8/22の週の見通し -週明けの介入の有無にかかわらず円高圧力継続の見通し-
こんばんは。本日は霧のような雨で、傘をさして歩いてもじわじわと濡れてきました。また、肌寒い日でしたね。
■ドル/円 60分足
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■ユーロ/ドル 60分足
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■ユーロ/円 60分足
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■先週の動き
先週のドル/円は週初は本邦4-6月期GDPのマイナス幅が小さかったことやスイス政府と国立銀行がユーロ/スイスの目標設定を協議しているとの現地紙の報道などからドルが買われ、一時77.10円まで上昇しました。しかし、NY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀指数、中古住宅販売件数など発表された経済指標が悪化したため欧米の株価が下落し、リスク回避の動きから円が買われたものの、本邦政府・日銀の介入警戒との間で小動きとなりましたが、週末のNY市場で3月17日につけたドルの最安値の76.25円を下抜けして75.95円をつけましたが。その後は、週明けの本邦政府・日銀による介入への警戒から76円台ミドル近辺へ戻してクローズしました。
ユーロは、16日に実施された独仏首脳会談に期待が高まり、ユーロ/ドルは上昇しましたが、会談の内容はサルコジ仏大統領が「ユーロ防衛『絶対の決意』を独首相と共有」「ユーロ評議会の議長にファンロンパイEU大統領を提案」「金融取引税を9月に提案」、メルケル首相は「より強いユーロにはより強い経済のつながり必要、EUの債務規定を優先する必要」と発言するにとどまったことで、1.4470ドルまで上昇していたユーロは1.4353ドルまで下落しました。その後、英中銀(BOE)の議事録が公表され、9対0で英国の政策金利が据え置かれたことを受け、ユーロ/ポンドでポンドが下落したことから、ユーロ/ドルは1.4516ドルまで上昇しました。週末後半にはギリシャへの新規融資に対してフィンランドやオランダなどが担保を要求するとの噂や欧米の株価が下落したことから、一時1.4258ドルまで下落したものの、ドルが下落したことで1.4450ドル近辺まで戻してクローズしました。
通貨別に見ますと、スイスがユーロに対して通貨高防衛を打ち出したことなどから、ユーロやポンドが主要通貨に対して上昇しました。
■週間騰落率(JPY)
※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
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■今週の見通し
先週金曜日に円が最高値を更新し、一時1ドル=75.95円を付けたことから、翌朝の日本の新聞各紙は、「円が一段と急伸し、円高進行に歯止めがかからない場合には、相場の状況を見極めながら介入に踏み切る見通し-日経」「政府*日銀は、急遽、ドル買い円売り介入に向けた本格協議に入った。さらに、日銀は追加の金融緩和を検討している-読売新聞」「政府*日銀は、再度、円売りの市場介入と追加の金融緩和を検討する見通しだ-朝日新聞」「円が戦後最高値を更新、政府*日銀が円高を是正するための緊急対策の検討へ-産経新聞」「政府*日銀は、ドル買い円売りの再介入や追加金融緩和の検討に入った-毎日新聞」と各紙が介入を催促するような記事を掲載しました。このため、週明け月曜日の朝は本邦の政府・日銀による介入があるかどうかに注目しています。仮に介入が実施されても、円を押し下げる(ドルを押し上げる)には相当な金額が必要(今月4日の介入では4兆5千億円の金額を投入し、約3円の押し上げ)であり、今回は市場が介入を待ち構えて上で売ろうとしているため、同金額を使ったとしても2円程度しか押し上げることができないのではないかと思います。また、野田財務相が先週木曜日に「介入はサプライズ出ないと意味がない」と発言している通り、見え見えの介入でどこまで効果があるかも疑問が残ります。このため、介入の実施が見送られる可能性も高く、この場合には政府・日銀の警戒が続くものの、76円割れを試し、75円台が定着するかもしれませんし、さらなる円高につながると思われます。
また、今週は26日にジャクソン・ホールでのバーナンキ米FRB議長の講演ではQE3(米追加緩和第3段)への期待が株式市場を中心にある(2010年の同公園ではQE2が示された)ことから、QE3に振れなかった場合は株価の大幅な下落につながる可能性があり、リスク回避の動きに拍車がかかるものと思われます。この場合は円高の圧力が継続することになり、更に資源需要の減退の懸念につがなり、豪ドルなどの資源国通貨が売られることになりそうです。ます。逆にQE3に振れた場合にはドルの下落につながる確率が高まり、いずれにしても円高への圧力は継続することになります。
経済指標ではドイツのZEW景況感調査(23日)、独IFO景気動向指数(24日)に注目したいと思います。先に発表された独のGDPが悪化していることもあり、更に景況感の悪化が示されると現在問題となっている欧州周辺国の債務問題の更なる懸念を招く可能性もあります。ドルの弱含みが続いたとしてもユーロの上値の重さは残るものと思います。
■今週の予想レンジ
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■日、週、月、年騰落データ
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■注目イベント
8/23(火)
・ 15:00 スイス 7月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 ZEW景況感調査
・ 18:00 ドイツ 8月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 8月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 ユーロ圏 8月 消費者信頼感(速報値)
8/24(水)
・ 07:45 NZ 7月 貿易収支
・ 08:50 日本 7月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 17:00 ドイツ 8月 IFO企業景況感指数
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 7月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 7月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 23:00 米国 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 23:00 米国 6月 住宅価格指数 前月比
8/25(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期小売売上高指数 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 15:00 ドイツ 9月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 7月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
8/26(金)
・ 08:30 日本 8月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 7月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:30 スイス 8月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
・ 22:55 米国 8月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。




