数値目標設定、インフレ期待の歓迎されない低下を未然に防ぐ一助となる可能性
「インフレ目標、成長促進努力が高インフレにつながらないことも保証する可能性」
「一部メンバー、現在の混乱ではインフレ目標の明確化は紛らわしい恐れと認識」
「住宅セクターが安定し始めた兆候はみられない」
「一部メンバー、向こう数カ月で商業用不動産が急激に悪化する恐れと懸念」
「メンバーの大半、銀行セクターの新たな悪化が「大きな」下振れリスクと認識」
「多くのメンバー、過度に低いインフレが長期化する一定のリスクあると認識」
「一部メンバー、デフレリスクを認識」
「一部メンバー、FRBがマネー全体の量的目標を検討すべきと指摘」
「失業率、2011年末時点で長期的に持続可能な水準をかなり上回ると予想」
「金融市場の緊張の後退は緩やかにとどまっているとみられる」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/19(木)         
未定     日本      日銀金融政策決定会合 
15:30    白川方明日銀総裁定例記者会見
16:15    スイス     1月貿易収支
18:00    ノルウェー     第4四半期GDP
18:30    英国     1月マネーサプライM4速報
22:30    米国     1月生産者物価指数
22:30    米国     新規失業保険申請件数
22:30    カナダ     1月景気先行指数
24:00    米国     1月景気先行指数
24:00    米国     2月フィラデルフィア連銀景況指数
26:00    ギーブ英中銀(BOE)副総裁発言
27:15    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2009年2月18日 (水)

本日の住宅着工に注目

こんにちは。今週初めに発表された本邦10-12月期GDP以降、本邦の政局への不安感もあり、リスク回避で一番強い通貨が米国ドルになっているようです。

本日は、住宅着工件数と、建設許可件数の発表が22:30に予定されています。市場では米GMの再建案が一応提出されたことで、主要なテーマから外れたと思います。この再建案で追加の融資をするか米国政府(議会)の判断待ちとなると思います。住宅関連では昨日NAHBから発表された住宅市場指数が9と前月の8からはやや改善を示していること、中古住宅販売件数が先月増加していることなどから、住宅着工件数が回復傾向を示したならば、住宅市場の下げ止まり期待感からドルが買われやすくなると思われます。事実上のゼロ金利政策をとているアメリカですが、実際は数か月傾向を見極めないと住宅市場の回復の判断はできません。

Blog20090217_01

Blog20090217_02

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2/18 本日の見通

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル>ポンド>ユーロ>円>ニュージーランドドル>オーストラリアドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦の株式市場が下落したことや中川昭一金融・財政相が辞任したことにより、日本の政局に対する不安感などから円が売られ、1ドル=92.75円までドルが上昇しました。一方、ユーロは中東欧に対する不安や、欧州金融機関に対する不安感などでユーロが売られ、これまで節目とみられていた1ユーロ=1.27ドルを割り込むと、ストップロスを巻き込み、NY時間帯に1ユーロ=1.2563ドルまで大幅な下落となりました。欧州では独2月ZEW景況感指数が大幅な改善を示したものの、格付け会社S&Pによる中東欧の格下げの見通しなどが弱気材料として捉えれました。また、ドルもNY連銀景気動向指数が-34.65と大幅悪化、NYダウも一時300ドル以上の下落となりましたが、ドル買いの流れは変わらず、1ドル=92.71円まで上昇し、92円台前半でクローズしました。

■本日の見通し
昨日は、米オバマ大統領が約7800億ドルの景気刺激法案に署名、注目されていた米GMとクライスラーの再建計画が出されました。クライスラーは50億ドルの追加支援を要請、全米自動車労組(UAW)の間で政府が求めている譲歩水準を達成したとしています。一方のGMは最大300億ドルの政府支援を要請、2009年末までに4.7万人の人員削減、米国でさらに5か所の工場閉鎖、、UAWとの協議は進展したが、基金に関する交渉は始まったばかりとしています。これらを受けて米政府がどのような反応を示すかということになりますが市場は今のところ救済との見方で動いているようです。本日は住宅着工件数、建設許可件数の発表が予定されています。米国の回復の片輪は住宅が担っていることから、昨日の住宅市場市場の回復、先月の中古住宅販売件数の回復と相まって、住宅着工が伸びてくるようであれば、もう少し市場が楽観的となり、ドルが上昇する可能性があります。ただ、それにもましてユーロ圏が弱いことから、ユーロの下落でドルが下支えられる可能性が高そうです。

テクニカルでは、ユーロ、豪ドル、NZドルが対円で21日移動平均線を下回ってきました。また、カナダドルがストキャスティックス(スロー)でデッドクロスしてきていることから、ドル/円を除くクロス円では上値が重く、下落へつながる可能性が出ています。ユーロ、豪ドル、NZが下落トレンドとなりつつあります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,645.51    -104.66    -1.35%
FTSE 100    4,034.13    -100.62    -2.43%
DAX            4,216.60    -150.04    -3.44%
DOW JONES    7,552.60    -297.81    -3.79%
S&P 500        789.17        -37.67    -4.56%
NASDAQ        1,470.66    -63.7    -4.15%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.64    -0.25
日本10年国債     1.29    -0.009
英国10年国債     3.5        -0.05
独10年国債         3.03    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      967.5    25.3
NY原油(期近)     34.93    -2.58

■主な発言(FXミュージアムより)
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「ゼロ金利は実質マイナス金利を意味する」
「ECBでは追加措置についての協議が進んでいる」
「追加措置については様子見する必要がある」
ストロスカーンIMF専務理事
「各国政府は銀行問題で迅速さ足りず」
「銀行の不良資産は早急な処理が必要」
アルムニア欧州委員
「ECBは恐らく来月利下げする」
「ユーロ圏は財政政策で協調する必要がある」
米セントルイス地区連銀総裁
「米生産・雇用、09年前半に引き続き縮小する公算」
「世界的な景気後退、少なくとも09年前半を通して継続する見込み」
「世界的に異例の低金利の時期が長引くと結論付けるのは妥当」
オバマ米大統領
「景気対策で代替エネルギー供給は3年で倍増へ
「米国は銀行システムを安定化し改革する必要がある」
「7870億ドルの景気対策法案に署名」
レビン米上院議員
「自動車メーカーは再建計画で進展示すだろう」
「自動車会社破たんは米国に受け入れ可能な選択肢でない」
「米販売台数1100万台なら追加支援必要な可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/18(水)         
14:00    日本     12月景気先行CI指数改訂値
14:00    日本     12月景気一致CI指数改訂値
18:00    南アフリカ     12月実質小売売上
18:30    英国     英中銀(BOE)金融政策委員会議事録
19:00    ユーロ圏     12月建設支出(季調済)
22:30    米国     1月輸入物価指数
22:30    米国     1月建設許可件数
22:30    米国     1月住宅着工件数
22:30    カナダ     12月卸売売上高
23:00    ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
23:15    米国     1月設備稼働率
23:15    米国     1月鉱工業生産
23:40    ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
26:30    バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
27:20    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
28:00    米国     FOMC議事録

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2009年2月17日 (火)

2/17 本日の見通

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

円>ドル>ユーロ>ポンド>ニュージーランドドル>オーストラリアドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦のGDPが年率換算で12.7%と大幅なマイナス成長となったものの、市場のほぼ予想の範囲であり、アジア株が全般的に下落したものの為替市場では米国がプレジデントデーのため休場となったことから、手掛かりに欠け全般的に小動きとなった。ドル/円は欧州時間に一時1ドル=92.06円まで上昇したものの、続かず、91円台公判で推移、一方、英金融機関へのネガティブな見方からユーロが全般的に弱含んだものの、1ユーロ=1.27ドルではダブル・ノータッチ・オプションの防戦とみられる買いに支えられ、1.28ドル前半まで戻しましたが、追加利下げの観測が付きまとい上値が重くなりました。

■本日の見通し
本日はユーロ圏では2月のZEW(欧州経済センター)の景況感調査が発表されます。事前の予想では最近のユーロ圏の景況感悪化を反映して低下が予想されています。大幅な低下がみられるようであれば3月のECB理事会での大幅利下げが連想される可能性があることから、1ユーロ=1.27ドル割れが試される(下に抜ければ更なるユーロ安)可能性があります。ドル/円は米大手自動車のGMとクライスラーに対する再建計画の期限が17日(本日)となっていることから、再建計画が示されないとGMの破たんに発展する可能性があり動向が注目されます。また、先週末に議会を通過した米景気対策法案の署名をオバマ米大統領が本日行うと思われることから、こちらは多少なりとも米株式市場にはプラスとなると思います。このため、米国の株式市場が始まるまでは、大きな動きにはなりにくいと思います。

テクニカルでは、過去7日間での変動幅が一番小さいときに出現するNR7というシグナルが多数の通貨で出現(下記注意点参照)しています。このため、本日の変動には注意が必要です。特に昨日は米国が休場であったことから、エネルギーもたまっている可能性があります。トレンドはドル/円、クロス円でやや円安傾向を示していますが、短期的に21日移動平均線等でサポートされているだけですので、トレンド転換にも注意です。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,750.17    -29.23    -0.38%
FTSE 100    4,134.75    -54.84    -1.31%
DAX            4,366.64    -46.75    -1.06%
DOW JONES    7,850.41    0        0.00%(2/13)
S&P 500        826.84        -8.35    -1.00%(2/13)
NASDAQ        1,534.36    -7.35    -0.48%(2/13)

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.89    0(2/13)
日本10年国債     1.25    -0.04
英国10年国債     3.5        -0.05
独10年国債         3.03    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      942.2    0(2/13)
NY原油(期近)     37.51    0(2/13)

■主な発言(FXミュージアムより)
トリシェECB総裁
「金融危機発生の根源を是正する必要がある」
「金融危機の根源は広範にわたるリスク過小評価」
「ECBは危機に対して最も早く対応した機関のひとつ」
「ECBはなお中期的な物価安定に焦点を合わせている」
「金融当局は出口政策を策定しておく必要がある」
「非伝統的な措置の実施を事前に公約しない」
イングランド銀行副総裁
「現在の政策金利が1%とゼロに近づいていることから、資産の買い入れなどのいわゆる量的緩和が有効となる公算が大きい」
「広い視点で見るとインフレ率は中期的に引き続き目標を大幅に下回る水準で推移する。英中銀金融政策委員会はおそらく、中期的なインフレ率を目標水準に戻すため一段の措置を講じる必要がある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/17(火)         
8:50    日本      12月第三次産業活動指数
17:15    スイス     12月実質小売売上高
17:30    香港     1月失業率(季調済)
18:30    英国     1月消費者物価指数
18:30    英国     1月小売物価指数
19:00    ユーロ圏     12月貿易収支
19:00    ユーロ圏     2月ZEW景況感調査
19:00    ドイツ     2月ZEW景況感調査
22:30    米国     2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00    米国     12月対米証券投資
24:00    米国     2月NAHB住宅市場指数
27:00    ブラード米セントルイス連銀総裁講演
27:30    ベズリー英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

■注意点
【NR7出現通貨ペア】
米国ドル/円
ユーロ/米国ドル(2日目)
ポンド/米国ドル
ユーロ/円
オーストラリアドル/円
ポンド/円
ニュージーランドドル/円
カナダドル/円
ユーロ/ポンド
香港ドル/円
シンガポールドル/円
メキシコペソ/円
ポンド/スイスフラン
オーストラリアドル/米国ドル
ニュージーランドドル/米国ドル

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2009年2月16日 (月)

2/16 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

円安、ドル安、欧州通貨高、オセアニア通貨高

週末は16日がプレジデントデーで米国が祝日となることから、債券市場が半日取引となりました。ただ、為替市場は東京市場が続いた円安の流れが継続、注目されていた米景気対策法案の可決がほぼ確定的となる中とローマで開催されたG7での草案が発表されましたが、為替市場は反応が薄く、米株価の下落も材料視されず、1ドル=92.14円まで一時上昇し、91円台後半でクローズしています。ポンドはブラウン英首相が「弱いポンドは英国の競争力に貢献」と発言したことからポンドが主要通貨に対して上昇、これを受け、ユーロがドルに対して強含みで推移、一時1ユーロ=1.2821ドルまで下落した後に1.2922ドルまで戻し、1.2856ドルでクローズしました。

■本日の見通し
本日は8:50に日本の10-12月期のGDPの発表が予定されています。2桁のマイナス成長の予想も出ていることから、GDPの弱さに注目されると円売りとなると思いますが、世界的に株価が下落するようであれば、リスク回避の円買いに繋がる可能性があります。ただし、ここ数日間は株価との連動が薄れていることから方向は未知数です。本日は米国がプレジデントデーで市場が休場(株式市場も休場)となることから、あまり大きくは動かないと思います。先週来からドルの不足が言われていることから、ドルが底堅い動きが継続しそうです。また、欧米のメディアで報道しているGMと労働組合の交渉が決裂したことから、GMによる連邦破産法11条の申請となった場合には、ドル売りの要因となる可能性があります。強弱材料がミックスされているため、ドル/円は狭いレンジでの動きとなると思います。

テクニカルでは、ドル/円が一目均衡表(日足)の雲の中に再び入り、21日移動平均線でサポートされたようです。このため、底堅い動きが予想されます。他のクロス円通貨でストキャスティックス(スロー)が20以下ではないもののゴールデンクロスしました。このため、短期的には上昇する可能性がありますが、

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,779.40    74.04    0.96%
FTSE 100    4,189.59    -12.65    -0.30%
DAX            4,413.39    +5.83    0.13%
DOW JONES    7,850.41    -82.35    -1.04%
S&P 500        826.84        -8.35    -1.00%
NASDAQ        1,534.36    -7.35    -0.48%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.89    0.11
日本10年国債     1.25    -0.04
英国10年国債     3.55    0.08
独10年国債     3.1    0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      942.2    -7
NY原油(期近)     37.51    3.53

■主な発言(FXミュージアムより)
パラモECB理事
「ECBは常に必要なことを行う」
「物価の安定が常に指針だ」
「ユーロ圏2%マイナス成長予想は妥当」
ユンケル・ユーログループ議長
「為替のボラティリティー、過去数か月間非常に過大」
「われわれは過度のボラティリティーを望まない、このメッセージを繰り返すことが必要」
ブラウン英首相
「ポンド安は英国産業の競争力を高めている」
中川財務・金融相
「ガイトナー米財務長官とは為替について協議せず」
「米国は保護主義を取るべきではないとガイトナー長官に伝えた」
サマーズ米NEC委員長
「金融安定策の前半は大きな成功とは言えず」
「問題資産ファンドは外国の投資家にも開放」
「民間経営の銀行が最も優れている」
「問題資産ファンドは発表の時期が難しい」
「危機打開で日中欧は恐らく十分に取り組んでいない」
「住宅ローンのコスト問題は長期的に取り組むべきだ」
「失業率が10%に上昇するとは予想していない」
「米経済は恐らく『しばらくの間』縮小するだろう」
「中国は非常に厳しい試練に直面している」
G7声明
「為替相場の過度の変動は回避されるべきだ」
「中国のより柔軟な為替レートへの動きを歓迎」
「市場と経済の安定が最重要課題」
「保護主義に回避に全力」
「成長と雇用支援のためにあらゆる手段」
「より強い人民元が中国と世界の均衡ある成長促進」
「望ましくない波及効果の回避で協力」
シュタインブリュック・独財務相
「ガイトナー米財務長官は幅広い金融規制を支持」
「米国の流動性が世界的インフレをあおるリスク」
「トリシェECB総裁は欧州にデフレリスクないと発言」
ウェーバー・独連銀総裁
「景気押し上げのための利下げを否定せず」
「短期金利市場の緊張は緩和している」
「下期に景気回復しても抑制されたものとなろう」
「追加的な非伝統的手法否定せず、計画はまだない」
「ECBは既に非伝統的手法に乗り出している」
「ECBの金融政策は既に景気刺激的」
「下期に景気回復しても抑制されたものとなろう」
「ECBは来月追加利下げの可能性」
ラガルド・仏財務大臣
「G7は金融改革と経済再生を望んでいる」
「IMFは09年の経済成長予想を改定の可能性」
「仏独はヘッジファンド規制を要求した」
ダーリング・英財務相
「G7は中国の財政政策を歓迎」
「G7各国が銀行への対策取ることで合意」
トレモンティ・伊経済財務相
「G7は自動車産業への援助について議論しなかった」
トリシェECB総裁
「1-3月期もマイナス成長だろう」
「不良資産の保証でEUと協力」
「すべての中銀が非伝統的手法取っている」
「追加的な非伝統的手法を排除せず、決定下していない」
ガイトナー米財務長官
「危機打開に向けてG7の協力が不可欠」
「政策行動は強力で持続的である必要」
「米国は前例のないスピードで行動している」
「より多くの国が行動で迅速さ示している」
「『バイ・アメリカン』条項はWTO規則に従う」
「中国の柔軟な人民元への努力を歓迎」
「中国は安定化の役割を果たしている」
「ファニーメイとフレディマックは重要な役割 」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/16(月)         
         米国      市場休場(大統領の日)
8:50    日本     第4四半期実質GDP一次速報
9:01    英国     2月ライトムーブ住宅価格
13:30    日本     12月稼働率指数確報
13:30    日本     12月鉱工業生産確報
22:30    カナダ     12月製造業出荷
22:30    カナダ     12月国際証券取扱高

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2009年2月15日 (日)

G7声明よりも米GM?

おはようございます。本日も良い天気になりそうですね。

ローマで開催されていたG7が終了しました。イタリアの財務省が公表している写真ですが、なぜか中川財務相が写っていません。全部で5枚あるのですが、うち1枚が中川財務相と白川総裁が写っていず、残り4枚は中川財務相が写っていません。

G7の声明は要旨が財務相のホームページで公開(日本語)されています。リンクを>こちらに貼っています。

内容は、「世界経済の厳しい減速は、既に大規模な雇用喪失をもたらしており、2009 年の大半を通じ続くことが見込まれる」と世界経済の現実が厳しいことを指摘しつつも各国の財政政策が効果を発揮し、相乗的な効果を期待するとしています。また、「G7は、経済の減速を加速させるだけの保護主義的な施策を回避し、新たな貿易障壁の導入を控え、ドーハ・ラウンドの迅速かつ野心的な妥結に向けて取り組むことに、引き続きコミットする」と保護紡績主義を牽制しました。ただ、米国のバイアメリカン条項に対してどこまで効果があるかは疑問が残るところです。

週明けの為替市場は、G7のコミットはほぼ市場の予想通りであったことから、
WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が報じている米GM(ゼネラル・モーターズ)が連邦破産法11条の適用を検討しているという記事に反応するとドル安となる可能性が高そうです。

Blog20090214_01

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2009年2月14日 (土)

G7草案は事前のほぼ予想通り

こんばんは。法事で実家に帰省しています。季節はずれの暖かさで助かりました。

週末は、16日がプレジデントデーで米国が祝日となることから、債券市場が半日取引となりました。ただ、為替市場は東京市場が続いた円安の流れが継続、注目されていた米景気対策法案の可決がほぼ確定的となる中とローマで開催されたG7での草案が発表されましたが、為替市場は反応が薄く、米株価の下落も材料視されず、1ドル=92.14円まで一時上昇し、91円台後半でクローズしています。

【G7草案】
中国の財政出動と柔軟な為替レートへの取り組み継続を歓迎
中国の為替への取り組み、人民元の一段の上昇につながるべき
為替の過度のボラティリティは金融・経済の安定に悪影響を及ぼす
為替市場を引き続き注視し、適切に協力する
保護主義的措置の回避に今後も取り組む
新たな障壁を回避し、ドーハラウンドの早急な合意に向け努力
世界経済と市場の安定化、「引き続き最優先事項」
成長に向け共に行動することへのコミットメントを再確認、あらゆる政策手段を活用
世界の金融システムの信頼回復に向け「必要なあらゆる措置」にコミット
G7声明案、中国人民元以外の特定通貨に言及せず
世界経済の安定が最優先事項


ドル/円は1ドル=91円台後半でクローズしたことから、チャート上では一目均衡表(日足)の雲の中に再び入ってきました。21日移動平均線がサポートとなったことと、再び雲の中に入ってきたことから、底堅い動きが予想されますが、1/6の高値の94.65円、2/9の高値の92.39円を結んでレジスタンスライン(上値抵抗線)を超えられるかどうかが次のキーポイントとなりそうです。週を通してみると円はドル以外では上昇、ドルも主要通貨に対して上昇しています。

【USD/JPY 一目均衡表(日足)】
Blog20090213_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090213_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20090213_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年2月13日 (金)

2/13 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル高、オセアニア通貨安、ポンド安、円まちまち

昨日は発表された米1月の小売売上高が市場予想のマイナスに反し+1.0%と上昇したことが新規失業保険申請件数が増加したマイナス材料を打ち消し、ドルが主要通貨に対し上昇し、ドル/円は1ドル=90.50円を超え、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.2720ドルまでユーロが下落しました。その後は、米株式市場が一時2%以上下落したものの、米政府が住宅ローン返済プログラムを検討しているとの関係筋の発言から、市場の期待感の高まりで米株式市場が急反発したことからドルが再び上昇、ドル/円は1ドル=91.13円まで上昇後、90.95円でクローズ。ユーロ/ドルは一時1ユーロ=1.2766ドルまでユーロが下落した後、1.2862ドルでクローズしました。

■本日の見通し
米景気対策法案は上下院で合意が見られ、採決が本日に予定されています。問題なく再可決すると思われ、こちらは株高につながりドルにプラスに働くものと思います。また、本日はミシガン大消費者センチメントの発表が予定されていて、昨日の小売売上高が市場予想に反して前月比でプラスとなったことから、同センチメントが3か月連続で上向くのかに注目です。一方、このところ下落基調となっているオセアニア通貨は、豪で追加景気刺激策の法案が否決されたことを受け、本日に可決されなければ両院解散の話が出てくる可能性があり、下落圧力がかかるものと思います。また、英豪大手の資源メジャーのリオ・テントに中国アルミが総額195億ドルの出資(救済が色濃い)をすることからも、弱含みが予想されます。全般的に本日から開催されるG7のコミット待ちが予想され、上下には動きにくい展開と思います。

テクニカルでは、ドル/円に一目均衡表(日足)で転換線が基準線を上に抜けゴールデンクロスとなりましたが、基準線が下がってきてのゴールデンクロスなので、力強さには欠けます。ただ、21日移動平均線(90.02)がサポートになっているため、ここと一目均衡表(日足)の雲の下限の91.52円でのレンジが予想されます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,705.36    -240.58    -3.03%
FTSE 100    4,202.24    -32.02    -0.76%
DAX            4,407.56    -122.53    -2.70%
DOW JONES    7,932.76    -6.77    -0.09%
S&P 500        835.19        +1.45    +0.17%
NASDAQ        1,541.71    +11.21    +0.73%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.75    0
日本10年国債     1.29    -0.01
英国10年国債     3.47    -0.14
独10年国債         3.07    -0.12

■コモディティ価格
NY金(期近)      949.2    +4.7
NY原油(期近)     33.98    -1.96

■主な発言(FXミュージアムより)
スマギECB理事
「金融の枠組みは総点検が必要」
「監督当局と中銀は機能のリンクが必要」
ペロシ米下院議長
「米下院は13日に景気対策法案を採決へ」
トリシェECB総裁
「ユーロ加盟国が脱退するとの憶測は事実無根」
「ガイトナー米財務長官の強いドル発言を評価」
「世界経済のぜい弱性を是正する必要」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/13(金)         
16:00    ドイツ     第4四半期GDP・速報値(前期比)
16:45    フランス     12月財政収支
16:45    フランス     第4四半期非農業部門雇用者・速報値(前期比)
16:50    フランス     第4四半期実質GDP・速報値(前期比)
17:15    スイス     1月生産者 輸入価格(前月比)
19:00    ユーロ圏     第4四半期GDP・速報値(前期比)
24:00    米国     2月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
未定      G7財務相・中央銀行総裁会議(14日まで、ローマ)

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2009年2月12日 (木)

2/12 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

オセアニア通貨高、ポンド安、他まちまち

昨日は日本時間早朝に行われたガイトナー米財務長官の金融安定化策の発表を終え、目先の材料が出尽くしたことから、手掛かり難で小動きとなりました。その中で、ポンドは、英失業率、失業保険申請件数の発表があり、73,800件の増加に留まったことから、ポンド買いが先行したものの、同中銀から発表された四半期インフレレポートで英景気のリスクが大きく下向きであると示したことやキング英中銀総裁が量的緩和を検討してる発言を行ったことなどから、ポンドが主要通貨に対して下落しました。ドル/円はロンドン時間に一時1ドル=89.70円まで下落しましたが、米景気対策法案(上下院の調整を経て大統領へ送付されるまで)に関心が移ったことや週末のG7を控えていることから、大きくポジション傾けにくく、90円台前半でクローズ。ユーロはECB理事らから3月利下げをにおわす発言が相次いだことで、一時1ドル=1.2833ドルまで下落、1.29ドルにかろうじて戻してクローズしています。

■本日の見通し
本日は22:30に米1月の小売売上高の発表が予定されています。12月の同指標がクリスマス商戦の不調を示したことから、今月の内容にも注目されます。市場予想は前月比で0.4%の落ち込みを予想していますが、これより悪ければ小幅ながらドル売りとなると思われます。また、トリシェECB総裁などの欧州要人の講演も控えていることから、3月利下げの可能性が高いユーロは引き続き上値が重いと思います。ポンドは、量的緩和の可能性が高いことや英国が深刻なリセッションの状態にあることから、1.0%の政策金利からさらに利下げの可能性もあると思われ、こちらも下値を試す可能性があります。ただ、週末のローマG7を前に動きにくい状況が続くと思います。

テクニカルでは、過去7日間で一番変動幅が小さい日となるNR7が多数の通貨で出現していますので、本日の値動きには注意です。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,945.94    -23.09    -0.29%(2/10)
FTSE 100    4,234.26    +21.18    +0.50%
DAX            4,530.09    +24.55    +0.54%
DOW JONES    7,939.53    +50.65    +0.64%
S&P 500        833.74        +6.58    +0.80%
NASDAQ        1,530.50    +5.77    +0.38%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.82    -0.16
日本10年国債     1.3        0.00 (2/10)
英国10年国債     3.61    -0.24
独10年国債         3.18    -0.16

■コモディティ価格
NY金(期近)      944.5    30.3
NY原油(期近)     35.94    -1.61

■主な発言(FXミュージアムより)
キング英中央銀行総裁
「英国経済は『深刻なリセッション』下にある」
「追加利下げを実施し、通貨供給量を増やす」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「過度のインフレ期待低下を防止する必要」
「スペイン銀行への政府救済を排除せず」
「(トリシェ総裁発言引用して)利下げの可能性高い」
シュタルクECB理事
「ゼロ金利は望ましくない」
「世界経済は『急激な減速に』」
ゴンサレスパラモECB専務理事
「ユーロ圏経済がデフレに陥っているとは考えていない」
デュークFRB理事
「政府は住宅差し押さえ阻止への取り組み強化を」
「差し押さえ阻止の遅れはコストが増大する」
「住宅部門への支援は焦眉の急」
ガイトナー米財務長官
「金融システム保護で政府の役割限定すべきだ」
「金融救済へ向け多くの選択肢を検討した」
「金融危機打開へ包括的で強力な対応が必要だ」
「われわれは巨額の財政赤字からスタートする」
「金融支援に向け現時点では追加資金を求めず」
「政府による不良資産の値決めには大きなリスク」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/12(木)         
8:50    日本     1月国内企業物価指数
9:30    オーストラリア     1月失業率
9:30    オーストラリア     1月新規雇用者数
17:00    ビニスマギECB理事講演
18:00    ユーロ圏     ECB月例報告
19:00    ユーロ圏     12月鉱工業生産
22:30    米国     1月小売売上高
22:30    米国     新規失業保険申請件数
27:00    トリシェECB総裁講演
27:00    ゴンザレス・パラモECB理事講演

■注意点
・NR7出現通貨ペア
ポンド/米国ドル
ユーロ/円
オーストラリアドル/円
ニュージーランドドル/円
カナダドル/円
シンガポールドル/円
南アフリカランド/円
メキシコペソ/円
ノルウェークローネ/円
オーストラリアドル/米国ドル
ニュージーランドドル/円
オーストラリアドル/ニュージーランドドル

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2009年2月11日 (水)

2/11 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。昨日はなんとも要人の発言の多い日でした。

■昨日の動き

円高、ドル高、スイスフラン高、他通貨安

昨日はガイトナー米財務長官から発表される金融安定化策の発表待ちで小動きとなっていましたが、スイス大手銀行のUBSの決算が発表され、2008年通期で186億ドルの損失と過去最大の損失となったものの、ユーロは金融安定化策の発表前に1ユーロ=1.3035ドルまで買われる展開となりました。その後は、ガイトナー米財務長官から発表された金融安定化策が詳細に欠けるとの失望感が出て、米株式市場が一時400ドル強の大幅下落となったことから、リスク回避のドル買いと円買いが出て、ドル/円は一時1ドル=90.13円までドルが下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.2835ドルまでユーロが売られました。

■本日の見通し
本日は東京市場は建国記念の日で休場となることから、アジア時間帯は小動きが予想されます。ただ、昨日の米株価の大幅下落からアジア株式も弱含みで推移することが予想されます。13日に開催されるG7を前に各国の財務相が牽制(?)発言を行っていることから、要人の発言が多くなっています。主要なものでは、保護貿易主義には反対、貸し渋りが金融安定化を阻害しているというものです。G7では為替についてはほとんど話し合われないと思います。注目はガイトナー米財務長官の上院での議会証言、経済指標では米国の貿易収支となりますが、米国の購買意欲が急激に減少(先月の小売売上高)していることから、赤字額が減少していると思われ、ややドルにはプラス材料となると思いますが、期待されていた金融安定化策での失望が大きかったことから、米株式市場が続落するようであれば、ドル/円も再び90円を割り込んでくる可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円をはじめクロス円のいくつかの通貨ペアでストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしています。このため、短期的には下落の可能性があります。また、ドル/円は一旦上に抜けた55日移動平均線を再び下回ってきました。早晩、この線を上に抜けなければ、強力なレジスタンス(上値抵抗)となりそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,945.94    -23.09    -0.29%
FTSE 100    4,213.08    -94.53    -2.19%
DAX            4,505.54    -161.28    -3.46%
DOW JONES    7,888.88    -381.99    -4.62%
S&P 500        827.16        -42.73    -4.91%
NASDAQ        1,524.73    -66.83    -4.20%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.82    -0.16
日本10年国債     1.3    0
英国10年国債     3.84    -0.11
独10年国債     3.33    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      914.2    21.4
NY原油(期近)     37.55    -2.01

■主な発言(FXミュージアムより)
ウェーバー独連銀総裁
「世界金融市場の安定を示すものはない」
「銀行規制の一段の厳格化は短期的には逆効果」
ダーリング・英財務相
「G7では、貸し出しの活性化が焦点になる見通し」
「保護主義の回避が非常に重要」
スティーブンス・豪中央銀行総裁
「貸し渋りが世界の金融システムを損ねている」
「世界はリスクテイクから撤退すべきではない」
ガイトナー米財務長官
「米金融システムは大きく損なわれた」
「戦略には資金と時間が必要、リスクが関与」
「『危険な力』を変える必要がある」
中川財務金融相
「為替介入やるかどうか、今は考えていない」
「G7の中での経済悪化度、日本が一番厳しい」
「市場の過度な変動は日本経済に悪影響、断固として戦いたい」
シュタインブリュック・独財務相
「ユーロ圏のスプレッドは縮小したが依然問題」
「ユーロ圏の安定性に関する憶測はばかげている」
「EU、不良資産の査定めぐる合意で問題に直面」
米政府関係筋
「米金融安定化策、銀行が資金を貸し出しに使うため配当・株式買戻し・買収を制限」
「米金融監督当局、均一の金融基準・ストレス試験を大手機関に課す見通し」
米FRB
「TALFの規模を最大1兆ドルに拡大する用意ある」
「対象となる担保、AAA格付けのCMBSなどのABSに拡大する可能性」
ガイトナー米財務長官
「資産購入で5000億ドル規模の公的・民間協力へ」
「広範な国際金融システム改革で主要経済国と協力へ」
「公的・民間協力、資金調達能力で最大1兆ドルに拡大する可能性」
「金融的戦略は『費用やリスク、時間を要する』」
「金融安定化策、住宅差し押さえに向け500億ドルの救済資金を含む」
「米財務省・FRB、GSE債券・MBS購入に向け最大6000億ドルを支出へ」
「TALF拡充で1000億ドル供給へ」
「資本支援受ける銀行、他の健全な金融機関の買収を制限される」
オバマ米大統領
「景気悪化のペースはいまだに加速している」
「景気対策、2年間で400万人の雇用創出」
「景気対策、中間所得層に1000ドルの減税」
米政府関係者
「米金融安定化策、時価会計の問題は扱わず」
バーナンキ米FRB議長
「クレジット制度への対応は心強い」
「積極的な米FRBの流動性供給はLIBOR低下に寄与、流動性圧力を緩和」
「流動性拡大は特効薬でない、信用・資産の質への懸念は重し」
「バランスシート・貸し出しに関する情報公開拡大を検討」
「信用供与支援の解除は慎重に行うべきだ」
「信用供与計画の利益は損失を相殺する可能性が高い」
「インフレは『短期的なリスク』ではない」
ガイトナー米財務長官
「住宅支援なしでは金融システム修復できず」
「新計画はポールソン前長官のものと根本的に異なる」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/11(水)         
日本      市場休場(建国記念の日)
9:30    豪     12月住宅ローン
18:30    英国     1月失業保険申請件数
18:30    英国     1月失業率
19:30    英国     中銀(BOE)四半期インフレレポート
19:45    シュタルクECB理事講演
22:30    米国     12月貿易収支
22:30    カナダ     12月国際商品貿易
22:30    カナダ     12月新築住宅価格指数
24:00    シュタルクECB理事講演
24:00    ガイトナー米財務長官議会証言(上院)
27:00    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
27:00    トゥンペルグゲレルECB理事講演
28:00    米国     1月 月次財政収支

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2009年2月10日 (火)

2/10 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

オセアニア通貨高、欧州通貨高、ドル安、円まちまち

昨日は米財務省がガイトナー米財務長官の金融安定化策の発表を1日延期すると発表したことなどから、米株価指数先物が下落したことなどにより先週後半からの円売りの流れが一服し、一時1ドル=90.88円までドルが下落しました。このため、ユーロ/円、ユーロ/ドルも弱含みで推移し、ユーロ/円では1ユーロ=117.10円まで下落する場面も見られました。欧州時間帯では英バークレイズ銀行の通期の決算が43.8億ポンドと市場予想の38億ポンドを大きく上回ったことから、英ポンドが主導する形となり、欧州通貨全般が上昇、ユーロ/円は一時1ユーロ=120.04円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3095ドルまで上昇しました。ドル/円も米ダウ平均株価が一時プラス圏に上昇したことで1ドル=91.75円まで上昇したものの、本日発表予定のガイトナー財務長官の金融再生案の発表を控え上値が重い展開となりました。

■本日の見通し
注目のガイトナー財務長官による金融再生案の発表は米国東部時間AM11時(日本時間AM1時)、バーナンキFRB議長議会証言(日本時間AM3時)、ガイトナー財務長官議会証言(日本時間AM4時30分)が予定されています。ECBからのバッドバンク構想に対する支援的な発言が出ていることやガイトナー米財務長官によるG7との電話会談などから、同構想についてはG7でも合意される可能性が高いと思いますが、市場が期待している時価会計の緩和は難しいと思います。このため、発表内容に市場が失望した場合には、欧米の株価が下落して、リスク回避の円買いが進む可能性があります。市場の予想の範囲であれば、木曜日の米小売売上高や週末のG7を睨んだ動きになることが予想され、緩やかな円安でのレンジの動きになるのではないかと思います。

テクニカルでは、ポンド/ドルが一目均衡表(日足)で雲の中に入ってきたことや転換線が基準線を上回ってきたことから短期的には底堅い動きが予想されます。ユーロ/ドルもストキャスティックス(スロー)でゴールデンクロスしてきていることから、欧州通貨が買われやすい展開と思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,969.03    -107.59    -1.33%
FTSE 100    4,307.61    +15.74    +0.37%
DAX            4,666.82    +22.19    +0.48%
DOW JONES    8,270.87    -9.72    -0.12%
S&P 500        869.89        +1.29    +0.15%
NASDAQ        1,591.56    -0.15    -0.01%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.99    0
日本10年国債     1.3        -0.02
英国10年国債     3.75    +0.02
独10年国債         3.4        +0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      892.8    -21.5
NY原油(期近)     39.6    -0.57

■主な発言(FXミュージアムより)
杉本財務次官
「(G7について)世界経済の減速受けた政策対応を議論」
「(G7について)金融市場の信認維持の方策について議論」
米財務省
「9日にG7財務相と電話会談した」
「中国の王岐山副首相と電話会談した」
「G7財務相、各国に早急な行動求める」
ECB
「各国は『バッドバンク』構想の長所を活かした枠組み検討を」
「『バッドバンク』と資産保証の併用で財政コスト圧縮は可能」
アルムニア欧州委員
「財政の長期的な持続性が重要」
「世界貿易が著しい減少」
「世界貿易が特に懸念される問題」
「資産評価の透明性が重要」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/10(火)         
9:01    英国     1月RICS住宅価格
14:00    日本     1月消費者態度指数
16:45    フランス     12月製造業生産指数(前月比)
16:45    フランス     12月鉱工業生産(前月比)
17:15    スイス     1月消費者物価指数(前月比)
18:00    ノルウェー     1月生産者物価指数(前月比)
18:00    ノルウェー     1月消費者物価指数(前月比)
18:30    英国     12月商品貿易収支
24:00    米国     12月卸売在庫
25:00    ガイトナー米財務長官米金融安定化策発表
27:00    バーナンキFRB議長下院議会証言
28:30    ガイトナー米財務長官議会証言

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2009年2月 9日 (月)

2/9 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

欧州通貨高、ユーロ高、円安、ドル安

週末は本邦の景気一致指数がが5か月連続で低下したことに加え大手自動車会社トヨタの格下げなどの円売り材料がでて、ドル/円は91円台後半までドルが上場、その後、注目されていた米1月の雇用統計で、失業率が7.6%、非農業部門雇用者数が59.8万人減と発表されると一時ドル売りに傾いたものの、月曜日のガイトナー財務長官の金融安定化策への期待から米株式市場が上昇し、一時92円22銭までドルが買われ、91円89銭で取引を終えています。


■本日の見通し
米上院で審議されている景気対策法案は10日採決の予定が本日に前倒しさえれる可能性が高まったものの、なお政府と議会の調整は流動的です。また、先週後半に注目されていたガイトナー財務長官の金融安定化策の発表が明日に延期されたことから、引き続き市場はこの内容に注目しているものと思われます。内容の骨子は4つで、
1.バッドバンク構想
2.時価会計基準の緩和
3.株式買い取り

4.住宅保有者への支援
となっています。これらが実施されると一時的に金融機関の不安要因は解消すると思われるが、一方では不良債権の実態がさらにつかみにくくなる可能性が高く、政府の負債も増える(納税者の理解が得られない)と思わます。短期的にリスク資産への投資を再開する動きが見えますが、これが長期間続くとは思いません。

テクニカルでは、ドル/円が55日移動平均線を上に抜けてクローズしていることから、短期的には流れが変わった可能性があります。ただ、オシレーター系ではドルが買われ過ぎの水準まで上昇していることなどを考えるとドル買いでついていくのはリスクがありそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8076.62    +126.97    +1.60%
FTSE 100    4291.87    +62.94    +1.49%
DAX            4644.63    +134.14    +2.97%
DOW JONES    8280.59    +217.52    +2.70%
S&P 500        868.6    +22.75    +2.69%
NASDAQ        1591.71    +45.47    +2.94%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.97    0.06
日本10年国債     1.32    -0.01
英国10年国債     3.74    0.03
独10年国債         3.37    0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      914.3    0.1
NY原油(期近)     40.17    -1

■主な発言(FXミュージアムより)
ECBのリッカネン氏
「次回会合での利下げはあり得る」
「物価安定に対するリスクは均衡」
トリシェECB総裁
「同中銀の政策委員らが金利をゼロに引き下げる政策を『不適切』だと考えている」
ホワイトハウス
「最新の米雇用統計、経済が『大幅に収縮している』こと示す」
「雇用者数減少、『大胆な財政措置の必要性高める』」
「米雇用者数の減少、景気対策法案通過の必要性示す」
米FRB
「ターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)を2月に開始」
「TALF、延長されなければ09年末まで実施」
「TALF、主に米企業などに限定」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/9(月)         
8:50    日本      12月貿易収支 
8:50    日本     12月経常収支(季調済)
8:50    日本     1月マネーストックM3
8:50    日本     12月機械受注
14:00    日本     1月景気ウォッチャー調査 先行き判断DI
14:00    日本     1月景気ウォッチャー調査 現状判断DI
16:00    ドイツ     12月貿易収支
16:00    ドイツ     12月経常収支
22:15    カナダ     1月住宅着工件数

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2009年2月 8日 (日)

2/9の週のポイント

こんばんは。昨日は北方領土の日でした。ロシアも経済が悪化していて、先日もフィッチから格下げされたばかりですね。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMポジションでは、円ロングが増加し2008年7月以来5万コントラクトを超えました。米国ドルはロングが小幅増加、ユーロとNZドルはショートが増加しています。

先週末発表された米国の雇用統計では、失業率が悪化、非農業部門雇用者数増減も3か月合計で150万件を超える減少となりました。雇用が悪化しているにもかかわらず、議会上院で審議が続いている景気対策法案の成立期待から株価が217ドル上昇したことから、円安とドル安につながりました。同案は7900億ドルに減額されたものの、法案の採決が月曜日に行われ通過されると見られていることから、法案が成立する可能性が高いことから、減額がどのように評価されるかですが、株価が堅調に推移するのであれば、円売りとドル売りの動きが継続すると思います。ただ、今週は米国の月次財政収支、貿易収支、小売売上高の発表が予定されていて、これらの内容が悪ければドルの上昇にも限りがあるものと思います。13日のG7ではポンド安などの為替が主要な議題になるとは思いません。世界的な経済悪化からの保護貿易主義を回避(けん制)する話になると思います。

【USD】
Blog20090207_01
source:CFTC

ドルは2,765コントラクトのロング減少の36,479コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090207_02
source:CFTC

円は1,511コントラクトのロング増加の50,518コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090207_03
source:CFTC

ユーロは1,563コントラクトのショート増加の9,052コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090207_04
source:CFTC

カナダは2,391コントラクトのショート減少の12,575コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090207_05
source:CFTC

NZドルは1,681コントラクトのショート増加の5,978コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(9日更新)

2月9日の週の注目指標
■9日(月)
・日本  12月貿易収支
・日本  12月機械受注
・ドイツ  12月貿易収支
・カナダ  1月住宅着工件数
■10日(火)
・英国  1月RICS住宅価格
・英国  12月商品貿易収支
■11日(水)
・豪  12月住宅ローン
英国  1月失業率
英国  1月失業保険申請件数
・英国  英中銀(BOE)四半期インフレレポート
米国  12月貿易収支
米国  1月 月次財政収支
■12日(木)
豪  1月失業率
豪  1月新規雇用者数
・ユーロ圏  12月鉱工業生産
米国  1月小売売上高
■13日(金)
NZ  12月小売売上高
・ドイツ  第4四半期GDP速報値
・スイス  1月生産者 輸入価格
・ユーロ圏  第4四半期GDP・速報値
・米国  2月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年2月 7日 (土)

米景気対策法案への期待からドルと円が下落

こんばんは。次週9日はまたまた日経CNBCの為替電話レポートのコーナー(9:18頃)に出演予定です。

昨日は発表された米国1月の雇用統計で失業率が7.6%と4ポイント上昇、非農業部門雇用者数も59.8万人の減少と3か月連続で50万人以上の減少となりました。にもかかわらず、次週月曜日に採決予定の米景気対策法案への期待から、米株式市場が217ドルの上昇、ドル/円も一時1ドル=92.22円まで上昇するなど、円とドルが主要通貨に対して売られる流れとなりました。ただ、米上院で審議している景気対策法案が9000億ドルから7800億ドルへ減額する案で調整が進んでいますが、法案成立は流動的です。

今週は、週半ばに豪ドルなどで本邦の期末に向けた円買い戻しなどの動きから一時円高に傾きかけましたが、週後半には米景気対策法案への期待で株式市場が上昇、利下げを行ったポンドと豪ドル、3月利下げが確実なユーロも週後半には上昇に転じています。上昇率は南アランドが一番大きく、次がNZドルとなっていて、リスク再開(リスク回避の円買いとは逆の流れ)が起こっている典型的な動きとなっています。

【非農業部門雇用者数】

項目(単位:千人) 11月 12月 1月 前月比
非農業部門雇用者数 135,755 135,178 134,580 -598
建設業 6,936 6,853 6,742 -111
製造業 13,082 12,920 12,713 -207
輸送・小売業 26,005 25,858 25,740 -118
専門・企業サービス 17,488 17,382 17,261 -121
教育・医療 19,044 19,089 19,143 +54
娯楽・宿泊 13,344 13,313 13,285 -28
政府 22,543 22,533 22,539 +6
source:U.S. Department of Labor

【米失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090206_01
source:U.S. Department of Labor

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090206_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20090206_03
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年2月 6日 (金)

2/6 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。昨日は予想外に大きく動きましたね。

■昨日の動き

円安、ユーロ/安(円以外)、ドル安(円とユーロ以外)

昨日は英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)で政策金利の発表があったものの、英が0.5%の引き下げ、ECBが据置と市場の予想通りの結果となり、その後のコメントも目新しいものがなかったことから、材料出尽くしとなり、ポンドが上昇、ユーロも上昇しました。その後は、リアルマネー系(年金、投資信託などの運用主体)がユーロ/ポンドでユーロ売りを行ったことから、ユーロ安につながり、更に米国で「時価会計を緩和する」との噂が流れたことから、欧米の株式市場が上昇し、円売り、ドル売りにつながりました。ドル/円は90.50円以上にあるストップロスを断続的に付け、55日移動平均線の91.25円を上に抜けると上昇が加速し、一時1ドル=92.25円までドルが買われました。


■本日の見通し
本日は米国の雇用統計です。既にADP雇用統計や過去2か月の数字が悪い(合計で100万人超減)ということは分かっているので、市場予想の54万人減よりかなり悪い数字(たとえば64万人減など)が出ないとドル売り要因にはなりにくいと思います。昨日のドルが上げた要因が「時価会計を緩和する」という噂であったならば、ガイトナー財務長官が月曜日に包括的な金融安定化策を発表する中に盛り込まれる可能性があり、月曜日までは期待感が継続すると思われます。短期的にはドル/円は90.50円以上にあったストップロスを断続的つけ92.25円まで上昇していることから、92.30円以上に置かれていると思われるストップロスを付けに行くにはさらなる材料が必要となり、本日の雇用統計では力不足ではないかと思われます。時価会計の緩和は一時的に銀行のバランスシートを改善させることになると思いますが、逆に不透明な部分が多くなることを考えると、金融(信用)不安の解消にはあまり寄与しないのではないかと思われ、この方策が長続きすると思えません。ユーロはリアルマネー系の売りと中銀系の買いでユーロ/ドルがレンジ取引の様相となっています。欧州の銀行決算が次週も続くことから、決算内容を見ながら上下のレンジ抜けを試しに来ると思いますが、やや下落方向に圧力がかかっているように思います。

テクニカルでは、ドルが21日移動平均線をしっかり上に抜けてきています。また、1月初旬の高値の94.65円を止めた55日移動平均線の91.25円も一時上に抜けました。ただ、引値では55日移動平均線がレジスタンスとなっていることから、本日の引値が重要となりそうです。他のクロス円通貨も21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線(26日間の半値)を上に抜けたことから、本日の終値でこの水準が維持できれば短期的な流れは変わってくる可能性があります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,949.65    -89.29    -1.11%
FTSE 100    4,228.93    0.33    0.01%
DAX            4,510.49    17.7    0.39%
DOW JONES    8,063.07    106.41    1.34%
S&P 500        845.85        13.62    1.64%
NASDAQ        1,546.24    31.19    2.06%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.92    -0.02
日本10年国債     1.33    0.05
英国10年国債     3.71    -0.05
独10年国債     3.33    -0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      914.2    12
NY原油(期近)     41.17    0.85

■主な発言(FXミュージアムより)
英中銀
「信用環境は一段と逼迫」
「世界経済は景気悪化の激しい痛みの中にある」
「CPI伸び率は年後半に2%下回る水準へ」
「利下げ、ポンド相場、財政措置が景気押し上げへ」
「CPI伸び率2%下回る相当のリスクを考慮し利下げした」
トリシェECB総裁
「最新のデータはユーロ圏経済の悪化を確認」
「インフレ圧力は緩和している」
「インフレは中期的物価安定水準に一致すると予想」
「インフレ期待を引き続き抑制していく」
「不確実性が非常に高い」
「あらゆる動向を引き続き、非常に注意深く監視していく」
「ユーロ圏の輸出に対する需要は減少した」
「08年第4四半期は前期比マイナス成長となった、今後数四半期も低迷が続くと予想」
「成長のリスクは明らかに下向き」
「成長下振れリスク、金融市場・保護主義・世界的不均衡に関係」
「08年半ば以降のインフレ鈍化は商品価格の下落を反映」
「総合インフレ率は今後数カ月低下し、年半ばにはかなり低水準に達する可能性」
「09年後半にはインフレ率は再び上昇すると予想」
「マネーの拡大ペースは一段と鈍化、インフレリスク低下との見解を裏づけ」
「ゼロ金利は適切だとは思わない」
「3月のことはまだわからない」
「3月には多くの新しいデータを入手している」
「3月には新しいスタッフ予想なども出る」
「今は平時ではなく、追加の流動性を供給している」
「非伝統的措置について、あらゆる可能性を排除しない」
「ゼロ金利にせず非伝統的措置を採り続けることは可能」
「しかし、あらかじめコミットはしない」
「2%は下限だとは考えていない
「次回の理事会で状況を検討、利下げの可能性はある」
「ゼロ金利の弊害を論じるつもりはないが、現段階では避けるべき」
「非伝統的措置に関して他の中銀とは状況が異なる」
「非伝統的措置について限度を設けているわけではない」
「原油価格が低水準を維持するよう希望」
「インフレリスクが『ほぼ均衡』との文言の有無に特に意味はない」
「あらゆる角度からインフレ期待を検討している」
「追加の銀行支援措置が必要なケースもみられる」
「上限金利と下限金利の差を拡大した」
「次回の理事会で上限金利と下限金利の差拡大の影響について検討」
「今日の決定は全会一致」
「全会一致は見解の一致ではない、深く話し合った」
「われわれは警戒を続ける必要がある」
「一部の国では家計の貯蓄がかなり積み上がっている」
「過度に悲観的になることは回復にとってリスク」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/6(金)         
14:00    日本     12月景気先行CI指数・速報
14:00    日本     12月景気一致CI指数・速報
15:45    スイス     1月失業率(季調済)
18:30    英国     12月製造業生産高
18:30    英国     12月鉱工業生産
18:30    英国     1月生産者仕入価格
18:30    英国     1月生産者出荷価格
20:00    ドイツ     12月鉱工業生産
21:00    カナダ     1月雇用ネット変化
21:00    カナダ     1月失業率
22:30    米国     1月非農業部門雇用者数
22:30    米国     1月失業率
26:00    ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2009年2月 5日 (木)

2/5 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド高、ユーロ/安、オセアニア通貨安、円まちまち

昨日は格付け会社フィッチがロシアの格付けを「BBB」に格下げし、見通しも「ネガティブ」にしたことから、ユーロが売られる展開となり、主要通貨に対して下落しました。発表前まで1ユーロ=1.2950-70ドル近辺で推移していたものが発表後には1ユーロ=1.2813ドルまで急落とはいかないまでもじりじりと下げました。これを受けてのドル買いからドル/円は1ドル=89円近辺から89.35円近辺へと上昇、その後発表されたADP雇用統計は市場の予想の範囲となりインパクトはなし、米供給管理協会の製造業ISMが改善を示したことからドルが底固く推移し、1ドル=89.75円まで上昇しました。ポンドは市場が売られすぎを警戒していることもあり、下には行きにくく、ロシアの格下げのニュースや株価の上昇から1ポンド=1.4576ドルまで一時上昇し、1.4460ドル近辺でクローズしています。

■本日の見通し
本日は何といっても、英国(BOE)、ユーロ圏(ECB)の政策金利及び金融政策が焦点となると思われます。BOEは現在1.5%の政策金利を1.0%に0.5%引き下げるとみられており、量的緩和も含めた実質のゼロ金利政策をとっていくものと思われます。また、ECBは前回1月の理事会で0.5%の利下げを行い2.0%としていますが、その後のトリシェECB総裁の記者会見では、2月は重要ではないと発言、3月の利下げを示唆?との思惑も呼んでいます。ユーロ圏の消費者物価指数(前年比)は1.1%とECBの目標とする2.0%からはかなり低買いしていることもあり、トリシェECB総裁の発言をそのまま鵜呑みにすることはできず、市場では利下げも排除できないとみているようです。フィッチによるロシアの格下げもあり、ユーロ圏は弱含みでの推移が続いています。1.27ドル台では底固く推移しているものの、1.25レベルを下回ってくると、ロスカットのユーロ売りも出やすくなると思われますので警戒が必要です。ドル/円は昨日のADP雇用統計がほぼ市場の予想通りとなったことから引き続き狭いレンジの動きが予想されます。6日の米国の雇用統計を見極めてからの動きとなりそうです。

テクニカルでは、ポンドが21日移動平均線や一目均衡表(日足)を挟んで推移しています。このため、方向感がつかみにくく、戻り売りとは思われますが、現状では手を出しにくいと思っています。ドル/円及びクロス円は21日移動平均線のレジスタンスが継続していると思われることから戻り売り、昨日売りシグナルが出ているドル/スイスフランは、ドル売りとなります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,038.94    +213.43    +2.73%
FTSE 100    4,228.60    +64.14    +1.54%
DAX            4,492.79    +117.83    +2.69%
DOW JONES    7,956.66    -121.7    -1.51%
S&P 500        832.23        -6.28    -0.75%
NASDAQ        1,515.05    -1.25    -0.08%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.92    0.03
日本10年国債     1.28    0.02
英国10年国債     3.77    0.02
独10年国債     3.36    0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      902.2    9.7
NY原油(期近)     40.32    -0.46

■主な発言(FXミュージアムより)
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「ECBは、マネーサプライをコントロールしている」
「ECBと各国政府は、金利・財政政策で協調している」
ガイトナー米財務長官
「金融支援策は『大幅に改革』する」
「景気改善には自信の回復が欠かせない」
サマーズ米NEC委員長
「景気対策を待っている時間の猶予はない」
「景気対策は9000億ドル級に」
「潜在的GDP、実際との差は2兆ドルに」
「デフレは経済が直面する本物のリスク」
「2010年度末までに景気対策の75%を実行する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/5(木)         
20:00    ドイツ     12月製造業受注
21:00    英国中銀(BOE)政策金利発表
21:45    欧州中銀(ECB)政策金利発表
未定    南ア準備銀行(SARB)政策金利発表 
22:30    米国     新規失業保険申請件数
22:30    カナダ     12月住宅建設許可

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2009年2月 4日 (水)

2/4 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

オセアニア通貨高、欧州通貨高、円安(ドル以外)、ドル安

昨日は注目されていた豪準備銀行(RBA)が政策金利を1.0%引き下げ3.25%(市場の予想通り)にしたあと、スティーブンス豪中銀総裁が「今回の決定に際して政府が発表した景気刺激策も考慮した」などとやや強気の発言を行ったことから、材料出尽くし感で豪ドルが上昇しました。また、日銀が銀行株の買い取りを発表、これを好感し日経225平均株価が上昇したことから、ドル/円は一時1ドル=90.00円手前まで上昇しましたが、結局は日経225平均株価が前日比マイナスとなると、89円台ミドル前下落しました。オーバーナイトでは、主要な経済指標の発表がない中で、英国と欧州の株が堅調に推移したことから、ユーロやポンドが買われドルが売られる展開となり、ドル/円は一時1ドル=88.59円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3037ドルまで上昇しました。この日発表された米12月の中古住宅販売保留(契約件数)は+6.3%と市場予想の0.0%よりは大幅な伸びとなりました。しかし、既に中古住宅販売件数が増加したことが発表されていたことから、インパクトはなく、他にドル不足から各中銀とののスワップ協定を10月30日まで延長するとの発表もそれほどインパクトはありませんでした。結局、ドル/円は1ドル=89.43円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3040ドルでクローズしています。

■本日の見通し
本日は22:15に米ADP雇用統計が発表されます。先月にドル高/円安の流れを大きく変えた指標となりましたので注意が必要です。ドル/円は上が90円、下は88.50円で上下ともキャップされていて、動きにくい状態となっています。新たなトレンドが出るのを待っている感じですが、やや上に重たさを感じています。一方のユーロは、1ユーロ=1.3ドルを割り込んでくると買い意欲が感じられ、1.3ドル割れの状態が長続きしないことから、底固い動きが予想されます。4日のECB理事会では利下げの可能性は低いと思っていますが、22:30頃からのトリシェECB総裁の発言には注目です。豪ドルは本日の小売売上高の結果に四もよりますが、景気刺激策が機能してくるようであれば、これから先についてはそう悲観する必要もないのではないかと思います。今週の最大の材料は5日の米国雇用統計となりますので、本日のADP雇用統計が市場予想とほぼ同じであれば、引き続き様子見気分が強くなると思います。

テクニカルでは、ポンドが21日移動平均線や一目均衡表(日足)を挟んで推移しています。このため、方向感がつかみにくく、戻り売りとは思われますが、現状では手を出しにくいと思っています。ドル/円及びクロス円は21日移動平均線のレジスタンスが継続していると思われることから戻り売り、昨日売りシグナルが出ているドル/スイスフランは、ドル売りとなります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,825.51    -48.47    -0.62%
FTSE 100    4,164.46    +86.68    +2.13%
DAX            4,374.96    +103.92    +2.43%
DOW JONES    8,078.36    +141.53    +1.78%
S&P 500        838.51        +13.07    +1.58%
NASDAQ        1,516.30    +21.87    +1.46%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.87    +0.15
日本10年国債     1.26    +0.01
英国10年国債     3.77    +0.08
独10年国債         3.34    +0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)    892.5    -14.7
NY原油(期近)    40.78    0.7

■主な発言(FXミュージアムより)
ラッド豪首相
「豪経済は経済的な緊急事態に直面」
「今後、一段の景気対策を講ずる可能性」
豪中銀(RBA)声明
「インフレ緩和し始めている」
「豪経済は世界の経済情勢の影響受けている」
「利下げと景気刺激策が経済への影響を和らげよう」
「金融政策決定では政府の景気刺激策を考慮に入れた」
「中国の経済成長は大幅に鈍化」
白川日銀総裁
「金融機関保有株買い入れ、金融システム安定のための一種の安全弁の役割果たす」
「株買取は、株価対策・下支えの意味ない」
「大手金融機関の負担リスク、株式の価格変動が最も大きい」
「本日発表した案が最も望ましく、現時点で変更考えていない」
「足元の欧米金融機関の動向、不安定な地合い高めている」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/4(水)         
9:01    英国     1月ネーションワイド消費者信頼感
9:30    豪     12月住宅建設許可件数
9:30    豪     12月小売売上高動向
19:00    ユーロ圏     12月小売売上高
22:00    ノルウェー中銀政策金利発表
22:15    米国     1月ADP雇用統計
未定    南ア(SARB)政策金利発表
24:00    米国     1月ISM非製造業景況指数

2009年2月 3日 (火)

2/3 本日の見通し

■昨日の動き

ユーロ高、円高、ポンド安、オセアニア通貨安

昨日のドル/円は引き続きレンジの動きとなり、1ドル=80.80円から89.99円とほぼ1円強の動きでした。ただ、ロンドン時間での下落をNY時間で取り戻すという動きで、下値(レンジブレイク)を試したようにも見えますが、ひとまず失敗に終わっているようです。ユーロは、米ISM製造業景況指数が35.6と市場予想を上回ったことで、米株式市場がプラス圏へと上昇すると、クロス円の買いにつながり、ユーロ/ドルも上昇、ストップを巻き込み1ユーロ=1.2900ドルまで一時上昇する場面が見られました。先週上昇したポンドは英バークレイズ銀行の格付けが引き下げられると、ポンドは逆に下落に転じ、1ポンド=1.4050ドル、1ポンド=125.29円まで一時下落しました。

■本日の見通し
本日は、12:30に豪準備銀行(RBA)から政策金利(キャッシュ・ターゲット)が発表される予定です。市場の事前予想では0.75%の引き下げですが、先週発表されたNZ準備銀行の政策金利(OCR)は1.5%の大幅引き下げとなりました。昨日のラッド首相の発言(下記参照)にもあるとおり、豪経済が厳しさを増すと考えられることから、先手を打って大幅な利下げを実施する可能性も否定できません。利下げ幅と見通しによっては、豪ドルの10月の安値の55.01円を下回ってくる可能性があります。ドル/円は昨日の高値が89.99円と引き続き90円の重さが確認されたことから、レンジの様相が色濃くなり、レンジブレイクのきっかけを探す展開となりそうです。あさっての英、ユーロの金融政策を前にして新たなトレンドが出にくいと思われます。

テクニカルでは、ポンドが一目均衡表(日足)の基準線を下抜けしています。ポンド/ドルは21日移動平均線を下抜けしていることから、一時的に線を上抜けたものの、抵抗(レジスタンス)が継続していると思われます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,873.98    -120.07    -1.50%
FTSE 100    4,077.78    -71.86    -1.73%
DAX            4,271.04    -67.31    -1.55%
DOW JONES     7,936.83    -64.03    -0.80%
S&P 500        825.44        -0.44    -0.05%
NASDAQ        1,494.43    +18.01    +1.22%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.72    -0.12
日本10年国債     1.26    +0.01
英国10年国債     3.69    -0.01
独10年国債         3.27    -0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      907.2    -21.2
NY原油(期近)     40.08    -1.6

■主な発言(FXミュージアムより)
メルツ・スイス財務相
「UBSは今後政府支援を必要としないだろう」
オバマ米大統領
「「景気回復までに、米経済は厳しい数カ月間に直面」
NZ財務省
「NZ経済は1-3月期に一段と縮小するだろう」
「世界経済の影響で投資と輸出が抑制されている」
ラッド豪首相
「豪予算は赤字になろう、税収が1150豪ドル落ち込み」
「政府は、経済成長と雇用支援へ」
「2009年は、豪経済にとって厳しい年になろう」
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁
「貿易保護主義は経済崩壊につながる」
「FRBは非伝統的政策を用い、非常に迅速に多くを行った」
「財政当局が経済支援に向け一段の措置講じること、現時点で非常に重要」
「FRB、経済支援策を引き続き探る」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/3(火)         
8:50    日本     1月マネタリーベース(前年比)
9:30    豪     12月貿易収支
12:30    豪     準備銀行(RBA)政策金利発表
16:15    スイス     12月貿易収支
19:00    ユーロ圏     12月生産者物価指数(前年比)

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年2月 2日 (月)

2/2 本日の見通し

■昨日の動き

ポンド高、円安、オセアニア通貨安、ユーロ安

週末は英国のモーゲージ承認件数が増加したことなどを好感したポンド買いに、ポンドが主要通貨に対して上昇しました。ドル/円は発表された米第4四半期GDP(年率)が市場予想の-5.5%ところ-3.8%となったことから、一時ドル買いとなり1ドル=90.09円まで上昇する場面も見られたものの、90円台では上値が重く89.95円でクローズ。ユーロは格付け会社ムーディーズ・インベスターズがアイルランドの格付け見通しを「ネガティブ」したことなどを嫌気して1ユーロ1.2763ドルまで一時売られ、対円でも1ユーロ=114.59円まで下落しました。ユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相(ユーログループ議長)が「ユーロは更なる利下げの可能性」と述べたこともユーロ売りを誘ったようです。

■本日の見通し
本日は、米供給管理協会(ISM)の製造業景況指数が発表されます。今週は週末に雇用統計を控えていることから、やや様子見気分が強い週になると思われ、市場の参加者も限定されるものと思います。そのため、ドル/円が比較的狭いレンジでの動きとなる一方で、週末に格付け会社ムーディーズからアイルランドのソブリン格付けの見直しが示されたユーロの下落圧力が継続すると思われます。1ユーロ=1.27ドル近辺では中銀勢(アジアの中銀など)のユーロ買い意欲が見られると、ユーロは底固く推移する可能性がありますが、ECBの3月の利下げに向け下値を試す展開となると思われます。また、豪ドルが明日の金融政策を前にして利下げ観測から売られる可能性があります。

テクニカルでは、ポンドの通貨ペアで一目均衡表(日足)の基準線を上抜けしたものや21日移動平均線を上抜けしたものが出現しています。「ダマシ」になる可能性もありますが、本日の引値でもサポートされるようであれば、短期的な転換となるかもしれません。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,994.05    -257.19    -3.12%
FTSE 100    4,149.64    -40.47    -0.97%
DAX            4,338.35    -89.76    -2.03%
DOW JONES    8,000.86    -148.15    -1.82%
S&P 500        825.88        -19.26    -2.28%
NASDAQ        1,476.42    -31.42    -2.08%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.84    -0.02
日本10年国債     1.25    0.01
英国10年国債     3.7    0.02
独10年国債     3.29    0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      927.3    22.2
NY原油(期近)     41.68    0.24

■主な発言(FXミュージアムより)
イングリッシュNZ財務相
「NZはリセッション乗り切りで良い状況に」
「NZ企業と消費者は支出ストップすべきではない」
「一段の利下げの余地ある」
リッカネン・フィンランド中銀総裁
「ゼロ金利は、それ自体で必要な解決策ではない」
「デフレ見通しは、弊害もたらす恐れ」
「欧州のデフレリスクは、米国より小さい」
米政府関係筋
「バッドバンクをめぐり米政策当局者の間でコンセンサスは得られておらず、構想そのものが進展しない可能性がある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/2(月)         
9:30    豪     第3四半期住宅価格指数(前期比)
17:30    スイス     1月SVME購買部協会景気指数
17:30    香港     12月小売売上高(前年比)
21:00    ゴンザレス・パラモECB理事講演
22:30    米国     12月PCEデフレータ(前年比)
22:30    米国     12月PCEコア・デフレータ(前年比)
22:30    米国     12月個人支出
22:30    米国     12月個人所得
24:00    米国     12月建設支出(前月比)
24:00    米国     1月ISM製造業景況指数

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2009年2月 1日 (日)

2/2の週のポイント

こんばんは。麻生首相に続き、中川財務相の財政演説でのいい間違いが話題になっていますが、感じの読み書きはともかく、歳出と歳入を間違えるとは、金融・財政を担当している大臣としてはいささか資質に欠けるのではないかと思います。

30日に発表された27日現在のシカゴIMMポジションでは、円ロングが増加し約5万コントラクト、NZドルのショート(売)の増加が顕著となっています。、他は先週とあまり大きく変わっていません。

1月最終週は、金融機関の資産の買取の可能性が高まった英国のポンドが週末に上昇、金利の引き下げを行ったNZドルが下落という流れとなりました。日本の失業率(4.4%)や有効求人倍率(0.72)などの経済指標が急速に悪化してきていることから、円もそれほど強くなく、主要通貨に対してはまちまちとなりました。

今週は月初であり、金融政策と重要な指標の発表が予定されていることから、市場予想とのギャップが大きければ振り回される展開となるかもしれません。特にユーロに関しては1月の中銀(ECB)理事会後のトリシェECB総裁の発言から2月の理事会(5日)は重要視されていないだけに注意が必要となります。同日の英中銀(BOE)金融政策委員会では0.5%の引き下げ、豪準備銀行(RBA)は1.0%の利下げが予想されていますが、NZの1.5%の利下げにより特に豪は利下げ幅を拡大する可能性があります。また、週末には米1月の雇用統計が予想されており、増加している新規失業保険申請件数が気になるところです。週前半はポンドの強含みと円の弱含みが予想され、後半はドルの弱含みが予想されます。ただ、1月はADP雇用統計の発表からドル高の流れが変わった経緯があることから、4日のADP雇用統計にも警戒が必要です。

【USD】
Blog20090131_01
source:CFTC

ドルは1,853コントラクトのロング増加の39,244コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090131_02
source:CFTC

円は1,917コントラクトのロング増加の49,007コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090131_03
source:CFTC

ユーロは91コントラクトのショート減少の7,489コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090131_04
source:CFTC

カナダは381コントラクトのショート増加の14,966コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090131_05
source:CFTC

NZドルは2,360コントラクトのショート増加の4,297コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(2日更新)

2月2日の週の注目指標
■2日(月)
・豪  第3四半期住宅価格指数
・スイス  1月SVME購買部協会景気指数
・米国  12月PCEデフレータ
・米国  12月個人支出
・米国  12月個人所得
米国  1月ISM製造業景況指数
■3日(火)
・豪  2月貿易収支
豪  準備銀行(RBA)政策金利発表
・ユーロ圏  12月生産者物価指数
■4日(水)
・豪  12月住宅建設許可件数
豪  12月小売売上高動向
・ユーロ圏  12月小売売上高
・ノルウェー  中銀政策金利発表
米国  1月ADP雇用統計
・南アフリカ  SARB政策金利発表
・米国  1月ISM非製造業景況指数
■5日(木)
NZ  第4四半期失業率
・NZ  第4四半期就業者数
・ドイツ  12月製造業受注
英国  中銀(BOE)政策金利発表
ユーロ圏  中銀(ECB)政策金利発表
・米国  新規失業保険申請件数
・カナダ  12月住宅建設許可
■6日(金)
・英国  12月製造業生産高
・英国  12月鉱工業生産
・カナダ  1月失業率
・カナダ  1月雇用ネット変化
米国  1月失業率
米国  1月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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