山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2011年9月30日 (金)

9/30 本日の戦略-月末、半期末で実需中心の動きか-

おはようございます。本日は遅くなりすみません。すみませんついでで申し訳ないのですがチャート部分を省略させていただきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は月末で中間期末となったこともあり、5・10日のドル買いと本邦輸出企業のドル売りがあり、ややドル売りが勝ったようです。昨日77円台を一瞬つけたものの、実需がらみのドル売りがドル/円の頭を押さえたことから、本日の午後からもドルの上値が重い展開が続くと思います。

一方、ニュージーランドが格付け機関フィッチとS&Pから外貨建て格付けを1段階引き下げられ「AA」となりました。ムーディーズがイタリアの見直しを行っており、9月16日に「見直しを1カ月以内に終える」と発表していることから、イタリアの格下げリスクが継続している状態です。本日はオーストリアでEFSFの採決が予定されているものの、フィンランド、ドイツと承認されてきていることから大きな波乱はないと思います。

米国では21時30分の個人消費支出が上方修正されていると米株価の上昇が予想され、クロス円の上昇につながると思われます。また、22時45分のシカゴPMI(購買担当者景気指数)や22時55分のミシガン大消費者信頼感指数確報もそれほど重要ではないですがマークの必要はありそうです。市場は欧州の金融機関に対する懸念を共有していますが、解決の糸口が見えないことで相場の方向感も定まっていないように思います。このため、足許の要人発言や株価の動きに一喜一憂している展開が続いていますので、本日は方向感が出ず、実需の動きに左右されるのではないかと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.53 ~ 77.13
EURJPY 103.54 ~ 105.00
GBPJPY 119.25 ~ 120.64
AUDJPY 74.24 ~ 75.63
NZDJPY 58.48 ~ 59.61
CADJPY 73.42 ~ 74.46
ZARJPY 9.46 ~ 9.73
NOKJPY 13.07 ~ 13.34
MXNJPY 5.49 ~ 5.61
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.72 ~ 59.55
EURUSD 1.3534 ~ 1.3673

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯の序盤はアジアの株価の大半が下落したことでドル/円が76.42円、ユーロ/円が103.31円、ユーロ/ドルが1.3520ドルまで下落しました。午後にかけて株価が下げ幅を縮小するなどしたことから、ドル/円は76.58円、ユーロ/円は104.37円、ユーロ/ドルは1.3638ドルまで上昇しました。ロンドン時間には独議会がEFSF拡充を可決したものの、既にユーロ/ドルは1.3678ドル、ユーロ/円は104.70円、ドル/円も76.78円まで上昇していたこともあり、発表後はユーロ/ドルが1.3605ドル、ユーロ/円が104.24円、ドル/円が76.60円まで下落しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が40万件を下回り雇用の回復傾向が見られたことや米4-6月期GDP改定値が上方修正されたことを背景に欧米の株価が上昇すると、ドル/円は一時77.03円、ユーロ/ドルは1.3665ドル、ユーロ/円は104.93円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチがニュージーランドの長期外貨建てを「AA」に格下げしたことからクロス円が下落、リスク回避の動きとなりドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.3552ドル、ユーロ/円が103.90円まで下落しました。クローズにかけては別の格付け機関ムーディーズがニュージーランドの格付けの「AAA」見通しを「安定的」で維持することを発表したため、ユーロ/ドルは1.36ドル近辺、ユーロ/円は104.50円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3594ドル、ユーロ/円は104.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8701.23 85.58
FTSE100(英) 5196.84 -20.79
DAX(独) 5639.58 61.16
NYダウ(米) 11153.98 143.08
S&P500(米) 1160.40 9.34
NASDAQ(米) 2480.76 -10.82

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 1.000 -0.004
英10年債 2.53 -0.02
独10年債 2.00 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1617.30 -0.80
NY原油(期近) 82.14 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/30(金)
・ 10:00 NZ 9月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 8月 新設住宅着工戸数 前年同月比
15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 失業率
・ 18:30 スイス 9月 KOF景気先行指数
・ 19:00 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
22:45 米国 9月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月29日 (木)

9/29 本日の戦略-ユーロ主導の動きが来月まで続く公算-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はフィンランド議会がEFSFの拡充を承認するというユーロにとってはプラスの材料が出ましたが、メルケル独首相がギリシャの第2次救済を見直す可能性を示唆したことなどから、市場のセンチメントがリスク回避へと一転しています。ボラードRBNZ総裁はNZ銀行の資金調達がユーロ債務危機の影響を受ける恐れもと発言、商品価格も下落したことから、豪ドルも下落率が大きくなっています。昨日のフィンランドのEFSF拡充の承認で9カ国が承認したこととなり、本日のドイツでの採決、明日のオーストリアでの採決と最後の採決国となるスロバキアまで波乱なく承認が進むのであれば、市場ももう少し落ち着きを取り戻すのではないかと思われます。次週に向けても10月3日のギリシャによる2012年予算案の提出やEU財務相会合、ECB理事会などユーロに影響を与えそうなイベントが続くことから、リスク志向の動きが出ても長続きしないと予想され、ドルストレート(ユーロ/ドルや豪ドル米ドルなど)やクロス円は戻り売りの流れが継続すると思われます。特にこのところ年初来安値を更新した通貨などは日足ベースで直近につけた安値を更新すると更に下落が進むことになりそうです。

ドル/円は昨日の月末受渡日のスポット市場でも本邦政府・日銀による介入は見られなかったことで、本邦半期末に向けた介入の可能性はゼロではないものの、極端に低くなったと思われます。このため、月末に向けて本邦実需の売りがドル/円の上値を押さえる展開が続くと予想され、場合によっては76円割れを試す可能性も高いと思います。特に月末最終日の海外時間帯にはこうした動きには注意と思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは戻りが一目均衡表(日足)の転換線に押さえられていますが、コンバージェンスが出ていることで前出の抵抗を上に抜ければ戻りにつながる可能性が高いと思われます。9/12の安値の1.3509ドル、9/26の安値の1.3362ドルと安値は下がっていますが、ストキャスティックス(スロー)では9/12の%Dスローが8.02、9/26の%Dスローが19.84と上がっています(コンバージェンス)。戻り目処としては7/12の安値の1.3838ドル、9/15の高値の1.3935ドル当たりと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.30 ~ 76.88
EURJPY102.80 ~ 104.24
GBPJPY118.47 ~ 119.83
AUDJPY74.01 ~ 75.34
NZDJPY58.77 ~ 59.86
CADJPY73.40 ~ 74.41
ZARJPY9.46 ~ 9.72
NOKJPY13.03 ~ 13.30
MXNJPY5.54 ~ 5.66
HKDJPY9.76 ~ 9.85
SGDJPY58.56 ~ 59.36
EURUSD1.3446 ~ 1.3612

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル/円が本邦実需企業のドル売りに押され76.80円近辺から76.47円、ユーロ/円が104.20円近辺から103.66円まで連れ安となり、ユーロ/ドルも1.3590ドル近辺から1.3541ドル近辺へと下落しました。ロンドン時間に入るとEU/IMF/ECBのトロイカが29日にアテネ(ギリシャ)を訪問して査定再開するとの報道や懸念されていたフィンランド議会でのEFSFの採決が賛成103、反対66で可決されたことなどが好感され、欧州の株価が上昇したことで、ユーロ/ドルは1.3690ドル、ユーロ/円は104.50円まで上昇、ドル/円はドル売りから76.34円まで下落しました。NY時間では米耐久財受注が市場予想より良かったことなどからドル/円が76円台ミドルまで回復する場面が見られましたが、NYダウが下げ幅を拡大すると76.37円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはNYダウの下落からリスク回避のドル買いとなったことで1.3533ドル、ユーロ/円は103.50円まで下落しました。クローズにかけては、ドルが対円で買われて76.60円近辺まで戻し、ユーロは安値圏での取引となりました。
クローズはドル/円が76.58円、ユーロ/ドルが1.3538ドル、ユーロ/円は103.71円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8615.65 5.70
FTSE100(英) 5217.63 -76.42
DAX(独) 5578.42 -50.02
NYダウ(米) 11010.90 -179.79
S&P500(米) 1151.06 -24.32
NASDAQ(米) 2491.58 -55.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.01
日本10年債 1.004 0.001
英10年債 2.55 0.02
独10年債 2.01 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1618.10 -34.40
NY原油(期近) 81.21 -3.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/29(木)
・ 08:50 日本 8月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 南ア 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 15:50 英国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 16:00 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 16:30 日本 白川方明日銀総裁講演
16:55 ドイツ 9月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 9月 失業率
・ 17:15 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 17:30 英国 8月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 8月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 21:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
23:00 米国 8月 住宅販売保留指数 前月比
・ 02:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2011年9月28日 (水)

9/28 本日の戦略-フィンランドの投票次第か-

おはようございます。ノーベル平和賞受賞で日本の"MOTTAINAI(もったいない)"を世界に広めたワンガリ・マータイさんが25日に亡くなられたようです。ご冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場がリスク志向となったときの典型的なパターンであるドル安と円安となりました。一方、ユーロやクロス円等は上昇しました。

リスク志向となった主な要因は
・イタリア国債の入札(合計110億ユーロ)が無難に終わったこと
・ギリシャ議会で固定資産税法案が可決に必要な表を確保
・ECBのマクチ氏(スロバキア中銀総裁)が必要ならばECBは域内銀行向けに1年物の融資を「当然」再開すると発言
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャは支援受け取りに必要な目標を達成する」と発言
・メルケル独首相「29日(木)の「29日のEFSF拡充巡る議会採決、連立与党が過半数票を獲得と確信」と発言

などです。本日はフィンランド議会によるEFSF拡充の採決(時間未定)や昨日に続きイタリア国債の入札が予定されています。これらが順調にこなされれば、ここ2日間のリスク志向の流れが継続すると思われますが、特にフィンランドはギリシャの第2次支援で担保を要求しているため懸念が残ります。また、米国では耐久財受注の発表が21時30分に予定されています。前月比でもマイナスが予想されていることから、更に悪化した場合には、米国の株価の下落からのドル高の可能性があり、また、バーナンキ米FRB議長の講演も予定されていることから、内容で金融緩和に触れていた場合には、ドルが売られやすくなるものと見ています。

豪ドルはロシア中銀が試験的に豪ドル買いを行っているというニュースが流れたことも、豪ドルを押し上げる要因となりましたが、対ドルでは依然としてパリティ(1豪ドル=1米ドル)を割れたままとなっています。継続して購入する可能性もありますので、リスク回避での巻き戻しがなければ底堅く推移するのではないかと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は76円台前半をボトムとして底堅く推移していることから、本年8月中旬と同じようにソーサーボトム(=鍋底)を形成しているようにも見えます。このため、抵抗とみられる一目均衡表(日足)の基準線を上抜けてきた場合には、9/9の高値の77.85円近辺か雲の上限となる78.50円近辺まで上昇する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.12
EURJPY 103.41 ~ 104.84
GBPJPY 119.28 ~ 120.65
AUDJPY 75.27 ~ 76.60
NZDJPY 59.87 ~ 60.96
CADJPY 74.68 ~ 75.69
ZARJPY 9.57 ~ 9.83
NOKJPY 13.14 ~ 13.40
MXNJPY 5.65 ~ 5.77
HKDJPY 9.78 ~ 9.87
SGDJPY 59.31 ~ 60.10
EURUSD 1.3466 ~ 1.3648

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価の上昇などからドル/円が76.47円まで上昇したものの、本邦輸出企業の売りなどに押され76.26円まで下落、ユーロ/ドルは朝方に1.3479ドル、ユーロ/円は102.86円まで下落したものの、株価の上昇などを背景に1.3568ドル、103.58円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ユーロ/ドルは1.3482、ユーロ/円は102.04円まで下落していましたが、イタリア国債の入札が無難にこなされた(利回りは前回2.14%に対し3.071%と上昇)ことなどから、欧州の金融株が大幅に上昇、ユーロ/ドルは1.3504ドル、ユーロ/円は103.96円まで上昇、ドル/円も76.50円までじりじりと上昇しました。NY時間には米S&P/ケースシラー住宅価格が市場予想より良かったものの、影響は限定的となりました。一方、欧州ではギリシャで固定資産税に関する法案が可決に必要な賛成票を獲得したとのニュースやメルケル独首相が「ドイツは強いギリシャを望む、そのために必要なことを全て行う」と発言、更に「29日(木)のEFSF拡充を巡る議会採決、連立与党が過半数票獲得と確信」との発言もリスク志向を高める動きとなり、ユーロ/ドルは1.3669ドル、ユーロ/円は104.96円、ドル/円も76.94円まで上昇しました。その後、英FTの「いくつかのユーロ圏の国がギリシャ債の評価損を民間債権者が引き受けるように要求している」との記事でユーロが弱含みのとなり、ユーロ/ドルは1.3578ドル、ユーロ/円は104.27円、ドル/円は76.66円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.3577ドル、ユーロ/円は104.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8609.95 235.82
FTSE100(英) 5294.05 204.68
DAX(独) 5628.44 282.88
NYダウ(米) 11190.69 146.83
S&P500(米) 1175.38 12.43
NASDAQ(米) 2546.83 30.14

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.07
日本10年債 1.003 0.022
英10年債 2.54 0.11
独10年債 1.96 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.50 57.70
NY原油(期近) 84.45 4.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/28(水)
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前年同月比
・ 15:40 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 未定 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
21:30 米国 8月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
06:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月27日 (火)

9/27 本日の戦略-ECBへの期待はいつまで続くか-

おはようございます。先日、光速より早いニュートリノが見つかったとの新聞記事を読みました。確かに、相対性理論から考えれば拘束に近付くほど質量は重くなるはずですので、光速は超えられないのですが。観測値が正しいとすると新たな分野が開けそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ポンド>豪ドル>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の欧州株価の反発は、ECBによる緩和政策期待とみることができそうです。ギリシャ支援に対する80億ユーロの次回支払いが10月3,4日のEU財務相会合では決定されない見込みである(査定のためのEU、ECB、IMFの代表団がアテネにもどっていない)ことから、懸念が高まったものの、次回10月6日のECB理事会で①カバード・ボンドの購入、②1年物資金供給オペ、③政策金利の引き下げ、④そのほかの追加緩和措置が協議されるとみられます。また、10月1日にメルケル独首相とサルコジ仏大統領がパリで会談する可能性があるとルモンド紙(仏)が報じているようです。ただ、ドイツはEFSFの4400億ユーロを上回る規模に拡大するつもりはないとし、ビニスマギECB理事のEFSFレバレッジの活用に対しては否定的な発言を行っています。このため、昨日はECBに期待感が出ましたが、これが長続きする可能性は低そうです。このため、ユーロの戻りは売られやすい状況が継続すると思います。

本日は米国で、22:00にS&P/ケースシラー住宅価格、23:00にCB消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、2:00に米2年債の入札の予定があります。ただ、現在は市場が欧州に注目していることもあり、余程内容にインパクトがない限り、為替への影響は限定的と思われます。ただ、足許での米景気も悪化していることから、リッチモンド連銀指数などが悪ければ、米株価の下落からドルの底堅い動きが予想されます。

クロス円については、チャート上でみると底堅めをしているようにも見えますが、安値を更新した通貨もまだ見られますので、下向きの都連が継続しているとみられます。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨日0.7636の安値をつけたことで、8/31の高値の0.8569ドルから0.0923ドルの下落となり、8/1の高値の0.8841ドルから8/9の安値の0.7964まで下落した幅の0.0877ドルとほぼ同じ値幅の下落となりました。一目均衡表(日足)では、三役逆転となっていて下落トレンドが継続していますが、ストキャスティックス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから戻りにつながる可能性があります。戻りは前出8/9の安値の0.7964ドル近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.05 ~ 76.64
EURJPY 102.41 ~ 103.79
GBPJPY 118.01 ~ 119.35
AUDJPY 74.22 ~ 75.48
NZDJPY 58.89 ~ 59.91
CADJPY 73.77 ~ 74.76
ZARJPY 9.30 ~ 9.54
NOKJPY 13.08 ~ 13.34
MXNJPY 5.54 ~ 5.66
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 58.49 ~ 59.24
EURUSD 1.3412 ~ 1.3599

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ギリシャ支援の次回支払いが10月3,4日のEU財務相会合で決定される公算は少ないとの発言などから、ユーロへの懸念でアジアの株式が下落、全般的にリスク回避の動きが強まったことで、ドル/円は76.76円から76.22円、ユーロ/ドルは1.3540ドル近辺から1.3360ドル、ユーロ/円は103.70円近辺から10年ぶりとなる101.98円まで下落しました。ロンドン時間に入ると独IFO景気動向指数が市場予想より少し良かったことやECB関係筋が「カバード・ボンドの購入再開を検討」、ECBのメルシュ氏が「利下げの可能性完全に排除しない」と発言したことからリスク回避の巻き戻しとなり、ドル/円は76.52円、ユーロ/ドルは1.3543ドル、ユーロ/円は103.27円までそれぞれ上昇しました。NY時間には米国の株価が一時上げ幅を縮小したことで、ドル/円が76.35円、ユーロ/ドルが1.3415ドル、ユーロ/円は102.43円まで下落したものの、ビニスマギECB理事が「欧州金融当局者、EFSFのレバレッジ活用を検討」の発言を受け、米国の株価が上げ幅を買う題したことから、ドル/円は76.50円、ユーロ/ドルは1.3534ドル、ユーロ/円は103.38円まで上昇して高値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が76.35円、ユーロ/ドルが1.3529ドル、ユーロ/円は103.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8374.13 -186.13
FTSE100(英) 5089.37 22.56
DAX(独) 5345.56 149.00
NYダウ(米) 11043.86 272.38
S&P500(米) 1162.95 26.52
NASDAQ(米) 2516.69 33.46

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 0.07
日本10年債 0.981 -0.006
英10年債 2.43 0.07
独10年債 1.83 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1594.80 -45.00
NY原油(期近) 80.24 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/27(火)
・ 08:50 日本 8月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
23:00 米国 9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 米国 9月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月26日 (月)

9/26 本日の戦略-リスク回避継続、ドル円は介入に警戒継続-

おはようございます。いよいよ9月月末最終週となりましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
いよいよ本邦中間期末の最終週となりました。週末にリスク回避からドルが買われた影響でドル/円は76.89円まで一時上昇したこともあり、このレベルでは本邦政府・日銀による介入の可能性は低いと思われます。ただ、リスク回避が高まり、8/19につけた円の史上最高値を更新するような事態となれば、介入の可能性が高まり、2~3円程度ドルが押し上げられると思われます。

市場では引き続きユーロ圏の債務問題に対しては懸念が残っており、こうした中で本日は17:00に独IFO景気動向指数の発表が予定されていることから、中心国となるドイツの景況感が悪化した場合には、DAX株価指数の下落などからユーロ売りとドル買いの動きが継続すると思います。また、22:30にビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演、1:00にバイトマン独連銀総裁講演が予定されていることから、これらの要人発言には注意が必要となり、市場が安心できる内容となった場合には、目先はユーロが反発する可能性があります。

一方、米国では新築住宅販売件数の発表が予定されているものの、住宅関連指標でも新築住宅は低迷を続けていることから、市場予想より多少よかったくらいでは反応は限定的となると思います。先週のリスク回避の動きはユーロ圏に端を発しているものの、米FOMCに対する市場の失望という側面が、この動きを加速させたことも否めないことから、本日講演が予定されているブラード米セントルイス連銀総裁、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁の発言内容には注目となりそうです。

■NZDPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値68.86円と9/1の高値の65.75円を結んだトレンドラインと7/13の安値の64.12円と8/9の安値の61.39円を結んだトレンドラインの間で下落トレンドを形成しています。一目均衡表(日足)でも三役逆転となっていることから強い下落トレンドの中にあるといえそうです。ただ、ストキャスティックス(スロー)では20以下で売られ過ぎの状態となっていることから、足許での反発の可能性はありますが、戻りが鈍い場合には、56円近辺までのNZドル安の可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:30→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.41 ~ 77.02
EURJPY102.68 ~ 104.03
GBPJPY117.96 ~ 119.28
AUDJPY74.21 ~ 75.42
NZDJPY58.86 ~ 59.87
CADJPY73.79 ~ 74.77
ZARJPY9.28 ~ 9.51
NOKJPY12.94 ~ 13.19
MXNJPY5.31 ~ 5.43
HKDJPY9.77 ~ 9.86
SGDJPY58.57 ~ 59.31
EURUSD1.3398 ~ 1.3572

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、本邦が秋分の日で休場だったものの、本邦政府・日銀に対する介入警戒が強くドル/円は76.20円~76.36円の間での小動きとなりましたが、ユーロはG20財務相・中央銀行総裁会合で急遽「われわれは、成長を支え、信頼に足る財政健全化計画を実施し、強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保することにコミットしている」「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」との声明を出したことなどから、ユーロ/ドルが1.3567ドルと100ポイント近く上昇、ユーロ/円が103.45円と80ポイント近く上昇しました。しかし、ロンドン時間には格付け機関ムーディーズがギリシャの銀行8行の格付けを2段階引き下げたことやドイツ財務相報道官がユーロ共同債に改めて反対の方針を示したことから、ユーロ/ドルは1.3419ドル、ユーロ/円は102.25円まで下落、ドル/円は76.15円へと下落しました。NY時間には、ECBのノボトニー氏が「必要に応じ1年物融資の再導入も」などと発言したことからユーロ/ドルが1.35ドル、ユーロ/円が103円を回復しました。クローズにかけてはドル買いの中でドル/円がストップロスをつけて76.89円まで買われたことで、ユーロ/円も103.74円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3458まで下落後、1.3523ドルまで一時上昇しました。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.3501ドル、ユーロ/円は103.53円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.26 -180.90
FTSE100(英) 5066.81 25.20
DAX(独) 5196.56 32.35
NYダウ(米) 10771.48 37.65
S&P500(米) 1136.43 6.87
NASDAQ(米) 2483.23 27.56

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.83 0.12
日本10年債 0.987 -
英10年債 2.36 0.05
独10年債 1.74 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.80 -101.90
NY原油(期近) 79.85 -0.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/26(月)
・ 07:45 NZ 8月 貿易収支
17:00 ドイツ 9月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 22:15 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 前月比
01:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 04:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

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2011年9月25日 (日)

9/26の週の見通し -本邦政府・日銀による介入あるか-

こんにちは。先週は3連休、3日出勤、3連休と恵まれた環境でしたが、特になにすることなく無為に過ごしてしまったようです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はユーロ圏非公式財務相会合でユーロ圏の債務問題に対して有効な手段を打ち出せなかったことなどからユーロが先行、1.36ドル後半でオープンしたユーロ/ドルが1.3587ドル、105円台ミドル近辺でオープンしたユーロ/円が103.98円まで下落しました。また、20日には格付け会社S&Pがイタリアの長期債務信用格付けを1段階引き下げ「A」としたことから、ユーロの弱含みが継続しましたが、米FOMCを前にユーロの下値が1.35ドル台は堅く推移しました。FOMCでは「オペレーション・ツイスト」の実施が決定されたものの、準備預金に対する付利の利下げなどは実施されず、市場に失望が広がったことから、世界的な株価の下落の連鎖となり、22日にはユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。しかし、G20財務相・中央銀行総裁会議では「われわれは、成長を支え、信頼に足る財政健全化計画を実施し、強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保することにコミットしている」「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」と急きょ声明を発表したほか、10月の理事会でECBが1.00%の利下げを行う可能性を示したことなどで、ユーロ/ドルは1.35ドル近辺、ユーロ/円は103.70円近辺まで戻しました。

ドル/円は本邦政府・日銀による介入警戒が強い中で、ユーロ圏の債務問題などから世界的な株価の下落が継続すると、21日には一時76.11円まで下落しましたが、日銀のレートチェックの噂から76.66円まで反発、22日には介入期待の高まりで76.97円まで上昇しました。しかし、本邦輸出企業のドル売りが77円台で暑いこともあり、22日には再び76.11円まで下落、FOMCの結果を受けて失望からのドル買いで76円台後半まで戻し、週末は本邦の中間期末を前にした本邦政府・日銀の介入警戒などから円が売られ76.85円まで戻し、76円台後半でクローズしました。

通貨でみると、円とドルが主要通貨に対して1%以上上昇しています。一方、資源国通貨や新興国通貨が大きく売られました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週最大の焦点は、本邦政府・日銀による円売りの介入があるかどうかと思われます。ドル/円は史上最高値の75.95円を更新するには至っていませんが、歴史的に見ても円高水準が続いていることに加え、ユーロ/円が10年ぶりの円高水準になっていることで、9月の本邦企業の中間決算を前に円売り(ドル買い)介入に対する期待が高まっていることで、月末最終週となる26日の週はこれまで円買い(ドル売り)を控えていたこれらの企業がドル売りを行ってくる可能性があります。このため、事前に水準を引き上げておかないと円の史上最高値の75.95円を実需面から更新するのではないかとの警戒感があります。

こうした中で、実質上の月末となる28日(スポット取引は2営業日後が受け渡しとなるため、この日の取引は30日の受け渡しとなる)までに行ってくるとの見方と、この日がすぎて円高が進むようであれば、月末までに行ってくるとの見方もあります。いずれにしても今週に円売り介入がなければ10月からは円高が一段と進む可能性もあるのではないかと思います。ただ、浅川雅嗣副財務官は「円相場の適正水準についてはコメントしない」「デフレが続く限り、円に対する上昇圧力も継続する」との考えを示していて、継続的な円売り介入の可能性が低いことを示唆していると思われます。

G20財務相・中央銀行総裁会合では、「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」としていますが、踏み込んだ具体的な内容は示されていず、ドイツは「欧州共同債」の発行に反対を改めて示しました。ドイツ銀行はギリシャ国債のヘアカット率(債務元本の削減)が25%以上に達する可能性を指摘しており、ギリシャにエクスポージャーを抱える金融機関に対する懸念が継続することが予想されます。また、ギリシャでは政府が新たに決定した緊縮財政政策に対する不満が高まっており、10月5日と19日に大規模なストを計画しており、ギリシャの政情不安も懸念要因となります。一方、安住財務相は「次回G20財務相・中央銀行総裁会合が行われる10月中旬までにギリシャ問題に一定の進展がみられないと世界経済の失速感は免れない」と発言しています。このため、ECBによる政策金利の引き下げも含めて10月初旬から中旬にかけてが一つの山場になると思われ、対応が市場の不信を招くと資源国通貨や新興国通貨などが下落、ドル買いと円買いが継続することになり、クロス円の下落幅が大きくなると思います。

この他ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金の証拠金を21.4%、銀の証拠金を15.6%、同の証拠金を17.6%引き上げ、26日から適応するとしています。このため、これらの商品はポジションの調整が進むことも考えられ、これが株価の下落、ドルの上昇につながる可能性も否定できません。経済指標では26日の独IFO景気動向指数、27日米CB消費者信頼感指数、28日米耐久財受注、29日米4-6月期GDP確定値、30日独小売売上高が注目され、これらが悪化し、株価が下落するとクロス円の下落につながりそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.00 78.50
ユーロ/ドル 1.3300 1.3660
ユーロ/円 102.20 107.60
ポンド/円 116.00 120.60
豪ドル/円 73.50 76.50
NZドル/円 58.80 64.70
南アランド/円 9.00 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/26(月)
・ 07:45 NZ 8月 貿易収支
17:00 ドイツ 9月 IFO企業景況感指数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 前月比
9/27(火)
・ 08:50 日本 8月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:00 ユーロ圏 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 9月 リッチモンド連銀製造業指数
9/28(水)
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前年同月比
・ 未定 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 8月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
9/29(木)
・ 08:50 日本 8月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 南ア 8月 マネーサプライM3 前年同月比
16:55 ドイツ 9月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 9月 失業率
・ 17:30 英国 8月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 8月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 23:00 米国 8月 住宅販売保留指数 前月比
9/30(金)
・ 06:45 NZ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:01 英国 9月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 8月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 8月 失業率
・ 08:30 日本 8月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 9月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 9月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 8月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 失業率
・ 18:30 スイス 9月 KOF景気先行指数
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:45 米国 9月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月24日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/20現在)

こんにちは。防災グッズではないのですがソーラー発電+蓄電+ラジオを探していたところ、USBでも充電できるという優れモノがありました。

23日に発表された20日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションがはロングに転換、円のネットポジションでのロングが増加、ユーロのネットポジションはショートが更に大幅増加しました。カナダドルはショートが小幅減少、豪ドルとNZドルはロングが大幅減少となりました。

欧州周辺国の債務危機から欧州の金融機関へ懸念が出たことで、リスク回避からのドル買いとなっています。ポジションからはドルが2010年7月6日以来のロングとなり、ユーロが2010年6月29日以来の7万コントラクト(1コントラクト=125,000ユーロ)を超えるネットのショートポジションとなっています。ユーロは2010年5月11日に113,890コントラクトのショートまで増加しています。円については2週連続でロングが増加したものの、本邦政府・日銀の介入の前の水準である58,833コントラクト(1コントラクト=12,500,000円)まではまだ開きがあります。このため、リスク回避の傾向が続くのであれば、ポジション的にも円のロング、ユーロのショートともに過去の水準からみて増加余地があるため、円とドル以外の通貨ではその通貨安が続く可能性が高そうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 45,617 10,662 63,888 18,271 82,159
EUR -79,460 -25,001 19,920 99,380 119,300
GBP -59,755 -33,562 14,106 73,861 87,967
CHF 4,221 -1,272 7,258 3,037 10,295
CAD -5,458 845 20,422 25,880 46,302
AUD 23,095 -13,839 39,049 15,954 55,003
NZD 13,565 -4,099 16,511 2,946 19,457
MXN 45,617 10,662 63,888 18,271 82,159
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは64,829コントラクトのロング増加の75,065コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は10,662コントラクトのロング増加の45,617コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは25,001コントラクトのショート増加の79,460コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは845コントラクトのショート減少の5,458コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,099コントラクトのロング減少の13,565コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(26日更新)

2011年9月23日 (金)

9/23 本日の戦略-G20への期待が下支えとなるか-

おはようございます。本日は秋分の日で昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですね。季節を先取りしたようで10月下旬の気温のようですので肌寒さを感じます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は期待されていた米FOMCに対する失望から、アジアの株価が下落したことに加え、欧州の金融機関などへの不安が広がったことで、リスク回避の動きが加速したようです。原油価格なども大幅な下落や中国の成長に対する懸念も出て、豪ドル、NZドルなどが主要通貨に対して大きく売られました。ユーロもECBによるスペイン、イタリア国債の購入などによりかろうじて大幅な下落は避けられていますが、ギリシャのデフォルト懸念がくすぶり続ける中で、エクスポージャーを抱える欧州(とくにフランス)の金融機関に対する不安が継続しています。こうした中で本日から、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催されます。市場はG20で何らかの合意がみられるのではないかとの期待が持たれています。何らかの合意がないようであれば、株価ガの下落が継続することとなり、リスク回避からの「ドル買い」と「円買い」の流れが継続することになりそうです。

昨日、21日移動平均線からの乖離率から見ると「売られすぎの状態となっている通貨ペアが多数」と書きましたが、更に21日移動平均線から乖離しています。本年7-8月の高値の昨日の安値、昨日の21日移動平均線からの乖離率を表にしてみました。 Ratio 2007年のBNPパリバ傘下のファンドが凍結されたときや2008年のリーマンショックに比べると、まだ下落余地があるように見えますが、そこまで行くのかはG20での協調行動がとれるかどうかにかかってきます。

先進国と新興国経済は景気悪化時にはデカップリングではなく、新興国の経済も先進国の減速による影響を受けることが確実で(2008年のリーマンショック時も同じ)、今回もその懸念が高まっています。このため、G20でこの認識が共有でき、ブラジルからの支援提案などの協調行動が見られることを市場は期待していると思います。ただ、市場は疑心暗鬼になっているため、手元資金を確保する方向に歯しやすいのではないでしょうか。

また、本邦政府・日銀による介入に対する期待ですが、ドル/円は歴史的な円高水準にあるのに加え、クロス円でも円高が進んでいて、ユーロ/円でも10年ぶりの高値水準との報道がよくなされています。本邦9月の中間期末に向け本邦輸出企業の円転(円買い)需要が多いとの噂もあり、本日は休日のため、週明け26日からスポットの月末となる28日(資金の受け渡しが30日)の間に実施するのではないかとの見方が市場では多くなっているため、本日は円の高値(ドルの安値)は限定的となると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACD) 豪ドル/円は8/9につけた安値の76.58円を下抜け下げが加速し73.87円まで下落しました。ボリンジャーバンドの-2σ(標準偏差2倍)も大きく下抜けています。バンド幅が拡大していることから、まだ下落余地があると思われ、チャートからは-2σの中に戻った時がエントリーポイントと見られます。ただ、前出安値の76.58円が戻りの目処と見られます。 AUDJPY source: uedaharlowfx

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 年初来安値更新
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
南アランド/円 年初来安値更新
カナダドル/円 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.92 ~ 76.51
EURJPY 101.73 ~ 103.04
GBPJPY 116.13 ~ 117.39
AUDJPY 73.48 ~ 74.64
NZDJPY 58.87 ~ 59.85
CADJPY 73.46 ~ 74.43
ZARJPY 8.85 ~ 9.04
NOKJPY 12.85 ~ 13.09
MXNJPY 5.31 ~ 5.41
HKDJPY 9.70 ~ 9.79
SGDJPY 57.87 ~ 58.58
EURUSD 1.3340 ~ 1.3526

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀への介入期待などで10時過ぎにドル/円が76.97円、ユーロ/円は104.36円まで上昇しましたが、アジアの株価が下落したことでリスク回避の動きとなり、ドル/円は76.20円、ユーロ/円は103.14円まで下落、ユーロ/ドルも1.3600ドルから1.3520ドルまで下落しました。ロンドン時間帯では、欧州の株価が大幅に下落(4%以上)したため、リスク回避が継続し、ドル/円は76.53円から76.15円、ユーロ/円は103.20円近辺から102.22円、ユーロ/ドルが1.3520ドル近辺から1.3420ドル近辺まで下落しました。NY時間帯は発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より良かったものの、ガイトナー米財務長官が「広範な金融支援なしには、ユーロ圏のフレームワークは失敗する」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。米株式市場がオープンし、NYダウが大幅下落となるとドル/円も76.11円まで下落、ECBによる政策金利の引き下げの噂やFRBがドルの借入金金利を1%引き下げるとの噂、安住財務相が「日本はギリシャ救済のためにEFSF債の購入が可能」などと発言したことなどから、ドル/円が76.57円、ユーロ/円は103.29円、ユーロ/ドルは1.3528ドルまで上昇しましたが、クローズにかけては、ドル/円は76.20円近辺、ユーロ/円は102.60円近辺、ユーロ/ドルは1.3450ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.21円、ユーロ/ドルが1.3459ドル、ユーロ/円は102.58円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.26 -180.90
FTSE100(英) 5041.61 -246.80
DAX(独) 5164.21 -269.59
NYダウ(米) 10733.83 -391.01
S&P500(米) 1129.56 -37.20
NASDAQ(米) 2455.67 -82.52

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.72 -0.14
日本10年債 0.987 -0.005
英10年債 2.31 -0.10
独10年債 1.67 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1741.70 -66.40
NY原油(期近) 80.51 -5.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/23(金)
・ 21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 05:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月22日 (木)

9/22 本日の戦略-市場の注目は再び欧州に戻るとみられる-

おはようございます。昨日は台風15号の影響で帰宅に通常より多くの時間を費やしてしまいましたが、交通機関が完全に止まったところに比べれば「まし」な方でした。皆様はこの台風大丈夫だったでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、大方の市場の予想通り「オペレーション・ツイスト」が決定されました。内容は2012年6月までに4000億ドルの期間3年以内の国債を売却し、残存期間6~30年の国債を購入するというものです。これはより長い金利を押し下げるという効果がありますが、足許では短期金利が上昇しています。為替への影響としては、足許では短期金利差の拡大からのドル買いとなりますが、この金利差によるドル買いの効果は限定的と思われます。

さて、昨日は米FOMCの結果に失望したためか、NYダウが大幅な下落となり、リスク回避の典型的なパターンである「ドル買い」と「円買い」につながりました。このため、クロス円が大きく下落、また、資源国通貨も大幅な下落となりました。これらは、欧州の債務危機問題からの一連の下落により、チャート上の21日移動平均線乖離率から見ると、売られ過ぎの状態となっている通貨ペアが数多くあります。21日移動平均線からの乖離率は山内俊哉のココに注目!を参照してください。特に南アランド/円は-12%強とかなり行き過ぎた状態のように思いますので戻りが期待されます。本日、南ア準備銀行(中銀)による金融政策の発表が予定されていて、政策金利は据え置きが予想されています。

また、本日はユーロ圏でPMIの速報値、米では新規失業申請件数やガイトナー米財務長官の講演が予定されていることから、株価の上昇につながる内容となった場合にはクロス円の上昇につながると思います。一方、ドル/円につては9月期末前での介入期待が根強くあることから、いつ介入をしてもおかしくないとは思いますが、現在のレベルで留まっている打と、なかなか介入に踏み切る決断にはいかないのではないでしょうか。週末のG20後のドル/円のレベルによっては介入が実施される可能性もありと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル)EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円と8/4の高値の114.14円を結んだトレンドチャネルの中で(ダウントレンド)動いているようです。9/12につけた年初来安値も下に抜けたことから、下落が継続しているとみられ、トレンドチャネルの下限の102円近辺まで下落する可能性が高いとみられます。ただ、21日移動平均線からの乖離が-3.8%に達していることやストキャスティックス(スロー)でもゴールデンクロスしていないものの、%Kスロー、%Dスローがともに20以下で推移していることから、ゴールデンクロスをすると反転上昇につながるものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
NZドル/円 年初来安値更新
南アランド/円 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.14 ~ 76.72
EURJPY 102.95 ~ 104.22
GBPJPY 117.74 ~ 118.94
AUDJPY 76.07 ~ 77.15
NZDJPY 60.71 ~ 61.64
CADJPY 75.27 ~ 76.16
ZARJPY 9.13 ~ 9.32
NOKJPY 13.16 ~ 13.39
MXNJPY 5.49 ~ 5.59
HKDJPY 9.74 ~ 9.82
SGDJPY 58.60 ~ 59.25
EURUSD 1.3476 ~ 1.3642

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、小動きの中、ドル/円が一時76.12円まで下落、日銀によるレートチェックとの噂に76.86円まで上昇しましたが続かず、76円台前半でのもみ合いとなりました。ユーロ/円もレートチェックの噂に一時105.21円まで上昇したものの、104円台後半での動きとなりました。ユーロ/ドルは1.37ドルを挟んでの高時となりました。ロンドン時間は手掛かりに乏しく方向感がない中で各通貨とも小動きとなりましたが、ユーロ/ドルが1.3637ドル、ユーロ/円が104.10円近辺まで下落する場面が見られました。NY時間では発表された米中古住宅販売が市場予想を上回ったことからドル/円が76.48円まで上昇したものの、ギリシャ政府報道官が「ギリシャはユーロ圏に留まる」「今回の措置、2014年までのEU・IMF支援計画の条件順守可能」と発言したことから、ドル/円は76.28円へ下落、ユーロ/ドルは1.3799ドル、ユーロ/円は105.40円まで上昇しました。注目されていた米FOMCでは、「長期国債を4000億ドル購入、短期国債を4000億ドル売却」「保有国債の平均償還期間を長期化へ」予想通りだったため市場に失望が出て、更に景気見通しで「著しい下向きリスク」との声明などがリスク回避の動きにつながり、ユーロ/ドルが1.3564ドル、ユーロ/円が103.70円まで下落、ドル/円は76.74円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.43円、ユーロ/ドルが1.3569ドル、ユーロ/円は103.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8741.16 19.92
FTSE100(英) 5288.41 -75.30
DAX(独) 5433.80 -137.88
NYダウ(米) 11124.84 -283.82
S&P500(米) 1166.76 -35.33
NASDAQ(米) 2538.19 -52.05

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.08
日本10年債 0.992 -0.004
英10年債 2.41 0.03
独10年債 1.77 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1808.10 -1.00
NY原油(期近) 85.92 -1.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/22(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 未定 南ア 9月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 23:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 7月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 8月 景気先行指標総合指数 前月比

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2011年9月21日 (水)

9/21 本日の戦略-FOMCの内容に注目-

おはようございます。いよいよ大型台風15号が関東地方に接近してくるようです。気をつけましょう。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>円>ユーロ>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け会社フィッチがドイツの格付けの「AAA」を確認、見通しも「安定的」としました。また、ギリシャ財務省はトロイカ(EU・IMF・ECB)との電話会合について「談話協議、満足のいく進展あった」「EU、ECB、IMFの3機関との間で支援継続について合意が近い」との発表にユーロが買い戻された形となりました。ただ、合意に至ったわけではなく、週末のワシントンでのIMF会合時に合同調査団と引き続き協議すると述べいていることから、まだ予断は許せない状況と思います。こうした中で、IMFはソブリン債務危機がユーロ圏成長の重しとなり続けるならば、ECBは政策金利を引き下げるべきだとの見解を示しました。ギリシャ債務問題への懸念とECBの利下げ観測から、ユーロの戻りは鈍いと思われますが、本日2日目を迎える米FOMCでの金融緩和の政策次第によってはドル安になる可能性があるため、ユーロが底堅く推移するのではないかと思います。

本日は米FOMC以外での重要な経済指標の発表は予定されていません。FOMCでは何度か書いています通り、ツイストオペレーション(期間の短い債券から長い債券への乗り換え)が実施されるとみられています。また、準備預金の利率引き下げの可能性もあり、これらで資金の供給を増やす(前者の政策はあまり量的緩和には寄与しないと思いますが)とみられます。市場へのインパクトとしては、予想されていた通りのないようであれば、中長期的なドル安要因とはなると思いますが、短期的には動きづらいと思います。

一方、引き続き心配なのは、ユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円になります。リスク回避が続けば「ドル」と「円」が強含みとなる可能性が高く、クロス円には下落圧力が継続することになりそうです。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは9/12の安値の1.3500ドルと9/19の安値の1.3587ドルでダブル(W)底を形成する可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなって下落していることから、転換線を上に抜けることができれば、8/29日の高値の1.4548ドルと前出安値の1.3500ドルを100%としたフィボナッチの38.2%の1.3900ドル近辺までは戻る可能性がありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特にありません

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.15 ~ 76.72
EURJPY 103.94 ~ 105.20
GBPJPY 119.58 ~ 120.75
AUDJPY 77.91 ~ 78.98
NZDJPY 62.46 ~ 63.39
CADJPY 76.46 ~ 77.34
ZARJPY 9.76 ~ 9.94
NOKJPY 13.42 ~ 13.66
MXNJPY 5.69 ~ 5.79
HKDJPY 9.74 ~ 9.82
SGDJPY 60.25 ~ 60.87
EURUSD 1.3617 ~ 1.3772

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、朝方に格付け会社S&Pがイタリアの格付けを「A」に引き下げたことからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3680ドル近辺から1.36ドル台前半、ユーロ/円は104.80円近辺から104円台前半へと下落、リスク回避の動きからドル/円は76.76円まで上昇しました。その後は、アジアの株価の軟調推移からドル/円は76.46円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3648ドル、ユーロ/円は104.59円まで戻していましたが、株価の下落を受けそれぞれ1.3593ドル、104.00円まで下落しました。ロンドン時間に入ると発表された独ZEW景況感調査が市場予想よりは悪くなかったことや、ギリシャがユーロ離脱の国民投票を行うとの報道が否定されたこと等を背景にユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3719ドル、ユーロ/円は104.90円まで上昇、ドル/円は一時76.41円まで下落しました。NY時間帯には発表された米住宅着工件数が市場予想を下回ったものの、許可件数が予想を上回り、影響は限定的となりました。その後、スイス国立銀行(SNB)がスイスフランの上限を引き下げるとの思惑からユーロ/ドルが1.3745ドル、ユーロ/円は105.18円まで上昇、ドル/円も76.71円まで連れ高となりました。しかし、IMFが世界経済見通しを下方修正したことなどでユーロ/ドルが1.3644ドル、ユーロ/円が104.53円、ドル/円が76.44円まで下落しました。クローズにかけてはスペインの上院がEFSF拡充に対して承認したことからドルが売られ、ドル/円は76.36円、ユーロ/円が104.35円まで一時下落しましたが、やや戻してクローズしています。
クローズはドル/円が76.56円、ユーロ/ドルが1.3683ドル、ユーロ/円は104.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8721.24 -142.92
FTSE100(英) 5363.71 104.15
DAX(独) 5571.68 155.77
NYダウ(米) 11408.66 7.65
S&P500(米) 1202.09 -2.00
NASDAQ(米) 2590.24 -22.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.01
日本10年債 0.996 -0.017
英10年債 2.39 -0.01
独10年債 1.79 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1809.10 30.20
NY原油(期近) 86.89 1.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/21(水)
・ 13:30 日本 7月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:35 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 前月比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

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2011年9月20日 (火)

9/20 本日の戦略-ユーロ反転の兆しは見えず-

おはようございます。台風15号が接近してきていて、進路予想を見ますと、和歌山に上陸する可能性が出ています。新たな被害が出ずに通過してくれることを祈るのみです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は先週末のEU財務相非公式会合でギリシャやユーロ周辺国の債務問題で進展が見られなかったことに失望して、アジアの株価が下落、ユーロが主要な通貨に対して売られました。その中で、ドル/円は本邦政府・日銀による介入への警戒や本日(20日)に発表されるとみられる円高対策などもあり底堅く推移したことで、クロス円が大きく下落しました。特に世界的に景気の先行きが不透明となっていることから、資源国通貨などが売られ、豪ドルやNZドル、カナダドルなどが大きく下落、南アランドも10円を割り込む水準まで下落しています。本日も朝方に格付け機関S&Pがイタリアの長期債務信用格付けを「A」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロとクロス円が下落しました。

ユーロ圏の周辺国債務問題が欧州の金融機関の信用問題に飛び火しており、ユーロ圏が有効な手段を打ち出せていないことから、市場が疑心暗鬼となっていて、リスク回避の動きが出やすくなっています。こうした中で、ブラジルが22日のBRICs諸国に対して、「ユーロを救済するための手段としてさらなる資金を拠出することを提案する」と当局筋との話として伝わってきています。いまのところ、これに賛同を表明しているBRICsの国はありませんが、最大で100億ドルの資金を準備することができるとしていることから、これにより、市場の不安が少しでも和らぐようであれば、ユーロなどの反発の可能性も出てきます。ただ、引き続き欧州の要人の発言次第では、ユーロが一段安になる可能性がありますので、注意が必要です。

一方、米国では、本日・明日と米国のFOMCが開催されることから、市場はツイストオペレーション(期間の短い債券から期間の長い債券への乗り換え)を織り込んでいるものの、これ待ちとなるとみられますが、前回のFOMCで反対票を投じた3人のメンバーが今回も反対を表明する可能性があり、市場の期待を裏切る可能性があります。この場合は、株価の下落からのドル高となるとみられます。

豪ドルは本日10時30分に9月6日に行われた金融政策の議事録が発表されます。議事録は声明の「現在の金融政策を維持することが賢明」「豪ドルレートは高い」「成長とインフレ見通しを評価していく」「世界経済の見通しは以前に比べ不透明になっている」と同じ内容となると思われ、豪ドルのレート影響を与える可能性は低いと思われます。豪ドルなどクロス円は引き続き下落圧力がかかっています。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は2009年3月以来の10円割れとなりました。日足でみると、一目均衡表の基準線が抵抗として機能しており、転換線が基準線の下、ロウソク足が雲の下、遅行線がロウソク足の下という「三役逆転」の状態となっていて、下落トレンドが継続しています。節目としての10円を割り込んだものの、テクニカル分析からは反転の兆しとして見えるものがないことから、2009年2月の安値の8.61円近辺を試す可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 年初来安値更新
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:24→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.26 ~ 76.86
EURJPY 104.01 ~ 105.26
GBPJPY 119.56 ~ 120.74
AUDJPY 77.64 ~ 78.70
NZDJPY 62.68 ~ 63.61
CADJPY 76.79 ~ 77.68
ZARJPY 9.91 ~ 10.09
NOKJPY 13.33 ~ 13.56
MXNJPY 5.77 ~ 5.86
HKDJPY 9.75 ~ 9.85
SGDJPY 60.34 ~ 60.95
EURUSD 1.3593 ~ 1.3757

■前日のサマリー
昨日は先週末に行われたEU財務相会合で新しい内容が見られなかったことから、ユーロに対する失望などから、ドル/円が76.98円まで上昇しましたが、77円台には本邦輸出などのドル売りのオーダーがあるとの観測やアジアの株価が下落したことなどを背景に円も強含み、76円台後半での推移となりました。ユーロ/ドルは1.37ドル近辺から1.3645ドル、ユーロ/円は105.39円から104.97円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、リイカネン・フィンランド中銀総裁が「ユーロ圏の計座成長に対するリスクが『著しく下向き』と発言」、バイトマン独連銀総裁はECBによる国債購入に対して批判的な見方を示したことなどから、1.37ドル近辺まで戻していたユーロ/ドルが1.3634ドルまで下落、ユーロ/円も105.27円から104.72円まで下落しました。ドル/円は76.66円まで下落。NY時間に入ると、発表された米9月のNAHB住宅市場指数は市場予想を下回ったことやNYダウが一時200ドル超下落したことで、ドル/円は76.33円、ユーロ/円は103.97円、ユーロ/ドルは1.3586ドルまで下落しました。クローズにかけてはギリシャ財務省筋が「ギリシャ、EU・IMF・ECBの3機関の間で支援継続についての合意が近い」と発言したことから、やや悲観的な見方が後退して、ユーロ/ドルは1.3721ドル、ユーロ/円は104.93円、ドル/円は76.62円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.56円、ユーロ/ドルが1.3683ドル、ユーロ/円は104.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8864.16 -
FTSE100(英) 5259.56 -108.85
DAX(独) 5415.91 -157.60
NYダウ(米) 11401.01 -108.08
S&P500(米) 1204.09 -11.92
NASDAQ(米) 2612.83 -9.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 -0.10
日本10年債 1.013 -
英10年債 2.39 -0.09
独10年債 1.80 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1778.90 -35.80
NY原油(期近) 85.70 -2.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/20(火)
・ 10:30 豪ドル 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 8月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 8月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 8月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 8月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 8月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 建設許可件数 前月比
・ 00:30 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月19日 (月)

9/19 本日の戦略-朝の動きからは欧州へのリスク継続の模様-

おはようございます。本日も関東地方は暑くなりそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦が敬老の日で祝日となっていることから、オーダー以外での本邦輸出企業のドル売り圧力は低下していると思われます。また、朝方、古川元久国家戦略・経済財政担当相が「(円高対策について)明日20日にも発表する」としていることで、警戒感(期待感)からドルが底堅く推移しています。週末に行われたEU財務相会合で、目新しいことが示されなかったことから、豪・NZの株価が下落していることを考えると、欧州の株価が下落する可能性が高そうであり、リスク回避からユーロや豪ドルなどクロス円が下落することが予想されます。こうした中で、リーカネン・フィンランド中銀総裁講演やバイトマン独連銀総裁講演が予定されていることから、ギリシャ支援に対するネガティブな見方が示されると、ユーロが主要通貨に対して下落する可能性があります。

この他には、注目の経済指標がありませんが、今週は米国の住宅関連の経済指標が多く発表されることで、本日のNAHBの住宅市場指数(建設業への景況感調査)が注目されれると思います。これが下振れするようであれば、今後発表される住宅関連指標の低迷が連想され、米株価の下落につながる可能性があります。また、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、オバマ米大統領は10年間で3兆ドルの債務削減計画を発表するとみられていますが、市場への影響は限定的となると思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、トレンドライン、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円、9/1の高値の65.75円を結んだトレンドライン(抵抗線)で上値を押さえられ、下落トレンドが継続しています。ボリンジャーバンドでは-2σを下抜けると戻る状態が続いているようです。ただ、一目均衡表(日足)の基準線が64.01円、ボリンジャーバンドのセンターラインが64.13円、7/13の安値が64.12円に立て続けに位置し、前出のトレンドラインも64.10円近辺が抵抗と見られることから、戻りがあってもこの近辺で押さえられると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:23→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.53 ~ 77.12
EURJPY105.11 ~ 106.37
GBPJPY120.51 ~ 121.68
AUDJPY78.93 ~ 80.01
NZDJPY63.11 ~ 64.06
CADJPY77.96 ~ 78.85
ZARJPY10.19 ~ 10.37
NOKJPY13.65 ~ 13.88
MXNJPY5.81 ~ 5.91
HKDJPY9.81 ~ 9.90
SGDJPY61.50 ~ 62.10
EURUSD1.3697 ~ 1.3858

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドル不足観測から仲値にかけてドル/円は76.88円まで上昇しましたが、77円台にあるといわれる本邦輸出企業のドル売りに上値を押さえられました。ユーロ/円は106円台ミドル、ユーロ/ドルは1.38ドル台後半から前半まで下落しました。ロンドン時間に入るとEU財務相非公式会合を控えてポジション調整からユーロ/ドルが1.3754ドル、ユーロ/円が105.53円まで下落、ドル/円は76円台後半で小動きとなりました。NY時間には、オーストリア下院がEFSF拡充の採決を9月30日に行うと発表したことなどから、1.3843ドル、ユーロ/円は106.35円まで上昇、ドル/円はミシガン大消費者信頼感指数が57.8と市場予想より上ぶれしたことから76.97円まで上昇しました。クローズにかけてはEU財務相非公式会合で目新しいことが出なかったことで、失望からユーロ/ドルが1.3785ドル近辺、ユーロ/円が105.90円近辺、ドル/円が76.80円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3785ドル、ユーロ/円は105.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8864.16 195.30
FTSE100(英) 5368.41 30.87
DAX(独) 5573.51 65.27
NYダウ(米) 11509.09 75.91
S&P500(米) 1216.01 6.90
NASDAQ(米) 2622.31 15.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.03
日本10年債 1.013 0.015
英10年債 2.48 -0.04
独10年債 1.86 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1814.70 33.30
NY原油(期近) 87.96 -1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/19(月)
・ 08:01 英国 9月 ライトムーブ住宅価格 前月比
17:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 17:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前年同月比
18:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 22:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 米国 9月 NAHB住宅市場指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月18日 (日)

9/19の週の見通し -EU・米ともに重大な局面を迎える週となりそう-

こんばんは。本日放送されたNHKの「宇宙の渚」は、宇宙からの映像を超高感度で見せてくれました。ここまで見れるとは思いませんでした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は9-10日に開催されたG7財務相・中央銀行総裁会合で、ユーロ圏の債務問題に対して有効な手段が出なかったことなどが嫌気され、ユーロ売り圧力が継続したこともあり、ユーロ/円が10年ぶりの水準となる103.90円、ユーロ/ドルは1.3500ドルまで下落、ドル/円も76.76円までつれ安となりました。その後はトリシェECB総裁が「流動性を供給する準備はできている」と発言したことやECBがイタリア、スペイン国債を購入したこと、仏独首脳がギリシャ首相と3者電話会談後に「仏独、ギリシャが将来もユーロ圏に留まると確信」と共同声明を出したことなどから、市場のリスク懸念が後退して、ユーロ/ドルは15日には1.3935ドル、ユーロ/円は106.97円まで上昇しました。ドル/円は日銀のレートチェックの噂もあり、77.29円まで上昇しました。週末には開催されたEU財務相会合でギリシャ救済融資の次回実行が10月3日に決定を目指すことと、14日に実施方針を示したものの、これは5月に決められた救済の枠組みにすぎないことから、ユーロが下落してクローズしました。

通貨別では円がカナダドルに対して下落した以外では主要通貨に対して強含みました。ドルはまちまちでした。また、豪統計局が消費者物価の計算方法を変更したことに伴い、再計算後の消費者物価指数が抑えれているため、0.25%の利下げ観測から下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
EU財務相非公式会合はガイトナー米財務長官が参加し、欧州金融救済ファシリティー(EFSF)の拡充を求めたのに対し、欧州の一部の国が不快感を示すなど、ユーロ圏でのまとまりは見られませんでした。また、ユーロ共通債については素案を示したレーン欧州委員が「財政や経済セ町の持続含む経済統治の強化が必要だ。それがなければ、共通債はジャンクポンドになる」と発言しています。20日にはラガルドIMF専務理事とパパンドレウ・ギリシャ首相の会合、20日と23日にフィンランドの議会がEFSF拡充について協議の予定があります。ギリシャ支援の民間の参加率は未達で、期限を10月中旬にまで延期しています。格付け機関ムーディーズも「イタリアの格下げ方向での見直しを1か月以内に終了する」とアナウンスしていることから、イタリアの格下げが近い将来行われる可能性が高いと思われます。このため、ユーロの下落圧力が継続し、週明けの欧州の株価の動き次第では、再びユーロが下落する可能性があります。

一方、米国ではバーナンキ米FRB議長がジャクソンホールの講演で延長を示したFOMCが20・21日に開催されます。現在のところは、量的緩和としてツイスト・オペレーション(期間の短い債券から期間の長い債券への乗り換え)が予想され、短期債が売られる(債券価格の下落)ことで、短期金利差からドルが買われる可能性がありますが、本邦輸出企業のドル売りが月末にかけて暑くなると予想されることやツイスト・オペレーションでは金融緩和が不十分との見方も強いことから、米国の株価が下落する可能性もあり、円高圧力が継続しやすいと思われます。引き続き本邦政府・日銀による介入警戒との綱引きとなると思います。このため、豪ドルなどのクロス円には下落圧力が続くと思います。

その他では、22日に予定されていまG20では声明が見送られる公算ですし、14日にラガルドIMF専務理事が「中国、ブラジル、ロシア、インドなど主要新興国による欧州債券への投資が、独英などリスクが低い域内国の国債に限定されないことを望む」と発言していますが、22日のBRICs会合でこの意向が盛り込まれるかは未定です。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.90 77.20
ユーロ/ドル 1.3500 1.3930
ユーロ/円 103.90 106.90
ポンド/円 119.30 123.90
豪ドル/円 78.10 80.90
NZドル/円 62.30 64.70
南アランド/円 9.80 10.50

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/19(月)
・ 08:01 英国 9月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前年同月比
・ 23:00 米国 9月 NAHB住宅市場指数
9/20(火)
・ 10:30 豪ドル 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 8月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 8月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 8月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 8月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 8月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 建設許可件数 前月比
9/21(水)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期経常収支
・ 08:50 日本 8月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:30 日本 7月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 前月比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
9/22(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 未定 南ア 9月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 23:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 7月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 8月 景気先行指標総合指数 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月17日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/13現在)

こんにちは。今日は長男の通う小学校の運動会でした。以前も書きましたが熱中症対策プログラムでしたが、それほど暑くなかったこともあり、徒競争は開催されました。

16日に発表された13日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションがほぼフラットになりました。円のネットポジションでのロングは小幅増加、ユーロのネットポジションはショートが2週連続で大幅に増加しました。カナダドルはショートに転換、豪ドルはロングが大幅減少となりました。

ポジションからはドルのショートがほぼなくなる一方で、ユーロとポンドのショートが増加したことで、ユーロ圏周辺国の債務問題が継続していることや欧州の金融機関に対する懸念がポジションに反映されているようです。仏・独・ギリシャの首脳の電話会談で仏独首脳の共同声明の発表でギリシャのデフォルト懸念が後退したことなどを考えると、2010年7月13日から62週続いたこともあり、米FOMCでの量的緩和が視野に入っていることから、ドルがロングに転換した可能性は低く、今後はドルのショートが増加するのではないかと思われます。このため、ドル売りが進むのではないかと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 34,955 2,168 53,778 18,823 72,601
EUR -54,459 -18,016 25,704 80,163 105,867
GBP -26,193 -12,973 33,969 60,162 94,131
CHF 5,493 -2,056 10,409 4,916 15,325
CAD -6,303 -8,384 17,337 23,640 40,977
AUD 36,934 -11,107 50,014 13,080 63,094
NZD 17,664 -6 19,303 1,639 20,942
MXN 34,955 2,168 53,778 18,823 72,601
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは64,829コントラクトのショート減少の6,882コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は2,168コントラクトのロング増加の34,955コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは18,016コントラクトのショート増加の54,459コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは8,384コントラクトのショート増加の6,303コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは6コントラクトのロング減少の17,664コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(20日更新)

2011年9月16日 (金)

9/16 本日の戦略-引き続きEUの動きには注目-

おはようございます。EU財務相非公式会合が17日まで予定されていますので、また週末に為替は山場を迎えそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロにECB・FRB・日銀・BOE・SNBが協調したドル建て流動性の供給オペを実施やスペイン議会が救済基金EFSF(欧州金融安定ファシリティー)の拡充策を承認するなどポジティブな材料が出て、ユーロ/ドルは一時1.3937ドルまで上昇しましたが、ギリシャ問題などの根本問題が解決しているわけではなく、ギリシャが合意した債務削減のプログラムを実施しなかった(できなかった)場合には、再度デフォルト問題が復活することになります。また、仏独首脳の共同宣言に対しても、EU内での合意が必要なことから、本日から開催されるEU財務相非公式会合を前に、ポジション調整のユーロ売りが出る可能性がありますし、内容が伴わない場合にはユーロが売りにつながりそうです。また、ムーディーズがイタリアの長期信用格付けをウォッチネガティブとして3カ月となることから、イタリアの格下げの可能性もあり、ユーロをなかなかロングでは持てない状況になっていると思います。

ドル/円は昨日のNY時間帯に日銀のレートチェックの噂もあり、ストップロスをつけて77.33円まで上昇しています。こうしたうわさが出る背景には、大臣時代に3度の介入経験がある野田首相であること、円高を警戒する発言がなされているいるとに加え、本邦9月の中間期末前の介入期待が根強くあることが上げられます。米国の金融緩和期待や本邦輸出企業のドル売り観測でドルの上値が押さえられる一方で、本邦政府・日銀への介入警戒が伴うことで、ドル/円は76円から78円のレンジから抜け出る可能性がしばらくは低いと思われます。

その他の通貨では、昨日も欧米の株価が上昇したこともあり、「ドル」と「円」が売られる典型的なリスク志向の動きとりました。このため、クロス円全般は上昇しています。本日は通貨同様に欧米の株価もポジション調整が出やすいと思われることから、クロス円も上値が重い展開となると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は9/15の安値の78.09円と昨日の安値がほぼ面を並べ、下にひげをつけた陽線となりました。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスする可能性が高いことからも、目先の戻りが期待できそうです。ただ、一目均衡表(日足)では転換線が基準線を下に抜けて売りシグナルが出ていることから、前出安値を下に抜けてしまうと、下落トレンドが継続することになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.39 ~ 76.99
EURJPY 105.61 ~ 106.88
GBPJPY 120.44 ~ 121.63
AUDJPY 78.52 ~ 79.61
NZDJPY 62.62 ~ 63.55
CADJPY 77.40 ~ 78.28
ZARJPY 10.24 ~ 10.42
NOKJPY 13.62 ~ 13.86
MXNJPY 5.83 ~ 5.93
HKDJPY 9.77 ~ 9.86
SGDJPY 61.37 ~ 61.96
EURUSD 1.3757 ~ 1.3951

■前日のサマリー
昨日の東京時間は5・10日期待でドル買いが先行し76.80円まで上昇したものの、余剰気味であったことから76.65円まで下落しましたが総じて狭いレンジの動きとなりました。ユーロはアジアの堅調な株価を背景として対ドルで1.3754ドル、対円で105.53円まで上昇しましたが、上値が重く、対ドルで1.3703ドル、対円で105.09円へと下落しました。ロンドン時間に入ると、スイス国立銀行(SNB)が政策金利を据え置き、「スイスフランに設定した上限を防衛する」などと声明を出したことでユーロが堅調となり、対ドルでは1.3826ドル、対円では105.85円まで上昇、ドル/円は76.56円へと下落しました。NY時間では発表された米新規失業保険申請件数とNY連銀製造業景気指数が下振れ、米消費者物価指数が上がっていたことなどインパクトに欠けたため小動きとなりましたが、22時頃にECB・FRB・日銀・BOE・SNBが協調し、ドル建て流動性供給オペを実施したことから、ユーロ/ドルあ1.3937ドル、ユーロ/円は106.99円まで上昇、ドル/円は日銀のレートチェックの噂で77.33円まで上昇しましたが、これらの材料は長続きせず、直ぐに高値からは売られ、クローズにかけてはドル/円が76.60円から76.70円近辺、ユーロ/ドルは1.39ドル手前、ユーロ/円は106.40円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が76.69円、ユーロ/ドルが1.3873ドル、ユーロ/円は106.39円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8668.86 150.29
FTSE100(英) 5337.54 110.52
DAX(独) 5508.24 168.05
NYダウ(米) 11433.18 186.45
S&P500(米) 1209.11 20.43
NASDAQ(米) 2607.07 34.52

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.08 0.10
日本10年債 0.998 -0.010
英10年債 2.52 0.08
独10年債 1.93 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1784.40 -45.10
NY原油(期近) 89.40 0.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/16(金)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 経常収支
・ 17:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 7月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 対カナダ証券投資額
・ 22:00 米国 7月 対米証券投資(短期債除く)
22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
未定 ユーロ圏 欧州連合(EU)財務相非公式会合

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月15日 (木)

9/15 本日の戦略-3者会談で解決策でるか-

おはようございます。今週末は長男の通う小学校で運動会が予定されています。気温が上がった場合には熱中症対策プログラムとなるそうで、徒競争なども全て後日(平日)に延期されるという残念な結果となります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独の共同宣言もあり、ユーロが主要通貨に対して反発しました。短期的には市場にユーロショート(売り)が溜まっていたとみることもできます。下記に好感された発言などと不安要因を記載します。

昨日のユーロの上昇要因
・バローゾ欧州委員長「ユーロ共同債に関し、導入の選択肢を近く提示する」
・独外相「ドイツはユーロを守るために何でもする」
・イタリア議会が財政緊縮案を承認
・ガイトナー米財務長官「欧州の首脳らは『一段と行動せねばならない』ことを認識している」 ・ギリシャ首相「全ての責務果たす」
・仏独共同宣言「ギリシャが将来もユーロ圏に留まる」 ・財経(中国誌)「同国は依然、債務危機に見舞われた国の国債を購入する意向がある」

ユーロの不安要因
・ムーディーズ「仏ソシエテ・ジェネラル、仏クレディ・アグリコールを格下げ、BNPは維持」
・オーストリア財務相「オーストリア下院がEFSF変更に関し、予定通りに9月21日に採決できない」
・サウジアラビア中央銀行総裁「サウジアラビアはユーロ圏加盟国の国債の買い入れは検討しない」

こうした中で、本日はスペインで最大40億ユーロの国債入札が実施されます。2日前のイタリア国債発行では資金調達コストが大幅に増加したこともあり、昨日もECBがスペイン、イタリア債を購入した経緯もあると考えると、入札が不調とまではいかないものの、調達コストは大幅に増加するとみられます。直ちにこれがユーロの下落の要因とはなりませんが、中長期で見ると、ユーロの下落につながると思います。

一方、ドル/円は株価の上昇もあり、円対してはドルが売られたようです。本日は21時30分に米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、22時15分に米鉱工業生産、23時にフィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表が予定されています。フィラデルフィア連銀指数は月初に発表されるISM製造業景気指数との相関性も高いといわれていますので、これが悪化している場合にはドル売りにつながると思います。また、全体の流れはドル売りトレンド中ですが、76円割には本邦政府・日銀への介入警戒も残っていることで、下値も試しにくいと思われますので、レンジの動き継続と思います。

昨日は豪統計局が消費者物価指数の季節調整の新しい計算手法を発表したことで、これをもとに計算した第2四半期消費者物価指数が下方修正されたことから、豪の次の金融政策が利下げ(10月4日の会合とは限りません)との見方が広がり、豪ドルは大幅に下落しました。また、NZは本日政策金利を0.25%に据え置くと発表、要因として世界経済活動が急激に鈍化する新のリスクが現在存在するとしています。ユーロ圏のリスクが後退し、欧米の株価が堅調推移となれば戻る可能性もあり、チャート上でもサポートとなる78円近辺(フィボナッチで計算)でまずはサポートされたことから、本日の引値で79円を回復できるかがカギとなりそうです。

■EURJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は21日移動平均線から-4%の乖離が転換点となることが多いようです。上記チャート上の帯の外側が上に4%と下に-4%の乖離、内側が上に3%と下に-3%の乖離となります(一般的には21日移動平均線から上に3%、下に-3%乖離したところが転換点と言われています)。ストキャスティックスを見ても20以下でゴールデンクロスしていることもあり、戻りが期待できますが、目処としては8/29の高値の111.92円と9/12の安値の103.90円を100%としたフィボナッチ38.2%戻しとなる107円手前と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.31 ~ 76.88
EURJPY 104.58 ~ 105.79
GBPJPY 120.06 ~ 121.23
AUDJPY 78.14 ~ 79.20
NZDJPY 62.56 ~ 63.46
CADJPY 76.91 ~ 77.76
ZARJPY 10.25 ~ 10.42
NOKJPY 13.43 ~ 13.65
MXNJPY 5.82 ~ 5.92
HKDJPY 9.75 ~ 9.84
SGDJPY 61.16 ~ 61.73
EURUSD 1.3602 ~ 1.3820

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経225平均株価がプラス圏からマイナス圏になったことや格付け機関ムーディーズが仏の銀行2行の格付けを引き下げたことなどで、リスク回避の動きとなりドル/円は77.06円から76.85円、ユーロ/円も105.42円から104.56円まで下落、ユーロ/ドルも1.3706ドルから1.3691ドルへと下落しました。ロンドン時間に入ると、バローゾ欧州委員長が「ユーロ共同債に関し、導入の選択肢を近く提示する」などと発言、ドイツ外相が「ドイツはユーロを守るために何でもする」などと発言したことで、ユーロ/ドルは1.3742ドル、ユーロ/円は105.50円、ドル/円は76.70円近辺まで下落しました。NY時間には、発表された米小売売上高が市場予想を下回ったものの、市場の反応は限定的となりました。その後、「オーストリア議会委員会がEFSFの強化を承認せず」「オーストリア下院がEFSF変更に関し、予定通りに9月21日に採決できない」と同国財務相が発言したことから、ユーロ/ドルは1.3636ドル、ユーロ/円は104.63円まで下落しました。注目されていたギリシャ・フランス・ドイツの首脳会談では、ギリシャの首相が全ての責務を果たすと仏独首脳に伝えたとギリシャの政府報道官が発言、また、「仏独、ギリシャが将来もユーロ圏に留まると確信」と共同声明を出したことから、市場に安心感も出て、ユーロ/円は1.3784ドル、ユーロ/円は105.57円まで上昇しましたが、ドル/円は76円台後半での小動きにとどまりました。
クローズはドル/円が76.61円、ユーロ/ドルが1.3750ドル、ユーロ/円は105.37円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8518.57 -97.98
FTSE100(英) 5227.02 52.77
DAX(独) 5340.19 173.83
NYダウ(米) 11246.73 140.88
S&P500(米) 1188.68 15.81
NASDAQ(米) 2572.55 40.40

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.01
日本10年債 0.997 -0.010
英10年債 2.44 0.03
独10年債 1.87 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1826.50 -3.60
NY原油(期近) 88.91 -1.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/15(木)
・ 16:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 16:20 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 9月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期経常収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 8月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 8月 設備稼働率
23:00 米国 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 その他ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事講演
01:30 ユーロ圏 シュタルクECB専務理事講演
・ 02:45 米国 タルーロFRB理事講演
03:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

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2011年9月14日 (水)

9/14 本日の戦略-3者会談で解決策でるか-

おはようございます。野田新首相の所信表明演説が先ほど行われました。勝海舟の氷川清話から「正心誠意」を引用したとのことですが、勝栄二郎財務事務次官(勝海舟の子孫という誤報も過去にありました)の影響もあったのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャを巡っては、昨日も要人の発言が相次いだことで、市場も振り回されているようです。本日(日本時間明日午前1時)予定されているパパンドレウ・ギリシャ首相とサルコジ仏大統領、メルケル独首相との電話会談への期待が先行していると思いますが、ユーロにとってポジティブな内容になるとは思われません。ギリシャには今まで以上に債務削減計画の厳格な履行を求めるに留まるのではないかと思われます。ポイントは①ギリシャ債務に対して新たな対策が出されるか ②仏独首脳の共同声明が出されるかとその内容

昨日も仏独首脳の共同声明予定のニュースのヘッドラインだけでユーロが上昇した経緯があり、内容が伴わなければユーロが下落することになるでしょう。市場の一部ではギリシャのデフォルトは「やむなし」との見方も出ていて、ガイトナー米財務長官が16日にEU財務相会合に参加するのも、これに向けた地ならしとの憶測もあります(米大統領報道官は否定していますが)。本日も市場にはこうした憶測が出やすくなるため、発言で相場が振り回されると思います。

ドル/円は76円台後半から77円台前半での狭いレンジの動きが継続しています。本邦輸出のドル売りが77円台ミドルから後半へ降りてきたとの噂もあり、上値が重くなることが予想されます。また、本日は21時30分に米国の小売売上高と生産者物価指数の発表予定があることから、小売りが予想通り悪く、生産者物価も低下しているようだとQE3など量的緩和が連想しやすくなり、米株価の上昇と併せてドル売りの要因になると思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは9/12に1.3500ドルの安値をつけました。21日移動平均線からの乖離率は-4%を一時超えて売られ過ぎの水準となっています。ストキャスティックス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから、足許では上昇する可能性が高いと思われます。ただ、戻りが7/12の安値の1.3838ドル近辺で押さえられると、レンジが一段切り下がることになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.60 ~ 77.17
EURJPY 104.46 ~ 105.68
GBPJPY 120.65 ~ 121.84
AUDJPY 78.70 ~ 79.75
NZDJPY 62.80 ~ 63.71
CADJPY 77.54 ~ 78.39
ZARJPY 10.41 ~ 10.60
NOKJPY 13.55 ~ 13.77
MXNJPY 5.87 ~ 5.97
HKDJPY 9.78 ~ 9.87
SGDJPY 61.70 ~ 62.27
EURUSD 1.3542 ~ 1.3748

■前日のサマリー
昨日の東京時間は材料がない中で、日経225平均株価が上昇したものの、ドル/円は77.25円までで上値が重くなり76.97円まで下落、ユーロ/ドルは1.3621ドルの安値をつけた後、1.3696ドルまで上昇、ユーロ/円は105円台前半で狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、欧州の金融株などが下落したことで、リスク回避の動きから、ドル/円は76.92円、ユーロ/ドルが1.3558ドル、ユーロ/円が104.41円まで下落する場面が見られましたが、サルコジ仏大統領とメルケル独首相が声明を発表との報道からユーロ/ドルが1.3711ドル、ユーロ/円が105.55円まで上昇、ドル/円も77円台を一時回復しました。しかし、仏独首脳の声明の発表がないとの続報が流れると上昇分を打ち消しました。NY時間には発表された米輸入物価指数が低下したことなどからドル/円が76.81円、ユーロ/円も104.78円まで連れ安となりました。その後は仏独首脳がギリシャ首相と明日(14日)会談予定と報じられたことなどから、ユーロ/ドルは1.3739ドル、ユーロ/円は105.55円まで上昇しましたが、クローズにかけては上値が重くなり、ユーロ/ドルが1.3680ドル、ユーロ/円が105.20円近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3674ドル、ユーロ/円は105.22円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8616.55 80.88
FTSE100(英) 5174.25 44.63
DAX(独) 5166.36 94.03
NYダウ(米) 11105.85 44.73
S&P500(米) 1172.87 10.60
NASDAQ(米) 2532.15 37.06

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.04
日本10年債 1.007 0.004
英10年債 2.41 0.03
独10年債 1.79 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1830.10 16.80
NY原油(期近) 90.21 2.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/14(水)
・ 13:30 日本 7月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 16:15 スイス 8月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 17:30 英国 8月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 8月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 7月 企業在庫 前月比
01:00 ユーロ圏 パパンドレウ・ギリシャ首相、メルケル独首相やサルコジ仏大統領と電話会議
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
9/15(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

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2011年9月13日 (火)

9/13 本日の戦略-ユーロへの懸念は継続だが-

おはようございます。陸前高田の一本松が月光に照らされている幻想的な写真が朝日新聞社のWebに掲載されています。月光が包む「奇跡の一本松」 陸前高田美しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>NZドル>ポンド>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロに対するポジティブなニュースがみられました。
・バルニエ欧州委員会委員
2008年にリーマンが破綻したときより欧州の銀行には十分な資本が備わっている
数週間前に実施されたストレステストはより厳格なもので、われわれは冷静さを保つ費用がある
・トリシェECB総裁
欧州とドイツはギリシャが合意事項を実施すると望む
流動性を供給する準備ができている
・英FT紙
イタリア政府が中国に対し、イタリア国債の購入を要請している
・IMF
ポルトガル向けの39億8000万ユーロの融資を承認した


また、ネガティブなニュースも出ています。
・一部通信社
ムーディーズがフランスの銀行を格下げする
・ジョイブレ独財務相
次回のギリシャ融資支払いで条件が達成されない限り、ギリシャの第2次支援パッケージについて協議する必要はない

これらが混在する中で、昨日の動きはユーロ/ドルで1.35ドル、ユーロ/円で104円を一時割り込んだことから、ポジションを閉じる動きが先行したものと思います。ドイツは「ギリシャのユーロ離脱はありえない」としているものの、メルケル独首相もギリシャが条件を満たさなければ支援をしないとしていることから、デフォルトの可能性が高まっていると同時に欧州(とくにフランス)の金融機関に対しての懸念が高まっているものとみられ、昨日はやや落ち着いているものの、今後も格下げリスクなどがあると思われることで、ユーロの戻りは鈍いとみられます。

ドルはユーロの下落につれた形で一時77円を割り込みましたが、77円台前半でクローズしたことで底堅さを感じます。しかしながら、引き続き78円台が重くなっていることで、しばらくは76円台前半から78円手前までのレンジの動きとなると思います。本日は相場に影響を与えるような米国の経済指標、要人発言の予定はないことから、レンジから外れる可能性は低そうです。

クロス円に関しては、リスク回避傾向が続いていることを考えると、NYダウが上昇しただけでは上昇につながらないと思われます。欧州の株価の下落傾向が続くようであれば、円が買われやすい状況は続き、クロス円は下値を試す可能性があります。特に、ユーロ/円、ポンド/円は年初来安値を更新したこともあり、これを再び試しに行くのではないかと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、乖離) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は年初来安値を更新し103.90円まで一時下落しました。21日移動平均線からの乖離率も-3%を超え、7/4の高値117.73円から7/12の安値109.59円まで下落したときとパターンが似ているように見えます。今回の下落は8/29の高値111.92円から103.90円までで、前者の値幅が8.14円に対して、今回の値幅は8.02円とほぼ同じです。ロウソク足の形状は異なるものの、103.90円を下に抜けなければ戻りにつながると思われます。ただ、前回が本邦の介入も含めて114.14円までと約4.5円の幅となりますので、一目均衡表(日足)の基準線の107.91円(約4円)が戻りの目標となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.90 ~ 77.48
EURJPY 104.86 ~ 106.08
GBPJPY 121.77 ~ 122.96
AUDJPY 79.28 ~ 80.33
NZDJPY 63.02 ~ 63.96
CADJPY 77.25 ~ 78.10
ZARJPY 10.30 ~ 10.48
NOKJPY 13.60 ~ 13.83
MXNJPY 5.92 ~ 6.02
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 62.17 ~ 62.73
EURUSD 1.3545 ~ 1.3750

■前日のサマリー
昨日の東京時間は週末のG7財務相・中央銀行総裁会合で欧州債務危機に関しては目立った対策も打ち出されなかったことから、日経225平均株価などが下落したことでリスク回避の動きが継続、午後には目立った材料がないものの下げ足を速め、ドル/円は朝方の77.55円近辺から76.92円、ユーロ/円は105.55円近辺から104.11円、ユーロ/ドルは1.3615ドル近辺から1.3495ドルまで下落しました。ロンドン時間にも欧州株価の下落を背景として円買いが進み、ドル/円は76.76円まで下落、ユーロ/円は103.90円をつけ年初来の安値を更新、ユーロ/ドルはEUがギリシャのデフォルトに基づく作業はしていないなどの発言で東京時間につけた安値から反発し1.36ドル台ミドルまで上昇しました。その後、仏①クール原子力施設(低濃度廃棄物処理場)で爆発事故が起きたものの、放射能漏れはないとのことで為替市場への影響は限定的となりました。NY時間には、トリシェECB総裁が「流動性を供給する準備はできている」などと発言したことから、ユーロ/ドルは1.3695ドル、ユーロ/円は105.60円まで上昇する場面が見られました。しかし、欧州の金融株の下落などからユーロ/ドルは1.3557ドル、ユーロ/円は104.72円、ドル/円は76.95円まで下落しました。クローズにかけては、フィナンシャル・タイムズ(英紙)がイタリア政府が中国に対し、イタリア国債の大規模な購入を要請していると報道したことで、NYダウがプラス圏を回復、ドル/円は77.39円、ユーロ/ドルは1.3685ドル、ユーロ/円は105.76円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.20円、ユーロ/ドルが1.3676ドル、ユーロ/円は105.61円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8535.67 -201.99
FTSE100(英) 5129.62 -85.03
DAX(独) 5072.33 -117.60
NYダウ(米) 11061.12 68.99
S&P500(米) 1162.27 8.04
NASDAQ(米) 2495.09 27.10

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.03
日本10年債 1.003 -0.002
英10年債 2.18 -0.07
独10年債 1.74 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1813.30 -46.20
NY原油(期近) 88.19 0.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/13(火)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:01 英国 8月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 10:30 豪 8月 NAB企業景況感指数
・ 16:00 南ア 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 7月 貿易収支
17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 20:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:30 米国 8月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 8月 輸出物価指数 前月比
00:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 米国 8月 月次財政収支

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2011年9月12日 (月)

9/12 本日の戦略-早急な対策難しくユーロのリスク継続-

おはようございます。本日の日経CNBCの為替電話レポはユーロ安懸念を話しました。本邦政府・日銀も過去にはユーロ買い介入を行ったことがありました(財務省が発表している過去の記録をみるとわかります)が、メインはドルですので、期待はしないほうが賢明と思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G7財務相・中央銀行総裁会合では、為替に関してはこれまでの内容から大きく変わった点はななかったが、緊密に連絡を取り合い必要に応じて協力すると盛り込まれたことで、日本の円高対策の姿勢については協調介入の合意こそ得られなかったものの、一定の理解は得られたと看做されてもいいのではないかと思います。このため、ドル/円は底堅く推移すると見られますが、78円台には相変わらず本邦輸出のドル売りがまとまってあるとみられることから78円はやや遠いのではないかと思います。

ユーロは先週末のシュタルクECB理事の退任やドイツがギリシャのデフォルトに備え銀行保護の計画を準備などユーロに対する懸念が継続し、ユーロが主要通貨に対して売られ、本日早朝には約10年ぶりとなる一時105円を割り込む場面がみられました。
ギリシャのデフォルトに対する懸念がくすぶるなか、ギリシャ政府は救済プログラムに基づく合意を完全に実行する決意を表明しましたが、ECB内やユーロ圏内で意見の対立が見られることから、ギリシャへの次回融資が厳しい状況になると、ギリシャのユーロ離脱やユーロの崩壊などの憶測が市場に出てユーロが更に下落する可能性があります。特に目立った材料はないものの、ユーロ圏の要人発言には注意が必要と思います。

ユーロの懸念からリスク回避の動きが鮮明となっていることで、ドルと円が買われやすい状況となっています。このため、クロス円の下落圧力が強くなるとみられ、豪ドルやNZドル、カナダドルなどの資源国通貨は売られやすい状況が続くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.30 ~ 77.89
EURJPY 105.18 ~ 106.40
GBPJPY 122.32 ~ 123.50
AUDJPY 80.60 ~ 81.68
NZDJPY 63.31 ~ 64.28
CADJPY 77.33 ~ 78.18
ZARJPY 10.56 ~ 10.74
NOKJPY 13.90 ~ 14.12
MXNJPY 6.06 ~ 6.16
HKDJPY 9.89 ~ 9.98
SGDJPY 62.84 ~ 63.40
EURUSD 1.3514 ~ 1.3723

■前日のサマリー
週末の東京時間はオバマ米大統領の雇用対策の額が4,470億ドルと市場の予想の3,000億ドルを上回ったものの、ドル/円は77.59円までで、77.43円へと下落しました。ユーロはドルの弱含みから、ユーロ/ドルで1.3937ドル、ユーロ/円は108.00円まで上昇しましたが、上値もここまでとなりました。ロンドン時間に入るとユーロに対するリスクの継続からドル/円が77.84円まで上昇する一方で、ユーロ/ドルは1.3788ドル、ユーロ/円は107.17円まで下落しました。NY時間に入るとシュタルクECB専務理事がECBによるイタリア、スペイン債の購入反対での意見対立から退任を表明、独政府がギリシャのデフォルトに備えて銀行保護計画を準備としたことから、ユーロが大幅に下落してユーロ/ドルは1.3627ドル、ユーロ/円は105.30円、ドル/円も77.10円まで下落しました。その後、ギリシャ財務省が救済受け入れの合意事項を完全に実施する決意と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3723ドル、ユーロ/円は106.26円まで上昇しました。ただ、NYダウが大幅に下落したことから、リスク回避でドル/円は77.65円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.36ドル台ミドル、ユーロ/円は106.07円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.59円、ユーロ/ドルが1.3650ドル、ユーロ/円は105.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8737.66 -55.46
FTSE100(英) 5214.65 -125.73
DAX(独) 5189.93 -218.53
NYダウ(米) 10992.13 -303.68
S&P500(米) 1154.23 -31.67
NASDAQ(米) 2467.99 -61.15

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.06
日本10年債 1.005 -0.013
英10年債 2.26 -0.09
独10年債 1.77 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1859.50 2.00
NY原油(期近) 87.24 -1.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/12(月)
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 08:50 日本 7月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 豪 7月 貿易収支
・ 19:00 南ア 7-9月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 05:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月11日 (日)

9/12の週の見通し -G7で異例の合意文書だが、リスクは払しょくに至らず-

こんばんは。本日は911から10年、311東日本大震災から半年となりました。世界を大きく変えた2つを報道する番組が多かったです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は5日の米雇用統計の悪化を受け、76.70円まで一時下落したものの、ユーロの下落からドルが堅調に推移、6日にスイス国立銀行(SNB)がユーロ/スイスフランの水準を1ユーロ=1.20スイスフランを下回る水準を容認しない、為替ターゲットを最大の決意で守ると発言、介入に踏み切ったことから、ドルも買われ77.72円まで上昇、その後は77円を割れることなく下値を切り上げました。週末にもギリシャのユーロ圏離脱やデフォルトの噂名が出たことなどからユーロが下落したことで77.85円まで上昇し、77円台後半でクローズしました。

ユーロは対ドルで1.41ドル台前半、対円で108円台後半でオープンしたものの、ユーロ周辺国の債務問題が懸念され、狭いレンジの動きとなりましたが、6日のスイス国立銀行(SNB)がユーロ買いの介入に踏み切ったことで、対ドルは1.4284ドル、対円で109.92円まで上昇しました。その後、メルケル独首相がギリシャのユーロ圏離脱を警告したことやフィンランド首相がギリシャの救済に参加しない可能性が浮上、8日の木曜日はECB理事会でトリシェECB総裁が金融政策を中立(成長見通し、インフレ警戒をともに引き下げ)にし、週末はシュタルクECB理事がECBによるユーロ周辺国の債券買い入れに反対して辞任したことから、欧州の金融株が下落、リスク回避がすすみ、ドルが買われたことで、ユーロ/ドルが1.3628ドル、ユーロ/円が105.31円まで一時下落しました。

通貨別に見てもリスク回避の時の典型的な動きとなる「ドル買い」「円買い」が進んだことで、ドルは主要通貨に対して上昇、円もドル以外では上昇となっています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週9-10日に仏マルセイユで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会合は下記の合意事項を発表して閉会しました。
合意事項

為替に関する事項では、「市場において決定される為替レートを我々が支持することを再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場における行動に関して緊密に協議し、適切に協力する」との内容に留まりましたが、安住財務相は「為替市場の投機的な動きには、今後も介入を含めた『断固たる措置』を取る方針を欧米当局に伝えた」「(円高の是正措置を講じる考えを示したことに対して)発言を求めた国はなかった」としています。また、他の財務相らの発言は下記を参照してください。

・ガイトナー米財務長官
欧州の当局者は、事態の深刻さを完全に理解している
G7は、国際通貨基金(IMF)とともに、欧州の危機に断固として対処するため、協力していく決意だ
米大統領が成長強化と長期的な財政の持続可能性回復のために発表した計画に力強い支持が示された

・ショイブレ独財務相
世界経済の成長はやや鈍化し、それはドイツでも同じだ。高水準の財政赤字が主要問題であり、財政健全化努力を継続すべきだ。

・バイトマン独連銀総裁
ドイツ経済について広がっている悲観論は行き過ぎだ。回復は鈍化したが、止まってはいない。第2・四半期の減速は一時的な要因によるところが大きい。予測を下方修正する理由はない。第3・四半期も力強い成長が続くとみている。

・バロワン仏経済財政産業相
G7はソブリン格付けの堅実性を守る決意を再確認した。
すべての国に効く解決策があるとの考えから決別しなければならない。問題は、緊縮対成長というものではない。

・トリシェECB総裁
ドイツやその他の国に(ギリシャ問題などで)「プランB」があるとの情報は、私は持っていない。
信認の確保が重要な局面に来ており、これが、われわれがやろうとしていることだ。

これらの発言から見る限り、本邦の政府・日銀に対する単独介入を否定する動きはなかったものと見られますが、積極的な関与(協調介入など)の可能性は低いとみられます。このため、円が週明けから買われるリスクはひとまず後退したとみられます。ただ、ユーロへの懸念の継続から株価が下落しているしていることを背景としたリスク回避の動きは継続するとみられ、クロス円の下落やリスク回避からの円高傾向は継続すると思われます。

一方、ユーロ圏は週末にシュタルク理事がECBによる債券購入に対して反対した(とみられる)ことで辞任、ギリシャのデフォルトの可能性が高まったことなどからユーロが大幅に下落しています。ドイツはギリシャのデフォルトに備え銀行保護の計画を準備しているようで、ギリシャ財務省は「救済受け入れの合意事項を完全に実施する決意」、また財務相は「(マーケットに広がるデフォルトに関するうわさは)組織的な憶測」と発言しています。ただ、G7財務相・中央銀行総裁会合の合意事項では、異例の合意文書を出したことから、G7の決意が見えるものの、具体的な内容に乏しいことで、金融株が主導して株価が下落するようであれば、更なるユーロ安につながる可能性があります。

経済指標では、米国の小売売上高(14日)やNY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数(15日)、ミシガン大消費者信頼感指数(16日)の発表が予定されていることから、これらが悪化しているようだと、株価の下落が継続することとなり、リスク回避からのドル買い傾向が続くと思います(ただし、ドル/円はレンジでの動きとなると思います)。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.20 78.50
ユーロ/ドル 1.3420 1.3840
ユーロ/円 104.10 111.70
ポンド/円 120.90 125.20
豪ドル/円 79.40 82.70
NZドル/円 62.50 64.50
南アランド/円 10.30 10.80

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/12(月)
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 08:50 日本 7月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 豪 7月 貿易収支
・ 19:00 南ア 7-9月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
9/13(火)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:01 英国 8月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 10:30 豪 8月 NAB企業景況感指数
・ 16:00 南ア 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 7月 貿易収支
17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 8月 輸出物価指数 前月比
・ 03:00 米国 8月 月次財政収支
9/14(水)
・ 13:30 日本 7月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 16:15 スイス 8月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 8月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 8月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 7月 企業在庫 前月比
9/15(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 9月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期経常収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 8月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 8月 設備稼働率
23:00 米国 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
9/16(金)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 7月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 対カナダ証券投資額
・ 22:00 米国 7月 対米証券投資(短期債除く)
22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月10日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/6現在)

こんにちは。ラグビーのワールドカップは、日本が強豪フランスを一時4点差まで追いつめましたが、最終的には大差で負けてしまいました。フランスの選手はなかなかタックルを受けても倒れないですね。

9日に発表された6日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのショート(売)は大幅減少、円のネットポジションでのロングは3週連続減少、ユーロのネットポジションはショートが大幅増加しました。カナダドルはネットロングが大幅に減少、豪ドル、NZドルはロングが小幅増加となりました。

ポジションから見ると、目立ったのはドルのショートが半減していることです。これは世界的な株価の下落からのリスク回避傾向が続いているためとみられます。その一方で、ユーロのショートが増加し、約3.5万コントラクト(63億7500万ドル)のショートとなっています。この背景は、ユーロ圏周辺国の債務問題が深刻となっていることなどがあげられます。その一方で、豪ドル、NZドルがロングポジションを増やしています。ポジションからはドルのショートポジションが2010年7月13日にショートに転換して以来のショートの少なさになりました。ドルショートが少なくなっていることで、そろそろドルの買い戻しがピークを迎える可能性がありますが、リスク回避が続くようであれば一時的にロングに転換するかもしれません。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 32,787 -8,398 48,125 15,338 63,463
EUR -36,443 -36,059 33,167 69,610 102,777
GBP -13,220 -13,664 30,543 43,763 74,306
CHF 7,549 -1,793 12,589 5,040 17,629
CAD 2,081 -11,858 18,441 16,360 34,801
AUD 48,041 472 62,247 14,206 76,453
NZD 17,670 1,105 19,215 1,545 20,760
MXN 32,787 -8,398 48,125 15,338 63,463
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは77,829コントラクトのショート減少の71,711コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,398コントラクトのロング減少の32,787コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは36,059コントラクトのショート増加の36,443コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは11,858コントラクトのロング減少の2,081コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,105コントラクトのロング増加の17,670コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(12日更新)

2011年9月 9日 (金)

9/9 本日の戦略-G7財務相・中央銀行総裁会合を前に動きにくいがユーロはリスク-

おはようございます。近くの田んぼで稲刈りが始まりました。稲刈りが終わると秋だなっていう感じになります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はトリシェECB総裁が政策のスタンスを「中立」に変更したとみられることから、ユーロが売られ、バーナンキ米FRB議長が手段はあると発言したものの、具体的な内容が示されなかったことから、株価が下落し、リスク回避からもユーロが売られるという結果となりました。バーナンキ米FRB議長が具体的な手段を示せない背景には、FRBの中で意見の一致をみるのが難しい状況が続いていると推測できそうです。今月20・21日に行われるFOMCでも有効な手段が出せなかった場合には、世界的な株安の連鎖が続き、「ドル」「円」に上昇圧力がかかるものと思われ、「ユーロ」「豪ドル」などが売られると思います。本日のこれまでの動きを見ていますと、オバマ米大統領により4470億ドルの米雇用対策が発表されましたが、市場の反応は今一つであることから、本日から開催されるG7財務相・中央銀行を前にして動きにく、現状方向性(ユーロ安、ドル高)が継続するのではないかと思います。

また、本日は10時30分に中国の消費者物価指数が発表されます。小売売上高も発表される予定ですが、時間は未定のようです。消費者物価の上昇は中国の引き締めが懸念されることから、株価が下落した場合には、リスク回避から「ドル」「円」が買われやすくなると思います。

ユーロ圏では本日がギリシャ債のロールオーバーの締切日となっています。参加率が90%に届かなかった場合にどのような措置が取られるのかが未定であり、ユーロにリスクが残る状態が続いています。イタリアやスペインの国債も売られ続けていることから、リスクはよりユーロに強いと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の転換線に支えられて底堅く推移しています。遅行線は日々線(ロウソク足)の下にありますが、このレベルを維持できれば日々線の上に抜けだせることから、雲の下限となる78.56円近辺まで上昇が継続する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80に接近していることでこれまでの流れからは反転の可能性も出ています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.17 ~ 77.77
EURJPY 106.77 ~ 108.02
GBPJPY 122.96 ~ 124.19
AUDJPY 81.36 ~ 82.48
NZDJPY 63.82 ~ 64.87
CADJPY 77.78 ~ 78.68
ZARJPY 10.67 ~ 10.86
NOKJPY 14.18 ~ 14.40
MXNJPY 6.09 ~ 6.20
HKDJPY 9.86 ~ 9.95
SGDJPY 63.40 ~ 63.98
EURUSD 1.3778 ~ 1.3953

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドルが底堅い動きとなり、ドル/円は77.25円近辺から77.42円まで上昇したものの、狭いレンジの動きとなりました。ユーロ/ドルは1.4080ドル近辺から1.4051ドル、ユーロ/円は108.90円近辺から108.71円まで小幅な動きとなりました。ロンドン時間は、ECB理事会を控えて小動きとなる中、欧州系ファンドの売りでドル/円が77.15円、ユーロ/円は109.04円から108.40円近辺、ユーロ/ドルが1.4089ドルから1.4040ドル近辺へと下落しました。NY時間に入り、発表された米貿易収支は市場予想より減少していたものの、新規失業保険指数が悪化していたものの、同時刻に始まったトリシェECB総裁の記者会見で「ユーロ圏経済は特段に泰赤不確実性と、従来より強い下方向リスクに直面している」「インフレは均衡でもはや上向きではない」と発言すると、ユーロ/ドルは1.4060ドル近辺から1.3943ドルまで下落、ユーロ/円も108.53円から107.96円へと下落しました。ドル/円は77.42円まで上昇しました。その後はバーナンキ米FRB議長の講演で「FOMCは一連の手段を適切に利用する用意がある」「FOMCは一段の景気し下に向け手段を持つ」と発言したものの、具体的な内容には言及しなかったため、市場では失望となり、株価が下落し、リスク回避のドル買いから、ドル/円は77.59円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3875ドル、ユーロ/円は107.54円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が77.47円、ユーロ/ドルが1.3880ドル、ユーロ/円は107.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8793.12 29.71
FTSE100(英) 5340.38 21.79
DAX(独) 5408.46 2.93
NYダウ(米) 11295.81 -119.05
S&P500(米) 1185.90 -12.72
NASDAQ(米) 2529.14 -19.80

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.06
日本10年債 1.018 0.009
英10年債 2.35 0.01
独10年債 1.87 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1857.50 39.90
NY原油(期近) 86.05 -0.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/9(金)
・ 08:50 日本 8月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 失業率
・ 20:00 カナダ 8月 新規雇用者数
・ 21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 23:00 米国 7月 卸売在庫 前月比
・ 00:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
未定 G7財務相・中央銀行総裁会合(10日まで)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 8日 (木)

9/8 本日の戦略-トリシェECB総裁、バーナンキFRB議長発言に注目-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はドイツ連邦憲法裁判所が原告の意見申し立てを棄却したこと(ただし、9月29日の議会委員会の承認が必要)、スペイン上院で、予算に関する憲法改正案が承認されたこと、イタリアで財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことなどから、リスク回避を巻き戻すドル売りの動きとなり、ドルが売られる展開となりました。ただ、ユーロではギリシャの2年債の利回り55.3%に達していることやフィンランド首相がギリシャ救済に参加しない可能性を示唆、ユンケル議長もギリシャ向け次回融資の実行、保証しないと発言するなど、ギリシャのデフォルトリスクが高まっています。また、IMFはユーロ圏経済成長見通しを引き下げています。このため、世界同時株安は昨日は収まっているものの、状況が変わったわけではないので、引き続きユーロには下落圧力がかかるものと思っています。一方、テクニカル分析ではユーロ/ドル、ユーロ/円がともにストキャスティックススローがゴールデンクロスしていることで、本日予定されていますECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見の内容では、ユーロが上昇する可能性があります。

本日は上記のECB理事会以外にも米国の貿易収支、バーナンキ米FRB議長の講演が予定されていて、今月に20・21日に実施される米FOMCでの緩和策のヒントとなる内容に注目していると思われ、特に触れられなかった場合には、米株価の下落からドルが買われやすくなると思います。また、オバマ米大統領が雇用対策に3000億ドル以上を投入するとの見方から期待感

また、本日は10時30分に豪で失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。昨日の4-6月GDPに続き、よい雇用の内容が示されると豪ドルは堅調に推移するものと思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、エンベロープ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは21日移動平均線から上に2%(エンベロープの内側)、下に3%(エンベロープの外側)でのレンジの動きとなっています。このため、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローと%Dスローのクロスがレンジに近いところで発生した場合には有効に機能すると思われます。昨日、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、上昇する確率は高いと思いますが、一目均衡表(日足)から見るトレンドは下向きなので、9/6の安値の1.3971ドルを下抜けたときはレンジから外れる可能性が高くなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.87 ~ 77.49
EURJPY108.11 ~ 109.38
GBPJPY122.73 ~ 124.02
AUDJPY81.64 ~ 82.89
NZDJPY63.56 ~ 64.72
CADJPY77.97 ~ 78.94
ZARJPY10.67 ~ 10.88
NOKJPY14.20 ~ 14.44
MXNJPY6.09 ~ 6.22
HKDJPY9.83 ~ 9.92
SGDJPY63.58 ~ 64.19
EURUSD1.4006 ~ 1.4176

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジア株が全般的に堅調に推移したこともあり、リスク回避の巻き戻しとなったことから、ドルが主要通貨に対して売られました。ドル/円は本邦日銀の金融政策が現状のまま据え置かれたことから、一時77.07円まで下落し、ユーロ/円も108.31円まで連れ安となりました。ユーロ/ドルはドルの下落から1.40ドル近辺から1.4080ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ドイツ連邦憲法裁判所がユーロ救済策への参加の合憲性を問う訴えを退けたことで、ユーロ/ドルが1.4150ドル、ユーロ/円が109.09円まで上昇、ドル/円は再び77.07円まで下落しました。しかし、フィンランド首相が「ギリシャ救済へ参加しない公算も」と発言したことから、ユーロ/ドルは1.4025ドル、ユーロ/円は108.33円まで下落、ドル/円は77.20円近辺まで戻しました。NY時間に入るとユーロ/ドルは1.4012ドル、ユーロ/円は108.29円へと下落しましたが、スペイン上院が予算に関する憲法改正案を承認したこと、イタリア財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことを背景に欧米の株価が堅調に推移したことで、ユーロ/ドルは1.4108ドル、ユーロ/円は109.00円まで一時上昇しました。ドル/円はエバンス米シカゴ連銀総裁が「FRBはインフレ率が3%を下回る限り、失業率が7.5%に低下するまで低金利を確約する可能性がある」と発言したことで、株価のう上昇にも後押しされ、一時77.45円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.21円、ユーロ/ドルが1.4093ドル、ユーロ/円は108.85円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8763.41 172.84
FTSE100(英) 5318.59 161.75
DAX(独) 5405.53 211.56
NYダウ(米) 11414.86 275.56
S&P500(米) 1198.62 33.38
NASDAQ(米) 2548.94 75.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.01
日本10年債 1.009 0.022
英10年債 2.34 0.00
独10年債 1.90 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1817.60 -55.70
NY原油(期近) 89.34 3.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/8(木)
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
10:30 豪 8月 新規雇用者数
10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
21:30 米国 7月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
02:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比

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2011年9月 7日 (水)

9/7 本日の戦略-欧州のリスクは依然変わらず-

おはようございます。虫の声が涼しさを感じさせる季節になってきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>ユーロ>円>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスイス中銀が「ユーロ/スイスフランの水準が1ユーロ=1.20スイスフランを下回る水準を容認しない」「為替ターゲットを最大の決意で守る」と発表したことから、スイスフランが主要通貨に対して下落、ユーロ/スイスでのユーロの上昇から、ユーロ/ドルも一時1.42ドル台後半まで急上昇しましたが、ユーロ圏内の債務問題に進展があったわけではないことから、上昇は一時的に終わったようです。また、ギリシャ問題では独、オランダ、フィンランドの財務相で話し合いは合意に至らなかった模様で、メルケル独首相もユーロ圏からギリシャの離脱を警告」などもあり、次回融資への懸念もくすぶるなかで、ユーロ回の要因を見つけるのが難しくなってきています。ギリシャ2年債は利回りが52.3%にも達していることから、ギリシャのデフォルトリスクは高まっているといえます。早急に債務に対する対策が出されないと、ユーロの一段安の可能性が高まると思います。

一方、ドルはリスク回避から買われた流れで、ドル/円も77円台後半まで上昇しています。昨日発表されたISM非製造業指数はヘッドラインが53.3だったものの、雇用指数をみると51.6(前月は52.5)に低下しており、依然としてリスクが残っている状態と思われます。こうした中で、本日は日銀の金融政策決定会合が行われていて、12時から13時の間に金融政策が発表されると思います。ただ、日銀ができる行動も限られていることから、それほど大きなインパクトはないと思います。引き続き77円台は本邦輸出企業などの売りがあると思われることで、ドル/円の78円台はチャートでも抵抗がいくつか存在しますので、簡単には超えていかないと思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は9/1に65.75円をつけ調整に入っています。8/9の安値の61.39円から見たフィボナッチでは、昨日の安値ベースで50%押しを達成しています。一目均衡表(日足)では実勢レートの戻りが雲の下限、遅行線では雲の上限で押さえられました。このため、再び50%押しとなる63.56円近辺を下回ってきた場合で、61.8%押しとなる63.05円も下回ると更なる下落につながると思います。ストキャスティックス(スロー)でも下落余地が残っています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
カナダドル/円 21移動平均線を上抜け
ユーロ/スイス 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.28 ~ 77.93
EURJPY107.83 ~ 109.18
GBPJPY122.93 ~ 124.29
AUDJPY80.62 ~ 81.94
NZDJPY63.11 ~ 64.34
CADJPY77.74 ~ 78.77
ZARJPY10.67 ~ 10.90
NOKJPY14.21 ~ 14.45
MXNJPY6.09 ~ 6.23
HKDJPY9.88 ~ 9.97
SGDJPY63.71 ~ 64.35
EURUSD1.3894 ~ 1.4072

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が下落したこともあり、全般的にリスクを回避する動きからドル/円は76.95円近辺から76.72円、ユーロ/円は108.40円近辺から107.80円、ユーロ/ドルは1.4090ドル近辺から1.4039ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、スイス国立銀行(中銀)がユーロ/スイスフランの下限を1ユーロ=1.20スイスフランに設定すると発表したことから、ユーロが主要通貨に対して大幅に下落、ドルが買われる動きとなり、ドル/円は77.61円、ユーロ/円は109.95円、ユーロ/ドルは1.4284ドルまで急上昇しました。その後は、独製造業受注gア市場予想より下振れしたことから、ユーロの上昇も続きませんでした。NY時間には発表された米非製造業ISMが市場予想より良かったものの、米株価が一時大幅に下落したことから、リスク回避のドル買いと円買いとなり、ドル/円は一時77.08円まで下落したものの、クローズにかけては77.73円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3972ドルまで下落し安値圏でクローズ、ユーロ/円は108.05円まで下落後、108円台後半へ戻してクローズしました。
クローズはドル/円が77.63円、ユーロ/ドルが1.3995ドル、ユーロ/円は108.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8590.57 -193.89
FTSE100(英) 5156.84 54.26
DAX(独) 5193.97 -52.21
NYダウ(米) 11139.30 -100.96
S&P500(米) 1165.24 -8.73
NASDAQ(米) 2473.83 -6.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.00
日本10年債 0.987 -0.032
英10年債 2.29 0.01
独10年債 1.84 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1873.30 -3.60
NY原油(期近) 86.02 -0.43

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/7(水)
・ 08:50 日本 8月 外貨準備高
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・速報値
17:30 英国 7月 鉱工業生産指数 前月比
17:30 英国 7月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 カナダ 8月 Ivey購買部協会指数
・ 00:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 05:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

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2011年9月 6日 (火)

9/6 本日の戦略-欧州に対するリスク継続と思われる-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米国、カナダが休場だったことや今週8日にECB理事会を控えていることから、欧州に関心が向かい、週末のドイツの州議会選挙でメルケル首相が率いるCDUが敗北したことなどが要因となり、イタリアの格下げのうわさやドラギ・イタリア中銀総裁(次期ECB総裁)が「ECBによる欧州債購入を当然視すべきではない」との発言などから欧州株価が大幅に下落、ユーロが主導する形でリスク回避の動きが強まったことから、ドルと円が買われる展開となりました。このため、豪ドルやNZドルなども下落しています。本日はギリシャで6カ月物のT-Billの入札が予定されていることから、これが不調に終わると更にユーロが下落し、1.4050ドル、1.40ドルのオプションの防戦買いの噂もありますが、これを下に抜けると7/12の安値の1.3838ドル近辺まで下落する可能性が高くなります。

ドル/円は株価の下落からのリスク回避にもかかわらず、円がドルより強いため、76円台での小動きながら、ドルの下値を試すには至りません。この背景には銀行間市場でドル資金が逼迫していることや、本邦政府・日銀による介入警戒が残っていることが挙げられます。本日は23時に米供給管理協会(ISM)の非製造業景気指数が発表されることから、これが弱い結果となった場合には、株価の下落からドルが買われる要因となると思います。ただ、昨日はG7関係者の発言として、「大規模な経常黒字を有する国に、需要拡大と為替相場の上昇を求める可能性」「日本が円高問題を取り上げる可能性があるが、協調的な為替市場の介入に関する合意はない見通」としていることから、震災復興という事情があるものの、単独介入の理解を得られるかどうかが焦点となると思います。

その他の通貨では、本日は豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が13時30分に予定されています。世界的に不透明感が高まっていることからRBAは前回同様に政策金利を据え置くものとみられます。また、声明に関しては先月下旬に行われたスティーブンスRBA総裁のインフレ警戒の発言に変更があった場合には豪ドルが売られることになると思いますが、短期間での変化はないものと思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は7/8の高値の87.72円と8/1の高値の86.15円を結んだトレンドラインが抵抗線として機能しています。一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けたものの、基準線は下方向を示していることから、下降トレンドが継続中とみられます。ストキャスティックスでもまだ下落余地があるとみられます。下値目処ですが、8/9の安値の76.52円と9/1の高値の82.79円を100%としたフィボナッチ38.2%押しの80.39円近辺か、50%押しの79.65円近辺と思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.50 ~ 77.14
EURJPY 107.51 ~ 108.85
GBPJPY 123.05 ~ 124.39
AUDJPY 80.26 ~ 81.59
NZDJPY 63.18 ~ 64.41
CADJPY 76.98 ~ 78.01
ZARJPY 10.62 ~ 10.85
NOKJPY 13.97 ~ 14.20
MXNJPY 6.01 ~ 6.15
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 63.24 ~ 63.87
EURUSD 1.3994 ~ 1.4174

■前日のサマリー
昨日の東京時間は先週末の米国雇用統計を受け、NYダウが大幅下落となったことから、アジアの株式も全般的に下落したことから、リスク回避の動きが鮮明となり、ドル/円は76.95円近辺から76.69円、ユーロ/円が108.90円近辺から108.52円、ユーロ/ドルが1.4170ドル近辺から1.4139ドルまで下落しました。欧州時間に入ると、週末の選挙でメルケル独首相が率いるCDUが地元の州議会選挙で敗北したことを受け、ユーロ周辺国の債務問題が深刻になるとの見方などからギリシャ国債が売られ、ギリシャ2年債は利回りが50%を超えたことやイタリアにダウングレード(格下げ)の噂が出たことなどから、欧州の株価が大幅安となり、レイバーデーで休場のNY時間帯に、ユーロ/ドルは1.4061ドル、ユーロ/円は108.15円まで下落、ドル/円は76.99円まで上昇しました。欧州市場が終了するとフローもなくなり、ユーロは下値からやや戻してクローズしました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.4095ドル、ユーロ/円は108.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8784.46 -166.28
FTSE100(英) 5102.58 -189.45
DAX(独) 5246.18 -292.15
NYダウ(米) 11240.26 -
S&P500(米) 1173.97 -
NASDAQ(米) 2480.33 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -
日本10年債 1.019 -0.049
英10年債 2.28 -0.16
独10年債 1.84 -0.16

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1876.90 -
NY原油(期近) 86.45 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/6(火)
・ 08:01 英国 8月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 経常収支
・ 10:30 豪 7月 住宅ローン件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 7月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 8月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 02:10 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

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2011年9月 5日 (月)

9/5 本日の戦略-株価の下落継続か、クロス円に下落リスク-

おはようございます。NHKラジオがインターネット経由で聞くことができるようになりました。民法はradiko(以前はラジ朗だったと思います)でサービスを提供していますのでこれに加えてくれればなお良かったのですが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国、カナダがレーバーディで休場となり、夜中の1時以降は参加者が少なくなり、動きにくくなると思います。また、先週に発表された米国の雇用統計を受け、アジアおよび欧州の株価が下落する可能性が高いため、リスク回避の動きにつながりやすいのではないかとみています。このため、豪ドルやNZドルなど資源国通貨は弱含みが予想されます。また、欧州では17時にトリシェECB総裁が講演を予定していることから、今週8日に実施されるECB理事会で利下げの可能性があるかどうかを発言から読み取ろうとすると思われ、利下げを示唆(あるいは、利下げに対する時間軸)を示した場合にはユーロは売られると思います。ただ、その前にジョーダン・スイス国立銀行副総裁の講演があることから、こちらもスイス高に対する牽制的な発言が行われるかに注目と思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円、8/4の高値の114.14円を結んだトレンドラインが、抵抗となり8/29の高値も111.92円止まりとなりました。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を超えられなかったことから下降トレンドが継続していると見られます。8/11の安値の108.03円を下抜けると、3/17につけた年初来安値の106.71円がターゲットとなると思われます。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローともに20を下回っていることから、戻りとなる可能性もありますが、戻りも7/12の安値の109.59円近辺で止められると下落の可能性がより高くなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.44 ~ 77.22
EURJPY108.20 ~ 109.68
GBPJPY125.20 ~ 126.72
AUDJPY81.00 ~ 82.42
NZDJPY64.25 ~ 65.54
CADJPY77.28 ~ 78.41
ZARJPY10.71 ~ 10.95
NOKJPY14.09 ~ 14.34
MXNJPY6.10 ~ 6.24
HKDJPY9.80 ~ 9.91
SGDJPY63.42 ~ 64.15
EURUSD1.4111 ~ 1.4278

■前日のサマリー
週末の東京時間は仲値にかけてのドル買いから、ドル/円は76.97円、ユーロ/円は109.87円まで上昇しましたが、アジアの株式市場が軟調な推移となったことでじりじりと下落、ドル/円は76.80円近辺、ユーロ/円は109.48円近辺まで下落、ユーロ/ドルも午前中には一時1.4288ドルの高値をつけたものの、軟調となり1.4242ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、ユーロ/ドルが1.4209ドルまで下落、ユーロ/円も109.13円まで連れ安となりましたが、ユーロ/ドルで1.42ドルちょうどにあると見られるダブル・ノータッチ・オプションの防戦とみられるユーロ買いや温家宝首相が「欧州は依然、主要な投資先」などと発言したことなどで、ユーロ/ドルは1.4266ドル、ユーロ/円は109.46円までじょうしょう、ドル/円は76.77円から76.86円での狭いレンジの動きに終始しました。NY時間には米雇用統計発表前に、ドル/円は一時76.92円まで上昇しましたが、発表された内容が市場予想から下振れ、過去2カ月分も下方修正されたことで、ドル/円は76.53円まで下落、ユーロ/ドルは1.4288ドル、ユーロ/円は109.70円まで上昇しました。その後は、NYダウが200ドル超の下落となったことやIMF関係者がギリシャ支援だ担保差出を強制する措置に反対と発言したことなどでユーロ/ドルはストップロスをつけて1.4185ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.4197ドル、ユーロ/円は109.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8950.74 -110.06
FTSE100(英) 5292.03 -126.62
DAX(独) 5538.33 -192.30
NYダウ(米) 11240.26 -253.31
S&P500(米) 1173.97 -30.45
NASDAQ(米) 2480.33 -65.71

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.14
日本10年債 1.068 0.016
英10年債 2.44 -0.10
独10年債 2.00 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1876.90 47.80
NY原油(期近) 86.45 -2.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/5(月)
・ 米国休場(レーバーデー)
・ カナダ休場(レーバーデー)
・ 15:50 スイス ジョーダン・スイス国立銀行(SNB)副総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:30 英国 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前年同月比

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2011年9月 4日 (日)

9/5の週の見通し -豪・日・英・欧州の金融政策に注目の週-

こんばんは。台風12号はノロノロで近畿を始め各地に甚大な被害をもたらしています。震災、豪雨、台風と日本に無事なところがありません。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は本邦民主党の代表選挙で新首相に財務相の野田佳彦氏が決選投票の末勝利したものの、為替市場への影響は限定的で本邦政府・日銀の介入警戒から、76円台ミドル近辺では底堅く推移しました。週半ばにはロンドンフィキシングでユーロへのまとまった売りの噂などが、一時76.41円まで下落する場面が見られました。その翌日には本邦企業のよるM&Aに絡むドル買いの噂から一時77.24円まで上昇しましたが、2日に発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想から下振れする0人の増加となったことで、76円台後半でクローズしました。

ユーロは週初こそ、ギリシャ第3位のアルファ銀行が第2位のEFGユーロバンク・エルガシアスを買収すると発表したことなどを背景にして金融株が主導して株価が上昇したことなどから1.4547ドルまで上昇しましたが、イタリア国債の入札が不調に終わったことやユーロ圏の景況感が悪化したことなどから弱含みの推移となり、31日のロンドンフィキシングでまとまったユーロ売りの噂もあり、ユーロ/ドルは1.4358ドル、ユーロ/円は109.89円まで下落しました。その後もスペインの国債入札も低調だったことや米国の金融株が下落したことなどでストップロスを巻き込んでユーロ/ドルは1.4185ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落しました。

通貨別に見ますと、ドルもユーロも悪材料が続いていることで、比較的リスクが少ないとみられている豪ドル、NZドルが上昇、ドル/円は強弱がほとんどありませんでした。ドルとユーロでは、ユーロのほうがより弱い材料となったことで、ユーロは主要通貨に対して下落しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日に発表された米国の雇用統計では、失業率は前月と変わらずの9.1%となったものの、非農業部門雇用者数は増加が0人となり、市場予想から下振れしました。詳細下記のようになっています。

・非農業部門雇用者数( )内は前月
製造業 0.3万人減(5.2万人増)
サービス産業 2万人増(10.4万人増)
政府 1.7万人減(7.1万人減)

・期間( )内は前月
5週間未満 19.6%(19.3%)
5週から14週 21.7%(22.2%)
15週から26週 15.9%(14.1%)
27週以上 42.9%(44.4%)

これらの数字を見ると、民間(製造業とサービス業を足した雇用者数)は1.7万人の増加に留まり、前月からは大幅に低下しています。サービス業の大幅低下は8月6日に始まったベライゾン(大手通信社)のストの影響があったものとみられることから、見かけより悪くないと考えられますが、小売業なども減少していることから、個人消費が減少してきていることが推測されそうです。また、27週(半年)以上職のない人の割合は減少しているものの、これは求職をあきらめた人たちが増加していると考えられ、米国の雇用の状況が決して良くないとみられます。今後、非農業部門雇用者数がマイナスになっていくようだと、景気刺激策の要求が高まると思われ、財政的に厳ししい状況にある中で、FRBへの緩和への期待が高まるものとみられることや、格付け機関ムーディーズやフィッチにより、米国の格下げが行われる可能性があり、ドルの一段安につながるものと思います。こうした中での8日のバーナンキ米FRB議長の講演には注意が必要と思われます。

こうした中で、今週は週末に仏マルセイユで行われるG7財務相・中央銀行総裁会議が注目されると思います。この中で、本邦政府・日銀による介入を持さない姿勢に対して理解が得られるのかなど安住新財務相の手腕が試されそうです。また、ここ数カ月の株価の不安定な動きや欧州周辺国の債務危機に対して対策等が示されるかにも注目です。

今週は6日に豪準備銀行(RBA)、7日に日本銀行(BOJ)、8日に英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)と各国の金融政策が発表されます。豪は市場の利下げ期待に対して、スティーブンス豪RBA総裁の議会証言ではインフレを懸念していることが示されましたが、今回の会合後のステートメントではどのような内容が示されるのかに注目で、利下げが示唆されるようならば豪ドルの下落の可能性が高まります。日銀では円高対策として更なる量的緩和が期待されているものの、できる範囲が陰られている中で、日銀がどのように判断するかに注目と思います。ただ、ドル/円に与える影響は限定されると思っています。英国はタカ派(利上げ派)がいなくなったことで、据え置きと思われることから特に影響はないと思います。ユーロはトリシェECB総裁が利下げの可能性をほのめかしたこともあり、トリシェECB総裁の定例記者会見に注目が集まるものと思われ、仮に利下げに言及した場合にはユーロが売られることになると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.10 78.10
ユーロ/ドル 1.4050 1.4350
ユーロ/円 108.00 111.70
ポンド/円 123.30 127.10
豪ドル/円 80.60 83.10
NZドル/円 64.20 66.10
南アランド/円 10.70 11.20

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/5(月)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前年同月比
9/6(火)
・ 08:01 英国 8月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 経常収支
・ 10:30 豪 7月 住宅ローン件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 7月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 8月 ISM非製造業景況指数(総合)
9/7(水)
・ 08:50 日本 8月 外貨準備高
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・速報値
17:30 英国 7月 鉱工業生産指数 前月比
17:30 英国 7月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 カナダ 8月 Ivey購買部協会指数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/8(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
10:30 豪 8月 新規雇用者数
10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
21:30 米国 7月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比
9/9(金)
・ 08:50 日本 8月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 失業率
・ 20:00 カナダ 8月 新規雇用者数
・ 21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 23:00 米国 7月 卸売在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月 3日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/30現在)

こんにちは。昨日はワールドカップアジア最終予選の日本vs北朝鮮をTV見つつ雇用統計の発表を待っていました。蒸し暑いのと雨の中、ゲームも大変だったと思いますが、かろうじて日本が勝ってくれてよかったです。

2日に発表された30日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのショート(売)は減少、円のネットポジションでのロングも小幅ながら減少しました。ユーロのネットポジションではロングが減少しショートに転換しました。カナダドル、豪ドルはロングが大幅増加となりました。

ポジションから見ると、引き続き本邦政府・日銀による介入への警戒感が残っているため、円のロングポジションは減少したものの小幅な動きとなっています。週末に発表された米国の雇用統計は悪化していたものの、ISMなどは市場予想より良かったことで、為替レートも狭いレンジに留まったことから、ポジション残からはロング(買い)が増加に向かうのか、減少に向かうのか方向感がつかみにくい状況です。ユーロもネットでショートに転換したものの、ほぼゼロといっても過言ではありません。イタリア国債やスペイン国債の入札不調やECBによる利下げの可能性も出てきていることから、ショートが積み上がっていく可能性があります。豪ドルはロングポジションが3週連続で増加したものの、ピークのポジションからはまだ半分位の量ですので、増加余地はあるといえそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 41,185 -5,954 54,136 12,951 67,087
EUR -384 -2,923 43,894 44,278 88,172
GBP 444 -10,517 31,248 30,804 62,052
CHF 9,342 -295 13,347 4,005 17,352
CAD 13,939 5,135 24,823 10,884 35,707
AUD 47,569 3,995 60,605 13,036 73,641
NZD 16,565 -311 17,953 1,388 19,341
MXN 41,185 -5,954 54,136 12,951 67,087
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは11,825コントラクトのショート減少の149,540コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,954コントラクトのロング減少の41,185コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは2,923コントラクトのショート増加の384コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,135コントラクトのロング増加の13,939コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは311コントラクトのロング減少の16,565コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(3日更新)

2011年9月 2日 (金)

9/2 本日の戦略-米雇用統計の市場予想は下方修正ぎみ-

おはようございます。本日は野田新首相の閣僚が決まる予定です。ツイッターで「いい国(1192)作ろう野田政権」とつぶやいている方がいました。上手いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米製造業ISMは50を維持(予想が外れてしまいました)したものの、ヘッドラインほど決して内容はよいものとはいえません。具体的には雇用指数が51.8(前月が53.5)に低下、生産が48.6(前月が52.5)、新規輸出受注が50.5(前月が54.0)からそれぞれ低下していました。このため、本日21時30分に発表されます米国の雇用統計を見極めたいとの思惑が強いと思われます。また、本日の雇用統計での非農業部門雇用者数は予想を下方修正しているところも多く、現在の市場の予想の平均値である6.8万人増からは低めの数字が織り込まれていると思います。
ヘッドラインが下記となった場合の動きを考えておきたいと思います。
ケース1:増加が7万人以上のときは、ファーストアクションはドルが売り、その後は緩和期待の後退で株価の下落からのドル買いとなる。
ケース2:増加が3万人から7万人までのときは、予想の範囲内となり、ファーストアクションは変化なし。その後は、3万人に近いほど緩和期待が出るものと思われ、株価の上昇からドルが売られる。
ケース3:増加が3万人以下のときは、ファーストアクションはドル売り、その後は緩和期待からの株価上昇でドル売りとなる。
※あくまでも個人の予想です。

一方、ユーロは昨日のスペイン国債の入札の需要が低調だったことやメルケル独首相がユーロ共同債について「誤った解決法」との見解を再び示したことなど、ユーロが1.43ドルを割り込みました。ただ、下落していたイタリア、スペインの国債が反発(ECBの買いとの噂)したこともあり、このレベルで下げ止まっています。ユーロ圏では、次週の6日にドイツ、オランダ、フィンランドがギリシャへの担保要求での財務省会合を開くことから、ここでフィンランドから妥協を引き出すことができるかどうかにかかっていると思われます。また、米の著名なアドバイザリーレポートで、ECBの利下げの可能性が示されたことから、次週8日のECB理事会が注目されることとなり、それまでは上値が抑えられることになるのではないかと思います。引き続き1.40ドルから1.4550ドルのレンジの範囲内での動きと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、水平ライン、変化率) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円はドルの史上最安値をつけた8/19以降は概ね76円台の推移となり、下値が76.50円近辺(チャートの水平ライン)で維持されています。小動きが続いているものの、一目均衡表(日足)から伺えるトレンドは依然として下向きであり、狭いレンジでの動きが続いていることから、エネルギーも溜まっているとみられ、下に抜け、75.94円を下回ったときのリスクが大きくなっているよう思います。ただ、チャートからは大きな陽線で上に離れれば「なべ底」を形成(8/25は失敗)するため、一目均衡表(日足)の基準線となる78.08円近辺から雲の下限となる78.50円近辺までの上昇はあるかと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.32
EURJPY 108.85 ~ 110.36
GBPJPY 123.58 ~ 125.12
AUDJPY 81.62 ~ 83.06
NZDJPY 64.65 ~ 65.94
CADJPY 78.08 ~ 79.22
ZARJPY 10.79 ~ 11.03
NOKJPY 14.06 ~ 14.31
MXNJPY 6.15 ~ 6.29
HKDJPY 9.81 ~ 9.92
SGDJPY 63.46 ~ 64.20
EURUSD 1.4175 ~ 1.4342

■前日のサマリー
昨日の東京時間は朝方に邦銀のまとまった買い(M&A案件との噂あり)から、ドル/円がストップロス(買い)を巻き込んで77.25円、ユーロ/円もつれ高となり111.00円まで上昇しましたが続かず、ドル/円は76円台後半、ユーロ/ドルは110円台前半へと下落しました。ユーロ/ドルは1.43ドル台後半での狭いレンジの推移となりました。ロンドン時間には、スペインの5年債の入札で需要が弱かったこともあり、ユーロ/ドルがストップロス(売り)をつけて1.4263ドル、ユーロ/円が109.76円まで下落する一方で、ドル/円は77.16円まで上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数、米供給管理協会(ISM)製造業指数がともに予想を上回ったものの、ファーストアクションはドル/円が76.85円まで下落しました。その後、米株価が下落に転じたことから、リスク回避の動きから「ドル買い」となり、ユーロ/ドルがストップロス(売り)をつけ1.4227ドル、ユーロ/円は109.53円まで下落、ドル/円は77.18円まで上昇しました。クローズにかけてはFRBが米大手金融のゴールドマンサックスに住宅ローン関連で強制措置とのニュースが流れ、金融株がげらくしたことから、ドル/円は76円台後半へと下落、ユーロ/ドルは1.42ドル台後半まで戻し、ユーロ/円は109円台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.4256ドル、ユーロ/円は109.66円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9060.80 105.60
FTSE100(英) 5418.65 24.12
DAX(独) 5730.63 -54.22
NYダウ(米) 11493.57 -119.96
S&P500(米) 1204.42 -14.47
NASDAQ(米) 2546.04 -33.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.13 -0.09
日本10年債 1.052 0.018
英10年債 2.54 -0.06
独10年債 2.14 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1829.10 -2.60
NY原油(期近) 88.93 0.12

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/2(金)
・ 08:50 日本 8月 マネタリーベース 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 8月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 8月 失業率

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 1日 (木)

9/1 本日の戦略-米ISMの50割れは必至と思われる-

おはようございます。台風が接近してきていますね。勢力が強いので新たな災害の被害が出ないか心配です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米経済指標が思ったほど悪くなかったことで、NYダウなど株価が上昇しましたが、ドル/円での円の上昇圧力がそれほど緩和されたわけでもないようです。また、財務省から発表された外国為替平衡操作の実施状況(介入の実施状況)は4兆5,129億円で、予想されていた以上のものはありませんでした。結局4.5兆円で約3円の押し上げをしたものの、外部要因の悪化から効果は1日も持たなかったことになります。野田政権も円高対策として介入というカードを持っていることをちらつかせると思われますので、本日の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数、明日の米雇用統計で悪化が示されたとしても、円の史上最高値は更新される可能性が高いと思いますが、急激な円高にはならないのではないかかと思います。

一方、ユーロはギリシャギリシャ議会予算監査当局が「ギリシャ債務は制御不能」と発言していることやフィンランドのカタイネン首相が「この担保問題は目標に達するだろう」と発言、また、ギリシャ財務省は否定していますが、「同国がユーロ離脱の準備のために米法律事務所を起用した」とのルーマーも出ました。ギリシャに関してはデフォルト必死とみられることで、ユーロは引き続き1.45ドルでは重たさが感じられ、1.40ドル近辺とのレンジの動きはしばらく続くとみられます。いずれにしろスイスフランにはこれからも振り回されることになりそうです。

豪ドルはこの後10時30分に小売売上高の発表が予定されています。小売りが良ければ豪ドルが買われ、直近でつけた高値の82.18円を上に抜けると7/13の安値の83.15円近辺まで上昇するのではないかと思います。ただ、本日、新興国のブラジルが欧米のリセッション(景気後退)リスクから政策金利を0.5%引き下げていることで、次週の金融政策での利上げの可能性はほとんどないと思われますし、声明には注意と思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の上限にサポートされて上昇が継続しています。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローがともに80を超えていて、デッドクロスする可能性が高いと思われることや8/1の高値の0.8841ドルと8/9の安値の0.7964ドルを100%としたフィボナッチ61.8%戻しを達成したことから、一目均衡表の雲の中に入ってくると基準線の0.8402ドル近辺か転換線の0.8364ドル近辺まで下落してくる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.26 ~ 77.05
EURJPY 109.30 ~ 110.83
GBPJPY 123.70 ~ 125.26
AUDJPY 81.15 ~ 82.65
NZDJPY 64.65 ~ 65.98
CADJPY 77.74 ~ 78.90
ZARJPY 10.77 ~ 11.02
NOKJPY 14.13 ~ 14.39
MXNJPY 6.11 ~ 6.25
HKDJPY 9.77 ~ 9.88
SGDJPY 63.22 ~ 63.97
EURUSD 1.4295 ~ 1.4453

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦の鉱工業生産が下振れしたものの、為替への影響は限定的で方向感のないまま、ドル/円は76.75円台近辺からミドルへ緩やかに下落、ユーロ/円は110.75円近辺から110.45円近辺へと下落、ユーロ/ドルは1.44前半からミドル近辺までの小動きとなりました。ロンドン時間では発表された独失業者数が減少していたことでユーロ/ドルが1.4470ドル、ユーロ/円が110.78円まで上昇する場面が見られましたが、長くは続きませんでした。ドル/円は一時76.67円へ上昇する場面も見られましたが、上値が重く76.50円まで下落しました。NY時間には発表された米ADP雇用調査は市場予想より下振れしたものの、米製造業受注、シカゴPMIが市場予想より良かったこと、ロンドンフィキシングでまとまったユーロ買いの噂があったことで、ドル/円は76.84円まで上昇しましたが、すぐに76.42円まで下落、その後はNYダウが上昇したことで76円台後半を回復しました。ユーロは、スイス財務相による「当面は、自国通貨の上昇に対得る必要がある」との発言でスイスフランが上昇したことやロンドンフィキシングでのユーロ売りの噂から、ユーロ/ドルは1.4393ドル、ユーロ/円は110.05円まで下落しました。その後やや戻る場面も見られましたが、ギリシャ議会予算監査当局が「ギリシャの債務は、制御不能、政府の対応は奏功せず」と発言したことなどが嫌気され、ユーロ/ドルは1.4359ドル、ユーロ/円は109.90円まで下落しやや戻したものの安値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.4365ドル、ユーロ/円は110.12円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8955.20 1.30
FTSE100(英) 5394.53 125.87
DAX(独) 5784.85 140.93
NYダウ(米) 11613.53 53.58
S&P500(米) 1218.89 5.97
NASDAQ(米) 2579.46 3.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 0.05
日本10年債 1.034 0.010
英10年債 2.60 0.10
独10年債 2.21 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1831.70 1.90
NY原油(期近) 88.81 0.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/1(木)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期民間設備投資 前期比
10:30 豪 7月 小売売上高 前月比
・ 14:45 スイス 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 16:15 スイス 7月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 8月 SVME購買部協会景気指数
・ 16:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 21:15 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 7月 建設支出 前月比
23:00 米国 8月 ISM製造業景況指数
・ 01:00 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

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