山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年1月27日 (水)

1/27本日の戦略-米FOMCでMBSの声明に注意か-

おはようございます。昨日は材料目白押しの日となりましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は追加の中国の引き締めから、ユーロや資源国通貨を中心に円が買われることになりました。また、ドル/円でも円が買われています。米格付け機関S&Pによるソブリン債の見通しが「ネガティブ」に変更されたことが一時的な円売り要因となったものの、これが続くかなかったことは市場の円高圧力が強いことを示しているのではないかと思われます。NYダウは僅かながらプラスとなりましたが、引き続き世界の株価の動向によるところが大きいと思われます。

本日は注目の米FOMCで金融政策が発表されます。政策金利は現行のFF金利誘導目標が0%~0.25%で変更がないと思われますが、以前の議事録では、MBS(モーゲージ債)買い入れが終了することに懸念を持つ委員もいたことから、買入終了に慎重な見方を示す内容となった場合には、金利低下とドルの下落の可能性があります。また、本日行われます米5年債の入札につきましては、昨日行われました米2年債の入札は3.13倍で好調とみることができ、リスク回避からの「質への逃避」で米債が買われやすいこともあり、波乱はないものと思います。こうしたことから、ドルの上値が引き続き重くなると見られ、ドル/円は心理的な節目の89.00円を試しに来るのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.12 ~ 90.06
EURJPY 125.31 ~ 126.76
GBPJPY 143.71 ~ 145.64
AUDJPY 79.88 ~ 81.17
NZDJPY 62.93 ~ 63.96
CADJPY 83.67 ~ 84.88
ZARJPY 11.68 ~ 11.90
NOKJPY 15.20 ~ 15.42
MXNJPY 6.88 ~ 6.99
HKDJPY 11.44 ~ 11.56
SGDJPY 63.47 ~ 64.18
EURUSD 1.4003 ~ 1.4126

■前日のサマリー
昨日はオバマ・ショックから市場が落ち着きを取り戻してきたことで、東京時間の序盤は円が売られる動きとなり、ドル/円は1ドル=90.40円近辺から90.56円、ユーロ/円は1ユーロ=127円台後半から128.38円、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.41ドル台ミドルから1.4180ドルまで上昇しましたが、中国人民銀行など当局がいくつかの銀行に対して預金十日率の引き当てを要請したとの通信社の報道などで、上海総合株価指数などが下落、日銀の金融政策でも緩和策がとられなかったことで、ドル/円は89.53円、ユーロ/円は126.20円、ユーロ/ドルは1.4075ドルまで下落しました。その後、格付け機関米S&P本邦のソブリン債の格付けを「ネガティブ」に変更したことから円が売られ、ドル/円が90.50円、ユーロ/円が127.39円まで上昇しましたが、欧州株価が下落したことで、リスク回避の「円買い」が再燃し、ドル/円は90.38円、ユーロ/円は125.90円まで下落しました。ユーロ/ドルは発表された独IFOが市場予想よりは若干良い内容だったものの、ユーロを押し上げるまでには至りませんでした。NY時間帯では、鳩山由紀夫首相も「(株安、円高で)すぐに対策を講じる必要はない」と発言したことからドルの上値が重く、ドル/円は89円台後半、ユーロ/円は126円台前半からミドルでの推移となっていましたが、ドル/円は89.35円、ユーロ/円は125.67円まで下値を試す動きが出ましたが、このレベルで下げ止まりクローズにかけてはやや戻しました。また、この日大きく動いたのは10-12月期のGDPが発表されたポンドでした。GDP(前期比)は7四半期ぶりにプラス成長を回復したものの、市場が予想していた0.4%より下振れする0.1%にとどまったことで、期待が先行していた分売られ、ポンド/円は144.05円、ポンドドルは1.6093ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が89.63円、ユーロ/ドルが1.4071ドル、ユーロ/円は126.11円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10325.28 -187.41 -1.78%
FTSE100(英) 5276.85 16.54 0.31%
DAX(独) 5668.93 37.56 0.67%
NYダウ(米) 10194.29 -2.57 -0.03%
S&P500(米) 1092.17 -4.61 -0.42%
NASDAQ(米) 2203.73 -7.07 -0.32%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.62 -0.01
日本10年債 1.320 -0.015
英10年債 3.88 -0.03
独10年債 3.21 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1098.30 2.60
NY原油(期近) 74.71 -0.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/27(水)
・ 09:30 オーストラリア 第4四半期消費者物価(前期比)
・ 18:30 南アフリカ 12月消費者物価指数(前月比)
・ 00:00 米国 12月新築住宅販売件数
・ 04:15 米国 FOMC金利誘導目標

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

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