日本の街角景気は持ち直している
為替や株などの投資をしていると、毎日いろいろな経済指標が発表されていて、少なからず相場が動くことに気づいてくる。経済も生き物であり、景気の良し悪しは消費者の心理によるところが大きい。そのため、購買担当者の景況感調査や消費者信頼感調査などが行われているが、その中で景気ウォッチャー調査という、消費者の感覚により近い調査がある。この統計は、一般商店の店主やタクシー運転手、競馬場の職員やスナックの経営者に至る街角のあらゆる職業の中から選ばれた2,050人の調査結果を集計し、内閣府が公表している。
アンケートの内容は下記のページ(PDF)で見ることができる。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher/chousahyo.pdf
この統計で現状判断DIは本年1月から3か月連続で持ち直しを見せている。昨年10-12月に景気悪化のペースが急拡大したが、街角では定額給付金や高速道路の料金引き下げなどの効果が出ているのか、一部で明るい兆しもでてきているようだ。ただ、景気判断理由集(下記URL参照)を見ると家計部門での個人消費の慎重さはまだ残っているように思われる。
政府・与党は2009年度補正予算案の財政支出(真水)を約15兆円、事業規模を56兆円超とする方向で、27日に補正予算案と関連法案を国会に提出する予定である。この追加対策の内容では、街角景気への効果は限定的と個人的には思っているが、引き続き街角判断の改善が続くようであれば、10-12月期で大幅な在庫調整が進んだ日本に対しての見方が変わってくるかもしれない。市場の目が「日本の景気回復」に向くと円高につながってくる可能性がある。
景気判断理由集
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2009/0408watcher/watcher2.pdf




