9/8 本日の戦略-トリシェECB総裁、バーナンキFRB議長発言に注目-
おはようございます。本日もよろしくお願いします。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日はドイツ連邦憲法裁判所が原告の意見申し立てを棄却したこと(ただし、9月29日の議会委員会の承認が必要)、スペイン上院で、予算に関する憲法改正案が承認されたこと、イタリアで財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことなどから、リスク回避を巻き戻すドル売りの動きとなり、ドルが売られる展開となりました。ただ、ユーロではギリシャの2年債の利回り55.3%に達していることやフィンランド首相がギリシャ救済に参加しない可能性を示唆、ユンケル議長もギリシャ向け次回融資の実行、保証しないと発言するなど、ギリシャのデフォルトリスクが高まっています。また、IMFはユーロ圏経済成長見通しを引き下げています。このため、世界同時株安は昨日は収まっているものの、状況が変わったわけではないので、引き続きユーロには下落圧力がかかるものと思っています。一方、テクニカル分析ではユーロ/ドル、ユーロ/円がともにストキャスティックススローがゴールデンクロスしていることで、本日予定されていますECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見の内容では、ユーロが上昇する可能性があります。
本日は上記のECB理事会以外にも米国の貿易収支、バーナンキ米FRB議長の講演が予定されていて、今月に20・21日に実施される米FOMCでの緩和策のヒントとなる内容に注目していると思われ、特に触れられなかった場合には、米株価の下落からドルが買われやすくなると思います。また、オバマ米大統領が雇用対策に3000億ドル以上を投入するとの見方から期待感
また、本日は10時30分に豪で失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。昨日の4-6月GDPに続き、よい雇用の内容が示されると豪ドルは堅調に推移するものと思われます。
■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、エンベロープ)
source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは21日移動平均線から上に2%(エンベロープの内側)、下に3%(エンベロープの外側)でのレンジの動きとなっています。このため、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローと%Dスローのクロスがレンジに近いところで発生した場合には有効に機能すると思われます。昨日、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、上昇する確率は高いと思いますが、一目均衡表(日足)から見るトレンドは下向きなので、9/6の安値の1.3971ドルを下抜けたときはレンジから外れる可能性が高くなります。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け
■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ
Ccy 予想レンジ USDJPY 76.87 ~ 77.49 EURJPY 108.11 ~ 109.38 GBPJPY 122.73 ~ 124.02 AUDJPY 81.64 ~ 82.89 NZDJPY 63.56 ~ 64.72 CADJPY 77.97 ~ 78.94 ZARJPY 10.67 ~ 10.88 NOKJPY 14.20 ~ 14.44 MXNJPY 6.09 ~ 6.22 HKDJPY 9.83 ~ 9.92 SGDJPY 63.58 ~ 64.19 EURUSD 1.4006 ~ 1.4176
■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジア株が全般的に堅調に推移したこともあり、リスク回避の巻き戻しとなったことから、ドルが主要通貨に対して売られました。ドル/円は本邦日銀の金融政策が現状のまま据え置かれたことから、一時77.07円まで下落し、ユーロ/円も108.31円まで連れ安となりました。ユーロ/ドルはドルの下落から1.40ドル近辺から1.4080ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ドイツ連邦憲法裁判所がユーロ救済策への参加の合憲性を問う訴えを退けたことで、ユーロ/ドルが1.4150ドル、ユーロ/円が109.09円まで上昇、ドル/円は再び77.07円まで下落しました。しかし、フィンランド首相が「ギリシャ救済へ参加しない公算も」と発言したことから、ユーロ/ドルは1.4025ドル、ユーロ/円は108.33円まで下落、ドル/円は77.20円近辺まで戻しました。NY時間に入るとユーロ/ドルは1.4012ドル、ユーロ/円は108.29円へと下落しましたが、スペイン上院が予算に関する憲法改正案を承認したこと、イタリア財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことを背景に欧米の株価が堅調に推移したことで、ユーロ/ドルは1.4108ドル、ユーロ/円は109.00円まで一時上昇しました。ドル/円はエバンス米シカゴ連銀総裁が「FRBはインフレ率が3%を下回る限り、失業率が7.5%に低下するまで低金利を確約する可能性がある」と発言したことで、株価のう上昇にも後押しされ、一時77.45円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.21円、ユーロ/ドルが1.4093ドル、ユーロ/円は108.85円。
■株価(bloomberg.co.jp)
Index
引値
前日比 日経225
8763.41
172.84 FTSE100(英)
5318.59
161.75 DAX(独)
5405.53
211.56 NYダウ(米)
11414.86
275.56 S&P500(米)
1198.62
33.38 NASDAQ(米)
2548.94
75.11
■金利(bloomberg.co.jp)
Country
利回り
前日比 米10年債
2.04
0.01 日本10年債
1.009
0.022 英10年債
2.34
0.00 独10年債
1.90
0.01
■コモディティ価格
Commodities
引値
前日比 NY金(期近)
1817.60
-55.70 NY原油(期近)
89.34
3.32
■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/8(木)
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
・ 10:30 豪 8月 新規雇用者数
・ 10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
・ 21:30 米国 7月 貿易収支
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 02:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比
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