山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2009年9月 9日 (水)

9/9 本日の見通し

おはようございます。本日もよろしくお願いします。9/14よりFXmuseumのトレード戦略レポート山内俊哉のココに注目!(会員限定)を開始します。そのため、つれづれなるままにの内容を簡素にさせていただきます。ご了承おねがいします。

■前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のロンドン時間にドルが主要通貨に対して下落、ドルインデックスがテクニカル上の節目を下に抜けたことや中国人の国債発行などがドル売りの要因とされたようです。本日は本邦からの豪ドル、NZドル、南ア・ランドの投信設定が予定されていることから、ロンドン時間にかけては円が売られやすくなると思われます。ただ、投信の設定以外では円を売る材料にも乏しいことから、市場は戻り売りの圧力が強いと思われ、ドル/円の93円台は難しいかもしれません。一方、下攻めも昨夜の動きでは92.04円を付けた後、92.05円、92.06円、92.07円と4度92円割れを試しに行って失敗していることから、オプションの防戦買いなどで厚い買い買いがあるかもしれません。本日も投信設定をにらみながら下攻めを試しに行くと思いますが、下に抜けた場合には、7/13の安値の91.73円を意識して、このレベルから下にはストップロスのオーダーが並んでいるようです。91円台に入ってくるとドルの下落リスクがかなり高まりそうです。クロス円では、NYダウなどの下落が見られないことから、ドルが単独で下落するという流れとなっていることで、円高によるクロス円の下落はそれほど大きくはないと思われます。

■本日の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 91.50 93.00
ユーロ/ドル 1.4350 1.4530
ユーロ/円 133.10 134.40
ポンド/円 151.30 153.05
豪ドル/円 79.10 80.50

■テクニカル
【ドル/円】
下落し大きな陰線となりました。一目均衡表(日足)の転換線が戻りのレジスタンスとなっているようです。ストキャスティックス(スロー)も30付近ながらデッドクロスしたことから、下落が継続する可能性が高くなりました。ただ、昨日の安値の92.02円が9/3の安値の91.94円を下に抜けていないことから、本日の安値でこれを下抜けなければ、短期的には基準線となる93.00円まで戻るのではないかと思われます。
【ユーロ/ドル】
8/27の高値の1.4405ドルを上抜け1.4533ドルまで高値を更新しました。一目均衡法(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けたことから、上昇が継続するのではないかと思われます。21日移動平均線からの乖離も昨日の高値で+1.9%と一般的な乖離の+3%となる1.4689ドルまででもまだ上昇余地があります。また、8/27の高値を上に抜けたことで昨年12/18の高値の1.4718ドルを目指していくのではないかと思われます。
【ユーロ/円】
4日連続の上昇となったものの、一目均衡表(日足)の雲の上限、21日移動平均線、90日移動平均線がレジスタンスとして機能しています。また、8/7の高値の138.70円と9/2の安値の131.02円を100%としたフィボナッチ38.2%戻しの133.95円に位置していることから、このレベルで戻りが止められる可能性があります。これを上に抜けると一目均衡表(日足)の遅行線の雲の上限の134.49円か、8/24の高値の136.04円近辺までの戻りがあると思われます。

■前日のサマリー
昨日は上海総合株価指数が一時下落したことから、円が強含みで推移したものの、ロンドン時間には、中国が香港で人民元国債60億元を発行するとのニュースなどでドルが主要通貨に対して下落すると、ドル/円は1ドル=92.04円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4495ドルへとドルが下落しました。ユーロ/ドルは1.4450ドルにあると言われていたオプションバリヤーを破った後は上値が軽くなったようです。また、発表された独の輸出が市場予想より上振れしたことや英鉱工業生産指数も市場予想より良かったことなどから、欧州通貨全般が強含みになりました。その後のNY時間帯には、NYダウが小幅高となる中で、ドルが売られやすく、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.4535ドルまで年初来高値を更新、ユーロ/円も133.87円まで連れ高となりました。ドル/円は92円台前半での小動きに終始しました。 クローズはドル/円が92.33円、ユーロ/ドルが1.4479ドル、ユーロ/円は133.68円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10393.23 72.29 0.70%
FTSE100(英) 4947.34 14.16 0.29%
DAX(独) 5481.73 18.22 0.33%
NYダウ(米) 9497.34 56.07 0.59%
S&P500(米) 1025.39 8.99 0.88%
NASDAQ(米) 2037.77 18.99 0.94%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 0.02
日本10年債 1.340 -0.010
英10年債 3.67 0.04
独10年債 3.27 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 999.80 3.10
NY原油(期近) 71.10 3.08

■主な発言
馬・中国発改委主任
「中国は現行の財政・金融政策を維持へ」
「中国の回復の基礎は堅固ではない」
「サウジ石油相」
「すべての人々が現行の石油価格を好んでいる」
「石油市場は良い状況に」
中国財政省
「香港で28日に政府債60億元(約815億円)を起債する」
「ゴンサレスパラモECB理事」
「市場に行き過ぎた楽観論ある可能性」
「明るいデータに過剰反応している恐れ」
「持続的な成長のために改革必要」
「今後数カ月の与信は弱いだろう」
シュタインブリュック独財務相
「われわれは現在、戦後最も厳しい経済危機下にあり、09年のGDPはマイナス5-6%が見込まれる」
ウェーバー独連銀総裁
「景気回復は長期にわたるが、停止局面も」
「危機の第二波は予想しない、余震の可能性は大」
「インフレ懸念には根拠がない」
「過剰流動性は広範なマネーサプライ拡大につながらず」
「金融緩和政策からの時宜を得た撤退が肝要」
「物価見通しから判断すると政策金利は適正水準」
「現在、景気刺激策から撤退するのは尚早」
オバマ米大統領
「金融市場の緊張は大幅に緩和した」
「G20、過去の不均衡を回避しつつ持続可能な成長の基盤を築くべき」
「G20、金融危機の再発を防ぐ規制を策定すべき」
IMF経済見通し草案
「ユーロ圏成長率を09年-4.2%・10年+0.0%に引き上げ」
「ユーロ圏の失業率は09年10%超、11年に約12%」
「新型インフルエンザ、世界経済の回復に脅威となるリスク」
クウェート石油相
「OPEC監視委員会が生産枠据え置きを勧告」
「OPEC監視委が生産枠の順守改善を勧告」
「石油市場は現在供給過剰」
「現行の石油価格は満足がいくものだ」

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/9(水)
10:30 豪 7月住宅ローン
10:30 豪 7月小売売上高
14:00 日本 7月景気先行CI指数速報
14:00 日本 7月景気一致CI指数速報
17:30 英国 7月商品貿易収支
21:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
21:15 カナダ 8月住宅着工件数
23:15 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
02:00 米財務省10年債入札(200億ドル)
02:55 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
03:00 米国 地区連銀経済報告
9/10(木)
06:00 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表

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