山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2011年1月31日 (月)

1/31 本日の戦略-エジプト情勢は不透明、リスク回避なら円高か-

おはようございます。本日午前10時から当社のスマートフォンでの取引システムがオープンしました。iPhone3GS/4、ドコモのエクスぺリア、auのIS03が対象です。どうぞご活用ください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はエジプトの首都カイロで夜間外出禁止令が出たことから、欧米の株価が下落、リスク回避のスイスフラン買いと円買いから、ユーロやドルなどの主要通貨は下落しています。土日とCNNやBBCをみていましたが、情勢が不透明なだけに、デモなどが鎮静化するのか、拡大するのかが不透明な情勢です。エルバラダイ氏(元IAEA事務局長、ノーベル平和賞受賞者)もデモに参加していることで、ムバラク大統領への退陣圧力が高まり、さらに
株価の下落が続くようであれば、リスク回避の動きから円に上昇圧力がかかるものと思われます。ドルについてはユーロの下落が継続するかにかかっていると思われ、本日これまでのところではユーロ/ドルの1.35ドル台後半で下げ止まっていることや1.3550ドル近辺で買い意欲が見られることで、底堅く推移することが予想されます。ただ、本日は月末であることから、日本時間25時のロンドン・フィキシングにはユーロの下落などの警戒をしておいた方がよいと思います。

ドル/円については、リスク回避度合いと、月末での資金需要が相場を動かす要因と思われます。今のところインターバンクでのオーダー状況では81.70円近辺にストップロスがあり、81円台前半(10-20円)にかけて買いが見られるということですので、急激な株価の下落でもない限り、81円台前半では底堅く推移するものと思われます。また、明後日2日から中国が旧正月の長期休暇に入ることか、これを前にした中国株のポジション調整などにも警戒したいところです。

■ドル/円 週足(一目均衡表、トレンドライン)
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

週の始めですので、週足を取り上げたいと思います。ドル/円は昨年6月中旬以来、一目均衡表の基準線(青い線)がレジスタンスとなり、昨年12月の高値84.50円のときにもこれを上に抜けることができませんでした。現在は再び基準線に接近してきていて、昨年11月の安値の80.24円と本年初旬の安値の80.92円を結んだトレンドラインにサポートされているうちに基準線を抜けられるかどうかにかかっています。そうすると転換線も基準線を上に抜けることができ、前出の高値の84.50円近辺から雲の下限となる86円近辺を試す可能性も出てきます。ただし、逆にトレンドラインを割り込むと前出の安値80.24円を試しにくる可能性が高くなり、更なる下落へと進む可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ(僅か)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線、雲の下
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ(僅か)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下へ
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.74 ~ 82.48
EURJPY 111.20 ~ 112.48
GBPJPY 129.59 ~ 130.97
AUDJPY 81.07 ~ 81.84
NZDJPY 63.06 ~ 63.69
CADJPY 81.55 ~ 82.50
ZARJPY 11.35 ~ 11.52
NOKJPY 14.04 ~ 14.21
MXNJPY 6.67 ~ 6.76
HKDJPY 10.48 ~ 10.58
SGDJPY 63.60 ~ 64.19
EURUSD 1.3527 ~ 1.3694

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は月末が近いこともあり、本邦輸出企業のドル売り意欲が強くドルの上値が重い展開となり、82円台後半からミドル近辺へと下落、ユーロ/ドルは1.37ドル台前半、ユーロ/円は113円台後半から前半へと下落しました。ロンドン時間には82円台ミドル(82.50円割れ)のストップロスをつけ、ドル/円は82.12円まで下落、ユーロ/ドルは1.3678ドルまで下落していましたが、1.3747ドルへと上昇、ユーロ/円は113.03円から113.58円へ上昇後、112.76円へと下落しました。NY時間には発表された米10-12月期GDPが市場予想から小幅悪い内容となると、ドル/円は82円台ミドル近辺から82.03円へと下落、ユーロ/ドルは1.3707ドルから1.3740ドルへと上昇、ユーロ/円は112.62円から113.07円へと上昇しました。その後、ECBがECBへ依存が高い銀行に対してペナルティ金利を上乗せするとのニュースなどからユーロが弱含み、さらにエジプトのカイロで夜間外出禁止令が発動されると、欧米の株価が下落し、リスク回避のスイスフランと円を買う動きから、ユーロ/ドルが1.3594ドル、ユーロ/円は111.51円、ドル/円も81.98円まで下落、ほぼ安値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が82.90円、ユーロ/ドルが1.3731ドル、ユーロ/円は113.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10360.34 -118.32
FTSE100(英) 5881.37 -83.71
DAX(独) 7102.80 -52.78
NYダウ(米) 11823.70 -166.13
S&P500(米) 1276.34 -23.20
NASDAQ(米) 2686.89 -68.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 -0.06
日本10年債 1.225 -0.009
英10年債 3.65 -0.04
独10年債 3.14 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1340.70 22.30
NY原油(期近) 89.34 3.70

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/31(月)
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数 前年同月比
16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数 前月比
・ 22:30 米国 12月 個人所得 前月比
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE) 前月比
22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 02:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月30日 (日)

1/31の週の見通し

こんばんは。今日はプリンターのインクが切れていたので歩いて買いに行きました。家電量販店はけっこう繁盛していました。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は10-12月豪の消費者物価指数が市場予想より下振れしたことやギラード豪首相が洪水被害の救済のために一時的ではあるものの一定の所得以上に課税(増税)をすると発言したことから豪ドルが下落しました。ユーロは昨年11月下旬以来の1.37ドル台を回復、一時1.3758ドルまで上昇しましたが、週末にECBが同銀行のリファイナンスオペでの借り入れが多すぎる銀行に対してペナルティとして上乗せ金利を課す案を検討しているとのニュースなどから下落、エジプトでの反政府デモが激化したことで、欧米の株価が大きく下落して週を通してみると下落してクローズしました。円は1/27(木)のロンドン時間帯に格付け機関S&Pが日本の格付けを1段階引き下げ「AA-」としたことで、一時83円台を回復したものの、エジプトの政情不安から、スイスフランと円が買われ82円近辺まで下落しました。また、ポンドは10-12月のGDPが予想に反してマイナス成長となり下落したものの、英中銀(BOE)金融政策委員会で2人の委員が0.25%の利上げを主張したことから、一時ポンドが買われ、昨年12月中旬以来の132円を回復したものの、週末には130円を一時割り込み130円台前半でクローズしています。

週を通してみると、NZドルがボラード中銀総裁の「2011年に景気回復が上向き、よりしっかりする」と発言したことなど主要通貨に対して上昇、ドルはポンド以外では下落、円はNZドル以外で上昇しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
チャートをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末のユーロの下落はECBによるペナルティ金利(上記のサマリーを参照願います)に端を発しているものの、エジプトの政情不安(株価の下落)もありますが、ユーロの上昇の一因となった米ゴールドマン・サックスのユーロロング(1.3280ドルレベル)が利喰われたことも見逃せません。ゴールドマン・サックスは2.7%の利益を得たと同社のレポートに記載しています。ムバラク・エジプト大統領の退陣などの混乱が起こると株価が更に下落する可能性もあり、
円とスイスフランが買われる可能性が高まります。ドルは米国がエジプトとな関係が深いことから、週末の動きからはドル高に短絡的につながるようには見えません。引き続きドルへの下落バイアスが継続するのではないかと思います。

ただ、
エジプトのデモが鎮静化に向かうようであれば、リスク要因も後退することとなり、月末月初を挟んで米国のISMや雇用統計などの経済指標に注目が集まるものと思われ、米経済の回復傾向が続いていることが示されるようであれば、株価の上昇からのリスク嗜好センチメントの回復でユーロなどが再び買われることになるのではないかと思います。

また、今週は中国が春節(2月3日)を迎えることから、これの前後での引き締めの可能性もあり、こうした中国の動きや豪ドル、NZドルなど中国に関連が深いところの通貨の上値が重くなる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 80.90 83.50
ユーロ/ドル 1.3430 1.3790
ユーロ/円 110.40 114.20
ポンド/円 129.30 132.60
豪ドル/円 80.90 82.50

■注目イベント
1/31(月)
・ 06:45 NZ  12月 住宅建設許可件数 前月比 
・ 06:45 NZ 12月 貿易収支
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数 前年同月比
16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数 前月比
・ 22:30 米国 12月 個人所得 前月比
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE) 前月比
22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
2/1(火)
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期住宅価格指数 前年同期比
・ 10:30 日本 12月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:15 スイス 12月 実質小売売上高 前年同月比
・ 17:30 スイス 1月 SVME購買部協会景気指数
17:55 ドイツ 1月 失業者数 前月比
17:55 ドイツ 1月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 12月 消費者信用残高 前月比
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4 前月比
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 失業率
・ 00:00 米国 12月 建設支出 前月比
00:00 米国 1月 ISM製造業景況指数
2/2(水)
・ 08:50 日本 1月 マネタリーベース 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 1月 チャレンジャー人員削減数 前年比
22:15 米国 1月 ADP雇用統計 前月比
2/3(木)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期失業率
・ 09:30 豪 12月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 12月 貿易収支
・ 16:15 スイス 12月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ圏 12月 小売売上高 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 小売売上高 前年同月比
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 前期比
00:00 米国 1月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 12月 製造業新規受注 前月比
2/4(金)
・ 21:00 カナダ 1月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 1月 失業率
22:30 米国 1月 非農業部門雇用者数変化 前月比
22:30 米国 1月 失業率
・ 00:00 カナダ 1月 Ivey購買部協会指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年1月29日 (土)

1/29 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。エジプトのデモが数万人の規模となったようです。昨日は為替もリスク回避からスイスフランが買われました。

28日に発表された25日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が増加、円ロング(買い)も増加、ユーロはロングが更に増加しました。カナダドル、NZドルは伴にロングが減少しました。ただ、週末にユーロが下落に転じたことなどから、ドルのショートも減少していると思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 32,218 11,689 54,495 22,277 76,772
EUR 22,901 18,792 73,488 50,587 124,075
GBP 7,888 2,094 36,028 28,140 64,168
CHF 6,594 -398 17,675 11,081 28,756
CAD 31,719 -12,336 54,075 22,356 76,431
AUD 45,458 -8,050 59,185 13,727 72,912
NZD 8,627 -2,620 18,507 9,880 28,387
MXN 32,218 11,689 54,495 22,277 76,772
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは56,708コントラクトのショート増加の236,436コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は4,207コントラクトのロング増加の20,529コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは49,291コントラクトのショート減少の4,109コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは3,702コントラクトのロング減少の44,055コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,627コントラクトのロング増加の11,247コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(31日更新)

2011年1月28日 (金)

1/28 本日の戦略-格付け引き下げからの円安は長続きしないと思われる-

おはようございます。もうすぐ1月も終わりですね。ニュースを見ていますとそろそろ花粉に警戒とのことを言っていました。厳しい寒さが緩むと花粉が飛翔しだしたりするようです。お気を付けください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は発表された米経済指標の内容が思わしくなかったものの、予想外(私はノーマークでした)のS&Pによる日本ソブリン格付けの1段階下げでドル/円は82円台後半でクローズしています。市場関係者の多くはこのソブリン格付けの引き下げによる円売りは短期に留まるとの見方を示しています(将来的に国債を非居住者に保有してもらわなければならない状況になれば別)。7-9月期の非居住者国債保有率が5%であることや、S&Pの引き下げ後の見通しは「安定的」とされていることで、ギリシャやアイルランド、ポルトガルなど欧州の国の格下げとは状況が異なりますし、83円台から上では引き続き本邦輸出企業のドル売り意欲が見えることなどから、戻りが鈍いようであれば円売りをあきらめてくると思います。先週発表されていますシカゴIMMの非商業ポジション(投機筋)の円ロング(買い持ち)も約2万コントラクトであることから、ロング解消(ドル買いの動き)が見られたとしても、影響は限られると思っています。このため、本日は22時30分米国の10-12月期のGDPが発表されることから、予想より上振れすればドルが買われるものと思います。昨日の耐久財受注が下振れしたものの、GDPへの影響が大きいコア資本財出荷は1.7%増加していることから、予想に反しての下振れの可能性は低いのではないでしょうか。

ユーロはビニ・スマギECB理事はドイツの輸入物価指数の上昇(先月、29年で最大の上昇となった)から、輸入物価の上昇によるインフレを政策当局が無視できないレベルとの見解を示したことで、先般発表されたユーロ圏の消費者物価指数も2.2%(前年比)となり、目安としている2%を上回っていることで、ECBによる早期利上げ観測が再度ユーロを押し上げたようです。こうした流れからは、米景気回復傾向からのリスク嗜好センチメントが継続するのであれば、洪水被害や救済のための増税による景気減速の可能性が高い豪ドルが買いにくい中ではユーロが選好されると思われます。このため、1.37ドルで底固めをすると1.40ドル近辺まで上昇してくる可能性があります。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表、トレンドライン、乖離率)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/円は一目均衡表の遅行線も雲を上に抜け上昇トレンドが継続しそうな勢いです。ただ、21日移動平均線からの乖離率が+3%を超えてきていることや昨年10月7日の高値の115.66円と11月4日の高値の115.40円を結んだレジスタンスラインが114円近辺となっていることで、調整が出てもおかしくない水準といえそうです。押し目目処としては一目均衡表の雲の上限の111.87円か雲の下限の110.98円近辺と思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.54 ~ 83.29
EURJPY 113.38 ~ 114.60
GBPJPY 131.45 ~ 132.78
AUDJPY 81.74 ~ 82.49
NZDJPY 63.67 ~ 64.30
CADJPY 82.94 ~ 83.89
ZARJPY 11.61 ~ 11.77
NOKJPY 14.21 ~ 14.37
MXNJPY 6.80 ~ 6.90
HKDJPY 10.56 ~ 10.66
SGDJPY 64.52 ~ 65.10
EURUSD 1.3671 ~ 1.3820

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はギラード豪首相が洪水被害救済のため、一定以上の所得を有する層への期限付きの増税を発表したことから豪ドル/円が82円台前半から81.68円、豪ドル/米ドルが0.99ドル台後半から0.9875ドルまで下落しました。クロス円が全般的に重くなったものの、ドル/円は82円台前半、ユーロ/ドルは112円台ミドル近辺から後半、ユーロ/ドルは1.37ドルを挟んでの小動きとなりました。ロンドン時間帯は格付け会社S&Pが日本のソブリン格付けを一段階引き下げ「AA-」としたことから円が売られ、ドル/円は82.14円~83.22円、ユーロ/円は112.48円へ下落後113.59円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3730ドルから1.3636ドルへと下落しました。その後、ビニ・スマギECB理事が「輸入物価のインフレをもはや無視できない」と発言したことから、ECBによる利上げ前倒し観測を呼び、ユーロ/ドルは1.3757ドル、ユーロ/円は113.99円まで上昇、ドル/円は82.70円まで下落しました。NY時間では、発表された米新規失業保険申請件数が大幅に悪化していたことに加え、耐久財受注も予想より下振れしていたことで、ドル/円は83.10円から82.74円まで下落、ユーロ/ドルは1.3710ドルから1.3760ドル、ユーロ/円は113.70円~114.02円へと上昇しました。その後は方向感に乏しく米7年債の入札も、応札倍率が2.85倍だったものの、米金利が僅かに低下したに留まったことで、ドル/円は82円台後半、ユーロ/ドルは1.37ドル台前半、ユーロ/円は113円台後半で概ね推移しました。
クローズはドル/円が82.90円、ユーロ/ドルが1.3731ドル、ユーロ/円は113.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10478.66 76.76
FTSE100(英) 5965.08 -4.13
DAX(独) 7155.58 28.23
NYダウ(米) 11989.83 4.39
S&P500(米) 1299.54 2.91
NASDAQ(米) 2755.28 15.78

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.39 -0.03
日本10年債 1.234 -0.011
英10年債 3.69 0.00
独10年債 3.20 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1318.40 -14.60
NY原油(期近) 85.64 -1.69

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/28(金)
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 19:30 スイス1月 KOF景気先行指数
22:30 米国10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
・ 23:15 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:55 米国1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月27日 (木)

1/27 本日の戦略-米金利主導の展開継続、明日の米GDP待ちか-

おはようございます。今週の週刊エコノミストではFacebook(SNS)特集をしています。Facebookの人口は5億人以上いるといわれ、国に置き換えた場合には中国、インドに次ぐ第3位となり、米国の3億人をも上回っています。私もアカウントはもっているのですが、使いこなせてはいません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のFOMCの声明では「期限6月、総額6000億ドルの米国債購入に変更はない」「景気回復は、継続しているものの、回復ペースは、失業者減少に純文なものではない」としています。全員一致ということであり、前回まで反対票を投じていたホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁は昨年にFOMCメンバーの任期が終了しており、今回新たに加わった4人のメンバーのうち、2人が反対票を投じると予想をしていた一部の人たちの期待を裏切ったことで、クローズにかけてはドルが売られました。今回も「証券買い入れペースを資産買い入れプログラムの全般的規模を定期的に見直す」と表明しており、足許の米経済指標が回復傾向を示す中で、次回以降もFOMCには注目が集まるものと思います。昨日発表された米新築住宅販売件数は329万戸と2010年4月以来の水準へと回復しています(300万戸を上回ったのは昨年6月と9月)。地域別でみると西部が110万戸と前月から見ると71.9%の大幅な上昇となっています。こうした回復傾向が今後も続くのかが重要となってきます。
目先では、やはり米の低金利政策の継続が示されたこともあり、ドルの弱含みで明日の10-12月期のGDP発表まで様子見となるのではないかと思います。本日の耐久財受注、新規失業保険申請件数でも動くとは思いますが、トレンドを変えるまでには至らないと思います。

ポンドは昨日公表された英中銀(BOE)金融政策委員会議事録で0.25%の利上げを主張した委員が2名いたことが判明すると、利上げ期待からポンドが買い戻されたようです。ただ、時間軸を考えると金融政策委員会がGDP発表よりも前だったことで、季節要因でGDPが悪化したとの判断はあるものの、短絡的にポンドを買っていいのかには疑問が残ります。昨日も書きました通り、今後も英経済が悪化していく可能性が高い中で、利上げができたとしても決して「よい利上げ」にはならない(スタグフレーションに陥る可能性が高い)と思われることから、ファンダメンタルズから見る限りではポンド/ドルの1.60ドルより上やポンド/円の131-132円レベルでの買いはしたくないと思ってしまいます。

■ポンド/ドル 日足(一目均衡表、フィボナッチ)
Blog20110127_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ポンドドルは昨日反転上昇し、一目均衡表の雲の上に抜け出ました。一目均衡表では遅行線が雲のでサポートされました。まだ雲の中を推移していることから、雲の上に抜け出ると上昇につながる可能性が高そうです。フィボナッチでも見ても昨年11月4日の高値の1.6298ドルから12月28日の安値の1.5346ドルまで下げた幅の76.4%戻しとなる1.6056ドルまで戻しています。下落幅の4分の3戻したことで強い相場といえそうです。今回の押しがフィボナッチの38.2%押しの1.5785ドル近辺(ここ2日の安値近辺)で支えられるとその可能性がさらに高くなります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.76 ~ 82.49
EURJPY 112.12 ~ 113.34
GBPJPY 130.28 ~ 131.59
AUDJPY 81.61 ~ 82.34
NZDJPY 63.16 ~ 63.77
CADJPY 82.14 ~ 83.06
ZARJPY 11.51 ~ 11.66
NOKJPY 14.17 ~ 14.34
MXNJPY 6.76 ~ 6.85
HKDJPY 10.48 ~ 10.58
SGDJPY 63.92 ~ 64.49
EURUSD 1.3650 ~ 1.3802

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は米FOMCを控えていることから様子見が強い中で、仲値にかけてドルが買われたことから、ドル/円は82.28円、ユーロ/円は112.60円まで戻しましたが、仲値後はドルが売られる展開となり、ドル/円は81.99円、ユーロ/円は112.16円まで下落、ユーロ/ドルは1.37ドル近辺まで上昇しました。ロンドン時間には英中銀(BOE)金融政策委員会の議事が公表されセンタンス委員とウィール委員が0.25%の利上げを主張(ポーゼン委員は500億ポンドの資産買いれプログラムの増額を主張)したことが明らかになると、前日まで下落していたポンドが急上昇、このため、ユーロ/ドルは1.3660ドル近辺から1.3723ドル、ユーロ/円は112.20円近辺から112.75円近辺へと上昇しました。ドル/円は82.15円近辺から81.98円まで下落しました。NY時間には発表された米新築住宅販売が市場予想より上振れしていたことでドル/円が82.36円まで上昇し、ユーロ/ドルは1.3643ドルまで下落、ユーロ/円も112.23円まで下落しました。その後、米金利が徐々に上昇したこともありドル/円は82.47円、ユーロ/円は112.91円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3650ドルを挟んで上下しました。FOMCは声明が発表されると米長期金利が低下し、ドル/円が82.18円まで下落、すぐに長期金利が切り返すと82.62円まで上昇するなど値動きが荒くなり、ユーロ/ドルも1.3709ドルから1.3640ドルへ低下するなど米長期金利に振り回される展開となりました。結局、全員一致で現状の金融政策が維持されたことが伝わると、反対票が2票と見込んでいた市場の失望からドルが売られ、ドル/円は82.15円近辺まで下落、ユーロ/ドルは1.37ドル台前半へと上昇、ユーロ/円は112円台後半での動きとなりました。
クローズはドル/円が82.15円、ユーロ/ドルが1.3710ドル、ユーロ/円は112.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10401.90 -62.52
FTSE100(英) 5969.21 51.50
DAX(独) 7127.35 68.34
NYダウ(米) 11985.44 8.25
S&P500(米) 1296.63 5.45
NASDAQ(米) 2739.50 20.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.42 0.09
日本10年債 1.245 -0.015
英10年債 3.69 0.07
独10年債 3.18 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1333.00 0.70
NY原油(期近) 87.33 1.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/27(木)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
・ 17:30 ユーロ圏 マクチ・スロバキア中銀総裁講演
・ 18:30 南ア12月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア12月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
22:30 米国12月 耐久財受注 前月比
・ 22:30 米国12月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
22:30 米国前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国12月 住宅販売保留指数 前月比
・ 03:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
・ 03:00 米国米財務省7年債入札(290億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月26日 (水)

1/26 本日の戦略-ユーロの値動きからは上昇に懐疑的-

おはようございます。昨日は日韓戦に最後まで付き合ってしまいました。韓国のハーフタイムでの修正はさすがでしたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロが値動きの荒い展開となりました。欧州のEFSF債は発行額が50億ユーロのところ445億ユーロの注文が入りました。このうちの20%超を日本、18%をアジアが購入しています。今後のユーロの危機の際はこうした債券を保有している国にも波及してくることが考えらえ、記憶にはとどめておきたいものです。また、オバマ大統領の一般教書演説では予算凍結の可能性が示唆されたことで、米2年債の応札が3.47倍(前回の3.71倍よりは悪かったが、内容としては堅調)となったことで、米金利が低下してドル売りにつながりました。本日も5年債(明日午前3時)の入札が予定されていることや、新メンバーでの米FOMC2日目で、金融政策等が発表(明日午前4時15分)されることから、声明の内容に注目が集まると思われます。
特に内容に変更がない場合には、低金利政策の継続を背景にドルが弱含みの展開が予想されます。

ポンドは昨日発表された英10-12月期のGDPが前期比-0.5%の成長となったことで、次の金融政策が量的緩和の再開になる可能性が出てきました。1-3月期(発表は4月)のGDPを待たなければなりませんが、本年からVAT(付加価値税)が20%に戻っていることなどから、2四半期連続でマイナス成長となった場合(リセッションの定義としても用いられるようだ)には景気刺激をせざるをえなくなるでしょう。昨日、キング英中銀総裁は今のインフレ加速は一時的であり、価格上昇のペースも来年にはかなり急速に鈍化するだろうとの見解を示し、現在の過去最低水準での政策金利の据え置きの正当性を示していることからも、今後の経済指標によっては市場が追加緩和を先取りする可能性があります。

最近の市場はドル安傾向が背景にあるものの、ユーロも買いにくくなっているようで、昨日の動き(1.35ドル後半から1.37ドル乗せ)など目先の材料に振り回されている感があります。全体の方向をつかむ上で先行的な意味合いの強い、ドル/スイス、ユーロ/スイス、ポンド/スイス(残念ながら当社ではスイス/円の取り扱いはありません)をみるとよいと思います。これらはいずれもスイスフラン高(ドル安、ユーロ安、ポンド安)となっています。こうしてみるとユーロも消極的に選好されているように見え、ユーロが積極的に買われだしているようには見えません。特にドル/スイスでは21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線を下抜けていることから、12/31につけた0.9299スイスフランの安値を下に抜けてしまうとドル安が加速する可能性がありますので注意が必要です。

■NZドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
Blog20110126_01
※チャートをクリックすると拡大します。

NZドル/円はオシレーターのストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表の雲の上に抜け出てきました。短期的には上昇が継続する可能性がありますが、遅行線をみると雲の中に留まっています。今後、雲がきり上がっていくことを考えると、上値も近々雲の上限となる63.60円(昨年11月22日の高値65.35円と本年1月17日の高値の63.97円を結んだトレンドラインの上限)近辺で上値が押さえられる可能性があります。ただ、下値も昨年10月21日の安値の60.44円と12月22日の安値の61.66円を結んだトレンドラインで支えられていることで、この三角保合いを外れた方向に次の大きなトレンドが出てくるものと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.83 ~ 82.55
EURJPY 111.98 ~ 113.20
GBPJPY 129.44 ~ 130.71
AUDJPY 81.49 ~ 82.22
NZDJPY 62.90 ~ 63.50
CADJPY 82.01 ~ 82.90
ZARJPY 11.54 ~ 11.70
NOKJPY 14.18 ~ 14.35
MXNJPY 6.71 ~ 6.80
HKDJPY 10.48 ~ 10.58
SGDJPY 63.98 ~ 64.54
EURUSD 1.3624 ~ 1.3771

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は発表された豪10-12月の消費者物価指数が市場予想より下振れしたことを受けて豪ドルが下落したことなどを受け、ドル/円は82円台後半から前半、ユーロ/円は112円台後半からミドル近辺へと下落、ユーロ/ドルは1.36ドル台前半から後半まで上昇しましたが総じて狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると、発表された英10-12月期のGDP速報値が市場予想に反してマイナス成長となったことからポンドが急落、ユーロ/ドルも1.3573ドル、ユーロ/円も111.82円まで急落しました。しかし、EFSF5年債にアジア(日本も含む)から旺盛な需要が出て、発行予定額の約10倍の注文となったことからユーロの買い戻しとなり、ユーロ/ドルが1.3640ドル、ユーロ/円が112.34円まで戻し、ドル/円は82.53円から82.26円と狭いレンジの動きが継続しました。NY時間には、欧米の株価が下落したことなどでリスク回避の動きが先行し、ユーロ/ドルが1.3577ドル、ユーロ/円が111.99円まで下落しました。その後、米コンファレンスボードの消費者信頼感指数が予想外の強い数字となったことで、ドル/円が82.67円まで上昇する場面が見られましたが、格付け機関S&Pのチェンバー氏が「スペインは非常に大会評価を維持する」と発言したことや米2年債の入札後に米長期金利が低下したこともあり、ドル/円はストップロスをつけて81.97円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3705ドル、ユーロ/円は112.66円まで上昇しました。
クローズはドル/円が82.22円、ユーロ/ドルが1.3678ドル、ユーロ/円は112.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10464.42 119.31
FTSE100(英) 5917.71 -26.14
DAX(独) 7059.01 -8.76
NYダウ(米) 11977.19 -3.33
S&P500(米) 1291.18 0.34
NASDAQ(米) 2719.25 1.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 -0.08
日本10年債 1.260 0.015
英10年債 3.62 -0.04
独10年債 3.14 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1332.30 -12.20
NY原油(期近) 86.19 -1.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/26(水)
・ 豪市場休場(オーストラリアデー)
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 14:00 日本 1月 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 21:00 米国MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 00:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 22:30 ユーロ圏 クアデン・ベルギー中銀総裁講演
・ 00:00 米国12月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 米国12月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 00:45 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 03:00 米国米財務省5年債入札(350億ドル)
04:15 米国米連邦公開市場委員会(FOMC)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月25日 (火)

1/25 本日の戦略-欧米の株価上昇からリスク嗜好が主導-

おはようございます。本日のアジアカップ(サッカー)は準決勝で日韓戦です。平日でなければゆっくり観れるのですが。メンタリティが強くなった日本代表には頑張ってほしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ/ドルで利喰い先行ムードや独PMIが予想を下回っていたことから、ユーロ/ドルは1.3540ドルまで下落しましたが、ECBが第3四半期に利上げを準備しているとの米シンクタンクレポート(噂)でユーロ/ドルは1.3686ドルまで上昇しています。ECBが先週購入した国債の額が減少したこともこれを連想させたようです。欧州のインフレ懸念と米国の株価の上昇からのリスクセンチメント(リスク嗜好)からのドル離れの図式となっています。本日から新メンバーによるFOMC(公開市場委員会)が開催され、4人の新メンバー(うち2人はタカ派と目される)の動向に注目されていますが、FRBの低金利路線は変更がないとの見方が市場の大勢であり、大きな波乱はないと予想しています。ただ、明日
日本時間の3時に実施される米2年債の入札など米金利を動かすイベントが予定されているだけに、入札不調などで金利の上昇があった場合にはドルが買い戻される可能性があります。

こうしたリスクセンチメント先行は、昨日資源国通貨に現れており、豪ドルやNZドルが上昇しています。過剰流動性と米などの株価上昇から新興国を中心とした資源需要期待がこうした資源国通貨を押し上げているものと思われます。ただ、本日は豪10-12月期の消費者物価指数が発表されるため、こちらが低下しているようだとこれまでの洪水被害と相まって、豪準備銀行の政策金利引き上げ観測が後退する可能性があり、豪ドルは売られやすくなると思います。また、中国による金融引き締めも継続していることから、一目均衡表の基準線などを上にブレイクしてきた(買いシグナル)とは言え、素直に買ってよいのかは疑問が残ります。

このほかには、本邦日銀の金融政策決定会合(2日目)が開催されます。先のの日銀展望レポートから2010年度の成長見通しが上方修正される可能性がありますが、本邦の金融政策は限られる上に、市場の注目は低いことから、為替(円)への影響は限定的なものに留まると思われます。また、英国は10-12月期のGDP速報値が発表されます。市場予想では前期比0.5%と7-9月期の0.7%に比べ小幅な悪化が見込まれています。仮に市場予想より下振れするようであれば、ポンドの下落からのユーロ高の可能性もあります。ただ、ユーロも今後の周辺国の国債償還などのイベントを考えると1.36ドル台を買っていくには勇気が必要です。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、モメンタム)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出てきました。ただ、昨年12/14に83.66円の高値をつけてからは緩やかな下落トレンドが継続していて、ひとまず一目均衡表の雲で下支えられた可能性があります。ただ、雲の上に抜け出ても基準線が82.54円に位置していることや大雑把な下降トレンドの上限も同レベルにあるとみられることで、このレベルを引値で上に抜けられるかが目先のトレンド転換のカギになるのではないかと思われます。本格的なトレンドの転換の確認は遅行線が日々線を上回るとき(下のグラフのモメンタムがゼロを上回る時点)となります。本日が陰線で引けるようであれば、雲の上限をストップロスレベルとして売り仕掛けもよいかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.14 ~ 82.85
EURJPY 112.03 ~ 113.22
GBPJPY 131.37 ~ 132.58
AUDJPY 81.87 ~ 82.57
NZDJPY 62.67 ~ 63.25
CADJPY 82.59 ~ 83.47
ZARJPY 11.67 ~ 11.82
NOKJPY 14.17 ~ 14.34
MXNJPY 6.78 ~ 6.87
HKDJPY 10.51 ~ 10.61
SGDJPY 64.14 ~ 64.69
EURUSD 1.3587 ~ 1.3727

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末流れを引き継ぎ、早朝にはユーロ/ドルが1.3670ドルまで上昇したことで、ドル/円は82.54円まで下落したものの、本邦実需などの仲値向けたドル買いやユーロ/ドルの利喰いの動きなどに押され、ドル/円は82円台後半へと上昇、ユーロ/ドルは1.35ドル台後半へと下落しました。ロンドン時間に入ると、発表された独製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想から下振れしたことで、その後発表されたユーロ圏の製造業PMIが市場予想より良かったもののじりじりと下落を続け、ユーロ/ドルは1.3540ドル、ユーロ/円はロンドン早朝の112.65円近辺から112.22円まで下落、ドル/円は82.92円の高値をつけました。その後、格付け機関ムーディーズがスペインの貯蓄銀行(カハ)への対応は格付けにプラスとコメントしたことや米シンクタンクレポートで、ECBが第3四半期に利上げを準備しているとの内容を示したとの噂が流れ、ユーロ/ドルは1.3686ドル、ユーロ/円は112.91円まで上昇、ドル/円は米国債利回りが低下したこともあり、82.30円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が82.51円、ユーロ/ドルが1.3636ドル、ユーロ/円は112.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10345.11 70.59
FTSE100(英) 5943.85 47.60
DAX(独) 7067.77 5.35
NYダウ(米) 11980.52 108.68
S&P500(米) 1290.84 7.49
NASDAQ(米) 2717.55 28.01

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 0.00
日本10年債 1.245 0.030
英10年債 3.66 -0.03
独10年債 3.15 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1344.50 3.50
NY原油(期近) 87.87 -1.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/25(火)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 18:30 英国10-12月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
23:00 米国11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国11月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 00:00 米国1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国11月 住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国1月 リッチモンド連銀製造業指数
03:00 米国米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:40 英国キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月24日 (月)

1/24 本日の戦略-ユーロのショートカバーはほぼ終了か-

おはようございます。宮崎の鳥インフルエンザが深刻さを増してきましたね。宮崎のものを少しでも買うようには努力していますが、農家のリスクを思うと保証を含めた行政の対応をあり方を考えていかないといけませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末は独IFO景気動向指数が3カ月連続で最高値を記録したことから、ECBによる年内早期利上げが連想されユーロ/ドルは昨年11月下旬以来の1.36ドルを回復、また、ポーゼン英金融政策委員会(MPC)委員が「最近のインフレ加速は一時的なものにすぎないとして、景気回復支援に向けて一段の刺激策の必要性を主張し続ける可能性を示しています」こうした発言を受けてユーロ/ポンドでユーロが買われた(ポンドが売られた)こともユーロを押し上げた要因の一つとなっています。欧州のインフレ懸念を背景にユーロの強含みとドルの弱含みが予想されます。こうした中で本日はユーロ圏の製造業PMI(購買担当者景気指数)、サービス業PMIの発表が予定されています。こうした
景況感が強いとユーロの上昇が継続す可能性があります。ただ、シカゴ通貨先物の非商業ポジション(投機筋のポジション)動向を見ていますと昨年11月以来のユーロ買い超しとなっていることで、投機筋のショートカバーは一巡したのではないかとみられます。

また、本日は豪の10-12月期卸売物価指数、明日は同消費者物価指数の発表が予定されています。豪ドルは洪水の被害で日本向けの石炭輸出が滞るなどの被害も出て1-3月期GDPが押し下げられる可能性があり、仮に物価指数が上昇していたとしても早期の利上げへの連想はつながりにくいと思われ、戻りの鈍い展開が続くのではないかと思われます。

一方の、ドル/円は引き続き83円台前半からミドルより上にかけて本邦輸出企業のドル売りオーダーが待ち構えているとみられることや、中国の旧正月を前にしての利上げ観測がくすぶり続けていることでのクロス円の上値の重さなどから、ドル安にバイアスがかかりやすいものと思われます。チャート上では一目均衡表の雲の下限となる82.37円が一つの節目とみられ、これを下に抜けてくると1/19の安値の81.86円、1/3の安値の89.92円が視野に入ってくるものとみられます。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表、トレンドライン)
Blog20110124_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/円は一目均衡表の雲の上に抜けてきました。また、転換線が基準線を上に抜け中期的には上昇を示しているようです。昨年10月7日の高値の115.66円と昨年11月22日の高値の112.64円を結んだトレンドライン(レジスタンスライン)が114円近辺に位置していますが、その手前に遅行線の雲があり、現在113.27円ですが、これを遅行線が上に抜けてこないと反転下落する可能性があります。一方のサポートは雲の下限の111円近辺と思われ、ここが維持できれないと、下落トレンドが継続していることになりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.20 ~ 82.91
EURJPY 111.91 ~ 113.12
GBPJPY 131.57 ~ 132.81
AUDJPY 81.36 ~ 82.03
NZDJPY 62.32 ~ 62.90
CADJPY 82.69 ~ 83.58
ZARJPY 11.61 ~ 11.76
NOKJPY 14.11 ~ 14.27
MXNJPY 6.79 ~ 6.88
HKDJPY 10.54 ~ 10.63
SGDJPY 64.05 ~ 64.62
EURUSD 1.3558 ~ 1.3707

■前日のサマリー
先週の東京時間帯は早朝に発表されたNZの小売売上高が市場予想より下振れしたことで、NZドルが下落、ドル/円も仲値にかけて83円を一時回復したものの、仲値後は次第に上値が重くなり82円台後半へと下落しました。ユーロ/ドルは1.34ドル台ミドルから1.3515ドル、ユーロ/円も111円台ミドルから112.13円まで上昇したものの、東京午後からは上昇分を吐き出しました。ロンドン時間には、発表された独IFO景況感指数が市場予想を上回ったことからユーロ/ドルが1.3569ドル、ユーロ/円が112.25円まで上昇、ドル/円も82.94円まで連れ高となったものの、バンク・オブ・アメリカの企業決算が市場予想より悪かったことで、ドル/円は82.66円まで下落しました。NY時間には米GEの企業決算などがよかったことでNYダウが上昇したこと、リスク嗜好やロンドンフィキシングにかけてのユーロ買いなども加わりユーロ/ドルは昨年11月下旬以来の1.36ドルを回復しクローズにかけては1.3627ドルまで高値を伸ばし、ユーロ/円も112.50円を一時つけました。ドル/円は逆に弱含みで推移し82.54円まで下落してクローズしています。
クローズはドル/円が82.59円、ユーロ/ドルが1.3615ドル、ユーロ/円は112.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10274.52 -162.79
FTSE100(英) 5896.25 28.34
DAX(独) 7062.42 38.15
NYダウ(米) 11871.84 49.04
S&P500(米) 1283.35 3.09
NASDAQ(米) 2689.54 -14.75

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 -0.05
日本10年債 1.215 0.000
英10年債 3.69 0.01
独10年債 3.17 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1341.00 -5.50
NY原油(期近) 89.11 -0.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/24(月)
・ NZ市場休場
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月23日 (日)

1/24の週の見通し

こんばんは。今日の朝日新聞の天声人語で秋葉原の歩行者天国が137週間ぶりに復活したことが書かれていました。TVニュースでも10万人の人出とか。アキバらしい人たちがインタビューを受けていましたね。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は米の新築住宅着工件数が悪化していたものの、建設許可件数が増加、中古住宅販売件数が大幅な増加を示したことや発表された米10-12月の企業決算も一部金融機関では市場予想を下回ったものの、週末発表されたGEの決算が市場予想を上回っていたことなどから株価が上昇し、市場のリスク嗜好が高まったこと、ユーロ圏の独ZEW景況感調査、独IFO景気動向調査がいずれも良い内容となったことでECBによる年内の早期利上げ観測が浮上し、ユーロ/ドルが1.36ドルを超え上昇する一方、ドルはNZドル以外の主要な通貨に対して下落(下のグラフ参照)、円は欧州通貨に対して下落したものの、中国の旧正月(春節)を前に利上げの観測が高まっていることから資源国通貨に対しては上昇しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
今週は米国で新メンバーによる初のFOMCが25・26日に開催されます。コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁とエバンズ米シカゴ連銀総裁が追加緩和の継続に賛成する公算が高いと見られていますが、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁がの代わりに、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁、フィッシャー米ダラス連銀総裁のタカ派とみられる2人が加わることで、これまでの声明の内容に変化がある可能性や反対票が2表に増える可能性もあり、こうしたサプライズには注意が必要です。特にサプライズがなければ、チャート上のポイントを上抜けたユーロの上昇と、チャートのポイントを下抜けたドルの下落が継続する可能性が高くなります。ただ、週末に発表が予定されている米国の10-12月期GDPが市場予想の年率3.5%より良い内容となった場合には、FOMCの内容にかかわらず、追加緩和の終了期待が高まると思われ、ドルが買われる可能性もでてきます。

豪ドルなど資源国通貨は中国の旧正月を前にした利上げ観測で戻りが押さえれる公算が高そうです。こうした中で豪は卸売物価指数(24日)、消費者物価指数(25日)の発表が予定されていることや豪の洪水被害によるGDP押し下げ観測などから物価指数が低下するようであれば更に軟調な地合いとなると思われます。また、NZはNZ準備銀行(RBNZ)による政策金利の発表予定があります。ただ、市場予想も据え置きとなっていて、特にサプライズはないものと思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 80.90 83.50
ユーロ/ドル 1.3430 1.3790
ユーロ/円 110.50 114.20
ポンド/円 129.90 134.20
豪ドル/円 80.90 82.20

■注目イベント 1/24(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注 前年同月比
1/25(火)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 18:30 英国10-12月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 21:00 カナダ12月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
23:00 米国11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国11月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 00:00 米国1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国11月 住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国1月 リッチモンド連銀製造業指数
1/26(水)
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 14:00 日本 1月 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 21:00 米国MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 00:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 00:00 米国12月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 米国12月 新築住宅販売件数 年率換算件数
04:15 米国米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
1/27(木)
05:00 NZニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
・ 18:30 南ア12月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア12月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
22:30 米国12月 耐久財受注 前月比
・ 22:30 米国12月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 22:30 米国前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国12月 住宅販売保留指数 前月比
1/28(金)
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 19:30 スイス1月 KOF景気先行指数
22:30 米国10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
・ 23:55 米国1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年1月22日 (土)

1/22 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。昨日の日本xカタール戦は非常に不利の中、逆転で辛くも勝てて、観た甲斐がありました。

21日に発表された18日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が約5.5万コントラクトの増加、円ロング(買い)は減少、ユーロはショートからロングへ転換、カナダドルのロングは減少、NZドルのロングは増加しました。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 20,529 -4,207 46,258 25,729 71,987
EUR 4,109 49,291 67,309 63,200 130,509
GBP 5,794 10,884 31,415 25,621 57,036
CHF 6,992 -3,826 19,711 12,719 32,430
CAD 44,055 -3,702 67,614 23,559 91,173
AUD 53,508 11 63,811 10,303 74,114
NZD 11,247 1,627 21,224 9,977 31,201
MXN 20,529 -4,207 46,258 25,729 71,987
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは56,708コントラクトのショート増加の236,436コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は4,207コントラクトのロング増加の20,529コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは49,291コントラクトのショート減少の4,109コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは3,702コントラクトのロング減少の44,055コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,627コントラクトのロング増加の11,247コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(24日更新)

2011年1月21日 (金)

1/21 本日の戦略-中国に警戒しつつ、ドルの上昇か見極めが重要-

おはようございます。本日は週末でもありますし、AFCアジアカップ(サッカー)の日本xカタールをのんびり観たいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ユーロ>ポンド>円>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は総じて米国の経済指標が良かったことでNY時間にドルが買われる結果となりました。特に米中古住宅販売が前月比12.3%増となり、年率換算で528万戸(予想468万戸)となったことが大きかったようです。内容をみてみると全地区で前月比10%以上の上昇となっていて、特に西部が16.7%と伸びを見せています。また、住宅在庫も356万戸と8.1か月分まで減少しています。ただ、大幅ディスカウントによる販売の可能性もあることから、この現象が今後も続くかに注目する必要があります。住宅在庫に関しては昨年1月が7.8か月分であり、ほぼその水準まで戻っています。昨年4月で住宅取得の補助が終わった後に在庫が積み上がった分が解消されたとみられます。本日は米国では重要な経済指標の発表がないことから、バンク・オブ・アメリカ(BOA)やゼネラル・エレクトリック(GE)の決算発表が予定されていることで、引き続き株価や米長期金利が主導の展開となることが予想されますが、ドル/円は83円台での本邦輸出企業などによる戻りの重さが確認されていることや
週末を控えてのポジション調整の可能性もあり、83円台では上値が重くなると思われます。

ユーロは昨日リイカネン・フィンランド中銀総裁が「欧州には差し迫った物価圧力はない」と発言しています。今月のECB理事会後のトリシェECB総裁によるタカ派的な発言の火消しに動いているとみられ、ユーロ圏の要人としてはユーロ高を望んでいないように見えます。ただ、ビーニスマギECB専務理事は出口戦略が遅れると将来の不均衡につながる可能性があるとの見方を示していることやECB月報でも政策金利水準は依然適正としながらも、中期的物価見通しへのリスクは依然おおむね均衡しているが、上向く可能性はあるとしていることで、こうした利上げへの期待で買われているように思います。プライスアクションとしては1.35ドルを2日連続で上に抜けたものの、定着していないことで、1.35ドルを維持できないとチャートの形も悪くなってくる可能性があり、下落の可能性が高まってくるものと思われます。こうした中では本日18時に
独IFO景気動向指数が発表されますので、ここに注目となりそうです。

クロス円は欧州の株価が下落しているものの、NYダウなどが軟調ながら下げ幅が小さいことから、リスク選好となっているようです。ただ、中国が旧正月を前に政策金利を引き上げてくる可能性があるとの市場の噂もあり、特に金曜日は中国がこれまで何度も預金準備率の引き上げや政策金利を引き上げてきた日でもあることから、豪ドルや資源国通貨の上値が重くなるのではないでしょうか。

■南アランド/円 日足(一目均衡表、乖離率)
Blog20110121_01
※チャートをクリックすると拡大します。

南アランド/円は一目均衡表の雲を下に抜けて昨日は大きく下落しました。遅行線も雲の下に抜けてきていますが、21日移動平均線からの乖離率が-3.691%と平均的な戻りの基準となる-3%を超えています。また、昨年8月24日の安値の11.27円と11月1日の安値の11.40円を結んだトレンドラインが11.55円近辺に位置していて、昨日はこれでサポートされました。本日もこのラインでサポートされ、陽線で引けるようであれば戻りにつながる可能性があります。ストップをこのレベルにおいて買ってみるのもよいかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.59 ~ 83.30
EURJPY 111.24 ~ 112.45
GBPJPY 131.31 ~ 132.58
AUDJPY 81.46 ~ 82.13
NZDJPY 62.49 ~ 63.09
CADJPY 82.72 ~ 83.61
ZARJPY 11.60 ~ 11.74
NOKJPY 14.01 ~ 14.18
MXNJPY 6.80 ~ 6.88
HKDJPY 10.57 ~ 10.67
SGDJPY 64.13 ~ 64.71
EURUSD 1.3408 ~ 1.3557

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株式市場が軟調な展開となったことから、円とドルが買われる展開となったものの、狭いレンジの動きに留まりました。ドル/円は82.25円から82.07円、ユーロ/円は110.36円から110.65円、ユーロ/ドルは1.34ドル台後半から1.32ドル台前半となりました。ロンドン時間では、ECB月報の中で「インフレリスクが上向く可能性」となっていたことで、ユーロ/ドルが1.3418ドルから1.3515ドル、ユーロ/円が110.32円から111.10円へと上昇しましたが、ドル/円は82円台前半での小動きに終始しました。NY時間ではモルガン・スタンレーの10-12月期決算が予想より下振れしたものの、その後発表された米新規失業保険申請件数が40.4万件と市場予想から改善を示したことでドルが買われ、ドル/円は82.50円近辺の短期勢のストップロスを巻き込み82.77円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3431ドルへと下落、ユーロ/円は小幅下落後111.22円まで上昇しました。さらに米中古住宅販売件数が市場予想から大幅に上振れしたことや米年債TIPSの入札結果が市場平均を下回ったことで、米長期金利が上げ幅を拡大したため、ドル/円は83.13円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3396ドルへと下落、ユーロ/円も111円台後半から111.23円へと下落しました。クローズにかけては米長期金利が上げどまったことで、ドル/円は83円を挟んでの動き、ユーロ/ドルは1.3490ドルまで上昇、ユーロ/円は111.93円まで上昇しました。
クローズはドル/円が82.98円、ユーロ/ドルが1.3469ドル、ユーロ/円は111.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10437.31 -119.79
FTSE100(英) 5867.91 -108.79
DAX(独) 7024.27 -58.49
NYダウ(米) 11822.80 -2.49
S&P500(米) 1280.26 -1.66
NASDAQ(米) 2704.29 -21.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.45 0.11
日本10年債 1.215 -0.057
英10年債 3.68 0.05
独10年債 3.16 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1346.50 -23.70
NY原油(期近) 88.86 -2.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/21(金)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸入物価指数  前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 13:30 日本 11月 全産業活動指数 前月比
18:00 独 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 12月 小売売上高指数 前月比
・ 21:00 米国バンク・オブ・アメリカ(BOA)第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高(除自動車) 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月20日 (木)

1/20 本日の戦略-市場は目先ドルの弱さに注目か-

おはようございます。本日、長女は社会科見学で渋谷のスタジオパーク(NHK)を訪れるようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ポンド>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ/ドルで1.34ドル台での売り場を探したいと書きましたが、ドイツ財務相のギリシャ債務再編否定発言などで1.35ドル台前半まで上昇してしまいました。ドイツ政府経済諮問委員会(5賢人委員会)の委員に就任するフェルド氏は「ギリシャが減免なしに債務を返済できるとは思わない」と発言、ドイツがギリシャのデフォルトに備えて資金を準備するべきだとの考えを示しています。目先はユーロ圏での周辺国の国債入札が無難に消化されたことで、米10-12月期決算発表が続いているドルに関心が集まっているようですが、ドルとユーロで互いの悪材料を責めているだけのようであり、市場が再びユーロに関心を向けると、ユーロが下落する可能性が高いことから、
一目均衡表(日足)の雲の上限の1.3623ドルを超えられるかどうかに注目です。

また、ドル/円は昨日はチャート上のポイントである一目均衡表(日足)の雲を下に抜けました。ただ、82円割れでは買い意欲も見えることから下げ渋っているようです。昨日安値の81.85円寄り下のレベルにはストップ・オーダーも置かれているといわれていることから、81円台前半までの下落の可能性が出てきました。本日はモルガンスタンレーやグーグルの決算発表も控えていることや、経済指標では
新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数なども予定されていますので、こうした経済指標が弱含みとなるとドルの一段の下げにつながるものと思われます。

豪ドルは11時に中国の消費者物価指数の発表が予定されていることから、物価指数が上昇した場合には、中国の引き締め観測から売られる可能性があります。これは資源国通貨全般に言えることであり、昨日はカナダドルやNZドルも対円でチャート上のポイントを下抜けてきていることから、下げが継続する可能性があります。

■NZドル/円 日足(21日移動平均線、一目均衡表)
Blog20110120_01
※チャートをクリックすると拡大します。

NZドル/円は大きな陰線となり一目均衡表(日足)の転換線を下に抜けました。ただ、引値では21日移動平均線がサポートとなっています。本日これまで(9時30分現在)では、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜けていますが、遅行線はなんとか雲の上で支えられています。本日の引値で同線を下回った場合には下落が継続することになりそうで、次のサポートめどが昨年10月21日の安値の60.44円と昨年12月22日の安値の61.66円を結んだトレンドラインの62.25円近辺になるのではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
カナダ/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下へ

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.61 ~ 82.28
EURJPY 109.96 ~ 111.13
GBPJPY 130.58 ~ 131.81
AUDJPY 81.69 ~ 82.36
NZDJPY 62.76 ~ 63.36
CADJPY 81.86 ~ 82.71
ZARJPY 11.66 ~ 11.79
NOKJPY 13.97 ~ 14.14
MXNJPY 6.70 ~ 6.78
HKDJPY 10.45 ~ 10.55
SGDJPY 63.61 ~ 64.16
EURUSD 1.3415 ~ 1.3560

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はリスク選好の流れの中でドルが下落、朝方こそドル/円は82.69円、ユーロ/円は110.75円まで上昇しましたが、テクニカル的な売りなども見られ、ドル/円は82.13円、ユーロ/円は110.33円まで下落、ユーロ/ドルは1.33ドル台後半から1.34ドル台ミドル近辺まで上昇しました。その後も緩やかなドル売りからユーロ/ドルは1.3485ドル、ユーロ/円は110.93円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、米中首脳会談を前にドルを売る動きが継続し、ドル/円は82.01円まで下落、ユーロ/ドルは1.3508ドル、ユーロ/円は111.05円まで上昇しましたが、方向感が出にくく揉み合いとなりました。NY時間には発表された米住宅着工件数が市場予想より下振れしたことからドルが売られ、ドル/円は81.98円へ下落、ユーロ/ドルは1.3539ドルへ上昇となりました。欧州サイドからはドイツ政府がギリシャによる国債買い戻しについて検討しているとの独ツァイト氏の報道を独財務相が否定した(ギリシャ国債の再編を検討していない)ことで、ユーロが底堅く推移ししました。ただ、米ゴールドマン・サックスの決算を受けて米株式市場が軟調に推移したこともあり、終盤はドルもやや買い戻されました。また、米中首脳会談で米オバマ大統領は「中国の人民元が今も過小評価されている」と述べ「一段と市場の動きに連動した」為替市場への取り組み強化を求めましたが、為替市場への影響はほとんどありませんでした。
クローズはドル/円が82.01円、ユーロ/ドルが1.3471ドル、ユーロ/円は110.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10557.10 38.12
FTSE100(英) 5976.70 -79.73
DAX(独) 7082.76 -60.69
NYダウ(米) 11825.29 -12.64
S&P500(米) 1281.92 -13.10
NASDAQ(米) 2725.36 -40.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 -0.03
日本10年債 1.272 0.037
英10年債 3.63 -0.02
独10年債 3.10 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1370.20 2.00
NY原油(期近) 90.86 -0.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/20(木)
・ 16:00 独 12月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 21:30 米国モルガン・スタンレー第4四半期決算
・ 22:30 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数 前月比
・ 22:30 カナダ 11月 卸売売上高 前月比
・ 22:30 米国前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁スピーチ
・ 22:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁スピーチ
00:00 米国12月 中古住宅販売件数 前月比
・ 00:00 米国12月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 00:00 米国1月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月19日 (水)

1/19 本日の戦略-米住宅関連指標に注目-

おはようございます。本日はいつも使っている通勤経路が使えなかったので迂回して出勤しました。上野で銀座線に乗り換えるときに反対方向の改札に間違っては入りそうになってしまいました。銀座線乗り換えもかなり長いこと使っていたのに、です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ポンド>円>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はロンドン時間帯に「ロシアがスペイン国債の買い入れを表明」と市場に噂が流れ、ユーロを押し上げました。クドリン財務相はこれを否定するとともに「EFSF(欧州金融安定ファシリティ)債を購入することを示唆しました。これで日、中、露とEFSFを買い入れすることを表明したわけですから、ユーロにとってはポジティブな材料となります。ただ、こうした流れを受けても
ユーロ周辺国とドイツとの国債利回りのスプレッドは拡大していますが、ユーロは上昇(戻って)いますので、新たな材料が見つからない場合には、これが材料視される可能性がありますので、ユーロの1.34ドル台では売り場を探したほうがよいかもしれません。

一方、ドル/円は対米証券投資(TICS)データで中国の保有が減少しているものの、米国債への資金流入は617億ドルへと増加(前月の247億ドルから)しています。また、昨日の米10年債利回りの上昇は、ミスヒット(発注間違い)との噂もあります。このため、米長期金利の上昇傾向が続くかどうかははkkりしません。昨日は欧米の株価が堅調に推移したこともあり、本日の米企業決算(ウエルズファーゴ、ゴールドマン・サックス)などは要注意です。また、なかなか回復傾向を見せない住宅着工件数や建設許可件数の発表もあり、これらが弱いと米の低金利が長期化する可能性もありますので、内容には注目したいです。チャート上ではドルは
一目均衡表(日足)の雲でかろうじて支えられていますが、これの下抜けを試しにあと1、2回はくるかもしれません。

ポンドは、昨日発表された消費者物価指数が前年比3.7%と中銀(BOE)の定めるインフレターゲットの2.0%を大幅に超えています。物価を押し上げたのは食品価格と輸送費(航空運賃など)で、こうした消費者物価指数の上昇からBOEが利上げに踏み切らざるを得ないと市場は見ているようで、ポンドは一時1.60ドルを回復しています。ただ、内容としてはよい金利上昇ではないことから、ポンドの上昇もいつまで続くかです。また、豪ドルも洪水被害が南東部まで拡大していることで、社会保障費の上昇も検討されていることから、被害と施策によっては消費が停滞する可能性があり、豪ドルも重くなる可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.16 ~ 82.82
EURJPY 109.92 ~ 111.11
GBPJPY 131.18 ~ 132.40
AUDJPY 82.11 ~ 82.76
NZDJPY 63.43 ~ 64.02
CADJPY 82.77 ~ 83.63
ZARJPY 11.86 ~ 12.00
NOKJPY 14.03 ~ 14.20
MXNJPY 6.78 ~ 6.86
HKDJPY 10.53 ~ 10.62
SGDJPY 64.05 ~ 64.60
EURUSD 1.3328 ~ 1.3464

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方こそドルが買われ、ドル/円は82.76円まで上昇しましたが、仲値(9時55分)が終わると重くなり、上海総合株価指数などが軟調に推移したことでドル/円はじりじりと下落し82.49円をつけました。ユーロ/ドルはドルの下落から朝方の1.3255ドル近辺から1.3320ドル近辺へと上昇、ユーロ/円も109.60円近辺から109.95円近辺へと上昇していました。ロンドン時間では、発表された独ZEW景況感調査が市場予想より上振れしたことや欧州株価が堅調に推移したことから、ユーロ/ドルが1.3430ドル、ユーロ/円が110.78円まで上昇する場面が見られ、ドル/円は独ZEW発表直後に83.36円まで下落したものの、リスク選考の動きから下落前の水準を回復しました。ロンドン時間帯にはロシアがスペイン国債を再び買い入れるとの市場噂もありましたが、こちらはクドリン露財務相が公式に否定、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債の購入の可能性があることを示唆しました。NY時間では、米シティ・グループの決算が市場予想を下回ったことからドル/円は82.33円まで一時下落しましたが、発表された対米証券投資で中国の米国債保有額が減少してることが示されたことで、米長期金利が上昇(債券が売られたため)したことやノボトニー・オーストリア中銀総裁が「トリシェECB総裁のCPIに関する発言は一方的に解釈された」と目先の金利の変更の必要性が見当たらないと示唆したことでユーロが売られました。ドル/円は82.83円まで上昇、ユーロ/円は1.3467ドルから1.3357ドルへと下落、ユーロ/円は111.17円から110.45円へと下落しました。クローズにかけてドル/円は82円台後半でのもみ合いとなりました。
クローズはドル/円が82.54円、ユーロ/ドルが1.3383ドル、ユーロ/円は110.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10518.98 16.12
FTSE100(英) 6056.43 70.73
DAX(独) 7143.45 65.39
NYダウ(米) 11837.93 50.55
S&P500(米) 1295.02 1.78
NASDAQ(米) 2765.85 10.55

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.37 0.04
日本10年債 1.235 0.015
英10年債 3.65 0.04
独10年債 3.11 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1368.20 7.70
NY原油(期近) 91.38 -0.16

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/19(水)
・ 08:50 日本 11月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 11月 経常収支
・ 18:30 南ア 11月 小売売上高 前年同月比
・ 18:30 英国 12月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 12月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出 前年同月比
・ 21:00 米国MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:00 米国ウェルズ・ファーゴ第4四半期決算
・ 22:00 米国ゴールドマン・サックス第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 製造業出荷 前月比
22:30 米 12月 建設許可件数 前月比
22:30 米 12月 住宅着工件数 前月比
・ 22:30 米 12月 建設許可件数 年率換算件数
・ 22:30 米 12月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 02:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月18日 (火)

1/18 本日の戦略-目先の独ZEWや米企業決算に反応か-

おはようございます。風邪薬を飲んでいるせいか眠気がすごくて、なかなか厳しい状況です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>円>ポンド>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ圏財務相会合で救済基金(EFSF)の規模拡大に対してドイツが否定的なコメントを出し、失望からユーロが売られたようです。相変わらず、独と他のユーロ圏との温度差があり、本日も予定されているユーロ圏財務相会合でも新たなコミットは出ないと思われます。こうした中、本日は独ZEW景況感調査が発表(19時)される予定となっていることで、独の景況感があまり改善していないようだと、ユーロが売られる可能性もあります。昨日の動きでも再びユーロ周辺国とドイツの国債利回りスプレッドが拡大したところもありますので、ユーロに対する懸念は完全に払しょくされたものではないと思われます。このため、ユーロ/ドルの1.33ドル台、ユーロ/円の110円台は仮に乗せたとしても長くは続かないと思っています。

また、昨日の米国が休場だったことで、実質の週明けが本日ともいえそうです。本日から21日まで胡錦濤中国国家主席が訪米する予定であり、米側からの中国人民元上昇圧力などが出る可能性や中国から米国債の保有に積極的な発言がなされる可能性もあり、米国の金利が振り回される可能性もあります。米株式市場ではシティ・グループ、アップル、IBMなどの決算が予定されていますので、株価の動向にも注意が必要となります。そのほかではNY連銀製造業景気指数などが注目されると思います。ただ、本邦輸出の売りは依然として83円台後半から上にはあるとみられることで、ドルの戻りも鈍いのではないかとみています。

本日カナダ中銀(BOC)が政策金利を発表(23時)します。市場は据え置きを予想しており、消費者物価指数や米国の動向を見ても、据え置く公算が高いと思います。このため、市場のインパクトは特にないものと思います。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/円は昨日の下落で、一目均衡表の雲から下に離れ、基準線の手前まできています。遅行線をみると、雲の下限と日々線(ロウソク足)でレジスタンスにあった恰好となります。このまま基準線を下に抜けてしまうと、昨年12/28の安値の107.60円に面を合わせてくる可能性があり、1/10の安値の106.83円を下に抜けると下落が継続することになりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け(わずか)
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線をゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.27 ~ 82.93
EURJPY 109.26 ~ 110.44
GBPJPY 130.69 ~ 131.92
AUDJPY 81.73 ~ 82.37
NZDJPY 63.55 ~ 64.15
CADJPY 83.24 ~ 84.10
ZARJPY 11.88 ~ 12.02
NOKJPY 13.98 ~ 14.14
MXNJPY 6.81 ~ 6.89
HKDJPY 10.55 ~ 10.64
SGDJPY 63.90 ~ 64.44
EURUSD 1.3234 ~ 1.3368

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は仲値に向けてのドル不足の観測からドル/円は83.01円まで上昇したものの83円台を維持できる82.85円まで下落、ユーロ/ドルは先週末に上昇した流れを受けて1.3380ドル、ユーロ/円は110.90円までの戻りを見せたものの、上海総合株価指数などが下落したこと受ける、リスク回避の動きから、ユーロ/ドルは1.3194ドル、ユーロ/円は110.30円まで下落しました。ロンドン時間帯ではジョイブレ独財務相の救済基金(EFSF)増額に対する否定的なコメントやオルファニデス・キプロス中央銀行総裁が「(13日の制作決定後にECBが発したメッセージについて)市場は過剰反応した可能性がある」などと発言したことでユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3243ドル、ユーロ/円は109.57円まで下落、ドル/円はリスク回避の動きなどから82.35円まで下落しました。NY市場は休場(キング牧師の誕生日)でNY時間帯は市場参加者が限られたものの、ユンケル議長が「今日のユーログループ会合で決定はないと予想」、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「景気が堅調なら、利上げを否定しない」などと発言をしたことから、ドル/円は82.81円まで戻す場面が見られました。ユーロ/ドルは1.32ドル台後半、ユーロ/円は110円を挟んでの動きとなりました。
クローズはドル/円が82.65円、ユーロ/ドルが1.3290ドル、ユーロ/円は109.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10502.86 3.82
FTSE100(英) 5985.70 -16.37
DAX(独) 7078.06 2.36
NYダウ(米) 11787.38 55.48
S&P500(米) 1293.24 9.48
NASDAQ(米) 2755.30 20.01

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.01
日本10年債 1.220 0.015
英10年債 3.61 0.01
独10年債 3.03 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1360.50 -
NY原油(期近) 91.54 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1360.50 -
NY原油(期近) 91.54 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/18(火)
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 13:30 日本 11月 鉱工業生産・確報値 前月比
18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 ZEW景況感調査
19:00 独 1月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 22:00 米 シティ・グループ第4四半期決算
・ 22:30 米 1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 米 11月 対米証券投資(短期債除く)
・ 00:00 米 1月 NAHB住宅市場指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月17日 (月)

1/17 本日の戦略-米休場や欧州の材料待ちから小動きか-

おはようございます。本日はこれから所用があり、長い時間席を空けますので、テクニカルは割愛させていただきました。すみませんが、ご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>ドル>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国市場はキング牧師誕生日で休場です。週末はリスク選好の動きが続き、ユーロえ/円が111円手前まで上昇、ドル/円も一時83円を回復しました。アジアや欧州の株価が堅調な動きとなれば、こうしたリスク選好の動きが続くものと思われます。ただ、今週は米金融機関の第4四半期決算が続くことから、様子見気分が強くなりあまり動かない可能性もあります。

ユーロは、本日と明日にユーロ圏財務相会合を控えています。EFSF(救済基金)の規模拡大についての前向きな決定やコメント(発言)がなされるようであれば、リスク選好からユーロがもう一段買われる可能性があります。ただ、ユーロを積極的に買っていく目先の材料には乏しいと思われることで、ユーロ/ドルの1.35ドル乗せは難しいのではないかと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け(わずか)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.53 ~ 83.18
EURJPY 110.39 ~ 111.54
GBPJPY 130.95 ~ 132.18
AUDJPY 81.63 ~ 82.26
NZDJPY 63.24 ~ 63.84
CADJPY 83.28 ~ 84.14
ZARJPY 11.89 ~ 12.02
NOKJPY 14.09 ~ 14.26
MXNJPY 6.83 ~ 6.91
HKDJPY 10.60 ~ 10.69
SGDJPY 64.12 ~ 64.66
EURUSD 1.3355 ~ 1.3467

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はドル、ユーロは頭の重い展開となり、ドル/円は朝方の82円台後半から82.47円、ユーロ/ドルは1.33ドル台後半から1.3322ドル、ユーロ/円は110円台ミドル近辺から110.07円まで下落しました。ロンドン時間に入ると欧州勢(特にファンド筋とみられる)がユーロ買いで参入してきたことから、ドル/円は82.40円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3458ドル、ユーロ/円は110.91円まで上昇しました。その後、中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き上げたことで、ユーロ/ドルは1.3347ドルまで下落しましたが、ドル/円は82.77円、ユーロ/円は110円台ミドルと小幅な下落へととどまりました。NY時間帯には、発表された米12月の小売売上高が市場予想よろ下振れしたことに加え、ミシガン大消費者信頼感指数も悪化していたことで、ドル売りとなり、ドル/円は82.51円まで下落、ユーロ/ドルは1.3405ドルまで上昇しました。しかし、ラッカー米リッチモンド連銀総裁が「今後数か月間の経済動向によっては、本気で資産購入計画の再評価もあるとみている」と述べたことなどから、ドルが買われる展開となり、ドル/円は83.08円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3338ドルまで下落しました。ユーロ/円はドル/円やユーロ/ドルが上下する中で、ユーロ/円は110円台ミドルから111円手前までのレンジの動きとなり、高値圏のままクローズしました。
クローズはドル/円が82.90円、ユーロ/ドルが1.3386ドル、ユーロ/円は110.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10499.04 -90.72
FTSE100(英) 6002.07 -21.81
DAX(独) 7075.70 0.59
NYダウ(米) 11787.38 55.48
S&P500(米) 1293.24 9.48
NASDAQ(米) 2755.30 20.01

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.32 0.03
日本10年債 1.205 0.005
英10年債 3.60 0.00
独10年債 3.02 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1360.50 -26.50
NY原油(期近) 91.54 0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/17(月)
・ 09:01 英国  1月 ライトムーブ住宅価格
・ 14:00 日本 12月 消費者態度指数一般世帯
・ 21:15 米 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
・ 00:00 米国休場(キング牧師誕生日)
・ 22:30 カナダ 11月 対カナダ証券投資額
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月16日 (日)

1/17の週の見通し

こんばんは。本日は雪も降っていて寒い日になりましたね。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週はユーロが一転して買い戻される展開となりました。週初こそスペインのサルガド財務相が「貯蓄銀行は資金繰り難の状態」などと発言したことで、ユーロに対するリスクが高まり一時1.2872ドルまで下落する場面が見られましたが、ECBによるポルトガルやギリシャの債権の買い入れに加え、その後予定されていたスペイン、イタリア、ポルトガルの国債入札が無難にこなされ、トリシェECB総裁の「インフレ見通しへのリスク、情報に傾斜する可能性も」「ECBは金利についての行動を事前に確約しない」との発言を受け、利上げの可能などから週末には一時1.3455ドルとV(ブイ)字回復となりました。ドル/円は1/7の米雇用統計での失望から上値の重い展開となり、ユーロが回復を見せる中でドルが弱含みで推移したことから、ドル/円は83円を挟んでの推移となり、週末には一時82.39円まで下落する場面が見られました。

週を通じてみると、ユーロが上昇する一方でドルは洪水の被害でGDPが約1%押し下げられると見込まれる豪ドル以外に対しては下落、円も欧州通貨に対して下落しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY

■週間騰落率(USD)
USD

■今週の見通し
先週はトリシェECB総裁の発言や米ゴールドマン・サックスの買い推奨などから1.34ドル台を回復したユーロですが、ユーロ周辺国の国債入札に対する懸念が後退(国債入札が無難に通過)したことからの買い戻しが主となっていると思われ、ユーロの上昇が継続するかには疑問が残るところです。確かに日足のチャート上では抵抗と目されていた基準線などを上抜け、雲の下限に差し掛かってきました。雲の中に入ってくると雲の上限となる1.3625ドル近辺がターゲットになる可能性があります。1月18日(火)の独ZEW景況感調査や1月21日(金)の独IFO景気動向指数の内容がカギを握ってくると思われます。

ドル/円は先週後半まで出ていた本邦年金(と見られる)などからのドル買いがひとまず終了するとみられることや83円台後半から84円にかけてあるといわれている本邦輸出企業などのドル売りが下がってくる可能性もあり、ドルの戻りが重くなると予想しています。チャートでも日足の一目均衡表では遅行線が雲の中に入っていますし、実勢レートでも雲の上を切れてきています。今週は1月18日(火)にNY連銀製造業景気指数、19日(水)の住宅着工件数、建設許可件数、20日(木)の中古住宅販売件数の住宅関連指標の発表があります。また、米金融機関の第4四半期決算の発表が予定されており、18日のシティ・グループ、19日のバンク・オブ・NYメロン、ゴールドマン・サックス、ステート・ストリート、USバンコープ、ウエルズ・ファーゴ、20日のバンク・オブ・アメリカが予定されており、これらの決算と米株価に状況によってはリスク回避的なドル買いが起こる可能性も否定できません。どちらかというと、内容が良い場合にはリスク選好からドルが買われるのではないかと予想しています。

先週、主要通貨に対して下落した豪ドルですが、週末には中国の利上げの可能性もあったことから、弱含みに推移しました。チャート上では1月11日の安値の81.58円はブレイクしていないものの、戻りも鈍いことから、レンジの取引が継続しそうです。チャート上のサポートも切れていることから、日足の一目均衡表の雲の中に入ってくると12月1日の安値の79.75円近辺までの下げにつながると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 83.20 83.70
ユーロ/ドル 1.3180 1.3500
ユーロ/円 109.50 112.00
ポンド/円 130.30 133.10
豪ドル/円 81.50 82.90

■注目イベント 1/17(月)
・ 09:01 英国  1月 ライトムーブ住宅価格 前月比 
・ 14:00 日本 12月 消費者態度指数・一般世帯
・ 22:30 カナダ 11月 対カナダ証券投資額
1/18(火)
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 13:30 日本 11月 鉱工業生産・確報値 前月比
18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 ZEW景況感調査
19:00 独 1月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 22:30 米 1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 米 11月 対米証券投資(短期債除く)
・ 00:00 米 1月 NAHB住宅市場指数
1/19(水)
・ 08:50 日本 11月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 11月 経常収支
・ 18:30 南ア 11月 小売売上高 前年同月比
・ 18:30 英国 12月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 12月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出 前年同月比
・ 21:00 米 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:30 カナダ 11月 製造業出荷 前月比
22:30 米 12月 建設許可件数 前月比
22:30 米 12月 住宅着工件数 前月比
・ 22:30 米 12月 建設許可件数 年率換算件数
・ 22:30 米 12月 住宅着工件数 年率換算件数
1/20(木)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 16:00 独 12月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 22:30 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数 前月比
・ 22:30 カナダ 11月 卸売売上高 前月比
・ 22:30 米 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米 12月 中古住宅販売件数 前月比
・ 00:00 米 12月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 00:00 米 12月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 00:00 米 1月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
1/21(金)
・ 06:45 NZ 11月 小売売上高指数 前月比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸入物価指数  前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 13:30 日本 11月 全産業活動指数 前月比
18:00 独 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 12月 小売売上高指数 前月比
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高(除自動車) 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年1月15日 (土)

1/15 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。ここ数日の寒さで風邪をひいてしまったので病院に行ってきました。病院はかなり混んでいました。皆様もお気をつけてください。

14日に発表された11日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)は減少、円ロング(買い)は1.4万コントラクトの減少、ユーロのショートは約2.1万コントラクトの増加、カナダドルのロングは約1万コントラクトの増加、NZドルのロングは減少しました。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 24,736 -14,329 43,884 19,148 63,032
EUR -45,182 -20,981 42,359 87,541 129,900
GBP -5,090 9,043 21,014 26,104 47,118
CHF 10,818 -2,214 20,497 9,679 30,176
CAD 47,757 9,409 70,872 23,115 93,987
AUD 53,497 -9,016 64,837 11,340 76,177
NZD 9,620 -1,111 20,943 11,323 32,266
MXN 24,736 -14,329 43,884 19,148 63,032
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは19,937コントラクトのショート減少の179,728コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は14,329コントラクトのロングgennshou の24,736コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは20,981コントラクトのショート増加の45,182コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは9,409コントラクトのロング増加の47,757コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,111コントラクトのロング減少の9,620コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(17日更新)

2011年1月14日 (金)

1/14 本日の戦略-ユーロドルはV字回復、週末でのポジション調整ありか-

おはようございます。2011年も既に2週間経過しました。早いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週懸念されていたユーロ周辺国の国債入札(ポルトガル、スペイン、イタリア)はいずれも無難な結果となり、リスクの後退からユーロが買われる結果となりました。ユーロ周辺国とドイツの国債スプレッドが拡大した局面ではECBがユーロ周辺国の国債を買い入れるなどを行っていますので、足許の応札結果だけをみてユーロのリスクが後退したと考えるのは時期尚早です。今後も、ユーロ周辺国だけではなく、中堅国、主要国の国債格付けなどの見直し(昨日ムーディーズは独、仏、英で過去5か月間に大きな財政的変化は見られず「Aaa」格付けんに適合するとの見解を示しています)リスクやほぼジャンクに近い債券を保有しているECBに対してもリスクが高まる可能性がありますので、ユーロ周辺国の国債が大量償還を迎える春先に向けてはユーロに対する不安が再燃する可能性が高そうです。こうしたことから考えると、このレベルでのユーロ買いにはついていきたくないです。

ドル/円はボラティリティも低く、相変わらず低調な取引となっています。市場の一部では83円台後半から割れの水準でしぶとく出ていた本邦年金の買い玉が今週でなくなるのではないかとの見方も出ており、これがドル安(円高)圧力につながる可能性があります。また、株価が軟調に推移していることや昨日の米新規失業保険申請件数が悪化していることなどで米長期金利が低下する可能性があり、ドルの下落圧力が継続する可能性があります。また、本日はJPモルガン・チェースの第4四半期決算の発表、米消費者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数などの発表やラッカー・リッチモンド連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁の講演なども予定されていることで、ハト派的な内容となった場合には、ドルが売られる可能性があります。

■ユーロ/ドル 日足(一目均衡表)
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/ドルは1月10日に1.2872ドルの安値をつけてから4日連続の上昇となり、下落前の水準となる1.33ドル台を回復しています。チャート上ではブイ(V)字型の回復となり、戻れのレジスタンスとみられていた200日移動平均線の1.3070ドルを上抜け、一目均衡表の基準線も上抜けし、雲の下限まで迫っています。遅行線も日々線(ロウソク足)を上に抜け雲の下限に迫っていることで、遅行線が雲の中に入ってくるようであれば上昇が継続すると思われます。ただ、昨年12月14日の高値の1.3497ドル、1月4日の高値の1.3432ドルと高値を切り下げてきていることで、トレンドとしては緩やかな下降状態にあるとみられますので、前出の高値同士を結んだレジスタンスライン(雲の下限とほぼ同値)の1.34ドル近辺で止められる可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 21日移動平均線を下抜け(わずか)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.43 ~ 83.10
EURJPY 110.09 ~ 111.24
GBPJPY 130.50 ~ 131.73
AUDJPY 82.22 ~ 82.84
NZDJPY 63.56 ~ 64.17
CADJPY 83.24 ~ 84.10
ZARJPY 12.01 ~ 12.14
NOKJPY 13.98 ~ 14.14
MXNJPY 6.74 ~ 6.82
HKDJPY 10.57 ~ 10.66
SGDJPY 64.10 ~ 64.65
EURUSD 1.3320 ~ 1.3437

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は豪12月の雇用統計で新規雇用者数が市場の予想を下回ったことから、豪ドルが売られる場面が見られ、豪ドル/円が82円台後半から82.31円まで下落しましたが影響は一時的となりました。ドル/円は83.15円まで上昇する場面も見られましたが、手掛かりに乏しいことで上下30銭の範囲内での動きに終始、ユーロ/ドルは1.31ドル台前半から1.3093ドル台後半のレンジ、ユーロ/円も109.15円から108.72円でのレンジに留まりました。ロンドン時間帯に入り、注目されていたスペインの5年債(30億ユーロ)は応札倍率2.1倍、イタリアの2015年償還債(30億ユーロ)は応札倍率1.41倍、2016年償還債(30億ユーロ)は応札倍率1.42倍といずれも無難な結果となり、ドイツとの国債利回りスプレッドが縮小、ユーロ/ドルは1.31711ドル、ユーロ/円は109.33円まで上昇しました。ドル/円は83.14円から82.90円でのレンジが継続。NY時間では発表された米新規失業保険申請件数が44.5万件と悪化していたことに加え、トリシェECB総裁が「インフレ見通しへのリスク、情報に傾斜する可能性も」「ECBは金利についての行動を事前に確約しない」と発言、これが利上げに前向きと取られたことでユーロが大幅に上昇、ユーロ/ドルは1.3383ドル、ユーロ/円は110.67円の高値をつけました。一方のドル/円は一時82.55円まで売られました。クローズにかけてはドルは82円台後半まで戻したものの、ユーロは高止まりとなりました。
クローズはドル/円が82.79円、ユーロ/ドルが1.3361ドル、ユーロ/円は110.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10589.76 76.96
FTSE100(英) 6023.88 -26.84
DAX(独) 7075.11 6.33
NYダウ(米) 11731.90 -23.54
S&P500(米) 1283.76 -2.20
NASDAQ(米) 2735.29 -2.04

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.30 -0.07
日本10年債 1.200 0.017
英10年債 3.60 -0.04
独10年債 3.04 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1387.00 1.20
NY原油(期近) 91.40 -0.46

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/14(金)
・ 16:00 ドイツ 12月消費者物価指数確報値
・ 18:30 英国 12月生産者仕入価格(季調前)
・ 18:30 英国 12月生産者出荷価格(季調前)
・ 19:00 ユーロ圏 11月貿易収支(季調済)
・ 19:00 ユーロ圏 12月CPI
・ 21:00 米国 JPモルガン・チェース第4四半期決算
・ 22:30 米国 12月CPI(除食品&エネルギー)
22:30 米国 12月消費者物価指数
・ 22:30 米国 12月小売売上高(除自動車)
22:30 米国 12月小売売上高
・ 23:15 米国 12月設備稼働率
・ 23:15 米国 12月鉱工業生産
23:55 米国 1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・ 00:00 米国 11月企業在庫
・ 02:45 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 03:15 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月13日 (木)

1/13 本日の戦略-BOE、ECBの政策変更の可能性低い-

おはようございます。豪クイーンズランド州の洪水被害はすごい状況のようですね。日本ではあまり報道されませんが、ちょうどBBCのWebサイトに写真が掲載されていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はポルトガルの5年債、10年債の入札が好調な結果となったことで、本日行われる30億ユーロのスペイン国債入札(18時30分)、60億ユーロのイタリア国債入札(19時)に再び注目が集まるものとみられます。昨日はポルトガルの入札結果が好調だったのにもかかわらず発表直後にはユーロが下落していることから、ユーロに対する市場の懸念は払しょくされていないと思われます。こうした中でのメルケル首相の発言はユーロの下支えの要因として働いたものと思います。ただ、レーン欧州委員会委員はEU銀行へのストレステストは昨年よりさらに厳格となると発言していて、こちらはネガティブな要因となっています。今週はユーロ圏の不安解消傾向から、ユーロの買い戻しが先行しているようです。チャート上の重要な節目といわれていた200日移動平均線を上抜けてきたことで、ここ(1.3072ドル)でサポートされれば上昇に期待が持てることになりそうです。また、本日予定されている英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)は金融政策の変更はないものと予想しています。

ドル/円は引き続き83円台ミドルを上に抜けない状態が続いています。足許では米経済指標が改善してきていることや昨日の米ベージュブック(地区連銀報告)でも、「米経済は12月に向けて緩やかに拡大した」とされていることで、指標内容がよいのであれば、ドルが買われやすくなるのではないかと思います。特に生産者物価指数の上振れは明日の消費者物価指数の上昇を連想させる可能性があり、長期金利の上昇につながるかもしれません。ただ、依然として本邦輸出などの売りオーダーが83円台後半には見受けられることで84円は依然として重そうです。

■ポンド/円 日足(一目均衡表)
Blog20110113_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ポンド/円は一目均衡表の基準線を上に抜け、次のレジスタンスとみられていた雲の下限も上に抜け、雲の中に入ってきました。遅行線も雲の上に抜け出てきたことから、上昇が継続する可能性が高いと思いますが、次のレジスタンスとなる雲の上限131.45円は昨年11月19日の高値の134.21円と昨年12月13日の高値の133.04円を結んだトレンド(レジスタンス)ラインと重なることから、比較的強いレジスタンスとなると思います。ただ、このレベルでステイできるのであれば、遅行線が日々線(ロウソク足)の上に抜けられることから、上昇となる可能性が高くなります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.63 ~ 83.31
EURJPY 108.41 ~ 109.48
GBPJPY 130.13 ~ 131.37
AUDJPY 82.33 ~ 82.95
NZDJPY 63.10 ~ 63.70
CADJPY 83.74 ~ 84.61
ZARJPY 12.06 ~ 12.19
NOKJPY 13.95 ~ 14.11
MXNJPY 6.80 ~ 6.87
HKDJPY 10.61 ~ 10.70
SGDJPY 64.18 ~ 64.74
EURUSD 1.3067 ~ 1.3198

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は豪クイーンズランド州で発生している洪水の被害が拡大していることなど受け豪ドルが軟調となったことから、ドルがしっかりした動きとなり、ドル/円は83.37円、ユーロ/円も108.37円まで上昇しました。その後、ドル/円やクロス円はじりじりと値を下げる展開となり、ユーロ/ドルは1.3017ドルまで上昇したものの、こちらも1.29ドル台後半へと下落しました。ロンドン時間では朝方にユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3047ドル、ユーロ/円は108.38円へと上昇し、注目されていたポルトガルの国債入札は好調だったことや「ユーロ防衛、必要ならいかなる措置も辞さない」とのメルケル首相の発言を受け、1.2961ドル、107.86円まで下落していたユーロが上昇、ドル/円も83.81円まで連れ高となりました。NY市場ではNYダウが一時100ドルを超える上昇となったことから、リスク選考となり、「ドル」と「円」が売られました。ドル/円は82.80円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3145ドルまで断続的にストップロスをつけて上昇、ユーロ/円は109.01円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が82.99円、ユーロ/ドルが1.3129ドル、ユーロ/円は108.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10512.80 2.12
FTSE100(英) 6050.72 36.69
DAX(独) 7068.78 127.21
NYダウ(米) 11755.44 83.56
S&P500(米) 1285.96 11.48
NASDAQ(米) 2737.33 20.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.37 0.03
日本10年債 1.183 -0.017
英10年債 3.64 0.09
独10年債 3.05 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1385.80 1.50
NY原油(期近) 91.86 0.75

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/13(木)
・ 06:30 NZ 12月ビジネスPMI
・ 08:50 日本 11月機械受注
09:30 豪 12月雇用者数変化
09:30 豪 12月失業率
・ 18:30 英国 11月製造業生産高
・ 18:30 英国 11月鉱工業生産
18:30 ユーロ圏 スペイン財務省国債入札(30億ユーロ)
19:00 ユーロ圏 イタリア財務省国債入札(60億ユーロ)
・ 21:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 22:30 米国 12月生産者物価指数
・ 22:30 米国 11月貿易収支
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 カナダ 11月国際商品貿易
22:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 03:00 米国 バーナンキ米FRB議長公開討論会参加
・ 04:00 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月12日 (水)

1/12 本日の戦略-ポルトガ国債入札がカギ、ユーロ円の上値は重いか-

おはようございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>ドル>NZドル>円>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の本邦からのユーロ国債購入に関しては外貨準備の中から行われる可能性が高いことから、新たなユーロ買い/円売りのフローは出ないものと思われます。規模も10億ユーロ相当ではないかとみられることで、中国の60億ユーロに比べると少なくなっています。心理的なサポート要因とは思われますが、これがユーロ/円を押し上げるとは思われず、
材料としても既に消化されたものではないでしょうか。

また、昨日はイタリア、ギリシャで国債入札がありました。結果は前回より悪かったものの、ECBによる周辺国の国債購入もあり、影響は限定的となりました。本日は
ポルトガルの国債入札が予定されていることから、これが無難にこなされればユーロの支援材料になるとみています。ただし、不調に終わった場合には、先週出ていたユーロの財政問題への懸念が再燃すると思われユーロの下落要因となりそうです。ただ、ECBは引き続きドイツと周辺国の国債利回りのスプレッド拡大には警戒していると思われることで、入札不調でのユーロのの下落も押さえられる可能性があります。WSJが報じた救済基金の拡大の可能性もユーロの支援材料となりそうです。こうした意味からでは洪水による被害が懸念される豪以外のクロス円は上昇の可能性があります。

ドル/円は82円台後半から83円台ミドルまでのレンジの動きに留まっています。ユーロ主導に動いているほか、本邦実需(輸出企業)等の
ドル売りオーダーが83.50円から84円にかけてみられることで、本日の米10年債入札や米ベージュブックを受けてドルが上昇する可能性がありますが、これらの売りをこなせるかが目先のポイントとなりそうです。

■豪ドル/米ドル 日足(一目均衡表、モメンタム)
AUDUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

豪ドル/米ドルはいくつかの重要な節目を迎えています。①本日の引値で雲の下限の0.9804ドルでサポートされるか。②遅行線が雲の上限の0.9823ドルでサポートされるか。③0.9536ドルと1.0252ドルのフィボナッチ61.8%押しの0.8909ドルでサポートされるか。です。21日のモメンタムでは既にゼロ(0)ラインを下回り、売りのシグナルが転倒しています。一目均衡表では雲の厚みがないことから、下に抜けてしまうと、前出のフィボナッチ76.4%押しの0.9704ドルがサポートと見なされ、ここも下に抜けると昨年12月1日の安値の0.9536ドルを目指す可能性が高まります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.85 ~ 83.56
EURJPY 107.44 ~ 108.51
GBPJPY 129.16 ~ 130.38
AUDJPY 81.84 ~ 82.44
NZDJPY 63.02 ~ 63.63
CADJPY 83.56 ~ 84.44
ZARJPY 12.01 ~ 12.14
NOKJPY 13.89 ~ 14.06
MXNJPY 6.79 ~ 6.86
HKDJPY 10.64 ~ 10.73
SGDJPY 64.08 ~ 64.65
EURUSD 1.2878 ~ 1.3042

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は3連休明けで仲値にかけてのドル買い需要が見込まれたことなどからドル/円はしっかりした動きとなり、82円台後半から83円台前半へと上昇しました。ユーロ/ドルは野田財務相の「アイルランド支援のために国債買い入れを検討」との発言を受けてユーロ/ドルが1.2912ドルから1.2992ドルへと上昇、ユーロ/円も107.20円近辺から108.86円へと上昇しました。ロンドン時間に入るとイタリア、ギリシャの国債入札は前回より悪かったものの、ECBによるユーロ周辺国の国債購入などから、ユーロ/ドルは1.29ドル台前半からミドル、ユーロ/円も107円台前半からミドルで底堅く推移、ドル/円も83円台前半で小動きとなりました。NY時間では米株価や長期金利が上昇したことなどでリスク選好の動きとなり、ドル/円は83.50円、ユーロ/円は108.23円まで上昇、ユーロ/ドルは一時1.2904ドルまで下落しましたが、WSJがEU各国が4400億ユーロ規模の救済基金の拡大について協議していると報じたことから、1.2294ドルへと上昇し高値圏で取引を終えています。
クローズはドル/円が83.23円、ユーロ/ドルが1.2972ドル、ユーロ/円は107.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10510.68 -30.36
FTSE100(英) 6014.03 57.73
DAX(独) 6941.57 84.51
NYダウ(米) 11671.88 34.43
S&P500(米) 1274.48 4.73
NASDAQ(米) 2716.83 9.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.34 0.06
日本10年債 1.200 -0.010
英10年債 3.55 0.04
独10年債 2.92 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1384.30 10.20
NY原油(期近) 91.11 1.86

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/12(水)
・ 08:50 日本 11月経常収支(季調済)
・ 08:50 日本 12月マネーストックM3
・ 09:30 豪 11月投資貸付
・ 09:30 豪 11月住宅ローン
・ 18:30 英国 11月商品貿易収支
・ 19:00 ユーロ圏 11月鉱工業生産(季調済)
・ 22:30 米国 12月輸入物価指数
・ 22:30 カナダ 11月新築住宅価格指数
03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 12月月次財政収支
04:00 米国 米地区連銀報告(Fed's Beige Book)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月11日 (火)

1/11 本日の戦略-ユーロ諸国の国債入札からユーロの上値重そう-

おはようございます。子供たちの通う小学校は本日から3学期です。長女は今年卒業なので最後です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>ドル>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロ周辺国で財政問題の懸念が継続しましたが、ECBによる国債買い取りなどからユーロは反発しました。ただ、ユーロ周辺国では懸念が強いことで資金調達コスト(金利)が上昇しており、本日のギリシャ、イタリアの国債入札や明日のポルトガルの国債入札が不調に終わるなどとなった場合には、ユーロが売られることになりそうです。こうした中で昨日、玉木財務官が日本がユーロ圏に投資する可能性があることを示唆(発言)しました(発言では時期尚早とも言っているようです)。こうした発言は異例です。今のところ規模などが不明なため、市場の反応は限定的ですが、今週、来週で具体的な内容が出てくるかもしれず、内容によってはユーロの支援材料となる可能性があります。ただ、先週の中国の60億ユーロのユーロ圏周辺諸国の国債購入は支援材料としては限定的となっています。

ドル/円はユーロの財政問題に対する懸念から米国債が買われ、米の利回りが低下したことや米株価が続落となったことで、リスク回避の消極的な動きからドルが売られることとなりました。ロックハート・アトランタ連銀総裁(投票権なし)は、2011年に米経済が改善するものの、なお「向かい風」が副ことになろうとの見通しを示しました。週末にバーナンキ米FRB議長が雇用の回復4-5年という時間軸の予想を示したこともあり、FRBとしては6000億ドルの国債購入の政策については支持する発言とみられます。本日は米3年債の入札が予定されており、依然として米長期金利はボラタイルな動きとみられることから、ドル/円も引き続き米金利に翻弄される可能性があります。本日はプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(投票権あり)、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(投票権あり)の講演が予定されていることから発言内容には注意です。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、モメンタム)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

豪ドル/円は一目均衡表の基準線(ピンクの線)を下抜けました。直近の過去2回はトレンドが転換せず雲の上限で支えられました。今回も同じようなパターンに見えますが、遅行線と日々線(ロウソク足)の位置関係をみると、遅行線が日々線を下に抜ける可能性が出ています。期間26日のモメンタムがちょうど遅行線と日々線の関係にあたることから、チャート下部に表示していますが、ほぼゼロの水準まで来ています。このまま81.50円近辺で支えられて上昇トレンドが継続することも考えられますが、遅行線が日々線を割り込んでくると小さなトレンドの転換となり、さらに接近している転換線が基準線を下に抜けると下落トレンドが続く可能性があります。雲の下限の81円近辺がサポートとならなかった場合には、昨年12月1日の安値の79.75円が直近では目標となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21移動平均線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
南アランド 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:23→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.31 ~ 83.00
EURJPY 106.54 ~ 107.58
GBPJPY 128.09 ~ 129.26
AUDJPY 82.01 ~ 82.60
NZDJPY 62.87 ~ 63.47
CADJPY 82.76 ~ 83.62
ZARJPY 12.04 ~ 12.17
NOKJPY 13.74 ~ 13.90
MXNJPY 6.70 ~ 6.76
HKDJPY 10.57 ~ 10.66
SGDJPY 63.42 ~ 63.96
EURUSD 1.2851 ~ 1.3019

■前日のサマリー
昨日のアジア時間帯は本邦が休場となっていたことから狭いレンジで小動きとなりましたが、アジアの株価が軟調に推移したこともあり、一時83円を割り込み82.95円まで円が買われる場面が見られました。ユーロ/ドルはドルが軟調に推移したこともあり、1.2930ドルまで上昇したものの、夕方にかけては1.2893ドルまで下落、ユーロ/円は107円近辺から107.35円近辺での小動きとなりました。ロンドン時間には、ポルトガルがEUから800億ユーロの救済が必要などとの歩道が出たことやスペインのサルガド財務相が「貯蓄銀行は資金繰り難の状態」などと発言し、ユーロ/ドルが一時1.2674ドルまで下落、ドル/円は83.28円まで上昇しましたが、NY時間に入るとNYダウが下落するとリスク回避の円買いとなり、ドル/円は82.66円まで下落、ユーロはECBによるポルトガル、アイルランド、ギリシャの国債買い取りやメルケル独首相が「ポルトガルが必要とすればユーロ圏救済基金が利用可能に」と発言したことから、ショートカバーなどで1.2965ドルまで上昇する場面も見られました。
クローズはドル/円が82.70円、ユーロ/ドルが1.2949ドル、ユーロ/円は107.09円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10541.04 11.28
FTSE100(英) 5956.30 -28.03
DAX(独) 6857.06 -90.78
NYダウ(米) 11637.45 -37.31
S&P500(米) 1269.75 -1.75
NASDAQ(米) 2707.80 4.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.28 -0.04
日本10年債 1.210 -
英10年債 3.51 0.00
独10年債 2.87 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1374.10 5.20
NY原油(期近) 89.25 1.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/11(火)
・ 06:45 NZ 11月住宅建設許可
09:30 豪 11月貿易収支
・ 14:00 日本 11月景気先行CI指数速報値
・ 14:00 日本 11月景気一致CI指数速報値
・ 20:00 南ア 11月製造業生産高
・ 22:15 カナダ 12月住宅着工件数
・ 22:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 00:00 米国 11月卸売在庫
02:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 04:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月10日 (月)

1/10 本日の戦略-第4四半期決算が始まった米株価に注目-

おはようございます。新成人の皆様おめでとうございます。巷ではいろいろといわれていますが、皆様の若い力が必要です。本日は寒い成人の日となりましたが、気持はホットでお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日これまでは本邦が成人の日で休場となっていることで狭いレンジながらじりじりと円が買われる動きとなっています。また、ユーロも対ドルで1.29ドルを割り込む水準(9時30分現在)まで下落しています。先ほど発表された豪の小売売上高は市場予想通りでしたが、やや豪ドルが買われています。本日は、イタリアの国債入札やトリシェECB総裁、コスタ・ポルトガル中銀操作の講演が控えていることから、これを受けてユーロ周辺国とドイツの国債利回りのスプレッドがどのように動くかに注目です。これまでのところは市場はユーロに対しての警戒を強めていることで、売り圧力が継続しているようです。

週末のバーナンキ米FRB議長の議会証言は「雇用市場が完全に正常化するにはあと4-5年かかる可能性がある」と発言しています。また、連邦財政赤字の削減を求める発言を一段と強めました。この議会証言からは6000億ドルのQE2を擁護する姿勢を示していることで、今月下旬に行われる米公開市場委員会(FOMC)でも、この姿勢を維持するものと思われます。このため、米の経済指標の改善傾向が見られてもFRBの金融政策が追随しないとみられることでドルの上値が重そうです。ただ、ベルギーとアイルランドのCDSが過去最高になるなど、消極的にドルが買われやすい要因が続くものと思います。

本日は週末のNYダウが下落となったことでの株価の軟調がアジア、欧州に飛び火すれば、円の上昇と、ドルが買われやすくなるのではないかとみており、チャートもユーロなどは下方向が継続することを示しているのではないかと思われます。

■ユーロ/円 週足(一目均衡表、フィボナッチ)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/円の週足では、昨年8月の安値の105.43円は下に抜けていないものの、2009年10月からの下落トレンドが継続しているように見えます。前出の高値・安値を100%としたふぃこナッチでは38.2%戻しが118.02円で、昨年10月は115.66円までしか戻らずに下落に転じています。浅い戻りのときは下落トレンドが継続しているとみることができ、一目均衡表の遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることや転換線と基準線が接近していて、デッドクロスする可能性が高いことから、前出の安値を下に抜けてしまうと、2001年5月の安値の99.98円に向かう可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21移動平均線を上抜け
ポンド/円 21移動平均線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.68 ~ 83.37
EURJPY 106.74 ~ 107.78
GBPJPY 128.58 ~ 129.76
AUDJPY 82.50 ~ 83.09
NZDJPY 62.94 ~ 63.54
CADJPY 83.18 ~ 84.02
ZARJPY 12.14 ~ 12.27
NOKJPY 13.79 ~ 13.95
MXNJPY 6.71 ~ 6.78
HKDJPY 10.62 ~ 10.72
SGDJPY 63.93 ~ 64.47
EURUSD 1.2804 ~ 1.2987

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は仲値にかけてのドル買いや日経225平均株価の上昇などからリスク選好の動きとなり、ドル/円はストップロスをつけて83.60円まで上昇、ユーロ/ドルは朝方に1.2965ドルまで一時下落しましたが1.30ドル台前半を回復、ユーロ/円は108.10円から108.50円近辺のレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると発表されたユーロ圏第3四半期GDP(前期比)確定値が下方修正されたことや独鉱工業生産が市場予想より下振れしたこと、ユーロ周辺国の国債利回りが対独の国債利回りとスプレッドが拡大したことなどから、ユーロが1.30ドルを割り込みじりじりと下落、ドル/円は83円台ミドル近辺で底堅い動きとなりました。NY時間には米雇用統計で非農業部門雇用者数が10.3万人と市場予想から下振れしたものの、失業率は9.4%と大幅に改善、ヘッドラインではドル/円は83.70円から82.90円まで下落、ユーロ/ドルは1.2945ドルから1.3020ドルへと上昇ユーロ/円は108.48円から107.80円へと下落しました。ただ、ユーロ/ドルは1.3020ドルからすぐに1.2935ドルへ下落、また1.3014ドルへ上と荒い値動きとなりました。もうひとつ注目されていたバーナンキ米FRB議長の議会証言では「雇用市場が完全に正常化するにはあと4-5年かかる可能性がある」と指摘しましたが、市場の反応は限定的となり、スイス中銀が「ポルトガル国債は、担保適格リストにあげられない」などと発言し、「ポルトガル国債に関しては新たな決定はなかったが、2011-15年償還のアイルランド国債に関しては担保受け入れを拒否したため、ユーロに対する懸念からユーロ/ドルは1.2905ドル、ユーロ/円は106.94円まで下落、ドル/円は82.85円まで下落したものの、クローズにかけては83円台を回復しました。
クローズはドル/円が83.07円、ユーロ/ドルが1.2918ドル、ユーロ/円は107.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10541.04 11.28
FTSE100(英) 5984.33 -35.18
DAX(独) 6947.84 -33.55
NYダウ(米) 11674.76 -22.55
S&P500(米) 1271.50 -2.35
NASDAQ(米) 2703.17 -6.72

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.32 -0.07
日本10年債 1.210 -0.010
英10年債 3.51 -0.02
独10年債 2.87 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1368.90 -2.80
NY原油(期近) 88.03 -0.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/10(月)
・ 日本市場休場(成人の日)
09:30 豪 11月小売売上高
・ 18:00 ノルウェー 12月生産者物価指数
・ 21:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁会見
・ 22:30 カナダ 11月住宅建設許可
・ 01:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 02:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 9日 (日)

1/10の週の見通し

こんばんは。昨日は近くの神社へ初詣に行きました。おみくじは吉で、内容も今年を表しているようなものでした。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は、年始(1月3日)のNYダウが大幅上昇となったことなどから、リスク選好の動きが強まり、ドルが売られる一方で、ユーロや豪ドル、資源国通貨などが買われました。ユーロ/ドルは1月4日には1.3432ドル、ユーロ/円は110.23円まで上昇しました。ドル/円は1月3日のオープン時に81円を割り込んで80.92円まで下落したものの、その後はリスク選好の動きから81円台をすぐに回復、82円台前半まで上昇しました。週中には発表された米ADP雇用調査で市場予想を大幅に上回る雇用者増を示したことから、ドルが急激に買われ、ドル/円は83円台前半へ上昇、ユーロ/ドルは1.31ドル台前半へと下落しました。ユーロは中国がスペインの国債購入など支援することを示したものの、欧州周辺国とドイツ国債のスプレッドが拡大したことなどからユーロは1.30ドル台前半へと下落、週末には発表された米雇用統計は期待外れとなったものの、引き続き今週予定されているポルトガルやスペインなどの国債入札を控えてユーロに対する懸念が継続し、ユーロ/ドルは1.2907ドル、ユーロ/円は106.98円まで下落しました。

また、昨年末に1.0252ドルまで上昇した豪ドルは、洪水による被害でGDPが押し下げられる懸念や米国の雇用の好調さなどを受けて0.9906ドルまでパリティを割り込んで下落しました。通貨別にみるとドルは主要通貨に対して大幅に上昇(ポンドは除く)、円はユーロおよび豪ドルに対して上昇しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
チャートをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週末に発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数が10.3万人増と市場予想から下振れ、ADP雇用調査で高まっていた期待を2か月連続で裏切る格好となりました。ただ、同時に発表された失業率は9.4%と前回から大幅な改善を示しました。失業率の改善を詳細に見てみますと失業者数が55.6万人減少したものの、分母となる労働力人口(働く意思と能力があるのに仕事に就けない状態にある人)が26万人減少したことが要因の一つとなっているといえそうです。また、27週以上の失業者(率)も44.3%と悪化しています。12月がクリスマス商戦での季節要因的ものと見ることもでき、一方では失業状態の長期化に伴い、求職活動をあきらめた労働者が増えていると見ることもできることから、改善が継続するかを注意深く見守る必要があります。米雇用統計の結果はこれまでのところ、どちらかというとマイナス要因となったようですが、ユーロ周辺国への懸念が注目され、ドルを押し下げるには至っていません。今週は1月14日(金)に米小売売上高、消費者物価指数の発表が予定されており、それまではユーロが主導となるものと思われます。

ユーロは1月13日(木)にECBの理事会が予定されています。金融政策は大きな変更がないと思われます。その後に予定されているトリシェECB総裁の定例記者会見の発言内容やその前に実施されるスペインやポルトガルの国債入札が順調にこなされるかにかかってくると思われ、中国が60億ユーロのユーロ周辺国の国債購入を公表しているものの、ユーロ周辺諸国の資金調達コストが上昇するようだと、ユーロの下落が継続する要因となります。チャート上では昨年11月30日の安値の1.2968ドルを下抜けていることから、昨年8月24日の安値の1.2587ドルへ下落する可能性があります。

また、先週パリティを割り込んだ豪ドルは1月10日(月)に小売売上高、13日(木)に失業率、雇用者数変化の発表があり、これらの経済指標が良い場合には2月の金融政策での利上げの可能性が高まると思われ、パリティを回復してくる可能性がありますが、中国の貿易収支などの10日にあることから、こちらも材料視される可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 82.70 84.50
ユーロ/ドル 1.2780 1.3170
ユーロ/円 105.40 109.50
ポンド/円 126.40 131.20
豪ドル/円 79.90 83.60

■注目イベント 1/10(月)
・ 日本市場休場(成人の日)
09:30 豪 11月小売売上高
・ 18:00 ノルウェー 12月生産者物価指数
・ 22:30 カナダ 11月住宅建設許可
1/11(火)
・ 06:45 NZ 11月住宅建設許可
09:30 豪 11月貿易収支
・ 14:00 日本 11月景気先行CI指数速報値
・ 14:00 日本 11月景気一致CI指数速報値
・ 20:00 南ア 11月製造業生産高
・ 22:15 カナダ 12月住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月卸売在庫
1/12(水)
・ 08:50 日本 11月経常収支(季調済)
・ 08:50 日本 12月マネーストックM3
・ 09:30 豪 11月投資貸付
・ 09:30 豪 11月住宅ローン
・ 18:30 英国 11月商品貿易収支
・ 19:00 ユーロ圏 11月鉱工業生産(季調済)
・ 22:30 米国 12月輸入物価指数
・ 22:30 カナダ 11月新築住宅価格指数
・ 04:00 米国 12月月次財政収支
・ 04:00 米国 米地区連銀報告(Fed's Beige Book)
1/13(木)
・ 06:30 NZ 12月ビジネスPMI
・ 08:50 日本 11月機械受注
09:30 豪 12月雇用者数変化
09:30 豪 12月失業率
・ 18:30 英国 11月製造業生産高
・ 18:30 英国 11月鉱工業生産
・ 21:00 英国 英中銀(BOE)政策金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)金利発表
・ 22:30 米国 12月生産者物価指数
・ 22:30 米国 11月貿易収支
・ 22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 22:30 カナダ 11月国際商品貿易
1/14(金)
・ 16:00 ドイツ 12月消費者物価指数確報値
・ 18:30 英国 12月生産者仕入価格(季調前)
・ 18:30 英国 12月生産者出荷価格(季調前)
・ 19:00 ユーロ圏 11月貿易収支(季調済)
・ 19:00 ユーロ圏 12月CPI
・ 22:30 米国 12月CPI(除食品&エネルギー)
22:30 米国 12月消費者物価指数
・ 22:30 米国 12月小売売上高(除自動車)
22:30 米国 12月小売売上高
・ 23:15 米国 12月設備稼働率
・ 23:15 米国 12月鉱工業生産
23:55 米国 1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・ 00:00 米国 11月企業在庫
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年1月 8日 (土)

1/8 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。土曜日にシカゴ・マーカンタイル取引所の通貨先物取引の非商業ポジション(一部抜粋)を掲載することにしました。

7日に発表された4日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)はほとんど変わらず、円ロング(買い)は増加で約4万コントラクト、ユーロのショートは微減、カナダドル、NZドルは増加となりました。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 39,065 9,424 65,924 26,859 92,783
EUR -24,201 2,278 37,102 61,303 98,405
GBP -14,133 -1,012 17,494 31,627 49,121
CHF 13,032 -970 24,487 11,455 35,942
CAD 38,348 3,561 65,421 27,073 92,494
AUD 62,513 -1,803 75,056 12,543 87,599
NZD 10,731 2,616 21,162 10,431 31,593
MXN 39,065 9,424 65,924 26,859 92,783
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは6,158コントラクトのショート増加の199,665コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は9,424コントラクトのロング増加の39,065コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは2,278コントラクトのショート減少の24,201コントラクトのショートになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは3,561コントラクトのロング増加の38,348コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは2,616コントラクトのロング増加の10,731コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(10日更新)

2011年1月 7日 (金)

1/7 本日の戦略-ユーロ懸念から米雇用統計前にドル高センチメントか-

おはようございます。本日は七草粥を朝食べました。無病息災でいたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロで1.3125ドルの権利行使価格のオプションの権利行使日(満期)のタイミングでユーロが売られましたが、欧州委員会がユーロ債を保有している投資家の損失負担を検討しているというアジア時間から出ていたニュースに加え、来週発行されるポルトガル、スペイン、ギリシャ債に絡み対独スプレッド(利回り差)が拡大したことで、ユーロに対する懸念が先行、中国がスペインやポルトガルなどの国債を60億ユーロ購入することをコミット(約束)したものの、ユーロの支援材料にはならなかったようです。米の景気回復とともにユーロ圏の債務問題が周辺諸国の国債入札を前に再燃したような形となっています。中国は再三、ユーロに対する支援を表明しているものの、ユーロ内では秩序あるデフォルトを主張する国もあり、
実際に欧州委員会から投資家の損失負担の検討などの話が出てくると、ネガティブに傾かざるをえないと思います。こうした弱含みの状況は本日の欧州時間帯まで継続するものと思われます。

本日は皆様ご存じの通り米国の雇用統計です。市場予想では非農業部門雇用者数の増減では15万人増、失業率では9.7%へ改善が見込まれています。ADP雇用調査や新規失業保険申請件数の4週平均の改善傾向が続いていることから、アナリストなどは直前に予想を上方修正しているところもあるようです。昨年の米国のサンクスギビング(感謝祭)を含む週の小売りが好調であり、クリスマス商戦をあてこんだ雇用が増加しているとは思いますが、季節要因的に増加したとみるか、足許の経済指標の好調さから雇用が回復しだしたとみるかは
単月の数字では難しいことで、FRBの景気判断に与える影響は少ないと思います。また、雇用が増えてくると求職活動を行う人たちも増えてくることから、失業率が押し上げられる可能性も出てきます。雇用統計発表の1時間後にバーナンキ米FRB議長が上院予算委員会で議会証言を行うことから、雇用統計に振れる可能性があり、仮に雇用が良くても結果に水を差す可能性もあります。その意味では雇用がよい=ドル買いと短絡的にいかないかもしれません。

また、昨日あまり注目されなかったのですが、ガイトナー米財務長官は議会に対して第1四半期に連邦政府の債務上限を引き上げるように要請しました。リード上院院内総務あての書簡で「財務省は米国の法的義務の不履行を余儀なくされ、経済が壊滅的なダメージを受けることになる。2008-09年の金融危機の悪影響よりもひどいものになる可能性がある」と指摘しています。米財務省は3月31日にも債務が上限に達する可能性があるとしています。議会が債務上限を引き上げないわけにはいかないと思いますが、逼迫したときには市場の波乱要因となる可能性があります。ウォール街とワシントンの温度差はこれまで何回もあったことから、要警戒ではないでしょうか。

■ポンド/円 日足(一目均衡表)
GBPJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ポンド/円は昨日一目均衡表の基準線(青い線)で上値を阻まれ(2日連続)、遅行線(緑の線)も雲の下限でレジスタンスにあいました。相場では半値戻し(基準線は当日含む過去26日の半値)で止められると下落が継続することになりやすいです。昨年12月30日の安値の125.50円は昨年10月25日の安値を下回っており、緩やかなダウントレンドが継続していることを示しているようです。オシレーター系のスローストキャスティックス(9,3,3)では、%Kスローが90を超えていますし、%Dスローも80を超えています。短期的にも高い位置にあることが示されていますので、127円近辺が一つの目処となりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.95 ~ 83.64
EURJPY 107.81 ~ 108.83
GBPJPY 128.23 ~ 129.43
AUDJPY 82.56 ~ 83.13
NZDJPY 62.75 ~ 63.35
CADJPY 83.16 ~ 83.99
ZARJPY 12.19 ~ 12.33
NOKJPY 13.88 ~ 14.04
MXNJPY 6.73 ~ 6.80
HKDJPY 10.65 ~ 10.74
SGDJPY 64.04 ~ 64.57
EURUSD 1.2906 ~ 1.3073

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は仲値にかけてのドル買いからドル/円が83.40円まで上昇したものの、豪の建設許可が市場予想から下振れしたことなどでクロス円全般が重くなり、83.15円でのレンジとなり、ユーロ/ドルも1.3170ドル近辺から1.3130ドル近辺、ユーロ/円も109.65円近辺から109.31円近辺の狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間では、発表されたユーロ圏景況感調査が良かったものの、消費者信頼感や小売売上高が市場予想から下振れしたことでユーロ/ドルは1.3090ドル、ユーロ/円は108.80円まで下落、ドル/円も一時82.88円まで下落しました。NY時間に入ると発表された米新規失業保険申請件数が40.9万件と市場の予想範囲に留まったものの、4週平均では雇用の回復傾向が見て取れることで、ドル/円は83円台前半を回復しました。ユーロは中国が来週に実施されるポルトガル、スペイン、ギリシャ債を60億ユーロ購入することをコミットしていたものの、これら周辺国の入札を前に対独スプレッドが拡大したことで、1.3125ドルに(権利行使価格)設定されていたオプションがNYカット(満期)とともに売りこまれ、ユーロ/ドルは1.2997ドルまで下落、ユーロ/円は108.13円まで下落、ドル/円は82.91円まで連れ安となったものの、ドル買いから83.37円まで上昇しました。
クローズはドル/円が83.32円、ユーロ/ドルが1.3003ドル、ユーロ/円は108.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10529.76 148.99
FTSE100(英) 6019.51 -24.35
DAX(独) 6981.39 41.57
NYダウ(米) 11697.31 -25.58
S&P500(米) 1273.85 -2.71
NASDAQ(米) 2709.89 7.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.39 -0.07
日本10年債 1.220 0.050
英10年債 3.52 -0.02
独10年債 2.91 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1371.70 -2.00
NY原油(期近) 88.38 -1.92

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/7(金)
・ 15:45 スイス 12月失業率(季調済)
・ 16:00 ドイツ 11月経常収支
・ 16:00 ドイツ 11月貿易収支
・ 18:00 ノルウェー 11月鉱工業生産 製造業(季調済)
・ 18:00 ノルウェー 11月鉱工業生産(季調済)
・ 18:00 ノルウェー 11月小売売上高(季調済)
・ 19:00 ユーロ圏 11月失業率
・ 19:00 ユーロ圏 第3四半期GDP季調済確報値
・ 20:00 ドイツ 11月鉱工業生産(季調済)
・ 21:00 カナダ 12月雇用ネット変化率
・ 21:00 カナダ 12月失業率
22:30 米国 12月非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 12月失業率
・ 23:30 米国 バーナンキ米FRB議長議会証言(米上院予算委員会)
・ 05:00 米国 11月消費者信用残高
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 6日 (木)

1/6 本日の戦略-米雇用に対する期待が先行、前月と同パターン-

おはようございます。本日は暦の上では「小寒」とのことですが、明日はもっと寒いとの予報です。米国の雇用統計はホットでありたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米ADP雇用調査の民間雇用者数が市場予想の10万人増を大幅に上回る29.7万人増となり、同統計が発表された2001年から見ても最大の増加となりました。このため、明日発表される米雇用統計の非農業部門雇用者数に対する期待が高まり、ドル/円は83円台前半へと上昇しました。ただ、この構図は前月のADP発表直後のパターンと同じであり、前月は雇用統計が失速、ドルが売られることとなりました。今回も期待が先行しているとみられることで、雇用統計が良くても上への「伸び代(のびしろ)」は少ないのではないかと思われます。その意味では本日22時30分に発表される米新規失業保険申請件数の結果と市場の反応に注目したいと思います。

一方、ユーロは昨日はギリシャ10年債のドイツ10年債とのスプレッド(利回りの差)が過去最大水準まで拡大したことで1.32ドルを割り込み1.3125ドルまで下落しました。ただ、ADP雇用調査を受けてのドル高も背景にあることから、もう一段のユーロ安になるかは今後の米国の経済指標次第と思われます。

ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円はドル/円が上昇したことにより連れ高となっています。今後もその流れが続くかは微妙なところで、過去もチャート上でトレンド転換を示したものの「ダマシ」となる可能性もあり、こちらも今後の米経済指標を見極める必要があります。別のリスク要因としては昨日の周・小川中国人民銀行総裁の「経済の勢いが強まっている」「インフレ圧力が増大している」「中国経済が正常な成長軌道に乗るか確信できない」などの発言があり、金融引き締めが早まる可能性があります。前回の1年物貸出金利0.25%、預金金利0.25%引き上げ(12月25日)では、週明けマーケットで一時豪ドルが売られたものの影響は限定的となりましたが、早期の更なる利上げに踏み切るようだと、豪ドルが弱含みとなる可能性が高まります。

■ドル/円 日足(一目均衡表、21日移動平均線、ROC)
Blog20110106_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ドル/円は昨日の上昇で、21日移動平均線と一目均衡表の基準線を上に抜け、ねじれで薄くなっている雲も一気に上抜けました。勢いは強そうに見えますし、モメンタム(上記チャートはROC)も上昇余地があることを示しています。上昇のレジスタンスとしては11月29日の高値の84.40円と12.15の高値の84.50円の近辺、2009年11月27日の安値の84.83円近辺となります。注意したいところは遅行線が雲の上に抜け出た(上図赤丸)ばかりであり、雲の上を維持できるかどうかということです。また、21日移動平均線がサポートとならなかった場合(早期に下抜けしてしまうと)は下落する可能性が高くなります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ドル/円 21移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け(日替わり)
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け(わずか)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス 21移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け(わずか)
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.87 ~ 83.60
EURJPY 108.96 ~ 110.00
GBPJPY 128.47 ~ 129.74
AUDJPY 82.92 ~ 83.51
NZDJPY 62.73 ~ 63.35
CADJPY 83.18 ~ 84.03
ZARJPY 12.31 ~ 12.44
NOKJPY 14.01 ~ 14.17
MXNJPY 6.73 ~ 6.80
HKDJPY 10.64 ~ 10.74
SGDJPY 64.12 ~ 64.67
EURUSD 1.3079 ~ 1.3223

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦輸出企業のドル売りからドル/円が一時81.98円まで下落する場面が見られましたが本邦機関投資家の買いなどの噂もあり82.25円まで上昇、しかし、アジアの株価も下落したことなどからクロス円全般が弱含みとなり、ユーロ/ドルは1.3325ドルから1.3264ドルまで下落、ユーロ/円は109.30円~108.72円まで下落、ドル/円も81.88円まで下落しました。ロンドン時間帯ではギリシャの10年債利回りの対独スプレッドが過去最大に拡大するなどでユーロが弱含みに推移、ユーロ/ドルは1.3211ドル、ユーロ/円は108.51円まで下落、ドル/円は82.22円までじりじりと上昇しました。NY時間では22時15分に発表されたADP雇用調査で民間雇用者数が29.7万人と市場予想を大幅に上回ったことから、ドルが急激に買われ、ドル/円は83.36円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3125ドルへと下落、ユーロ/円は109.75円へと上昇しました。クローズにかけてはやや調整も入りましたが、ドルの高値圏での取引となりました。
クローズはドル/円が83.24円、ユーロ/ドルが1.3149ドル、ユーロ/円は109.45円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10380.77 -17.33
FTSE100(英) 6043.86 29.99
DAX(独) 6939.82 -35.53
NYダウ(米) 11722.89 31.71
S&P500(米) 1276.56 6.36
NASDAQ(米) 2702.20 20.95

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 0.14
日本10年債 1.170 0.004
英10年債 3.55 0.09
独10年債 2.93 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1373.70 -5.10
NY原油(期近) 90.30 0.92

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/6(木)
・ 09:30 豪 11月住宅建設許可件数
・ 17:15 スイス 12月消費者物価指数
・ 18:30 英国 12月外貨準備高
・ 19:00 ユーロ圏 12月サービス業信頼感
・ 19:00 ユーロ圏 12月鉱工業信頼感
・ 19:00 ユーロ圏 11月小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 12月業況判断指数
・ 19:00 ユーロ圏 12月経済信頼感
・ 19:00 ユーロ圏 12月消費者信頼感
・ 20:00 ドイツ 11月製造業受注(季調済)
22:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 00:00 カナダ 12月Ivey購買部協会指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 5日 (水)

1/5 本日の戦略-コモディティ下落からの市場間連鎖のリスクに注意-

おはようございます。本日から通勤電車も混み始め、2011年がスタートした感があります。海外でも「お餅(ライス・ケーキというらしいです)」をのどに詰まらせて高齢者の方が亡くなったという報道がなされているようです。報道からは日本特有の文化をうまく伝えられていないように見えます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は金価格や原油価格が一時3%程度下落し、これがリスク回避の動きを呼び、「ドル」と「円」が買われる結果となりました。一番上昇したのは12月に下落率が大きかった「ポンド」ですが。下落の原因に特段の理由が見当たらないことで、この時期にという疑問は残りますが、投機筋のポジション調整ではないかとみられています。調整が継続するのかそれとも一過性で終わるのかで今後の動きは変わってきそうです。特に近年では市場間の垣根がなくなり、投資や投機の資金が複数市場にまたがっていることから、一部の市場が傷むと他の市場に波及する恐れが十分にあります。シカゴのIMM非商業ポジションで偏りが大きく見られる「豪ドル」「カナダドル」「スイスフラン」が影響を受ける可能性があります。また、豪ドルは昨年末の洪水の被害も気になるところで、足許は調整色が強くなる可能性があります。

本日は米国では22時30分にADP雇用調査、24時00分に米供給管理協会(ISM)非製造業景気指数の発表を控えています。米新規失業保険申請件数などの改善を背景に雇用には期待がでていることで、内容がよいようであればドルが買われやすい展開を予想しています。また、ISMは既に発表されている製造業が良かったことで、ある程度は織り込まれているのではないかと思います。本日も株価動向、米金利動向を見ながらの動きとなると思われ、米雇用統計やバーナンキ米FRB議長の議会証言が終了する金曜日まではレンジの動きが続くのではないかと思われます。

■ユーロ/ポンド 日足(一目均衡表)
EURGBP
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/ポンドは遅行線が雲の下限でサポートされていて、日々線(ロウソク足)を上抜けていましたが、日々線がきり下がっていた状態と雲の厚みが増したことで、なかなか抜け出ることができず、雲のねじれごに数回上抜けをトライしましたが、昨日は反落して雲の下限まで落ちてきています。ちょうど遅行線も雲の下のサポートが切れかかっていることで、ここを下に抜けてしまうと昨年12月1日の安値の0.8333ポンドまで下落する可能性あり、逆に雲を上抜けられれば昨年11月4日の高値の0.8816ポンド近辺を試す可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21移動平均線を上抜け(再びでも僅か)
豪ドル/円 21移動平均線を下抜け(大きく)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下(わずか)、転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.66 ~ 82.33
EURJPY 108.64 ~ 109.69
GBPJPY 127.16 ~ 128.37
AUDJPY 82.18 ~ 82.73
NZDJPY 62.56 ~ 63.17
CADJPY 81.74 ~ 82.52
ZARJPY 12.22 ~ 12.35
NOKJPY 13.91 ~ 14.07
MXNJPY 6.65 ~ 6.71
HKDJPY 10.49 ~ 10.58
SGDJPY 63.46 ~ 63.98
EURUSD 1.3265 ~ 1.3381

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は1月3日のNY株式市場が堅調に推移したことなどから、リスク選好の動きとなり、休み明けの本邦輸出企業のドル売りをこなしてドル/円は81.60円近辺から82.20円近辺へと上昇、ユーロ/円も108.95円近辺から109.70円近辺へと上昇しました。ユーロ/ドルは手掛かりに乏しく1.3330ドル近辺から1.3375ドル近辺でのレンジとなりました。ロンドン時間に入るとユーロ圏の消費者物価指数が発表され、前年比で2.2%となったことからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3417ドル、ユーロ/円は110.20円まで上昇しました。ドル/円は82.00円から82.25円近辺でのレンジの動き。NY時間にはNY金の先物が急反落し、原油価格も下落したことなど、コモディティ(商品)価格の下落を背景にリスク回避の動きとなり「ドル」と「円」が買われる結果となり、ドル/円は一時81.68円、ユーロ/ドルは1.3435ドルから1.3292ドル、ユーロ/円は110.23円から108.63円まで下落、また、資源国通貨の豪ドル/円は0.81%、豪ドル/米ドルは1.15%の下落となりました。クローズにかけてきは米FOMC議事録を受け米金利が上昇したことでドル/円は82円を回復、ユーロ/円も109円を回復、ユーロ/ドルも1.33ドルを回復しました。
クローズはドル/円が82.02円、ユーロ/ドルが1.3305ドル、ユーロ/円は109.14円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10398.10 169.18
FTSE100(英) 6013.87 113.93
DAX(独) 6975.35 -14.39
NYダウ(米) 11691.18 20.43
S&P500(米) 1270.20 -1.67
NASDAQ(米) 2681.25 -10.27

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.00
日本10年債 1.166 0.036
英10年債 3.46 0.07
独10年債 2.88 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1378.80 -44.10
NY原油(期近) 89.38 -2.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/5(水)
・ 09:00 豪 11月HIA新築住宅販売
・ 19:00 ユーロ圏 11月生産者物価指数
・ 19:00 ユーロ圏 10月鉱工業新規受注(季調済)
22:30 米国 12月ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 11月鉱工業製品価格
00:00 米国 12月ISM非製造業景況指数
・ 03:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 4日 (火)

1/4 本日の戦略-リスク選好ムードで円が売られやすい環境か-

おはようございます。3が日も過ぎ、本日から仕事始めの方も多いことと思います。今年のFXは兎年だけに大きくジャンプしたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ユーロ>円>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は李・中国副首相がスペイン紙への寄稿でスペイン国債を買い続ける意向を示したことで、ユーロが1.34ドル手前まで一時上昇しました。スペインの借入コストが上昇傾向にある中で、同副首相は「経済や金融の調整でスペインが導入した措置を中国は支持する」とし、「全体的な景気回復の達成につながると確信している」と発言しています。中国がユーロの支援に乗り出してきたことで、ユーロの底堅い動きが予想されるものの、アイルランド、ポルトガルと周辺国で問題が起こってきていることから、スペイン以外でも新たな火種が出る可能性もありユーロの戻りも限られてくることが予想されます。

ドル/円は昨日早朝に一時81円を割り込んだものの、米経済指標などが良かったことで、リスク選好の動きとなり81円台後半まで上昇しています。NYダウも100ドル超の上昇となっていることで、欧米の株価が堅調な推移となるのであれば、引き続き円が売られやすくなると思います。ただ、本邦輸出企業のドル売りオーダーが82円手前と、82.50円近辺に見られることで戻りも限られる可能性があります。市場では米国のQE3(量的緩和第3段)の可能性はかなり低くなったとみているようですし、今週に限って言えば週末の米国雇用統計とバーナンキ米FRB議長の議会証言待ちとなっているようですので、指標発表までは方向感が出てくる可能性は低いのではないでしょうか。

今後発表される米経済指標が良い内容となった場合には、リスク選好の動きが強まるようであれば、クロス円が全般的に買われやすくなると思いますが、中国による引き締めの可能性もあり、独に1月20日の消費者物価指数発表前後は、中国の旧正月前とかなさなることで警戒が必要となりそうです。

■ポンド/ドル 日足(一目均衡表)
Blog20110104_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ポンド/ドルは一時21日移動平均線を僅かながら上に抜けたものの、1/3のオープンに下寄り(安く始まり)して、21日移動平均線を回復できませんでした。一目均衡表では基準線を一時上抜けたものの引値で超えることができず、遅行線も日々線(ロウソク足)がレジスタンスとなったようです。更に昨年11/4の高値の1.6298ドル、12/14の高値の1.5909ドルを結んだトレンドラインもレジスタンスとして機能したようです。下値目処は昨年10/20の安値の1.5649ドルと11/30の安値の1.5484ドルを結んだサポートラインが1.53ドル近辺に位置しており、昨年9/7の安値が1.5295ドルであることで、この近辺が目標ではないかと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.32 ~ 82.02
EURJPY 108.67 ~ 109.70
GBPJPY 125.87 ~ 127.04
AUDJPY 82.86 ~ 83.42
NZDJPY 62.89 ~ 63.50
CADJPY 81.77 ~ 82.56
ZARJPY 12.22 ~ 12.35
NOKJPY 13.94 ~ 14.10
MXNJPY 6.60 ~ 6.67
HKDJPY 10.44 ~ 10.54
SGDJPY 63.31 ~ 63.84
EURUSD 1.3318 ~ 1.3442

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦が休場となってたことや12/31にドル/円が一時81円を割り込んだことなどから、下値を試す動きから早朝にドル/円は80.93円まで下落、ユーロ/ドルは1.3358ドルまで上昇しましたが続かず、ドルが買い戻される展開となり、ドル/円は81.37円まで戻し、ユーロ/ドルは1.3276ドルまで下落、ユーロ/円も108.40円近辺から107.93ドルまで下落しました。ロンドン時間に入るとユーロ圏製造業PMI(改定値)が上昇修正されたこと、中国の李克強副首相が「われわれはスペイン金融市場を信頼している。それがソブリン債の取得につながっており、将来もこの活動を続ける」とスペインの新聞に寄稿し、同国が今後もスペイン債を買い続けるとの方針を示したことで、ユーロ/ドルは1.3250ドル近辺から1.3350ドル近辺、ユーロ/円も107.81円から108.60円へと上昇、リスクの後退からドル/円も81.47円まで上昇しました。NY時間には発表された米11月建設支出が市場予想より上振れしていたことや米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が市場予想と同じだったものの、前月より良かったことなどからリスク選考の動きとなり、ドル/円は81.75円、ユーロ/ドルは1.3396ドル、ユーロ/円は109.28円まで一時上昇しました。クローズにかけてはやや売られたものの、総じてしっかりした動きとなりました。
クローズはドル/円が81.73円、ユーロ/ドルが1.3359ドル、ユーロ/円は109.18円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10228.92 -115.62
FTSE100(英) 5899.94 -71.07
DAX(独) 6989.74 75.55
NYダウ(米) 11670.75 93.24
S&P500(米) 1271.89 14.25
NASDAQ(米) 2691.52 38.65

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.04
日本10年債 - -
英10年債 3.39 0.00
独10年債 2.92 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1422.90 1.50
NY原油(期近) 91.55 0.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/4(火)
・ 17:55 ドイツ 12月失業率(季調済)
・ 17:55 ドイツ 12月失業者数
・ 18:30 英国 11月マネーサプライM4
・ 18:30 英国 11月消費者信用残高
18:30 英国 12月PMI製造業
・ 19:00 ユーロ圏 12月消費者物価指数速報
・ 00:00 米国 11月製造業受注指数
04:00 米国 FOMC議事録
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 3日 (月)

1/3 本日の戦略-参加者が少ないながら本日の米ISMに注目-

おはようございます。本年もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦および主要な海外市場もニューイヤーズ・デーで市場が休場となっていることから、市場の参加者が限られます。このため、NY市場まではあまり大きな動きが出てこないと思われます。本日の朝方にドル/円が再び81円を割り込みましたが追随する動きもなく、81円台前半に戻しています。ユーロ/ドルも1.33ドル台後半まで上昇したものの1.33ドルを割り込んでいます(10時25分現在)。参加者が少ないことで動きやすくなっています。本日は米国の供給管理協会(ISM)の製造業景気指数の発表が予定されていることで、これ街となっています。ISMと連動性が高いフィラデルフィア連銀指数が前月より上昇していることで、ISMもよい予想となっています。このため、よい結果が出てくるとドルが買われる可能性がありますが、市場のセンチメントがリスク・オンに変わってきているように見えることで、ファンディング通貨(借入通貨としての位置付け)として「ドル」を見ている可能性があることから、市場参加者が少ないことで材料がどちらに取られる可能見極めが必要です。

また、明日からは主要な市場がオープンし、2011年の幕開けとなります。ドル/円は81円を一時割り込んでいることで、安打化傾向がでていることから、本日のクローズが80円台で終わるようだと、本邦輸出企業がドル売りを出してくる可能性があり、昨年11月1日の安値の80.24円を試す可能性があります。

■NZドル/米ドル 日足(一目均衡表、乖離率)
NZDUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

NZドル/米ドルは日足の一目均衡表の雲を上に抜けて上昇が継続していますが、21日移動平均線からの乖離率が一般的な買われすぎの水準の+3%を超えて+3.72%まで達しました。昨年11月4日の高値の0.7974ドルのときは乖離率が4.85%だったことで、まだ上昇余地があるとも言えますが、本日が陰線になってくると下落の可能性が出てきます。一目均衡表の雲のねじれもあることから、下げが加速した場合には、昨年12月16日の安値の0.7344ドル近辺まで下落してくるかもしれません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.75 ~ 81.45
EURJPY 108.19 ~ 109.20
GBPJPY 126.04 ~ 127.24
AUDJPY 82.86 ~ 83.44
NZDJPY 63.06 ~ 63.68
CADJPY 80.97 ~ 81.75
ZARJPY 12.20 ~ 12.34
NOKJPY 13.86 ~ 14.02
MXNJPY 6.52 ~ 6.58
HKDJPY 10.38 ~ 10.48
SGDJPY 63.02 ~ 63.54
EURUSD 1.3354 ~ 1.3471

■前日のサマリー
年末(週末)の東京時間は本邦勢がバンクホリデーでほぼ不在の中、株価の上昇などからリスク・オンの流れとなりドルが主要通貨に対して売られました。ドル/円は狭いレンジながら81円台ミドルから81.28円まで下落、1.3290ドルから1.3386ドルまで上昇、ユーロ/円は108円台前半から108.81円まで上昇しました。ロンドン時間帯は欧州の株価などが上昇したもののレンジ内の取引が続きました。NY時間は株式市場などが短縮取引となり、目新しい材料はなかったもののロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まったため、ドル/円は80.95円まで下落、ユーロ/ドルは1.34ドルのオプション防戦売りをこなし1.3422ドルまで上昇、ユーロ/円は108.90円まで上昇しました。その後、ドル/円が81.32ドルまで上昇、ユーロ/ドルが1.3331ドル、ユーロ/円が108.29円まで下落する場面が見られましたがクローズにかけてはややドル安の流れとなりました。
クローズはドル/円が81.18円、ユーロ/ドルが1.3385ドル、ユーロ/円は108.70円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10228.92 -115.62
FTSE100(英) 5899.94 -71.07
DAX(独) 6914.19 -81.28
NYダウ(米) 11577.51 7.80
S&P500(米) 1257.64 -0.24
NASDAQ(米) 2652.87 -10.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.29 -0.07
日本10年債 - -
英10年債 3.39 -0.08
独10年債 2.96 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1421.40 15.50
NY原油(期近) 91.38 1.54

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/3(月)
・ 英国  休場(ニューイヤーズ・デー)
・ オーストラリア 休場(ニューイヤーズ・デー)
・ ニュージーランド 休場(ニューイヤーズ・デー)
・ 日本 休場(ニューイヤーズ・デー)
・ カナダ 休場(ニューイヤーズ・デー)
・ スイス 12月SVME-購買部協会景気指数
・ ドイツ 12月PMI製造業確報値
・ 18:00 ユーロ圏 12月PMI製造業確報値
・ 00:00 米国 11月建設支出
・ 00:00 米国 12月ISM製造業景況指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年1月 1日 (土)

新年明けましておめでとうございます。



2011年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

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