山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2010年9月30日 (木)

9/30 本日の戦略-本邦中間期末でドル安予想が多い-

おはようございます。関東地方では今週また雨ですね。天気予報によると北海道が天候に恵まれすごしやすいそうです。うらやましい。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>円>ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏での悪材料(アイルランドの信用不安、ポルトガルや欧州の銀行への懸念)などはほとんど無視された状態で、ユーロが選好されています。しばらくは米国の追加緩和にたいする思惑からユーロ買いが継続する可能性が高いと思われますが、チャート上では
21日移動平均線からの乖離率が+4%を超えていることからやや行き過ぎの感も否めません。ボリンジャーバンド(MA20)ではまだバンド幅が拡大傾向となっているものの、こちらも+2σでかぶせが出てくるようであれば、調整の下げが出てくる可能性が高まります。調整めどとしては日足の一目均衡表の転換線の1.3333ドルから基準線の1.3127ドル近辺ではないかと思われます。

ドル/円は次週の4-5日に開催される本邦日銀の金融政策決定会合で追加緩和が行われるとの見方や本邦通貨当局によるドル買い円売り介入への警戒から83.50円近辺で下げ渋っています。ただ、実需の売りも厚いことから、本日の中間期末でのドル売り需要が出てくると83円台前半まで下落する場面が見られるかもしれません。今月15日の介入実施レベル82.90円近辺までは十分にある可能性があります。また、本日
19時には財務省から外国為替平衡操作の状況(介入額)が発表されます。ここでの注目は(1)介入が15日以降も行われたのか。(2)介入総額はどれくらいか。ということになると思います。要は本邦通貨当局の介入の本気度(覆面介入が行われたのかなど)がはかられ、本気度が低いとみられるとドル売りにつながる可能性があります。また、米国では21時30分に新規失業保険申請件数の発表が予定されており、これが市場予想が下振れすると、ドル安につながりやすくなります。

昨日の動きも通貨ごとでみると多少のばらつきはあるとしても「ドル安」が継続しているということが言えそうです。その一方ではユーロや豪ドルが選好されていて、特に豪ドルは豪ドル/カナダドルでパリティ(1豪ドル=1カナダドル)を超えてきていることから、こちらもやや行き過ぎの可能性があります。こうした流れが継続するかは明日の10時に発表される中国のPMIなどにかかってくるのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.25 ~ 84.02
EURJPY 113.46 ~ 114.88
GBPJPY 131.26 ~ 132.95
AUDJPY 80.68 ~ 81.78
NZDJPY 61.26 ~ 62.18
CADJPY 80.50 ~ 81.62
ZARJPY 11.90 ~ 12.07
NOKJPY 14.17 ~ 14.39
MXNJPY 6.60 ~ 6.69
HKDJPY 10.69 ~ 10.80
SGDJPY 63.26 ~ 63.86
EURUSD 1.3571 ~ 1.3722

■前日のサマリー
昨日の東京市場は午前9時55分の仲値にかけてドルが買われて一時94.09円まで上昇しましたが、上値が重くすぐに94円を割り込みました。ユーロ/円も仲値のドル買いに連れ114.20円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.35ドル台後半での小動きとなりました。ロンドン時間にかけてユーロが選好され、ユーロ/ドルが1.3639ドルまで上昇したことで、ドル/円は83.50円まで下落、ユーロ/円も連れ安となり113.48円まで下落しました。その後、ユーロ/ドルは利益確定の売りなどから1.35ドル台後半へと下落しましたが、このレベルでは底堅く推移しました。ユーロ/円は113円台後半での小動き、ドル/円も83円台ミドルから後半での小動きとなりました。NY時間にはユーロ/ドルが一時1.3644ドルと高値を更新しましたが、バロッソ欧州委員会委員長が「ポルトガルの状況は深刻である」「欧州の銀行セクターの業績は弱い」などと発言したことで、ユーロ/ドルが再び1.35ドル台後半へと下落したものの、クローズにかけては1.36ドル台前半まで上昇しました。ドル/円はユーロが選好されるなかで83円台ミドルより上のレベルでの小動きとなっていましたが、アドバイザリーレポートで日銀のさらなる追加緩和の準備をしているとのルーマーが流れたことで、一時83.93円まで戻しましたが、戻りもここまでとなり、上昇前の水準まで落ちています。
クローズはドル/円が83.67円、ユーロ/ドルが1.3625ドル、ユーロ/円は114.04円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9559.38 63.62 0.00%
FTSE100(英) 5569.27 -9.17 0.00%
DAX(独) 6246.92 -29.17 0.00%
NYダウ(米) 10835.28 -22.86 0.00%
S&P500(米) 1144.73 -2.97 0.00%
NASDAQ(米) 2376.56 -3.03 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.50 0.04
日本10年債 0.930 -0.034
英10年債 2.90 -0.02
独10年債 2.24 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1310.30 2.00
NY原油(期近) 77.86 1.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/30(木)
・ 08:50 日本 8月鉱工業生産速報値
・ 10:00 豪 8月HIA新築住宅販売
・ 10:30 豪 8月住宅建設許可件数
16:55 ドイツ 9月失業率(季調済)
16:55 ドイツ 9月失業者数(千人単位)
・ 18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数速報値
・ 18:30 南アフリカ 8月生産者物価指数
・ 21:00 南アフリカ 8月貿易収支
・ 21:30 米国 第2四半期GDP確報値
21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 第2四半期個人消費確報値
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 7月GDP(前月比)
・ 22:45 米国 9月シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 9月NAPM-ミルウォーキー
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月29日 (水)

9/29 本日の戦略-本邦当局への過度な期待は禁物-

おはようございます。子供たちが通う英語教室の勧めもあり10月に英検5級(私たちのころにはありませんでしたが)を受けることになりましたが、長男はDSソフトで単語のゲームばかり。大丈夫でしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>NZドル>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はNY時間帯にドル/円が84円を割り込み83.67円まで下落しました。昨日の動きは
ドルが主要通貨(ポンドを除く)に対して下落していることから、市場は米国の追加緩和の催促相場になっているように思えます。このため、アイルランドの信用不安が残るものの、ドル売りからのユーロ買いにつながりやすくなっており、NYダウが底堅い動きを見せていることで、ユーロや豪ドルなどは買われやすい地合いが続くと思われます。

ドル/円は引き続き中間期末要因から上値の重さが予想されますし、83円台では介入警戒感が付きまとうものと思われます。こうした状況の中、まとまった円買いが出たりすると介入と間違えてドル/円ではドルが上昇するケースが出てきやすいと思われます。個人的な感覚ですが、ドル安の地合いのなかで介入の効果は限定的となる可能性が高いことや本邦当局の本気度がいまひとつ見えてこないことで、過度な介入期待は持たないほうがよさそうですし、仙谷官房長官が発言した「82円の防衛ライン」についても、レベル感だけでは円高圧力を止めることはできませんので、実弾介入が行われなかったときは、円高がさらに進むことになると思います。

現状では、ドル/円は介入期待で買うのも難し局面ですし、売るのも介入の可能性がある以上は得策ではないと思います。ドル安が継続するということを考えると、豪ドルやNZドルあたりが比較的買い安心な通貨となるのではないかと思います(どちらかというと対ドルの方がよいと思います)。

下に本日発表された日銀短観の大企業製造業の想定為替レートを掲載しておきます(出所:日銀)。
Blog20100929_01
※クリックすると拡大します



本日はユーロ圏で景況感指数の発表が18時にありますが、これ以外ではそれほど目立った材料がないことから、
コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁やプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁の講演内容で追加緩和に関する前向きな発言が出るようだと、ドル安が継続するのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.41 ~ 84.22
EURJPY 113.25 ~ 114.76
GBPJPY 131.60 ~ 133.38
AUDJPY 80.59 ~ 81.77
NZDJPY 61.48 ~ 62.44
CADJPY 80.81 ~ 82.00
ZARJPY 11.97 ~ 12.14
NOKJPY 14.20 ~ 14.44
MXNJPY 6.64 ~ 6.74
HKDJPY 10.73 ~ 10.84
SGDJPY 63.34 ~ 63.98
EURUSD 1.3530 ~ 1.3677

■前日のサマリー
昨日は本邦の期末要因などからドル/円は頭の重いt年会となり、午前9時55分の仲値にかけて84.35円まで上昇しましたが、その後は動意が乏しくNY時間序盤まで84円台前半での小動きとなりました。ユーロもロンドン時間序盤まで小動きとなりましたが、序盤にユーロ/ドルが1.3381ドル、ユーロ/円が112.67円まで下落しました。しかし、元中国人民銀行貨幣政策委員の余氏が「米ドルは一歩危機に近付いた」「中国は外貨準備の案税制について懸念している」などと発言したことで、ドル安に反応し、ユーロ/ドルは1.3495ドル、ユーロ/円は113.54円まで上昇しました。NY時間に入ると米S&P/ケースシラー住宅価格は市場予想を上回ったものの、カンファレンスボードの消費者信頼感指数が市場予想から大幅に下振れする48.2(予想は52.1)だったことや、リッチモンド連銀の製造業指数も-2と市場予想の6から大幅に悪化していたことで、米10年債利回りが2.45%を割り込むとドル/円は83.67円へと下落、一方のユーロ/ドルは1.3595ドル、ユーロ/円は114.02円まで上昇し高値圏でクローズしています。
クローズはドル/円が83.85円、ユーロ/ドルが1.3583ドル、ユーロ/円は113.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9495.76 -107.38 0.00%
FTSE100(英) 5578.44 5.02 0.00%
DAX(独) 6276.09 -2.80 0.00%
NYダウ(米) 10858.14 46.10 0.00%
S&P500(米) 1147.70 5.54 0.00%
NASDAQ(米) 2379.59 9.82 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.47 -0.06
日本10年債 0.964 -0.038
英10年債 2.93 -0.04
独10年債 2.24 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1308.30 9.70
NY原油(期近) 76.18 -0.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/29(水)
08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業製造業先行き
08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業製造業業況判断
・ 08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業非製造業先行き
・ 08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業非製造業業況判断
・ 18:00 ユーロ圏 9月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 9月消費者信頼感確報値
・ 18:00 ユーロ圏 9月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 9月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 9月鉱工業信頼感
・ 18:30 スイス 9月KOFスイス先行指数
・ 18:30 南アフリカ 8月消費者物価指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月28日 (火)

9/28 本日の戦略-本邦の中間期末要因からドル円84円割れを試すか-

おはようございます。2日連続の雨ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は各通貨供の狭いレンジの動きとなりました。注目指標にも乏しく、発表された米経済指標も市場予想より悪かったものの、NYダウが金融株を主導として下落したことから、どちらかといえばリスク・オフの動きとなり、ユーロが主要通貨に対して下落しています。ただ、ムーディーズによるアイリッシュアイルランド銀行のBaa3への3段階の格下げにもかかわらず、その後に1.35ドルを一時上に抜けていることで、
更なる懸念材料が出てこない限りはユーロが底堅い動きになると思われます。本日これまでは米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のFRBが小規模で変更可能な国債購入の方法を検討との記事から、ユーロが小幅売られる場面が見られましたが、1.34ドルでは下値が堅くなっているようです。

ドル/円は10月4-5日に開催される日銀金融政策決定会合で追加緩和が行われる可能性があることや本邦通貨当局による介入への警戒があることから、84円割れはかろうじて免れているようです。ただ、プレイヤーはボラティリティが低いこともあり、ドル/円にはあまり興味を持っていないようで、昨日も蚊帳の外に置かれています。本日はスポットの中間期末(本日の受渡日が9月30日で中間期末)となることから、本邦実需によるドル売りが先行するのではとの見方が市場には多く出ています。仮に実需のドル売りなどで84円を割り込んだ場合に、本邦の通貨当局が行動を起こすかが注目され、何もないようであれば83円台前半まで下落するかもしれません。

昨日IMF(国際通貨基金)は、英国の景気回復が失速した場合、英中銀(BOE)が景気てこ入れのため、資産買い取りプログラムを再開すべきとの見解を示しています。まだ、英中銀(BOE)金融政策でもこれらについて触れていませんが、今後の景気悪化(VATの引き上げや公務員削減など)から、施策をとるような観測が出ればポンドの下落要因となると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 07:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.85 ~ 84.68
EURJPY 112.71 ~ 114.23
GBPJPY 132.47 ~ 134.28
AUDJPY 80.44 ~ 81.69
NZDJPY 61.39 ~ 62.41
CADJPY 81.25 ~ 82.49
ZARJPY 11.90 ~ 12.08
NOKJPY 14.16 ~ 14.40
MXNJPY 6.63 ~ 6.73
HKDJPY 10.79 ~ 10.91
SGDJPY 63.50 ~ 64.17
EURUSD 1.3414 ~ 1.3542

■前日のサマリー
昨日は先週末の米株価の上昇の流れを引き継ぎ、日経225平均株価が上昇しましたが、為替市場では様子見気分が強くドル/円は84円台前半、ユーロ/円は113円台ミドルを挟んでの動き、ユーロ/ドルも1.34ドル台ミドルから後半での狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間にはムーディーズが中国4大銀行の格付けを「安定的」に引き下げ、さらに懸念が出ていたアングル・アイリッシュ銀行(アイルランド大手銀行)の格付を3段階引き下げたことで、ユーロ/ドルは1.3425ドル、ユーロ/円は113.08円まで下落しました。NY時間ではファンド勢らによるユーロ買いなどから1.35ドルのオプション防戦売りをこなし1.3507ドルまで上昇したものの、米株式市場で金融株が主導して下落すると1.35ドルを割り込みました。ユーロの上昇局面でドル/円は84.31円、ユーロ/円は113.75円まで上昇しましたが、その後はドル/円が84.11円、ユーロ/円が113.35円まで下落しています。クローズにかけてはユーロが1.3435ドルまで弱含んだことで、ユーロ/円は113.25円まで下落、ドル/円は逆に84.35円まで上昇しました。
クローズはドル/円が84.27円、ユーロ/ドルが1.3453ドル、ユーロ/円は113.34円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9603.14 131.47 0.00%
FTSE100(英) 5573.42 -25.06 0.00%
DAX(独) 6278.89 -19.41 0.00%
NYダウ(米) 10812.04 -48.22 0.00%
S&P500(米) 1142.16 -6.51 0.00%
NASDAQ(米) 2369.77 -11.45 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.52 -0.08
日本10年債 1.002 0.007
英10年債 2.97 -0.07
独10年債 2.27 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1298.60 0.50
NY原油(期近) 76.52 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/28(火)
・ 15:00 ドイツ 10月GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 第2四半期GDP確報値
・ 17:30 英国 第2四半期経常収支(英ポンド)
22:00 米国 7月S&P/ケース・シラー住宅指数
・ 22:00 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 23:00 米国 9月リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 9月消費者信頼感指数
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月27日 (月)

9/27 本日の戦略-本邦実需の売りにドルは戻りが重いか-

おはようございます。夏から急激に晩秋の気候にへと変わり、富士山などが例年より早い初冠雪となったようです。今年の気候は身体に酷ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の毎日新聞の「来月追加緩和へ 円高警戒、米より前に」との記事が出て、白川日銀総裁も26日の神戸の講演の質疑応答で、日銀による金融緩和が米欧より消極的との指摘について「適切に対応」と発言していますが、本日これまでのところは市場に対する影響は限定的に留まっているようです。本日も白川日銀総裁の講演が大阪で予定(14時30分)されていることから、追加的な内容が出てくるようであれば、円売りの要因となるかもしれません。ただ、本邦の中間期末を控えていることもあり、
実需関連のドル売りがドルの上値を押さえられる可能性もあることから、85円台は重くなるのではないかと思われます。

週末のNYダウが焼く200ドル近く上昇したことや投資家恐怖心理指数(VIX)が22.16まで低下していることで、リスク・オンの流れが継続する可能性があります。本日はシカゴ連銀全米活動指数、ダラス連銀製造業活動指数の発表が予定されていますが、注目度が高い指標ではないことから、株価に大きな影響を与えるとは思いませんが、これらの指標の改善により株価が底堅く推移するようであればユーロなどはしっかりした動きとなると思われます。ただ、ユーロは
アイルランドやポルトガルの10年債利回りの対独スプレッドが拡大していることに懸念が残っていることもあり、市場の目がそちらに向くようであれば、調整入りする可能性も出てきます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中

■変動率からの予想レンジ 07:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.80 ~ 84.65
EURJPY 113.01 ~ 114.56
GBPJPY 132.38 ~ 134.22
AUDJPY 80.30 ~ 81.56
NZDJPY 61.36 ~ 62.39
CADJPY 81.61 ~ 82.85
ZARJPY 11.89 ~ 12.07
NOKJPY 14.22 ~ 14.46
MXNJPY 6.64 ~ 6.74
HKDJPY 10.79 ~ 10.91
SGDJPY 63.40 ~ 64.08
EURUSD 1.3458 ~ 1.3585

■前日のサマリー
週末は東京時間の午前中はドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルともに様子見気分が強く、狭いレンジの動きとなりましたが、午後にドル/円が84円台前半から85.40円まで本邦通貨当局による介入の噂から急上昇すると、ユーロ/円も112円台後半から113.75円まで上昇しました。しかし、その後は財務副大臣などが介入に関して「ノーコメント」としたことから、次第にドルの上値が重くなり、ロンドン時間に入るとドル/円は85円を割り込みました。ユーロは発表された独9月のIFO景況感指数が市場予想よりよかったことを背景として1.34ドル台へと上昇、ドル/円はストップロスを巻き込んで84.20円近辺まで下落しました。NY時間では発表された米耐久財受注、新築住宅販売が市場予想より悪くドル/円は84.12円まで下落、ユーロはスペインの予算案を好感して本年4月中旬以来となる1.3496ドルまで上昇、ユーロ/円も113.78円まで上昇しました。
クローズはドル/円が84.23円、ユーロ/ドルが1.3491ドル、ユーロ/円は113.62円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9471.67 -94.65 0.00%
FTSE100(英) 5598.48 51.40 0.00%
DAX(独) 6298.30 113.59 0.00%
NYダウ(米) 10860.26 197.84 0.00%
S&P500(米) 1148.67 23.84 0.00%
NASDAQ(米) 2381.22 54.14 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.61 0.05
日本10年債 0.995 -0.030
英10年債 3.04 0.09
独10年債 2.34 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1298.10 1.80
NY原油(期近) 76.49 1.31

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/27(月)
・ 08:01 英国  9月ホームトラック住宅調査
・ 08:50 日本 8月通関ベース貿易収支(季調済)
・ 14:30 日本 白川方明日銀総裁講演(大阪)
・ 16:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月マネーサプライM3
・ 18:45 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 21:30 米国 8月シカゴ連銀全米活動指数
・ 22:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
・ 23:30 米国 9月ダラス連銀製造業活動
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月26日 (日)

9/27の週の見通し

こんばんは。この土日、家が子供の友達のたまり場になってしまいました。

24日に発表された21日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が約17万コントラクトに増加、円はロング(買)が約半減の2.3万コントラクトのロング。ユーロはショート(売)からロングへ転換しました。カナダドル、NZドルはロングが増加となりました。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 23,100 -24,542 39,948 16,848 56,796
EUR 5,097 14,741 52,300 47,203 99,503
GBP -8,989 138 17,858 26,847 44,705
CHF 14,462 226 26,272 11,810 38,082
CAD 29,815 12,120 46,985 17,170 64,155
AUD 64,324 7,655 77,944 13,620 91,564
NZD 18,408 1,569 22,636 4,228 26,864
MXN 23,100 -24,542 39,948 16,848 56,796
source:CFTC

先週は21日の米国のFOMCで「潜在的なインフレ率はFOMCが雇用と物価安定を最大限促すと判断する水準を幾分下回っている」「必要であれば追加緩和策を実施する用意がある」との声明を賛成多数で決定したことなどから、米長短金利が低下、主要通貨に対してドル安が進みました(下のグラフ参照)。このため、ドル/スイスフランはパリティ(1ドル=1スイスフラン)を割り込み、ユーロ/ドルは本年4月以来となる1.34ドル乗せとなっています。ドル/円はFOMCの声明を受けドルの上値が重い展開が続きました。週末金曜日には本邦通貨当局の介入のうわさもあり、一時85円台前半まで上昇する場面がみられましたが、84円台前半で週の取引を終えています。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
今週は9月末ということもあり、本邦の中間決算が重なります。このため、中間期末に向けての実需の円買い需要も出やすくなることが予想され、ドル/円は85円台を先週維持できなかったことから、実需の売りが降りてくる(下がってくる)ことも考えられ、84円割れを試してくる可能性があります。また、市場では15日の本邦通貨当局のドル買い円売り介入が、中間期末対策との見方もあり、10月以降に円高が進む可能性が一部の市場参加者の間では囁かれています。本邦当局の介入については30日に財務省から外国為替平衡操作状況として介入額が発表されることで、この金額や介入状況によっては市場に失望が出る可能性があります。

こうした中で、今週は29日に日銀短観、30日に米4-6月期GDP確定値、1日の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が注目されると思われます。ただ、本邦の短観については先行きの悪化予想が織り込まれているとみられることから、短観が悪化した場合でも円安に振れる可能性が低いと思われます。また、尖閣諸島に端を発した日中関係の悪化に関しても、長期化の可能性が取り沙汰されているものの、機関や影響については未知数のことも多いことから、為替相場への影響は未知数ながら、現状ではあまり影響はないと思われます。

一方、ユーロはアイルランドの大手銀行破綻のうわさなどが出たものの、米国の追加緩和の可能性が高まっていることや、欧米の株価が堅調に推移したことで、ユーロは主要通貨に対して上昇しました。先週発表されたユーロ圏の製造業PMIが53.6に低下していることで、1日に発表される確報値でこれが材料視された場合には、ユーロの上値が抑えられる可能性がありますが、現在のところ市場のテーマがドル安に向いていることから、ユーロは底堅い動きとなると思われます。

■予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 83.00 86.00
ユーロ/ドル 1.3150 1.3780
ユーロ/円 110.70 114.80
ポンド/円 131.30 135.00
豪ドル/円 77.40 82.00


■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは23,326コントラクトのショート増加の172,593コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は24,542コントラクトのロング減少の23,100コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは14,741コントラクトのショート減少の5,097コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは12,120コントラクトのロング増加の29,815コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,569コントラクトのロング増加の18,408コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(27日更新)

■イベントスケジュール
9/27(月)
・ 08:01 英国  9月ホームトラック住宅調査
・ 08:50 日本 8月通関ベース貿易収支(季調済)
・ 17:00 ユーロ圏 8月マネーサプライM3
・ 21:30 米国 8月シカゴ連銀全米活動指数
・ 23:30 米国 9月ダラス連銀製造業活動
9/28(火)
・ 15:00 ドイツ 10月GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 第2四半期GDP確報値
・ 17:30 英国 第2四半期経常収支(英ポンド)
22:00 米国 7月S&P/ケース・シラー住宅指数
・ 23:00 米国 9月リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 9月消費者信頼感指数
9/29(水)
・ 06:45 NZ8月貿易収支
08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業製造業先行き
08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業製造業業況判断
・ 08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業非製造業先行き
・ 08:50 日本 第3四半期日銀短観 大企業非製造業業況判断
・ 18:00 ユーロ圏 9月サービス業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 9月消費者信頼感確報値
・ 18:00 ユーロ圏 9月業況判断指数
・ 18:00 ユーロ圏 9月経済信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 9月鉱工業信頼感
・ 18:30 スイス 9月KOFスイス先行指数
・ 18:30 南アフリカ 8月消費者物価指数
9/30(木)
・ 06:45 NZ8月住宅建設許可
・ 08:50 日本 8月鉱工業生産速報値
・ 10:00 豪 8月HIA新築住宅販売
・ 10:30 豪 8月住宅建設許可件数
16:55 ドイツ 9月失業率(季調済)
16:55 ドイツ 9月失業者数(千人単位)
・ 18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数速報値
・ 18:30 南アフリカ 8月生産者物価指数
・ 21:00 南アフリカ 8月貿易収支
・ 21:30 米国 第2四半期GDP確報値
21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 第2四半期個人消費確報値
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 7月GDP(前月比)
・ 22:45 米国 9月シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 9月NAPM-ミルウォーキー
10/1(金)
・ 08:30 日本 8月全国CPI
・ 08:30 日本 8月全国CPI(除生鮮/前年比)
・ 08:30 日本 8月有効求人倍率
08:30 日本 8月失業率
・ 16:30 スイス 9月SVME-購買部協会景気指数
・ 17:30 英国 9月PMI製造業
・ 18:00 ユーロ圏 8月失業率
・ 21:30 米国 8月個人支出
・ 21:30 米国 8月個人所得
・ 21:30 米国 8月PCEデフレータ
・ 22:55 米国 9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値
・ 23:00 米国 8月建設支出
23:00 米国 9月ISM製造業景況指数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年9月24日 (金)

9/24 本日の戦略-ユーロは不透明、円高圧力が継続か-

おはようございます。昨日はまとまった雨で肌寒かったですね。外出する予定もなかったので、久しぶりにFP協会の継続教育の問題を解いていました。残すところあと3単位になりました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米中古住宅販売が413万戸と市場予想よりはよい内容となりました。ただ、この戸数自体は
6月の販売件数の526万戸と比べると中古住宅の販売が回復傾向にあるといいにくいものがあり、先に発表された住宅着工件数もヘッドラインは伸びているものの、戸建て住宅よりも集合住宅が上昇に寄与していることで、4月までの減税効果が剥落してから、住宅市場が回復傾向を見せるのかはまだしばらく様子見が必要と思われます。本日も新築住宅販売件数の発表が23時に予定されていますが、こちらは内容がよいとの期待値が先行していると見られ、それほどの伸びでなければドル売りの材料となる可能性があります。また、それに先立つ21時30分に発表される耐久財受注が悪化した場合(予想は前月比-1.0%)は、こちらもドル売り要因となると見られます。

■新築住宅販売件数
New home sales
画像をクリックすると拡大します。

一方のユーロはアイルランドで振り回されギミですが、日替わりでよい材料と悪い材料(噂)が出てきています。昨日発表されたアイルランドの第2四半期GDPがマイナス成長となったことで、アイルランドの経済が失速しているとみなされ、アイリッシュアイルランド銀行(大手銀行)の破綻の噂が出てきているものと思われます。レーン委員長は「ギリシャやアイルランドの債務再編はないであろう」と火消し発言を行っていますが、アイルランドとドイツの国債スプレッドが拡大していることで、市場ではリスクを経過しているものと思われます。ただ、チャートでは4/27以来となる1.34ドルに乗せたことから、
押し目を形成すると見ると、8/24の安値の1.2587ドルと9/22の高値の1.3439ドルのフィボナッチ38.2%押しの1.3110ドル近辺もしくは50%押しとなる1.3010ドル近辺まで下落する可能性があります。また、押し目を形成した後は、6/29の1.2151ドルと8/6の高値の1.3332ドルの値幅の0.1181ドルを8/24の安値の1.2587ドルに加えた1.37870ドル近辺まで到達する可能性があります。

ドル/円は引き続き84円割れでの本邦当局による介入警戒や尖閣諸島をめぐる問題での中国での強硬姿勢(事実上のレアメタル対日輸出禁止)などを受けた本邦ハイテク企業へのダメージなどのネガティブ要因を考えると、円高には傾きにくいと見られますが、NYダウが2日連続で下落しているなど株価も調整色がでていることから、リスク・オンの動きになると、円高圧力が継続することになり85円台が重くなってくると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.95 ~ 84.79
EURJPY 111.73 ~ 113.27
GBPJPY 131.47 ~ 133.31
AUDJPY 79.55 ~ 80.82
NZDJPY 61.05 ~ 62.10
CADJPY 80.98 ~ 82.22
ZARJPY 11.85 ~ 12.03
NOKJPY 14.04 ~ 14.28
MXNJPY 6.59 ~ 6.69
HKDJPY 10.79 ~ 10.91
SGDJPY 63.21 ~ 63.89
EURUSD 1.3273 ~ 1.3401

■前日のサマリー
昨日は早朝に発表されたNZ第2四半期のGDPが市場予想を下回ったことでNZドルが売られたものの、本邦が秋分の日で休場だったことから、ドル/円などは84.50円を挟んで小動き、ユーロ/円は113円台前半からミドル手前、ユーロ/ドルは1.34ドルを挟んでの小動きとなりました。ロンドン時間には、発表されたアイルランドの第2四半期GDPが市場予想に反しマイナス成長となったことやアイルランドの大手銀行のアイリッシュアイルランド銀行の破綻のうわさが出て、ユーロ/ドルが1.3308ドル、ユーロ/円が112.23円へと下落、ドル/円もリスク・オンの動きから84.30円まで下落しました。NY時間では発表された米国の新規失業保険申請件数が46.5万人と悪化していたことで、ドル/円は84.26円まで下げる場面、ユーロ/ドルは1.3381ドルまで上げる場面が見られました。その後、23時に発表された米8月の中古住宅販売件数が市場予想を上回る413万戸となったことで、ドルが買われドル/円は84.52円間で上昇、ユーロ/ドルは1.3304ドルの安値、ユーロ/円は112.18円の安値をつけました。
クローズはドル/円が84.37円、ユーロ/ドルが1.3312ドル、ユーロ/円は112.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9566.32 -35.79 0.00%
FTSE100(英) 5547.08 -4.83 0.00%
DAX(独) 6184.71 -23.62 0.00%
NYダウ(米) 10662.42 -76.89 0.00%
S&P500(米) 1124.83 -9.45 0.00%
NASDAQ(米) 2327.08 -7.47 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.55 -0.01
日本10年債 1.020 -
英10年債 2.95 -0.02
独10年債 2.28 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1296.30 4.20
NY原油(期近) 75.18 0.47

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/24(金)
・   南アフリカ  市場休場(文化遺産記念日)
17:00 ドイツ 9月IFO-景気動向
21:30 米国 8月耐久財受注
・ 21:30 米国 8月耐久財(除輸送用機器)
23:00 米国 8月新築住宅販売件数
・ 02:00 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 03:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
05:30 米国 バーナンキFRB議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月23日 (木)

9/23 本日の戦略-23時の米中古住宅販売に注目-

おはようございます。シアトル・マリナーズのイチローが10年連続200本安打へあと2本に迫りました。本日は第3打席までノーヒット。記録はあす以降でしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>NZドル>ポンド>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米FOMCの声明でのハト派的な内容から、米10年債利回りなどが低下、このためドルが主要通貨に対して下落し、ユーロ/ドルは4/27以来の1.34ドルを回復しています。市場ではユーロ周辺国の国債入札が順調なことからユーロへの懸念が後退、ドルは米国の追加利下げ観測が先行して金利が低下していることもあり、しばらくはドルの弱含みが継続しそうです。ただ、ドル/円に関しては、85円割り込んでいることから、
日本の祝日とはいえ、本邦通貨当局による介入への警戒があり、84円割れを試しに行くところまでは行きにくいのではないかと思われます。

ただ、本日は昨日と違い、米国の新規失業保険申請件数(21時30分)、中古住宅販売(23時)の発表が予定されていることで、市場は住宅販売に関しては改善を予想していますが、予想に反して悪化しているようであれば、追加緩和への催促相場となる可能性があり、ドルの下落につながりやすくなると思われます。忠告住宅販売は7月に大きく低下、住宅在庫が増加となっています。下にNARのグラフとデータ(source:NAR)を参照してください。

■中古住宅販売件数、在庫
existing home sales
画像をクリックすると拡大します。

■中古住宅販売件数(グラフ)
existing home sales
画像をクリックすると拡大します。

また、昨日はNYダウなど欧米の株価が下落していることで、リスク・オフの動きから豪ドル/円などが下落しています。株価が連続の下落となるかどうかは、本日の米国の経済指標によると思われ、特に波乱がなければ株価も下げ渋ると思われることや、ドル/円が介入警戒で底堅く推移するようであれば、ドル安が進む中では、クロス円の下げは限定的となると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 84.01 ~ 84.90
EURJPY 112.58 ~ 114.20
GBPJPY 131.34 ~ 133.28
AUDJPY 80.21 ~ 81.55
NZDJPY 61.87 ~ 62.96
CADJPY 81.29 ~ 82.61
ZARJPY 11.90 ~ 12.09
NOKJPY 14.22 ~ 14.48
MXNJPY 6.60 ~ 6.71
HKDJPY 10.81 ~ 10.93
SGDJPY 63.36 ~ 64.09
EURUSD 1.3377 ~ 1.3496

■前日のサマリー
昨日は日本時間の早朝に発表された米公開市場委員会(FOMC)の声明から、ドルが売られる流れが続き、ドルが主要通貨に対して弱含みとなると同時に、ユーロが主要通貨に対して上昇しました。ドル/円は今月15日の本邦通貨当局の単独介入以降、初めて85円をしっかり割り込みました(9/21は84.98円)。その後は85.01円の戻り高値となり、ドルの戻りが鈍く、NY時間では84.27円まで安値を更新しました。一方のユーロは米10年債の利回り低下を背景に8/6の高値の1.3332ドルを上抜き、NY時間には1.3441ドルまで上昇しました。ユーロ/円は朝方は小動きとなりましたが、ユーロ/ドルの上昇につれ8/10以来となる113円台へと上昇しました。
クローズはドル/円が84.49円、ユーロ/ドルが1.3404ドル、ユーロ/円は113.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9566.32 -35.79 0.00%
FTSE100(英) 5551.91 -24.28 0.00%
DAX(独) 6208.33 -67.65 0.00%
NYダウ(米) 10739.31 -21.72 0.00%
S&P500(米) 1134.28 -5.50 0.00%
NASDAQ(米) 2334.55 -14.80 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.56 -0.15
日本10年債 1.020 -0.025
英10年債 2.97 -0.15
独10年債 2.35 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1292.10 17.80
NY原油(期近) 74.71 -0.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/23(木)
・ 16:30 ドイツ 9月PMI製造業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 9月PMI製造業速報値
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 米国 失業保険継続受給者数
23:00 米国 8月中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 8月景気先行指標総合指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月22日 (水)

9/22 本日の戦略-米の長期間の低金利観測でドルの戻り鈍いか-

おはようございます。朝5時までのデータで簡易版となります。ご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はアイルラインドの国債入札が順調(この入札を考慮に入れていず、前日のユーロ下落の見通しは外れてしまいました)だったことで、ロンドン時間にユーロが上昇、NY時間には米FOMCの声明を受け、米金利が低下したことから1.32ドル台後半まで上昇しています。このため、リスク・オンが継続すれば8/6の高値の1.3332ドルを試しに行く可能性が高くなったと思います。

ドル/円は米FOMCの声明を受け、一時85円を割り込みました。ドルの上値の重さが確認されたことで、本邦輸出企業などの86円台のドル売りオーダーが下がってくる可能性があり、84円台での本邦通貨当局の動きが鈍いようであれば、84円台ミドルから前半を再び試してくるのではないかと思われます。本日は特に米国でも重要な経済指標の発表がないことや本邦の明日の休みを前にこうした実需絡みの売りが上値を抑えてくる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 05:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 84.62 ~ 85.51
EURJPY 111.93 ~ 113.55
GBPJPY 131.91 ~ 133.85
AUDJPY 80.56 ~ 81.90
NZDJPY 61.90 ~ 62.98
CADJPY 82.20 ~ 83.50
ZARJPY 11.92 ~ 12.11
NOKJPY 14.11 ~ 14.37
MXNJPY 6.60 ~ 6.71
HKDJPY 10.90 ~ 11.02
SGDJPY 63.67 ~ 64.41
EURUSD 1.3202 ~ 1.3318

■前日のサマリー
昨日は祝日明けで本邦輸出企業からのドル売りが強まったことなどから、ドルの上値が重くなり、本邦通貨当局による押し上げ介入への期待感も後退、ドル/円は85.50円の節目を試す展開となり、16時過ぎに85.28円まで下落、ユーロ/円も111.47円の安値を付けました。ユーロ/ドルも日経225平均株価の下落から1.3063ドルまで下落しました。ロンドン時間ではアイルラインド国債の入札が順調に推移したことなどで、ユーロ/ドルは1.3147ドル、ユーロ/円は112.54円、ドル/円は85.64円まで上昇しました。NY時間では発表された住宅着工件数が市場予想を上回ったことから、一時ドルが上昇する場面が見られましたが影響は限定的で、午前3時過ぎに発表された米FOMCで政策金利が据え置かれたものの、声明は「インフレは物価安定と一致する水準を下回る」「保有証券の償還金を再投資する政策を維持する」などとハト派的な内容となったことで、米10年債利回りが2.6%を割り込んだことから、ドル/円は84.98円まで下落、ユーロ/ドルは1.3284ドル、ユーロ/円は112.90円まで上昇しました。
午前5時現在ではドル/円が85.09円、ユーロ/ドルが1.3234ドル、ユーロ/円は112.63円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9626.09 116.59 0.00%
FTSE100(英) 5602.54 94.09 0.00%
DAX(独) 6294.58 84.82 0.00%
NYダウ(米) 10753.62 145.77 0.00%
S&P500(米) 1142.71 17.12 0.00%
NASDAQ(米) 2355.83 40.22 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.58 -0.13
日本10年債 1.040 -0.030
英10年債 3.11 -0.03
独10年債 2.45 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1274.30 -6.50
NY原油(期近) 73.52 1.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/22(水)
・ 07:45 NZ 第2四半期経常収支
・ 09:30 豪 7月Westpac先行指数(前月比)
・ 17:30 英国 中銀(BOE)議事録
・ 18:00 ユーロ圏 7月鉱工業新規受注
・ 18:30 南ア 7月実質小売売上
・ 21:00 ノルウェー ノルウェー中銀(NB)政策金利発表
・ 21:30 カナダ 8月景気先行指標指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 7月小売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 7月住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 ユーロ圏 9月消費者信頼感速報値
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月21日 (火)

9/21 本日の戦略-米追加緩和なければユーロ下落か-

おはようございます。明日は所要のため、Blogの更新も含めて休ませていただきます。ご迷惑をおかけします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はロンドン時間に再びアイルランドの債務返済への懸念が浮上したようです。アイルランド国債のCDSが過去最大の430.5bp(ベーシスポイント=0.01%)まで上昇しました。また、ドイツ国債とのスプレッドも拡大しており、ポルトガル国債(10年債)利回りも上昇しています。このため、本日の米公開市場委員会(FOMC)での追加緩和が行われるかに市場の目が向いていますが、追加緩和がなされず、声明の文言もほとんど変わらないようであれば、ユーロのこうした不安要因に目が向いてくる可能性があり、ユーロ売り、ドル買いの要因となると思われます。現状ではユーロ/ドルが1.30ドル台前半で底か炊く推移していることから、
1.30ドルを割れてくるようであれば、更に下落が継続するのではないかと思われます。

ドル/円は昨日が85.50円から85.80円の0.30円の値幅に留まったことで、上には本邦の輸出の売り(観測)、下には本邦の介入(観測)があり、どちらにも動けないといったところでしょうか。15日の介入に関しては、一定のドルの押し上げ効果はあったと思われるものの、一部では本邦の中間期末対策との見方もあり、9月以降も円高局面での介入が行われるかは疑問視する見方が出ています。どこかのタイミングでドル/円は85円割れを試しにくると思われますし、仙谷官房長官の発言にもあった通り、82円の防衛ラインを試す可能性も依然として残っています。本日の米FOMCでの追加緩和の可能性は低いことから、目先のドル/円でのドル安要因は少ないと見ていますが、NYダウがそれほどの裏づけもない中で上昇していることから、
NYダウの下落によるリスク・オフからの円高の可能性が残っていると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 85.25 ~ 86.13
EURJPY 111.19 ~ 112.80
GBPJPY 132.22 ~ 134.17
AUDJPY 80.60 ~ 81.96
NZDJPY 62.13 ~ 63.23
CADJPY 82.65 ~ 83.97
ZARJPY 11.89 ~ 12.08
NOKJPY 14.03 ~ 14.28
MXNJPY 6.62 ~ 6.73
HKDJPY 10.96 ~ 11.08
SGDJPY 63.88 ~ 64.62
EURUSD 1.3017 ~ 1.3132

■前日のサマリー
昨日は本邦が敬老の日で休場だった(介入に対する警戒から邦銀などは休日出勤をしていたところもあるようだが)ことから、アジア時間は小動きが続き、ドル/円は85.65円から85.76円のきわめて狭いレンジとなりました。ユーロ/円は111.80円から112.13円、ユーロ/ドルは1.3042ドルから1.3086ドル。ただ、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「予想通りに経済が加速すれば、利上げが必要となる公算が大きい」とタカ派的な発言を行ったことから、豪ドルを主導としてクロス円が上昇、リスク・オンの動きから、ロンドン時間にはユーロ/円は112.35円、ユーロ/ドルは1.3122ドルまで上昇する場面が見られました。しかし、アイルランドの債務返済への懸念が続いたことから、ユーロ/ドルはNY時間に1.3029ドル、ユーロ/円は111.70円まで下落しました。発表されたNAHB住宅市場指数(HMI)は市場の予想を下回る13(予想は14)だったものの、ある程度の悪化が織り込まれていたことで、市場への影響は限定的となり、NYダウも145ドルの上昇となったことから、ユーロ/ドルは1.3097ドル、ユーロ/円は112.17円まで上昇し、クローズにかけてはやや売られましたが、底堅い動きとなりました。
クローズはドル/円が85.70円、ユーロ/ドルが1.3059ドル、ユーロ/円は111.93円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9626.09 116.59 0.00%
FTSE100(英) 5602.54 94.09 0.00%
DAX(独) 6294.58 84.82 0.00%
NYダウ(米) 10753.62 145.77 0.00%
S&P500(米) 1142.71 17.12 0.00%
NASDAQ(米) 2355.83 40.22 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.70 -0.04
日本10年債 1.070 -
英10年債 3.15 0.03
独10年債 2.46 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1280.80 3.30
NY原油(期近) 74.86 1.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/21(火)
・ 10:30 豪 準備銀行(RBA)議事録
・ 15:15 スイス 8月貿易収支
・ 20:00 カナダ 8月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 8月建設許可件数
21:30 米国 8月住宅着工件数
・ 03:30 英国  ベズリー英中銀金融政策委員会委員講演
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月20日 (月)

9/20 本日の戦略-明日の米FOMCを前に様子見か-

おはようございます。本日は敬老の日です。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」となっています。昨日は地元の自治体でも文化会館でそのような催しが行われていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日これまでは、本邦が3連休ということもあり小幅な動きに留まっています。週末にルーマーが流れたアイルランドは当局がこれを否定しています。本日は重要な経済指標の発表の予定もないことから、こうしたルーマーが再び出てくるかどうかと思いますが、最近のユーロ圏のネガティブ材料は長続きしないことから、何もなければユーロ/ドルは1.31ドル台へと戻していくと思われます。

今週は住宅着工件数や中古、新築住宅販売件数など住宅関連の指標が発表されます。第2四半期は米国の住宅関連指標と雇用が悪化したことなどで、米の長短金利が低下傾向となり、ドルが下落した経緯もあり、雇用が回復傾向を見せていることで、住宅も回復してくるようだとドルが上昇する可能性が出てきます。こうした意味では本日発表されるHMI(住宅市場指数=住宅建設業者の業況感を指数化したもの)の動向が前哨戦となりそうです。また、
住宅関連指標の悪化が継続するようだと追加利下げの観測が強くなってくると思われます。

■HMI住宅市場指数
HMI
画像をクリックすると拡大します。

本邦の祝日での為替介入への警戒はやや鈍いかもしれませんが、今回使った介入手法では委託介入が必要ないことから、連休中といえども円高が進む局面があれば介入の可能性が残っていることで、なかなかドル売りも仕掛けにくいと思われます。ただ、その一方では、ガイトナー財務長官が出席した米の公聴会で、介入に対して非難する議員も見られたことから、ここからの押し上げに対しては慎重にならざるを得ず、ドル高への期待もそれほど高くないと思われます。15日はさすがにドル/円も注目されましたが、それ以降は「蚊帳の外」再びといった感もあり、21日の米国のFOMCまでは小動きが続くかもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 09:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 85.32 ~ 86.23
EURJPY 111.13 ~ 112.75
GBPJPY 133.01 ~ 134.97
AUDJPY 79.72 ~ 81.08
NZDJPY 61.72 ~ 62.84
CADJPY 82.38 ~ 83.75
ZARJPY 11.89 ~ 12.08
NOKJPY 13.90 ~ 14.15
MXNJPY 6.61 ~ 6.73
HKDJPY 10.98 ~ 11.10
SGDJPY 63.83 ~ 64.60
EURUSD 1.3004 ~ 1.3115

■前日のサマリー
週末の東京時間は、ドル/円が底堅い動きをして86円を目指したものの、本邦輸出企業の売りなどに押され、高値も85.94までとなりました。ユーロは、ユーロ圏に対する懸念の後退などからユーロ/ドルがロンドン時間早朝に1.3160ドル、ユーロ/円が112.96円まで上昇しました。しかし、アイルランドの銀行が債務返済の問題に直面しているとのルーマーが流れ、アイルランドがIMFの支援を受けるとの観測が出たことから、ユーロがNY時間にかけて下落、対ドルで1.3020ドル、対円で111.60円の安値をつけました。その後、当局からは否定的なコメントが出されたものの、ユーロ/ドルは1.30ドル台前半、ユーロ/円は111円台後半から112円近辺で推移しました。ドル/円は本邦3連休前での介入警戒感もあり、ユーロが主導となったことで、ほぼ蚊帳の外となりました。
クローズはドル/円が85.78円、ユーロ/ドルが1.3042ドル、ユーロ/円は111.88円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9626.09 116.59 0.00%
FTSE100(英) 5508.45 -31.69 0.00%
DAX(独) 6209.76 -39.89 0.00%
NYダウ(米) 10607.85 13.02 0.00%
S&P500(米) 1125.59 0.93 0.00%
NASDAQ(米) 2315.61 12.36 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.74 -0.02
日本10年債 1.070 0.030
英10年債 3.12 -0.02
独10年債 2.42 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1277.50 3.70
NY原油(期近) 73.66 -0.91

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/20(月)
・ 21:30 カナダ 7月国際証券取扱高
・ 21:30 カナダ 7月卸売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 9月NAHB住宅市場指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2010年9月19日 (日)

9/20の週の見通し

こんばんは。本日はそれほど暑くもなく久しぶり15Km以上歩きました。

17日に発表された14日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が約15万コントラクトに増加、円はロング(買)が小幅減少、ユーロはショート(売)が減少、カナダドル、NZドルはロングが増加となりました。ただ、15日に本邦通貨当局の単独介入が行われたことから、円のポジションが大きく変わっていると思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 47,642 -4,541 61,215 13,573 74,788
EUR -9,644 14,055 54,543 64,187 118,730
GBP -9,127 6,941 21,108 30,235 51,343
CHF 14,236 -2,391 27,800 13,564 41,364
CAD 17,695 17,243 29,057 11,362 40,419
AUD 56,669 -297 74,076 17,407 91,483
NZD 16,839 7,462 21,414 4,575 25,989
MXN 47,642 -4,541 61,215 13,573 74,788
source:CFTC

今週は14日に民主党代表選が行われ、菅首相が小沢前民主党幹事長を大差で破ったものの、米長期金利が低下したことから、ドル/円は83円を割り込み、円は年初来高値を82.92円まで更新しました。翌15日に再び円が高値を試しに82円台後半へ下落したところで、本邦通貨当局の介入が行われ、ロンドン、NY時間まで断続的に介入を続け85円台まで円が売られました。ユーロは、バーゼルⅡの決定事項を好感したことや中国、米国の小売売上高などが良かったことなどでユーロに対する懸念が後退し、リスク・オンの流れと伴に、本邦の介入によるクロス円の上昇なども支援材料となり、ユーロ/ドルは週末に1.3158ドル、ユーロ/円は112.96円まで一時上昇しましたが、「アイルランドがIMFの支援が必要になる」との観測が広がったこともあり、高値からは下落してクローズしています。週の動きをみると円は本邦当局の介入もあり主要通貨に対して大幅に下落(下のグラフ参照)、ドルもリスク・オンの動きとなったことで、円とNZドル以外の主要通貨に対しては下落しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
今週は日本の祝日(20日の敬老の日、23日の秋分の日)があります。財務省が過去の介入状況(外国為替平衡操作)を公開している資料によると祝日の介入は行われていなかったようです。ただ、今回の当局が取った介入手法(EBSを使用)では、本邦の銀行や外銀の本邦支店を使う手法ではないことから、財務省の指示に基づき日銀の単独介入も可能であることから、ドル/円の85円割れがあるかどうかを注目したいと思っています。

今週の注目は21日(日本時間では22日3時15分)に発表される米公開市場委員会(FOMC)が注目されます。ただ、週末発表された消費者物価指数は市場の予想通りであり、デフレ傾向を示しているとの判断には繋がりにくく市場の大方の見方は、今回のFOMCではなく、11月上旬に行われるFOMCで、経済の見通しも発表されることから、ここで追加緩和についての何らかの決定がなされるのではないというものです。このため、予想通りであれば米長短金利の低下傾向が一服する可能性があり、ドルが買われる可能性があります。ただ、週後半には中古住宅販売や新築住宅販売の発表が予定されていることで、これらの内容が悪いようであれば、再び米国の景気回復に対する懸念が浮上するかもしれません。

ユーロはまた新たに「アイルランドがIMFの支援が必要となる」(アイルランド財務省が否定)との観測が出てユーロが主要通貨に対して弱含みとなりました。ただ、これまではユーロ圏で懸念材料が出ても長続きすることが少ないことから、週明けもこの材料を引きずらないようであればユーロは押し目買いスタンスとなると思われます。ただし、テクニカル的には買われすぎ感もあり、少し下押ししてもおかしくはありません。

総じて考えるに、ドル/円は本邦通貨当局の介入(警戒を含む)が継続するか、アイルランド問題がユーロ圏の周辺諸国へ波及するか、米公開市場委員会(FOMC)でサプライズはあるかにかかってきます。市場は米国と中国の経済指標が回復傾向にあることで、ややリスク・オンの動きがでてきていることから、円とドルが比較的売られやすいと思われ、中国による金利の引き締めが行われる可能性は低いものの、こうしたサプライズが出た場合には、円とドルが買われやすくなりそうです。

■予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 84.40 86.90
ユーロ/ドル 1.2870 1.3330
ユーロ/円 107.30 114.70
ポンド/円 131.30 136.30
豪ドル/円 77.40 81.60


■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは39,365コントラクトのショート増加の149,267コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は4,541コントラクトのロング減少の47,642コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは14,055コントラクトのショート減少の9,644コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは17,243コントラクトのロング増加の17,695コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは7,462コントラクトのロング増加の16,893コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(20日更新)

■イベントスケジュール
9/20(月)
・ 08:01 英国  9月ライトムーブ住宅価格(前月比)
・ 21:30 カナダ 7月国際証券取扱高
・ 21:30 カナダ 7月卸売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 9月NAHB住宅市場指数
9/21(火)
・ 10:30 豪 準備銀行(RBA)議事録
・ 15:15 スイス 8月貿易収支
・ 20:00 カナダ 8月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国 8月建設許可件数
21:30 米国 8月住宅着工件数
03:15 米国 FOMC金利誘導目標
9/22(水)
・ 07:45 NZ 第2四半期経常収支
・ 09:30 豪 7月Westpac先行指数(前月比)
・ 17:30 英国 中銀(BOE)議事録
・ 18:00 ユーロ圏 7月鉱工業新規受注
・ 18:30 南ア 7月実質小売売上
・ 21:00 ノルウェー ノルウェー中銀(NB)政策金利発表
・ 21:30 カナダ 8月景気先行指標指数(前月比)
・ 21:30 カナダ 7月小売売上高(前月比)
・ 23:00 米国 7月住宅価格指数(前月比)
・ 23:00 ユーロ圏 9月消費者信頼感速報値
9/23(木)
・ 07:45 NZ 第2四半期GDP(前期比)
・ 16:30 ドイツ 9月PMI製造業速報値
・ 17:00 ユーロ圏 9月PMI製造業速報値
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 米国 失業保険継続受給者数
23:00 米国 8月中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 8月景気先行指標総合指数
9/24(金)
17:00 ドイツ 9月IFO景気動向指数
・ 21:30 米国 8月耐久財(除輸送用機器)
21:30 米国 8月耐久財受注
23:00 米国 8月新築住宅販売件数

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年9月18日 (土)

今日のつぶやき

2010年9月17日 (金)

9/17 本日の戦略-単独介入から3日目、週の終値に注目したい-

おはようございます。昨日CNNニュースを見ていましたら、日本の介入と人民元に対する米議会の公聴会に関する報道を行っていました。このときに、画面の右隅に一瞬「円卓の写真」が見え、トウキョウフォレックス・上田ハーローかと思ったのですが、あまりに一瞬だったのでわかりませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>ドル>円>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
15日本邦通貨当局が行ったドル買い円売り介入の3日目ということと週末ということで、チャート上での
日足一目均衡表の雲の加減の86.38円を上に抜けられるか、週足一目均衡表の転換線(すでに上に抜けています)の85.50円を上回ってクローズするかに注目です。

昨日は欧州サイドからはユンケル・ユーログループ議長、米国サイドからはドッド米上院銀行委員長が日本の単独介入に対して不快感を示したものの、当事国である米国のガイトナー米財務長官が日本の介入については触れなかったことで、これらの発言への反応は限定的となっています。このため、米政府筋からの否定的な発言が出てこない限りは、しばらく介入効果は継続すると思われますし、昨日85円を割り込まなかったことで、この後の介入がどのレベルで行われるのかが予想しにくくなっていて、リスクの許容度が低下しているといわれているファンド勢も積極的には円を買って(ドルを売って)こないと思われます。ただ、21時30分に発表される
米消費者物価指数(特に食品とエネルギーを除いたコア)が市場予想より大幅に低下した場合には、米金利が低下し、21日に開催される米FOMCでの追加緩和の催促相場となる可能性があります。実際には21日のFOMCでは追加緩和のスタンスは出さないと思われますが、市場は期待をこめると予想しています。要するにドルが売られやすいということです。

ユーロは昨日のスペイン国債の入札が好調だったことなどからユーロ圏の銀行に対する懸念も後退していることで、ネガティブな材料が出てこなければ8/6の高値の1.3332ドル近辺まで上昇してくる可能性があります。また、昨日のスイス国立銀行(SNB)は政策金利据え置き後の声明で長期的なインフレ見通しを大幅に引き下げたことも、ユーロやポンドに対してはポジティブに働くものと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 07:45→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 85.31 ~ 86.23
EURJPY 111.41 ~ 113.01
GBPJPY 133.01 ~ 134.97
AUDJPY 79.73 ~ 81.08
NZDJPY 61.55 ~ 62.66
CADJPY 82.85 ~ 84.20
ZARJPY 11.85 ~ 12.05
NOKJPY 13.92 ~ 14.17
MXNJPY 6.61 ~ 6.73
HKDJPY 10.97 ~ 11.09
SGDJPY 63.72 ~ 64.49
EURUSD 1.3041 ~ 1.3149

■前日のサマリー
昨日は東京時間の総長に発表されたNZ準備銀行(RBNZ)の金融政策で政策金利が市場予想通り据え置かれたものの、ボラードRBNZ総裁が「世界・国内経済は回復を続けているが、6月の金融政策ステートメント以降、見通しは悪化している」などとハト派的な発言を行ったことからNZドルが下落し、その後のアジアの株価も軟調な推移となったことで、ドル/円は夕方にかけて85.23円、ユーロ/円は110.65円まで下落しました。ユーロ/ドルも1.2975ドルまで下落。ロンドン時間になるとスペインの国債入札が好調に終わったことなどから、ユーロ/ドルが1.3110ドル、ユーロ/円が112.33円まで上昇したことで、ドル/円も85.71円まで上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が45万件と2週連続で回復傾向を示したことや対米証券投資で米国への資金流入額が増加していたことなどから、ドル/円は底堅い動きとなり、ガイトナー米財務長官が議会証言の中では、日本の介入に対して発言をしなかったことで、85.84円、ユーロ/円は112.40円まで上昇しました。その後、ユンケル・ユーログループ議長が「日本の単独介入を快く思わない」「介入の事実も、概念も気にいらない」などと発言したものの、15日もネガティブな発言をしていることで、市場では材料視されませんでした。
クローズはドル/円が85.78円、ユーロ/ドルが1.3078ドル、ユーロ/円は112.17円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9509.50 -7.06 0.00%
FTSE100(英) 5540.14 -15.42 0.00%
DAX(独) 6249.65 -12.22 0.00%
NYダウ(米) 10594.83 22.10 0.00%
S&P500(米) 1124.66 -0.41 0.00%
NASDAQ(米) 2303.25 1.93 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.76 0.04
日本10年債 1.045 0.005
英10年債 3.14 0.06
独10年債 2.48 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1273.80 5.10
NY原油(期近) 74.57 -1.45

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/17(金)
・ 15:00 ドイツ 8月生産者物価指数
・ 16:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 16:30 ドイツ ウェーバー独連銀総裁講演
・ 17:30 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 18:45 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
21:30 米国 8月消費者物価指数除食品&エネルギー
・ 21:30 米国 8月消費者物価指数
・ 21:30 米国 8月消費者物価指数除食品&エネルギー
22:55 米国 9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol30. 最終回、皆様の健闘をお祈りして

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。唐突ですが筆者の都合によりこのコラムを今回で最終回とさせていただきます。これまでご愛読いただきました皆様ありがとうございます。また、途中での終了となりますことお詫びいたします。

15年ぶりの円高が到来していることで、ニュースなどでは「日銀の為替介入」についての報道がされることが多くなっています。こうしたニュースを見ると、介入をする、しないの判断は日銀が行っているように見えますが、日銀は政府(財務大臣)の指示に従って介入(オペレーション)を行うにすぎません。たまに市場に流れる日銀のレートチェックなども日銀の判断ではないといえます。

日銀のホームページを見ても為替介入に関する説明はあるものの、介入額などの公表はありません。データの公表は財務省が行っていて、毎月月末の19時に「外国為替平衡操作の実施状況」という形で発表しています。このことからも介入の主管が財務省(大臣)にあることがわかります。

公表ページは下記
http://www.mof.go.jp/1c021.htm

では、中央銀行の役割は何かということですが、主管は金融調節を通じた物価の安定となり、その他では、決済システム・市場基盤の安定、銀行券・貨幣の発行・管理、国庫・国債・対政府取引、国際金融、調査・研究・統計、対外説明・広報で、景気対策や為替変動への対応は行っていません。このため、日銀総裁は為替の水準や介入等についての発言を行うことは原則的にありません。米国では例外的にFRB議長が為替の水準について話すことがあります。

最後になりますが、外国為替市場では、インターバンクのプロップディーラから個人投資家までいろいろな人が参入して相場を形成しています。そして価格の変動は平等です。10年取引している人も昨日から取引した人も同じで、為替レートは「上昇する」「下落する」のどちらかしかありません。上昇するか下落するかは10年選手でも20年選手でもわかりません。ただ、市場の心理がどちらに傾いているかとか、市場が何に注目しているかなどはブログや数多くのレポートなどで把握できますので、こうしたものから市場の心理をつかんでおき、テクニカル分析を加味して、「買う」「売る」「見送る」の判断をすれば、仮に予想が外れたときでもそれほど大負けはしないと思います。要するにテクニカル分析でのシグナルは「買い」を示しているが、市場の心理は「売り」に傾いているから「買い」を見送るなど。皆様のご健闘をお祈りします。

今日のつぶやき

2010年9月16日 (木)

9/16 本日の戦略-ガイトナー米財務長官の議会証言に注目-

おはようございます。本日の関東地方はすごい雨です。傘が役に立ちませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の本邦通貨当局によるドル買い円売り介入は、正直なところサプライズでした。ドル/円で82円が切れたところ、日経225平均株価が8,500円程度まで下落したところを警戒水準として想定していました。

介入規模が1日としては過去最高の2兆円規模との報道もあり、約6年半ぶりの介入であることと、菅政権としても失敗ができないという姿勢で向かっていると思われますが、市場の円高センチメントがこれで反転するには至らないと思われ、当局がどこまで介入を続けるのかが焦点となりそうです。財務省から過去データを拾ってみると
2003年1月に介入を6カ月ぶりに開始したとき(2002年6月で終了後)は1月15日に83億円で開始して8営業日連続で介入を行っています。このため、今回は円高圧力が後退の目処が立つまでしばらくは介入を続けることになると思われます。

財務省ホームページ 外国為替平衡操作状況
http://www.mof.go.jp/feio/151_3.htm

こうした状況下では、なかなかポジションを取ることが難しいと思われますが、現状ではドル円やクロス円はストップロスを置いての「突っ込みは買い」のスタンスかと思います。ただし、日が経つにつれ介入効果も薄れてくるまたは、資金が縮小されるなどのリスクも伴いますので、くどいようですがストップロスを置きましょう。

市場は為替介入の継続に注目していると思われますが、本日は23時のガイトナー米財務長官の議会証言が予定されています。昨日は欧州や一部の米議員から「一方的な為替介入は不均衡の是正にはならない」などとの発言がなされていることもあり、議会でも追及されるとみられます。これに対する証言の内容によっては本邦の介入効果が消し飛んでしまう可能性もありますので注意が必要です。昨日のところでは米ホワイトハウスからは為替介入に対してのコメントはしないと黙認しているともとれる発言内容となっているため、本日のガイトナー米財務長官もこれを踏襲するとみられ、大きな波乱はないと思っています。また、ドル/円が介入によって支えられた場合、21時30分の米新規失業保険の結果によりドルが円以外の主要通貨で下落すれば、クロス円は上昇することになります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 85.26 ~ 86.18
EURJPY 110.81 ~ 112.38
GBPJPY 132.94 ~ 134.89
AUDJPY 79.84 ~ 81.22
NZDJPY 62.17 ~ 63.31
CADJPY 82.86 ~ 84.25
ZARJPY 11.95 ~ 12.14
NOKJPY 13.94 ~ 14.19
MXNJPY 6.61 ~ 6.72
HKDJPY 10.96 ~ 11.08
SGDJPY 63.71 ~ 64.49
EURUSD 1.2968 ~ 1.3079

■前日のサマリー
昨日は東京時間の10時30分過ぎにドル/円が82円台後半に下落したところで、本邦通貨当局によるドル買い円売り介入が行われたことで、ドル/円は84.59円まで上昇、本邦輸出企業の売りに押され84.22円まで下落する場面も見られましたが、ロンドン、NY時間でも断続的に介入を続けたことで、NY時間帯には85.78円まで上昇する場面が見られました。米国サイドからは「日本の為替介入は不均衡是正を阻害」(レビン米下院歳入委員長)とのコメントが出たものの、米政府が「円、または他通貨の市場動向についてはコメントしない」と打ち消し発言を行ったことで、ドル/円は85円台ミドル近辺での動きとなりました。このため、クロス円は軒並み円安方向に振れ、ユーロ/円は111円台後半、豪ドル/円は80円台前半まで上昇、ポンド/円は約5円の大幅な上昇となりました。この日の主役がドル/円となったことで、ユーロ/ドルは1.2955ドルから1.3037ドルのレンジの動きに留まりました。
クローズはドル/円が85.72円、ユーロ/ドルが1.3009ドル、ユーロ/円は111.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9516.56 217.25 0.00%
FTSE100(英) 5555.56 -11.85 0.00%
DAX(独) 6261.87 -13.54 0.00%
NYダウ(米) 10572.73 46.24 0.00%
S&P500(米) 1125.07 3.97 0.00%
NASDAQ(米) 2301.32 11.55 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.72 0.04
日本10年債 1.035 -0.095
英10年債 3.08 0.03
独10年債 2.40 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1268.70 -3.00
NY原油(期近) 76.02 -0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/16(木)
17:30 英国 8月小売売上高(除自動車燃料)
・ 18:00 ユーロ圏 7月貿易収支
・ 21:00 スイス 国立銀行(SNB)政策金利発表
・ 21:30 米国 8月生産者物価指数
・ 21:30 米国 8月生産者物価指数除食品&エネルギー
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 第2四半期経常収支
21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:00 米国 7月ネットTICフロー合計
22:00 米国 7月ネット長期TICフロー
・ 22:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 23:00 米国 9月フィラデルフィア連銀指数
・ 03:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月15日 (水)

9/15 本日の戦略-ドルスイスのパリティ割れで円も上昇圧力か-

おはようございます。民主党代表選も終わり、ふたを開けてみれば菅首相の圧勝でした。メディアが予測で接戦と報じるときは得てして大差がついているといわれている方がいましたが、その通りでしたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は民主党の代表選で菅首相が選出され、これを機に83円台前半まで円高が進みました。市場では依然として本邦単独(現在のところ協調の可能性は低い)介入が行われるかどうかに関心が向いていると思われます。介入へのトーンは強くなってきているように思いますが、仮に通貨当局が介入へ踏み切ったとしても効果は一時的と思われ、むしろ押し上げ効果は期待できず、更なる円高の圧力にさらされる可能性があります。本年前半にスイス国立銀行が大規模なユーロ買いスイスフラン売りの介入を行ったものの、ユーロ安の流れを止めることはできなかったことや、介入が絶好の売り場を提供したこともあり、当局が介入に踏み切れば、ますます市場の注目を浴び円高の圧力が増すというジレンマに陥るのではないかと思います。

また、現在の円高の流れは、通貨別の騰落を見ても明らかなように、米長期金利低下などからのドルの下落からきています。ドル/スイスフランがパリティ(1ドル=1スイスフラン)を割り込んでいることやユーロ/ドルが1.30ドルを回復したことからもわかります。この流れは、今月21日(火)に予定されています米公開市場委員会(FOMC)まで続く可能性があり、さらに米金利の長期の超低金利が継続する見通しになると、ドルの下落圧力が継続することになりそうです。これらのことを総合して考えると、引き続き円高圧力が継続し、0.5円ごとにあるとみられるオプションの防戦買いで一時的に止められるとは思いますが、
ドルの底打ち感や達成感はまだ出てこないとみられ、1995年4月19日の円の最高値(ドルの最安値)となる79.75円を試しに行くのではないかと思われます。ただ、短期的には日銀によるレートチェックなどの噂が出て下げ止まる局面があるかもしれません(既に口先介入では効果がないことがはっきりとしています)。

本日は17時30分に英国の失業率(社会保障受給ベース)、21時30分にNY連銀製造業景気指数の発表が予定されています。昨日の小売売上高が市場予想より良かったにもかかわらず、ドルの上昇に結びつかなった(背景は、Taxフリーの販売デーを設けたことでの消費の押し上げや大幅ディスカウントによる押し上げなどから、小売りの伸びが景気回復につながっているとみる向きもいたのではないかと推測されます)ことで、本日のNY連銀指数が上振れしたとしても、良い材料に反応しない可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.55 ~ 83.35
EURJPY 107.16 ~ 108.56
GBPJPY 128.03 ~ 129.71
AUDJPY 77.39 ~ 78.66
NZDJPY 60.41 ~ 61.47
CADJPY 80.08 ~ 81.35
ZARJPY 11.59 ~ 11.77
NOKJPY 13.59 ~ 13.82
MXNJPY 6.38 ~ 6.48
HKDJPY 10.61 ~ 10.71
SGDJPY 61.90 ~ 62.60
EURUSD 1.2959 ~ 1.3069

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝方に発表された英とNZの経済指標が市場予想より下振れしたことや米債の利金に絡む円転などのフローから、ドル/円は83.76円から83.25円、ユーロ/円は107.78円から106.99円まで下落しました。その後は、民主党代表選の結果待ちで様子見気分が強くなりました。代表選の結果発表前にショートカバーから、ドル/円が83.72円、ユーロ/円が107.74円まで戻す場面が見られましたが、代表選の結果が菅首相の大差で勝利と伝わると円が買われ、ドル/円は83.07円、ユーロ/円は107.01円まで下落、ユーロ/ドルは1.2910ドルまで上昇しました。ロンドン時間では発表された独ZEW景況感調査が市場予想より悪化していたことを受け、ユーロ/ドルが1.2828ドル、ユーロ/円が106.76円まで下落する場面が見られました。NY時間では注目されていた米8月の小売売上高が市場予想より上振れしたことで、ドル/円が83.47円、ユーロ/円が107.33円まで戻す場面が見られました。しかし、米長期金利が低買いしたことを受け、ドルが全面的に売られる展開となり、ドル/円は15年ぶりの円高水準を82.92円まで更新、ユーロ/ドルはストップロス(買い)を巻き込んで1.3034ドル、ユーロ/円は108.25円まで上昇、クローズにかけてドル/円は83円台前半に戻し、ユーロ/ドルは1.30ドル割れ、ユーロ/円は108円割れまで下落しました。
クローズはドル/円が83.03円、ユーロ/ドルが1.2996ドル、ユーロ/円は107.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9299.31 -22.51 0.00%
FTSE100(英) 5567.41 1.88 0.00%
DAX(独) 6275.41 13.73 0.00%
NYダウ(米) 10526.49 -17.64 0.00%
S&P500(米) 1121.10 -0.80 0.00%
NASDAQ(米) 2289.77 4.06 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.68 -0.07
日本10年債 1.130 -0.015
英10年債 3.05 -0.06
独10年債 2.37 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1271.70 24.60
NY原油(期近) 76.80 -0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
・ 9/15(水) 
・ 10:30 豪 第2四半期新規住宅
・ 17:00 ノルウェー 8月貿易収支
・ 17:30 英国 8月失業保険申請件数推移
17:30 英国 8月失業率(社会保障受給)
・ 18:00 ユーロ圏 8月消費者物価指数確定値(前年比)
・ 19:30 英国 キング英中銀(BOE)総裁講演
21:30 米国 9月NY連銀製造業景気指数
・ 22:10 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:15 米国 8月鉱工業生産
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月14日 (火)

9/14 本日の戦略-円は対ドルで年初来高値更新の可能性も-

おはようございます。いよいよ民主党の代表が本日選出されます。外交、国防、経済と大きな節目となるかもしれません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>NZドル>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、本邦発の材料として民主党代表選があります。菅首相、小沢前民主党幹事長のどちらかが代表に選出されることになりますが、菅首相が勝利した場合には、市場ではサプライズもなく、これまでの通貨当局が対応してきた通りのスタンスが継続されると思われます。口先介入もトーンが強くなっているだけにそれなりの警戒感は継続すると思いますが、これまで対策が後手に回っていた感もあるだけに、83円割れを試す場面が見られるかもしれません。一方、小沢前民主党幹事長が選出された場合には、市場は手腕が未知数なだけに菅首相よりはやや警戒感が強まると思いますが、介入を実施するとしても即座にできるわけではないので、こちらも出方を試す意味でも目先は83円割れを試しにくる可能性もあります。
昨日はリスク・オンの動きの中でもドル安となっていることで、83円割れを試す局面が来てもおかしくはないと思いますし、民主党の代表選が始まったのと時期をほぼ同じくして、菅首相の円高対策や景気対策が加速した背景もあることから、代表選終了とともにトーンが下がるかもしれず、本邦政府の出方には注意を払っておく必要がありそうです。

一方、昨日の動きを見ていると週末に2.8%台に乗せた米10年債利回りが再び2.8%を割り込みました。一連の株価の上昇にもかかわらず、米国債が買われている(価格が上昇=金利の低下)ことを示しています。このことは、市場がリスク・オンに対してはまだ懐疑的ということを表していると思います。足許では発表される米新規失業保険申請件数や景況感調査などは回復傾向を示しているように見えますが、本日発表される米小売売上高や今後発表される住宅関連の経済指標などで悪化が示されるようだと、FRBによる追加緩和の期待が高まることを金利面からは示していると思われます。このため、ドルについては戻りの鈍い展開が続くと予想され、ドル/円は84円台が重く感じられます。

また、本日は英国で消費者物価指数、ドイツでZEW景況感調査が発表されます。ユーロは週末のバーゼルⅡの決定事項を歓迎するムードで1.28ドル台後半まで上昇(リスク・オンの流れもありますが)しました。目先は、昨日の温家宝首相が「物価は基本的に安定」などと発言し、引き締めについては発言しなかったことも好感されているため、ドル/円が下げ止まるようであれば、クロス円は上昇の余地が出てくると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21移動平均線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.23 ~ 84.03
EURJPY 107.08 ~ 108.48
GBPJPY 128.19 ~ 129.86
AUDJPY 77.74 ~ 79.01
NZDJPY 60.91 ~ 61.98
CADJPY 80.77 ~ 82.06
ZARJPY 11.62 ~ 11.79
NOKJPY 13.58 ~ 13.81
MXNJPY 6.42 ~ 6.52
HKDJPY 10.70 ~ 10.81
SGDJPY 62.26 ~ 62.96
EURUSD 1.2816 ~ 1.2951

■前日のサマリー
昨日は週末発表された中国の小売売上高、鉱工業生産などの経済指標が良かったことで株価が上昇し、全般的なリスク・オンの流れとなりましたが、東京時間からドル売りが先行したこともあり、ドル/円は朝方の84.36円が高値となりました。ロンドン時間にかけても目立った材料がなく、金融株主導で株価が上昇すると、ユーロ/ドルは朝方の1.27ドル台前半から1.28ドル台前半、ユーロ/ドルは107円近辺から107.75円まで上昇、ドル/円は84円を割り込む水準まで下落しました。NY時間には、欧米の株価が堅調に推移したことで、米10年債利回りが2.80%を割り込むとドル売りが継続、ドル/円は83.50円まで下落しましたが、ユーロ/ドルは1.2893ドル、ユーロ/円は107.94円まで上昇しました。昨日は、ドルが主要通貨に対して下落したことで、ドル/円の下落がクロス円の上昇を押さえた形となりました。
クローズはドル/円が83.69円、ユーロ/ドルが1.2882ドル、ユーロ/円は107.80円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9321.82 82.65 0.00%
FTSE100(英) 5565.53 63.89 0.00%
DAX(独) 6261.68 46.91 0.00%
NYダウ(米) 10544.13 81.36 0.00%
S&P500(米) 1121.90 12.35 0.00%
NASDAQ(米) 2285.71 43.23 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.75 -0.04
日本10年債 1.145 -0.005
英10年債 3.11 -0.01
独10年債 2.42 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1247.10 0.60
NY原油(期近) 77.19 0.74

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/14(火)
・ 08:01 英国 8月RICS住宅価格
・ 17:30 英国 7月DCLG UK住宅価格
17:30 英国 8月小売物価指数
・ 17:30 英国 8月消費者物価指数
・ 18:00 ユーロ圏 9月ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月ZEW景況感調査
・ 19:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員議会証言
・ 21:30 米国 8月小売売上高(除自動車)
21:30 米国 8月小売売上高
・ 23:45 カナダ カーニー中央銀行(BOC)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月13日 (月)

9/13 本日の戦略-明日の民主党代表選を前に小動きか-

おはようございます。ようやく秋に近付いてきたような気温となり、ホッとしています。どうも朝の万人の通勤電車が恐怖となりつつあり、克服のよい方法あればご教授をお願いしたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日発表される予定だった中国の経済指標が11日に前倒しで発表されました。内容はミックス(昨日のブログを参照してください)となったことで、ドル/円などは株価待ちとなっています。ただ、
週末にかけての中国の引き締め観測が強くなると、豪ドルなどを中心にクロス円が弱含みで推移する可能性があり、ドル/円の頭も押さえられるかもしれません。本日は明日の本邦の民主党代表選を前に結果の予想が立てにくいことから、動きにくくなっていると思われます。こうした中で、本日も市場の材料が乏しいことで、各通貨ともに様子見が続くのではないかと思われます。

ただ、欧州では先週半ばのWSJのストレステストへの懸念を示す記事などもあることから、欧州周辺国と対独スプレッドが再び拡大する可能性もあり、ユーロ安につながるリスクも見え隠れすることから、こうしたリスクの高まりからの円高への警戒も継続しなければならないと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:14→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.71 ~ 84.53
EURJPY 105.99 ~ 107.40
GBPJPY 128.25 ~ 129.93
AUDJPY 77.33 ~ 78.63
NZDJPY 60.77 ~ 61.86
CADJPY 80.54 ~ 81.86
ZARJPY 11.59 ~ 11.77
NOKJPY 13.44 ~ 13.67
MXNJPY 6.43 ~ 6.53
HKDJPY 10.76 ~ 10.87
SGDJPY 62.41 ~ 63.13
EURUSD 1.2613 ~ 1.2745

■前日のサマリー
週末は目立った材料がない中で、日本振興銀行が経営破たんしたものの、日経225平均株価が上昇したことなどから、ドル/円は84.30円、ユーロ/円は106.80円まで上昇しました。ユーロ/ドルは1.2642ドルへと下落しました。その後は、ロンドン時間にかけて円が買われる動きとなり、ドル/円は83.75円、ユーロ/円は106.26円まで下落しまし下が、ユーロ/ドルは1.2747ドルまで上昇しました。NY時間では、アジア時間に発表された中国8月の輸入が前年比35.2%と大幅な上昇となったことから、NYダウが続伸し、米10年債利回りが2.80%台へと上昇、ドル/円も84.39円、ユーロ/円も107.24円へと上昇、ユーロ/ドルは1.2687ドルまで下落しました。その後、中国の利上げが週末にかけて行われるのではとの懸念から、ドル/円が一時84.09円まで売られる場面も見られましたが、84円台前半で底堅い動きとなりました。ユーロは、欧米の株価が上昇したことで、リスク・オンの動きから1.2745ドル、ユーロ/円は107.37円まで上昇しましたが、クローズにかけては各々1.27ドル、107円を割り込む水準へと下落してクローズしました。
クローズはドル/円が84.16円、ユーロ/ドルが1.2682ドル、ユーロ/円は106.72円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9239.17 140.78 0.00%
FTSE100(英) 5501.64 7.48 0.00%
DAX(独) 6214.77 -6.75 0.00%
NYダウ(米) 10462.77 47.53 0.00%
S&P500(米) 1109.55 5.37 0.00%
NASDAQ(米) 2242.48 6.28 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.79 0.04
日本10年債 1.150 0.030
英10年債 3.12 0.07
独10年債 2.40 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1246.50 -4.40
NY原油(期近) 76.45 2.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/13(月)
・ 18:00 ユーロ圏  7月鉱工業生産
・ 03:00 米国 8月月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月12日 (日)

9/13の週の見通し

こんばんは。日本版GPS衛星の「みちびき」の打ち上げが成功しました。これでH2Aロケットが12回連続で打ち上げに成功したことになりました。ロケットのアピールもできたいと思いますが、価格面などで通用するかですね。

10日に発表された7日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が約11万コントラクトと増加、円はロング(買)が小幅増加、ユーロはショート(売)が小幅減少、カナダドルはロングロングへ1週間で転換、NZドルはロングが増加となりました。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 52,183 2,279 65,440 13,257 78,697
EUR -23,699 1,870 53,156 76,855 130,011
GBP -16,068 -802 21,363 37,431 58,794
CHF 16,627 2,346 25,464 8,837 34,301
CAD 452 5,216 27,734 27,282 55,016
AUD 56,966 13,158 69,700 12,734 82,434
NZD 9,377 2,420 14,648 5,271 19,919
MXN 52,183 2,279 65,440 13,257 78,697
source:CFTC

先週は、週の前半にドイツ銀行協会が新しいBIS基準で独大手銀行10行が1050億ユーロの増資が必要とのコメントを出したことや、米ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版でユーロ圏の銀行のストレステストを懸念する記事(7月にユーロ圏の91の銀行に対して行われたストレステストで、一部銀行が潜在的にリスクのある国債の保有高を過少申告していた事実が判明との内容)が掲載されたことから、ユーロやポンドが主要通貨に対して下落(下のグラフ参照)、ドル/円は白川日銀総裁の「追加緩和は為替や株価などの変動に焦点を当てたものではない」との発言からドルが売られる流れとなり、円は15年ぶりの高値となる年初来の高値を84.34円まで更新しました。ただ、週末は米10年債利回りが上昇したことなどから、ドル/円は84円台を回復しました。ユーロやドルが弱含みとなる一方で、豪ドルは政策金利を据え置いたものの、その後発表された失業率などが市場予想より良かったことなどで、主要通貨に対して上昇しましています(下の2つのグラフ参照)。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
明日発表される予定であった中国の経済指標が10日に前倒しで発表され、消費者物価指数(前年比)が+3.5%、鉱工業生産(前年比)が+13.9%、小売売上高(前年比)+18.4%となり、いずれも市場予想を上回りました。外国為替市場では取引されていない時間帯であることから、週明けの市場の反応がどちらに出るのかが予測しにくく、小売や鉱工業生産の伸びを好感した場合には、リスク・オンの動きからドル/円やクロス円が上昇する(円が売られる)可能性がありますが、2か月連続で3%を超えていることから、中国当局への引き締め観測が高まると、上海総合株価指数などが下落する可能性があり、リスク・オフへ繋がる可能性があり、どちらに転んでもおかしくないと言えそうです。いずれにしろ週明けの株式市場の反応待ちとなると思います。

今週は14日に民主党の代表が決まります。現段階のメディアの報道では菅首相が優勢との見方があります。借りに菅首相が代表になった場合には、これまで通りの経済対策と通貨政策の既定路線が継続されると思われますので、引き続き円高圧力が残りそうです。また、逆に小沢前民主党幹事長が代表になった場合には、マニフェストの完全実施へ進むようであれば、期待感からの円安になる可能性があります。

今週は米国では小売売上高(14日)、NY連銀景気指数(15日)、四半期経常収支(16日)、消費者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数(17日)の発表が予定されています。足許では、発表される米経済指標が悪化からは改善の方向を見せていることで、特に14日の米国の小売売上高の善し悪しが、米のセンチメントを追加緩和期待に向けるか後退させるかとなると思います。現状では、追加緩和期待は後退しているとみられ、サプライズがなければリスク・オンの流れが継続するのではないでしょうか。

欧州ではZew景況感調査(14日)がカギになると思われますが、市場の予想通りであれば、こちらも大きな影響が出てこないと思われます。ただ、ユーロ、ポンドに対しては、先週にウォール・ストリート・ジャーナルで報道されたような不確定要因が市場には残っていることから、上値が限られるものと思います。このほかでは、NZが16日の準備銀行(RBNZ)の金融政策で政策金利を0.25%引き上げ、3.25%にすることが予想されていますがすでにこれは織り込まれていることで、NZの上昇要因にはなりにくいと思われます。

■予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 83.50 85.20
ユーロ/ドル 1.2600 1.2870
ユーロ/円 105.40 108.90
ポンド/円 127.90 130.20
豪ドル/円 75.80 79.40


■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは19,547コントラクトのショート増加の109,902コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は2,279コントラクトのロング増加の52,183コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは1,870コントラクトのショート減少の23,699コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは5,216コントラクトのロング増加の452コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは2,420コントラクトのロング増加の9,377コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(13日更新)

9/13(月)
・ 18:00 ユーロ圏  7月鉱工業生産
・ 03:00 米国 8月月次財政収支
9/14(火)
・ 07:45 NZ 7月小売売上高(除自動車)
・ 07:45 NZ 7月小売売上高
・ 08:01 英国 8月RICS住宅価格
・ 17:30 英国 7月DCLG UK住宅価格
・ 17:30 英国 8月小売物価指数
17:30 英国 8月消費者物価指数
・ 18:00 ユーロ圏 9月ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 8月小売売上高(除自動車)
21:30 米国 8月小売売上高
9/15(水)
・ 10:30 豪 第2四半期新規住宅
・ 17:00 ノルウェー 8月貿易収支
17:30 英国 8月失業保険申請件数推移
・ 17:30 英国 8月失業率(社会保障受給)
・ 18:00 ユーロ圏 8月消費者物価指数確定値(前年比)
21:30 米国 9月NY連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 8月鉱工業生産
9/16(木)
06:00 NZ 準備銀行(RBNZ)政策金利発表
・ 17:30 英国 8月小売売上高(除自動車燃料)
・ 18:00 ユーロ圏 7月貿易収支
・ 21:00 スイス 国立銀行(SNB)政策金利発表
・ 21:30 米国 8月生産者物価指数
・ 21:30 米国 8月生産者物価指数除食品&エネルギー
21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 米国 第2四半期経常収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:00 米国 7月ネットTICフロー合計
22:00 米国 7月ネット長期TICフロー
・ 23:00 米国 9月フィラデルフィア連銀指数
9/17(金)
・ 15:00 ドイツ 8月生産者物価指数
・ 21:30 米国 8月消費者物価指数除食品&エネルギー
21:30 米国 8月消費者物価指数
・ 21:30 米国 8月消費者物価指数除食品&エネルギー
22:55 米国 9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年9月11日 (土)

今日のつぶやき

2010年9月10日 (金)

9/10 本日の戦略-良い指標だったにも関わらず円売りは限定-

おはようございます。最近DSで脳トレを始めました。今のところ実年齢より脳年齢が若いようで安心しました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>円>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、米新規失業保険申請件数、米貿易収支がともに改善を示していました。特に貿易収支は、輸出が増加、輸入が減少と輸出倍増を掲げる米政府の意図した方向に動きました。下の図(source:米商務省)を参照してください。また、米国の雇用も9月に入り、教職関連の雇用が再開されているとみられます。
・米貿易収支
Blog20100910_01

こうしたに良いニュースに米長期金利は素直に反応し、10年債利回りは2.7%を回復していますが、為替でのドルへの影響は限定的となりました。また、米株価も上昇しているものの、こちらも円売りにはつながっていません。こうした状況から2つのストーリーが考えられますが
、1つは10年債利回りや株価の上昇が先行しており、ドル/円もドル高の方向に動くもう1つはこれらが一過性のもので、円高圧力が継続し、悪化とともに円高が進んでいくというものです。市場センチメントとしては後者ではないかと思います。ただ、こうした状況がしばらく続き、ドル/円が83円を割り込まないようであれば、売り疲れが出てくるのではないかと思います。今週出た欧州の懸念もこれまでのところ一過性のように見えることで、短期的にドル/円は84円台ミドル近辺まで戻せれば、週末のポジション解消の動きが出やすく、85円手前まで上昇するのではと思います。また、本日破綻を発表した日本振興銀行(金融庁が業務停止命令)の影響は限定的となるとみられ、これが円安の要因につながる可能性は低いとみています。

一方では、この週末はSep11から9年を迎えます。再び米国へのテロのリスクもあることから、なかなかドル買いにはなりにくいのではないかと思います。特に重大な米経済指標もないことから各通貨ともに小動きも予想されます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.30 ~ 84.12
EURJPY 105.51 ~ 106.99
GBPJPY 128.22 ~ 129.97
AUDJPY 76.63 ~ 77.97
NZDJPY 60.14 ~ 61.24
CADJPY 80.24 ~ 81.60
ZARJPY 11.47 ~ 11.65
NOKJPY 13.38 ~ 13.63
MXNJPY 6.34 ~ 6.45
HKDJPY 10.70 ~ 10.81
SGDJPY 61.97 ~ 62.70
EURUSD 1.2631 ~ 1.2754

■前日のサマリー
昨日は東京時間に日経225平均株価が堅調となったことから、ドル/円は84.04円まで上昇、ユーロ/円も106.91円まで上昇しましたが、上海総合株価指数が1%超の下落となったことなどから、リスク・オフの動きとなり、ドル/円は83.60円、ユーロ/円は106.15円、ユーロ/ドルは1.2740ドル近辺から1.2689ドルへと下落しました。ロンドン時間序盤はユーロ売りの流れが継続し、ユーロ/円は105.96円、ユーロ/ドルは1.2665ドルまで下落しましたが、欧州株価が堅調に推移したこともあり、ユーロ/円は106.60円、ユーロ/ドルは12736ドルへと上昇しました。ドル/円はOECDのパドアン氏が「一方的な為替介入はダメージ」と発言したことなどで、一時ドル/円が83.49円まで下落しましたが、その後の米長期金利の上昇から下落前の水準の83.75円近辺へ戻しました。NY時間には発表された米貿易収支で赤字額が市場予想より減少、新規失業保険申請件数も改善を示したことから、ドル/円は83.88円、ユーロ/円は106.84円、ユーロ/ドルは1.2767ドルま上昇しましたが、米長期金利の上昇を受け、ドルが買われたことで、ユーロ/ドルは1.2686ドル、ユーロ/円は106.30円まで下落、ドル/円は83.94円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が83.78円、ユーロ/ドルが1.2693ドル、ユーロ/円は106.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9098.39 73.79 0.00%
FTSE100(英) 5494.16 64.42 0.00%
DAX(独) 6221.52 57.08 0.00%
NYダウ(米) 10415.24 28.23 0.00%
S&P500(米) 1104.18 5.31 0.00%
NASDAQ(米) 2236.20 7.33 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.76 0.10
日本10年債 1.120 -0.005
英10年債 3.05 0.06
独10年債 2.33 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1250.90 -6.60
NY原油(期近) 74.25 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/10(金)
・ 08:50 日本 8月国内企業物価指数(前月比)
・ 08:50 日本 第2四半期実質GDP確報値(前期比年率)
・ 15:30 豪8月外貨準備高
・ 17:30 英国 8月生産者仕入価格
・ 17:30 英国 8月生産者出荷価格
・ 20:00 カナダ 8月雇用ネット変化率
・ 20:00 カナダ 8月失業率
・ 23:00 米国 7月卸売在庫
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol29. 雇用とインフレ、デフレ

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。8月31日に来年度予算の概算要求が出されました。一般歳出が55兆円程度、国債費(償還や利払い)が24兆円程度、地方交付税が17兆円程度となり、合計96兆円程度と過去最大となる見通しとなっています。10年度の当初税収見込みは37.4兆円、11年度は38.7兆円(財務省の2月試算)です。これだけ歳出と歳入のギャップがあると末恐ろしくなります。

先週の宿題は「雇用と物価指数の関連を考えてみてください」というものでした。物価指数には生産者物価指数と消費者物価指数がありますが、ここでは消費者物価指数を考えてみたいと思います。

消費者物価指数は家計の消費生活に及ぼす物価変動を測定することを目的としています。このため、食料、住居、光熱・水道、家具・家事用品、被服及び履物、保健医療、交通・通信、教育、教養娯楽、その他の消費支出の消費支出に限定されています。ただ、その他消費支出の中で信仰・祭祀費、寄付金、贈与金、その他(町内費、町内自治会費、消防費、街灯費など)は所得の移転や金額に任意性が高いため除かれています。

消費者物価指数は家計の支出にあたるため、雇用とも大きく関連してきます。経済が成長期であれば雇用が増大し、消費支出が増えることから物価が上昇しやすくなります。労働力が不足して生産不足となり需給がひっ迫して起こるインフレをボトルネックインフレといいます。逆に経済が後退期であれば雇用が減少し、消費支出が減ることから物価は下落しやすくなります。労働力が過剰になることで、賃金低下が起こり、購買力が低下するという減少、いわゆるデフレとなります。

日本銀行など中央銀行は物価の安定を専管としているところが多いことから、この物価指数を重視しています。それとともに景気の判断として雇用も重視しているといえます。特に米FRBは声明文などにもたびたび「雇用」の文言が登場することから、その傾向が高いようです。

[今週の宿題]
中央銀行の役割とはなんでしょう

今日のつぶやき

2010年9月 9日 (木)

9/9 本日の戦略-本日の米経済指標には注目-

おはようございます。911米国同時多発テロから9年経ちますが、今年は一部のキリスト教の強硬派がイスラム教の「コーランを燃やす」などとフェースブックで発信しているようです。圧倒的に反対が多い中、支持もあるようで、実行するかは不明ですが、リスク要因としては頭の片隅に置いておきたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、カナダの利上げなどから、一時ドル/円も84円台を回復しましたが、84円台での滞空時間が短く、かえってドルの重さが確認される結果となりました。ただ、83円台では本邦当局への介入警戒もあり、日銀のレートチェックが入ったのではとの噂もありました。
ガイトナー米財務長官は「日本の為替政策についてのコメントは差し控える」と発言、「ダメ」とも「よい」とも言っていませんが、黙認しているとの解釈もあり、依然として警戒感は市場に残っているとみられます。このため、83円台では警戒しつつも本邦の動きを探るとみられ、83円台前半へは下落する可能性は常にあると思われます。ただ、本邦の単独介入もあくまでもスムージング(円高のスピードを緩めるためのもの)とみられることで、サプライズ感から一時的に上昇するかもしれませんが、水準を押し上げるまでには至らないと思います。

一方、昨日注目していた米ベージュブックでは、「5地区は緩慢な成長で、5地区はまちまちか減速した」「住宅販売はほとんどの地域でかなり低いか、減少している」などでしたが、市場の反応はほとんどみられませんでした。

本日は、
21時30分に米貿易収支と米新規失業保険申請件数が発表されます。前回は改善傾向(申請件数の減少)を見せていたことで、今回も減少が継続すれば、米株価の上昇や円売りにつながりやすいのではないかと思います。また、10時30分に発表される豪の失業率、雇用者数変化も10月の利上げ(中銀のステートメントからは低いと思われるが)への期待を呼ぶ可能性があり、結果には注目です。豪は物価の上昇率にもよりますが、本年中にあと0.25%政策金利を引き上げる可能性があります。

欧州サイドでは、アイルランド政府が大手銀行「アングロ・アイリッシュ銀行」を2行に分割すると発表、事実上の清算となります。ただ、WSJのストレステストへの懸念の記事は、昨日のポルトガルの国債入札で一時的なものに留まったように思います。依然としてユーロ圏には財政に絡むリスクが残っていることから、楽観的や値頃感から買うのは危険と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.38 ~ 84.22
EURJPY 105.82 ~ 107.32
GBPJPY 128.69 ~ 130.47
AUDJPY 76.26 ~ 77.60
NZDJPY 60.01 ~ 61.12
CADJPY 80.02 ~ 81.40
ZARJPY 11.46 ~ 11.64
NOKJPY 13.36 ~ 13.61
MXNJPY 6.34 ~ 6.45
HKDJPY 10.70 ~ 10.82
SGDJPY 61.97 ~ 62.72
EURUSD 1.2662 ~ 1.2778

■前日のサマリー
昨日は東京時間に仲値の9時55分にかけてドルが買われたことから、ドル/円は83.87円、ユーロ/円は106.50円まで上昇しました。しかし、日経225平均株価が200円超の下落となると、リスク・オフの動きから円が買われ、ドル/円は83.34円と年初来高値(ドルの安値)を更新、ユーロ/円も105.80円へと下落しました。欧州時間に入ると1.2734ドルまで戻していたユーロ/ドルがECBのウエーバー氏の「危機終了を宣言するべきではない」と発言したことから、1.2659ドルまで急激に値を下げる場面が見られましたが、その後のポルトガル政府が発行した国債の入札に対する需要が旺盛(発行予定額7.5億~12.5億ユーロに対して10.39億ユーロを調達)との見方で、ユーロに対する懸念がやや後退したことで、ユーロ/ドルは1.27ドルを回復しました。NY時間には米株価が上昇して始まったことやカナダ中銀が政策金利を市場の予想通り0.25%引き上げし、1.00%とした上、「今後は消費が引き続き堅調に伸びるとともに、投資も大きく伸びることが見込まれる」とのコメントを行ったことで、追加利上げに対する期待からカナダドルが買われる流れとなりました。こうした流れを受け、ドル/円は一時84.05円、ユーロ/円は107.13円、ユーロ/ドルは1.2764ドルまで上昇しました。その後も欧米の株価が検証に推移したことで、ドル/円は83円台後半、ユーロ/円は106円台後半、ユーロ/ドルは1.27ドル台ミドルから前半での推移となりました。
クローズはドル/円が83.87円、ユーロ/ドルが1.2719ドル、ユーロ/円は106.69円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9024.60 -201.40 0.00%
FTSE100(英) 5429.74 21.92 0.00%
DAX(独) 6164.44 46.55 0.00%
NYダウ(米) 10387.01 46.32 0.00%
S&P500(米) 1098.87 7.03 0.00%
NASDAQ(米) 2228.87 19.98 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.66 0.06
日本10年債 1.125 -0.015
英10年債 2.98 0.08
独10年債 2.29 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1257.50 -1.80
NY原油(期近) 74.67 0.58

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/9(木)
10:30 豪 8月雇用者数変化
10:30 豪 8月失業率
・ 17:30 英国 7月商品貿易収支
・ 20:00 英国 中銀(BOE)政策金利発表
・ 21:15 カナダ 8月住宅着工件数
・ 21:30 米国 7月貿易収支
21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 7月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 7月新築住宅価格指数
23:00 南アフリカ 南ア準備銀行(SARB)政策金利発表
・ 02:00 米国 米30年債入札(130億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月 8日 (水)

9/8 本日の戦略-介入警戒残るが、円高を試す可能性も高い-

おはようございます。熱中症の死者が500人を超えていることを考えると、この台風が救いとなって欲しいですね。もちろん警戒は厳重にですが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米ウォール・ストリート・ジャーナルの記事で「7月にユーロ圏の91の銀行に対して行われたストレステストで、一部銀行が潜在的にリスクのある国債の保有高を過少申告していた事実が判明」と報じ、もともと懐疑的だったストレステストに対する懸念が蒸し返されたことや、発表された独7月製造業受注(前月比)がプラスの市場予想に対してマイナスとなったことから、金融セクタを中心として欧州の株価が下落、ユーロも終日軟調地合いとなり、1.27ドルを割り込んでいます。ポルトガルとドイツの10年債スプレッドが過去最大に拡大するなど、ユーロに対する懸念が再び出てきているようです。また、財政規律違反国への制裁や金融取引税で合意に至らず、ハンガリーもユーロの導入が2~3年後には不可能とのネガティブなニュースも出ています。そうした中でギリシャ中銀が28億ユーロの増資を発表したものの、ユーロの下落を止めるには至りませんでした。昨日の動きからは、
再び市場の関心がユーロ諸国とドイツとの国債スプレッドに向く可能性があり、今後も追加的にストレステストに対する懸念が浮上すると、夏季休暇(8月)前のユーロ売りが市場のテーマとなる可能性が高くなります。本邦の姿勢に寄りますが、このままであれば、ユーロ/円での下落が大きくなると思われます。

ドル/円は昨日の白川日銀総裁の「追加緩和は為替や株価などの変動に焦点を当てたものではない」との発言などから、本邦当局に策がないとの印象を市場には与えていると思いますが、野田財務相の「必要な時は断固たる措置を取る」との発言もあることから、本邦による単独介入への警戒も引き続きあることで、オプションがあるとみられる83.50円、83.00円、82.50円など50銭刻みのポイントが下値を探るポイントとなりそうです。バイアスは円高が継続しているとみられ、昨日84円を割り込んでから、84円に戻りきれていない(NYの高値は83.85円)ことで、実需のドル売り(円買い)も下げてくるとみられることから、84.50円近辺をロスカットレベルと定めて戻り売りのスタンスを取るところが多くなるのではないとみられますので、日銀によるレートチェックなど新たな動きが出てこないと、ずるずると円が買われる流れが継続するとみられます。

また、欧州の金融機関への懸念に端を発している株価の下落ということもあり、株価の下落が継続するとクロス円の下落が大きくなりそうです。本日はカナダ中銀(BOC)の金融政策が予定されており、1.00%へ0.25%の利上げが予想されていますが、米ベージュブック(地区連銀報告)も明け方3時に発表が予定されていることで、ベージュブックで地区の成長の悪化が示されるようであれば、米株価の続落につながり、一段の円高が進む可能性があります(普段はあまりベージュブックは注目されませんので、今回も注目されないかもしれませんが)。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の下、転換線、基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.34 ~ 84.18
EURJPY 105.44 ~ 106.91
GBPJPY 127.69 ~ 129.38
AUDJPY 75.63 ~ 76.93
NZDJPY 59.74 ~ 60.81
CADJPY 79.21 ~ 80.53
ZARJPY 11.41 ~ 11.59
NOKJPY 13.31 ~ 13.55
MXNJPY 6.32 ~ 6.43
HKDJPY 10.71 ~ 10.82
SGDJPY 61.68 ~ 62.41
EURUSD 1.2624 ~ 1.2736

■前日のサマリー
昨日は朝方に米ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版でユーロの財政を懸念する記事が掲載されたことから、ユーロが弱含みで推移、ユーロ/ドルが1.28ドル台後半から一時1.28ドルを割り込む水準まで下落、ユーロ/円でも108円台前半から107円台後半まで下落、ドル/円は84円台前半で底堅い動きとなりました。6・7と開催された本邦日銀の金融政策決定会合では、政策金利、30日に決められた追加緩和の新型オペの内容に変更がなく、白川日銀総裁の定例記者会見でも追加緩和に対する姿勢は示されたものの、危機感には乏しかったことで、ロンドン時間にドル/円は83.73円まで下落、欧州の株価も下落したことで、ユーロ/ドル、ユーロ/円が下げ幅を拡大し、ユーロ/ドルは1.2737ドル、ユーロ/円は106.78円の安値を付けました。NY時間では、8日に発表された500億ドルのオバマ米大統領の経済対策に対する失望とみられるNYダウの100ドル超の下落から、リスク・オフの流れでドル/円は83.50円、ユーロ/ドルは1.2677ドル、ユーロ/円は106.25円まで下落しましたが、ドル/円は83.50円のオプションの防戦買い観測や株価下落からのドル買いにより、83円台後半まで戻しました。
クローズはドル/円が83.82円、ユーロ/ドルが1.2680ドル、ユーロ/円は106.30円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9226.00 -75.32 0.00%
FTSE100(英) 5407.82 -31.37 0.00%
DAX(独) 6117.89 -37.15 0.00%
NYダウ(米) 10340.69 -107.24 0.00%
S&P500(米) 1091.84 -12.67 0.00%
NASDAQ(米) 2208.89 -24.86 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.59 -0.11
日本10年債 1.135 -0.055
英10年債 2.91 -0.07
独10年債 2.25 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1259.30 8.20
NY原油(期近) 74.09 -0.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/8(水)
・ 08:50 日本 7月経常収支(季調済)
・ 08:50 日本 7月機械受注
・ 10:30 豪 7月住宅ローン
・ 15:00 ドイツ 7月貿易収支
・ 17:30 英国 7月製造業生産高
17:30 英国 7月鉱工業生産
19:00 ドイツ 7月鉱工業生産
・ 20:00 南アフリカ 7月製造業生産
・ 21:30 カナダ 7月住宅建設許可
22:00 カナダ カナダ中銀(BOC)銀行金利
・ 23:00 カナダ 8月Ivey購買部協会指数
・ 01:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 ユンケル・ルクセンブルク首相講演
・ 02:00 米国 米10年債入札(210億ドル)
03:00 米国 Fed's Beige Book(米地区連銀経済報告)
・ 03:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 7月消費者信用残高
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月 7日 (火)

9/7 本日の戦略-円高圧力継続もドル円84円では底堅い?-

おはようございます。今週発売の週刊エコノミストでは、円高が取り上げられています。背景の把握と中長期の方向感をつかむ上ではお勧めです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は北米市場が休場だったことから小動きに終始しましたが、本日は米国の3連休明けとなり、市場参加者が戻ってくることが期待されます。ただ、目先は重要な経済指標の発表が予定されていないことなど、手掛かりに欠ける展開となりそうです。このため、円高圧力が継続する可能性があり、ドル/円は上値の重い動きとなる可能性があります。その一方では、昨日の早朝、夕方ともに84.04円近辺で下げ止まっていることから、
84円付近に不明な買いがでていることで、下値の堅さが確認されると短期的な戻りにつながる可能性もあります。本日は13時30分に発表される豪準備銀行(RBA)の政策金利の発表が予定されています。市場は「据置」を予想しており、前回のRBAの声明「豪州の経済成長率が潜在成長率に近辺になる可能性が高く、インフレ率が政策目標の近傍にあって、世界経済の見通しが幾分不透明な状況の下、当理事会は最近一連の金融政策運営が適切であると判断した」を考慮すると、不透明な欧米の経済から、RBAは強い豪の4-6月期GDPの結果にも関わらず、今回も据え置くと思われます。このため、注目は政策金利自体よりもRBAの声明がタカかハトかというところになると思われます。市場ではややハトのトーンとなるとみられていますので、強いGDPを背景としてややタカ的なトーンとなった場合には豪ドルが買われてくると思います。その他では19時の独製造業受注辺りが手掛かりとなると思われます。

一方、本日は日銀の金融政策決定会合も2日目であり、12時から13時の間に金融政策の発表があると思います。30日に新型オペ10兆円、期間6か月を決めていることから、新たな施策はないと思われますが、一部市場には期待があることから、変更がない場合には極々短期的な失望売りが出るかもしれません(ほとんど大多数が期待していませんが)。

テクニカルでは昨日も書きましたが、ポンドドルが一目均衡表(日足)の雲の上から中へ入ってきました(売りシグナル)。また、ユーロポンドが90日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ入ってきました(買いシグナル)。これらの流れを見ますとポンドの弱含みが予想されますが、ポンドスイスでは21日移動平均線からの乖離率が-3.0%に達していることで、行き過ぎからの多少の戻りの可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
カナダ/円 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の下から中

■変動率からの予想レンジ 08:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.73 ~ 84.59
EURJPY 107.62 ~ 109.07
GBPJPY 128.61 ~ 130.29
AUDJPY 76.56 ~ 77.87
NZDJPY 60.30 ~ 61.40
CADJPY 80.52 ~ 81.89
ZARJPY 11.52 ~ 11.71
NOKJPY 13.61 ~ 13.86
MXNJPY 6.41 ~ 6.52
HKDJPY 10.75 ~ 10.87
SGDJPY 62.19 ~ 62.93
EURUSD 1.2851 ~ 1.2939

■前日のサマリー
昨日は日本時間早朝にドル/円は84.05円まで下落したものの、日経225平均株価が上昇したことや週明けで仲値不足観測からドル/円は84.49円まで上昇しました。一方のユーロはドルの上昇から小幅下落し、ユーロ/ドルが1.2871ドル、ユーロ/円が108.63円をつけました。その後は、北米市場が休場ということもあり、様子見気分が強い中、じりじりとドルが売られる展開となり、ロンドン時間にはユーロ/ドルは1.2920ドルまで一時上昇しました。しかし、ドイツ銀行協会が新しいBIS基準で独大手銀行10行が1050億ユーロの増資が必要とのコメントを出すと一転してユーロが下落、ユーロ/ドルは1.2879ドル、ドル/円が84.04円、ユーロ/円は108.28円まで一時下落しました。NY時間では米国、カナダが休場であることから、全般的に様子見が強く各通貨ともに小幅なレンジでの取引となりました。特にロンドン勢の取引が終了した午前1時を過ぎるとマーケットは閑散となり、ドル/円は84円台前半、ユーロ/円は108円台ミドルから前半、ユーロ/ドルは1.28ドル台後半での動きとなりました。この日目立ったのはポンドの下落ですが、ユーロ/ポンドでのポンドの下落が主な要因とみられますが、詳細ははっきりしませんが英国祭の大量償還に絡む売りとの声も聞かれます。
クローズはドル/円が84.21円、ユーロ/ドルが1.2875ドル、ユーロ/円は108.42円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9301.32 187.19 0.00%
FTSE100(英) 5439.19 11.04 0.00%
DAX(独) 6155.04 20.42 0.00%
NYダウ(米) 10447.93 - -
S&P500(米) 1104.51 - -
NASDAQ(米) 2233.75 - -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.70 0.01
日本10年債 1.190 0.055
英10年債 2.98 -0.03
独10年債 2.33 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1251.10 -
NY原油(期近) 74.60 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/7(火)
・ 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 13:30 オーストラリア 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 7月景気先行CI指数速報値
・ 14:00 日本 7月景気一致CI指数速報値
・ 14:45 スイス 8月失業率(季調済)
・ 15:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 15:00 南アフリカ 8月外貨準備高
・ 19:00 ドイツ 7月製造業受注
・ 02:00 米国 米3年債入札(330億ドル)
・ 02:30 米国 シュタルクECB理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月 6日 (月)

9/6 本日の戦略-北米市場休みから底堅い動き継続か-

おはようございます。最近よくカマキリを見かけます。そろそろ産卵の季節に入ったのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は米雇用統計のヘッドライン、前月値(修正)とも内容が市場予想よりは改善を示したことで、米国が2番底へ陥る懸念が後退したとみなされ、米株価がの上昇につながり、ドルと円が売られる流れとなりました。市場では過度に米の景気後退の懸念を織り込み、追加金融緩和が織り込まれていた(米10年債利回りが一時2.5%を割り込み場面がみられていた)反動が出てきたものと思われます。こうした傾向が続くのかは、今後の米経済指標に寄りますが、本日は米国がレイバーディで休場であり、当面は8日のベージュブック、9日の米貿易収支を待つことになりそうです。

テクニカルでは、ポンド/ドルが一目均衡表(日足)の雲の上限でサポートされているものの、転換線が頭を押さえており、雲の中に入ってくる可能性が高そうです。遅行線が日々線(ロウソク足)の下に抜けて推移していることから、
雲の中に入ると弱含みが継続しそうです。当面は8/31の安値の1.5328ドルがサポートとなりそうですが、ここを下に抜けてしまうと雲の下限の1.5169ドルと7/21の安値の1.5126ドルあたりが下落の目処となりそうです。また、NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出たものの、遅行線が日々線の下を推移していることから、上値が押さえられる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21移動平均線を上抜け
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 21移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.85 ~ 84.72
EURJPY 107.94 ~ 109.41
GBPJPY 129.42 ~ 131.13
AUDJPY 76.60 ~ 77.94
NZDJPY 60.18 ~ 61.31
CADJPY 80.41 ~ 81.80
ZARJPY 11.60 ~ 11.79
NOKJPY 13.65 ~ 13.90
MXNJPY 6.43 ~ 6.54
HKDJPY 10.77 ~ 10.89
SGDJPY 62.37 ~ 63.12
EURUSD 1.2855 ~ 1.2961

■前日のサマリー
週末は米雇用統計の発表を控えて、東京からロンドン時間にかけては各通貨とも狭いレンジでの動きとなりました。ドル/円は84.17円~84.53円、ユーロ/円は107.94円~108.60円、ユーロ/ドルは1.2808ドル~1.2855ドル。注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が5.4万人の減少、前月も5.4万人の減少へ修正(13.1万人減少から)と、市場予想より内容がよかったことで、ポジティブサプライズとなり、ドル/円は85.23円、ユーロ/円は109.56円へと上昇、ユーロ/ドルは1.2814~1.2875円と上下、その後、1.2820ドルへと下落しました。しかし、米非製造業ISMが市場予想より悪かったことで、ドル/円は雇用統計で上昇した分を吐き出し84.23円、ユーロ/円は108.42円まで下落、ユーロ/ドルは1.2890ドルへと上昇しました。その後は、米雇用の改善が、米国の2番底の懸念を後退させたことでNYダウが100ドル超となったことから、ドル/円は84円台ミドル、ユーロ/円は108円台後半、ユーロ/ドルは1.2898ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が84.34円、ユーロ/ドルが1.2895ドル、ユーロ/円は108.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9114.13 51.29 0.00%
FTSE100(英) 5428.15 57.11 0.00%
DAX(独) 6134.62 50.77 0.00%
NYダウ(米) 10447.93 127.83 0.00%
S&P500(米) 1104.51 14.41 0.00%
NASDAQ(米) 2233.75 33.74 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.70 0.07
日本10年債 1.140 0.030
英10年債 3.00 0.05
独10年債 2.35 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1251.10 -2.30
NY原油(期近) 74.60 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/6(月)
・ 米国  市場休場(レーバーデイ)
・ カナダ 市場休場(レーバーデイ)
・ 17:30 ユーロ圏 9月センティックス投資家信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月 5日 (日)

9/6の週の見通し

こんばんは。ニュースを見ていますと、サルに噛まれたとか、イノシシに襲われたとかをよく見るようになりましたね。

3日に発表された30日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が約8万コントラクト減少し、10万コントラクトを割り込みました。円はロング(買)が小幅減少、ユーロはショート(売)が3週連続で増加、カナダドルはロングからショートへ転換、NZドルは4週連続でロングが減少しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 49,904 -1,165 61,219 11,315 72,534
EUR -25,569 -3,966 51,099 76,668 127,767
GBP -15,266 -10,901 23,052 38,318 61,370
CHF 14,281 413 21,185 6,904 28,089
CAD -4,764 -20,911 26,957 31,721 58,678
AUD 43,808 -3,209 54,261 10,453 64,714
NZD 6,957 -3,726 12,193 5,236 17,429
MXN 49,904 -1,165 61,219 11,315 72,534
source:CFTC

週初30日は、円高対策で日銀が臨時会合を開催したことで、追加緩和の内容に期待が高まり、ドル/円は一時85.90円まで上昇、クロス円も連れ高となりましたが、決定された内容が「貸出期間6カ月の新型オペ10兆円を新設」に留まったことで、市場には失望感が出て、ドル/円は84円台ミドルへと下落、週半ばに発表された民間の給与計算会社ADPのよる雇用調査が市場予想に反して1万人の減少となるとなるとドル/円は8月24日の安値に迫る83.68円へと下落しましたが、その後に発表された米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数が市場予想より良かったことなどから米株価が大幅に上昇し、米10年債利回りも上昇したことで、ドル/円は84円台で底固く推移、週末は米労働省から雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が市場予想に反して約5万人減に留まったことで、ドル/円は一時85.23円まで上昇しましたが、非製造業ISMが予想より悪かったことで、84円台前半まで下落しました。一方、ユーロ/ドルなどは米株価が週半ばより、上昇に転じたことから、リスク・オンの流れとなりポンドを除いては上昇しています(下のグラフ参照)。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
先週は米国の雇用統計が市場予想より良かったことで、一時85円台を回復したものの、85円台は長続きしませんでした。米国の雇用が回復傾向を見せたことで、2番底の懸念が後退したとみられ、米株価が3日連続の上昇となったことから、これまでのリスク・オフの流れがリスク・オンの流れへ変化しているように見えます。このため、米金利が上昇したものの、「質への逃避」の動きの巻き戻しから、ドルや円が売られやすくなると思われます。ただ、8日に米地区連銀報告が予定されていることから、12地区連銀の経済状況の拡大ペースが緩やかに留まるもしくは拡大が止まるようであれば、再び2番底の懸念が出てくると思われることで、ドルや円が変われ安くなると思います。

また、今週は日銀、豪準備銀行の金融政策の発表が予定されています。日銀は30日に臨時会合を既に行っており、その時点と比べても、大きな環境の変化は見られないことから、現状維持となると思われます。また、豪も現在の政策金利を引き上げるほどの強い経済指標が出ているわけでもないことから、4.50%のままで据置かれると思います。8日のカナダ中銀(BOC)の金融政策では、0.25%の引き上げが予想されています。9日の英中銀(BOE)の金融政策は、0.50%の政策金利、200億ポンドの資産買い入れ枠には変更がないと思われます。一方で、南ア準備銀行(SARB)は政策金利を0.50%引き下げて6.00%にすると予想されています。リスク・オンの流れが続けば、政策金利が引き上げられる国の通貨が素直に買われるのではないでしょうか。

■予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 83.50 86.50
ユーロ/ドル 1.2600 1.2980
ユーロ/円 106.20 110.60
ポンド/円 128.70 133.50
豪ドル/円 75.60 78.00


■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは81,831コントラクトのショート減少の90,355コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は1,165コントラクトのロング減少の49,904コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは3,966コントラクトのショート増加の25,569コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは20,911コントラクトのロング減少の4,764コントラクトのショートになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは3,726コントラクトのロング減少の6,957コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向はアナリストレポートのIMMポジションを参照してください。(6日更新)

■イベントカレンダー
9/6(月)
・ 17:30 ユーロ圏  9月センティックス投資家信頼感
9/7(火)
・ 00:00 日本 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
・ 13:30 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 7月景気先行CI指数速報値
・ 14:00 日本 7月景気一致CI指数速報値
・ 19:00 ドイツ 7月製造業受注
9/8(水)
・ 07:45 NZ 第2四半期製造業売上高
・ 08:50 日本 7月経常収支
・ 08:50 日本 7月機械受注
・ 10:30 豪 7月住宅ローン
・ 15:00 ドイツ 7月貿易収支
・ 15:00 ドイツ 7月経常収支
・ 17:30 英国 7月製造業生産高
・ 17:30 英国 7月鉱工業生産
・ 19:00 ドイツ 7月鉱工業生産
・ 20:00 南ア 7月製造業生産
・ 21:30 カナダ 7月住宅建設許可
・ 22:00 カナダ中銀(BOC)銀行金利
・ 23:00 カナダ 8月Ivey購買部協会指数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告
・ 04:00 米国 7月消費者信用残高
9/9(木)
・ 10:30 豪 8月雇用者数変化
・ 10:30 豪 8月失業率
・ 17:30 英国 7月商品貿易収支
・ 20:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
・ 21:15 カナダ 8月住宅着工件数
・ 21:30 米国 7月貿易収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
・ 21:30 カナダ 7月国際商品貿易
・ 21:30 カナダ 7月新築住宅価格指数
・ 23:00 南ア 南ア準備銀行(SARB)政策金利発表
9/10(金)
・ 08:50 日本 8月国内企業物価指数(前月比)
・ 08:50 日本 第2四半期実質GDP確報値
・ 08:50 日本 第2四半期実質GDP確報値
・ 15:30 豪 8月外貨準備高
・ 17:00 ノルウェー 8月生産者物価指数
・ 17:00 ノルウェー 8月消費者物価指数
・ 17:30 英国 8月生産者仕入価格
・ 17:30 英国 8月生産者出荷価格
・ 20:00 カナダ 8月雇用ネット変化率
・ 20:00 カナダ 8月失業率
・ 23:00 米国 7月卸売在庫

経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2010年9月 4日 (土)

今日のつぶやき

2010年9月 3日 (金)

9/3 本日の戦略-米雇用統計待ちだが、リスクは上振れか-

おはようございます。9月に入っても暑い日が続きますね。東海地方では最高気温の予想が38度とか。景気が熱く(良く)なってほしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米製造業ISMに続き、新規失業保険申請件数、中古住宅販売制約指数が改善していたことで、米株価が2日連続となる上昇しましたが、ドル/円やクロス円は下落となりました。市場は本日の21時30分に発表される米国の雇用統計に市場は注目しています(もちろん私もですが)。最近は雇用統計のヘッドラインでも、失業率、非農業部門雇用者数の増減に加え民間部門雇用者数の増減が注目されるようになりました。民間部門は既に
1日に発表されているADP雇用調査が1万人の減少となったことで、市場でも弱めは織り込んできていると思われ、非農業部門雇用者数も予想は10.5万人の減少となっていることから、どちらかというと下振れリスクよりも上振れリスクに警戒といったところでしょうか。要は指標結果が悪くてもそれほど下落せず、よければドル/円は85円台へ上昇しやすいと思っています。

これとは別に米供給管理協会(ISM)の非製造業景気指数が発表されます。先に発表された製造業は予想より良かったことで、非製造業にも期待があると思われますので、こちらは市場より多少良くても反応が鈍くなる可能性があります。

テクニカルでも特に目立ったものは出ていません。週足チャートでは、ドル/円とポンド/円はダウントレンドが継続しているとみられますが、ユーロ/円、豪ドル/円は戻り基調のようにも見えます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.75 ~ 84.63
EURJPY 107.21 ~ 108.64
GBPJPY 128.72 ~ 130.39
AUDJPY 76.03 ~ 77.35
NZDJPY 59.57 ~ 60.67
CADJPY 79.22 ~ 80.58
ZARJPY 11.48 ~ 11.66
NOKJPY 13.56 ~ 13.80
MXNJPY 6.37 ~ 6.48
HKDJPY 10.75 ~ 10.87
SGDJPY 62.18 ~ 62.93
EURUSD 1.2779 ~ 1.2886

■前日のサマリー
昨日は東京時間も株価の上昇に対する期待が先行し、ドル/円は84.55円、ユーロ/円は108.25円まで一時上昇しましたが、10時30分に発表された豪貿易収支が市場予想より悪かったことなどを背景として、クロス円が下落して、ドル/円は84.07円、ユーロ/円は107.51円まで下落しました。ロンドン時間では株価も小幅な変動に留まったものの、全般的な円買い逃れが継続し、ドル/円は84.00円、ユーロ/電は107.45円、ユーロ/ドルは1.2776ドルへ一時下落しました。しかし、米長期金利が上昇したことから、ドル/円は84.32円、ユーロ/円は108.20円、ユーロ/ドルは1.2839ドルまで上昇しました。ECB理事会では政策金利が1.00%に据え置かれ、市場の予想通りとなったことから、特に反応はありませんでした。NY時間に入ると、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より小幅ながらよかったことや米中古住宅販売成約指数が市場予想に反して+5.2%と改善したことを受け、ドル/円は84.46円、ユーロ/円は108.31円、ユーロ/ドルは1.2848ドルまで上昇しましたが、翌日に米雇用統計を控えていたこともあり、ポジション調整主体の小動きとなりました。
クローズはドル/円が84.26円、ユーロ/ドルが1.2824ドル、ユーロ/円は108.05円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 9062.84 135.82 0.00%
FTSE100(英) 5371.04 4.63 0.00%
DAX(独) 6083.85 -0.05 0.00%
NYダウ(米) 10320.10 50.63 0.00%
S&P500(米) 1090.10 9.81 0.00%
NASDAQ(米) 2200.01 23.17 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.62 0.05
日本10年債 1.110 0.050
英10年債 2.96 0.03
独10年債 2.28 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1253.40 5.30
NY原油(期近) 75.02 1.11

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/3(金) 
・ 09:45 英国  タッカー英中銀(BOE)副総裁講演 
・ 16:00 ノルウェー 8月失業率
・ 16:15 スイス 8月消費者物価指数(前月比)
・ 18:00 ユーロ圏 7月小売売上高(前月比)
・ 21:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
21:30 米国 8月非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 8月失業率
23:00 米国 8月ISM非製造業景況指数(総合)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

Vol28. インカムが個人消費には重要

※このコンテンツは上田ハーローFX 週間ニュースに掲載しているものです。購読(無料)は下記から。

皆様こんばんは。チリ北部の炭坑での落盤事故で、作業員33人が無事生存しているというニュースで世界中が沸きました。スカイツリー(634m)の高さより深い約700mの地下から救出するには、かなりの日数が必要のようですが、全員無事に生還してほしいものです。

前回、個人消費とは個人(家計)が商品を購入するためや、サービスを受けるために実際に使ったお金ということを説明しました。お金を使うということは借金をする以外では、インカム(所得)がなければなりません。大多数は労働により所得を得ていることから、一番影響を与えるのは雇用関連の経済指標となります。

米国では雇用関連指標として、労働省から発表される「失業率」「非農業部門雇用者数」「新規失業保険申請件数」などがあり、民間から発表される指標では、「ADP雇用調査」「チャレンジャー・アンド・グレイ人員削減数」などがあります。雇用の善し悪しが政策転換に直結しやすく、米国の「失業率」「非農業部門雇用者数」が発表される毎月第1金曜日は市場が動くことが多いです。

これらの雇用関連の経済指標の中では、特に「非農業部門雇用者数」が注目されていますが、これは、同統計が非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を元に集計されていることから、業種別、年齢別、性別、人種別など細かく雇用状況を把握できるからです。一方の「失業率」は失業者数を労働人口で割ってパーセンテージに直したものです。こちらは調査対象が少ないことや働く意思のない人(求職活動をあきらめてしまった人)は含まれないため、実体を細かく把握するには不向きで、注目度合いはやや低くなっています。また、民間部門は労働省の発表より数日早く発表されることから、傾向を見るために利用されているようです。

失業率と非農業部門雇用者数のグラフ
失業率,非農業部門雇用者数

新規失業保険申請件数のグラフ
新規失業保険申請件数

オバマ米大統領は、2008年秋のリーマンショックにより雇用が失われたことで、グリーン・ニューディール政策(エネルギーの自立政策)を発表、これにより500万人の雇用を創出して、米経済を回復させようとしています。

[今週の宿題]
雇用と物価指数の関連を考えてみてください

今日のつぶやき

2010年9月 2日 (木)

9/2 本日の戦略-イベントはあるが明日を前にレンジ取引か-

おはようございます。修理に出していた子供の携帯ゲーム機DSLiteが本日戻ってくるようです。使い込んでぼろぼろだったので果たしてどんな形で帰ってくるのか楽しみです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は久しぶりにヘッドラインがよい内容となった米製造業ISMに反応して、NYダウが200ドルを超す大幅上昇となったことで、ドル/円は83円台後半から84円台後半へと上昇しましたが、FRBによる追加緩和の可能性があることから、ドル/円でのドルの戻りは鈍くなっています。ただ、株価が大幅上昇となったことで、リスク・オンの動きからクロス円全般は上昇しています。

本日は、昨日の動きが継続するかどうかです。東京、アジア時間では米株価の上昇がそのまま継続されると思われることで、円が売られやすいと思いますが、ロンドン時間には20時45分にECBの理事会(政策金利に変更はないと予想、ただし、ECBによる3カ月の固定金利での資金供給の期間を延長する可能性はあり)、21時30分の米新規失業保険申請件数(本日の発表分は明日の雇用統計には反映されません)、トリシェECB総裁の定例記者会見、22時のバーナンキ米FRB議長の公聴会での証言、23時の米中古住宅販売成約数が注目されると思われます。これまで、ミシガン大やCBの消費者センチメントなどは回復傾向を見せており、昨日の製造業ISMもセンチメント系であることから、回復傾向が見られるのはある程度予想できますが、実体の数字(雇用や住宅)が弱いことで、本日はこれらの指標が発表されることから、引き続き円高のリスクが継続する可能性があります。ただ、
明日の米雇用統計を前に大きくはポジションを傾けにくいとみられ、レンジ内の取引となりやすいと思われます。

テクニカルでは、下に書いてありますが、豪ドルがトレンドの転換となりやすい21日移動平均線や一目均衡表の雲の上限を上に抜けてきました。通常であれば、上昇が継続すると思われますが、株価に伴うリスクのオン、オフが相場を動かす主体となっているとみられることで、この上抜けがダマシになる可能性も十分にあります。特に
豪ドル/円では一目均衡表の遅行線と雲の位置関係に注意したいところです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.90 ~ 84.80
EURJPY 107.29 ~ 108.72
GBPJPY 129.42 ~ 131.09
AUDJPY 76.20 ~ 77.54
NZDJPY 59.44 ~ 60.54
CADJPY 79.59 ~ 80.97
ZARJPY 11.42 ~ 11.60
NOKJPY 13.48 ~ 13.72
MXNJPY 6.36 ~ 6.47
HKDJPY 10.77 ~ 10.89
SGDJPY 62.25 ~ 63.01
EURUSD 1.2767 ~ 1.2871

■前日のサマリー
昨日は中国のPMI(購買担当者景気指数)、豪4-6月期GDPが発表され、ともに市場予想より良かったことなどから、クロス円が主導でじりじりと上昇、民主党総裁選に立候補している小沢前幹事長が円高阻止にむけ、介入を含む全方策とる旨の発言を行ったことで、ドル/円は朝方の84円台前半から84.58円、ユーロ/円は106円台後半から107.40円近辺、ユーロ/ドルも1.26ドル台後半から1.27ドル前半まで上昇しました。しかし、上海総合株価が軟調となると、ロンドン時間にかけてじりじりと円高が進み、ドル/円は83.94円、ユーロ/円は106.82円へと下落しました。NY時間には発表されたADP雇用調査が市場予想に反して1万人の減少となると、ドル/円はストップロスを巻き込んで83.66円、107円台後半まで上昇していたユーロ/円は107.09円へと下落しました。しかし、FRBによる追加緩和期待からダウ先物が上昇、リスクオンの動きから、ドル/円は84円台前半、ユーロ/円は108円手前、ユーロ/ドルは1.28ドル台前半まで上昇、23時に発表された米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が予想より良かったことで、NYダウが200ドル超の上昇を示し、リスクオンの流れが継続したことで、ドル/円は84.67円、ユーロ/円は108.62円、ユーロ/ドルは1.2856ドルまで一時上昇しました。ただ、フィッシャー米ダラス連銀総裁が「追加緩和には消極的、財政赤字拡大に警告」と発言したこともあり、高値からはやや下落してクローズしています。
クローズはドル/円が84.43円、ユーロ/ドルが1.2807ドル、ユーロ/円は108.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 8927.02 102.96 0.00%
FTSE100(英) 5366.41 141.19 0.00%
DAX(独) 6083.90 158.68 0.00%
NYダウ(米) 10269.47 254.75 0.00%
S&P500(米) 1080.29 30.96 0.00%
NASDAQ(米) 2176.84 62.81 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.57 0.11
日本10年債 1.015 0.055
英10年債 2.93 0.10
独10年債 2.22 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1248.10 -2.20
NY原油(期近) 73.91 1.99

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/2(木)
10:30 豪7月貿易収支
・ 14:45 スイス 第2四半期GDP
・ 16:15 スイス 7月小売売上高
・ 17:30 英国 8月PMI建設業
・ 18:00 ユーロ圏 7月生産者物価指数
・ 18:00 ユーロ圏 第2四半期GDP2次速報値
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 失業保険継続受給者数
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 22:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 22:00 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 22:00 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁
23:00 米国 7月中古住宅販売成約
・ 23:00 米国 7月製造業受注指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

今日のつぶやき

2010年9月 1日 (水)

9/1 本日の戦略-ドル円はかろうじて年初来安値更新ならず-

おはようございます。昨日はCNNのニュースでも円高を報じていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はコンファレンスボードの消費者信頼感指数(5000人調査対象)が発表され、53.5と市場予想の50.5を上回りましたが、就職困難と答えた割合が上昇(45.1% → 45.7%)していることで、3日発表の米雇用統計に対する警戒が米金利を低く押さえているように思います。これを受けて、為替でも市場全体がリスク・オフの中で、ドルと円が買われる傾向が続いており、ドル/円ではドルが売られる(円が買われる)流れとなっています。昨日は月末要因もあり、ロンドン・フィキシングにかけての円買い需要から84円を割り込んでいますが、この水準ではやはり本邦の当局の為替介入などの動きへの警戒が出ているものと思われます。伝家の宝刀(ドル買い円売り介入)はまだ抜かないと思っていますが、
日銀によるレートチェックなどの可能性があり、このレベルからのドル・ショートのポジションはなかなかとりにくいのではないかと思われ、84円を挟んで底堅く推移するのではなかと思います。クロス円も株価次第の動きとなりますが、大幅な下落につながらなければ、底堅い動きになると思われます。

本日は月初でもあり、注目の指標がいくつかあります。
10時の中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)、10時30分の豪の4-6月期GDP、これらが良ければ、クロス円に支えられて、ドル/円もロンドン時間までは底堅く推移するのではないかと思います。欧州では17時30分に英国のPMIが予定されています。米国では21時15分に民間給与計算会社ADPの雇用調査、23時に米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数が予定されています。3日の雇用統計が注目される中で、前哨戦となるADPの結果が8/24の安値の83.58円を下抜けるかのカギとなりそうです。

テクニカルでは、GBP/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、MXN/JPY、NOK/JPY、EUR/CHF、GBP/CHFで21日移動平均線から-3%以上の乖離となっています。8/24のときに-3%乖離して、今回が2度目の乖離となっています。だいたい2回目か3回目かの乖離で仕掛けると勝率は高いようですので、センチメントが下向いている中での逆張りよりも、むしろ、-3%から中に戻るタイミングで仕掛けたいですね。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:14→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.68 ~ 84.56
EURJPY 105.90 ~ 107.29
GBPJPY 128.16 ~ 129.81
AUDJPY 74.23 ~ 75.50
NZDJPY 58.19 ~ 59.25
CADJPY 78.17 ~ 79.49
ZARJPY 11.30 ~ 11.47
NOKJPY 13.20 ~ 13.43
MXNJPY 6.28 ~ 6.39
HKDJPY 10.73 ~ 10.85
SGDJPY 61.64 ~ 62.39
EURUSD 1.2638 ~ 1.2739

■前日のサマリー
昨日は日経225平均株価が大幅な下落となったことから、ドル/円は朝方の84円台後半からじりじりと売られ84.07円を一時つけました。ユーロ/円も軟調な株価を嫌気して朝多々の107円台前半から106.16円まで下落、ユーロ/ドルは1.26ドル台後半から前半までの小動きとなりました。ロンドン時間には、発表された独8月の失業者数が小幅改善していたものの、市場の反応は限定的となりました。ただ、欧州の株価がしっかりした動きとなったことで、リスク・オンの流れから、ドル/円は84.55円、ユーロ/円は107.34円、ユーロ/ドルは1.2700ドルまで上昇しました。NY時間にはCB消費者信頼感が市場予想から上振れとなったことなどで、ドル/円は84.61円、ユーロ/円は107.78円、ユーロ/ドルは1.2744ドルまで上昇したものの、ロンドンフィキシングにかけて円買いのフローが持ち込まれたようで、ドル/円は83.95円、ユーロ/円は106.67円、ユーロ/ドルは1.2693ドルまで下落しました。その後はNYダウが軟調に推移したことや公表された米FOMC議事録で米国の景気判断が下向きであることを示しているとみなされ、全般的なリスク・オフの動きで、ドル/円は83.83円、ユーロ/円は106.25円、ユーロ/ドルは1.2661ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が84.19円、ユーロ/ドルが1.2678ドル、ユーロ/円は106.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比 (%)
日経225 8824.06 -325.20 0.00%
FTSE100(英) 5225.22 23.66 0.00%
DAX(独) 5925.22 12.81 0.00%
NYダウ(米) 10014.72 4.99 0.00%
S&P500(米) 1049.33 0.41 0.00%
NASDAQ(米) 2114.03 -5.94 0.00%

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.47 -0.06
日本10年債 0.960 -0.060
英10年債 2.83 -0.07
独10年債 2.11 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1250.30 11.10
NY原油(期近) 71.92 -2.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/1(水)
・ 10:30 豪 第2四半期GDP (四半期比)
・ 16:00 ノルウェー 8月ノルウェーPMI
・ 16:30 スイス 8月SVME-購買部協会景気指数
・ 16:55 ドイツ 8月PMI製造業確報値
・ 17:00 ユーロ圏 8月PMI製造業確報値
・ 17:30 英国 8月PMI製造業
・ 21:15 米国 8月ADP雇用統計
・ 23:00 米国 7月建設支出
・ 23:00 米国 8月ISM製造業景況指数
・ 23:45 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 02:40 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 06:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

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