山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年2月 3日 (水)

2/3本日の戦略-ユーロの底堅さが目立つような-

おはようございます。これまで書店や駅の売店で購入していたエコノミストを今年から年間購読することにしました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はNYダウが上昇したにもかかわらず、ドル/円ではドルが弱含みとなりました。円高に振れた要因として米長期金利の低下があげられますが、市場はすでに今週末の米雇用統計に焦点を合わせ始めているのではないでしょうか。昨日の各通貨の動きを見ても小動きとなっています。過去7日間の変化率を見ても、変化率が7日間で最少となった通貨ペアが8あります。このため、本日は昨日よりボラティリティ(変化率)は高くなると思われます。

本日は週末の雇用統計の前哨戦となる民間給与会社のADP雇用統計が22時15分に発表されます。また、24時には米供給管理協会(ISM)の非製造業景気指数の発表も予定されています。市場は米労働省発表の雇用統計に対してややポジティブに見ていると思われることから、減少予想となっているADPが増加となるとドルが買われやすくなるのではないかと思いますし、逆に悪くても週末に向けての期待が残ることから若干の下振れでは影響が限定的にとどまるでしょう。一方のユーロは、ギリシャの隠れ債務の噂が出たりしましたが、1.39ドル割れでは買い意欲も強いようで、それほど反応しなくなってきていることから、このテーマにもそろそろ飽きが来ている可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/NZドル 90日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.81 ~ 90.83
EURJPY 125.25 ~ 126.87
GBPJPY 143.27 ~ 145.29
AUDJPY 79.32 ~ 80.75
NZDJPY 63.72 ~ 64.83
CADJPY 84.76 ~ 86.06
ZARJPY 11.93 ~ 12.16
NOKJPY 15.34 ~ 15.59
MXNJPY 6.94 ~ 7.06
HKDJPY 11.54 ~ 11.68
SGDJPY 63.72 ~ 64.50
EURUSD 1.3892 ~ 1.4018

■前日のサマリー
昨日朝方はリスク投資選好の動きと豪準備銀行の利上げ期待による外貨買いなどから、ドル/円は1ドル=90.60円近辺から90.92円、ユーロ/円は1ユーロ=126.30近辺から126.61円まで上昇、ユーロ/ドルは1ドル=1.3930ドル近辺からじり安となりました。12時30分に発表された豪準備銀行(RBA)の金融政策では、政策金利を3.75%に据え置いたことで、市場はサプライズ(事前の予想はほぼ100%のエコノミストが利上げを予想していた)となり、豪ドルが急落し、ドル/円などもこれにつられ、ドル/円は90.58円、ユーロ/円は125.86円、ユーロ/ドルは1.3886ドルまで下落しました。しかし、その後は日経平均株価などが堅調な推移となったことで下げ渋り、豪ドル以外は下落前の水準をほぼ回復しました。ロンドン時間では、ポジション調整が先行し、ドル/円は90.47円、ユーロ/円は125.96円、ユーロ/ドルは1.3912ドルまで下落したものの、菅財務相が「G7は意見交換の形で進むだろう」などと発言したことや欧州の株価が堅調に推移したことからリスク選好の動きとなり、ドル/円は90.82円、ユーロ/円は126.69円、ユーロ/ドルは1.3959ドルまで上昇しました。NY時間では、発表された米12月の中古住宅販売保留は市場予想通りとなったものの、ギリシャで400億ユーロの隠れ負債があったとの市場の噂などから、リスク買いの円買いの動きとなり、ドル/円は90.26円、ユーロ/円は125.82円まで下落、ユーロ/ドルも1.3924ドルまで売られました。注目されていたボルガー経済再生諮問会議議長の証言では、週末にNYタイムスへ寄稿した内容と差がなかったことから、ほとんど材料視されなかったものの、ユーロがじり高となりこの日の高値となる1.3976ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が90.38円、ユーロ/ドルが1.3964ドル、ユーロ/円は126.20円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10371.09 166.07 163.00%
FTSE100(英) 5283.31 35.90 68.00%
DAX(独) 5709.66 55.18 98.00%
NYダウ(米) 10296.85 111.32 109.00%
S&P500(米) 1103.32 14.13 130.00%
NASDAQ(米) 2190.06 18.86 87.00%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.64 -0.01
日本10年債 1.330 0.015
英10年債 3.91 0.02
独10年債 3.20 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1118.00 13.00
NY原油(期近) 77.23 2.80

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/3(水)
・ 09:30 豪 12月貿易収支
・ 18:00 ノルウェー 11月失業率
・ 18:30 英国 1月サービス業PMI
・ 19:00 ユーロ圏 12月小売売上高(前月比)
・ 22:00 ノルウェー 中銀(Norges Bank)政策金利発表
・ 22:15 米国 1月ADP雇用統計
・ 24:00 米国 1月ISM非製造業景況指数
2/4(木)
・ 06:45 NZ 第4四半期失業率

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