Vol.14 ボリンジャーバンドは統計学からの分析
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皆様こんばんは。英国の総選挙の結果、与党の労働党が敗北し、13年ぶりの政権交代となりました。また、保守党が単独で過半数を獲得できなかったことから、戦後初となる保守党と自由民主党の連立政権が誕生しました。一時は連立政権に期待が高まりポンドが買われましたが、閣僚が発表され、両党首が会見を行った昨日(13日)には、期待の反動からポンドが売らています。市場心理は気まぐれですね。
先週はグランビルの第4、第8法則から高値と安値を予測する方法を紹介しました。今回は、反転のタイミングを探るテクニカル分析がないかを考えてみます。
先週紹介した移動平均線から一定の乖離率(例えば上下に3%)などの線を引いたものがエンベロープで、ボリンジャーバンドもエンベロープに近い形をしていることから、同じように思いがちですが、その内容は大きく違います。ボリンジャーバンドは標準偏差を利用しています。標準偏差は母集団の代表値(テクニカル分析では移動平均線の値=中心値)から為替レートの「ばらつき」の範囲を示したものです。標準偏差のことをσ(シグマ)と呼び、この「ばらつき」の範囲に価格が存在する確率が68.3%(下のチャートのピンクの帯)あることになります。また、標準偏差の2倍(2σ)には95.5%(下のチャートの黄色の帯)、標準偏差の3倍(3σ)には99.7%(下のチャートの白の帯)の確率で価格が存在することになります。裏を返せば、通常であれば3σや2σの中にいつも価格が存在しているということです。

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これがどうして反転のタイミングを探る指標になるかといいますと、標準偏差の2倍(2σ)から価格がはみ出している状態は「異常」とみることができ、いわゆる「行きすぎ」の状態に近いと推測されます。ただし、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大傾向(移動平均線が横ばいから上下どちらかに動きだしたとき)にあるときは、新たなトレンドが発生していることから、価格がはみ出しても反転する可能性は低く、バンド幅が拡大から縮小に向かう時に転換となる可能性が高いという特徴があります。




