山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2009年5月31日 (日)

6/1の週のポイント

こんばんは。先週に続き、今週も週末に雨となりました。もう入梅なんでしょうかね。

29日に発表された26日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルショート(売り)が大幅に増加、NZドル、カナダドルのロング(買い)も大幅増となりました。円、ユーロもロングが継続しています。

先週はドルが主要通貨に対して一番下落、円が二番目に下落となりました。米国債の格付けの見直しについては、格付け会社S&P、ムーディーズ、フィッチが「安定的」のままとしていることから懸念は後退したようですが、米GDP改定値が下方修正されたことなどからドルが主要通貨に対して下落が継続しました。今週は、米大手自動車会社GMが6/1(月)に連邦破産法11条を申請すると思われますが、既に申請後の道筋がほぼ示されていることから、大きな混乱はなく、為替への影響も少ないでしょう。むしろガイトナー米財務長官が中国を訪問し、胡錦濤国家主席、温家宝首相、王岐山副首相らと相次いで会談を行う予定です。会談では中国人民元のより柔軟性を高めること、米国債の継続的購入を促すと思われます。これに対して、中国はドルの下落を懸念しており、SDR(IMFの特別引き出し権)を軸とした通貨の機軸化を考えていると思われ、仮にこの手の話が表面に出たときのガイトナー米財務長官の対応によってはドル安容認という流れの可能性があります。引き続きドル安に警戒の週となりそうです。

【USD】
Blog20090530_01
source:CFTC

ドルは26,200コントラクトのショート増加の85,799コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090530_02
source:CFTC

円は2,009コントラクトのロング増加の8,009コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090530_03
source:CFTC

ユーロは3,334コントラクトのロング増加の15,584コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090530_04
source:CFTC

カナダは6,107コントラクトのロング増加の11,532コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090530_05
source:CFTC

NZドルは5,713コントラクトのロング増加の12,532コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(25日更新)

6月1日の週の注目指標
■1日(月)
・NZ  市場休場(女王誕生日)
・米国  4月個人支出
・米国  4月個人所得
・米国  4月建設支出
米国  5月ISM製造業景況指数
■2日(火)
・豪  4月住宅建設許可件数
・豪  第1四半期経常収支
・豪  中銀(RBA)金融政策
・スイス  第1四半期GDP
・スイス  5月SVME-購買部協会景気指数
・米国  4月中古住宅販売保留
■3日(水)
・英国  5月ネーションワイド消費者信頼感
・豪  第1四半期GDP
・ユーロ圏  第1四半期GDP
米国  5月ADP雇用統計
・米国  5月ISM非製造業景況指数
■4日(木)
・豪  4月貿易収支
・ユーロ圏  4月小売売上高
・英国  中銀(BOE)政策金利発表
ユーロ圏  中銀(ECB)政策金利発表
米国  新規失業保険申請件数
・カナダ  カナダ中銀政策金利発表
・カナダ  5月Ivey購買部協会指数
■5日(金)
・英国  5月生産者仕入価格
・英国  5月生産者出荷価格
・カナダ  5月失業率
・カナダ  5月雇用ネット変化
米国  5月失業率
米国  5月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年5月30日 (土)

本邦の投信設定などで円が売られた週

こんばんは。本日は半年振りに歯のクリーニングに行ってきました。予防のおかげでここ数年は虫歯に悩まされることはなくなりました。

今週は、週初の北朝鮮による地下核実験とミサイル発射から東アジアの地政学的リスクが高まったことで円が売られました。また、本邦証券会社による投信設定による円売りもあったようです。その後、米2年債、5年債、7年債の入札が相次ぎ、経済対策で大量の米国債が発行される中で、応札状況が注目されましたが、応札倍率はいずれも2倍以上でまずまずの結果となったことから、ドルも小幅な下落にとどまり、ムーディーズが米国債の見通しを「安定的」のまま据え置いたことも支援となり、一時上昇となりました。ただ、新築住宅販売が減少したことや週末にはシカゴ購買部協会景気指数が大幅な低下を示したことなどで、ドルが主要通貨に対して売られました。総じて見ると、今週は円が一番弱く、次にドルが弱い通貨となりました。

為替市場には特に影響がありませんでしたが、本邦の消費者物価指数が3か月連続で前年比マイナスとなっています。生鮮食料品を除いた指数でも2か月連続マイナスとなっています。また、失業率が5.0%と2003年10月以来の水準へ上昇してきていることから、日本では再びデフレの可能性が高くなっています。日本が先のデフレ脱出のため、量的緩和を継続したことによりキャリートレードにつながり、円安となったことは記憶に新しいところです。米ストレステストの結果が公表されて以降、円のキャリートレードが再開されたとの見方も一部では出ているようです。

【週間騰落率】
Blog20090529_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【消費者物価指数】
Blog20090529_01
source:総務省統計局

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2009年5月29日 (金)

5/29 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦からの投信設定などに絡む円売りが先行し、主要通貨に対して円が下落、ドルは円で1ドル=97円を回復、ユーロ/円は朝方の1ユーロ=132円台から134円台ミドルへとユーロが上昇しました。NY時間では、米耐久財受注が発表され、市場予想(+0.5%)より良い前月比+1.9%となると、ドルは97.24円まで一時上昇しました。その後、FRBが米国債の買い切りを増額するなどとの噂が出たことから10年債が買われ(金利は低下)、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3984ドルの高値を付けました。ただ、発表された米新築住宅販売が市場予想(36万戸)を下回る35.2万戸となったことや格付け会社フィッチが「米国の信用格付け、見直しは時期尚早」とのアナウンスをしたことなどドルの強弱の材料が入り混じり、ドル/円は96円台ミドルから97円前後、ユーロ/ドルは1.39ドル前半から1.40ドル手前、ユーロ/円は134円台ミドルから135円台前半での小動きとなりました。

■本日の見通し
本日は月末、週末ということもあり、昨日急激に売られた円のポジション調整が出る可能性があります。ただ、テクに手かる上のポイント(21日移動平均線など)を上に抜けている通貨ペアが多いことから、全体的には円が売られやすい地合いとなっていると思われます。懸念されていた米国債の格付けに関しては、S&P、ムーディーズ、フィッチがいずれも現時点での見直しを考えていないことを表明していることから、ひとまずこのテーマによるドル安の流れは後退したようです。週末にガイトナー米財務長官が訪中し、世界経済のテコ入れや人民元相場について話あう意向であることから、内容いかんによっては、週初の円高の可能性があります。ドル/円やクロス円で円の弱含みが継続すると思われますが、昨日の高値が一つの抵抗と思われ、上値が限定されるのではないかと思います。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)では雲の中に入り、一時基準線を上に抜けてきました。ただ、昨日の高値の97.24円が200日移動平均線となる97.26円で止まったことから、引き続き同線(本日は97.20円近辺)が抵抗になる可能性があります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の転換線となる1.3736ドルの手前でサポートされ反発しました。ただ、2日間の高値が1.40ドルを超えられていないことから、本日もこの高値を超えられないようであれば下落に向かう可能性があります。
【ユーロ/円】
4/6の高値と137.40円と5/11の高値の134.79円を結んだレジスタンスラインの133.50円近辺をブレイクして上に大きく上昇しました。ちょうど21日移動平均線で支えられた格好となり、5/11の高値の134.79円を上抜けたことから、若干の調整はあるかもしれませんが、4/6の高値の137.40円近辺を目指すものと思われます。

■予想レンジ
ドル/円            95.80 ~ 97.20
ユーロ/ドル        1.3880 ~ 1.3980
ユーロ/円        133.80 ~ 135.20

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,451.39    +12.62    +0.13%
FTSE 100    4,387.54    -28.69    -0.65%
DAX            4,932.88    -67.89    -1.36%
DOW JONES    8,403.80    +103.78    +1.25%
S&P 500        906.83        +13.77    +1.54%
NASDAQ        1,751.79    +20.71    +1.20%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.63    -0.11
日本10年国債     1.49    +0.012
英国10年国債     3.79    +0.06
独10年国債         3.66    +0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      961.5    +8.2
NY原油(期近)     65.08    +1.63

■主な発言
ニュージーランド政府
「ニュージーランドの2009-10年度の財政赤字は、118.7億NZドルに拡大へ」
イングリッシュNZ財務相
「2010年3月までの1年間のGDPは、1.7%減と予想」
「11年3月までの1年間のGDPは、1.8%増」
ECBのコンスタンシオ氏
「会計基準で一段の統一が必要」
「ECBは為替変動に関し姿勢は特にない」
「市場は改善している」
「為替相場の変動に対し特定の立場はない」
米GMの社債保有者委員会
「政府の新提案を受け入れ」
「政府案は訴訟より有利」
「米GMの社債保有者委員会は債務270億ドルの20%を保有」
米財務省高官
「ガイトナー米財務長官は週末からの訪中で、世界経済のてこ入れや、不均衡是正に向けて人民元相場を柔軟化することの重要性について協議する」
米政府当局者
「米GMに対する新たな資金援助は総額400億ドルの可能性、うち90億ドルはカナダ政府から」
「米国は独オペルめぐる交渉で前向きな結果を望む、GMはオペルに関係なく破産法申請の可能性」
「オペルめぐる今日の交渉、前日よりも前向き」
「GM債務株式化修正案、最低35%の社債保有者から支持期待」
「GMの破産法申請の場合、最低60─90日を見込む」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/29(金)         
17:00    ユーロ圏     4月マネーサプライM3
18:00    ユーロ圏     4月失業率
18:00    ユーロ圏     5月消費者物価指数速報
18:15    トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
18:30    スイス     5月KOF先行指数
21:00    南アフリカ     4月貿易収支
21:30    米国     第1四半期GDP改定値
21:30    米国     第1四半期個人消費改定値
21:30    米国     第1四半期GDP価格指数改定値
21:30    米国     第1四半期コアPCE改定値
21:30    カナダ     第1四半期経常収支
22:45    米国     5月シカゴ購買部協会景気指数
23:00    米国     5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

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2009年5月28日 (木)

5/28 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

ポンド>ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は欧州時間にムーディーズがイタリアの銀行格付けのアウトルックを「ネガティブ」へ変更したことから、ユーロが弱含みとなり、1.39ドル台後半から1.3892ドルまで下落、その後、米GMが債権保有者との合意に至らなかったと発表したものの、為替市場はすでにこれを織り込んでいたことから、反応は限定的となりました。NY時間に入ると出所が不明な「ガイトナー米財務長官がドル安容認」とのうわさが流れドルが下落、ドル/円は1ドル=95円台前半から94.66円、ユーロ/ドルは1.3996ドルまでユーロが買われましたが、発言内容が確認できず、米中古住宅販売件数が市場予想を上回る468万戸となったことからドルが買われました。また、5年債入札が不調に終わるのではないかとの懸念から債券が売られ、長期金利が上昇したことから、米景気回復にマイナスになるとの見方から米株価が下落、リスク回避のドル買いと円買いからドル/円は95.35円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3823ドルまでユーロが売られました。

■本日の見通し
本日は21:30の米耐久財受注が注目材料となります。前回は予想に反しマイナスとなったことから、今回プラスになるか注目です。また、26日の2年債入札、昨日の5年債入札に続き、7年債の入札が予定されています。5年債の応札倍率が2.32倍となっていることから、期間がながくなってくる7年債の応札倍率も気にかかるところです。10年債の金利は引き続き上昇(価格は下落)し3.73%となっています。これを嫌気して株価が下落していますので、7年債の入札を前にして債券が売られるようであれば、潜在的なドル安要因となると思われます。短期的に欧州からイタリアの銀行格付け見通しが「ネガティブ」に引き下げられたことなどの悪いニュースが出てユーロが売られていますが、先行きとしては、株価下落からのリスク回避のドル買いがどの程度まで続くかということにかかっていると思われ、米国債の下落が続くようであれば、ドル離れにつながってくると思います。本日はドル/円に関しては96円を試す動き、ユーロ/ドルに関しては1.37ドル台前半を試す動きになるのではないかと思います。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けてクローズしました。このため、目先は戻りの継続が予想され雲の下限となる95.56円を試してくると思われます。引値で雲の中に入ってくると遅行線が雲の上に出ることから、基準線となる96.80円近辺まで上昇するかもしれません。

【ユーロ/ドル】
昨日はロウソクの形が長い陰線となりました。短期的に5/22の1.4049ドルが天井として意識されると思われ、4/22の安値の1.2885ドルと5/22の高値の1.4049ドルを100%としたフィボナッチ23.6%押しとなる1.3775ドル近辺か、一目均衡表(日足)の転換線となる1.3736ドル近辺までの押しがあるかもしれません。
【ユーロ/円】
4/6の高値と137.40円と5/11の高値の134.79円を結んだレジスタンスラインの133.50円近辺で止められ下落しています。21日移動平均線の131.41円が目前に迫ってきています。先ずはこのサポートを試しに行くと思われますが、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスの可能性を示していることから、サインを待って「売り」となります。下落めどは一目均衡表(日足)の雲の上限130.96円近辺か基準線の129.60円近辺です。

■予想レンジ
ドル/円            95.00 ~ 95.90
ユーロ/ドル        1.3730 ~ 1.3860
ユーロ/円        131.30 ~ 132.70

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,438.77    +127.96    +1.37%
FTSE 100    4,416.23    +4.51    +0.10%
DAX            5,000.77    +15.17    +0.30%
DOW JONES    8,300.02    -173.47    -2.05%
S&P 500        893.06        -17.27    -1.90%
NASDAQ        1,731.08    -19.35    -1.11%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.73    +0.19
日本10年国債     1.477    +0.029
英国10年国債     3.73    +0.06
独10年国債         3.61    0.0

■コモディティ価格
NY金(期近)      953.3    0.0
NY原油(期近)     63.45    +1.0

■主な発言
ノワイエ・フランス中銀総裁
「GDPの落ち込みは鈍化している」
「安定化への期待はある」
「仏銀は強固、資本は十分」
「ECBは購入するカバード債の範囲をまだ検討中」
中国人民銀行
「世界経済はまだ底打ちしていない」
「世界の商品価格をめぐり『大きな不確実性』がある」
ビニ・スマギECB理事
「危機対応で応急措置は検討しない」
「中国のドルペッグ制、より大きな問題に」
「政策金利に下限ない、トリシェ総裁に同意」
米GM
「272億ドル相当の債務交換の募集期間が終了」
「債務交換は実施せず」
「社債保有者との会合を中止」
「債務交換への応募は必要水準を大幅に下回った」
GM関係筋
「米GMは週内に破産法適用申請は行わない見込み」
「米GMに関する次の段階は6月1日前後になる可能性」
ECB関係筋
「ECBのカバードボンド買い入れ、600億ユーロで不足なら拡大も検討」
「現在ECB内では誰も利上げを考えていない」
「ECBは発行・流通市場でカバードボンドを購入する見込み」
「ECBはモーゲージ・公的部門の融資に関連した債券購入について依然協議している」
ノワイエ仏中銀総裁
「欧州諸国は銀行に対するストレステストを協調して実施し、国別のものも含めて結果を公表すべき」
「フランスではかねてよりこうした審査が定期的に行われており、同国の金融機関は経済危機の中でも強さを見せている」
ガイトナー米財務長官
「米経済、安定の初期の兆候が幾分見られる」
「信頼は改善、金融システムは回復し始めている」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/28(木)         
10:25    タッカー・イングランド銀行(BOE)理事講演
12:00    ニュージーランド     4月マネーサプライM3
15:15    スイス     4月貿易収支
16:55    ドイツ     5月失業率
16:55    ドイツ     5月失業者数
17:00    ノルウェー     5月失業率
18:00    ユーロ圏     5月サービス業信頼感
18:00    ユーロ圏     5月業況判断指数
18:00    ユーロ圏     5月経済信頼感
18:00    ユーロ圏     5月鉱工業信頼感
18:00    ユーロ圏     5月消費者信頼感
18:30    南アフリカ     4月生産者物価指数
21:30    米国     4月耐久財受注
21:30    米国     新規失業保険申請件数
未定    南アフリカ     SARB政策金利発表
23:00    米国     4月新築住宅販売件数
23:15    ウェーバー独連銀総裁、講演
01:00    トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
01:00    コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁講演
07:20    フィッシャー・米ダラス連銀総裁講演

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2009年5月27日 (水)

5/27 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は欧州時間に発表された独Q1GDP改定値で輸出や設備投資の減少が嫌気され、ユーロが主要通貨に対して下落し、欧州の株価がマイナス圏で推移したこともリスク回避のドル買いを誘い、ドル/円は95.15円までドルが上昇、ユーロはドルで夕方ころまで推移していた1.39ドル台後半から1.3860ドルへと下落、円で131.47円まで連れ安となりました。米国市場に入ると、S&P/ケースシラー住宅価格は前年比で-18.7%と市場予想より若干悪かったため、ドルが売られ、ドル/円は94.57円まで下落、ユーロ/ドルは1.39ドルを回復しました。その後発表されたCB消費者信頼感指数が54.9と予想の42.6から大幅上昇、50を超えたことなどから米株価が上昇し、欧州時間でのリスク回避のドル買いを巻き戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.4005ドルの戻り高値を付け、ドル/円は95.05円まで上昇しました。

■本日の見通し
本日はGMの債権保有者との交渉期限で、日本時間昼ごろまでに内容が出てくると思われます。今のところ、GM関係者によると「株式交換に応じた米GM債券保有者、10%を大きく下回る」厳しい状況であることから、チャプター11(連邦破産法11条)適用申請の可能性が一気に高まることから、少なくともドルにとってはマイナス要因ではないかと思われます。また、昨日の米2年債入札は応札倍率2.94倍でまずまずだったものの、10年債の金利は上昇(価格は下落)しています。このため、株価の下落によるリスク回避のドル買いも限定的となる可能性があり、トリプル安となることも否定できないため、ドルには引き続き下落圧力がかかっていると思われます。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の転換線が95.27円に位置していて、ここが直近のレジスタンスとなっています。8:50現在ではこれを上に抜けていますが、雲の下限が95.56円に位置していることから、この近辺のレジスタンスで止められる可能性が高いと思います。本日の引値がこの転換線を下回るようであれば、下落のトレンドが継続していることとなり、3/19の安値の93.53円を試しにくると思われます。
【ユーロ/ドル】
過去3日間の高値が1.40ドル台前半で止められています。ストキャスティックス(スロー)ではデッドクロスしていることから、短期的には調整となる可能性が高そうです。4/22の安値の1.2885ドルと5/22の高値の1.4049ドルを100%としたフィボナッチ23.6%押しとなる1.3775ドル近辺か、一目均衡表(日足)の転換線となる1.3736ドル近辺までの押しがあるかもしれません。
【ユーロ/円】
ロウソク足の形が2日連続で寄り引き同時線となりました。形からは「迷い」もしくは「転換」が暗示されます。これまで同様に4/6の高値と137.40円と5/11の高値の134.79円を結んだレジスタンスラインが133.50円近辺が抵抗となると思われ、下も一目均衡表(日足)の雲の上限130.96円近辺がサポートとることから、しばらくはこの間のレンジの取引となりそうです。

■予想レンジ
ドル/円            94.30 ~ 95.40
ユーロ/ドル        1.3890 ~ 1.4060
ユーロ/円        132.10 ~ 133.60

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,310.81    -36.19    -0.39%
FTSE 100    4,411.72    +46.43    +1.06%
DAX            4,985.60    +67.15    +1.37%
DOW JONES    8,473.49    +196.17    +2.37%
S&P 500        910.33        +23.33    +2.63%
NASDAQ        1,750.43    +58.42    +3.45%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.54    +0.09
日本10年国債     1.43    -0.01
英国10年国債     3.68    -0.04
独10年国債         3.63    +0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      953.3    -5.6
NY原油(期近)     62.45    +0.78

■主な発言
スワン豪財務相
「貿易相手国上位10カ国のうち8カ国がリセッション」
「輸出量は、向こう1年にわたって減少へ」
「中国が商品輸出の需要を支えるだろう」
ECBのノボトニー氏
「デフレも高インフレも見受けられない」
「ECBは流動性を迅速に吸収できることを明確にした」
「ECBはFRBより迅速に危機に対応した」
「短期金融市場は機能している」
「ECBは債券買い入れの詳細について来週決定する」
GM関係筋
「株式交換に応じた米GM債券保有者、10%を大きく下回る」
「大半のGM債券保有者は株式交換の期限のあと6月1日前にも破産法申請を予想」
米政府関係者
「カナダ政府もGMの株式を取得へ」
「クライスラーの米破産法適用過程は終わりに近い」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/27(水)         
8:50    日本     4月通関ベース貿易収支
8:50    日本     日銀金融政策決定会合議事要旨
17:00    ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
18:30    南アフリカ     4月消費者物価指数
23:00    米国     3月住宅価格指数
23:00    米国     4月中古住宅販売件数

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2009年5月26日 (火)

押さえておきたいバルチック海運指数

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

米国の景気が1-3月期で底打ちしたのではないかと伺わせる兆候が出てきている。世界のGDPの約80%を占めるG20が4月に景気刺激対策でコミットしたことや、米国政府・中央銀行の政策がこれまでのところ市場に好感されているように思う。最悪期は脱したとのセンチメント(心理)が、回復期待先行にかなり影響を与えているようだ。

こうした心理面が経済に波及するときに押さえておきたい指標としてバルチック海運指数がある。正確には、ロンドン海運取引所に上場されているバルチック・ドライ・インデックスと言い、鉄鉱石や穀物を運ぶバラ積み(梱包されていない荷物)の不定期貨物船の運賃指標である。この運賃指標は、世界の資源などの移動の活発・不活発を表すバロメータとしての役割を果たし、用船需要が多ければ運賃は上昇する。

昨年秋のリーマン・ショック以降、世界経済の急激な後退から、この海運指数がピークの11,793から約18分の1となる663まで低下した。現在、この海運指数は2,707とボトムからは約4倍となっている。このことは少しずつであるが、資源などの輸送が回復してきたことを表していると思われる。外国為替市場では、豪ドルやカナダドルなど資源国の通貨が堅調に推移しているし、ロイター/ジェフリーズが発表しているCRB指数(国際商品先物指数)もほぼ遅行しているものの上昇してきている。

G20の景気刺激策では、量的緩和による通貨価値の低下の懸念があり、資源からくるインフレを予測する指標にもなることから、週に最低一度くらいは見ておきたい指標だ。

【CRB指数、バルチック海運指数】
Blog20090526_01
source:Reuters/Jeffries,Bloomberg

バルチック海運指数(Bloomberg.com:英語)
http://www.bloomberg.com/apps/quote?ticker=BDIY%3AIND

5/26 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>ユーロ>ドル>円>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は北朝鮮による地下核実験、短距離ミサイルの発射のニュースを受け、極東における地政学的リスクから円が売られ一時1ドル=95.23円までドルが上昇しましたが、欧州時間に入り独IFO景気動向指数が発表され、市場予想より下振れの84.2(予想は85.0)となったことから、ユーロが弱含みとなり、1ユーロ=1.3958ドル、1ユーロ=132.52円まで下落しましたが、英米が休場であることで、市場参加者が限られる中で、ECBのフィキシングにかけてユーロが買われたことから、ユーロ/ドルは1.4020ドル、ユーロ/円は133.26円まで上昇しました。その後は、手掛に欠けるなか、ドル/円はポジション調整から95円を割り込んだものの、小動きのままクローズしました。ドル/円は94.85円、ユーロ/ドルは1.4015ドル、ユーロ/円は132.93円。

■本日の見通し
本日は北朝鮮の核実験などの地政学的リスクが実質週明けの欧米市場でどのように評価されるかですが、これによる円売りは一時的とみられることから、ドルへのネガティブな見方が継続すると思われます。本日は、S&P/ケースシラー住宅価格指数やCBの消費者信頼感指数の発表があり、やや手掛かりに欠ける市場では多少のインパクトがでるとは思われますが、住宅価格の下落スピードが大幅に改善されるか、消費者信頼感指数が大幅に上振れするようなことでもない限り、ドルの弱含みが継続すると思われます。昨日のウェーバー独連銀総裁、トリシェECB総裁の発言を見る限りでは、次回のECB理事会での追加利下げの可能性は低いと思われ、目先のユーロが弱含む材料もちょっと見当たらないことから、先週までの流れが継続するのではないかと思います。このため、ドルは主要通貨に対して弱含みが継続、円は地政学的なリスクも残っていることから、買われにくい展開を予想しています。このため、クロス円が全般的に強含みとなるのではないかと思われます。

■テクニカル
【ドル/円】
昨日NR7が出現しています。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、上方に大きく動く可能性があります。ただ、切りあがっている一目均衡表(日足)の雲の下限が95.56円に位置していることから、この近辺のレジスタンスで止められる可能性が高いと思います。
【ユーロ/ドル】
上昇一服で小幅反落しています。ストキャスティックス(スロー)が%D、SDともに90以上の買われ過ぎ水準まで上昇していることから、短期的な調整の可能性があります。調整めどは3/19の高値の1.3736ドル近辺(ネックライン)と思われます。一方、上昇が継続した場合には、一目均衡表の値幅観測論でのN計算値の1.4166ドル近辺と一目均衡表(週足)の雲の上限の1.4182ドル近辺がターゲットになると思います。
【ユーロ/円】
昨日NR7が出現しています。一目均衡表(日足)の雲の上が継続していることから、底堅い動きが予想されます。4/6の高値と137.40円と5/11の高値の134.79円を結んだレジスタンスラインが133.60円近辺に位置していることから、ここが当面の高値の目処となります。

■予想レンジ
ドル/円            94.30 ~ 95.20
ユーロ/ドル        1.3920 ~ 1.4060
ユーロ/円        132.30 ~ 133.50

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,347.00    +121.19    +1.31%
FTSE 100    4,365.29    +19.82    +0.46%(5/22)
DAX            4,918.45    -0.3    -0.01%
DOW JONES    8,277.32    -14.81    -0.18%(5/22)
S&P 500        887            -1.33    -0.15%(5/22)
NASDAQ        1,692.01    -3.24    -0.19%(5/22)

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.45    +0.09(5/22)
日本10年国債     1.44    -0.002
英国10年国債     3.72    +0.06(5/22)
独10年国債         3.60    +0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      958.9    +7.7(5/22)
NY原油(期近)     61.67    +0.62(5/22)

■主な発言
白川日銀総裁
「今後は景気悪化テンポ徐々に和らぎ、次第に下げ止まる可能性」
「景気・物価の下振れリスク意識しつつ、持続的成長復帰へ貢献」
「金融環境は緊張感が後退しているものの、なお厳しい状態続く」
「09年度後半以降、経済の緩やかな持ち直しを想定」
「4‐6月期GDPはプラスになっていくと予想」
日銀月報
「景気は悪化続けているが、輸出や生産下げ止まりつつある」
「悪化テンポ徐々に和らぎ次第に下げ止まっていく可能性高」
「消費者物価の前年比はマイナスになっていくと予想される」
「金融環境は緊張感が後退しているものの、なお厳しい状態」
オバマ米大統領
「北朝鮮の核・ミサイル実験は『あらゆる国にとって重大な懸念要因』」
「北朝鮮の核兵器開発計画、国際社会の平和や安全保障の脅威
「北朝鮮の行動に対し、国際社会の対応が必要」
ブラウン英首相
「北朝鮮の核実験を強く非難」
「核実験は平和への展望を損なう」
「北朝鮮の核実験は『世界に対する脅威』」
ウェーバー独連銀総裁
「現状では金利水準は『適切』」
「ECBの政策が景気にとって大きな支えとなっている」
「ECBは大きく金利を引き下げた」
「流動性措置の出口政策は比較的容易」
「金融市場は幾分か改善した」
「危機収束を宣言するのは時期尚早」
「失業率は2010-11年の冬季にピークへ」
トリシェECB総裁
「ECBは危機に対し迅速に力強く対応してきた」
与謝野経財相
「日本経済は4月以降、局面が変わっている」
「日本経済は最悪期は脱しただろう」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/26(火)         
8:50    日本     4月企業向けサービス価格指数
15:00    ドイツ     第1四半期GDP確報
15:00    ドイツ     第1四半期個人消費確報
15:10    ドイツ     6月GFK消費者信頼感調査
17:00    ユーロ圏     3月経常収支
18:00    ユーロ圏     3月鉱工業新規受注
18:15    ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
18:30    南アフリカ     第1四半期GDP
22:00    米国     3月S&P/ケース・シラー総合-20
23:00    米国     5月リッチモンド連銀製造業指数
23:00    米国     5月消費者信頼感指数

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2009年5月25日 (月)

5/25 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は東京朝方にドル/円は1ドル=93.86円まで下落しましたが、英米が3連休となることから、ポジション調整が先行する動きとの見方が先行し、ドルの下値も限定的となり東京時間帯は小動きとなりました。ロンドン時間帯では、英財務省が一部通信社が求めたストレステストの結果公表を拒否したとのニュースが伝わるとポンドが対ドルで1.58ドル後半から1.57ドル後半へと下落しましたが、NY時間帯では引き続き米国債の格付け見直しに対する懸念からドルが売られる展開となり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4051ドル、ポンド/ドルは1ポンド=1.5942ドルまで上昇ました。ただ、米株価がプラス圏を回復する動きとなったことから円が売られ、ドル/円は94.92円まで上昇、ユーロ/円も1ユーロ=132.73円まで、クロス円も軒並み上昇となりました。

■本日の見通し
本日は英国と米国の市場が休場となるものの、独IFO景気動向指数の発表が予定されていることから、景況感の回復が示されるとユーロの強含みの要因となりそうです。先に発表されている独ZEWでは大幅な景況感の改善が見られています。しかし、それ以外では主要な経済指標の発表や要人の発言予定もないことから、先週末までのドル安の流れが続く可能性が高く、引き続きドルには下落圧力がかかるものと思われます。一方、円は米株価の上下に連動する動きとなっていて、米株安が続くとリスク回避の円買いとなることから、明日移行、3/19の安値の93.53円を試しに動いてくると思います。

■テクニカル
【ドル/円】
安値の93.84円は21日移動平均線から下方に3.1%の乖離となることから、短期的な戻りとなったようです。ただ、安値を更新しているため、引き続き下落圧力がかかっていると思います。ストキャスティックス(スロー)が20以下で推移していることから、ゴールデンクロスが出るとダイバージェンスの可能性もあり、ひとまず買いになるのではないでしょうか。
【ユーロ/ドル】
5日連続で上昇しました。21日移動平均線からの乖離も+4.2%となり、目安となる+3%を超えていることから、買われすぎに対する警戒が必要です。一目均衡表の値幅観測論でのN計算値では1.4166ドル近辺が目標値となり、一目均衡表(週足)の雲の上限が1.4182ドルに位置することから、1.41ドルを超えて長い上ヒゲが出たときには注意となります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の上に出てきました。これまでレジスタンスとなっていた雲の上に大きく出てきたことから、上昇が継続するの可能性があります。4/6の高値と137.40円と5/11の高値の134.79円を結んだレジスタンスラインが133.90円に位置していることから、ここが高値の目処となります。

■予想レンジ
ドル/円            94.10 ~ 94.90
ユーロ/ドル        1.3920 ~ 1.4060
ユーロ/円        132.10 ~ 133.00

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,225.81    -38.34    -0.41%
FTSE 100    4,365.29    +19.82    +0.46%
DAX            4,918.75    +18.08    +0.37%
DOW JONES    8,277.32    -14.81    -0.18%
S&P 500        887            -1.33    -0.15%
NASDAQ        1,692.01    -3.24    -0.19%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.45    +0.09
日本10年国債     1.438    +0.003
英国10年国債     3.72    +0.06
独10年国債         3.53    +0.16

■コモディティ価格
NY金(期近)      958.9    +7.7
NY原油(期近)     61.67    +0.62

■主な発言
白川日銀総裁
「崖から落ちる状況は過ぎつつある」
「先行きはなお不確実性が高い」
「先行きは下振れリスク注意して状況見ていく必要」
「金融市場は改善の方向にあるがなお不安定」
ガイトナー米財務長官
「金融機関の役員報酬に『非常に大きな改革』を要求」
ウェーバー独連銀総裁
「現行金利は『適正水準』」
「通貨統合は崩壊しない」
米GM
「カナダ自動車労組との合意成立を確認」
米ホワイトハウス
「将来的に米国の『AAA』格付けが変更される可能性について、オバマ大統領は懸念していない」
バーナンキFRB議長
「経済は回復する。非常に多くのファンダメンタル的強さがあり、長期的に抑制されることはない。ムードは明るくなる」
「労働市場は弱く、苦しい経済状況ではあるが、FRBは安定回復と成長促進を目指している」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/25(月)         
英国市場休場(バンクホリデー)
米国市場休場(メモリアルデー)
8:50    日本     3月全産業活動指数
14:00    日本     5月金融経済月報基本的見解
17:00    独     IFO景気動向指数
19:00    ウェーバー独連銀総裁講演
21:30    ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演

2009年5月24日 (日)

5/25の週のポイント

こんばんは。本日は遠出をしてしまったので、帰りが遅くなってしまいました。幸い出かけ先では雨に見舞われませんでしたが、帰りは雷雨となりました。

22日に発表された19日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルショート(売り)が増加、円は2週連続でロング(買い)となりました。ユーロ、カナダドル、NZドルもロングが継続しています。

先週は欧州通貨、オセアニア通貨が上昇、ドルが下落した週となりました。米格付け会社S&Pが英の国債の見通しを「ネガティブ」へ引き下げたことから、米国債の格付けの見直しが懸念されたことが要因ですが、金融機関への懸念が後退したことなどを背景としたドル資産離れや将来のマネタリーの増加が嫌気されているとの見方もあります。これを覆すあたらな材料が市場に出てくるまではこの流れが継続すると見られ、次週も引き続きドルが弱含む省となりそうです。

【USD】
Blog20090523_01
source:CFTC

ドルは6,277コントラクトのショート増加の59,599コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090523_02
source:CFTC

円は3,612コントラクトのロング増加の6,000コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090523_03
source:CFTC

ユーロは1,835コントラクトのロング増加の12,205コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090523_04
source:CFTC

カナダは24コントラクトのロング減少の5,425コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090523_05
source:CFTC

NZドルは561コントラクトのロング増加の6,819コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(25日更新)

5月25日の週の注目指標
■25日(月)
・英国  市場休場(レイト・メイ・バンクホリデー)
・米国  市場休場(メモリアルデー)
・ドイツ  IFO景気動向指数
■26日(火)
・NZ  4月貿易収支
・ドイツ  第1四半期GDP確報
・ドイツ  6月GFK消費者信頼感調査
・ユーロ圏  3月鉱工業新規受注
・南ア  第1四半期GDP
・米国  3月S&P/ケースシラー総合
・米国  5月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  5月消費者信頼感指数
■27日(水)
・南ア  4月消費者物価指数
・米国  3月住宅価格指数
・米国  4月中古住宅販売件数
■28日(木)
・ドイツ  5月失業率
・ドイツ  5月失業者数
・ユーロ圏  5月サービス業信頼感
・ユーロ圏  5月業況判断指数
・ユーロ圏  5月経済信頼感
・ユーロ圏  5月鉱工業信頼感
・ユーロ圏  5月消費者信頼感
・米国  4月耐久財受注
・米国  新規失業保険申請件数
・米国  4月新築住宅販売件数
・南アフリカ  SARB政策金利発表
■29日(金)
・NZ  4月住宅建設許可
・英国  5月GFK消費者信頼感調査
・日本  4月失業率
・日本  4月有効求人倍率
・日本  4月全国消費者物価指数
・日本  5月東京都区部消費者物価指数
・日本  4月鉱工業生産速報
・ユーロ圏  4月失業率
・ユーロ圏  5月消費者物価指数速報
・米国  第1四半期GDP改定値
・カナダ  第1四半期経常収支
・米国  5月シカゴ購買部協会景気指数
・米国  5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年5月23日 (土)

ドル売りの進んだ週

こんばんは。新型インフルエンザの影響でイベントのキャンセルが多くなっていますが、幸い来週のセミナーはWebですので安心です。ただ、資料作成がなかなかはかどりません。

今週は、週前半は米の景気回復から、週後半は米国債の格下げ懸念からドル安が進みました。週間の騰落率(下のグラフ上)を見ると、主要な通貨全てでドルが下落(EUR/USDなどUSDが右側にある通貨はグラフがプラスの場合、ドルが下落していることを示しています)、また、英中銀が公表している名目実効相場(USDとJPY)で見ると、ドル安が進んでいますが、円高はそれほど進んでいないことが見て取れます(グラフは上が通貨高、下が通貨安)。米国債の格付け「AAA」の見直し懸念が浮上している背景には、英の国債の見通しの引き下げがあります。ムーディーズによる英国債の見通しが「安定的」から「ネガティブ」に引き下げられたことが直接の原因ですが、米国の金融機関への信用が回復傾向にあるものの、米国の景気対策に伴う歳出の増加などが将来的な国債の価値の低下を連想させるのに純分だということではないでしょうか。米国債を大量に保有している中国と日本は国債価格の下落とドル安というリスクにさらされることになり、今後の中国の出方によってはドルのリスクも高まることになります。

【週間騰落率(USD)】
Blog20090522_01_2
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【名目実効相場】
Blog20090522_02
source:Bank of England

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2009年5月22日 (金)

5/22 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>ユーロ>ポンド>円>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間にドル/円は下値を試し、1ドル=94.28円までしましたが、94円にあるといわれるオプションの防戦買いなどで底堅くなると94円台後半まで戻しましたが、17時過ぎに米けく付け会社S&Pが英国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ変更したことからポンドが主要通貨で大幅に下落、これを受け、再び円が買われ94.38円までドルが下落、ユーロ/ドルはポンドが下落したことで1ユーロ=1.3840ドルまで上昇しました。その後、英財務省から格付けは「安定的」に戻されるかもしれないとの発言や他の格付け会社ムーディーズが英国の格付けは「安定的」で見直し対象ではないと発言したことなどからポンドは大幅に戻しました。ドル/円も95円台を回復しましたが前半では上値が重く、NY時間になると米国債の格下げ懸念などからドルが売られ一時93.96円まで下落し、ユーロ/ドルは1.3924ドルまで上値を伸ばしました。ドル/円は94.40円、ユーロ/ドルは1.3890ドル、ユーロ/円は131.12円でクローズしています。

■本日の見通し
昨日は米国のトリプル安(ドル安、株安、債券安)となりました。ガイトナー米財務長官は「ドルの信頼持続させる政策を実行する必要」と発言、何らかの政策的な手段を考えてくる可能性があります(短絡的にドル買い介入は想定していませんが)。本日は週末でもあり、主要通貨に対してドルの下落が急すぎることから、ポジション調整のドルの買い戻しとなる可能性があります。ただ、ドル/円は1ドル=94円を節目を昨日試して、93.96円(Bid)まで下落していることから、本日もこの水準を狙ってくるものと思われます。NYダウも8000ドルに近付いてきていることから、株価が続落するとトリプル安継続の可能性もありますので、ドル/円で93.80円近辺を下に抜けたときは要注意です。また、豪ドル/円などの複数のクロス円通貨でNR7が出現していることも変動の可能性を示唆しています。

■テクニカル
【ドル/円】
1/21の安値の87.11円と4/6の高値の101.43円の半値となる94.27円を昨日は下に抜けました。このため、3/19の安値の93.53円を下抜けし、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下限となる93.39円を下に抜けると更に下落トレンドが強くなることから、90円割れの可能性が高くなります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(週足)の雲の中にしっかり入りました。トレンド系では上昇が継続しているように見えます。一目均衡表の値幅観測論でのN計算値では1.4166ドル近辺が目標値となり、一目均衡表(週足)の雲の上限が1.4182ドルに位置することから、1.41ドルを超えてくると上値が重くなってくる可能性があります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の中の推移が継続し、水平となっている同基準線がサポートとして機能していることから、129.60円~131.30円近辺でのレンジが継続する可能性が高いそうです。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)とほぼ同じ位置にあり、21日移動平均線近辺での推移となっていることから、ここでサポートされるようであれば5/11の高値の134.79円を目指して上昇するものと思われますが、サポートを切れると90日移動平均線の125.80円近辺まで下落することも考えられます。

■予想レンジ
ドル/円            93.70 ~ 94.60
ユーロ/ドル        1.3820 ~ 1.4000
ユーロ/円        129.60 ~ 131.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,264.15    -80.49    -0.86%
FTSE 100    4,345.47    -122.94    -2.75%
DAX            4,900.67    -138.27    -2.74%
DOW JONES    8,292.13    -129.91    -1.54%
S&P 500        888.33        -15.14    -1.68%
NASDAQ        1,695.25    -32.59    -1.89%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.37    +0.18
日本10年国債     1.41    0
英国10年国債     3.65    +0.08
独10年国債         3.39    -0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      951.2    +13.8
NY原油(期近)     61.05    -0.99

■主な発言
米S&P
「国の格付け見通しを『ネガティブ』に引き下げ」
ガイトナー米財務長官
「危機緩和へ世界規模で力強い取り組みを」
「海外諸国も米国の政策と同様の措置導入を」
「景気回復後に財政の立て直しが必要に」
「消費者保護へ向け新たな機関の設置を検討」
「われわれはなお経済、金融市場で試練を受けている」
「今後数週間中に、金融規制改革に関する広範な提案を行う」
「TARPは恒常的なプログラムでない、9カ月間延長の可能性」
「ドルの信頼持続させる政策を実行する必要」
「経済は安定化の兆し示す、市場は回復し始めている」
米財務省
「6月12-13日にイタリア・レッチェでG8財務相会合」
「ガイトナー長官は6月12-13日のイタリアG8に参加」
ビーン英中銀副総裁
「英CPIは近く2%下回る可能性ある」
「資産購入プログラムの効果見極めには時間かかる」
「英景気回復は相対的に緩やかになる公算」
「英経済に警戒、楽観双方の理由ある」
「英リセッションの底打ちはさほど遠くない可能性」
ブランチフラワー英MPC委員
「英は非常に強力なリセッションにある」
「英リセッションは4分の3が過ぎた公算」
「景気回復の新芽の兆候が若干ある」
「英失業者は100万人強増加の可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/22(金)         
未定     日本      日銀金融政策決定会合 
16:00    スイス     4月マネーサプライM3
17:30    英国     第1四半期GDP改定値
17:30    英国     第1四半期個人消費改定値
21:30    カナダ     3月小売売上高
03:00    バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

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2009年5月21日 (木)

5/21 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

ポンド>円>ユーロ>NZドル>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦1-3月期のGDPが発表され、前期比年率で15.2%のマイナス成長、10-12月期も14.4%のマイナス成長に下方修正されたことから、ドル/円で一時96.22円までドルが買われる場面が見られましたがドル買いが続かず、ユーロ/円が主導する形で円買いとなり1ドル=95円台、ユーロ/円は1ユーロ=129円台後半へと下落しました。その後、英中銀の金融政策委員会議事録が発表され、更なる量的緩和を主張した委員が複数いたことが示されたものの、ポンドの下落にはつながらず、サントス・ポルトガル財務相による「EUはユーロ高を懸念していない」との発言に、ユーロ/ドルは3/19の高値の1.3736ドルを上抜けし、一時1.3831ドルまで上昇、ユーロ/円も131.73円まで連れ高となりました。ドルは返済されるTARP資金をめぐり、ウォール街(財務省)とワシントン(議会)での意見の対立が見られたことなどから、再び95円割となり、一時94.69円まで下落しました。

■本日の見通し
本日はこれまでにドル売りが継続し、1ドル=94.50円を割り込んできています。94円割れにはストップロスが多数あるとの観測があり、これを割り込むと93円台ミドルまでの下げが予想されます。発表が予定されている米経済指標は、フィラデルフィア連銀指数、米景気先行指数がメインとなるが、どちらも米景気の回復傾向が確認されると思われます。ただ、これがドルの支援材料となるかは別問題で、ドル安のトレンドが強く出ているように見えますので、ドルが引き続き弱含みとなると思われ、ユーロやポンド、豪ドルなどはドルでは上昇するが円では上値が重くなり、ドル/円に引きずられて下落する可能性があります。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の下限を下に抜けてきました。遅行線も雲の中にしっかり入ってきたことから下落が継続する可能性があります。まずは3/19の安値の93.53円がターゲットと思われますが、以前も書きました通り、ヘッド・アンド・ショルダーが完成するとすると90円割れが目標値となります。
【ユーロ/ドル】
ネックとなっていた3/19の高値の1.3736ドル超えきました。M型天井の形成は破られたため、上昇が継続しそうです。週足に目を向けると一目均衡表(週足)の基準線を上抜け、雲の下限が1.3815ドルにあることから、雲の中に入ってくるようであれば、雲の上限となる1.42ドルが視野に入ってきます。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の中の推移が継続しています。ロウソク足は寄引同時の形が2日連続となったことから、かなり迷っているようにも思われます。引き続き雲の上抜けを目指すと思いますが、4/6の高値の137.40円と5/11の高値の134.79円でダブル天井を形成しているように思えることから戻りの域を出ないと思われます。雲を抜け出られないようであれば21日移動平均線となる130.28円のサポートを切れると、下を目指すことになりそうです。

■予想レンジ
ドル/円            94.10 ~ 95.40
ユーロ/ドル        1.3660 ~ 1.3830
ユーロ/円        129.40 ~ 131.50

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,344.64    +54.35    +0.59%
FTSE 100    4,468.41    -13.84    -0.31%
DAX            5,038.94    +79.32    +1.60%
DOW JONES    8,422.04    -52.81    -0.62%
S&P 500        903.47        -4.66    -0.51%
NASDAQX        1,727.84    -6.7    -0.39%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.19    -0.06
日本10年国債     1.41    +0
英国10年国債     3.57    +0.08
独10年国債         3.43    -0.01

■コモディティ価格
NY金(期近)      937.4    +10.7
NY原油(期近)     62.04    +1.94

■主な発言
白川日銀総裁
「09年度の日銀GDP予測、変更する必要があるとは考えていない」
「輸出・生産の下げ止まり、あくまで在庫調整の進展に伴うもの」
「在庫が正常レベルに戻ったあとは、最終需要の動き次第」
「消費・投資はこの先もまだ弱いとみている」
「まだ経済を注意してみている段階、政策スタンスは経済状況をしっかり支える」
英中銀(BOE)議事録
「全会一致で、政策金利の据え置きを決定」
「資産買い入れプログラムの規模拡大も、全会一致で決定」
アラブ首長国連邦
「アラブ首長国連邦は、湾岸地域の通貨統合には参加しない」
ドイツ連銀月報
「ドイツの景気後退が緩和する兆候を見せている」
「ドイツの債務残高は今年GDPの70%を越える可能性」
「2010年は80%を越える可能性も」
「ドイツの公的な借り入れ状況は、かなり悪い状況」
「2009年の連邦赤字は、900億ユーロに拡大する可能性」
ガイトナー米財務長官
「金融市場が回復しつつある重要な兆候表れてきた」
「問題債権投資計画は6週間以内に開始」
「TARPの残余資金は1240億ドル」
ビター米上院議員
「公的資金返済はTARPの縮小を意味する」
米国FOMC議事録
「一部メンバー、一段の証券買い入れ拡大は景気回復の一助となる可能性との見方」
「経済・金融状況の動向を見極めるため、一段の証券買い入れに関する決定保留で一致」
「多くのメンバー、長期的デフレリスクは解消したと確信」
「FRB、収縮ペースが鈍化し始めている一時的兆候を確認」
「経済は著しい下方リスクに直面、指標は経済安定化が依然暫定的であること示す」
「大半のメンバー、今後数年間インフレが抑制されると予想」
「一部メンバー、経済の緩みがインフレを低すぎる水準に維持するリスクを確認」
「1月よりも少数ながら大半のメンバー、下向きの成長見通しリスクを確認」
FRB経済見通し
「2009年の米GDP予想を1月時点の-1.3%~-0.5%から-2.0%~-1.3%に下方修正」
「2010年の米GDP予想は+2.0%~+3.3%」
「2009年の米失業率予想を前回の8.5%~8.8%から9.2%~9.6%に上方修正」
「2010年の米失業率予想は9.0%~9.5%」
「2009年の米インフレ率予想を前回の0.3%~1.0%から0.6~0.9%に修正」
「2010年の米インフレ率予想は1.0%~1.6%」
「2009年の米コアインフレ率予想を前回の0.9%~1.1%から1.0%~1.5%に上方修正」
「長期予想はインフレ率・失業率・GDP全て前回から変わらず」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/21(木)         
スイス、ノルウェー市場休場(キリスト昇天祭)
8:50    日本     3月第三次産業活動指数
9:00    シンガポール     第1四半期GDP
16:30    ドイツ     5月PMI製造業
16:30    ドイツ     5月PMIサービス業
17:30    英国     4月マネーサプライM4
17:30    英国     4月小売売上高指数
21:30    米国     新規失業保険申請件数
21:30    カナダ     3月卸売売上高
21:30    カナダ     3月国際証券取扱高
23:00    米国     4月景気先行指数
23:00    米国     5月フィラデルフィア連銀景況指数
23:00    ガイトナー米財務長官下院金融委員会で証言

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2009年5月20日 (水)

米景気回復がドル安(円高)要因となる理由

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

米政府が行ったストレステスト(健全性審査)の結果が公表され、米金融機関に対する安心感と市場センチメント(心理)の改善から2009年の中頃から後半にかけての景気回復期待が高まった。しかし、懸念が燻ぶる欧州や英国に比べ、景気回復の傾向が見えてきた米国のドルが下落してきた。外国為替は2国間の景況感の差を表すと言われているが、他国に比べ景況感がよくなっているドルが売られている(安くなっている)ことに違和感がある方も多いのではないだろうか。

サブプライム問題からの経済危機は世界規模であり、ドルに関しては、基軸通貨として見る必要があるのではないかと思われる。今回のドル安の要因として考えられるものを挙げてみた。

(1)ストレステストの結果、昨年秋以降の信用不安からのドル保有の意味が薄れてきた。
(2)最悪期は脱したとの見方で、金利(利回り)の低いドル資産から他の資産へシフトしだした。
(3)欧州の金融機関に不安が残ることから、ユーロへのレパトリ(資金還流)が起こってきた。
(4)中国の回復により、エマージング(新興工業国)やアジア・オセアニアの回復に期待が高まった。
(5)米国の通貨供給の増加から、ドルの価値が低下する懸念が強くなってきた。

ドルの下落は、昨年秋のリーマン・ショック以降に米国の経済指標の悪化にもかかわらずドルが上昇し、その後に回復傾向を示したがドルが高止まりしていた動きの巻き戻しである。この動きが起こることはある程度の予測ができると思っている。個人的に見ているものであるが、CBOEに上場されている投資家恐怖心理指数(VIX)とFRBが発表しているドルインデックスを一つのグラフにしてみると歪みが発生していること、時期は特定できないが解消に向かうことが推測できた。この動きがさらに続くかどうかは未定だが、週末の市場が休みのときにでもチェックをしておくとよいのではないか。今後は、更に米国のマネーサプライなどにも注目していく必要があると思っている。

【投資家恐怖心理指数、ドル/円】
Blog20090519_01
source:CBOE,FXmuseum,Uedaharlowfx

投資家恐怖心理指数(英語)
http://www.cboe.com/micro/vix/pricecharts.aspx

ドルインデックス[2)MAJOR CURRENCY MAR73=100を参照されたい](英語)
http://www.federalreserve.gov/releases/h10/Current/default.htm

5/20 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は東京時間帯に、円が売られる流れが継続し、ドル/円も96円台後半までドルが買われましたが、発表された独ZEWが市場予想より大幅な改善を示す31.1となったことから、ユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3660ドルまで、ユーロ/円は131.86円まで一時上昇しました。しかし、クロス円の下落から、じりじりと円高方向に推移、21:30に発表された米新築住宅着工件数が市場予想を大幅に下回る45.8万戸にとどまると、ドルの失望売りからドル/円は1ドル=95.51円まで下落、ユーロ/ドルも130.25円を付けました。その後、米株価がプラス圏からマイナス圏となると、円とユーロが買われ、ドル/円は95.97円、ユーロ/ドルは1.3630ドルでクローズしました。

■本日の見通し
本日は注目されていた本邦第1四半期GDPが発表され、前期比年率で15.2%のマイナス成長となったことからやや円が弱含みに推移しています。本日はこれ以外に注目する材料が少ないことから、クロス円が主導でドル/円が動く可能性があります。昨日大幅景況感の改善を示したユーロがやや堅調に推移すると思われ、ポンドや豪ドルは対ドルでテクニカル上では高値を上に抜けたことなどから上昇が継続する可能性があります。また、英中銀が5/6-7に開催し、500億ポンドの増額を決めた国債などの買い入れの経緯が公表されることから、景気判断や増額判断の理由によってはポンドの下落要因となる可能性があります。比較的、景気回復への安心感が出ていることからリスク投資への再開継続が続くと思われ、ドル資金流出の観点からドル安とユーロ高が継続するのではないかと思われます。

■テクニカル
【ドル/円】
3/19の93.53円と4/28の95.61円を結んだネックライン(トレンドライン)が96.70円近辺に位置しており、昨日の高値がこの近辺となっていることでヘッド・アンド・ショルダーは継続中と見ています。一目均衡表(日足)の基準線や21日移動平均線も下がってきていることから、上値が押さえられやすくなると思われます。
【ユーロ/ドル】
先週末の下落の前にもみ合っていたレベルまで戻ってきました。再び3/19の高値の1.3736ドル超えを目指す可能性が出てきました。ただ、1.36-1.37ドルレベルでは何度か上値を抜けることに失敗していますので、今回の上昇でも上に抜けられないようであれば、下落に転じていくと思います。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の中を推移していて、上抜けを試す展開となっていますが、昨日は引値で抜け出ることができませんでした。本日も試す可能性があります。ただ、これまで同様に4/6の高値の137.40円と5/11の高値の134.79円でダブル天井を形成しているように思えることから戻りの域を出ないと思われます。雲を抜け出られないようであれば21日移動平均線となる130.14円のサポートを切れると、下を目指すことになりそうです。

■予想レンジ
ドル/円            95.50 ~ 96.50
ユーロ/ドル        1.3570 ~ 1.3690
ユーロ/円        129.80 ~ 131.50

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,290.29    +251.6    +2.78%
FTSE 100    4,482.25    +35.8    +0.81%
DAX            4,959.62    +107.66    +2.22%
DOW JONES    8,474.85    -29.23    -0.34%
S&P 500        908.13        -1.58    -0.17%
NASDAQ        1,734.54    +2.18    +0.13%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.24    +0.01
日本10年国債     1.41    +0.01
英国10年国債     3.49    +0.02
独10年国債         3.44    +0.08

■コモディティ価格
NY金(期近)      926.7    +5.0
NY原油(期近)     59.65    +0.62

■主な発言
スティーブンス豪中銀総裁
「09年末に向けて世界経済は回復の見通し」
「中国は成長上向きの兆候」
「豪州とカナダのインフレは鈍化」
「豪州の金利水準はかなり低い」
「金利は豪州の家計にとって景気刺激的」
「豪州の世帯は金利低下に反応している」
「景気回復は当初かなり鈍い可能性」
ストロスカーンIMF筆頭副専務理事
「日本は世界の景気減速の影響を強く受けた」
「日本政府・日銀の政策は危機によく対応」
「世界の回復は従来ほど強くない可能性ある」
「世界経済はなお多くの課題に直面」
クラニェツ・スロベニア中銀総裁
「全政策委メンバーが次の動きに関し統一」
「景気回復の兆候が見受けられる」
トゥンペルグゲレルECB理事
「経済情勢は安定した」
クアデン・ベルギー中銀総裁
「一部の国は回復に入りつつある」
「景気後退のペースは鈍化した」
「金融セクターはまだ回復していない」
トレモンティ伊経済財務相
「政府に資本注入を要請した銀行が4行にとどまっている」
米FRB
「TARP公的資金返済申請への回答を6月8日頃に示す計画」
「TALFによる融資をレガシーCMBSに初めて適用する」
「レガシーCMBSへのTALF適用は7月1日から実施」
「CMBS適格には2機関によるAAA格付けが条件」
「09年1月1日以前に発行されたCMBSも対象に加える」
シュタルクECB専務理事
「センチメントを示す指標が改善したことにより、景気の底にすでに達した可能性があると期待できる」
「経済の急速な下落は過ぎ去ったはずで、来年には緩やかに持ち直すだろう」
「景気回復期に潜在的なインフレが発展することを容認しない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/20(水)         
8:50    日本      第1四半期実質GDP一次速報 
15:00    ドイツ     4月生産者物価指数
17:30    英国     BOE議事録
20:00    カナダ     4月消費者物価指数
21:30    カナダ     4月景気先行指数
22:30    ガイトナー米財務長官上院銀行委員会証言
03:00    米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

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2009年5月19日 (火)

5/19 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は朝方にドル/円で先週末のNY時間での安値を割り込む1ドル=94.55円まで下落したものの、94.50円近辺では底堅く、格付け会社ムーディーズが日本政府の外貨建て債務格付けを『Aaa』から『Aa2』に2ノッチ引き下げ(自国通貨建て債務格付けを『Aa3』から『Aa2』に1ノッチ引き上げ)たことや杉本財務次官が「為替相場の過度の変動は経済に影響があり好ましくない」と発言したことなどから円が売られる展開となり、95円台後半までドルが上昇、NY史上では金融株を中心にNYダウが前日比で235.44ドルの大幅上昇となると、リスク回避の円売りとなり、96.46円まで一時ドルが上昇、ユーロ/円も朝方つけた126.99円から130.67円までの大幅上昇となりました。また、関係筋の話としてですが、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーの3行は公的資金の返済を申請したということも株価の大幅上昇の要因となり、リスク投資再開の動きを加速させたようです。

■本日の見通し
昨日は、ドルの下値試しが失敗した(94.55円で跳ね返された)ことやNYダウの大幅な上昇により、円が主要通貨に対して大幅に売られました。オシレーター系のテクニカル分析では、ストキャスティックス(スロー)でのゴールデンクロスが多数の通貨で出現していて、戻りが先行する可能性があります。経済指標では注目は独のZEWとなります。エコノミスト等を対象にしている景況感調査なので、景況感が改善していると思われますが、自動車買い替えなどの補助金政策を行っているドイツで市場予想より回復が見られなかった場合には、昨日の欧州要人からの発言にもあった通り、追加利下げの可能性が高くなり、ユーロにとってはマイナス要因となる可能性があります。米大手金融機関3行の公的資金返済は更なる楽観的な観測につながる可能性があり、ドル安の要因と考えられますが、個人的には円に対してニュートラルとみていることから、ドル/円の戻りも限定的で、クロス円が上昇しやすいと思われます。また、米の住宅着工件数や建設許可件数の発表が予定されていて、バーナンキFRB議長が発言している住宅の底入れが見えてくると株価の上昇で目先の円売りが継続する可能性があります。

■テクニカル
【ドル/円】
2日連続で一目均衡表(日足)の雲の下限がサポートとなりました。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたことから短期的な戻りの可能性があります。ただ、3/19の93.53円と4/28の95.61円を結んだネックライン(トレンドライン)が96.67円に位置しており、本日の引値がこれを超えなければ、形成しているヘッド・アンド・ショルダーが継続していることとなり、次の下落へつながってくると思われます。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の転換線でサポートされています。ただ、戻りも5日移動平均線がレジスタンスとなったことから、強弱がミックスしています。21日移動平均線や一目均衡表(日足)では上昇が継続しているとみられます。上値が重くなってきていることから、どちらかといえば、4/22の安値の1.2885ドルと5/13の高値の1.3720ドルを100%としたフィボナッチ38.2%押しとなる1.33ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
大幅上昇したものの、一目均衡表(日足)の雲の中を推移しています。4/6の高値の137.40円と5/11の高値の134.79円でダブル天井を形成しているように思えることから戻りと思われます。1/21の安値の112.05円と4/28の安値の124.37円を結んだトレンドラインが126.88円に位置しており、ここでサポートされたことから、短期的な戻りとなると思われますが、雲の上限となる131.80円近辺が目処となり、達成後に再び下を目指すものと思われます。

■予想レンジ
ドル/円            95.80 ~ 96.80
ユーロ/ドル        1.3480 ~ 1.3590
ユーロ/円        129.70 ~ 131.50

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,038.69    -226.33    -2.44%
FTSE 100    4,446.45    +98.34    +2.26%
DAX            4,851.96    +114.46    +2.42%
DOW JONES    8,504.08    +235.44    +2.85%
S&P 500        909.71        +26.83    +3.04%
NASDAQ        1,732.36    +52.22    +3.11%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.22    0.08
日本10年国債     1.4    -0.02
英国10年国債     3.48    -0.05
独10年国債     3.36    0

■コモディティ価格
NY金(期近)      921.7    -9.6
NY原油(期近)     59.03    2.69

■主な発言
ストロスカーンIMF専務理事
「危機は緩和されたが、終了には程遠い」
「アジアには金利低下余地」
「来年は一段の財政刺激策必要になる可能性」
「アジアの企業・消費者の信頼感は安定」
「世界の景気拡大は2010年後半に始まろう」
「景気回復は以前より緩やかになろう」
ムーディーズ(格付け会社)
「日本政府の自国通貨建て債務格付けを『Aa3』から『Aa2』に引き上げ」
「外貨建て債務格付けを『Aaa』から『Aa2』に引き下げ」
杉本財務次官
「為替相場の過度の変動は経済に影響あり好ましくない」
「(為替について)市場の動向を注視する」
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「景気底打ちの兆候が見受けられる」
「ECBが成長見通しを6月に引き下げるとみている」
「成長率は景気回復後も低水準に」
ウェーバー・独連銀総裁
「現在の環境ではECBの金利は適切」
「ECBのカバードボンド購入で、銀行の資金調達環境を改善する」
「経済は最悪期過ぎたが、2010年半ばまで持続的プラス成長は見込めず」
プロボポラス・ギリシャ中銀総裁
「芽吹きが経済の安定化を示唆」
「極めて低い水準での安定化となる」
「景気が完全に回復するには時間がかかる」
「インフレ期待はECBの信頼性を示している」
ガイトナー米財務長官
「景気は明らかに安定しつつある」
「回復は険しい、当面はぜい弱」
「米国はFRBの役割含め金融システム全体を見直す必要」
「財政赤字でも成長を再び軌道に乗せることが緊急課題」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/19(火)         
17:30    英国     4月消費者物価指数
17:30    英国     4月小売物価指数
18:00    ユーロ圏     3月建設支出
18:00    ユーロ圏     5月ZEW景況感調査
18:00    ドイツ     5月ZEW景況感調査
18:30    トゥンペルグゲレル欧州中央銀行理事講演
21:30    米国     4月建設許可件数
21:30    米国     4月住宅着工件数
02:15    スターン米ミネアポリス連銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年5月18日 (月)

5/18 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は5・10日にあたったことから、朝方こそ本邦輸入企業のドル買いなどで円が売られる場面が見られましたが、ドル/円で1ドル=96円台前半ではドルの上値が重く、15時に発表された独第1四半期GDPが前期比で市場予想より悪い-3.8%となり、更にユーロ圏のGDPも-2.5%となったことからドル/円も95円割れを試す展開となりました。95円近辺では引き続きオプションの防戦買いも見られたようですが、昨日よりもそれほど強くなく、ロンドン時間には94.82円までドルが下落、ユーロ/ドルも1.36ドル台前半から1.35ドル台前半まで下落、ユーロ/円も130円台後半から128円台前半まで下落しました。NY時間には、NY連銀製造業景気指数やミシガン大消費者信頼感指数がなどセンチメントの回復が見られ、ユーロ/ドルは1.36ドルを回復したものの、スイス中銀による介入と思わしき動きがユーロ/スイスで見られ、1.5010スイス近辺から1.5140スイス近辺へと一気に上昇、ドル/スイスも上昇したことで、ユーロ/ドルは1.35ドルを割り込み1.3461ドル、ユーロ/円は127.96円まで下落、ドル/円も94.73円までとなりました。クローズはドル/円は95.20円、ユーロ/ドルは1.3494ドル、ユーロ/円は128.46円。

■本日の見通し
本日は主要な経済指標の発表が予定されていないことから、小幅な動きが予想されます。ただ、ウェーバー独連銀総裁やガイトナー米財務長官の講演が予定されていることから、特に欧州関連で追加利下げの可能性が示唆されるとユーロが続落する可能性があります。ドル/円は先週末に1ドル=95円割れを達成したこともあり、再び94.73円を試しに行くと思われますが、これの下抜けを失敗すると戻りにつながる可能性が高いと思われます。本邦で急に広がりを見せている新型インフルエンザも懸念の一つですが、今のところは関西圏であり、これが首都圏に拡大してくると円安の懸念ができています。また、20日(水)に予定されている本邦1-3月期GDPの悪化も予想されていて、本日、明日あたりで円ロングポジションのクローズの可能性もあり、こちらもドル/円、クロス円での戻りの可能性がうかがわれます。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の下限の95.01円を一時下に抜けましたが、引値ではかろうじてサポートされました。ただ、遅行線は雲の中に入ったことで弱気(下落)の圧力が継続していると主われます。90日移動平均線も再び割り込んできたことから、ストキャスティックス(スロー)で%Dが10未満と売られ過ぎているものの、3/19の安値の93.53円近辺が意識されているようです。
【ユーロ/ドル】
先週末に書きました1.3520-1.3720ドルのレンジを下にブレイクしました。3/19の高値の1.3736ドルと5/13の高値の1.3720ドルでのダブル天井形成の可能性があります。ただ、引値では一目均衡表(日足)の転換線でサポートされました。本日引値で転換線を下に抜けると、基準線と21日移動平均線が同じような位置にあることから、1.33ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の中にしっかり入っています。4/6の高値の137.40円と5/11の高値の134.79円でダブル天井を形成しているように思えます。1/21の安値の112.05円と4/28の安値の124.37円を結んだトレンドラインが126.88円に位置しており、これを下に抜けると更なる下落の可能性があり、まずは112.05円と137.40円の半値となる4/28の安値(124.37円)近辺の124.72円近辺までの下落の可能性があります。

■予想レンジ
ドル/円            94.30 ~ 96.00
ユーロ/ドル        1.3410 ~ 1.3560
ユーロ/円        126.50 ~ 129.70

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,265.02    +171.29    +1.88%
FTSE 100    4,348.11    -14.47    -0.33%
DAX            4,737.50    -0.97    -0.02%
DOW JONES    8,268.64    -62.68    -0.75%
S&P 500        882.88        -10.19    -1.14%
NASDAQ        1,680.14    -9.07    -0.54%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.13    +0.04
日本10年国債     1.42    -0.02
英国10年国債     3.53    +0.05
独10年国債         3.36    +0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)      931.3    +2.9
NY原油(期近)     56.34    -2.28

■主な発言
ストロスカーンIMF専務理事
「世界の銀行にはまだやるべきことが多い」
「下振れリスクは依然として大きい」
「IMFは引き続き1年後の回復を見込んでいる」
「景気の底は夏の後に達する可能性も」
「東欧にある程度のリスクがあるのは間違いない」
「最悪期は恐らく過ぎ去った」
フィッシャー・ダラス連銀総裁
「米景気回復、『非常に遅い足取りに』」
「FRBの政策、経済を『深淵の瀬戸際』から救出」
「インフレは「軽微」、圧力は『デフレ側に』」
スターン・ミネアポリス連銀総裁
「米経済はリセッションの谷に接近」
「景気回復初期は抑制されたペースになろう」
「銀行業界の動きには『相当ばらつきがある』」
「欧州経済の停滞が米国に響く可能性が高い」
「成長への資源を再配置する必要がある」
「銀行ストレステストは合理的に遂行された」
「銀行支援の拡大は問題を大きくする」
「債券利回り上昇は景気回復を反映」
フィッシャー・ダラス連銀総裁
「商業不動産は調整過程にある」
「商業不動産市場が崩壊するリスクは小さい」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/18(月)         
カナダ市場休場(ビクトリア女王誕生日)
7:45    NZ     第1四半期生産者物価指数
8:01    英国     5月ライトムーブ住宅価格
14:00    日本     4月消費者態度指数
18:00    ユーロ圏     3月貿易収支
18:00    ウェーバー独連銀総裁講演
00:30    ガイトナー米財務長官講演
02:00    5月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数

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2009年5月17日 (日)

5/18の週のポイント

こんばんは。元日銀総裁の速水優氏が亡くなられました。日銀総裁当時に同氏の「円高発言」で幾度か円高に振れた記憶があり、カバー取引で苦汁を嘗めさせられた思い出があります。ご冥福をお祈りします。

15日に発表された12日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルショート(売り)が5.3万コントラクとへと大幅増加、円はショートからロング(買い)へ転換しました。ユーロ、カナダドル、NZドルはロングが増加しています。

先週は8日に発表された米ストレステスト(健全性審査)の結果以降、円が買われやすく、主要通貨で円が上昇しました。また、株価の上昇下落に左右されにくくなり、株価がどちらに動いても円が買われやすくなったようで、ドル/円、クロス円ともに大幅に円高が進むこととなりました。特に15日はドル/円でテクニカル分析上の節目と見られていた1ドル=95円を一時的に割り込みました。また、ユーロも発表されたユーロ圏の第1四半期GDPが-2.5%となり、年率換算でも-10%(年率換算は発表されていませんが)を超えるマイナス成長と見られることから、ユーロが主要通貨に対して下落し、更にスイス中銀(SNB)がスイスフラン売り介入を行ったこともユーロ売りにつながりました。

今週は、本邦の1-3月期(第1四半期)GDPの速報値の発表が予定されています。今回のGDPも2桁のマイナス成長が予想されていますが、市場ではこれを織り込んで円を買っていると見られることから、市場の予想の範囲であればそれほど大きな影響はないと思われます。ただ、円高の流れが継続していることから、流れを変えるのは本邦が発表する経済指標からではないかと思います。また、長期運用筋がユーロ買いを見せていましたが、週末に発表された独のGDPとユーロ圏のGDPを受け、ユーロ圏のリスクが再認識され、ユーロが下落していますが、この流れが続くのか、ユーロ圏のリスクが再び米国へ波及するのかを見極める週となりそうです。テクニカル分析では、ドル/円は一時的に一目均衡表(日足)の雲の下限を下に抜けましたが、引値ではかろうじてサポートされたことから、引値で完全にした抜けするか注目です。ただ、遅行線が雲の中に入ってきたことで、確率的には下落が継続する可能性が高そうです。ユーロ/ドルは週足ベースでダブル天井を形成しているようにも思えます。日足ベースでは上昇トレンド中の調整と見ることもできますので、判断にはもう少し見極めが必要です。

【USD】
Blog20090516_01
source:CFTC

ドルは31,860コントラクトのショート増加の53,322コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090516_02
source:CFTC

円は8,906コントラクトのショート減少の2,388コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090516_03
source:CFTC

ユーロは7,047コントラクトのロング増加の10,415コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090516_04
source:CFTC

カナダは3,435コントラクトのロング増加の5,449コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090516_05
source:CFTC

NZドルは2,449コントラクトのロング増加の6,258コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(18日更新)

5月18日の週の注目指標
■18日(月)
・NZ  第1四半期生産者物価指数
・英国  5月ライトムーブ住宅価格
・日本  4月消費者態度指数
・ユーロ圏  3月貿易収支
・米国  5月NAHB住宅市場指数
■19日(火)
・英国  4月消費者物価指数
・英国  4月小売物価指数
・ユーロ圏  3月建設支出
・米国  4月住宅着工件数
・米国  4月建設許可件数
■20日(水)
・日本  第1四半期実質GDP一次速報
・ドイツ  4月生産者物価指数
・英国  BOE議事録
・カナダ  4月消費者物価指数
・カナダ  4月景気先行指数
・米国  FOMC議事録
■21日(木)
・英国  4月小売売上高指数
・米国  新規失業保険申請件数
・米国  4月景気先行指数
・米国  5月フィラデルフィア連銀景況指数
■22日(金)
・日本  日銀金融政策決定会合
・英国  第1四半期GDP改定値
・カナダ  3月小売売上高

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年5月16日 (土)

消極的な選択から日本円買いか

この時期は田植えも終わり、田んぼではカエルが合唱しています。まだ水も冷たいせいか、ザリガニなどは見られません。

今週は主要通貨に対して円高が進んだ週となりました。これまで株価の動向に左右されていた為替ですが、株価の下落の影響も多少ありましたが、株価との連動が外れたように思います。米景気回復への期待感や米金融機関への不安感の後退などからこれまでストックされていたドルから資金が離れているなどの要因があると思われます。また、週末発表された独第1四半期GDPやユーロ圏のGDPが予想以上に悪化したことから、ユーロ圏へのリスクが再燃したことも、日本円が決していい訳ではないですが、消極的な日本円買いを呼んでいるのではないかと思います。今週発表された日本の経済指標で、機械受注と景気ウォッチャー調査をグラフにしました(クリックすると拡大します)。
これらを見ると街角の景況感は改善傾向が続いているようです。また、機械受注は中国の景気回復傾向もあり、こちらも2月に当面の底打ちをしたように見えますが、企業物価指数などを見ているとデフレ傾向も出ていることから、まだまだ予断は許さない状況が続きそうです。

【週間騰落率】
Blog20090515_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【機械受注(外需)】
Blog20090515_02
source:内閣府

【景気ウォッチャー調査】
Blog20090515_03
source:内閣府

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2009年5月15日 (金)

5/15 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は特段大きな材料がなく、ロンドン時間にドル/円で1ドル=95.00円割れを試す展開から一時95.10円まで下落したものの、オプション取引の防戦買いやテクニカル分析でのサポートラインがあったことなどから下抜けを失敗、その後に発表された米新規失業保険申請件数が63.7万件と市場予想より悪化したものの、米株価が上昇して始まるとドル売りと円売りの流れとなりました。ドル/円は95.10円の安値から95.87円まで上昇しましたが96円を前に重くなり、95.79円でクローズしました。ユーロ/ドルは米株価の上昇によるドル売りと長期投資(マクロ系やリアルマネー系)の買いにより1ユーロ=1.3532ドルの安値から1.3667ドルまで上昇、ユーロ/円はドル/円に連れ、ロンドン時間に一時1ユーロ=129.01円まで下落したあと130.93円まで上昇し、130.67円でクローズしました。

■本日の見通し
昨日はオプション取引に絡む防戦買いなどでドル/円で1ドル=95.00円を下抜けすることができず、米経済指標の悪化にもかかわらず株価が上昇したことで円が主要通貨に対して売られました。本日は対米証券投資やミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されていることから、これらの数値にもよりますが、もう一度95.00円を試しに行く(95.00円割れを仕掛ける)と思われます。ユーロ/ドルでも再び1ユーロ=1.36ドル台後半へと上昇してきていることから、3/19の高値の1.3736ドルを試す可能性もあり、ユーロの上昇とドルの下落という可能性が出てきます。長期の資金が連続して入ってくるとは限りませんが、1.35ドル近辺では底堅いことも事実で、ドル/円もオプション取引の期限が到来してしまうと防戦の意味もなくなることから、どちらかというとドルの下値試しに行く確率が高いと思っています。

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の下限の95.00円でサポートされました。同時に遅行線も雲の上限でサポートされています。このため短期的には反発の可能性があります。ただ、ヘッド・アンド・ショルダーのネックライン(谷と谷を結んだ線)が96.60円近辺に位置することから、ここがレジスタンスとなりそうです。
【ユーロ/ドル】
ここ数日間の動きが1.3520-1.3720ドルのレンジとなっています。一目均衡表(日足)の基準線が水平、遅行線は日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、上昇のトレンドは継続中と思われます。ただ、レンジを形成しつつあることから、3/19の高値の1.3736ドルの上抜けに再度失敗し、レンジを下にブレイクすると中・長期的に基準線の1.3302ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の中に入ったものの、基準線となる129.58円でサポートされました。ただ、直近では雲の上限も切りあがっており、雲の上に抜け出られなければ、中・長期で下限となる125円台前半までの下落してくる可能性が高まります。上に抜けたとしても転換線となる131.83円近辺が目先のレジスタンスとなると思われます。

■予想レンジ
ドル/円            95.10 ~ 96.30
ユーロ/ドル        1.3550 ~ 1.3730
ユーロ/円        129.90 ~ 131.30

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,093.73    -246.76    -2.64%
FTSE 100    4,362.58    +31.21    +0.72%
DAX            4,738.47    +10.86    +0.23%
DOW JONES    8,331.32    +46.43    +0.56%
S&P 500        893.07        +9.15    +1.04%
NASDAQ        1,689.21    +25.02    +1.50%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.09    -0.03
日本10年国債     1.42    -0.02
英国10年国債     3.47    -0.04
独10年国債     3.3    -0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      928.4    2.5
NY原油(期近)     58.62    0.6

■主な発言
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「『安定化の兆候』が見られつつある」
「現行政策は、インフレを加速させない」
「ECBは、インフレリスクに『迅速な行動』を取る用意」
「中期的にインフレ、デフレのリスクはない」
「金利は、最終的にゼロ付近に達する公算も」
「ECBは、マネーサプライを拡大する公算」
「ECBは、民間債務などの資産買い入れの公算も」
アルムニア欧州委員
「金融市場は安定した」
「株式市場が安定化する兆候見られる」
「景気拡大局面にはまだ戻っていない」
「EUは必要なら追加対策提案の用意ある」
「金融機関の損失の完全な情報開示が必要」
パパデモスECB副総裁
「景気回復は想定より早く始まる公算も」
「経済が安定化している兆候が増えている」
「統計は低水準での安定化を示している」
「ECBの措置は経済をさらに支える」
ガイトナー米財務長官
「住宅保有者支援計画の新たな詳細発表」
「住宅ローンサービサー・借り手にショートセールに関するインセンティブ供与」
スイス中銀ジョルダン理事
「スイス中銀は流通市場でカバードボンドを買い入れている」
「スイスフランが対ユーロで上昇することを望まない」
ゴンサレスパラモECB専務理事
「ユーロ圏のゼロ金利は検討していない」
「経済に関する多くのサプライズは上向き」
「成長について両方向へのサプライズが依然見られる可能性、不透明性高い」
「発行・流通市場で債券買い入れ開始の可能性、依然決定してない」
「資産購入について不胎化は標準的措置ではない、自律的に発生する可能性」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/15(金)         
8:50    日本     4月国内企業物価指数
8:50    日本     3月機械受注
15:00    ドイツ     第1四半期GDP速報
18:00    ユーロ圏     4月消費者物価指数
18:00    ユーロ圏     第1四半期GDP季調済
21:30    米国     4月消費者物価指数
21:30    米国     5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30    カナダ     3月製造業出荷
22:00    米国     3月対米証券投資
22:15    米国     4月設備稼働率
22:15    米国     4月鉱工業生産
22:15    フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
23:00    米国     5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

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2009年5月14日 (木)

5/14 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は英中銀四半期インフレレポート後のキング英中銀総裁の「英国の状況が他より悪い」発言からポンドが下落、また、注目されていた米4月の小売売上高が市場予想を下回る前月比マイナスとなった(予想は0%)ことから、多少の上振れを予想していた市場の失望を買い、米株式市場が大幅な下落となったことから、リスク回避の円買いとドル買いとなり、クロス円が大幅な下落となりました。ドル/円は東京、ロンドン市場で下に抜けられなかった4/28の1ドル=95.61円をNY時間に下抜けし、このレベルにあったストップロスを巻き込んで95.14円まで下落、ユーロ/ドルも1ユーロ=1.3566ドル、ユーロ/円は1ユーロ=129.35円と高値から約300ポイントの下落となりました。

■本日の見通し
昨日の動きを見ていますと、理由の如何にかかわらず、円が主要通貨に対して一番強くなっています。これまで述べています米景気回復傾向からのドル売りが米小売売上高の前月比マイナスとなったことで、楽観的なセンチメントに水が刺されたものの、円に対してはドルが下落継続となっています。他の通貨では、欧米の株価も下落したことから、リスク回避のドル買いが起こっていて、「株価の上昇=ドル安」、「株価の下落=ドル高」の流れは当面変わらないと思われるものの、円についてはどちらかというと買われやすい地合いが続く可能性があります。昨日発表された景気先行指数でも日本の景気の回復傾向が見えていることなども円買いの背景として捉えられている可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円は4/28の安値の95.61円を下抜けし、一目均衡表(日足)の雲の下限の手前で下げ止まりました。遅行線が雲の上限のところまで降りてきていることから、95円を下抜けるとさらなる下落につながる可能性が高く、3/19の安値の93.53円が次のターゲットになります。ユーロ/ドルは3/19の高値の1.3736ドルに届かず下落、即断はできませんが、調整となる可能性があります。昨日5日移動平均線を下に抜けたことから、一目均衡表(日足)の転換線となる1.3466ドル近辺までの下落がありそうです。ユーロ/円は21日移動平均線を下に抜けました。一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきたこともあり、下落が継続する可能性がありますが、3/30の安値の126.40円近辺がサポートになれば、雲を下抜けしないことから、戻りにつながると思われます。

■予想レンジ
ドル/円            95.10 ~ 96.30
ユーロ/ドル        1.3460 ~ 1.3620
ユーロ/円        128.50 ~ 130.80

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,340.49    +41.88    +0.45%
FTSE 100    4,331.37    -94.17    -2.13%
DAX            4,727.61    -126.5    -2.61%
DOW JONES    8,284.89    -184.22    -2.18%
S&P 500        883.92        -24.43    -2.69%
NASDAQ        1,664.19    -51.73    -3.01%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.11    -0.06
日本10年国債     1.441    0.001
英国10年国債     3.51    -0.14
独10年国債     3.34    -0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      925.9    +2.0
NY原油(期近)     58.02    -0.83

■主な発言
スペンサー・NZ中銀副総裁
「NZドルの最近の上昇は持続しないだろう」
「NZドルは下げトレンドに戻るだろう」
英中銀インフレリポート
「第2 四半期の最初に英GDP はマイナス4.5%成長となり、プラス成長は2010 年の初期となる」
「2011 年には2.5%成長の見通し」
「英国の消費者物価指数は2012 年まで恐らく2.0%を下回るだろう」
キング英中銀総裁
「英国の状況は、他の多くの国々より悪い」
「世界経済の落ち込みは、英国の経済見通しを悪化させた」
「景気回復の時期やペースを判断することは非常に困難」
ガイトナー米財務長官
「金融システムは回復過程に入った」
「TARPの資本注入、小規模銀行向けに再開」
「TARP申請期間は6カ月間とする」
「システミックリスクの懸念は薄れてきた」
「金融の回復過程は『時間を要することになろう』」
「銀行監督に関する新提案を数週間以内に発表へ」
「膨張と収縮サイクルへの傾斜を弱める必要がある」
白川日銀総裁
「景気悪化ペースは緩やかになると予想」
「景気は年末に向けて落ち着いていく」
「事態の展開を注意深く監視している」
「バブルの破裂、中銀が常に後始末できるとは限らない」
「中央銀行は長期的な目標に焦点を絞るのが適切」
「中央銀行には豊富な政策手段の選択肢が必要」
「日本経済は文字通り、転落を経験した」
「物価水準に数値目標を設けるのは効果的ではない」
「中央銀行には依然、規制監督の役割が必要」
「為替相場の過度な変動は望ましくない」
ウェーバー独連銀総裁
「ECBのカバードボンド購入、600億ユーロが上限」
「インフレリスクは急速かつ力強く復活の恐れ」
「ストレステストは無意味」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/14(木)         
17:00    パパデモスECB理事講演
21:30    米国     4月生産者物価指数
21:30    米国     新規失業保険申請件数
00:30    ゴンザレス・パラモECB理事講演
01:20    シュタルクECB理事講演

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2009年5月13日 (水)

5/13 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

円>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は2日連続で円が主要通貨に対して上昇、東京時間午後から欧州時間にかけて株価の上昇などを手掛かりに円が売られる場面も見られましたが、NYダウを除き、欧米の株価が下落する中で、これまでの株価下落でのドル買いにはつながらず、ドルから資金が流出している状況が続いているようです。ドル/円は1ドル=97円を割り込み96.11円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3708ドルまで上昇しました。また、発表された米3月の貿易収支は276億ドルの赤字で前回より赤字額が若干増えたものの、全体としてみると赤字が減少している(購買力が弱い状況が続いている)と見ることができそうです。

■本日の見通し
本日は21:30に米4月の小売売上高の発表が予定されています。市場の予想では若干の回復が予想されています。4月はイースター休暇もあり、他に高利の発表された豪なども内容が良かったことから、上振れが予想されますが、米景気回復指標は米株高のようであると同時に、現在の市場テーマでとみられる「米景気回復=ドル資産からの離脱」が継続する可能性があり、ドル安継続となりそうです。一つの目安として、投資家恐怖心理指数(VIX)が低下している状況でドル安に向かっていることがあげられ、リーマンショック以降はVIXの上昇がドル買い要因となっていたことの巻き戻しとなっています。昨日はドル/円で投機筋のドル売りと共に米系ファンドなどもドルを売ってきていることから、しばらくこの流れは継続する可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の中にどっぷり入ってきました。ヘッド・アンド・ショルダーが完成していると見ると、セオリーでは中期的な目標値は89.50円近辺となります。目先は4/28につけた95.61円を目指すと思われます。ユーロ/ドルは再び上値トライをしましたが、高値が1.3706ドルと3/19の高値の1.3736ドルに届きませんでした。本日も再びトライに行くと思われ、これらない場合には、5日移動平均線の1.3517ドル近辺までの調整がでるかもしれません。ユーロ/円は2日連続の下落となりましたが、一目均衡表(日足)の雲の上限がサポートとなっています。週足で見ると、M型天井形成の可能性があり、一目均衡表(週足)の雲の下限がレジスタンスとなっています。日足ベースで雲の中に入ってくると一段の下値を試しに来ると思われ、21日移動平均線の130.11円割れを狙った来る可能性があります。

■予想レンジ
ドル/円            95.60 ~ 97.10
ユーロ/ドル        1.3610 ~ 1.3730
ユーロ/円        130.80 ~ 132.90

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,298.61    -153.37    -1.62%
FTSE 100    4,425.54    -9.96    -0.22%
DAX            4,854.11    -12.8    -0.26%
DOW JONES    8,469.11    +50.34    +0.60%
S&P 500        908.35        -0.89    -0.10%
NASDAQ        1,715.92    -15.32    -0.88%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.17    0.01
日本10年国債     1.44    -0.01
英国10年国債     3.66    0
独10年国債     3.41    0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      923.9    10.4
NY原油(期近)     58.85    0.35

■主な発言
スワン豪財務相
「豪GDP09/10年度はマイナス0.5%成長へ」
「豪財政赤字09/10年度は576億豪ドルへ」
IMF
「ECBに対しさらなる非伝統的な措置の検討を促す」
「欧州は協調した刺激策や銀行関連規定の拡大が必要」
「ECBには追加利下げ余地がある」
「ECBは追加利下げ余地を迅速に活用すべきだ」
欧州銀行監督者委員会
「9月までに域内銀行のストレステストを実施する方針」
ウェーバー独連邦銀行総裁
「ECBは債券買い取りを拡大する必要ない、信用収縮見られない」
「現状を踏まえれば主要金利の現在の水準は適切」
「短期金融市場はリーマン破たん以前の状況示す」
「単純な紙幣増刷がわれわれの目的ではない」
「ECB、景気改善すれば迅速に流動性を吸収する」
ギブズ大統領報道官
「大統領と自動車作業部会は、継続的な政府助成を必要としない形でのGMの存続を確かなものにしたいと考えている」
ベアーFDIC総裁
「銀行の破綻件数は来年にかけて増加を続けるだろう」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「経済悪化が鈍化している兆候」
「現在の状況は予想を困難にしている」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/13(水)         
8:50    日本     3月貿易収支
8:50    日本     3月経常収支(季調済)
8:50    日本     4月マネーストックM3
14:00    日本     4月景気ウォッチャー調査 先行き判断DI
14:00    日本     4月景気ウォッチャー調査 現状判断DI
18:00    ユーロ圏     3月鉱工業生産
18:30    英国     BOE四半期インフレレポート
18:30    南アフリカ     3月実質小売売上
21:30    米国     4月輸入物価指数
21:30    米国     4月小売売上高
23:00    米国     3月企業在庫
01:00    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
01:30    白川方明日銀総裁講演(ロンドン)
01:35    ウェーバー独連銀総裁講演

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2009年5月12日 (火)

ストレステスト(健全性審査)の意味

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

米政府が大手金融機関19行に対して行ったストレステスト(健全性審査)の結果が公表された。当初は各金融機関へ結果を通知するものであったが、その後、審査基準が公表され市場に安心感が出た。しかし、当初の発表予定の5月4日から7日の午後(日本時間8日午前6時)に延期。理由はメディアの憶測ではあるものの、結果内容に数行が難色を示したことらしい。また、公式な結果発表を前に、大多数が関係者の話として内容をリーク、特に「資本の増強が必要ない」とされたところは、市場に早く安心感を伝えたかったかのように。

ストレステストとは製品でいえば耐久性を試すものであるし、情報処理関連では負荷をかけて正常に処理が行われるかを試すものである。どちらも、いろいろな条件で苛酷なテストを行っているのではないだろうか。

こうした観点から見ると、今回のストレステストの基準となる経済のシナリオがやや楽観的ではないだろうか(基準は下記参照)。4/24発行のメルマガでも触れたが、基準をIMFの成長見通しの2009年の-2.9%より厳しくしているが、2010の0.0%と比べると、米経済回復への楽観期待が多分に含まれているように思われる。

経済のシナリオ    2009    2010
-----------------------------------------
実質GDP
 見通し        -2.0%    +2.1%
 審査基準        -3.3%    +0.5%
-----------------------------------------
失業率
 見通し        8.4%    8.8%
 審査基準        8.9%    10.3%
-----------------------------------------
住宅価格
 見通し        -14%    -4%
 審査基準        -22%    -7%
-----------------------------------------
※ストレステストの基準については下記PDF(英語)を参照
http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/bcreg/bcreg20090424a1.pdf

今回のストレステストは、シナリオの条件下で2010年末までほとんどの金融機関では資本が十分足りている(19行中10行が資本増強を必要とされたが、既に資本増強に動いている)ことを示しており、市場に安心感を与えるという意味では一定の成果があったと思われる。ただ、経済環境は刻々と変化しており、シナリオが悲観的に変われば再度のストレステストの可能性も出てこよう。その時は再びドルの信認が問われることとなる。

【ストレステスト(健全性検査)結果】

銀行名 資本増強必要額
バンク・オブ・アメリカ 339億ドル
ウエルズ・ファーゴ 137億ドル
GMAC 115億ドル
シティ・グループ 55億ドル
リージョンズ・フィナンシャル 25億ドル
モルガン・スタンレー 18億ドル
キーコープ 18億ドル
サントラスト・バンクス 22億ドル
フィフス・サード・バンコープ 11億ドル
PNCフィナンシャル・サービシズ 6億ドル
資本増強必要なし
JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、USバンコープ、アメリカン・エキスプレス、メットライフ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ステート・ストリート、キャピタル・ワン・フィナンシャル、BB&T
source:米財務省

5/12 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

円>ドル>ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は特に大きな経済指標や要人の発言が予定されていなかったことから、各通貨とも底堅い動きで、小幅な変動に留まっていましたが、ロンドン時間帯に入り英欧の株価が下落したことなどから、円買いのとドル買いの動きが強まり、ドル/円は1ドル=98円台前半、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.36ドル台前半、ユーロ/円も1ユーロ=134円台前半まで下落、その後、トリシェECB総裁の「不確実性がまだある、満足している時間はない」などとの発言などがあり、ユーロ/ドルは一時1.3557ドルまで下落しました。しかし、米株武士き市場がオープンし、マイナスでスタートすると円が更に買われる流れとなり、23時頃に「GMが破産法適用を申請せざるを得なくなる可能性は高まった」とのニュースが流れると、ドル/円は1四日時97.26円、ユーロ/円は132.08円まで売られました。その後もNYダウがマイナス圏内で推移したこともあり、円とドルが主要通貨に対して上昇しました。ドル/円は97.49円、ユーロ/ドルは1.3582ドル、ユーロ/円は132.41円でクローズしています。

■本日の見通し
昨日、欧米の株価が下落したことから、リスク回避の円買いが強まり、同時にドル買い(米国債買い)などで、この2通貨が主要通貨に対して上昇しました。ただ、先週から続いている米経済への楽観的な見方から、株価の下落では円が一番買われる通貨となっています。また、先週、ドルや円対して大幅上昇したユーロ、ポンド、豪ドルなどの巻き戻しが大きかったようです。本日も引き続き大きな経済指標の発表がないことから、景気回復期待の米ドル離れが続くと思われ、主要通貨に対してドルの上値が重くなると思われます。ただ、円に対してはリスク回避からの円買いとなるのか、楽観的な見方からの円売りとなるのかが判断しにくいところで、本邦の日経平均株価よりは、ロンドン、NYの株式市場の動き次第となると思われます。GM関連のニュースはある程度市場も予測されていることであり、最悪シナリオが連邦破産法11条申請であることから、今後の動向でもドラスティックな展開にはならないと思われ、サプライズ度合いも低下していくため、大きな変動にはつながってこないと思います。テクニカル上でのドルの下値を試している段階と思われ、ファンダメンタルズでの材料が見えていないだけにテクニカルが先行しそうです。

テクニカルでは、ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきました。転換線も下抜け、遅行線も日々線(ロウソク足)を下に抜けて推移しています。チャート上では下落の継続を示唆していますが、前回も雲でサポートされたこともあり、本日の引けで雲の上に出てくるようであれば、サポートが継続と見ることができます。ユーロ/ドルは大陽線の後に上ヒゲ陰線となりました。焦点は3/19の高値の1.3736ドルが超えられるどうかと思います。本日も1.36ドル台の高値トライが失敗すると短期的には調整入りする可能性があります。ユーロ/円は窓を開けてオープンし、134.79円の高値を付け、陰線でクローズしています。短期的な調整が出る可能性があり、21日移動平均線となる130.21円近辺までの下落の可能性があると思います。

■予想レンジ
ドル/円            96.90 ~ 98.20
ユーロ/ドル        1.3530 ~ 1.3660
ユーロ/円        131.50 ~ 133.10

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,451.98    +19.15    +0.20%
FTSE 100    4,435.50    -26.59    -0.60%
DAX            4,866.91    -46.99    -0.96%
DOW JONES    8,418.77    -155.88    -1.82%
S&P 500        909.24        -19.99    -2.15%
NASDAQ        1,731.24    -7.76    -0.45%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.16    -0.12
日本10年国債     1.44    0.01
英国10年国債     3.65    -0.07
独10年国債     3.38    -0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)      913.5    -1.4
NY原油(期近)     58.5    -0.13

■主な発言
オルドネス・スペイン中銀総裁
「一定の良好な経済ニュースがある」
「金融市場に一定の改善見られる」
「ユーロ圏にデフレの大きなリスクはない」
「欧州インフレリスクは相対的に抑制されている」
「最悪期は1-3月期に終わった兆候」
トリシェECB総裁
「各中銀は景気が転換点にあるとみている」
「成長率は低下しているが落ち込みのペース鈍化」
「世界経済はまだ未知の領域」
「各中銀にとって出口戦略が最重要」
「短期金融市場はリーマン破たん以前の状況示す」
「各中銀は金融市場の大幅な改善を認識」
「各中銀は引き続き今後に課題抱える」
「経済はまだ進行中の調整プロセスにある」
「中期的に物価安定を確実にすることが重要」
「各中銀間で為替は議論せず」
「不確実性がまだある、満足している時間はない」
米ホワイトハウス
「2009年会計年度の財政赤字について、1兆8400億ドルとの見通し」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/12(火)         
8:01    英国     4月RICS住宅価格
08:30    バーナンキFRB議長講演
10:30    豪    3月住宅ローン
14:00    日本     3月景気先行CI指数速報
14:00    日本     3月景気一致CI指数速報
15:00    ドイツ     4月消費者物価指数・確報
17:30    英国     3月製造業生産高
17:30    英国     3月鉱工業生産
17:30    英国     3月商品貿易収支
21:20    ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
21:30    米国     3月貿易収支
21:30    カナダ     3月国際商品貿易
21:30    ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
21:30    トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
未定    ウェーバー独連銀総裁講演
03:00    4月米月次財政収支

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2009年5月11日 (月)

5/11 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の動き

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末は、早朝に米ストレステストの結果が発表されたものの、既に事前に結果についてのリークが多数報道されており、内容も目新しいことがなかったことから、楽観的な見方が広がり、ロンドン時間にはドル/円は1ドル=99.52円まで上昇しました。その後、発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数が53.9万人の減少に留まったことで、99.60円まで上昇しましたが、同時にリスク投資再開の動きとなり、これまでリスク回避のためドルに集まっていた資金が流出となったことから、ドルが主要通貨に対して売られる展開となり、ドル/円は98.32円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3652ドルまで上昇、ユーロ/円も1ユーロ=134.35円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしています。

■本日の見通し
本日は主な経済指標の発表がないことから、本邦の仲値(5・10日)要因や株価上昇の継続から、リスク再開の動きが継続すると思われます。このため、円売りとドル売りが継続することとなり、クロス円の上昇の可能性が高いと思います。

テクニカルでは、ドル/円は21日移動平均線を下抜け、99円台では上値の重いことを印象付けました。一目均衡表(日足)の雲が接近してきていることから、雲の中に入ってくるようだと下落の可能性が高まります。サポートは転換線と雲の上限の07.50-60円近辺となります。ユーロ/ドルはロウソク足が大陽線となりかなり強い上昇が暗示されます。ただ、前回の3/18に似たように大陽線となったときはその後の上昇が限定的となったことから、3/19の高値の1.3736ドルが超えられるか注目となります。ユーロ/円は21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線から上に離れてきていることから、上昇継続の可能性が高そうです。4/6の高値の137.40円と4/28の安値の124.37円を100%としたフィボナッチの76.4%(61.8%と100%の補助線)が134.32円となることからこの近辺で戻りいっぱいとなる可能性もありますが、ターゲットは100%戻しの137.40円近辺と思われます。


■予想レンジ
ドル/円            97.50 ~ 99.30
ユーロ/ドル        1.3470 ~ 1.3730
ユーロ/円        132.90 ~ 135.30

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,432.83    +47.13    +0.50%
FTSE 100    4,462.09    +63.41    +1.44%
DAX            4,913.90    +109.8    +2.29%
DOW JONES    8,574.65    +164.8    +1.96%
S&P 500        929.23        +21.84    +2.41%
NASDAQ        1,739.00    +22.76    +1.33%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.29    -0.05
日本10年国債     1.4        0
英国10年国債     3.72    +0.05
独10年国債         3.44    +0.06

■コモディティ価格
NY金(期近)      914.9    -0.6
NY原油(期近)     58.63    +1.92

■主な発言
ビーニ・スマギECB専務理事
「1%という金利水準は必ずしも最低ではない」
ガイトナー米財務長官
「米GM系金融会社GMACは追加公的資金が必要の公算、財務省が拠出へ」
「米失業率は当面上昇続ける公算、09年下期に鈍化の見込み」
「米クライスラーの事例、GMの破綻を必ずしも意味しない」
「米銀行システムは強固、大半の銀行は問題の一部ではない」
「銀行の資本増強に向けた米財務省の財源は十分」
「オバマ米政権、金融安定化で議会に追加資金求める必要は現時点でない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/11(月)         
21:30    カナダ     3月新築住宅価格指数

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2009年5月10日 (日)

5/11の週のポイント

こんばんは。埼玉は海がないのですが、早朝から近くの川、ヘラブナを釣りに池にたくさんの太公望がいました。

8日に発表された5日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルショート(売り)が増加、ユーロはショートからロング(買い)に再び転換。円はショートが増加しました。カナダはシートからロングへ転換しました。

先週は週初にストレステスト(健全性審査)の結果のリークがあり、5日の東京時間にバンク・オブ・アメリカに340億ドルの資本増強が必要との一部通信社のニュースが流れるとリスク回避の動きから、ドルが一時円が1ドル=98円を割り込む水準まで下落し、クロス円も下落となりましたが、アジア株式市場が下げ渋ったことなどで下落も限定的となり、英中銀金融政策委員会では政策金利を0.5%に据え置いたものの、国債等の買い取り額を500億ポンド増額し1250億ポンドと更なる量的緩和を示したことでポンドが下落、ECB理事会でも政策金利を1.0%(0.25%)に引き下げ、カバードボンド600億ユーロの買い入れを表明したことで、ユーロが急落となりましたが、トリシェECB総裁が「量的緩和ではない」との発言したことなどから上昇、その後はストレステストで資本増強の必要のない銀行からのリーク合戦となり、日本時間早朝に結果が発表されたときには、材料でつくしで市場は反応うすとなりました。市場が注目していた米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想の60万人減から53万人減となりましたが、米景気回復期待を先取りしたドル売りにドルが主要通貨に対して大幅に下落しています。

今週は、米国のセンチメント(NY連銀指数、ミシガン大消費者信頼感指数)の発表が週末に予定されています。このため、経済指標が為替に与える影響は週前半には少ないと思われ、週初はNY株可能上昇などから本邦株kが上昇し、円が売られやすくなると思いますが、ドル/円に対しては、ドルからの資金流出の影響から円安効果が限定的となりそうです。一方のクロス円はドルが弱含む一方で、ドル/円での円高が限定的となると、円が売られやすくなる動きが継続すると思われます。今のところは資本増強が必要な金融機関の資本増強に向けた動きも順調に動いていることなどから、金融機関絡みのリスクの可能性は低いと思いますし、GMについても6月1日まではまだ期限が残っていることから、今週に新たな動きが急浮上する可能性は低いと思います。ただ、格付け会社S&Pが先週に独の銀行5行と仏銀行1行の格付けを引き下げたことから、他の銀行の格付けの引き下げの懸念や株価の戻りからの下落が起こるなど市場環境が急激に変化することへの警戒は必要です。

【USD】
Blog20090509_01
source:CFTC

ドルは14,185コントラクトのショート増加の21,462コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090509_02
source:CFTC

円は1,939コントラクトのショート増加の6,518コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090509_03
source:CFTC

ユーロは5,441コントラクトのロング増加の3,368コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090509_04
source:CFTC

カナダは9,721コントラクトのショート減少の2,014コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090509_05
source:CFTC

NZドルは161コントラクトのロング増加の3,809コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(11日更新)

5月11日の週の注目指標
■11日(月)
・カナダ  3月新築住宅価格指数
■12日(火)
・英国  4月RICS住宅価格
・豪  3月住宅ローン
・日本  3月景気先行CI指数速報
・日本  3月景気一致CI指数速報
・独  4月消費者物価指数確報
・英国  3月製造業生産高
・英国  3月鉱工業生産
・米国  3月貿易収支
・米国  4月月次財政収支
■13日(水)
・日本  3月貿易収支
・日本  4月景気ウォッチャー調査
・英国  4月失業率(社会保障受給)
・英国  4月失業保険申請件数
・ユーロ圏  3月鉱工業生産
・英国  BOE四半期インフレレポート
・米国  4月小売売上高
■14日(木)
・米国  4月生産者物価指数
・米国  新規失業保険申請件数
■15日(金)
・NZ  3月小売売上高指数
・日本  3月機械受注
・ドイツ  第1四半期GDP速報
・ユーロ圏  4月消費者物価指数
・ユーロ圏  第1四半期GDP
・米国  4月消費者物価指数
・米国  5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
・米国  3月対米証券投資
・米国  4月鉱工業生産
・米国  5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年5月 9日 (土)

雇用統計は米心理の楽観を助長

昨日と一転して暑くなりましたね。身体が慣れていないので、ことさら暑く感じました。

昨日は発表された米の雇用統計で非農業部門雇用者数が53.9万人減と市場予想の60万人減よりは良い内容となりました。ストレステスト(健全性審査)の結果が発表され、市場センチメントが楽観的になっていたところに、非農業部門雇用者数の減少幅が縮小したことで、心理的にはかなり楽観度が増したようで、ドルから資金が逃げる動きが加速し、主要通貨に対してドルが下落する展開となりました。ドル/円は1ドル=98.31円まで下落、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3643ドル、ポンド/ドルは1ポンド=1.5246ドルまで上昇しました。米国の年後半の景気回復期待とあいまって楽観的な審理が継続すれば、ドル売りの流れが継続することになりそうです。ただ、非農業部門雇用者数の減少幅が縮小したといっても、2月と3月が合計6.6万人下方修正されたことから、それを加味するとほぼ市場予想通りの減少となります。下のグラフの新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数の推移を見ると、新規失業保険申請件数は65.7万人をピークに減少に転じたように見えますが、失業保険継続受給者数は増加しており、失業率の上昇も継続していることから、雇用状況はそれほど楽観的にはなれないと思います。

【失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090508_01
source:Bureau of Labor Statistics

【新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数】
Blog20090508_02
source:Dol.gov

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2009年5月 8日 (金)

5/8 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、東京時間に日経平均株価が大幅に上昇したことから円売りとなり、ドル/円、クロス円が上昇、またサプライズとなった豪雇用統計(失業率低下、新規雇用者数増加)で、豪ドル、NZドルが上昇する流れとなりました。欧州時間では英中銀が政策金利を0.5%に据え置いたものの、ギルド債(国債)の買い入れを500億ポンド増額し総額1250億ポンドとしたことから、更なる量的緩和を嫌気したポンドが下落、更にその後の欧州中銀は政策金利を0.25%引き下げ史上最低金利となる1.0%へ引き下げ、更にカバードボンドの購入を発表したことから、発表直後にはユーロが下落しました。ただ、その後のトリシェECB総裁の記者会見でカバードボンド購入は量的緩和ではないとの発言がなされると、ユーロは買い戻されました。ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3471ドルまで上昇し、1.3390ドルでクローズ。ドル/円は新規失業保険申請件数が60.1万件に減少したことから雇用に対する期待感が出て1ドル=99.80円まで上昇、99.13円でクローズしました。

■本日の見通し
本日は早朝に発表された米ストレステストの結果で既にリークされた内容とほぼ同じだったことから、発表は材料出尽くしで特段の動きにはなりませんでした。本日は米雇用統計が発表されますが、昨日の米新規失業保険申請件数が減少していること、水曜に発表されたADP雇用統計で50万件を下回ったことから、雇用の改善に期待が高まっていると思われます。事前の予想では失業率が8.9%へ悪化、非農業部門雇用者数は60万件の減少となっていて、これよりも下振れするようであればドルの上昇につながると思われ、ドル/円は100円を試しに行く可能性があります。また、ユーロはカバードボンドの買い取りをウエーバー独連銀総裁が反対したことから、今後のドイツの影響力低下や不協和音などに目が向けば、ユーロが弱含みとなる可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円が21日移動平均線と一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けたことから下落圧力が低下しています。ただ、これまで書いている通り、ヘッド・アンド・ショルダーのパターンを形成中であり、左肩の99.70円近辺でもみ合っていることから、100円を抜けて形が崩れるか、このまましばらく同レベルでの揉み合いになるかというところです。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の上限でサポートされています。昨日の安値も1.3250ドルと2日連続で同レベルがサポートとなっていることからも同レベルでは底堅いと思われます。ユーロ/円は2日連続で一目均衡表(日足)の基準線でサポートされました。また、高値が133.55円まで上昇したことで、短期的には強含みの様相となっています。目先は4/14の高値の134.31円近辺まで上昇する可能性があります。

■予想レンジ
ドル/円            97.50 ~ 99.70
ユーロ/ドル        1.3250 ~ 1.3430
ユーロ/円        132.30 ~ 133.50

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    9,385.70    +408.33    +4.55%
FTSE 100    4,398.68    +2.19    +0.05%
DAX            4,804.10    -76.61    -1.57%
DOW JONES    8,409.85    -102.43    -1.20%
S&P 500        907.39        -12.14    -1.32%
NASDAQ        1,716.24    -42.86    -2.44%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.33    0.17
日本10年国債     1.4        0
英国10年国債     3.68    0.08
独10年国債         3.38    0.15

■コモディティ価格
NY金(期近)      904.3    +2.1
NY原油(期近)     53.84    -0.63

■主な発言

■本日の指標発表
5/8(金)         
15:00    ドイツ     3月貿易収支
15:00    ドイツ     3月経常収支
17:30    英国     4月生産者物価指数コア
17:30    英国     4月生産者仕入価格
17:30    英国     4月生産者出荷価格
18:00    リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
19:00    ドイツ     3月鉱工業生産
20:00    カナダ     4月雇用ネット変化
20:00    カナダ     4月失業率
21:15    カナダ     4月住宅着工件数
21:30    米国     4月非農業部門雇用者数
21:30    米国     4月失業率
23:00    米国     3月卸売在庫
02:00    ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演

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2009年5月 7日 (木)

5/7 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、アジア時間にバンク・オブ・アメリカが430億ドルの資本増強が必要との通信社のニュースが流れ、リスク回避の円買いからドル/円は一時1ドル=97.94円まで下落、ユーロ/ドルも1.3245ドルまで下落しました。しかし、欧州時間前半には戻しはじめ、ドル/円は98円台ミドル、ユーロ/ドルは1.33ドル台前半まで上昇しました。ユーロ圏の3月小売売上高が過去最大の落ち込みとなったがユーロはそれほど反応せず、その後、米民間指標であるADP雇用統計が-49.1万人と大幅に改善を示したことからドルが買われ、一時99.08円まで上昇、ユーロ/ドルも1.3375ドルを付けましたが、S&Pによる欧州銀5行の格下げと見通しを「ネガティブ」へ変更したことが発表されるとユーロ/ドルは1.32ドル台前半へ下落、ドル/円は関係筋の話としてストレステストの結果、米シティ・グループに50億ドルの増資が必要とのニュースが流れると98.21円まで下落しました。

■本日の見通し
昨日から関係者の話として、バンク・オブ・アメリカ、シティ・グループ、ウエルズ・ファーゴ、GMAGに資本増強の必要があるが、他は資本増強の必要がないとの内容が伝わっていることから、明日の日本時間朝に発表されるストレステストの結果を受けても大きな方向性は出ず、安心感からの円売りにつながる可能性が高いと思われいます。ただ、本日は英中銀(政策金利は0.5%で据置予想)、欧州中銀(政策金利を0.25%引き下げ1.0%にすると予想)の政策金利発表と、英は量的緩和750億ポンドの継続、欧州中銀は非伝統的金融政策(量的緩和に踏み切る?)の発表の可能性があります。これを受け、リスク面からはユーロが売られやすく、ポンドも下落への警戒が必要と思いますが、これによる突っ込み(円高)があれば、ロスカットレベルを決める必要はありますが、拾ってもよいかもしれません。

テクニカルでは、ドル/円一目均衡表(日足)の基準線を下に抜けたこととストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたことから下落圧力が高まっていることから、同転換線の97.50円近辺が目先の下値のめどとなると思われます。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の中に一時入ったものの、基準線ではサポートされ、引値はどちらもサポートになりました。このため、このレベルでは引き続きサポートが継続すると思われます。ユーロ/円は安値が21日移動平均線、引値が一目均衡表(日足)の基準線でサポートされました。ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたことから下落の可能性が出ていることから、このサポートを下に抜けると一目均衡表(日足)の雲の上限となる129.80円近辺までの下落の可能性がありそうです。

■予想レンジ
ドル/円            97.50 ~ 99.30
ユーロ/ドル        1.3250 ~ 1.3380
ユーロ/円        130.90 ~ 132.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,977.37    +149.11    +1.69%(5/1)
FTSE 100    4,396.49    +59.55    +1.37%
DAX            4,880.71    +27.68    +0.57%
DOW JONES    8,512.28    +101.63    +1.21%
S&P 500        919.53        +15.73    +1.74%
NASDAQ        1,759.10    +4.98    +0.28%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.15    -0.01
日本10年国債     1.4    0
英国10年国債     3.6    0.05
独10年国債     3.23    0.02

■コモディティ価格
NY金(期近)      904.3    2.1
NY原油(期近)     53.84    -0.63

■主な発言
米ウェルズ・ファーゴ関係者
「ストレステスト結果は『150億ドルの増資が必要』」
トゥンペルグゲレルECB専務理事
「利下げと流動性対策は、明らかに短期金融市場の金利に効果を及ぼしている」
ルービニNY大学教授
「今はまだ弱気相場の一時的反発だ」
「まもなく多くの金融ショックが出現する」
「金融市場が回復する一方、われわれは向こう数四半期にマイナスのサプライズに直面する。市場は先走り過ぎている」
ベアーFDIC総裁
「ストレステストの結果公表は信頼性を浸透させると思う」
ロートSNB総裁
「スイス・フラン上昇に歯止めをかけたい」
「通貨戦略を決意を持って維持する」
「デフレ回避のためあらゆる政策導入へ」
米ゴールドマン関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米GMAC関係者
「ストレステスト結果は『115億ドルの増資が必要』」
米モルガン・スタンレー関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米シティグループ関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米メットライフ関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米バンク・オブ・ニュー・ヨーク・メロン銀行関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米アメリカンエキスプレス関係者
「ストレステスト結果は『増資不要』」
米大統領報道官
「ストレステスト後の経営陣変更の可能性否定せず」
米監督当局
「銀行のストレステストの結果を日本時間8日午前6時に発表」
「ストレステストで「増資必要」とされた銀行は6月8日までに計画提出が必要」

■本日の指標発表
5/7(木)         
10:30    豪    4月失業率
10:30    豪    4月新規雇用者数
19:00    ドイツ     3月製造業受注
20:00    英国     中銀(BOE)政策金利発表
20:45    ユーロ圏     中銀(ECB)政策金利発表
21:30    米国     新規失業保険申請件数
21:30    トリシェECB総裁定例記者会見
22:30    バーナンキ米FRB議長講演

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2009年5月 6日 (水)

5/6 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、アジア時間にストレステストの結果で19行中10行に資本増強が必要とのWSJの記事から、ドルが弱含みとなる中、ユーロとポンドがロンドン時間からNY早朝にかけて上昇しました。また、ドル/円も一時1ドル=99.21円まで戻しましたが、こちらは上値が重く98円台後半での取引が主となりました。米4月の供給管理協会(ISM)非製造業景気指数が発表され43.7とこちらも市場予想から良かったことなどでドルが小幅ながら上昇、ユーロ/ドルは一時1ユーロ=1.3436ドルの高値から1.3380ドル近辺まで下落しました。その後、バーナンキFRB議長の上下院合同経済委員会での議会証言では、「今後数か月、一段と大規模な雇用喪失と失業率上昇の公算大」としながらも「住宅市場、底打ちしている兆候」と一部楽観的な見方を示しました。ただ、ストレステストの対象銀行のうち何行が資本増強が必要かには言及しなかったことから、大きな材料とはなりませんでしたが、ユーロ売りが継続し、ユーロは1.3282ドルまで一時下落しました。この日はポンドが上昇、対ドルで一時1ポンド=1.5161ドルまで上昇、その後はややユーロ安に連れましたが、1.5085ドルでクローズしています。

■本日の見通し
本日は、明日のECBの理事会を前にユーロのポジション調整が先行する可能性があり、ユーロに下落圧力がかかる可能性があります。ただ、全体的に方向感が見えていないこともあり、レンジ内の推移にとどまる可能性もあります。また、本日は8日の米雇用統計の前哨戦となるADPの雇用統計の発表が21:15に予定されています。昨日のバーナン木FRB議長の議会証言にもあった通り、雇用の弱含みは当分続きそうであることから、60万人程度の雇用減(かなり大きな雇用の喪失ではありますが)程度では、市場が大きく反応しない可能性があります。いずれにしましても、米ストレステストの結果が公表されるまでは大きな動きにつながりにくいようです。

テクニカルでは、ドル/円が過去7日間での変動幅が1番小さかったNR7が出ています。このため、本日は動く可能性があり、これまで上値が重いこともありどちらかというと下振れを予想しています。これまでサポートとなっていた一目均衡表(日足)の基準線の98.50円を割り込む可能性もあります。ユーロ/ドルは2日連続で高値を更新しましたが、ろうそく足は陰線となりました。短期的なトレンドは上昇が継続していますが、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中を推移していおり、雲が厚いことから中長期の上昇トレンドとは言い切れないところです。ユーロ/円は一目均衡表(日足)の基準線がサポートとなっています。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%DとSDが接近してきていることからデッドクロスする可能性が出ています。4/6の高値の137.40円と4/28の安値の124.37円を100%としたフィボナッチの61.8%戻しとなる132.04円を超えたことろで上げどまったことから、反転下落の可能性もあります。

■予想レンジ
ドル/円            98.30 ~ 99.60
ユーロ/ドル        1.3230 ~ 1.3400
ユーロ/円        130.90 ~ 132.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,977.37    +149.11    +1.69%(5/1)
FTSE 100    4,336.94    +93.72    +2.21%
DAX            4,853.03    -49.42    -1.01%
DOW JONES    8,410.65    -16.09    -0.19%
S&P 500        903.8        -3.44    -0.38%
NASDAQ        1,754.12    -9.44    -0.54%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.16    0.01
日本10年国債     1.4        0(5/1)
英国10年国債     3.55    0.01
独10年国債         3.21    -0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      904.3    +2.1
NY原油(期近)     53.84    -0.63

■主な発言
ローゼングレン・ボストン地区連銀総裁
「大手銀の破たんに備え当局は、より大きな権限必要」
「規制面での一段の世界的な協調が必要」
バーナンキ米FRB議長
「米経済の収縮ペースは鈍化の可能性、とりわけ家計の需要は安定化しつつある」
「経済活動は年内に上向き、回復は緩やかになると予想」
「回復後も成長はしばらく潜在成長率を下回る見通し」
「インフレは低水準、失業率はしばらく高止まりする可能性」
「経済の緩みはゆっくりと縮小、企業は雇用に慎重となる公算大」
「今後数か月、一段と大規模な雇用喪失と失業率上昇の公算大」
「金融市場の状況、改善したが引き続きかなりの緊張下にある」
「住宅市場、底打ちしている兆候」
「設備投資は依然軟調、商業用不動産状況は低迷」
「銀行は必要なら民間からの資本調達や優先株の転換による資本強化が可能」
「ストレステスト対象行の多くは追加の公的資金に頼らず資本基準を満たせると確信」
「比較的低水準の10・30年債利回りは投資家の長期的な低インフレ確信を示す」
「米FRBの一部流動性プログラムは自然に縮小している、これは良い兆候」
「回復を阻害せず長期的なインフレ回避する形で金融緩和・流動性対策を解消する」

■本日の指標発表
5/6(水)         
日本市場休場(振替休日)
10:30    豪    3月貿易収支
11:30    イエレン米サンフランシスコ連銀総裁講演
18:00    ユーロ圏     3月小売売上高
18:30    トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
21:15    米国     4月ADP雇用統計
21:30    カナダ     3月住宅建設許可
22:30    スターン米ミネアポリス連銀総裁銀行委員会で証言
23:00    カナダ     4月Ivey購買部協会指数

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2009年5月 5日 (火)

新型インフルエンザの影響は?

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

メキシコで発生した新型インフルエンザが急速に世界中に広がっている。4月27日にWHO(世界保健機構)から「継続的に人から人への感染がみられる状態になった」というフェーズ4が宣言され、30日には「かなりの数の人から人への感染がある証拠がある」とのフェーズ5が宣言された。今後、「効率よく持続した、人から人への感染が確立」とのフェーズ6へ移行するかどうかは微妙だが、100年に1度といわれる経済危機にパンデミックが起こってしまうと、少しずつ回復しかけている景気に対して、「泣きっ面に蜂」となる可能性がある。メキシコは、米国とカナダの間でNAFTA(North American Free Trade Agreement)=北米自由貿易協定を結んでいる。NAFTAは人口約4.3億人、域内GDP約11.9兆ドル(いずれも2005年現在)と経済規模、人口ともEUを凌いでいる。

NAFTAの目的
(1)商品・サービスの貿易障壁を撤廃し、国境を越えた移動を促進すること
(2)公正な競争条件を促進すること
(3)投資機会を拡大すること
(4)知的財産権の保護を行うこと
(5)紛争解決手続を確立すること
(6)協定の拡大・強化のための3国間、地域間、多国間の枠組みを確立すること

NAFTA発効後、1993年から2004年までに、米国からメキシコへの輸出額は約166%増(同時期の対カナダ輸出額は約89%増、輸出額全体は約76%増)、米国のメキシコからの輸入額は約290%増(同時期の対カナダ輸入額は約130%増、輸入額全体は約153%増)と、域内の貿易は拡大してきている。出所:外務省

今回の新型インフルエンザによるパンデミックが起こり、人や物の移動が困難になった場合には、NAFTAの域内での輸出入のみならず、個人消費の停滞や食糧価格の高騰などの可能性が高まり、せっかく総悲観から少し楽観に変化の兆しが出ている世界経済が再び収縮する可能性が出てくる。そうなってしまうと、これまで各国が行ってきた財政出動などの効果も半減以下となるだろうから、危機からの脱出までにさらに時間がかかることになってしまう。これまでのところ、新型インフルエンザの為替への影響は限定的となっているが、被害が拡大傾向を示すようであれば、セイフ・ヘイブン(安全)な国の通貨が買われることになろう。

【新型インフルエンザ発生状況】
Blog20090504_01
sourceWHO,各国政府等(データは5/3現在のものです)

5/5 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は、日本とロンドンが休場だったことや欧州もメーデーの休暇明けで参加者が少ない中で、短期の投機筋が中心の動きとなり、ユーロ/ドルが取引の主体となりました。欧州時間からNYの早朝までは短期勢がユーロを売る展開となり、ユーロ/ドルは一時1ユーロ=1.3213ドルまで下落、これにつれユーロ/円も1ユーロ=131.96円をつけますが、ユーロ/ドルで1.3200ドルを付けられず、短期勢の買い戻しなどから反発、米中古住宅販売保留などの経済指標が良かったことなどから米株式市場が上昇、リスク資産への投資再開の動きなどもありユーロ/ドルは1.3426ドルまで上昇、一方のドル/円はストップロスをひっかけて1ドル=98.73円まで下落、ユーロはそのまま高値圏、ドルは安値圏で1ユーロ=1.3405ドル、1ドル=98.80円でクローズしています。

■本日の見通し
本日は、昨日の米国の株高を受け、アジアや英・欧州株式市場も堅調に推移すると思われます。7日に公表予定の米ストレステストは様々な憶測が出ていて、バンク・オブ・アメリカが100億ドルを調達する必要ないと、NYタイムズの記事をけん制する発言を行うなど、不透明な状況となっています。このため、世界的な株価の上昇で一番弱含む「円」が昨日はドルよりしっかりしていました。また、欧州からは成長率の見通しが引き下げられたものの、逆にユーロは上昇と、こちらも教科書とは逆の動きとなっています。株価の回復はドルの下落要因となる傾向は続くと思われます。このため、クロス円では円が売られやすく、ドルも弱い流れとなると思います。本日は米非製造業ISMの発表が予定されていることから、こちらがよほど悪くなければ、株価の上昇とドル売りの流れが継続するのではないでしょうか。バーナンキ米FRB議長の上下両院合同経済委員会での議会証言では、米景気回復に対しての楽観的な見方が示されると思われ、特に波乱要因とはならないと思っています。

テクニカルでは、ドル/円は昨日の高値が99.55円とヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性が高くなっています。本日も左肩が3/5の高値の99.67円がキーとなります。下値は一目均衡表(日足)の基準線の98.50円がサポートとなっています。ユーロ/ドルは4/30日の高値の1.3384ドルを上に抜け、1.3400ドルも超えました。基調は強いと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では短期的な買われすぎに注意となっています。ユーロ/円は一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の上に出てきたことから上昇が継続しそうです。ただ、この上抜けも短期的に終わる可能性が高いことやストキャスティックス(スロー)が買われ過ぎの90を%Dが超えていることから、調整入りの可能性もあります。目先の高値のめどは3/24の高値の134.49円です。

■予想レンジ
ドル/円            98.50 ~ 99.60
ユーロ/ドル        1.3260 ~ 1.3480
ユーロ/円        131.30 ~ 133.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,977.37    +149.11    +1.69%(5/1)
FTSE 100    4,243.22    -0.49    -0.01%(5/1)
DAX            4,902.45    +133    +2.79%
DOW JONES    8,426.74    +214.33    +2.61%
S&P 500        907.24        +29.72    +3.39%
NASDAQ        1,763.56    +44.36    +2.58%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.15    0
日本10年国債     1.4        0(5/1)
英国10年国債     3.54    0.04(5/1)
独10年国債         3.23    +0.07

■コモディティ価格
NY金(期近)      902.2    +14.0
NY原油(期近)     54.47    +1.27

■主な発言
EU・欧州委員会
「ユーロ圏の2009年成長率予想を、マイナス4%に下方修正」
「ユーロ圏の2010年成長率予想を、マイナス0.1%に下方修正」
ホーニッグ・カンザスシティー連銀総裁
「市場は前向きの兆候もあるが、なお緊張下にある」
「金融危機は巨額の財政支出を伴うことになる」
「FRBの危機対応はその独立性を試練にさらす」
「銀行分割と規模制限が必要かも知れない」
S&P
「米シティグループや米ウェルズ・ファーゴなど23金融機関の格付けをウォッチ『ネガティブ』に指定した」

■本日の指標発表
5/5(火)         
日本市場休場(こどもの日)
10:30    豪    3月住宅建設許可件数
13:30    豪    準備銀行(RBA)政策金利発表
18:00    ユーロ圏     3月生産者物価指数
18:30    南アフリカ     4月SACOB景況感指数
19:45    ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
23:00    米国     4月ISM非製造業景況指数
23:00    バーナンキFRB議長議会証言
02:15    スターン米ミネアポリス連銀総裁講演

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2009年5月 4日 (月)

5/4 本日の見通し

こんにちは。昼前となりましたが、本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

週末はメーデーで欧州市場が休みとなり、市場参加者が限られたものの、英国の購買担当者景気指数(PMI)の内容が良かったことなどを受け、楽観的な見方から、円売りが継続し、円は主要通貨の中で一番下落しました。ロンドン時間にはドル/円が1ドル=99.58円まで上昇、ユーロの対ドル、対円で買われ、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3328ドル、ユーロ/円は1ユーロ=132.35円まで上昇しました。その後、やや利益確定の売りなどから下落し、ドル/円は1ドル=99.27円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3261ドル、ユーロ/円は1ユーロ=131.65円でクローズしています。また、米金融当局からはストレステストの結果を5/7(木)の午後に発表するとアナウンスされました。

■本日の見通し
本日これまでは、本邦市場が休場となっていることから、市場参加者が少なく、アジアかb式が堅調に推移していることから、ドル/円、クロス円で円が売られやすい地合いが継続しています。ただ、ロンドン市場はバンクホリデーのため休場となっていること、発表される経済指標があまり重要ではなく、数も少ないことなどから全般的には小動きとなっています。欧州に入り、株価が上昇するようであればドル/円も1ドル=100円を目指して上昇するものと思われます。また米ストレステストの結果を7日午後(日本時間8日午前)にしたことで、米雇用統計とかな去ってくることから、内容によっては週末にかけてドル安につながる可能性もあります。

テクニカルでは、ドル/円が99.57円で高値が止まったことから、チャートのパターンでヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性が高くなり、本日も左肩が3/5の高値の99.67円を試しに行くと思われます。これを超えられない場合には、99円近辺まで下落するかもしれません。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の上限のサポートが継続しています。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Dが80に接近してきていることから、調整となってくる可能性があります。ユーロ/円は21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線も上に抜けていることから上昇が継続しそうです。目先の高値のめどは3/24の高値の134.49円となります。

■予想レンジ
ドル/円            98.50 ~ 99.90
ユーロ/ドル        1.3230 ~ 1.3390
ユーロ/円        131.00 ~ 133.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,977.37    +149.11    +1.69%
FTSE 100    4,243.22    -0.49    -0.01%
DAX            4,769.45    +64.89    +1.38%(4/30)
DOW JONES    8,212.41    +44.29    +0.54%
S&P 500        877.52        +4.71    +0.54%
NASDAQ        1,719.20    +1.9    +0.11%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.16    0.04
日本10年国債     1.405    0.27
英国10年国債     3.55    0.05
独10年国債     3.16    0.03

■コモディティ価格
NY金(期近)      888.2    -3
NY原油(期近)     53.2    2.08

■主な発言
与謝野財務相
「日本経済の現在の状況、外需の落ち込みが主因」
「外需の落ち込みを内需ですべて代替するのは不可能」
「次の明るい展望が開けるまで、今年1年は耐えることが大事」
「米クライスラー問題、二階経産相から部品メーカーなどへの影響極小にとどめられると聞いている」
「大きくデフレに経済が振れたとCPIで判断するのは早計」
「鉱工業生産のプラスは朗報だが、経済の下振れリスクは存在」
「失業・資金繰り倒産避ける万全の措置とる、09年度補正予算審議に全力」
「新型インフルはADB総会でも話題に、日本として国際協調を認識する必要」
米金融監督当局者
「米政府、ストレステストの結果を5月7日午後に公表へ」
「米政府、全体および特定の持ち株会社レベルの情報を提供へ」
「ストレステスト結果、特定種ローン損失の概算含まれる見通し」
プラード・セントルイス連銀総裁
「中期的に1970年型のインフレリスクある」
「信頼感のあるインフレ防止策が必要とされる」
「短期的にはグローバル・デフレリスクがある」
「経済は新たなショックに対して脆弱だ」
「消費者支出を不安視している」
「今年下半期の緩やかな景気回復を予想」

■本日の指標発表
5/4(月)         
日本市場休場(みどりの日)、英国市場休場(バンクホリデー)
15:00    ドイツ     3月小売売上高指数
16:30    スイス     4月SVME購買部協会景気指数
20:00    パパデモス欧州中央銀行(ECB)理事講演
23:00    米国     3月中古住宅販売保留
23:00    米国     3月建設支出
01:30    ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
03:00    ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演

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2009年5月 3日 (日)

5/4の週のポイント

こんばんは。大型連休も早後半です。明日からはUターンラッシュも始まるみたいです。

1日に発表された28日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルとユーロがロング(買い)からショート(売り)に転換、円はショートが減少しました。カナダはシートが減少しています。

先週は週初めに新型インフルエンザに対する地政学的リスクなどからドルが下落し、セイフ・ヘイブン通貨として円が主要通貨に対して上昇しましたが、米クライスラーが連邦破産法11条を申請したことから、米景気先行きに対して楽観的な見方が広がり、更に発表された米センチメントの経済指標が改善していることが示され、リスク資産へ対する投資が再開され、円が主要通貨に対して売られる流れとなりました。

先週週末はヨーロッパなどの主要な市場がメーデーなど祝日で休みとなったことから、ポジション調整が進んだこともあり、今週更にこの流れが加速するかは微妙なところです。週末に発表された本邦の消費者物価指数では日本が再びデフレとなる可能性があることが示され、今後の量的緩和政策も視野に入ってくると思われることから円が売られやすい状況と思われます。ただ、7日にはECB理事会での利下げ(0.25%は織り込み済み)と非伝統的な金融政策の内容が発表されることから、ユーロが弱含みとなる可能性が高まります。ドルについては、週末8日に雇用統計の発表が予定されていることから、非農業部門雇用者数が60万人以上の減少となれば、センチメントが回復しかけている米国の楽観的な見方にも変化が出てくる可能性があります。引き続き株価の動きが為替を先導していることから、楽観的な見通しが先行すれば、円が売られやすい状況が続くと思われます。

【USD】
Blog20090502_01
source:CFTC

ドルは17,465コントラクトのロング減少の7,277コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090502_02
source:CFTC

円は9,116コントラクトのショート減少の4,579コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20090502_03
source:CFTC

ユーロは3,670コントラクトのロング減少の2,073コントラクトのショートになりました。

【CAD】
Blog20090502_04
source:CFTC

カナダは5,000コントラクトのショート減少の7,707コントラクトのショートになりました。

【NZD】
Blog20090502_05
source:CFTC

NZドルは143コントラクトのロング増加の3,648コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(4日更新)

5月4日の週の注目指標
■4日(月)
・日本(みどりの日)、英国(バンクホリデー)休場
・豪  第1四半期住宅価格指数
・独  3月小売売上高指数
・スイス  4月SVME購買部協会景気指数
・米国  3月中古住宅販売保留
・米国  準備銀行(RBA)金融政策
■5日(火)
・日本  休場(こどもの日)
・豪  3月住宅建設許可件数
・豪  3月住宅建設許可件数
・ユーロ圏  3月生産者物価指数
・米国  4月ISM非製造業景況指数
■6日(水)
・日本  休場(昭和の日)
・英国  4月ネーションワイド消費者信頼感
・豪  3月貿易収支
・ユーロ圏  3月小売売上高
・米国  4月ADP雇用統計
・カナダ  3月住宅建設許可
・カナダ  4月Ivey購買部協会指数
■7日(木)
・NZ  第1四半期失業率
・NZ  第1四半期就業者数
・日本  4月マネタリーベース
・日本  日銀金融政策決定会合議事要旨
・豪  4月失業率
・豪  4月新規雇用者数
・英国  中銀(BOE)政策金利発表
・ユーロ圏  中銀(ECB)政策金利発表
■8日(金)
・独  3月貿易収支
・独  3月経常収支
・英国  4月生産者物価指数
・独  3月鉱工業生産
・加  4月失業率
・加  4月住宅着工件数
・米国  4月失業率
・米国  4月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年5月 2日 (土)

米景況感は最悪期を脱したことを示す?

こんばんは。本日から大型連休の後半です。1000円効果で高速道路が大渋滞のようです。安全運転で行楽を楽しんでください。

週末に発表された米供給管理協会(ISM)から発表された製造業景気指数は、40.1と前月の36.3から回復傾向を示しました。また、同時に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数も65.1とこちらも回復傾向となっています。また、これまでに発表されたNY連銀、フィラデルフィア連銀、リッチモンド連銀の景気指数も1、2月もしくは3月をボトムとして回復を示しています。下の各々のグラフを見ていただけると、市場センチメントが3月ごろがボトムとなっているのが見て取れると思います。昨年秋のリーマンブラザーズ・ショックから信用不安が極度に増幅したものの、その状況から徐々に回復してきているようです。米クライスラーの破産法の申請でも事前にある程度ガス抜きがされていたことや下請けなどへの影響が限定的にとどまるとの見方などで、むしろ再生へ向けての期待感が先行しているようにも思えます。こうした楽観的な見方が続くと自然と経済も回復してくると思われ、FRBなどが見通しているように本年後半からの景気回復が見えてくるかもしれません。

【ISM景気指数】
Blog20090501_06
source:The Institute for Supply Management

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20090501_01
source:Reuters/University of Michigan

【NY連銀製造業景気指数】
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The Federal Reserve Bank of New York

【フィラデルフィア連銀指数】
Blog20090501_03
source:The Federal Reserve Bank of Philadelphia

【リッチモンド連銀指数】
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source:the Federal Reserve Bank of Richmond

【シカゴ購買部協会景気指数】
Blog20090501_05
source:NAPM-Chicago

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2009年5月 1日 (金)

5/1 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■昨日の動き

ポンド>ドル>豪ドル>ユーロ>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日は本邦市場が300円超の上昇となったことなどから、ドルと円が売られる流れとなりましたが、米クライスラーの交渉が決裂と報じられると円買いとなり、ドル/円は1ドル=97.15円、ユーロ/円は1ユーロ=128.93円まで下落しました。しかし、円買いもここまでで、欧州時間には株式市場の上昇などから再び円が売られ、米新規失業保険申請件数が市場予想より少なかったことやシカゴPMIが市場予想を上回る上昇を示したことなどを好感し、ドルが買われる動きとなり、ドル/円は1ドル=99.00円へ上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3190ドルまで下落しました。米クライスラーが連邦破産法11条に基づく破産手続きを申請したことから、NYダウが下落に転じるとドルの上値も限られ、ドル/円は98.63円、ユーロ/ドルは1.3228ドル、ユーロ/円は130.46円でクローズしました。

■本日の見通し
本日は、欧州市場など主要な市場がメーデーなどで休場となることから、NY時間までは大きな動きにはなりにくいと思われます。昨日は月末要因、欧州での休暇前のポジション調整でのドル買いが先行したとみられ、本日もこのフローが継続するとは思えませんので、どちらかというと緩やかなドル売りとなると思われます。また、注目は本日23時に米供給管理協会から発表される製造業ISMとなり、このところ改善がみられているセンチメント(心理)で更に回復が示されるようであれば、一段のドル高につながる可能性があります。

テクニカルでは、ドル/円は一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けたことから、短期的な上昇の可能性があります。ただ、チャートのパターンでヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性があり、左肩が3/5の高値の99.67円とした場合、右肩(今回の上昇)も同レベルで押さえられる可能性がります。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の上限がサポートとなっています。ただ、遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることから、上値が抑えられる公算が高く、上昇にはもう少し時間がかかるものと思われます。ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲がサポートとなり、上昇が継続しています。戻りのめどは3/24の高値の134.49円となります。

■予想レンジ
ドル/円            97.50 ~ 99.60
ユーロ/ドル        1.3130 ~ 1.3390
ユーロ/円        128.30 ~ 133.40

■株価(bloomberg.com)
NIKKEI 225    8,828.26    +334.49    +3.94%
FTSE 100    4,243.71    +54.12    +1.29%
DAX            4,769.45    +64.89    +1.38%
DOW JONES    8,168.12    -17.61    -0.22%
S&P 500        872.81        -0.83    -0.10%
NASDAQ        1,717.30    +5.36    +0.31%

■金利(FXミュージアムより)
米国10年国債      3.12    0.01
日本10年国債     1.39    -0.01
英国10年国債     3.5    0.05
独10年国債     3.17    0.04

■コモディティ価格
NY金(期近)      891.2    -9.3
NY原油(期近)     51.12    0.15

■主な発言
白川日銀総裁
「長期国債の買入、現状では今の買入が最適だと思っている」
「展望リポート見通し期間後半は潜在成長率上回る成長への復帰を想定」
「長期国債買い入れ目的は財政ファイナンスにすると金融政策への信認失われ長期金利にも悪影響」
「政府の政策効果をどの程度織り込んだかは各委員による」
「新型インフルエンザの国際金融市場への直接的な反応、限定的なものにとどまっている」
「09年度への成長率のゲタは約マイナス5%」
「デフレスパイラルのリスクは高いとみていない」
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「ユーロ圏は小国を危機から保護する」
「高度の不確実性で安定した政策が必要」
「欧州経済に「芽吹き」見られる」
「豚インフルエンザの大きな悪影響はない」
「金融の安定は独連銀の責務の一部」
米当局者
「米クライスラー、NYでほぼ直ちに破産法11条の適用を申請」
「米クライスラーの破産、30-60日間の見込み」
「米政府、最大33億ドルのDIPファイナンスと最大47億再生資金を提供へ」
「クライスラー、伊フィアットと提携へ」
オバマ米大統領
「クライスラー、より競争力の高い強力な企業として破産から脱却すると確信」
「GMとクライスラーは復活する」
米当局関係筋
「主要19行を対象に実施したストレステスト(健全性審査)について、各行ごとの結果を来週発表する方向で検討を行っている」
「審査結果の発表は当初予定の5月4日ではなく、6日にずれ込む見通し」

■本日の指標発表
5/1(金)         
欧州、スイス、香港、シンガポール、ノルウェー、メキシコ、南ア市場休場
17:30    英国     3月マネーサプライM4
17:30    英国     3月消費者信用残高
22:45    ブラード米セントルイス連銀総裁講演
23:00    米国     3月製造業受注指数
23:00    米国     4月米ミシガン大消費者信頼感指数確報値
23:00    米国     4月ISM製造業景況指数

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