山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年6月30日 (水)

6/30 本日の戦略-ECBの1年ものオペ満期への警戒からユーロ安圧力継続か-

おはようございます。昨日は体調不良でサッカー(日本戦)を視ることはできませんでした。惜敗というか、気まぐれな女神がパラグアイにほほ笑んだといったところでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は上海総合株価指数の下落に端を発した株安の連鎖が「円買い」と「ドル買い」に結びつきました。また、ECBが行った1年物のオペが満期を迎えることから、流動性確保のための「ドル買い」需要があり、このため、クロス円は大きく下落しています。本日もこの株安が連鎖するかどうかで、上海総合株価指数の開始の10時30分は注目です。株安が継続すると引き続き「円買い」要因となると思いますが、ドルはオペ満期の流動性懸念が落ち着けば3%を下回っている長期金利から考えるとそれほど買われるとは思えません。

昨日、米下院で賛成409、反対5で可決された米の住宅購入者向け税控除措置の9月末までの延長法案ですが、このニュース自体は歓迎となるものの、米サブプライム問題発生以降の住宅市場は自立的な回復にはまだ遠いということが示されているようです。こうした景気刺激策は財政赤字を増やすことにもつながり、住宅価格の低迷はファイニーメイやフレディマックの政府系住宅公社を抱える米国にとってはマイナスの要因と捉えることができ、中長期的に米金利の低金利の継続と、ドル安の要因となる可能性があります。

本日は週末に発表される米雇用統計の前哨戦となる21時15分の米国のADP雇用調査が注目されると思います。また、月末であることで実需での円買いが出てくる可能性もあり、どちらかというと円高になりやすいのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.10 ~ 88.92
EURJPY 106.95 ~ 108.72
GBPJPY 132.45 ~ 134.54
AUDJPY 74.21 ~ 75.89
NZDJPY 60.56 ~ 61.88
CADJPY 83.01 ~ 84.58
ZARJPY 11.39 ~ 11.61
NOKJPY 13.44 ~ 13.72
MXNJPY 6.79 ~ 6.91
HKDJPY 11.29 ~ 11.40
SGDJPY 62.60 ~ 63.46
EURUSD 1.2102 ~ 1.2254

■前日のサマリー
昨日の東京時間は上海総合株価が大幅下落となったことで、リスク回避の「円買い」「ドル買い」の動きでドル/円は朝方の89円台前半から88.60円、ユーロ/ドルは1.2290ドル近辺から1.2230ドル、ユーロ/円は109.85円近辺から108.55円まで下落しました。ロンドン時間に入っても、株価が軟調に推移したことや、昨年6/24にECBが行った1%の固定金利で4422億ユーロの供給1年物オペが満期を7/1(木)に迎えることから、市場が流動性不足に陥るとの見方でドルが買われたことから、ユーロ/ドルが1.2176ドル、ユーロ/円が107.80円まで下落しました。NY時間では発表されたS&P/ケースシラー住宅価格が前年比で3.8%(予想+2.4%)上昇と市場予想より上振れしたものの、カンファレンスボードが発表した消費者信頼感指数は52.9(予想62.5)と大幅に下振れしていたことで米株価も下落し、ドル/円が88.29円、ユーロ/円も107.30円、ユーロ/ドルも1.2151ドルまで下落しましました。米下院が住宅購入者向け税控除措置の9月末までの英長法案を可決したことからダウが戻し、安値からは切り返してクローズしました。
クローズはドル/円が88.59円、ユーロ/ドルが1.2186ドル、ユーロ/円は107.95円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9570.67 -123.27 -1.27%
FTSE100(英) 4914.22 -157.46 -3.10%
DAX(独) 5952.03 -205.19 -3.33%
NYダウ(米) 9870.30 -268.22 -2.65%
S&P500(米) 1041.24 -33.33 -3.10%
NASDAQ(米) 2135.18 -85.47 -3.85%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.95 -0.07
日本10年債 1.110 -0.040
英10年債 3.38 0.01
独10年債 2.55 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1242.40 3.80
NY原油(期近) 75.94 -2.31

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/30(水)
・ 10:00 豪 5月HIA新築住宅販売(前月比)
・ 14:00 日本 5月建設工事受注
・ 14:00 日本 5月住宅着工戸数
16:55 ドイツ 6月失業率
16:55 ドイツ 6月失業者数
・ 17:00 ノルウェー 5月小売売上高
・ 17:05 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数速報値
・ 18:30 スイス 6月KOFスイス先行指数
・ 21:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 21:00 南アフリカ 5月貿易収支
21:15 米国 6月ADP雇用統計
・ 21:30 カナダ 4月GDP(前月比)
・ 22:00 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 22:45 米国 6月シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 6月NAPM-ミルウォーキー
・ 23:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁会見
・ 02:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月29日 (火)

6/29 本日の戦略-米長短金利低下からの円高警戒も-

おはようございます。家で使っているノートPCのメーカーからバッテリー無償交換の確認通知がきました。バッテリーもへたっていたので、無償交換ならうれしいと思いましたが、シリーズは同じでしたが残念ながら無償交換対象外で下。残念。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>円>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロが対ポンド、対スイスフランと欧州の通貨対して下落しました。対ドル、対円でのユーロの下落はそれほどでもありませんが、ドイツ国債とギリシャやポルトガルのスプレッドが拡大していることから、これらのリスクの回避目的もあると思われます。更にこれらの国の国債の対独スプレッドが拡大するようであれば、ユーロ売りが対円や対ドルで再開される可能性があります。

昨日は市場のボラティリティリがかなり低く、方向感も見えてきません。本日これまでは本邦の失業率が5.2%と悪化を示したものの、有効求人倍率は0.5と改善を示し、まちまちとなりました。ただ、これまでのところは市場への影響は少ないようです。本日は、22時米S&P/ケースシラー住宅価格の発表が予定されており、これまで下振れ傾向が強かった住宅指標を受け、住宅価格がどのようになっているかが注目されます。市場予想より悪ければ米長期金利の引き続きの低下傾向とつながる可能性があり、ドル安の要因とも考えられます。こうした中で、豪政府からは資源課税の税率を見直す可能性が示唆されたことやセンタンス英金融政策委員が「英予算は利上げの開始の可能性を排除しない」「緩やかな金利上昇が経済にとって有益」と発言していることから、これらの通貨が底堅く推移する可能性が高そうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の中から下
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.88 ~ 89.70
EURJPY 108.72 ~ 110.50
GBPJPY 133.95 ~ 136.07
AUDJPY 77.01 ~ 78.68
NZDJPY 62.59 ~ 63.91
CADJPY 85.45 ~ 87.00
ZARJPY 11.66 ~ 11.88
NOKJPY 13.74 ~ 14.02
MXNJPY 6.93 ~ 7.05
HKDJPY 11.40 ~ 11.51
SGDJPY 63.97 ~ 64.81
EURUSD 1.2203 ~ 1.2346

■前日のサマリー
昨日の東京時間はカナダで開催されたG8、G20サミットで目新しい材料がなかったことから、手掛かり難となり、ドル/円は89.27円~89.45円、ユーロ/ドルは1.2398ドル~1.2351ドル、ユーロ/円は110.80円~110.40円と各通貨とも狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入っても方向感が乏しくレンジの動きが継続しました。NY時間では発表された米個人消費などの経済指標などを受け、米株価が下落したことから、ドル/円は89.25円まで下落、更に米10年債利回りが09年4月の水準となる3.00336%まで低下したことを受け、ドル/円が89.06円、ユーロ/円は109.70円、ユーロ/ドルは1.2310ドルまで下落しました。その後、ラッカー米リッチモンドン連銀総裁が質問に答え、「長期間との文言、近いうちに撤回すべき」と発言したことを受け、ドル/円は89.46円まで戻したものの、ユーロ/ドルは1.2265ドル、ユーロ/円は108.60円まで一時下落し安値圏で取引を終えています。
クローズはドル/円が89.35円、ユーロ/ドルが1.2274ドル、ユーロ/円は109.68円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9693.94 -43.54 -0.45%
FTSE100(英) 5071.68 25.21 0.50%
DAX(独) 6157.22 86.62 1.43%
NYダウ(米) 10138.52 -5.29 -0.05%
S&P500(米) 1074.57 -2.19 -0.20%
NASDAQ(米) 2220.65 -2.83 -0.13%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.02 -0.09
日本10年債 1.150 0.010
英10年債 3.37 -0.01
独10年債 2.58 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1238.60 -17.60
NY原油(期近) 78.25 -0.61

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/29(火)
・ 17:30 英国 5月モーゲージ承認件数
・ 17:30 英国 5月住宅証券融資高(ネット)
・ 17:30 英国 5月消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 6月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 6月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月鉱工業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感確定値
・ 21:30 カナダ 5月原料価格指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 5月鉱工業製品価格(前月比)
22:00 米国 4月S&P/ケース・シラー住宅指数総合20(前年比)
・ 23:00 米国 6月消費者信頼感指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月28日 (月)

6/28 本日の戦略-G20サミットでは波乱なし、小動き予想-

おはようございます。これから日経CNBCの為替電話レポート(AM9:20頃)出演です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は米金融規制改革法案が上下院の一本化で合意したものの、内容は市場が予想していた内容とほぼ同じとなったことから、NYダウの下落も小幅、S&P500は上昇となり、概ねよい反応となりました。また、週末にカナダで開催されたG8、G20サミットは特に波乱がなく、週明けも静かにスタートしました。

先週は総じて米金利低下からドルが主要通貨に対して下落しています。FOMCで米国が米経済に対する慎重な見方を示したことや中国人民元の弾力化によるドル安誘導ととらえる向きもあり、米中首脳会談でも人民元の上昇スピードに対する米国の満足度が低いとみられるものの、中国政府が主導権を持っていることで、早急な人民元の上昇にはつながらないと思われます。このため、週末の米雇用統計でのリスクは伴うものの、急激なドル安にはなり難いと思われ、徐々にレンジを切り下げていく可能性があります。

一方のユーロ圏では本日、ベルギーとイタリアで国債の入札が予定されていることもあり、ギリシャ国債の対独スプレッドが拡大していることで、G20首脳会合では具体的な内容が見えないことから、失望からの株価の下落が続くと、リスク回避の円買いにつなる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の下
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 88.79 ~ 89.64
EURJPY 109.52 ~ 111.43
GBPJPY 133.38 ~ 135.63
AUDJPY 77.18 ~ 79.01
NZDJPY 63.09 ~ 64.52
CADJPY 85.44 ~ 87.11
ZARJPY 11.58 ~ 11.82
NOKJPY 13.70 ~ 14.01
MXNJPY 6.97 ~ 7.10
HKDJPY 11.41 ~ 11.52
SGDJPY 63.85 ~ 64.74
EURUSD 1.2306 ~ 1.2461

■前日のサマリー
週末の東京時間は5・10日要因の仲値の買い~ドル/円は89.71円まで上昇したものの、ユーロ/ドルは1.2297ドル、ユーロ/円は110.20円近辺まで下落しました。仲値後は日経225平均株価が下落したこともあり、ドル/円は89.42円、ユーロ/円は110.04円まで下落、ユーロ/ドルは小動きとなりました。ロンドン時間に入ると、材料が少ない中で株価主導の展開となり、ドル/円は89.78円、ユーロ/円は110.84円まで上昇する場面が見られましたが反落、ユーロ/ドルは1.2254円まで一時下落しました。NY時間では、発表された米1-3月期GDPが2.7%に下方修正されたことから、ドルが弱含みで推移し、ドル/円は89.21円、ユーロ/円は109.59円へと下落、ユーロ/ドルはショートカバーから1.2343ドルまで戻していましたが、再び1.2280ドルへと下落しました。米国の上下院で金融規制改革法案が一本化され、今週(28日の週)採決とのことながら、内容はおおむね市場が想定していた範囲内であった(緩和された)ことから、米株価が上昇したこともあり、クローズにかけてはユーロが上昇、ユーロ/ドルが1.2386ドル、ユーロ/円が110.90円の高値を付けましたが、ドル/円は89円台ミドル近辺までの戻ったものの、89円台前半へ下落しました。
クローズはドル/円が89.25円、ユーロ/ドルが1.2379ドル、ユーロ/円は110.46円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9737.48 -190.86 -1.92%
FTSE100(英) 5046.47 -53.76 -1.05%
DAX(独) 6070.60 -44.88 -0.73%
NYダウ(米) 10143.81 -8.99 -0.09%
S&P500(米) 1076.76 3.07 0.29%
NASDAQ(米) 2223.48 6.06 0.27%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.11 -0.03
日本10年債 1.135 -0.005
英10年債 3.38 -0.01
独10年債 2.61 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1256.20 10.30
NY原油(期近) 78.86 2.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/28(月)
・ 12:00 ニュージーランド  6月NBNZ企業信頼感
・ 17:00 ユーロ圏 5月マネーサプライM3(前年比)
・ 21:30 米国 5月PCEデフレータ(前年比)
・ 21:30 米国 5月シカゴ連銀全米活動指数
・ 21:30 米国 5月個人支出
・ 21:30 米国 5月個人所得
・ 23:30 米国 6月ダラス連銀製造業活動
01:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 01:45 米国 ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月27日 (日)

6/28 の週の見通し

こんばんは。韓国惜敗でしたね。しかし、アルゼンチン、ウルグアイから1点取ったのはすごいですね。

25日に発表された22日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのロング(買)が小幅減少、円はショート(売)からロングへ転換しましたが、ほぼフラット状態。ユーロショート(売)は小幅増加、カナダドルはロングが減少、NZドルは小幅ながらロングへ転換しています。

■シカゴ通貨先物ポジション残

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 3,630 7,310 29,257 25,627 54,884
EUR -70,974 -8,614 41,013 111,987 153,000
GBP -46,346 1,788 15,921 62,267 78,188
CHF -10,265 6,211 9,620 19,885 29,505
CAD 26,353 -1,001 38,499 12,146 50,645
AUD 11,806 -600 29,809 18,003 47,812
NZD 822 2,951 6,721 5,899 12,620
MXN 3,630 7,310 29,257 25,627 54,884
source:CFTC

先週は19日に中国人民銀行が人民元の弾力化を発表したことで、一時円高に振れる場面が見られましたが、週初に株価が上昇したことなどを背景にリスク回避の動きにはつながらず、人民元の弾力化の影響は限定的となりました。ただ、格付け機関フィッチが仏大手銀行のBNPパリバの格付けを1段階引き下げたことでユーロが一時下落しました。一方、英国は新政権のもとオズボーン財務相が緊急予算案を発表、付加価値税(VAT)を20.0%(現行17.5%)へ引き上げるなど財政赤字削減に向けた内容となったことを好感しポンドが買われました。また、豪ではラッド首相が辞任、ジュリア・ギラード副首相が労働党党首選の結果、首相に就任しました。週後半には米FOMCで景気見通しに対して慎重な見方が示されたことなどから米長期金利が低下し、ドルが主要通貨に対して売られました。総じて見ると、「円高」と「ドル安」が進み、リスク回避の傾向ながら政策金利引き上げが後退したドルが売られた週となりました(下図参照)。

■週間騰落率(JPY)
JPY
■週間騰落率(JPY)
USD

週末に開催されたG8(主要8か国)首脳会合では、世界経済は「脆弱」との認識を示しましたが、中国人民元への言及はしませんでした。米中首脳会談では、オバマ米大統領が胡錦濤国家主席へ米国への公式訪問を要請、人民元の弾力化を歓迎したうえで、その実施状況が重要と指摘しています。一方、中国は複数関係者が課題の1つとして為替について議論することを歓迎する意向を示していいるものの、人民元政策に関する決定は中国政府のみが行うとも強調しています。総じて中国人民元の弾力化は歓迎しているものの、スピードについては米国が満足していないと見られることから、今後の人民元の動向によっては米国から更に人民元の上昇圧力がかかる可能性があり、円高への影響は限定的となると思われますが、ドル安が継続する可能性があります。

また、G8やG20(20か国)首脳会合を前に米国では金融監督・規制改革法案が上院、下院で一本化されました。合意案はTierI(連結貸借対照表の資本勘定(資本金,資本準備金,利益準備金など)と連結子会社の少数株主持分の合計額)の3%を上限にヘッジファンドなどへの投資を認める。銀行の自己資金による高リスク取引は一定木の猶予期間を与えたうえで規制を実施するなど当初案より緩和した内容となりました。この法案により、米国の金融機関の国際競争力が低下することを懸念し、各国に規制を要求することも考えられ、今後の動向によっては株価の下落につながる可能性があり、リスク回避からの円高の可能性も出てきます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 87.40 91.10
ユーロ/ドル 1.2250 1.2560
ユーロ/円 108.80 112.50
ポンド/円 132.00 135.90
豪ドル/円 76.30 79.05


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは15,387コントラクトのロング減少の49,335コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は7,310コントラクトのショート減少の3,630コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは8,614コントラクトのショート増加の70,974コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは1,001コントラクトのロング減少の26,353コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは2,951コントラクトのショート減少の822コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(28日更新)

■イベント予定
6/28(月)
・ 12:00 NZ 6月NBNZ企業信頼感
・ 21:30 米国 5月PCEデフレータ(前年比)
・ 21:30 米国 5月シカゴ連銀全米活動指数
・ 21:30 米国 5月個人支出
・ 21:30 米国 5月個人所得
・ 23:30 米国 6月ダラス連銀製造業活動
6/29(火)
・ 07:45 NZ 5月住宅建設許可
・ 08:30 日本 5月失業率
・ 17:30 英国 5月モーゲージ承認件数
・ 17:30 英国 5月住宅証券融資高(ネット)
・ 17:30 英国 5月消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 6月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 6月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月鉱工業 信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感確定値
22:00 米国 4月S&P/ケース・シラー住宅指数
・ 23:00 米国 6月消費者信頼感指数
6/30(水)
・ 08:01 英国 6月GFK消費者信頼感調査
・ 10:00 豪 5月HIA新築住宅販売(前月比)
・ 14:00 日本 5月建設工事受注
・ 14:00 日本 5月住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 5月マネーサプライM3
・ 16:55 ドイツ 6月失業率
・ 16:55 ドイツ 6月失業者数
・ 17:00 ノルウェー 5月小売売上高
・ 17:30 英国 第1四半期GDP確定値
・ 17:30 英国 第1四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数速報値
・ 18:30 スイス 6月KOFスイス先行指数
・ 21:00 南ア 5月貿易収支
21:15 米国 6月ADP雇用統計
・ 21:30 カナダ 4月GDP(前月比)
・ 22:45 米国 6月シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 6月NAPM-ミルウォーキー
7/1(木)
・ 08:50 日本 第2四半期日銀短観
10:30 豪 5月住宅建設許可件数(前年比)
10:30 豪 5月小売売上高(前月比)
・ 16:30 スイス 6月SVME-購買部協会景気指数
・ 16:55 ドイツ 6月PMI製造業確定値
・ 17:00 ユーロ圏 6月PMI製造業確定値
・ 17:30 英国 6月PMI製造業
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
23:00 米国 5月中古住宅販売成約
・ 23:00 米国 5月建設支出
23:00 米国 6月ISM製造業景況指数
7/2(金)
・ 16:00 ノルウェー 6月失業率
・ 17:30 英国 6月PMI建設業
・ 18:00 ユーロ圏 5月失業率
・ 18:00 ユーロ圏 6月生産者物価指数
21:30 米国 6月非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 6月失業率
・ 23:00 米国 5月製造業受注指数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年6月25日 (金)

6/25 本日の戦略-週末のG20では円高に一応の警戒-

おはようございます。ジャパン圧勝でしたね。早起きして観たかいがありました。最近いろんなところで「日本はもっと自信を持った方がよい」という声を聞きますが、勇気づけられますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>円>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はNYダウが145.64ドル、1.41%の下落となりました。また、S&P500では4日連続の下落となっていますが、ドル/円の下値は89円台前半で限定的となっています。G20を前に動きにくいか、円が買いにくい(円買いが飽和状態に近い?)状況にあるのか、市場が米長期金利の動向に注目しているのかなどいくつか要因が考えられます。本日は、米国の1-3月期GDPの3次速報の発表が予定されていますが、市場予想は前回値と大きな変更がないことから、内容としても波乱はないのではないでしょうか。

昨日の市場では、G20での金融規制強化への懸念などが出たことやオバマ米大統領が「中国、市場に基づく人民元の政策発表により前進した」「人民元は過小評価されており変化を望むと米国は一貫して述べてきた」などと発言していますが、その一方で側近の発言として「オバマ米大統領、中国国家主席と人民元についてG20で協議へ」とも発言していることから、中国当局が介入を行っているとみられることへの牽制となる可能性もあり、元高が進むと今週週初のように、ドル安につながる可能性があります。また、同様に株価が下落するとクロス円が重くなると思われます。

チャートでは、豪ドル/円やポンド/円、NZドル/円が一目均衡表(日足)の雲で上値を押さえられて下落が続いています。雲を抜け切れればトレンド転換と見なすことができますが、現在はまだ下落トレンドが続いているようです。いずれの通貨も基準線までの押しがあるかもしれません

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/スイスフラン ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/スイスフラン 一目均衡表(日足)の雲の上から中

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.14 ~ 90.01
EURJPY 109.52 ~ 111.49
GBPJPY 132.84 ~ 135.07
AUDJPY 76.74 ~ 78.60
NZDJPY 62.81 ~ 64.25
CADJPY 85.07 ~ 86.77
ZARJPY 11.63 ~ 11.88
NOKJPY 13.64 ~ 13.96
MXNJPY 6.95 ~ 7.08
HKDJPY 11.44 ~ 11.55
SGDJPY 63.84 ~ 64.75
EURUSD 1.2269 ~ 1.2413

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドルの弱い地合いが意識され、ドル/円は89円台後半の狭いレンジの動きが継続、しかしながら90円を一度も回復することができませんでした。このため、ユーロ/ドルはユーロが買われる展開となり、一時1.2305ドルをつけましたが、東京時間午後には1.2353ドルまで上昇、ユーロ/円も110.65円から111.01円まで上昇しました。ロンドン時間には、引き続き欧州ではスペイン以外の欧州諸国とドイツのスプレッドの拡大傾向が続き欧州株も軟調推移となったことで、リスク回避の動きが出てドル/円は89.25円、ユーロ/ドルは1.2262ドル、ユーロ/円は109.53円まで下落しました。NY時間では発表された米耐久財受注が市場予想よりは小幅上振れ、新規失業保険申請件数も小幅ながら改善が示されたことを受け、ドル/円は90.50円まで上昇、ユーロはショートカバーが先行し、テクニカル的な要因から1.2350ドルのストップロスをつけると1.2388ドルまで上昇しました。その後は、米株価が下落する中で米長期金利が上昇したことで、ドル/円は89.71円、ユーロ/円は110.88円まで上昇しました。
クローズはドル/円が89.60円、ユーロ/ドルが1.2332ドル、ユーロ/円は110.51円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9928.34 4.64 0.05%
FTSE100(英) 5100.23 -78.29 -1.51%
DAX(独) 6115.48 -89.04 -1.44%
NYダウ(米) 10152.80 -145.64 -1.41%
S&P500(米) 1073.69 -18.35 -1.68%
NASDAQ(米) 2217.42 -36.81 -1.63%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.14 0.02
日本10年債 1.140 -0.025
英10年債 3.38 -0.05
独10年債 2.60 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1245.90 11.10
NY原油(期近) 76.51 0.16

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/25(金)
・ 21:30 米国 第1四半期GDP(前期比年率)確定値
・ 21:30 米国 第1四半期コアPCE(前期比)確定値
・ 21:30 米国 第1四半期個人消費確定値
・ 22:55 米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値
6/26(土)
・ 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)27日まで
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.19 トレンドは移動平均線へ行きつく

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。ようやく下値から切り返しを見せているユーロですが、まだまだ先行きが不透明な状況が続いています。よくスポーツなどには国力が反映するといいますが、ゲームの結果を見ていますと、南アメリカで開催されているサッカーの大会にも表れているようですね。

前回はオシレーターの特徴(弱点)に焦点を当ててみましたが、決してオシレーターの分析手法がトレンドと比べて劣っているということではありません。筆者もテクニカル分析を始めたころに、オシレーターのシグナルをトレンドの転換として捉えていて、痛い目にあったこともありましたので、老婆心で書かせてもらいました。

トレンドの転換を見るテクニカル指標では米国のE.S.コポック氏が考案したコポック指数が精度が高いといわれています。

▼コポック指数の解説はこちらから
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/cpi.html

コポック指数は月足(1か月の始値・高値・安値・終値で1本のロウソクを作成する)用に開発されたテクニカル分析手法で、一般的には期間を10か月としています。トレンドを見るためにはこれくらいの長さが必要だということですね。

ここでは式を取り上げませんが、コポック指数の元となっているのは4月30日に取り上げたモメンタムと変化率(ROC)の加重平均となります。加重平均というのは現在から近いものが今後の価格に影響を与えるとして値に加重をかけます。コポック指数の場合は、期間を10か月とした場合に、近い月から値×10、値×9というように加重をかけていきます。こうして平均値を求めています。
加重平均の考え方

モメンタムは以前説明しました通り、単純移動平均線の変化を先取りしていることから、コポック指数も変化を先取りしています。ただ、ここで気づくのは加重と単純の違い、引値とモメンタムの違いはありますが、移動平均を使っているということです。トレンドの転換を探るテクニカル指標では行きつくところは移動平均線になってくるようです。

[今週の宿題]
波動について調べてみてください。

2010年6月24日 (木)

6/24 本日の戦略-英ポンド、豪ドルが選好される可能性あり-

おはようございます。明日は早起きして日本VSデンマークを見ようと思います。といってもいつもより1時間くらい速いだけですが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>円>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

昨日の米FOMCの声明では、引き続きホーニグ・カンザスシティ連銀総裁が反対票を投じる一方で、声明自体に大きな変更はありませんでした。主な声明は下記の通り。

「金融の状況は海外の動向を反映し、総じて成長の支援の度合いが弱まる」
「エネルギー・商品価格が幾分低下した」
「インフレは当分の間抑制される見通し、かなりの資源の緩みがコスト圧力を抑制」
「景気回復は進展している、労働市場は緩やかに改善」
「回復ペースは当面緩やかとなる見通し、資源利用は一段と高い水準に向かって緩やかに回復の見込み」
「住宅着工は引き続き抑制された水準、非居住用の建設投資は依然弱い」
「FRB、引き続き見通しと金融動向を注視し必要に応じた政策措置講じる」
「銀行融資は引き続き縮小、個人消費は拡大しつつも高水準の失業が依然圧迫」

これらのことから、利上げのタイミング(見通し)を後退させるほどではないにしても、景気回復に対して慎重(ハト派)的な見方を示したと受け取られています。加えて、昨日発表された新築住宅販売件数が大幅に減少していることで、市場が思っている以上に補助(減税)策終了後の住宅市場が弱さが目立ちました。住宅価格が下落に向かうと逆資産効果化から米個人消費が落ち込むことも考えられ、住宅市場は中期的には米経済にマイナスな要因となる可能性があります。

本日8時に行われた豪労働党党首選では、ラッド首相が敗北し、ギラード副首相が新党首となったようです。ラッド首相は鉱山会社の利益に2012年から40%を賦課する資源超過利潤税の積極推進派とみられていたことから、これが後退したことで、豪ドルにとってはプラスになると思われます。

本日は米国では21時30分に経済指標の発表が重なっています。耐久財受注と新規失業保険申請件数となりますが、最近の米国から発表される経済指標が弱いものが続いているだけに、これらの経済指標も弱いとなると金利の低下を招きドルが売られやすくなる可能性があります。ただ、一方のユーロも対独スプレッドの拡大など不安要因を抱えていることから、なかなか買い難い状況にあります。このため、目先は緊急予算案を発表した英ポンドと首相交代となる豪ドル、利上げの可能性があるNZドルなどが選好されるのではないでしょうか。

■本日の見通し

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
シンガポールドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/スイスフラン 一目均衡表(日足)の雲の上
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 89.33 ~ 90.21
EURJPY 109.47 ~ 111.50
GBPJPY 133.22 ~ 135.52
AUDJPY 77.50 ~ 79.43
NZDJPY 63.37 ~ 64.86
CADJPY 85.45 ~ 87.22
ZARJPY 11.78 ~ 12.04
NOKJPY 13.67 ~ 13.99
MXNJPY 7.00 ~ 7.14
HKDJPY 11.46 ~ 11.58
SGDJPY 64.18 ~ 65.10
EURUSD 1.2243 ~ 1.2387

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経平均株価が下落したことから、リスクを回避する動きとなり、ドル/円は上値の重い展開となり、ショートカバーから付けた90.59円の高値を抜けず、ロンドン時間にかけて下落が継続、ユーロ/ドルは1.22ドル台ミドル下から後半でのレンジ、ユーロ/円も111円を挟んだ上下50銭のレンジとなりました。ロンドン時間では、欧州勢がユーロの買い戻しで参入したこともあり、ユーロ/ドルが1.2306ドル、ユーロ/円が111.37円まで上昇する場面が見られましたが、ドル/円の戻りが90.53円までに留まったことなどから、欧州の対独スプレッド拡大を嫌気した株価軟調から、次第に円とドルが買われる動きとなりました。NY時間には発表された米5月の新築販売件数が前月比で32.7%の減の年換算30万戸となると、米株価が下落し、ドル/円は89.99円、ユーロ/円も109.89円をつけました。その後、株価が回復傾向を見せたことから、買い戻しがでましたが、3時15分の米FOMCでは、FF金利の誘導目標を0~0.25%に据え置いたものの、米景気先行きに慎重な見方を示したとみなされ、米長期金利が低下し、ドル/円は89.73円まで下落する一方で、ユーロ/ドルは1.2344ドル、ユーロ/円は111.14円へと上昇しました。また、豪ドルはラッド首相が辞任するとの噂が流れ、同首相は資源課税の推進派とみられていただけに、市場は豪ドルにポジティブに反応、0.8768ドルまで上昇しましたが、6月24日(本日)に党首選を行うと表明したことで反落しました。
クローズはドル/円が89.81円、ユーロ/ドルが1.231ドル、ユーロ/円は110.54円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9923.70 -189.19 -1.87%
FTSE100(英) 5178.52 -68.46 -1.30%
DAX(独) 6204.52 -64.52 -1.03%
NYダウ(米) 10298.44 4.92 0.05%
S&P500(米) 1092.04 -3.27 -0.30%
NASDAQ(米) 2254.23 -7.57 -0.33%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.12 -0.05
日本10年債 1.170 -0.015
英10年債 3.43 -0.02
独10年債 2.64 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1234.80 -6.00
NY原油(期近) 76.35 -1.50

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/24(木)
・ 09:00 オーストラリア 4月コンファレンス・ボード景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業新規受注(前月比)
・ 18:00 南アフリカ 第1四半期経常収支
21:30 米国 5月耐久財受注
・ 21:30 米国 5月耐久財(除輸送用機器)
21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(300億ドル)
6/25(金)
・ 07:45 ニュージーランド 5月貿易収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月23日 (水)

6/23 本日の戦略-米長期金利低下には注意-

おはようございます。九州地方の大雨心配ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は英ポンドがオズボーン英財務相の発表した緊急予算案の内容を受け、円に次ぐ上昇となりました。内容は下記の通り(既に他でも記載されていると思いますが)。
「10年英GDP成長率予想は1.2%、OBRの6月予想1.3%から下方修正」
「11年英GDP成長率予想は2.3%、OBRの6月予想2.6%から下方修正」
「2010/11年度の公的部門純借り入れは1490億ポンドと予想、OBRの6月予想は1550億ポンド」
「2011/12年度の公的部門純借り入れは1160億ポンドと予想、OBRの6月予想は1270億ポンド」
「銀行への特別課税を11年1月に導入、年20億ポンドの税収見込む」
「法人税を現行の28%から2011年には27%、2012年には26%に引き下げる」
「2011年には銀行税を導入」
「2011年1月4日から付加価値税(VAT)を17.5%から20%に引き上げる」

野党労働党は景気が悪化するとのコメントを出していますが、ギリシャ債務危機から債務削減に対しての関心が高まっていることもあり、市場ではこの予算案を好感しています。このため、税の導入以降の景気には懸念が残るものの、ポンドにとっての支援材料となりそうです。

本日(明日未明)は米5年債(2時)、米FOMC(3時15分)が予定されています。このところ発表される米経済指標でも特に住宅関連が腰折れしていることから、公定歩合の引き上げの可能性もなく、FOMCで声明の変更の可能性は低く、低金利が継続すると思われます。昨日の米2年債の入札も応札倍率が3.45倍と好調だったことで、利回りは低下しており、本日の5年債も好調さが維持されるのではないかとみられます。このため、ドル/円はドルが売られやすくなると思われます。

ユーロは特に材料が見当たらないものの、メルケル独首相が「ドイツと米国は金融取引課税の必要性で一致」と発言していることから、25日からカナダのトロントで開催されるG20サミットでこの話題が取り上げられることとなりそうです。G20でのコミットは難しいと思われますが、規制が前進するようだと、株価に与える影響が大きくなる可能性があることから、クロス円の下落につながってくるかもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲上から中へ
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.09 ~ 90.98
EURJPY 110.00 ~ 112.07
GBPJPY 133.02 ~ 135.36
AUDJPY 77.91 ~ 79.90
NZDJPY 63.00 ~ 64.49
CADJPY 87.09 ~ 88.88
ZARJPY 11.81 ~ 12.07
NOKJPY 13.83 ~ 14.16
MXNJPY 7.08 ~ 7.22
HKDJPY 11.56 ~ 11.68
SGDJPY 64.86 ~ 65.80
EURUSD 1.2199 ~ 1.2343

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経平均株価が年長に推移したことから、全般的にリスク回避の動きとなり、ドル/円は90.86円まで下落しました。中国人民元の基準値が1ドル=6.7980元に設定(前日の取引終値レベルと同等)されると、ドル/円は91.10円、ユーロ/円は1.2355ドル、ユーロ/円は112.47円まで上昇する場面が見られました、中国当局の介入とみられる動きで人民元が6.8230元近辺まで上昇したことで、一転して売られる流れとなり、ドル/円は90円台後半、ユーロ/ドルは1.2284ドル、ユーロ/円は111.53円まで下落しました。ロンドン時間では、欧州株価が軟調に推移したことから、全般的に「ドル」と「円」が買われる動きとなり、発表された独6月のIFO景気動向指数が市場予想から上振れしたものの、ユーロの買いも長続きしませんでした。このため、ドル/円は90.53円、ユーロ/ドルは1.2250ドル近辺、ユーロ/円は111.05円まで下落しました。NY時間にはオズボーン英財務相が緊急予算案を発表、格付け機関フィッチが「力強い意志表明」とコメントを出したことから、ポンドが上昇し、ユーロも1.2318ドルまで連れ高となりました。しかし米中古住宅販売が市場予想より大幅に下振れしていたことで、NYダウが下げ幅を拡大するとドル/円は90.33円、ユーロ/ドルは1.2263ドル、ユーロ/円は110.86円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が90.56円、ユーロ/ドルが1.2269ドル、ユーロ/円は111.11円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10112.89 -125.12 -1.22%
FTSE100(英) 5246.98 -52.13 -0.98%
DAX(独) 6269.04 -23.93 -0.38%
NYダウ(米) 10293.52 -148.89 -1.43%
S&P500(米) 1095.31 -17.89 -1.61%
NASDAQ(米) 2261.80 -27.29 -1.19%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.17 -0.08
日本10年債 1.190 -0.025
英10年債 3.45 -0.06
独10年債 2.69 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1240.80 0.10
NY原油(期近) 77.21 -0.61

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/23(水)
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 16:30 ドイツ 6月PMI製造業速報値
・ 16:30 ドイツ 6月PMIサービス業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 6月PMI製造業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 6月PMIサービス業速報値
・ 17:30 英国 英中銀(BOE)議事録
・ 18:30 南ア 5月消費者物価指数
・ 21:00 ノルウェー中銀(Norges Bank)政策金利発表
・ 21:30 カナダ 4月小売売上高
・ 21:30 カナダ 4月小売売上高(除自動車)
・ 23:00 米国 5月新築住宅販売件数
02:00 米国 米財務省5年債入札(380億ドル)
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
6/24(木)
・ 07:45 ニュージーランド 第1四半期GDP(前期比)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月22日 (火)

6/22 本日の戦略-独IFO景気動向指数には注意-

おはようございます。サッカーのラジオ中継は何度聞いていもプレーのイメージがわきませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
中国人民元の柔軟化は欧州時間まで株価に高反応となりましたが、米株価の上昇にはつながりませんでした。また、仏大手銀行のBNPパリバが格付け機関フィッチから1段階格付けを引き下げられた(見通しは「安定的」)ことで、欧州の金融機関への不安が再燃し、ユーロは100ポイント以上下落し、1.23ドル台前半へと下落しています。人民元の柔軟化は昨日が初日であり、まだまだ影響を見極める段階にありますが、一方では、欧州への懸念が再燃してきたことで、ドルと円が買われる流れに回帰する可能性が出てきました。こうした中、オバマ米大統領はメルケル独首相、サパテロ・スペイン首相と相次いで電話で会談し、週末のG20に向け、世界の景気回復と、欧州の財政政権について話し合ったようですので、欧州の金融機関の更なる格下げや破綻などが起こらなければ、G20まではユーロが大きく崩れる可能性は低いと思われます。

本日は17時に独IFO景気動向指数の発表が予定されています。先に発表されているZEW景況感調査が大幅な悪化を示したことで、ユーロには下振れリスクが伴いますが、チャート的には1.2275ドル近辺か1.2210ドル近辺までの下げにとどまるのではないかと思います。

一方、米国では23時の中古住宅販売と2時の米2年債入札が注目されそうです。中国人民元の柔軟化で介入によるドル持ち高が細るため、米国債が売られるとの見方が出ていることから、本日から予定されている2年、5年、7年債の入札の応札結果や今後米財務省から発表される対米証券投資などのデータを継続的に追っていきたいですね。2年債は400億ドルの発行予定であり、応札が低調の場合にはドルが売られやすくなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下抜け
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 09:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.63 ~ 91.56
EURJPY 111.04 ~ 113.20
GBPJPY 133.30 ~ 135.73
AUDJPY 78.78 ~ 80.91
NZDJPY 63.78 ~ 65.36
CADJPY 88.08 ~ 89.94
ZARJPY 11.99 ~ 12.27
NOKJPY 14.00 ~ 14.34
MXNJPY 7.17 ~ 7.32
HKDJPY 11.64 ~ 11.76
SGDJPY 65.63 ~ 66.59
EURUSD 1.2240 ~ 1.2390

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝方に中国人民元の柔軟化に伴う思惑的な円買いやドル売りが見られたことで、ドル/円は90.30円近辺、ユーロ/ドルが1.2465ドル近辺、ユーロ/円が112.80円近辺でスタートしてました。しかし、日経平均株価が上昇したことや中国が人民元のレートを18日と変わらない水準としたことでドル買いが強まり、ドル/円は90.97円まで上昇、ユーロ/ドルは1.2358ドルまで下落しました。その後もロンドン時間にかけて欧州株価が堅調な動きとなったことで、ドル/円は91円台前半に合ったストップロス(買い)をつけて、ドル/円は91.48円まで上昇、ユーロ/ドルは1.2467ドルまで上昇後、1.2380ドルへと下落、ユーロ/円は113.43円まで上昇となりました。NY時間帯には、NY株式市場が軟調に推移したことや仏大手銀行のBNPパリバの格付けをフィッチが1段階引き下げて「AA-」、見通しは安定的としたことでユーロが下落し、ユーロ/ドルはNYクローズにかけて1.2303ドル、ユーロ/円は111.85円、ドル/円は90.89円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が91.1円、ユーロ/ドルが1.2309ドル、ユーロ/円は112.14円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10238.01 242.99 2.43%
FTSE100(英) 5299.11 48.27 0.92%
DAX(独) 6292.97 75.99 1.22%
NYダウ(米) 10442.41 -8.23 -0.08%
S&P500(米) 1113.20 -4.31 -0.39%
NASDAQ(米) 2289.09 -20.71 -0.90%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.24 0.02
日本10年債 1.215 0.020
英10年債 3.51 -0.03
独10年債 2.76 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1240.70 -17.60
NY原油(期近) 77.82 0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/22(火)
・ 15:15 スイス  5月貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 4月経常収支
17:00 ドイツ 6月IFO-景気動向
・ 20:00 カナダ 5月消費者物価指数
・ 23:00 米国 4月住宅価格指数
・ 23:00 米国 6月リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 5月中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官委員会証言
・ 23:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感速報値
02:00 米国 米財務省2年債入札(400億ドル)
6/23(水)
・ 07:45 ニュージーランド 第1四半期経常収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月21日 (月)

6/21 本日の戦略-中国人民元の柔軟化の影響は限定的となりそう-

おはようございます。昨日、庭でかなへび(トカゲの親戚)が2匹いたのですが、1匹がもう片方にかみついていて、近づいていっても離れませんでした。逃げる時も2匹一緒で、つがいだったのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>円>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
19日の20時に中国人民銀行が発表した「中国人民元の柔軟化」については、市場がどちらかというと「ドル安」との認識を示していることから、週明けの東京市場もドル/円は下落、ユーロ/ドルが上昇と、全般的に土日でニュースなどで報道された認識に沿って動いているようです。今後の動きですが、中国人民元の切り上げと「円高」の相関性はあるものの、ファンダメンタルズから円高の要因の明確な根拠はなく、変動幅が小幅に留まった場合には、円高の影響は限定的となり、むしろドル安の要因(クロス円はあまり動かない)となると思われます。

英国では今週、緊急予算が公表されます。オズボーン英財務相は予算案に銀行課税が含まれると発言しており、今週カナダのトロントで開催されるG20サミットで、金融規制の方向に進むようであれば、株価の下落などからのリスク回避の動きにつながる可能性があります。ただ、カナダ、日本や新興国などは銀行税の導入など規制には反対していることから、これまでのところは米英などの株価の動向などを見極めることになりそうです。

本日は特に重要な経済指標の発表予定がないこともあり、トリシェECB総裁などの欧州からの発言に注意と思われます。中国人民元の影響範囲が小幅にとどまった場合には、再び市場の材料が乏しくなることから、レンジの動きが続く可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.12 ~ 91.12
EURJPY 111.09 ~ 113.40
GBPJPY 133.09 ~ 135.70
AUDJPY 77.85 ~ 80.14
NZDJPY 63.26 ~ 64.97
CADJPY 87.71 ~ 89.74
ZARJPY 11.89 ~ 12.19
NOKJPY 14.05 ~ 14.41
MXNJPY 7.12 ~ 7.29
HKDJPY 11.57 ~ 11.71
SGDJPY 64.86 ~ 65.90
EURUSD 1.2341 ~ 1.2475

■前日のサマリー
週末は特に目立った材料のない中で、ドル/円は91円を維持できず、90円台後半での小動きとなりました。ユーロ/円は112円台ミドル割れから後半、ユーロ/ドルは1.23ドル台後半から1.24ドル台前半での推移と小幅なレンジ内の動きとなりました。ロンドン時間でも特に材料のない中で、メドベージェフ・ロシア大統領が「ドルに代わる準備通貨創設について中国と協議を継続と発言したことから、ドル/円は一時90.40円まで下落、ユーロ/円も111.93円まで連れ安となり、ユーロ/ドルも1.2358ドルの安値を付けました。しかしながら、週末でもあり特に方向性も見えない中で、NY時間にかけてはドル/円が90円台後半、ユーロ/円も112円台ミドル、ユーロ/ドルは1.23ドル台後半へと戻しました。その後、ストロスカーンIMF専務理事が「欧州の成長には懸念がある」と発言したことなどから、ユーロ/ドルが再び1.23ドル台ミドルまで下落する場面が見られましたが、こちらも長続きせず、1.23ドル台後半まで戻しました。
クローズはドル/円が90.7円、ユーロ/ドルが1.2387ドル、ユーロ/円は112.37円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9995.02 -4.38 -0.04%
FTSE100(英) 5250.84 -3.05 -0.06%
DAX(独) 6216.98 -6.56 -0.11%
NYダウ(米) 10450.64 16.47 0.16%
S&P500(米) 1117.51 1.47 0.13%
NASDAQ(米) 2309.80 2.64 0.11%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.22 0.03
日本10年債 1.195 -0.025
英10年債 3.54 0.06
独10年債 2.72 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1258.30 9.60
NY原油(期近) 77.18 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/21(月)
・ 08:01 英国  6月ライトムーブ住宅価格(前月比)
・ 13:30 日本 4月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 スイス 5月マネーサプライM3(前年比)
・ 19:45 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
・ 23:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 23:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月20日 (日)

6/21 の週の見通し

こんばんは。昨日の大阪セミナーは多数のご参加をいただきありがとうございました。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのロング(買)が約10万コントラクト減少、ユーロショート(売)は約5万コントラクトの大幅減少、円再びフラットの状態、カナダドルは8週ぶりにロングが増加、NZドルはショートが増加しています。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -3,680 8,867 23,304 26,984 50,288
EUR -62,360 49,585 49,526 111,886 161,412
GBP -48,134 26,546 13,081 61,215 74,296
CHF -16,476 -5,061 8,852 25,328 34,180
CAD 27,354 4,844 37,460 10,106 47,566
AUD 12,406 3,971 27,729 15,323 43,052
NZD -2,129 -1,260 4,329 6,458 10,787
MXN -3,680 8,867 23,304 26,984 50,288
source:CFTC

昨日19日に中国人民銀行が為替相場メカニズムの改善の一環として、人民元相場の柔軟性を一段と高めると表明しました。声明では「世界経済は徐々に回復に向かっている。中国経済の回復や上昇がより力強いものになり、経済の安定性も高まっている。人民元為替レートメカニズムの改善を一段と進め、人民元為替レートの柔軟性を高めることが望ましい」としており、18日のオバマ米大統領のカナダ・トロントで開催されるG20首脳あて書簡で「市場原理に沿った為替相場は世界経済の活力に不可欠」「柔軟な為替相場のシグナル、強く均衡のとれた世界経済回復支援に必要」と改めて中国人民元の柔軟性へ圧力をかけたことから、G20を前に緩和を狙ったものと思われます。ただ、市場では中国人民元の変動幅は小幅な調整に留まるとみており、週明けの東京市場では円への影響は多少はあるかもしれませんが、影響は限定的にとどまるものの、急激な円高へ動く可能性は少ないものと思いますが、上海総合株価指数が下落し、欧米の株価に波及すると円が買われる要因となる可能性があります。

ユーロは戻り基調が続いているものの、ユーロに関しての手掛かりに欠けることから、22日(火)のIFO景気動向指数、23日(水)の独、ユーロ圏のPMI速報値などの発表に注目が集まるものと思います。特に悪化が示されなければ、底固い動きになることが予想されます。

先週は住宅関連など米国で発表された経済指標が悪化を示していたこともあり、今週22日(火)、23日(水)に発表が予定されている中古住宅販売、新築住宅販売件数が注目されます。また、24日(木)にはFOMCが開催されることから、このところの米機材指標を受けた声明の変更があるかどうかにも注目されます。現状では、中期にわたる低金利が正当化されるという文言については変更がないものと思われます。

こうしてみると、中国人民元の柔軟化の材料があるものの、それ以外では市場の方向性を作りそうな材料が見えてこないことから、ボラティリティが注意歳ほど南アのW杯の影響から欧州勢の市場参加も少なくなることが予想され、レンジの動きになりやすい時期といえそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.30 92.00
ユーロ/ドル 1.2150 1.2420
ユーロ/円 110.50 114.10
ポンド/円 130.40 137.20
豪ドル/円 74.90 79.90


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは98,363コントラクトのロング減少の64,722コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は8,867コントラクトのショート減少の3,680コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは49,585コントラクトのショート減少の62,360コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは4,844コントラクトのロング増加の27,354コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,260コントラクトのショート減少の2,129コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(21日更新)

■イベント予定
6/21(月)
・ 08:01 英国  6月ライトムーブ住宅価格(前月比) 
・ 13:30 日本 4月全産業活動指数(前月比)
・ 16:00 スイス 5月マネーサプライM3(前年比)
6/22(火)
・ 15:15 スイス 5月貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 4月経常収支(季調前)
17:00 ドイツ 6月IFO-景気動向
・ 20:00 カナダ 5月消費者物価指数
・ 23:00 米国 4月住宅価格指数
・ 23:00 米国 6月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 5月中古住宅販売件数
・ 23:00 ユーロ圏 6月消費者信頼感速報値
6/23(水)
・ 07:45 NZ第1四半期経常収支
・ 16:30 ドイツ 6月PMI製造業速報値
・ 16:30 ドイツ 6月PMIサービス業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 6月PMI製造業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 6月PMIサービス業速報値
・ 17:30 英中銀(BOE)議事録
・ 18:30 南ア 5月消費者物価指数
21:00 ノルウェー中銀政策金利発表
・ 21:30 カナダ 4月小売売上高
・ 21:30 カナダ 4月小売売上高(除自動車/前月比)
23:00 米国 5月新築住宅販売件数
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
6/24(木)
・ 07:45 NZ第1四半期GDP(前期比)
・ 08:50 日本 5月通関ベース貿易収支
・ 09:00 豪 4月コンファレンス・ボード景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業新規受注(前月比)
・ 18:00 南ア 第1四半期経常収支
21:30 米国 5月耐久財受注
21:30 米国 5月耐久財(除輸送用機器)
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
6/25(金)
・ 07:45 NZ5月貿易収支
・ 08:30 日本 5月全国消費者物価指数(前年比)
・ 08:30 日本 5月全国消費者物価指数(除生鮮/前年比)
・ 21:30 米国 第1四半期GDP(前期比年率)確定値
・ 21:30 米国 第1四半期コアPCE(前期比)確定値
・ 21:30 米国 第1四半期個人消費確定値
・ 22:55 米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年6月18日 (金)

6/18 本日の戦略-週末を前にポジション調整主体の動きか-

おはようございます。梅雨の間の晴れ間だった昨日は暑かったですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスペインの国債入札が無難に終わったことでユーロへの懸念が後退、1.23ドル台後半にあったストップロスをつけ一時1.2413ドルまで上昇しています。また、メルケル独首相が「EU加盟27カ国はストレステストを公表することで合意した」「ストレステストの結果は7月までに公表される」と発言、ファンロンパイEU大統領も「ストレステストの結果は遅くとも7月後半までに開示することで合意した」と発言しており、情報開示に向け前進したこともユーロに対する懸念が後退した要因となったと思われます。また、昨日発表された米国の経済指標が悪化していたことを受け、米長期金利が低下したことから、FRBによる利上げ時期が先送りされるとの見方が市場に出たことでドルを売る要因となったように見られます。これらを総合的にみると、主要通貨に対してドルが下落、ユーロが上昇(スイスフランは除く)となり、しばらくはユーロが買われやすい傾向が続くと思われます。チャート上では一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてきて、遅行線も日々線に接近、上に抜ける可能性が出ています。

本日は17時にゴンザレスパラモECB専務理事、19時30分にカーニー・カナダ中銀総裁の講演が予定されていますが、経済指標ではそれほど重要なものがありません。週末でもあり、大きなトレンドが出てくるとは考えにくく、ポジション調整主体の取引となると思われます。ただ、リスク(懸念)が後退していることもあり、「円」と「ドル」が売られやすい状況が継続するのではないでしょうか。次週はG20サミットも控えていることから、カナダから中国人民元への牽制発言などが出てくる可能性がありますが、影響は限定的になると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け
ユーロ/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上から中

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.37 ~ 91.41
EURJPY 111.39 ~ 113.80
GBPJPY 133.40 ~ 136.09
AUDJPY 77.62 ~ 80.03
NZDJPY 63.09 ~ 64.92
CADJPY 87.34 ~ 89.42
ZARJPY 11.80 ~ 12.12
NOKJPY 14.09 ~ 14.48
MXNJPY 7.10 ~ 7.28
HKDJPY 11.59 ~ 11.73
SGDJPY 64.70 ~ 65.76
EURUSD 1.2329 ~ 1.2481

■前日のサマリー
昨日は日経平均株価が弱含みとなったことから東京時間は上値の重い展開となり、ドル/円は91円台前半での狭いレンジながら一時91.14円まで下落、ユーロ/円も朝方の112.30円近辺かた111.85円へと下落しました。ユーロ/ドルもアジア勢からの売りが見られ、朝方の1.2302ドルから1.2256ドルまで下落しました。ロンドン時間では、スイス中銀の金融政策が発表され、政策金利は変更がなかったものの、声明では「スイスフラン高を断固阻止する」との文言が削除されたことでスイスフラン買いが強まり、主要通貨に対して上昇しました。また、スペインの10年債と30年債の入札が行われ、無難な応札結果となったことから市場に出ていた警戒感が後退しユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.2242ドルから1.2396ドル、ユーロ/円は111.63円~113.19円まで上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が増加、フィラデルフィア連銀サーベイが大幅に悪化していたことを嫌気してドルが下落、ドル/円は91円台前半から90.51ドルまで下落しました。このため、ユーロ/円は111.88円まで下落しましたが、ユーロ/ドルは1.2340ドル近辺までの下落にとどまりました。その後、NY株価が反発したことで、クローズにかけてはドル/円が91円近辺、ユーロ/ドルが1.24ドル手前、ユーロ/円が112円台後半まで上昇しました。
クローズはドル/円が90.99円、ユーロ/ドルが1.2384ドル、ユーロ/円は112.71円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9999.40 -67.75 -0.67%
FTSE100(英) 5253.89 15.97 0.30%
DAX(独) 6223.54 32.63 0.53%
NYダウ(米) 10434.17 24.71 0.24%
S&P500(米) 1116.04 1.43 0.13%
NASDAQ(米) 2307.16 1.23 0.05%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.19 -0.07
日本10年債 1.225 -0.010
英10年債 3.48 -0.05
独10年債 2.66 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1248.70 18.20
NY原油(期近) 76.79 -0.88

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/18(金)
・ 08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 5月生産者物価指数
・ 17:30 英国 5月マネーサプライM4速報
・ 19:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 19:15 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 21:30 カナダ 4月国際証券取扱高
・ 21:30 カナダ 5月景気先行指標指数
・ 未定 ユーロ圏  欧州連合(EU)首脳会議(18日まで)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.18 オシレーターのシグナルはトレンドの転換にあらず

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。南欧の債務問題が東欧にも波及しそうになり、ユーロ/ドルは2006年3月上旬以来となる1.20ドルを割り込みました。ハンガリーの財政削減策や中国による支援の期待などからひとまず下げ渋っています。購買力平価からもユーロの1.20ドル前後は居心地がよさそうですが、果たしてここから回復していけるのでしょうか。

先週はオシレーターの代表格ストキャスティックスを取り上げました。これまでにサイコロジカルライン、RSIも取り上げてきました。オシレーターが相場の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を売買のポイントとしてシグナルを発することから、オシレータのシグナルでトレンドが転換したように見えます。しかしながら、オシレーターは一定期間の中の相場の過熱感をみるものであり、極短期的なトレンド転換の判断としてはともかく、長期的なトレンド転換の判断に用いるにはリスクが高いといえます。先週の課題の解答はこれにあたります。すなわち、オシレーターの最大の弱点はオシレーターのシグナルの寿命はそれほど長くないということです。

下のチャートを見ていただけると分かりますが、トレンドは下向きで、トレンドチャネルのサポート・レジスタンスできれいに動いています。チャート下のストキャスティックス(スロー)は「売りシグナル」、「買いシグナル」をきれいに表していますが、「買いシグナル」が出たからといってトレンドが上向きに変化しているわけではありません。

■ポンド円週足チャート(参考)
chart
画像をクリックすると拡大します。

価格は「売りたい人」と「買いたい人」によって決まります。このため、相場は人間が作っている(最近は人工知能なども相場形成の一翼を担う場合がありますが)といっても過言ではありません。相場では、群集心理や大衆心理が相場の過熱感を演出することから、短期的には「行き過ぎ」につながりやすくなります。ただし、こうした「行き過ぎ」は修正されやすく、修正は短期間で終わることが多いのです。また、修正が起こらないケースもあります。トレンドが強く出ているときにオシレーターが「上位張り付き」や「下位張り付き」となるのは正に修正されない状態です。

オシレーターでも長い期間や週足、月足などを使えば、長期間有効なシグナルを得ることもできますが、オシレーターの特徴を上手に利用するには短期の振幅を狙う手法と心得て、トレンド転換の判断とはしないようにしましょう。

[今週の宿題]
トレンドの転換を探るテクニカル指標は何でしょう。

2010年6月17日 (木)

6/17 本日の戦略-リスク選好ムードが後退、対独スプレッド拡大が懸念要因-

おはようございます。メキシコ湾の原油流出事故でBPが200億ドルの基金を創設しましたが、政府の責任などオバマ政権への風当たりも強くなっています。ブッシュ政権時代にニューオリンズで大きな被害を出したハリケーン「カトリーナ」もメキシコ湾、同湾は米政権のネックでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米住宅着工、これに先行性があるとみられる建設許可件数がともに市場予想から下振れし、回復基調にあるとみられていた米住宅市場への失望が出た形となりました。米連邦住宅金融局は政府系住宅金機関ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)のNY証券取引所の上場基準を満たさなくなったとして、2社の上場を廃止すると発表しました。政府による住宅補助(減税)が終了していることもあり、公的管理下に置かれている両社の株価が1$を割り込む水準まで下落していることは、延滞率や差し押さえ率の増加が続くと、今後の米政府の財政赤字の増加懸念や住宅市場の回復の遅れなどに懸念が残るところでもあります。

昨日はスペインの現地紙が「EU、IMF、米財務省が同国向けの流動性対策を検討している」と報道、これはすぐに欧州委員会から否定されましたが、本日はスペインの50億ユーロの債券入札が予定されていることもあり、これが不調に終わるようだとユーロの下落につながる可能性が一気に高まります。一昨日に行われた短期債では需要はあったものの、利回りが上昇していることを考えると、高値では買いたくない意向があるように見えます。対独スプレッドが拡大していることは市場でリスクが高いと見ていることを示しています。

また、本日はスイス国立銀行(SNB)の3か月Libor誘導目標レートの発表が16時30分に予定されています。金融政策の変更はないと思われますが、対ユーロで大規模介入を続けてきたこともあり、この介入スタンスに変更があるかどうかです。スタンスが変更され他場合には、ユーロが対スイスフランで一段の下落につながる可能性があります。ポンドは金融サービス機構(FSA)の廃止をオズボーン英財務相が発表、2012年で廃止をする法案を提出するとしています。保守党が政権につけば同機関を廃止すると表明しており、サンツCEOが7月に退任すると本年2月に既に発表しています。ただ、同機関の廃止を受け、金融政策への不透明感が嫌気されポンドが下落しました。廃止までは時間があることやFSAの権限の大半を英中銀(BOE)に移すことから、この影響を引きずる可能性は高くないと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/スイスフラン 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.84 ~ 91.88
EURJPY 111.14 ~ 113.63
GBPJPY 133.17 ~ 135.91
AUDJPY 77.55 ~ 80.01
NZDJPY 62.80 ~ 64.65
CADJPY 88.12 ~ 90.24
ZARJPY 11.81 ~ 12.14
NOKJPY 14.06 ~ 14.45
MXNJPY 7.13 ~ 7.31
HKDJPY 11.64 ~ 11.78
SGDJPY 64.99 ~ 66.07
EURUSD 1.2262 ~ 1.2402

■前日のサマリー
昨日は東京時間の仲値に向けてドル買い需要が出たことで、ドル/円は91.67円、ユーロ/円は112.94円まで上昇しましたが、買いが一巡すると日経225平均株価の上昇も特段に材料視されず、クロス円の重さに引きずられる格好で、ドル/円は91.40円、ユーロ/円も112.59円まで下落しましたが、小幅なレンジにとどまりました。ロンドン時間帯には、ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングにかけてユーロが買われ、ユーロ/ドルが一時1.2354ドルまで上昇、ユーロ/円も113.32円、ドル/円も91.82円まで連れ高となる場面が見られましたが、ユーロ諸国とドイツの国債スプレッドが拡大をしていることを背景に欧州株が弱含みとなるとユーロが下落、ユーロ/ドルは1.2273ドル、ユーロ/円が112.41円まで下落しました。NY時間では、発表された米住宅着工件数が市場予想の64.8万件から大幅に下振れする59.3万件にとどまったことで、ダウ先物が下落しリスク回避の動きから、ドル/円は91.09円、ユーロ/円は111.74円、ユーロ/ドルは1.2255ドルまでそれぞれ下落しました。その後発表された米鉱工業生産が市場予想を上回っていたことから、NYダウがプラス圏を回復、欧州株価もクローズにかけて戻したこと等が支援となり、クローズにかけては下落分をほぼ取り戻しました。
クローズはドル/円が91.44円、ユーロ/ドルが1.2308ドル、ユーロ/円は112.54円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 10067.15 179.26 1.81%
FTSE100(英) 5237.92 20.10 0.39%
DAX(独) 6190.91 15.86 0.26%
NYダウ(米) 10409.46 4.69 0.05%
S&P500(米) 1114.61 -0.62 -0.06%
NASDAQ(米) 2305.93 0.05 0.00%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.26 -0.04
日本10年債 1.235 0.010
英10年債 3.53 -0.02
独10年債 2.66 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1230.50 -3.90
NY原油(期近) 77.67 0.73

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/17(木)
・ 16:15 スイス 第1四半期鉱工業生産
・ 16:30 スイス国立銀行3か月Libor誘導目標レート
・ 16:45 その他 ストラスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事講演
・ 17:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 17:30 英国 5月小売売上高(除自動車燃料)
・ 18:00 ユーロ圏 4月建設支出(前月比)
・ 18:30 南アフリカ 4月実質小売売上(前年比)
・ 21:00 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 5月消費者物価指数
・ 21:30 米国 5月消費者物価指数(除食品&エネルギ)
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 第1四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 4月卸売売上高
・ 23:00 米国 5月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 6月フィラデルフィア連銀景況指数
・ 00:00 ユーロ圏  欧州連合(EU)首脳会議(18日まで)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月16日 (水)

6/16 本日の戦略-ユーロ圏国債入札からリスク選好が継続中-

おはようございます。関東地方は雨です。一時強く降るようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は典型的なリスク選好のパターンとなりました。サマリーにも書きましたがスペインの短期債(52億ユーロ)、アイルランドの国債(15億ユーロ)の入札に底堅い需要があったことで、これが安心感につながったようです。ただ、利回りは上昇していることから、高く買いたくない(債券は高く買うと利回りは低下します)という意向が見えており、スペインは短期債(発行から償還まで1年未満のもの)という状況(1年未満なのでデフォルトリスクは少ない)も加味すると、決してユーロに楽観できるものではないといえます。このため、昨日はユーロの1.21ドル台でショートにしていた投機筋のロスカットが出たものと思われます。

とはいうものの、市場は悲観ムードから楽観ムードに傾いているように見えますので、特に大きな悲観的なニュースが出てこない限り、リスク選好のドル売りと円売りが続きやすいと思われます。こうした中で、本日は21時30分に発表が予定されている米住宅着工件数が注目されると思われ、昨日の住宅市場指数の大幅な低下気にかかります。米の景気対策の一つである住宅減税が4月で終了したことから、駆け込み需要の反動は予想の範疇ですが、同時に発表される建設許可件数が数カ月先行性があるといわれていることから、揃って大幅な低下となると先行きに不安が残りそうです。このため、ドル/円ではドルの上値の重さが出てくるのではないかと思われます。

また、欧州ではゴンザレス・パラモECB理事、カーニーBOC総裁、ビニスマギECB理事、キングBOE総裁、バーナンキFRB議長の講演が予定されていることから、特にカーニーBOC総裁の発言には注目です。次回の金融政策での利上げを示唆する内容が含まれていた場合には、カナダドルが買われてくる可能性があります。一方、
先週は欧州やカナダなどから中国人民元に対する牽制発言が出ていて、それを考えると、中国の引き締めなど観測などから資源国通貨の上値が重くなる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.84 ~ 91.89
EURJPY 111.34 ~ 113.87
GBPJPY 133.78 ~ 136.61
AUDJPY 77.68 ~ 80.16
NZDJPY 62.85 ~ 64.75
CADJPY 88.04 ~ 90.18
ZARJPY 11.81 ~ 12.14
NOKJPY 14.12 ~ 14.52
MXNJPY 7.13 ~ 7.32
HKDJPY 11.64 ~ 11.78
SGDJPY 65.09 ~ 66.19
EURUSD 1.2288 ~ 1.2425

■前日のサマリー
昨日は東京時間に5・10日の仲値要因からドル/円は91.70円、ユーロ/円は112.13円まで上昇する場面が見られましたが、買いが一巡するとポジション調整とみられる売りなどの押され、ドル/円は91円台ミドルを割り込みました。ユーロ/円、ユーロ/円な小動きに終始、また、発表された豪準備銀行(RBA)議事録では、7月の利上げの可能性が遠のいたこともあり豪ドルも売られました。午後3時過ぎに本邦勢からまとまったドル売りなどがあり、ドル/円は91.08円、ユーロ/円は110.87円、ユーロ/ドルも1.2168ドルまで下落しました。ロンドン時間には発表された独ZEW景況感調査が市場予想(48.0)を大幅に下回る28.7となったことから、1.2215ドルまで回復していたユーロ/ドルは1.2175ドルへと下落、ユーロ/円も111.51円~111.07円へと下落しました。しかし、この日行われたアイルランドの15億ユーロの入札、スペインの52億ユーロの入札に底堅い需要(利回りは上昇)が見られたことから、株価が堅調に推移しユーロが上昇しました。NY時間に発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想より下振れしたことやNAHB住宅市場指数も市場予想(21)から17と大幅下振れしたにも関わらず、NYダウが大幅上昇となったことで、ユーロはほぼ一本調子で上昇、一時1.2350ドルの高値を付け、ユーロ/円も113.07円まで上昇しました。一方のドル/円は米経済指標の悪化を受け91.13円まで下落したものの、91円台はサポートされ、91円台ミドルまで戻しました。
クローズはドル/円が91.45円、ユーロ/ドルが1.2329ドル、ユーロ/円は112.76円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9887.89 8.04 0.08%
FTSE100(英) 5217.82 15.69 0.30%
DAX(独) 6175.05 50.05 0.82%
NYダウ(米) 10404.77 213.88 2.10%
S&P500(米) 1115.23 25.60 2.35%
NASDAQ(米) 2305.88 61.92 2.76%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.30 0.05
日本10年債 1.225 0.000
英10年債 3.55 0.01
独10年債 2.67 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1234.40 9.90
NY原油(期近) 76.94 1.82

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/16(水)
・ 09:30 豪4月Westpac先行指数(前月比)
・ 10:30 豪第1四半期新規住宅
・ 17:30 英国 5月失業保険申請件数推移
・ 17:30 英国 5月失業率(社会保障受給)
・ 18:00 ユーロ圏 5月消費者物価指数(前月比)
・ 18:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 19:00 ユーロ圏 クアデン・ベルギー中銀総裁講演
・ 21:30 米国 5月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 5月建設許可件数
・ 21:30 米国 5月住宅着工件数
・ 22:15 米国 5月設備稼働率
・ 22:15 米国 5月鉱工業生産
・ 00:35 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 02:15 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 03:15 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 04:45 英国 キング英中銀(BOE)総裁講演
・ 06:45 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月15日 (火)

6/15 本日の戦略-本邦金融政策は円安要因にはなりにくい-

おはようございます。昨日は見ないつもりがつい見てしまい、やや寝不足気味です。相場もそうですが「勝って兜の緒を締めよ」といったところでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け会社ムーディーズによるギリシャの4段階の格下げ(ジャンク級へ)を受け、ユーロが売られましたが、市場では4月27日に別の格付会社S&Pが3段階引き下げ「BB+(ジャンク級)」にしているため、既にこれを織り込んでおりパニックには至りませんでした。昨日の市場の動きは総じてリスク選好ムードが継続したといえそうです。こうした中、本日は日銀の金融政策決定会合(12時~13時の間の発表と思われる)と白川日銀総裁の記者会見(15時30分)が予定されています。特に金融政策での変更は予想されていませんが、成長基盤支援オペの内容が注目されます。ただ、金額が数兆円程度にとどまるとの見方から、円安への影響は限定的となりそうです。

一方、欧州サイドでは18時に独ZEW景況感調査の発表やアイルランド国債(15億ユーロ)の入札が控えています。特に国債入札が不調に終わると、昨日の反動(悪材料でも下落していない)につながる可能性があります。実際にギリシャ、アイルランド、スペインの対独スプレッドが高水準に拡大していることも、まだリスクの懸念が続いていることを示しています。

この他では、英国が17時30分に消費者物価指数の発表を予定しています。英中銀のインフレ誘導目標である2.0%から1%以上の乖離となる3.5%が予想されていますが、英中銀のデール氏はインフレの上昇は一時的なものによるところが大きいとの認識を示しており、英中銀の低金利政策も当分続くことが予想されそうです。このため、ポンドにとってはあまり支援材料とはならないと思います。

米国では21時30分のNY連銀製造業景気指数、22時の対米証券投資、23時のNAHB住宅市場指数が注目されそうです。特に住宅市場指数が良ければ、今後発表される住宅関連指数への期待が高まる可能性があり、ドルが買われやすくなるのではないかと思います。

チャートでは、いくつかの通貨ペアが一目均衡表(日足)の基準線を達成(過去26日間の半値戻し)をしてきていることから、下落水準の3分の2(=フィボナッチ61.8%戻し)を試しに行く可能性が高くなったと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.94 ~ 92.02
EURJPY 110.41 ~ 112.98
GBPJPY 133.32 ~ 136.20
AUDJPY 77.14 ~ 79.62
NZDJPY 62.55 ~ 64.44
CADJPY 87.35 ~ 89.53
ZARJPY 11.70 ~ 12.04
NOKJPY 14.00 ~ 14.39
MXNJPY 7.08 ~ 7.27
HKDJPY 11.64 ~ 11.79
SGDJPY 64.87 ~ 65.99
EURUSD 1.2183 ~ 1.2309

■前日のサマリー
昨日の東京時間は先週週末に改善傾向となったリスク選好の動きが継続し、大手証券会社の豪ドル投信の設定などがあるとの噂などから、クロス円で円を売る動きが継続し、ドル/円は朝方の91.65円近辺から92.03円、ユーロ/円は111.20円近辺から112.20円、ユーロ/ドルは1.2120ドル近辺から1.2205ドル近辺へとロンドン時間にかけて上昇しました。ロンドン時間にはユーロ圏4月の鉱工業生産が前月比で+0.8%となったことから欧州株価が上昇、リスク選好のう荻気が継続し、ドル/円は92.12円、ユーロ/円は112.67円、ユーロ/ドルは1.2259ドルまで上昇する場面が見られました。NY時間には、ユーログループ報道官が「14日午後にG7財務相による電話会議を実施」「G7電話会議の議題は公表されていない」と発言があったもののそれほど材料視されず、ユーログループ議長の「スペインはユーロ圏に金融支援を要請していない」との発言も材料視されませんでした。日本時間24時のロンドンフィキシングでユーロが買われ、ユーロ/ドルが1.2298ドル、ユーロ/円が112.87円までじょうしょうしたものの、格付機関ムーディーズがギリシャの格付をA3からジャンク級(投機的等級)のBA1に4段階引き下げ、見通しは「安定的」としたことで、NYダウが下落し、ユーロの上値が押さえられ、ユーロ/ドルは1.2216ドル、ユーロ/円は111.78円まで下落、ドル/円は株価の下落を嫌気して91.41円まd得下落しました。
クローズはドル/円が91.57円、ユーロ/ドルが1.2220ドル、ユーロ/円は111.89円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9879.85 174.60 1.80%
FTSE100(英) 5202.13 38.45 0.74%
DAX(独) 6125.00 77.17 1.28%
NYダウ(米) 10190.89 -20.18 -0.20%
S&P500(米) 1089.63 -1.97 -0.18%
NASDAQ(米) 2243.96 0.36 0.02%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.25 0.02
日本10年債 1.225 -0.005
英10年債 3.54 0.08
独10年債 2.63 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1224.50 -5.70
NY原油(期近) 75.12 1.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/15(火) 
・ 10:30 オーストラリア 豪準備銀行(RBA)議事録公表
・ 未定 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 15:30 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 17:00 ノルウェー 5月貿易収支
・ 17:30 英国 4月DCLG UK住宅価格(前年比)
・ 17:30 英国 5月消費者物価指数
・ 17:30 英国 5月小売物価指数
・ 18:00 ユーロ圏 4月貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 6月ZEW景況感調査
・ 18:00 ユーロ圏 第1四半期雇用(前期比)
・ 18:00 ドイツ 6月ZEW景況感調査
・ 19:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 21:30 米国 5月輸入物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 6月NY連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 4月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 4月対米証券投資フロー合計
・ 23:00 米国 6月NAHB住宅市場指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月14日 (月)

6/14 本日の戦略-ユーロはひとまず戻り基調?-

おはようございます。先週金曜はタイトルを木曜日のまま掲載してしまいました。(^^ゞ ・・・すみません。気をつけます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はギリシャの首相が債務の履行とユーロを離脱しないと表明したことから、米株価が2日連続で上昇したことなどから、市場のリスク回避ムードがやや後退、シカゴオプション取引所に上場されているVIX(投資家恐怖心理指数)も低下傾向にあります。本日は朝方にNZの小売売上高の発表があり前月比で-0.3%、同自動車除くで-0.2%とこちらはまちまちとなっています。残すは18時にユーロ圏の鉱工業生産の発表が予定されているのみであり、市場は引き続き手掛かり難となっています。このため、本日も動きにくいのではないかと思います。

ただ、市場のムードとしては冒頭にも書きました通り、ユーロへの過剰な懸念が後退してきていることもあり、アイスランドで予定されている明日の15億ユーロの国債入札やスペインで木曜日に予定されている50億ユーロの国債入札が無事終われば、更にリスクが後退するものと思われます。このため、これまで積み上げられているユーロのショートポジションが解消される動きにつながりやすいとみられ、ユーロ/ドルは1.22ドル超えを試し、これを抜けると1.2350ドル近辺まで上昇する可能性が出てきます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 91.06 ~ 92.15
EURJPY 109.51 ~ 112.09
GBPJPY 131.68 ~ 134.59
AUDJPY 76.50 ~ 78.95
NZDJPY 62.25 ~ 64.13
CADJPY 87.45 ~ 89.66
ZARJPY 11.70 ~ 12.04
NOKJPY 13.95 ~ 14.35
MXNJPY 7.10 ~ 7.29
HKDJPY 11.67 ~ 11.82
SGDJPY 64.73 ~ 65.86
EURUSD 1.2061 ~ 1.2194

■前日のサマリー
週末の東京時間はスペインの貯蓄銀行が公的資金申請とのニュースにドル/円は91.28円、ユーロ/円は110.45円まで下落しましたが、株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は91.76円、ユーロ/円は111.30円、ユーロ/ドルは1.2149ドルまで上昇しました。中国の消費者物価指数などの経済指標が発表され、内容は強弱まちまちとなったことで、その後は手掛かり難からロンドン時間まで各通貨ともに小動きとなりました。NY時間には発表された米小売売上高が市場の予想に反する前月比マイナスとなったことで、ドル/円が91.20円、ユーロ/円が110.30円、ユーロ/ドルが1.2078ドルまで下落しましたが、その後のミシガン大消費者信頼感指数が市場予想より上ブレしていたことで、ほぼ下落前の水準へと切り返し、ドル/円は91.76円、ユーロ/円は111.26円、ユーロ/ドルは1.2131ドルまで上昇しましたが、ロンドンフィキシングでのユーロ売りや米株価が前日比マイナスとなったことから、ユーロ/ドルが1.2045ドル、ユーロ/円が110.30円まで下落しました。しかし、クローズにかけて株価がプラスを回復すると下値からは戻しました。
クローズはドル/円が91.67円、ユーロ/ドルが1.2113ドル、ユーロ/円は111.03円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9705.25 162.60 1.70%
FTSE100(英) 5163.68 31.18 0.61%
DAX(独) 6047.83 -8.76 -0.14%
NYダウ(米) 10211.07 38.54 0.38%
S&P500(米) 1091.60 4.76 0.44%
NASDAQ(米) 2243.60 24.89 1.12%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.24 -0.09
日本10年債 1.230 0.030
英10年債 3.46 -0.10
独10年債 2.56 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1230.20 8.00
NY原油(期近) 73.78 -1.70

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/14(月)
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業生産(前月比)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月13日 (日)

6/14 の週の見通し

こんばんは。今日は船橋三番瀬海浜公園へ潮干狩り兼バーベキューへ行ってきました。曇りの予報に油断していたらすっかり日に焼けてしまいました。

11日に発表された8日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのロング(買)が約16万コントラクトへ増加、ユーロのショート(売)は約11万コントラクトへ再び増加、円は5週間ぶりにショートが増加、カナダドルは8週ぶりにロングが微増、NZドルはロングからショートへ転換しています。

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -12,547 -6,063 28,519 41,066 69,585
EUR -111,945 -18,620 45,938 157,883 203,821
GBP -74,680 -4,226 14,146 88,826 102,972
CHF -11,415 3,309 14,111 25,526 39,637
CAD 22,510 356 36,775 14,265 51,040
AUD 8,435 -6,610 29,746 21,311 51,057
NZD -869 -3,073 6,230 7,099 13,329
MXN -12,547 -6,063 28,519 41,066 69,585
source:CFTC

先週末は、米小売売上高が前月比で-1.2%と市場予想に反しマイナスとなったものの、その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回ったため、NYダウはプラスを回復し、リスク回避の動きは限定的となりました。ギリシャのパパンドレウ首相は年初からの5か月で財政赤字は前年同期比40%減少した。歳入は増加し、歳出は大幅に削減されたと述べ、デフォルトとユーロ圏からの脱退を回避するものと発言しています。ユーロ/ドルは一時1.21ドルを超えて週の取引を終えています。シカゴの通貨先物(IMM)では、ユーロのショートポジションが、11万コントラクトを超えているものの、これは火曜日のポジション残であり、週末までに2~3万コントラクトは解消されていると思います。スペインの3年債の応札状況が前回を上回る好調さを示したことなどで懸念が後退していると見られることで、ユーロの戻りが試されるのではないかと思います。

先週はガイトナー米財務長官が「中国の人民元政策は世界経済にとって障害」と発言したことに加え、フレアティ財務相が「中国が自国通貨の相場を一段と柔軟にすることをカナダは望んでいる」と改めて発言するなど、米側を中心に人民元の切り上げ圧力が再び出ています。6月26日、27日の両日にカナダのトロントでG20(20か国・地域首脳会合)が予定されていることから、ユーロの懸念が落ち着きを取り戻してくるようであれば、再び切り上げ問題が焦点となってくる可能性があります。先週発表された中国の消費者物価指数も前年比で3.1%の上昇となっていることも、市場では中国が行動を起こす可能性として取れ沙汰される可能性があります。

経済指標では米国の消費者物価(17日)、住宅着工件数(16日)、独ZEW(15日)が市場の注目が集まるものと思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.90 93.15
ユーロ/ドル 1.1900 1.2350
ユーロ/円 108.80 114.10
ポンド/円 130.70 136.30
豪ドル/円 75.70 79.90


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは37,274コントラクトのロング増加の163,085コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は6,063コントラクトのショート増加の12,547コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは18,620コントラクトのショート増加の111,945コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは356コントラクトのロング増加の22,510コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは3,073コントラクトのロング減少の869コントラクトのショートになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(6日更新)

■イベント予定
6/14(月)
07:45 NZ4月小売売上高指数(前月比)
07:45 NZ4月小売売上高(除自動車/前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月鉱工業生産(前月比)
6/15(火)
・ 08:01 英国 5月RICS住宅価格
・ 10:30 豪準備銀行(RBA)議事録公表
・ 未定 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 17:00 ノルウェー 5月貿易収支
・ 17:30 英国 4月DCLG UK住宅価格(前年比)
17:30 英国 5月消費者物価指数(前年比)
・ 17:30 英国 5月小売物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 4月貿易収支(季調済)
・ 18:00 ユーロ圏 6月ZEW景況感調査
・ 18:00 ユーロ圏 第1四半期雇用(前期比)
18:00 ドイツ 6月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 5月輸入物価指数(前月比)
21:30 米国 6月NY連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 4月対米証券投資長期フロー
・ 22:00 米国 4月対米証券投資フロー合計
・ 23:00 米国 6月NAHB住宅市場指数
6/16(水)
・ 08:50 日本 4月第三次産業活動指数(前月比)
・ 09:30 豪 4月Westpac先行指数(前月比)
・ 10:30 豪 第1四半期新規住宅
17:30 英国 5月失業保険申請件数推移
・ 17:30 英国 5月失業率(社会保障受給)
・ 18:00 ユーロ圏 5月消費者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 5月生産者物価指数(前月比)
・ 21:30 米国 5月建設許可件数
21:30 米国 5月住宅着工件数
・ 22:15 米国 5月設備稼働率
22:15 米国 5月鉱工業生産
6/17(木)
・ 16:15 スイス 第1四半期鉱工業生産(前期比)
・ 16:30 スイス国立銀行3カ月Libor誘導目標レート
17:30 英国 5月小売売上高(除自動車燃料)
・ 18:00 ユーロ圏 4月建設支出(前月比)
・ 18:30 南ア 4月実質小売売上(前年比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 5月消費者物価指数(除食品&エネルギー)
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 第1四半期経常収支
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 4月卸売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 5月景気先行指標総合指数
・ 23:00 米国 6月フィラデルフィア連銀景況指数
6/18(金)
・ 08:50 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 5月生産者物価指数(前月比)
・ 17:30 英国 5月マネーサプライM4速報(前年比)
・ 21:30 カナダ 5月景気先行指標指数(前月比)

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年6月12日 (土)

ユーロへの懸念が後退し、ユーロが反発した週

こんばんは。所用で昼に外出しましたが、あまりの暑さにダウン寸前です。

今週は週初に懸念されていたハンガリーでは、ハンガリー中銀が「政府の経済政策を支持」「財政赤字目標達成に向けた政府のコミットメントを歓迎」とコメント、レーン欧州委員会委員が「ハンガリーのデフォルト観測、著しい誇張」などと発言したことで懸念が緩和、週後半にはドイツの連邦裁判所が、ギリシャ救済に対して合憲の判決を出したこと、ECB理事会でECBが国債の買い入れを継続したこと、トリシェECB総裁が「ユーロは信頼できる通貨」と発言したことなどがユーロが反発、対ドルでは1.21ドル、対円では111円を回復しました。ユーロへの懸念が後退したことで、投資家心理が回復、心理を表す代表的な指数のVIX指数では30を下回ってきています(下のグラフ参照)。このため、これまでのリスク回避の動きの巻き戻しで、主要通貨に対して「円」と「ドル」が売られました。また、中国の輸入が前年比で50%近く増加したことから、資源国を中心とした通貨が買われました。政策金利では英国(BOE)、欧州(ECB)が据え置く一方、NZ(RBNZ)では、政策金利を0.25%引き上げました。

【投資家恐怖心理指数】
VIX
source:CBOE,Uedaharlowfx

【週間騰落率(JPY)】
JPY
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
USD
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年6月11日 (金)

6/11 本日の戦略-英、ECB金利では波乱なしと思われる-

おはようございます。いよいよ来週19日は大阪で会場セミナーです。もうかってまっか、FX in OSK 水無月。もう少し締切まで余裕がありますので、よろしければお申し込みください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ユーロが大幅に戻すとともに、豪ドル、NZドルが堅調に推移しました。米S&Pの株価でもガス、オイル関係が牽引したとみられ、こうした流れからも資源国通貨が上昇したようです。背景には昨日発表された中国5月の貿易統計で、輸出が前年比+48.5%となったことも影響していると思われます。その中国は、本日も11時に経済指標の発表が予定されていて、小売売上高、消費者物価指数、鉱工業生産、固定資産投資等が発表されます。これらの指標が良ければ、資源国通貨は恩恵を受けると思われ、株価が下落しない限りは、引き続きクロス円が買われやすい状況となると思われます。

一方、ユーロはECBが国債の買い入れを継続することを表明したことや、スペインの3年物国債(利率2.5%)の応札倍率が2.1倍と前回の1.8倍を上回ったことなどが好感され、1.21ドル台を回復しました。目先は1.20ドル割れで達成感があることや週末を前に溜まっていたショートポジションを解消する動き等が出たと思われます。ただ、依然として楽観的な見通しには傾けられない状況であることから、もう一段の上昇を望むのも厳しい環境かと思われ、4/12の高値の1.3690ドルと6/7の安値の1.1875ドルを100%としたフィボナッチ23.6%戻しの1.23ドル近辺までがあるかないかでしょうか。

また、ユーロの端を発した金融不安を背景とした株価の下落なども落ち着きを取り戻しつつあるようで、投資家恐怖心理指数(VIX)が最近のピーク5/21の48.20から昨日30.57まで落ちてきたことから、少しずつ経済指標にも目が向けられるようになってきていると思われます。本日は21時30分に米小売売上高と22時55分にミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されており、市場予想より上ブレするようであれば、円とドルが売られやすくなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:24→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.67 ~ 91.77
EURJPY 109.15 ~ 111.75
GBPJPY 132.61 ~ 135.54
AUDJPY 76.13 ~ 78.58
NZDJPY 61.63 ~ 63.50
CADJPY 87.43 ~ 89.65
ZARJPY 11.60 ~ 11.94
NOKJPY 13.83 ~ 14.23
MXNJPY 7.05 ~ 7.25
HKDJPY 11.60 ~ 11.75
SGDJPY 64.45 ~ 65.60
EURUSD 1.2050 ~ 1.2211

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯の早朝にNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を0.25%引き上げ2.75%としたことやボラードRBNZ総裁のコメントが一部タカ派的との見方もありNZドルが堅調に推移、その後発表された豪雇用関連の統計も市場予想より上ブレしたことから、ドル/円は91円台前半、ユーロ/ドルは1.19ドル台後半、ユーロ/円は概ね109円台前半からミドルの範囲でしっかりした動きとなり、東京午後にはユーロ/ドルが1.2064ドル、ユーロ/円は110.06円まで上昇しました。ロンドン時間帯には、オプションの東京カット(満期)に絡むフローが出たとの話もあり、ドル/円は一時90.85円、ユーロ/円は109.11円、ユーロ/ドルは1.2002ドルまで下落しましたが、発表された英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)の金融政策は政策金利が据え置きとなり、トリシェECB総裁の記者会見では、ECBが国債買いれを継続することを示唆したほか、7/28、8/25、9/29に固定金利3カ月物のオペを実施することを明らかにしたことなどから、市場に安心感が出て、更にスペインの3年債入札も好調だったことから、ユーロは上昇、ユーロ/ドルは1.2134ドル、ユーロ/円は110.80円、ドル/円は91.48円まで上昇しました。しかし、ガイトナー米財務長官が「中国の人民元政策は世界経済にとって障害」と発言したことや米金融大手ゴールドマン・サックスに対し米証券取引委員会が別件で捜査を進めているとの噂などから、ドル/円は90.97円まで一時下落、ユーロ/円も109.89円をつけました。クローズにかけてはNYダウが273.28ドル高と前日から大幅に上昇したことで、リスク選好の動きとなり、円とドルが売られました。
クローズはドル/円が91.35円、ユーロ/ドルが1.2127ドル、ユーロ/円は110.78円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9542.65 103.52 1.10%
FTSE100(英) 5132.50 46.64 0.92%
DAX(独) 6056.59 71.84 1.20%
NYダウ(米) 10172.53 273.28 2.76%
S&P500(米) 1086.84 31.15 2.95%
NASDAQ(米) 2218.71 59.86 2.77%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.32 0.14
日本10年債 1.200 0.000
英10年債 3.56 0.03
独10年債 2.60 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1222.20 -7.70
NY原油(期近) 75.48 1.10

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/11(金)
・ 16:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 17:30 英国 4月製造業生産高(前月比)
・ 17:30 英国 5月生産者仕入価格(前月比)
・ 17:30 英国 5月生産者出荷価格(前月比)
・ 17:30 英国 4月鉱工業生産(前月比)
・ 21:20 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 21:30 米国 5月小売売上高
・ 21:30 米国 5月小売売上高(除自動車)
・ 21:30 カナダ 第1四半期設備稼働率
・ 22:55 米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・ 23:00 米国 4月企業在庫
・ 01:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.17 値頃感は判断ミスの元

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。前回はおさらいの意味を込めてこれまでのまとめを書かせていただきました。その間にも、日本では首相、第一党の幹事長が辞任、極東では韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の軍事的な緊張の高まりなど、経済の以外の政治などでも大きく動きました。今後も日本の参議院選挙、豪の総選挙、米の中間選挙などが控えていることから、政治絡みの動きが為替に影響を与えてくることが考えられます。

2週前の宿題になりますが、価格の相対的な位置を知るテクニカル分析はおわかりなりましたでしょうか。答えはストキャスティックスです。ジョージ・レーン氏が開発したテクニカル分析手法で、式で書きますと下記のようになります。

%K=(前日引値-過去n日間の最安値)/(過去n日間の最高値-過去n日間の最安値)×100%

この式は、最高値と最安値の値幅を100%として、前日引値(と最安値の値幅)がどの位置にあるかということです。すなわち、前日引値の相対的な位置が、期間内ではどの位置にあるかということを示しています。図で示すと下図のようになります。

Sto

▼ストキャスティックスの見方はこちらから
http://www.fxmuseum.jp/techanalysis/stochastics.html

相場の格言では「値に惚れて売買するのは慎めよ、大相場にはきっと損をする」「もうはまだなり、まだはもうなり」と値頃でトレードをすることを戒めるものがあります。まさにこうした先人の戒めを実践するためにも価格の相対的な位置を知ることを取り入れたいものです。ただ、相対的といっても、ここでは時間軸も重要な意味を持ちます。数分間の相対的な位置と数日間、数週間、数月間の相対位置は異なります。どの時間軸がよいのかはトレードスタイルによっても異なりますが、短い期間ではブレが生じやすいことから、最低でもロウソク足で5本(日足なら5日)以上を用いるのがよいでしょう。

[今週の宿題]
オシレーター分析での最大の弱点は何だと思いますか。

2010年6月10日 (木)

6/10 本日の戦略-英、ECB金利では波乱なしと思われる-

おはようございます。菅首相の偽Twitterの記事が新聞に出ていました。インターネットの信ぴょう性は高くないのは分かりますが、最低限のモラル、エチケットは欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>円>ユーロ>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はNYダウが一時10,000ドルを回復したものの、クローズにかけては上昇分を打ち消し、前日比マイナスでクローズしたことで、為替市場も株価の上昇でリスク・オン、下落でリスク・オフという流れになりました。バーナンキFRB議長の議会証言がベージュブックなどの材料がありましたが、こちらはあまり気にされていず、株価が主導している展開が継続しているように見えます。このため、まだしばらくは株価の動きが為替市場を主導するものと思われます。

本日は、20時に英中銀(BOE)の金融政策、20時45分にECBの理事会、21時30分にトリシェECB総裁の定例記者会見、23時にガイトナー米財務長官の上院議会証言の予定があります。BOE、ECBともに政策金利は据え置きと思われ、金融政策面からは特に変更はないものと思われます。一時ECBの金融利下げの噂も市場に流れたことがあるものの、ECBとしては利下げを望んでいない(国債買い入れ資金を不胎化したい意向からも読み取れます)と思われ、金融政策では特に波乱はないものと思います。ただ、21時30分からのトリシェECB総裁の記者会見では、ECBとしてユーロ安を容認するのか、介入についての考え方などが探られると思われ、発言によってはユーロが動いてくると思われます。昨日もユーロ/ドルは一時1.20ドルを超えたものの、1.20ドル台を維持できなかったことで弱さを感じます。本日も1.20ドル台乗せを狙ってくると思いますが、何度か試して乗せられない場合には、下落のリスクが高まると思われます。

こうした不安定の中で、本日利上げを行ったNZは、ボラードRBNZ総裁のややハト派的な発言はあるものの、不美人投票的に買われやすくなる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
メキシコペソ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.62 ~ 91.74
EURJPY 107.75 ~ 110.35
GBPJPY 130.79 ~ 133.75
AUDJPY 74.09 ~ 76.45
NZDJPY 59.78 ~ 61.56
CADJPY 86.13 ~ 88.33
ZARJPY 11.48 ~ 11.82
NOKJPY 13.52 ~ 13.90
MXNJPY 6.95 ~ 7.14
HKDJPY 11.59 ~ 11.74
SGDJPY 63.76 ~ 64.91
EURUSD 1.1890 ~ 1.2056

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯の朝方は株価の上昇期待から円売りが先行し、ドル/円は91.62円、ユーロ/円は109.68円、ユーロ/ドルは1.1978ドルまで上昇しました。しかし、日経225平均株価が寄りつきから下落すると、ドル/円は91.25円、ユーロ/円は108.90円、ユーロ/ドルも1.1932ドルまで下落しました。その後は手掛かりに欠け、各通貨とも狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間でも東京時間帯のレンジとさほど変わらない動きとなりましたが、欧州の株価が堅調に推移し、NY時間にかけては「円」と「ドル」が売られました。NYダウが一時10,000ドルを回復すると、ドル/円は91.67円、ユーロ/円は110.60円、ユーロ/ドルは1.2074の高値を付けました。しかし、IMF専務理事が「ユーロ安輸出を支援、大きな問題ではない」と発言したことなどでユーロが下落、更にNYダウがマイナスに転じるとリスク回避から「円」と「ドル」が買われる流れとなり、ドル/円は91.06円、ユーロ/ドルは1.1973ドル、ユーロ/円は109.08円まで下落しました。また、本日早朝、NZ準備銀行(RBNZ)は政策金利を0.25%引き上げ、2.75%にしました。声明では、アジアや豪の力強い景気回復を指摘しましたが、先行きについては金融市場の動揺がNZ経済に影響を及ぼす可能性を指摘、どちらかというとややハト派的な内容となっています。ただ、予想されていたとはいえ、利上げを受け、NZドルは上昇しています。
クローズはドル/円が91.28円、ユーロ/ドルが1.1980ドル、ユーロ/円は109.35円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9439.13 -98.81 -1.04%
FTSE100(英) 5085.86 57.71 1.15%
DAX(独) 5984.75 116.20 1.98%
NYダウ(米) 9899.25 -40.73 -0.41%
S&P500(米) 1055.69 -6.31 -0.59%
NASDAQ(米) 2158.85 -11.72 -0.54%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.18 -0.01
日本10年債 1.200 -0.030
英10年債 3.52 0.06
独10年債 2.56 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1229.90 -15.70
NY原油(期近) 74.38 2.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/10(木)
・ 08:50 日本 5月国内企業物価指数(前月比)
・ 08:50 日本 第1四半期実質GDP二次速報(前期比年率)
・ 10:30 豪 5月失業率
・ 10:30 豪 5月雇用者数変化
・ 17:00 ノルウェー 5月消費者物価指数(前月比)
・ 20:00 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 20:00 南ア 4月製造業生産(前月比)
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 21:15 カナダ カーニーBOC中銀総裁講演
・ 21:30 米国 4月貿易収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 21:30 カナダ 4月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 4月新築住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 02:00 米国 30年債入札(130億ドル)
・ 03:00 米国 5月月次財政収支
・ 04:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 9日 (水)

6/9 本日の戦略-欧州のユーロ安容認でもひとまず下げ渋り-

おはようございます。アウトドア製品の修理(部品)を手に入れようとメーカー(有名なとこ)のサイトを見ましたが、精算終了で掲載されていず、何とか型番を調べて問合せしました。幸い在庫があったのでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は年初来安値を更新したNYダウが一転して100ドル超の反発をしたことから、短期手なストップロスを巻き込んでユーロ/ドルは1.20ドルを一時超えましたが、引値ではこれを維持することができませんでした。欧州サイドからは不確かなニュースながら、ユーロの水準を懸念していないとの発言が多く聞かれます。昨日の消息筋のコメントとしてはスピードは懸念しているが、介入は議論されていないということで、市場も介入に対する警戒感は持っていないと思われますし、G20サミットを前にして、日本同様に動きにくいと思われます。一方、このユーロ安により、中国人民元の切り上げについては、欧州からの圧力は低下するものと思われ、市場の一部予想の6月切り上げについては先送りになりそうです。ただ、人民元の切り上げが「円高」に直結しないとみる向きも多いことから、しばらくは為替に対する影響力はないのではないかと思います。 また、昨日も書きましたが本日はオランダの下院総選挙です。

本日は、18時にトリシェECB総裁の講演、23時にバーナンキ米FRB議長の議会証言(下院)、2時には米10年債の入札が予定されています。引き続き市場の関心がユーロに向いていることから、トリシェECB総裁の発言には注目されます。一方では、米国のメキシコ湾での原油流出事故が深刻さを増し、米政府に対する風当たりが強くなっていることから、米大手金融GS(ゴールドマン・サックス)と政府との対立が深まる中で、金融機関への締め付けが厳しくなってくる可能性があります。昨日、NYダウが一時年初来安値を更新していることで、こうした影響から更に下落が続くと、リスク回避で円が買われやすくなり、クロス円の下げが大きくなる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.74 ~ 91.92
EURJPY 107.83 ~ 110.53
GBPJPY 130.45 ~ 133.51
AUDJPY 74.16 ~ 76.56
NZDJPY 59.90 ~ 61.72
CADJPY 86.00 ~ 88.26
ZARJPY 11.58 ~ 11.94
NOKJPY 13.49 ~ 13.89
MXNJPY 6.95 ~ 7.15
HKDJPY 11.61 ~ 11.76
SGDJPY 63.89 ~ 65.09
EURUSD 1.1882 ~ 1.2052

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、日経平均株価などがシッカリした動きとなったことを受け、為替市場も円とドルを売る動きが先行、ドル/円は91円台前半から91.88円、ユーロ/円は108円台後半から109.90円、ユーロ/ドルは1.19ドル台前半から1.1982ドルまで上昇しました。ロンドン時間では欧州株価が下落したことからユーロ売りが先行、ハンガリー首相が「歳出削減で1200億フォリントを削減へ」「公的セクターの歳出凍結を計画」「国営企業の賃金、累計5%を削減へ」「銀行税を導入へ。今年は税収2000億フォリントと想定」と発言したことで、ユーロ/ドルは1.1901ドル、ユーロ/円は108.59円、ユーロ/円は91.23円へと下落しました。その後、一時ユーロが持ち直す場面が見られましたが、「ECBは、ユーロの水準については懸念していない。しかし、ペースについては監視している」「為替市場での介入については、これまでのところ、議論されていない」との消息筋の発言のニュースが伝わったことやレーン欧州委員会委員が「ブルガリアの統計を懸念」と発言したことなどから、ユーロ/ドルは弱含みでの推移となり、更にNYダウが下落したこともあり、NY時間にはドル/円が90.84円、ユーロ/円が108.35円、ユーロ/ドルが1.9124ドルまで下落しました。その後、NYダウが反発に転じ、140ドルを超える上昇となるとユーロ/ドルが1.2010ドルの高値をつけ、ユーロ/円も109.66円まで上昇、ドル/円も91円台ミドル近辺まで上昇しました。
クローズはドル/円が91.46円、ユーロ/ドルが1.1974ドル、ユーロ/円は109.51円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9537.94 17.14 0.18%
FTSE100(英) 5028.15 -40.91 -0.81%
DAX(独) 5868.55 -36.40 -0.62%
NYダウ(米) 9939.98 123.49 1.26%
S&P500(米) 1062.00 11.53 1.10%
NASDAQ(米) 2170.57 -3.33 -0.15%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.19 0.04
日本10年債 1.230 0.010
英10年債 3.46 -0.02
独10年債 2.51 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1245.60 4.80
NY原油(期近) 71.99 0.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/9(水)
・ 08:50 日本 4月機械受注(前月比)
・ 09:30 豪6月Westpac消費者信頼感指数
・ 10:30 豪4月住宅ローン
・ 17:30 英国 4月商品貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 23:00 米国 4月卸売在庫
・ 23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長証言
・ 02:00 米国 10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告
6/10(木)
・ 06:00 NZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 8日 (火)

6/8本日の戦略-スペインストライキ、オランダ選挙など不安要因多い-

おはようございます。気象庁によりますと今年は梅雨入りが遅くなるそうです。雨が降らないと水不足になりますし、世界では水争奪戦も熾烈になっているようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロ安容認とみられるユンケル議長の発言がありました。また、ベルギー財務相も「1.20ドル付近のユーロ、EU経済に沿った水準」と発言するなど、全体でユーロ安を容認するような発言が相次いでいます。購買力平価からは1.20ドル近傍がユーロの水準とみられますので、ここを意識して語られているかもしれません。ただ、ユーロは明日9日にオランダの下院選挙が控えており、南欧支援へ反対している中道右派の自由民主党がEUへの拠出金の半減を政策に掲げて支持を伸ばしていることもあり、選挙結果によっては、ユーロに対する懸念が再浮上する可能性があり、週後半のユーロの下落には警戒が必要と思われます。

現在、市場は完全にユーロ主導、株価主導となっています。ユーロは前述の通り不透明な状況は変わっていないことから、これによる株価の動きも不透明と思われます。しかし、一方では本日開催際されるEU財務相会合に注目しており、ここで何もコミットがなければユーロが売られやすくなるものと思われます。また、ニュースでも報じていましたが、本日はスペインで公務員によるストライキが予定されています。このストライキがユーロの不安を助長するようであれば、再び1.19ドル割れもあり得ます。

このような不安感が払しょくできないと、株価の下落などから資源国通貨や新興国通貨に対する資金の滞りや巻き戻しが起こってくる可能性があり、円が買われやすくなるのと同時に豪ドルなどが下落しやすくなります。6月下旬に開催されるサミット等を前に、本邦新政権も円安誘導などの発言がしにくいと思われることで、円が買われやすい環境が継続しているといえそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.65 ~ 91.93
EURJPY 107.27 ~ 110.09
GBPJPY 130.33 ~ 133.48
AUDJPY 72.54 ~ 74.93
NZDJPY 59.08 ~ 60.94
CADJPY 84.76 ~ 87.13
ZARJPY 11.47 ~ 11.84
NOKJPY 13.36 ~ 13.76
MXNJPY 6.89 ~ 7.11
HKDJPY 11.59 ~ 11.76
SGDJPY 63.66 ~ 64.93
EURUSD 1.1801 ~ 1.2006

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯には、日経平均株価が大幅な下落となったことで、リスク回避の動きから、円が買われドル/円は90.97円、ユーロ/円は108.06円まで下落、ユーロ/ドルも1.1876ドルまで下落しました。欧州時間にかけては株価が持ち直す中で、ショートカバーの流れとなり、ドル/円はNY時間序盤には92.08円、ユーロ/円は110.33円まで上昇しました。ユーロは週末のハンガリーのデフォルト懸念について、ハンガリー中銀が「政府の経済政策を支持」「財政赤字目標達成に向けた政府のコミットメントを歓迎」とコメント、レーン欧州委員会委員が「ハンガリーのデフォルト観測、著しい誇張」などと発言したことなどから、ユーロ/ドルは1.1992ドルまで戻しました。しかし、NY時間にはユンケル議長が「現在の為替レートを懸念していない」と発言、これがユーロ安容認とおたれ、ユーロ/ドルは1.1912ドル、ユーロ/円も109.15円まで下落、ドル/円も91.56円まで連れ安となりました。その後戻す場面も見られましたが、NYダウが100ドル超の下落となったことで、NYクローズにかけては再び円が買われる流れとなりました。
クローズはドル/円が91.40円、ユーロ/ドルが1.1924ドル、ユーロ/円は108.98円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9520.80 -380.39 -3.84%
FTSE100(英) 5069.06 -56.94 -1.11%
DAX(独) 5904.95 -33.93 -0.57%
NYダウ(米) 9816.49 -115.48 -1.16%
S&P500(米) 1050.47 -14.41 -1.35%
NASDAQ(米) 2173.90 -45.27 -2.04%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.14 -0.06
日本10年債 1.225 -0.040
英10年債 3.49 -0.02
独10年債 2.56 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1240.80 23.10
NY原油(期近) 71.44 -0.07

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/8(火)
・ 14:00 日本 4月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 4月景気一致CI指数速報
・ 14:45 スイス 5月失業率
・ 15:00 ドイツ 4月貿易収支
・ 15:00 ドイツ 4月経常収支
・ 16:15 スイス 5月消費者物価指数(前月比)
・ 19:00 ドイツ 4月鉱工業生産(前月比)
・ 21:15 カナダ 5月住宅着工件数
・ 21:25 米国 デューク米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 22:10 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 未定 ユーロ圏 EU財務相会議(ルクセンブルク)
・ 02:00 米国 3年債入札(360億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 7日 (月)

6/7本日の戦略-仏のユーロ安容認発言に修正が入るか?-

おはようございます。先週土曜日にFXチャートのリニューアルを行いました。使い方のオンデマンド(録画)を作成していますので、ぜひ活用してください。追加された機能はコチラをご覧ください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日これまでも、日経平均株価の下落などや週末の仏によるユーロ容認発言などから、ユーロ/ドルは一時1.1875ドル、ユーロ/円は108.06円、ドル/円は90.97円まで下落しました。リスク回避の動きから、豪ドルなどのクロス円も下落しているようです。

本日は特に常用な経済指標の発表の予定がないことから、株価の下落が続くとリスク回避の円高が継続する可能性があります。ただ、急激な円高となると、明日発足する菅内閣による円高けん制発言が出てくることも考えられ、ドル/円では、円高への警戒も多少はあるのではないかと思います。一方のユーロは、G20への失望、ハンガリーなど東欧への懸念などもあり、市場は引き続き戻り売りが継続すると思われ、節目とみられた1.20ドルを回復できないと、当面は1.16ドル近辺、将来的には1.00ドル(=パリティ)を目指していく可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.92 ~ 92.42
EURJPY 107.87 ~ 111.03
GBPJPY 130.52 ~ 134.08
AUDJPY 73.92 ~ 76.62
NZDJPY 60.30 ~ 62.40
CADJPY 84.91 ~ 87.58
ZARJPY 11.54 ~ 11.95
NOKJPY 13.59 ~ 14.05
MXNJPY 6.90 ~ 7.15
HKDJPY 11.64 ~ 11.84
SGDJPY 64.07 ~ 65.51
EURUSD 1.1849 ~ 1.2043

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は本邦の政局で、民主党代表に菅直人氏が選出され、総理就任が決まったものの、米国の雇用統計が控えていたことで、ドル/円は92円台ミドルから後半、ユーロ/ドルは1.21ドル台後半、ユーロ/円は112円台後半から113円台前半の小動きとなりました。土rんドン時間にはハンガリー高官が「ハンガリーが、ギリシャ型の債務危機を回避できる可能性はかなり低いとの見方について誇張ではない」「ハンガリーのデフォルトが目前に迫っており、IMFからの融資だけがハンガリーを救うことができるとの発言が誇張されているとは全く思わない」との発言などやフィヨン仏首相の「ユーロとドルがパリティになるのは良いニュース」などとユーロ安を容認するとみられる発言からユーロ/ドルがオプションの防戦ラインとなる1.20ドルを割り込みました。更に、米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことから、NYダウも大幅な下落となり、リスク回避のドル買いと、円買いとなり、ドル/円は91.42円、ユーロ/ドルは1.1955ドル、ユーロ/円は109.40円まで下落して週の取引を終えました。
クローズはドル/円が91.85円、ユーロ/ドルが1.1968ドル、ユーロ/円は109.92円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9901.19 -13.00 -0.13%
FTSE100(英) 5126.00 -85.18 -1.63%
DAX(独) 5938.88 -115.75 -1.91%
NYダウ(米) 9931.97 -323.31 -3.15%
S&P500(米) 1064.88 -37.95 -3.44%
NASDAQ(米) 2219.17 -83.86 -3.64%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.20 -0.16
日本10年債 1.265 -0.010
英10年債 3.51 -0.07
独10年債 2.58 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1217.70 7.70
NY原油(期近) 71.51 -3.10

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/7(月) 
・ 17:00 ノルウェー 4月鉱工業生産(前月比)
・ 17:30 ユーロ圏 6月センティックス投資家信頼感
・ 19:00 ドイツ 4月製造業受注(前月比)
・ 未定 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会議(ルクセンブルク)
・ 02:50 カナダ フラハティ・カナダ財務相講演
・ 02:50 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 03:30 米国 イエレン米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 04:00 米国 4月消費者信用残高
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 6日 (日)

6/6の週の見通し

こんばんは。週明けには菅新内閣が発足、スタートを切りますね。財政再建に期待したいです。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのロングは微増、ユーロのショート(売)は1万コントラクト超の減少、円はショートが微減のフラット状態継続です。カナダドルはロングが微減、NZドルはロングが大幅に減少しフラットとなっています。

■IMM通貨ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -6,484 3,754 33,215 39,699 72,914
EUR -93,325 13,411 45,006 138,331 183,337
GBP -70,454 4,625 11,809 82,263 94,072
CHF -14,724 -2,105 11,139 25,863 37,002
CAD 22,154 -1,718 37,262 15,108 52,370
AUD 15,045 -4,478 37,021 21,976 58,997
NZD 2,204 -5,458 7,622 5,418 13,040
MXN -6,484 3,754 33,215 39,699 72,914
source:CFTC

4日から韓国プサンで行われたG20財務相・中央銀行総裁会合では、世界的な銀行税導入計画は示されず、銀行資本に関する新たな規制についての合意はなく、昨年合意した「バーゼルIII」の2012年末までの実施時期にも変更はありませんでした。G20の要旨は下記の通りです。声明は財務相の20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)を参照してください。

■G20共同声明
世界経済の回復は予想以上のペースで進展
深刻な財政課題を抱える国は、健全化のペースを加速させるべき
2012年末を目標に、景気回復が確実になった時点で、銀行の自己資本規制に関する新しい国際ルールを段階的に実施
金融機関の破たん時の救済コストは、各国の状況を考慮し、金融機関が公平に負担すべき
ヘッジファンド、格付け会社、金融機関の報酬慣行、店頭デリバティブの規制・監督を強化

G20財務相・中央銀行総裁会合では、市場の予想通り、銀行税の導入のコミットはありませんでした。オズボーン英財務相は、他国の動向にかかわらず自国では銀行税導入を行う方針を表明し、G20で実施すれば有益と発言しています。一方、トリシェECB総裁は欧州の銀行のストレステスト(健全性審査)は間もなく終わると発言、結果については各国財務相らに伝えられるとしています。ガイトナー米財務長官は、米国のストレステストが米国の銀行に信用力強化につながった経緯もあり、結果の開示に積極的に取り組むよう示唆しています。ECBはユーロ圏の銀行は2011年末までに1950億ユーロの損失処理を迫られる恐れがあるとの試算を先週発表していることから、欧州でのストレステストが転機になるかどうかです。

先週末は南欧の懸念が東欧にも波及(噂)しつつあることや、仏がユーロ安を容認と受け取られたことなどから、ユーロが1.20ドルを割り込みました。今回のG20の声明では、特にユーロ安の流れを変える内容が含まれていないことから、サポートの切れたユーロは一段安となる可能性があります。また、米国の雇用統計への失望などからNYダウが下落したことで、週明けの東京、アジア市場でも株安が継続する可能性があることから、クロス円を中心とした円高が進みやすくなると思われます。その一方で、新首相に就任した菅総理の発言を注視すると思われますので、円高には一定の歯止めがかかる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 89.90 93.10
ユーロ/ドル 1.1640 1.2150
ユーロ/円 107.00 113.00
ポンド/円 126.70 136.30
豪ドル/円 73.50 79.90


【USD】
USD
source:CFTC

ドルは1,053コントラクトのロング増加の125,811コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は3,754コントラクトのショート減少の6,484コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは13,411コントラクトのショート減少の93,325コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは1,718コントラクトのロング減少の22,154コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは5,458コントラクトのロング減少の2,204コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(6日更新)

■イベント予定
6/7(月)
・ 19:00 ドイツ 4月製造業受注(前月比)
・ 04:00 米国 4月消費者信用残高
6/8(火)
・ 07:45 NZ 第1四半期製造業売上高
・ 14:00 日本 4月景気先行CI指数速報
・ 14:00 日本 4月景気一致CI指数速報
・ 14:45 スイス 5月失業率(季調済)
・ 15:00 ドイツ 4月貿易収支
・ 15:00 ドイツ 4月経常収支
・ 16:15 スイス 5月消費者物価指数(前月比)
・ 19:00 ドイツ 4月鉱工業生産(前月比)
・ 21:15 カナダ 5月住宅着工件数
6/9(水)
・ 08:01 英国 5月ネーションワイド消費者信頼感
・ 08:50 日本 4月機械受注(前月比)
・ 10:30 豪 4月住宅ローン
・ 10:30 豪 5月NAB企業景況感指数
・ 10:30 豪 5月NAB企業信頼感指数
・ 17:30 英国 4月商品貿易収支
・ 23:00 米国 4月卸売在庫
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告
6/10(木)
・ 06:00 NZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表
・ 07:30 NZ 5月ビジネスPMI
・ 08:50 日本 5月国内企業物価指数(前月比)
・ 08:50 日本 第1四半期実質GDP二次速報(前期比年率)
・ 10:30 豪 5月雇用者数変化
・ 10:30 豪 5月失業率
・ 15:00 ドイツ 5月消費者物価指数確報(前月比)
・ 17:00 ノルウェー 5月消費者物価指数(前月比)
・ 20:00 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 20:00 南ア 4月製造業生産(前月比)
・ 20:45 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 21:30 米国 4月貿易収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 4月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 4月新築住宅価格指数(前月比)
・ 03:00 米国 5月月次財政収支
6/11(金)
・ 17:30 英国 4月製造業生産高(前月比)
・ 17:30 英国 5月生産者仕入価格(前月比)
・ 17:30 英国 5月生産者出荷価格(前月比)
・ 17:30 英国 4月鉱工業生産(前月比)
・ 21:30 米国 5月小売売上高(除自動車)
・ 21:30 米国 5月小売売上高
・ 21:30 カナダ 第1四半期設備稼働率
・ 22:55 米国 6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・ 23:00 米国 4月企業在庫

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年6月 5日 (土)

ドルが主要通貨に対して上昇した週

こんばんは。昨日は久しぶりに雷の音を聞きました。一転して、本日はすごく暑い中、図書館と古書店へ行ってきました。

今週は5月31日が英(バンクホリデー)、米(メモリアルデー)で休場となったことから、静かなオープンとなりましたが、5月28日に沖縄普天間基地問題で社民党が連立を離脱したことで、政局不透明感から円売りが先行、翌1日火曜日は実質の週明けとなりましたが、日経225平均株価が先物の誤発注から下落すると円が買われましたが、株価が下げ幅を縮小するに伴い円買いも限定的となり、鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長が辞意を表明し、次期首相候補として菅直人副首相兼財務相が有力(4日に首相に決定)とされ、同氏の以前の円安論から、円高に警戒感が出て円が売られる流れとなりましたが、週末に発表された米国の雇用統計が市場期待に達せず、ドルが売られました。ただ、週を通してみると円はドルとポンド以外で上昇しました(下のグラフ参照)。ポンドは英プルデンシャルがAIGの子会社AIAの買収を破棄したことなどから上昇しました。ドルは週末に発表が予定されていた米雇用統計での非農業部門雇用者数が大幅に増加するとの期待が先行したことからドルが買われましたが、発表された非農業病部門雇用者数は市場の予想より下ブレしました。ただ、ハンガリーのデフォルトの噂仏首相のユーロ安容認発言など、ユーロに対する懸念が今週も続いたことから、ユーロは週末には2006年3月以来の1.19ドル台となりました。こうしたことから、リスク買いの「質への逃避」から米国債が買われ、それに伴うドル買いからドルは主要通貨に対して上昇しました(下のグラフ参照)。

【週間騰落率(JPY)】
JPY
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

【週間騰落率(USD)】
USD
source:FXmuseum,Uedaharlowfx

2010年6月 4日 (金)

6/4本日の戦略-極東緊張、新政権、円が買いにくい環境?-

おはようございます。これだけ首相が変わると一時のイタリアみたいですね。また、本日は大手外資系銀行でプロップの経験も豊富な西原宏一氏のセミナーが予定されています。3カ月連続で、今後のセミナーはどなたでも参加できます(多ければ抽選ですが)。ぜひエントリーを。詳細はコチラです。

すみません。タイトルが間違っていました。「売りにくい」ではなく「買いにくい」です。訂正させていただきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は真偽のほどは別として、米アドバイザリーレポートがユーロの下落の一つの要因とされたようです。昨日の下げでもユーロ/ドルは1.21ドル台ミドルがサポートとなっています。ただ、依然として1.21ドルを試すとの見方も市場にはあることから、本日の米雇用統計でこれを割り込んでくる可能性もあります。また、 ヒルデブランド・スイス国立銀行(SNB)総裁講演が16時30分に予定されていることから、この発言によるユーロ/スイスでの防衛ラインの1.40スイスフランを切れてくるとユーロの下落に拍車がかかる可能性がります。

本日は米国の雇用統計です。市場はこの雇用の回復の期待から、市場がリスク選好ムードに傾いているように見えます。市場では非農業部門雇用者数が60万人を超えるとの見方を示しているところもあります。市場のムードとして期待が先行している感があり、短期的には予想より下振れするとドル売りとなる可能性があります。また、前月の修正値や民間雇用にも注意をしたいところです。

また、本日からの韓国プサンでG20財務相・中央銀行総裁会議の開催が予定されています。昨日のガイトナー米財務長官の「EUには非常に強力なプログラムを設計した」と発言してことから、ユーロ安定に向けて何らかのコミットや協力体制が出てくるとユーロ反発の可能性が高まると思われます。一方では、中国人民元の切り上げ問題や金融規制案(銀行税)なども話し合われるとみられることで、各要人の発言には要注意となりますが、短期的には本邦の新しい首相が菅氏となった場合には、海外勢からの円買い警戒感もあることから、円高には振れにくいと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 91.77 ~ 93.29
EURJPY 110.71 ~ 113.92
GBPJPY 133.23 ~ 136.80
AUDJPY 76.58 ~ 79.29
NZDJPY 62.21 ~ 64.32
CADJPY 87.49 ~ 90.17
ZARJPY 11.75 ~ 12.17
NOKJPY 14.03 ~ 14.49
MXNJPY 7.06 ~ 7.31
HKDJPY 11.76 ~ 11.95
SGDJPY 64.93 ~ 66.39
EURUSD 1.2072 ~ 1.2246

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経平均株価が大幅な上昇となったことから、リスク先行のムードとなり、ドル/円は朝方の92円台前半から92円台ミドル手前、ユーロ/円は112円台後半から113円台ミドル、ユーロ/ドルは1.22ドル台前半から1.23ドル台前半へと上昇しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価も堅調に推移したことで、ドル/円が92.81円まで上昇したものの、ユーロは発表されたユーロ圏の小売売上高が-1.2%と市場予想から大幅に下振れしたことで、対ドルでは1.2327ドル、対円では114.16円をピークに下落しました。NY時間に入ると発表された米ADP雇用調査が5.5万人増と市場予想から下振れしたことで、ドル/円は92円台ミドル割れまで下落しましたが、前月が上方修正されたことから下げ幅は限られました。その後、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「高い失業率のさなかに、金利を引き上げる可能性」と発言したものの「"extended period"という文言に一段の柔軟性を望むが、依然満足している」と発言、これが、市場の利上げ期待を後退させ、ドル/円は92.23円まで下落、ユーロは米著名レポートでユーロ/スイスに弱気な見方との噂があり、ユーロ/スイスが売られたことから、ユーロ/ドルは1.2152ドル、ユーロ/円は112.13円まで下落しました。午前2時過ぎにホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁が「夏の終わりまでい政策金利を1%に引き上げるべきと確信」「0.25%を超える幅で政策金利を1%に引き上げる可能性」と発言し、利上げ期待が回復し、ドル/円は92円台後半まで上昇しました。
クローズはドル/円が92.72円、ユーロ/ドルが1.2162ドル、ユーロ/円は112.76円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9914.19 310.95 3.24%
FTSE100(英) 5211.18 59.86 1.16%
DAX(独) 6054.63 73.43 1.23%
NYダウ(米) 10255.28 5.74 0.06%
S&P500(米) 1102.83 4.45 0.41%
NASDAQ(米) 2303.03 21.96 0.96%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 0.02
日本10年債 1.275 0.010
英10年債 3.58 0.04
独10年債 2.67 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1210.00 -12.60
NY原油(期近) 74.61 1.75

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/4(金) 
・ 09:45 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 16:40 スイス ヒルデブランド・スイス国立銀行(SNB)総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 第1四半期GDP季調済改定値(前期比)
・ 20:00 カナダ 5月雇用ネット変化率
・ 20:00 カナダ 5月失業率
21:30 米国 5月失業率
21:30 米国 5月非農業部門雇用者数変化
・ 21:30 カナダ 4月住宅建設許可(前月比)
・ 22:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 23:00 カナダ 5月Ivey購買部協会指数
・ 未定 その他 G20財務相中央銀行総裁会議(韓国・釜山)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol.16 これまでのおさらい

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。FX取引上達への道を書き始めたころはユーロ/ドルが1.37ドル近辺、ユーロ/円が123円近辺でした。僅か3カ月でユーロがここまで大きく下げるとは想像していませんでした。ユーロの信認問題まで発展した背景の一つには、ドイツがギリシャ救済資金を拠出するために減税の可能性(財源)がなくなった一方で、ギリシャではユーロ内でもトップクラスの年金支給条件(53歳支給開始、支給率現役時代の96%)だったため、ドイツが救済の条件として最後までIMFの介入にこだわったということから、結束の乱れと弱さが露呈したこともあるでしょう。ドイツのギリシャに対する恨みは深いものになりそうです。

今週は少し休憩の意味も込めて、これまでのおさらいをしておきたいと思います。 これまではファンダメンタルズとして
(1)変動要因を書き出す
(2)変動要因の似たものをまとめる
(3)まとめたものにカテゴリ名をつける
(4)特性要因図をつくる
※新たな変動要因があれば上記(1)~(4)を繰り返し、特性要因図に加えていく

テクニカルとして
(1)テクニカル分析の特徴
(2)大分類
(3)トレンド系(移動平均線)
(4)モメンタム
(5)移動平均線乖離率
(6)ボリンジャーバンド
(7)サイコロジカルとRSI
を学んできました。

今後は、もう少しテクニカル分析におつき合いいただき、再びファンダメンタルズの要因を掘り下げて、ファンダメンタルズとテクニカル両方をミックスした分析、予想の行い方までたどり着く予定です。スキャルピングのような超短期のトレードは別として、短期トレードから長期トレードまで応用できるような基礎を身につけていただければと思っています。実践にはこれに市場心理が加わります。そして自分なりの勝つための取引手法を見つけてください。

余談ですが、相場の予測の世界も深く、景気循環などのサイクル的なものや天体の運行(アストロロジー)、太陽黒点の周期(11年)など自然界の法則に基づくもの、子供向けの歌がヒットした翌年は景気が回復するなどのアノマリー的なものまで、多種多様とありますので、興味のある方は極めてみてください。

[今週の宿題]
価格の相対的な位置を知るテクニカル分析は何でしょうか。
(先週と同じです)

2010年6月 3日 (木)

6/3本日の戦略-ユーロ/ドルは目先1.21ドル台で底堅めの様相-

おはようございます。サークルK・サンクスから1リットルの紙パックのジャスミン茶が新発売となっていたようで、購入してみました。これまでウーロン茶ばかりでしたので、爽快感がありがたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は本邦の首相、民主党の幹事長が辞任を表明したことから、本邦の政局の先行きに対する懸念と、米経済指標を受けた欧米の株価の上昇などから、リスク回避の巻き戻しとして「円」と「ドル」が売られました。一方、英プルデンシャルが米AIGの子会社のアジア部門のAIA買収合意を破棄したというニュースが流れたものの、市場は事前にポンド買いの材料と捉えていたこともあり、発表後はむしろ材料の出尽くしで反応しています。ユーロは「イラン中銀のユーロからドル、金への外貨準備のシフト」を中国の新華社通信が報じたことで、一時1.21ドル台後半まで下落しましたが、1.21ドル台では繰り返しサポートされました。

昨日の円売りにより、チャート上ではドル/円、ポンド/円、カナダドル/円、南アランド/円が21日移動平均線を上に抜けてきています。また、同線から-3%以上乖離していたユーロ/円なども乖離が縮小してきています。明日(4日)に行われる民主党代表選で大きな波乱がなく、菅総理の誕生となると市場は円安の動きにつながりやすくなると思われます。一方、ユーロは昨日のポルトガル9月償還の入札が実施され、応札倍率3.5倍と前回の3.0倍を上回る結果となり、強い需要が示されたとこれを好感しています。このため、1.21ドル台で底堅めとなると5/21の高値の1.2671ドル近辺まで反発してくると思われます。

本日は、明日の米国の雇用統計を前に、民間調査会社ADPの雇用調査が21時15分に発表されます。その15分後の21時30分には新規失業保険申請件数、23時には米供給管理協会(ISM)日製造業景気指数の発表が予定されています。昨日、オバマ米大統領が「今週の経済指標で、力強い経済成長が予想される」と発言していることから、俄かに明日の雇用統計に期待が高まるものと思います。その一方で、ガイトナー米財務長官は「G20、成長を阻害しない在世の持続性回復につきコミットすべき」「金融規制改革の進展加速、G20の優先課題」などと発言しており、4日からの韓国プサンで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議を前にしたポジション調整の動きが出てくるかもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 91.20 ~ 92.71
EURJPY 110.74 ~ 113.99
GBPJPY 132.68 ~ 136.25
AUDJPY 75.80 ~ 78.49
NZDJPY 61.52 ~ 63.61
CADJPY 87.07 ~ 89.76
ZARJPY 11.73 ~ 12.15
NOKJPY 13.94 ~ 14.40
MXNJPY 7.02 ~ 7.27
HKDJPY 11.68 ~ 11.87
SGDJPY 64.66 ~ 66.12
EURUSD 1.2171 ~ 1.2329

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方に日経平均株価が下落したものの、鳩山首相、小沢民主党幹事長が辞意を表明したことなどを受け、円を売る動きが見られ、ドル/円は朝方の90.89円から91.81円、ユーロ/円は110.99円から112.49円まで上昇、ユーロ/ドルは1.22ドル近辺から1.22ドルミドル超えまでのレンジの取引となりました。しかし、中国の人民銀行の李氏が中国経済は「若干過熱しつつある」「中国は極めて大きなインフレ圧力に直面」と発言したことなどから、中国の引き締めに対する警戒なども出て、午後からは上値が重くなり、ドル/円は91.21円、ユーロ/円は111.18円、ユーロ/ドルは1.2185ドルまで売られる場面が見られました。ロンドン時間には欧州の株式市場が下落して始まったものの、下げ幅を縮小する動きなどでドル/円は92円台へ上昇、ユーロ/円も112円台後半へと上昇しました。ユーロ/ドルも1.22ドル台後半へと上昇したものの、中国新華社通信が「イラン中銀、外貨準備の450億ユーロを倍加yく、米ドルと金の購入を開始」と報じたことから、ユーロが売られ、NY時間序盤には1.2175ドルまで下落しました。ユーロ/円も111.77円まで連れ安となりました。NY時間では発表された米中古住宅販売保留(成約指数)が市場予想より良かったことからドルが買われましたが、NYダウが200ドル超の上昇となったことで、リスク投資への期待感からドルと円を売る動きとなり、ドル/円は92円台前半、ユーロ/円は1112円台後半、ユーロ/ドルは1.22ドル台前半の動きとなりました。
クローズはドル/円が92.12円、ユーロ/ドルが1.2248ドル、ユーロ/円は112.82円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9603.24 -108.59 -1.12%
FTSE100(英) 5151.32 -11.98 -0.23%
DAX(独) 5981.20 -0.07 0.00%
NYダウ(米) 10249.54 225.52 2.25%
S&P500(米) 1098.38 27.67 2.58%
NASDAQ(米) 2281.07 58.74 2.64%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.34 0.08
日本10年債 1.274 0.025
英10年債 3.54 -0.03
独10年債 2.65 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1222.60 -4.30
NY原油(期近) 72.86 0.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/3(木) 
・ 10:30 豪  4月貿易収支 
・ 10:30 日本 須田日銀審議委員講演
・ 18:00 ユーロ圏 4月小売売上高(前月比)
・ 20:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:15 米国 5月ADP雇用統計
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 23:00 米国 4月製造業受注指数
・ 23:00 米国 5月ISM非製造業景況指数
・ 00:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 01:15 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 02:15 米国 ホーニング米カンザスシティ連銀総裁講演
・ 未定 ユーロ圏 ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 2日 (水)

6/2本日の戦略-ユーロ/ドルは1.20ドル割れを試す?-

おはようございます。政権交代後1年もたたず首相が交代となると、自民党政権から4政権連続で毎年首相が交代することになりますね。どう見ても異常です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>円>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はカナダ中銀(BOC)が一部の市場予想通り政策金利を0.25%引き上げました。G7の中では最初の利上げの国となり、今後の米国の経済指標にもよりますが、このカナダの利上げは米国への利上げ期待につながりやすくなると思われ、米ドルにはポジティブに働くと思われます。

一方、昨日はフランスのダウングレードの噂(これは否定された模様)が出たことなどユーロには、まだ懸念が残っているようです。ユーロ/ドルは昨日の安値が1.2110ドルとかろうじて1.21ドルがサポートとなったものの、目先のユーロ売りの興味は続いていると思われることで、ユーロの1.21ドル割れを再度試しに行く可能性があります。

本日はこの後、10時30分に豪の1-3月期GDPの発表が予定されています。昨日の下落が大きかっただけに、GDPが予想を上回ってくると、豪ドルが買われやすくなると思います。ただ、調整局面であり、戻りがチャートのポイントのフィボナッチ(4/30の高値の88.02円と5/21の安値の71.85円)38.2%戻しの78円でレジスタンスとなったことで、戻りが重くなることが予想されます。

先ほどNHKのニュースで鳩山首相が辞任の意向という報道がなされたようですが、為替市場への影響はこれまでのところ限定的となっています。むしろロンドン時間以降の海外でどのように評価されるかを待つことになります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.01 ~ 91.47
EURJPY 109.12 ~ 112.27
GBPJPY 130.90 ~ 134.38
AUDJPY 73.86 ~ 76.43
NZDJPY 60.12 ~ 62.13
CADJPY 84.56 ~ 87.11
ZARJPY 11.51 ~ 11.92
NOKJPY 13.69 ~ 14.13
MXNJPY 6.82 ~ 7.06
HKDJPY 11.53 ~ 11.72
SGDJPY 63.40 ~ 64.81
EURUSD 1.2127 ~ 1.2308

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経平均株価が下落(先物での大口売り注文の誤発注との話し)で始まったこともあり、ドル/円は90.88円、ユーロ/円は112円台前半から111.32円まで下落しました。その後は、株価が下げはを縮小する中で、各通貨ともに朝方の水準に戻しました。ただ、豪ドルは豪準備銀行(RBA)が政策金利を据え置き、声明は中立的な内容となったことで、それまで悲観的な見方で76.02円まで下落していたことから、声明を受けひとまず76円台後半へと戻しました。ロンドン時間では、ユーロ圏の失業率が10.1%と高水準になったことへ加え、フランスの格付けに対する格下下の可能性が欧州の一部新聞で報じられたとの噂もあり欧州株価が下落、ユーロ/ドルが1.23ドル手前から1.2110ドルへと下落、ユーロ/円は109.77円、ドル/円は90.54円まで下落しました。その後、フランスの格下げの噂は否定されたことやNY時間に入り、米供給管理協会(ISM)の景気指数が59.7と市場予想を上回り、米株価などが上昇すると、円買いとドル買いを巻き戻す動きとなり、ドル/円は91.46円、ユーロ/ドルは1.2355ドル、ユーロ/円は112.86円まで上昇しました。しかし、引けにかけてNYダウがマイナスと100ドル超となると、リスク回避の動きが出て、ドル/円は91円近辺、ユーロ/ドルは1.22ドル台前半、ユーロ/円は111円台前半へと下落しました。また、ポンドは米AIGのアジア子会社買収のM&Aがとん挫する可能性が高まったことを受け、ポンドを買う動きが出てポンド/円は夕方の安値の130.81円からNY時間に134.42円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が90.95円、ユーロ/ドルが1.2229ドル、ユーロ/円は111.22円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9711.83 -56.87 -0.58%
FTSE100(英) 5163.30 -25.13 -0.48%
DAX(独) 5981.27 16.94 0.28%
NYダウ(米) 10024.02 -112.61 -1.11%
S&P500(米) 1070.71 -18.70 -1.72%
NASDAQ(米) 2222.33 -34.71 -1.54%

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.26 -0.03
日本10年債 1.249 -0.021
英10年債 3.57 -0.01
独10年債 2.67 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1226.90 14.70
NY原油(期近) 72.58 -1.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/2(水) 
・ 10:30 豪第1四半期GDP(四半期比)
・ 16:15 スイス 4月小売売上高(前年比)
・ 17:30 英国 4月モーゲージ承認件数
・ 17:30 英国 4月住宅証券融資高
・ 17:30 英国 4月消費者信用残高
・ 17:30 英国 5月PMI建設業
・ 18:00 ユーロ圏 4月生産者物価指数(前月比)
・ 23:00 米国 4月中古住宅販売保留(前月比)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年6月 1日 (火)

6/1本日の戦略-株価主導継続、本邦の政局混迷の影響は限定的か-

おはようございます。昨日、今年初めて蚊に刺されました。かゆいと思って手をかいたら、意図せず蚊もやっつけてしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は大方の市場関係者の予想通り実需が主体の取引となり、全般的には小動きとなりました。本邦の政局が社民党の連立離脱から、民主党の内部で鳩山首相の責任問題に発展していることで混迷をしてきたことや極東を巡る緊張の高まりなどもあり、心理的に円を買いにくくしているとも見られますが、昨日は英米の株式市場が休場の中、日経平均、ドイツのDAXなどが上昇したことも、リスクをオフする動きにはつながらなかったとみられます。また、先週末にスペインの格付けがフィッチにより1段階引き下げられた影響は昨日の欧州市場では見られず、ひとまずこの材料は織り込まれたとみられます。

本日は豪準備銀行(RBA)が13時30分に政策金利を発表します。前回の声明からは「大半の借り手にとって金利が平均的な水準」「1年前の水準から大幅な調整が行われた」などと今回の利上げの可能性が低いことを指摘しています。更にギリシャに端を発した欧州の不透明感から、敢えてこのタイミングで利上げに踏み切る可能性は低いと思われます。ただ、据え置きは市場でも織り込まれていると思われることで、声明のトーンがハト派よりになると豪ドルが売られる可能性があります。また、カナダの中銀(BOC)も22時に政策金利の発表を控えています。市場の一部ではカナダの0.25%利上げの可能性を指摘する声もありますが、欧州への懸念が残っていることから、カナダも据え置きとなると思われます。昨日の1-3月期GDP(年率)では6.1%と市場の予想を上回ったものの、インフレ期待も押さえられていることで今回は見送りと思われます。こちらもその後の中銀のアナウンス待ちといったところでしょうか。

米国では23時に米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数の発表が予定されています。昨年8月以来景気の好不況の分岐となる50を超え先月は60.4となっています。米国で発表されている経済指標も概ねよくなっていますが、欧州への懸念と4月で終了した住宅取得の補助金などの影響で景況感が悪化していると、ドルの売り材料となる可能性があります。全体的にはまだまだ株価主導の展開の域を出ず、株価の動向による一喜一憂が続くものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 90.34 ~ 91.79
EURJPY 110.28 ~ 113.39
GBPJPY 130.42 ~ 133.81
AUDJPY 75.51 ~ 78.07
NZDJPY 60.87 ~ 62.87
CADJPY 85.74 ~ 88.32
ZARJPY 11.60 ~ 12.00
NOKJPY 13.81 ~ 14.24
MXNJPY 6.87 ~ 7.11
HKDJPY 11.57 ~ 11.76
SGDJPY 64.27 ~ 65.68
EURUSD 1.2202 ~ 1.2385

■前日のサマリー
昨日は英米が休場(3連休)とあって小動きの予想が強い中、東京時間帯は月末に絡んで仲値にかけてのドル買いが見られたことで、ドル/円は早朝の90.90円近辺から91.40円、ユーロ/円は111.80円近辺から112.50円近辺、ユーロ/ドルは1.2260ドル近辺から1.2320ドル近辺へと上昇しました。その後は日経平均が小幅に上昇する中、ドル/円やクロス円が底堅い動きとなりましたが、ドル/円は91.63円まで、ユーロ/円は112.95円、ユーロ/ドルは1.2335ドルまでと上値も限定的となりました。欧州時間ではドイツや欧州諸国の株価が底堅く推移したこともあり、ユーロ/ドルが1.22ドル台後半から1.23ドル台前半のレンジで推移し、ドル/円も91円台ミドルを挟んでの動き、ユーロ/円も122円台前半から122円台ミドル超えでのレンジの取引に終始しました。NY時間は米国勢の参加がない中で、ロンドン時間の16時のフィキシングで米系リアルマネー系の対円でのドル売り、対ドルでのユーロ売りがみられたことで、ドル/円は90.92円、ユーロ/ドルは1.2255ドル、ユーロ/円は111.59円まで一時下落しましたが、更に売り込む材料がなかったことで、クローズにかけては戻して引けました。
クローズはドル/円が91.25円、ユーロ/ドルが1.2306ドル、ユーロ/円は112.29円。

■株価(bloomberg.com)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9768.70 5.72 0.06%
FTSE100(英) 5188.43 - -
DAX(独) 5964.33 18.15 0.31%
NYダウ(米) 10136.63 - -
S&P500(米) 1089.41 - -
NASDAQ(米) 2257.04 - -

■金利(FXミュージアムより)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.29 -
日本10年債 1.270 0.010
英10年債 3.58 -
独10年債 2.65 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1212.20 -
NY原油(期近) 73.97 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/1(火)
・ 10:30 豪4月住宅建設許可件数(前月比)
・ 10:30 豪4月小売売上高(前月比)
・ 11:25 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 11:25 ユーロ圏 ノワイエ仏中銀総裁講演
・ 13:30 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 14:45 スイス 第1四半期GDP(前期比)
・ 16:00 ノルウェー 5月ノルウェーPMI(季調済)
・ 16:30 スイス 5月SVME-購買部協会景気指数
・ 16:55 ドイツ 5月失業率(季調済)
・ 16:55 ドイツ 5月失業者数(千人単位)
・ 17:30 英国 5月PMI製造業
・ 18:00 ユーロ圏 4月失業率
・ 22:00 カナダ中銀(BOC)銀行金利
・ 23:00 米国 4月建設支出(前月比)
・ 23:00 米国 5月ISM製造業景況指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

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