山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2011年7月10日 (日)

7/11の週の見通し -週末発表の中国の経済指標の評価は?-

こんばんは。今日も暑かったですね。今日は節電対策で家の蛍光灯を少し(3本のところを1本)はずして、PCの輝度も数ランク落としました。

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週はギリシャの緊縮財政法案が無事通過したことで楽観的なムードが先行するかと思われましたが、格付け機関S&Pが「債務のロールオーバー計画は、ギリシャを選択的デフォルトとみなす可能性がある」との見解を示したことや別の格付け機関ムーディーズがポルトガルの長期国債格付けを「Baa1」から「Ba2」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロが週初から弱含みで推移、週初の1.4577ドルからECB理事会直後には1.4221ドルまで下落しました。ECB理事会では市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げ1.50%とした後、トリシェECB総裁は「ECBは物価上昇リスクを考えれば利上げは必要」などと発言したことから1.4373まで上昇しましたが、週末には米雇用統計の失速などもあり一時1.4202ドルまで下落しました。

ドル/円は狭いレンジながら比較的リスクをとる動きから、ドルと円が売られたことで週初の80.71円から週末の雇用統計前には81.47円まで上昇しました。しかし、米雇用統計が非農業部門雇用者数で1.8万人増と市場の予想から大幅に悪化するとドルが80.50円まで急落しました。

その他の通貨では、豪ドルが週初の小売売上高の悪化から下落したものの、豪の雇用統計で市場の予想より上ブレしたことから、87.72円と6/1の67.58円の高値を更新しましたが、米国の雇用統計の失速から87円を割り込んでクローズしています。また、NZドル/米国ドルは変動相場制移行以来の史上最高値を更新し08879ドルの高値を付けました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は先週週末に発表された米国の雇用統計で財政悪化などから地方政府での人員削減が進み、政府部門が6カ月連続のマイナスとなるなど雇用を取り巻く環境は悪化しています。また、全体の非農業部門雇用者数も過去2カ月が下方修正されたことも嫌気されました。ただ、クローズにかけては米新規失業保険申請件数が足許ではそれほど悪化していないことから、更に雇用が悪化する可能性は引くのではないかとの見方が出たこともあり、ドル/円は80円台ミドルで下げ止まっているため、14日(木)の小売売上高や15日(金)のNY連銀製造業景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数を見て判断することとなりそうです。そのため、ドル/円は80円割れが一時あるかもしれませんが80円台では底堅く推移するものと思います。

また、9日10時30分に中国の消費者物価指数が発表されて市場予想(6.2%)を上回る6.4%、10日に発表された中国の貿易黒字は223億ドルに拡大しています。市場がどちらを材料視するか予想がつきにくいところではありますが、中国は先週政策金利を0.25%引き上げたばかりであり、次の利上げに踏み切るまではまだ時間的な猶予があると思われ、仮に貿易黒字を材料とすれば、豪ドルやNZドルが上昇するものと思います。

ユーロはストレステストの発表を控えていますし、イタリアの銀行に一時懸念が出て、イタリアやスペインの株価が下落したこともあり、リスク回避の動きが出ると、ユーロの一段安につながる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.00 81.30
ユーロ/ドル 1.4050 1.4380
ユーロ/円 113.50 116.70
ポンド/円 128.20 130.80
豪ドル/円 85.90 87.70
NZドル/円 66.30 68.20
南アランド/円 11.80 12.15

■日、週、月、年騰落データ rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 7/11(月)
・ 08:50 日本 6月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪 5月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 6月 消費者態度指数・一般世帯
・ 21:15 カナダ 6月 住宅着工件数
7/12(火)
・ 08:01 英国 6月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 6月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 5月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 10:30 豪 6月 NAB企業景況感指数
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 15:00 ドイツ 6月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 17:30 英国 5月 貿易収支
17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 貿易収支
21:30 米国 5月 貿易収支
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
7/13(水)
・ 13:30 日本 5月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 15:00 ドイツ 6月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:15 スイス 6月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 6月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 6月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 5月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 6月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 6月 輸出物価指数 前月比
・ 03:00 米国 6月 月次財政収支
7/14(木)
07:45 NZ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 6月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 5月 企業在庫 前月比
7/15(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 5月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 5月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 7月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 6月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 6月 設備稼働率
22:55 米国 7月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



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