7/9 本日の見通し
おはようございます。本日もよろしくお願いします。昨日NY時間帯は思いのほか円高になりました。
■昨日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日のNY時間の急激な円高の流れはひとまず収まっているようです。本日この後、豪6月の失業率、新規雇用者数増減の発表が予定されています。求人広告指数が増加していることから雇用者数の減少が押さえられる可能性がありますが、むしろ原油価格に目が向いているので、あまり材料視されない可能性があります。昨日の下げが特に大きな材料が出てわけではなく、心理的な面が大きいことから、更にセンチメントが悪化する材料が出てこないと、短期的には戻る可能性があります。ただ、週足などのチャートを見るとトレンドが下方向を向いていることや今週に入りモメンタムが下向きに変わった通貨ペアが多いことから、戦略としては戻り売りを考えたほうがよさそうです。また、英国の金融政策の発表が本日予想されており、250億ポンドの追加の量的緩和が発表される可能性が高いと思いますので、これが発表されると材料出尽くし、発表されなければ量的緩和策の終了が意味されることとなり、いずれにしろポンドは大きく下げた分だけ買い戻しが入りやすくなるのではないかと思います。
■本日の予想レンジ
Ccy
Low(下)
High(上) ドル/円
91.90
~
93.40
ユーロ/ドル
1.3820
~
1.3940
ユーロ/円
128.30
~
131.50
ポンド/円
148.30
~
152.00
豪ドル/円
72.10
~
72.90
■テクニカル
【ドル/円】
昨日はサポートとみられていた5/22の安値の93.84円、3/19の安値の93.53円、2/9の高値の92.39円を下抜けしました。一目均衡表(週足)の基準線を下に抜けてきています。このため、中期の基調は下落が継続しているようです。昨年12/15の安値の87.11円から4/6の高値の101.43円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる92.56円を昨日ブレイクしたものの、引値では支えられたこともあり、短期的に一度は戻る可能性もあります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきました。遅行線も日々線(ロウソク足)の下を推移していることから、下落が継続する可能性があります。一目均衡表(週足)では、雲の下限が1.3852ドルに位置しており、このレベルでサポートされる可能性があります。これを割り込むと、6/16の安値の1.3747ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ました。また、同遅行線も雲の中に入ってきています。昨日の安値が5/18の安値の126.96円でサポートされたことや下に長いヒゲをつけたことから、安値の更新がなければこのレベルで下げ止まる可能性があります。ただ、下落が継続するようであれば4/28の安値の124.37円近辺を目指してくるかもしれません。
■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/9(木)
10:30 豪 6月失業率
10:30 豪 6月新規雇用者数
15:00 独 5月貿易収支
15:00 独 5月経常収支
15:00 独 6月消費者物価指数
17:00 ユーロ圏 ECB月例報告
17:30 英国 5月商品貿易収支
20:00 英国 BOE政策金利発表
21:15 カナダ 6月住宅着工件数
21:30 米国 新規失業保険申請件数
22:00 デュークFRB理事講演
23:00 米国 5月卸売在庫
02:00 米財務省30年債(110億ドル)入札
02:30 コーン米FRB副議長下院委員会で証言
03:30 スターン米ミネアポリス連銀総裁講演
■昨日のサマリー
昨日は胡錦濤・中国国家主席が新疆ウイグル自治区の暴動を受け、サミットを前に急きょ帰国したことから、中国景気の先行きや世界景気に懸念がでて円が買われやすい展開となり、ロンドン時間帯にかけて円が強含みとなりました。その後、独5月鉱工業生産が前月比+3.7%となると、懸念が少し緩みユーロ/ドルは1ユーロ=1.3860ドルから1.3939ドルまでユーロが買われる場面がみられましたが、NY時間帯に原油価格が下落し、NY株価が続落したことから、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」になり、ドル/円はストップロスを巻き込みながら1ドル=91.80円までドルが下落、ユーロ/円も1ユーロ=127.00円までユーロが売られました。一方のユーロ/ドルも1ユーロ=1.3832ドルまでユーロが売られました。その後、NYダウがプラス圏を回復したことから、リスク回避の動きもやや弱まりました。
クローズはドル/円が92.88円、ユーロ/ドルが1.3884ドル、ユーロ/円が128.95円となりました。
■株価(bloomberg.com)
Index
引値
前日比
(%) 日経225
9420.75
-227.04
-0.02
FTSE100(英)
4140.23
-46.77
-0.01
DAX(独)
4572.65
-25.54
-0.01
NYダウ(米)
8178.41
14.81
0.00
S&P500(米)
879.56
-1.47
0.00
NASDAQ(米)
1747.17
1.00
0.00
■金利(FXミュージアムより)
Country
利回り
前日比 米10年債
3.29
-0.16
日本10年債
1.300
0.000
英10年債
3.61
-0.06
独10年債
3.27
-0.04
■コモディティ価格
Commodities
引値
前日比 NY金(期近)
909.30
-19.80
NY原油(期近)
60.14
-2.79
■主な要人発言
パラモECB理事
「デフレは中心的なシナリオに含まれていない」
「見通しは不透明、2010年7-12月期の成長見込む」
「ECBは現在実施中の措置を続けるべきだ」
「現時点で追加措置の必要性認めず」
IMF金融安定報告
「今年の世界経済は1.4%マイナス成長(前回マイナス1.3%)」
「来年の世界経済2.5%成長(4月予想1.9%増)から上方修正」
「世界経済は「安定化」しつつも、「景気後退」は継続中」
「下降からの回復ペースは緩やかになるだろう」
「世界的なインフレ率は来年を通じて抑制されるだろう」
「米は来年0.8%成長へ、今年は2.6%のマイナス成長」
「日本は今年0.6%マイナス、来年1.7%成長へ」
「ユーロ圏は今年4.8%マイナス、来年0.3%成長」
「中国は今年7.5%成長、来年8.5%成長へ」
「インドは今年5.4%成長、来年6.5%成長へ」
「来年の日米欧の経済見通しを上方修正」
「経済成長見通しに対するリスクは「なお下振れ方向」」
「昨年9月のような金融破たんリスクは低下」
「財政・金融政策は深刻な景気後退リスクを軽減」
IMFエコノミスト
「世界はまだリセッション、回復はこれから」
「金融機関はやや楽観を増した」
「景気対策の出口模索は時期尚早」
エバンズ・シカゴ連銀総裁
「米経済は今年下期に回復へ、大きな政策変更予想せず」
「金融政策は様子見モード」
「短期的にはインフレ抑制圧力が優勢」
「中期的にインフレ見通しをめぐるリスクはより均衡」
「TALFは期待通りに機能している」
カルデロン・メキシコ大統領
「G5新興諸国、持続可能な経済開発に向けた新たな仕組みにコミット」
「G5、途上国を弱める保護主義政策の回避を要請」
「G5、気候変動問題への解決に向けて完全にコミット」
「G5、9月のG20に先立ち再会合を予定」
G8首脳宣言
「状況は依然不確実、経済・金融の安定に大きなリスクが引き続き存在」
「株式市場の回復や金利スプレッドの縮小など、経済の安定化示す兆候」
「成長回復・金融安定などに必要なあらゆる措置を講じる決定を再確認」
「景気回復が確実となった際の出口戦略の必要性に合意」
ドーハ・ラウンドの早期妥結に決意
「金融システムの修復、持続的な経済回復確保のための緊急優先事項」
「成長持続には経常収支不均衡の円滑な解消が必要、必要な調整に協働」
「危機克服措置は短期的に財政に影響、中期的な持続可能性確保にコミット」
「出口戦略は国によって異なるが、長期的に持続可能な回復を確保する必要」
「予算での環境配慮、エネルギー効率改善強化などグリーンリカバリーを推進」
「保護主義防止のコミットメントを再確認」
「危機克服にあたり、雇用促進にさらなる行動」
「新興5カ国との対話プロセス、経済課題対応の重要な土台」
「状況は依然不確実、経済・金融の安定に大きなリスクが引き続き存在」
ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください




