9/26の週の見通し -本邦政府・日銀による介入あるか-
こんにちは。先週は3連休、3日出勤、3連休と恵まれた環境でしたが、特になにすることなく無為に過ごしてしまったようです。
■ドル/円 60分足
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■ユーロ/ドル 60分足
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■ユーロ/円 60分足
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■先週の動き
先週はユーロ圏非公式財務相会合でユーロ圏の債務問題に対して有効な手段を打ち出せなかったことなどからユーロが先行、1.36ドル後半でオープンしたユーロ/ドルが1.3587ドル、105円台ミドル近辺でオープンしたユーロ/円が103.98円まで下落しました。また、20日には格付け会社S&Pがイタリアの長期債務信用格付けを1段階引き下げ「A」としたことから、ユーロの弱含みが継続しましたが、米FOMCを前にユーロの下値が1.35ドル台は堅く推移しました。FOMCでは「オペレーション・ツイスト」の実施が決定されたものの、準備預金に対する付利の利下げなどは実施されず、市場に失望が広がったことから、世界的な株価の下落の連鎖となり、22日にはユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。しかし、G20財務相・中央銀行総裁会議では「われわれは、成長を支え、信頼に足る財政健全化計画を実施し、強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保することにコミットしている」「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」と急きょ声明を発表したほか、10月の理事会でECBが1.00%の利下げを行う可能性を示したことなどで、ユーロ/ドルは1.35ドル近辺、ユーロ/円は103.70円近辺まで戻しました。
ドル/円は本邦政府・日銀による介入警戒が強い中で、ユーロ圏の債務問題などから世界的な株価の下落が継続すると、21日には一時76.11円まで下落しましたが、日銀のレートチェックの噂から76.66円まで反発、22日には介入期待の高まりで76.97円まで上昇しました。しかし、本邦輸出企業のドル売りが77円台で暑いこともあり、22日には再び76.11円まで下落、FOMCの結果を受けて失望からのドル買いで76円台後半まで戻し、週末は本邦の中間期末を前にした本邦政府・日銀の介入警戒などから円が売られ76.85円まで戻し、76円台後半でクローズしました。
通貨でみると、円とドルが主要通貨に対して1%以上上昇しています。一方、資源国通貨や新興国通貨が大きく売られました。
■週間騰落率(JPY)
※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
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■今週の見通し
今週最大の焦点は、本邦政府・日銀による円売りの介入があるかどうかと思われます。ドル/円は史上最高値の75.95円を更新するには至っていませんが、歴史的に見ても円高水準が続いていることに加え、ユーロ/円が10年ぶりの円高水準になっていることで、9月の本邦企業の中間決算を前に円売り(ドル買い)介入に対する期待が高まっていることで、月末最終週となる26日の週はこれまで円買い(ドル売り)を控えていたこれらの企業がドル売りを行ってくる可能性があります。このため、事前に水準を引き上げておかないと円の史上最高値の75.95円を実需面から更新するのではないかとの警戒感があります。
こうした中で、実質上の月末となる28日(スポット取引は2営業日後が受け渡しとなるため、この日の取引は30日の受け渡しとなる)までに行ってくるとの見方と、この日がすぎて円高が進むようであれば、月末までに行ってくるとの見方もあります。いずれにしても今週に円売り介入がなければ10月からは円高が一段と進む可能性もあるのではないかと思います。ただ、浅川雅嗣副財務官は「円相場の適正水準についてはコメントしない」「デフレが続く限り、円に対する上昇圧力も継続する」との考えを示していて、継続的な円売り介入の可能性が低いことを示唆していると思われます。
G20財務相・中央銀行総裁会合では、「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」としていますが、踏み込んだ具体的な内容は示されていず、ドイツは「欧州共同債」の発行に反対を改めて示しました。ドイツ銀行はギリシャ国債のヘアカット率(債務元本の削減)が25%以上に達する可能性を指摘しており、ギリシャにエクスポージャーを抱える金融機関に対する懸念が継続することが予想されます。また、ギリシャでは政府が新たに決定した緊縮財政政策に対する不満が高まっており、10月5日と19日に大規模なストを計画しており、ギリシャの政情不安も懸念要因となります。一方、安住財務相は「次回G20財務相・中央銀行総裁会合が行われる10月中旬までにギリシャ問題に一定の進展がみられないと世界経済の失速感は免れない」と発言しています。このため、ECBによる政策金利の引き下げも含めて10月初旬から中旬にかけてが一つの山場になると思われ、対応が市場の不信を招くと資源国通貨や新興国通貨などが下落、ドル買いと円買いが継続することになり、クロス円の下落幅が大きくなると思います。
この他ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金の証拠金を21.4%、銀の証拠金を15.6%、同の証拠金を17.6%引き上げ、26日から適応するとしています。このため、これらの商品はポジションの調整が進むことも考えられ、これが株価の下落、ドルの上昇につながる可能性も否定できません。経済指標では26日の独IFO景気動向指数、27日米CB消費者信頼感指数、28日米耐久財受注、29日米4-6月期GDP確定値、30日独小売売上高が注目され、これらが悪化し、株価が下落するとクロス円の下落につながりそうです。
■今週の予想レンジ
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■日、週、月、年騰落データ
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■注目イベント
9/26(月)
・ 07:45 NZ 8月 貿易収支
・ 17:00 ドイツ 9月 IFO企業景況感指数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 前月比
9/27(火)
・ 08:50 日本 8月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:00 ユーロ圏 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 9月 リッチモンド連銀製造業指数
9/28(水)
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前年同月比
・ 未定 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
9/29(木)
・ 08:50 日本 8月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 南ア 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 16:55 ドイツ 9月 失業者数 前月比
・ 16:55 ドイツ 9月 失業率
・ 17:30 英国 8月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 8月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 23:00 米国 8月 住宅販売保留指数 前月比
9/30(金)
・ 06:45 NZ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:01 英国 9月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 8月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 8月 失業率
・ 08:30 日本 8月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 9月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 9月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 8月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 失業率
・ 18:30 スイス 9月 KOF景気先行指数
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:45 米国 9月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。




