山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年7月16日 (木)

7/16 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■本日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は午前11時に中国の4-6月期のGDPの発表が予定されており、昨日の米株価の上昇からし市場がやや楽観的なムードとなっていると思われることから、発表後は材料出尽くしの可能性があり、株価にしても円売り(他通貨買い)にしても、それほど長く続かないのではないでしょうか。ただ、米国の4-6月期の米企業決算の発表が続き、JPモルガン・チェース(日本時間19時30分)、ウエルズ・ファーゴ(時間未定)、IBM(日本時間明日早朝5:30)、グルーグル(時間未定)となっており、各決算内容によっては株価が振られやすくなることから、為替相場も一喜一憂となりそうです。ただ、昨日でドル/円などの対円通貨は3日連続の上昇となっていることに加え、上昇幅もそこそこあることから、下落スピードの調整とすれば、そろそろ上値が重くなってくる頃と思われます。市場のセンチメント(心理)は楽観的に傾きかけていることから、不安心理が本日発表される米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀指数などで後退すれば、もう一段の上昇となる可能性があります。いずれにしろ、中国GDPの結果にもよりますが、NY時間までは堅調な動きとなるのではないかと思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.50 94.70
ユーロ/ドル 1.3950 1.4130
ユーロ/円 131.30 133.30
ポンド/円 152.20 156.10
豪ドル/円 74.00 75.90

■テクニカル
【ドル/円】
昨日の高値が94.45円と一目均衡表(週足)の基準線を一時上に抜けました。本日の引値でこのレベル超えられるかどるかで今後の動きがある程度きまるのではないかと思われます。6/5の高値の98.87円と7/13の安値の91.73円を100%としたフィボナッチの38.2%戻しの水準が94.45円となっていることから、これ(昨日の高値)を超えると50.0%戻しとなる95.30円近辺までの戻りの可能性があります。
【ユーロ/ドル】
6/3の高値の1.4337ドルと7/1の高値の1.4199ドルを結んだレジスタンスラインと6/16の安値の1.3747ドルと7/8の安値の1.3831ドルを結んだサポートラインの三角保ち合いの上限の1.4129ドルを一時上抜ける1.4134ドルまで上昇しました。ただ、引値では保ち合いの中にあり、レンジブレイクとは断定できない状況です。1.41ドル台前半で上値が重くなるようであれば、一目均衡表(日足)の雲の上限となる1.3931ドルの方向に向かって下落していくと思われます。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の下から中に入り、基準線と21日移動平均線を上回ってきました。本日の引値も基準線を上回っていれば、もう一段上を試す可能性がありますが、細かい上げ下げを見ていると、一回の上げ下げでだいたい8円から10円程度の値幅となっていることから、今回の上げが127.00円を起点とすると135円から137円近辺までがめどとなりそうで、チャート上では5/11の高値となる134.79円あたりがターゲットと思われます。

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/16(木)
11:0 4-6月期中国国内総生産
19:30 JPモルガン・チェース第2四半期決算
21:30 米国 新規失業保険申請件数
22:00 米国 5月対米証券投資
23:00 米国 7月フィラデルフィア連銀景況指数
02:00 米国 7月NAHB住宅市場指数
05:30 IBM第2四半期決算
未定 グーグル第2四半期決算

■昨日のサマリー
昨日は、東京時間から米インテルの決算効果で株価が堅調に推移したこともあり、全体的に円を売るムードが強く、リスク資産への投資の流れが継続祖なりました。ドル/円は1ドル=93円台ミドル、ユーロ/円は130円台後半、ユーロ/ドルは1.39ドル台後半でロンドン時間を迎えました。欧州勢はドル売り、ユーロ買いで参入してきたことから、ドル/円は一時93.25円まで下落する場面も見られましたが、ユーロ/円などクロス円の上昇もあり、93円台後半へと上昇しました。NY市場では発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想(-5.0)から大幅な改善となる-0.6となり、米鉱工業生産も前月比-0.4%とこちらもよかったこと、FRBの景気見通しが上方修正されたことなどからNYダウ平均などが大幅高となり、リスク投資再開の動きから、ドル/円は94.46円までドルが上昇、ユーロ/ドルは1.4135ドル、ユーロ/円は133.40円までユーロが買われました。FOMC議事録で「下振れリスクはやや縮小、しかし経済はなお脆弱と認識」との内容が示されると、高値からは小幅下落しました。 クローズはドル/円が94.23円、ユーロ/ドルが1.4106ドル、ユーロ/円は132.92円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9269.25 7.44 0.00
FTSE100(英) 4346.46 108.78 0.03
DAX(独) 4928.44 146.75 0.03
NYダウ(米) 8616.21 256.72 0.03
S&P500(米) 932.68 26.84 0.03
NASDAQ(米) 1862.90 63.17 0.04

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.61 0.14
日本10年債 1.320 0.000
英10年債 3.80 0.06
独10年債 3.36 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 939.40 16.60
NY原油(期近) 61.54 2.02

■主な発言
英中銀副総裁
「英財務相はBOEの量的緩和の拡大を認める可能性」
キーNZ首相
「ボラードRBNZ総裁が同国がリセッション(景気後退)から回復し始めていると判断していることに同意する」
イングリッシュNZ財務相
「NZドルはファンダメンタルズが正当化する水準より高い」
「景気回復への道は平坦ではないだろう」
「NZが最初にリセッション脱却するとは言えない」
米商務長官
「米国は中国との貿易収支の均衡回復を望む」
「中国は人民元を柔軟にすべきだ」
英中銀副総裁
「経済成長は09年下期に持ち直し始め10年はより確固に」
白川日銀総裁
「金融情勢改善したら12月末で終了」
「十分情勢改善しなければ再延長」
「結論先にあるわけでなく3カ月後に判断」
「一部にやや行き過ぎあることは認識-企業金融支援策」
「行き過ぎが続けば市場機能阻害する可能性も」
「企業金融の2極化改善しておらず資金調達環境に不確実性も」
「企業金融を厳しいと判断している以上、延長を早く決めた」
「異例の政策の出口を意識しているわけではない」
ガイトナー米財務長官
「米国は依然強いドルにコミット」
「湾岸諸国はドルが今後も主要な準備通貨にとどまるとの見解」
「サウジ・UAE当局者と原油について協議」
「原油・商品市場のボラティリティを緩和する方法を模索したい」
米FOMC議事録
「一段の資産買い入れ、経済・インフレ期待への影響は不透明」
「大半のメンバー、経済への下向きリスクは低下したが依然顕著と確信」
「大半のメンバー、コアインフレは当面引き続き抑制されると確信」
「商品価格の最近の上昇、短期的にインフレ率押し上げる公算」
「大半のメンバー、雇用状況は当面弱いと予想」
「大半のメンバー、経済が潜在成長率回復するまで5─6年かかると予想」
「第2四半期に景気収縮は鈍化、生産は緩やかに増加の見込み」
「一部のメンバー、バランスシートの拡大によりインフレ期待が高まる可能性を懸念」
「米FRB、単位当たり労働コストの上昇が生産性向上により引き続き抑制されているとの見方」
「大半のメンバー、中期的に経済は潜在成長率を大幅に下回り大きな物価圧力の可能性低いとの見方で一致」
FRB経済見通し
「09年の米GDP予想を4月時点の‐2.0~‐1.3%から‐1.5~‐1.0%に上方修正」
「2010年の米GDP予想は2.1~3.3%」
「09年の米失業率予想を前回の9.2%~9.6%から9.8―10.1%に修正」
「2010年の米失業率予想は9.5~9.8%」
「09年の米コアインフレ率予想を前回の1.0~1.5%から1.3~1.6%に上方修正」
「2010年の米コアインフレ率予想は1.0~1.5%」

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

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