7/22 本日の戦略-テーマは米国の債務上限引き上げに移行か-
おはようございます。昨日は土用の丑の日でしたが、昨日の気温は低くて鰻という雰囲気でもなかったですね。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日のユーロ圏首脳会談での合意内容は
・EFSF(欧州金融安定化ファシリティー)、政府融資を通じて金融機関の資本増強が可能
・EFSF、融資期間を7.5年から少なくとも15年に延長
・EFSF、ECB次第で、流通市場への介入が可能
・ギリシャへの投資や成長刺激で"マーシャルプラン"を要請
これらが懸念を後退させ、ドルの弱含みもあり、ユーロは大幅に反発しました。これですべし市場が安心できるというわけではなく、低利もしくは無償での経済援助(マーシャルプラン)を行っても、ギリシャの経済が回復しないなども十分考えられますし、ギリシャ国内での財政緊縮がうまく機能するかも懸念が残ります。また、ポルトガルやアイルランドなども不安要因としては残っていることで、楽観はできないものの、足許では最悪の状態は回避されたとみられて、市場の関心は米国の債務上限引き上げに向かうものと思われます。このため、ドル/円は既に80円が遠くなっているようで、この問題が解決しない限り79円台は戻り売りのターゲットとされそうです。
こうした中で本日は独IFO景気動向指数が発表されます。PMIが落ち込んでいることもあるので、IFOも悪化する可能性があります。ただ、市場はユーロをポジティブに見ているとみられることで影響は限定的となると思われます。
■USD/JPY 日足(ボリンジャーバンド、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
ドル/円はボリンジャーバンドのバンド幅が拡大、-2σは下抜けていないものの、-2σに沿って下落しています。ストキャスティックススローは%Kスロー、%Dスローが20以下になっているものの、明らかにトレンドは下向きとなっていることから、4/6から5/5の下落幅の約5円を7/8の高値の81.47円にあてはめた76.50円近辺 = 3/17の早朝につけた安値の78.25円(当社のレートとずれはあります)を試しに行く可能性は高いとみられます。
■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/米ドル 年初来高値更新
■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日は東京市場は「仏独がギリシャの支援策において、同じ位置に立つと合意した」との報道もあり、ユーロ/ドルが1.4285ドル近辺、ユーロ/円が112.60ドル近辺へと上昇、ドル/円は一時78.62円まで下落後、79.03円まで反発しました。ロンドン時間に入ると、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャの選択的デフォルトは1つの可能性」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.4139ドル、ユーロ/円が111.45円まで売られ、ドル/円は78.97円まで上昇しました。その後、ユーロ圏首脳会談の文書草案が出され、ポジティブな内容であったことから、NY時間クローズにかけてユーロ買いが継続し、ユーロ/ドルは1.4435ドル、ユーロ/円は113円台前半まで上昇しました。ドル/円は米新規失業保険申請件数が悪化したことからドルが売られ、格付け機関S&Pが米国の格付けを3カ月以内に引き下げる確率が50%とコメントしたことから、ストップロスを巻き込み78.34円をつけました。その後、NYタイムズで米大統領と下院議長、債務上限引き上げで合意が近いと報道され、一時戻したものの、ホワイトハウス、ベイナー下院議長がともに否定したことから、78.28円まで下落しました。
クローズはドル/円が78.30円、ユーロ/ドルが1.4421ドル、ユーロ/円は112.92円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/22(金)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 17:00 ドイツ 7月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏 5月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 5月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 22:45 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。




