9/23 本日の戦略-G20への期待が下支えとなるか-
おはようございます。本日は秋分の日で昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですね。季節を先取りしたようで10月下旬の気温のようですので肌寒さを感じます。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日は期待されていた米FOMCに対する失望から、アジアの株価が下落したことに加え、欧州の金融機関などへの不安が広がったことで、リスク回避の動きが加速したようです。原油価格なども大幅な下落や中国の成長に対する懸念も出て、豪ドル、NZドルなどが主要通貨に対して大きく売られました。ユーロもECBによるスペイン、イタリア国債の購入などによりかろうじて大幅な下落は避けられていますが、ギリシャのデフォルト懸念がくすぶり続ける中で、エクスポージャーを抱える欧州(とくにフランス)の金融機関に対する不安が継続しています。こうした中で本日から、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催されます。市場はG20で何らかの合意がみられるのではないかとの期待が持たれています。何らかの合意がないようであれば、株価ガの下落が継続することとなり、リスク回避からの「ドル買い」と「円買い」の流れが継続することになりそうです。
昨日、21日移動平均線からの乖離率から見ると「売られすぎの状態となっている通貨ペアが多数」と書きましたが、更に21日移動平均線から乖離しています。本年7-8月の高値の昨日の安値、昨日の21日移動平均線からの乖離率を表にしてみました。
2007年のBNPパリバ傘下のファンドが凍結されたときや2008年のリーマンショックに比べると、まだ下落余地があるように見えますが、そこまで行くのかはG20での協調行動がとれるかどうかにかかってきます。
先進国と新興国経済は景気悪化時にはデカップリングではなく、新興国の経済も先進国の減速による影響を受けることが確実で(2008年のリーマンショック時も同じ)、今回もその懸念が高まっています。このため、G20でこの認識が共有でき、ブラジルからの支援提案などの協調行動が見られることを市場は期待していると思います。ただ、市場は疑心暗鬼になっているため、手元資金を確保する方向に歯しやすいのではないでしょうか。
また、本邦政府・日銀による介入に対する期待ですが、ドル/円は歴史的な円高水準にあるのに加え、クロス円でも円高が進んでいて、ユーロ/円でも10年ぶりの高値水準との報道がよくなされています。本邦9月の中間期末に向け本邦輸出企業の円転(円買い)需要が多いとの噂もあり、本日は休日のため、週明け26日からスポットの月末となる28日(資金の受け渡しが30日)の間に実施するのではないかとの見方が市場では多くなっているため、本日は円の高値(ドルの安値)は限定的となると思われます。
■AUDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACD) 豪ドル/円は8/9につけた安値の76.58円を下抜け下げが加速し73.87円まで下落しました。ボリンジャーバンドの-2σ(標準偏差2倍)も大きく下抜けています。バンド幅が拡大していることから、まだ下落余地があると思われ、チャートからは-2σの中に戻った時がエントリーポイントと見られます。ただ、前出安値の76.58円が戻りの目処と見られます。
source: uedaharlowfx
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 年初来安値更新
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
南アランド/円 年初来安値更新
カナダドル/円 年初来安値更新
■変動率からの予想レンジ 07:22→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀への介入期待などで10時過ぎにドル/円が76.97円、ユーロ/円は104.36円まで上昇しましたが、アジアの株価が下落したことでリスク回避の動きとなり、ドル/円は76.20円、ユーロ/円は103.14円まで下落、ユーロ/ドルも1.3600ドルから1.3520ドルまで下落しました。ロンドン時間帯では、欧州の株価が大幅に下落(4%以上)したため、リスク回避が継続し、ドル/円は76.53円から76.15円、ユーロ/円は103.20円近辺から102.22円、ユーロ/ドルが1.3520ドル近辺から1.3420ドル近辺まで下落しました。NY時間帯は発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より良かったものの、ガイトナー米財務長官が「広範な金融支援なしには、ユーロ圏のフレームワークは失敗する」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。米株式市場がオープンし、NYダウが大幅下落となるとドル/円も76.11円まで下落、ECBによる政策金利の引き下げの噂やFRBがドルの借入金金利を1%引き下げるとの噂、安住財務相が「日本はギリシャ救済のためにEFSF債の購入が可能」などと発言したことなどから、ドル/円が76.57円、ユーロ/円は103.29円、ユーロ/ドルは1.3528ドルまで上昇しましたが、クローズにかけては、ドル/円は76.20円近辺、ユーロ/円は102.60円近辺、ユーロ/ドルは1.3450ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.21円、ユーロ/ドルが1.3459ドル、ユーロ/円は102.58円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/23(金)
・ 21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 05:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
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