山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年3月29日 (日)

3/30 本日の見通し

おはようございます。所用で休暇をいただきますので、木曜日までは更新できません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

■週末の動き

円>ドル>NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ

週末は取引の受渡し日(決済)が月末にあたることから、ドル売りが先行しドルの上値が重くなりました。ロンドン時間に入り、シュタインブリュック独財務相による「景気刺激策が真剣に捉えられなければユーロが脅かされる可能性」と発言したことから、ユーロが弱含みに推移、ユーロ/ドルは1.3430ドル近辺にあったストップロスを皮切りに断続的にストップロスをつけ1ユーロ=1.3256ドルまで下落しました。ユーロ/円も連れ安となり、一時1ユーロ=129.39円まで下落し130.12円でクローズしています。ドル/円はユーロが下落したものの、クロス円での下落からの円高圧力で、1ドル=97.10円まで一時下落しましたが、ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が57.3と改善が示されたことで、98.32円まで戻し97.91円でクローズしました。

■本日の見通し
いよいよ3月の期末となってきました。週末が実質(受渡しを含めた)の月末となることから、月末にかけての大きな円買いの動きは出てこないと思います。米オバマ大統領は月曜日早朝に自動車業界の救済策を発表する予定であり、内容によって市場に安心感が出ればドルが買われやすい展開となると思います。また、ユーロ圏では利下げ観測と量的緩和に踏み切るとの見方が浮上していることから、4/1のECB理事会を前にしてこれらの話題が蒸し返されるようであれば、ユーロの弱含みが継続し、ユーロ/ドルは1.30ドルを試しにくる可能性があります。ユーロ/円もこれにつれ、130円を割り込んでの推移となる可能性があります。

テクニカルでは、ユーロ/ドルが大きな陰線となり大幅な下落となりました。調整の目処と見られていた一目均衡表(日足)の転換線を下に抜けたことから、基準線となる1.3096ドルまで下落する可能性があります。ドル/円は99円手前で上値が止められ下落となっていますが、21日移動平均線ではサポートされています。一目均衡表(日足)の転換線、基準線ともに水平となっていることから、保合井(レンジ)が予想されます。ユーロ/円は5日移動平均線と、一目均衡表(日足)の転換線を下に抜けました。短期的には下落が継続する可能性がありますが、強い上昇トレンドの中にあり、21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線がサポートとなると思われます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,626.97    -9.36    -0.11%
FTSE 100    3,898.85    -26.35    -0.67%
DAX            4,203.55    -55.82    -1.31%
DOW JONES    7,776.18    -148.38    -1.87%
S&P 500        815.94        -16.92    -2.03%
NASDAQ        1,545.20    -41.8    -2.63%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.76    0.02
日本10年国債     1.33    0.006
英国10年国債     3.28    -0.03
独10年国債     3.1    -0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      923.2    -16.8
NY原油(期近)     52.38    -1.96

■主な発言
フレアティ・カナダ財務相
「2009年は厳しい年になるだろうが、世界の景気の落ち込みは恐らくは『底に近づいている』」
ダーリング英財務相
「英政府は今後数年、銀行セクターにおいて重要な役割をになっていく」
「選択肢や競争が維持されるか注視し、これを確実にする必要がある」
シュタインブリュック独財務相
「景気刺激策が真剣に捉えられなければユーロが脅かされる可能性」
ロシア中銀
「次のG20では、基軸通貨についての大きな決定はない見通し」
「ドルは当面、主要な準備通貨であり続ける」
本邦財務省幹部
「G20サミットでドル基軸通貨体制に関する議論があることは想定していない」
「現段階でドル基軸通貨に代わるものが必要との議論はない」
「G20財務相会合では各国の財政出動がGDP比何%必要との議論は出ていない」
「G20サミットのテーマ、景気悪化受けた需要回復策・金融市場の規制監督・国際金融機関改革など」
デール英中銀政策委員
「09年を通じて、生産の収縮ペースは緩和するとともに、年末あたりまでに一部回復の兆しが見られる公算が大きい」
「一方、リスクは下振れに傾いており、与信拡大や信頼感回復に向けた各国当局による政策対応の効果が表れるまでに時間がかかる可能性もある」
「英負債はGDPの70%に達する可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/30(月)         
6:45    NZ    2月住宅建設許可
8:50    日本     2月鉱工業生産・速報
17:30    英国     2月消費者信用残高
18:00    ユーロ圏     3月サービス業信頼感
18:00    ユーロ圏     3月業況判断指数
18:00    ユーロ圏     3月経済信頼感
18:00    ユーロ圏     3月鉱工業 信頼感
18:00    ユーロ圏     3月消費者信頼感

2009年3月27日 (金)

3/27 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、世界的な株価の上昇からリスク資産への投資再開で、円が主要通貨に対して一番弱含み、ドル/円、クロス円が上昇する展開となりました。その中でも豪ドル、NZドルといった比較的金利の高い通貨に資金がシフトしているようです。米の第4四半期GDP確報値は前期比年率で-6.3%と暫定値の-6.2%とほぼ変わらない内容だったことから、材料視されませんでした。また、ガイトナー米財務長官から「包括的な規制改革が必要」などとの発言が出たものの、市場の反応は鈍く、ブラウン英首相の「G20サミットでは為替問題が討議される」との発言にも反応を示しませんでした。ドル/円は1ドル=98.87円まで上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3492ドルまで下落し、ドルが主要通貨に対して強かったことも示しています。このため、株安 = ドル買いの図式が少し崩れてきています。

■本日の見通し
ガイトナー米財務長官による発言も市場が予想していたことであり、あまりインパクトがある内容ではなかったようです。むしろ、このところの住宅関連など、米の景気回復の兆しとなるような経済指標と、株価の上昇や米7年債の入札が好調だった(英40年債は札割れとなった)ことから、ドルに対して楽観的な見通しとなりました。このところのパフォーマンスがよい通貨として豪ドルやNZドルがあり、これらはボラティリティ(変動率)が低い時に高金利のキャリートレード対象通貨として選好されていた通貨であることから、市場全体がリスクを取ることを再開しだしているように思います。このため、しばらくは円が一番売られやすい通貨となることが予想され、ドル/円とクロス円は連動が薄れると思いますので、ドル/円よりむしろクロス円の買いに分があるのではないかと思います。ただ、既に上がり過ぎていることもあり、高値追いは禁物です。

テクニカルでは、ドル/円が21日移動平均線を再び上に抜け、以前もみ合いとなっていてレベル98円台に戻っています。このレベルを上に抜けられるかどうかとなります。引き続き3/5の高値の99.67円が当面の高値として機能しそうですが、一目均衡表(日足)の転換線と基準線が接近していることから、クロスには注意です。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上限を超えられないようです。ねじれ(交差しているところ)が近づいていることから、ここが転機となるかどうかです。上値を切り下げていることから、引き続き重さを感じ、一目均衡表(日足)の転換線の1.3284ドル近辺まではありそうです。ユーロ/円は強い上昇トレンドが継続しています。21日移動平均線からの乖離率はそれほど変化がないのですが、90日移動平均線からの乖離率が9.2%に達していることから、依然として警戒は必要です。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,636.33    +156.34    +1.84%
FTSE 100    3,925.20    +24.95    +0.64%
DAX            4,259.37    +36.08    +0.85%
DOW JONES    7,924.56    +174.75    +2.25%
S&P 500        832.86        +18.98    +2.33%
NASDAQ        1,587.00    +58.05    +3.80%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.74    -0.04
日本10年国債     1.27    0.03
英国10年国債     3.3    0.03
独10年国債     3.13    -0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      940    4.2
NY原油(期近)     54.35    1.58

■主な発言(FXミュージアムより)
白川日銀総裁
「邦銀のドル資金繰りは全体として問題生じてない」
「財政ファイナンスで長期国債買うと国債発行に悪影響」
「市場の安定確保のために長短のオペ両方活用が大事」
「長期金利安定のため国債買うと円の信認低下に」
ロックハート・アトランタ連銀総裁
「米財務省計画は長期金利低下につながるはずだ」
「景気の悪化は大胆な政策を必要にした」
「米国のデータに幾らか希望持てる」
「米国のデータの大半は景気後退が続くこと示唆」
「指標は少なくともさらに数カ月の景気後退示唆」
トリシェECB総裁
「域内国債スプレッド拡大を注視している」
「スプレッド拡大は『市場の異常な緊張』を反映」
「スプレッド拡大は各国の財政政策への『評価』も反映」
「各国政府は『適切な決定』をするだろう」
パパデモスECB副総裁
「ECBは市中銀行への融資の期間延長も」
「非伝統的な政策手段は銀行間市場に集中するべきだ」
「民間部門の債務を流通市場で購入することも選択肢」
「通常外の措置については何も決定していない」
「欧州のCP市場は比較的規模小さい」
「資本市場の規模は米国が欧州に比べ大きい」
「ECBは常に、必要に応じて行動する用意ある」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「ECBはゼロ金利に近付いた場合、非伝統的政策をとることもある」
ガイトナー米財務長官
「包括的な規制改革が必要」
「金融機関・支払い決済システムを担当する単一の監督当局が必要」
「システミック的に重要な会社対象に一段と保守的な資本ルールの確立が必要」
「一定水準超える資産保有するヘッジファンドのアドバイザー、SECに登録すべき」
「店頭デリバティブ取引、包括的監督・情報開示が必要」
「システミック的に重要な会社を定義する法制で議会と協力へ」
「SEC、MMFの急速な解約リスク抑制に向け強力なルール策定すべき」
「SEC、ヘッジファンドに関する報告を新たな監督当局と共有すべき」
「監督・規制は金融危機を回避できなかった」
「新規則はより簡素で一段と効率的に施行されるべき」
「来週のG20、システミックリスクが主要議題に」
「州の保険当局から既存の権限なくすべきでない、重要な役割維持すべき」
「銀行と同じようにヘッジファンドを規制すべきでない」
「新たな破綻処理権限、FDICに大幅に依存するモデルを提案」
「信用フローの促進と納税者保護に向け、官民ファンドのレバレッジ比率の均衡が望ましい」
「ストレステスト後、銀行は政府よりも民間から資本調達するのが望ましい」
「ヘッジファンドはより大きなリスクもたらす恐れあるため、一段と高い基準必要」
「すべてのヘッジファンドに資本基準求める提案せず」
ブラウン英首相
「G20サミットでは為替問題について討議する」
「財政問題についても協議する」
オバマ米大統領
「自動車産業に対する計画は数日内に発表の見込み」
「米国は自動車産業を維持しなくてはならない」
「株主・債権者・ディーラー・部品会社、自動車メーカーに一定の援助を行う」
「各社はリストラを実施する必要がある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/27(金)         
8:50    日本     2月大型小売店販売額
8:50    日本     2月小売業販売額
8:50    日本     2月小売業販売額指数
18:30    英国     第4四半期GDP・確報値
21:30    米国     2月PCEデフレータ
21:30    米国     2月PCEコア・デフレータ
21:30    米国     2月個人支出
21:30    米国     2月個人所得
23:00    米国     3月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年3月26日 (木)

3/26 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>NZドル>円>豪ドル>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、米耐久財受注が市場予想を上回る前月比+3.4%の大幅な伸びを示したことからドルは底堅く推移しましたが、ガイトナー米財務長官による「SDRを基軸通貨とする中国の提案にかなりオープン」と発言したことが波紋を起こし、同発言がされた後にはドルは1ドル=96.90円まで下落しました。しかし、このレベルではファンド勢の買いも入り、更に、米新築住宅販売も前月比+4.7%となったことから、97円台後半に戻しました。一方のユーロは米の著名なレポートでかなりネガティブな内容だったことから1ユーロ=1.3446ドルまで下落しましたが、前出のガイトナー発言から1.3653ドルまで急上昇となりました。その後は、同氏からドルは基軸通貨の地位を維持するなどの発言が出たことなどから、1.3584ドルでクローズしました。

■本日の見通し
昨日はガイトナー米財務長官のSDRを巡る発言に一喜一憂したマーケットとなりましたが、北米統一通貨「アメロ」の構想?も見え隠れしていた時期もあり、ドルの基軸通貨をめぐる議論が今後も出てくる可能性があります。ガイトナー米財務長官は、最終的にSDRを巡る発言を打ち消す発言を行って、市場はひとまず沈静化しています。また、昨日はNY連銀が国債買い取りを始め75億ドルを購入しました。金融安定化、量的緩和に向けて粛々と動いているようですが、ムーディーズが米ウエルズ・ファーゴ(大手銀行)の格付けを引き下げていることやAIG参加の航空機リース部門の事業存続が危機に陥っていることなど、不安要因がくすぶっていることもあり、ドルの上値が重くなると思われます。ただ、ユーロも著名レポートでネガティブ(ベアリッシュ)な内容となっていること、要人の発言から2010年より前に景気の回復はかなり難しいことなどから、こちらも上値の重さが感じられます。しばらくは方向感の出にくい展開が予想されます。本日発表の米第44半期のGDP確報値は前回に-6.2%となる大幅な下方修正がなされていることから、大きなインパクトはないと思います。

テクニカルでは、ドル/円が21日移動平均線を下に抜けたものの、同線を挟んでの小動きとなっています。とはいうものの上値は確実に切り下げてきていることから、99円台への上昇は難しいと思います。3/5の高値の99.67円が当面の高値として機能しそうです。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の基準線が水平で推移していることから、上値が重いことが予想されます。遅行線は再び雲の中に入ったことから、サポートされているようにも見えます。3/19の高値の1.3736ドルからは徐々に上値が切り下がってきているため、どちらかという下落の可能性が高く、一目均衡表(日足)の転換線の1.3284ドル近辺まではありそうです。ユーロ/円は上昇トレンド継続となっていますがストキャスティックス(スロー)が指数が切り下がっていてダイバージェンスが出現しています。強いトレンドが出ていることから、このダイバージェンスを無視してもよいのですが、高値に対する警戒は必要と思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,479.99    -8.31    -0.10%
FTSE 100    3,900.25    -11.21    -0.29%
DAX            4,223.29    +35.93    +0.86%
DOW JONES    7,749.81    +89.84    +1.17%
S&P 500        813.88        +7.76    +0.96%
NASDAQ        1,528.95    +12.43    +0.82%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.78    0.08
日本10年国債     1.24    -0.02
英国10年国債     3.28    -0.05
独10年国債         3.13    -0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      935.8    12
NY原油(期近)     52.77    -1.21

■主な発言(FXミュージアムより)
豪政府
「一時的措置として州政府債を保証する」
白川日銀総裁
「現状は(政策金利の)0.1%という数字が適切と判断」
山口日銀副総裁
「長期国債買い入れについての銀行券ルールを尊重」
「銀行券ルール超える国債買入必要な状況想定」
「金利引き下げ余地全くないわけではない」
「金利引き下げの選択肢を全面排除はしない」
「政策金利引き下げにはデメリットもあり比較考量」
「銀行券ルール逸脱しない限り財政ファナンスではない」
「年度末の資金繰りのめどがついている」
ゴンサレスパラモECB理事
「ECBは10年に段階的な回復を見込んでいる」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「2010年末より前の景気回復はない」
シュタインブリュック独財務相
「09年の独GDPは2.25%超えるマイナス成長へ」
「危機がいつ終わるかは分からない」
ガイトナー米財務長官
「金融不正行為に対する新たな規則を発表へ」
「米政府は「異例の行動」を継続する必要がある」
「消費者や投資家を保護する強力な規則の設定を公約」
「金融不正行為に対する新規則は数週間以内に発表へ」
「不良債権買い取り計画は「行動の変革」に寄与する」
「銀行はバランスシート立て直しへの誘因を持つ」
「TARPにはなお「相当の資金」が残されている」
「IMF特別引き出し権拡大問題の選択肢は開かれている」
「中国人民銀の周小川総裁は『非常に思慮深い』」
ブラウン英首相
「物価圧力は今後高まるとの見通しだが、同国経済にとって、現時点ではインフレよりもデフレの方が大きい脅威」
ガイトナー米財務長官
「金融危機克服には「ある程度の時間」が必要だ」
「中国は『非常に建設的な役割を果たしている』」
「基軸通貨としてのドルの地位は不動」
ダドリーNY連銀総裁
「NY連銀が初回の国債買い切り実施、75億ドル購入」
「米国債買い取り、ディーラーからの応札総額は219億ドル」
「米国債買い取り、2016年2月と16年8月償還の債券が最大」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/26(木)         
8:50    日本     2月企業向けサービス価格指数
16:10    ドイツ     4月GFK消費者信頼感調査
16:45    フランス     3月消費者信頼感指数
18:00    ユーロ圏     2月マネーサプライM3
18:30    英国     2月小売売上高指数
21:30    米国     第4四半期GDP・確報値
21:30    米国     第4四半期個人消費・確報値
21:30    米国     第4四半期GDP価格指数・確報値
21:30    米国     第4四半期コアPCE・確報値
21:30    米国     新規失業保険申請件数
23:00    ガイトナー米財務長官議会証言
01:00    フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
01:30    ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
02:00    スターン・米ミネアポリス連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年3月25日 (水)

3/25 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、東京時間から株価が大幅に上昇したことを背景にしたリスク資産への投資再開などから円が主要通貨に対し幅広く売られ、1ドル=98円を突破、ユーロ/円も1ユーロ=134円を突破するなど軒並みクロス通貨が円に対し上昇しました。しかし、ロンドン時間に入ると英の消費者物価指数が市場予想より大幅に上振れとなる前年比3.2%の上昇となったことから、ユーロ/ポンドでのユーロ売りをきっかけに、テクニカルレベルを下に抜け、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3650ドル近辺から1.3430ドル近辺まで下落、ユーロ/円も1ユーロ=134.50円近辺から131.50円近辺まで大幅な下落となりました。その後はNY時間帯にFRB(NY連銀)が中長期国債の買い入れを25日に開始と発表したことから、NYダウがマイナスに転じリスク回避のドル買いなどもあり、ドル/円は97円台後半で底堅く推移しました。

■本日の見通し
オバマ米大統領が主要銀行CEOと27日会談するとWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が報じていることから、会談の内容には注目が集まると思われます。ただ、金融安定化に動き出した市場をいたずらに刺激する内容とはならないものと思いますが。本日は25日の5・10日にあたることから、午前10時ころの仲値に向けてはドルが買われやすいものと思います。その後は、独IFO(経済研究所)景気動向指数、米耐久財受注などの経済指標の発表が控えていることから、昨日大幅に下落したユーロが景況感を受け、下げ幅を拡大するかどうかです。また、米耐久財受注はGDPの6~7%を占めるといわれており、1-3月期のGDPを予想する意味でも注目しておいたほうがよいと思います。新築住宅着工件数、中古住宅販売と回復傾向がみられている米住宅ですが、本日も新築住宅販売件数の発表が予定されいますので、こちらの回復が見られるようであれば、米国の景気後退マインドにも対象の変化がみられてくると思います。

テクニカルでは、ドル/円が21日移動平均線を上に抜けてきました。ただ、長期のレジスタンスとなる200日移動平均線は99.60円近辺に依然として位置しています。引き続き3/5の高値の99.67円が上値の抵抗となる思います。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下に抜け出ています。大きな陰線が出ていることから、下落が継続する可能性があり、一目均衡表(日足)の転換線の1.3234ドル近辺まで下落する可能性があります。ユーロ/円は上に長い陰線を付け、目標とみられていた一目均衡表(週足)の基準線となる133.57円を達成(大幅に上に抜けましたが)したことから、本日も陰線引けとなると調整が継続する可能性があります。調整めどは一目均衡表(日足)の転換線となる128.30円近辺と思われます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,488.30    +272.77    +3.32%
FTSE 100    3,911.46    -41.35    -1.05%
DAX            4,187.36    +10.99    +0.26%
DOW JONES    7,659.97    -115.89    -1.49%
S&P 500        806.25        -16.67    -2.03%
NASDAQ        1,516.52    -39.25    -2.52%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.7    0.05
日本10年国債     1.26    0.02
英国10年国債     3.35    0.21
独10年国債     3.14    0.13

■コモディティ価格
NY金(期近)      923.8    -28.7
NY原油(期近)     53.98    0.18

■主な発言(FXミュージアムより)
与謝野財務相
「一時的な株上昇で、今まで考えてきたことをやめる水準には戻っていない」
「空売り寄生と自己株取得の時限措置、7月末まで延長」
「米不良資産買取り、全世界に極めて良い影響をもたらすと評価」
白川日銀総裁
「年度末越えの資金調達には概ねめどがつきつつある」
「企業金融がなお厳しい状態にあることには変わりはない」
「事業の継続や再編に必要な資金需要は今後本格化の可能性」
「銀行が大きな株式保有リスク抱えていることは変わらない」
「劣後ローン供与は金融仲介機能が適切に働くための安全弁」
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「ECBは金利での行動余地を使い切ってはいない」
「すべての政策金利でまだ操作余地ある」
「ECBは非伝統的政策手段の幅を拡大も」
「非伝統的政策手段の期間延長もあり得る」
「ECBは政策のすべての選択肢を検討することが必要」
キング英中銀総裁
「インフレは輸入セクターに集中」
「インフレは若干予想より高い」
「イングランド銀は必要なら一段の金融緩和が可能」
バーナンキFRB議長
「AIGへの監督がもっと効果的であればよかったはずだ」
「証券買取計画、『借り換えへのインセンティブ』になる」
「AIGの賞与支給、『極めて不適切』」
「米国のドル放棄と世界通貨採用、断固として拒絶する」
ガイトナー米財務長官
「市場の安定化には時間が必要だが、政策は成功へ」
「大手金融機関はリスクテークを抑制する必要がある」
「AIGのような機関の破綻を可能とする新たな当局必要」
「システミックリスクにつながる全ての機関や市場、強力な監視の対象となるべき」
「新たな当局、FDICが現在保持する銀行破綻させる権限をモデルに」
「ノンバンクの破綻を処理する新たな当局必要」
「金融機関や投資家がリスクを進んでとらないかぎり現在の金融危機は乗り越えられない」
「失敗には報いないと国民に確約する必要もある」
「金融業界を通じ報酬慣行を管理する強力な基準が必要」
「時価会計の適用で適切なバランスとる必要」
ダドリーNY連銀総裁
「AIGのポジション手仕舞いは微妙かつ複雑」
「AIGのデリバティブ保有額はなお1兆ドルを超える」
「米AIGの将来の資金の必要性について無条件には判断できない」
「AIGの今後、金融システム・経済状況次第」
「米FRB、初の国債買い取りを3月25日に実施へ」
「25日の買い取り対象、2016年2月-2019年2月償還の国債」
ボルガー米経済諮問会議議長
「中国はドルに関して不誠実」
「米国はインフレ醸成で危機を解決することはできない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/25(水)         
8:50    日本     2月通関ベース貿易収支
18:00    ドイツ     3月IFO景気動向指数
18:00    南アフリカ     2月消費者物価指数コア
18:00    南アフリカ     第4四半期経常収支
21:30    米国     2月耐久財受注
22:15    ガイトナー米財務長官、講演
23:00    米国     2月新築住宅販売件数
01:20    ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
02:00    イエレン米サンフランシスコ連銀総裁講演

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2009年3月24日 (火)

3/24 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、ガイトナー米財務長官の金融安定化策が同日日本時間の夜に発表されるとのことから、期待感が先行し、株式市場が全般的に強含みとなる中で、ドル/円は96円台で底堅い動きとなり、米財務省から「不良資産買い取り計画に750-1000億ドルのTARP資金を投入」との発言、ガイトナー米財務長官は「銀行にバランスシート浄化と資本拡充を促す」
「民間投資家はリスクを政府と共有へ」と発言しましたが、発言直後には大きな反応はありませんでした。その後、米2月の中古住宅販売件数が発表され、市場予想より良かったことから素直にドル買いに反応、米株価の上昇も後押しし、ドル/円は1ドル=97.35円まで上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3485ドルまで一時下落しました。ドル/円は1ドル=96.96円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3631ドルでクローズしました。

■本日の見通し
昨日は米国の金融安定化に対する期待から株式市場が上昇したことを背景に、主要通貨の中では一番弱い通貨となっている円が売られました。このため、軒並みクロス円は上昇、ドル/円も一時97.35円まで上昇しました。本日もこの流れは継続の可能性が高く、円が売られやすい流れが続くものと思います。一方のユーロは昨日のウェーバー独連銀総裁の「予想より大幅な景気縮小のリスクがある」との発言にあるとおり、先行きに関してはまだ不透明な部分も多く、対策が打ち出されつつある米国との差が出てきていることから、ユーロが下落する可能性があります。クロス円も買われ過ぎの警戒領域に入っていることから、高値に対する警戒をしておいたほうがよいと思います。

テクニカルでは、ドル/円のストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしています。また、短期的な抵抗とみられていた一目均衡表(日足)の転換線を回復しています。目先は21日移動平均線の97.44円がレジスタンスとなりますが、これをクリアすると再び3/5の高値の99.67円を狙いに行くと思います。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中で推移していて方向感が出にくくなっています。また、19日の高値を上に抜けられずに推移していますので、上値の重たさが感じられます。ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたことから、売りの仕掛けとなりますが、だましの可能性もありますので3/19日の高値の1.3736ドルを目処にロスカットを設定する必要がありそうです。ユーロ/円は上に離れ上昇トレンドが強く出ているような感じです。昨年12/18の高値の131.01円を超えたことから、一目均衡表(週足)の基準線となる133.57円が次の目標となっています。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,215.53    +269.57    +3.39%
FTSE 100    3,952.81    +109.96    +2.86%
DAX            4,176.37    +107.63    +2.65%
DOW JONES    7,775.86    +497.48    +6.84%
S&P 500        822.92        +54.38    +7.08%
NASDAQ        1,555.77    +98.5    +6.76%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.67    +0.04
日本10年国債     1.24    -0.25
英国10年国債     3.12    +0.1
独10年国債         3.01    +0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      952.5    -3.7
NY原油(期近)     53.8    +1.73

■主な発言(FXミュージアムより)
ガイトナー財務長官(WSJ)
「プログラムは銀行から不動産融資を買い付け」
「より幅広い市場から証券を買取り」
「プログラムは当初5000億ドルを供給へ」
「プログラムは1兆ドルに拡大の可能性」」
中国財政次官
「G20サミットでは保護貿易主義反対の強いシグナルを」
ストロスカーンIMF専務理事
「世界経済の状況は悲惨」
「失業による荒廃阻止で行動促す」
「危機で戦争など社会不安の公算も」
「新興市場ファイナンス撤退はリスク」
「金融政策は限界に達している」
「2010年に回復の公算も-政策次第」
「財政の刺激策はこれまででGDPの1.6-1.7%相当」
「刺激策は悪くない、一部には追加余地も」
胡暁煉中国国家外為管理局局長
「中国が米国債投資を続ける」
米財務省
「不良資産買い取りで1兆ドル規模の取り組み発表」
「不良資産買い取り、TARP資金750億ー1000億ドル使用へ」
「官民共同投資ファンドの財源、FDICが支援へ」
「融資債券買い取りと証券買い取り、イニシアチブ2本立て」
「FRBはTALFプログラム拡充、『過去の遺産』証券問題に対処へ」
「官民共同ファンド、米財務省は50%出資へ」
ウェーバー独連銀総裁
「ユーロ圏経済見通しへのリスクは一段と拮抗してきた」
「予想より大幅な景気縮小のリスクがある」
「先行き見通しは依然として不透明」
「緩和政策は物価リスクを醸成する環境作り出す」
「ECBは政策スタンスを急速に反転できるよう準備を」
「ECB、最初の回復兆候出てくれば政策反転を検討も」
ガイトナー米財務長官
「銀行にバランスシート浄化と資本拡充を促す」
「民間投資家はリスクを政府と共有へ」
「政府は信頼感醸成と堅実な支出を」
「新プログラムで政府がリスク負うのは確かだ」
「規制当局は『迅速』な進展を楽観している」
「十分な資金確保に向けて議会と取り組む意向」
「追加資金の必要額、現時点では言明できない」
「AIG賞与課税法案について議会と協力する」
「AIG問題を解決できると確信する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/24(火)         
16:45    フランス     2月消費者支出
18:00    ユーロ圏     1月経常収支(季調済)
18:30    英国     2月消費者物価指数
18:30    英国     2月小売物価指数
18:45    キング・英中銀総裁議会証言
18:45    タッカー英中銀理事議会証言
19:00    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
未定    南アフリカ      SARB政策金利発表 
23:00    米国     3月リッチモンド連銀製造業指数
23:00    米国     1月住宅価格指数
23:00    バーナンキ米FRB議長議会証言
23:00    ガイトナー米財務長官議会証言
03:00    コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁講演
03:35    ブラード米セントルイス連銀総裁講演

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2009年3月23日 (月)

日本の当局の介入はあるか

3月12日にスイス国立銀行(SNB)は政策金利の0.25%の引き下げと外国為替市場でスイスフラン売りの市場介入を行った。同時に社債の買取という量的緩和も実施した。スイス国立銀行の介入は1995年8月以来初めてとなった。市場では非不胎化(※1)の介入で量的緩和も実施したとの見方がある。このスイス国立銀行の介入から本邦当局(財務省、日銀)の介入の可能性を喧伝した人たちもいたようだ。

為替介入の説明は日銀の下記ページに詳しく出ているが、財務大臣が介入の量、タイミング等を判断、日銀は財務大臣の指示にしたがい、介入を実施することになる。このことからわかるとおり、日銀が単独で介入を行うことはありえない。ただし、日銀は財務省との連絡や委託介入の際には委託先の中央銀行との調整役となることから、日銀のディーラーが市場をモニタリングしたりすることから、「日銀によるレートチェック」が入ったなどという噂が市場に流れることになる。
http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expkainyu.htm

Blog20090323_01


では、実際に日本は市場介入に踏み切るのであろうか。答えは「否」の可能性が高い。1月18日現在で1ドル=98円台の水準では円高とは言い難い。1ドル=xx円が円高という基準は存在しないが、日銀が公表している実質実効為替レート(※2)を一つの指標として考えると、2月現在で127.2となっていて、この水準は2001年9月頃と同じである。1ドル=79.75円まで円高が進んだ1995年4月の165.5と比べるとわかるとおり介入を行うほどの円高水準ではないと思われる。ただ、介入のときに語られるもう一つのキーワードの「株安」はバブル崩壊後の最安値を一時更新したこともあり、「株安」と「円高」がセットで訪れたときに4年以上の沈黙を破って日本の単独介入が行われるのではないかと思う。

※1 非不胎化介入
 介入で市場に放出した資金を国債の買いや売りといった別のオペレーションで回収せずにそのまま市場に残しておく

※2 実質実効為替レート
 対外競争力を捉えるため日本と貿易相手国の貿易ウエイトで加重平均した名目為替レートに物価指数を加味したもの

3/23 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は本邦が休場だったことあり、アジア時間帯は小動きとなっていましたが、ECBのスポークスマンによる「ECBによる救済基金の報道を否定」との発言などを背景にユーロが売られ、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドルを割り込み、ドル/円は1ドル=95円ちょうどを上に抜けました。NY時間は主要な経済指標の発表がない中で、ウエーバー独連銀総裁が「ECBは金利を変更する余地がある」と発言したことなどから、ユーロが弱含みに推移、ドル/円はショートカバーから1ドル=96.27円まで上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3515ドルまで下落しましたが、50億ドル以上の資金援助を受けている企業のボーナスへの税率90%の課税法案が米下院で可決したことから、金融セクタを中心に米国の株価が下落したことから、ドル/円は95.84円、ユーロ/ドルは1.3576ドルでクローズしました。

■本日の見通し
週末は、米FOMCから下落のスピードが速いドルに対しての警戒感から、ECBのスポークスマンによる発言をきっかけにユーロ買いの調整が進み、ドルは対ユーロ、対円で上昇しました。ユーロは20日の主要会合で財政難に陥った加盟国の緊急融資枠を倍増することで合意したことから、ユーロの底堅い動きが予想されます。ユーロ/円の上昇につれ、ドル/円でもドルが底堅い動きをすると思われますが、ガイトナー財務長官への批判などから、米の金融当局に対する不安要因が見え隠れしていることもあり、ドルの上値が重いと思われます。

テクニカルでは、ドル/円が一目均衡表(日足)の基準線を1日で回復しています。19日の安値に届かなかったことから、戻りとなる可能性がありますが、上値の抵抗が一目均衡表(日足)の転換線(96.33円)、21日移動平均線(97.26円)になります。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の中に1日で戻ったこと、19日の高値を上に抜けなかったことから、本日続落するとストキャスティックス(スロー)がデッドクロスする可能性があります。デッドクロスを待っての売りとなります。ユーロ/円はストキャスティックス(スロー)からみると高値の警戒域です。トレンドは上向きが継続していることから、昨年12/18の高値の131.01円を試しにくると思われます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,945.96    -26.21    -0.33%(3/19)
FTSE 100    3,842.85    +25.92    +0.68%
DAX            4,068.74    +25.28    +0.63%
DOW JONES    7,278.38    -122.42    -1.65%
S&P 500        768.54        -15.5    -1.98%
NASDAQ        1,457.27    -26.21    -1.77%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.65    +0.05
日本10年国債     1.265    0
英国10年国債     3.02    -0.01
独10年国債         2.98    -0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)      956.2    -2.6
NY原油(期近)     51.06    -0.55

■主な発言(FXミュージアムより)
ECBのスポークスマン
「ECBがユーロ圏で困難な状況の国への救済基金との報道正しくない」
ウェーバー独連銀総裁
「ECBは、金利を変更する余地がある」
「ECBは、より長期のレポを導入することも可能」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「一段の利下げは、可能性のある道の1つ」
「複数月にわたる物価下落を予想」
「ユーロ圏のデフレは予想していない」
ブラード・セントルイス連銀総裁
「目先の重要な目標はデフレを回避することだ」
「デフレの可能性は本物」
「大きな衝撃がデフレ循環引き起こす可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/23(月)         
8:50    日本      第1四半期景況判断BSI 大企業製造業 
8:50    日本     第1四半期景況判断BSI 全産業
8:50    日本     日銀金融政策決定会合議事要旨
21:30    カナダ     2月景気先行指数
23:00    米国     2月中古住宅販売件数

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2009年3月22日 (日)

3/23の週のポイント

こんばんは。今週水曜日のセミナーに向けて準備もしなければいけないのですが、ほとんど進んでいません。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMポジションでは、円ロング(買い)からショート(売り)に転換、大幅に円が売られました。ドルのロング(買い)は増加、ユーロのショート(売り)が小幅現象となっています。

先週は水曜日に発表された米FOMCの声明でFRBが長期国債を6か月で最高3000億ドル買い入れるという内容に、米国が実質的に量的緩和に踏み切ったことで、ドルの長期金利の低下や米経済の先行きを悲観した見方やガイトナー米財務長官やサマーズNEC議長への退陣要求などもでて、ドル/円は1ドル=93.53円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3736ドルまで一時ドル安が進む場面が見られました。ただ、週後半は米大手保険会社AIG(事実上の公的管理下)でのボーナス支給問題が焦点となり、為替市場への注目度はやや落ちました。週末はウエーバー独連銀総裁によるECBの追加利下げの可能性、週末のポジション調整などから、ドル/円は1ドル=95円台後半、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.35ドル後半へとややドルが買われて取引を終了しています。

米FOMCからのドル売りの流れが週末に一服したものの、長期国債の買い入れの具体策の発表予定されることから、内容によっては再びドル売りに傾く可能性があります。また、米の中古、新築住宅の販売、耐久財受注、第4四半期GDPの確定値の発表が予定されていることから、内容が悪化しているようであれば素直にドル売りに反応すると思います。一方のユーロはウエーバー独連銀総裁がECBの利下げ余地に言及したものの、同氏は1%までの利下げに既に言及していることから、更なるハト派の姿勢を見せなければ、ユーロ売りの材料には繋がりにくいと思います。また、ユーロ圏では独IFOの発表を控えていて、景気動向での悪化が収まるようであれば、ユーロの上昇が継続すると思われます。円については通関貿易の赤字額が減少の予想であり、実需面からの円売り圧力が今後低下してくる可能性があります。シカゴ通貨先物の円の投機ポジションのネット残高が円の買い超しから売り超しに転じていることから、ポジション調整が大幅に行き過ぎた可能性もあります。

【USD】
Blog20090321_01
source:CFTC

ドルは11,254コントラクトのロング増加の93,082コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090321_02
source:CFTC

円は23,602コントラクトのロング減少の4,696コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090321_03
source:CFTC

ユーロは1,193コントラクトのショート減少の9,039コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090321_04
source:CFTC

カナダは3,660コントラクトのショート増加の23,950コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090321_05
source:CFTC

NZドルは1,899コントラクトのショート減少の6,080コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(23日更新)

3月23日の週の注目指標
■23日(月)
・日本  第1四半期景況判断BSI 大企業製造業
・日本  第1四半期景況判断BSI 全産業
・カナダ  2月景気先行指数
米国  2月中古住宅販売件数
■24日(火)
・ユーロ圏  1月経常収支
英国  2月消費者物価指数
・英国  2月小売物価指数
・ユーロ圏  1月鉱工業新規受注 ・南アフリカ  SARB政策金利発表
・米国  3月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  1月住宅価格指数
■25日(水)
日本  2月通関ベース貿易収支
ドイツ  3月IFO景気動向指数
・南アフリカ  2月消費者物価指数コア
・南アフリカ  第4四半期経常収支
米国  2月耐久財受注
米国  2月新築住宅販売件数
■26日(木)
・NZ  第4四半期経常収支
・ユーロ圏  2月マネーサプライM3
英国  2月小売売上高指数
米国  第4四半期GDP確報値
・米国  第4四半期個人消費確報値
・米国  新規失業保険申請件数
■27日(金)
・NZ  2月貿易収支
NZ  第4四半期GDP
・日本  2月全国消費者物価指数
・日本  3月東京都区部消費者物価指数
・英国  第4四半期GDP・確報値
・スイス  3月KOF先行指数
・米国  2月PCEコア・デフレータ
・米国  2月個人支出
・米国  2月個人所得
・米国  3月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年3月20日 (金)

3/20 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は20日が本邦の市場休業日となることから仲値にかけてドル買いが進んだが、クロス円の上昇に伴う本邦輸出企業の円買いにドルの上値が押さえられました。その後は、ドル売りの流れが強く下落、発表された米新規失業保険申請件数が64.6万人、フィリー・フェド・サーベイ(フィラデルフィア連銀指数)が-35.0、CB(カンファレンスボード)景気先行指数が-0.4%と市場予想よりも軒並み内容が良かったもののドル買いにはつながらず、24時近辺にはマクロ系ファンドがまとまった量のドル売りを行ったことから、ドル/円は一時1ドル=93.55円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3739ドルまで上昇しました。NY午後にはドル/円がショートカバーから94円台ミドルへ上昇、ユーロ/ドルも利益確定の売りなどから1.36ドル台ミドルへ下落してクローズを迎えています。

■本日の見通し
本日はまだFRBの長期国債の買入の消化(方向性の判断)が終わっていないことから、ドルの戻りが鈍い展開が予想されます。ただ、週末を前にしたポジション調整も出やすいことから、上下に大きく動きにくいと思われます。FRBはFOMCで1兆1500億ドルの財務省証券と政府機関債の購入を含む金融緩和を発表していることから、プラスに評価されればドル高の要因と思われますが、現在の市場の評価はドルの信認に再び傾きつつあるようです。そのため、ドルからユーロなどに資金がシフトする一方で、ドル/円でドルが下落していることから、クロス円も弱含みの展開となっています。ただ、クロス円全体はドルの下落からストレート通貨の上昇が起こっていることで、円に対しては底堅い動きとなっています。昨日の動きをみていると、発表された指標には関係なくドルが弱含んでいることから、ドルの独歩安につながる可能性もあります。

テクニカルでは、ドル/円は強力なサポートとみられていた一目均衡表(日足)の基準線と1/6の高値の94.65円を下に抜けてしまいました。このため、下落トレンドが継続しているとみられます。次のサポートは90日移動平均線の92.98円となります。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の日々線(ロウソク足)が雲の上に抜け、遅行線も雲の中に入ってきました。トレンド的には上昇が継続していることになり、遅行線が更に雲の上に抜け出るようであれば、昨年12/29の高値の1.4361ドル近辺まで上昇する可能性があります。ユーロ/円は上昇トレンドが継続中であるものの、ストキャスティックス(スロー)では買われ過ぎの水準に到達していることから、上に伸びきらないようであれば、調整の下げがあるかもしれません。ただ、依然として昨年12/18の高値の131.01円を目標としていると思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,945.96    -26.21    -0.33%
FTSE 100    3,816.93    +11.94    +0.31%
DAX            4,043.46    +47.14    +1.18%
DOW JONES    7,400.80    -85.78    -1.15%
S&P 500        784.04        -10.31    -1.30%
NASDAQ        1,483.48    -7.74    -0.52%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.6        +0.06
日本10年国債     1.265    -0.044
英国10年国債     3.04    -0.07
独10年国債         3.04    -0.17

■コモディティ価格
NY金(期近)      958.8    +69.7
NY原油(期近)     51.61    +3.47

■主な発言(FXミュージアムより)
ユンケル・ユーロ議長
「欧州の景気刺激策は『十分』」
ルクセンブルク中銀総裁
「EUが講じている景気刺激策は十分だ」
「EUに取り組み強化を求めている米国に対し、前向きに応じようとは考えていない」
ガイトナー米財務長官
「辞任を求める声、財務長官という職務にはつき物」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/20(金)         
16:00    ドイツ     2月生産者物価指数(前月比)
18:00    ブラード米セントルイス連銀総裁講演
19:00    ユーロ圏     1月鉱工業生産(前月比/季調済)
21:30    カナダ     1月小売売上高(前月比)
22:00    ウェーバー独連銀総裁講演
01:00    バーナンキFRB議長講演

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2009年3月19日 (木)

3/19 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>NZドル>円>豪ドル>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京からロンドン時間帯にかけてはドル/円は1ドル=98円台ミドルから後半で底堅く推移していましたが、米消費者物価指数、四半期経常収支の発表前に98円台前半に下落していたことからこれらの指標には反応が薄く、米FOMCを前にしてポジションの調整売りが出たことから97円台後半へ下落、FOMCでは政策金利の誘導目標が0~0.25%のレンジで据え置きとなったものの、声明で「長期国債を最高3000億ドル購入」と国債の買い入れを決めたことに反応し、ドルが急激に売られ1ドル=95.66円まで下落しました。しかし、米株式市場がプラス圏を回復したことで、小幅買い戻され96.20円でクローズしました。ユーロ/ドルは1ユーロ=1.30ドルを挟んでの取引をロンドン時間帯まで続けていたが、ドル売りが先行する中で1.30ドル台後半まで上昇、FOMCの声明を受け1.3499ドルまで上昇、1.3476ドルでクローズしています。ユーロ/円は128円から129円のレンジで動いていましたが、FOMCの声明を受けドル/円に連れる格好で128.00円まで下落後、ユーロ/ドルの上昇につれ129.80円まで上昇する荒い動きとなりました。

■本日の見通し
本日は20日が本邦の祝日となっていることから、5・10日の仲値の買いが終わると、ドル/円は上値が重くなり、下落してくる可能性が高まります。昨日の米FOMCでの長期国債買い入れはある種のサプライズ(市場はそこまで表明しない)だったことから、買い入れが始まったあとに縮小気味であったFRBのバランスシートが拡大する可能性があり、中長期のドル安トレンドに入る可能性があります。更に中国などが米国債の売却に動く素振りが見えてくると、ドル安に拍車がかかる可能性があります。本日発表の景気先行指数とフィラデルフィア連銀指数はそれほど為替にはインパクトを与えず、ドル売りとユーロ買いが継続しそうです。

テクニカルでは、ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)のレジスタンスとみられていた雲の下限と90日移動平均線を一気に抜け大陽線となったことから強さがうかがわれますが、次の抵抗となる遅行線が雲の上に出られるかで次の方向性が決まると思います。ドル/円は21日移動平均線を大きく下に抜けたことから、一目均衡表(日足)の基準線となる94.66円(=1/6の高値の94.65円)が大きなサポートとなります。ここを下に抜けた場合には、更なる下落につながる可能性が高まります。ユーロ/円は上昇トレンドが継続、昨年12/18の高値の131.01円を目標としていると思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,972.17    +23.04    +0.29%
FTSE 100    3,804.99    -52.11    -1.35%
DAX            3,996.32    +8.55    +0.21%
DOW JONES    7,486.58    +90.88    +1.23%
S&P 500        794.35        +16.23    +2.09%
NASDAQ        1,491.22    +29.11    +1.99%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.49    -0.52
日本10年国債     1.31   
英国10年国債     3.1    0.04
独10年国債     3.22    0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      889.1    -27.7
NY原油(期近)     48.14    -1.02

■主な発言(FXミュージアムより)
トリシェECB総裁
「2009年は『非常に厳しい』」
「2010年は緩やかな回復の年となる可能性ある」
「景気回復は信頼が戻るかどうかにかかっている」
「ECBは非伝統的な措置取った」
「ECBは非伝統的な手段で6000億ユーロを供給した」
「インフレ圧力は大幅に低下した」
「ユーロ圏の6カ月と1年物の金利は米国よりも低い」
「ECBはさらなる措置が必要かどうかを検討中」
「ユーロ圏の金利は第2次世界大戦以降で最も低い」
「1.5%が政策金利の下限だとは決定していない」
「欧州各国の景気刺激対策は非常に大規模だ」
白川日銀総裁
「国債買い取りの追加的な増額余地はかなり限定」
「日銀券ルールを見直す考えはまったくない」
「あくまで金融調節上の必要に基づき行う-長期国債買入れ」
「国債増発念頭に置きやる訳ではない-国債買い入れ」
「長期国債価格の下支え目的ではない-長期国債買い入れ」
「財政ファイナンス目的ではない-長期国債買い入れ」
「劣後ローン引受で政府保証求める考えない」
「数年で日銀券ルールに近接する可能性高い」
「不確実性残るがかなり限界近い-長期国債の買い入れ」
温家宝中国首相
「中国経済は依然として大きな困難に直面」
「中国経済、一部のセクターや地域では改善している」
「景気刺激策を実施する上で時間を浪費すべきではない」
「中国経済は「大きな困難」に直面、景気刺激策を迅速に実施すべき」
リプスキーIMF筆頭副専務理事
「世界経済、すぐに回復しない公算」
「景気回復なら原油値上がりの公算」
メルケル独首相
「安定を維持する上で、ユーロ圏の環境は良好であると確信している」
「現時点では行動する必要性は見いだせない」
米政府
「TALFの購入対象、問題資産を加えることを検討」
「銀行救済でのFDICの役割拡大を検討」
「銀行救済策の詳細、早ければ今週にも発表へ」
「不良資産購入でTALFは官民ファンドと並行して機能も」
FOMC声明
「FF金利の誘導目標を0-0.25%に据え置き」
「金利はしばらく低水準を維持」
「向こう6カ月で最大3000億ドルの長期国債買取へ」
「追加的に最大7500億ドルのMBSと最大1000億ドルの機関債を年内に買取へ」
「TALFの適格担保、他の金融資産に拡大する見通し」
「米経済、1月の会合以降引き続き収縮」
「政策は市場を安定化、財政・金融刺激策は緩やかな成長回復を支援へ」
「持続可能な成長回復と物価安定の促進に向けすべての利用可能な手段講じる」
「GSE関連債券の買い入れ拡大、モーゲージ・住宅市場支援が目的」
「米FRB、今後の動向を踏まえバランスシートの規模・構成を注視する」
「インフレは引き続き抑制される見込み、成長に最適な金利水準をしばらく下回るリスクある」
「政策は全会一致で決定」
米NY連銀
「TIPS含む2-10年債の買い入れに焦点当てる」
「米国債の買い入れ、競争入札で実施へ」
「国債買い入れ、平均で週2─3回実施する」
「国債買い入れの詳細、来週初めに発表」
「初回の国債買い入れ、来週後半に実施」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9:30    豪    第4四半期新規住宅
18:30    英国     2月マネーサプライM4・速報(前年比)
20:00    カナダ     2月消費者物価指数(前月比)
21:30    米国     新規失業保険申請件数
21:30    カナダ     1月国際証券取扱高
23:00    米国     2月景気先行指数
23:00    米国     3月フィラデルフィア連銀景況指数

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2009年3月18日 (水)

3/18 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦株式市場が堅調に推移したことと日銀が銀行の資本増強のために劣後債の引き受けを検討することを発表したことなどが円売りの材料とされ、円がじりじりと売られました。米国の新築住宅着工件数が前月比22%増と大幅な増加を見せたことから、ドル/円は1ドル=98.98円まで上昇しました。一方のユーロ/ドルは米住宅着工の好結果を受け1ユーロ=1.2932ドルまで下落しました。しかし、その後の米国株式の上昇から、リスク低下によるドル売りと円売りの流れとなり、ドル/円は98.60円、ユーロ/円は128.33円、ユーロ/ドルは1.3016ドルでクローズしています。

■本日の見通し
本日は本邦の日銀金融政策決定会合2日目と米国の公開市場委員会(2日目)が開催されます。両国はどちらも利下げ余地がないことから、本邦ではCP買い取り枠や昨日発表された劣後債の引き受けに関する内容に注目が集まると思われ、劣後債については1兆円規模の引き受けを白川日銀総裁が発言していることから、この内容で決まるものと思われます。FOMCでは、米国債の買入が決定されるかどうかに注目が集まっていて、見送られると米国債が下落、ドル安という見方を予想している人たちもいるようです。現状では、前々回のFOMCで、買い入れが検討されていますが、前回の議事録では少しトーンが消極的になっていることから、今回も見送ると個人的には思っています。仮に見送ったとして株価が下落すればドルが買われることとなると思いますので、大幅なドルの急落局面というのは考えていません。

テクニカルでは、NR7が多数の通貨ペアで出現していることから、動いてくる可能性があります。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けたことから、雲の下限と90日移動平均線のレジスタンスを抜けると上昇が継続することになりそうです。ドル/円は1ドル=99円手前で止められていることから、ここを抜けて3/5の高値の99.67円を試せるかどうかです。ユーロ/円は昨年12/18の高値の131.01円を目標としていると思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,949.13    +244.98    +3.18%
FTSE 100    3,857.10    -6.89    -0.18%
DAX            3,987.77    -56.77    -1.40%
DOW JONES    7,395.70    +178.73    +2.48%
S&P 500        778.12        +24.23    +3.21%
NASDAQ        1,462.11    +58.09    +4.14%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.00    +0.04
日本10年国債     1.28    -0.02
英国10年国債     3.07    +0.04
独10年国債         3.18    +0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      916.8    -5.2
NY原油(期近)     49.16    +1.81

■主な発言(FXミュージアムより)
豪中銀議事録
「金利で再度行動するための十分な柔軟性」
「今月の金利据え置きの後で、利下げ余地」
「3月の会合では据え置き、利下げともに合理的理由」
「一連の利下げの効果を判断したかった」
「目先の世界全体、豪州のGDPは弱い見通し」
「利下げと政府の景気刺激策の効果は不透明」
シュタルクECB理事
「ECBはゼロ金利政策のリスクを分析の必要」
「ゼロ金利はバランスシートの調整にリスク」
「ECBは景気回復の最初の兆候に断固たる行動必要」
「過度の低金利は銀行間の融資回復させない」
「ゼロ金利政策には利点よりもリスク多い」
「ECB理事会は依然新たな手段の使用で議論」
「ECBは新たな手段を用いる差し迫った状況にない」
「ECBは新たな手段必要なら準備したい」
メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁
「信用収縮の証しはない」
トゥンペルグゲレルECB理事
「危機がユーロ圏の金融統合遅らせる」
「危機が共同での取り組み促している」
「ECBは市場の展開を注視する」
フランク米下院金融委員長
「5月初旬にも金融規制改革法案の草案作成に着手したい」
サマーズ米NEC委員長
「AIG問題、あらゆる合法的手段で対処」
「AIGのボーナスは言語道断」
「市場への対応では適切な政策を講じている」
「2009年と10年に増税はない」
ユーログループ議長
「プログラムの効果を待つ必要がある。現時点で追加景気刺激策は必要ない」
「経済対策の効果が表れるか、2010年末まで様子を見るべきだ」
「新たな刺激策が必要かの判断は早くて1年半後に下すべき」
ウェーバー独連銀総裁
「ECB、安定回復へあらゆる必要な措置を講じる」
「短期金融市場のボラティリティー、依然非常に高い」
「ECBの短期金融市場政策、永続は不可能」
「現在の危機は通貨統合が迎えた最大の危機」
「欧州安定化協定の尊重が非常に重要」
「ユーロ加盟国のデフォルト懸念は根拠を欠く」
「短期金融市場には幾分かひっ迫緩和みられる」
キング英中銀総裁
「インフレ見通しが政策金利と資産買い取りの停止時期を決定する」
「G20は迅速に信頼を回復させる必要がある」
「G20の決意に勇気づけられている」
トリシェECB総裁
「ECBはさらなる非伝統的金融政策を検討」
「ユーロは危機の間に、重要性を示している」
「2009年は非常に厳しい年」
「大半の専門家は2010年に景気回復を予想」
「ECBは物価安定を確実にする必要」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/18(水)         
未定    日本      日銀金融政策決定会合 
14:00    日本     3月金融経済月報・基本的見解
15:30    白川方明日銀総裁定例記者会見
18:30    英国     2月失業保険申請件数
18:30    英国     2月失業率(社会保障受給)
18:30    英国     英中銀(BOE)金融政策委員会議事録
21:30    米国     2月消費者物価指数
21:30    米国     第4四半期経常収支
21:30    カナダ     1月卸売売上高
03:15    米国     FOMC政策金利発表

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2009年3月17日 (火)

3/17 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京開始前に一時1ドル=98円を割り込んだものの、株式市場が堅調に推移したことを受け、ドル売りと円売りの流れが継続、ドル/円は98円台で底堅く推移しました。欧州時間では、英大手銀行のバークレイズの2009年は順調な滑り出しという強気の発言から英欧の株式市場が上昇、ポンドとユーロが主要通貨に対して買われました。ユーロ/ドルはストップロスを巻き込み一時1ユーロ=1.3072ドルまで上昇、ユーロ/円も1ユーロ=128.74円まで上昇しました。しかし、米国時間はNY連銀製造業景気指数が-38.23と悪化、対米証券投資が430億ドルの流出(市場は流入が予想されていた)、住宅市場指数は横ばいの9といずれも振るわない内容となったが、為替市場への影響は限定的となり、米株式市場の下落からリスク回避のドル買いの動きに、終盤はユーロやポンドなどが欧州からNY時間にかけての上げ幅を帳消しにしました。結局、ドル/円は98.18円、ユーロ/ドルは1.2967ドル、ユーロ/円は127.34円でクローズしました。

■本日の見通し
本日は19:00に独ZEW景況感調査の発表が予定されていて、このところの欧州全体の景況感の悪化から、同指数は悪化の予想となっています。市場予想は-8程度ですが、これより悪ければユーロ売りとなる可能性があります。また、21:30に米国の住宅着工件数、住宅許可件数の発表が予定されています。過去最低水準に落ち込んでいる住宅関連が回復を見せてくるのかがカギとなりそうですが、市場予想ではどちらかというと悲観的です。昨日の動きをみていると、まだ株価の動きに連動し、為替市場本来の材料で動いていないようです。株価の上昇=ユーロや豪ドル買い(ドルや円売り)の流れが続いていて、クロス円が全般的にしっかりそうな展開です。ただ、為替市場全体では新たな材料が見つけられていないことから、方向感を探るために小動きが続きそうです。

テクニカルでは、NR7がドル/円、香港ドル/円、南アフリカランド/円に出現しています。そのため、上下に動いてくる可能性があります。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の転換線が基準線に接近してきていて、上抜けする可能性があります。それとともに雲の下限と90日移動平均線がレジスタンスとなっていますが、これを上に抜けてくると上昇が継続となります。ユーロ/円は上昇トレンドが継続しています。ストキャスティックス(スロー)の買われすぎが続いていることと、90日移動平均からのかい離が4.8%に達していることからそろそろ調整の下げが出てもおかしくないところです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,704.15    +134.87    +1.78%
FTSE 100    3,863.99    +110.31    +2.94%
DAX            4,044.54    +90.94    +2.30%
DOW JONES    7,216.97    -7.01    -0.10%
S&P 500        753.89        -2.66    -0.35%
NASDAQ        1,404.02    -27.48    -1.92%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.95    +0.06
日本10年国債     1.3        -0.02
英国10年国債     3.03    +0.09
独10年国債         3.14    +0.09

■コモディティ価格
NY金(期近)      922.00    -8.1
NY原油(期近)     47.35    +1.1

■主な発言(FXミュージアムより)
ガイトナー米財務長官
「銀行には回復に向けて特別な責任がある」
「銀行がリスクを敬遠し過ぎる可能性を懸念」
「銀行は与信改善へ一層の努力を」
「銀行は中小企業のために尽力を」
オバマ米大統領
「不正と強欲がAIGの財務悪化を招いた」
「AIGトレーダーのボーナス1.65億ドルに強い憤り」
「財務長官があらゆる法的手段講じてボーナス阻止へ」
「金融業界の規制改革の必要性が浮き彫りに」
「財務省、融資債券最大150億ドルの買取開始へ」
「中小企業局保証のローン買い取り開始へ」
トリシェECB総裁
「ユーロは欧州統一の紋章」
「ユーロは困難な環境で重要性を増す」
「ECBは今後も繋ぎ止め役としてのユーロを維持へ」
「ECBは他の機関と緊密に連絡を取り合っている」
「ECB、金融市場の過ち是正へ積極的に取り組む」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/17(火)         
8:50    日本     1月第三次産業活動指数
19:00    ユーロ圏     3月ZEW景況感調査
19:00    ドイツ     3月ZEW景況感調査
21:30    米国     2月生産者物価指数
21:30    米国     2月建設許可件数
21:30    米国     2月住宅着工件数
21:30    カナダ     1月製造業出荷
04:15    トリシェECB講演
04:30    ウェーバー独連銀総裁講演
05:10    キング・英中銀総裁講演

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2009年3月16日 (月)

外需(貿易)依存型の中国と日本の異なる事情

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

昨年秋のリーマン・ブラザーズ破綻のショックから、世界的な金融機関の信用の収縮につながり、信用不安が実体経済に波及し、更にそれが金融の信用不安に戻ってくるという負のスパイラルに陥っている。金融の信用不安は世界のGDPの3割弱を占めるといわれている米国経済を後退させ、米のGDPの約7割を占めるといわれている個人消費を冷え込ませた。この結果、外需に依存している日本は10-12月期のGDPが年率換算で12.3%のマイナス(第2次速報値)になるなど、比較的影響が少ないとみられていた日本の経済も安全ではなく、第1次速報値の発表を境に、円安が進んだ格好となった。一方、日本と同じような輸出主導型の産業構造をもつ中国は10-12月期のGDPが6.8%と減速はしたものの、日本の落ち込みとは大きく異なっている。

米国の通関ベースの輸入実績から昨年9月と12月を比較すると、中国の輸出は約20%の減、日本は同10%の減と日本の減少幅は少なくなっている。ただ、小売を主導する既存店の売り上げを見ると、ディスカウントのウォルマートがほぼ一人勝ちの状態で2月は前年比5.1%の増加となっていて、百貨店のJCペニーは前年比8.8%の減少だ。裏を返すと、日本の付加価値の高い白物家電や液晶テレビ、自動車などの品目は売れないが、中国の低価格商品は売れているということだ。急激な逆資産効果で可処分所得が低下した米の消費者は低価格商品の購買を高めた結果、貿易統計を見ないと断言はできないが、通貨ベースで減少した中国からの輸入を2009年に入って増加させているのではないだろうか。

この流れが継続すると世界経済の悪化が日本の貿易黒字体質を赤字体質に変化させ、潜在的な円安要因になる日も近いかもしれない。また、中国が日本のGDPを抜くのも2010年を待たず、2009年になるのではないだろうか。

3/16 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は東京時間からロンドン時間にかけて株式市場が堅調に推移したことを受けてリスク回避のドル買いと円買いの巻き戻しとなり、ドル/円は一時1ドル=98.67円までドルが上昇しました。しかし、NY時間帯にガイトナー米財務長官が辞任するという不確かな噂が流れたことやG20財務相・中央銀行総裁会議を前に積極的なポジションを取る向きが少なく、その後は98円を挟んだ動きとなりました。ユーロ/ドルも株式市場の上昇に伴い、ドルが売られやすくなったことを背景に1ユーロ=1.2958ドルまで上昇しましたが、その後は1.29ドルを挟んだ動きとなりました。発表された米国1月の貿易赤字は360億ドルと市場予想の380ドルからは縮小、ミシガン大消費者信頼感指数も56.6と小幅の上昇となり、ドルの強含みの材料となりましたが、G20という大きなイベントが後ろに控えていることもあり、影響は限定的となりました。

■本日の見通し
G20財務相・中央銀行総裁会議はほぼ市場の予想通りの内容となったと思われます。ただ、BRICsを中心とした新興国が必要とあれば追加の景気対策をとる用意があると表明したことから、アジアから欧州時間にかけては株式市場が堅調に推移することが予想され、株価の上昇からはドルと円が売られやすい環境が継続すると思われ、クロス円全般が底堅い動きになると思われます。また、豪ドルは中国の景気対策が支援材料となると思われることから、堅調な推移が予想されます。ただ、円についてはシカゴ通貨先物ポジションでは円のロングポジション(買い持ち)が引き続き減少を続けていることから、そろそろ反転のリスクも伴ってきます。

テクニカルでは、特にシグナルが出ている通貨ペアはありませんが、ドル/円は3/5の高値の99.67円を再び試せるかどうかです。ここまで届かないようであれば、一目均衡表(日足)の基準線の方向に向かって下落していく可能性が高まります。ユーロ/ドルは21日移動平均線を上抜けし上昇が継続しているものの、90日移動平均線を前に十字線(コマ)の形となっていることから、短期的な気迷い(方向感の出にくい)状況です。多少の下押しがあるかもしれません。ユーロ/円は21日移動平均線がサポートとなっていますが、ストキャスティックス(スロー)では、80近くに達していることから、調整(下げ)が出てもおかしくない状況です。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,569.28    +371.03    +5.15%
FTSE 100    3,753.68    +41.62    +1.12%
DAX            3,953.60    -2.62    -0.07%
DOW JONES    7,223.98    +53.92    +0.75%
S&P 500        756.55        +5.81    +0.77%
NASDAQ        1,431.50    +5.4    +0.38%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.88    +0.03
日本10年国債     1.32    +0.002
英国10年国債     2.94    -0.01
独10年国債         3.05    +0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      930.1    +6.1
NY原油(期近)     46.25    -0.78

■主な発言(FXミュージアムより)
中国人民銀行
「中国、金融セクターにおける外国の役割を適切に拡大へ」
「中国の金融機関の海外市場へのアクセスを支援する」
「米国の財政赤字と低金利がドル資産の魅力を損ねる見通し」
「世界の需要は09年も引き続き減退する見通し」
メルツ・スイス財務相
「税関連情報は特定の場合に限り開示へ」
「銀行の守秘義務は保持される」
「自動的な情報交換は『断固拒否』」
サマーズ米NEC委員長
「危機の終えん時期はだれにも分からない」
「個人消費は安定しつつある」
ダーリング英財務相
「各国が自国経済を支える必要があるという点でおおむね意見が一致している」
シュタルクECB専務理事
「保護主義的傾向の高まりが世界経済に対する真の脅威だと認識している。これは深刻な問題であり、貿易への脅威だ。
「世界中で財政赤字や公的債務が急激に増加していることを踏まえれば、現在の状況に対し政府ができることはすでに限界に達した」
「欧州が実施した措置は2009年末から2010年まで効果が表れない」
「財政支出の拡大により、中長期的なインフレ高進の可能性が高まった」
「金融セクターは一段の損失が見込まれる」
ゼーリック世界銀行総裁
「2009年が非常に危険な年」
「危機への対応が不十分で遅きに失する危険がある。漸進主義はリスクを高め長期化させる」
「銀行の問題に取り組まない限り、景気刺激策の効果は一時的なものだ。いくらかのエネルギーを経済システムに注入するが、クレジット市場の機能回復がない限り失望する結果になる」
米財務省
「米国は世界で最も流動性の高い市場」
「オバマ大統領は持続可能な財政の実現に尽力している」
「4年間で財政赤字半減を目指している」
「オバマ大統領は長く軽視されてきた多くの問題に対応」
与謝野財務相
「ガイトナー長官とは通貨について協議しなかった」
「アジア開発銀行の資本増強にガイトナー長官が合意」
シュタインブリュック独財務相
「われわれは多くの資金を市場に注入した。潤沢な流動性や財政出動による景気刺激策、短期的措置などにより世界的なレベル、特に米国において、クレジットが大幅に拡大した」
「われわれはすぐに新たな問題を引き起こす恐れのあるプロセスについて正面から取り組む必要がある。短期的ではなく中期的な、世界的なインフレの問題だ」
「EUはあらゆる事態に備えて準備を進めるだろう」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/16(月)         
9:01    英国     3月ライトムーブ住宅価格
18:00    ノルウェー     2月貿易収支
19:00    ユーロ圏     2月消費者物価指数
21:30    米国     3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30    カナダ     第4四半期設備稼働率
22:00    米国     1月対米証券投資
22:15    米国     2月設備稼働率
22:15    米国     2月鉱工業生産
02:00    米国     3月NAHB住宅市場指数
未定    トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

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2009年3月15日 (日)

3/16の週のポイント

こんばんは。歩くにはよい気候となってきました。ただ、昨日の夜が寒かったせいか、少々風邪ぎみとなってしまいました。

13日に発表された10日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルロング(買い)がやや減少したものの8万コントラクトは維持しています。円ロング(買い)は2万コントラクトを割り込んでいます。ユーロはショート(売り)が大幅減少し1万コントラクトとなりましたが、カナダドルとNZドルはショートが増加となりました。

週末は米国の株式市場が4日連続で上昇したこともあり、円が主要通貨に対して弱くなる展開が継続し、ロンドン時間には1ドル=98.67円まで一時上昇しましたが、ガイトナー米財務長官が辞任するという怪しげな噂がマーケットに流れたこともあり、97円台まで弱含みましたが、98円近辺でクローズとなりました。ユーロは米国の株価の上昇でリスク回避のドル買いと円買いの巻き戻しから、ドルも弱含みの推移となり、1ドル=1.29ドル近辺でクローズしています。

G20財務相・中央銀行総裁会議は4月2日の金融サミットの前哨戦と位置づけられているものの、「成長が回復するまであらゆる必要な行動をとる用意がある」と共同声明を採択して閉幕しました。また、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の新興4か国は必要に応じて追加の景気対策を実施をする用意があると表明、一方では、「あらゆる種類の保護貿易主義を回避すべき」と主張しています。これを受けて、明日の株式市場は上昇する可能性が高いと思われることから、リスク回避のドル売りと円売りが続くことになると思われ、クロス円が全般的に上昇する可能性が高いと思います。ただ、少ないといわれている本邦の期末の円買いも多少は見られる可能性があることから、大幅な円安に向かう公算は低いと思います。注目の経済指標は16日の対米証券投資、独のZEW景況感調査、米住宅着工・建設許可、米消費者物価指数となり、米国のデフレの状況を見るのに消費者物価指数は重要です。

【USD】
Blog20090314_01
source:CFTC

ドルは1,720コントラクトのロング減少の81,828コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090314_02
source:CFTC

円は1,164コントラクトのロング減少の18,906コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090314_03
source:CFTC

ユーロは9,199コントラクトのショート減少の10,232コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090314_04
source:CFTC

カナダは1,277コントラクトのショート増加の20,290コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090314_05
source:CFTC

NZドルは1,211コントラクトのショート増加の7,979コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(16日更新)

3月16日の週の注目指標
■9日(月)
・英国  3月ライトムーブ住宅価格
・ユーロ圏  2月消費者物価指数
・米国  3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
・米国  1月対米証券投資
・米国  2月鉱工業生産
・米国  3月NAHB住宅市場指数
■17日(火)
・ドイツ  3月ZEW景況感調査
・米国  2月生産者物価指数
・米国  2月建設許可件数
・米国  2月住宅着工件数
■18日(水)
・日本  日銀金融政策決定会合
・英国  2月失業率(社会保障受給)
・英国  2月失業保険申請件数
・米国  2月消費者物価指数
・米国  第4四半期経常収支
・米国  FOMC政策金利発表
■19日(木)
・豪  第4四半期新規住宅
・ユーロ圏  1月鉱工業生産
・カナダ  2月消費者物価指数
・米国  新規失業保険申請件数
・米国  2月景気先行指数
・米国  3月フィラデルフィア連銀景況指数
■20日(金)
・ドイツ  2月生産者物価指数
・ユーロ圏  1月貿易収支
・ユーロ圏  1月建設支出
・カナダ  1月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年3月14日 (土)

貿易赤字の減少からのドル売り圧力低下も

こんばんは。家族用のPCを買い換えました。キャンペーンで5万円弱でしたが、米国のCompUSAのページを見ていましたら、若干性能の良いノートPCが$399(約39,000円)で売っていて、思わず買いたくなってしまいました。

昨日は米貿易収支が発表され、赤字額が360億ドルと7か月連続となる赤字(下のグラフの一番上を参照)の減少となりました。しかし、輸出入を見ると、ともに減少しているものの輸入額が輸出額に比べ減少のスピードが速くなって(下のグラフの二番目を参照)います。輸出の減少は米国に、輸入の減少は世界経済(特に中国や日本)にとってマイナス要因となります。米国の貿易赤字の減少は、実需の面からもドル売りの圧力を低下させることになり、赤字額が減少してからのタイムラグでもそろそろドル売り(貿易相手国が受け取ったドルを売る)も減少してくる時期だと思います。一番下のグラフは12日に発表された米国の小売売上高です。既存店売り上げでは減少が予想されていた小売売上高ですが、前回と比べると横ばいとなっています。小売売上高の増加の要因としては原油価格の下落からのガソリン消費の増加と、ガソリン価格の下落からの消費が喚起されたのではないかと思いますが、可処分所得は減少していることもあり、エンゲル係数(消費に占める食費の割合)が高くなっていると思います。こうした傾向が続くと付加価値の高い白物家電や自動車などの販売が苦戦が続くことが予想されます。

【貿易収支】
Blog20090313_01
source:U.S Census Bureau

【輸出入】
Blog20090313_02
source:U.S Census Bureau

【小売売上高】
Blog20090313_03
source:U.S Census Bureau

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2009年3月13日 (金)

3/13 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間からロンドン時間にかけて日経平均株価の下落などから、リスク回避の円買いが優勢となり、欧州時間には一時1ドル=95.65円まで下落しました。しかし、発表された米小売売上高の前月比が市場予想-0.5%のところ-0.1%、前回が1.0%から1.8%へ上方修正されたこと、スイスが政策金利を0.25%引き下げたことに加え、スイスフラン売りの市場介入を発表したことから、ドル/スイスでドル買いとなり、これに連れる格好で1ドル=98.53円まで上昇、値幅にして約3円の大幅な上昇となりました。その後は、米株式市場が200ドル強の上昇をしたことから、リスク回避を巻き戻すドル売りに98円を割り込み97.72円でクローズしました。ユーロもスイス国立銀行によるスイスフラン売り介入から、対ドルでも上昇し、1ユーロ=1.2946ドルまで上昇、ユーロ/円も安値の1ユーロ=122.12円から126.40円へと上昇、そのまま高値圏でのクローズとなりました。

■本日の見通し
ドル/円は11日に約2円、12日に約3円と1日の変動としては大きくなっています。本日は本邦の鉱工業生産の確報の予想もありますが、こちらは影響はないと思います。また、両関緩和の金融政策を決めていると思われるカナダの雇用統計もありますが、余程の大幅減とならなければこちらも影響は低いと思います。注目は米国の貿易収支となりますが、数か月連続で赤字額が減少しており、減少が継続するようであればドル買いの要因となると思います。ただし、輸入の減少は米国の購買力が低下していることを示すことになります。また、ミシガン大の消費者センチメント速報値の発表も予定されていて、マインドの改善が示されるようであればドルの上昇要因となります。

テクニカルでは、ドル/円は昨日3/6の安値の96.56円を下抜いたので下向きが継続していると思います。昨日は21日移動平均線がサポートになっていることから、直近のターゲットは同線の96.01円と思われます。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてきたことで、次のターゲットが90日移動平均線の1.3060ドルか雲の下限の1.3221ドルと思われます。ユーロ/円は122円と127円の間の横ばいトレンドが継続していて、昨日は上下どちらにも接近しているものの、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に出てきたことで、上値を試しに行く可能性が高そうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,198.25    -177.87    -2.41%
FTSE 100    3,712.06    +18.25    +0.49%
DAX            3,956.22    +42.12    +1.08%
DOW JONES    7,170.06    +239.66    +3.46%
S&P 500        750.74        +29.38    +4.07%
NASDAQ        1,426.10    +54.46    +3.97%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.86    -0.05
日本10年国債     1.3    -0.02
英国10年国債     2.96    -0.12
独10年国債     3.02    -0.05

■コモディティ価格
NY金(期近)      924        +13.3
NY原油(期近)     47.03    +4.7

■主な発言(FXミュージアムより)
白川日銀総裁
「現在の金融政策が最も適切-参院予算委員会」
「現在の政策金利0.1%が最も適切」
「長期国債買入は長期資金の安定的な供給のため行う」
「財政ファイナンスのため国債購入は長期金利に悪影響」
トリシェECB総裁
「非標準的な金融政策措置検討しなかった」
「金利についてはこれまで述べたとおり」
ガイトナー米財務長官
「一部銀行は資本の緩衝帯を追加する必要ある」
「多くの銀行が公的資金を返済すると期待している」
「オバマ政権は金融支援で非常に敏速に行動してきた」
「政府は金融システム保護で必要な全措置を取るべきだ」
「景気対策は経済成長を取り戻すまで必要だ」
「ウォール街に対する国民の怒りを共有する」
「時価会計停止への一部計画にはリスクある」
バーカー英中銀MPC委員
「英リセッションは悪化の兆し」
「デフレ回避へ量的緩和は必要な決定」
ノワイエ仏中銀総裁
「ECBは事実上量的緩和政策を開始」
「デフレのリスク浮上すれば、一段の措置の用意」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/13(金)
14:00    日本     2月消費者態度指数
17:15    スイス     2月生産者 輸入価格
19:00    ユーロ圏     1月小売売上高
20:00    カナダ     2月雇用ネット変化
20:00    カナダ     2月失業率
21:30    米国     2月輸入物価指数
21:30    米国     1月貿易収支
21:30    カナダ     1月国際商品貿易
23:00    米国     3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

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2009年3月12日 (木)

3/12 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>円>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は主要な株式市場が底堅い動きとなったことで、リスク回避のドル買いを巻き戻す動きが出て、ドルが主要通貨に対して売られました。市場では特段のドル売りの材料が出たわけではないですが、ドル買いのポジションが溜まっていたこともあり、ポジション調整の動きから短期のストップロスを巻き込んでの下落につながったものと思われます。ドル/円は一時1ドル=97.02円まで下落、戻しも鈍く97円台前半でクローズ。ユーロはユーロ/スイスフランが主導する形で、ユーロ/円で一時1ユーロ=125.56円まで上昇、終盤にかけてはドル/円に引きずられ124円台後半、ユーロ/ドルはドルの下落から1ユーロ=1.26ドル台ミドル近辺から一時1.2865ドルへと上昇、そのまま昨日の高値圏でクローズしています。また、本日早朝に0.5%の利下げを行ったNZドルは、一部に0.75%の引き下げ予想もあったことやボラードRBNZ総裁が「NZ経済は下期に成長を始めるだろう」と発言したことなどから買われ、主要通貨の中では一番上昇した通貨となりました。

■本日の見通し
本日は、ドル/円で2円弱円高が進んだことから、仲値にかけてはドル買いが入りやすく97円台前半からミドルの水準で推移すると思います。株式市場も昨日の動きをみていると落着きを取り戻してきているようですので、そろそろ為替本来の材料での動きに戻ってきてもいいころではないかと思います。21:30(サマータイムのため1時間繰り上がり)に今週の一番大きな材料となる米2月の小売売上高の発表が予定されていて、市場予想が前月比-0.5%と落ち込みが予想され、更に発表されている既存店売上高を見てもアパレルを中心に大幅に悪化していることから、予想値から下振れするようであれば、1-3月期のGDPの悪化予想につながりドルが売られやすくなると思います。また、9:30には豪の雇用統計が発表されることから、前回が新規雇用者数が減少するという市場予想に反し増加したことでサプライズ要因となっただけに、今回の発表にも注目です。もちろん増加はプラス材料となります。

テクニカルでは、ドル/円が団子天井を形成したように思います。短期的には100円トライが遠のいて、1月の高値の94.65円(ネックライン)を目指すのではないかと思います。ユーロ/ドルはようやく引値で21日移動平均線を上に抜けてきました。乖離率にして約1%となっていることから、トレンド転換のシグナルととらえられるのではないかと思います。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,376.12    +321.14    +4.55%
FTSE 100    3,693.81    -21.42    -0.58%
DAX            3,914.10    +27.12    +0.70%
DOW JONES    6,930.40    +3.91    +0.06%
S&P 500        721.36        +1.76    +0.24%
NASDAQ        1,371.64    +13.36    +0.98%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.89    -0.11
日本10年国債     1.32    +0.011
英国10年国債     3.08    -0.02
独10年国債         3.07    +0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      910.7    14.8
NY原油(期近)     42.33    -3.38

■主な発言(FXミュージアムより)
ダーリング英財務相
「G20会合、世界経済回復への一歩に」
「金融危機「余震被害」のリスクが高い国の支援を優先」
「銀行問題の対処は一段と緊急を要する」
「G20会合では「選択肢の一覧」が示される」
「G20会合、各国での銀行問題解決策を示さない」
オバマ米大統領
「米政府はG20諸国の協調行動を推進する」
「G20の第一の目標は経済ジャンプスタートへの協調」
「G20の第二目標は参加国の金融規制改革」
「強い米経済が世界経済を支援することになる」
ガイトナー米財務長官
「世界的な景気後退は深刻化している、G20による世界的な対応が必要」
「G20、財政出動による積極的な成長刺激策の策定・維持が不可欠」
「米政府、4月のG20金融サミット前に規制改革の要点を提示する」
「企業幹部の報酬問題、世界的な基準が必要」
「金融規制の改革について2週間内に証言へ」
「IMFへの資金拠出、新たな枠組みで中国も貢献を」
「IMFへの新拠出案、米国の貢献額は1000億ドル」
ニュージーランド中銀総裁
「NZの金利は非常に景気刺激的」
「将来の利下げ幅ははるかに小さくなろう」
「NZはゼロ金利政策はとらないだろう」
「NZ経済は下期に成長を始めるだろう」
「財政刺激策と為替相場が景気を支援」
「非常に低い金利は貯蓄に打撃」
「NZ経済は他の多くの国々よりも良い状況に」
「為替相場の下落が輸出と経済を支援」
「景気回復の多くの兆候は目にしていない」
「景気回復は脆弱なものとなろう」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(木)         
8:50    日本     第4四半期実質GDP二次速報
9:30    オーストラリア     2月失業率
9:30    オーストラリア     2月新規雇用者数
19:00    ユーロ圏     1月生産者物価指数
19:00    ユーロ圏     1月鉱工業生産
20:00    ドイツ     1月鉱工業生産
21:30    米国     2月小売売上高
21:30    米国     新規失業保険申請件数
23:00    米国     1月企業在庫
23:00    ガイトナー米財務長官米上院予算委員会に出席
03:30    バーカーBOE金融政策委員会委員講演

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2009年3月11日 (水)

3/11 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は米大手銀行のシティ・グループの1-2月期の業績が黒字とのニュースを受け、金融株を中心に欧米の株式市場が上昇したことで、リスク回避のドル買いと円買いを巻き戻す動きとなり、ポンドを除くとドルが主要通貨に対して下落しました。ドル/円は一時1ドル=98円を割り込む97.90円まで下落、ユーロ/ドルは独ウェーバー連銀総裁の個人的にとしながらも政策金利の下限を1%と示したことなどから底堅く推移していましたが、スマギ理事などからゼロ金利の可能性も示されると、一時1ユーロ=1.27ドルを割り込みましたが、株式市場の上昇にサポートされ、マクロ系ファンドの買いなどから1.2823ドルまで上昇しました。米ダウ平均は5.8%、379.44ドルの上昇となる6,926.49ドルでクローズ、ドル/円は98.67円、ユーロ/ドルは1.2682ドルでクローズしています。ポンドは、英国の金融機関の不安が払しょくできないことや発表された鉱工業生産が市場予想を下回ったことなどから、全般的にドルが弱含む中でもさらに弱くなりました。

■本日の見通し
本日は、本邦をはじめ、欧米の株式市場の上昇が継続するようであれば、リスク回避として買われていたドルと円が売られやすくなり、クロス円全般が上昇する可能性があります。ただ、日本時間明日の早朝に政策金利が発表される(引き下げが予定されている)NZドルとやや不安感の残るポンドの上値は重そうです。ドル/円はここ数日間は狭いレンジでの動きとなっていて、100円を試すというより、上値の重たさが感じられることから、やや弱含みの展開を予想しています。ユーロ/ドルは一時1.28ドル台まで上昇しましたが、利下げの継続の可能性とゼロ金利に関する発言が相次いでいることから、大きく上昇することは考えにくいと思います。昨日米SECから示された「アップティックルール再開について来月にも検討する可能性がある」件については、一過性の株式市場に対するプラス材料としかならず、為替にはほとんど影響はありません。

テクニカルでは、ユーロ/ドルは引値で21日移動平均線を上に抜けられないことから、クリアに抜けていかないと下落トレンドが継続することになります。ドル/円は目先のサポートとなっている一目均衡表(日足)の転換線の98.18円を割り込むと97円割れの水準まで下落してくる可能性が高まります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,054.98    -31.05    -0.44%
FTSE 100    3,715.23    +172.83    +4.88%
DAX            3,886.98    +194.95    +5.28%
DOW JONES    6,926.49    +379.44    +5.80%
S&P 500        719.6        +43.07    +6.37%
NASDAQ        1,358.28    +89.64    +7.07%

■金利(FXミュージアムより)
日本10年国債     1.28    0.01
英国10年国債     3.11    -0.01
独10年国債         3.01    0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      895.9    -22.1
NY原油(期近)     45.71    -1.36

■主な発言(FXミュージアムより)
スマギECB理事
「経済情勢が悪化すれば、追加利下げでゼロ金利も」
「デフレの脅威が深刻になれば、ゼロ金利は適切」
「流通市場からの国債買い入れは、ECB創設時の精神に反する」
「国債買い入れで、長期金利が効果的に低下するとは思わない」
「ECB、デフレで経済状況悪化するならゼロ金利も」
財務省幹部
「G20財務相会合で、為替が大きなテーマになる雰囲気はまったくない」
「G20財務相会合では、マクロ経済対応・金融市場の監督と規制・国際金融機関の役割がテーマ」
「成長・雇用・金融セクター強化のため、各国によるあらゆる政策手段動員の必要性を共有する見通し」
「G20財務相会合、保護主義への対応も議論になる」
ウェーバー独連銀総裁
「独インフレ率は数カ月間マイナスへ」
「独経済は予想以上に危機からの打撃受ける」
「デフレ圧力は見受けられない」
「世界の景気悪化が独輸出を損ねている」
「金融・財政措置に基づく回復を望む」
「失業の大幅増加の可能性を排除できない」
「金融市場は引き続き経済にとってリスク」
「ユーロ圏とドイツで広範な信用収縮はない」
「個人的には1%が政策金利の下限」
バーナンキ米FRB議長
「最大級の金融機関に対する規制の全面的再検討を」
「金融機関は緩衝帯として十分な資本を持つべきだ」
「米政府は銀行が十分な資本を有すると保証」
「FRBは広範なリスク管理で一定の役割果たす必要」
「資本主義は依然として生活水準向上へ最善の道」
「『非常に破壊的な危機』は回避可能」
「時価会計の停止を支持しない」
「景気対策はそれ自体では完全雇用を取り戻せず」
「10%の失業率は『可能性の範囲内にある』」
米SEC関係筋
「証券取引委員会(SEC)は価会計ルールを凍結することを計画していない」
「アップティックルール再開について来月にも検討する可能性がある」
※アップティックルールとは、空売りをするときは、直前の取引価格より高値で
しか売ることができないという規則
ガイトナー米財務長官
「金融危機克服へ向け継続的な行動が必要」
「TALFは長期間にわたり継続される」
「不当なボーナス支給が危機を一層深めた」
「米政府は銀行システムの安定へ向け必要な支援を行う」
「政府の役割は民間部門ファイナンスの触媒になることだ」
「政府は問題債権に過大な対価を支払うべきではない」
「政府の介入は一時的かつ短期間にとどまる」
「金融危機を経過に任せて終息させようとするのは誤りだ」
「新たな金融監督制度設定に向け非常に強い力が働く」
「市場ルール設定へ向け国際的な合意形成を追求する」
「米国債に対し非常にしっかりした需要が存在する」
「米経済は今年下期に回復過程に入るだろう」
「自動車会社の再建を非常に注意深く見守っている」
「自動車メーカー破綻の打撃は広範囲に波及するだろう」
「米国は危機への対応で「偉大な足跡」を遺している」
ルクセンブルク中銀総裁
「過度な低金利、その利点を疑問に思う」
「0%に利下げしてもすぐに引き上げる必要に」
「ECBは事態がさらに悪化すれば新たな手段検討も」


■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/11(水)         
8:50    日本     2月国内企業物価指数
8:50    日本     1月機械受注
9:30    豪     1月住宅ローン
18:30    英国     1月商品貿易収支
20:00    ドイツ     1月製造業受注
21:30    カナダ     1月新築住宅価格指数
3:00    米国     2月月次財政収支
3/12(木)         
5:00    NZ     中銀(RBNZ)政策金利発表

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2009年3月10日 (火)

3/10 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ドル>ユーロ>円>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は英金融機関への不安感からポンドが主要通貨の中では一番弱い通貨となりました。格付け会社ムーディーズがHSBC(香港上海銀行)の財務格付けを「C」に格下げしたのも売りの要因となったようです。ロンドン時間帯では株価が下落しているもののドル/円でドルは底堅く推移、1ドル=99円を回復し、99.19円まで上昇、ユーロ/ドルは一時1ユーロ=1.2555ドルまで下落しました。しかし、FTSEとDAXがプラス圏へと上昇すると、ユーロの買いとなり、ユーロ/ドルは1.2650ドル近辺へ上昇、ドル/円は99円を割り込みました。NYダウは一時医薬品のメルクがシェリングを買収するということで上昇しましたが、前日比マイナスとなっています。昨日は主要な経済指標の発表がない中で、株価に左右される展開となり、[株価の下落 = ドル買い]の流れが継続しているようです。

■本日の見通し
本日も重要な経済指標の発表がない中で、株価をにらみながらの動きが予想されます。全般的に市場の興味が為替からやや離れていることから、大きな材料が出てこないと注目、関心が集まらないようで、小動きが続きそうです。ドル/円は昨日99円台に乗せたものの、上値を試す水準までは行っていないことから、100円トライはまだ時間がかかる可能性があります。ユーロは引き続き対ドルでは1.25ドルでサポートされているようですし、対円でも円が弱含みがまだ続きそうなことから、底堅く推移すると思います。

テクニカルでは、豪ドル、カナダドル、南アランドでNR7が出現し、大きく動く可能性が出ています。また、ポンドが大幅下落したことにより、下側のサポートが切れていることから、ポンドの下落が継続する可能性があります。ユーロ/ドルは引き続き21日移動平均線がレジスタンスとなっているようです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,086.03    -87.07    -1.21%
FTSE 100    3,542.40    +11.67    +0.33%
DAX            3,692.03    +25.62    +0.70%
DOW JONE    6,547.05    -79.89    -1.21%
S&P 500        676.53        -6.85    -1.00%
NASDAQ        1,268.64    -25.21    -1.95%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.87    0
日本10年国債     1.27    -0.02
英国10年国債     3.12    +0.06
独10年国債         2.93    +0.01

■コモディティ価格
NY金(期近)      918        -24.7
NY原油(期近)     47.07    +1.55

■主な発言(FXミュージアムより)
榊原元財務官
「円相場、年内1ドル=70円から100円で乱高下」
「米国の格下げやドルの暴落、基軸通貨体制の崩壊は『ない』」
「ドル基軸体制、10年続く-ユーロ・円・人民元とも力不足」
「『第2のブレトンウッズ会議』で将来の国際通貨、議論を」
「米国発の世界不況、日本や欧州がより深刻-ドル堅調に根拠」
「政府・日銀の為替介入、必要ないし米国が許さない」
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「ECBは非標準的手法について結論出していない」
「4月の政策について語るのは時期尚早」
シュタルクECB理事
「利下げ幅とペースは前例のない水準」
「欧州の失業はさらに増加する公算」
「ECBは、先制的に行動する」
トリシェECB総裁
「世界経済は依然減速している、不透明さが高い」
「世界経済の回復は近いことを示すいくつかの要素ある」
「G10各国中銀、伝統的・非伝統的な措置について非常に重要な意見交換した」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9:01    英国     2月RICS住宅価格
14:00    日本     1月景気先行CI指数速報
14:00    日本     1月景気一致CI指数速報
16:00    ドイツ     1月貿易収支
16:00    ドイツ     1月経常収支
18:00    ノルウェー     2月生産者物価指数
18:00    ノルウェー     2月消費者物価指数
18:30    英国     1月製造業生産高
18:30    英国     1月鉱工業生産
19:00    ユーロ圏     1月生産者物価指数
23:00    米国     1月卸売在庫

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2009年3月 9日 (月)

3/9 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ユーロ>豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は注目されていた米国の雇用統計の発表前に、非農業部門雇用者数が100万人以上減少するとのうわさが流れたことから、ドルが主要通貨に対して全面安となり、円に対して1ドル=96.57円、ユーロに対して1ユーロ=1.27ドル台前半まで下落しました。雇用統計では失業率が8.1%に悪化、非農業部門雇用者数は65.1万人減、過去2か月は16.1万人減へ下方修正されました。発表直後こそドルは下落しましたが、材料出尽くしと事前の悲観的な見方からは許容範囲だったこともあり、ショートカバーのドル買いで1ドル=98円台前半まで上昇、ユーロ/ドルも1.26ドルちょうどまでユーロが売られる展開となりました。結局、ドル/円は98.30円近辺、ユーロ/ドルは1.2655ドル近辺でクローズしています。

■本日の見通し
本日は本邦の国際収支以外では主要な経済指標が見つからないため、引き続き米金融株やGMの動向などをにらみながらの動きになると思います。比較的好調とみられていたウェルズ・ファーゴが減配したことなども株式市場にはマイナス要因となりそうです。ただ、今のところ米国の株価の下落はドル買い材料として機能していることや、本邦の貿易の赤字が続いている限りでは、緩やかながらドル買い要因となりえることから、ドルの底堅い動きが続きそうです。ただ、本邦の期末の円買いが起こってきてもおかしくない週でもあることから、こうしたフローに基づく急激な円買いには注意が必要と思われます。シカゴ通貨先物のドルロング(合計)のポジションでは、ロングは大幅にたまってきていることから、ポジション解消の動きにも注意が必要となります。

テクニカルでは、どの通貨も目立ったシグナルを出していません。ドル/円は一時96円台ミドルまで下落してものの一目均衡表(日足)の転換線でサポートされています。ユーロ/ドルは21日移動平均線が上値のレジスタンスとなってることから、これを超えていけるかがカギとなりそうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,173.10    -260.39    -3.50%
FTSE 100    3,530.73    +0.87    +0.02%
DAX            3,666.41    -29.08    -0.79%
DOW JONES    6,626.94    +32.5    +0.49%
S&P 500        683.38        +0.83    +0.12%
NASDAQ        1,293.85    -5.74    -0.44%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.87    +0.06
日本10年国債     1.29    +0.02
英国10年国債     3.05    -0.3
独10年国債         2.92    -0.09

■コモディティ価格
NY金(期近)      942.7    +14.9
NY原油(期近)     45.52    +1.91

■主な発言(FXミュージアムより)
ビニ・スマギECB理事
「金利を引き下げ過ぎないよう慎重さ必要」
ギブズ大米統領報道官
「雇用統計の数字はそのことを示すさらなる材料だ」
ニューヨーク米連銀総裁
「ヘッジファンドの資産は最終的に半減か」
「レバレッジの圧縮過程はなお完了には程遠い」
「米経済には著しい下押し圧力が加わっている」
「長期国債買取は現状では最善の方法ではない」
米GM広報担当
「破産に関する見解は2月17日から変わっていない」
「法廷外の措置が最善、破産以外の再建になお注力」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/9(月)         
8:50    日本      1月貿易収支 
8:50    日本     1月経常収支
8:50    日本     2月マネーストックM3
14:00    日本     2月景気ウォッチャー調査 先行き判断DI
14:00    日本     2月景気ウォッチャー調査 現状判断DI
16:15    スイス     2月失業率(季調済)
18:00    シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
21:15    カナダ     2月住宅着工件数

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2009年3月 8日 (日)

3/9の週のポイント

こんばんは。雨の予報でしたが、降らなかったのでウォーキングを兼ねて散髪に行きました。歩いた距離を測るのにはMapionのキョリ測というサイトが便利です。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルロング(買い)が昨年8月のレベルとなる8万コントラクトまで増加、円ロング(買い)は昨年9月の円ロングに転換して以来では、最小のロングポジションとなっています。ユーロ、NZドルはショート(売り)が増加、カナダドルはショートが大幅増となりました。

週末は米国の雇用統計が市場予想の範囲に収まったことから、更なる悪化を見込んでいた投資家のショートカバーからドル/円は98円台前半へと戻しました。NYダウもマイナス圏となったものの、引けにかけてはプラスとなりました。ユーロも一時1.2750ドルを超えるところまで上昇しましたが、1.2650ドルまで下落してクローズしています。まあた、週末は日本円が一番弱い通貨となり、クロス円も全般的に上昇しています。

今週は11日(木)に発表される米国の小売売上高が重要な経済指標となります。これまで発表されている既存店の売上高では、ウォルマートが5.1%増となっている以外はJCペニーが8.8%減、ギャップが12%減、アバクロンビー・アンド・フィッチ(カジュアル衣料)が30%減と依然として小売は不振となっています。ただ、それ以外では注目となる指標が少ないことから、13日に開催されるG20を睨んだ動きとなりそうです。英国ではロイズが大手金融機関としては2行目の事実上の国有化となったことで、英国の財政悪化の懸念が付きまとうものの、政府が保証することにより取引の円滑化が進む可能性があります。また、米国のインターコンチネンタル取引所(ICE)がCDS(企業の信用リスク)の清算業務を開始することから、値がつき不安感が低下するようであれば、取引の円滑化に繋がるとの期待が出ています。ドル/円は崩れかけそうになりながらも、98円を回復していることから、再度99円台を試しにくる可能性があります。ただ、中長期で考えると悪化している米国の経済指標を無視してドルが上昇し続ける可能性は低いと思います。ドルの貿易加重平均で見ても戻りすぎのようにも思えます。

【USD】
Blog20090307_01
source:CFTC

ドルは23,874コントラクトのロング増加の83,548コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090307_02
source:CFTC

円は8,565コントラクトのロング減少の20,070コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090307_03
source:CFTC

ユーロは9,350コントラクトのショート増加の19,431コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090307_04
source:CFTC

カナダは6,048コントラクトのショート増加の19,013コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090307_05
source:CFTC

NZドルは838コントラクトのショート増加の6,768コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(9日更新)

3月9日の週の注目指標
■9日(月)
・日本  1月貿易収支
・カナダ  2月住宅着工件数
■10日(火)
・カナダ  2月住宅着工件数
・ドイツ  1月貿易収支
・英国  1月製造業生産高
・英国  1月鉱工業生産
・ユーロ圏  1月生産者物価指数
■11日(水)
・日本  1月機械受注
・豪  1月住宅ローン
・ドイツ  1月製造業受注
・カナダ  1月新築住宅価格指数
■12日(木)
・NZ  中銀(RBNZ)政策金利発表
・日本  第4四半期実質GDP二次速報
・豪  2月失業率
・豪  中銀(BOE)政策金利発表
・ドイツ  1月鉱工業生産
・米国  2月小売売上高
■6日(金)
・NZ  1月小売売上高指数
・ユーロ圏  1月小売売上高
・カナダ  2月失業率
・カナダ  2月雇用ネット変化
・米国  1月貿易収支
・米国  3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年3月 7日 (土)

2008年1月以来400万人の雇用が失われる

こんばんは。一週間ぶりの晴れで暖かくなったので図書館まで行ってきました。帰りに新しくできたリサイクルショップにもよってみました。

昨日は米雇用統計が発表され、失業率が8.1%へ悪化、非農業部門雇用者数も1億3,376.8万件と失業者が65.1万件の増加となったものの、100万件の減少を予想しているところもあり、発表後は米株価も上昇、ドル/円では一時96.57円まで下落したドルはショートカバーで98円台へ戻しています。ユーロ/円は122円台前半から124.96円まで大幅上昇となりました。米雇用は2008年1月に非農業部門雇用者数が減少に転じてから単純合計で438.4万人の雇用が失われ、当時4.9%の失業率も8.1%まで上昇、GMがチャプター11の申請などとなった場合には、更に雇用が失われ10%を超えることが現実味を帯びてきます。こうした中で、市場予想値より多少減少数が少ないということでドルが上昇するというのは感覚的に受け入れにくいところです。下のグラフは日農業部門雇用者数と失業率を表したものと非農業部門雇用者数の構成比を円グラフにしたものですが、サービス業の失業者も増加しています。

【失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090306_01
source:U.S. Department of Labor

【非農業部門雇用者数構成比】
Blog20090306_02
source:U.S. Department of Labor

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2009年3月 6日 (金)

3/6 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は英国(BOE)が0.5%、ユーロ(ECB)0.5%の利下げとなり、市場の予想通りとなりました。また、英中銀は750億ポンドの資産買入、国債の買い入れを発表、トリシェECB総裁の記者会見では、ECBの更なる利下げの可能性が示されました。このため、ユーロは対ドルで一時1ユーロ=1.2482ドルまで下落、対円でも1ユーロ=123.00円まで下落しました。その後、米国市場では米大手自動車GMの企業存続に対してネガティブな発言をSEC(米証券監視委員会)が提出したことや大手銀行シティの株価が1ドルを割り込んだことなどで、NYダウが200ドル超下落したことから、リスク回避のドル買いと円買いが起こり、ドル/円は1ドル=97.72円まで下落、ユーロ/円も1ドル=122.70円まで下落しました。

■本日の見通し
本日は最大の注目が米国2月の雇用統計になります。先行して発表されたADP雇用統計も約70万人の大幅減となっていることから、本日発表の非農業部門雇用者数も65万人程度の減少、失業率も7.9%への上昇が予想されています。また、再建計画を提出してる米自動車大手のGMのチャプター11も視野に入ってきたこと、米大手銀行のシティの株価が1ドルを割り込んだことなどから、リスク回避のドル買いが継続しています。ただ、昨日は日本円が一番買われた通貨であることから、引き続き株価の下落が続くようであれば、円とドルが買われやすく、雇用統計の内容によっては円が一番買われる通貨となる可能性があり、クロス円の下落が大きくなるかもしれません。

テクニカルでは、ドル/円が99.69円まで上昇し高値を更新したものの、21日移動平均線からの乖離率が5.7%と上昇トレンド時の2.5%と比べても離れ過ぎの水準であることから、短期的な上昇トレンドの調整が起こる可能性があります。また、ストキャスティックス(スロー)ではダイバージェンス(価格は上昇しているが指数は下がっている)が発生する可能性があります。このため、下落の可能性が高まったといえそうです。ユーロ/ドルは昨日と状況はほとんど変わっておらず、引値での1.25ドルのサポート継続中です。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,433.49    142.53    1.95%
FTSE 100    3,529.86    -116.01    -3.18%
DAX            3,695.49    -195.45    -5.02%
DOW JONES    6,594.44    -281.4    -4.09%
S&P 500        682.55        -30.32    -4.25%
NASDAQ        1,299.59    -54.15    -4.00%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.81    -0.16
日本10年国債     1.27    -0.025
英国10年国債     3.29    -0.35
独10年国債         2.98    -0.15

■コモディティ価格
NY金(期近)      927.8    21.1
NY原油(期近)     43.61    -1.77

■主な発言(FXミュージアムより)

温家宝・中国首相
「09年GDP成長率の8%目標を確認」
「09年CPI上昇率は4%前後と予想」
「中国政府、地方政府に2000億元の債券発行を認可へ」
「中国、輸出支援に財政・税制政策を活用する」
「中国は急速で着実な経済成長を維持へ」
「中国は柔軟で慎重なマクロ管理政策を実施へ」
「構造的な税制改革を行う」
「人民元レートの安定を維持へ」
「09年のインフラ投資は9080億元の見通し」
「09年に緩やかな金融緩和政策を採用」
中国国家統計局長
「今後も前向きな指標が続くと予想」
「中国の8%成長達成に自信」
「PMI指数は力強い上昇示した」
「4-6月期の経済指標は前期より良好だろう」
英中銀
「企業と個人向けの信用状況は逼迫」
「1-3月期のマイナスの成長率、前期とほぼ同じ」
「750億ポンド相当の資産を買い入れへ」
「『中銀リザーブ』を発行し調達に充てる」
「社債、 中・長期の英国債を買い入れへ」
ダーリング英財務相
「英中銀に最大1500億ポンドの資産買い入れ認める」
「最大500億ポンドは民間資産買い入れに充てるべきだ」
ECBスタッフ予想
「09年経済は3.2-2.2%のマイナス成長に」
「09年経済、従来はマイナス1%から0成長予想」
「2010年はマイナス0.7-プラス0.7%成長に」
「2010年経済、従来は0.5-1.5%成長を予想」
「2010年インフレ率、0.6-1.4%に」
「2010年インフレ率、従来は1.5-2.1%を予想」
トリシェECB総裁
「インフレ率は著しく低下した
「2009年と2010年のインフレ率は2%を大幅に下回る見込み
「2010年には景気が緩やかに回復する見込み
「インフレ期待は引き続き抑制されている
「ECBは引き続き、あらゆる動向を非常に注意深く監視していく
「2009年は外需・内需とも落ち込む見通し
「見通しに対するリスクはより均衡している
「経済成長に対するリスクは、依然として不透明感に包まれている
「現在の景気刺激策は一段と好ましい影響を及ぼす可能性
「一方、混乱による影響が強まる懸念
「インフレリスクが幅広く薄れる兆しがあらわれている
「利下げはコンセンサスによるもの
「すでに標準的でない手法をとっている
「われわれは、新たな非標準的手法の可能性について検討している
「非標準的手法については、何も排除しない
「非標準的手法については、事前にコミットしない
「ゼロ金利には多くの欠点があることを確認
「現在の主要オペ金利が最低水準とは決めていない
「今後の決定は判断やデータ次第
「さらなる非標準的措置、必要性と可能なプロセスの双方について議論している
「さらなる金融緩和の可能性を排除できない
「金利は低下する可能性がある
「ECB、量的緩和について他の中央銀行とは状況が異なる
「われわれは、既にかなりの量的リスクをとっている
「東欧については、いかなるルールも変えないことが重要
「非標準的手法、時期が来ればわかる
「新たに異例の状況が訪れるとは考えていない
「デフレリスクについては、可能性のあるリスクとして注視している
「2009年末以降も、必要な限り無制限の資金供給を続ける
「金利の底については、コメントしない
コーンFRB副議長
「システム上重要な企業の無秩序な破たん、景気後退を深刻化させる」
「AIGを救済しないリスクとコストが「容認できないほど大きい」との認識」
「米AIG、破たんするには大き過ぎる」
ウェーバー独連邦銀行総裁
「金利変更余地が尽きたわけではない」
「債券の買い取り、著しいデフレリスクがある場合のみの選択肢」
「ECB、依然利下げの余地ある」
キングBOE総裁
「金利がこれ以上低下する可能性は非常に低い」
「国民の貯蓄を支援できる状態に戻りたい」
「主要金利は常識的な限りの最低水準にある」
「現時点でかなりゼロ金利に近い」
「景気回復の時期は予測できない」
「景気回復、いつかは実現すると確信する」
ラッド豪首相
「豪経済のリスクは下振れ」
「豪州は世界的なリセッションの影響を免れない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/6(金)         
16:00    ドイツ     1月生産者物価指数
17:15    スイス     2月消費者物価指数
18:30    英国     2月生産者物価指数コア
18:30    英国     2月生産者仕入価格
18:30    英国     2月生産者出荷価格
22:30    米国     2月非農業部門雇用者数
22:30    米国     2月失業率
24:00    プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
01:15    ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演

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2009年3月 5日 (木)

3/5 本日の見通し

本日は更新が遅くなりすみません。よろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は米国でADP雇用統計が69.7万人と大幅減となり、チャレンジャー・グレイ&クリスマスのレイオフ調査も前年比で158.5%の増加と依然として米国の雇用が高いことが示されました。また、2月の非製造業ISMも41.6と悪い内容ながら米国の株式市場が上昇、NYダウは前日比で約200ドルの上昇となり、リスク回避としてのドル買いが一服し、ドルと日本円が売られました。円につきましては西松建設の政治献金絡みで、小沢民主党代表の第一秘書が逮捕されたことから、政局の混迷を嫌気されたことと、海外メディアでは日本の総合経済対策に対する失望などが取りざたされたことも円を売る要因となったと思います。昨日は1ドル=99.49円まで円が下落、クロス円も軒並み円が売られる展開となっています。

■本日の見通し
本日これまでは、日経平均株価が上昇していることもあり、リスク回避のドル買いの動きも一服しています。本日は21:45にECBの政策金利の発表予定があり、0.5%の利下げの可能性が示唆されているものの、更なる緩和の可能性についてトリシェECB総裁の会見に注目が集まるものと思います。私見では、ECBは今回の利下げに続き0.5%の利下げを行い、最終的に1.0%の政策金利にするものとみられます。ECBは英やカナダが行うような量的緩和政策をとることはしないと思われます。このため、トリシェECB総裁の発言を受けた市場がどのような判断をするかにより、ユーロの方向性が決まってくると思います。金利差だけを見ると、欧米では縮小することになり、ユーロ安の方向となりますが、1ユーロ=1.25ドル割れでは底堅い動きを示していることから、なかなかユーロの下落にはつながりにくそうです。一方のドル/円は1ドル=99円を上に抜けたことから、目先の節目となる100円トライに行くと思われます。ただ、このレベルではオプションの防戦に絡むドル売りも出やすいことから、99円を突破したときのように簡単には突破できないと思います。

テクニカルでは、ドル/円の2/26の高値の98.70円を上に抜けたことから、上昇トレンドが継続と思われます。ユーロ/ドルは1ユーロ=1.25ドルを割り込んだことから、下落トレンドの継続と見られ、再度1.25ドルを割り込むようであれば、昨年の安値の1.23ドル台前半を目指すものと思われます。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,290.96    +61.24    +0.85%
FTSE 100    3,645.87    +133.78    +3.81%
DAX            3,890.94    +200.22    +5.42%
DOW JONES    6,875.84    +149.82    +2.23%
S&P 500        712.87        +16.54    +2.38%
NASDAQ        1,353.74    +32.73    +2.48%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.98    +0.11
日本10年国債     1.295    -
英国10年国債     3.63    +0.08
独10年国債         3.14    +0.1

■コモディティ価格
NY金(期近)      906.7    -6.9
NY原油(期近)     45.38    +3.73

■主な発言(FXミュージアムより)
スワン豪財務相
「世界的なリセッションへの即効薬はない」
「世界の状況は今後一段と悪化するだろう」
中国国家発展改革委員会
「4兆元(約5847億ドル)の景気対策に加えて、インフラなどの分野で支出を拡大する」
ラッド豪首相
「政府の刺激策が寄与し、景気の減速ペースは抑えられた」
バローゾ欧州委員長
「失業率が2010年には10%に上昇する可能性がある」
ガイトナー米財務長官
「持続可能な財政路線への復帰は極めて重要」
「財政赤字の拡大は金利上昇リスクをもたらす」
「不良資産対策は数週間内に導入へ」
ロックハート・アトランタ連銀総裁
「不動産価格の下落など商用不動産の問題が、米国銀行の見通しをさらに悪化させる恐れがある」
ラガルド仏財務相
「ECBは5日の理事会でおそらく金利を1.5%に引き下げる見通し」
温家宝・中国首相
「危機克服には『かなりの』政府投資が必要」
「危機克服には民間投資も必要」
「中国、一段の困難を覚悟する必要」
「危機克服には「かなりの」政府投資が必要」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/5(木)         
16:50    フランス     1月生産者物価指数
19:00    ユーロ圏     第4四半期GDP
19:00    ユーロ圏     第4四半期家計消費支出
21:00    英国     BOE政策金利発表
21:45    ユーロ圏     ECB政策金利発表
22:30    米国     新規失業保険申請件数
22:30    カナダ     1月住宅建設許可
22:30    トリシェECB総裁定例会見
24:00    米国     1月製造業受注指数
24:00    カナダ     2月Ivey購買部協会指数
24:00    ガイトナー米財務長官議会証言
24:00    コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
01:00    トゥンペルグゲレルECB理事講演
02:45    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2009年3月 4日 (水)

3/4 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は米国での弱い材料が引き続き出て、NYダウも前日比マイナスでクローズしていますが、ドルは上昇となりました。この状況はなかなか理解しにくいと思いますが、いつくかの要因があると思います。
(1)中国財政省の財政科学研究所の賈康所長による「米国債が依然として最も安全な投資先」との見方
(2)アルムニア欧州委員の「欧州首脳は政策一致に消極的」との発言
(3)白川日銀総裁の「日本経済の急激な落ち込みは当初予想を上回る厳しさ」との発言
(4)世界的な株価の下落から質への逃避先として米国債の選好
(5)米大手銀行の事実上の公的管理による逃避先選考
(6)米景気悪化から米国への資金還流
などがあげられます。ただ、主要通貨でみると昨日は政策金利を据え置いた豪ドルが一番強い通貨となり、日本円が一番弱い通貨となりました。トヨタ自動車が日本政府が海外で事業を行う日本企業向けに新設した融資制度を利用するというニュースも円売り要因かと思われます。

■本日の見通し
本日は22:15に米民間給与計算会社のADP雇用統計の発表が予定されています。雇用統計の傾向を見る上で注目度が上がっていますので、市場予想の63万人減より内容が良いようであれば、ドル買いの要因となりそうです。また、欧州は中・東欧諸国の問題がくすぶり続けていることや金融機関に対する不安感も残っていることから、引き続き売られやすくユーロ/ドルでは下値を試す可能性が高そうです。クロス円は全般的にしっかりした動きとなりそうですが、明日のECBの金融政策には注目です。英は5日に量的緩和政策が財務省によって承認される公算が高いことから、事実上の利下げサイクルが終焉したと思われ、材料出尽くしとなる可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円の昨日の高値が98.60円で2/26の高値の98.70円に迫ったものの抜けきれませんでした。本日もこのレベルを試しにくると思いますが、上に抜けきらないようであれば、下落の可能性が高まります。ユーロ/ドルは2/18の安値の1.2512ドルに迫る1.2520ドルまで下落したものの、かろうじて支えられています。こちらもこれを下に抜けると昨年11/13の1.2837円まで下落する可能性があります。クロス円はドル/円ほど2/26の高値に接近していないこともあり、やや上値が重そうです。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,229.72    -50.43    -0.69%
FTSE 100    3,512.09    -113.74    -3.14%
DAX            3,690.72    -19.35    -0.52%
DOW JONES    6,726.02    -37.27    -0.55%
S&P 500        696.33        -4.49    -0.64%
NASDAQ        1,321.01    -1.84    -0.14%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.89    0.03
日本10年国債     1.28    -0.06
英国10年国債     3.55    -0.01
独10年国債         3.04    0.01

■コモディティ価格
NY金(期近)      913.6    -26.4
NY原油(期近)     41.65    1.5

■主な発言(FXミュージアムより)
スワン豪財務相
「一連の利下げが景気を支援」
「小売売上高は景気刺激策の効果示す」
「豪政府はさらなる行動の用意」
白川日銀総裁
「日本経済の急激な落ち込みは当初予想を上回る厳しさ」
アルムニア欧州委員
「東・南・中欧諸国の銀行にリスク」
「ユーロ圏解体のリスクはゼロ」
ノワイエ仏中銀総裁
「ECBは景気支援で『あらゆる選択肢』検討している」
「新たな措置必要かどうかでまだ結論ない」
「CP購入の必要性について結論に達していない」
「利下げと流動性供給は効果あった」
ウェーバー独連銀総裁
「ECBが企業リスクを負うべきかどうかは議論ある」
「ECBは既に担保としてCP受け入れている」
ロックハート・アトランタ連銀総裁
「今年下期景気回復に『顕著なリスク』」
「銀行部門への公的資金投入は一段と拡大へ」
「住宅部門の次は『商業不動産』が懸念事項」
「デフレは現状では『深刻な懸念事項ではない』」
カナダ中銀
「必要とあれば『量的緩和』を検討」
ストロスカーンIMF専務理事
「世界経済成長率見通し、下方修正する公算は『大きい』」
「世界経済収縮のリスクは『高い』」
バーナンキ米FRB議長
「金融安定化に向け一段の措置が必要」
「米金融安定化策での追加資金の必要性、ストレステストと経済次第」
「適度な金融安定なくして回復なし」
「今積極的に行動することが望ましい、さもなければ停滞が長引く」
「状況は当面非常に低いFF金利を正当化する可能性」
「短期的信用収縮は著しく緩和した、一部市場で依然大きな緊張」
「労働市場状況、過去数週間で悪化した可能性」
「多くの企業は過剰在庫、一段と生産カットの可能性」
「財政出動、向こう2年で需要と生産を喚起し雇用喪失を緩和」
「景気対策の経済への影響は不透明、家計は貯蓄し支出しない恐れ」
「数々の要因、時とともに低インフレ伴う底堅い成長回復を促進」
「金融安定化措置の効率性、回復のタイミングと強さにとって重要」
「AIGが破たんすれば米金融システムに甚大な影響」
「米当局の措置、AIGの安定や良好な格付け維持につながる」
「銀行の国有化は正当化されない」
「銀行システムはまだ安定していない」
「金融機関支援に一段の資金が必要かは経済の動向次第」
「政府の借り入れ能力には限界ある、限界の予想は困難」
「大手米銀に「ゾンビ機関」はない、すべて存続可能」
「現在の金融危機のコスト、数兆ドル規模」
「日本の90年代の問題への対応は十分に迅速・積極的でなかった」
「米国は金融システム危機で迅速に行動」
「米FRB、利上げ時期にバランスシートを縮小する準備しなければならない」
「経済を軌道に乗せるため、短期的に非常に大規模な債務は不可避」
「債務の対GDP比が60%超えないことを希望、将来的な低下を望む」
「シティは確実に緊張下にある、資本は十分にある」
「大き過ぎてつぶせないという考えは重大な問題、当初の認識よりも深刻」
「米AIGは政府の管理下、分割の途上」
ガイトナー米財務長官
「追加金融支援資金の形態・規模は議会と協議へ」
「米経済は2011年には回復していると予想」
「財政赤字削減に失敗すれば、金利は上昇へ」
「救済計画は銀行の資本に余裕を与える」
「金融安定化計画は『一段のコスト』必要か」
「景気対策は今年のGDPを1%、来年3.2%押し上げ」
「金融安定策は『広範囲に凍結した市場』を流動化へ」
「多くの銀行は融資を抑制している」
「銀行は信用供給に向け資金を必要としている」
「景気後退は深刻化し、世界的に拡散している」
「行動しなければ、コストはより大きくなる」
「米銀行システムの『大きな部分』には問題ない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/4(水)         
9:01    英国     2月ネーションワイド消費者信頼感
9:30    オーストラリア     第4四半期GDP(前期比)
22:15    米国     2月ADP雇用統計
23:00    フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
24:00    米国     2月ISM非製造業景況指数
24:00    ガイトナー米財務長官議会証言
02:00    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
04:00    米国     米地区連銀報告

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2009年3月 3日 (火)

3/3 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日はAIGの決算が発表され、第4四半期の損失が617億ドルと米企業としては過去最高の赤字となりましたが、米政府による最大300億ドルの追加支援の用意があることを表明したものの、米株価の下落は止まらずNYダウは7000ドルを割り込み、1997年4月ぶりの水準となる6,763ドルでクローズしています。しかし、株式の下落は米国への資金還流と質への逃避を呼び込むため、円以外ではドルが底堅く推移、クロス円が全般的に弱含みとなりました。ドル/円は一時97.77円まで上昇したものの、本邦の3月期末要因などから上値も重く、ユーロ/ドルも小幅なレンジでの動きとなりました。発表された米2月ISM製造業受注は35.8と市場予想の33.8を上回りましたが、ドル買いへの影響は限定的となったようです。

■本日の見通し
本日は12:30に豪中銀(RBA)の政策金利の発表が予定されています。昨日、格付け会社ムーディーズによりANZ銀行、コモンウェルス銀行、ウエストパック銀行の格付けが「ネガティブ」に引き下げられました。比較的安定的とみられていた豪州の銀行の格付けが引き下げられたことから、0.25%の引き下げが予想されていますが、先に公表されている中銀のポリシーではアウトルックをややネガティブに見ていて、内容もハト派的なものであることから、0.5%の利下げの可能性も否定できません。ドル/円については、明日のADP雇用統計が焦点となると思われ、それまでは小動きが予想されます。欧州サイドも木曜日にECBの理事会が予定されていることから、それまでは大きな方向感が出にくいと思います。今週発表される豪、加、英、ECBともに利下げが予想されていることから、金利差縮小とリスク回避のドル買いが出やすく、ドルは底堅い動きとなりそうです。

テクニカルでは、クロス円の一部で21日移動平均線や90日移動平均線を下回ってきています。また、ドル/円、ユーロ/ドルなどでNR7が出現し、変動のエネルギーがたまっている可能性があります。ドル/円は98円台で目先の天井を付けた可能性があります。

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    7,280.15    -288.27    -3.81%
FTSE 100    3,625.83    -204.26    -5.33%
DAX            3,710.07    -133.67    -3.48%
DOW JONES    6,763.29    -299.64    -4.24%
S&P 500        700.82        -34.27    -4.66%
NASDAQ        1,322.85    -54.99    -3.99%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      2.86    -0.15
日本10年国債     1.305    0.025
英国10年国債     3.56    -0.05
独10年国債     3.02    -0.09

■コモディティ価格
NY金(期近)      940    -2.5
NY原油(期近)     40.15    -4.61

■主な発言(FXミュージアムより)
スワン豪財務相
「米GDP統計は世界のリセッションが深刻なことを示す」
ニュージーランド財務省
「世界的なリセッション深刻化の中で、同国経済が予想以上に縮小する恐れがある」
米FDIC総裁
「米政府による大手銀行の国有化を予想せず」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9:30    オーストラリア     1月小売売上高(前月比)
9:30    オーストラリア     第4四半期経常収支
12:30    オーストラリア     RBAキャッシュターゲット
15:45    スイス     第4四半期GDP(前期比)
20:00    ウェーバー独連銀総裁講演
22:00    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
22:30    シンガポール     2月電子産業指数
22:30    シンガポール     2月購買部景気指数
23:00    カナダ     カナダ中銀政策金利発表
24:00    米国     1月中古住宅販売保留(前月比)
24:00    バーナンキFRB議長上院予算委員会で証言
24:30    リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
26:30    トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
26:30    ガイトナー米財務長官下院で証言

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2009年3月 1日 (日)

3/2の週のポイント

こんばんは。Bloombergのホームページを見ていましたら、日本語のTV放送が4月30日で終了するようです。残念です。

28日に発表された24日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルロング(買い)が昨年12月前半のレベルまで増加、円ロング(買い)は昨年11月中旬のレベルまでロングが減少しています。ユーロはショート(売り)が減少、NZドルはショート(売り)が大幅増となりました。

週末は本邦の月末要因で円高圧力が強い中、米第4四半期のGDPが6.2%のマイナス成長に改定(3.8%のマイナスから)され、ドル/円は一時96.85円まで下落しましたが、シカゴPMI(購買部協会景況指数)が34.2(市場予想33.0)、ミシガン大消費者信頼感指数も56.3(市場予想56.0)と、市場予想よりはよかったことをなどからドル/円はその後98.17円まで上昇、利喰いが入ったこともあり、97円台まで下落してクローズしています。シカゴのIMM非商業ポジション(投機筋)から見ると円ロング(買い持ち)が減少し、円ショート(売り持ち)が増加、ネットポジションでも円ロングが減少しています。一時5万コントラクト以上のロングからはポジションが解消されていますが、内訳を見てみると、円ロングの解消が進んでいるのに比べ、円ショートがそれほど増加していません。裏を返せば今回のドル/円でのドルの上昇はドル売りの買戻しが主となっていて、新たなどっるがいはそれほど見られていないということです。

また、米大手のシティグループは米政府が普通株式の38%を取得して事実上の公的管理化に入り、米政府と交渉を続けていた保険大手のAIGも関係筋の話によると300億ドルの追加支援のコミットを得ているのではないかと思われます。このことから、米金融株を中心に株価は下落しているものの、ドルは底堅い動きが継続しそうです。ただ、先ほども書きましたが、ドル/円でのドルの上昇が新たなドル買いによるものではなく、ドル売りの買戻しが主体であることから、更なる上昇にはドル買いに繋がる材料が必要と思います。

豪、カナダ、英、ユーロと金融政策の発表が目白押しであることも各国(地域)が利下げの公算が高いだけにドルの支援材料となりそうです。注目の米雇用統計は悪化が懸念されますが、非農業部門雇用者数が70万人減程度まではやや織り込まれていると思われることから、大きな変動要因とはならない可能性があります。

【USD】
Blog20090228_01
source:CFTC

ドルは2,304コントラクトのロング増加の59,674コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090228_02
source:CFTC

円は7,553コントラクトのロング減少の28,635コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090228_03
source:CFTC

ユーロは5,356コントラクトのショート減少の10,081コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090228_04
source:CFTC

カナダは56コントラクトのショート増加の12,965コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090228_05
source:CFTC

NZドルは1,348コントラクトのショート増加の5,930コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(2日更新)

3月2日の週の注目指標
■2日(月)
・スイス  2月SVME購買部協会景気指数
・ユーロ圏  2月消費者物価指数速報
・米国  1月個人支出
・米国  1月個人所得
・米国  2月ISM製造業景況指数
■3日(火)
・豪  1月小売売上高
・豪  第4四半期経常収支
・豪  中銀(RBA)政策金利発表
・カナダ  中銀(BOC)政策金利発表
・米国  1月中古住宅販売保留
■4日(水)
・豪  第4四半期GDP
・米国  2月ADP雇用統計
・米国  2月ISM非製造業景況指数
■5日(木)
・豪  1月貿易収支
・豪  1月住宅建設許可件数
・ユーロ圏  第4四半期GDP
・英国  中銀(BOE)政策金利発表
・ユーロ圏  中銀(ECB)政策金利発表
・カナダ  1月住宅建設許可
・カナダ  2月Ivey購買部協会指数
■6日(金)
・ドイツ  1月生産者物価指数
・英国  2月生産者物価指数
・英国  2月生産者仕入価格
・英国  2月生産者出荷価格
・米国  2月失業率
・米国  2月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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