山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年7月31日 (金)

7/31 本日の見通し(完成版)

こんにちは。お昼をすぎてしまいましたが、完成版です。

■前日の通貨の強弱

豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国の4-6月期のGDPの速報値が発表されます。市場予想は前期比年率で-1.5%と1-3月期からは回復が見込まれますが、先日発表された米耐久財受注のヘッドラインが弱かった(輸送機器を除いたものは強かったが)ことから、若干の下振れの可能性があります。ただ、1-3月期で景気後退の底入れとの見方が強いことからそれほどのマイナス要因にはなりにくいと思われます。このため、引き続き米株価の堅調な推移が予想され、円が売られやすい地合いが続くものと思います。また、本日は本邦の投信設定も予定されていることから、ドル/円では96円超えを試す動きになるのではないでしょうか。ただ、投信設定が思ったほどではない場合には、失望からの売りや週末および月末でのポジション調整の売りも出やすいことから95円割れの可能性もあり、どちらかというと仮に96円台に乗せたとしても長続きしないのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.70 96.30
ユーロ/ドル 1.4000 1.4180
ユーロ/円 133.70 135.20
ポンド/円 155.30 158.90
豪ドル/円 78.10 79.50

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けました。このため、上昇が継続する可能性が高くなったといえそうですが、遅行線は日々線(ロウソク足)の下を推移していることやストキャスティックス(スロー)ではデッドクロスが29日に出現したばかりであり、上昇にはもう少し時間を有すると思われます。レジスタンスは一目均衡表(日足)の雲の下限の96.54円近辺と思われ、サポートは21日移動平均線の94.31円近辺と思われます。
【ユーロ/ドル】
昨日の安値が1.4007ドルと1.40ドルの節目で下げ渋り、一目均衡表(日足)の雲の上限となる1.3987ドルでサポートされています。7/7-14日は雲の中に一時入ったものの、サポートされています。遅行線も日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、引き続き1.40ドル~1.43ドルのレンジの中での推移が継続すると思われます。
【ユーロ/円】
21日移動平均線でサポートされ、一目均衡表(日足)の雲の上に再び出てきました。このため、上昇が継続する可能性は高そうですが、7/1の高値の136.87円がレジスタンスとして機能しているとみられることから、これを抜けられないようであれば、一目均衡表(日足)の基準線の131.94円か、雲の下限となる131.79円近辺までの下落の可能性があります。

■昨日のサマリー
昨日は東京時間では、ドル/円は一時1ドル=95円を割り込み、94.84円まで下落、ユーロ/円も1ユーロ=133.23円までユーロが下落しました。ロンドン時間では、発表されたユーロ圏の業況判断指数などが市場予想を上回ったことなどから、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.4096ドルまで上昇したものの、IMFのレポートで「ユーロは0~15%ほど過大評価されている」とのヘッドラインに大きく反応し、一時1.4014ドルまで得下落しました。また、発表された米新規失業保険申請件数は58.4万人と増加になったものの、失業保険継続受給者数が619.7万件と減少したことから株価が上昇し、ドル/円が95.89円、ユーロ/円が134.90円、ユーロ/ドルが1.4088ドルまでそれぞれ上昇しました。 クローズはドル/円が95.56円、ユーロ/ドルが1.4075ドル、ユーロ/円は134.50円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10165.21 51.97 0.51%
FTSE100(英) 4631.61 84.08 1.85%
DAX(独) 5360.66 90.34 1.71%
NYダウ(米) 9154.46 83.74 0.92%
S&P500(米) 986.75 11.60 1.19%
NASDAQ(米) 1984.30 16.54 0.84%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.61 -0.05
日本10年債 1.377 0.006
英10年債 3.94 -0.02
独10年債 3.43 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 933.30 6.10
NY原油(期近) 66.55 3.20

■主な発言
ボラードNZ中銀総裁
「政策金利を10年末まで2.5%以下に据え置く見通し」
「経済は引き続き弱い」
「為替相場高で景気回復がリスクにさらされている」
「景気見通しは引き続き非常に不確か」
「NZドル上昇は景気を支援していない」
IMF専務理事 「米経済は最も力強い」
「ドルの世界の準備通貨としての役割脅かされてない」
中国国家発展改革委員会 「物価の上昇圧力が徐々に出始めている」
「全般的な物価情勢は予想よりも良い」
「水道・電気・ガス価格の改革を引き続き推進する」
「国際商品価格の決定で発言力強化を目指す」
英中銀 「予定していた1250億ポンド相当の英国債買い入れを完了した」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/31(金)
18:00 ユーロ圏 6月失業率
18:00 ユーロ圏 7月消費者物価指数速報
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南アフリカ 6月貿易収支
21:30 米国 第2四半期GDP速報値
21:30 米国 第2四半期個人消費速報値
21:30 米国 第2四半期GDP価格指数速報値
21:30 米国 第2四半期コアPCE速報値
21:30 カナダ 5月GDP
22:45 米国 7月シカゴ購買部協会景気指数

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