山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2011年9月21日 (水)

9/21 本日の戦略-FOMCの内容に注目-

おはようございます。いよいよ大型台風15号が関東地方に接近してくるようです。気をつけましょう。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>円>ユーロ>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け会社フィッチがドイツの格付けの「AAA」を確認、見通しも「安定的」としました。また、ギリシャ財務省はトロイカ(EU・IMF・ECB)との電話会合について「談話協議、満足のいく進展あった」「EU、ECB、IMFの3機関との間で支援継続について合意が近い」との発表にユーロが買い戻された形となりました。ただ、合意に至ったわけではなく、週末のワシントンでのIMF会合時に合同調査団と引き続き協議すると述べいていることから、まだ予断は許せない状況と思います。こうした中で、IMFはソブリン債務危機がユーロ圏成長の重しとなり続けるならば、ECBは政策金利を引き下げるべきだとの見解を示しました。ギリシャ債務問題への懸念とECBの利下げ観測から、ユーロの戻りは鈍いと思われますが、本日2日目を迎える米FOMCでの金融緩和の政策次第によってはドル安になる可能性があるため、ユーロが底堅く推移するのではないかと思います。

本日は米FOMC以外での重要な経済指標の発表は予定されていません。FOMCでは何度か書いています通り、ツイストオペレーション(期間の短い債券から長い債券への乗り換え)が実施されるとみられています。また、準備預金の利率引き下げの可能性もあり、これらで資金の供給を増やす(前者の政策はあまり量的緩和には寄与しないと思いますが)とみられます。市場へのインパクトとしては、予想されていた通りのないようであれば、中長期的なドル安要因とはなると思いますが、短期的には動きづらいと思います。

一方、引き続き心配なのは、ユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円になります。リスク回避が続けば「ドル」と「円」が強含みとなる可能性が高く、クロス円には下落圧力が継続することになりそうです。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは9/12の安値の1.3500ドルと9/19の安値の1.3587ドルでダブル(W)底を形成する可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなって下落していることから、転換線を上に抜けることができれば、8/29日の高値の1.4548ドルと前出安値の1.3500ドルを100%としたフィボナッチの38.2%の1.3900ドル近辺までは戻る可能性がありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特にありません

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.15 ~ 76.72
EURJPY 103.94 ~ 105.20
GBPJPY 119.58 ~ 120.75
AUDJPY 77.91 ~ 78.98
NZDJPY 62.46 ~ 63.39
CADJPY 76.46 ~ 77.34
ZARJPY 9.76 ~ 9.94
NOKJPY 13.42 ~ 13.66
MXNJPY 5.69 ~ 5.79
HKDJPY 9.74 ~ 9.82
SGDJPY 60.25 ~ 60.87
EURUSD 1.3617 ~ 1.3772

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、朝方に格付け会社S&Pがイタリアの格付けを「A」に引き下げたことからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3680ドル近辺から1.36ドル台前半、ユーロ/円は104.80円近辺から104円台前半へと下落、リスク回避の動きからドル/円は76.76円まで上昇しました。その後は、アジアの株価の軟調推移からドル/円は76.46円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3648ドル、ユーロ/円は104.59円まで戻していましたが、株価の下落を受けそれぞれ1.3593ドル、104.00円まで下落しました。ロンドン時間に入ると発表された独ZEW景況感調査が市場予想よりは悪くなかったことや、ギリシャがユーロ離脱の国民投票を行うとの報道が否定されたこと等を背景にユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3719ドル、ユーロ/円は104.90円まで上昇、ドル/円は一時76.41円まで下落しました。NY時間帯には発表された米住宅着工件数が市場予想を下回ったものの、許可件数が予想を上回り、影響は限定的となりました。その後、スイス国立銀行(SNB)がスイスフランの上限を引き下げるとの思惑からユーロ/ドルが1.3745ドル、ユーロ/円は105.18円まで上昇、ドル/円も76.71円まで連れ高となりました。しかし、IMFが世界経済見通しを下方修正したことなどでユーロ/ドルが1.3644ドル、ユーロ/円が104.53円、ドル/円が76.44円まで下落しました。クローズにかけてはスペインの上院がEFSF拡充に対して承認したことからドルが売られ、ドル/円は76.36円、ユーロ/円が104.35円まで一時下落しましたが、やや戻してクローズしています。
クローズはドル/円が76.56円、ユーロ/ドルが1.3683ドル、ユーロ/円は104.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8721.24 -142.92
FTSE100(英) 5363.71 104.15
DAX(独) 5571.68 155.77
NYダウ(米) 11408.66 7.65
S&P500(米) 1202.09 -2.00
NASDAQ(米) 2590.24 -22.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.01
日本10年債 0.996 -0.017
英10年債 2.39 -0.01
独10年債 1.79 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1809.10 30.20
NY原油(期近) 86.89 1.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/21(水)
・ 13:30 日本 7月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:35 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 前月比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

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    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



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