山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2011年7月31日 (日)

8/1の週の見通し -米国はデフォルトを回避できるか-

こんばんは。本日は江東区の若洲海浜公園に釣りに行ってきました。朝ちょっとだけ雨に降られましたが、何とか天気はもってくれ、釣果はギマが2匹でした。ちなみにギマは以前、浜名湖で釣ったことがありますが、関東まで北上していたとは驚きです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週は米国の債務上限引き上げ問題で米民主党と共和党が合意に至らず、米下院でのベイナー議長(共和党)の案が採決に至りませんでした。このため、8月2日の期限が近付くにつれドルが主要通貨に対して下落し、スイスフランでは最高値を更新、日本円でも3月17日の朝に付けた76.25円に迫る76.85円まで下落しました。一方のユーロは週前半にはドルの弱含みから堅調に推移し1.4536ドルまで上昇しましたが、イタリア国債の入札不調や格付け会社のギリシャの更なる格下げ、スペインを格下げ方向で見直すとの発表などから、1.4254ドルまで一時下落するなど、こちらも弱含みとなりました。

欧米の通貨がどっちつかずの状態の中、NZドルは対ドルで変動相場制移行の高値を0.8797ドルまで更新、豪ドルは発表された四半期消費者物価指数が市場予想を上回っていたことなどから、8月の利上げの可能性が出てきたことから、対ドルでは1.1079ドルの最高値を付け週末も1.01ドル台を維持しました。

通貨別ではドルが主要通貨に対して下落、円は主要通貨に対して上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週まだ米国の債務上限引き上げができていないことから、まずは明日の朝のシドニー市場のオープンでのドル/円が気になります。週末に77円を割り込んでクローズしており、明日の朝までに何らかの進展が見られない場合には、ドル/円は3月17日の安値の76.25円を下抜けする可能性があります。引き上げに関しては上院民主党の妥協案に共和党の支持が得られていないため、超党派での成立を目指していますが、上院の動議の可決には60票以上が必要で、動議が可決されないと採決に移れない(移っても否決される)ます。このため、8月2日の期限まではドルの下落圧力が継続し、仮に米債がデフォルトとなった場合には一段のドル安となると思われますし、中長期的に米国経済に与える影響も大きくなります。ただ、債務不履行となった場合には、米国債を保有している中国、日本、英国も影響を受け、ドルの下落が一段落した後に、これらの通貨が下落する可能性も否定できません。、

仮に債務上限が引き上げられた場合には、ドルが買われると思われますが、次の焦点は米国の経済指標、特に週末に発表される米雇用統計にかかってくると思います。先週発表された米新規失業保険申請件数は好転し、雇用の良し悪しの分岐点の40万件を下回ってきましたが、これは今回の米雇用統計には含まれないことや、米国の地方政府などの公務員の削減などもあり、引き続き米国の雇用は期待が持てそうにもありませんので、雇用が悪化した場合もドル売りの圧力がかかると思います。また、財政削減額が米S&Pの米国の「AAA」格付けを維持する条件には満たない可能性が高いため、米格付けが引き下げられた場合には、ドルは下落すると思います。そうなりますと、対極となるユーロが上昇するのではないでしょうか。

クロス円は引き続き欧米の株価の動向がカギを握ると思います。株価が上昇しリスク選好となれば、クロス通貨の買い、リスク回避となればクロス通貨の売りとなります。

8月1日から個人の証拠金取引のレバレッジが25倍となります。市場への影響は「ある」という見方と「軽微」という味方の2通りがあり、こちらは明日の東京市場のオープンを見守る必要があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.50 77.80
ユーロ/ドル 1.4200 1.4530
ユーロ/円 109.50 113.00
ポンド/円 125.00 128.00
豪ドル/円 83.20 85.50
NZドル/円 66.80 68.30
南アランド/円 11.35 11.65

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
8/1(月)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 失業率
・ 23:00 米国 6月 建設支出 前月比
23:00 米国 7月 ISM製造業景況指数
8/2(火)
・ 08:50 日本 7月 マネタリーベース 前年同月比
・ 10:30 日本 6月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前年同期比
・ 10:30 豪 6月 住宅建設許可件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 6月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 7月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 6月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
8/3(水)
・ 10:30 豪 6月 貿易収支
・ 10:30 豪 6月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前月比
18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 7月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 7月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 7月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 6月 製造業新規受注 前月比
8/4(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期失業率
・ 19:00 ドイツ 6月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
8/5(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 6月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 6月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 6月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 7月 失業率
・ 21:30 カナダ 6月 住宅建設許可件数 前月比
21:30 米国 7月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 7月 失業率
・ 23:00 カナダ 7月 Ivey購買部協会指数
・ 04:00 米国 6月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



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