山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年6月29日 (月)

6/29 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■週末の通貨の強弱

ポンド>円>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
中国による新たな国際準備通貨の必要性は、周小川・中国人民銀行総裁が「中国の外貨準備政策は安定、突然の変更ない」と発言しているものの、先のBRICs首脳会合でも話し合われた議題であることから、市場は無関心ではいられないと思われる。このため、水面下ではドル離れが緩やかに進んでいくと思われます。一方、米10年債の利回りは一時3.5%を割り込むなど低下してしてきていることもドルの上値を重くしているようである。本日は特に米国発の経済指標の発表が予定されていないことから、焦点は7/1の日本の日銀短観や米ISM製造業景気指数、2日のECB理事会、米国雇用統計を前にした様子見気分が強くなるのではないかと思われます。円は本日発表される鉱工業生産が良い内容となった場合には、日銀短観での景況感の回復に期待がかかると思われ、円高の要因となると思われますが、株価の上昇が円の上値を押さえる可能性もあり、こちらも小動きになる可能性が高そうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.40 95.70
ユーロ/ドル 1.3920 1.4190
ユーロ/円 133.20 134.70
ポンド/円 156.20 158.00
豪ドル/円 76.20 77.40

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下に抜け出てきました。これにより、下落の可能性が高まりました。実線(ロウソク足)は雲の下限が抵抗として継続していることを考えると、週末の安値の95.04円を下に抜け、6/23の安値の94.87円も下に抜けると下げか加速する可能性があります。当面は5/22の安値の93.84円近辺を再び目指すのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
週足の一目均衡表では雲の中を推移しており、雲の下限でサポートされています。日足の一目均衡表でも基準線を上に抜け、日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、底堅さが伺えます。ただ、週末の高値も1.4116ドルと6/11の高値をなかなか上に抜けられないことから、上値の重さも感じられ、この水準での揉み合いが続く、反転下落へ転じる可能性があります。早急に1.4177ドルを上に抜けていかないと要注意です。
【ユーロ/円】
揉み合いが継続、上値が一目均衡表(日足)の基準線でレジスタンスにあっています。基準線は切りあがっているものの、転換線が下に抜けていてデッドクロスしていることから、上値が重くなっているようです。遅行線も再び日々線(ロウソク足)に接近していることから、これを下抜けする可能性が高く、下抜けした場合には下落につながると思われ、7/2に雲のねじれ(先行スパン1と2が交差)が控えていることから、下げの加速の可能性もあります。サポートは雲の上限となる130.88円近辺か。

■週末のサマリー
週末は中国が夕方に発表した年次金融安定化報告書の中で新たな国際準備通貨(スーパー・ソブリン通貨)の必要性を指摘したとの報道から、ドルが売られる展開となり、ドル/円は1ドル=95.04円までドルが上昇しました。ユーロ/円はドル/円に連れ、1ユーロ=133.70円までユーロが下落(円が上昇)しました。この日発表された米個人所得が前月比で+1.4%、個人消費支出が同+0.3%となったことやミシガン大消費者信頼感指数の確定値が70.8と速報値の69.0より良かったことなどがほとんど材料視されませんでした。クローズはドル/円が95.21円、ユーロ/ドルが1.4055ドル、ユーロ/円が133.81円となっています。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9877.39 81.31 0.01
FTSE100(英) 4241.01 -11.56 0.00
DAX(独) 4776.47 -24.09 -0.01
NYダウ(米) 8438.39 -34.01 0.00
S&P500(米) 918.90 -1.36 0.00
NASDAQ(米) 1838.22 8.68 0.00

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.53 -0.01
日本10年債 1.385 0.010
英10年債 3.68 -0.02
独10年債 3.37 -0.04

■コモディティ価格

Country 引値 前日比
NY金(期近) 941.00 1.50
NY原油(期近) 69.16 -1.07

■主な発言
シュタルクECB専務理事
「ECBは景気回復すれば、迅速に刺激策を解消へ」
「政府は来年から財政赤字削減を」
「経済指標は景気下降の緩和を示す」
「ユーロ圏のインフレ率は今後も極めて低水準だろう」
「ECBの政策が経済安定に貢献」
「出口戦略を政府の主要な優先課題とする必要」
「銀行は破綻が金融安定損なうほどに巨大化容認されず」
英中銀(BOE)
「GDPの減少ペースは鈍化 「銀行は住宅市場やデフォルトで損失増加の可能性」
イングリッシュNZ財務相
「輸出の弱さが、ニュージーランド経済のブレーキに」
中国人民銀行
「1つの通貨が世界の金融システムを独占するのは、深刻な問題がある」
「中国には中・長期的なインフレリスクがある 「一部の準備通貨への依存低減を世界に求める」
「IMF、加盟国の外貨準備の一部を運用すべきだ」
ダラス連銀総裁
「失業率が10%を上回らないと考える理由はない」
「米経済は底打ちに近づいているが困難な局面は脱していない」
「回復は非常にゆっくりしたペース」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/29(月)
12:00 NZ 5月マネーサプライM3
17:30 英国 5月消費者信用残高
18:00 ユーロ圏 6月サービス業信頼感
18:00 ユーロ圏 6月業況判断指数
18:00 ユーロ圏 6月経済信頼感
18:00 ユーロ圏 6月鉱工業信頼感
18:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感
22:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演

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