Vol.11 移動平均線はトレンド分析のスタンダード
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皆様こんばんは。アイスランド南部のエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火による影響で一時23か国で民間航空便の離着陸が禁止され、欧州を中心に大混乱に陥りました。これまでのところユーロへの影響は限定的となったようですが、航空会社の株価など直接影響を受けたものもありました。18世紀にはアイスランドの火山噴火は天候不順を引き起こし、農作物の不作を招き、フランス革命の原因となったとも言われています。長期化するとギリシャ問題で揺れているユーロにとっては「泣きっ面に蜂」になってしまいそうです。
先週の宿題「移動平均線の特徴は何でしょうか」という問いですが、「2つ以上の平均値を比べることで傾向を知ることができる」ということになります。テクニカル分析ではn日間(例えば25日)の平均を計算します。計算には通常、NY市場の終値を用います。テクニカル分析では高値、安値も重要ですが、1日の終わり、1週間の終わり、1か月の終わり、1年の終わりといった、「終わり」に重要な意味があります。終わりは取引の清算が伴うことから、特にその値決めには「多数の人の意見が反映されている」と見ることができます。現在では、コンピュータの発達により1分や5分、30分、60分などのロウソク足が簡単に描けるようになっていますが、時間がきたら区切られる終値の重要性はそれほど高くないと思っています。
移動平均線は計算する期間により、短期のトレンド、中期のトレンド、長期のトレンドをみることができます。計算する期間は分析者それぞれですが、基本となるのは開発者であるグランビルが用いていた200日となり、これは長期の部類に入ります。その他にはフィボナッチ数の5日、13日、21日、55日、89日などを用いる人や、25日、90日、100日などを用いる人がいます。
移動平均線でトレンドを分析する場合は、トレンドラインのときと同じく、移動平均線の向き(上昇、下降、横ばい)、角度(=トレンドの強さ)となります。移動平均線でトレンドを分析する場合に注意したいことは、平均を取っているため、実際の値動きに対して遅くなる傾向があります。このため、こうした傾向を少しでも減らすため、指数平滑平均線や加重平均線など当日に近いものに比重かけた計算方法(平均線)もあります(これに対して前出の移動平均線を単純移動平均線と呼ぶこともあります)。いずれの平均線でも分析方法は同じです。
▼移動平均線
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/m_average.html
[今週の宿題]
移動平均線を先取りしているテクニカル分析は何でしょうか




