9/5の週の見通し -豪・日・英・欧州の金融政策に注目の週-
こんばんは。台風12号はノロノロで近畿を始め各地に甚大な被害をもたらしています。震災、豪雨、台風と日本に無事なところがありません。
■ドル/円 60分足
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■ユーロ/ドル 60分足
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■ユーロ/円 60分足
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■先週の動き
先週のドル/円は本邦民主党の代表選挙で新首相に財務相の野田佳彦氏が決選投票の末勝利したものの、為替市場への影響は限定的で本邦政府・日銀の介入警戒から、76円台ミドル近辺では底堅く推移しました。週半ばにはロンドンフィキシングでユーロへのまとまった売りの噂などが、一時76.41円まで下落する場面が見られました。その翌日には本邦企業のよるM&Aに絡むドル買いの噂から一時77.24円まで上昇しましたが、2日に発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想から下振れする0人の増加となったことで、76円台後半でクローズしました。
ユーロは週初こそ、ギリシャ第3位のアルファ銀行が第2位のEFGユーロバンク・エルガシアスを買収すると発表したことなどを背景にして金融株が主導して株価が上昇したことなどから1.4547ドルまで上昇しましたが、イタリア国債の入札が不調に終わったことやユーロ圏の景況感が悪化したことなどから弱含みの推移となり、31日のロンドンフィキシングでまとまったユーロ売りの噂もあり、ユーロ/ドルは1.4358ドル、ユーロ/円は109.89円まで下落しました。その後もスペインの国債入札も低調だったことや米国の金融株が下落したことなどでストップロスを巻き込んでユーロ/ドルは1.4185ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落しました。
通貨別に見ますと、ドルもユーロも悪材料が続いていることで、比較的リスクが少ないとみられている豪ドル、NZドルが上昇、ドル/円は強弱がほとんどありませんでした。ドルとユーロでは、ユーロのほうがより弱い材料となったことで、ユーロは主要通貨に対して下落しています。
■週間騰落率(JPY)
※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
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■今週の見通し
先週金曜日に発表された米国の雇用統計では、失業率は前月と変わらずの9.1%となったものの、非農業部門雇用者数は増加が0人となり、市場予想から下振れしました。詳細下記のようになっています。
・非農業部門雇用者数( )内は前月
製造業 0.3万人減(5.2万人増)
サービス産業 2万人増(10.4万人増)
政府 1.7万人減(7.1万人減)
・期間( )内は前月
5週間未満 19.6%(19.3%)
5週から14週 21.7%(22.2%)
15週から26週 15.9%(14.1%)
27週以上 42.9%(44.4%)
これらの数字を見ると、民間(製造業とサービス業を足した雇用者数)は1.7万人の増加に留まり、前月からは大幅に低下しています。サービス業の大幅低下は8月6日に始まったベライゾン(大手通信社)のストの影響があったものとみられることから、見かけより悪くないと考えられますが、小売業なども減少していることから、個人消費が減少してきていることが推測されそうです。また、27週(半年)以上職のない人の割合は減少しているものの、これは求職をあきらめた人たちが増加していると考えられ、米国の雇用の状況が決して良くないとみられます。今後、非農業部門雇用者数がマイナスになっていくようだと、景気刺激策の要求が高まると思われ、財政的に厳ししい状況にある中で、FRBへの緩和への期待が高まるものとみられることや、格付け機関ムーディーズやフィッチにより、米国の格下げが行われる可能性があり、ドルの一段安につながるものと思います。こうした中での8日のバーナンキ米FRB議長の講演には注意が必要と思われます。
こうした中で、今週は週末に仏マルセイユで行われるG7財務相・中央銀行総裁会議が注目されると思います。この中で、本邦政府・日銀による介入を持さない姿勢に対して理解が得られるのかなど安住新財務相の手腕が試されそうです。また、ここ数カ月の株価の不安定な動きや欧州周辺国の債務危機に対して対策等が示されるかにも注目です。
今週は6日に豪準備銀行(RBA)、7日に日本銀行(BOJ)、8日に英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)と各国の金融政策が発表されます。豪は市場の利下げ期待に対して、スティーブンス豪RBA総裁の議会証言ではインフレを懸念していることが示されましたが、今回の会合後のステートメントではどのような内容が示されるのかに注目で、利下げが示唆されるようならば豪ドルの下落の可能性が高まります。日銀では円高対策として更なる量的緩和が期待されているものの、できる範囲が陰られている中で、日銀がどのように判断するかに注目と思います。ただ、ドル/円に与える影響は限定されると思っています。英国はタカ派(利上げ派)がいなくなったことで、据え置きと思われることから特に影響はないと思います。ユーロはトリシェECB総裁が利下げの可能性をほのめかしたこともあり、トリシェECB総裁の定例記者会見に注目が集まるものと思われ、仮に利下げに言及した場合にはユーロが売られることになると思います。
■今週の予想レンジ
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■日、週、月、年騰落データ
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■注目イベント
9/5(月)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前年同月比
9/6(火)
・ 08:01 英国 8月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 経常収支
・ 10:30 豪 7月 住宅ローン件数 前月比
・ 13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 7月 製造業新規受注 前月比
・ 23:00 米国 8月 ISM非製造業景況指数(総合)
9/7(水)
・ 08:50 日本 8月 外貨準備高
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 17:30 英国 7月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 7月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 カナダ 8月 Ivey購買部協会指数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/8(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
・ 10:30 豪 8月 新規雇用者数
・ 10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
・ 21:30 米国 7月 貿易収支
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比
9/9(金)
・ 08:50 日本 8月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 失業率
・ 20:00 カナダ 8月 新規雇用者数
・ 21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 23:00 米国 7月 卸売在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。




