山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2009年8月31日 (月)

8/31 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。第45回総選挙は民主党の大躍進でしたね。

■前日の通貨の強弱

豪ドル>ドル>ポンド>円>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日投開票が行われた第45回総選挙は、民主党が単独で300議席を超える圧勝となりました。これを受けて朝方はやや円高で始まっています。この後、期待先行から株価が上昇するようであれば、日本独自の材料から円が買われやすくなるのではないかと思います。ただ、民主党による組閣はこれからであり、閣僚人事、政策運営など不透明な部分が多いことから、市場が大きく円買いにポジションを傾けるのは難しいと思われます。また、本日は月末でもあることから、10時の仲値に向けてはドルが買われやすくなると思います。それ以降では、ややポジション調整が出やすいと思われ、相対的に高いとみられるユーロと円には調整が入りやすくなるのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.05 94.25
ユーロ/ドル 1.4240 1.4360
ユーロ/円 133.05 134.70
ポンド/円 150.50 153.60
豪ドル/円 78.30 79.20

■テクニカル
【ドル/円】
ロウソク足が上にヒゲの長い形となりました。また、一目均衡表(日足)の転換線で上値が抑えられていることから、下落トレンドが継続していると思われます。このため、7/22の安値の93.08円を下に抜け、節目となる93.00円でもサポートできない場合には、7/13の安値の91.73円近辺を目指して下落していく可能性があります。戻りは一目均衡表(日足)の転換線となる94.24円近辺。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けてきました。また、この両線がサポートとして機能していることから、下値は1.42ドル前半で底堅いように見えます。同時に21日移動平均線もサポートとなっていることから、今後も底堅く推移する可能性があります。ただ、昨日の高値が1.4387ドルと27日の1.4405ドルを上に抜けていないことで、チャートの形ではダブル天井となる可能性があります。このため、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)とぶつかるまでは1.42ドル台前半から1.44ドル台前半でのレンジがしばらく続くと思われます。
【ユーロ/円】
5日連続の下落となり、かろうじて90日移動平均線がサポートとなりました。ロウソク足が上にヒゲの長い形となったことから、上値の重さが感じられ、ストキャスティックス(スロー)も50以下ではあるがデッドクロスしていることから、戻りがあっても小幅にと留まる可能性があります。引き続き一目均衡表(日足)の雲の上限の133.09円がサポートとして機能していますが、雲のねじれ(=変化日)も近づいてきていることから下げが加速し、7/8の安値の127.00円と8/7の高値の138.70円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる131.47円近辺まで下落する可能性があります。

■前日のサマリー
週末はアジア株(日経225平均、上海総合株価指数)がまちまちの展開となったものの、やや円売りが先行し、ドル/円は仲値にかけて1ドル=93.86円、ユーロ/円は1ユーロ=134.94円まで上昇しました。その後は、本邦輸出の売りのうわさなどがあり上値が重くなりましたが、ロンドン時間帯には、株価の上昇から再び円が売られ、ドルは1ドル=94.08円、ユーロは1ユーロ=135.02円の高値を付けました。また、ユーロ圏の景況感指数が発表され、これを受けたユーロが上昇、ユーロ/ドルはNY時間にかけて1ユーロ=1.4389ドルまで上昇しました。NY時間帯では、発表された米経済指標で特にインパクトのあるものがなく、NYダウの上値が重くなるとリスク回避の「円買い」と「ドル買い」の動きとなり、ドル/円は93.42円、ユーロ/円は134.06円まで下落しました。その後ユーロ/ドルは短期勢のストップロスをひっかけて1.4281ドルまで下落すると、ユーロ/円も133.70円まで連れ安となりました。 クローズはドル/円が93.61円、ユーロ/ドルが1.4304ドル、ユーロ/円は133.89円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10534.14 60.17 0.57%
FTSE100(英) 4908.90 39.55 0.81%
DAX(独) 5517.35 47.02 0.86%
NYダウ(米) 9544.20 -36.43 -0.38%
S&P500(米) 1028.93 -2.05 -0.20%
NASDAQ(米) 2028.77 1.04 0.05%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 0.01
日本10年債 1.320 0.010
英10年債 3.55 0.01
独10年債 3.25 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 958.80 11.50
NY原油(期近) 72.74 0.25

■主な発言
メルケル独首相
「独経済は底入れした可能性がある」
ECB
「ユーロ圏金融機関の2009 年の見通しは貸倒損失のコストの増加が見込まれるという意味で不透明性が高い」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/31(月)
英国休場(サマー・バンク・ホリデー)
8:50 日本 7月鉱工業生産速報
8:50 日本 7月小売業販売額
8:50 日本 7月小売業販売額指数
14:30 白川方明日銀総裁懇談会であいさつ
18:30 ユーロ圏 8月消費者物価指数速報
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 南アフリカ 7月貿易収支
21:30 カナダ 6月GDP
22:45 米国 8月シカゴ購買部協会景気指数
23:30 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年8月30日 (日)

8/31の週のポイント

こんにちは。ちょうど投票に行った時に雨が降ってきましたが、いつもより多数の人が投票に来ていました。

28日に発表された25日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売り)が増加し、20万コントラクトを超えてきました。また、円ロング(買い)も増加、1万コントラクトを超えてきています。 ユーロの、カナダドル、NZドルもそれぞれロングが増加しています。

本日は冒頭にも書きましたが、本邦の総選挙の投票が午後8時で締め切られ、明日の朝までには大勢が判明します。自民党、民主党のどちらが政権を取っても経済対策においては大差がないと思われますが、民主党が政権をとった場合に財務相がだれになるのかに市場が注目しています。現在のところ藤井裕久最高顧問が有力ですが、ネクスト財務相としての中川正春氏の可能性もゼロではありません。コメントを書いているうちに開票速報が始まり、民主党が政権を取る可能性が強くなっています。本邦の選挙以外では、やはり注目は4日の米雇用統計になりますが、同時に4日にはG20財務相・中央銀行総裁会議がロンドンで開催されます。また、1日には米製造業ISMも発表が予定されています。米では景気回復傾向が見えることから、ISMは改善が見込まれるものの、遅行指標である雇用は悪化が継続するとみられており、仮に雇用が悪化したとしても市場は織り込み済みとなり影響は限定的となると思われます。ただ、やはり市場の方向を決めるような大きな流れが見えてきていないことから、中国経済の先行きと同株価の動向に左右されやすい展開が続くものと思われます。そういう意味では4日からのG20G20財務相・中央銀行総裁会議での中国の発言などには警戒が必要となるかもしれません。海外の判断によりますが、民主党政権誕生による円買いが多少みられるかもしれません。

【USD】
Blog20090829_01          
source:CFTC

ドルは40,758コントラクトのショート増加の217,367コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090829_02
source:CFTC

円は9,294コントラクトのロング増加の11,647コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090829_03
source:CFTC

ユーロは12,439コントラクトのロング増加の18,171コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090829_04
source:CFTC

カナダは2,531コントラクトのロング増加の39,989コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090829_05
source:CFTC

NZドルは1,213コントラクトのロング増加の18,649コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(31日更新)

8月31日の週の注目指標
■31日(月)
・ユーロ圏  8月消費者物価指数速報
・南アフリカ  7月貿易収支
・カナダ  6月GDP
・米国  8月シカゴ購買部協会景気指数
■1日(火)
・豪  7月住宅建設許可件数
豪  準備銀行(RBA)政策金利発表
・ドイツ  8月失業率
・ドイツ  8月失業者数
英国  8月PMI製造業
・ユーロ圏  7月失業率
米国  8月ISM製造業景況指数
■2日(水)
豪  第2四半期GDP
・ユーロ圏  7月生産者物価指数
・ユーロ圏  第2四半期GDP
米国  8月ADP雇用統計
■3日(木)
・豪  7月貿易収支
・ユーロ圏  7月小売売上高
・ユーロ圏  ECB政策金利発表
・米国  新規失業保険申請件数
米国  8月ISM非製造業景況指数
■4日(金)
・カナダ  8月失業率
・カナダ  8月雇用ネット変化
米国  8月失業率
米国  8月非農業部門雇用者数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年8月29日 (土)

円が主要通貨で上昇した週

こんにちは。本日は夏の暑さが戻ったような日ですね。

昨日は朝方発表された本邦の失業率が過去最悪となり、有効求人倍率も悪化した(下の1番目のグラフ)ことから、円が売られ、一時94円台を回復しましたが、NY市場での株価の下落などから93円台ミドルで取引を終えています。先週までは株価(特に上海株)の動きに左右される展開となっていましたが、今週は下の2番上のグラフをみると、上海総合株価とドル/円の動きには相関がなくなっていることがわかります。とはいっても、中国政府による鉄鋼やセメントなどの産業に対する過剰設備投資の抑制の可能性から、世界景気の先行きに対する懸念が高まり、リスク回避の動きから円が主要通貨に対して上昇(一番下のグラフ参照)しています。また、主要国に比べ、出口戦略が遅くなると見られたポンドが一番下落しました。現在、市場の一部では9月の中間決算に向け、日本版HIA(親会社が海外から受け取った所得に対して、日本国内で課税しない制度)の活用によるレパトリ(資金還流)の可能性による円高の話題がちらほら出だしています。日経新聞の記事に掲載されたこともありますが、必要以上に関心が高まると、円高の要因となる可能性もあります。

【失業率、有効求人倍率】
Blog20090828_03
source:内閣府、厚生労働省

【USDJPY、上海総合株価指数】
Blog20090828_02_2
source:uedaharlowfx, yahoo! cn

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090828_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年8月28日 (金)

8/28 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。次週31日はありますが、実質の月末ムードです。

■前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>円>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米4-6月期GDPは市場予想の-1.5%からは上振れふする-1.0%となりました。悪化が懸念されていた個人消費も-1.2%から-1.0%へ上方修正されており、この数字からは米経済の1-3月期での底入れの可能性が高まったといえそうです。一方、原油価格がCFTC(米商品先物の委員会)による持ち高規制の発表に関連してのルーマーなどもあり、一時1バーレル=70ドルを割り込んだものの、更に下値を追う展開にはならず反発したことから、ドルが主要通貨の中では一番弱くなりました。本日これまでは本邦7月の失業率が5.7%と解雇最悪となっていることなどから円が売られやすくなっているようです。このところ円高の圧力が続いたものの、1ドル=93円では底堅いところを見せており週末も控えていることから、円売り(ドル/円、クロス円は上昇)となるのではないかと思います。また、本日はユーロ圏の消費者信頼感指数の発表が予定されていて、内容がよければ若干のユーロ高となる可能性がありますが、景況感や信頼感が良いことは既に市場に織り込まれていることから、影響は限定的となると思われます。米のミシガン大消費者信頼感指数も確報値であり、速報値から余程のブレがない限り市場への影響は限定的となると思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.20 94.30
ユーロ/ドル 1.4310 1.4420
ユーロ/円 133.50 135.20
ポンド/円 152.20 154.10
豪ドル/円 78.10 79.30

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線が下向きとなっていること、昨日の安値の93.20円が8/21の93.42円を下に抜けたことで下落トレンドが継続しているようです。一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ていることから戻りも鈍そうです。短期的には昨日の安値の93.20円を再度試しにくると思われますが、これを下に抜けないようであれば、一目均衡表(日足)の転換線となる94.24円近辺までは戻る可能性があります。
【ユーロ/ドル】
昨日の高値が1.4405ドルで、8/5の高値の1.4446ドルには届いていません。ただ、8/21の高値の1.4375ドルは上に抜けているので、上昇が継続中とみています。ただ、前出の高値の1.4446ドルを早期に抜けてこないと、チャートの形ではダブル天井となる可能性があり注意が必要です。1.4446ドル近辺をロスカットレベルとしてショートにするか、このレベルを抜けたときにロングで参入するかという戦法になります。上抜けすれば昨年12/18の高値の1.4718ドル近辺がターゲット。
【ユーロ/円】
4日連続の下落となりました。ただ、昨日のロウソク足が下に長いヒゲをつけた陰線となったことから、超短期的な戻りの可能性があります。これまでのところは一目均衡表(日足)の雲の上限の133.09円がサポートとして機能しているものの雲のねじれ(=変化日)も近づいてきていることから、これを切れるとと下げが加速する可能性があり、雲の下限の131.87円近辺まで下落するかもしれません。

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯に日経225平均株価及び上海総合株価指数が下落したことから、「円」と「ドル」が買われました。ロンドン時間早朝にはドル/円は一時1ドル=93.37円ま下落、ユーロ/円も1ユーロ=133.13円までユーロが売られました。NY時間には米4-6月期GDP第2次速報が発表され、前期比年率-1.0%と市場予想の-1.5%より上振れしたことから、ドル/円は93.95円、ユーロ/えんも134.04円まで戻しましたが戻りも鈍くなりました。その後、原油価格が1バーレル70ドル割り込んだことで、ドル/円は1ドル=93.20円、ユーロ/円も1ユーロ=132.92円まで下落、ユーロ/ドルも1.4222ドルまで下落しました。しかし、原油価格が反発すると、ユーロ/ドルはストップロスなどを付けて1.4407ドルまで上昇、ドル/円も93円台後半まで戻しました。 クローズはドル/円が93.52円、ユーロ/ドルが1.4342ドル、ユーロ/円は134.13円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10473.97 -165.74 -1.56%
FTSE100(英) 4869.35 -21.23 -0.43%
DAX(独) 5470.33 -51.64 -0.94%
NYダウ(米) 9580.63 37.11 0.39%
S&P500(米) 1030.98 2.86 0.28%
NASDAQ(米) 2027.73 3.30 0.16%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 0.03
日本10年債 1.300 -0.010
英10年債 3.55 0.01
独10年債 3.24 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 948.30 1.50
NY原油(期近) 72.49 1.06

■主な発言
ラッカー・リッチモンド連銀総裁
「米経済は下げ止まった」
「輸出は上向く可能性、雇用喪失のペースは鈍化」
「消費支出の減少は止まり、横ばいで推移」
「銀行の信用ひっ迫は終わったもよう、雇用回復に伴い信用は緩和へ」
「5カ月前から住宅市場が上向き、もはや成長の圧迫要因にならず」
ベアーFDIC総裁
「米国の問題銀行、第2四半期に416行に増加」
「銀行預金保険基金、20%減少の104億ドル」
「米国の問題銀行、第1四半期の305行から36%増加」
「米国の問題銀行、過去15年で最多-不良債権が影響」
「信用の問題はリセッションより2四半期は長期化へ」
ラッカー・リッチモンド連銀総裁
「個人消費支出の回復はFRBの利上げ開始決定に影響する」
「失業率にとらわれるべきか分からない」
プラード・セントルイス連銀総裁
「金融政策は依然非常に緩和的、金利は長期間ゼロ近辺を維持へ」
「FRB、2010年に向け焦点を出口戦略にシフトへ」
「出口戦略には流動性供給措置の終了が含まれる見込み、資産売却の可能性も」
「金融政策は景気回復支援のため引き続き緩和的に」
「世界経済の成長も米景気回復を支援する」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/28(金)
12:00 NZ 7月マネーサプライM3
17:30 英国 第2四半期GDP改定値
17:30 英国 第2四半期個人消費改定値
18:00 ユーロ圏 8月サービス業信頼感
18:00 ユーロ圏 8月業況判断指数
18:00 ユーロ圏 8月経済信頼感
18:00 ユーロ圏 8月鉱工業信頼感
18:00 ユーロ圏 8月消費者信頼感
18:30 スイス 8月KOF先行指数
21:30 米国 7月PCEデフレータ
21:30 米国 7月PCEコア・デフレータ
21:30 米国 7月個人支出
21:30 米国 7月個人所得
21:30 カナダ 7月原料価格指数
21:30 カナダ 7月鉱工業製品価格
21:30 カナダ 第2四半期経常収支
23:00 米国 8月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2009年8月27日 (木)

8/27 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

ドル>円>ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米耐久財受注はヘッドラインが強かったものの、中身は民間航空機が押し上げていたようで、米製造業の回復がそれほど顕著ではないように思われます。米景気については、住宅価格や販売件数などから底打ちが見られると思いますが、今後も失業率が上昇する可能性が高いことから、回復までには時間がかかるものと思われます。また、昨日の中国の「鉄鋼、セメントなどの業界での設備過剰の抑制を検討している」との発言には警戒を要すると思われます。中国は内需による成長率の押し上げがみられるものの、外需は停滞しており、資源のだぶつきや設備の過剰感が出ているのではないでしょうか。これらを考えると、資源価格の伸び悩みから下落につながる可能性もあり、また、CFTC(米商品先物の委員会)による持ち高規制の発表も控えていることから、コモディティ価格に端を発して株価の下落につながる可能性があります。このため、円高やクロス円の下落には注意したいところです。また、本日発表される米4-6月期GDPの第2次速報で成長率が下方修正されると米株価の下落につながる可能性があります。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.40 94.50
ユーロ/ドル 1.4170 1.4300
ユーロ/円 133.10 134.70
ポンド/円 151.70 154.30
豪ドル/円 77.10 78.50

■テクニカル
【ドル/円】
テクニカル分析では明確なトレンドが見えていません。昨日の動きも一目均衡表(日足)の雲の下限となる93.85円でサポートされましたが、高値も転換線の94.44円を一時上抜けたものの引値ではレジスタンスとなりました。このため、8/23の安値の93.42円と21日移動平均線の95.12円の間のレンジの動きが継続するのではないでしょうか。
【ユーロ/ドル】
一時的に21日移動平均線、一目均衡表(日足)の転換線、基準線を下に抜けましたが、引値ではこれらがサポートとになりました。ただ、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしてきていることから、これらのサポートを引値で切れてくると一目均衡表雲の上限となる1.4059ドル近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/円】
3日連続の下落であり、下落が継続する可能性が高くなりました。一目均衡表(日足)の雲のねじれ(=変化日)も近づいてきていることから、サポートとなっている90日移動平均線の133.55円や一目均衡表(日足)の雲の上限の133.09円を下に抜けてくると下げが加速する可能性があり、雲の下限の131.61円近辺まで下落するかもしれません。

■前日のサマリー
昨日は上海総合株価指数が上昇したことから、ドル/円も早朝に94円を一時割り込んだものの、下値は1ドル=93.90円までとなりました。その後は独IFO景気動向指数が90.5と5か月連続の上昇となり、事前に上振れが予想されていたこともあり、これを受けてのユーロ/ドルは1ユーロ=1.4354ドル、ユーロ/円は1ユーロ=135.20円までの上昇に留まりました。NY時間帯では発表された米7月の耐久財受注が前月比で+4.9%と市場予想よりはかなり強かったことから、これを受けてドル買いとなり、ドル/円は一時94.59円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4205ドル、ユーロ/円は133.90円までユーロが売られました。しかし、輸送機器を除く受注が前月比+0.8%と市場の予想よりは下振れしていたことから、ドル買いも一時的に終わり、その後に発表された新築住宅販売も43.3万戸と予想を上回ったものの、ドルの上値も限定的となりました。 クローズはドル/円が94.25円、ユーロ/ドルが1.4255ドル、ユーロ/円は134.35円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10639.71 142.35 1.36%
FTSE100(英) 4890.58 -26.22 -0.53%
DAX(独) 5521.97 -35.12 -0.63%
NYダウ(米) 9543.52 4.23 0.04%
S&P500(米) 1028.12 0.12 0.01%
NASDAQ(米) 2024.43 0.20 0.01%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.43 0.00
日本10年債 1.320 -0.010
英10年債 3.54 -0.01
独10年債 3.23 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 945.80 -0.20
NY原油(期近) 71.43 -0.62

■主な発言
中国当局者
「設備が過剰な業界は行過ぎた設備増強を抑える必要がある」
「鉄鋼や石炭といった業界に対する指導の強化が必要である」
ロックハート・米アトランタ連銀総裁
「低金利、脆弱な景気回復には必要」
「景気回復の初期段階が進行中」
「商業用不動産は銀行や景気回復のリスク」
「高失業率の期間は長引くと予想」
「一段の銀行破綻を予想」
ドラーギ伊中銀総裁
「世界の金融・経済危機は緩和しているものの、見通しは引き続き不透明と」
「政府による景気刺激策が解除されれば、経済活動が再度弱まる可能性がある」
「世界の景気回復はクレジット市場の正常化によってのみ確実になる」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/27(木)
15:00 英国 8月ネーションワイド住宅価格
15:10 ドイツ 9月GFK消費者信頼感調査
17:00 ユーロ圏 7月マネーサプライM3
21:15 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
21:30 米国 第2四半期GDP第2次速報
21:30 米国 第2四半期個人消費第2次速報
21:30 米国 新規失業保険申請件数
02:00 米財務省7年債入札(280億ドル)
06:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
8/28(金)
7:45 NZ 7月住宅建設許可

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2009年8月26日 (水)

株価主導はいつまで続くのか

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

先週、夏期休暇で帰省をしていた。駿河湾沖で地震があり、東名高速道路の牧の原付近の道路が約100メートルにわたり崩落、Uターンでは迂回を余儀なくされた。国道1号線のバイパスを使ったのだが初めての道だった。混んでいることは承知していたが、ラジオを聞いても、渋滞の詳細はつかめず、通常の3倍ほどの時間がかかってようやく高速に乗ることができた。
情報が少ないと不安が増すということを実感させられた。

現在の為替市場は株価、ことに上海総合株価指数が主導する展開となっていて、株価の動向を予想するという意味においては、為替を見ている者としては圧倒的に情報量が少ないといえる。とはいっても、株価指数の動きと為替レートをみてみると、ある程度の分析はできそうだ。下の表を見てもらいたい。先週末(8/14)と昨日(8/20)の上海総合株価指数、NYダウ、主要な対円の為替レートを比べたものである。これを見ると上海総合株価とNYダウは連動していない。一方、対円通貨の為替レートは比率は異なるが上海総合株価指数と連動しているようだ。過去を見ても1月中旬に上海総合株価指数が上昇に転じ、NYダウが3月上旬に上昇に転じるまでも株価指数同士は連動せず、対円通貨は連動した。

【下落率】

日付/株価指数,通貨 上海総合 NYダウ USD/JPY EUR/JPY AUD/JPY GBP/JPY
2009/8/14 3,046.97 9,321.40 94.82 134.62 78.86 156.81
2009/8/20 2,911.58 9,350.05 94.17 134.23 78.26 155.40
下落率 -4.44% +0.31% -0.69% -0.29% -0.76% -0.90%
source:Bloomberg, Uedaharlow

景気のけん引役となる両国の株価指数の非連動があまりに長期間に及ぶことは考えにくく、米リーマン・ショック以降は上海総合株価指数がNYダウに先行していると考えると、上海総合株価指数の回復が見られない場合には、NYダウが下落し、円高に向かう可能性が一段と高くなるといえそうで、景気対策によりダブついた資金が株価を押し上げたことへの警戒(規制)を中国当局がどのように示してくるか、中国の動向からも目が離せないようで、まだまだ株価主導の展開が続きそうである。

8/26 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
バーナンキ米FRB議長の再任は昨日の東京時間から出ていたニュースであり、特に目新しさはなかった。発表された米S&P/ケースシラー住宅価格は20地区のうち、ボストンとラスベガスを除く18地区で住宅価格の上昇がみられており、FRBが懸念している商業不動産人がいの住宅部分については回復傾向が継続しているのではないかといえます。また、消費者信頼感指数も先に発表されているミシガン大の消費者信頼感が下振れしたことで懸念されていましたが、こちらも54.1となったことで、消費の落ち込みに対する懸念は遠のいたのではないかと思います。中国と米国の株価が異なる動きをしていることから、日本をはじめ中国経済の回復からの恩恵を受けると見られる豪やNZなどの資源国通貨の上値が重くなることが予想されます。また、原油価格の不安定な動きも資源国通貨にとってはマイナス要因となりそうです。ここ数日間の動きを見ていると東京(アジア)時間は円高傾向、欧米では円安傾向ということで、市場では方向感が出にくいのではないかと思います。本日は独IFO景気動向指数の発表が予定されており、このところの欧州の景況感の回復からは内容がよくなると予想されます。ただ、ユーロは原油価格との相関が高いことやユーロ/ドルで1.43ドル台が重くなっていることを考えると、しばらくはどの通貨もレンジの取引になりそうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.50 94.70
ユーロ/ドル 1.4200 1.4370
ユーロ/円 133.70 135.10
ポンド/円 152.10 154.50
豪ドル/円 77.60 79.30

■テクニカル
【ドル/円】
昨日の安値が一目均衡表(日足)の雲の下限となる94.03円を一時下抜けたものの引値ではサポートされました。遅行線もかろうじて日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、下落圧力はそれほど強くないと思われます。ただ、21日移動平均線で上値が抑えられていることもあり、しばらくは8/23の安値の93.42円と21日移動平均線の95.13円の間のレンジの動きになるのではないでしょうか。
【ユーロ/ドル】
ロウソク足の形が寄り引き同時の十字線となっていることから、方向感が出にくいと思われます。21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線、転換線が上昇のサポートとなっているものの、線は水平を示していることからしばらくはレンジの動きとなりそうです。また、昨日の高値も8/21の高値の1.4375ドルを超えていないことから、上値の重さが感じられます。直近のサポートは21日移動平均線の1.4230ドル。
【ユーロ/円】
2日連続で21日移動平均線が引値のレジスタンスとなりました。このため、目先の上値の重さが感じられます。本日も下落して引けるようであれば、更なる下落へとつながる可能背があります。サポートは90日移動平均線の133.47円か一目均衡表(日足)の雲の上限となる133.09円近辺と思われます。

■前日のサマリー
昨日は上海総合株価指数が前日比2.6%安(一時5%以上の下落)となったことから、東京時間帯では「円」と「ドル」が買われる動きとなりました。ドル/円は1ドル=93.79円まで一時下落、ユーロ/円も1ユーロ=133.96円までユーロgあ売られました。ロンドン時間帯の早朝にユーロ/ドルが1ユーロ=1.4252ドルまで売られたものの、欧州の株価が上昇したことなどで、「円買い」と「ドル買い」の動きも一服、NY時間帯ではバーナンキ米FRB議長が再任(来年1月末から更に4年)さらたこと、発表されたS&P/ケースシラー住宅価格指数(総合20)が前年比で-15.4%となったことや、コンファレンスボードの消費者信頼感指数が54.1に上昇していたことなどから米株価が上昇となり、ドル/円は94.65円、ユーロ/円は135.90円まで上昇、ユーロ/ドルも1.4364ドルまでユーロが買われています。その後は、WTI(原油)が1バーレル=75ドルをつけたものの、警戒感が強まるなかで大口投資家の売りが出たことなどを背景に71.13ドルまで下落したことなどから、NYダウが上げ幅を縮小、ドルと円が買い戻されました。 クローズはドル/円が94.17円、ユーロ/ドルが1.4297ドル、ユーロ/円は134.63円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10497.36 -83.69 -0.79%
FTSE100(英) 4916.80 20.57 0.42%
DAX(独) 5557.09 37.34 0.68%
NYダウ(米) 9539.29 30.01 0.32%
S&P500(米) 1028.00 2.43 0.24%
NASDAQ(米) 2024.23 6.25 0.31%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.43 -0.04
日本10年債 1.310 0.000
英10年債 3.54 -0.08
独10年債 3.26 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 946.00 2.30
NY原油(期近) 72.05 -2.32

■主な発言
パラモ・ECB理事
「欧州の経済見通しは依然不透明、独仏の第2四半期成長率は明るい兆し」
「ユーロ圏各国が危機から脱するには財政改革が必要」
「中・長期的なインフレ期待を抑制することが必要」
「現在の金利はユーロ圏にとって適切」
中国人民銀行年次報告
「銀行の「妥当かつ十分な」流動性を確保する」
「適切な融資の伸びを促進する」
「人民元相場は妥当かつ均衡の取れた水準を維持する」
「人民元の為替制度改革を促進する」
オバマ大統領
「バーナンキFRB議長を再任」
「大恐慌の再来阻止を理由に再任を決断」
「バーナンキ議長は冷静さと英知、勇気をもって危機に対応」
米議会予算局
「2009年財政赤字、1兆6000億ドルと予想」
「2010年米経済成長率を2.8%と予想」
「2011年米経済成長率を3.8%と予想」
「2010年失業率、平均10.2%と予想」
「2009年CPI、0.5%低下を予想」
ジョーダンSNB理事
「スイス経済はあと数ヶ月で底入れするだろう」
「金融政策はまだ変更するときではない」
「金利は低水準を維持する見通し」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/26(水)
17:00 ドイツ 8月IFO景気動向指数
17:00 ノルウェー 6月失業率
18:30 南アフリカ 7月消費者物価指数
21:30 米国 7月耐久財受注
23:00 米国 7月新築住宅販売件数
01:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米財務省5年債入札(390億ドル)
8/27(木)
7:45 NZ 7月貿易収支

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2009年8月25日 (火)

8/25 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。まだ8月だと思えないくらい気候は秋ですね。

■前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の為替市場は、特に市場に材料がない中で、米株価の上昇に対する警戒が先行した中での下落と思われます。ウェルス・サントラスト銀行(米大手地銀)CEOの発言は相場の後付け材料とされたのではないかと個人的には思っています。本日は米国でいくつか主要な経済指標の発表が予定されており、S&P/ケース・シラー住宅価格指数では、下落幅の縮小が予想されていますが、対象の20地区のうち前回は14地区で価格の上昇がみられていることから、住宅市場の改善がみられるようであれば、市場が楽観的に戻る可能性があります。また先に発表されたミシガン大消費者信頼感指数の速報値(調査対象300人)で低下が示されているだけに、本日のカンファレンスボードの消費者信頼感(調査対象5000人)に注目されます。こちらでそれほど低下が示されないようであれば、株価にとってはプラスとなると思われます。このため、どちらかといえば、円高のリスクが限られるものとみています。ただ、東京、欧州時間帯では先週の安値の93.42円近辺まで下落する可能性がありますが、更なる円高の可能性は低いのではないでしょうか。また、本日は米2年債の420億ドルの入札がありますが、2年債ということもあり、特に波乱はないでしょう。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.40 94.80
ユーロ/ドル 1.4200 1.4370
ユーロ/円 134.10 135.40
ポンド/円 153.55 156.90
豪ドル/円 78.40 79.80

■テクニカル
【ドル/円】
ロウソク足が上にヒゲの長い「塔婆」に近い形となりました。昨日の高値が21日移動平均線と一目均衡表(日足)の転換線に止められていることから上値の重さが感じられます。一目均衡表(日足)では、遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、下落の圧力も強くないと見られ、前出のロウソク足の形からも揉み合い(レンジ)の可能性が高いものと思われます。
【ユーロ/ドル】
昨日の高値の1.4358ドルが21日の高値の1.4375ドルを超えられず下落、陰線となりました。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローが78.68まで上昇してきていることから、短期的な買われ過ぎの水準に近付いています。ただ、一目均衡表(日足)の基準線がサポートになっていることや遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、基準線と21日移動平均線のレベルとなる1.4227ドル近辺まで下押しする可能性がありますが、このレベルで下げ止まるようであれば、まずは8/5の1.4446ドル近辺を目指す可能性があります。
【ユーロ/円】
昨日の高値の136.07円では21日移動平均線を一時上に抜けたものの、引値では超えられていません。また、一目均衡表(日足)の基準線も引値では超えられませんでした。このため、上値の重さが感じられます。ただ、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に抜け出ていることや日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、前出2つのレジスタンを上抜けられれば、7/1の高値の136.87円近辺がターゲットとなると思われますが、レジスタンスを超えられなければ8/7の138.70円を頂点としたヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性があり、この場合だと127円近辺までの下げの可能性があります。

■前日のサマリー
昨日は週末のNYダウが上昇した流れから、日経225平均株価、上海総合株価指数などが堅調に推移する中、リスク投資選好の動きから「円」が売られる流れとなり、ドル/円はロンドン時間帯に一時1ドル=95.07円まで上昇しました。ただ、ユーロは欧州系のファンドなどが売りを持ち込んだことから、対ドル、対円で下落、ロンドン時間には1ユーロ=1.4280ドルと高値の1.4360ドルからは80ポイントの下落となり、ユーロ/円も1ユーロ=135.33円と東京時間の136.01円から下落しました。NY時間では、特に目立った経済指標がないものの、ウェルス・サントラスト銀行(米大手地銀)CEOが「更なる信用損失に直面し、商業不動産は2010年を通して低迷する可能性がある」と発言し、これを受けた金融セクタが主導して株価の上げ幅を縮小し、一時マイナスに落ち込むなどを受け、ドル/円は一時94.42円まで下落、ユーロ/ドルは1.4344ドルまで上昇していたものの1.4285ドル、ユーロ/円は134.99円まで下落しました。 クローズはドル/円が94.57円、ユーロ/ドルが1.4305ドル、ユーロ/円は135.28円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10581.05 342.85 3.35%
FTSE100(英) 4896.23 45.34 0.93%
DAX(独) 5519.75 57.01 1.04%
NYダウ(米) 9509.28 3.32 0.03%
S&P500(米) 1025.57 -0.56 -0.05%
NASDAQ(米) 2017.98 -2.92 -0.14%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 -0.09
日本10年債 1.310 0.020
英10年債 3.62 -0.01
独10年債 3.30 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 943.70 -11.00
NY原油(期近) 74.37 0.48

■主な発言
温家宝・中国首相
「積極的な財政政策を続ける」
「適度に緩和的な金融政策を維持する」
「景気回復はまだ安定していない」
「むやみに楽観的にはなれない」
「短期間で内需を拡大するのは難しい」
ユンケル・ルクセンブルク首相
「現在の回復局面、持続不可能」
「新たな景気下降局面を迎えるリスクは残る」
「あまり楽観するのは避けた方がよい」
「まだ景気刺激措置を緩和すべき段階ではない」
ウェルス・サントラスト銀(米大手地銀)CEO
「銀行の信用損失はなお拡大へ」
「銀行危機、勝利宣言は時期尚早」
「商業用不動産は2010年末まで悪化継続も」
「できるだけ早期にTARP資金返還へ」
リプスキーIMF筆頭副専務理事
「世界経済には成長再開の明確な兆候」
「危機克服に向けて進展がみられる」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/25(火)
15:00 ドイツ 第2四半期設備投資確報
15:00 ドイツ 第2四半期GDP確報
15:00 ドイツ 第2四半期個人消費確報
22:00 米国 6月S&P/ケース・シラー住宅価格
23:00 米国 6月住宅価格指数
23:00 米国 8月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 8月消費者信頼感指数
01:45 ビーン・イングランド銀行(BOE)理事講演
02:00 米財務省2年債入札(420億ドル)

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2009年8月24日 (月)

8/24 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のバーナンキ米FRB議長の発言からは、「米国内外の短期的な成長への回復見通し、良好のもよう」と最近の景気回復傾向を好感する発言となっているものの、「失業率、高水準から段階的にしか低下しない見込み」「世界の多くの金融市場で緊張が根強い」「家計・企業でクレジット利用は依然逼迫」と警戒を緩めない姿勢も示しています。ただ、NYダウはこの発言を受け、150ドル以上の上昇となったことから、本日の日経225、アジア株式市場もおおむね上昇すると思われます。このため、主要な経済指標の発表がない中で、「円」と「ドル」が売られやすい展開が続くのではないかと思われます。また、市場では先週まで上海総合株価指数の動向に目が向いていたものの、欧米での景況感の回復傾向が示されていることから、関心も発表される経済指標に向いてくるのではないかと思われます。このため、明日のS&P/ケースシラー住宅価格や明後日の独IFO景気動向指数、米耐久財受注などを前に、本日は様子見となるのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.80 95.20
ユーロ/ドル 1.4200 1.4430
ユーロ/円 133.80 136.20
ポンド/円 155.30 157.20
豪ドル/円 78.40 80.20

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の転換線が基準線の下に抜けました。デッドクロスとなることから、下落の可能性がありますが、基準線が切りあがってきてのデッドクロスであり、また、ストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスしていること、ロウソク足が下にヒゲの長い形となっていることなどで、短期的には21日移動平均線となる95.19円近辺を目指すのものと思われます。
【ユーロ/ドル】
8/13の高値の1.4326ドルを上抜けました。一目均衡表(日足)の雲がサポートになって上昇が継続、21日移動平均線から上に離れたことから、上昇が継続する可能性が高まりました。 ただ、8/5の1.4446ドル近辺で上昇の壁になったこともあり、このレベル超えられれば、昨年12月の高値の1.4718ドル近辺まで上昇する可能性があります。
【ユーロ/円】
安値の132.90円は90日移動平均線を一時下抜けたものの、引値ではサポートされました。また、遅行線が雲の上に抜け出たことで、短期的には上昇が継続すると思われます。ただ、一目均衡表(日足)の基準線を転換線が下抜けしていることから、それほど上昇する力は強くないと思われ、7/27の高値となる136.08円近辺が上値の目処になるのではないかと思われます。

■前日のサマリー
昨日は東京時間では日経225平均株価が下落したことから、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」の流れが強まり、ドル/円は一時1ドル=93.47円、ユーロ/円も1ユーロ=132.90円まで下落しました。ロンドン市場は発表されたユーロ圏のPMIがよく、特に独製造業PMIが市場予想を大きく上回る47.0となったことなどから、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.4209ドルから1.4302ドルまで上昇、ユーロ買いの支援材料となりました。NY時間帯では、ユーロ圏の指標を受けドルが下落したことから、ドル/円は一時93.42円を付けたものの、発表された米中古住宅販売件数524万戸と市場予想を上回ったことやバーナンキ米FRB議長が「米国内外の短期的な成長への回復見通し、良好のもよう」などと発言したことから、米株式市場が大幅上昇となり、「円」と「ドル」が売られ、ドル/円は94.72円、ユーロ/円は135.48円、ユーロ/ドルは1.4377ドルまで上昇しました。 クローズはドル/円が94.40円、ユーロ/ドルが1.4327ドル、ユーロ/円は135.24円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10238.20 -145.21 -1.40%
FTSE100(英) 4850.89 94.31 1.98%
DAX(独) 5462.74 151.68 2.86%
NYダウ(米) 9505.96 155.91 1.67%
S&P500(米) 1026.13 18.76 1.86%
NASDAQ(米) 2020.90 31.68 1.59%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.56 0.13
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.64 0.04
独10年債 3.31 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 954.70 13.00
NY原油(期近) 73.89 0.98

■主な発言
バーナンキFRB議長
「米国内外の短期的な成長への回復見通し、良好のもよう」
「回復は最初「比較的緩やか」となる公算」
「最悪の事態は回避したが、困難な課題が依然控えている」
「失業率、高水準から段階的にしか低下しない見込み」
「世界の多くの金融市場で緊張が根強い」
「家計・企業でクレジット利用は依然逼迫」
「FRBの流動性制度の活用低下、市場状況の正常化を示唆」
「金融システムの構造的弱さや規制上の枠組みに早急に対応しなければならない」
「システム上の危機における流動性の役割、システム上の規制の必要性示す」
「流動性リスク管理、十分な資本や信用リスク管理と同様に不可欠」
「各中銀だけが流動性・信用の大幅低下を補い得る、そのように対応する用意必要」
「危機の教訓を反映した新たな金融規制の枠組みの構築が必要」
プラード・セントルイス連銀総裁
「米経済が今年7-9月(第3四半期)と10-12月(第4四半期)にプラス成長になる」
「米国の家計は引き続き非常に慎重で、年内の主要な政策課題は日本型のデフレを避けることだ」
トリシェECB総裁
「若芽に関する観測、ほぼ正常に戻ったと一部が考えているとの懸念を抱かせる」
「依然としてなすべきことが山ほどある」
「金融システムの回復に向け、規制や広範な問題を検討しなければならない」
ギブズ大統領報道官
「米住宅市場は底を打っているもよう」
「オバマ大統領は政府が実施してきた景気安定化策の進展に満足している」
「経済がしっかりとした軌道に乗るまでは状況に甘んじることはない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/24(月)
18:00 ユーロ圏 6月鉱工業新規受注
21:30 カナダ 6月小売売上高

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2009年8月23日 (日)

8/24の週のポイント

こんにちは。この土日で子供の工作の手伝いをしていました。

21日に発表された18日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売り)、円ロング(買い)が増加、ただし、円はまだスクエア(ロングとショートが拮抗)に近い状態です。 ユーロのロングが2週連続で約1万コントラクトの減少、6千弱のロングまで低下してきています。

週末のバーナンキ米FRB議長が「米国と世界経済は景気後退から脱却し始め、世界経済の成長への回復見通しは、良好のもよう」と発言したことから、先週の株価騒動は鎮静化に向かうと思われます。このため、週初は本邦、アジアの株価の上昇が予想され、円安傾向となると思います。ただ、中国当局の銀行資本規制の草案への銀行側の回答が25日となっていることで、若干の波乱が予想されますが、市場はすでにそこまでは織り込んでいると思われ、新たな材料を探す方向に移ると思います。市場は、今後発表される米国のS&P/ケースシラー住宅価格をはじめ、耐久財受注、4-6月期GDP第2次速報、独のIFO景気動向指数などに注目すると思われ、これらの内容で景気回復の傾向が示されるようであれば、楽観的な傾向が強まり、過剰流動性の高まりから、円やドルが売られやすくなると思われます。過剰流動性の高まりで原油価格などコモディティ価格の上昇が警戒されていて、米英当局が共同で警戒を強めていることから、過熱感が高まれば規制リスクへの警戒感から一時的な調整が一気に出る可能性があり、下落に対する警戒は常に持っておいたほうが良いです。

【USD】
Blog20090822_01          
source:CFTC

ドルは13,259コントラクトのショート増加の176,609コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090822_02
source:CFTC

円は1,529コントラクトのロング増加の2,353コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090822_03
source:CFTC

ユーロは11,079コントラクトのロング減少の5,732コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090822_04
source:CFTC

カナダは3,569コントラクトのロング増加の37,458コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090822_05
source:CFTC

NZドルは1,375コントラクトのロング減少の17,436コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(24日更新)

8月24日の週の注目指標
■24日(月)
・ユーロ圏  6月鉱工業新規受注
・カナダ  6月小売売上高
■25日(火)
・ドイツ  第2四半期GDP・確報
米国  6月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・米国  6月住宅価格指数
・米国  8月リッチモンド連銀製造業指数
・米国  8月消費者信頼感指数
■26日(水)
・日本  7月通関ベース貿易収支
ドイツ  8月IFO景気動向指数
米国  7月耐久財受注
米国  7月新築住宅販売件数
■27日(木)
・NZ  7月貿易収支
米国  第2四半期GDP改定値
・米国  第2四半期個人消費
・米国  新規失業保険申請件数
■28日(金)
・NZ  7月住宅建設許可
・日本  7月失業率
・日本  7月有効求人倍率
・日本  7月有効求人倍率
英国  第2四半期GDP改定値
・ユーロ圏  8月サービス業信頼感
ユーロ圏  8月業況判断指数
・ユーロ圏  8月経済信頼感
・ユーロ圏  8月鉱工業信頼感
・ユーロ圏  8月消費者信頼感
・米国  7月個人支出
・米国  7月個人所得
・米国  8月ミシガン大消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年8月22日 (土)

上海株価に翻弄された週

こんばんは。田圃の稲もたわわに実っていて、秋を感じます。

今週は、週明けの月曜日に上海総合株価指数(下1番目のグラフ参照)が5%強下落したことから、市場の関心が一気に同株価指数に集まり、週末まで上海総合株価指数の上げ下げにアジア時間の為替市場は一喜一憂することになりました。ただ、米国で発表された経済指標がおおむね市場予想から上振れしたことで、上海総合株価とNYダウが連想しなかったことから、円高の圧力も限定的となり、円は主要通貨に対してはまちまち(下2番目のグラフ参照)となり、米ドルはリスク投資選好の動きから、中銀(BOE)の議事録やダーリング英財務相による「経済に多くの不確実性がある」などの発言で下落したポンド以外では、ドルは主要通貨に対して下落しています(下3番目のグラフ)。株価の動向については、昨日バーナンキ米FRB議長が「米国と世界経済は景気後退から脱却し始め、世界経済の成長への回復見通しは、良好のもよう」と発言し、NYダウがこれを受けて155ドル高となっていることから、週明けの日経平均、アジア株価も上昇することが予想され、市場の目が新たな材料を模索する事になるのではないかと思われます。

【上海総合株価指数】
Blog20090821_03
source:yahoo china

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090821_01
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Blog20090821_02
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

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2009年8月21日 (金)

8/21 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。新型インフルエンザもはやっているようです。手洗い、うがいなどを励行して気をつけましょう。

■前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もアジア時間は上海総合株価指数に左右される展開となりました。ただ、上海総合株価とNYダウの相関が薄くなっていることから、円高の圧力はそれほど強くなく、ドル/円を中心に変動が少なくなってきているようです。ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円、NZドル/円の4通貨ペアで昨日は過去7日間の最も変動幅が小さくなっているNR7が出現しています。相場のエネルギーがたまってきているのか、これまでの変動の小休止かといったところですが、株価との相関がいつ、どのように外れていくのか新たな材料待ちといった展開が続くと思われます。このため、市場では短期プレーヤー中心の取引が続くと思われ、大きな方向性が出にくいのではないでしょうか。大まかに言ってドル/円では93円から95円、ユーロ/円では133円から136円のレンジとなるのではないかと思います(下記とは多少異なりますが)。本日はユーロ圏でPMI(購買担当者景気指数)の発表が予定されています。株価がセンチメントに反応しやすいことから、為替にも影響があるものと思われ、欧州では先に発表されたZEWでもそうでしたが、回復傾向がみられる可能性が高いことから、欧州市場ではやや円売りになるのではないかと思います。一方、米国の中古住宅販売は住宅着工とは性質が異なることや長期金利の上昇が抑えられていることから、件数の若干の上振れはあると思われ、これらを総合するとそれほど円高の圧力は強くないのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.20 94.50
ユーロ/ドル 1.4130 1.4320
ユーロ/円 133.30 135.15
ポンド/円 154.20 155.80
豪ドル/円 77.10 78.80

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の雲の下限の94.50円が重くなってきています。雲も切り下がってきているものの、雲の中には入れないことから、戻りの鈍さを感じさせます。遅行線も日々線(ロウソク足)に接近しており、本日の引値が94.21円を超えていないと、日々線の下に抜け出てしまうことになります。遅行線が日々線の下に抜けると短期的な下落の可能性が高くなり、7/13の安値の91.73円と8/7の高値の97.77円の76.4%押しとなる93.16円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜けてました。基準線が切り上がってきたことでの逆転となりますので「ダマシ」になる可能性が高いと思っています。ただ、8/13の高値の1.4326ドルがレジスタンスと位置していることから、1.40ドル~1.43ドルのレンジとなると思われます。
【ユーロ/円】
ストキャスティックス(スロー)でゴールデンクロスとなりました。90日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲の上限で支えられていると思われることから、底堅い動きになると思われます。ただ、一目均衡表(日足)の転換線と基準線が接近してきており、デッドクロスする可能性もあることから、それほど上値を追えるとは思えません。また、遅行線が雲の中を推移していることから、雲の上限となる135.17円がレジスタンスとなる可能性があり、基準線も135.15円であることから、最大でもこの近辺までではないでしょうか。

■前日のサマリー
昨日は上海総合株価が前の日に下落した分を取り返す4.5%の上昇となったことから、リスク投資選好の流れとなり、欧州時間早朝にドル/円は1ドル=94.56円、ユーロ/円は1ユーロ=134.63円まで上昇しました。その後発表された英7月の小売売上高指数は事前予想とほぼ同じ前月比+0.4%となり、発表直後こそポンドが買われたものの、ダーリング英財務相による「経済に多くの不確実性がある」との発言が嫌気され、更に米新規失業保険申請件数が市場予想より悪化の57.6万件となったことで、ダウ先物が軟調となると、リスク回避の動きからドル/円は93.85円、ユーロ/ドルは1.4200ドル、ユーロ/円は133.41円までそれぞれ下落しました。しかし、米8月フィラデルフィア連銀指数が4.2と昨年9月以来となるプラスを回復するとドル/円は94.41円、ユーロ/円は134.40円まで上昇しましたが上値も続かず、対円通貨は小幅な動きに終始しました。 クローズはドル/円が94.20円、ユーロ/ドルが1.4255ドル、ユーロ/円は134.28円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10383.41 179.41 1.76%
FTSE100(英) 4756.58 66.91 1.43%
DAX(独) 5311.06 79.08 1.51%
NYダウ(米) 9350.05 70.89 0.76%
S&P500(米) 1007.37 10.91 1.09%
NASDAQ(米) 1989.22 19.98 1.01%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.42 -0.03
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.58 -0.07
独10年債 3.25 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 941.70 -3.10
NY原油(期近) 72.54 0.12

■主な発言
ダーリング英財務相
「経済に多くの不確実性がある」
「英国が今の財政支出の水準を維持することは正しい」
米抵当銀行協会(MBA)
「米住宅ローン延滞率は第2四半期に過去最高となる一方で、米住宅価格は下落した」
ガイトナー米財務長官
「経済は回復への第一歩を印しつつある」
「雇用削減ペースは鈍化、銀行は公的資金の返済開始」
「不安は自信へと変わりつつある」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/21(金)
16:30 ドイツ 8月PMI製造業
16:30 ドイツ 8月PMIサービス業
17:00 ユーロ圏 8月PMI製造業
17:00 ユーロ圏 8月PMIサービス業
23:00 米国 7月中古住宅販売件数
23:00 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

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2009年8月20日 (木)

8/20 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

円>ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は再び上海総合株価指数が下落したことで、「円買い」と「ドル買い」の動きとなりましたが、米石油在庫を受け、原油価格が上昇したことで、大きな流れは「ドル売り」となりました。中国株価の下落が米国に波及しないことで、円高の継続に歯止めがかかっているようです。引き続き本日も上海総合株価指数が注目されると思いますが、同指数が下げ止まるようであれば、「円」が売られやすくなると思われます。一方、経済指標では、米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀指数、米カンファレンスボードの景気先行指数の発表が予定されていて、先般大幅な回復見せたNY連銀製造業景気指数が記憶に新しいこともあり、これらの回復傾向が示されるようであれば、米国と中国株価のデカップリングになると思われ、ユーロや豪ドルなどの通貨が買われやすくなると思います。総じて見ますと、ドル/円ではドルが売られやすいと思いますが、クロス円は底堅く推移するのではないでしょうか。押し目買い継続とみています。また、英国の小売売上高指数は大きく相場を動かす要因とはならないと思います。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.20 94.70
ユーロ/ドル 1.4110 1.4280
ユーロ/円 133.30 134.90
ポンド/円 154.90 157.70
豪ドル/円 77.40 78.80

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線の95.19円、一目均衡表(日足)の雲の下限の94.53円がレジスタンスとなっています。このため上値の重さが感じられます。また、遅行線が日々線(ロウソク足)に接近し、本日の引値が94.20円を下回ると遅行線が日々線を下回ることになるので、下落圧力がたままることになります。昨日91.73円と8/7の高値の97.77円の61.8%押しとなる94.03円近辺を達成したこともあり、次のターゲットとなる76.4%押しとなる93.16円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜けしました。また、一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、底堅い動きが予想されます。ただ、短期的には転換線の1.4229ドルがレジスタンスとして機能する可能性があることや21日移動平均線を上に抜けたといっても、僅かであることから、ここもレジスタンスとして機能する可能性があります。このため、上下には大きく方向感が出にくく、1.40ドル~1.43ドルのレンジとなるのではないかと思われます。
【ユーロ/円】
昨日の安値では、90日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲の上限を一時下抜けしましたが、引値ではサポートされています。ロウソク足の形は寄引同時で下にヒゲが長い「トンボ」の形となりました。ロウソク足単体では、「転換」を暗示する形となります。このまま一目均衡表(日足)の雲の上限がサポートとなれば、7/8の安値の127.00円と8/7の高値の138.70円の半値押し(フィボナッチ50%)達成で戻りとなる可能性があります。ただ、戻りも短期的には切り上がってきている基準線の134.58円近辺までと思われます。

■前日のサマリー
昨日は上海総合株価が4%超の下落となったことから、東京から欧州時間にかけては「円」と「ドル」が買われる展開となり、ドル/円は朝方の1ドル=94.88円から94.13円、ユーロ/円は1ユーロ=134.36円から132.62円まで下落しました。NY時間早朝には米株価の下落の懸念から更に円が買われ、ドル/円は93.66円まで、ユーロ/円は132.17円まで一時下落しました。しかし、23時30分に発表されたEIAの週間在庫統計で原油在庫が-840万バーレルと+120万バーレルの予想から大幅に下振れしたことから、原油価格が上昇、これを嫌気して「ドル」安となりました。このため、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4086ドルの安値からストップロスを巻き込んで1.4268ドルまで上昇、高値圏でクローズしています。また、英中銀(BOE)の議事録が発表されたポンドは、キング総裁などが750億ポンドの資産買い入れを要求したとの内容が伝わり、ネガティブサプライズとなり、主要通貨の中では最も売られました。 クローズはドル/円が94.08円、ユーロ/ドルが1.4223ドル、ユーロ/円は133.81円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10204.00 -80.96 -0.79%
FTSE100(英) 4689.67 3.89 0.08%
DAX(独) 5231.98 -18.76 -0.36%
NYダウ(米) 9279.16 61.22 0.66%
S&P500(米) 996.46 6.79 0.69%
NASDAQ(米) 1969.24 13.32 0.68%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 -0.05
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.58 -0.07
独10年債 3.25 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 944.80 5.60
NY原油(期近) 72.42 3.23

■主な発言
英中銀(BOE)議事録
「6 対3 で500 億ポンドの資産買取プログラムの拡大を決定」
「キング総裁やベズリー委員などは750 億ポンドの買い入れ枠の拡大を求めた」
「資産買取プログラムの効果を査定するのは時期尚早だ」
ウェーバー独連銀総裁
「域内の景気が回復し、金融市場の安定化が見られた時点でECBが刺激策を終了し始める」
米政府当局者
「米政府が2009年度の財政赤字予想を1兆5800億ドルに引き下げへ」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/20(木)
17:30 英国 7月マネーサプライM4速報
17:30 英国 7月小売売上高
17:30 香港 7月消費者物価指数
21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 カナダ 6月卸売売上高
23:00 米国 7月景気先行指数
23:00 米国 8月フィラデルフィア連銀景況指数
01:00 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2009年8月19日 (水)

8/19 本日の見通し

おはようございます。本日は20時からのセミナーがあります。ご参加よろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場が注目していた上海総合株価指数が一時前日比でマイナスとなったものの、引けでは1.4%の上昇となったことで、悲観的な見方がやや後退しています。本日は相場を動かす主要な経済指標の発表がないことから、引き続き上海総合株価指数などの株価の動向に左右される展開が続くと思われます。このところの市場での要人の発言を見ていますと、景気の回復を先取りした動きに対して警戒を呼び掛けるような内容が多いようです。景気後退から大幅な利下げを経て量的緩和を続けていることで、過剰流動性(資金のだぶつき)が高まっており、これらが株式市場(特に新興国)に流入し、株価を押し上げているとみているのではないでしょうか。ちょっと前になりますが、米CFTCがエネルギーなどの持ち高制限を検討すると発表するなど、こうした投機マネーが資源価格や食糧価格を押し上げることを警戒しているととれる動きをしています。ある意味ミニバブルの復活に近い形になっていますので、短期的には相場の方向についていくしかないと思いますが、中長期ではやはり警戒は怠れないと思います。本日は英中銀議事録が発表されるポンド以外では株価次第ですが、新たな材料待ちから小動きになるのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.00 95.50
ユーロ/ドル 1.4060 1.4200
ユーロ/円 133.30 134.80
ポンド/円 155.00 157.90
豪ドル/円 77.90 78.90

■テクニカル
【ドル/円】
昨日の高値が21日移動平均線の95.17円、一目均衡表(日足)の基準線の95.24円(切り上がった)がレジスタンスとなり、雲の下限(94.72円)が引値のレジスタンスとなっています。ロウソク足の形も上にヒゲが長くなっていることから、引き続き上値が重い展開が予想されます。これまで同様に91.73円と8/7の高値の97.77円の61.8%押しとなる94.03円近辺までの下落を予想しています。
【ユーロ/ドル】
サポートとなっていた一目均衡表(日足)の基準線の1.4178ドルを下に抜けたため、これが短期的な戻りのレジスタンスとなっています。21日移動平均線もレジスタンスとして存在していることから戻りが鈍いと思われます。現在は、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の上を推移していることや90日移動平均線が長期のサポートとなっていることから、上昇トレンドは継続していると思われ、一目均衡表(日足)の雲の上限の1.3983ドル近辺でサポートされるのではないでしょうか。
【ユーロ/円】
90日移動平均線を1日で回復、再び雲の上に抜け出ました。このため、これらでサポートされたとみることができます。ただ、一目均衡表(日足)の基準線が134.02円に切り上がっていることや21日移動平均線がレジスタンスとして存在していることから、ユーロの上値の重たさが感じられます。また、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中を推移していることで、雲の上限となる134.82円が戻りのレジスタンスとなると思われます。

■前日のサマリー
昨日は注目されていた上海総合株価が反転上昇したことから、「円買い」と「ドル買い」の流れが一服、夕方発表された英消費者物価指数も前年比で1.8%と市場予想の1.5%よりは上振れしていたことで、景気悪化からのデフレ懸念及び量的緩和拡大の可能性が遠のきポンドが買われました。また、その後発表された独ZEW景況感調査も市場予想の46.5から上振れする56.1となったことや住宅着工などの指標が悪かったものの、ホーム・デポなどの好決算を受け米株価が上昇したことなどを背景に円は主要通貨の中で最も売られました。ただ、ドルも弱かったことから、ドル/円は欧州時間に1ドル=95.30円まで上昇した後は、戻り高値も95.12円となりました。一方、ユーロは原油価格の上昇などもあり、ユーロ/ドルで1ユーロ=1.4155ドル、ユーロ/円で1ユーロ=134.81円(いずれも欧州時間)まで上昇、NY時間では各々1.4148ドル、134.13円までに留まりました。 クローズはドル/円が94.68円、ユーロ/ドルが1.4135ドル、ユーロ/円は133.83円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10284.96 16.35 0.16%
FTSE100(英) 4685.78 40.77 0.88%
DAX(独) 5250.74 49.13 0.94%
NYダウ(米) 9217.94 82.60 0.90%
S&P500(米) 989.67 9.94 1.01%
NASDAQ(米) 1955.92 25.08 1.30%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 -0.10
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.65 0.05
独10年債 3.29 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 939.20 3.40
NY原油(期近) 69.19 2.44

■主な発言
豪中銀議事録
「利上げを性急に行うと需要を窒息させるリスク」
「追加利下げが必要になることはない見通し」
「豪経済見通しは改善」
「豪の内需は予想より強い」
「現行政策は成長と低インフレと合致している」
「金利を過度に長期低水準とすると消費者物価指数(コア指数)にリスク」
「GDP拡大につれ、より刺激的でない政策が必要」
S&P
「中国の信用格付け、「A+」と「A-1+」を確認」
「中国の長期信用格付け見通しは引き続き安定的」
「中国の信用格付け、主要産業が改善すれば引き上げも」
「中国の信用格付け、金融改革が進展すれば引き上げも」
「中国の信用格付け、改革が遅れれば引き下げ圧力も」
「中国の信用格付け、景気が軟化すれば引き下げ圧力も」
ポーゼン次期英MPC委員
「欧州の経済成長が持続すれば、最初に利上げを始めるのは欧州の中央銀行になる可能性がある」
ダーリング英財務相
「GDPが予想を大幅に上回るマイナス幅となった場合は英国に限らず慎重を期す必要がある」
米GM
「北米生産計画を拡大、1350人を再雇用へ」
「生産計画を6万台上方修正」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/19(水)
13:30 日本 6月全産業活動指数
15:00 ドイツ 7月生産者物価指数
17:00 ユーロ圏 6月経常収支
17:30 英国 中銀(BOE)議事録
20:00 カナダ 7月消費者物価指数
21:30 カナダ 7月景気先行指数

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2009年8月18日 (火)

8/18 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。いよいよ日本の総選挙が始まりましたね。

■前日の通貨の強弱

ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米国での経済指標はNY連銀製造業景気指数は市場予想を大幅に上回る12.1、対米証券投資は907億ドルの流入超、HANB住宅市場指数は18といずれの内容もよいものでした。ただ、昨日はアジア時間からの株価下落の流れを変えるまでには至らず、リスク回避としての「円」と「ドル」が買われる展開となりました。市場は株価が先行する形で調整局面に入っていると思われ、特に上海総合株価の下げが著しいことから、アジア時間(本日夕刻)までは引き続き円高圧力が強いのではないでしょうか。本日は独ZEW景況感調査と米国の住宅着工件数、建設許可件数の発表が予定されています。両指標とも回復傾向を示してきていることから、引き続きこれらがよい場合には、株価の下げ止まりにつながる可能性もあることから、円高の流れも一服する可能性があります。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 93.50 94.90
ユーロ/ドル 1.4060 1.4180
ユーロ/円 132.80 134.30
ポンド/円 154.20 156.50
豪ドル/円 77.30 78.70

■テクニカル
【ドル/円】
昨日書きましたサポートの一目均衡表(日足)の基準線と雲の下限(94.75円)を下抜けました。このため、7/13の安値の91.73円と8/7の高値の97.77円の61.8%押しとなる94.03円近辺までの下落する可能性が高くなりました。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが20以下になってきたことや一目均衡表(日足)の基準線を下抜けしたものの、大きく下に抜けていないことから、昨日安値の94.19円を下に抜けなければ戻る可能性もあります。
【ユーロ/ドル】
サポートとみられていた一目均衡表(日足)の基準線となる1.4162ドルを下に抜け、ストキャスティックス(スロー)もデッドクロスしています。このため下落が継続する可能性が高いと思いますが、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の上を推移していることや90日移動平均線が長期のサポートとなっていることから、一目均衡表(日足)の雲の上限の1.3994ドルあたりでサポートされると思います。
【ユーロ/円】
90日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下に抜け、雲の中に入ってきました。ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが23.85とやや売られ過ぎ感はあるものの、下落余地がまだると思われます。一目均衡表(日足)の遅行線は日々線(ロウソク足)の上を推移しているものの、雲に接近してきています。目先のサポートは雲の下限となる132.30円近辺となります。

■前日のサマリー
昨日は本邦4-6月期のGDPがプラス成長となったものの、日経平均株価が下落、アジア、欧州、米国と株価が弱含む中で円が買われ、主要通貨の中では一番上昇しました。また、リスク回避の動きから「ドル」も買われ、クロス円の下落となっています。米国ではNY連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に上回る12.1となったものの、株価の下落の流れを変えるには至らず、その後の対米証券投資でも907億ドルの流入超となったことやNAHB住宅市場指数も18と改善も、株価に与えた影響が限られました。 クローズはドル/円が94.50円、ユーロ/ドルが1.4082ドル、ユーロ/円は133.07円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10268.61 -328.72 -3.10%
FTSE100(英) 4645.01 -68.96 -1.46%
DAX(独) 5201.61 -107.50 -2.02%
NYダウ(米) 9135.34 -186.06 -2.00%
S&P500(米) 979.73 -24.36 -2.43%
NASDAQ(米) 1930.84 -54.68 -2.75%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 -0.10
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.60 -0.08
独10年債 3.29 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 937.60 -11.00
NY原油(期近) 66.75 -0.76

■主な発言
特になし

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/18(火)
17:30 英国 7月消費者物価指数
17:30 英国 7月小売物価指数
17:30 香港 7月失業率(季調済)
18:00 ユーロ圏 8月ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 8月ZEW景況感調査
18:30 南アフリカ 第2四半期GDP
21:30 米国 7月生産者物価指数
21:30 米国 7月建設許可件数
21:30 米国 7月住宅着工件数
21:30 カナダ 6月国際証券取扱高
22:30 ホームデポ、5-7月期決算発表
05:00~ ヒューレット・パッカード5-7月期決算発表
8/19(水)
7:45 NZ 第2四半期生産者物価指数

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2009年8月17日 (月)

8/17 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。休みボケにならないよう頑張ります。

■前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はミシガン大消費者信頼感指数が市場予想から下振れし、その前の日に発表された米小売売上高とともに、小売関連に不安を残す形となりました。このため、米株価が下落、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」との動きから、円が主要通貨に対して一番強くなっています。本日は本邦のGDPが発表され前期比年率で3.7%とほぼ市場予想通りとなり、これまでのところ為替市場への影響は限定的となっています。1年ぶりのプラス成長となったものの、他に比べると成長は鈍いといえそうです。本日はユーロ圏で貿易収支の発表、米国でNY連銀景気指数、対米証券投資の発表が予定されています。この中では特にNY連銀の景気指数が注目されると思います。これがプライスを回復するようであれば、米株価の上昇につながると思われ、ドルと円が売られやすくなると思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.10 95.40
ユーロ/ドル 1.4070 1.4260
ユーロ/円 133.10 135.60
ポンド/円 154.10 157.30
豪ドル/円 77.10 78.90

■テクニカル
【ドル/円】
ほぼ5日連続の下落となり、21日移動平均線を下抜けしました。一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上限でレジスタンスとなりそこからの下落となっています。上抜け失敗からの下落となることから、目先のサポートとなる一目均衡表(日足)の基準線と雲の下限(94.75円)を下抜ける可能性が高く、7/13の安値の91.73円と8/7の高値の97.77円の61.8%押しとなる94.03円近辺までの下落があるのではないかと思っています。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線となる1.4162ドル近辺がサポートとして機能しているようです。21日移動平均線を下に抜けていますが、トレンドとしては上向きのままとなっていることから、一時的に前出の基準線を割り込むことがあっても、雲の上限の1.4011ドルあたりでサポートされると思います。
【ユーロ/円】
21日移動平均線を下抜けし、ロウソク足の形も大陰線となりました。一目均衡表(日足)の遅行線は日々線(ロウソク足)の上を推移しているものの、雲に近付いています。このため、雲の上限となる134.21円近辺がサポートにならない場合には、更なる下落につながる可能性があり注意が必要です。この場合、一目均衡表(日足)の基準線となる133.26円か雲の上限となる133.09円近辺まで下落する可能性があります。

■前日のサマリー
昨日は東京時間からロンドン時間にかけて、独の4-6月期GDPが市場予想を上回ったことや、株価が堅調に推移したこともあり、リスク投資が選好される流れが続き、「ドル」と「円」が売られやすく、ドル/円は朝方の1ドル=95.80円の安値から96.50円、ユーロ/円は1ユーロ=136.18円から137.85円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.42ドル近辺から1.4282ドルまで上昇しました。しかし、NY時間帯では発表された米7月小売売上高が前月比-0.1%と市場予想の+0.8%から大幅に下振れし、米景気回復の市場マインドを冷やしたことから、リスク回避の動きが出て、ドル/円は95.04円まで下落、ユーロ/ドルは1.4328ドルまでユーロが上昇しました。また、ユーロ/円は135.56円までユーロが下落しました。その後、NYダウがプラス圏を戻してクローズしたことから、ドル/円やユーロ/炎などは安値からは戻してクローズしました。 クローズはドル/円が95.48円、ユーロ/ドルが1.4291ドル、ユーロ/円は136.45円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10597.33 80.14 0.76%
FTSE100(英) 4713.97 -41.49 -0.87%
DAX(独) 5309.11 -92.00 -1.70%
NYダウ(米) 9321.40 -76.79 -0.82%
S&P500(米) 1004.09 -8.64 -0.85%
NASDAQ(米) 1985.52 -23.83 -1.19%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.57 -0.03
日本10年債 1.360 -0.030
英10年債 3.67 -0.11
独10年債 3.31 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 948.70 -7.80
NY原油(期近) 67.51 -3.01

■主な発言
スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁
「豪州は健全な金融システムを有する」
「利下げと財政刺激策が需要を促進」
「極端なリスク回避は和らいでいる」
「世界経済は改善されているようだ-国際市場も改善」
「日本経済が拡大し始めている兆候」
「経済の改善は中国で最も顕著」
「豪州のGDPは4-6月期に拡大したようだ」
「豪州の内需は力強い」
「低金利が需要を支えるだろう」
「失業増大は懸念されていたより小さい」
「インフレは予想していたほど低下しないだろう」
「GDPの予想は引き上げられている」
「将来利上げを実施することが適切だろう」
「豪経済は嵐をうまく乗り切りつつある」
「家計の支出は弱まる恐れ」
「今後2四半期は経済縮小の可能性」
「GDPは2010年いっぱい上向くだろう」
「金利はタイミングよく引き上げられるだろう」
「市場は利上げを織り込みつつある」
「豪州は他国より先に利上げの可能性」
「豪金利は異例の低さ」
「低金利は経済的な不均衡のリスク」
「直ちに金融引き締め実施しない」
「緊急時が過ぎ去った時期に金利上昇の必要」
「追加的な政府の刺激策は必要ない」
フレアティ加財務相
「中国人民元、一番の関心事ではない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/17(月)
8:01 英国  8月ライトムーブ住宅価格
8:50 日本 第2四半期実質GDP一次速報
18:00 ユーロ圏 6月貿易収支(季調済)
21:30 米国 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:00 米国 6月対米証券投資
02:00 米国 8月NAHB住宅市場指数

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2009年8月16日 (日)

8/17の週のポイント

こんにちは。お盆も終わり、いよいよ子供の夏休みも終盤に入ってきました。

14日に発表された11日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売り)が減少、円は824コントラクトのロング(買い)とほぼスクエアとなっています。 ユーロのロングが約1万コントラクトの大幅減、NZドルはロングの増加が4週連続となっています。

10日の週は、米大手ノンバンクのCITの破たんの可能性が高まった(米規制当局による支援の見方が強い)ことや週後半に発表された米小売売上高やミシガン大消費者信頼感指数速報値の予想値からの下振れしたことで、米株価が下落し、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」が強まりました。中国の上海総合株価も下落が続いており、これまで景気回復の期待から株価が先行して上昇した調整局面と思われます。これまで何度か株価の調整が起こりましたが、いずれも長続きせず、短期間で不安材料が後退することから、米FOMCで示されたように、米景気の底入れが完了したとすれば、今回の調整も短期間で終わると思われます。今週は、米ではNY連銀製造業景気指数、対米証券投資、住宅市場指数(17日)、住宅着工件数、建設許可(18日)、新規失業保険新鮮件数、フィラデルフィア連銀指数、景気先行指数(20日)、中古住宅販売件数(21日)、欧州では独ZEW景気動向指数(18日)が予定されています。先週消費関連が下振れしたことから、今週のNY連銀、フィラデルフィア連銀指数は特に注目されると思います。また、改善が示されている住宅関連の指標も改善傾向が続くのかにも注目され、内容が良くないようであれば、株価の下落から円高が進むと思われます。

【USD】
Blog20090815_01        
source:CFTC

ドルは23,788コントラクトのショート減少の163,350コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090815_02
source:CFTC

円は9,791コントラクトのロング減少の824コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090815_03
source:CFTC

ユーロは10,295コントラクトのロング減少の16,811コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090815_04
source:CFTC

カナダは2,7033コントラクトのロング減少の33,889コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090815_05_2
source:CFTC

NZドルは611コントラクトのロング増加の18,811コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(17日更新)

8月17日の週の注目指標
■17日(月)
日本  第2四半期実質GDP一次速報
・ユーロ圏  6月貿易収支
米国  8月NY連銀製造業景気指数
・米国  6月対米証券投資
・米国  8月NAHB住宅市場指数
■18日(火)
・英国  7月消費者物価指数
・英国  7月小売物価指数
独  8月ZEW景況感調査
・米国  7月生産者物価指数
・米国  7月建設許可件数
・米国  7月住宅着工件数
■19日(水)
・NZ  第2四半期生産者物価指数
・英国  中銀(BOE)議事録
・カナダ  7月消費者物価指数
・カナダ  7月景気先行指数
■20日(木)
英国  7月小売売上高
米国  新規失業保険申請件数
・米国  7月景気先行指数
米国  8月フィラデルフィア連銀景況指数
■21日(金)
独  8月PMI製造業
・独  8月PMIサービス業
ユーロ圏  8月PMI製造業
・ユーロ圏  8月PMIサービス業
米国  7月中古住宅販売件数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年8月15日 (土)

リスク回避の動きから円高となった週

こんばんは。昨日夜にUターンで埼玉に戻ってきました。東名の通行止めの影響で同区間が通常の3倍くらいかかり、家に帰り着いたときはぐったりでした。

今週は週を通して円が買われやすい動きとなり、特に週後半に米国の小売売上高やミシガン大消費者信頼感指数(一番目のグラフ)の悪化したことから、米株価の下落により、リスク回避の動きが強い州となりました。週間の騰落率(二番目のグラフ)をみると、円が主要通貨に対して上昇したことを示し、クロス円では、いくつかの通貨ペアは21日移動平均線を下抜けし、調整(下落)圧力が強かったことを示しています。ただ、投資家恐怖心理指数(VIX指数)は、25近傍で低位推移していることで、ドル/円とは相関がない状態(三番目のグラフ)となっています。このため、さらなる円高が進んでいくのかは微妙なところです。次週は本邦の4-6月期GDPの発表や米国の住宅関連の指標などの発表が予定されていることから、これらを受けた米株価の動きや8月上旬から下落を続けている上海(中国)株式が切り返すようであれば円高も限定的になるのではないでしょうか。

【ミシガン大消費者信頼感指数】
Blog20090814_01
source:Reuters/U of Michigan

【週間騰落率(JPY)】
Blog20090814_02_2
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【投資家恐怖心理指数、USDJPY】
Blog20090814_03
source:CBOE,Uedaharlowfx

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2009年8月14日 (金)

8/14 本日の見通し(簡易版)

おはようございます。本日も簡易版ですがよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米小売り大手のウォルマートの決算内容が良かったことから、米小売売上高の下振れを打ち消すような結果となったものの、下値からの戻りはやや鈍いものとなりました。昨日の動きをみると、クロス円全般は株価の動向が引き続きクロス円の動きに連動しているようです。このため、本日発表される米鉱工業生産(22:15)、ミシガン大消費者信頼感指数(23:00)が注目となり、これらの指標結果が良ければ、株価の上昇要因となりドル/円とクロス円の上昇要因となります。米消費者物価指数(21:30)は食品とエネルギーを除いたコアが大幅な上昇を示さない限り、リスク要因(早期の金利引き上げ観測からの株価の下落)にはつながらないと思います。昨日の動きから見ると、NY時間まではやや上値の重い展開が予想されますが、ドル/円ではチャート上のポイントとなる94.75円近辺での押し目を狙うなどが良いかもしれません。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.60 96.10
ユーロ/ドル 1.4180 1.4370
ユーロ/円 135.20 136.80
ポンド/円 157.50 159.70
豪ドル/円 79.20 81.80

■前日のサマリー
昨日は東京時間からロンドン時間にかけて、独の4-6月期GDPが市場予想を上回ったことや、株価が堅調に推移したこともあり、リスク投資が選好される流れが続き、「ドル」と「円」が売られやすく、ドル/円は朝方の1ドル=95.80円の安値から96.50円、ユーロ/円は1ユーロ=136.18円から137.85円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.42ドル近辺から1.4282ドルまで上昇しました。しかし、NY時間帯では発表された米7月小売売上高が前月比-0.1%と市場予想の+0.8%から大幅に下振れし、米景気回復の市場マインドを冷やしたことから、リスク回避の動きが出て、ドル/円は95.04円まで下落、ユーロ/ドルは1.4328ドルまでユーロが上昇しました。また、ユーロ/円は135.56円までユーロが下落しました。その後、NYダウがプラス圏を戻してクローズしたことから、ドル/円やユーロ/炎などは安値からは戻してクローズしました。 クローズはドル/円が95.48円、ユーロ/ドルが1.4291ドル、ユーロ/円は136.45円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10517.19 82.19 0.79%
FTSE100(英) 4755.46 38.70 0.82%
DAX(独) 5401.11 51.02 0.95%
NYダウ(米) 9398.19 36.58 0.39%
S&P500(米) 1012.73 6.92 0.69%
NASDAQ(米) 2009.35 10.63 0.53%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.59 -0.12
日本10年債 1.440 0.015
英10年債 3.78 -0.01
独10年債 3.41 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 956.50 4.00
NY原油(期近) 70.52 0.36

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/14(金)
08:30 スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁議会証言
18:00 ユーロ圏 7月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 7月消費者物価指数(前月比)
21:30 カナダ 6月製造業出荷(前月比)
22:15 米国 7月設備稼働率
22:15 米国 7月鉱工業生産
23:00 米国 8月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

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2009年8月13日 (木)

8/13 本日の見通し(簡易版)

おはようございます。本日も簡易版ですがよろしくお願いします。

■前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米FOMCを終えてもリスク投資選好の動きには変化がありませんでした。米雇用統計を受けた後も、リスクとしては米大手ノンバンクのCITによる連邦破産法11条適用申請があるものの、株価の上昇や楽観的な見通し、過剰流動性の増加(金余り)から、資金は低金利通貨から新興国や比較的金利の高い通貨に向かいやすくなっている流れが変わっていません。昨年9月の米リーマン・ショックから約1年近くとなりますが、再び市場はミニ・バブルの様相を呈してきているように見えます。昨日の米FOMCでの声明でも、米経済は引き続き弱い見通しとしたものの、米景気の底入れを示唆するような内容となり、米長期債の買い入れを3000億ドルで維持するとし、機関だけを10月まで延長しました。しばらくは米CITなどリスク要因には敏感に反応すると思いますが、こうした悲観的な見方は長続きしないと思われることから、クロス円を中心に押し目買いを狙うスタンスになるのではないでしょうか。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.70 96.60
ユーロ/ドル 1.4120 1.4250
ユーロ/円 135.90 137.60
ポンド/円 156.70 159.50
豪ドル/円 78.40 80.60

■前日のサマリー
昨日は欧州の株価上昇から、リスク投資選好の動きが強まり、欧州時間からNY時間では、「ドル」と「円」が売られる動きとなり、ドル/円はロンドン時間早朝の1ドル=95.12円の安値から96.32円へドルが上昇、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4086ドルから1.4247ドル、ユーロ/円は134.10円から136.93円までユーロが上昇しました。その後、米FOMC(声明は以下)で、長期国債買い入れを延長したものの、米景気底入れを示唆した内容になったことで、、一時ドル/円でも1円近くの上下となりましたが、NYダウが100ドル以上の上昇となったことから、「ドル」と「円」が売られた流れは変わりませんでした。

FOMC声明
長期国債買い入れを10月末まで延長
国債買い入れ規模は3000億ドルで維持
米FOMC、FF金利の誘導目標を0─0.25%に据え置き
MBS・政府機関債買い入れの時期と規模は変わらず
金利は長期間非常に低い水準を維持へ
経済活動は安定しつつある、金融市場状況はさらに改善した
エネルギー・商品の価格は上昇した、資源の緩みはコスト圧力を押し下げる公算
FRB、景気回復促進と物価安定維持に向け利用可能なあらゆる手段を講じると繰り返し表明
家計支出、安定化の兆し示しているが引き続き抑制されている
企業は投資を削減、在庫を販売に合わせている
経済は当面引き続き弱い公算、政策行動が緩やかな回復に寄与へ
FRB、バランスシートの規模・構成を監視すると繰り返し表明
インフレは当面引き続き抑制へ
国債買い入れの10月末までの延長、買い入れ終了時の市場での緩やかな移行促進が目的
クローズはドル/円が96.05円、ユーロ/ドルが1.4190ドル、ユーロ/円は136.29円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10435.00 -150.46 -1.42%
FTSE100(英) 4716.76 45.42 0.97%
DAX(独) 5350.09 64.28 1.22%
NYダウ(米) 9361.61 120.16 1.30%
S&P500(米) 1005.81 11.46 1.15%
NASDAQ(米) 1998.72 28.99 1.47%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.71 0.04
日本10年債 1.440 0.015
英10年債 3.78 -0.02
独10年債 3.45 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 952.50 4.90
NY原油(期近) 70.16 0.71

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/13(木)
15:00 ドイツ 第2四半期GDP速報
18:00 ユーロ圏 第2四半期GDP速報
21:30 米国 7月輸入物価指数
21:30 米国 7月小売売上高
21:30 米国 新規失業保険申請件数
未定 南アフリカ  準備銀行(SARB)政策金利発表
23:00 米国 6月企業在庫
02:00 米財務省30年債入札(150億ドル)

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2009年8月12日 (水)

日本にも注目して

裁判官制度が開始され、初の判決が昨日(6日)行われた。新聞の論調などを見ていると今回の審理過程や判決については好意的意見が多いが、中央と地方でのハード、ソフト等での格差を心配する声もあった。制度自体に反対する意見もいまだに多いが、この制度の開始により、裁判に国民の目を向けさせたことは評価できよう。

政治もそうだが、外国為替市場でも日本の動きが注目されなくなってきている。いい例が、政権交代の可能性がある今回の総選挙の報道だ。ワシントン・ポストかニューヨーク・タイムスかは忘れたが、日本の選挙がベタ記事で扱われていた。以前はジャパン・アズ・ナンバーワンやジャパン・バッシングなどという言葉が生まれたくらい日本の影響力も強かったが、今やジャパン・パッシング(通過)とさえ言われるようになった。経済指標においても日本のGDPや失業率、貿易収支などで外国為替レートが変動することが少なくなってしまった。

8月17日(月)には日本の4-6月期GDPが発表される。2008年10-12月期、2009年1-3月期と2期連続で年率換算2ケタのマイナス成長が続いていたが、4-6月期のGDPではプラス成長を回復する見込みである。しかしながら、こうした経済指標を背景とした円買いが起きないのが今の市場の現状だ。一言でいえば日本に目が向いていないということであり、悲しいかな日本の円は低金利からのキャリートレード元通貨としての位置づけしかないようだ。

こうした状況をみると、為替相場では、仮に円高局面が来たとしてもそれほど長続きしないのではないかと思えてしまう。

【実質GDP】
Blog20090811_01
source:内閣府

8/12 本日の見通し(簡易版)

おはようございます。本日もよろしくお願いします。簡易版でのお届けとなります。ご了承ください。

■前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米FOMCで米国債買い入れ額の増額があるかどうかに注目されますが、これまでに発表されている経済指標での米景気が底入れから、回復の兆しが見えていること、長期債の買い入れによる金利引き下げ効果が限定的(効果が不透明)であることなどから、今回の米FOMCでは特に増額については示されないと思います。このため、声明についても「長い期間に亘って経済情勢が例外的に低い水準のFF レートを正当化する可能性が高いと予想している」という文言は今回も盛り込まれると思います。このため、特にサプライズはないと思いますが、昨日の米CITの連邦破産法申請は以前の蒸し返しとなりますが、破産法申請であれば、以前ほどではないにしろ、ある程度金融機関への不安が出るものと思います。ただ、影響は限定的で、株価の下落も一時的な範囲にとどまるものと思います。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 95.20 96.70
ユーロ/ドル 1.4080 1.4230
ユーロ/円 134.30 136.80
ポンド/円 156.70 159.20
豪ドル/円 78.80 79.60

■前日のサマリー
昨日は米大手ノンバンクCITが4-6月期決算発表を延期したことや米連邦破産法11条の適用申請の可能性を示唆したことから、破たんの可能性が高まったとして、欧米の株価が下落、リスク回避の円買いが強まり、主要通貨に対して円が強含みとなり、クロス円の下落が大きくなりました。 クローズはドル/円が96.00円、ユーロ/ドルが1.4148ドル、ユーロ/円は135.82円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10512.21 24.50 0.23%
FTSE100(英) 4671.34 -50.86 -1.08%
DAX(独) 5285.81 -132.31 -2.44%
NYダウ(米) 9241.45 -96.50 -1.03%
S&P500(米) 994.35 -12.75 -1.27%
NASDAQ(米) 1969.73 -22.51 -1.13%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.67 -0.11
日本10年債 1.440 0.015
英10年債 3.81 0.03
独10年債 3.47 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 947.60 0.70
NY原油(期近) 69.45 -1.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/12(水)
17:30 英国 7月失業保険申請件数
17:30 英国 7月失業率(社会保障受給)
18:00 ユーロ圏 6月鉱工業生産
18:30 英国 BOE四半期インフレレポート
18:30 南アフリカ 6月実質小売売上
21:30 米国 6月貿易収支
21:30 カナダ 6月国際商品貿易
21:30 カナダ 6月新築住宅価格指数
未定 南アフリカ SARB政策金利発表
3:00 米国 7月月次財政収支
3:15 米国 FOMC政策金利発表

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2009年8月11日 (火)

8/11 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。朝方の地震はすごかったですね。

■前日の通貨の強弱

NZドル>円>豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米FOMCの1日目ですが、主要な経済指標の発表がないことから、明日の米FOMC(発表は13日早朝)の声明を見るまでは小動きが予想され、株価を主導とした動きになると思われます。昨日は欧米の株価が小幅な調整の下げを見せたことやラトビアの格下げなどで、円とドルが買われる展開となりました。本日もこれらの材料が材料視される可能性があり、ユーロの弱含みの展開が予想されます。ただ、ユーロ/ドルは1.40ドル近辺で7/29と30日に2度下抜けを失敗していることから、このレベルでは底堅く推移するのではないでしょうか。また、本日予定されている米3年債の入札は特に波乱がなく終わるものと思われ、相場への影響は限定的となると思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 96.60 97.70
ユーロ/ドル 1.4060 1.4190
ユーロ/円 136.20 137.50
ポンド/円 158.60 160.60
豪ドル/円 80.80 81.70

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)の遅行線が雲抜け切れず、雲の上限(97.64円)がレジスタンスになっています。昨日が陰線引けとなっていることから、上値が重そうで、本日の高値も7日の高値の97.77円を超えられないようであれば、短期的な調整の下げとなる可能性があります。調整後には一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に抜け出ると、6/7の高値の98.87円と週足の一目均衡表の雲の上限となる98.88円近辺までは上昇するのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
一目均衡表(日足)の基準線を一時下抜けし、基準線とほぼ同時の1.4137ドルでクローズしています。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、この近辺でサポートされれば、反発となる可能性があります。下落したとしても雲の上限となる1.4028ドルか、7/29の安値の1.4006ドル近辺までがめどとなると思います。
【ユーロ/円】
7日の高値を超えずに陰線となりました。ストキャスティックス(スロー)は引き続き80以上で推移していることから、買われすぎ感があり、短期的な下落となる可能性があります。ただ、トレンド系では上昇が継続していることから、6/5の高値の139.21円を超えられれば更なる上昇につながると思われ、週足の一目均衡表の雲の上限となる141.00円が目標となると思います。

■前日のサマリー
昨日は主要な経済指標のない中、欧米の株価が小幅ながら下落したことから、円が買われる展開となり、格付け機関S&Pがラトビアの長期格付けを「BB」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」に引き下げたことから、ユーロ/ドルが1.42ドル台前半から1.4104ドル、ユーロ/円が138円台前半から136.91円へとユーロが下落しました。ドルは米系ファンドの売りなどで一時96.90円まで下落したものの、クローズにかけて97円台を回復しています。 クローズはドル/円が97.17円、ユーロ/ドルが1.4138ドル、ユーロ/円は137.37円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10524.26 112.17 1.08%
FTSE100(英) 4722.20 -9.36 -0.20%
DAX(独) 5418.12 -40.84 -0.75%
NYダウ(米) 9337.95 -32.12 -0.34%
S&P500(米) 1007.10 -3.38 -0.33%
NASDAQ(米) 1992.24 -8.01 -0.40%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.76 -0.09
日本10年債 1.440 0.015
英10年債 3.78 -0.01
独10年債 3.48 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 946.90 -12.60
NY原油(期近) 70.60 -0.33

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/11(火)
8:01 英国 7月RICS住宅価格
未定 日本  日銀金融政策決定会合
17:30 英国 6月商品貿易収支
21:15 カナダ 7月住宅着工件数
21:30 米国 第2四半期単位労働費用
21:30 米国 第2四半期非農業部門労働生産性
02:00 米財務省3年債入札(370億ドル)

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2009年8月10日 (月)

8/10 本日の見通し

こんにちは。本日もよろしくお願いします。朝方にアップしていたものの、予想レンジが週末のもののままでした。申し訳ございません。訂正させていただきます。

■前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の米雇用統計の予想値および発表後の動きは全く予想と外れてしまいました。ホワイトハウスの雇用統計発表前のアナウンスを読みすぎてしまいました。結果はご存じの通り、失業率は低下、非農業部門雇用者数は減少数が小幅にとどまり、いずれも市場予想より好結果となりました。本日は欧米での主な経済指標の発表がなく、米FOMCを12日(発表は日本時間13日AM3:15)に控えていることから、様子見が強くなると思われますが、株価の上昇を期待した円安が継続すると思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 96.80 98.30
ユーロ/ドル 1.4080 1.4280
ユーロ/円 137.50 139.10
ポンド/円 161.30 163.80
豪ドル/円 80.70 82.30

■テクニカル
【ドル/円】
一目均衡表(日足)は雲を一気に突き抜けています。5/7の高値の99.73円と6/7の高値の98.87円を結んだ抵抗線の97.09円を上に抜けています。ストキャスティックス(スロー)もゴールデンクロスしたことから、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上(97.64円)に抜け出ると、6/7の高値の98.87円と週足の一目均衡表の雲の上限となる98.88円近辺までは上昇するのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
21日移動平均線は僅かに下に抜けたものの、一目均衡表(日足)の基準線ではサポートされました。大きな陰線となったことで下落が継続すると思われますが、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、下落したとしても雲の上限となる1.4028ドルか、7/29の安値の1.4006ドル近辺までがめどとなると思います。
【ユーロ/円】
2日連続の上昇となり、直近の高値を138.70円まで伸ばしました。ストキャスティックス(スロー)では、80以上で推移していることから、買われすぎ感があるものの、トレンド系では上昇が継続していることを示しています。6/5の高値の139.21円を超えられれば更なる上昇につながると思われ、週足の一目均衡表の雲の上限となる141.00円が目標となると思います。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10412.09 24.00 0.23%
FTSE100(英) 4731.56 41.03 0.87%
DAX(独) 5458.96 88.98 1.66%
NYダウ(米) 9370.07 113.81 1.23%
S&P500(米) 1010.48 13.40 1.34%
NASDAQ(米) 2000.25 27.09 1.37%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 0.10
日本10年債 1.425 0.000
英10年債 3.79 0.06
独10年債 3.51 0.14

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 959.50 -3.40
NY原油(期近) 70.93 -1.01

■主な発言
オバマ米大統領
「最初の半年間で講じられた措置で、経済の急下降が食い止められた」
「景気後退の終わりの始まりを迎えつつある」
「金融システムはもはや崩壊の瀬戸際にはない」
トリシェECB総裁
「自由落下は終わったが、警戒し続ける必要」
「ユーロ圏は国によって異なる状況に直面している」
「金融システム支援のため多くの措置を講じている」
「銀行に対し貸し出しという任務を遂行することを期待」
「与信には依然として障害がある」
中国国家発展改革委高官
「景気回復は安定も均衡もしていない」
「中国政府、政策の方向性を変更することはない」
「中国、緩和的な金融政策と積極的な財政政策を堅持する」
「中国にとって、成長の維持が引き続き経済の最優先課題」
「中国、世界経済の低迷と無縁ではいられない」
「政策を転換すれば中国の景気回復を台無しにする可能性」
蘇寧・人民銀行副総裁
「中国の金融政策、信頼感と内需の回復を支援した」
「現時点で中国にインフレ圧力はな」
「銀行融資の総量規制を再導入することはない」
「中国の銀行融資、下期は上期より減少へ」
「中国人民銀行は市場ツールを使って金融政策を微調整する」
「金融政策の微調整は「毎日」行われている」
IMF
「オーストラリア政府は必要に応じ、一段の財政出動を実施する準備を整えておく必要がある」
「大規模な財政・金融刺激や柔軟な為替レート、底堅い銀行セクターが、持続的回復を支える」
「2009年の成長率は0.5%のマイナスとなるが10年には1.5%程度のプラス成長に回復すると予想」
「家計・企業が引き続きレバレッジを外す中、政府のインフラ支出が成長を主導する見通し」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/10(月)
南アフリカ市場休場(全国婦人の日) 8:50 日本 6月貿易収支
8:50 日本 6月経常収支
8:50 日本 6月機械受注
10:30 豪 6月住宅ローン
14:00 日本 7月景気ウォッチャー先行き判断DI
14:00 日本 7月景気ウォッチャー現状判断DI

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2009年8月 9日 (日)

8/10の週のポイント

こんにちは。明日からは一週間ほど簡易版にさせていただきます。ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

7日に発表された4日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売り)、円ショートが増加する一方、NZのロング(買い)も増加しています。 ユーロのロングが増加しましたが、週末の米雇用統計を受け、ドルのショートが大幅な減少となっていると思われます。

週末の米国雇用統計を受けた、米株価が世界の株価をけん引する可能性が高く、週初の為替市場は円安が継続する可能性が高まりました。ドル/円もこれまでレンジの上限とみられていた96円をあっさりとクリアしてきて、週足の一目均衡表の雲の中にしっかりと入ってきています。雲の上限は98.88円となっていることから、上抜けを試しに来る可能性は高いと思いますが、まだいくつかのレジスタンスがあることから、簡単にはいかないかもしれません。こうした中で、米FOMC(公開市場委員会)の開催が予定されており、12日(日本時間13日AM3:15)に発表が予定されています。前回のFOMCの議事録(7/15発表)では、「インフレが上昇するリスクと低下するリスクの両方のリスクが拮抗している」としている委員が多くなっていることから、一層の量的緩和には慎重になっているとみられ、更に米4-6月期の米決算以降の株式市場の過熱感や原油価格などエネルギー価格の上昇などが懸念となる可能性があり、過熱感を冷やす内容が声明に一部盛り込まれるかもしれません。ただ、雇用については10%を超える失業率となる可能性を既に織り込んでおり、今回発表された雇用の減少はあまり影響を与えないものと思います。その他では、ユーロ圏の4-6月期GDPや米貿易収支、小売売上高、英中銀(BOE)インフレレポートの発表に注目です。

ドル/円以外のクロス円では、円売りが続くと思われますが、ユーロ/ドルなどではドルが買われる(ユーロ)が下落すると思われることから、上昇にも限りが出ると思われます。

【USD】
Blog20090808_01       
source:CFTC

ドルは16,085コントラクトのショート増加の187,138コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090808_02
source:CFTC

円は13,687コントラクトのロング減少の10,615コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090808_03
source:CFTC

ユーロは6,819コントラクトのロング増加の27,106コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090808_04
source:CFTC

カナダは7,524コントラクトのロング減少の36,592コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090808_05
source:CFTC

NZドルは633コントラクトのロング増加の18,200コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(10日更新)

8月1日の週の注目指標
■10日(月)
・日本  6月貿易収支
・日本  6月機械受注
・豪  6月住宅ローン
■11日(火)
・英国  7月RICS住宅価格
・日本  日銀金融政策決定会合
・英国  6月商品貿易収支
■12日(水)
・日本  7月国内企業物価指数
・英国  7月失業率
・英国  7月失業保険申請件数
・ユーロ圏  6月鉱工業生産
英国  英中銀四半期インフレレポート
米国  6月貿易収支
米国  FOMC政策金利発表
■13日(木)
ドイツ  第2四半期GDP速報
ユーロ圏  第2四半期GDP速報
米国  7月小売売上高
・米国  新規失業保険申請件数
・南アフリカ  SARB政策金利発表
■14日(金)
・NZ  6月小売売上高
・ユーロ圏  7月消費者物価指数
・米国  7月消費者物価指数
・米国  7月鉱工業生産
米国  8月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年8月 8日 (土)

米雇用統計がサプライズでドル高

こんばんは。高速道路1,000円効果で、安く規制できるのはいいのですが、いつもは6~7時間くらいのところが12時間くらいかかりました。ぐったりです。

昨日は発表された米雇用統計が市場予想より良かったことに尽きます。懸念されていた米国の経済指標(特に雇用)で、失業率の低下、非農業部門雇用者数の減少幅の大幅な縮小がみられたことで、米株価が上昇するとともに、これまでのドル安が巻き戻された形となりました。また、市場には安心感が広がったため、「円売り」は継続し、円は週間を通しても円が主要通貨に対して一番下落しています。米雇用は今後、オバマ米大統領の発言にもあったとおり、次世代自動車の開発援助への助成24億ドルなど、雇用創出の政策がうまく機能していくかどうかにかかってくると思われます。

【失業率、非農業部門雇用者数】
Blog20090807_01
source:source:U.S. Department of Labor
 

【非農業部門雇用者数】

項目(単位:千人) 5月 6月 7月 前月比
非農業部門雇用者数 132,178 131,735 131,488 -247
建設業 6,310 6,224 6,148 -76
製造業 12,000 11,869 11,817 -52
輸送・小売業 25,308 25,263 25,176 -87
専門・企業サービス 16,756 16,650 16,612 -38
教育・医療 19,215 19,252 19,269 +17
娯楽・宿泊 13,195 13,177 13,186 +9
政府 22,605 22,557 22,564 +7
source:U.S. Department of Labor

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2009年8月 7日 (金)

8/7 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。2か月連続で英中銀(BOE)に裏切られてしまいました。トホホ。

■前日の通貨の強弱

ドル>豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、想定買いの英中銀(BOE)の資産買い取り増額(500億ポンド)したことから、市場はサプライズとなりポンドが下落しています。英経済指標などから、量的緩和の拡大の可能性が低いと思っていましたが、この金融政策だけを見ると英中銀は悲観的な見方をしているようです。本日は、21:30発表の米雇用統計に注目が集まっています。先に発表されているADP雇用統計やチャレンジャー人員削減などの改善や失業保険継続受給者数の推移を見ると、非農業部門雇用者数は30万人程度の減少が予想されるため、市場予想の範囲とのずれがなければ大きなサプライズはないと思いますが、雇用統計発表前のポジション調整からのドル売りなどがみられる可能性があり、発表まではドルが弱含みになるのではないかと思われます。雇用統計は景気の遅行指数との見方もあり、一部では悪化は材料視しないとの見方があり、四ほどの悪化がない限り発表後はNY株価が上昇し、ドル売りにつながる可能性があります。市場ではむしろ英中銀による量的緩和拡大を受け、次週12日の米FOMC(発表は日本時間13日)での米国債の3000億ドルの買い入れ枠をどうするのかなどに注目が移っているのではないでしょうか。ドル/円ではドルの上値が重くなると予想され96円台は難しそうです。クロス円もどちらかといえば昨日のポンド/円の動きから上値が重くなりそうですが、米雇用統計後にNY株価が上昇すれば、クロス円が上昇するのではないかと思います。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.20 95.80
ユーロ/ドル 1.4290 1.4410
ユーロ/円 136.40 138.60
ポンド/円 160.10 162.90
豪ドル/円 79.30 80.80

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線が上向きとなっていることや一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)に接近していることから、93.50円から96.00円のレンジの中ですが、レンジの上抜けを試す可能性があります。一目均衡表(日足)の雲の下限となる96.27円、90日移動平均線の96.47円近辺までは上昇してくる可能性があります。ただ、上抜けに失敗するとサポートとなっている21日移動平均線の94.34円近辺までの下落の可能性があります。
【ユーロ/ドル】
昨日書きましたパターンのように下押ししました。ストキャスティックス(スロー)も80以上の水準でデッドクロスしたことから、一目均衡表(日足)の転換線となる1.4226ドル近辺までの短期的な調整が出る可能性があり、その後、12/18の高値となる1.4718ドルを中期的に目指すのではないかと思われます。
【ユーロ/円】
高値を137.95円まで伸ばしたものの、上に長いヒゲを付けたロウソク足の形状となり、ストキャスティックス(スロー)も80以上でデッドクロスしています。このため、短期的な調整の下げにつながる可能性があり、サポートとなる一目均衡表(日足)の転換線の135.36円か21日移動平均線の133.72円近辺までの下押しがあるかもしれません。ただ、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の上を推移していることなどから、上昇トレンドが継続しているとみられ、調整完了後に6/5の高値の139.21円を目指していくのではないでしょうか。

■昨日のサマリー
昨日は日経平均株価の上昇などを背景に東京午前中は円が売られる展開となり、ドル/円は1ドル=95.22円、ユーロ/円は137.36円までドルとユーロが上昇しました。午後からは一時上げ幅を縮小する場面が見られましたが、欧州株価も堅調に推移したことで、再び上昇に転じドル/円は95.68円、ユーロ/円は137.50円まで買われたものの、20時に発表された英中銀(BOE)の金融政策では、政策金利が0.5%のまま据え置かれたものの、資産買い入れ枠を500億ポンド拡大すると発表したことで、ポンドのネガティブサプライズとなり、ポンドが主要通貨に対して大幅下落となったことから、ポンド/円の下落に連れ、クロス円も一時弱含みとなりました。ただ、その後は、米新規失業保険数が市場予想より改善していることを背景にドル/円は95.82円まで上昇、ユーロ/円は137.96円まで上昇しました。しかし、同時に発表された米失業保険継続受給者数が増買いしていることを嫌気したNY株価の下落から、「ドル」と「円」が買われたことで、やや下落してクローズしています。 クローズはドル/円が95.47円、ユーロ/ドルが1.4346ドル、ユーロ/円は136.96円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10388.09 135.56 1.32%
FTSE100(英) 4690.53 43.40 0.93%
DAX(独) 5369.98 16.97 0.32%
NYダウ(米) 9256.26 -24.71 -0.27%
S&P500(米) 997.08 -5.64 -0.56%
NASDAQ(米) 1973.16 -19.89 -1.00%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.75 0.01
日本10年債 1.425 0.026
英10年債 3.73 -0.10
独10年債 3.37 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 962.90 -3.40
NY原油(期近) 71.94 -0.03

■主な発言
リード米民主党上院院内総務
「自動車買い替え奨励策の法案を6日採決」
「自動車買い替え奨励策の法案の修正案検討へ」
イングリッシュNZ財務相
「NZ経済に安定化の兆し」
「政府は09年遅くに景気拡大に戻ると予想」
英中央銀行(BOE)
「資産買い取り規模を500億ポンド拡大」
「家計や企業の信頼感の改善進んだ」
「資産買い取り規模を1750億ポンドに拡大」
「世界経済は引き続きリセッション」
「英国のリセッションは以前の予想より深刻」
「金融市場の緊張は緩和」
「マイナス成長のペースは鈍化した」
ローマー米CEA委員長
「景気回復過程は『長くかつ厳しい』」
「失業者数を押し下げるためには『相当の期間』必要」
「景気対策は確実に機能している」
「景気対策なければ失業者はもっと増えていた」
トリシェECB総裁
「ECBの政策金利は『適正水準』」
「インフレ率の低下は一時的な影響を反映」
「インフレ率は下期にプラスに転じる」
「物価変動は引き続き抑制される」
「引き続き『弱い』経済活動が続く見通し」
「景気縮小ペースは明らかに減速しつつある」
「2010年に景気は徐々に回復へ」
「世界経済、リセッション底入れの兆しが増えている」
「銀行は資本ベースの強化を」
「経済は今年、弱い状況が続く」
「労働市場は今後数カ月、悪化する可能性高い」
「経済が改善すれば、これまでの措置を巻き戻す」
「追加刺激策は望ましくないとの見方に同意」
「各国政府は意欲的な出口戦略の準備を」
「2011年には財政健全化への取り組み強化を」
「ECB、午後3時30分にカバードボンド報告発表へ」
「ECBのカバードボンド購入、現在の総額50億ユーロ」
「ECB、金利が最低水準かどうかを協議しなかった 」
「600億ユーロの債券購入計画、変更は考えていない」
「米政府の『強いドル』への支持表明を評価」
「必要とあれば流動性吸い上げと同時に利上げも可能」
ローマー米CEA委員長
「7日発表の雇用統計では雇用者数の一段の減少や失業率の上昇が見込まれる」
「景気対策を継続する必要がある」
「経済は安定化し始めたばかりで、今は解除すべき時ではない」
「出口戦略を考慮する前にしっかりとした力強い成長を見届ける必要がある」
トリシェECB総裁
「失業は著しく増加する可能性がある」
「09年と10年のGDP予想、変更には時期尚早」
ギブズ大統領報道官
「オバマ米大統領は失業率がいずれ10%超えると依然確信している」
「目先の追加景気対策は考えていない」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/7(金)
15:00 ドイツ 6月貿易収支
15:00 ドイツ 6月経常収支
15:00 ロイヤルバンク・オブ・スコットランド上期決算
15:45 フランス 6月貿易収支
17:30 英国 7月生産者仕入価格(前月比)
17:30 英国 7月生産者出荷価格(前月比)
19:00 ドイツ 6月鉱工業生産(前月比)
20:00 カナダ 7月雇用ネット変化
20:00 カナダ 7月失業率
21:30 米国 7月非農業部門雇用者数
21:30 米国 7月失業率
23:00 カナダ 7月Ivey購買部協会指数
4:00 米国 6月消費者信用残高
未定 ファニーメイ第2四半期決算

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2009年8月 6日 (木)

8/6 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。昨日は雲に隠れながらも月の横に木星が見えました。木星といえばガリレオがみつけた4つの衛星が有名です。望遠鏡があれば見たかったです。

■前日の通貨の強弱

ポンド>円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、米非製造業ISMが市場予想に反し悪化したことから、株価の下落とリスク回避の「ドル買い」と「円買い」が主導する形で、ドル/円及びクロス円が小幅ながら下落しました。ただ、サービス業PMIなどが予想外の改善を示したポンドは主要通貨に対して上昇しています。本日は、英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の理事会の政策金利が発表される予定です。どちらの中銀も現行の政策金利を維持すると見られます。ただ、英中銀は1250億ポンドの資産買入が終了していることを既にアナウンスしており、英財務省から承認を得ている1500億ポンドへ上限を引き上げるかが焦点となっている。ただ、昨日の英経済指標もそうだが足元での景気回復が見られることから、現状を維持すると見られ、ポンドに対する影響はほとんどないと思われます。一方のECB理事会は特に政策の変更はないとみられることから、こちらもインパクトに欠けると思われます。この他には米新規失業保険申請件数の発表が予定されています。注目は失業保険継続受給者数となり、これが減少しているようであれば、米株価の上昇が予想され、「ドル売り」と「円売り」につながるものと思いますが、明日の米雇用統計を前にして大きなポジションを取れないと思われることで、本日は比較的小動きとなるのではないでしょうか。市場ではリアルマネー系(年金、投信系など長期の運用を主体としているところ)がドルを継続的に売っているようであり、対円はともかく、他の通貨では潜在的に緩やかなドル売りが続きそうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.20 95.50
ユーロ/ドル 1.4330 1.4470
ユーロ/円 135.80 137.30
ポンド/円 160.10 162.10
豪ドル/円 78.80 80.30

■テクニカル
【ドル/円】
引き続き21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線でサポートされています。また、遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることから上値が重いと思われます。ただ、今後は雲や日々線が急激に下がってくることから、これらの上に抜け出てくる可能性が高くなります。昨日は一時転換線を下に抜けるなど、前出のサポートの下抜けをトライしているとみられ、下抜けした場合には、7/13の安値の91.73円と前出高値の95.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる93.30円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
2日間のロウソク足が寄引同時線の形状となっています。ロウソク足では上値が重くなっているように見えますが、最近のパターンでは、この状態から短期的に下落し、その後に高値を抜いて上昇する傾向が見られます。このため、一目均衡表(日足)の転換線となる1.4226ドル近辺までの短期的な調整を経て、12/18の高値となる1.4718ドルを中期的に目指すのではないでしょうか。
【ユーロ/円】
小幅下落したものの、5日移動平均線がサポートとなっています。ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローがともに80以上で推移していることから、高値警戒感もありますが、上昇トレンドが継続していることや一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の上を推移していることなどから、5日移動平均線の136.14円か一目均衡表(日足)の転換線の135.23円近辺までの短期的な調整の可能性があるものの、6/5の高値の139.21円が当面の上値の目標となると思います。

■昨日のサマリー
昨日は東京からロンドン時間にかけては、ややポジション調整の売りが先行し、ドル/円は1ドル=95.37円から94.87円のドル安、ユーロ/円は1ユーロ/137.50円から136.45円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4423ドルから1.4367ドルまでユーロ安となりました。その後、英国で発表されたサービス業PMIが53.2と市場予想の51.8を大きく上回っていたことなどからポンド買いとなり、リスク選好の取引から「円」と「ドル」が売られ、ドル/円は95.39円、ユーロ/円は137.59円まで円が下落、ユーロ/ドルは1.4438ドルまでドルが売られました。米国市場では注目されていたADP雇用統計が37.1万人の減とほぼ市場の予想通りとなり、市場にはインパクトがなく小動きとなりました。しかし、その後のISM非製造業景気指数が46.4と市場予想(48.0)を下回ったため、米株価が下落しリスク縮小の動きから「ドル」と「円」が買われる展開となり、ドル/円は94.63円、ユーロ/円は136.22円、ユーロ/ドルは1.4355ドルまでそれぞれ下落しています。 クローズはドル/円が94.96円、ユーロ/ドルが1.4404ドル、ユーロ/円は136.78円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10252.53 -122.48 -1.18%
FTSE100(英) 4647.13 -24.24 -0.52%
DAX(独) 5353.01 -64.01 -1.18%
NYダウ(米) 9280.97 -39.22 -0.42%
S&P500(米) 1002.72 -2.93 -0.29%
NASDAQ(米) 1993.05 -18.26 -0.91%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.76 0.07
日本10年債 1.425 0.026
英10年債 3.82 -0.03
独10年債 3.33 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 966.30 -3.40
NY原油(期近) 71.97 0.55

■主な発言
中国人民銀行
「金融政策の継続性を維持する」
「適度に緩和的な金融政策を維持する」
「人民元相場の改革を推し進める」
「固定資産投資は迅速な伸びを続ける可能」
「中国の景気回復はまだ強固な基盤ではない」
「中国の内需はさらに拡大する公算」
「中国の民間投資は引き続き弱い」
「適切な融資の伸びを誘導する」
「外需は引き続き弱いだろう」
「中国の輸出は引き続き弱い見込み」
「09年は上方向の物価圧力が見受けられる」
「金融手段の活用を柔軟にする」
「純資本流入は4-6月期に鈍化した」
「金融の流動性を適切な水準に維持する」
「主要な為替動向を注視する」
「人民元を基本的に安定に維持する」
「人民元相場の柔軟性を高める」
「中国の輸出企業は新興市場を目指すべきだ」
「量的緩和はインフレリスクにつながる恐れも」
「量的緩和は恐慌回避に役立っている」
「外貨準備の活用を強化へ」
「外貨準備の価値の増大や維持を目指す」
ギブズ大統領報道官
「われわれは恐慌に向かう瀬戸際から十分に退いた」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/6(木)
10:30 豪 7月失業率
10:30 豪 7月新規雇用者数
14:00 日本 6月景気先行CI指数速報
14:00 日本 6月景気一致CI指数速報
19:00 ドイツ 6月製造業受注
20:00 英国 中銀(BOE)政策金利発表
20:45 ユーロ圏 中銀(ECB)政策金利発表
21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 カナダ 6月住宅建設許可
21:30 トリシェECB総裁、定例記者会見
21:30 米新規失業保険申請件数
未定 コメルツバンク第2四半期決算

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2009年8月 5日 (水)

風雨同舟は呉越同舟にあらず?

※このコラムは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。

普段仲の悪い人たちでも共通の利害があったり、ピンチに陥ったりしたときに互いに助け合うことを「呉越同舟」という。この言葉の由来は春秋時代末期(B.C480年頃)に孫子が書いたといわれる兵法書の第11篇「九地」の中にある。春秋時代の呉と越の国は戦争を繰り返すほど仲が悪かったが、両人が同じ船に乗り合わせたとき、舟が転覆しそうになったら互いに協力するだろうというところから来ているが、単に仲の悪い者同士が居合わせる時もこの言葉を使うようだ。

7/27・28と開催された米中経済対話では、バラク・オバマ大統領が孟子「尽心章句」の一節、ヒラリー・クリントン国長官は「人心がひとつになれば、泰山をも動かすことができる」、ティモシー・ガイトナー米財務長官は「風雨同舟」との成語をそれぞれ引用した。「風雨同舟」は共通の利害のために協力する「呉越同舟」とほぼ同じ意味だ。ガイトナー財務長官を知っている人には、同氏が東アフリカ、インド、タイ、中国、日本で生活した経験を持ち、学生時代にアジア研究を専攻しており、卒業後も日本と中国に留学していたことから、「風雨同舟」を中国語で発音しても驚きはなかったと思う。

ある意味、世界中が注目している米中の対話であるが、米国債の購入を増やして欲しい米国と、ドル安を阻止して欲しい中国の本音が見え隠れしたものの、クリントン国務長官の総括では「21世紀における両国の積極的で協力的かつ包括的な関係の基礎を築いた」とお互いに親密さを演出し、保護主義を避けること、北朝鮮の核問題で早期の6か国協議再開、中東の平和、中国の内需拡大、米国の財政赤字削減(景気回復後)、地球温暖化対策では国連の会議で米中が対話の枠組みを設けることなどの覚書を交わしている。

この米中2か国をG2(= Group 2)と呼ぶ向きもあるようだ。中国はGDPで既にドイツを抜き、2010年にも日本を抜き世界第2位の経済大国になろうとしている。ただ、共産党の一党支配の中国と自由主義の米国の100年に一度といわれる経済危機での「風雨同舟」から、危機から脱却後に「呉越同舟」(=単に仲が悪い同士の意)にならなければよいが。

Blog20090805_01
画像はイメージです

8/5 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。昨日の昼、夜、本日の朝のカレーの3タテにはまいりました。

■前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ロンドン時間帯に利益確定の売りから一時下落しましたが、終わってみれば株価の上昇から、リスク選好が継続し往って来いとなっています。株価の堅調な推移を背景に押し目買いの意識が強い状況が続いています。投資家の恐怖心理を表すといわれるVIX指数も24.89と2週間以上25近辺での推移となっており、安心感が先行しているようです。本日は懸念されている米雇用の指標である、ADP雇用統計とチャレンジャー&グレイの人員削減の2つの民間統計が発表されます。ホワイトハウスからは既に雇用の悪化がアナウンスされていて、ある程度のガス抜きがなされているとは思いますが、市場が7日の雇用統計に注目していることから、この前哨戦となる本日の雇用関連で市場が大きく動く可能性があります。ただ、リスクは下振れを見ておいたほうが無難です。下振れした場合には、相場の勢いからみると押し目の買い場を探す展開となると思います。また、23時に発表される米ISM(供給管理協会)非製造業景気指数が、景気の分岐点となる50を超えてくる(市場予想は48)ようであれば、更なる株価の上昇から、リスク選好の「ドル売り」と「円売り」(クロス円が上昇)が継続することになりそうです。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.20 95.90
ユーロ/ドル 1.4300 1.4450
ユーロ/円 135.60 137.80
ポンド/円 159.30 162.30
豪ドル/円 78.80 80.60

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線でサポートされました。ロウソク足は寄引同時の「トンボ」の形となり、転換期を示しています。ただ、最近の動きがレンジの範囲を抜けきれていないことから、大きな動きにはつながりにくいと思います。7月30日、31日の2日間の高値が95.87円、95.82円と重しになっていことから、前出のサポートを下抜けすると、7/13の安値の91.73円と前出高値の95.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる93.30円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
昨日の高値が1.4430ドルと3日の高値の1.4444ドルを超えることができませんでした。ロウソク足も寄引同時線が出現し、転換指示の線となっていることから下落には注意です。ただ、トレンドは上昇が継続していることと、21日移動平均線からの乖離率は2.0%と一般的な乖離の3%までまだ余裕があること、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローは89であるが、%Dスローは65であり、それほど過熱感が強いわけではないことから、12/18の高値となる1.4718ドルが中期的な目標となると思われます。
【ユーロ/円】
昨日の高値の137.68円は3日の高値の137.54円を上に抜けていることから上昇が継続する可能性があります。ただ、21日移動平均線からの乖離率が3.0%に達していて、一般的な乖離となる3%まで上昇してきていることから短期的には買われ過ぎの水準に近付いていると思われます。このため、ロウソク足の「トンボ」の形状と併せると調整の下げの可能性がありますが、トレンドは上向きが継続していることから、調整の下げの後(あったと仮定して)に6/5の高値の139.21円が当面の上値の目標となると思います。

■昨日のサマリー
昨日は朝方はリスク選好の動きが継続したものの、豪準備銀行(RBA)による金融政策が3.0%に据置かれ、その後の声明でも「一段の金融緩和余地があるとの文言を削除」と市場予想の範囲内の内容であったことから、発表後には材料出尽くし感から豪ドル/円が下落、ロンドン時間では目立った材料がなかったものの、広範な通貨で利益確定売りが出たことから、ドル/円は朝方の高値の1ドル=95.47円から94.36円、ユーロ/円は1ユーロ=137.70円から135.97円まで下落しました。NY時間では発表された米6月の個人所得と個人消費が強弱まちまち(所得は減、消費は増)となりました。ただ、その後発表された米6月の中古住宅成約数が市場予想より大幅によい+3.6%となったことで、住宅市場の底入れ観から米株価が上昇し、「ドル」と「円」が売られることとなり、ドル/円は95.44円までドルが上昇、ユーロ/円は137.68円までユーロが上昇し、結局、往って来いとなりました。ユーロ/ドルは1.4380ドル~1.4430ドル近辺の間でのレンジ取引に終始しました。 クローズはドル/円が95.24円、ユーロ/ドルが1.4408ドル、ユーロ/円は137.22円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10375.01 22.54 0.22%
FTSE100(英) 4671.37 -11.09 -0.24%
DAX(独) 5417.02 -9.83 -0.18%
NYダウ(米) 9320.19 33.63 0.36%
S&P500(米) 1005.65 3.02 0.30%
NASDAQ(米) 2011.31 2.70 0.13%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 0.05
日本10年債 1.425 0.026
英10年債 3.85 -0.02
独10年債 3.35 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 969.70 10.90
NY原油(期近) 71.42 -0.16

■主な発言
スワン豪財務相
「オーストラリアは、他の諸国と比べて金融政策を変化させる余地がある」
豪中銀(RBA)声明
「一段の金融緩和余地があるとの文言を削除」
「世界経済は安定に向かっている」
「世界経済の下ぶれリスクは薄らいだ」
「現在の緩和的スタンスは適切」
「米経済が転換点に近づいている暫定的な兆しがある」
「住宅融資は堅調」
「欧州の状況は依然として弱まっている」
「ここ数カ月の中国の成長は非常に力強い」
「インフレは緩やかに緩和している」
「豪経済の深刻なマイナス成長のリスクは後退」
「短期的には生産が低迷する可能性が最も高い」
フラハティ加財務相
「カナダドルの上昇を抑えるために実行可能な処置がいくつかある」
「対ドルでのカナダドルの急変を懸念している」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/5(水)
10:30 豪 6月貿易収支
14:00 ソシエテジェネラル第2四半期決算
15:00 ロイズ・バンキング・グループ上期決算
16:55 ドイツ 7月PMIサービス業
17:00 ユーロ圏 7月PMIサービス業
17:30 英国 6月製造業生産高
17:30 英国 6月鉱工業生産
17:30 英国 7月PMIサービス業
18:00 ユーロ圏 6月小売売上高
21:15 米国 7月ADP雇用統計
23:00 米国 6月製造業受注指数
23:00 米国 7月ISM非製造業景況指数
未定 フレディマック第2四半期決算

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2009年8月 4日 (火)

8/4 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。世界的な景況感の改善から予想以上にドル売りが進みました。

■前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のリスク選好によるドル売りの流れがしばらく続きそうです。本日は欧州で大手金融機関のUBS、BNPパリバの決算発表、英国でスタンダード・チャータード・バンクの決算発表が予定されています。昨日の英バークレイズ銀行の決算も純利益19億ポンドとほぼ予想通りとなっていることから、英を含む欧州での金融機関決算には波乱はないものと思います。また、豪ドルは豪準備銀行(RBA)が金融政策の発表を行う予定であり、政策金利自体は3.0%で変わらないものの、昨日のスワン財務相の発言にあるとおり、緩和的なステートメントは外されるのではないかと思われます。ただ、これについては既に市場でも予想されていることであり、政策金利発表後のスティーブンス総裁の発言にタカ派的なものが見られない場合には失望売りにつながる可能性があり、リスクは下振れとみています。ドルやユーロに対してはそれほどインパクトのある経済指標の発表が予定されていない(中古住宅販売保留は若干の伸びが期待されているが)ことから、明日のADP雇用統計などに焦点が移ると思われます。その一方で、ホワイトハウスは米雇用が悪化していると市場のガス抜きを行っているようですので、7日の米雇用統計には悪化リスクが伴い、どこまで市場がそれを織り込めるかによると思います。米経済指標が良ければ、ドル安が継続しやすいという状況です。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.40 95.80
ユーロ/ドル 1.4330 1.4470
ユーロ/円 136.20 138.30
ポンド/円 159.80 162.60
豪ドル/円 78.80 80.60

■テクニカル
【ドル/円】
21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、転換線でサポートされました。ただ、昨日書きましたとおり、30日、31日の2日間の高値が95.87円、95.82円となっていて上値が重いと思われることから、これらのサポートを下抜けすると、7/13の安値の91.73円と前出高値の95.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる93.30円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
これまでのレンジの1.40ドル~1.43ドルから上放れました。6/3の高値の1.4337ドルも上抜けし、週足の一目均衡表からみても雲の上に抜け出て順調に推移していることから上昇が継続しそうです。ただ、一目均衡表(週足)では雲の下を推移していることから、上値のめどは12/18の高値となる1.4718ドルが中期的な目標となると思われます。
【ユーロ/円】
大幅上昇となり7/27の高値の136.08円と7/1の高値の136.87円を一気に上抜けしました。上昇のトレンドが強くなっていると思われることで、上昇が継続する可能性が高いと思われます。ただ、21日移動平均線からの乖離率が+3.27%となったことから、目先の買われ過ぎ感も出てきていて、6/5の高値の139.21円が当面の上値の目標となると思います。

■昨日のサマリー
昨日は発表された製造業購買担当者景気指数(PMI)で、中国、イタリア、フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国(英国は特に景気の分岐となる50を上回った)が軒並み市場予想より良かったことに加え、米製造業ISMも48.9と市場予想を大幅に上回ったことで、世界的な景気の回復期待が広がり、NYダウなど株価が大幅上昇となり、リスク選好嗜好が高まったことで、「円」と「ドル」が売られ、ユーロやポンド、豪ドルなどが買われる動きとなりました。このため、ドル/円はロンドン早朝に1ドル=94.59円までドルが売られていたものの、NY時間には95.43円まで上昇、ユーロ/円も1ユーロ=134.58円から137.55円までユーロが買われ(円が売られ)ています。また、ユーロ/ドルも1ユーロ=1.4206ドルから1.4445ドルまで上昇となりました。 クローズはドル/円が95.27円、ユーロ/ドルが1.4412ドル、ユーロ/円は137.30円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10352.47 -4.36 -0.04%
FTSE100(英) 4682.46 74.10 1.61%
DAX(独) 5426.85 94.71 1.78%
NYダウ(米) 9286.56 114.95 1.25%
S&P500(米) 1002.63 15.15 1.53%
NASDAQ(米) 2008.61 30.11 1.52%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.63 0.15
日本10年債 1.399 0.022
英10年債 3.87 0.08
独10年債 3.35 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 958.80 3.00
NY原油(期近) 71.58 2.13

■主な発言
スワン豪財務相 政策金利が現在の過去最低水準からの引き上げられることは明白だ 全面的な景気回復までには長い道のり

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/4(火)
10:30 豪 6月小売売上高
10:30 豪 第2四半期住宅価格指数
13:30 豪 準備銀行(RBA)政策金利発表
14:00 UBS第2四半期決算発表
14:00 BNPパリバ第2四半期決算発表
18:00 ユーロ圏 6月生産者物価指数
21:30 米国 6月PCEデフレータ
21:30 米国 6月PCEコア・デフレータ
21:30 米国 6月個人支出
21:30 米国 6月個人所得
22:00 タルーロ米FRB理事上院で証言
23:00 米国 6月中古住宅販売保留
23:00 スタンダードチャータード銀行上期決算発表

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2009年8月 3日 (月)

8/3 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。8月相場はどうなるのでしょうか。

■前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は英大手銀行バークレイズの中間決算の発表が予定されています。米の大手金融機関、独の大手金融機関の決算が良かったことでバークレイズの決算もよい内容が予想されており、特に市場にサプライズはないと思われます。このため、週末にIMFの報告ではドルがやや過大評価されているとの内容から、ドルが弱含みで推移すると思われます。この他では、ユーロ圏で製造業の購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されています。また、米国も供給管理協会(ISM)の製造業景況指数の発表が予定されています。順調に回復してきている景況感がこのところの株価の上昇から良いことは予想に難くなく、好不況の分岐となる50を超えるかが判断基準となりそうです。その意味では、23時の米国の製造業ISMには注目となりそうです。また、週末にオバマ米大統領の発言があった通り、雇用が悪化しているという見通しを示していることから、5日のADP雇用統計、7日の米国雇用統計に注目が集まり、それまでは様子見となる可能性があります。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 94.10 95.40
ユーロ/ドル 1.4180 1.4340
ユーロ/円 134.40 136.20
ポンド/円 157.70 160.30
豪ドル/円 78.30 80.10

■テクニカル
【ドル/円】
過去2日間の高値が95.87円、95.82円となったことやロウソク足が陽、陰となったことなどで、短期的な天井形成となり、下落の可能性があります。ただ、サポートとして一目均衡表(日足)の基準線の94.35円、21日移動平均線の94.25円があることから、これらが機能すればレンジとなる可能性がありますが、これらを下抜けすると、7/13の安値の91.73円と前出高値の95.87円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる93.30円近辺まで下落する可能性があります。
【ユーロ/ドル】
21日移動平均線でサポートされ大幅な上昇となりました。ただ、1.40ドル~1.43ドルのレンジの中からは抜けきれていないことから、引き続き1.43ドルがレジスタンスとなると思われますが、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることとストキャスティックス(スロー)が40付近であるがゴールデンクロスしていることから、1.43ドルを上に抜けてくる可能性があり、抜けるとまずは6/3の高値の1.4337ドルを目指してくると思われます。
【ユーロ/円】
一目均衡表(日足)の雲の上限となる134.17円でサポートされ、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしてきました。ただ、ゴールデンクロスも50後半での出現ですので、「ダマシ」になる可能性があります。一目均衡表(日足)の遅行線は日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、上昇が継続すると思われますが、一時的に日々線を下抜ける可能性があり、目先は上値が重そうで、7/27の高値の136.08円がレジスタンスとなると思われ、更にその上の7/1の高値の136.87円に届くのは少し時間がかかりそうです。

■昨日のサマリー
昨日は本邦の投信設定から円が売られやすいとの見方が出ていたものの、上昇が中根までにとどまり、ドル/円は1ドル=95.58円、ユーロ/円も134.84円までのドルとユーロの上昇にとどまりました。この小幅な動きから失望が出て、ドル/円は95.22円まで一時ドルが下落、ユーロ/円も134.35円までユーロが売られました。ロンドン時間に入り、ユーロ圏の失業率が9.4%に留まったことからユーロ買いとなり、NY時間帯で発表された米4-6月期のGDPが-1.0%と市場予想より良かったものの、同時に発表された個人消費が市場予想を下回ったことから、ドル売りとなり、ユーロ/ドルは1.4086ドルから1.4280ドル、ユーロ/円は134.35円から135.60円へとユーロが上昇、ドル/円は95.88円から94.50円へと下落しました。ドル/円の下落に連れる形でユーロ/円も高値を付けたそのあとに134.30円まで下落しました。また、その後発表されたシカゴPMIはやや回復を示したものの、市場の反応は限定的となり、むしろIMFがドルがやや過大評価されているとの報告により、ドルが弱含みとなりクローズしています。 クローズはドル/円が94.67円、ユーロ/ドルが1.4257ドル、ユーロ/円は134.97円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10356.83 191.62 1.89%
FTSE100(英) 4608.36 -23.25 -0.50%
DAX(独) 5332.14 -28.52 -0.53%
NYダウ(米) 9171.61 17.15 0.19%
S&P500(米) 987.48 0.73 0.07%
NASDAQ(米) 1978.50 -5.80 -0.29%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.48 -0.18
日本10年債 1.399 0.022
英10年債 3.80 -0.16
独10年債 3.30 -0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 951.40 16.50
NY原油(期近) 69.09 2.15

■主な発言
IMFスタッフ報告
「米経済は『徐々に』回復へ、追加景気対策が必要の可能性も」
「米経済に下げ止まりの兆候」
「米金融の緊張は『依然高い状態にある』」
「米経済の回復は『ゆっくりしたペース』になりそうだ」
「米景気への追加対策に検討の余地あり」
「米経済の潜在成長率、過去のトレンド『大幅に下回る』ものに」
「米景気回復ペースが遅ければ、FOMCは追加緩和も」
「米政府当局にとり『出口戦略』は『重要優先課題』」
「ドルは『やや過大評価されている』」
「米国は『持続可能な財政の確保を』」
オバマ米大統領
「GDP統計は経済がある程度改善されたことを示す」
「景気刺激策が経済の前進に寄与した」
「景気の改善は失業者にとって慰めにはならない」
「7月の雇用統計は高い失業率を示すことになろう」
「中古車買い替え支援策の効果は予想以上」
「米国は強い雇用基盤に立った力強い成長を必要とする」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/3(月)
豪市場休場(バンク・ホリデー)
カナダ市場休場(市民の日)
15:00 バークレイズ中間決算
16:30 スイス 7月SVME購買部協会景気指数
16:55 ドイツ 7月PMI製造業
17:00 ユーロ圏 7月PMI製造業
17:30 英国 7月PMI製造業
23:00 米国 7月ISM製造業景況指数

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2009年8月 2日 (日)

8/3の週のポイント

こんばんは。昨日はあちこちで花火大会が行われていたようで、家からも遠くですが小さく見えました。

31日に発表された28日現在のシカゴIMMポジションでは、ドルのショート(売り)が増える中、カナダ、NZのロング(買い)が増加しています。 ユーロと円のロングが減少しましたが、週末の動きをみると、両通貨のロングが今後は増えていきそうです。

このところIMF(国際通貨基金)がユーロやドルで過大評価されているとのコメントを相次いで出しています。確かにドルはリスク回避のドル買いから、昨年の秋の金融危機以降、避難通貨として実態の経済以上に買われている感がありますし、ユーロも中東欧が不安定(一時よりは良くなっているが)なことから、実態を反映していないようにも見えます。とはいうものの、日本円も同様であり、かといって新興国通貨の持ち高を増やしていくわけにもいかないことから、主要通貨の中で相対的にリスクが少ない通貨が選好されることになると思われ、そのため、どの通貨でもトレンドが出にくくなっているのではないでしょうか。週後半に中国の銀行2行(中国工商銀行(ICBC)、中国建設銀行(CCB)が年間新規融資目標に上限を設定したと報じられています。中国工商銀行は通年目標の83%、中国建設銀行は79%に相当する融資をすでに行っていることから、融資の厳格化などによりこれまで連騰を続けてきた不動産や株価の上昇が抑えられるようであれば、7月上旬のような急激な下落ほどではないものの、調整による下落が出てくる可能性があります。また、7月下旬に見られたような投信設定も8月には見られないことから、実需による円売りの圧力も弱まるものと思います。

【USD】
Blog20090801_01       
source:CFTC

ドルは9,895コントラクトのショート増加の171,053コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
Blog20090801_02
source:CFTC

円は11,886コントラクトのロング減少の24,302コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
Blog20090801_03
source:CFTC

ユーロは14,485コントラクトのロング減少の20,287コントラクトのロングになりました。

【CAD】
Blog20090801_04
source:CFTC

カナダは12,562コントラクトのロング減少の29,068コントラクトのロングになりました。

【NZD】
Blog20090801_05
source:CFTC

NZドルは1,384コントラクトのロング増加の17,567コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(3日更新)

8月1日の週の注目指標
■1日(月)
・豪休場(バンク・ホリデー)
・カナダ休場(市民の日)
・ドイツ  7月PMI製造業
・ユーロ圏  7月PMI製造業
・英国  7月PMI製造業
米国  7月ISM製造業景況指数
■2日(火)
・豪  6月小売売上高
・豪  第2四半期住宅価格指数
豪  準備銀行(RBA)金融政策
・ユーロ圏  6月生産者物価指数
・米国  6月PCEデフレータ
・米国  6月PCEコア・デフレータ
・米国  6月個人支出
・米国  6月個人所得
・米国  6月中古住宅販売保留
■3日(水)
・英国  7月ネーションワイド消費者信頼感
・豪  6月貿易収支
・ドイツ  7月PMIサービス業
・ユーロ圏  7月PMIサービス業
・英国  6月製造業生産高
・英国  6月鉱工業生産
・英国  7月PMIサービス業
・ユーロ圏  6月小売売上高
米国  7月ADP雇用統計
・米国  6月製造業受注指数
米国  7月ISM非製造業景況指数
■4日(木)
・NZ  第2四半期失業率
・NZ  第2四半期就業者数増減
豪  7月失業率
豪  7月新規雇用者数
英国  中銀(BOE)政策金利発表
ユーロ圏  中銀(ECB)政策金利発表
・米国  新規失業保険申請件数
・カナダ  6月住宅建設許可
■7日(金)
・ドイツ  6月貿易収支
・ドイツ  6月経常収支
・英国  7月生産者仕入価格
・英国  7月生産者出荷価格
・ドイツ  6月鉱工業生産
・カナダ  7月失業率
・カナダ  7月雇用ネット変化
米国  7月失業率
米国  7月非農業部門雇用者数
・カナダ  7月Ivey購買部協会指数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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2009年8月 1日 (土)

米GDPは回復傾向を示したが

こんにちは。今日から8月ですね。しかし、まだ梅雨明けしていないところもあるとは驚きです。

昨日は注目されていた米4-6月期GDP(グラフの1番目)が発表され、前期比年率で-1.0%と市場予想の-1.5%より良かったものの1-3月期が-6.4%へ下方修正されたことや同時に発表された個人消費が前期比-1.2%と下振れしたこと、IMFスタッフの報告でリスク回避からのドル買いでドルが過大評価されているとされたことなどがドルの上値を重くし、主要通貨でドルが下落しました。週を通してみると、米株価の上昇(グラフの2番目)に伴い、「ドル」と「円」が弱い週となりました。3番目のグラフは英中銀が発表している主要通貨の実効相場です。これをみるとドル(オレンジ色)と円(紫色)が下落しているのが見て取れると思います。4-6月期の米GDPでは、1-3月期から回復が示されたものの、4期連続でマイナス成長となっていることに加え、個人消費が下振れしていることで、失業者数の増加などの影響が出てきているようです。秋から本格化するといわれている景気対策でどこまで個人消費が回復するのかが今後の米経済の回復のカギを握っているようです。

【GDP】
Blog20090731_03
source:BEA

【NYダウ】
Blog20090731_02
source:Dow Jones

【実効相場】
Blog20090731_01
source:Bank of England

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