山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2011年3月31日 (木)

3/31 本日の戦略-ロンドン8時、16時のフィキシングに注意-

おはようございます。近くの公園の桜のつぼみも膨らんできて開花待ちの状態です。東北関東大震災で花見のイベントを中止するところが多いようですが、宴会はともかくとして沈滞ムードの中で、花(桜)だけでも楽しみたいですし、植物の強さに元気づけられてほしいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は月末となり、本邦のレパトリ(本国への資金還流)の思惑が強い中で、これまでのところはドル買いが先行しています。昨日もプラード米セントルイス連銀総裁(投票権なし)は「6000億ドルの米国債購入を1000億ドル圧縮すれば、世界で大きな相違はないが『重要なシグナル』を送ることになる」と発言、また、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁(投票権なし)も「金利を短い期間に1%へ引き上げるべき」とタカ派的な発言を行い、全体的に出口戦略の方向へ舵が向き始めているように見えます。このため、クロス円の上昇にも後押しされているものの、ドル/円は上向きのバイアスがかかっているのではないかとみられます。ただ、スローストキャスティックスなどオシレータ系のテクニカル分析では、買われ過ぎの水準にあることから、週末の米雇用統計などを受け、短期的な調整(下げ)が出る可能性があります。

ユーロは昨日のビニスマギECB専務理事の発言(下記サマリー参照)から、段階的な利上げへの期待が高まりました。この4月に0.25%の利上げを行うとすると、4半期ごとに行ったとして0.75%の利上げの可能性があり、こうした内容がトリシェECB総裁の発言(任期の問題もありますが)で示されるようであれば、目先はユーロの上昇が継続する可能性が高まります。本日はユーロ圏の消費者物価指数速報値(18時)の発表が予定されていることから、物価指数が市場予想より上昇した場合にはユーロが1.42ドル台へと上昇していくものとおもいます。

昨日は、イタリアの通信社ANSAがIMF(国際通貨基金)の草稿を引用し日本、米国の成長率を下方修正する一方、ユーロ圏の成長率を上方修正しています。
日本 1.6% → 1.4%
米国 3.0% → 2.8%
ユーロ圏 1.5% → 1.6%
世界 4.4%(変更なし)
特に為替市場に対しての影響はみられていませんが、予想通りであれば長期的にユーロ高の要因となると思われます。

本日は月まで発表される経済指標の数も多いことやユーロフィキシング(論語ン午前8時)、ロンドンフィキシング(ロンドン午後4時)などの値決め時間には思わぬ動きとなる可能性がありますので注意してください。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ユーロ/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.41 ~ 83.43
EURJPY 116.25 ~ 117.94
GBPJPY 132.24 ~ 134.17
AUDJPY 84.85 ~ 86.32
NZDJPY 62.62 ~ 63.77
CADJPY 84.70 ~ 86.05
ZARJPY 11.97 ~ 12.21
NOKJPY 14.70 ~ 14.96
MXNJPY 6.86 ~ 6.99
HKDJPY 10.56 ~ 10.70
SGDJPY 65.28 ~ 66.13
EURUSD 1.4070 ~ 1.4186

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価などアジア株が堅調に推移する中で、クロス円に押し上げられる形でドル/円も朝方の82円台ミドルから83.01円へと上昇、ユーロ/円も116円台前半から116.95へと上昇、ユーロ/ドルはドル高の流れで1.4128ドルから1.4070ドルまで下落しました。ロンドン時間でも欧州株価が軒並み堅調な動きとなったことでドル/円は83.13円、ユーロ/円は117.28円へと高値を伸ばしました。ユーロ/ドルは1.4059ドルまで下落。NY時間には発表されたADP雇用調査が20.1万人増(予想21万人の増加)と下振れしたことを受け、米長期金利が低下、ドル/円も82.77円まで下落しました。ユーロ/ドルはビニスマギECB専務理事が「当局はまず、段階的に金利を引き上げていく」と発言したことで、1.4052ドルから1.4148ドルまで反発し1.41ドル台前半でクローズ、ユーロ/円は一時117円台前半でクローズしています。
クローズはドル/円が82.87円、ユーロ/ドルが1.4123ドル、ユーロ/円は117.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9708.79 249.71
FTSE100(英) 5948.30 16.13
DAX(独) 7057.15 122.71
NYダウ(米) 12350.61 71.60
S&P500(米) 1328.26 8.82
NASDAQ(米) 2776.79 19.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 -0.05
日本10年債 1.240 0.015
英10年債 3.67 0.04
独10年債 3.34 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1423.80 7.60
NY原油(期近) 104.27 -0.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/31(木)
・ 08:01 英国 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 2月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 2月 小売売上高 前月比
・ 10:15 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁公開討論会出席
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 11:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
・ 11:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 2月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 英国 3月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 16:55 ドイツ 3月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 3月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:15 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:30 カナダ 1月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:45 米国 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 2月 製造業新規受注 前月比
・ 23:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 01:30 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 03:05 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月30日 (水)

3/30 本日の戦略-ADPよりも複数の地区連銀総裁講演に注目-

おはようございます。昨日の病院でようやく手にギブスが巻かれました(これまではたんに固定)。これで少しは動きやすくなりました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のブラード米セントルイス連銀総裁の「米QE2の規模、6000億ドルを若干下回る可能性」「部経済が強ければQE2を縮小を始める時期である」「財政状況にかかわらず金融政策の変更は可能」との発言等を受け、米国の出口戦略対する期待が高まったことで、4月のECB理事会でユーロの利上げがほぼ確実視されていることと、本邦の東北関東大震災に見舞われている本邦との金利差が注目されたため、円が主要通貨に対して売られやすくなっています。また、円を除く主要通貨に対してドルが売られたことから、クロス円が上昇しました。NYダウも堅調に推移したため、リスク選好のセンチメントとなっているとみられ、クロス円が上昇しやすい地合いが継続すると思います。また、ドル/円はG7協調介入時の高値の82円を上に抜け、82円台ミドルまで上昇しています。日足の一目均衡表では雲が82.75-80円に位置していることで、ここを超えれば83円台が見えてくると思われます。こうした中で、本日は21時15分に米ADP雇用調査が発表されます。過去4カ月連続でNFP(非農業部門雇用者数)との相関が低かった(方向はあっていたが)ため、仮に良い数字が出ても影響は限定的、悪い数字が出ても同様となると思っています。むしろ、投票権はなくなりましたが、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁が日本時間2時30分から講演を行うことから、タカ派的な発言が出ると現在の市場センチメントからはドルが買われやすくなるのではないかと思います。

昨日は格付け機関米S&Pがポルトガルとギリシャの国債の格付けをそれぞれ1段階、2段階引き下げました。ただ、市場では既に格下げは織り込まれていたため、実施が材料出尽くしとなったようです。国債の利回りスプレッドでみるとスペインはそれほど拡大していませんので、市場はスペインのリスクを織り込んでいないとみています。このため、今後スペインにリスクが飛び火するとユーロの下落につながると思いますが、現時点では次週に予定されているECB理事会での利上げ期待の方が勝っていると思います。このため、ユーロの方向性はECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見の内容で、追加利上げに向けて示唆があるかどうかにかかっていると思われます。

豪ドルとNZドルが堅調に推移しています。豪ドル/円も昨日年緒来高値を更新するなどトレンドが上向いているようですが、豪ドル/円とNZドル/円は21日移動平均線から+3%以上乖離してきています。グランビルの法則からは買われ過ぎの水準に入ってきていますので、調整的な動きは出やすくなると思います。オシレーター系のテクニカル分析(RSIやストキャスティックス)などの数値に注意しながら、高値買いには気をつけたいものです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 年初来高値更新
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(1日で)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.01 ~ 83.00
EURJPY 115.50 ~ 117.20
GBPJPY 131.00 ~ 132.93
AUDJPY 84.10 ~ 85.55
NZDJPY 61.82 ~ 62.92
CADJPY 83.98 ~ 85.30
ZARJPY 11.86 ~ 12.09
NOKJPY 14.59 ~ 14.84
MXNJPY 6.80 ~ 6.92
HKDJPY 10.50 ~ 10.64
SGDJPY 64.98 ~ 65.83
EURUSD 1.4047 ~ 1.4176

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はスポット取引(直物取引=受渡日が2日後)が月末にあたることから、本邦企業の円売りなどに押されドル/円は一時81.55円まで下落したものの、81.50円割れには回オーダーがまとまっているとの噂もあり切り返しました。ユーロ/円も言う知事114.82円まで連れ安となりましたが、115.30円近辺へと上昇、ユーロ/ドルも一時1.4061ドルまで下落後、1.4133ドルまで上昇しました。ロンドン時間には円売りの流れが継続したことで、」ドル/円は82.23円、ユーロ/円は115.74円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4149ドルまで上昇したものの、ブラード米セントルイス連銀総裁の「米QE2の規模、6000億ドルの規模若干下回る可能性」等の発言からドルが買われたことで、NY時間にかけて下落し、格付け機関米S&Pがギリシャ国債の格付けを「BBB-」へ2段階、ポルトガル国債格付けを「BBB-」へ1段階引き下げ見通しはネガティブとしたことで、1.4047ドルまで下落、ドル/円は82.47円、ユーロ/円は116.37円へと上昇しました。クローズにかけてはNYダウが上昇したこともあり、ユーロ/ドルが1.41ドル台を回復しました。
クローズはドル/円が82.46円、ユーロ/ドルが1.4110ドル、ユーロ/円は116.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9459.08 -19.45
FTSE100(英) 5932.17 27.68
DAX(独) 6934.44 -4.19
NYダウ(米) 12279.01 81.13
S&P500(米) 1319.44 9.25
NASDAQ(米) 2756.89 26.21

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 0.06
日本10年債 1.235 -0.015
英10年債 3.63 0.03
独10年債 3.33 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.20 -3.70
NY原油(期近) 104.79 0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/30(水)
・ 06:45 NZ 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:50 日本 2月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 南ア 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 スイス 3月 KOF景気先行指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 3月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 3月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 原料価格指数 前月比
・ 22:30 米国 フィッシャー英金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
02:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 05:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月29日 (火)

3/29 本日の戦略-本邦期末を控えてドル、クロス円重いか-

おはようございます。本日からようやく春の気候になるようです。このため、電力消費も抑えられ、震災以来初の平日に計画停電が全く実施されない見込みとなっています。ただ、状況に安心せず節電協力は継続したいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は株価が軟調に推移する中で、円が主要通貨に対して売られるというこれまでとは逆の動きとなりました。また、豪ドルも対ドルでは年初来高値を更新するなどリスク選好時に上昇する動きとは異なりました。この状態が続くかどうか、しばらく動向を見極める必要がありそうです。

ユーロはトリシェECB総裁がタカ派(利上げ姿勢)的な発言を繰り返した一方で、格付け機関S&Pはポルトガルの格付けの再引き下げを検討しているようです。このため、ポルトガルによるEU支援要請のリスクがあるため、利上げの可能性が高まった状態でも高値が限定的となっています。ただ、ポルトガルに関しては市場で支援要請の可能性もある程度は織り込んでいることから、スペインに飛び火するかが最大の関心事と思われます。スペインに波及するとEFSF(欧州金融安定ファシリティー)での救済は難しくなることから、ユーロに対する不安が高まるため、大きな下落につながる可能性があります。本日23時にはメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演が予定されていることから、ここでもタカ派的な発言が行われると短期的にユーロが買われると思われます。

ドル/円は本邦の年度末(期末)を迎えていることから、82円台ミドル近辺までは輸出企業などのドル売りオーダーが並んでいるとみられることで、引き続きドルの上値が重い状態が続いているのではないかと思います。このため、クロス円全般も押さえられるのではないかと思います。また、先週末にプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁がタカ派的なコメントを行ったことでドルが買われましたが、昨日、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「FRBは6月までに6000億ドルの米国債を購入する計画が変化することはないだろう」との認識を明らかにしています。バーナンキ米FRB議長も後者(エバンズ発言)を支持しているとみられることから、4月米FOMCでは大きな変化はないと思われますが、6月以降の政策については引き締め圧力が周囲からは強くなっているように見えます。明日の米ADP雇用調査(米雇用統計との相関は低いとみられていますが)待ちといったところではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.23 ~ 82.18
EURJPY 114.17 ~ 115.83
GBPJPY 129.60 ~ 131.49
AUDJPY 82.93 ~ 84.32
NZDJPY 60.82 ~ 61.87
CADJPY 82.89 ~ 84.15
ZARJPY 11.72 ~ 11.95
NOKJPY 14.43 ~ 14.69
MXNJPY 6.72 ~ 6.84
HKDJPY 10.39 ~ 10.52
SGDJPY 64.27 ~ 65.09
EURUSD 1.4018 ~ 1.4148

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経平均株価などが軟調に推移したものの、本邦の生損保などがドル買っている(ヘッジ玉の利喰いとの噂もあり)との市場の噂などもあり、ドル/円は朝方の81.30円近辺から81.85円、ユーロ/円は114.20円近辺から115.03円、ユーロ/ドルは1.4020ドル近辺から1.4069ドルまでそれぞれ上昇しました。ロンドン時間は目立った動きもなく、株価も軟調推移のため小動きとなりました。NY時間には格付け機関S&Pがポルトガルそ更に格下げする可能性を示唆したことで、ユーロ/ドルが1.4026ドル、ユーロ/円が114.57円まで下落する場面が見られましたが、トリシェECB総裁が「ユーロ圏のインフレ率は、ECBの目標水準を継続的に上回っている」と発言したことなどから、4月7日に開催されるECB理事会での利上げの可能性が高まったとして、ユーロ/ドルは1.4116ドル、ユーロ/円は115.31円まで上昇しました。ドル/円は81.60円近辺から81.80円近辺での小動き。クローズにかけては米2年債入札が応札倍率3.16倍、最高落札利回り0.789%となったことで、前回より内容はよいものの過去4回よりは明らかに内容が悪かったことで、米金利が上昇、ユーロが1.40ドル台後半へと下落しました。
クローズはドル/円が81.68円、ユーロ/ドルが1.4083ドル、ユーロ/円は115.01円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9478.53 -57.60
FTSE100(英) 5904.49 3.73
DAX(独) 6938.63 -7.73
NYダウ(米) 12197.88 -22.71
S&P500(米) 1310.19 -3.61
NASDAQ(米) 2730.68 -12.38

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.43 -0.01
日本10年債 1.250 0.020
英10年債 3.60 -0.01
独10年債 3.29 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1419.90 -6.30
NY原油(期近) 103.98 -1.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/29(火)
08:30 日本 2月 失業率
・ 08:30 日本 2月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 2月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 小売業販売額 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 2月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 2月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 2月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 19:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 21:00 南ア 2月 貿易収支
22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 00:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月28日 (月)

3/28 本日の戦略-米金利上昇観測からドル底堅い?-

おはようございます。まだ右手に力が入らないので、左手で字を書く練習をしてみました。漢字もひらがなも難しいのですが、アルファベットもなかなか難しいです。特に「S」「U」は難しいです。ひらがなも「ま」行などは書きにくいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のマーケットではプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派(「政策当局は近い将来出口政策が必要だ」など)的な発言を行ったことでドルが買われましたが、フィッシャー米ダラス連銀総裁が「われわれは十分やった。現在はやり過ぎになるリスクがある」と発言、同総裁はFOMCの投票権を有しています。このため、次回4月26-27日に開催される米FOMCでの文言の修正の可能性が高まったことやユーロ圏ではLCHクリアネットがポルトガル債を担保的確資産から除外したことなどでユーロ(ポルトガルの支援要請リスクが高まったこと)に対するリスク回避的な動きからドルが買い戻されたようです。また、リビアに対する飛行禁止区域の指揮権をNATO(北大西洋条約機構)にすることに米国が合意したこと(米財政赤字悪化懸念が後退)もドルにはプラスとなったようです。

こうしたことから、今週週末に発表されます米雇用統計まではドルが底堅い動きをすると思われます。ただ、ドル/円に関しては3月末の本邦期末要因から、実需に戻りが押さえられるとの見方が多く、82円台から82.50円にかけては上値が重くなることが予想されます。スポット取引では29日(受渡日が31日)が実質の月末となりますが、31日には財務省が発表する外国為替平衡操作(市場介入)状況の金額に注目が集まるものと思います。仮に介入額が少なければ(市場では1兆円未満といわれています)、市場介入が成功したとみなされ、ドルが底堅い動きとなるのではないでしょうか。また、週末のカナダ議会では下院でハーパー政権への内閣不信任案が可決されたことから、5月にも総選挙の可能性が出てきたことで、カナダドルにとってはややマイナス要因と思われます。

こうした状況から、本日は米PCEデフレーターや個人所得、個人支出などの経済指標と米2年債入札状況が注目されるものと思いますが、ユーロ圏に対してリスク回避の調整的な動きが続いていることから、21日移動平均線の1.3973ドル、一目均衡表(日足)の基準線の1.3887ドル近辺が目処となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の下へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線の上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.87 ~ 81.84
EURJPY 113.71 ~ 115.38
GBPJPY 129.34 ~ 131.29
AUDJPY 82.71 ~ 84.10
NZDJPY 60.77 ~ 61.82
CADJPY 82.20 ~ 83.45
ZARJPY 11.70 ~ 11.93
NOKJPY 14.38 ~ 14.64
MXNJPY 6.71 ~ 6.83
HKDJPY 10.36 ~ 10.50
SGDJPY 64.04 ~ 64.87
EURUSD 1.4017 ~ 1.4149

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は目立った材料がなく、完全に動意がない状態でドル/円は81円を挟んで上下10銭以内の小動き、ユーロ/ドルも1.41ドル台後半、ユーロ/円も114円台後半での小動きとなりました。ロンドン時間帯には北アフリカ、中東のリスクがやや後退したなどの見方からリスク選好の動きとなり、ドル/円は81.37円、ユーロ/円は115.22円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4194ドルまで上昇後1.4140ドルへと下落しました。NY時間には格付け機関S&Pが日本の保険9社を格付け見通しを「ネガティブ」へ反抗したことから一時円買いに振れ、ドル/円は80.87円まで下落、ユーロ/円も114.50円まで下落しましたが、米10-12月期GDPの確定値が上方修正されたことやプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「政策当局は近い将来出口政策が必要に」などと発言したことからドルが買われ、ドル/円は81.49円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4058ドルへと下落、ユーロ/円は114.84円へ上昇後114.50円へと下落しました。
クローズはドル/円が81.36円、ユーロ/ドルが1.4084ドル、ユーロ/円は114.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9536.13 101.12
FTSE100(英) 5900.76 19.89
DAX(独) 6946.36 12.78
NYダウ(米) 12220.59 50.03
S&P500(米) 1313.80 4.14
NASDAQ(米) 2743.06 6.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 0.04
日本10年債 1.230 0.015
英10年債 3.61 0.03
独10年債 3.28 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1426.20 -8.70
NY原油(期近) 105.40 -0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/28(月)
・ 21:30 米国 2月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 2月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:00 米国 2月 住宅販売保留指数 前月比
・ 01:00 米国 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 01:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月27日 (日)

3/28の週の見通し

こんにちは。昨日は歯のクリーニングに行ってきました。右手が使えないので歯磨きがうまくできません。歯科衛生士の人は右上がうまく磨けていないとおっしゃっていましたが、自分では左上が磨けていないと思っていました。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

先週は、ドル/円がG7の協調介入に対する警戒と本邦実需によるドル売りオーダーに対する観測などから狭いレンジ二の動きに終始しましたが、週末にFOMCで投票権を持つプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「政策当局は近い将来出口政策が必要に、米経済は勢いを付けており、経済基盤は強固だ」などと発言を行ったことから米の金利引き上げへの関心が高まりドルが買い戻れされました。ユーロは週前半にトリシェECB総裁のタカ派的な発言からユーロ/ドルは1.42ドル台前半まで上昇したものの、格付け機関によるポルトガルのソブリン格付けの引き下げやスペインの銀行30行の格付けが引き下げられたことから、ユーロが売られ、週後半にはLCHクリアネットがポルトガル債を担保適格資産から除外したことも重しとなり、1.40ドル台ミドルまで下落しました。また、ポンドが英中銀金融政策委員会(MPC)議事録の公表を受け、内容が前回と変化がなかったことへの失望から下落するなど、全体としては利上げムードが先行していた欧州通貨に対しての調整が目立った週となりました。

それに対して、豪ドルやNZドルが日本の原発の状況が一進一退ながらも更なる悪化につながらなかったこともあり、NYダウなど株価が堅調に推移したこともあり、安全資産としての位置付けから主要通貨に対し上昇しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は月末・月初の週にあたり経済指標も多くなります。英中銀(BOE)や欧州中銀(ECB)の理事会などは来週となりますが、米国の雇用統計や米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数は1日に予定されています。また、S&P/ケースシラー住宅価格指数は29日、ADP雇用調査(このところ連続で雇用統計とは逆の数字となり、相関が低くなっています)が30日の発表予定となっています。週末のプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派(もともと金融緩和には反対の姿勢を表明している)発言もありドルが買われましたが、これが継続するかは投票権を持つエバンズ米シカゴ連銀総裁、フィッシャー米ダラス連銀総裁、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁などが同じようにタカ派的な発言を行うかにかかってくるものと思われます。いずれにせよ米雇用は新規失業保険申請件数からも改善傾向がみられることで、失業率が8%台を維持できるか(前回は8.9%)、非農業部門雇用者数が増加するか(6か月連続の増加となるか)が市場の関心となるでしょう。

一方のユーロは24、25日で開催されたEUサミットではEFSF(欧州金融安定化ファシリティー)の4400億ユーロに同意したものの、2500億ユーロからの増額手段は決定されていません。また、ESM(欧州安定化メカニズム)でも支援は厳しい条件に基づくとしています。週末もポルトガルの2年債の利回りが7%を超え、LCHクリアネット(欧州の生産・決算期間)が「ポルトガル債はもはや対象ではない」と発言するなど、ポルトガルがEUへの支援要請をする可能性が高くなっています。このため、次はスペインという構図ができていて、スペインが危機的な状況に陥るとユーロ域内で占めるGDPの割合も高いため、ユーロの大幅な下落の可能性が高くなります。4月以降にはスペインも国債の大量償還を控えていることから、こうした懸念の高まりが出るか注意を怠らないようにしたいところです。

また、先週主要通貨に対して上昇した豪ドルやNZドルもいくつかの重要な経済指標の発表を控えています。NZ貿易収支(29日)、NZ住宅建設許可件数、豪住宅許可件数、豪小売売上高(30日)がありますが、1日には中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表も予定されていることから、これらの指標とともに、リスク選好状況が続くようであれば一段の上昇につながると思いますが、豪ドル/米ドルでは年初来高値を1.2091ドルまで伸ばしていることで、高値に対する警戒は伴います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.50 82.50
ユーロ/ドル 1.3980 1.4250
ユーロ/円 113.90 115.90
ポンド/円 128.00 133.00
豪ドル/円 82.10 84.50


■注目イベント 3/28(月)
・ 21:30 usd 2月 個人所得 前月比
・ 21:30 usd 2月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 usd 2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:00 usd 2月 住宅販売保留指数 前月比
3/29(火)
・ 06:45 nzd 2月 貿易収支
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
08:30 jpy 2月 失業率
・ 08:30 jpy 2月 有効求人倍率
・ 08:30 jpy 2月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:50 jpy 2月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 jpy 2月 小売業販売額 前年同月比
・ 15:00 dem 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:45 frf 2月 消費支出 前月比
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期経常収支
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 gbp 2月 消費者信用残高
・ 17:30 gbp 2月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 gbp 2月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 21:00 zar 2月 貿易収支
22:00 usd 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 usd 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 usd 3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
3/30(水)
・ 06:45 nzd 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:50 jpy 2月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 zar 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 eur 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 chf 3月 KOF景気先行指数
・ 20:00 usd MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 usd 3月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 usd 3月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 cad 2月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 cad 2月 原料価格指数 前月比
3/31(木)
・ 08:01 gbp 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 aud 2月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 aud 2月 小売売上高 前月比
・ 10:30 jpy 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 jpy 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 11:00 nzd 3月 NBNZ企業信頼感
・ 11:00 nzd 3月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 jpy 2月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 gbp 3月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 15:45 frf 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 16:55 dem 3月 失業者数 前月比
16:55 dem 3月 失業率
・ 18:00 eur 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 zar 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 zar 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 cad 1月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 usd 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:45 usd 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 usd 2月 製造業新規受注 前月比
4/1(金)
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 chf 2月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 chf 3月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 eur 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 gbp 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 eur 2月 失業率
21:30 usd 3月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 usd 3月 失業率
・ 23:00 usd 2月 建設支出 前月比
23:00 usd 3月 ISM製造業景況指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月26日 (土)

3/26 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。今日は北風がすごく強いですね。桜の開花予想が出る一方で、未だに冬の寒さです。早く春の気候になってほしいですね。

22日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは約3万コントラクト減少して30万コントラクトを割り込みました。円のロング(買)、ユーロのロングが小幅増加、カナダドルはロングが減少、NZドルはショートが2週連続となっています。

18日のG7財務相・中央銀行総裁会合で決め実施された円売り介入ですが、円ロングは前週と変わらず、円ショートのポジションが閉じられた結果、円ロングが小幅ながら増加となっています。一方、ドルショートは2週連続減少して、減少も単純計算で10万コントラクト超となりました。ドルのショートポジションの解消が進んでいるようですが、メキシコペソ(約3.5万)、カナダドル(約1万)、スイスフラン(約0.5万)コントラクトの減少となっていて、主要通貨に対してはむしろドルショートが増えていますので、なかなかドル買いセンチメントには繋がりそうにもありません。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 34,525 4,295 52,484 17,959 70,443
EUR 48,353 2,037 81,574 33,221 114,795
GBP 29,724 29,949 53,348 23,624 76,972
CHF 21,301 -6,339 24,883 3,582 28,465
CAD 45,977 -11,014 49,722 3,745 53,467
AUD 51,734 3,783 59,626 7,892 67,518
NZD -1,482 1,327 6,005 7,487 13,492
MXN 34,525 4,295 52,484 17,959 70,443
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは31,290コントラクトのショート減少の296,379コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は4,295コントラクトのロング増加の34,525コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは2,037コントラクトのロング増加の48,353コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは11,014コントラクトのロング減少の45,977コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,327コントラクトのロング増加の1,482コントラクトのショートとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(28日更新)

2011年3月25日 (金)

3/25 本日の戦略-週末控えポジション調整先行か-

おはようございます。東北関東大震災で電力需要に対して供給が追い付かないことで、今夏も計画停電が実施される可能性が高いのですが、九州電力でも点検停止中の原子力発電所の運転再開があやしく、九州も計画停電を実施するかもという記事が出ていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチによるポルトガルのダウングレード「A-」にも関わらずユーロは上昇しました。ポルトガルが支援要請すれば不透明感がなくなるとの見方も市場には出たようです。格付け機関ムーディーズがスペインの銀行30行の比較的返済順位の高い債券の格付けを1~4段階引き下げています。格下げされた銀行の大半はカハ(貯蓄銀行)となっています。ただ、これまでのところは市場に先に格下げの可能性があることがルーマーとして流れていたことで、市場の反応は限定的のようです。本日18時には独IFO景気動向指数の発表が予定されていることで、事前の市場予想では前回より悪化が予想されていますが、さらに下振れした場合にはユーロが調整色を強める可能性があります。

ドル/円は3日連続のNR7(過去7日間で値動きが最も狭い日)となっています。統計的には相場が動くエネルギーが溜まっているとみられますが、下はG7の協調介入への警戒(80.50円が防衛ラインとの見方も市場の一部に出ている)、上は本邦輸出企業やレパトリ玉などの実需の売りが82.50円以上にあるとも言われていることで、大きく走る状況ではないとみられますが、G7効果もだんだん薄くなってきていることで、特に下振れには注意と思います。

NZドルはクライストチャーチで発生した地震の影響で一時売られましたが、昨日発表されたGDPが上振れしたことや、欧米の株価が堅調に推移していることから、欧州の債務懸念、米国の直近足許での住宅、耐久財受注などの悪化などが嫌気され、NZドル、豪ドルが選好されやすくなっているのではないかと思われますが、世界的に不透明な状況ということもあり、積極的に買い上がっていく(ついていく)のはリスクと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:32→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.45 ~ 81.41
EURJPY 113.86 ~ 115.54
GBPJPY 129.41 ~ 131.38
AUDJPY 81.91 ~ 83.27
NZDJPY 60.04 ~ 61.08
CADJPY 82.32 ~ 83.58
ZARJPY 11.60 ~ 11.83
NOKJPY 14.41 ~ 14.66
MXNJPY 6.68 ~ 6.80
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.77 ~ 64.61
EURUSD 1.4120 ~ 1.4243

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方発表されたNZ10-12月期GDPが市場予想に反しプラス成長となったことから、NZドルが主要通貨に対して上昇しましたが、ドル/円は81円を挟んでの狭い動き、ユーロ/ドルは1.41ドルを挟んでの動き、ユーロ/円は114円を挟んでの狭い動きとなりました。ロンドン時間では格付け機関ムーディーズがスペインの銀行30行の格付けを1段階以上引き下げるとのヘッドラインが出たことで、ユーロ/ドルは1.4054ドルへと下落、ユーロ/円は113.56円、ドル/円も80.76円まで下落しましたが、欧州の株価が上昇したことでリスク選好の動きとなり、ドル/円は81.05円、1.4136ドル、ユーロ/円は114.48円まで上昇しました。NY市場は発表された米耐久財受注が市場予想から下振れし、マイナスとなったものの、新規失業保険申請件数が38.2万件となり、強弱ミックスとなりました。その後、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「A-」に引き下げたものの、影響は限定的となり、むしろ悪材料出尽くしとの見方もあり、ユーロ/ドルは1.4220ドル、ユーロ/円は114.97円まで上昇、ドル/円は80.81円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.95円、ユーロ/ドルが1.4172ドル、ユーロ/円は114.74円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9435.01 -14.46
FTSE100(英) 5880.87 84.99
DAX(独) 6933.58 129.13
NYダウ(米) 12170.56 84.54
S&P500(米) 1309.66 12.12
NASDAQ(米) 2736.42 38.12

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 0.05
日本10年債 1.215 -0.010
英10年債 3.58 0.03
独10年債 3.24 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1434.90 -3.10
NY原油(期近) 105.60 -0.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/25(金)
・ 08:30 日本 3月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 16:00 独 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
18:00 独 3月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 21:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 01:15 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 05:15 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月24日 (木)

3/24 本日の戦略-EUサミット前に懸念浮上、不安は継続するか-

おはようございます。昨日は長女の小学校の卒業式でした。計画停電対象地区(幸いにも昨日は停電しなかったそうです)で来賓あいさつなどが割愛される短縮スケジュールだったそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>円>NZドル>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユンケル・ユーログループ議長が「欧米、G7は必要とあれば円高是正で行動の用意」と発言したものの、影響は限定的となっています。市場ではG7による介入に関して警戒はしているものの、押し上げてくる気配はないことから、下に動いたときの介入レベルを警戒しているものと思います。このため、再び欧州に財政問題のリスクが浮上(蒸し返された)したことで、リスク回避からの円高に動きやすい地合いとなり、介入と綱引きの様相になりつつあるのではないかと思います。本日は米国で新規失業保険申請件数や耐久財受注の発表も予定されていることで、これらの内容が良ければ短期的にはドルが買われると思っています。

ユーロは本日から2日間の日程でEUサミットが開催されます。ただ、昨日早々に独の当局者がEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の4400億ユーロの拡大計画の詳細は6月に決定と発表しています。このため、EUサミットへの関心度は薄れたと思います。一方、独メルケル首相はアイルランドの支援融資の金利引き下げについて協議していく余地があると発言、ドイツ・EU諸国がこれを認めるかが焦点となる可能性があります。また、ソクラテス首相が辞任したポルトガルでは、シルバ大統領が25日に議会に議席を持つ各党と会談する予定ですが、野党は緊縮財政に対して否定していることで、このままの状態で野党が政権を取ったとしてもポルトガルが支援要請する可能性が高くなりユーロは売られやすくなると思います。本日はドイツやユーロ圏で製造業、サービス業のPMI(購買担当者景気指数)が発表されることで、これらの内容も悪化しているとユーロの調整が続くかもしれません。

昨日、オズボーン英財務相が2011年の英GDP予想を1.7%(改定前2.1%)、2012年の英GDP予想を2.5%(改定前2.6%)にそれぞれ下方修正したことなども加わり、ポンドは下落しました。市場はMPC議事録の内容がもう少しタカ派的(利上げ賛成が4人など)を予想していたことから、肩透かしを食った感じではないでしょうか。本日は英国で小売売上高の発表が予定されていますので、前年比で4.4%まで物価が上昇していることを踏まえると、小売りが悪化している可能性があります(ただ、ロイヤル・ウエディングという特殊要因がありますが)。このため、小売りで失速が見られると利上げ観測の後退観測などが出てポンドは売られやすくなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.37 ~ 81.36
EURJPY 113.05 ~ 114.74
GBPJPY 130.21 ~ 132.22
AUDJPY 81.14 ~ 82.53
NZDJPY 59.25 ~ 60.33
CADJPY 81.68 ~ 82.96
ZARJPY 11.49 ~ 11.72
NOKJPY 14.25 ~ 14.50
MXNJPY 6.62 ~ 6.74
HKDJPY 10.27 ~ 10.41
SGDJPY 63.46 ~ 64.32
EURUSD 1.4031 ~ 1.4147

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は特に目立った材料はない中で、東京の金町浄水場(葛飾区)で乳児の暫定基準値の2倍を超える放射能が検出されたことから、日経225平均株価が下落、ドル/円は81円台前半から80.80円、115円手前から114.45円まで下落、ユーロ/ドルは1.41ドル台後半での小動きとなりました。ロンドン時間にはドル売りが先行し、ドル/円が80.70円、ユーロ/円が114.23円まで下落、ユーロ/ドルは1.4215ドルまで上昇する場面が見られましたが、ユーロ圏の鉱工業生産が市場予想より悪かったことに加え、発表された英中銀金融政策委員会(MPC)議事録が公開され、6対3で現状維持となったことが明らかになると市場は失望からユーロやポンドを売る動きにつながりました。NY時間には発表された新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことでドル/円が再び81.06円から80.80円まで下落しましたが、ポルトガル政府が財政再建に向けた緊縮財政策が野党によって否決され、ソクラテス首相が辞表を提出、ポルトガルがEU支援要請に動くとの思惑などからユーロが売られて、ユーロ/ドルは1.4085ドル、ユーロ/円は113.86円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.89円、ユーロ/ドルが1.4082ドル、ユーロ/円は113.97円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9449.47 -158.85
FTSE100(英) 5795.88 33.17
DAX(独) 6804.45 23.48
NYダウ(米) 12086.02 67.39
S&P500(米) 1297.54 3.77
NASDAQ(米) 2698.30 14.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.35 0.02
日本10年債 1.225 -0.030
英10年債 3.55 -0.05
独10年債 3.23 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1438.00 10.40
NY原油(期近) 105.75 0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/24(木)
06:45 NZ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数 前月比
21:30 米国 2月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:15 南ア 3月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利

※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月23日 (水)

3/23 本日の戦略-リスクセンチメントなら豪ドルなど強い-

おはようございます。昨日は連休明けということもあり、病院はすごく混んでいました。右手首は少しずつ骨がついているようでこのまま経過観察ということになりました。しかし、手首が15度くらい曲がった状態で固定されているので、このままでいいのか?という素朴な疑問もあります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はいくつかの要因からユーロが主要通貨に対して下落しました。シュタルクECB専務理事は東北関東大震災により経済の不透明感が高まったとして、4月の利上げは確信できないと述べています。また、アライド・アイリッシュ銀行が債務利払い期日を延期するのではないかとの見方が浮上し、これが周辺国(アイルランド、ギリシャ、ポルトガル債など)の国債大幅下落を招きました。メルケル独首相はEMSに関して、「ユーロ圏財務相会合で合意した内容ついて更なる交渉を強く求めている」こをと明らかにしています。ポルトガル議会が本日緊縮財政について採決を行います。これまで東北関東大震災にもかかわらずトリシェECB総裁はタカ派発言を繰り返していたことで、市場も4月のECB理事会の利上げは既定路線と捉えていましたが、昨日のシュタルクECB理事の発言によって、一部の市場参加者の不安を呼び、これらが周辺国の債務問題に目を向けたと思われます。ただ、これが新たなテーマとして継続するかは4月5日のECB理事会以降ではないかと思いますので、現在は短期的な調整と思っています。

また、シュタルクECB理事は今後の介入については日本次第、G7は必要な支援の用意があるとと発言しています。今回のG7財務相・中央銀行総裁会議もフランスからの提案(フランスは本年議長国)と野田財務相の発言にあるように、G7の合意に変更は見られないことから、現状では円高に向かいにくい環境といえそうです。 ちなみに、18日の介入額は1兆円に満たない小額だったとの予想が一部で出ているようです。小額効果はやはり「G7協調」ですね。

一方、昨日発表されました英国の消費者物価指数は前年比4.4%と予想を上回る上昇となり、インフレターゲットの2%から2倍以上の水準に達しています。このため、英中銀(BOE)の利上げ待ったなしとの見方からポンドが買われているようです。福島第1原発も以前として危機的状況ながら通電するなど危機回避に向けて進んでいることで、リスクセンチメントが後退すれば豪ドルやNZドルなどの上昇が継続する可能性が高そうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:45→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.43 ~ 81.41
EURJPY 114.02 ~ 115.69
GBPJPY 131.37 ~ 133.34
AUDJPY 80.98 ~ 82.35
NZDJPY 59.27 ~ 60.34
CADJPY 81.80 ~ 83.08
ZARJPY 11.56 ~ 11.79
NOKJPY 14.37 ~ 14.62
MXNJPY 6.64 ~ 6.76
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.61 ~ 64.46
EURUSD 1.4137 ~ 1.4257

■前日のサマリー
昨日は本邦の連休明けの仲値不足観測からドル/円は81.23円、ユーロ/円は115.48円まで上昇しましたが、日経225平均株価が大幅な上昇になったものの、ドルの上値が重くなり、ドル/円が80.85円、ユーロ/円が115.00円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.42ドル近辺からじりじりと上昇し1.4234ドルまで上昇しました。ロンドン時間序盤は欧州の株価が堅調に推移したこともあり、リスク選好の動きからドル/円が81.14円、ユーロ/円が115.54円まで上昇したものの、シュタルクECB理事が「4月の利上げが格言できず」と発言したことからユーロが下落、NY時間にかけてアイルランド債、ギリシャ債、ポルトガル債が相次ぎ大幅下落となったことから、ユーロ/ドルが1.4179ドル、ユーロ/円が114.83円、ドル/円も80.88円まで下落しました。クローズにかけてはアライド・アイリッシュ銀行が債務利払いを期日通り実施すると発表したことから、ユーロ/ドルは1.4218ドルを一時回復しましたが、1.42ドルを割り込んでクローズ、ドル/円は81円割れでクローズしました。
クローズはドル/円が80.94円、ユーロ/ドルが1.4192ドル、ユーロ/円は114.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9608.32 401.57
FTSE100(英) 5762.71 -23.38
DAX(独) 6780.97 -35.15
NYダウ(米) 12018.63 -17.90
S&P500(米) 1293.77 -4.61
NASDAQ(米) 2683.87 -8.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.00
日本10年債 1.255 0.035
英10年債 3.60 0.07
独10年債 3.25 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1427.60 1.20
NY原油(期近) 104.00 1.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/23(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期経常収支 前期比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
17:30 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
01:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月22日 (火)

3/22 本日の戦略-ドル/円は介入警戒継続、ユーロはタカ派発言続く-

おはようございます。この3連休で風邪をひいてしまいました。春分の日も過ぎ3月下旬なのに厳しい寒さが続きます。皆様もお気をつけてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦の祝日だったものの、週末行ったG7の協調介入の効果が継続し、円は主要通貨に対して下落しています。特にドルに対しての介入効果がいつまで続くのかに市場は注目しているものと思われます。この東北関東大震災で日本の景気見通しを下方修正(当然ですが)しているところが多く、GDPを-4%から-12%程度までまちまちではありますが、いずれもマイナス成長が予想されています。このため、レパトリ観測の円高が一巡した後には円が下落すると予想する人たちが多くなっています。ただ、個人的には通常であれば5月頃から外もの投信が活発になりやすいのですが、復興資金需要などからこうした投信には資金が回りにくくなることも考えらえ、加えて外国人観光客の減少などで日本の景気が悪化した場合には更に海外資産の還流につながる可能性も残ることから、市場が期待している90-95円程度の円安水準には届かないのではないかと思っています。また、本邦の景気減速で影響を強く受けるのが豪ドルとなります。豪の輸出トップ中国のように見えますが、対日がトップでGDPに占める割合も約3%となっています。昨日はNYダウも大幅上昇となりリスク選好ムードとなっていますが、日本の消費が低迷し、中国が引き締めに動いた場合には深い調整があるかもしれません。

昨日米財務省が発表した1420億ドル政府保有のMBS(住宅ローン担保証券)を1か月あたり最大100億ドル程度売却すると発表していますが、市場では出口戦略ではなく、財務省の手元流動性を高める(連邦債務の上限が近い)ものとの見られています。昨日はこれの影響から米金利が上昇して一時ドル高にはなりましたが、利上げ期待が高いユーロとポンドに比べるとまだ米国ではQE3の可能性も残ることから、これらの通貨に対してのドルの弱含みが続く可能性があります。

ユーロはトリシェECB総裁が18日に続きタカ派的なコメントを出したことで、4月への利上げとその後の金利引き上げについても市場は織り込みつつあります。今週24日、25日とEUサミットが開催されることから、EFSF(欧州金融安定ファシリティー)の増額が承認されるか不確実な要素も伴いますが、年初来の高値を更新してきていることで、一段の高値を試す可能性があります。先週末に発表されたシカゴ通貨先物のユーロのロングポジションはドルベースで86億ドルと2月22日の水準とほぼ同じです(3月8日は114億ドル)。このため、までユーロの上昇余地が残っているとも言えそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.48 ~ 81.47
EURJPY 114.31 ~ 116.01
GBPJPY 131.01 ~ 132.98
AUDJPY 80.72 ~ 82.06
NZDJPY 58.95 ~ 59.99
CADJPY 82.10 ~ 83.39
ZARJPY 11.47 ~ 11.70
NOKJPY 14.47 ~ 14.72
MXNJPY 6.65 ~ 6.77
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.53 ~ 64.38
EURUSD 1.4148 ~ 1.4291

■前日のサマリー
昨日は東京市場が休場だったものの、G7の協調介入に対しての懸念が残り、ドル/円は80円台後半、ユーロ/円は114円台後半での底堅い動きとなり、ユーロ/ドルも1.41ドル台ミドルまでの約50ポイントの下落に留まりました。ロンドン時間では福島第1原発の状況に対して「危機状況を脱する光明が見えてきた」と菅首相がが発言するなど、落ち着きを取り戻してきたこともあり、欧州の株価が上昇し、リスク嗜好の動きなどからドル/円は81.32円、ユーロ/円は115.19円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4146ドルまで一時下落しました。NY時間にはドル/円は80.93円、ユーロ/ドルは1.4139ドルまで下落(協調介入警戒に対しての失望とみられる)しましたが、米財務省が1420億ドルの政府保有MBSを今月から売却と発表したことで米金利が上昇、ドル/円は81.30円へと上昇しました。ユーロはトリシェECB総裁が「インフレは上昇しつつある。物価見通しへのリスクは上方向」などと発言したことから、ストップロスをつけて1.4240ドル、ユーロ/円は115.41円まで上昇、ドル/円は80.94円まで下落しました。
クローズはドル/円が81.00円、ユーロ/ドルが1.4222ドル、ユーロ/円は115.21円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9206.75 244.08
FTSE100(英) 5786.09 67.96
DAX(独) 6816.12 151.72
NYダウ(米) 12036.53 178.01
S&P500(米) 1298.38 19.18
NASDAQ(米) 2692.09 48.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.06
日本10年債 1.230 -
英10年債 3.52 0.02
独10年債 3.23 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1426.40 10.30
NY原油(期近) 102.33 1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/22(火)
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 20:35 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 21:00 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
21:30 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:45 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月21日 (月)

3/21 本日の戦略-リビア情勢と継続介入があるかに注目-

おはようございます。今週は長女の小学校の卒業式が予定されています。被災地域では避難所になっていて卒業式ができない学校もあるようで心が痛みます。報道ではボランティアを手伝う子供たちの姿に感心するともに1日も早く普通の生活に戻れるよう願うばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の協調介入はFRB、独連銀、仏中銀、英中銀、ECB中銀がそれぞれ介入したと発表したものの、サイズ(数量)が期待したほど大きくなかったようです。ドル/円は82円に乗せることができなかったため、ヘッジファンドなどの戻り売りに重くなり、ドルは80円台ミドルまで下落しています。再び80円台前半に迫った場合や仮に割れた場合に追加介入が出てくるかも注目です。また、トリシェECB総裁のタカ派的な発言もあったために、ユーロが対ドルで1.41ドル台後半まで上昇したこともドルを弱含みとしているようです。本日もトリシェECB総裁の講演(23時)が予定されていますが、週末の発言と変わることはないとみられます。一方、米国では中古住宅販売件数の発表が23時に予定されていて、前回は前月比で2.7%、前年比で5.3%増加しています。住宅着工との関連は低いとみられることで、増加するようであればドルが買われる要因となると思います。

リビア情勢は、フランスの潜水艦からトマホーク(巡航ミサイル)がさらに追加で発射されたものの、これまでのところは為替に大きな動きはありません。本邦の福島第1原子力発電所のトラブルが鎮静化の方向に向かっていることなどから手掛かりが少なくなっていると思われます。原油価格が高止まりながら小動きとなれば今週24、25日に開催されますEUサミットでEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の増額が承認される可能性が高いことから、主要通貨に対してはユーロが上昇しやすい地合いが継続すると思われます。また、イエメン、シリア、バーレーンなど中東地域も緊張が継続していることで、これらの不安定要因は短期的なドル買いとなりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.16 ~ 81.14
EURJPY 113.52 ~ 115.18
GBPJPY 129.94 ~ 131.85
AUDJPY 79.61 ~ 80.90
NZDJPY 58.42 ~ 59.42
CADJPY 81.24 ~ 82.48
ZARJPY 11.40 ~ 11.63
NOKJPY 14.35 ~ 14.60
MXNJPY 6.61 ~ 6.73
HKDJPY 10.26 ~ 10.40
SGDJPY 62.92 ~ 63.74
EURUSD 1.4099 ~ 1.4249

■前日のサマリー
週末の東京時間帯には、同日早朝に行われたG7財務相・中央銀行総裁会議で協調介入が合意されたことから、9時に介入に踏み切り、ドル/円は79円台前半から81円台ミドル、ユーロ/円は110円台前半から114円手前まで上昇、ユーロ/ドルも1.39ドル台から1.40ドル台ミドルへと上昇しました。ロンドン時間には協調介入の効果が継続し、ドル/円は位置81.95円まで、ユーロ/円は115.54円まで上昇しましたが、さらに押し上げるような介入が見られなかったことで、NY時間にかけてはヘッジファンドなどの売りが散見され、ドル/円は80.53円、ユーロ/円は114.18円まで下落しました。ユーロ/ドルはトリシェECB総裁が"strong vigiliance"を何ら撤回しないと発言したことから、4月のECB理事会の利上げがほぼ確実とみられ、1.4184ドルまで一時上昇しました。
クローズはドル/円が80.69円、ユーロ/ドルが1.4180ドル、ユーロ/円は114.42円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9206.75 244.08
FTSE100(英) 5718.13 22.02
DAX(独) 6664.40 7.52
NYダウ(米) 11858.52 83.93
S&P500(米) 1279.20 5.48
NASDAQ(米) 2643.67 7.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.27 0.01
日本10年債 1.220 0.009
英10年債 3.51 -0.04
独10年債 3.19 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.10 11.90
NY原油(期近) 101.07 -0.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/21(月)
・ 09:01 英国 3月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
23:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2011年3月20日 (日)

3/21の週の見通し

こんばんは。東北関東大震災発生から10日、農産物から基準超す放射能が検出されたとのことですが、今後も検査を続けていただき変な風評被害が広がらないことを祈るばかりです。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は、本邦の東北関東大震災の甚大な被害が発生し、福島第1原子力発電所で水素爆発や放射線漏れなど一時深刻な状況となったことから、日経平均株価などが大幅に下落し、世界的にも株価の下げにつながったこと、生保や損保会社が保険金支払いのため、海外資産の売却へ動くのではないかとの思惑、本邦の復興資金確保のためのリパトリの思惑、各国からの義援金の円転などの思惑などから、主要通貨に対して円が主要通貨に対して買われる展開となりました。16日には、円が1995年4月19日に付けた最高値の79.75円を更新したことから、17日のシドニー・上リントン市場で一時76.25円まで下落、ユーロ/円も106.50円の安値を付けましたが、本邦財務相・日銀による介入警戒感からドル/円は78円台後半まで戻しました。18日の東京開始前に電話によるG7財務省・中央銀行総裁会議が開催され、米国・英国・カナダ及び欧州中銀とともに協調介入を行うことに合意しました。そして、午前9時にドル買い/円売り介入を行い、78円台後半から81円台後半へとドルが上昇しました、欧米での介入は行われた模様であるものの、更なる押し上げにはつながらず、ドル/円は80円台後半でクローズしました。ユーロはトリシェECB総裁が「ECBの金融政策に新たに付け加えることはない」と週末に発言したことから、4月の利上げ志向に変化がないとみなされ1.42ドル台へ上昇後、1.41ドル台後半でクローズしています。

円は利上げ観測が高いユーロに対して下落していますが、他の主要通貨に対しては上昇。ドルは原油価格が一時1バーレル=100ドルを割り込んだことで豪ドル、NZドルに対して上昇しましたが、他の通貨に対しては下落しました。

■週間騰落率(JPY) グラフをクリックすると拡大します。 JPY
■週間騰落率(USD) グラフをクリックすると拡大します。 USD

■今週の見通し
18日行われた協調介入では円は一時81円台後半に押し上げられましたが、クローズは80円台後半となっています。G7財務相・中央銀行総裁会議の声明では「2011年3月18日に、日本とともに為替市場における協調介入に参加する。我々が長らく述べてきたとおり、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場をよく注視し、適切に協力する」としており、G7として例えば「80円」などのレベル感を持っているのか、それとも水準を見ながら適宜判断するのか今後の介入が継続するのかを市場は探りながらドルの下値を試しにくる可能性があります。

先週発表された米国の住宅着工件数は前月比-8.2%、前年同月比-20.5%と大幅な悪化となりました。今週も中古住宅販売件数(21日)、新築住宅販売件数(23日)の発表が予定されています。これらの住宅指標の回復が鈍いようであれば、雇用の改善が少しずつ進んでいる米国の景気回復が腰折れになる可能性があり、FRBがQE3に踏み切る可能性も出てくると思われます。また、米耐久財受注(24日)にも注目となり、経済指標の悪化はドル売り要因となると思います。

米・英・仏が国連安保理の飛行禁止区域設定決議と軍事力行使を受けて、海と空からミサイル110発以上を発射し軍事拠点を攻撃しました。この「オデッセイの夜明け」作戦でリビア国営テレビによると48人が死亡したとのことです。この軍事行動の長期化とパイプラインを含む石油施設へのダメージが出た場合には、原油価格がさらに場することが考えられ、これらもドル安の要因となることが想像に難くありません。しばらくはスイスフランや円が買われやすい状況となると思いますが、協調介入からの円高に歯止めがかかった場合にはクロス円が上昇することになります。ただ、この攻撃により、原油価格の上昇からの株価が下落した場合には、一時的にドル買いにつながる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 78.00 82.70
ユーロ/ドル 1.3810 1.4320
ユーロ/円 113.40 119.00
ポンド/円 129.80 132.40
豪ドル/円 81.70 82.30


■注目イベント 3/21(月)
・ 09:01 英国 3月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 年率換算件数
3/22(火)
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
3/23(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期経常収支 前期比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
3/24(木)
06:45 NZ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数 前月比
21:30 米国 2月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:15 南ア 3月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
3/25(金)
・ 08:30 日本 3月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 16:00 独 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3 前年同月比
18:00 独 3月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月19日 (土)

3/19 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。東北関東大震災から1週間が過ぎました。牡鹿半島(宮城県)が5.3mも東に動いていたそうで驚きました。福島第1原発も落ち着いてきているようですので、危険な現場で作業されている方に感謝です。それに比べ義援金詐欺も出てきているようで怒りを感じます。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは約7.5万コントラクト減少、円のロング(買)が増加、ユーロはロングが減少、カナダドルはロングが2万コントラクト減少、NZドルはロングからショートに転換しています。

週末18日に米、英、カナダ、欧州が協調介入を行ったことで、円のポジション状況に大きな変化があったかもしれませんが、15日と18日のクローズレートがほぼ同じ水準にあることから、3万コントラクトのロングの残には変化がないかもしれません。ドルは約7.5万コントラクトのショートポジションが減少しましたが、まだ約32万コントラクトと多くのショートポジションが残っていて、ポジション解消からドルが上昇するリスクは継続しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 30,230 13,574 52,603 22,373 74,976
EUR 46,316 -15,978 86,506 40,190 126,696
GBP -225 -34,131 28,580 28,805 57,385
CHF 27,640 3,979 32,295 4,655 36,950
CAD 56,991 -20,553 60,789 3,798 64,587
AUD 47,951 -25,744 56,352 8,401 64,753
NZD -2,809 -7,155 7,277 10,086 17,363
MXN 30,230 13,574 52,603 22,373 74,976
source:CFTC

【USD】
USDsource:CFTC

ドルは77,598コントラクトのショート減少の327,669コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPYsource:CFTC

円は13,574コントラクトのロング増加の30,230コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EURsource:CFTC

ユーロは15,978コントラクトのロング減少の46,316コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CADsource:CFTC

カナダは20,553コントラクトのロング減少の56,991コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZDsource:CFTC

NZドルは7,155コントラクトのロング減少の2,809コントラクトのショートに転換しました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年3月18日 (金)

3/18 本日の戦略-リビア緊迫に注意、介入の陰で-

おはようございます。G7合意から介入までのスピードが速かったですね。親から許可をもらった子供がおもちゃを買う行動(嬉々として)のように思いました。ただ、このスピード感はやはり準備をしていたとしか思えません。福島第1原発で必死で作業されている方々や、災害救助、避難所で活動されている方々などが持てるものを発揮して頑張ってくれているという強さに感謝です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は朝方の円急騰の混乱の後は比較的静かな動きとなりました。G7電話会議を巡る思惑で海外時間も多少動いたものの、これまで手掛かりとしていた福島第1原子力発電所も状況にほとんど変化がなかったことで、目先の手掛かりを失ったようです。コメントを書いているときにどうも本邦の財務省・日銀より円売り介入を実施、G7も強調して介入することに合意しており、円高への一定の歯止めがかかるものと思います。また、介入効果を最大限発揮するためアナウンスをおこなっているようですし、ECB、FRBがこれに続くのかにも注目したいと思っています。これまでのところ財務省のホームページでのG7内容の公表がされていませんが、詳細を待ちたいと思います。

ただ、昨日はガダフィ・リビア大佐が「投降しないものには容赦しないと最後通告」を行っていることから、リビア情勢の悪化する可能性があります。一方、国連安保理は「市民を守るためあらゆる必要な措置を講じる」と飛行禁止区域を承認し、数時間以内に軍事行動を起こす可能性があり、新たな衝突に発展する可能性が高まっています。NY原油先物(WTI)も3ドル強上昇し、再び101ドル台まで上昇していることから、これが株価下落につながる恐れがあり、これがドル安につながる懸念があります。

ユーロは昨日スペインの10年、30年国債の入札が無難(前回よりも倍率が良かった)にこなされたことで、1.40ドル台ミドルまで上昇しています。ただ、本日はユーロ圏での主要な経済指標の発表がないことから、夜中(日本時間1:00)のトリシェECB総裁の発言で4月のECB理事会に向けてタカ派的な発言が出てくると、対ドルで1.41ドルを上抜けてくるものと思います。対円では介入の効果もあり、現在(9:30時点)で113円台後半に位置していますが、ユーロの強含みが続けば114円台は回復してくると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
年初来安値更新した通貨ペア多数

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.34 ~ 79.18
EURJPY 109.72 ~ 111.13
GBPJPY 126.20 ~ 127.86
AUDJPY 76.55 ~ 77.62
NZDJPY 56.01 ~ 56.84
CADJPY 79.37 ~ 80.45
ZARJPY 10.95 ~ 11.14
NOKJPY 13.78 ~ 13.99
MXNJPY 6.41 ~ 6.52
HKDJPY 10.01 ~ 10.13
SGDJPY 61.27 ~ 61.95
EURUSD 1.3938 ~ 1.4083

■前日のサマリー
昨日は円がドルに対して1995年4月19日以来の高値を更新したことから、早朝のシドニー・ウエリントン時間にストップロスを巻き込んで大幅に下落、ドル/円は76.25円、ユーロ/円は106.50円の安値を一時付けました。その後は、本邦に財務省・日銀から円売り介入が入るのではないかとの思惑などで下落前に水準まで戻す場面が見られました。ユーロ/ドルはこの下げから1.3968ドルへと上昇しましたが、ドル/円などが買い戻すと、1.3878ドルまで下落しました。ロンドン時間にはスペインの10年と30年の国債入札で41億ユーロが調達できたことが好感され、ユーロ/ドルは1.4053ドルへと上昇、ユーロ/円も110.76円まで戻しました。ドル/円はG7電話会議でも具体的なことが出ないのではないかとの思惑から78.26円まで下落しました。NY時間では発表された新規失業保険申請件数が38.5万件と減少傾向が示されたことや「円相場で、円売り介入の用意はできている」との財務省の発言を、DJ(ダウ・ジョーンズ)が報じたことなどからドル/円は79.35円まで上昇したものの、戻りは鈍く79円を割り込んでクローズ、ユーロ/ドルは米株価などが大幅な反発となったことで1.4043ドルまで上昇し、1.40ドル台をほぼ維持しました。
クローズはドル/円が78.87円、ユーロ/ドルが1.4018ドル、ユーロ/円は110.59円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8962.67 -131.05
FTSE100(英) 5696.11 97.88
DAX(独) 6656.88 143.04
NYダウ(米) 11774.59 161.29
S&P500(米) 1273.72 16.84
NASDAQ(米) 2636.05 19.23

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.26 0.09
日本10年債 1.230 0.005
英10年債 3.54 0.07
独10年債 3.17 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1404.20 8.10
NY原油(期近) 101.42 3.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 独 2月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 19:30 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事講演
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 23:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
01:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月17日 (木)

3/17 本日の戦略-財務省、日銀は動くか-

こんにちは。2日連続で午後になってしまいました。本日朝は通勤中にドル/円が円の史上最高値を更新、一気に76円台前半まで上昇していて、到着した途端に「えっ!」ていう感覚でした。非常事態だけに「何でもあり」ですが、市場が薄い時間といえ、一気にそこまでいくとは思っていませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝にドル/円をはじめとしてクロス円全体が急激な円高となり、ドル/円は一時76.25円まで円の最高値を更新しました。昨年来、円の最高値の79.75円の下に置いてあったストップロスと、NYクローズでの定期的な値洗いによる本邦個人投資家のロスカットも下げを誘発した一因となったと思います。ただ、NYクローズ後でシドニー・ウエリントン市場でマーケット薄い時間帯であったことやドル/円で76.25円、ユーロ/円で106.50円まで下落した値幅を考えると、行き過ぎたように思います。これまでのところ、下落前の水準となるドル/円は79円台ミドル、ユーロ/円は110円台ミドルまで戻していますが、このレベルから上は重そうですので、このレベルで定着するともう一度下値を試す可能性があります。

これに対して、本邦財務省、日銀が介入に踏み切る確率が高いと個人的には思っています。日本への資金面での対応を協議するためG7電話会合が開かれる可能性があります。このときに為替問題も協議されると思われ、日本の現状から考えると、少なくとも日本の単独介入は正当化(容認)されると思います。また、介入した資金を吸収しない非不胎化介入をすることによって、資金供給を増やすことができますので、現タイミングは効果的と思います。

福島第1原発関連の事故は、世界的に景気を低迷させる可能性があり、市場はこれを先取りしている可能性が高そうです。地球温暖化防止の観点から、クリーンなエネルギーとして原発が注目され、中東でも原子力発電所の建設が進んでいます(アプダビで韓国が初の原発を受注したニュースは記憶に新しい)。また、中国も原発の建設を10基以上計画しているようです。今回の事故でこうした原発開発の流れが停止もしくは停滞となると関連ビジネスを含めた景気後退や電力不足を補うために原油や天然ガスが上昇する可能性があり、原油の不足を補うためのバイオエタノールのために食糧が不足するという事態を引き起こすという連鎖につながるかもしれません。特に原油高は米国の景気を低迷させる可能性があり、ドル安に結びやすい環境が続くことになりそうです。

本日は、米国の消費者物価指数、新規失業保険申請件数、鉱工業生産の発表が予定されていますが、昨日発表された住宅着工が予想より大幅に下振れしたこともあり、こうした経済指標悪化もドル安の要因となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.17 ~ 79.90
EURJPY 109.88 ~ 111.14
GBPJPY 126.62 ~ 128.15
AUDJPY 77.68 ~ 78.63
NZDJPY 57.46 ~ 58.19
CADJPY 79.69 ~ 80.66
ZARJPY 11.10 ~ 11.27
NOKJPY 13.89 ~ 14.09
MXNJPY 6.44 ~ 6.54
HKDJPY 10.12 ~ 10.22
SGDJPY 61.74 ~ 62.35
EURUSD 1.3795 ~ 1.3956

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が反発したことで、ドル/円は81.18円、ユーロ/円は113.48円まで上昇しましたが、その後は伸び悩み、ロンドン時間に入るとポルトガルが格下げされたことなどからユーロ/ドルが1.3927ドル、ユーロ/円が112.30円まで下落、ドル/円も80.62円の安値を付けました。NY時間に入ると日本の状況について電話会議の実施の可能性がるとジョイブレ独財務相が発言したものの、EUのエッティンガー委員が「東電の福島第1原発は事実上、制御不可能となている。今後、数時間以内に、大惨事が発生する可能性がある」との発言が、スイス政府は「東京、横浜、東北地方のスイス人に、悲惨韓国」、英外務省は「東京周辺と東京以北に住む英国人に、退避検討を勧告」、にオンの米市民に、東電福島第1原発半径80Km圏内からの退避を予防措置で勧告」したことを発表しました。米株価の下落などからリスク回避としなり、米国債が買われ米金利が低下したことから、ドル/円は1995年4月につけた79.75円の最高値を更新し、79.56円まで下落、ユーロ/円も110.59円、ユーロ/ドルも1.3867ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が79.57円、ユーロ/ドルが1.3895ドル、ユーロ/円は110.58円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9093.72 488.57
FTSE100(英) 5598.23 -97.05
DAX(独) 6513.84 -133.82
NYダウ(米) 11613.30 -242.12
S&P500(米) 1256.88 -24.99
NASDAQ(米) 2616.82 -50.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.17 -0.13
日本10年債 1.230 0.005
英10年債 3.48 -0.05
独10年債 3.09 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1396.10 3.30
NY原油(期近) 97.98 0.80

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/17(木)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
・ 22:15 米国 2月 鉱工業生産 前月比
・ 23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月16日 (水)

3/16 本日の戦略-株価下落、中東などリスク回避要因継続か-

こんにちは。更新が遅くなりすみません。病院の結果は、毎週検査で様子を見て、そのまま治るようであれば手術はなしとのことで、一応ほっとしています。しかし、想定外の地震により原子力発電所が悲惨な状況となってしまいました。対策本部も不眠不休でご苦労されていると思います。少しでも早く対策が効果を発揮するよう願うばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦での東日本大震災から福島第1原子力発電所が深刻な状況を迎えていることで、日経225平均株価が大幅に下落、世界的にも株価の下落が継続していて「円」が買われやすい状況が継続しているようです。豪ドル/円も昨年11月以来となる79円台前半、ポンド/円も本年1月以来となる129円台前半まで下落しており、クロス円の下落からもドル/円が1995年4月19日の79.75円の円の最高値を更新する可能性があります。

国内にいますと、地震関連のニュースが主となっていますが、中東でも緊張状態が続いていて、特にバーレーンが非常事態宣言を発令、GCC(湾岸協力会議)派遣軍が同国に入っていることやリビアでも政府軍が優勢にたっていて、反体制派が不利となっています。一時的に株価の下落から原油価格も下落していますが、需給のひっ迫から原油高になればドルが売られやすい環境となると思いますし、昨日の米FOMCでも予定通り6月までは6000億ドルの国債買い入れプログラムを継続することを全員一致で決めたことや、一部で出ていた"extended period"が修正されなかったことで、米金利が上昇しない環境が続くと、こちらからもドルが重くなるものと思われます。

ユーロは格付け機関ムーディーズが長期国債の格付けを「A1」から「A3」に格下げしました。ただ、先週週末のEUサミットでEFSF(欧州金融安定ファシリティー)での増額合意に向けて前向きとなったことや昨日のEU財務相会合でも具体策を次回21日のユーログループの会合に合意に至り、2013年にEMS(欧州安定メカニズム)に引き継がれる見通しとなっています。このため、18日に発表される欧州の金融機関に対するストレステストの詳細でそれほど厳しい内容にならない場合はユーロが買われやすくなるともいますが、来月に入るとポルトガルやスペインの国債償還が予定されていますので、ユーロの1.40ドル以上の上値は限定的となるのではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:23→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.32 ~ 81.00
EURJPY 112.33 ~ 113.52
GBPJPY 128.94 ~ 130.38
AUDJPY 79.44 ~ 80.30
NZDJPY 58.59 ~ 59.28
CADJPY 81.37 ~ 82.27
ZARJPY 11.46 ~ 11.62
NOKJPY 14.12 ~ 14.31
MXNJPY 6.65 ~ 6.74
HKDJPY 10.26 ~ 10.36
SGDJPY 62.59 ~ 63.15
EURUSD 1.3911 ~ 1.4058

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯早朝は5・10日ということもあり、ドル/円は81.94円まで上昇しました。しかし、福島第1原子力発電所4号機で水素爆発が発生したとの報を受け、一瞬82.05円まで上昇したものの、日経225平均株価が急落したことなどから、えすく回避の円買いの動きとなり、ドル円は81.22円まで下落。ユーロ/円も朝方の114.65円から113.20円、ユーロ/ドルも1.40ドルから1.3892ドルまで下落しました。ロンドン時間には発表された独3月ZEW景況感調査が14.1と市場予想より悪かったことでユーロ/ドルが1.3855ドル、ユーロ/円が113.82円へと下落、ドル/円も81.30円近辺まで下落しています。NY時間には、バーレーンで非常事態宣言が発令されたこともリスク回避の動きにつながり、NY連銀製造業景気指数がよかったものの、円が買われる動きとなり、ドル円は80.74円、ユーロ/円は111.97円まで下落しました。その後はNYダウが下落幅を縮小したことでユーロ/ドルはクローズにかけて1.4013ドルまで上昇、ユーロ/円も113.28円まで戻しました。ドル/円は一時81.20円まで上昇したものの、80円台後半でクローズしています。
クローズはドル/円が81.60円、ユーロ/ドルが1.3988ドル、ユーロ/円は114.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.15 -1015.34
FTSE100(英) 5695.28 -79.96
DAX(独) 6647.66 -218.97
NYダウ(米) 11855.42 -137.74
S&P500(米) 1281.87 -14.52
NASDAQ(米) 2667.33 -33.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.30 -0.05
日本10年債 1.225 0.015
英10年債 3.52 -0.04
独10年債 3.13 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1392.80 -32.10
NY原油(期近) 97.18 -4.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/16(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
18:30 英国 2月 失業保険申請件数
18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 zar 1月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 2月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 2月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
・ 03:00 米国 ガイトナー米財務長官下院銀行委員会で証言

※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月15日 (火)

3/15 本日の戦略-米FOMCで文言変更の可能性が示されればドル上昇か-

おはようございます。本日は午後から病院へ行ってきます。簡易版ですみませんがご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦の未曾有の大震災から、朝方、80円台後半まで円買いが進みましたが一時的なものに留まりました。ただ、3月期末であることや、震災からのレパトリ観測は強く残っていて、先行きの円高懸念はあります。昨日、日銀が15兆円の緊急資金供給オペ、資産買い入れ基金の増額への効果もあり、クローズは81円台後半となっています。このため、ひとまず円買いの勢いはなくなっているように思いますが、欧米の株価の下落が続くようであれば、リスクを回避する動きから、円が買われやすい地合いが継続すことになります。

本日は1日の日程ですが、米FOMCが開催されます。4月のFOMCがメインとなりますが、"extended priod" の変更の可能性が示されると、ドルが買われやすくなると思います。また、本日はNY連銀製造業景気指数の発表が予定されています。これらの指標も内容が良ければドル買いのサポートになります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス(ただし40以上で)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.27 ~ 81.92
EURJPY 113.64 ~ 114.75
GBPJPY 131.27 ~ 132.63
AUDJPY 82.00 ~ 82.75
NZDJPY 59.94 ~ 60.58
CADJPY 83.41 ~ 84.25
ZARJPY 11.85 ~ 12.00
NOKJPY 14.45 ~ 14.63
MXNJPY 6.78 ~ 6.86
HKDJPY 10.39 ~ 10.49
SGDJPY 64.13 ~ 64.63
EURUSD 1.3910 ~ 1.4051

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯早朝は11日に発生した東日本大震災でのレパトリ(資金還流)観測から、円が買われドル/円は80.60円、ユーロ/円は112.60円まで下落しましたが、すぐに82.46円、114.85円へ戻しました。日経225平均株価も10,000円を割り込む水準まで下落しましたが、円買いにはつながりませんでした。ユーロ/ドルは1.39ドル台後半から1.3917ドルまで下落しましたが。ロンドン時間帯は、週末に開催されたEUサミットで、救済措置が拡充したことを受け、ポルトガル、スペインなどの国債スプレッドが縮小したことなどからユーロが買われ、1.3981ドル、114.68円まで上昇しました。NY時間には、バーレーン政府施設の防護に約千人を派兵したことなどから、リスク回避の動きからからユーロ/ドルは1.3944ドルまで下落、ドル/円は81.54円まで下落しました。ユーロ/円は114円台前半で小動き、ユーロ/ドルは米金利が低下したことから、1.4003ドルまで上昇あひました。
クローズはドル/円が81.60円、ユーロ/ドルが1.3988ドル、ユーロ/円は114.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9620.49 -633.94
FTSE100(英) 5775.24 -53.43
DAX(独) 6866.63 -114.86
NYダウ(米) 11993.16 -51.24
S&P500(米) 1296.39 -7.89
NASDAQ(米) 2700.97 -14.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.05
日本10年債 1.210 -0.076
英10年債 3.57 0.02
独10年債 3.22 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1424.90 3.10
NY原油(期近) 101.19 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
19:00 独 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数 前期比
21:30 米国 3月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数 前月比
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官上院銀行委員会で証言
・ 02:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月14日 (月)

しばらく簡易版での提供とさせてください

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

私事で恐縮ですが、本日、出勤途中に自転車で転倒いたしまして、右手首を骨折してしまいました。病院で検査を受けました結果、手術が必要とのことです。

このため、当該期間の更新ができなくなることと、しばらくは、左手でキーボードの入力となりますので、皆様にはご不便をおかけしますが、簡易版での提供とさせてください。

手術などで、更新ができない期間の詳細がわかりましたら、改めてご連絡いたします。

山内

2011年3月13日 (日)

3/14の週の見通し

こんばんは。東日本大震災の被害の大きさをNEWS映像で見る度に心が痛みます。行方不明の皆様の無事を心よりお祈りいたします。被災されている皆様へ現在直接支援することはできませんが、できる限りのことはしたいと思っています。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は原油価格が下落したことや格付け機関ムーディーズがギリシャの格付けを「B1」に一気に3段階引き下げたことなどを背景にユーロが下落しました。更に米アドバイザリーレポートで、15日の米FOMCで "extended period"の文言修正の可能性が指摘されていたとの噂が流れたこと、ポルトガル国債入札は無難に濃さなれたものの、サウジアラビアで警官隊がデモ隊に向けて発表したなどリスク回避の動きが強まったこと、週末には円高も加わり、ユーロ/ドルは一時1.3752ドルまで下落しましたが、クローズにかけては1.38ドルを回復しました。ドル/円は小動きが続いたものの、週末に発生した東北・関東大震災によって一時83.30円まで円が売られたものの、復興資金のレパトリ(本邦への資金還流)観測から、円が一時81.65円まで買われ82円を割り込んだままクローズしています。また、10日の英中銀金融政策委員会で英中銀(BOE)が政策金利(0.5%)、資産買い入れプログラム(2000億ポンド)を据え置いたことから、利上げを期待していた市場参加者の失望からポンドが売られる場面が見られました。また、NZ準備銀行は政策金利を0.5%引き下げ2.5%としたものの、震災復興のための一時的な措置との発言があり、NZドルの下落は一時的な物に留まりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末は本邦の東日本大震災で円が一時的に売られたものの、海外時間では復興資金のために本邦へ資金を還流するレパトリエーションが起こるとの思惑から円が買われました。この土日で本邦の被害状況が次第に明らかになってきていることで、週明けの東京市場が円安に反応する可能性が高いと思われます。ただ、本邦政府が震災の対応に追われていることで、一部の投機筋が円高を仕掛けてくる可能性も排除できません(許しがたいことでもありますが)。1995年4月に円が79.75円の最高値を付けた時は同年1月17日に阪神淡路大震災が起こった年でもありました。

今週15日には米FOMCが開催されます。今回は1日のみの日程ですので、大きな政策変更はないと思われますが、米雇用などの経済指標は足許では回復傾向を続けていることで、当分の間("extended period")という文言の修正への期待も一部からは出ているようです。このため、仮に文言修正がなされれば、ドルが買われると思いますが、先のバーナンキ米FRB議長の議会証言からは、予定通り6000億ドルの資産買い入れは継続するとみられます。リスク回避以外ではなかなかドル高にはなりにくい環境にあることから、ドルの弱含みの状況が続くと思われます。ただ、昨日のシカゴIMMポジションのところでも書きましたが、ドルのショートポジションが溜まっていることからこれの解消の可能性(ドル高)もあります。FOMC以外でも米住宅着工件数、建設許可件数(16日)、消費者物価指数、鉱工業生産、新規失業保険申請件数(17日)が予定されていて、米金利先行きに上昇期待が高まるかどうかに注目となります。

一方、ユーロは独ZEW景況感調査(15日)の発表が予定されていますが、他には主な経済指標の予定はありません。先週はギリシャ、スペインが格下げされたものの、ユーロの下落は限定的になりました。今週は18日に今後行われます銀行のストレステストの詳細が発表される予定であることから、内容がより厳格的となると、金融機関へのリスクが高まることが考えられることから、ロングポジションの溜まっているユーロの調整から、ユーロの下落の可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.00 83.50
ユーロ/ドル 1.3730 1.4000
ユーロ/円 111.90 115.00
ポンド/円 129.50 132.50
豪ドル/円 81.70 84.00


■注目イベント 3/14(月)
・ 06:45 NZ 1月 小売売上高指数 前月比
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 1月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 14:00 日本 2月 消費者態度指数・一般世帯
・ 19:00 ユーロ圏 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期設備稼働率
3/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
19:00 独 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数 前期比
21:30 米国 3月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数 前月比
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
3/16(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
18:30 英国 2月 失業保険申請件数
18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 zar 1月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 2月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 2月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
3/17(木)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
・ 22:15 米国 2月 鉱工業生産 前月比
・ 23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
3/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 独 2月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月12日 (土)

徒歩帰宅の体験記

東日本大震災で被災された方に心からお見舞い申し上げます。 昨日の地震により鉄道各線が運転を見合わせたため、帰宅の足を上ばれた方も多かったと思います。私は自宅までの徒歩で帰りましたので、その体験を残しておこうと思います。

20110311_02_2

何の機会か忘れましたが、2006年から「震災時帰宅支援マップ」を持ち歩いています。
これを元に何回か切れ切れですが駅間を歩いた経験があり、今回の徒歩での帰宅も初めて通るという道はありませんでした。ただ、昨日は都内をはじめとして広範囲の鉄道が運転を見合わせたため、徒歩で移動する人が多く、予想していたよりは歩きにくかったです。都内はこれだけの人出でしたので、自転車での移動はほぼ無理な状態のように思います。

北千住を過ぎるまで会社の人と3人で歩きましたので、ここは心強かったといえます。

女性の方はハイヒールやブーツで歩きにくそうで、途中、靴を履き替える方もいらっしゃいました。また、途中で自転車屋さんがあり、ここは自転車を買い求める長い行列ができていました。

草加のせんべい屋さんが、カイロとマスクを無料で提供してくれていて、徒歩で体が温まっていたので、カイロはいただきませんでしが、マスクは冷たい空気を吸わないようにするには重宝でした。ありがとうございます。

みなさんトイレには苦労しているようで、コンビニエンスストアのトイレには長い行列ができていました。私は消防署やガソリンスタンドなどで借りました。比較的こうしたところのほうがあいているようですし、特に消防署は情報提供もしてくれますので、活用されることをお勧めします。

都内から20Km位離れてしまうと、時間が時間だったのもありますが、歩いている人も極端に少なくなり、あいている店も少なく、ようやく深夜営業のファミリーレストランで休憩をとることができました。この位置からは駅前で少し待てば比較的タクシーが拾いやすくなっていたようです。正直20kmを過ぎるとかなり足腰に来ます。左足はおおきなまめができて歩くのもつらくなってきました。30kmを過ぎるとだいぶ土地勘もできてきますので、がんばりがきくようになりました。今回は鞄を持っていたため、肩にも負担がかかりました。長距離を歩くのならリックのほうがよさそうです。

今回は帰宅難民の方が多数出たこともあり、都内へ向かう車の渋滞は都心から30km位まで続いていたようです。今回は6時過ぎに会社を出発し、途中2か所で休憩をとり、自宅に到着したのは午前3時過ぎでした。健康のため、毎日距離系を付けていましたので、歩いた距離の写真を添付しておきます。こういう機会はないに越したことはないです。

20110311

3/12 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。東日本大震災に関する情報をまとめたFacebookのページが下記にまとめられているようです。災害にあわれた方の無事をお祈りするとともに1日も早い復興を願っています。
http://www.facebook.com/0311earthquake.info

11日に発表された8日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)がさらに増加し過去最大の40万コントラクトとなりました。円のロング(買)は減少、ユーロはロングが増加、カナダドルもロング増加、NZドルは4週連続でロングが減少しています。

ドルのショートポジションの増加が継続しています。ドルのショートポジションがさらに増加し過去最高を更新しました。ドルは円など一部通貨を除いてまんべんなく売られたようです。週末は東日本大震災で、レパトリ(日本に資金を戻す)観測から円が買われたことで、円ロングが増加した可能性があります。また、ドルショートが溜まってきていることで、リスク回避からのポジションの巻き戻しが起こると一気に為替が動く(ドル高)に可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 16,656 -24,618 43,205 26,549 69,754
EUR 62,294 10,986 98,171 35,877 134,048
GBP 33,906 8,097 54,967 21,061 76,028
CHF 23,661 5,644 30,841 7,180 38,021
CAD 77,544 4,717 81,253 3,709 84,962
AUD 73,695 1,842 80,756 7,061 87,817
NZD 4,346 -3,065 13,467 9,121 22,588
MXN 16,656 -24,618 43,205 26,549 69,754
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは19,566コントラクトのショート減少の405,267コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は24,618コントラクトのロング減少の16,656コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは10,986コントラクトのロング増加の62,294コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは4,717コントラクトのロング増加の77,544コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは3,065コントラクトのロング減少の4,346コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(14日更新)

2011年3月11日 (金)

3/11 本日の戦略-中東デモと原油価格に引き続き注意-

おはようございます。昨日はかなり英中銀(BOE)のサプライズ利上げに期待していましたが、サプライズがなくてすみません。経済を考えると利上げができる状況ではありませんが、中銀の所管の物価の安定だけをみるとやはり利上げせざるを得ないのではないでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
サウジアラビアでの警官隊のデモ隊への発砲からリスク回避の動きが強まりましたが、背景には溜まっていたユーロロング(買い)ポジションを解消する動きが続いているように見えます。中東や北部アフリカでの緊張の高まりに反して原油価格が下落しているという逆行現象も気になるところです(3月8日にヌアイミ資源相から原油増産を表明したばかり)。本日もサウジアラビアでデモの可能性があることから、
引き続き市場は中東情勢を気にしているようです。デモが拡大するようであればドル買いが継続するとみています。

その一方で、ユーロの債務問題も少しずつですが注目し始めているように思います。ムーディーズは昨日スペインを1段階格下げし、見通しを「ネガティブ」としています。スペイン銀行は国内銀行システムの資本不足が12金融機関で150億ユーロと発表、政府概算の200億ユーロを下回っていますが、18日にストレステストの詳細が公表され、厳格な内容となったときに、さらに資本不足が深刻化する可能性もあります。また、独政府当局者はは欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡大については本日のEUグループサミットで決定される可能性は低いと発言しています。メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁はEFSFの機能拡充と規模の拡大を必要と発言、今後のドイツの発言や動向によっては、ユーロ圏のリスクが高まると思います。

昨日はリスク回避から「ドル」が主要通貨に対して上昇しましたが、その一方では弱い豪の雇用、政策金利を据え置いた英国など独自の材料も目立ちました。特に豪では、中国の貿易収支が予想に反して赤字となったことも売り要因として作用したように思います。本日も11時に中国の消費者物価指数や鉱工業生産などの発表が予定されていることで、中国の引き締め傾向が強まるのであれば、豪ドルの調整につながりやすくなると思います。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、トレンドライン)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

昨日比較的大きな下げとなった豪ドルは一目均衡表の転換線と基準線を下に抜けました。本日は日々線(ロウソク足)に接近していて、これを下に抜けると調整につながる可能背がい高くなります。調整めどは1月31日の安値の81.00円と2月24日の安値の81.90円を結んだトレンドラインの82.50円近辺(一目均衡表の雲もその付近)と思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
NZドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.74 ~ 83.31
EURJPY 114.02 ~ 115.02
GBPJPY 132.65 ~ 133.88
AUDJPY 82.66 ~ 83.34
NZDJPY 60.65 ~ 61.24
CADJPY 84.68 ~ 85.44
ZARJPY 11.87 ~ 12.01
NOKJPY 14.57 ~ 14.73
MXNJPY 6.85 ~ 6.93
HKDJPY 10.58 ~ 10.66
SGDJPY 65.01 ~ 65.45
EURUSD 1.3727 ~ 1.3854

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は発表された豪の新規雇用者数が予想に反し1.01万人減少したことや中国の貿易収支が予想に反して73億ドルの赤字となったこと受け下落、終日弱含みの推移となりました。また、アジアの株式市場が軟調に推移したことでリスク回避の動きが強まり、ユーロ/ドルが1.3920ドル近辺から1.3864ドル、ユーロ/円が115.20円近辺から114.82円まで下落しました。ロンドン時間には、格付け会社ムーディーズがスペインの格付けを「Aa1」から「Aa2」へ1段階引き下げ、見通しをネガティブにしたことから、ユーロ/ドルは1.3804ドル、ユーロ/円は114.33円まで下落、それまで82円台後半で小動きを続けていたドル/円は82.98円まで上昇しました。また、注目されていた英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)では、政策金利が0.5%、資産買い入れプログラムが2000億ポンドで据え置かれたことから、一部利上げを期待していた向きの失望が出てポンドは下落しました。NY時間には原油価格が下落したことなどを受け、ドル/円が83.17円まで上昇しましたが、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より悪かったことなどから83円を割り込みましたが、サウジアラビアで警官隊がデモ隊に向けて発砲したことが伝わると米国債が買われ、米長期金利は低下したものの、NYダウなどが大幅な下落となり、リスク回避の「ドル買い」と「円買い」から、ユーロ/ドルは1.3775ドル、ユーロ/円は114.20円まで一時下落、そのまま安値圏でクローズしました。ドル/円は83円を挟んでの小動きとなりました。
クローズはドル/円が82.97円、ユーロ/ドルが1.3793ドル、ユーロ/円は114.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10434.38 -155.12
FTSE100(英) 5845.29 -92.01
DAX(独) 7063.09 -68.71
NYダウ(米) 11984.61 -228.48
S&P500(米) 1295.11 -24.91
NASDAQ(米) 2701.02 -50.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.11
日本10年債 1.308 0.003
英10年債 3.59 -0.07
独10年債 3.25 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1412.50 -17.10
NY原油(期近) 102.70 -1.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/11(金)
・ 11:00 中国 2月中国消費者物価指数(CPI)
・ 11:00 中国 2月中国卸売物価指数(PPI)
・ 11:00 中国 2月中国鉱工業生産
・ 11:00 中国 2月中国小売売上高
・ 16:00 独 2月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:00 独 2月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:45 frf 1月 経常収支
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
22:30 米国 2月 小売売上高 前月比
23:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 00:00 米国 1月 企業在庫 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月10日 (木)

3/10 本日の戦略-BOEでのサプライズあるか-

おはようございます。宮城の三陸沖でM5クラスの地震が続いていますね。本日3時過ぎの地震で目が覚めてしまいました。NZの地震もそうですが、地球が活動期に入っているのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>ドル>ユーロ>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は英中銀金融政策委員会(MPC)で、政策金利の引き上げがあるかに注目されます。市場の予想は据置ですが、前回は利上げ票に3人の委員が投じていることもあり、今回2人の委員が更に利上げに投じれば、0.25%の政策金利の引き上げが行われます。英の
消費者物価指数は前年同期比で4.0%と中銀がターゲットとしている2.0%の2倍の水準に達していることや中東・北アフリカ情勢からの原油価格高止まりも長期化しそうな懸念もあります。英中銀はECBやFRBのように事前にメッセージを発することが少なく、サプライズ的な利上げを行ってくる可能性が高く、事実過去も市場予想に反する行動(市場の読みが浅いと言ってしまえばそれまでですが)をすることが、他の国の中央銀行に比べて多いので、リスクは上向きと捉えておいてもよいのではないかと思っています。仮に利上げを行っても、本日早朝のRBNZのように、今回限りというような声明にはならないと思います。

昨日、イタリアやポルトガルの国債利回りが急上昇し、ユーロが一時下落しましたが、ポルトガルの10年債入札が無難にこなされ(結果はサマリーを参照お願いします)、ユーロは反発しました。ただ、来週以降はユーロではイベントが多数予定されていて、債務問題は引き続き綱渡りの状態が続くと思われます。主なイベントはEU財務相会合(14日)、ストレステストの詳細発表(18日)、EUサミット(24、25日)となります。特に18日に公表されるストレステストは、欧州銀行監督機構(EBA)の責任者エンリア氏が昨年よりも厳しい内容となることを示唆していることで、銀行のリスク面に目が向くと溜まっているユーロポジションを解消する動きに出てもおかしくはありません。また、仏政府当局者の「EUサミットではポルトガル救済を協議しない」との発言や「ギリシャの債務再編を行わない」との発言も気になるところで、2月の臨時EUサミットに続き3月も何も決まらないとなると、4月以降の南欧諸国の国債償還を前に懸念が高まることになると思います。

また、本日はこの後、9時30分に豪の失業率、新規雇用者数など雇用関係の経済指標が発表されます。実質賃金の上昇にもかかわらず、企業の積極雇用の姿勢は変わらないと、昨日ロウ豪準備銀行(RBA)総裁補が発言しており、同時に中央銀行にできる最大の貢献はインフレを低水準で安定させることと発言していることで、強い雇用内容となった場合には来月5日の金融政策で政策金利の引き上げ期待も高まると思われ、豪ドルが買われやすくなると思いますが、明日11日に中国の消費者物価指数の発表を控えていることで、上昇も限定的になるかもしれません。

■ユーロ/ポンド 日足(一目均衡表、ストキャスティックススロー)
EURGBP
※チャートをクリックすると拡大します。

0.86ポンド台に上昇すると上値が押さえられるユーロ/ポンドですが、今回も3/7と3/8に0.8634ポンドで上値が押さえられています。一目均衡表の遅行線は雲を上に抜けられず、ストキャスティックス(スロー)もデッドクロスしています。このため、短期的には下落方向になるのではないかと思います。調整目処は転換線の0.8546ポンド、基準線の0.8494ポンド近辺とみていますが、本日発表される英中銀の政策金利次第では、雲の下抜けの0.8477ポンドを下に抜けてくるかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け(1日で回復)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け(基準線の切り上がりによる)
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス(80以上で)
NZドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.46 ~ 83.04
EURJPY 114.62 ~ 115.62
GBPJPY 133.46 ~ 134.70
AUDJPY 83.24 ~ 83.91
NZDJPY 60.59 ~ 61.18
CADJPY 85.07 ~ 85.84
ZARJPY 11.94 ~ 12.09
NOKJPY 14.74 ~ 14.90
MXNJPY 6.86 ~ 6.94
HKDJPY 10.55 ~ 10.64
SGDJPY 65.03 ~ 65.48
EURUSD 1.3858 ~ 1.3971

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は原油価格の小幅下落から日経225平均株価などがしっかりした動きとなったことで、ドル/円は82円台後半で底堅い動きとなり一時82.93円まで上昇しました。ユーロ/円は115円を挟んで小動き、ユーロ/ドルはドルの上昇から、1.3873ドルまで下落しました。ロンドン時間にはポルトガルの国債入札を前にユーロのポジションを閉じる動きからユーロ/ドルは1.3855ドル、ユーロ/円が114.76円へと下落、ドル/円もリスク回避傾向から82.75円へと下落しました。同国債入札は平均落札利回りが5.993%、応札倍率が1.6倍と前回(4.086%、1.9倍)と比べ利回り(借入コスト)が上昇しましたが、国債入札を無事終えたことでユーロは買い戻され、ユーロ/ドルが1.3942ドル、ユーロ/円は115.26円へ上昇、ドル/円は82.65円まで下落しました。NY時間には原油が下落したことなどでドル/円が82.87円まで上昇する場面が見られましたが米10年債の入札を受け金利が低下したことから、ドル/円は82.58円まで下落しましたが、クローズにかけては買い戻されました。ユーロ/ドルは3月24、25日に開催されるEUサミットでポルトガル救済を協議しない(仏関係者)、ギリシャ債務の再編を協議しない(当局者)とネガティブなコメントが出たことから、ユーロ/ドルが1.3885ドル、ユーロ/円は114.87円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が82.71円、ユーロ/ドルが1.3905ドル、ユーロ/円は115.04円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10589.50 64.31
FTSE100(英) 5937.30 -37.46
DAX(独) 7131.80 -32.95
NYダウ(米) 12213.09 -1.29
S&P500(米) 1320.02 -1.80
NASDAQ(米) 2751.72 -14.05

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 -0.08
日本10年債 1.305 0.000
英10年債 3.66 -0.01
独10年債 3.29 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1429.60 2.40
NY原油(期近) 104.60 -0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/10(木)
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前年同月比
09:30 豪 2月 新規雇用者数
09:30 豪 2月 失業率
・ 16:00 独 1月 経常収支
・ 16:00 独 1月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数 前月比
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 1月 貿易収支
・ 00:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 00:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 04:00 米国 2月米月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 9日 (水)

3/9 本日の戦略-ギリシャ国債の対独スプレッド拡大には警戒-

おはようございます。来日していますベトナムのグエン・スアン・フック官房長官が日本の新幹線方式を利用した南北高速鉄道を導入する計画に修正する意向を示しました。英国では日立が鉄道車両を大量受注するなど、日本の鉄道技術が評価され始めていて嬉しい傾向です。早く世界の3大鉄道会社シーメンス、アルストム、ボンバルディアに食い込みたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はサウジアラビアのヌアイミ資源相から原油増産の意向が示され、WTIが反落、NY株価が上昇し、リスク回避として買われていた「円」が主要通貨に対して売られる結果となりました。また、長期化の様相を見せていた、リビア情勢もNATO(北大西洋条約機構)が人道的な支援の立場から軍事的介入を示唆したことで、一時的な混乱は避けられないにしろ、解決が早まることが期待され、これも原油価格の下げにつながったのではないかと思います。市場全体は、引き続き原油の価格動向に関心があるものとみられ、OPEC諸国が増産に踏み切れるかが焦点となってくると思われます。新たな問題が発生しなければ、原油価格も1バーレル=100ドルを割り込んでくると思います。この場合は「ドル高」「円安」「ユーロ安」の流れになると思います。

格付け機関ムーディーズから一気に3ノッチ格付けが引き下げられたギリシャは対独国債利回りスプレッドが拡大、10年債の利回りスプレッドは10%弱と本年1月の水準まで上昇してきています(ギリシャ10年債利回りは過去最高の12.78%まで上昇)。3月24、25日はEUサミットが開催される予定であり、2月5日に行われた臨時のEUサミットでは欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の実質的規模の拡大については何も決まっていず、このままギリシャの国債が売られ続けた場合には、ユーロが売られる可能性が高くなります。
先週末に発表されたシカゴ通貨先物の3月1日現在のユーロのロングポジションは51,308コントラクトとなり、1日のNYクローズの1.3775ドルで計算しますと約88.3億ドルのユーロロングが存在することになります。目安として10億ドルで100ポイント変化と考えますと、全てロングポジションが解消された場合には1.30ドル近辺までユーロが下落することになります。現在は市場がユーロ圏の債務問題に再び目を向けるかは不透明です。

他の通貨では、日本時間明日早朝にNZ準備銀行(RBNZ)の金融政策発表があります。既に市場は0.25%の利下げを織り込んでいます。ただ、市場はその先の利下げまではそれほど織り込んでおらず、その後のNZ準備銀行の声明で更に先行きにネガティブな発言がなされると、NZドルが更に下落するものと思われます。チャート的には昨日反発していますが、年初来安値を更新していることでもあり、下方へのリスクを持ってい置いた方がよいと思います。

■南アランド/円 週足(一目均衡表、トレンドライン)
ZARJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

日足で一目均衡表の雲の上に出てきた南アらんどですが、週足でも雲の上に抜け出ています(チャート参照)。週足遅行線も雲の上を推移していることで、上昇が継続する可能性が高いといえそうです。目標としましては、4月上旬の高値の13.06円と1月上旬の高値の12.40円を結んだトレンドラインの12.30円近辺ではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(わずか)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け(わずか)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け(基準線が切り上がったため)

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.39 ~ 82.97
EURJPY 114.48 ~ 115.50
GBPJPY 133.00 ~ 134.25
AUDJPY 83.12 ~ 83.80
NZDJPY 60.76 ~ 61.35
CADJPY 84.74 ~ 85.52
ZARJPY 11.90 ~ 12.03
NOKJPY 14.70 ~ 14.86
MXNJPY 6.81 ~ 6.89
HKDJPY 10.53 ~ 10.62
SGDJPY 65.01 ~ 65.46
EURUSD 1.3857 ~ 1.3968

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は特に目立った材料がないことから、ドル/円は82円台前半でのもみ合い、ユーロ/ドルも1.39ドル台後半でのもみ合い、ユーロ/円は114円台後半から115円台前半での動きに留まりました。ロンドン時間帯では、ECBのノボトニー氏から「ECB総裁の『強い警戒(strong vibilance)』、金利変更の暗号」との発言したものの、格下げされたギリシャとドイツの国債スプレッドが広がったことでユーロが下落、ドルが上昇する流れとなり、ドル/円は82.62円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3980ドル近辺から1.3912ドル、ユーロ/円は115.20円近辺から114.77円まで下落しました。NY時間にはクウェートやサウジアラビアなどOPECからの原油増産期待で、原油価格が下落したことなどを背景にドルが上昇、米著名なアドバイザリーレポートで"extended priod(当面の間)"の文言が修正されるという趣旨のルーマーが流れたことで、ドル/円は82.86円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3862ドル、ユーロ/円は114.55円まで下落後114.94円まで反発しました。クローズにかけては手掛かりに欠け、ユーロ/ドルは1.39ドル近辺まで回復してクローズしました。
クローズはドル/円が82.64円、ユーロ/ドルが1.3901ドル、ユーロ/円は114.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10525.19 20.17
FTSE100(英) 5974.76 0.98
DAX(独) 7164.75 2.82
NYダウ(米) 12214.38 124.35
S&P500(米) 1321.82 11.69
NASDAQ(米) 2765.77 20.14

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.55 0.03
日本10年債 1.305 0.025
英10年債 3.67 0.04
独10年債 3.30 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1427.20 -7.30
NY原油(期近) 105.02 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/9(水)
・ 08:50 日本 1月 機械受注 前月比 
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数 前月比
・ 17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
・ 21:00 独 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 豪 スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁講演
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫 前月比
3/10(木)
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:30 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 8日 (火)

3/8 本日の戦略-原油価格と株価が主導、中東リスクに注意か-

おはようございます。本日は霧がでて幻想的な雰囲気でした。昨日は都内でも雪が降りましたが、梅が咲いたり、だんだん春が近付いているようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は原油価格が一時106ドル台に上昇したことで、株価が下落、リスク回避からの「ドル買い」「円買い」となりました。「ガダフィ大佐の出国交渉」のニュースなどがメディアによって報じられるなど、リビア情勢は混とんとしています。中東はイランでのデモの懸念もあり、こうした不安定な状況が継続すると原油価格が更に上昇する可能性があります。リビアは日量165万バーレルの産出国ですが、イランは日量421万バーレルと2倍以上ですし、原油輸出の約4割が通過するホルムズ海峡(サウジアラビアとイランに挟まれている)があることから、もしここが通過できないとなると、原油価格が急騰し、株価が急落、リスク回避の動きが一気に強まることになります。そうなると当初のアクションとしては「ドル高」「円高」「スイスフラン高」の流れとなり「豪ドル安」「ユーロ安」につながると思われます。ただ、現在のところ、イランやサウジアラビアの情勢がそこまでは緊迫していない(報道がなされていない)ようです。

また、昨日は
ギリシャの格付けが格付け機関ムーディーズによって一気に3段階引き下げられましたが、ユーロ周辺国の国債スプレッドは拡大せず、ユーロへの影響は限定的となりました。また、ロックハート米アトランタ連銀総裁が米景気が再び減速する恐れがあるとして、QE3を排除すべきではないとの認識を示しています。先週のバーナンキ米FRB議長の議会証言を踏襲したにすぎませんが、6月で6000億ドルの国債買い入れプログラムが終了したとしても、すぐに利上げのバイアスに転じる可能性が引くとみられることで、年3回から4回の利上げ期待があるユーロがしばらく底堅く推移するものと思います。

今週10日に金融政策委員会が予定されているポンドは、オズボーン財務相が昨日、センタンス委員の後任にブロードベンド氏を任命することを明らかにしました。ただ、これを受けて市場では前回の0.50%の利上げ票を投じたセンタンス委員がMPCから外れることへの失望からポンドが下落しました。ブロードベンド氏の就任は6月1日。同氏は英国経済に強気の見方をしています。センタンス委員の在任中の4月もしくは5月にも利上げの可能性は残ることで、ポンドの下げは一時的ではないかと思います。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、モメンタム)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

株価下落からリスク回避の動きで上値が重くなっている豪ドルは、一目均衡表では基準線が切り上がったことで、転換線が基準線の下に抜けています。また、ストキャスティックススローでは%Kスローが%Dスローに接近していて、60台ではあるもののデッドクロスする可能性が出てきています。モメンタムも0ラインを下回ってきていて、これらをみると調整入りしそうに見えます。一目均衡表の遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移しているものの、ロウソク足が切り上がっていることで、個々の下に抜け出てくると、雲の上限の82.50円近辺から2月24日安値の81.90円近辺までの下落はあります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 年初来安値を更新

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.94 ~ 82.54
EURJPY 114.41 ~ 115.46
GBPJPY 132.59 ~ 133.90
AUDJPY 82.82 ~ 83.52
NZDJPY 60.21 ~ 60.79
CADJPY 84.14 ~ 84.93
ZARJPY 11.84 ~ 11.99
NOKJPY 14.70 ~ 14.86
MXNJPY 6.75 ~ 6.83
HKDJPY 10.48 ~ 10.57
SGDJPY 64.75 ~ 65.22
EURUSD 1.3934 ~ 1.4035

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は原油高からアジアの株価が軟調に推移したことで、リスク回避の円買いが進み、ドル/円は狭いレンジながら82.39円から82.15円へ下落、ユーロ/円も115.25円から114.81円へと下落、ユーロ/ドルも1.40ドル近辺から1.3562ドルまで下落しました。ロンドン時間には、格付け機関ムーディーズがギリシャの各tsけを一気に3段階引き下げ「B1」、見通しを「ネガティブ」としたことで、ユーロの売りが強まり、ユーロ/ドルは1.3956ドル、ユーロ/円は114.56円まで下落、ドル/円も82.04円をつけました。しかし、(中東勢の買いとの噂もあり)すぐに反発して、ユーロ/ドルは1.4036ドル、ユーロ/円は115.21円をつけ、ドル/円は81.95円へと続落しました。NY時間には「ガダフィ大佐が反政府側と出国で交渉」などの噂などから、原油価格が上下し、為替もリスク回避の動きからドル/円が82.26-81.99-82.31-82.25円と上下に動き、ユーロ/ドルは1.3990-1.4015-1.3957ドルとドル買いとなりました。ユーロ/円は114.95-115.21-114.70-115.00-114.90円となりました。
クローズはドル/円が82.21円、ユーロ/ドルが1.3966ドル、ユーロ/円は114.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10505.02 -188.64
FTSE100(英) 5973.78 -16.61
DAX(独) 7161.93 -16.97
NYダウ(米) 12090.03 -79.85
S&P500(米) 1310.13 -11.02
NASDAQ(米) 2745.63 -39.04

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.51 0.02
日本10年債 1.280 -0.025
英10年債 3.63 0.01
独10年債 3.27 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1434.50 5.90
NY原油(期近) 105.44 1.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/8(火)
・ 08:50 日本 2月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 1月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 1月 国際収支・貿易収支
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 2月 失業率
18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
19:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 独 1月 製造業新規受注 前月比
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
・ 01:00 日本 白川方明日銀総裁講演
03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 7日 (月)

3/7 本日の戦略-本邦政治絡みでは円売り要因だが・・・-

おはようございます。本日は寒いですね。前原外務大臣が辞任と、だんだんと人材がいなくなってしまっている菅政権です。外務大臣のポストは領土の問題やAll Japanでの新幹線や原発の売りこみなど重要なことを含んでいますので、適材を早く当てて欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
この週末に前原外務大臣が政治資金規正法が禁止している外国人からの献金を受けていた問題で外務大臣を辞任することを表明しました。いよいよ菅政権も末期的な状態になってきたことで、日本の政治が混迷度合いを高めるものと思われ、これらは円の売り要因となると思われる一方で、混迷状態での投機的な円高の仕掛け(介入がしにくいとみなした場合には)があるかもしれません。特に原油高から株価が軟調に推移した場合にはこうした動きが出てくる可能性があります。

週末の米雇用統計も一部、時間給賃金が市場予想を下回っていたのがマイナス要因といえそうですが、総じてみれば、失業率の改善、非農業部門雇用者数の増加とよい内容と思われます。この雇用統計を受けてもドル/円の高値が83円にワンタッチ(一瞬乗せた)程度で終わってしまったことで、ドルの上値の重さが感じられます(豪ドル、NZドルなどでは上昇)。これは4月の利上げの可能性が高まっているユーロ、今週利上げの可能性がある英国など欧州諸国と比べ、バーナンキ米FRB議長の議会証言などから、米の量的緩和が6月まで継続される可能性が高いことに加え、米国の金利の引き上げの時間軸に変化が見られないことが、ドルを重くしていると思われます。

本日は、トリシェECB総裁の講演が予定されていますが、目立った経済指標の発表が少ないことから、原油価格や株価の動向が為替相場に影響を与える可能性が高いと思われます。先週末の豪ドルの下落はMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・ インターナショナル)がリバランスで豪の株価の比率を下げるとの市場の噂が流れたようです。原油価格の上昇は豪ドルにプラスに作用すると思われますが、株価の下落が大きいとリスク回避の動きからポジションを閉じる動きにつながる可能性があり、あまり高値追いをするのは得策ではないと思います。

■ポンド/ドル 日足(一目均衡表、フィボナッチ)
Blog20110307_01
※チャートをクリックすると拡大します。

今週、金融政策委員会が開かれるポンドですが、対ドルでは年初来の高値を3月2日に1.6341ドルまで更新し、現在も1.62ドル台に留まっています。昨年12月28日の安値の1.5346ドルと本年1月18日の高値の1.6056ドルを100%としたフィボナッチから138.2%と161.8%のラインを加えてみました。138.2%が1.6328ドルと3月2日の高値とほぼ同値となっています。161.8%は1.6496ドルとなります。一目均衡表の転換線の1.6186ドル、基準線の1.6081ドル近辺でサポートされれば1.65ドル近辺まで上昇する可能性が高まります。ただ、個々が切れると1.6341ドルが当面の高値となりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY81.95 ~ 82.57
EURJPY114.49 ~ 115.58
GBPJPY133.13 ~ 134.46
AUDJPY83.06 ~ 83.77
NZDJPY60.37 ~ 60.94
CADJPY84.28 ~ 85.08
ZARJPY11.83 ~ 11.99
NOKJPY14.67 ~ 14.83
MXNJPY6.79 ~ 6.87
HKDJPY10.50 ~ 10.59
SGDJPY64.72 ~ 65.20
EURUSD1.3948 ~ 1.4049

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は米国の雇用統計待ちからアジアの株価が全般的に上昇したものの、ドル/円は82円台前半、ユーロ1.39ドル台後半、ユーロ/円は114円台後半から115円台前半の小動きに終始ました。ロンドン時間には欧州の株価も堅調に推移したことで、リスク投資選好の円売りとなり、クロス円を中心にじりじりと上昇、ユーロ/円は115.60円近辺、ドル/円は82.70円近辺まで上昇、ユーロ/ドルも1.3978ドルまで上昇しました。NY時間は発表された米国の雇用統計で非農業部門雇用者数が19.2万人増に留まった(予想は19.5万人増)ものの、失業率は0.1ポイント改善の8.9%となったことで、ヘッドラインを受け、ドル/円は83.01円、ユーロ/円は115.92円へと上昇、ユーロ/ドルは1.3950ドルへと下落しました。しかし、米金利が反落したこともあり、ドル/円は82.55円、ユーロ/円は115.30円へと反落、ユーロ/ドルは1.4002ドルへと上昇しました。その後も落ち着かず上下に動きましたが、クローズにかけては原油価格が上昇したことなどからドルら弱含みとなり、ドル/円は82.22円、ユーロ/円は114.87円まで下落、ユーロ/ドルは1.4009ドルまで高値を伸ばしましたが、1.3980ドル近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が82.22円、ユーロ/ドルが1.3982ドル、ユーロ/円は114.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10693.66 107.64
FTSE100(英) 5990.39 -14.70
DAX(独) 7178.90 -47.06
NYダウ(米) 12169.88 -88.32
S&P500(米) 1321.15 -9.82
NASDAQ(米) 2784.67 -14.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 -0.07
日本10年債 1.305 0.010
英10年債 3.63 -0.09
独10年債 3.27 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1428.60 12.20
NY原油(期近) 104.42 2.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/7(月)
・ 08:50 日本 2月 外貨準備高
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)・速報値
21:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数 前月比
・ 23:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 6日 (日)

3/7の週の見通し

こんばんは。本日はこの春、中学生になる娘のベッドを買いに久喜まで行きました。圏央道の工事もかなり進んでいてここが完成すると、今後の工事の進捗にもよりますが、東名や中央道に行くにも便利になりますので、早く完成することに期待しています。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は3日に開催されたECB理事会では、政策金利が据え置かれたものの、インフレに警戒に軸足を移した"strong vigilance"文言に修正されたことやトリシェECB総裁が4月の利上げの可能性が高いことに言及したことで、ユーロが主要通貨に対して上昇、ユーロ/円は昨年11月5日以来の115円台を付けました。また、ユーロ/ドルも昨年11月8日以来の1.40ドルを一時超えました。ドル/円はリスク回避ムードが一時高まったことから、81円台ミドルまで下落しましたが、本邦年金の買いなどから底堅くなり、週後半には「円」がファンディング通貨(キャリートレードでの借入通貨)とみなされたことで82円台を回復、米雇用統計の発表を受け、一時83円台を付けたものの、週末の株価の下落などから82円台前半でクローズしています。このため、円はNZを除く主要通貨に対して下落、ドルもNZドルと円以外では主要通貨に対して下落しています。

NZドルは南部のクライストチャーチでの地震の被害とともにキーNY首相が「利下げを歓迎する」意味の発言を行ったことなどで下落し、年初来安値を更新するなど下落が続いています。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週のECB理事会4月の利上げがほぼ確実となったことで、10日に予定されている英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)での利上げの期待値が高まっています。先月の議事録では4対3(利上げ主張)対1(量的緩和主張)となり、新たに利上げ賛成が1人増えたことで、あと2人が賛成に回れば0.25%の政策金利引き上げとなります。過去の英中銀の金融政策はサプライズが多く、今回もサプライズとなる可能性があり、
利上げを行えばポンドは買われると思われます。前回の議事録からはセンタンス委員が0.50%の利上げ主張、デール委員とウイール委員が0.25%の利上げの主張です。

今週は米国で貿易収支(10日)、小売売上高(11日)、ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。週末に発表された米雇用統計は失業率が8.9%の小幅改善、非農業部門雇用者数は19.2万人増とほぼ市場の予想通りの内容となりました。発表直後こそはドル買いに反応したものの、NYダウなどが下落したことや米国の長期金利が低下したことでドル売りとなっています。このため、上記に書きましたが英国が利上げをした場合には、ドルが売られやすくなるものと思います。円に関しては株価の下落が継続するようであればリスク回避の円買いとなる可能性がありますが、金利差が強く意識されれば円が売られるものと思われ、クロス円では円が下落しやすい地合いが継続するものと予想しています。

その他ではNZドルが10日早朝にRBNZ(NZ準備銀行)による政策金利の発表が予定されています。市場はすでに0.25%の利上げを織り込んでいますので、継続して利下げの可能性があるか、中銀の声明に注目となりそうです。また、11日には豪の失業率、新規雇用者数の発表が予定されていることから、これが良ければ豪ドルも買われることになりそうです。現時点では、利上げの可能性が高い(期待値が高い)通貨が買われやすく、利下げの可能性の高いNZドルが売られやすく、株価などが落ち着いていれば、ファンディング通貨としての円売りも出やすいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 81.10 83.10
ユーロ/ドル 1.3860 1.4200
ユーロ/円 113.90 116.00
ポンド/円 132.60 135.50
豪ドル/円 82.70 84.30

■注目イベント 3/7(月)
・ 06:45 NZ  1月 住宅建設許可件数 前月比 
・ 08:50 日本 2月 外貨準備高
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数 前月比
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高 前月比
3/8(火)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 2月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 1月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 1月 国際収支・貿易収支
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 2月 失業率
・ 20:00 独 1月 製造業新規受注 前月比
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
3/9(水)
・ 08:50 日本 1月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数 前月比
17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
・ 21:00 独 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫 前月比
3/10(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
10:30 豪 2月 新規雇用者数
10:30 豪 2月 失業率
・ 17:00 独 1月 経常収支
・ 17:00 独 1月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数 前月比
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 1月 貿易収支
・ 04:00 米国 2月 月次財政収支
3/11(金)
・ 16:00 独 2月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:00 独 2月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
22:30 米国 2月 小売売上高 前月比
23:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 00:00 米国 1月 企業在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月 5日 (土)

3/5 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。天気予報では寒さが緩むとのことです。ちっとウォーキングを兼ねて図書館まで行ってきます。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が大幅増となり過去最大の38万コントラクトとなりました。円はショートからロング(買)へ転換、ユーロはロングが増加、カナダドルはロングが増加、NZドルは3週連続でロングが小幅減少しています。

ドルのショートポジションが大幅増加しています。ショート増加の最大の要因はドル/円で円ロングが約7万コントラクトの大幅増加したことといえそうです。ポンド、メキシコペソ、NZドル以外でもドルが売られ、単純計算で約38万コントラクトのショートとこれまでの最高343,263コントラクト(昨年10月5日)のショートを更新しました。このときのドルインデックスが78.01、今回が77.13とドル安が進んでいます。ドルインデックスは昨年11月に75.63まで下落していますので、下落余地はあるといえますが、ポジション残とドルインデックスの位置関係から、ドルショートがそろそろ飽和に近いと言えるのではないでしょうか。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 41,274 69,020 62,396 21,122 83,518
EUR 51,308 5,710 83,104 31,796 114,900
GBP 25,809 -10,200 52,122 26,313 78,435
CHF 18,017 5,726 29,218 11,201 40,419
CAD 72,827 4,479 78,365 5,538 83,903
AUD 71,853 5,789 80,398 8,545 88,943
NZD 7,411 -690 15,326 7,915 23,241
MXN 41,274 69,020 62,396 21,122 83,518
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは62,760コントラクトのショート減少の385,701コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は60,020コントラクトのロング増加の41,274コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは5,710コントラクトのロング増加の51,308コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは4,479コントラクトのロング増加の72,827コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは690コントラクトのロング減少の7,411コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年3月 4日 (金)

3/4 本日の戦略-米雇用統計は上振れリスクに警戒-

おはようございます。リビア情勢の混迷の長期化が気になりますね。日本もガソリン価格などの上昇がニュースで流れるようになってきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のはトリシェECB総裁が"strong vigilance"(強い警戒)の文言を用い市場が予想していた"appropriate"(適切な)より強い文言となったことと、4月の利上げを示唆したことでユーロが上に抜けました。ただ、同時に同総裁は「一連の利上げが始まるという認識ではない」「大幅な金利変更を予想するのは適切ではない」と発言しています。
来月の利上げはこれで織り込まれたと思われ、市場はさらに利上げが継続するかを消費者物価指数をみながら探ることになります。ユーロ圏では依然としてくすぶり続けているPIGSなどの債務問題が残っていますので、ECBの利上げとともにこうした問題(金利の引き上げによる債務国の借入コストの増加)などに関心が移ると、ユーロが下落に反転すると思われます。本日はEUの臨時首脳会議やノワイエ仏中銀総裁など多数の要人の講演(本日の指標発表を参照願います)が予定されていますので、発言で直ちにユーロが下落するとは思いませんが、今後も予測する上で発言内容は注意しておいた方がよいでしょう。

本日は既に皆さんがコメントで書かれている通り米国の雇用統計が最大のイベントです。昨日発表されました米新規失業保険申請件数(今回発表される雇用統計の集計範囲には含まれません)は36.8万件と大幅な改善をしてきています。2週連続で雇用の分岐点となる40万人を下回っていることや失業保険継続受給者数も377万件とこちらも1年前に比べ100万件近く減少しています。また、米供給管理協会(ISM)の雇用指数も製造業で64.5(前月比+2.8)、サービス業で55.6(前月比+1.1)とこちらもセンチメントが改善してきていることをうかがわせます。過去3回期待を外したADPも増加していることで、
本日の雇用統計では市場予想が19.6万人増となっていますが、上振れのリスクに注意した方がよいのではないでしょうか。発表前にドル/円が82円台を維持しているようであれば、83円台への上昇可能性もあると思います。

■ユーロ/円 日足(ボリンジャーバンド、MACD)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

昨日大幅上昇したユーロ/円はボリンジャーバンドの+2σ(標準偏差2倍)を突き抜けています。ボリンジャーバンドはバンドを抜けたところ(標準偏差から外れたところ)の逆張り指標としてとらえられがちですが、バンド幅が狭い時は順張り(抜けた方向についていく)指標ともなっています。昨年9月中旬頃にその傾向が見られます。今回もMACDが位置的には高いながらもゴールデンクロスしていることで昨年10月7日の高値の115.66円を上に抜けると上昇に弾みがつくのではないでしょうか。目標の推測はつけにくいのですが、昨年8月24日の安値の105.43円から高値の115.66円までの値幅の約10円を今年の1月10日の安値の108.83円に加えた118円台を試すかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.17 ~ 82.78
EURJPY 114.66 ~ 115.74
GBPJPY 133.59 ~ 134.90
AUDJPY 83.28 ~ 83.97
NZDJPY 60.71 ~ 61.29
CADJPY 84.47 ~ 85.27
ZARJPY 11.81 ~ 11.97
NOKJPY 14.71 ~ 14.87
MXNJPY 6.79 ~ 6.87
HKDJPY 10.52 ~ 10.61
SGDJPY 64.80 ~ 65.28
EURUSD 1.3920 ~ 1.4032

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かりに欠け、各通貨とも狭いレンジの動きとなりました。ただ、午後にリビアのガダフィ大佐がベネズエラのチャベス大統領が示した和平案を受けいたとの報道が伝わったことで、リスク先行から「円」と「ドル」が売られることになりました。ドル/円は81.77円~81.93円、ユーロ/ドルは1.3847ドル~1.3876ドル、ユーロ/円は113.30円~113.64円。ロンドン時間はECB理事会を前にポジション調整などからユーロ/ドルが1.3833ドル、ユーロ/円が113.10円、ドル/円が81.73円まで下落しました。NY時間にはECB理事会で政策金利が据え置かれたことで市場はトリシェECB総裁の記者会見待ちとなりました。22時30分に発表された米新規失業保険申請件数は市場予想より大幅によい36.8万件となったことでドル/円は82.38円まで上昇、トリシェECB総裁がインフレを表示に警戒すべき(strong vigilance)と発言、さらに「警戒」とは来月金利が上昇する可能性を示すと発言したことでユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3976ドル、ユーロ/円は114.85円まで上昇しました。その後、原油価格が小幅ながら下落したことなどからドル/円は82.53円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3925ドルまで下落しましたが、クローズにかけては「円」が主要通貨に対して下落しました。
クローズはドル/円が82.43円、ユーロ/ドルが1.3965ドル、ユーロ/円は115.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10586.02 93.64
FTSE100(英) 6005.09 90.20
DAX(独) 7225.96 44.84
NYダウ(米) 12258.20 191.40
S&P500(米) 1330.97 22.53
NASDAQ(米) 2798.74 50.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.56 0.09
日本10年債 1.295 0.019
英10年債 3.71 0.08
独10年債 3.32 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.40 -21.90
NY原油(期近) 101.91 -0.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/4(金)
・ 16:45 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 19:15 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 19:15 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 20:50 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 22:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
22:30 米国 2月 非農業部門雇用者数変化 前月比
22:30 米国 2月 失業率
・ 00:00 カナダ 2月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 1月 製造業新規受注 前月比
・ 00:00 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 00:25 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
・ 02:10 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 3日 (木)

3/3 本日の戦略-ECB理事会で"Vigilant"の文言があるか-

おはようございます。本日は霜柱をみました。寒い日が続き、周りでも風邪をひいている人も多いようです。正常な判断をするためにも体調には気をつけてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のADP雇用調査は前月、市場予想より強い内容となったものの、過去3か月が雇用統計とは相関が低かったことで、市場の反応も冷めたものとなりました。中東上の性の不安から原油が100ドルを突破してきていることで、ドルが弱含みに推移したものの、株価は小幅高、金利も上昇と市場全体の方向感がなくなっているようです。上下どちらにも思惑があり、バーナンキ米FRB議長の昨日の議会証言でも「資産購入、金融緩和策、適切な時期に解除が必要」と今後の政策を判断するヒントとなるような内容はなく、完全に膠着状態に陥って、
市場は本日のECB理事会、明日の米国の雇用統計で何かを見いだせないかと期待している状態のようです。

こうした中で、本日のECB理事会ですが、先週には要人が揃ってインフレ警戒にバイアスを傾けた発言をしたことから、政策金利の変更はないものの、中期的な物価安定に対するリスクが上向きにシフトしているなどの文言の変更がなされるのではないかと予想している市場参加者が多いようです。文言としては
利上げを示唆するVigilantが使われるかどうかであろうと思われ、この単語が使われるのであればユーロは早期利上げ期待から上昇すると思いますし、これが含まれていなければ(材料出尽くし)失望からユーロが売られると思われます。ただ、メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(タカ派的発言をした1人)が23時45分から講演を行う予定であれ、ここでタカ派的な発言が繰り返されるとユーロの上昇につながる可能性があります。

その他は24時の米非製造業ISMが注目されると思います。リビア情勢は政府(ガダフィ大佐)側が暫定政府側に対して巻き返しを図っており、長期化の様相を見せ始めたことで、さらに原油価格を押し上げるようであれば、これまでの動きからドル安にバイアスがかかりやすくなると思われます。また、産油国の通貨である英ポンド(現在は輸入国)、カナダドル、ノルウェークローネ、メキシコペソなどに加え、石炭供給国の豪ドルなども買われやすくなるのではないかと思います。

■NZドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離率)
NZDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

一昨日取り上げましたNZドルですが、戻りが一目均衡表の基準線に達せず反落、2月24日の安値の60.84円を下抜けしました。また、ストキャスティックススローも20以下ながらデッドクロスしています。21日移動平均線も下向きになっていることであり、乖離率が-3%手前で留まっていますが、強い下落トレンドが出た場合には、後者2つのオシレーター系分析指標が役に立たなくなります。昨日の安値の60.46円が昨年10月21日の60.44円とほぼ面を合わせていることで、ここで下げ止まれば反発の可能性もありますが、これを下抜けると昨年8月31日の安値の58.43円が見えてきます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.57 ~ 82.17
EURJPY 113.02 ~ 114.03
GBPJPY 133.08 ~ 134.37
AUDJPY 82.88 ~ 83.58
NZDJPY 60.47 ~ 61.06
CADJPY 83.78 ~ 84.56
ZARJPY 11.79 ~ 11.95
NOKJPY 14.64 ~ 14.80
MXNJPY 6.69 ~ 6.77
HKDJPY 10.44 ~ 10.53
SGDJPY 64.28 ~ 64.74
EURUSD 1.3815 ~ 1.3931

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は「政策金利が引き下げられれば歓迎する。2011年度上期のリセッションの可能性は否定しない」と発言したことなどから、NZドルが下落しましたが、ドル/円は81.83円から81.96円までの狭いレンジの動きに留まりました。ユーロ/ドルはアジアの株価が官庁に推移したこともあり、1.3781ドルから1.3744ドル、ユーロ/円は112.92円~112.54円まで下落しました。ロンドン時間にはユーロ圏の生産者物価指数が上昇したことなどでユーロ/ドルが1.3843ドル、ユーロ/円は113.40円まで上昇、ドル/円は一時82.12円まで上昇したものの上値の重い展開となりました。NY時間ではADP雇用調査で21.7万人の増加となったことで81.13円の高値をつけましたが、WTI(NY原油)が1バーレル=100ドルを突破したことなどからドルが弱含みに推移し、ドル/円は81.57円へ下落、ユーロ/円は1.3890ドル、ユーロ/円は113.58円の高値をつけました。
クローズはドル/円が81.85円、ユーロ/ドルが1.3862ドル、ユーロ/円は113.49円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10492.38 -261.65
FTSE100(英) 5914.89 -20.87
DAX(独) 7181.12 -42.18
NYダウ(米) 12066.80 8.78
S&P500(米) 1308.44 2.11
NASDAQ(米) 2748.07 10.66

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 0.08
日本10年債 1.276 -0.004
英10年債 3.63 0.01
独10年債 3.19 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1437.70 6.50
NY原油(期近) 102.23 2.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/3(木)
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 1月 貿易収支
10:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 17:15 スイス 1月 実質小売売上高 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前年同月比
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:00 英国 ビーン・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
22:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:45 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
00:00 米国 2月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 01:10 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 02:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 2日 (水)

3/2 本日の戦略-ADP雇用調査に4度目の正直はあるか-

おはようございます。これから会議に入ってしまいますので、すみませんがテクニカルはお休みさせてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
イランでのデモで、首都テヘランでデモ隊と治安部隊が衝突したことで、リスク回避から一時的にドルが買われました。ただ、市場では中東や北アフリカの混乱の影響範囲は限定的にとどまるとの見方で、エジプトのときのようなリスク回避のドル買い一辺倒にはなりませんでした。情勢に新たな変化が見られない限りは市場の反応も限定的となると思われ、緩やかなドルの戻り傾向とともに、明日のECB理事会などのファンダメンタルズ材料に関心が戻ってくるものと思われます。

昨日のバーナンキ米FRB議長の委員会での証言では、雇用の伸びが比較的弱いままで、失業率が依然として高水準であることを強調し、出口戦略を急ぐ方向の発言はありませんでした。本日も下院金融政策委員会で証言が予定されていますが、昨日の内容が繰り返されるものと思われ、発言自体では上にも下にも動かないと思います。このため、本日は22時15分に発表されますADP雇用調査が注目されるとみています。現在、市場予想は18万人増(前回は18.7万人増)となっています。ただ、
過去3回はADPが良くてNFP(非農業部門雇用者数が悪い)という傾向が続いていることから、悪ければドル売りに大きく反応、良くてもそれほどドル買いにはつながらないと予想しています。ドル/円は82円台、ユーロ/ドルは1.38ドル台が重くなっているようで、明日のECB理事会、明後日の米国雇用統計までは上下に動きづらい展開と思われます。

もう一つ昨日の動きの中で気になるのは、NYダウの大幅な下落にもかかわらず、リスク回避の「円買い」の動きが限定的にとどまっていることです。
WTI(NY原油)が1バーレル=100ドルを突破してくるようであれば、株価続落の可能性があり、そうなると円高に圧力がかかるものと見ています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線下抜け(日替わり)
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.58 ~ 82.17
EURJPY 112.29 ~ 113.31
GBPJPY 132.61 ~ 133.94
AUDJPY 82.63 ~ 83.34
NZDJPY 60.84 ~ 61.41
CADJPY 83.63 ~ 84.43
ZARJPY 11.60 ~ 11.75
NOKJPY 14.53 ~ 14.70
MXNJPY 6.68 ~ 6.76
HKDJPY 10.45 ~ 10.54
SGDJPY 64.06 ~ 64.53
EURUSD 1.3734 ~ 1.3845

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したことなどから、リスク選好の「円売り」となり、クロス円全般が上昇、ドル/円は朝方の81.75円近辺から82.24円、ユーロ/円は朝方の112.90円近辺から113.59円まで上昇、ユーロ/円は1.38ドル前半での小動きとなりました。ロンドン時間にはユーロ/ドルが一時1.3785ドルまで下落する場面が見られましたが、独失業率の改善などから1.3855ドルまで上昇、ユーロ/円も113.30円~113.73円まで上昇しました。その後、イランでのデモやサウジアラビアでの原油増産への不信感などがでて、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」の動きとなり、ドル/円は81.97円、ユーロ/ドルは1.3805ドル、ユーロ/円は113.19円まで下落しました。NY時間ではメジャーなレポートでユーロにタカ派的な内容が含まれていたことで1.3852ドルまで上昇しました。一方、中東に対する懸念がくすぶり続け、原油安、株安からリスク回避の「ドル買い」となりドル/円は82.22円、ユーロ/円は113.69円まで上昇しましたが、クローズにかけては株価の下落で「円買い」となり、ドル/円は81.80円近辺、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は112円台後半まで下落しました。
クローズはドル/円が81.85円、ユーロ/ドルが1.3775ドル、ユーロ/円は112.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10754.03 129.94
FTSE100(英) 5935.76 -58.25
DAX(独) 7223.30 -49.02
NYダウ(米) 12058.02 -168.32
S&P500(米) 1306.33 -20.89
NASDAQ(米) 2737.41 -44.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.39 -0.03
日本10年債 1.280 0.017
英10年債 3.62 0.02
独10年債 3.18 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1431.20 21.30
NY原油(期近) 99.63 2.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/3(木)
09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 2月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 22:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
22:15 米国 2月 ADP雇用統計 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数 前月比
・ 00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 04:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁質疑応答参加
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 1日 (火)

3/1 本日の戦略-バーナンキ米FRB議長の議会証言に注意-

おはようございます。本日から3月ですね。3月と言えば為替市場では本邦期末からの円高説が毎年でてきますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>ポンド>ユーロ>円>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ドル/円は引き続き方向感がないものの、高値が81.98円と82円に届かずに終わっています。月末という要因があったとはいえ、戻りの重さが気にかかります。本日は
12時30分には豪準備銀行(RBA)の政策金利(据え置きを予想しているが声明では利上げへのトーンが強くなる可能性あり)、23時にはカナダ中銀(BOC)の政策金利発表(据え置きを予想しているが昨日発表された10-12月期のGDPが強かったこともあり、トーン変更に期待ありか)が予定されています。最近の原油価格の高騰もこれらの通貨を底堅くしている要因でもありますので、底堅く推移するのではないかと思います。このあと10時に中国の製造業PMIの発表も予定されていることから、これらが良ければさらに底堅くなると思います。

また、米国では24時に米供給管理協会(ISM)製造業景気指数の発表が予定されています。前月の60.8から更に景況感がよくなればドルが週末の米雇用統計に向けて底堅く推移すると思います。一方、同
24時にバーナンキ米FRB議長が上院銀行委員会で証言を予定しています。市場は6000億ドルの資産買い入れの早期終了などを織り込み始めているようですが、雇用の回復が鈍いことから、同議長がQE3などをほのめかす発言を行う可能性も否定できません。昨日は、プラード米セントルイス連銀総裁は「ドル安が米経済を一時的に支援している」と発言、資産買い入れプログラムを見直すべきとしながらも、一段の実施を排除すべきではないとの見解を示しています。このため、米国はドル安を望んでいるとも取ることができ、引き続きドルの上値が重いことを伺わせます。

■NZドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離率)
Blog20110301_01
※チャートをクリックすると拡大します。

クライストチャーチで発生した大規模な地震の影響もあり先週大幅に下落したNZドルですが、2月24日の安値の60.84円で目先のボトムを形成したのではないかと思います。21日移動平均線からの乖離率では一時-3%を超えたものの戻ってきています。また、ストキャスティックス(スロー)も売られ過ぎの水準となる20以下でゴールデンクロスしています。一目均衡表では特に反転を表す内容ではありませんが、戻りのレジスタンが転換線62.27円か基準線の62.53円近辺であることを示しています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(1日で回復)
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.46 ~ 82.07
EURJPY 112.35 ~ 113.43
GBPJPY 132.30 ~ 133.68
AUDJPY 82.96 ~ 83.67
NZDJPY 61.19 ~ 61.76
CADJPY 83.77 ~ 84.59
ZARJPY 11.63 ~ 11.79
NOKJPY 14.52 ~ 14.69
MXNJPY 6.69 ~ 6.76
HKDJPY 10.44 ~ 10.53
SGDJPY 64.05 ~ 64.54
EURUSD 1.3741 ~ 1.3874

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のユーロ安の流れを受けて、ユーロ/ドルが1.3712ドル、ユーロ/円が111.95円まで下落しました。日経225平均株価が100円を超える上昇となったことから、リスク資産選好の動きとなり、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円も112円台ミドル手前まで戻しました。ロンドン時間は欧州の株価が堅調に推移し、長期金利が上昇したことなどから、「円」と「ドル」が売られる動きとなり、ドル/円は81.96円、ユーロ/円は113.35円、ユーロ/ドルは1.3849ドルまで上昇しました。NY時間には発表された米シカゴPMIが市場予想より良かったものの、中古住宅販売制約指数(前月比)が市場予想に反してマイナスとなったことからミックスとなり、ドル/円は81円台後半で推移(高値81.98円まで)、その後は米株価が上げ幅を縮小したこともあり、ドル/円は81.74円、ユーロ/ドルは1.3780ドル、ユーロ/円は112.80円まで下落しました。
クローズはドル/円が81.77円、ユーロ/ドルが1.3805ドル、ユーロ/円は112.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10624.09 97.33
FTSE100(英) 5994.01 -7.19
DAX(独) 7272.32 87.15
NYダウ(米) 12226.34 95.89
S&P500(米) 1327.22 7.34
NASDAQ(米) 2782.27 1.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.42 0.01
日本10年債 1.263 0.008
英10年債 3.60 -0.01
独10年債 3.17 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1409.90 0.60
NY原油(期近) 96.97 -0.91

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
・ 3/1(火) 
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 09:30 豪 10-12月期 経常収支
・ 09:30 豪 1月 小売売上高 前月比
・ 10:30 日本 1月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 16:00 英国 2月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業者数 前月比
17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
23:00 カナダ銀行(BOC)政策金利
・ 00:00 米国 1月 建設支出 前月比
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
・ 00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長委員会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

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