山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

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2010年4月30日 (金)

4/30本日の戦略-週末を控えポジション調整主体と思われる-

おはようございます。いよいよ上海万博ですね。冬季オリンピックに続き、本年2つ目の大きなイベントです。来月はサッカー・ワールドカップもありますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のレーン欧州委員会委員の発言ではギリシャ支援の詳細については触れていないものの、デフォルトする可能性は限りなく低いとみられることから、悲観的な見方は後退しているよう見えます。このため、昨日の格付け会社ムーディーズによるギリシャのカバードボンドの格下げでもユーロの下げは限定的となりました。ギリシャ問題についてはほとんどの悪材料を消化したとみられることで、ギリシャにとって更に最悪な事態(通貨ユーロからの離脱など)にでもならない限り、ギリシャに関しては沈静化に向かうのではないかと思います。

本日は米国の1-3月期GDPの発表が予定されています。昨年の10-12月期のGDP押し上げは在庫が寄与したことから、個人消費などの内容が低調だった場合にはドルが売られる可能性もあります。週末を控えていることから、ポジション調整が主体となると思われますが、ユーロ圏でのリスク要因がくすぶり続けていることから、リスクを積極的に取る動きにはつながり難いと思われ、小幅なレンジの動きになるのではないかと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 10:34→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.62 ~ 94.46
EURJPY 123.52 ~ 125.14
GBPJPY 143.06 ~ 144.97
AUDJPY 86.53 ~ 87.74
NZDJPY 67.45 ~ 68.46
CADJPY 92.88 ~ 94.23
ZARJPY 12.60 ~ 12.82
NOKJPY 15.75 ~ 15.98
MXNJPY 7.61 ~ 7.72
HKDJPY 12.03 ~ 12.15
SGDJPY 68.31 ~ 69.03
EURUSD 1.3159 ~ 1.3280

■前日のサマリー
昨日は本邦が休場となったことから、アジア時間はシドニー株価の下落などのややドルの上値が重く、ドル/円は94.15円近辺から93.85円、ユーロ/円は124.30円近辺から123.75円、ユーロ/ドルは1.3220ドル近辺から1.3184ドルへと下落しました。ロンドン時間に入るとレーン欧州委員会委員が「ギリシャへの支援交渉が、数日以内にまとまるだろう」などと発言したことで、ユーロ/円は124.88円、ユーロ/ドルは1.3279ドルまで上昇しました。ドル/円は94円台を回復。この発言を受け、欧州株価が上昇、ギリシャ、ポルトガル、スペインのCDSがいずれも低下しました。NY時間には、発表された米新規失業保険申請件数が、44.8万件と1万人強減少したことから、ややドル買いとなり、米系ファンドの買いなどから94.27円まで一時上昇ましたが上値は重くなりました。その後、格付け会社ムーディーズがギリシャのカバードボンドの格下げを行ったことから、ユーロ/ドルは1.3208ドル、ユーロ/円は124.42円まで下落しましたが、他の欧州諸国ではなく、ギリシャだったことからユーロの下げも限定的となりました。
クローズはドル/円が94.01円、ユーロ/ドルが1.3234ドル、ユーロ/円は124.41円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10924.79 - -
FTSE100(英) 5617.84 31.23 0.56%
DAX(独) 6144.91 60.57 1.00%
NYダウ(米) 11167.32 122.05 1.11%
S&P500(米) 1206.78 15.42 1.29%
NASDAQ(米) 2511.92 40.19 1.63%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.72 -0.05
日本10年債 1.280 -
英10年債 3.94 0.01
独10年債 3.06 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1168.80 -3.00
NY原油(期近) 85.17 1.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/30(金)
・ 未定 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 14:00 日本 3月建設工事受注(前年比)
・ 14:00 日本 3月住宅着工戸数(前年比)
・ 15:00 南アフリカ 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 16:00 ノルウェー 4月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月消費者物価指数・速報(前年比)
・ 18:15 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 18:30 スイス 4月KOFスイス先行指数
・ 21:00 南アフリカ 3月貿易収支(ランド゙)
・ 21:30 米国 第1四半期GDP・速報(前期比)
・ 21:30 米国 第1四半期コアPCE・速報(前期比)
・ 21:30 米国 第1四半期個人消費・速報(前期比)
・ 21:30 カナダ 2月GDP(前月比)
・ 21:30 カナダ 3月原料価格指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 3月鉱工業製品価格(前月比)
・ 22:45 米国 4月シカゴ゙購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 4月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報
・ 01:00 米国 サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.11 移動平均線はトレンド分析のスタンダード

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。アイスランド南部のエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火による影響で一時23か国で民間航空便の離着陸が禁止され、欧州を中心に大混乱に陥りました。これまでのところユーロへの影響は限定的となったようですが、航空会社の株価など直接影響を受けたものもありました。18世紀にはアイスランドの火山噴火は天候不順を引き起こし、農作物の不作を招き、フランス革命の原因となったとも言われています。長期化するとギリシャ問題で揺れているユーロにとっては「泣きっ面に蜂」になってしまいそうです。

先週の宿題「移動平均線の特徴は何でしょうか」という問いですが、「2つ以上の平均値を比べることで傾向を知ることができる」ということになります。テクニカル分析ではn日間(例えば25日)の平均を計算します。計算には通常、NY市場の終値を用います。テクニカル分析では高値、安値も重要ですが、1日の終わり、1週間の終わり、1か月の終わり、1年の終わりといった、「終わり」に重要な意味があります。終わりは取引の清算が伴うことから、特にその値決めには「多数の人の意見が反映されている」と見ることができます。現在では、コンピュータの発達により1分や5分、30分、60分などのロウソク足が簡単に描けるようになっていますが、時間がきたら区切られる終値の重要性はそれほど高くないと思っています。

移動平均線は計算する期間により、短期のトレンド、中期のトレンド、長期のトレンドをみることができます。計算する期間は分析者それぞれですが、基本となるのは開発者であるグランビルが用いていた200日となり、これは長期の部類に入ります。その他にはフィボナッチ数の5日、13日、21日、55日、89日などを用いる人や、25日、90日、100日などを用いる人がいます。

移動平均線でトレンドを分析する場合は、トレンドラインのときと同じく、移動平均線の向き(上昇、下降、横ばい)、角度(=トレンドの強さ)となります。移動平均線でトレンドを分析する場合に注意したいことは、平均を取っているため、実際の値動きに対して遅くなる傾向があります。このため、こうした傾向を少しでも減らすため、指数平滑平均線や加重平均線など当日に近いものに比重かけた計算方法(平均線)もあります(これに対して前出の移動平均線を単純移動平均線と呼ぶこともあります)。いずれの平均線でも分析方法は同じです。

▼移動平均線
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/m_average.html

[今週の宿題]
移動平均線を先取りしているテクニカル分析は何でしょうか

2010年4月29日 (木)

4/29本日の戦略-ユーロ売りの新たな材料はあるのか?-

こんにちは。連休初日ですね。関東地方は天気に恵まれ行楽日和のようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も格付け機関からのスペイン格下げ(S&P)があり、ユーロが下落する場面が見られました。ただ、ムーディーズがコメントを差し控え、フィッチは変更なしとしたことで、ユーロの大幅続落などは避けられています。本日は本邦が昭和の日で休場となっていることから、これまではややドルの上値が重いものの小動きとなっています。米FOMCでは「異例の手金利の長期間維持を正当化」との文言を予想通り変更しませんでした。ただ、これでの失望は一時的であり、「労働市場は改善しつつあると」との文言に反応した形となっています。これで、明日発表が予定されている1-3月期GDP速報値が予想より良い内容になればドルが強含み展開が続く可能性があります。

ユーロはギリシャ問題よりもむしろ周辺諸国(ポルトガルやスペイン)をターゲットにして、ユーロ売りの材料を探しているように見えます。ただ、昨日の格付け機関のスペイン格下げで材料の出尽くしに近いかもしれず、1.31ドルでは目先サポートされた可能性があるので、週末にかけてポジションを調整する動きにつながってくるかもしれません。

一方、豪ドルは昨日の第1四半期の消費者物価指数から、5月の利上げ期待が高まったことや、本日のNZ準備銀行(RBNZ)の金融政策では、政策金利が据え置かれたものの、「経済が予定通り回復すれば、今後数か月で刺激策を解除するだろう」との見方が示され、前回声明の「2010年半ばから刺激策の解除を開始する見込み」からはトーンダウンしたとみなされ弱含みが継続する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 09:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.61 ~ 94.48
EURJPY 123.41 ~ 125.04
GBPJPY 142.03 ~ 143.94
AUDJPY 86.29 ~ 87.51
NZDJPY 67.21 ~ 68.20
CADJPY 92.46 ~ 93.82
ZARJPY 12.52 ~ 12.73
NOKJPY 15.64 ~ 15.86
MXNJPY 7.53 ~ 7.64
HKDJPY 12.03 ~ 12.15
SGDJPY 68.12 ~ 68.83
EURUSD 1.3143 ~ 1.3266

■前日のサマリー
昨日は朝方から日経平均株価の下落を受け、リスク回避の動きでドル/円は一時1ドル=92.99円まで下落しましたが、10時30分に発表された豪第1四半期消費者物価指数が市場予想から上振れしたことで、豪準備銀行(RBA)の次期金融政策(5/4)での利上げの可能性が高まったとして、豪ドルが主導となりクロス円が上昇、ユーロ/円も123円台を回復しました。ロンドン時間に入るとストロスカーンIMF専務理事が「対ギリシャ支援は向こう3年間で1000-1200億ユーロ相当」と発言、また、米著名なアドバイザリー・レポートがユーロ/ドルに強気な内容との市場の噂などが出て、ユーロ/ドルは1.3266ドル、ユーロ/円は124.92円、ドル/円も94.19円を付けました。NY時間に入ると格付け会社フィッチから「イタリアは、中期的な国家財政に行動する必要がある」とコメント、これを受け、ユーロ/ドルは1.32ドルを割り込みました。その後、同じく格付け機関のS&Pがスペインの格付けをAAに引き下げ、見通しをネガティブにしたことから、再びユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3114ドル、ユーロ/円は123.27円まで下落しました。しかし、格付け機関ムーディーズは「スペインのソブリン格付けを引き下げるかどうか、コメントしない」とし、フィッチは「スペインは、依然としてAAAを維持、見通しも安定的」とコメントしことからユーロが反発、注目された米FOMCでは「長期にわたり異例の低金利が正当化される可能性は高い」「労働市場は改善し始めてきた」などとの声明となったことで、一瞬ドル/円は93.90円まで売られたものの、94.33ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が94.03円、ユーロ/ドルが1.3220ドル、ユーロ/円は124.31円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10924.79 -287.87 -2.57%
FTSE100(英) 5586.61 -16.91 -0.30%
DAX(独) 6084.34 -75.17 -1.22%
NYダウ(米) 11045.27 53.28 0.48%
S&P500(米) 1191.36 7.65 0.65%
NASDAQ(米) 2471.73 0.26 0.01%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.77 0.08
日本10年債 1.280 -0.025
英10年債 3.93 -0.02
独10年債 3.03 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1171.80 9.60
NY原油(期近) 83.22 0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/29(木)
・ 12:00 NZ 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 16:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
・ 16:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 16:55 ドイツ 4月失業率
・ 16:55 ドイツ 4月失業者数
・ 17:00 ユーロ圏 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 4月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月消費者信頼感・確報
・ 18:30 南アフリカ 3月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 ユーロ圏 クアデン・ベルギー中銀総裁講演
・ 21:30 米国 3月シカゴ゙連銀全米活動指数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 23:30 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁議会証言
・ 02:00 米国 7年債入札(320億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月28日 (水)

4/28本日の戦略-ユーロ懸念継続、FOMCで期待高まるのか-

おはようございます。昨日の小動き予想は完全に外れてしまいました。このタイミングで格下げですか・・・。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロに対してはよくないシナリオとなり、懸念されていた南欧諸国(スペイン、ポルトガル)のCDSが上昇したことやS&Pによるギリシャ、ポルトガルが格下げされたことから、ギリシャが支援要請を行い鎮静化したとみられたリスクが再燃しました。市場では5月9日に行われる独地方選挙まではメルケル独政権は救済に向けて動けないとの見方が多く出ていることで、ユーロの弱含みのが継続する可能性があります。また、S&P以外の格付け機関も追随して格付け引き下げに動く可能性が高いことから、今後のドイツの要人発言などで救済に向けてのポジティブな内容が出されるまでは、この状態が継続するのではないかと思います。

本日は時間は未定ながらオバマ米大統領による金融規制についての演説が予定されています。規制強化について強いメッセージが出された場合には、NYダウの続落の可能性があり、リスク回避からの円高が継続する可能性があります。また、米FOMCでの金融政策が発表されます。出口政策の一環として、公定歩合の0.25%の引き上げの可能性や「For the extended period(長期間)」の変更の可能性が取りざたされていることから、FF金利の先高期待いつながるようであればドルが買われることになると思いますが、NYダウとの兼ね合いもありますので、昨日までの状況とはやや異なると思います。

本日はチャート上では、クロス円を中心に21日移動平均線を下回った通貨ペアが多く存在します。この後、同線から下に離れていくと、これまでのトレンドから転換する可能性が高くなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 09:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.86 ~ 93.68
EURJPY 121.96 ~ 123.50
GBPJPY 141.39 ~ 143.29
AUDJPY 84.71 ~ 85.87
NZDJPY 65.84 ~ 66.77
CADJPY 91.03 ~ 92.32
ZARJPY 12.36 ~ 12.56
NOKJPY 15.54 ~ 15.76
MXNJPY 7.46 ~ 7.57
HKDJPY 11.93 ~ 12.04
SGDJPY 67.54 ~ 68.23
EURUSD 1.3098 ~ 1.3218

■前日のサマリー
昨日は東京時間に株価が軟調に推移したことから、リスク「オフ」の動きから小幅ながら「円」と「ドル」がやや買われ、ドル/円は94円近辺から93.73円、ユーロ/ドルは1.3390ドル近辺から1.3360ドル近辺、ユーロ/円が126円手前から125円台前半まで下落しました。ロンドン時間に入ると、ギリシャ、スペイン、ポルトガルの南欧諸国のCDSが上昇したことから、更にリスク回避が続きドル/円は93.51円、ユーロ/ドルは1.3299ドル、ユーロ/円は124.53円まで下落、NY時間に入ると発表された米S&P/ケースシラー住宅価格指数が予想より下振れしたものの、CBの消費者森羅関指数が57.9と予想より上振れしたことから、ドル/円は一時93.77円まで戻しました。ただ、格付け機関S&Pがギリシャ国債を一気に3段階引き下げBB+とジャンク級にしたこと、ポルトガルンの格付けも2段階引き下げA-とし、アウトルックをネガティブにしたことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.32ドルのオプション防戦買いをこなし、その下のストップロスを付け1.3166ドル、ユーロ/円も122.57円へと下落、リスク回避の動きでドル/円も92.81円を付けました。
クローズはドル/円が93.25円、ユーロ/ドルが1.3175ドル、ユーロ/円は122.85円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11212.66 46.87 0.42%
FTSE100(英) 5603.52 -150.33 -2.61%
DAX(独) 6159.51 -172.59 -2.73%
NYダウ(米) 10991.99 -213.04 -1.90%
S&P500(米) 1183.71 -28.34 -2.34%
NASDAQ(米) 2471.47 -51.48 -2.04%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 -0.12
日本10年債 1.310 0.010
英10年債 3.95 -0.04
独10年債 2.94 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1162.20 8.20
NY原油(期近) 82.44 -1.76

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/28(水)
・ 10:30 オーストラリア 第1四半期消費者物価(前期比)
・ 12:00 ニュージーランド 4月NBNZ 企業信頼感
・ 15:15 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:30 南アフリカ 3月消費者物価指数(前月比)
・ 20:00 ユーロ圏 ホノハン・アイルランド中銀総裁講演
・ 02:00 米国 5年債入札(420億ドル)
・ 03:15 米国 FOMC金利誘導目標
・ 未定 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB理事講演
・ 未定 米国 オバマ米大統領演説(金融規制について)
4/29(木)
・ 06:00 ニュージーランド NZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月27日 (火)

4/27本日の戦略-ギリシャ支援なお懐疑的? 焦点は米FOMCか-

おはようございます。上海万博まであと4日ですね。公式ホームページで注意書きを読んでいましたら、持ち込み禁止にハングライダー、パラグライダー、熱気球・・・とありました。一般の人がこんなもの持ち込めるとは思えませんが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は主要な経済指標の発表もなく、週半ばに米FOMCや後半に本邦の日銀金融政策決定会合(展望)、米1-3月期GDPの発表が予定されていることから、新たなポジションを取る動きは押さえられ小動きとなりました。米金融改革規制法案をめぐり、NYダウの上値が重くなっていることから、リスク投資再開での円を売る動きも鈍くなっているように見えます。本日は10時30分にスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が先日の発言の中で注目している消費者物価指数のに先立ち生産者物価指数の発表が予定されていて、これの上昇がみられるようだと5月4日(火)でのRBAの利上げへの期待が高まってくることから、豪ドルが買われやすくなるものと思われます。ただ、それほどの上昇が見られない場合には失望につながると思われます。また、本日はS&P/ケースシラー住宅価格指数の発表が予定されています。また、440億ドルの米2年債の入札も予定されていることから、米金利動向と株価に左右される展開が続くと思います。

テクニカルでは昨日の値動きが小さかったことから、ドル/円、ポンド/円など対円通貨でNR7となっています。このため、本日の値動きが大きくなる可能性があります。また、ユーロ/ドル、ユーロ/ポンドでストキャスティックスがゴールデンクロスしていることから、ユーロの戻りが期待できそうです。ただ、市場のセンチメントはギリシャ支援に対して懸念が残っていることで、引き続きユーロの戻り売りで上値が押さえられる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 09:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.58 ~ 94.38
EURJPY 124.93 ~ 126.41
GBPJPY 144.39 ~ 146.21
AUDJPY 86.47 ~ 87.61
NZDJPY 67.46 ~ 68.36
CADJPY 93.27 ~ 94.51
ZARJPY 12.66 ~ 12.86
NOKJPY 15.90 ~ 16.11
MXNJPY 7.64 ~ 7.74
HKDJPY 12.03 ~ 12.13
SGDJPY 68.44 ~ 69.10
EURUSD 1.3312 ~ 1.3430

■前日のサマリー
昨日は東京時間早朝にドル/円は93.94円まで弱含みとなりましたが、日経平均株価やアジア市場の株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は1ドル=94.37ドル、ユーロ/円は1ユーロ=125.50円近辺から126.30円、ユーロ/ドルも1ユーロ=1.3340ドル近辺から1.3398ドルまで上昇しました。主要な経済指標の発表が予定されていない中で、メルケル独首相が「ギリシャ支援の独合意、さらに数日要する可能性も」「IMF合意までは支援については決定しない」「ギリシャが条件を満たせば、ドイツは支援プロセスを開始する」などとギリシャ支援に対してやや懸念される内容となったことから、再びドイツとギリシャのスプレッドが拡大、ユーロ/ドルは1.3291ドル、ユーロ/円は125.06円、ドル/円も93.97円まで下落しました。その後も米金融規制法案に絡みNY株価が軟調に推移(金融規制改革法案の本会議審議入りを拒否とのニュースがNY株式クローズ後に流れています)したこともあり、全般的には方向感がなく小動きとなりました。ただ、ユーロはNY時間に1.3299ドルを一時付けたものの、トリシェECB総裁のギリシャ支援はまもなく「適切」に結論を出すと確信との発言やウィーバー独連銀総裁が「ユーロ圏、第2四半期は力強い景気回復の可能性」などと発言したことから、1.33ドル台後半まで戻しました。
クローズはドル/円が93.97円、ユーロ/ドルが1.3382ドル、ユーロ/円は125.75円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11165.79 251.33 2.30%
FTSE100(英) 5753.85 30.20 0.53%
DAX(独) 6332.10 72.57 1.16%
NYダウ(米) 11205.03 0.75 0.01%
S&P500(米) 1212.05 -5.23 -0.43%
NASDAQ(米) 2522.95 -7.20 -0.28%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.81 0.00
日本10年債 1.325 0.015
英10年債 3.99 -0.05
独10年債 3.04 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1154.00 0.30
NY原油(期近) 84.20 -0.92

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/27(火)
・ 10:30 豪第1四半期生産者物価指数(前年比)
・ 10:30 豪第1四半期生産者物価指数(前期比)
・ 15:00 ドイツ 5月GFK消費者信頼感調査
・ 22:00 米国 2月S&P/ケース・シラー住宅価格総合20(前年比)
・ 23:00 米国 4月リッチモンド゙連銀製造業指数
・ 23:00 米国 4月消費者信頼感指数
・ 23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 23:15 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB理事講演
・ 02:00 米国 2年債入札(440億ドル)
・ 01:30 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 04:30 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月26日 (月)

4/26本日の戦略-ギリシャ支援要請でユーロの買い戻しが続くのか-

おはようございます。いよいよ今週後半から日本はGWですね。為替市場は日本が休みでも取引は行われていますので、毎年休みをあまり実感したことがありません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は主要な経済指標の発表がないことから、ギリシャ支援要請後のユーロの買い戻しが続くかどうかに注目です。ギリシャの財政問題に懸念が残ることで、支援要請したといっても完全に懸念が払しょくできていないことなどから、溜まっているユーロのショートポジションがどのように動くかが注目されます。 ただ、ギリシャ問題が落ち着いたとしてもポルトガルやスペインなどの南欧諸国に懸念が残ります。

今週後半から本邦は大型連休に入ります。これを前に94円台前半に上昇しているドル/円に関しては輸出企業からの売りが出やすいものと思われます。また、先週末発表された20日点のシカゴのIMMポジションで円ショートが約5万コントラクトの残があることで、更に大幅な円売りが進みにくいと思われることから、ドルの上値が限定的となると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.54 ~ 94.37
EURJPY 124.80 ~ 126.30
GBPJPY 143.56 ~ 145.37
AUDJPY 86.46 ~ 87.61
NZDJPY 66.88 ~ 67.79
CADJPY 93.33 ~ 94.61
ZARJPY 12.52 ~ 12.71
NOKJPY 15.82 ~ 16.04
MXNJPY 7.64 ~ 7.74
HKDJPY 12.04 ~ 12.15
SGDJPY 68.23 ~ 68.92
EURUSD 1.3303 ~ 1.3421

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はG7やG20財務相・中央銀行総裁会合を控えていたことからどの通貨も小動きになりました。ロンドン時間に入るとギリシャのパパンドレウ首相がEUとIMFに支援を要請したと発表(額は450億ユーロ)しました。また、独財務相はユーロは安定した通貨、我々はユーロを守るとの発言を行ったことから、ユーロが買い戻され、NY時間には1.3400ドルまで上昇しました。ギリシャ支援の要請によりリスク要因が後退したとの見方が出たことや米CNBCが米FOMCのメンバーの少なくとも6人が近くMBSなどの資産を売却することを支持との報道で米金利先高期待が高まり、ドル/円は94.34円まで上昇、ユーロ/円も126.05円まで上昇しました。
クローズはドル/円が93.48円、ユーロ/ドルが1.3294ドル、ユーロ/円は124.27円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10914.46 -34.63 -0.32%
FTSE100(英) 5723.65 58.32 1.03%
DAX(独) 6259.53 90.81 1.47%
NYダウ(米) 11204.28 69.99 0.63%
S&P500(米) 1217.28 8.61 0.71%
NASDAQ(米) 2530.15 11.08 0.44%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.81 0.04
日本10年債 1.315 0.005
英10年債 4.04 0.06
独10年債 3.06 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1153.70 10.80
NY原油(期近) 85.12 1.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/26(月) 
・ 23:30 米国 4月ダラス連銀製造業活動
・ 未定 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月25日 (日)

4/26 の週の見通し

こんばんは。本日は天気も良く絶好の洗車日和でした。

23日に発表された20日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、円のショート(売)が4週ぶりに減少、約5.0万コントラクトになりました。ドルのショート(売)も減少、ユーロはショートが増加し7万コントラクトを再び超えました。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

■IMM通貨ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -50,338 5,408 14,211 64,549 78,760
EUR -71,424 -15,960 33,614 105,038 138,652
GBP -49,298 8,093 14,258 63,556 77,814
CHF -5,382 -428 9,838 15,220 25,058
CAD 69,656 -819 82,664 13,008 95,672
AUD 78,904 -1,770 87,169 8,265 95,434
NZD 8,752 1,601 14,497 5,745 20,242
MXN -50,338 5,408 14,211 64,549 78,760
source:CFTC

週末に開催されたG7では、独仏主導の形でギリシャ問題に絞って議論され、最終的にギリシャが支援要請を行いました。また、G20では中国人民元には触れられず、注目されていた金融課税案についても、積極的な英米に対し、カナダが反対、日本も消極的な姿勢を示し、新興国の一部がこれに同調しました。このため、週明けは、ギリシャ問題が落ち着いたことや、中国人民元は中国のペースで改革が進むと思われること、金融課税についてはコミットされなかったことから、リスクをとる動きが先行すると思われます。

今週は、27-28に開催される米連邦公開市場員会(FOMC)では、モーゲージ関連証券買い取りをはじめとする流動性プログラムの大半が終了したことにより「For the extended period(長期間)」の文言の変更の可能性があります。これは、先週までに米著名なアドバイザリー・レポートでも指摘させたとのルーマーが2度にわたって出ていました。ただ、グリーンスパン米FRB議長は議会証言でこれを否定していることや、FRBが慎重に金利先高期待を打ち消していることから、今回のFOMCでも文言の可能性が低いと思っています。このため、ドルの上値が限定的となるのではないかと思います。

また、月末の週に当たることや本邦の大型連休前にあたることから、本邦輸出企業のドル売りが出やすいと思われます。また、週末には米1-3月期GDP速報値の発表が予定されており、前期よりやや成長が減速との市場予想も出ていますが、持続的な成長が確認されるようであれば、週後半はドルが再び買われやすくなる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 92.50 95.00
ユーロ/ドル 1.3250 1.3650
ユーロ/円 123.70 127.40
ポンド/円 141.00 148.00
豪ドル/円 84.60 87.80


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは5,949コントラクトのショート減少の91,022コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は5,408コントラクトのショート減少の50,338コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは15,960コントラクトのショート増加の71,424コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは819コントラクトのロング減少の69,656コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,601コントラクトのロング増加の8,752コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(26日更新)

■イベント予定
4/26(月)
・ 08:01 英国 4月ホームトラック住宅調査(前月比)
・ 23:30 米国 4月ダラス連銀製造業活動
・ 02:00 米国 2年債入札(440億ドル)
4/27(火)
10:30 豪 第1四半期生産者物価指数(前年比)
・ 15:00 ドイツ 5月GFK消費者信頼感調査
・ 22:00 米国 2月S&P/ケース・シラー住宅価格総合20(前年比)
・ 23:00 米国 4月リッチモンド゙連銀製造業指数
・ 23:00 米国 4月消費者信頼感指数
・ 02:00 米国 5年債入札(420億ドル)
4/28(水)
・ 12:00 NZ 4月NBNZ 企業信頼感
・ 18:30 南ア 3月消費者物価指数(前月比)
・ 02:00 米国 7年債入札(320億ドル)
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
4/29(木)
・ 06:00 NZ NZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表
・ 07:45 NZ 3月貿易収支
・ 09:00 豪 2月コンファレンス・ボード景気先行指数
・ 12:00 NZ 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 16:55 ドイツ 4月失業率
・ 16:55 ドイツ 4月失業者数
・ 17:00 ユーロ圏 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 4月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 4月消費者信頼感確報
・ 18:30 南ア 3月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 3月シカゴ゙連銀全米活動指数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
4/30(金)
・ 07:45 NZ 3月住宅建設許可(前月比)
・ 08:01 英国 4月GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 3月全国CPI(前年比)
・ 08:30 日本 3月全国CPI(除生鮮/前年比)
・ 08:30 日本 4月失業率
・ 08:50 日本 3月鉱工業生産速報(前月比)
・ 10:00 豪 3月HIA新築住宅販売(前月比)
・ 00:00 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 14:00 日本 3月建設工事受注(前年比)
・ 14:00 日本 3月住宅着工戸数(前年比)
・ 15:00 南ア 3月マネーサプライM3(前年比)
・ 16:00 ノルウェー 4月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月消費者物価指数速報(前年比)
・ 18:30 スイス 4月KOFスイス先行指数
・ 21:00 南ア 3月貿易収支(ランド゙)
・ 21:30 米国 第1四半期GDP速報(前期比)
・ 21:30 米国 第1四半期コアPCE速報(前期比)
・ 21:30 米国 第1四半期個人消費速報(前期比)
・ 21:30 米国 第1四半期雇用コスト指数
・ 21:30 カナダ 2月GDP(前月比)
・ 21:30 カナダ 3月原料価格指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 3月鉱工業製品価格(前月比)
・ 22:45 米国 4月シカゴ゙購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年4月24日 (土)

円が売られ、資源国通貨が上昇した週

こんにちは。五十肩(肩関節周囲炎)からの肘痛と腫れのため病院に行きました。これでキーボードを打つのが少し楽になりそうです。

19日の週はギリシャの問題が継続し、ドイツ債とギリシャの10年債のスプレッドが600bp(bp=0.01)を超えるワイドニングになったことや格付け機関ムーディーズがギリシャのソブリン債を「A3」に引き下げたことから、ユーロ/ドルは2009年5月4日以来となる1.3201ドルまで下落しました。ただ、週末にはギリシャの首相がEUとIMFに支援策発動を要請との報道やドイツ財務相が「ドイツは、ギリシャ支援実施の用意ができている」などと発言したことから、ユーロが買い戻され、ユーロ/ドルは1.3400ドルを付けましたが週を通しては欧州通貨が軟調となりました(下の2番目のグラフ参照)。一方、ドルは発表された米耐久財受注や住宅関連の指標が良かったことなどから米国の出口戦略が近いとの期待や米CNBCが「FRB筋の話として米FOMCのメンバーの少なくとも6人が、近い時期にMBS (モーゲージ担保証券)などの資産売却を支持」と報じたことなどから、米長期金利が上昇し、ドルが買われる展開となりました。円は、G7やG20で中国人民元が議論される可能性があり、上値が重かったものの、G7ではギリシャ問題、G20では世界経済の成長で一定の楽観を共有したものの、銀行課税については意見が一致しませんでした。このため、リスク要因が後退したことで、主要通貨に対して円が売られました。

【週間騰落率(JPY)】
JPY 
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
USD
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年4月23日 (金)

4/23本日の戦略-ユーロ関連で週末のG7やG20会合に注目-

おはようございます。このところの天候不順で野菜が高騰しているようですね。農家の方々の苦労を考えると少しくらい高くてもと思ってしまいます。不況でそれどころではないかもしれませんが、早くデフレ環境下から脱却したいものです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は独国会議員の発言(サマリー参照)やギリシャのソブリン格下げにより2009年5月7日以来となる1.3257ドルまで下落しています。ギリシャに関しては、支援開始までのつなぎ融資のルーマー(噂)なども流れています。また、独とギリシャの国債スプレッドも拡大を続けており、ユーロが売られやすい環境が継続しています。本日ワシントンで開催が予定されているG7やG20財務相・中央銀行総裁会合でもこの問題は話し合われると思いますが、コミットメントは無理としても、なんらかの発言がなされないと、週明けからのユーロ売りに拍車がかかる可能性が高くなりそうです。

本日は英国で第2回目のテレビ党首討論が開催される予定です。今回は外交問題が主な議題の予定ですが、前回の討論では自由民主党のグレッグ党首の評価が高まり、保守党のキャメロン党首、労働党のブラウン党首(現首相)が支持を落とす結果となり、本日の結果にもよりますが、更に自由民主党が支持を伸ばすと、どの政党も過半数を確保できない公算が高くなり、連立ということになれば、財政赤字削減が難しくなるとの見方から本来ならばポンド売り材料と見なされそうですが、現時点ではユーロの下落からポンドが円や欧州通貨に対しては底堅く推移していることで、5月6日の選挙が近付いていることもあり、動向には注意を払っておいた方がよさそうです。また、17時には1-3月期のGDPの発表が予定されています。

本日は17時に独IFO景気動向指数の発表が予定されています。先に発表されたZEW景況感調査がギリシャ問題にもかかわらず、独の景況感は悪化していないことから、IFOも波乱はないと思いますが、仮に良くても材料にはなり難いと思います。また、米国では21時30分に耐久財受注、23時には新築住宅販売件数の発表予定があり、これらが良ければ利上げに期待がもたれることになり、ドルが底堅く推移すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.09 ~ 93.97
EURJPY 123.51 ~ 124.94
GBPJPY 142.91 ~ 144.73
AUDJPY 86.12 ~ 87.24
NZDJPY 65.96 ~ 66.86
CADJPY 92.88 ~ 94.17
ZARJPY 12.41 ~ 12.60
NOKJPY 15.65 ~ 15.85
MXNJPY 7.58 ~ 7.69
HKDJPY 11.98 ~ 12.09
SGDJPY 67.79 ~ 68.49
EURUSD 1.3222 ~ 1.3339

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦輸出企業などのドル売りが見られたことや日経平均株価が大幅に下落したこと、4月30日の日銀展望レポートで消費者物価指数や成長率(GDP)を上方修正するとの各新聞社の報道なども一部材料視され、ドル/円は92.74円、ユーロ/円は124.50円まで下落しました。しかし、格付け機関フィッチが「日本の信用力にリスクがある」との見方を示すと円が売られ、ロンドン時間にはドル/円が93.36円、ユーロ/円が125.18円まで上昇しました。ただ、ロンドン時間ではギリシャのCDSスプレッドが拡大したことなどギリシャへの懸念が続きユーロが下落、ユーロ/ドルは1.3422ドル(高値)から1.3332ドル、ユーロ/円は125.18円(高値)から123.85円まで下落、ドル/円も92.85円まで連れ安となりました。NY時間に入ると、ギリシャ10年債とドイツ10年債のスプレッドが更に拡大したことやドイツの国会議員が「ギリシャは、もし財政を正常化できないのであれば、ユーロ圏から離脱する準備をすべきである」と発言したこと、格付け会社ムーディーズがギリシャのソブリン格付けを「A3」に格下げしたことなどで、ユーロ/ドルは1.3257ドル、ユーロ/円は123.32円まで下落しました。ドル/円はガイトナー米財務長官が「金融規制改革法案の通貨を確信している」などと発言したことなどでNYダウが100ドル超の下落となり92.80円まで下落したものの、オバマ大統領の発言で具体的な規制の内容まで触れられなかったことからNYダウが下げ幅を縮小し、プラスを回復したことから、93.52円まで上昇しました。
クローズはドル/円が93.48円、ユーロ/ドルが1.3294ドル、ユーロ/円は124.27円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10949.09 -140.96 -1.27%
FTSE100(英) 5665.33 -58.10 -1.02%
DAX(独) 6168.72 -61.66 -0.99%
NYダウ(米) 11134.29 9.37 0.08%
S&P500(米) 1208.67 2.73 0.23%
NASDAQ(米) 2519.07 14.46 0.58%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.77 0.04
日本10年債 1.315 -0.015
英10年債 3.98 -0.04
独10年債 3.05 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1142.90 -5.90
NY原油(期近) 83.70 0.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/23(金) 
・ 10:30 豪 第1四半期輸入物価指数(前期比)
・ 10:30 豪 第1四半期輸出物価指数(前期比)
・ 13:30 日本 2月全産業活動指数(前月比)
・ 17:00 ドイツ 4月IFO-景気動向
・ 17:30 英国 GDP(前年比)
・ 17:30 英国 GDP(前期比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月鉱工業新規受注(前月比)
・ 20:00 カナダ 3月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 3月耐久財(除輸送用機器)
・ 21:30 米国 3月耐久財受注
・ 21:30 カナダ 2月小売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 3月新築住宅販売件数
・ 00:00 その他 7カ国(G7)と20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議
・ 00:00 その他 国際通貨金融委員会(IMFC)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.10 トレンド系の代表はトレンドラインや移動平均線など

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。いつもはドルやユーロなどメジャーな通貨が注目される中で、今週は珍しくシンガポールドルが注目されました。シンガポール通貨金融庁(MAS)がシンガポールドルの取引レートを引き上げるかが話題となっていたからです。2002年10月1日に造幣業務を担当していたシンガポール理事会(BCCS)が通貨金融庁に吸収され、同庁が中央銀行としての役割を果たし、半年に一度金融政策を行っています。今回同庁の金融政策が注目されたのは、リーマン・ショック以降の中国の景気対策で、アジアがいち早く危機を脱したと見られることや、中国人民元の切り上げの可能性が取りざたされていることも背景にありました。

先週の「トレンド系の代表的な分析指標は何でしょうか」という宿題ですが、一般的なテクニカル分析でも紹介されているようにトレンドラインや移動平均線、ボリンジャーバンドなどです。今回はもっとも簡単なトレンドラインを紹介します。

▼テクニカル分析の分類
http://www.uedaharlowfx.jp/user/chart/

トレンドを見つける簡単な方法は、チャートの安値(谷)と安値(谷)を結ぶ、または、チャートの高値(山)と高値(山)を結ぶ方法があります。結んだ線が右上がりになっていれば上昇トレンド、右下がりとなっていれば下降トレンド、水平であればトレンドのない状態(保合い = もちあい)となります。また、ラインの角度によってトレンドの強さを測ることができます。角度が急であれば強いトレンド、緩やかであれば弱いトレンドを表します。

ラインを引く時は、だいたい10人中8人くらいが「この線を引く」という感覚が必要で、独りよがりなラインを引いてしまうと見誤ることにつながりかねません。トレンドラインでは短期、中期、長期のトレンドをみるためには、時間軸を変える必要があります。具体的には、超短期のトレンドは30分~60分足(これより短い時間軸はあまりお勧めできません)、短期のトレンドは日足、中期のトレンドは週足、長期のトレンドは月足などが一般的です。

▼トレンド分析
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/trend.html

[今週の宿題]
移動平均線の特徴は何でしょうか

2010年4月22日 (木)

4/22本日の戦略-ユーロはギリシャだけにとどまらない可能性-

おはようございます。これだけ気温の変動が大きいと体調管理や服装が大変ですね。いつまで続くのでしょう。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>円>NZドル>ドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャは協議終了を待たずに支援を要請する可能性があり、これが市場のユーロ売り材料とされているようです。また、市場ではギリシャが負債の返済を繰り延べるとのルーマー(ギリシャ財務相により否定)が市場に流れたりと、この問題に対する不透明感から、こうしたルーマーが出やすくなっています。ただ、ギリシャに続きポルトガルの対独スプレッドが拡大してきていることで、EU域内での支援の具体的な枠組みができるまではこの問題が尾を引く可能性が高そうです。このため、ユーロは戻り売りが継続すると思われます。

本日から週末にかけてワシントンでG7及びG20の財務相・中央銀行総裁会合が開かれます。今回の会合では中国人民元の切り上げなど特定の通貨に対するコミットメントは行われないと思われますが、議論される可能性はあります。また、個々の要人の発言では中国人民元への牽制発言が出る可能性もあります。ただ、G20という枠組みでは数が多すぎることや、この発言を受けて中国が行動を起こす可能性も低いことから、影響は限定的となると思われます。ただ、その一方では、EUに対してはギリシャ支援に対しての説明がEUサイドから行われると思われ、市場の安心感につながればユーロの反発(ショートポジションの解消)につながる可能性があります。

本日は21時30分に発表が予定されている米新規失業保険申請件数が注目されると思われます。一時雇用の分岐手金となる40万人の水準に近づきましたが直近では45万件を上回っています。失業保険申請件数の増加は雇用の悪化を連想させることから、内容が悪いとドルが売られる要因となると思います。また、米FOMCの文言変更のルーマーなどが流れていることから、本日の生産者物価指数も一応マークはしておいた方がよさそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.82 ~ 93.68
EURJPY 124.04 ~ 125.44
GBPJPY 142.77 ~ 144.57
AUDJPY 85.83 ~ 86.92
NZDJPY 65.69 ~ 66.56
CADJPY 92.68 ~ 93.94
ZARJPY 12.49 ~ 12.67
NOKJPY 15.65 ~ 15.85
MXNJPY 7.58 ~ 7.68
HKDJPY 11.93 ~ 12.04
SGDJPY 67.59 ~ 68.26
EURUSD 1.3320 ~ 1.3435

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯に本邦輸出企業や短期投機筋のポジション調整の売りに押され、ドル/円は早朝の93.25円近辺から92.97円、ユーロ/円は125.30円近辺から124.65円へと下落、全般的に方向感がなく、ユーロ/ドルは1.34ドル台前半の動きとなりました。ロンドン時間手前には日経225平均株価が堅調に推移したこと受け、ドル/円は93.40円近辺、ユーロ/円は125.50円近辺、ユーロ/ドルは1.3450ドル手前まで戻しましたが、ギリシャ支援に対する懸念が根強い上、ポルトガルの10年債が下落し、ドイツとのスプレッドが拡大、ギリシャ債もドイツとのスプレッドが一時520bp(bp=0.01)に広がり、パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相が「ギリシャは協議終了する前に救済策を発動させる可能性」と発言したことから、ユーロは対ドルで1.3358ドル、対円で124.28円まで下落、リスク「オフ」の動きから、ドル/円も92.94円へと下落しました。しかし、仏サイドから「ギリシャのデフォルトリスクはない」との発言や米国で発表された米モルガンスタンレーやウェルズ・ファーゴの決算内容が市場予想を上回ったことなどから反発し、ドル/円は93.45円、ユーロ/円は125.26円、ユーロ/ドルは1.3410ドルをつけました。しかし、NYダウの重さが嫌気され、上値が重いまま狭いレンジの動きとなりクローズしました。
クローズはドル/円が93.19円、ユーロ/ドルが1.3391ドル、ユーロ/円は124.79円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11090.05 189.37 1.74%
FTSE100(英) 5723.43 -60.26 -1.04%
DAX(独) 6230.38 -33.85 -0.54%
NYダウ(米) 11124.92 7.86 0.07%
S&P500(米) 1205.94 -1.23 -0.10%
NASDAQ(米) 2504.61 4.30 0.17%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.74 -0.06
日本10年債 1.335 0.015
英10年債 4.01 0.00
独10年債 3.08 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1148.80 9.60
NY原油(期近) 83.68 -0.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/22(木) 
・ 08:50 日本 3月通関ベース貿易収支(季調済) 
・ 20:00 米国 フィフス・サード・バンコープ第1四半期決算
・ 21:30 米国 3月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 3月景気先行指標指数(前月比)
・ 23:00 米国 2月住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 米国 3月中古住宅販売件数
・ 23:00 ユーロ圏 消費者信頼感
・ 未定 7カ国(G7)と20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議
・ 01:15 日本 白川方明日銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月21日 (水)

4/21本日の戦略-材料少なく、円安の流れ継続か-

おはようございます。欧州の空港閉鎖も一部が解除されたようで一安心ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ポンド>NZドル>ドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の動きを見ていますと、豪やカナダといった資源国通貨の金利正常化や出口戦略前倒しの観測から、米ゴールドマン・サックスの訴追の影響は軽微との予想のもとに市場が過剰流動性を背景にリスクを取りにいっているように見えます。また、アイスランドの火山噴火で閉鎖されていた欧州の空港が一部閉鎖を解除したこともリスクの軽減につながり、主要通貨では2日連続で「円」が一番売られています。このため、一部ギリシャに対しての懸念(ドイツ国債とのスプレッドが開いていること)は残るものの、円を売る動きが継続する可能性があります。

チャートでは、ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円が21日移動平均線を回復、ひとまず押し目が完了したような形となっています。日足の一目均衡表でも基準線(過去26日間の半値)でサポートされた形でもありますのでチャートからは底堅い動きが予想されます。

本日は英国の失業率(社会保障受給ベース)、失業保険継続受給者数の発表が予定されています。昨日は消費者物価指数が前年比で3.4%となったことから、英中銀のインフレターゲットの2.0%から乖離したことで、英の低金利政策の変更の可能性があるものの、総選挙が近づいていることで、どちらかというと経済指標ではあまり大きく動かない可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け、ストキャスティックする(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 09:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.83 ~ 93.71
EURJPY 124.47 ~ 125.89
GBPJPY 142.29 ~ 144.09
AUDJPY 86.28 ~ 87.39
NZDJPY 65.83 ~ 66.72
CADJPY 92.74 ~ 94.03
ZARJPY 12.50 ~ 12.69
NOKJPY 15.65 ~ 15.86
MXNJPY 7.55 ~ 7.65
HKDJPY 11.94 ~ 12.05
SGDJPY 67.48 ~ 68.17
EURUSD 1.3365 ~ 1.3481

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯には仲値不足観測からのドル買いや公表された豪準備銀行(RBA)の議事録(4月6日開催分)で「一段の金利上昇が必要になる可能性が高い。政策金利の調整を遅らせないことが重要」であることが示され、豪ドルが主導してドル/円、クロス円が上昇、ドル/円は朝方の92.40円近辺から92.71円、ユーロ/円は124.60円近辺から125.14円まで上昇しました。しかし、上海株式市場が軟調に推移すると、ユーロ/ドルは1.3500ドル近辺から1.3460ドル近辺、ユーロ/円は124.60円近辺へと下落しました。ロンドン時間帯には、発表された英消費者物価指数が市場予想より上振れしたことや、独ZEW景況感調査が市場予想より大幅によかったことからユーロが買い戻され、ユーロ/ドルは1.3523ドル、ユーロ/円は125.63円、ドル/円は93.98円まで上昇しました。また、ギリシャの入札が順調だったこともユーロの上昇につながりました。ただ、ドイツ国債とのスプレッドは拡大し、一時489bp(bp=0.01)となりました。NY時間では市場が注目していた米ゴールドマン・サックスの決算は1株利益が5.59ドルと市場予想を上回ったものの、市場はすでに織り込み済みで、発表後にドルは小幅売られました。その後はカナダ中銀(BOC)が政策金利を据え置いたものの、第2四半期(6月末)まで、金利を維持する(利上げをしない)との文言を削除し、「刺激策の解除の時期は経済活動やインフレの見通し次第」としたことで、カナダドルが大幅に上昇、これにつれ、ドル/円は93.40円まで上昇、ユーロ/円は125.09円から125.64円まで上昇しましたが、ユーロ/ドルは1.3428ドルまで下落しました。ウェーバー独連銀総裁が「ギリシャには最大800億ユーロが必要になる可能性があると独議員らには述べた覚えがない」と発言したものの、ユーロを押し上げるには至りませんでした。
クローズはドル/円が93.21円、ユーロ/ドルが1.3435ドル、ユーロ/円は125.22円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10900.68 -8.09 -0.07%
FTSE100(英) 5783.69 55.78 0.97%
DAX(独) 6264.23 101.79 1.65%
NYダウ(米) 11117.06 25.01 0.23%
S&P500(米) 1207.17 9.65 0.81%
NASDAQ(米) 2500.31 20.20 0.81%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.80 0.00
日本10年債 1.320 0.010
英10年債 4.01 0.03
独10年債 3.10 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1139.20 3.40
NY原油(期近) 83.45 2.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/21(水) 
・ 17:30 英国 3月失業保険申請件数推移
・ 17:30 英国 3月失業率(社会保障受給)
・ 17:30 英国 英中銀(BOE)議事公表
・ 21:00 米国 モルガン・スタンレー第1四半期決算
・ 21:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 2月卸売売上高(前月比)
・ ~22:30 米国  サントラスト・バンクス第1四半期決算 
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月20日 (火)

4/20本日の戦略-ギリシャと米株価の調整懸念残る-

おはようございます。アイスランドの火山噴火の影響が深刻ですね。被害地図を見るとほぼヨーロッパ全土です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はNYダウが土日を挟んで2日連続の下落とならなかったことから、リスクを取る動きになりました。市場ではこうした動きをまるでスイッチのようにリスク「オン」や「オフ」と読んでいるようです。米ゴールドマン・サックスへの訴追につきましても、昨日は評決が賛成3、反対2だったことが明らかとなり、この訴追問題がウォールストリートに深刻な打撃を与えないのではないかとのやや楽観的な見方につながったのではないかと思います。今後の状況にもよりますが、発表されてきている1-3月期の企業決算も概ね好調であることから、目先のリスク要因は後退したように見えます(多少の警戒は要しますが)。本日もバンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ゴールドマン・サックス、USバンコープ、ノーザン・トラスト、ステート・ストリートが予定されています。

一方、アイスランドの火山噴火の影響で空港の閉鎖が続いている欧州では、ZEW景況感調査の発表が予定されています。空港閉鎖が長期に及ぶことで世界的な影響が懸念されますが、目先はユーロの弱材料として意識されそうです。ただ、当面はギリシャ支援の懸念が再び浮上していて、EUが支援を計画している300億ユーロでは足りなくなる可能性が指摘されるなど、落ち着く要因が見えていません。ユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相が「EUとIMFの派遣団は新たな財政緊縮策について協議する可能性がある」と発言していることから、ここから新しい動きが出る可能性があります。

チャートではいくつかの通貨ペアで21日移動平均線や日足の一目均衡表の基準線を回復しています。サポートが切れた後は、サポートとなったポイントがレジスタンスとみなすことができますが、このレジスタンスをあっさりと回復したことから、サポート切れを「ダマシ」とみるか、トレンドは転換したが、昨日は単なる戻りとみるかというところですが、ここは押し目のポイントとみて素直に買うという選択でもよいのではないかと思います。

英国では5月6日の総選挙で保守党が単独での過半数を取ることが難しいとの内容でポンドが昨日、主要通貨(円以外)に対して下落しました。連立政権下での財政赤字削減への懸念が残っていることから、本日は消費者物価の発表が予定されていますが、戻り売りの機運が強くなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.01 ~ 92.85
EURJPY 123.85 ~ 125.26
GBPJPY 140.75 ~ 142.55
AUDJPY 84.77 ~ 85.82
NZDJPY 65.22 ~ 66.10
CADJPY 90.49 ~ 91.70
ZARJPY 12.30 ~ 12.48
NOKJPY 15.51 ~ 15.71
MXNJPY 7.47 ~ 7.57
HKDJPY 11.83 ~ 11.94
SGDJPY 66.73 ~ 67.39
EURUSD 1.3416 ~ 1.3534

■前日のサマリー
昨日は週末の株価の下落から下振れしてドル/円は91.90円、ユーロ/円は123.80円近辺でオープン、仲値にかけて一時ドル/円が92.21円、ユーロ/円が124.35円まで買われる場面が見られましたが、日経平均株価が下落、軟調に推移したことから、「ドル」と「円」が買われる流れとなり、ロンドン時間早朝にかけてドル/円は91.60円、ユーロ/円は123.15円、ユーロ/ドルは朝方の1.3490ドル近辺から1.3437ドルまで下落しました。その後も、ギリシャ国債の保証コストが過去最高となったことやウェーバー独連銀総裁がEUの決めたギリシャ支援額300億ユーロを超える支援が必要となる可能性があると一部議員に表明するなど、ギリシャへの懸念が継続し、ユーロ/ドルは1.3420ドルまで下落しましたが、発表された米シティの1-3月期決算が1株利益14セントと市場予想を上回っていたことや米ゴールドマン・サックスへの米証券委員会の訴追が僅差で決定されたこと、NYダウが反発したことなどを背景にNY時間ではリスクを縮小する動きが後退、ドル/円は92円台、ユーロ/円は124円台、を回復、ユーロ/ドルも1.34ドル台後半へと戻しました。クローズにかけては円が売られ、ドル/円は92.47円、ユーロ/円は124.67円を一時付けました。
クローズはドル/円が92.40円、ユーロ/ドルが1.3490ドル、ユーロ/円は124.64円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10908.77 -193.41 -1.74%
FTSE100(英) 5727.91 -16.05 -0.28%
DAX(独) 6162.44 -18.46 -0.30%
NYダウ(米) 11092.05 73.39 0.67%
S&P500(米) 1197.52 5.39 0.45%
NASDAQ(米) 2480.11 -1.15 -0.05%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.80 0.04
日本10年債 1.323 -0.027
英10年債 3.98 0.01
独10年債 3.07 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1135.80 -1.10
NY原油(期近) 80.61 -1.79

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/20(火) 
・ 08:50 日本 2月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 10:30 オーストラリア 豪準備銀行(RBA)議事公表
・ 15:00 ドイツ 3月生産者物価指数(前月比)
・ 17:00 ユーロ圏 2月経常収支
・ 17:30 英国 3月小売物価指数(前月比)
・ 17:30 英国 3月消費者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月ZEW景況感調査
・ 18:00 ドイツ 4月ZEW景況感調査
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第1四半期決算
・ 20:00 米国 ゴールドマン・サックス第1四半期決算
・ 22:00 カナダ カナダ中銀(BOC)銀行金利
・ ~22:30 米国  USバンコープ第1四半期決算 
・ ~22:30 米国 ノーザン・トラスト第1四半期決算
・ 未定 米国 ステート・ストリート第1四半期決算
・ 00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長下院公聴会証言
・ 00:00 米国 ガイトナー米財務長官下院公聴会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月19日 (月)

4/19本日の戦略-円高リスクはあるが月曜の突っ込みは買い?-

おはようございます。4月に入り新入社員とみられる人を多く見られますが、このところの寒さとマッチせず、本当に4月なのかと疑ってしまいます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は米証券監視委員会(SEC)による米ゴールドマン・サックス(GS)の提訴のニュースでNYダウが100ドル超の下落となり、これに中国人民元の切り上げの思惑やギリシャ問題の再燃から、円とドルが主要な通貨に対して買われました。週が明け、ギリシャ問題は週末のEU財務相会合で「EU域内の経済危機に対処する恒久的メカニズムを構築することで原則的に合意した」ことからこれまでのところ大きく売り込まれるには至っていません。本日、IMFがアテネに当局者を派遣し、ギリシャ支援策の詳細を協議する予定であることから、支援をめぐって波乱がなければ、ギリシャへの懸念は沈静化していくものとみられます。

一方、中国の人民元切り上げや金融引き締めに関しては、これからが本番であり、また、米SECのGS提訴も、これから本格化していくとみられます。本年は米国も中間選挙を11月に控えていることから、金融機関に関する圧力が強まる可能性があり、これが株価の圧迫要因となる可能性があります。このため、本日も米シティ・グループの決算の発表が予定されていますが、決算が好調であっても株価が上昇につながらない懸念もあります。落ち着くまでは円買い圧力がかかりやすいのではなないでしょうか。このため、豪ドルやNZドル、カナダドルなどの資源国通貨の上値が重くなる可能性があります。

本邦の民主党議員連盟からの円安誘導発言が続いています。政府からではないことから、影響も一時的にとどまっています。今後も夏の参議院選挙を睨んでの為替等への発言が出る可能性がありますが、いずれも影響一過性と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 91.72 ~ 92.56
EURJPY 123.64 ~ 125.05
GBPJPY 140.70 ~ 142.47
AUDJPY 84.59 ~ 85.62
NZDJPY 64.80 ~ 65.66
CADJPY 90.37 ~ 91.56
ZARJPY 12.38 ~ 12.55
NOKJPY 15.52 ~ 15.72
MXNJPY 7.46 ~ 7.56
HKDJPY 11.80 ~ 11.92
SGDJPY 66.67 ~ 67.33
EURUSD 1.3434 ~ 1.3556

■前日のサマリー
週末は日本時間に日経平均株価が軟調に推移したこともあり、リスク縮小の動きから、円とドルが買われる動きとなり、ドル/円は1ドル=93.10円近辺から92.56円、ユーロ/円は1ユーロ=126.30円近辺から125.08円、ユーロ/ドルは1.3580ドル近辺から1.3516ドルへと下落しました。ロンドン時間には、民主党池田議員の「金融緩和や介入で円安を」との発言に反応し、ドル/円は93.12円、ユーロ/円は126.10円まで上昇しましたが続かず、ECBのノボトニー氏が「ギリシャが緊急支援策を発動させる兆候ある」と発言したことから、ユーロが弱含みに推移、NY時間では発表された米住宅着工件数gア市場予想を上回ったものの、反応は鈍く、米証券監視委員会(SEC)がゴールドマン・サックスをサブプライム関連のCDOで提訴するとのニュースを受け、NYダウが大幅に下落したことや、「中国は段階的に変動相場制を導入へ」とダウ・ジョーンズニュースが報じたことから、リスク回避の動きとなり、ドル/円は91.10円、ユーロ/円は124.85円、ユーロ/ドルは1.3472ドルへと下落しました。
クローズはドル/円が92.17円、ユーロ/ドルが1.3505ドル、ユーロ/円は124.47円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11102.18 -171.61 -1.52%
FTSE100(英) 5743.96 -81.05 -1.39%
DAX(独) 6180.90 -110.55 -1.76%
NYダウ(米) 11018.66 -125.91 -1.13%
S&P500(米) 1192.13 -19.54 -1.61%
NASDAQ(米) 2481.26 -34.43 -1.37%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.76 -0.07
日本10年債 1.350 -0.020
英10年債 3.98 -0.05
独10年債 3.08 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1136.90 -23.40
NY原油(期近) 83.24 -2.27

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/19(月) 
・ 08:01 英国  4月ライトムーブ住宅価格(前月比) 
・ 14:00 日本 3月消費者態度指数
・ 14:00 日本 3月消費者態度指数 一般世帯
・ 18:00 ユーロ圏 2月建設支出(前月比)
・ 21:00 米国 シティ・グループ第1四半期決算
・ 21:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 21:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月景気先行指標総合指数
・ 02:00 ユーロ圏 パパデモスECB副総裁講演
・ 05:00 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月18日 (日)

4/19 の週の見通し

こんばんは。本日は天気も良く、子どもと動物園兼遊園地に出かけてきました。

16日に発表された13日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、円のショート(売)が約5.5万コントラクト、ドルのショート(売)が約9万コントラクトに増加、ユーロは2週連続でショートが減少、カナダ、NZはロングが増加しています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -55,746 -13,441 12,573 68,319 80,892
EUR -55,464 11,759 37,157 92,621 129,778
GBP -57,391 2,083 13,390 70,781 84,171
CHF -4,954 -802 10,417 15,371 25,788
CAD 70,475 1,163 87,918 17,443 105,361
AUD 80,674 7,476 88,635 7,961 96,596
NZD 7,151 1,648 13,771 6,620 20,391
MXN -55,746 -13,441 12,573 68,319 80,892
source:CFTC

週末は米証券監視委員会が大手金融機関ゴールドマン・サック(GS)スを債務担保証券(CDO)の重要情報を開示しなかったとして詐欺で訴追したことから、NYダウが100ドル強の下落、ギリシャ懸念の再浮上や中国人民元の切り上げへの警戒などが重なり円買いとなり週の取引を終えています。週末のEU財務相会合では、EU域内の経済危機に対処する恒久的メカニズムを構築することで原則的に合意したことや欧州委、欧州中央銀行(ECB)、IMFは19日にアテネに当局者を派遣し、ギリシャ支援策の詳細を協議する予定であることから、支援が実現した場合には、ユーロが売られる可能性がありますが、ユーロ崩壊やドイツの離脱などといった市場の過激な見方が後退すると思われ、ユーロの当面の下値を探る動きになるのではないかと思います。ただ、GS提訴が更にポールソン元財務長官(GSの元会長兼最高責任者)などに波及するようであれば、ここまで上昇してきた株価に水を差す可能性があり、リスク回避からの円高につながる可能性があります。20日のガイトナー米財務長官とバーナンキ米FRB議長の公聴会での証言に関心が集まるものと思います。

一方、経済指標では19日の米景気先行指数、20日の独ZEW景況感調査、22日の米新規失業保険申請件数、中古住宅販売件数、23日の独IFO景気動向指数、英1-3月期GDP速報値、米耐久財受注、米新築住宅販売件数が注目されると思われます。特にギリシャ問題を抱える独のZEWやIFOでセンチメント悪化が見られると、ユーロにとってはネガティブとなりそうです。

また、アイスランドの火山灰の影響で欧州各国の空港が閉鎖されていることから、物流などの影響が懸念され、これが長期化すると長距離の輸出などの経済に対する影響も大きくなることから、ユーロや英国にとっては悪材料となりそうです。英は5月6日の選挙に向けて、第3党となる自由民主党の躍進が目立つことから、単独政権ではなく連立政権となると、財政赤字問題が再燃する可能性があり、ポンドの上値も重くなるのではないかと思います。

 

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 91.40 93.70
ユーロ/ドル 1.3280 1.3630
ユーロ/円 122.50 126.50
ポンド/円 139.80 145.00
豪ドル/円 83.20 86.20


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは20,834コントラクトのショート増加の86,069コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は11,439コントラクトのショート増加の42,305コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは18,103コントラクトのショート減少の67,223コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは984コントラクトのロング減少の69,312コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは303コントラクトのロング減少の5,503コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(12日更新)

■イベント予定
4/19(月)
・ 08:01 英国 4月ライトムーブ住宅価格(前月比)
・ 14:00 日本 3月消費者態度指数
・ 14:00 日本 3月消費者態度指数 一般世帯
・ 18:00 ユーロ圏 2月建設支出(前月比)
23:00 米国 3月景気先行指標総合指数
4/20(火)
・ 07:45 NZ 第1四半期消費者物価(前期比)
・ 08:50 日本 2月第三次産業活動指数(前月比)
10:30 豪準備銀行(RBA)議事公表
・ 15:00 ドイツ 3月生産者物価指数(前月比)
・ 17:00 ユーロ圏 2月経常収支
17:30 英国 3月小売物価指数(前月比)
・ 17:30 英国 3月消費者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 4月ZEW景況感調査
22:00 カナダ中銀(BOC)銀行金利
4/21(水)
17:30 英国 3月失業保険申請件数推移
・ 17:30 英国 3月失業率(社会保障受給)
・ 17:30 英国 英中銀(BOE)議事公表
・ 21:30 カナダ 2月卸売売上高(前月比)
4/22(木)
・ 08:50 日本 3月通関ベース貿易収支(季調済)
・ 21:30 米国 3月生産者物価指数(前月比)
21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 3月景気先行指標指数(前月比)
・ 23:00 米国 2月住宅価格指数(前月比)
23:00 米国 3月中古住宅販売件数
・ 23:00 ユーロ圏 消費者信頼感
4/23(金)
・ 10:30 豪 第1四半期輸入物価指数(前期比)
・ 10:30 豪 第1四半期輸出物価指数(前期比)
・ 13:30 日本 2月全産業活動指数(前月比)
・ 17:00 ドイツ 4月IFO-景気動向
・ 17:30 英国 3月小売売上高(前月比)
17:30 英国 GDP(前年比)
・ 17:30 英国 GDP(前期比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月鉱工業新規受注(前月比)
・ 20:00 カナダ 3月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 3月耐久財(除輸送用機器)
21:30 米国 3月耐久財受注
・ 21:30 カナダ 2月小売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 3月新築住宅販売件数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年4月17日 (土)

中国人民元切り上げ観測や株価の下落から円が買われた週

こんにちは。天気予報通り雪が降りましたね。朝は雨に変わっていましたが、溶ける前に写真に撮ってしまいました。

12日の週はIMFからの出資を含む総額450億ユーロのギリシャ救済の具体策が休日中に発表されたことから、ユーロが対ドル、対円で100ポイント以上の窓(ギャップ)をあけてスタートしました。しかしながら、EU報道官の救済にはユーログループの全会一致が必要との発言や格付け機関フィッチがギリシャの財政赤字に懸念を表明したこと、EU筋がポルトガルの財政再建で年内に追加措置が必要と伝えたことから、ユーロの上値が重くなり、週後半にかけては、再びギリシャの財政に関する懸念が再浮上したことやトリシェECB総裁が「ギリシャの流動性状況は依然厳しい、悪化の可能性も」と発言したことで、週末はユーロ/ドルで1.35ドル、ユーロ/円で一時124円を割り込みました。また、中国の1-3月期GDPが発表され内容が良かったものの、事前リーク通りの内容だったことや引き締めへの警戒感から円が買われやすくなり、米著名なアドバイザリー・レポートで『バーナンキFRB議長が「For the extended period」の文言を変える可能性がある、複数の地区連銀総裁が公定歩合引き上げを主張しているとの内容』との市場の噂が出たものの、バーナンキ米FRB議長の上下院合同委員会での議会証言では、これを覆し、低金利が長期間続くことを改めて確認したことから、ドルが売られる展開となりました。週末は、米証券監視委員会が米大手ゴールドンマン・サックスをサブプライム関連のCDOで詐欺の疑いがあると提訴するとのニュースに米株価が下落し、リスク回避の円買いにつながりました。このため、過去数週間にわたり円が売られた流れの巻き戻しとなり、主要通貨に対して円が買われた週となりました。ドルは中国人民元の切り上げで影響を受けるとみられる資源国通貨に対しては強含みとなりましたが、円や欧州通貨に対しては下落しています。

【週間騰落率(JPY)】
JPY
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
USD
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年4月16日 (金)

4/16本日の戦略-ギリシャリスク再び。ただ、週末を控え短期勢中心か-

おはようございます。本日は関東の平野部でも雪が降るようです。ちょっとこの時期では記憶にないですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は再びギリシャ国債とドイツ国債のスプレッドが広がったことで、ギリシャ懸念が再燃し、ユーロが下落しました。昨日発表されたNY連銀の景気指標は良かったものの、足許の失業保険申請件数が増加(悪化)したことは懸念材料となりそうです。中国の1-3月期GDPは前年比11.9%の成長となっていて、中国が目標としている8%を大幅に上回っているものの、事前リークのため市場の反応は限定的でむしろ材料出尽くしと捉えられた面があります。中国の不動産市場の過熱報道もあり、引き締めに関する懸念が出やすい環境となっていることから、資源国通貨の上値が重くなりそうです。また、株価の動向によってはリスク回避の円買いが出やすい環境となる可能性があります。

本日はバンク・オブ・アメリカの決算の発表(時間未定)が予定されていること、21時30分に住宅着工や建設許可件数の発表が予定されていること、22時55分にミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されていることから、特にミシガン大の指数が予想より上振れするようであれば、NYダウの上昇から、米長期金利が低下し、ドル売りと円売りにつながってくる可能性があります。ただ、市場では材料がつかみにくいことから、週末を控えて短期勢中心の取引となると思われることで、一方方向に進みにくい状態が続くのではないでしょうか。

また、本日から2日間の日程でEU経済・金融問題評議会が開催されます。また、明日までEU財務相・中央銀行総裁非公式会議が開催されます。今週初めのギリシャ支援策の具体策発表のようにサプライズは起きにくいと思いますが、ギリシャとドイツのスプレッドが拡大してきていることから、ユーロにポジティブな追加的な決定がなされる可能性もありますので、警戒感からユーロの下値もやや限定的となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中

■変動率からの予想レンジ 09:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.67 ~ 93.50
EURJPY 125.54 ~ 126.91
GBPJPY 143.27 ~ 145.05
AUDJPY 86.41 ~ 87.41
NZDJPY 65.76 ~ 66.61
CADJPY 92.34 ~ 93.48
ZARJPY 12.63 ~ 12.80
NOKJPY 15.77 ~ 15.97
MXNJPY 7.57 ~ 7.66
HKDJPY 11.92 ~ 12.03
SGDJPY 67.41 ~ 68.05
EURUSD 1.3498 ~ 1.3618

■前日のサマリー
昨日は日本時間11時に発表された中国の1-3月期GDPが市場予想より上振れしたものの、事前(前日)に情報リークがあり、市場ではあまり材料視されませんでしたが、5・10日の仲値のドル買いなどもあり、ドル/円は93.20円近辺から93.53円へと上昇、ユーロ/円も127.20円近辺から127.66円へと上昇しました。しかし、出所不明の中国の金融引き締めの噂などからドル/円やクロス円が下落すると、ロンドン時間でも、ECBのボネロ氏が「ユーロの景気、引き続き低迷へ」などと発言したことやギリシャとドイツ国債のスプレッドが再び400bp(ベーシスポイント=0.01)を上回ったことなどで、ユーロに対する懸念が復活、ユーロ/ドルが1.3521ドル、ユーロ/円が125.82円まで、ドル/円も92.90円まで下落しました。NY時間では、発表された週間米新規失業保険申請件数が48.4万件、失業保険継続受給者数が463.9万件といずれも市場予想より悪化、これを受けて戻り基調にあったドル/円は93.04円まで下落しましたが、同時に発表されたNY連銀製造業景気指数は市場予想を大幅に上回る31.8になったことで、下値も限定的となりました。その後は米長期金利の上昇を受け、ドル/円は一時93.47円、ユーロ/円は126.68円まで上昇しましたが、こちらも続かず、引値かけては再び円がやや買われる流れとなりました。
クローズはドル/円が92.99円、ユーロ/ドルが1.3572ドル、ユーロ/円は126.20円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11273.79 68.89 0.61%
FTSE100(英) 5825.01 28.76 0.50%
DAX(独) 6291.45 13.05 0.21%
NYダウ(米) 11144.57 21.46 0.19%
S&P500(米) 1211.67 1.02 0.08%
NASDAQ(米) 2515.69 10.83 0.43%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 -0.01
日本10年債 1.360 -0.005
英10年債 4.03 0.00
独10年債 3.13 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1160.30 0.70
NY原油(期近) 80.61 -0.33

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/16(金) 
・ 10:15 米国 イエレン米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 2月貿易収支(季調済)
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数(前年比)
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数コア(前年比)
・ 未定 米国  バンク・オブ・アメリカ(BOA)第1四半期決算 
・ 21:30 米国 3月建設許可件数
・ 21:30 米国 3月住宅着工件数
・ 22:00 米国 ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 22:55 米国 4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報
・ 23:00 メキシコ メキシコ中銀政策金利発表
・ 02:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 04:00 米国 ボルカー米経済再生諮問会議議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

テクニカル分析は大別すると2種類に分けられる

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。オーストラリア準備銀行(RBA)は4月6日に2か月連続で政策金利を0.25%引き上げ4.25%にしました。中国など好調な新興国の資源需要に支えられているようです。昨年10月の利上げ開始以来、ほぼ連続して利上げを継続しており、6回の金融政策発表の中で、2月(1月は金融政策はありません)を除き5回の利上げを行っています。既に5月4日の金融政策でも利上げの期待が高まっています。

先週の「自分の投資スタイルとそれに合うテクニカル分析はどれだと思いますか。」という宿題は掴みところがなかったかもしれません。この問いの目的は、テクニカル分析には大きく分けると「トレンド系」と呼ばれるものと「オシレーター系」と呼ばれるものの2つの種類があり、使い方が異なるため、目的と選んだテクニカル分析が合っているかを確認してみようという意図がありました。

各々の特徴をあげておきます。
【トレンド系】
価格には「上昇」「下落」「横ばい」の3つの動きしかありませんが、為替の場合には、
「上昇」や「下落」などの流れが生じた場合に、短くて数週間、長ければ数年間続く傾向があります。トレンドはこの流れに乗ろうというものです。このため、期間が長く、また、得られる利幅も大きくなりやすいといえます。
ポジションの持ち方は相場の流れについていく「順張り」(現在の価格から上昇したところを買う、現在の価格から下落したところを売る)が基本となります。

【オシレーター】
オシレーターとは「振幅」という意味で、「上昇」や「下落」トレンドの中にあっても、その中では
小さな「上昇」や「下落」が繰り返されます。この小さな「上昇」や「下落」を狙うことになりますので、得られる利幅は少ない半面、長期間保有するというリスクは軽減されやすいといえます。
ポジションの持ち方は相場の流れに逆らう「逆張り」(現在の価格から下落したところを買う、現在の価格から上昇したところを売る)が基本となります。

例えば、デイトレードの取引スタイルを考えている方が、長期の移動平均線やパラボリックなどのトレンド系を選んだり、低レバレッジで長期の取引スタイルを考えている方が、RSIやストキャスティックスなどを選んだりするのは良い選択とはいえません。

[今週の宿題]
トレンド系の代表的な分析指標は何でしょうか

2010年4月15日 (木)

4/15本日の戦略-中国のGDPと消費者物価指数の綱引きか-

おはようございます。本日はほぼ真冬の寒さのようです。体調管理にはお気を付けください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はこの後、11時に中国の第1四半期GDP、消費者物価指数や鉱工業生産など重要な指標の発表が予定されていて、市場もこれを注目しています。特に消費者物価指数は今後の中国の金融引き締め動向を図るバロメータとなることから、前年比で3%を超えてくるようであれば、引き締めの連想が働きやすくなると思われ、株価の動向にもよりますが、豪ドルなどの資源国通貨に加え、リスクを回避する動きにつながってくるようであれば、円が買われやすくなってくる可能性があります。

昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言では、米著名なアドバイザリー・レポートの噂を覆すものでした。FRBは公定歩合の引き上げ後の市場の早期利上げ期待に対してかなり神経を使って鎮静化を図った経緯もあり、今後の公定歩合引き上げ(FF金利との金利差正常化)にむけても、地ならしを行った上で実施してくると思われます。このため、米低金利が長期間続くと思われることで、中国のGDPが好調さを維持した場合、リスク選好の動きが継続するのであれば、「ドル」と「円」が売られやすい流れが続くのではないかと思います。ただ、ドル/円に関しては、直近では92.50円~94.00円でのレンジ内に収まっていることから、方向感が出にくく、市場も関心がないのではないかと思います。

ユーロはポルトガルの財政に波及してきたことから、EUのギリシャ救済の枠組みとともに、加盟他国の救済策(以前出ていた基金等)が示されてくると、安心感は出やすいと思いますが、もたつくようであれば、再びユーロが売られやすくなる可能性があります。このため、ユーロの上値が重くなることが考えられるとともに、選挙が近づいてきている英ポンドも上値が重くなるのではないでしょうか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.85 ~ 93.69
EURJPY 126.59 ~ 127.95
GBPJPY 143.30 ~ 145.12
AUDJPY 86.65 ~ 87.66
NZDJPY 66.16 ~ 67.01
CADJPY 92.85 ~ 93.99
ZARJPY 12.67 ~ 12.84
NOKJPY 15.82 ~ 16.01
MXNJPY 7.57 ~ 7.66
HKDJPY 11.94 ~ 12.05
SGDJPY 67.59 ~ 68.24
EURUSD 1.3583 ~ 1.3704

■前日のサマリー
昨日はアジア時間にシンガポール通貨金融庁(MAS)によるシンガポールドルの取引レンジ引き上げ(シンガポールドル高)が伝わると、市場の予想通りだったものの、市場ではドルが売られ、クロス円が買われる展開となり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.3610ドル近辺から1.3660ドル近辺、ユーロ/円は1ユーロ=126円台後半から127円台ミドルまで上昇、ドル/円は93円台前半での小動きとなりました。ロンドン時間には、ポルトガルが財政再建で年内に追加措置が必要とEU筋が伝えたことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3600ドル、ユーロ/円は127.15円まで下落、ドル/円は93.63円まで上昇する場面が見られました。NY市場では米3月の小売売上高が発表され市場予想を上回る前月比1.6%の伸びとなったほか、消費者物価指数が市場予想通りの前月比0.1%となったことから、ドルが買われ、ドル/円はこの日の高値となる93.73円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3595ドルまで下落しました。しかし、注目されていたバーナンキ米FRB議長の上下院合同委員会での議会証言では、「最近のデータ、米消費者物価上昇率の抑制を引き続き示す」「米FOMCは非常に低い水準の金利が長期間必要な可能性を指摘」とこれまでの内容を才覚する結果となったことから、ドルが売られ、ドル/円は92.82円、ユーロ/円は126.92円、ユーロ/ドルは1.3679ドルまで上昇しました。その後はNYダウが11,000ドルを回復したことから円が弱含みで推移しました。
クローズはドル/円が93.22円、ユーロ/ドルが1.3653ドル、ユーロ/円は127.27円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11204.90 43.67 0.39%
FTSE100(英) 5796.25 34.59 0.60%
DAX(独) 6278.40 47.57 0.76%
NYダウ(米) 11123.11 103.69 0.94%
S&P500(米) 1210.65 13.35 1.12%
NASDAQ(米) 2504.86 38.87 1.58%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 0.03
日本10年債 1.365 -0.010
英10年債 4.02 0.01
独10年債 3.13 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1159.60 6.20
NY原油(期近) 85.84 1.79

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/15(木) 
・ 21:30 米国 4月NY連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:00 米国 2月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 2月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 3月設備稼働率
・ 22:15 米国 3月鉱工業生産
・ 22:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 22:15 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
・ 23:00 米国 4月フィラデルフィア連銀指数
・ 23:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 01:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 02:00 米国 4月NAHB住宅市場指数
・ 02:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 04:00 米国 ボルカー米経済再生諮問会議議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月14日 (水)

4/14本日の戦略-アジア時間のシンガポール(MAS)の金融政策に注目か-

おはようございます。この寒暖の差が大きいのが偏西風が蛇行しているというの原因と昨日TVで言っていました。確かに米東部や英国に大雪をもたらしたのもこの偏西風の蛇行といわれていましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場も手掛かりが少なく、民主党議員連盟の「購買力平価から~」の発言で円が一時売られました(後付け材料かもしれません)。ただ、政策の実行力や為替が購買力平価だけで決定されるわけではないことから、その後のロンドン、NY市場ではほとんど材料視されませんでした。一方、米の著名なアドバイザリー・レポートでは、バーナンキFRB議長が文言修正を行う可能性や公定歩合が引き上げられる可能性が盛り込まれているとの市場の噂が流れています。同議長は本日(23時~)上下院合同委員会で議会証言をする予定となっていることから、発言内容は注目されると思われ、もし仮に文言の変更を示唆する内容となった場合には、ドルが買われることになると思います。

一方、市場では、本日はシンガポールの金融管理庁(MAS)の金融政策委員会の動向に注目しています。市場ではシンガポールが緩やかなシンガポール高を再開するとみているようです。このため、ポジションがドルショートに傾いており、このMASの発表内容よってはポジション解消からのドル買いが見られるかもしれません。

また、本日は米国の21時30分に消費者物価指数、小売売上高の発表が予定されていることから、これらが市場予想より強い場合には素直にドルが買われると思います。ユーロは昨日のギリシャ短期債の入札が順調だったことから、特に波乱要因はないと思われ、ドルの動きに左右されるのではないかとみています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 08:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.82 ~ 93.64
EURJPY 126.12 ~ 127.51
GBPJPY 142.39 ~ 144.24
AUDJPY 86.05 ~ 87.04
NZDJPY 66.05 ~ 66.91
CADJPY 92.57 ~ 93.71
ZARJPY 12.66 ~ 12.83
NOKJPY 15.74 ~ 15.94
MXNJPY 7.58 ~ 7.67
HKDJPY 11.94 ~ 12.05
SGDJPY 66.61 ~ 67.22
EURUSD 1.3540 ~ 1.3662

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯に目立った材料はなかったものの、日経平均株価などが下落したことやドル/円の92.50円のストップロスを試す動きなどから、ドル/円は朝方の1ドル=93.20円近辺から92.57円、ユーロ/円は1ユーロ=126.80円近辺から125.70円へ下落、ユーロ/ドルは1.3590-00ドル近辺から1.3570ドルでのレンジの動きとなりました。ロンドン時間早朝には、本邦民主党の議員連盟の政権公約に購買力平価から1ドル=120円前後を目安に適正水準に保つよう最大限の努力を行うとの案が盛り込まれるとの報道や、中国の一部報道で目先の利上げの可能性が否定されたことから、ドル/円は93.42円、ユーロ/円は127.08円、ユーロ/ドルは1.3621ドルまで上昇しました。また、この日注目されていたギリシャの短期債(15.6億ユーロ)の入札は計画を上回る結果となったものの、金利水準は高かったことから、その後ユーロは一時下落しました。NY時間に入ると発表された米貿易収支が397億ドルの赤字となり、輸入物価指数も前月比で0.7%に留まった(予想1.0%)ことからドルが売られ、ドル/円は92.63円、ユーロ/円は125.95円まで下落、また、米著名なアドバイザリーレポートが『バーナンキFRB議長が「For the extended period」の文言を変える可能性がある、複数の地区連銀総裁が公定歩合引き上げを主張しているとの内容』との市場の噂が出たことなどからドルが買われ、ユーロ/ドルは1.3545ドルまで下落、ドル/円は93.35円まで上昇しました、上下に動きづらく全体的に方向感は出ませんでした。
クローズはドル/円が93.19円、ユーロ/ドルが1.3614ドル、ユーロ/円は126.86円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11161.23 -90.67 -0.81%
FTSE100(英) 5761.66 -15.99 -0.28%
DAX(独) 6230.83 -19.86 -0.32%
NYダウ(米) 11019.42 13.45 0.12%
S&P500(米) 1197.30 0.82 0.07%
NASDAQ(米) 2465.99 8.12 0.33%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.82 -0.02
日本10年債 1.380 -0.015
英10年債 4.01 -0.03
独10年債 3.14 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1153.40 -8.80
NY原油(期近) 84.05 -0.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/14(水) 
・ 09:30 豪 4月Westpac消費者信頼感指数
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 2月鉱工業生産(前月比)
・ 18:30 南ア 2月実質小売売上(前年比)
・ 20:00 米国 JPモルガン・チェース第1四半期決算
・ 21:30 米国 3月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 3月消費者物価指数コア(前月比)
・ 21:30 米国 3月小売売上高(除自動車)
・ 21:30 米国 3月小売売上高
・ 22:30 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月企業在庫
・ 23:00 米国 バーナンキ米FRB議長議会証言
・ 03:00 米国 米地区連銀報告
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月13日 (火)

4/13本日の戦略-ギリシャ債入札がカギ、ポンドに注意も-

おはようございます。いつもツイッターのReplyでコメントいただいている皆様。この場を借りてお礼もうしあげます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>円>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、EU財務相会合でギリシャ支援の具体的な内容が発表されたことから、ユーロ買いが先行しましたが、欧州市場では利益確定の売りが先行し、ひとまず週初のニュースは吸収されたように思います。ギリシャ関連では本日、12億ユーロの国債の入札が予定されており、これの好不調が今後のユーロの動向をみるうえでは重要となることから、警戒が必要です。また、ギリシャ問題が落ち着いてくるに従い、次のターゲット探しに市場が動く可能性があり、ターゲットとして英の財政赤字に注目される可能性があります(昨日のユーロ/ポンドでのポンドの下落)。このため、ポンドには下落リスクが伴うことになりそうです。

昨日、オバマ米大統領は米中首脳会談で、中国がより市場志向の為替レート移行することが極めて重要との見解を改めて表明しましたが、中国国家主席は米中は対等な立場での協議を通じ経済。貿易問題を解決すべきと伝えたと発言、既にある程度予想されていた内容であり、市場ではほとんど材料視されませんでした。このため、中国人民元の切り上げ観測は市場に残るものの、4月下旬のG20以降、6月のサミットまでの間に中国の自発的な切り上げ(出口戦略の一環)として実施してくるのではないでしょうか。こうしたことから、ドル/円はそれほど大きな動きは出てこないと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.90 ~ 93.72
EURJPY 126.03 ~ 127.43
GBPJPY 142.38 ~ 144.25
AUDJPY 85.98 ~ 86.96
NZDJPY 65.97 ~ 66.83
CADJPY 92.50 ~ 93.66
ZARJPY 12.71 ~ 12.89
NOKJPY 15.70 ~ 15.90
MXNJPY 7.60 ~ 7.69
HKDJPY 11.95 ~ 12.06
SGDJPY 66.76 ~ 67.36
EURUSD 1.3520 ~ 1.3645

■前日のサマリー
昨日はEUが週末に開催されていた財務相会合でのギリシャ支援の具体的な内容を前倒しで発表したことから、東京時間の早朝からユーロが買われる展開となりました。ユーロ/ドルは先週週末から100ポイント以上の上の1.3650ドル近辺、ユーロ/円も同じく127.00円近辺で取引を開始、買い一巡後は一時緩みましたが、東京時間終盤にはユーロ/ドルが1.3692ドル、ユーロ/円が127.45円まで上昇、ドル/円も93.30円近辺まで上昇しました。ロンドン時間では、利益確定の売りが先行し、EU報道官がギリシャに関してEUグループの全会一致の承認が必要と発言したことや格付け機関フィッチがギリシャの財政赤字への懸念が残ると表明したことなどから、ユーロ/ドルはじりじりと1.3566ドルまで下落、ユーロの下落からドル/円は93.61円まで上昇しました。NY時間では、カナダ財務相が「カナダドルの上昇は強いファンダメンタルズを反映したものである」「カナダドルの上昇は、秩序ある上昇であり、意外ではない」とカナダドルを容認すると受け取れる発言を行ったことから、ドル/カナダドルは1.0011カナダドルとパリティ(1ドル=1カナダドル)までカナダドルが上昇(数字が小さくなる)しました。また、米長期金利が低下したことから、ドル/円では円買いとなり、ドル/円やクロス円で円が買われる流れとなり、ドル/円は93円台前半、ユーロ/円は126円台後半へと下落しました。
クローズはドル/円が93.25円、ユーロ/ドルが1.3591ドル、ユーロ/円は126.73円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11251.90 47.56 0.42%
FTSE100(英) 5777.65 6.67 0.12%
DAX(独) 6250.69 0.99 0.02%
NYダウ(米) 11005.97 8.62 0.08%
S&P500(米) 1196.48 2.11 0.18%
NASDAQ(米) 2457.87 3.82 0.16%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.84 -0.01
日本10年債 1.395 0.015
英10年債 4.04 0.00
独10年債 3.17 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1162.20 0.30
NY原油(期近) 84.34 -0.58

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/13(火)
・ 08:01 英国 3月RICS住宅価格
・ 08:50 日本 3月国内企業物価指数(前月比
・ 10:30 豪 3月NAB企業景況感指数
・ 10:30 豪 3月NAB企業信頼感指数
・ 16:30 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 17:30 ユーロ圏 ノボトニーオーストリア中銀総裁講演
・ 17:30 英国 2月DCLG UK住宅価格(前年比)
・ 17:30 英国 2月貿易収支(英ポンド)
・ 17:30 英国 2月商品貿易収支(英ポンド)
・ 21:30 米国 2月貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 2月新築住宅価格指数(前月比)
・ 23:45 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
4/14(水)
・ 07:45 NZ 2月小売売上高指数(前月比)
・ 07:45 NZ 2月小売売上高(除自動車)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月12日 (月)

4/12本日の戦略-ギリシャ支援でEU合意。ユーロ買い選好か-

おはようございます。本日はユーロ主導で朝から動いていますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
EUによる450億ユーロ規模のギリシャ支援で合意したことから、EUへのリスク要因が後退し、週末のNY株価(ダウ)も11,000ドルを一時突破したことからリスク選好の動きが出やすくなると思われます。このため、こうした環境下では円が一番売られやすくなると思われます。ただ、中国の3月貿易収支が6年ぶり赤字に陥ったことから、短期的な現象との見方もありますが、15日に中国第1四半期GDPの発表を控えていることから、資源国に対しては慎重な見方がでて、上値が押さえられる可能性があります。

一方、ドル/円は今週から米企業決算の発表が続くことで、企業業績を背景とした米株価の上昇が続くとこちらもリスク選好の動きにつながることから、円売りにつながると思われます。ただ、ドルに関しては、政策金利の低金利が長期にわたる可能性がFRBから示されていることで、金利差を背景にしたドル売りが出やすくなる可能性があり、リスク選好のパターンの「ドル売り」「円売り」となり、ドル/円はあまり動かないという流れに戻る可能性があります。今週は週後半に米国の消費者物価指数、小売売上高の発表などを控えていることから、これらの経済指標待ちとなる可能性があります。本日のロンドン、NY時間にかけては、早朝のニュースでユーロが買われやすい環境が継続すると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/スイス 21日移動平均線を上抜け
ポンド/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 07:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.85 ~ 93.67
EURJPY 125.11 ~ 126.50
GBPJPY 142.43 ~ 144.32
AUDJPY 86.56 ~ 87.55
NZDJPY 66.34 ~ 67.20
CADJPY 92.38 ~ 93.55
ZARJPY 12.76 ~ 12.93
NOKJPY 15.68 ~ 15.87
MXNJPY 7.59 ~ 7.68
HKDJPY 11.96 ~ 12.07
SGDJPY 66.77 ~ 67.38
EURUSD 1.3427 ~ 1.3548

■前日のサマリー
週末は東京時間に中国の為替政策変更が間近に迫っているとのNYタイムズの記事への警戒からポジション調整が先行し、ドル/円は93円台ミドルを挟んでの小動き、ユーロ/円も125円を挟んでの小動き、ユーロ/ドルも1.3350ドルを挟んでの小動きとなりました。しかし、中国人民元の基準値が据え置かれたことから、ロンドン時間では円を売る動きが出てドル/円は93.79円、ユーロ/円は125.79円まで上昇、ユーロ/ドルも1.3418ドルまで上昇しました。NY時間に入ると、EUによるギリシャ支援の合意の噂が出たことで、ユーロ/ドルが1.3473ドル、ユーロ/円が125.83円まで上昇、ドル/円は93.30円近辺へと下落、しかし、格付け機関フィッチがギリシャ国債を「BBB-」に格下げ、見通しをネガティブへとしたことでユーロ/ドルが1.3410ドル、ユーロ/円が125.20円まで下落しました。その後、目立った材料がない中で、米金利が下落したことなどを背景にドルが売られ、ドル/円は93.10円まで下落しましたが、NYダウが11,000ドルを一時越えたことで底堅く推移しました。
クローズはドル/円が93.15円、ユーロ/ドルが1.3499ドル、ユーロ/円は125.74円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11204.34 36.14 0.32%
FTSE100(英) 5770.98 58.28 1.02%
DAX(独) 6249.70 77.87 1.26%
NYダウ(米) 10997.35 70.28 0.64%
S&P500(米) 1194.37 7.93 0.67%
NASDAQ(米) 2454.05 17.24 0.71%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.88 -0.01
日本10年債 1.380 0.000
英10年債 4.04 0.04
独10年債 3.16 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1161.90 9.00
NY原油(期近) 84.92 -0.47

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/12(月) 
・ 22:00 カナダ 3月住宅着工件数
・ 03:00 米国 3月月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月11日 (日)

4/12 の週の見通し

こんばんは。

2日に発表された30日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、円のショート(売)が増加、約4万コントラクトになりました。ドルはショート(売)が増加、ユーロはショートが減少、カナダ、NZは小幅の変化に留まっています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -42,305 -11,439 18,596 60,901 79,497
EUR -67,223 18,103 39,036 106,259 145,295
GBP -59,474 7,599 14,281 73,755 88,036
CHF -4,152 2,388 9,777 13,929 23,706
CAD 69,312 -984 88,881 19,569 108,450
AUD 73,198 3,858 84,060 10,862 94,922
NZD 5,503 -303 12,836 7,333 20,169
MXN -42,305 -11,439 18,596 60,901 79,497
source:CFTC

先週末は、ギリシャ支援に向け、EU関係筋が「ギリシャが要請した場合、融資規模は市場にショックを与えるため、かなりの大きさになる」「ギリシャの債務状況が悪化すれば、ユーログループの声明発表前倒しも」と発言したことから、市場に出ていた懸念が後退したことで、ユーロは対ドル、対円で上昇、中国人民元の切り上げの思惑がドルを重くしました。ただ、週末にブラジルの政府筋が4月22-23日にワシントンで開かれるG20で中国人民元が正式に協議される可能性は低いとの見方を示しています。ただ、個別に協議される可能性はあるとしています。このため、12-13日に胡錦濤国家主席が核安全保障サミットに参加するため訪米しますが、中国が外圧による政策変更のイメージを持たせないため、胡錦濤国家主席とオバマ米大統領の会談やワシントンG20の前に為替政策の変更を行う可能性は低いと思われます。

今週は12日の米アルコアの企業決算の発表を皮切りに企業決算の発表が続きます。NYダウなど株価が堅調に推移していることから、米企業決算が好調であれば、リスク選好の動きが継続し、円が売られやすくなると思われます。ただ、14日には米消費者物価指数、小売売上高、15日には米NY連銀製造業計指数、16日には住宅着工件数、建設許可件数、ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。特に小売売上高が好調であれば米出口戦略に向け期待感が高まるものと思います。ただ、15日に中国の第1四半期のGDPの発表が予定されていることから、市場予想より悪ければリスク回避の動きにつながり、円が買われる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 92.00 94.70
ユーロ/ドル 1.3300 1.3680
ユーロ/円 124.40 127.00
ポンド/円 141.40 147.70
豪ドル/円 83.80 88.30

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは20,834コントラクトのショート増加の86,069コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は11,439コントラクトのショート増加の42,305コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは18,103コントラクトのショート減少の67,223コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは984コントラクトのロング減少の69,312コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは303コントラクトのロング減少の5,503コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(12日更新)

■イベント予定
4/12(月) 
・ 08:50 日本  3月マネーストックM3(前年比) 
・ 08:50 日本 日銀政策会合議事要旨(3月17日分)
・ 22:00 カナダ 3月住宅着工件数
・ 03:00 米国 3月月次財政収支
4/13(火)
・ 08:01 英国 3月RICS住宅価格
・ 08:50 日本 3月国内企業物価指数(前月比)
・ 15:00 ドイツ 3月消費者物価指数確報(前月比)
・ 17:30 英国 2月DCLG UK住宅価格(前年比)
17:30 英国 2月貿易収支(英ポンド)
・ 17:30 英国 2月商品貿易収支(英ポンド)
・ 21:30 米国 2月貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 2月新築住宅価格指数(前月比)
4/14(水)
・ 07:45 NZ2月小売売上高指数(前月比)
・ 07:45 NZ2月小売売上高(除自動車)
・ 18:00 ユーロ圏 2月鉱工業生産(前月比)
・ 18:30 南ア 2月実質小売売上(前年比)
21:30 米国 3月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 3月消費者物価指数コア(前月比)
・ 21:30 米国 3月小売売上高(除自動車)
21:30 米国 3月小売売上高
・ 23:00 米国 2月企業在庫
・ 03:00 米国 米地区連銀報告
4/15(木)
・ 18:00 ユーロ圏 2月貿易収支(季調済)
21:30 米国 4月NY連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 22:00 米国 2月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 2月対米証券投資フロー合計
・ 22:15 米国 3月設備稼働率
22:15 米国 3月鉱工業生産
・ 23:00 米国 4月フィラデルフィア連銀指数
・ 02:00 米国 4月NAHB住宅市場指数
4/16(金)
・ 18:00 ユーロ圏 3月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 3月建設許可件数
21:30 米国 3月住宅着工件数
22:55 米国 4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

ドルの下落の目立った週

こんにちは。昨日、本日と天気がよかったので花に見行きました。さすがに名所は駐車場待ちでした。

5日の週は円が反動で買い戻される週となりました。欧州や豪などのイースター休暇が明けた6日(火)には豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き上げ4.25%にしたことで、豪ドルは主要通貨に対しても上昇しています。週央では、ドイツとオランダがギリシャへの融資の金利をモラルハザードのために高金利するべきとのニュースなどが伝わり、ギリシャとドイツ債のスプレッドが一時400bp以上広がったことなどからユーロが売られましたが、NYタイムズ(電子版)による中国の為替政策変更が近いとのニュースにドルが売られました。週後半も中国人民元の切り上げ観測がくすぶり、ドルが主要通貨に対して下落しました。また、ギリシャ問題はEU関係筋が「ギリシャが要請した場合、融資規模は市場にショックを与えるため、かなりの大きさになる」、  「ギリシャの債務状況が悪化すれば、ユーログループの声明発表前倒しも」と発言したことにより、ギリシャ救済に向けて前進したことを評価して、ユーロが上昇して引けています。

【週間騰落率(JPY)】
JPY
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
USD
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年4月 9日 (金)

4/9本日の戦略-材料少なく週末のポジション調整に警戒?-

おはようございます。連日の寒さで桜ももってくれていますので、明日は花見に行きたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は発表された米新規失業保険申請件数が46万件と市場予想より悪化、雇用の分岐点となる40万件から再び遠ざかりました。対する失業保険継続受給者数は455万人と10万人以上の減少を示していることから、もうしばらく経緯を見ないと分かりませんが、雇用の回復傾向が続いているように見えます。ただ、現在は市場が中国の為替政策の変更に注目していることから、今後注目されてくる可能性があります。一方のギリシャ問題は、ギリシャ第1四半期の財政赤字が43億ユーロと予定通り40%の削減となったことで、市場には一定の安心感は出たと思われます。ただ、繰り返しになりますが、ギリシャの起債と応札状況による波乱要因は残ることから、ユーロについては戻り売りが継続すると思います。

先日のCNBCや昨日のNYタイムズで中国の通貨制度の変更が近いとの報道がなされており、市場では内容、タイミングに注目しています。中国は2005年7月21日に中国人民元の1日の変動幅を上下0.3%へと変則的な変動相場制へ移行、2007年5月18日に同0.5%に拡大、今回はこれを更に0.7%に拡大するのではないかと思われます。また、タイミングは次週12日からワシントンで開催される安全保障サミットに胡錦濤・中国国家主席が出席し、オバマ米大統領と会談する予定であることを考えると、この前後に発表される可能性が高いと思います。また、6月には韓国でG20の財務相会合、カナダでG20サミットも開催が予定されていて、遅くともこの前までには行われるのではないでしょうか。ただ、昨日も書きましたが、この人民元の切り上げを受けての円の上昇は、付随したリスク回避の動きが出ない限りはそれほど長続きしないと思われます。

本日は、カナダの雇用や独の経常収支などの発表が予定されていますが、市場のインパクトがそれほど高くないものと思われ、94円台まで上昇した要因の一つとなった円のショートポジションの調整が先行しやすいのではないかと予想しています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.03 ~ 93.86
EURJPY 124.01 ~ 125.43
GBPJPY 141.71 ~ 143.60
AUDJPY 86.22 ~ 87.23
NZDJPY 65.59 ~ 66.46
CADJPY 92.67 ~ 93.85
ZARJPY 12.75 ~ 12.92
NOKJPY 15.56 ~ 15.76
MXNJPY 7.57 ~ 7.66
HKDJPY 11.96 ~ 12.07
SGDJPY 66.66 ~ 67.28
EURUSD 1.3289 ~ 1.3408

■前日のサマリー
昨日は東京時間に日経225平均株価が軟調な推移となったことなどから、全般的に円を買う動きとなり、ドル/円は1ドル=93.17円、ユーロ/円は1ユーロ=124.20円まで下落、ユーロ/ドルも1ユーロ=1.3330ドル近辺へと下落しました。10時30分に発表された豪3月の新規雇用者数増減では、市場予想の2万人増に対して1.96万人の増加とやや下振れしたことや、前月が4700人減に下方修正されたことから、豪ドルが1豪ドル=86.23円まで下落する場面が見られましたが、下落したところは本邦勢などに拾われ反発したことで、ドル/円は93.45円、ユーロ/円は124.57円まで上昇しました。しかし、戻りは鈍く夕方にかけてはじりじりと下げる展開となりました。ロンドン時間では、発表された英国の鉱工業生産が市場予想より上振れしたことで、ポンド/ドルが1.5139ドル~1.5234ドルまで上昇、ポンド/円も141円割れから141円台後半まで上昇しました。しかし、ギリシャの債務問題の懸念が残る中で、ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルはじりじりと下落、NYタイムズ(電子版)が中国の為替政策の変更の発表が間近に迫っていると関係者の話として報じると、ドル/円は93円割れのストプロスをつけて92.83円、ユーロ/円は123.43円、ユーロ/ドルは1.3282ドルまで下落しました。NY時間は、トリシェECB総裁がギリシャにとってデフォルトは問題となっていないなどと発言したことから、ユーロが買い戻され、更にギリシャの第1四半期の財政赤字が計画通り40%削減されていたことなども買い材料と見なされ、ユーロ/ドルは1.3367ドル、ユーロ/円は124.55円、ドル/円は93.28円まで戻しました。NYクローズにかけては、前日比マイナスで推移していたNYダウがプラスを回復したことなどから、ドル/円は93.48円、ユーロ/円は124.85円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が93.38円、ユーロ/ドルが1.3362ドル、ユーロ/円は124.77円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11168.20 -124.63 -1.10%
FTSE100(英) 5712.70 -49.36 -0.86%
DAX(独) 6171.83 -50.58 -0.81%
NYダウ(米) 10927.07 29.55 0.27%
S&P500(米) 1186.44 3.99 0.34%
NASDAQ(米) 2436.81 5.65 0.23%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.89 0.04
日本10年債 1.385 -0.010
英10年債 4.00 -0.05
独10年債 3.09 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1152.90 -0.10
NY原油(期近) 85.39 -0.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/9(金) 
・ 09:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 15:00 ドイツ 2月貿易収支
・ 15:00 ドイツ 2月経常収支(ユーロ)
・ 15:00 南アフリカ 3月外貨準備高
・ 17:30 英国 3月生産者仕入価格(前月比)
・ 17:30 英国 3月生産者出荷価格(前月比)
・ 20:00 カナダ 3月雇用ネット変化率
・ 20:00 カナダ 3月失業率
・ 23:00 米国 2月卸売在庫
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.9 テクニカル分析の特徴を知ろう

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。今夜(4月2日)は米国の雇用統計ですが、キリスト教の復活祭の前の聖金曜日にあたることから、市場の参加者が少ない中での発表となります。先月発表された非農業部門雇用者数の増減が、米東部を襲った大雪の影響にもかかわらず3.6万人の減少に留まったことから、今月発表される同雇用者数がプラスを回復、前月から20万人以上増加するとの期待も一部では出ています。果たしてどうなりますでしょうか。

さて、先週の宿題の「テクニカル分析の特徴」ですが、個人的な主観ですが下記のようなものがあります。

種類がたくさんある
チャート(ロウソク足)に重ねて描かれるものと、別(ロウソク足の下)に描かれるものがある
折れ線グラフや棒グラフがある
ロウソク足ではないチャートがある

といった外見上のものや、

過去の価格を基に分析する(FXの場合は出来高が把握できません)
ファンダメンタルズの要因も価格に含まれている
目標値の予測が可能
短期から長期まで予測が可能
急激な変化(変動)は予測ができない

などがあります。

テクニカル分析は、コンピューターの発達によって日々多種多様なものが生まれています。 その中で、現在も広く一般的に使われているテクニカル分析手法は、成果を残していものといえるでしょう。これらの分析手法から自分の目的に合ったものを見つけ上手に付き合っていきましょう。

[今週の宿題]
自分の投資スタイルとそれに合うテクニカル分析はどれだと思いますか。

2010年4月 8日 (木)

4/8本日の戦略-要人発言、中国動向に注意-

おはようございます。天気の良い日は気持ちがよいですね。これで気温も上がれば。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は英中銀(BOE)金融政策委員会、ECB理事会など材料が目白押しの日となります。昨日はギリシャ問題を引きずり、英FT紙によるドイツとオランダがモラルハザードを防ぐために、ギリシャへの融資の金利を6.0%~6.5%を課すことを主張しているという内容に、市場は救済に対する先行き不透明としてユーロを売る動きにつながりました。ギリシャ支援をめぐっては、ドイツが救済の枠組みの中にIMFを入れることをかなり強く主張した経緯もあり、ドイツとギリシャの駆け引き(?)が続くようであれば、ユーロの弱含みの展開が継続するものと思われます。現時点では、市場もユーロに対してポジティブな考えは持てないことから、戻り売りのスタンスが継続するものとみています。

また、昨日はCNBCで中国が人民元について行動を起こすとの示唆があると報じています。人民元の切り上げが幅にもよりますが、(一時的なインパクトはあると思いますが)それほど円高へ影響を及ぼすとは予想していません。中国では今後発表される消費者物価指数などによっては更なる金融の引き締めの可能性もあることから、豪ドルなどの資源国通貨はそろそろ注意をしておいたほうがよさそうです。

豪ではこのあと10時30分に失業率、雇用者変化の発表が予定されています。強い内容となった場合には、5月の利上げ期待につながる可能性が高いことから、豪ドルが買われやすくなると思われます。本日は21時30分のトリシェECB総裁の定例記者会見、デュークFRB理事、タルーロFRB理事、コーンFRB副議長の講演が予定されていることから、FRBのスタンスで弱気のコメントが続けばドルが売られやすくなると思います。目先は1ドル=93円割れを試す動きとなるか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 92.99 ~ 93.83
EURJPY 123.82 ~ 125.25
GBPJPY 141.30 ~ 143.21
AUDJPY 86.01 ~ 87.01
NZDJPY 65.56 ~ 66.43
CADJPY 92.27 ~ 93.44
ZARJPY 12.73 ~ 12.90
NOKJPY 15.50 ~ 15.70
MXNJPY 7.52 ~ 7.61
HKDJPY 11.96 ~ 12.07
SGDJPY 66.61 ~ 67.23
EURUSD 1.3272 ~ 1.3391

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝方にドル/円の1ドル=93.50円を試す仕掛け売りで、ドル/円が93.63円まで下落したものの、下抜けに失敗したことから、短期勢の買い戻しに94.27円まで反発しました。ユーロ/円も1ユーロ=125.30円まで下落後、126.16円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3409ドルまで上昇後、1.3373ドルまで下落しました。ロンドン時間では17時30分に発表された英サービス業PMIが市場予想を下回る56.5(予想58.0)となったことから、ポンド/ドルが1ポンド=1.5284ドルから1.5137ドルまで下落、ポンドが主導する形で他の通貨も下落し、ドル/円は93.77円、ユーロ/円は125.45円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3357ドル~1.3397ドルへと上昇。その後、ドイツとオランダがギリシャへの融資の際に高金利を求めているとの英フィナンシャル・タイムズ紙の記事などからギリシャ支援への先行き不透明感でユーロが売られ、ユーロ/ドルはNY時間には1.3326ドル、ドル/円は93.47円、ユーロ/円は124.63円まで下落しました。しかし、パパンドレウ・ギリシャ首相が「EUからの支援は大きな成功であり、状況は管理できる」と発言、ファンロンパイEU大統領も「市場での資金繰りが不十分なら、EUはギリシャを支援できる」と発言、これによりユーロは持ち直し、更にバーナンキ米FRB議長が「米経済は短期、中期的にわたり重大な試練に直面している」などと弱気な発言をしたことからドルが売られ、ドル/円は93.15円、ユーロ/円は124.49円まで下落、1.3378ドルまで戻していたユーロ/ドルはやや遅れて1.3342ドルまで売られました。
クローズはドル/円が93.34円、ユーロ/ドルが1.3343ドル、ユーロ/円は124.54円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11292.83 10.51 0.09%
FTSE100(英) 5762.06 -18.29 -0.32%
DAX(独) 6222.41 -29.80 -0.48%
NYダウ(米) 10897.52 -72.47 -0.66%
S&P500(米) 1182.45 -6.99 -0.59%
NASDAQ(米) 2431.16 -5.65 -0.23%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.85 -0.10
日本10年債 1.400 0.005
英10年債 4.05 0.05
独10年債 3.12 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1153.00 17.00
NY原油(期近) 85.88 -0.96

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/8(木) 
・ 08:50 日本 2月貿易収支
・ 08:50 日本 2月機械受注(前月比)
・ 08:50 日本 2月経常収支
・ 10:30 豪 3月雇用者数変
・ 10:30 豪 3月失業率
・ 14:00 日本 3月景気ウォッチャー調査-先行き判断DI
・ 14:00 日本 3月景気ウォッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 3月失業率
・ 17:30 英国 2月製造業生産高(前月比)
・ 17:30 英国 2月鉱工業生産(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月小売売上高(前月比)
・ 19:00 ドイツ 2月鉱工業生産(前月比)
・ 19:00 南ア 2月製造業生産高(前月比)
・ 20:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:30 米国 タルーロ米FRB理事講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 03:45 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 05:00 米国 コーン米FRB副議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月 7日 (水)

4/7本日の戦略-上値重ければ、目先はクロス円などの調整(下げ)か-

おはようございます。ようやく日本のガラパゴス携帯(キャリアに依存する形式)にメスが入るようです。これによりメーカーの国際競争力が増すことを期待したいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>円>NZドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日銀の金融政策決定会合が行われていますが、前回の追加量的緩和からさらなる追加の可能性はほぼないことから、特に波乱はないと思います。また、15時30分からの白川日銀総裁の定例記者会見も材料にはなり難いと思います。

昨日は、ギリシャの債務問題が再燃し、ギリシャ10年債と独10年債のスプレッドが400bp(=4%)に拡大しました。ギリシャ財務相はこれを否定していますが、4月20日から債券の償還が始まることで、この手の噂で資金の調達コストが高くなると、償還に対する懸念が浮上し、負のスパイラルに陥る可能性があります。そうなると、EUとIMFによる救済が機能するかが問われることになり、ユーロにとってはマイナス要因となることから、火消の状況にもよりますが、ユーロの上値が重くなることが予想されます。

本日は、19時に独の製造業受注の発表が予定されていますが、重要な経済指標の発表は予定されていません。昨日に引き続き、米国サイドでは1時15分にダドリー米NY連銀総裁のう講演、2時30分にはバーナンキ米FRB議長の講演が予定されています。昨日公表されたFOMC議事録では、早すぎる利上げに対するリスクを警告していることから、同議長の講演には注目が集まるもとの思われます。また、2時には米10年債(210億ドル)の入札が予定されています。最近の国債入札はやや低調となっていることで、10年債も不調であれば、米長期金利の上昇からドルが買われやすくなる可能性があります。全般的に市場のセンチメントは円売りからは大きく変わっていない(目先の調整局面の可能性はあるが)と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 93.45 ~ 94.27
EURJPY 124.95 ~ 126.37
GBPJPY 142.20 ~ 144.10
AUDJPY 86.57 ~ 87.55
NZDJPY 65.85 ~ 66.71
CADJPY 93.16 ~ 94.29
ZARJPY 12.84 ~ 13.01
NOKJPY 15.61 ~ 15.81
MXNJPY 7.61 ~ 7.70
HKDJPY 12.01 ~ 12.12
SGDJPY 66.91 ~ 67.51
EURUSD 1.3327 ~ 1.3448

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯にギリシャがEUの救済策の見直しを求めているとの報道から、ユーロが下落し、ユーロ/ドルが1.3497ドルの高値から1.3414ドル、ユーロ/円が127.35円の高値から126.05円、ドル/円が94.40円近辺から93.89円まで下落しました。ロンドン時間に入ってもユーロの上値の重い展開が続き、ドル/円は93.77円、ユーロ/円は125.74円、ユーロ/ドルは1.3399ドルまで下落しました。ただ、経済指標の発表などの材料がなかったことから、売り一巡後は各通貨とも小動きとなりました。また、ラッカー米リッチモンド連銀総裁が「公定歩合スプレッドの検討は時間を要する」と発言したこともドルの上値重くしたようです。NY時間にはギリシャの財政赤字の拡大懸念やギリシャの10年債が対独10年債とのプレミアムが400ベーシスポイントを突破したことなどからユーロが売られ、ユーロ/ドルが1.3355ドル、ユーロ/円が125.36円まで下落しました。その後は、発表された米FOMC議事録で、緩和政策の一段の長期化もあり得るとのハト派的な内容が含まれていたことで93.66円まで下落し、ユーロがやや戻しました。また、昨日豪準備銀行(RBA)が0.25%の利上げを行った豪ドルは主要通貨に対して上昇しています。
クローズはドル/円が93.78円、ユーロ/ドルが1.3400ドル、ユーロ/円は125.66円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11282.32 -56.98 -0.50%
FTSE100(英) 5780.35 35.46 0.62%
DAX(独) 6252.21 16.65 0.27%
NYダウ(米) 10969.99 -3.56 -0.03%
S&P500(米) 1189.44 2.00 0.17%
NASDAQ(米) 2436.81 7.28 0.30%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.95 -0.04
日本10年債 1.395 0.015
英10年債 4.00 0.09
独10年債 3.14 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1136.00 2.20
NY原油(期近) 86.84 0.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/7(水) 
・ 未定 日本  日銀目標金利(無担保コール翌日物) 
・ 17:30 英国 3月PMIサービス業
・ 17:30 英国 3月外貨準備高(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月生産者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 第4四半期GDP確報(前年比)
・ 18:00 ユーロ圏 第4四半期GDP確報(前期比)
・ 19:00 ドイツ 2月製造業受注(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月住宅建設許可(前月比)
・ 23:00 カナダ 3月Ivey購買部協会指数
・ 01:15 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 02:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 03:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 04:00 米国 2月消費者信用残高
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月 6日 (火)

4/6本日の戦略-ギリシャ問題の蒸し返しに注意か-

おはようございます。本日は暖かく、ようやく薄手のコートもなしで出勤できました。ありがたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>円>豪ドル>ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はこのあと、13時30分に豪準備銀行(RBA)による政策金利の発表が予定されています。市場の予想では0.25%の引き上げが予想されていますが、見送る可能性も5割近い確率で残っています。このため据え置きとなると、豪ドルが売られやすくなると思いますが、引き上げ期待が先に延びることとなり、売りが一巡した後には押し目が買われていくものと思われます。逆に引き上げられると材料出尽くしとなる可能性もあります。

また、本日は欧州などがイースター休暇明けで市場に戻ってくることから、ロンドン時間以降動きやすくなると思います。テクニカル上でも過去7日間で一番値動きが小さかった「NR7」が多数の通貨ペアで出現していることから、大きく動いてくる可能性があります。17時のガイトナー米財務長官のインドでの記者会見や1時のサマーズ米国家経済会議(NEC)委員長講演など要人の発言も予定されていることや米財務省3年債入札(400億ドル)が予定されていることなどから、米朝金利の動向には引き続き注目です。ただ、昨日は一時米10年債利回りが4%台まで上昇したものの、ドル回にはつながっていないようです。

一方、ユーロは2日にパパンドレウ・ギリシャ首相が「我が国の危機は最悪期を脱したと思われるが、困難な課題が山積している」と発言していることや1日に実施されたIMFとの非公式会合で支援を要請しなかったことなどから、イースター休暇明けに蒸し返される可能性もあり、ユーロの単独安もしくはリスク回避の円買いには一応の注意はしておいた方がよさそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 10:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 94.06 ~ 94.92
EURJPY 126.59 ~ 128.06
GBPJPY 143.44 ~ 145.41
AUDJPY 86.48 ~ 87.53
NZDJPY 65.95 ~ 66.87
CADJPY 93.68 ~ 94.88
ZARJPY 12.95 ~ 13.13
NOKJPY 15.76 ~ 15.97
MXNJPY 7.63 ~ 7.73
HKDJPY 12.08 ~ 12.20
SGDJPY 67.28 ~ 67.92
EURUSD 1.3418 ~ 1.3537

■前日のサマリー
昨日は朝方に英の世論調査を材料としてポンドが上昇したことから、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.3490ドル近辺から1.3539ドルまで上昇、ドル/円は本邦勢の売りから1ドル=94.75円近辺から94.31円まで下落しました。その後は、欧州勢がイースター休暇中であり、材料が限られるなかで、ドル/円がじりじりと買われ、ユーロ/ドルが売られたものの、方向性はなく小幅なレンジでの動きにとどまりました。NY時間では、発表された米供給管理強化(ISM)景況感指数が55.4と市場予想より良かったこと、米中古住宅販売保留が前月比で+8.2%とプラスに転じたことなどから、ドル/円は92.30円近辺から92.50円近辺へと戻る場面が見られましたが、マクロ系ファンドなどのポジション調整のドル売りに上値を抑えられ、94.08円まで下落しました。ユーロ/ドルはNY時間早朝に一時1.3461ドルまで下落したものの、ドル売りから1.3529ドルまで上昇、1.34ドル台後半で取引を終えました。
クローズはドル/円が94.36円、ユーロ/ドルが1.3484ドル、ユーロ/円は127.23円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11339.30 53.21 0.47%
FTSE100(英) 5744.89 - -
DAX(独) 6235.56 - -
NYダウ(米) 10973.55 46.48 0.43%
S&P500(米) 1187.44 9.34 0.79%
NASDAQ(米) 2429.53 26.95 1.12%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.99 0.05
日本10年債 1.380 0.025
英10年債 3.92 -
独10年債 3.08 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1133.80 7.70
NY原油(期近) 86.62 1.75

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/6(火)
・ 13:30 オーストラリア  豪中銀(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 2月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 2月景気一致CI指数速報
・ 16:00 ノルウェー 3月ノルウェーPMI
・ 16:15 スイス 3月消費者物価指数(前月比)
・ 17:00 米国 ガイトナー米財務長官会見(インド)
・ 17:30 英国 3月PMI建設業
・ 01:00 米国 サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長講演
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(400億ドル)
・ 02:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月 5日 (月)

4/5本日の戦略-明日以降の欧州勢の参加待ち-

こんにちは。休暇明けはばたばたになってしまいました。ようやくBlogも更新できそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は、米国の雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想より下振れしたものの、民間部門の雇用者数が予想より良かったことで、下落も一時的となりました。全般的にリスク回避ムードが継続していることから、円が売られやすくなっています。ただ、ドル/円の95円手前では、本邦勢からの売りが出やすくなっていることに加え、本日もイースター・マンデーで欧州などの市場参加者が限られることから、上値を追う向きは少ないのではないかと予想されます。

また、米財務省が半期の為替報告の公表を延期するなど、中国人民元への切り上げ圧力が後退したことなども円を売りやすくしている要因とみれますが、シカゴ通貨先物のポジション状況では、円が約1万の買い超しから約3万の売り超しへと転換していることで、これ以上の円売りも仕掛けにくくなっているように思えます。欧州勢の実質の週明けが明日となることで、欧州勢が円売りを継続するのかどうかで、目先の方向が決まってくると思われます。また、市場は明日の豪準備銀行(RBA)の金融政策とRBAの声明待ちとなっています。RBAが利上げを行うのであれば、リスク資産選好の動きが継続しやすくなるとみられることで、ドル/円もチャート上のポイントとなる週足の一目均衡表の雲の上(94.75円)にぬけ、遅行線の雲の下限(95.68円)を上に抜けて雲の中に入ってくると上昇トレンドが続くことになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 94.29 ~ 95.18
EURJPY 127.08 ~ 128.59
GBPJPY 143.02 ~ 145.05
AUDJPY 86.48 ~ 87.58
NZDJPY 66.37 ~ 67.31
CADJPY 93.15 ~ 94.38
ZARJPY 12.97 ~ 13.15
NOKJPY 15.82 ~ 16.03
MXNJPY 7.63 ~ 7.73
HKDJPY 12.13 ~ 12.25
SGDJPY 67.28 ~ 67.95
EURUSD 1.3430 ~ 1.3553

■前日のサマリー
週末は欧州、カナダなどがグッドフラーデーで休場となる中で、米国の雇用統計を前に様子見気分が強まり、ドル/円は1ドル=93円台後半、ユーロ/円は1ユーロ=127円台前半からミドル、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.35ドル台後半での狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間手前に、ドル/円が一時94.07円まで上昇する場面が見られましたが、欧州、英の株式市場は休場、材料もないことから市場は雇用統計待ちのムードで小動きが継続しました。NY市場では、21時30分に発表された米国の雇用統計では、失業率が9.7%と前月と変わらなかったものの、非農業部門雇用者数は16.2万人増と市場予想より下振れしたことからドル/円は瞬間的に93.55円まで下落、ユーロ/円も126.89円まで下落しましたが、直ぐにドル/円は90.70円、ユーロ/円は128.95円まで上昇しました。ユーロ/ドルは雇用統計を受け、1.3573ドルまで上昇したものの、1.3487ドルまで下落しました。その後は、市場参加者も限られ、ドル/円は94円台ミドル、ユーロ/円な127円台ミドル割れ、ユーロ/ドルは1.34ドル台後半から1.35ドル近辺まで戻して取引を終えました。
クローズはドル/円が94.61円、ユーロ/ドルが1.3505ドル、ユーロ/円は127.77円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 11286.09 41.69 0.04%
FTSE100(英) 5672.32 - -
DAX(独) 6142.45 - -
NYダウ(米) 10907.42 - -
S&P500(米) 1173.27 - -
NASDAQ(米) 2410.69 - -

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.95 0.08
日本10年債 1.364 0.001
英10年債 3.92 -
独10年債 3.08 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1126.10 -
NY原油(期近) 84.87 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/5(月) 
・ 23:00 米国 2月中古住宅販売保留(前月比)
・ 23:00 米国 3月ISM非製造業景況指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年4月 4日 (日)

4/5 の週の見通し

こんばんは。埼玉では気温が上がらず花見も寒かったです。

2日に発表された30日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、円がロング(買)からショート(売)に転換し、約3万コントラクトの大幅なショートになりました。ドルはショート(売)が2週連続で減少、ユーロはショートが増加、カナダはロングが小幅減少となっています。各通貨のポジションは下の表を参照してください。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -30,866 -41,027 17,174 48,040 65,214
EUR -85,326 -10,409 35,205 120,531 155,736
GBP -67,073 4,551 11,965 79,038 91,003
CHF -6,540 -5,452 6,735 13,275 20,010
CAD 70,296 -2,731 88,595 18,299 106,894
AUD 69,340 -4,999 79,698 10,358 90,056
NZD 5,806 317 13,049 7,243 20,292
MXN -30,866 -41,027 17,174 48,040 65,214
source:CFTC

先週は発表された米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が市場予想より上振れしたことや週末に発表された米非農業部門雇用者数が16.2万人増となり、民間の雇用者数が増加していること、米株価などが2008年秋のリーマンショック当時の水準を上回ったことなどから、リスク投資の動きが活発になったことなどで、円が一番売られ、ドルがも売られるというリスク投資選好のパターンとなりました。また、ワールド・ゴールド・カウンシルによる金の需要が10年で現在の水準の約2倍になるとの見通しから、金や原油などのコモディティ価格が上昇したことなどから豪ドルなどの資源国通貨が上昇しています。

今週は、欧州などのイースター休暇が5日(月)まで継続することから、欧州勢などは実質のスタートが6日(火)となることで、5日は週末の流れを引き継ぎ円が売られやすいと思われますが、6日には豪準備銀行(RBA)による金融政策の発表や8日(木)に英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)の金融政策の発表の予定があります。RBAは利上げ期待があることから、発表までは豪ドルが買われやすくなると思いますが、毎度のことながらRBAの声明に注目が集まり、タカ派的なコメントが出るようであれば上昇が継続すると思われます。一方のBOE、ECBは特に変更はないと思われ、目先のユーロやポンドの下落要因は低いとみています。その他では豪の雇用統計(8日)、米中古住宅販売保留(5日)などが注目されそうです。

また、米国財務相は4月15日に議会に半期に一度提出する主要貿易相手国の為替政策に関する報告書で、同報告書の公表を延期し、中国が為替操作国にあたるかどうかの判断を先送りすることを明らかにしています。これも円安を後押しするとみられます。

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 92.70 95.60
ユーロ/ドル 1.3310 1.3650
ユーロ/円 125.60 129.10
ポンド/円 138.70 144.70
豪ドル/円 85.30 88.50

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは60,014コントラクトのショート減少の65,235コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は41,027コントラクトのロング減少の30,866コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは10,409コントラクトのショート減少の85,326コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは2,731コントラクトのロング減少の70,296コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは317コントラクトのロング増加の5,806コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(5日更新)

■イベント予定
4/5(月)
・ 23:00 米国 2月中古住宅販売保留(前月比)
23:00 米国 3月ISM非製造業景況指数
4/6(火)
13:30 豪中銀(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 2月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 2月景気一致CI指数速報
・ 16:15 スイス 3月消費者物価指数(前月比)
・ 17:30 英国 3月PMI建設業
・ 03:00 米国 FOMC議事録(3月16日開催分)
4/7(水)
・ 08:01 英国 3月ネーションワイド消費者信頼感
・ 15:30 豪3月外貨準備高
・ 16:55 ドイツ 3月PMIサービス業確報
・ 17:00 ユーロ圏 3月PMIサービス業確報
・ 17:30 英国 3月PMIサービス業
・ 17:30 英国 3月外貨準備高
・ 18:00 ユーロ圏 2月生産者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 第4四半期GDP確報(前年比)
・ 18:00 ユーロ圏 第4四半期GDP確報(前期比)
・ 19:00 ドイツ 2月製造業受注(前月比)
・ 21:30 カナダ 2月住宅建設許可(前月比)
・ 23:00 カナダ 3月Ivey購買部協会指数
・ 04:00 米国 2月消費者信用残高
4/8(木)
・ 08:50 日本 2月貿易収支
・ 08:50 日本 2月機械受注(前月比)
・ 08:50 日本 2月経常収支
10:30 豪3月失業率
10:30 豪3月雇用者数変
・ 14:00 日本 日銀金融経済月報
・ 14:45 スイス 3月失業率
・ 17:30 英国 2月製造業生産高(前月比)
・ 17:30 英国 2月鉱工業生産(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 2月小売売上高(前月比)
・ 19:00 ドイツ 2月鉱工業生産(前月比)
・ 19:00 南ア2月製造業生産高(前月比)
・ 20:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
4/9(金)
・ 15:00 ドイツ 2月貿易収支
・ 15:00 ドイツ 2月経常収支(ユーロ)
・ 15:00 南3月外貨準備高
・ 17:30 英国 3月生産者仕入価格(前月比)
・ 17:30 英国 3月生産者出荷価格(前月比)
・ 20:00 カナダ 3月雇用ネット変化率
・ 20:00 カナダ 3月失業率
・ 23:00 米国 2月卸売在庫

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

円売りが進んだ週

こんにちは。昨日まで小旅行に行ってきました。パソコンとemobileを持っていたったのですが、emobileのエリアギリギリのところだったようで、ほとんどインターネットには繋がらず・・・でした。

本邦の年度末を挟んだ週は、期末要因と見られていた円高には進まず、ギリシャの債務問題に一定の成果が見られたことや株式市場が2008年秋のリーマンショック時の株価を上回ったことなどを背景としたリスク投資選好の動きが見られ、発表された米供給管理協会(ISM)景気指数が回復傾向を継続していることや、週末はイースター休暇の欧州勢の参加がほとんどない中で、米雇用統計の内容(非農豪部門雇用者数が市場予想より悪かったものの、民間部門雇用者数がよかったこと)などを背景として、円が主要通貨に対して一番売られ、次にドルが売られました。一方、原油や金などコモディティ価格が上昇したことから、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が買われています。ドル/円は一時2009年8月14日以来の94.70円まで上昇しました。

【週間騰落率(JPY)】
Weekly Ratio(JPY)
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
Weekly Ratio(USD)
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年4月 2日 (金)

Vol.8 テクニカル分析を取り入れよう

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。今週も市場はギリシャ問題に振り回され、支援方法などを巡ってユーロの信認まで話しが発展しました。同問題はEU首脳会合で、独仏がIMFの支援を含む2国間の融資で合意したことなどから、支援に向けて前進しているようです。

先週まではファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の観点から特性要因図を作成してきましたが、為替の変動要因にはこうした外部(経済的な)要因と、輸出入に絡む為替(通貨)の売買などの内部要因に加え、過去の値動きを統計や数学に基づいて分析し、未来の値動きを予想しようとするテクニカル分析による売買の要因もあります。
※特性要因図ではテクニカル分析は広義の分類で内部要因に含めてもよいと考えています。

このテクニカル分析による売買の方法を知ることにより、予測としてトレードされやすい価格や、指値、ロスカットの価格などがわかるようになります。もちろん実際のトレードでも使うことができます。人気の高いテクニカル分析を説明しながら、使い方を一緒に学んでいければと思っています。

[今週の宿題]
テクニカル分析の特徴を考えてみてください。

リンク

  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



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