8/4 本日の戦略-ECBの判断に注目-
おはようございます。耳元での蚊の羽音は嫌なものですね。昨夜は久しぶりに悩まされました。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>円>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日は、スイス国立銀行(中銀)の緊急利下げで、これまで0.25%の政策金利から「限りなくゼロに近く」としたことで、スイスフランが主要通貨に対して下落しました。このため、リスク回避の動きが一時小康状態になったようです。ただ、イタリアやスペイン、フランス、ベルギーのドイツとの国債利回りのスプレッドは拡大をしていることから、懸念が後退したとはいえません。こうした中で、本日はスペインの国債の入札が実施されますので、仮にイタリア同様、入札が不調となればユーロの弱含みの要因となると思います。ただ、本日はECB理事会で政策金利の発表(20時45分)とトリシェECB総裁記者会見(21時30分)の発表が予定されているため、来月の利上げを示唆する発言があれば、ユーロが買われるものと思います。市場は足許の域内経済や米国経済の減速懸念があることから、ECBがしばらくは政策金利を据え置くのではないかと予想しているようです。
一方、昨日発表された米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数は、新規受注が51.7と前月の53.6~下振れ、雇用指数も52.5と前月の54.1から下振れしています。ADP雇用調査こそ、市場予想より良かったものの、景況感については悪化の傾向が続いていることで、明日発表される米国の雇用統計でも改善は見込めないものと思います。このため、ドルの戻りは売られやすい状況が継続すると思います。また、昨日はコーン元FRB理事がQE3を支持しているとWSJの記事がありましたが、米雇用統計が悪化し、非農業部門雇用者数が前月に比べ減少するようだと、俄かに市場もQE3期待へと動く可能性があり、こちらもドルの上値を抑えることとなるでしょう。ドル/円は早々に78円を回復しないと、75円の方向に向かっていくのではないでしょうか。
豪ドル、NZドルはリスク回避の流れが一旦落ち着いたものの、昨日発表された豪小売売上高が市場予想より良くなかったことで下落が継続しました。投資家心理を表すVIX指数では現在23.38と比較的リスク回避のセンチメントなっていることで、欧米に懸念が残っている現在は、これらの通貨も下方向のバイアスがかかっていると思います。
■NZD/JPY 日足(一目均衡表、トレンドライン、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
NZドル/円は、ここ数カ月、調整の場合は一目均衡表(日足)の雲(上限か下限)でサポートされています。今回も8/1の68.86円の高値をつけた後に調整となっていますが、雲の上限となる65.77円近辺か下限となる64.96円近辺でサポートされる可能性があります。また、5/5の安値の62.53円と7/13の安値の64.12円を結んだトレンドラインが前出の雲の下限と重なることから、比較的強いサポートとなると思います。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローが20を下回ってきていることから、ゴールデンクロスした場合には上昇に転じると思います。
■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京市場は日経225平均株価が下落したものの、ドル/円は77円台前半でのレンジの動きとなり、ユーロ/ドルは1.4160ドル近辺から1.4220ドル近辺へ上昇、ユーロ/円も109.35円近辺から109.90円近辺へと上昇しました。ロンドン時間にはスイス国立銀行(SNB=中銀)が緊急利下げを発表し、短期市場でスイスフランの供給量を増やすと表明したことで、ユーロ/ドルが1.4345ドル、ユーロ/円が110.60円近辺まで上昇し、ドル/円も77.37円へと上昇しました。NY時間には、発表されたADP雇用調査が市場予想よりは上振れしたものの、ロンドン時間の高値は抜けませんでした。その後、米非製造業ISMが市場予想より下振れしたことから、下げ足を速め76.78円まで下落、クローズにかけてはNYダウが小幅ながら上昇したことで、77円近辺まで戻しました。一方のユーロは米ADPの内容を受け、対ドルで1.4345ドル、対円で110.55円の高値を付けましたが、米非製造業ISMの悪化からNYダウが下落すると、ユーロ/ドルは1.4258ドル、ユーロ/円は109.58円まで下落しました。クローズにかけては、ベルルスコーニ・イタリア首相がイタリアの銀行の株価下落は「行きすぎ」などと発言したことから、対ドルで1.43ドル台で底堅く推移、対円でも110円台前半での推移となりました。
クローズはドル/円が77.02円、ユーロ/ドルが1.4319ドル、ユーロ/円は110.32円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/4(木)
・ 19:00 ドイツ 6月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。




