4/30 本日の見通し
おはようございます。本日もよろしくお願いします。
■昨日の動き
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
昨日は本邦市場が休場(昭和の日)だったことなどから、アジア時間帯は小幅な動きとなっていましたが、米クライスラーが債権団と合意に達するなどの明るい話題も出て、株式市場が上昇したことなどから、ドルと円が売られる展開となりました。また、注目されていた米1-3月期のGDPは市場予想より悪化の前期比年率でマイナス6.1%の成長となりましたが、内容を見ると個人消費が伸びていること、マイナスに寄与したのが在庫と生産だったことから、在庫調整が進んでいるとの見方で、ドル売りも限定的となりました。その後、米FOMCでは政策金利が現行の0.0%-0.25%の誘導目標で据え置かれ、国債の買い取りも目標を維持するとされたことから、米長期金利が上昇し、ドル/円では一時1ドル=98.00円まで上昇しました。しかし、米オバマ大統領がクライスラーの破綻を30日に発表する見通しと報じられると、ドルが売られ97円台前半まで下落し、97.65円でクローズしました。ユーロ/ドルは1ユーロ=1.31ドル後半からテクニカルレベルを上抜いたことから上昇が継続し、米GDPの弱含みなどから一時1ユーロ=1.3342ドルまで上昇しましたが、シュタルクECB理事による「ECBの新手段、金利が下限に達して初めて導入へ」との発言を嫌気して、1.32ドル前半まで下落、1.3270ドルでクローズしています。
■本日の見通し
本日は、本邦の金融政策委員会が開催されますが、政策金利及び量的緩和に関しては変更がないと思われます。また、米の個人所得、個人支出の発表がありますが、こちらの為替相場における影響は限定的と思われます。注目は朝方報道されている米自動車大手のクライスラーが破産法の申請を行うかどうかだと思います。債権団、全米自動車労組とはほぼ同意に至っていることから、破綻の可能性が後退(安心感が出ている)ところに破たんのニュースとなると株価の下落から円が買われやすくなると思われます。メキシコで発生し、米国でも死者が出た豚インフルエンザについては、貿易などの経済活動に与える影響は未知数であり、早期の封じ込めに成功すればそれほど経済や為替市場への影響はないと思われます。ただ、不安が先行していることもあり、風評的な被害が感染者が出ている国に及ぶ可能性は排除できません。基本的な流れは円高圧力が続いていると見てよいと思います。
テクニカルでは、ドル/円は反発し、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、短期的な戻りの可能性があります。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の下に出ていることなどから緩やかな下落トレンドが継続していると思われ、一目均衡表(日足)の基準線となる98.52円近辺までの戻りがあるかもしれません。ユーロ/ドルは21日移動平均線を上に抜け、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出て、更に基準線も上に抜けました。このため、上昇の勢いが強いと思われ、目先のレジスタンスとなる4/13の高値の1.3390ドルを上に抜けると、4/6の高値の1.3580ドル近辺まで上昇する可能性があります。ユーロ/円は一目均衡表(日足)の比較的厚い雲がサポートとなり、大幅な戻りとなりました。ただ、遅行線は日々線(ロウソク足)の下を推移していることから、上値の重さが感じられます。戻ったとして21日移動平均線となる130.06円近辺までと思われます。
■予想レンジ
ドル/円 97.10 ~ 98.50
ユーロ/ドル 1.3190 ~ 1.3390
ユーロ/円 127.60 ~ 130.60
■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225 8,493.77 -232.57 -2.67%(4/28)
FTSE 100 4,189.59 +93.19 +2.27%
DAX 4,704.56 +97.14 +2.11%
DOW JONES 8,185.73 +168.78 +2.11%
S&P 500 873.64 +18.48 +2.16%
NASDAQ 1,711.94 +38.13 +2.28%
■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債 3.09 0.08
日本10年国債 1.4 0(4/28)
英国10年国債 3.45 0
独10年国債 3.12 -0.02
■コモディティ価格
NY金(期近) 900.5 +6.9
NY原油(期近) 50.97 +1.05
■主な発言
ウェーバー独連銀総裁
「ドイツGDP、第1四半期は前期より大幅縮小に」
「銀行の業績回復、不良資産の除去が前提」
「具体的なデータでさらに悪材料増える見通し」
「景気の下降ペースは鈍化する見通し」
「良好な景況指数を過大評価してはならない」
「景気回復、始まるのは早くても来年以降に」
米ホワイトハウス報道官
「クライスラーとフィアットの提携が合意に至るのか、いつ合意をみるのかはわからない」
「この数日で、ある程度の力強く前向きな展開があったと信じている。ただ、依然として障害は残されている」
シュタルクECB理事
「ECBの新手段、金利が下限に達して初めて導入へ」
「他国のゼロ金利政策、ECBの模範にならず」
「現時点でデフレのリスクはきわめて低い」
「ECBには依然、金利変更の小幅な余地がある」
「財政出動による景気刺激は逆効果となる可能性も」
「世界的な景気下降のペースは減速しつつある」
「2010年は年末にかけて景気は徐々に回復に向かう」
ボルカー元FRB議長
「経済は底入れしつつある、追加刺激策は不要」
FOMC声明
「米経済は引き続き収縮した、収縮ペースはやや鈍化したもよう」
「金利はしばらく低水準を維持」
「3月以降経済見通しは小幅改善した、当面引き続き弱い公算大」
「家計支出は安定化の兆し示した、雇用喪失や信用収縮で引き続き圧迫」
「見通しの変化を踏まえ証券買い入れの時期や規模を引き続き評価」
「見通しの改善、金融市場状況の一部緩和などを反映」
「インフレは引き続き抑制されると予想、好ましい水準をしばらく下回るリスク」
「動向踏まえバランスシートの規模・構成を注意深く監視」
「政策行動が持続可能な成長の緩やかな回復に寄与すると引き続き予想」
「政策は全会一致で決定」
■本日の指標発表
4/30(木)
8:50 日本 3月鉱工業生産速報
未定 日本 日銀金融政策決定会合
16:30 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
16:55 ドイツ 4月失業率
16:55 ドイツ 4月失業者数
15:30 白川方明日銀総裁定例記者会見
18:00 ユーロ圏 3月失業率
18:00 ユーロ圏 4月消費者物価指数速報
18:00 ウェーバー独連銀総裁講演
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南アフリカ 3月貿易収支
21:30 米国 3月PCEデフレータ
21:30 米国 3月個人支出
21:30 米国 3月PCEコア・デフレータ
21:30 米国 3月個人所得
21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 カナダ 2月GDP
21:30 カナダ 3月原料価格指数
21:30 カナダ 3月鉱工業製品価格
未定 南ア 準備銀行(SARB)政策金利発表
22:45 米国 4月シカゴ購買部協会景気指数
ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください






この統計で現状判断DIは本年1月から3か月連続で持ち直しを見せている。昨年10-12月に景気悪化のペースが急拡大したが、街角では定額給付金や高速道路の料金引き下げなどの効果が出ているのか、一部で明るい兆しもでてきているようだ。ただ、景気判断理由集(下記URL参照)を見ると家計部門での個人消費の慎重さはまだ残っているように思われる。





