山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

Disclaimer

  • 当レポートの著作権は、上田ハーロー株式会社に帰属します。許可無く記載内容の複製、転載等を行うことは出来ません。
    また、情報の内容については万全を期しておりますがその内容を保証するものではなく、これらの情報によって生じたいかなる損害についても弊社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
    また、掲載事項は、外国為替及び投資に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
    投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いいたします。

    取引開始にあたってはリスク・取引内容などを十分ご確認の上、ご自身の判断にてお取引ください。
    外貨保証金取引は元本・収益を保証するものではなく、為替や金利の変動等により損失が生じることがあります。
    また、お客様が預託した保証金以上のお取引が可能なため、為替相場や金利の変動等により預託した保証金以上の損失が生じる可能性があります。
    当社が提示する為替レートおよびスワップポイントは売値と買値に差額があります。
    取引手数料は無料(ただし現受渡しは10ポイント)、必要保証金は、外貨アクティブ:取引の額(想定元本)の4%、外貨リザーブ:取引の額(想定元本)の30%、法人200:取引の額(想定元本)の0.5%、法人100:取引の額(想定元本)の1%。必要保証金額は一定ではなく為替レートにより変動します。
    ポジション形成時のレバレッジは外貨アクティブで最大25倍、外貨リザーブは最大約3.3倍、法人200で最大200倍、法人100で最大100倍です。

    上田ハーロー株式会社
    金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第249号
    〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-1 神田須田町スクエアビル5階
    TEL:03-5207-8639
    加入協会:(社)金融先物取引業協会 会員番号第1505号

« 2011年9月 | メイン | 2011年11月 »

2011年10月31日 (月)

10/31 本日の戦略-本日早朝に円の戦後最高値更新-

おはようございます。本日で10月も終わりです。この時期になるとそろそろ「1年が早い」という話題が多くなってきます。先日2012年のカレンダーの製作に着手しましたので、実感としても2011年の終わりという感じです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝のシドニー・ウエリントン時間帯(東京時間のオープン前)にドル/円は1ドル=75.34円とドルの戦後最安値を更新しました。ただ、このレベルでは本邦政府・日銀への介入警戒もあり、現時点では75円台後半へと戻しています。実際に介入が行われるかについては未知数ですが、本来為替政策は2国間の問題という観点に立てば、ドル安に対する介入の実施はあり得ると思います。ただ、10月初旬のように円の全面高ではなく、クロス円では上昇していることやカンヌでのG20首脳会議を週末に控えていることから、政府・日銀も動きにくいとみられ、ドル/円で75円を割り込み大幅なドル安が進まない限りは実施の可能性は低いと思います。このため、介入期待での安易なポジションを作ることは控えたほうがよさそうです。

ユーロに関しては、先週26日にユーロ圏首脳会議で包括策が合意されていますが、これの進展については今後を見ないとわかりません。格付け会社フィッチがギリシャ債について50%のヘアカットを民間投資家が受け入れた場合に、デフォルトイベントとなるという認識を示しています。また、イタリアの国債入札(2014年償還)は利回りが4.93%と前回入札の4.68%から上昇しています。このため、市場の懸念は完全に払しょくはできていないと思いますが、ドルの先安観測からユーロは底堅く推移すると思われます。

本日は月末ということもあり、需給でドル/円は朝方に買われやすくなると思いますが、76円台を回復できないようであれば、ますます76円台が遠くなります。本邦輸出もオーダーを下してこなければなくなるため、ドルの上値が押さえらることになります。また、海外時間でのユーロのフィキシング(21時ころ)やロンドンフィキシング(深夜2時ころ)に、大口のドル売りなどが持ち込まれる可能性があります。一方、経済指標は16時のドイツ小売売上高、22時45分のシカゴ購買部協会景気指数があるくらいで、週後半に控えているイベントを待っていると思いますので、積極的に取引は手控えら得るのではないでしょうか。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は10/17の高値の62.44円を僅かに超えた62.59円の高値を10/28につけました。このままで下落して一目均衡表(日足)の転換線を下に抜けるようであればダブル天井(M型天井)となる可能性があります。この場合には10/4につけた57.33円と前出高値を100%としたフィボナッチ38.2%押しとなる60.58円から50%押しとなる59.97円近辺まで下落する可能性が出てきます。逆に前出高値の62.59円を上に抜けるようであれば雲の上抜けを試しに行くと思われ63.55円が目標値となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 07:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.53 ~ 76.06
EURJPY 106.57 ~ 108.19
GBPJPY 121.46 ~ 122.96
AUDJPY 80.47 ~ 82.05
NZDJPY 61.60 ~ 62.78
CADJPY 75.85 ~ 77.05
ZARJPY 9.69 ~ 9.94
NOKJPY 13.87 ~ 14.11
MXNJPY 5.76 ~ 5.89
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 60.66 ~ 61.50
EURUSD 1.4095 ~ 1.4268

■前日のサマリー
週末の東京時間は仲値にかけてドルが買われたことで、ドル/円が76.00円をつけましたが、ここで戻りいっぱいとなりました。ユーロ/ドルはアジアの株価が堅調に推移したものの、対ドルで1.4199ドル、対円で107.87円まで上昇するに留まり、それぞれ1.4160ドル、107.40円との間のレンジの動きとなりました。欧州時間に入ると、株価が飲み悩みとなる中、方向感が出ず、ドル/円は戻りが75.94円で75.75近辺まで下落、ユーロはイタリア国債の入札が低調だったことやギリシャ債のヘアカットはデフォルトイベントと見なすとの認識を示したことで、対ドルでは一時1.4134ドル、対円で107.12円まで下落しました。NY時間には、米個人所得、個人支出はいずれも材料とはならず、市場が薄い中でドル/円は75.68円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.4135ドル近辺から1.4190ドル近辺、ユーロ/円は107.10円近辺から107.48円近辺での小動きに終始しました。
クローズはドル/円が75.81円、ユーロ/ドルが1.4159ドル、ユーロ/円は107.32円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9050.47 123.93
FTSE100(英) 5702.24 -11.58
DAX(独) 6346.19 8.35
NYダウ(米) 12231.11 22.56
S&P500(米) 1285.09 0.50
NASDAQ(米) 2737.15 -1.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.32 -0.08
日本10年債 1.044 0.032
英10年債 2.60 -0.01
独10年債 2.17 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.20 -0.50
NY原油(期近) 93.32 -0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/31(月)
・ 14:00 日本 9月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 9月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 9月 小売売上高指数
・ 18:30 英国 9月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 9月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 9月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 9月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 9月 原料価格指数
・ 22:45 米国 10月 シカゴ購買部協会景気指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月30日 (日)

10/31の週の見通し -重要イベントの重なる週-

こんはんわ。本日は田舎から親が出てきたこともあり、オープン前のスカイツリーを見に行きました。ちなみに写真は押上駅方向から見たものです。
skytree

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は26日のユーロ圏首脳会議で債務危機の包括策が合意に至るかが最大の焦点となりました。週前半はダドリーNY連銀総裁が「量的緩和第3弾はあり得る」と発言したことによるドル安に対して、ユーロ圏の首脳会談が延期されるとの噂など「ドル」も「ユーロ」も買いにくく、「円」が消極的に志向される展開となり、ドル/円は介入警戒感から月曜日のオープンには76.48円が週の最高値となり、21日のNY時間に付けた1ドル=75.78円のドルの史上最安値を更新する75.67円まで一時下落しました。26日のユーロ圏首脳会議では、EFSFが1兆ユーロに拡充されたこと、ギリシャ債のヘアカット(債務の元本減免)が50%で民間投資家(銀行団)と合意したこと、イタリアが構造改革へ強い意欲を示したことなどで、ユーロが買われ対ドルでは1.38ドル近辺から1.4245ドルまで、対円では104.75円から108.12円まで大幅上昇となりました。週末金曜日は主要なイベントもなくなり、ポジション調整が主導となり、各通貨とも小幅な動きに留まりました。

円は進行する円高に対処するため、安住財務相が「事務方には準備するように指示している」「断固たる措置をとる用意がある」などとけん制発言を繰り返したことや27日の日銀の金融政策決定会合の政策決定と同時に介入が実施されるとの噂が流れたものの、本邦政府・日銀による介入は実施されず、週後半の2日は引値でも75円台後半となりました。また、日銀は歴史的な水準の円高や欧州債務問題の混乱による景気の下振れ懸念に対応するとして資金供給のための基金の総額を5兆円増額し55兆円とする案を8対1で決定しました。ただ、買い入れ額が市場の予想通りであったことや買い入れする資産が国債に限定されたことなどは市場の失望につながりました。

通貨別にみると、ドルが主要通貨に対して下落、円もドルを除いて下落しました。結果的にはリスク志向からのドル安と円安が進んだとみられますが、ドル/円が介入警戒で底堅かったことで、他通貨でのドル安が円安をを呼んだといえそうです。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は11月2日(日本時間3日)の米公開市場委員会(FOMC)と4日の米雇用統計でドル安の流れが反転するかどうかが注目されます。その他にも1日のISM(米供給管理協会)の製造業景気指数、2日のADP雇用調査などがあります。特に米国の金融政策では、イエレンFRB議長やダドリーNY連銀総裁などが金融緩和を支持しているのに対し、フィッシャー、プロッサー、コチャラコタ各地区連銀総裁は反対しています。26日のユーロ圏首脳会議で決定されたユーロ圏の債務に対する包括策を受けて、自国の金融政策に対してどのような判断を下すのか、前回決定したオペレーション・ツイストの効果が未知数の中で更なる緩和示唆するのかに注目したいと思います。仮に市場に出ている量的緩和への期待を後退させる内容になった場合には、株価の下落とドル買いにつながると思います。

一方、欧州でもドラギECB新総裁が主催する3日のECB理事会での金融政策決定会合となります。これまでトリシェECB総裁は定例記者会見で今後の金融政策の方向性を示唆してきていましたが、ドラギ新ECB総裁の手法は未知数です。このため、発言の内容が市場に間違って受け止められる可能性があります。市場は12月のECB理事会で0.5%の利下げを予想していることから、これを否定するような内容であるとユーロは一段高となると思います。

対ドルで史上最高値を更新している円は、個人投資家などから本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入の期待が出ています。ただ、クロス円では円安となっているうえに、今週週末にG20首脳会議が予定しているため、75円を割り込み急激に円高が進まない限り、可能性はかなり低くなったと思います。現在の市場の評価チャンスを逃がした(遅くとも日銀金融政策決定会合と同時)との見方です。ドル/円の75円割れにはオプションに絡むストップロスがまとまっているとみられるため、75円を下抜けた時は73円近辺までのドルの下落があるかもしれません。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 74.30 76.70
ユーロ/ドル 1.3950 1.4340
ユーロ/円 105.70 109.30
ポンド/円 120.50 124.20
豪ドル/円 77.40 82.80
NZドル/円 61.30 63.60
南アランド/円 9.60 10.00

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/31(月)
・ 06:45 NZ 9月 住宅建設許可件数
・ 14:00 日本 9月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 9月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 9月 小売売上高指数
・ 18:30 英国 9月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 9月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 9月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 9月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 9月 原料価格指数
・ 22:45 米国 10月 シカゴ購買部協会景気指数
11/1(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 9月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 16:00 英国 10月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 9月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 10月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:30 英国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
・ 23:00 米国 9月 建設支出 前月比
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数
11/2(水)
・ 08:50 日本 10月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 9月 住宅建設許可件数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:30 米国 10月 チャレンジャー人員削減数
21:15 米国 10月 ADP雇用統計
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
11/3(木)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期失業率
・ 09:30 豪 9月 小売売上高
・ 18:30 英国 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
23:00 米国 10月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 9月 製造業新規受注
11/4(金)
・ 18:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 20:00 ドイツ 9月 製造業新規受注
・ 20:00 カナダ 10月 失業率
・ 20:00 カナダ 10月 新規雇用者数
・ 21:30 カナダ 9月 住宅建設許可件数
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 10月 失業率
・ 23:00 カナダ 10月 Ivey購買部協会指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月29日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/25現在)

こんにちは。本日も図書館へ行ってきました。片道2kmくらいなので歩くにはちょうどいい距離です。古利根川の川沿いに遊歩道も完成していました。

28日に発表された25日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが91.9億ドルの買い超し、円は6,784.9億円の買い超し(ドルでは89.2億ドルの売り超し)に減少、ユーロは95.6億ユーロの売り超し(ドルでは133.0億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは23.1億豪ドルの買い超し(ドルでは24.0憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは9.2億NZドルの買い超し(ドルでは7.3億ドルの売り超し)の増加となりました。

CFTCへの届け出日となる火曜日のポジションでは、円に上昇圧力がかかったことが示され、円は先週に比べて約2倍のロングポジションとなりました。一方、ユーロに対する懸念が残ったことで、ユーロのショートポジションはほぼ変わらない状態でした。26日のユーロ圏首脳会議で包括策が示されたことやギリシャ債のヘアカット50%でユーロ圏首脳と銀行団が合意したことから、ユーロのショートポジションは大幅解消されたとみられます。また、円が連日最高値を更新したことで、円のロングも積み上がったものと見られます。次週は米ISM景気指数やECB理事会、米国雇用統計、G20サミットなどイベントが多数あることで、ポジションは日々大きく変わるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 54,279 27,372 75,999 21,720 97,719
EUR -76,512 1,208 21,323 97,835 119,158
GBP -50,147 3,079 18,917 69,064 87,981
CHF -1,203 1,040 5,077 6,280 11,357
CAD -17,923 6,872 25,368 43,291 68,659
AUD 23,071 2,718 45,831 22,760 68,591
NZD 9,219 994 13,298 4,079 17,377
MXN 54,279 27,372 75,999 21,720 97,719
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは40,357コントラクトのロング減少の86,271コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は27,372コントラクトのロング増加の54,279コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは1,208コントラクトのショート減少の76,512コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは6,872コントラクトのショート減少の17,923コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは994コントラクトのロング増加の9,219コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(31日更新)

2011年10月28日 (金)

10/28 本日の戦略-ドル安からの円高では介入無理そう-

おはようございます。明日誕生日を迎える長男が「マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!」(カール・コールマン著)の話しをしていたので、「誕生日が来ないのだからプレゼントはなくていいね(笑)」といったら、前借ならぬ前プレゼントを請求されました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も1ドル=75.67円とドルが戦後最安値を更新し、クローズベースでも初めて76円を割り込みました。報道では「円高」が進んでいるように言われていますが、為替全体の動きから見ると「ドル安」が進んでいる状態です。株価が大幅に上昇したことからファンディング(資金調達)通貨としてドルが売らているため、円にも上昇圧力がかかっています。ユーロ/円や豪ドル/円などクロス円は大幅な上昇となったことから、「円」が買われているわけではありません。また、欧米の株価が大幅に上昇したことから、日経225平均株価も上昇すると見られるため、個人投資家や市場で一部期待が出ている政府・日銀によるドル買い円売り介入は実施されないのではないかと思います。

ユーロに関しては、ユーロ圏首脳会合でEFSFの拡充は予想通りだったものの、民間投資家のギリシャ債のヘアカット(元本部分の減免)が50%で同意されたこと、イタリアが構造改革への強い決意を示したことがサプライズを持って迎えられたようです。銀行の資本増強についてはEBA(欧州銀行監督機構)が域内70行の資本不足額を1060億ユーロとしています。多くの銀行は資本増強策を発表していますので、順調に進めば安心感は増すと思います。こうしたこともあり、昨日はユーロが大幅に上昇していますが、短期的には行きすぎたようにも思えます。

昨日のドルストレート、クロス円は大幅に上昇しました。このため、21日移動平均線から大きく乖離しています。いずれもクローズベースですが、EURUSDで3.718%、AUDJPYで5.456%、NZドル/円で3.601%、豪ドル/米ドルで6.502%、NZドル/米ドルで4.60%となっています。一般的には21日移動平均線であれば3%乖離した状態はそろそろ反転のシグナルと捉えていますので、豪ドルは行きすぎた感があります。ただ、市場センチメントが楽観的になってからまだそれほど日数は経っていないので、勢いとしては上方向にあると思いますが、調整のリスクも視野に入れておいた方が良いと思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは大幅に上昇し、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ました。また、遅行線も雲上に抜け出たことでトレンドは上昇継続を示しています。ストキャスティックス(スロー)も80以上ながらゴールデンクロスしていて、強いトレンドが出ているように見えます。ただ、上記にも書きましたが21日移動平均線からの乖離が大きくなっています。上下に3%の乖離を描いたエンベロープからは大きくはみ出していますので、21日移動平均線に向かって収束してくるものと思います。その前に転換線の1.0435ドルがサポートとして存在しています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.64 ~ 76.18
EURJPY 106.97 ~ 108.60
GBPJPY 121.45 ~ 122.98
AUDJPY 80.77 ~ 82.38
NZDJPY 61.87 ~ 63.08
CADJPY 76.01 ~ 77.24
ZARJPY 9.68 ~ 9.93
NOKJPY 13.91 ~ 14.16
MXNJPY 5.68 ~ 5.82
HKDJPY 9.71 ~ 9.79
SGDJPY 60.78 ~ 61.65
EURUSD 1.4116 ~ 1.4299

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀による介入警戒感はあったものの、じりじりと75円台後半へと下落、日銀の金融政策決定会合の結果が発表された後に同時介入警戒で一瞬76.29円まで上昇しましたが介入はなく、逆に75.87円へと下落しました。ユーロはユーロ圏首脳会合で包括策が決まり、ギリシャ債の50%のヘアカット(債務減免)が銀行団と合意に至ったとのニュースが出たことから対ドルで1.38ドル台後半から1.4015ドル、対円で105円台後半から106.50円まで上昇しました。ロンドン時間に入るとサルコジ仏大統領と胡錦濤中国国家主席が緊密な協力で合意と伝わったことや金融株を中心として、欧州の株価が大幅な上昇となったことから、ユーロ/ドルが1.4038ドルへと上昇、ドル/円は75.75円まで下落、ユーロ/円は106.11円から106.57円でのレンジの取引となりました。NY時間には米7-9月期のGDPが予想通りとなり、反応は限定的となる中で、米株価も大幅上昇となったことからドルが売られ、ドル/円は76.67円と一時史上最高値を更新、ユーロ/ドルは1.4248ドル、ユーロ/円は108.13円まで大幅な上昇となりました。クローズにかけてはNYダウが上げ幅を縮小したことなどでドルが買い戻され、ドル/円は76.00円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.4175ドル、ユーロ/円は107.65円まで下落しました。
クローズはドル/円が75.93円、ユーロ/ドルが1.4185ドル、ユーロ/円は107.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8926.54 178.07
FTSE100(英) 5713.82 160.58
DAX(独) 6337.84 321.77
NYダウ(米) 12208.55 339.51
S&P500(米) 1284.59 42.59
NASDAQ(米) 2738.63 87.96

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.40 0.19
日本10年債 1.012 0.013
英10年債 2.62 0.15
独10年債 2.20 0.17

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.70 24.20
NY原油(期近) 93.96 3.76

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/28(金)
・ 08:30 日本 9月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 9月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 9月 失業率
・ 08:30 日本 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 9月 鉱工業生産・速報値
・ 18:30 スイス 10月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 9月 個人所得
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCE)
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月27日 (木)

10/27 本日の戦略-日銀政策会合失望なら円高圧力継続-

おはようございます。本日は冷え込みで朝起きるのがちょっとつらかったです。秋から初冬に変わりつつあるのですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>ユーロ>円>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロ圏首脳会議は銀行に対する資本増強で合意をしました。ただ、時期は2012年6月までで比率は9%以上となります。一方のEFSFのレバレッジについてはリスク保証とSPV(特別目的事業体)を同時に活用する案を検討しています。また、ギリシャの民間債務につきましては50%以上のヘアカット(債務減免)をユーロ圏首脳は求めていますが、銀行団とは合意に至っていません。事前に伝えられていた内容とほぼ同じであったことから、失望を誘うまでには至りませんでした。ただ、いつくか懸念材料が残っていて、①ドイツ議会はEFSF拡充へのECBの関与については反対の動議を採決していること。②銀行の資本増強に対しても期限が長すぎること。などが上げられます。ドイツの決定によってECBがとれる政策の範囲が狭まることで、危機回避に向けてはなお紆余曲折となると見られることで、ユーロは上値が重い展開が継続すると思いますが、ドルが弱い現状では底堅く推移するものと思われます。

ドル/円については、昨日もロンドン時間に1ドル=75.71円まで円高が進み、戦後の最高値の2日連続で更新しています。本日は日銀による金融政策決定会合が開催されており、量的追加緩和と為替介入がセットで行われるとの見方が残っていることで、底堅く推移していますが、個人的な見解では、76円台前のこのレベルでは政府・日銀は動いてこないと思います。特に来週にはG20首脳会合、ECB理事会(ドラギ新総裁の下)、米雇用統計と大きなイベントが重なることで、75円を割り込み急激な円高が進まない限りは口先介入などで耐え忍びたいとと思っているのではないかと推測しています。75円にはオプション取引等を含めて大きなオーダーがあると思われることで、この防衛ラインが破られると円高が加速すると思っています。3月17日のような急落もあり得る?

本日は、昨日のイベントが終わったことから、久しぶりに米国の経済指標に目が向けられる可能性があります。特に米7-9月GDPの発表が21時30分に予定されていることから、このところの米景気回復傾向を反映して、市場では前期比年率で2.5%の成長を見込んでいます。予想以上に上振れしていた場合には、米株価の上昇と、ドルが売られやすい展開を予想しています。逆に下振れしていた場合には、米QE3期待からドルは買われず、円が買われやすい動きとなるものと思っています。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は7/8の高値の87.72円と8/1の高値の86.15円を結んだトレンドラインを上に抜けていることから、この線が下値のサポートとなります。現在は78.40円近辺に位置しています。一目均衡表(日足)の雲の中に入っていることや遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けていることで、これらがサポートされれば9/1の高値の82.79円近辺まで上昇する可能性がありますが、雲の上抜けに失敗すると基準線となる76.15円近辺まで下落してくると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.89 ~ 76.43
EURJPY 105.14 ~ 106.73
GBPJPY 120.88 ~ 122.44
AUDJPY 78.49 ~ 80.05
NZDJPY 60.42 ~ 61.60
CADJPY 75.23 ~ 76.47
ZARJPY 9.43 ~ 9.68
NOKJPY 13.70 ~ 13.94
MXNJPY 5.58 ~ 5.72
HKDJPY 9.74 ~ 9.81
SGDJPY 59.52 ~ 60.36
EURUSD 1.3822 ~ 1.4005

■前日のサマリー
昨日の東京時間は前日のNY時間で円が戦後最高値を更新したことを受け安住財務相が牽制発言を繰り返したものの効果は薄く、ドルはじりじりと75.94円まで下落、ユーロ/ドルも1.3937ドルから1.3896ドル、ユーロ/円も106.00円から105.62円まで下落しました。目立ったところでは、豪ドルが発表された消費者物価指数が予想とは変わらなかったもののトリム平均で低下していたことで売られました。ロンドン時間に入ると、ユーロ圏首脳会議を前にニュースヘッドライに振り回されながらユーロ/ドルは1.3953ドル、ユーロ/円は105.90円まで上昇、ドル/円は75.71円まで下落し、ドルは戦後最安値を更新しました。NY時間には、米耐久財受注が良かったものの市場は反応せず、ドイツ下院がFESFの動議を承認したとのニュースを受け、ユーロ/ドルが1.3976ドル、ユーロ/円が105.96円まで上昇、しかし、ギリシャ債損失をめぐり銀行団とEUの協議が行き詰るっている(関係者)との報道を受け、ユーロ/ドルは1.3798ドル、ユーロ/円は104.77円まで急落しました。ドル/円はユーロの下落を受け76.10円を回復しました。クローズにかけては中国がEFSF支援に肩無ている可能性と一部通信社が報道したことや仏独首相が銀行団と協議へ(関係者)が伝わったことなどからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3923ドル、ユーロ/円は106.18円まで上昇、ドル/円は介入警戒もあり76.33円まで一時戻しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3902ドル、ユーロ/円は105.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8748.47 -13.84
FTSE100(英) 5553.24 27.70
DAX(独) 6016.07 -30.68
NYダウ(米) 11869.04 162.42
S&P500(米) 1242.00 12.95
NASDAQ(米) 2650.67 12.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.20 0.10
日本10年債 0.999 -0.024
英10年債 2.47 -0.04
独10年債 2.03 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1723.50 23.10
NY原油(期近) 90.20 -2.97

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/27(木)
・ 08:50 日本 9月 小売業販売額
・ 08:50 日本 9月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 9月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 消費者信頼感(確定値)
・ 00:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 18:30 南ア 9月 卸売物価指数(PPI)
21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(速報値)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 9月 住宅販売保留指数
・ 02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月26日 (水)

10/26 本日の戦略-ユーロ圏首脳会議が最大の焦点-

おはようございます。本日もユーロ圏首脳会議など重要なイベントが続きます。円は戦後の最高値を更新中ですので、目が離せませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロ圏からのニュースに振り回される展開となりましたが、ドルへの先安観測があることから、ユーロ/ドルなどドルストレート通貨は底堅く推移しています。本日(あす未明)にEU首脳会談(現地時間午後6時)と、ユーロ圏首脳会談(現地時間7時15分)が行われます。メルケル独首相はECBの国債買い入れ継続要請に反対を表明、イタリアの内閣も経済改革では合意できず(本日の地元紙の報道では野党と合意した模様)などがあり、市場では合意ができないとの見方が一部に出てユーロが下落していますが、ドル安にバイアスがかかっている分だけ下落せず1.39台へと戻しています。本日のユーロ圏首脳会議で市場の期待が裏切られたとしても、事前に合意すると目されているEFSFの1兆ドルへの拡大や欧州銀行への資本増強などが合意されれば、足許ではそれほど大崩れしないものと思います。

一方、ドル/円は75.73円まで昨日のNY時間に下落して、戦後のドルの最安値を更新しました。このため、本邦政府・日銀の介入への期待(警戒)が高まっています。安住財務相は「日銀と危機感を共有」「あらゆることにすぐ対応できるよう準備指示」と発言していますが、市場では口先に関しては既に織り込んでいるため、反応は限定的となっています。市場も26日のユーロ圏サミット後の日銀の金融政策のタイミングと併せてとの見方が強いことから、本日は東京時間に余程の円高に振れなければ、介入の可能性は低いとみられます。昨日同様に本日夜の円高進行(75円を割ると円高が加速する可能性が高い)には注意が必要と思います。

また、最近の動きは昨日もコンファレンスボード発表の米消費者信頼感指数が悪化していたことや米国の量的緩和観測からドル安にバイアスがかかっているため、これまでのように「株価の下落」= 「ドル高」にはなっていません。このため、ドル安のバイアスがかかっている間(FRB議長などから否定的な発言が出ない間)は、リスク回避局面からのドル買いは限定的になる可能性が高いといえます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は上昇のサポートとなっている一目均衡表(日足)の転換線は下に抜けているものの、10/4の安値の100.74円から10/17高値の107.66円まで上昇を100%としたフィボナッチの38.2%となる105.02円近辺で下値が支えられ、保合いとなっています。一目均衡表(日足)の雲に接近していることから、雲の中に入れば雲の上限となる107円台後半までの上昇の可能性が出てきますが、雲で押さえられてしまうと、基準線の104.20円近辺まで下落してくる可能性が高まります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 年初来安値更新
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.79 ~ 76.32
EURJPY 105.00 ~ 106.61
GBPJPY 120.95 ~ 122.51
AUDJPY 78.60 ~ 80.21
NZDJPY 60.03 ~ 61.23
CADJPY 74.19 ~ 75.39
ZARJPY 9.43 ~ 9.70
NOKJPY 13.61 ~ 13.86
MXNJPY 5.53 ~ 5.67
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 59.78 ~ 60.64
EURUSD 1.3840 ~ 1.4005

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が待ちまとなり、方向感が出なかったことから、ドル/円は仲値にかけてのドル買いで76.24円まで、ユーロ/円は106.09円まで上昇しましたが、上昇も一時的となりドル/円は76.04円、ユーロ/円は105.65円まで下落、ユーロ/ドルはじりじりと1.3886ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、ドル/円は邦銀のまとまったドル買いが出たことから76.31円まで上昇しましたが直ぐに76.10円近辺に下落、ユーロはイタリア内閣が経済改革で合意できずやビニスマギECB理事が「ユーロ圏の金融政策を政府救済に利用することはできない」などと悪いニュースが出たこともあり、対ドルで1.3877ドルから1.3960ドルまで、ユーロ/円も105.65円から106.34円まで上下に行った来たりしました。NY時間には26日のユーロ圏財務相会談は中止と報道されると、リスク回避の動きからユーロ/ドルが1.3850ドル、ユーロ/円は105.34円までえらく、一方、米国のCB消費者信頼感指数が悪化するとドル安となり、ドル/円が75.73円まで下落して、ドルの戦後最安値を更新しました。ユーロ/円はドル/円につれる形で105.27円まで下落しましたが、英首相府が「26日のEU首脳会談は実施」と発言したことでユーロ/ドルは1.3932ドルまで戻しました。その後、日経新聞で電子版が「日銀が27日(木)に開く金融政策決定会合で追加的な金融緩和を検討する」と報じたことから、ドル/円は76.15円、ユーロ/円も106.03円まで戻しました。
クローズはドル/円が76.06円、ユーロ/ドルが1.3904ドル、ユーロ/円は105.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8762.31 -81.67
FTSE100(英) 5525.54 -22.52
DAX(独) 6046.75 -8.52
NYダウ(米) 11706.62 -207.00
S&P500(米) 1229.05 -25.14
NASDAQ(米) 2638.42 -61.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 -0.13
日本10年債 1.026 0.016
英10年債 2.51 -0.05
独10年債 2.06 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1700.40 48.10
NY原油(期近) 93.17 1.90

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/26(水)
・ 08:50 日本 9月 企業向けサービス価格指数
・ 09:00 NZ 10月 NBNZ企業信頼感
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 9月 輸入物価指数
16:30 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁、トレモンティ・イタリア財務相
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:30 米国 9月 耐久財受注
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 23:00 米国 9月 新築住宅販売件数 年率換算件数
23:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 01:00 ユーロ圏 EU(27カ国)首脳会議
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
02:15 ユーロ圏 ユーロ圏首脳会議
・ 03:00 米国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月25日 (火)

10/25 本日の戦略-方向感ない中でドル安材料が目立つ-

おはようございます。タイの洪水やトルコの地震など世界各地で自然災害が発生していますね。今は世界経済が密接にかかわっていますので、どこで影響が出てくるか怖いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏の債務問題についてはEFSFの規模が1兆ユーロになるとAPが報じるなど、ここにきて市場は楽観的になってきているようです。EFSFについては信用保証を活用する案、新たな特別目的事業体(SPV)を活用する案の2つがあります。26日のユーロ圏首脳会議での合意事項が発表されるまでは、憶測が出やすく、要人の発言などに振られやすくなります。ユーロ/ドルは相次ぐFRB理事らの発言で量的緩和のための追加措置が取られる可能性が出てきたことで、ドル安観測がでているため、底堅い動きが予想されます。

ドル/円は昨日、安住財務相が「事務方に(介入の)準備しておくように指示した」などと発言したことから、10時ころまでは介入に対する期待も高まりましたが、10時を過ぎると下落してしまいました。市場では26日のユーロ圏首脳会議を見買われ、翌27日の日銀金融財政決定会合を待って、実施するのかではないかとの見方が出ています。チャート上では保合い期間が長かったため、ここから下放れた場合には、75円を割り込むドル安が進む可能性が高まります。その場合は、73円が一つの目処となるのではないでしょうか。

本日は米国でS&P/ケースシラー住宅価格指数(22時)、米2年債の入札(350億ドル)が予定されていますが、どちらも市場への影響は限定的となりそうです。また、カナダの政策金利(予想:1%)のまま据え置かれると思います。とにかく明日の首脳会議まではドル安以外の市場の材料は無視される公算が高いのではないでしょうか。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは上昇が継続したこともあり、一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきました。遅行線も日々線(ロウソク足)を上に抜けていることもあり、雲の上限となる1.4024ドルを上に抜けられるかがポイントとなります。抜ければ8/29の高値の1.4548ドルから10/4の安値の1.3146ドルを100%としたフィボナッチの76.4%戻しの1.4216ドル近辺まで上昇すると思います。ただ、雲の上限は前出フィボナッチの61.8%戻しに当たります。また、ストキャスティックス(スロー)も%Kスローが、%Dスローともに80を超えてきていることから、抜けきれずに転換線の1.3804ドルを下抜けすると基準線の1.3505ドル近辺まで調整する可能性があります。。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.82 ~ 76.37
EURJPY 105.19 ~ 106.83
GBPJPY 120.98 ~ 122.57
AUDJPY 78.96 ~ 80.61
NZDJPY 60.83 ~ 62.06
CADJPY 75.20 ~ 76.38
ZARJPY 9.51 ~ 9.79
NOKJPY 13.63 ~ 13.89
MXNJPY 5.59 ~ 5.74
HKDJPY 9.73 ~ 9.80
SGDJPY 59.81 ~ 60.69
EURUSD 1.3862 ~ 1.4032

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入への警戒から朝方はドルを買う動きが見らえ、ドル/円は76.48円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3830ドルへと下落、ユーロ/円は105.80円近辺まで上昇しました。その後発表された中国のHSBC製造業PMIが市場予想を上回ったことから、豪ドルなどが上昇、ユーロ/ドルは1.3955ドル、ユーロ/円は106.47円へと上昇、ドル/円は一時76.20円まで下落後76.34円まで戻しました。ロンドン時間に入ると、発表されたユーロ圏の製造業やサービス業のPMIが市場予想を下回ったことやユーロ圏首脳会議が延期されるとの噂などが出て、ユーロ/ドルが1.3822ドル、ユーロ/円が105.15円、ドル/円も76.09円まで下落しました。NY時間には米キャタピラーなどの好決算を背景としてNYダウが堅調に推移したことやダドリーNY連銀総裁が「量的緩和第3弾はあり得る」などと発言したことから、リスク志向と米量的緩和期待からドル売りとなり、ドル/円は一時75.99円まで下落、ユーロ/ドルは1.3957ドル、ユーロ/円は106.14円まで上昇しました。ドル/円は介入警戒から76.12円まで戻してクローズしました。
クローズはドル/円が76.08円、ユーロ/ドルが1.3927ドル、ユーロ/円は105.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8843.98 165.09
FTSE100(英) 5548.06 59.41
DAX(独) 6055.27 84.31
NYダウ(米) 11913.62 104.83
S&P500(米) 1254.19 15.94
NASDAQ(米) 2699.44 61.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.23 0.01
日本10年債 1.026 0.016
英10年債 2.55 0.03
独10年債 2.12 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.30 16.20
NY原油(期近) 91.27 3.87

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/25(火)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 11月 GFK消費者信頼感調査
17:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(速報値)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁議会証言
・ 17:45 英国 ビーンBOE副総裁議会証言
・ 21:30 カナダ 8月 小売売上高
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
22:00 米国 8月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 23:00 米国 10月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 8月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月24日 (月)

10/24 本日の戦略-本邦の介入期待からドル円は底堅いか-

おはようございます。先週末は円が約2カ月ぶりにドルで最高値を更新しましたね。これまでは対策が後手に回っている感がありますので、是非先手を打って欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に円がドルに対して史上最高値を更新した背景には、円が買われたというより、ドルが売られたと言った方がしっくりきます。これはユーロやポンド、豪ドルなどが対ドルで上昇していることからわかります。市場参加者が23日のユーロ圏首脳会議を前に様子見を決め込んでいたことに加え、FRB理事や副議長からの発言(量的緩和が正当化される可能性がある)をきっかけとする後付け材料もありますが、少なくともドル/円の76.60円を割り込んだ後のテクニカル要因が全ての理由とはならないと思います。

円は今年に入り、3月17日、8月19日、10月21日と最高値を更新しています。このため、市場では本邦政府・日銀による介入が出ています。昨年9月からの介入状況を見てみますと、下記のようになっています。

日付     金額  形態 値幅(1日) 効果
2010/9/15 2兆1,249億円 単独 2.88円 85.93円(9/16)翌日まで
2011/3/18 6,925億円 G7協調 3.14円 85.52(4/6)まで
2011/8/4 4兆5,129億円 単独 3.27円 80.22(8/4)当日のみ


本邦政府・日銀が単独介入で、これまで通りの介入を行ったときは効果が限定的(過去3回は1日しか実施したことがない)となると思われ、ドルの上値の重たさが感じられます。26日のユーロ圏財務相会合が市場の期待を失望させなければドル売りが継続することになりそうです。

一方のユーロはギリシャの第6回融資に対しては承認しているものの、EFSFのレバレッジは仏独の間で合意に達していないことから、26日の首脳会だ儀に向けて調整できるかどうかだと思います。また、ギリシャの債務のヘアカット(債務の減免)に関しての銀行との合意も必要となることから、26日の合意は必要な条件であるものの、十分ではないと看做される可能性があります。この場合はユーロやクロス円などが売られると思います。。

■USDJPY 週足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円の週足を見てみますと、ドル/円の下降トレンドが継続していることが示されています。一目均衡表の雲を上抜けられないことや2010年5月の高値の94.98円と2011年4月の高値の85.52円を結んだトレンドチャネルの中におさまっています。また、遅行線もロウソク足の下を推移しています。本年8月上旬から76円台では底堅く推移しているkとおで、ジワリジワリとトレンドチャネルの上限に近付いていますが、まだ4円近く距離があります。このため、中期的にもまだ下落トレンドが続く可能性が高く、テクニカル的には70円近辺までの円高が進む可能性がありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.90 ~ 76.47
EURJPY 105.03 ~ 106.70
GBPJPY 120.76 ~ 122.41
AUDJPY 78.08 ~ 79.82
NZDJPY 60.44 ~ 61.76
CADJPY 74.81 ~ 76.09
ZARJPY 9.32 ~ 9.60
NOKJPY 13.59 ~ 13.85
MXNJPY 5.48 ~ 5.63
HKDJPY 9.74 ~ 9.83
SGDJPY 59.41 ~ 60.33
EURUSD 1.3810 ~ 1.3998

■前日のサマリー
週末の東京時間はEU首脳会談や財務省会合などを控えていたこともあり、取引が手控えられ、どの通貨も狭いレンジ取引となりました。ドル/円は76.87円から76.74円、ユーロ/ドルは1.3764ドルから1.3809ドル、ユーロ/円は105.73円から106.10円。ロンドン時間に入り、ユーロ/ドルが一時1.3705ドル、ユーロ/円が105.10円まで下落する場面が見られましたが独IFO景気動向指数が市場予想を若干上回ったことを手掛かりに反発しました。NY時間にはFRB理事らの発言もあり、金融緩和の期待が高まったこと、ドル/円のテクニカル要因や76.00円と77.50円のダブル・ノータッチ・オプションが見えていたことも売りを誘ったようで8月19日以来のドルの最安値となる75.78円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3900ドル、ユーロ/円は104.98円まで連れ安となり、すぐに105.82円まで戻しました。ドル/円も介入警戒感から76.28円まで戻す場面も見られましたが、戻りには鈍く76円台前半でクローズしました。
クローズはドル/円が76.17円、ユーロ/ドルが1.3896ドル、ユーロ/円は105.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8678.89 -3.26
FTSE100(英) 5488.65 103.97
DAX(独) 5970.96 204.48
NYダウ(米) 11808.79 267.01
S&P500(米) 1238.25 22.86
NASDAQ(米) 2637.46 38.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 0.03
日本10年債 1.010 0.000
英10年債 2.53 0.08
独10年債 2.10 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1636.10 23.20
NY原油(期近) 87.40 1.33

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/24(月)
・ 08:50 日本 9月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
17:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 製造業新規受注
・ 21:45 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 22:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月23日 (日)

10/24の週の見通し -本邦政府・日銀による介入はあるか-

こんにちは。なぜだかトイレ(様式)の便座が割れてしまいました。仕方がないので買ってきて取り替えました。我が家は温水洗浄の便座ではないので、ホームセンターでも探すのに苦労しました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週もユーロが主体となり市場が動きました。週初にはジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことからユーロ/ドルは1.3913ドルの高値から1.3653ドル、ユーロ/円も107.66円から104.76円へ下落するなど調整色を強めしました。ただ、格付け会社ムーディーズがスペインの格付けを2段階引き下げたものの市場への影響は限定的となりました。週後半になると、EFSFのガイドラインでEFSFによるスペインやイタリアなどの国債購入の可能性が示されたことやEUが「EFSFとESMの2つの救済基金統合と9400億ユーロへの拡大検討」のニュース、IMF/EU/ECBのトロイカがギリシャへの第6回融資実行を承認(58億ユーロ)、格付け機関フィッチがフランスの「AAA」格付けを変更する計画はないとのコメントなどユーロにポジティブな内容となったことや米国の追加緩和の観測からドルが下落したことで、ユーロ/ドルは1.3899ドルまで上昇しましたが、ユーロ/円はドル/円の下落で打ち消され、105.80円近辺までの戻りにとどまりました。

ドル/円は週前半こそ、本邦政府が発表する円高対策や欧州の株価の堅調推移を背景に77.50円を試す動きを見せましたが、本邦輸出企業などの売りが厚かったことなどで77円を維持することができませんでした。ただ、76.60円近辺では底堅く推移していました。ところが週末に76.60円を割り込むと、このレベルから下にあったストップロス(損失覚悟の売り)に押され、一時75.78円のドルの最安値(円の最高値)を更新しました。急激に円高が進んだ背景として、23日のユーロ圏首脳会議を控えて市場参加者が少なかったこと、76.60円から下に断続的にストップロス(売り)が置かれていたこと。片方が76円のダブル・ノータッチ・オプションがあったことなどがあげらています。ただ、通貨での動きを見ていますとドル安が進んだ(円高が進んだわけではない)ことから、タルーロ米FRB理事の「脆弱な景気回復や住宅セクターを支えるため、さらなるモーゲージ債の追加購入を検討すべきである」やイエレンFRB副議長の「回復に著しい下方リスク、FRBは必要に応じて手段用いる用意がある」などの発言が要因でないかとも思われます(後付けかもしれませんが)。

通貨別では円が主要通貨に対して上昇する一方、ドルは主要通貨に対して下落しています。このことから、これまでリスク志向とリスク回避でドルと円が「カップリング」していたものが「デカップリング」となっています。足許では米国の経済指標が良くなっていることから、このまま「デカップリング」状態が継続していくのか「カップリング」に戻るのか読みにくいところです。

■週間騰落率(JPY)
JPY※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日(21日)に8月19日につけた1ドル=75.95円の最高値を1ドル=75.78円に更新したことから、週初は本邦政府・日銀によるドル買い介入が実施されるかどうかが注目されると思います。同日に本邦政府が「円高への総合的対策」を閣議決定したばかりです。また、安住財務相は22日「行き過ぎた投機的な動きには断固たる対応を取りたい」と発言しています。

政府・日銀が取ると思われる行動を下記にあげておきたいと思います
①本邦財務相、官房長官、首相など要人による円高けん制発言(口先介入)
②日本銀行によるレートチェックやオーダー状況のモニタリング
③午前9時までのドル買い/円売り介入(実弾)
④午前10までのドル買い/円売り介入(実弾)

明日の動きとしては、朝方は本邦政府・日銀の介入警戒感からドル/円は底堅く推移するとみられます。ただ、上記の①~④がいずれも実施されなかった場合には市場が「日本政府が円高を容認した」受け止める可能性があり、更に最高値を更新する可能性が高まります。

一方のユーロは、22日のEU財務相理事会で欧州の銀行に対し1,000億ユーロの資本増強を行う必要があることで合意した模様です。イタリア、スペイン、ポルトガルが難色を示したものの説得した模様です。23日(本日)と26日に開催されるユーロ圏サミット、EUサミットで最終的に合意が決まるものと思われますが、市場の一部ではこの内容では不十分と見ているところもあり、ギリシャ債務のヘアカット(減免)にしても7月時点での21%から30~50%に拡大しそうなため、民間が合意するのかも含めて、全てが解決するまでに2は至らないと思われますが、一時的にはリスクが後退する可能性があり、ユーロ/ドルで1.40ドルを超えてくる可能性があります。

クロス円はドル安傾向が続くと、ドル/円の下落で上値を押さえられる可能性が高く、現時点からの一段の上昇には期待が持てないのではないかと思っています。ただ、本邦政府・日銀による介入警戒感からドル/円が底堅く動き、ユーロ圏の債務問題で包括的な対策が打ち出された場合には、リスク志向による上昇が期待できると思います。このため、26日(水)までは底堅い動きが続くのではないかと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.30 78.40
ユーロ/ドル 1.3740 1.4150
ユーロ/円 104.40 107.70
ポンド/円 120.10 125.10
豪ドル/円 76.40 82.10
NZドル/円 59.90 63.80
南アランド/円 9.00 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/24(月)
・ 08:50 日本 9月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 製造業新規受注
10/25(火)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(速報値)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 8月 小売売上高
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 22:00 米国 8月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 8月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 リッチモンド連銀製造業指数
10/26(水)
・ 08:50 日本 9月 企業向けサービス価格指数
・ 09:00 NZ 10月 NBNZ企業信頼感
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 9月 輸入物価指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 23:00 米国 9月 新築住宅販売件数 年率換算件数
10/27(木)
・ 05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 06:45 NZ 9月 貿易収支
・ 08:50 日本 9月 小売業販売額
・ 08:50 日本 9月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 9月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 消費者信頼感(確定値)
・ 未定 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 18:30 南ア 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(速報値)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 9月 住宅販売保留指数
10/28(金)
・ 08:01 英国 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 9月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 9月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 9月 失業率
・ 08:30 日本 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 9月 鉱工業生産・速報値
・ 18:30 スイス 10月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 9月 個人所得
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCE)
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月22日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/18現在)

こんばんは。昨日、健康診断の結果が戻ってきました。今回は高コレステロールが改善していると期待していましたが残念な結果となりました。

21日に発表された18日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが151.2億ドルの買い超し、円は3,363.4億円の買い超し(ドルでは43.8億ドルの売り超し)に減少、ユーロは97.2億ユーロの売り超し(ドルでは133.6億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは20.4億豪ドルの買い超し(ドルでは20.9憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは8.2億NZドルの買い超し(ドルでは6.5億ドルの売り超し)の増加となりました。

週末に円は最高値を75.78円まで更新しました。火曜日時点でのドルのネットポジション(ロング)はドルが4.6億ドル増加しましたが、金曜日の時点では各通貨に対してドルが全面的に下落しています。このため、今週増加したドルのロングポジションは大幅に減少したとみられますが、ネットではまだロングと思われることで、ポジションからはドルのロングの解消(ドル安)が継続する可能性があります。ただ、市場は26日のユーロ圏首脳会議の内容に注目していることから、決定内容が市場の期待を裏切るようだとリスク回避から再びドルが買われる可能性も残っています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 26,907 -8,212 49,047 22,140 71,187
EUR -77,720 -3,925 20,977 98,697 119,674
GBP -53,226 8,746 16,946 70,172 87,118
CHF -2,243 -2,256 3,829 6,072 9,901
CAD -24,795 118 23,343 48,138 71,481
AUD 20,353 9,600 41,395 21,042 62,437
NZD 8,225 1,387 12,445 4,220 16,665
MXN 26,907 -8,212 49,047 22,140 71,187
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは6,207コントラクトのロング減少の126,628コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,212コントラクトのロング減少の26,907コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,925コントラクトのショート増加の77,720コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは118コントラクトのショート減少の24,795コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,387コントラクトのロング増加の8,225コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(24日更新)

2011年10月21日 (金)

10/21 本日の戦略-26日のユーロ圏首脳会議まで先送りで期待継続-

おはようございます。最近のマーケットはユーロ発のニュースで振り回されていますね。その中でもドル円は蚊帳の外です。この状態はいつまで続くのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のマーケットもユーロ圏発のニュース(材料)にユーロなどが振り回される展開となっています。ドイツに対する失望が出る一方で、EFSFやESM(欧州安定メカニズム)を統合して総額9400億ユーロへ拡大検討などのニュースが流れてユーロ買いに反応しました。23日のユーロ圏首脳会議も26日に再度開催されることになり、ユーロ圏全体では問題を先送りしたようです。このため、23日の会議への期待が後退したとみられ、26日の会議まではこれまで同様に市場はニュースに一喜一憂する展開となりそうです。焦点はフランスがドイツを説得できるかどうかだと思いますが、格付け機関S&Pが「フランスの経済ストレスから同国の格下げの公算が大きい」としました。格下げが中軸国に及んでくると、救済が更に難しくなると思われますが、市場は、なお、救済に期待を持っているため、ユーロは底堅い動きをしているようです。ただ、上昇したところでは売られやすくなっているため、振幅は大きいもののレンジの動きを予想しています。

ドルは昨日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数がマイナス予想からプラス予想となりました。ただ、雇用指数は1.4(前月5.8)へ低下しています。足許では米経済指標が市場予想より良い内容のものが続いていることから、米株価が支えれているため、リスク回避の「ドル買い」「円買い」の動きも限定的となっているように見えます。本日は米国の経済指標発表の予定がないことから、欧州要人の発言に翻弄される可能性が高そうです。

ドル/円は昨日一時77円台に乗せていますが、長続きしていません。チャートでみる限りでは一目均衡表(日足)の雲で上値が押さえられているようにみえます。本邦政府が発表する総合円高対策では、M&A等の資金の拡充が主な目玉となると思われますので、市場へのインパクトは薄く、政府・日銀による介入警戒は残るものの、リスク回避が進めば市場は介入レベルを探ることになりそうです。当面は円高圧力が継続と思い、ドル/円は76-77.50円のレンジの中の推移となるのではないでしょうか。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円と9/1の高値を結んだトレンドチャネル(白い帯)の中でダウントレンドとなっています。10/17に上抜けを試したものの、押し戻されています。このまま推移するとチャネルの上限に再び近づくことと一目均衡表(日足)の雲の下限にも近づくことになりますので、抵抗が強くなると思います。ただ、基準線の60.70円がサポートとして機能していることから、これを下抜けなければ上抜けを試すことになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(日替わり)

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.56 ~ 77.11
EURJPY 104.98 ~ 106.68
GBPJPY 120.41 ~ 122.10
AUDJPY 77.65 ~ 79.43
NZDJPY 60.14 ~ 61.50
CADJPY 74.88 ~ 76.18
ZARJPY 9.18 ~ 9.48
NOKJPY 13.53 ~ 13.80
MXNJPY 5.50 ~ 5.65
HKDJPY 9.81 ~ 9.89
SGDJPY 59.74 ~ 60.71
EURUSD 1.3695 ~ 1.3876

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が軟調な推移となり、リスク回避の動きからドル/円は76.85円近辺から76.68円、ユーロ/ドルが1.3780ドル近辺から1.3683ドル、ユーロ/円が105.85円近辺から105.00円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、EFSFのガイドラインでEFSFによる国債購入の可能性が示唆されたことから、ユーロ/ドルは1.3673ドルから1.3843ドル、ユーロ/円は104.89円から106.30円まで上昇しましたが、EU/IMF/ECBのトロイカがギリシャの債務状況に懸念を示したことから、高値をつけた後は下落しました。ドル/円もリスクへの懸念が和らぎ76.69円から76.85円へと上昇しました。NY時間にはフィラデルフィア連銀製造業指数が市場予想を大幅に上回ったことや日銀が本邦の景気見通しを引き下げるとの市場の噂にドル/円が一時77.09円まで上昇しましたが、独政府がサミット延期の可能性を日てしなかったことなどで、市場はリスクを回避する動きとなり、ユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が105.02円、ドル/円が76.81円まで下落しました。その後、EUが「EFSFとESMの2つの救済基金統合と9400億ユーロへの拡大検討」のニュースが出て株価が反発したことから、ユーロ/ドルは1.3791ドル、ユーロ/円は106.00円まで戻しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.3776ドル、ユーロ/円は105.80円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8682.15 -90.39
FTSE100(英) 5384.68 -65.81
DAX(独) 5766.48 -147.05
NYダウ(米) 11541.78 37.16
S&P500(米) 1215.39 5.51
NASDAQ(米) 2598.62 -5.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.19 0.03
日本10年債 1.010 -0.012
英10年債 2.45 -0.02
独10年債 2.00 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1612.90 -34.10
NY原油(期近) 85.30 -0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/21(金)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 16:40 ユーロ トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
16:50 ユーロ レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)講演
・ 17:00 ユーロ シュタルクECB理事講演
17:00 ドイツ 10月 IFO企業景況感指数
・ 19:00 ユーロ ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:30 ユーロ コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 22:45 米国 プラートECB理事講演
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 イエレンFRB副議長講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月20日 (木)

10/20 本日の戦略-本邦円高対策は期待外れだが、介入にはなお警戒-

こんにちは。朝からミーティングなどばたばたして更新が遅れてしまいました。日本の円高対策はそれほどインパクトのあるものではありませんでしたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州時間帯まで株価が主導してクロス円の上昇となりましたが、NY時間には一転して下落しています。先のG20財務相・中央銀行総裁会合で「EFSFの影響力を最大化するための更なる作業、及び、包括的な計画」にコミットしていることから、23日のユーロ圏首脳会議を前に仏独の不協和音が聞こえてきたことで、市場は疑心暗鬼となり始めているようです。国内の銀行救済に向けてEFSFの拡充を進めたいフランスと資金の拠出を極力控えたいドイツの間で合意がまとまっていくのかということ、第2次ギリシャ融資で担保を求めているフィンランドがEFSFの再投票を行う可能性があることなどがありますし、仮に23日に合意されたとしても、まだまだ乗り越えなければならない問題があること、ギリシャで緊縮財政に反対するデモが続いていることなど、市場関係者が今後どのように評価していくかでユーロやクロス円の方向が決まります。

一方、ドルは昨日発表された米住宅着工件数は65.8万戸と市場予想を大幅に上回ったものの、先行指標とみられる建設許可件数は59.4万戸と市場予想を下回っています。ただ、その後に公表された米地区連銀報告「ベージュブック」では、見通しに対してネガティブな内容が多かったことから市場の失望を誘ったようです。本日は21時30分の米新規失業保険申請件数、23時のフィラデルフィア連銀製造業指数、米中古住宅販売件数が注目されると思います。内容が良ければ株価の上昇につながると思いますが、米景気もユーロ圏の悪化がマイナス要因となることから、ユーロ圏の要人発言やニュースに振り回される展開が継続することになると思います。このため、どちらか一方方向に動くというよりはレンジの動きになると思います。

ドル/円につきましては21日に政府が閣議決定する円高総合対策ですが、 「海外M&A(企業の合併・買収)や資源開発支援のために外国為替特別会計から国際協力銀行への融資枠を10兆円(現在1,000億ドル=約7.7兆円)規模に拡大する」という内容になる模様です。また、市場介入ついては「あらゆる措置を排除せず、必要な時は断固たる措置をとる」としています。引き続き、目先の1ドル=76円台前半では介入警戒が続くことになりそうですが、市場が予想していたよりは規模が小さいように感じます。市場がリスク回避に傾いた場合には76円割れ、本邦政府・日銀による介入実施を試す可能性があります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は昨日も一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を超えることができませんでした。ロウソク足も上にヒゲの長い陰線となったことで上値の重さを感じます。目先は転換線の77.58円近辺が押し目と思われますが、これを下に抜けてしまうと基準線の76.16円近辺まで下落する可能性が高まります。8/1の高値の86.15、9/1の高値の82.79円、10/17の高値の80.28円がいずれも一目均衡表の雲で抵抗にあっていますので、雲の切り下がりに伴い、豪ドル/円も下がってくることが予想されます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.08
EURJPY 104.83 ~ 106.51
GBPJPY 120.31 ~ 121.98
AUDJPY 77.58 ~ 79.36
NZDJPY 60.05 ~ 61.39
CADJPY 74.53 ~ 75.80
ZARJPY 9.35 ~ 9.66
NOKJPY 13.51 ~ 13.78
MXNJPY 5.60 ~ 5.75
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 60.07 ~ 61.05
EURUSD 1.3675 ~ 1.3855

■前日のサマリー
昨日の東京時間はシドニー・ウエリントン時間で格付け機関ムーディーズがスペインを2段階格下げしたものの、市場への影響は限定的で、むしろドルが売られる流れとなり、ドル/円は76.80円近辺から76.66円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3725ドルから1.3841ドル、ユーロ/円は105.33円から106.22円へと上昇しました。ロンドン時間では欧州の株価が上昇したことで、リスク回避の円売りも加わり、ドル/円は76.85円、ユーロ/ドルは1.3868ドル、ユーロ/円は106.45円へと上昇しました。NY時間にはドイツ財務省広報官が「EFSFの上限は4400ユーロ」と発言したことや仏独首脳電話会談後のサルコジ仏大統領の発言がなかったことなどでドル/円は76.86円から76.71円まで、ユーロ/ドルは1.3870ドルから1.3776ドル、ユーロ/円は106.55円から105.69円まで下落しました。その後、米ベージュブックで「多くの地区で成長ペースは緩和、わずか。景気見通しは後退もしくは一段と不透明」などと弱気な見通しだったことからNYダウが下落に転じ、リスク回避の動きとなったため、ユーロ/ドルが1.3732ドル、ユーロ/円が105.36円まで下落、ドル/円も一時76.69円まで下落後、76.85円へと上昇しました。
クローズはドル/円が76.78円、ユーロ/ドルが1.3756ドル、ユーロ/円は105.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8772.54 30.63
FTSE100(英) 5450.49 40.14
DAX(独) 5913.53 36.12
NYダウ(米) 11504.62 -72.43
S&P500(米) 1209.88 -15.50
NASDAQ(米) 2604.04 -53.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.16 -0.02
日本10年債 1.022 -0.004
英10年債 2.47 0.04
独10年債 2.06 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.00 -5.80
NY原油(期近) 86.11 -2.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/20(木)
・ 15:00 ドイツ 9月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 9月 貿易収支
・ 17:30 英国 9月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 ユーロ 10月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 9月 景気先行指標総合指数 前月比
23:00 米国 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 前月比
・ 23:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 01:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 01:50 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月19日 (水)

10/19 本日の戦略-23日まではユーロ圏の材料に振り回されそう-

おはようございます。本日は肌寒い日となりましたね。近年冷え症なのか足元が冷えるので、これだけはご勘弁願いたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州時間まで23日のユーロ圏首脳会議に対する懸念から株価が軟調に推移したこともあり、リスク回避の動きとなりユーロやクロス円が大きく下落する動きとなりましたが、英ガーディアンがEFSFを2兆ユーロに拡大すると仏独が合意と報じたことから、NY時間にはリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロやクロス円が上昇、NYダウも上昇となりました。ただ、この報道は当局者が否定とダウ・ジョーンズが報じたこともあり、ユーロ関連のニュースに振り回される展開となりました。また、朝方には格付け機関ムーディーズがスペインを2段階引き下げ「A1」見通しを「ネガティブ」としています。この格下げはS&P、フィッチに続くもので新鮮味がないため、影響は限定的となると思いますが、今後もスペインの格付けが引き下げられる可能性が高いことで、スペインの調達コストの上昇などの懸念がつきまといます。このため、23日のユーロ圏首脳会議後もECBによる利下げ観測などが出ると思われ、ユーロやクロス円の上値が重くなると思います。

ドル円は先週末に報道された政府の円高対策の内容(最終案)が日経新聞の電子版で報道されていました。
「円相場が大幅に上昇する局面ではあらゆる措置を排除しないと最終案に明記し、円売りドル買いの市場介入に踏み切る考えを示唆した」
もちろん為替の水準には言及していませんが、円の史上最高値の75.95円を意識していると思いますので、76円台前半からは円が買いにくい(ドルが売りにくい)状況になると思われ、ドル/円はこのレベルでしばらく下支えされそうです。

本日は米国で消費者物価指数、住宅着工件数、建設許可件数の発表が予定されています。市場予想では変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコアの物価指数が前月比0.2%、住宅着工件数が年率換算で59万戸、建設許可件数が同610万戸となっていて、物価指数が抑えられている限りはQE3の可能性が残りますし、住宅指標が改善しているようであれば、米景気に対する期待が出てくるものと思います。このため、これらが良ければドルとクロス円の上昇につながりやすいと思います。ただ、今週も米国の経済指標は従(主はユーロ圏)の位置づけとなることから、ユーロ圏の材料にほんろうされる展開が続きそうです。

全体を通しても個別の国または地域の材料というよりはユーロはつの材料で①リスク回避通貨(ドルと円)②リスク志向通貨(ユーロ、豪ドル、ポンド、NZドルなど)のどちらが選好されるのかといった単純な動きになっています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.53 ~ 77.09
EURJPY 104.74 ~ 106.43
GBPJPY 119.80 ~ 121.48
AUDJPY 77.86 ~ 79.66
NZDJPY 60.33 ~ 61.70
CADJPY 74.97 ~ 76.26
ZARJPY 9.44 ~ 9.76
NOKJPY 13.51 ~ 13.80
MXNJPY 5.62 ~ 5.78
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 60.10 ~ 61.12
EURUSD 1.3661 ~ 1.3844

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は77円台前半で推移したものの、上海総合株価指数が一時マイナスへと下落すると77.09円まで下落、ユーロ/ドルも1.3875ドル近辺からじりじりと下落し1.3828ドル、ユーロ/円も107.15円近辺から106.76円まで下落しました。ロンドン時間帯にはG20財務相・中央銀行総裁会議に対する期待などが先行し、欧州の株価が上昇したこともあり、ドル/円は77.45円、ユーロ/ドルは1.3914ドル、ユーロ/円は107.65円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。しかしながら、ジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことから、欧州の株価が上げ幅を縮小したことから、ドル/円は77.17円、ユーロ/ドルは1.3770ドル、ユーロ/円は106.33円まで下落しました。NY時間には発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回り、金融株が主導してNYダウが下落したことから、リスク回避の流れとなり、ドルと円が買われる一方で、資源国通貨が売られました。このため、ストップロスを巻き込んでドル/円は76.60円、ユーロ/ドルは1.3726ドル、ユーロ/円は105.36円まで下落しました。クローズにかけては下値からやや戻す場面も見られました。
クローズはドル/円が76.79円、ユーロ/ドルが1.3748ドル、ユーロ/円は105.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8741.91 -137.69
FTSE100(英) 5410.35 -26.35
DAX(独) 5877.41 17.98
NYダウ(米) 11577.05 180.05
S&P500(米) 1225.38 24.52
NASDAQ(米) 2657.43 42.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 0.02
日本10年債 1.028 0.009
英10年債 2.43 -0.10
独10年債 2.01 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.80 -23.80
NY原油(期近) 88.34 1.96

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/19(水)
・ 13:30 日本 8月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 8月 経常収支
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 8月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 建設支出 前年同月比
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第3四半期決算
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:15 米国 モルガン・スタンレー第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 9月 景気先行指数 前月比
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 9月 住宅着工件数 年率換算件数
21:30 米国 9月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 メルケル独首相、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の送別会であいさつ
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月18日 (火)

10/18 本日の戦略-ドル円77円台定着にはならなかった?-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G20財務相・中央銀行総裁会議を終えて市場が楽観的になりかけていたときに、またドイツから水を差すような発言が出て、昨日はリスク回避の動きに戻りました。もともと下落から戻るスピードが速かったことや資源国通貨などは21日移動平均線から+3%以上となっていたものもあり、調整が出たとみることもできます。本日これを打ち消すような内容の発言などが出てくるかということになりますが、何も出てこない場合には、テクニカル分析では売りのシグナルとなるストキャスティックス(スロー)でのデッドクロスが出現している通貨が複数あります(下記参照してください)ので、これらの通貨ペアは調整が続く可能性があります。サポートは一目均衡表(日足)の基準線となりますが、これを下抜けると、更なる下落につながりやすくなります。

一方、経済指標では18時の独ZEW景況感調査、20時のバンク・オブ・アメリカ(BOA)の四半期決算、21時のゴールドマン・サックスの7-9月期決算が発表が予定されいます。また、NAHB住宅市場指数も予定されていることから、これらの悪化から株価が続落した場合にはリスク回避の動きが継続し、ドルと円が買われ、クロス円が売られることとなると思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨日に0.8066ドルの高値をつけ、サポートとみられる一目均衡表(日足)の基準線まで下落しました。ここでサポートされれば戻りが継続して、一目均衡表の雲の下限となる0.83ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているため、サポートをブレイクする可能性が高いと思われ、この場合は10/4の安値の0.7468ドルと10/17の高値の0.8066ドルを100%としたフィボナッチ50.0%押しの0.7768ドル近辺まで下落すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.55 ~ 77.12
EURJPY 104.63 ~ 106.31
GBPJPY 120.08 ~ 121.73
AUDJPY 77.05 ~ 78.80
NZDJPY 60.04 ~ 61.39
CADJPY 74.31 ~ 75.57
ZARJPY 9.40 ~ 9.72
NOKJPY 13.44 ~ 13.72
MXNJPY 5.58 ~ 5.74
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 59.74 ~ 60.74
EURUSD 1.3647 ~ 1.3826

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は77円台前半で推移したものの、上海総合株価指数が一時マイナスへと下落すると77.09円まで下落、ユーロ/ドルも1.3875ドル近辺からじりじりと下落し1.3828ドル、ユーロ/円も107.15円近辺から106.76円まで下落しました。ロンドン時間帯にはG20財務相・中央銀行総裁会議に対する期待などが先行し、欧州の株価が上昇したこともあり、ドル/円は77.45円、ユーロ/ドルは1.3914ドル、ユーロ/円は107.65円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。しかしながら、ジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことから、欧州の株価が上げ幅を縮小したことから、ドル/円は77.17円、ユーロ/ドルは1.3770ドル、ユーロ/円は106.33円まで下落しました。NY時間には発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回り、金融株が主導してNYダウが下落したことから、リスク回避の流れとなり、ドルと円が買われる一方で、資源国通貨が売られました。このため、ストップロスを巻き込んでドル/円は76.60円、ユーロ/ドルは1.3726ドル、ユーロ/円は105.36円まで下落しました。クローズにかけては下値からやや戻す場面も見られました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3733ドル、ユーロ/円は105.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8879.60 131.64
FTSE100(英) 5436.70 -29.66
DAX(独) 5859.43 -107.77
NYダウ(米) 11397.00 -247.49
S&P500(米) 1200.86 -23.72
NASDAQ(米) 2614.92 -52.93

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.16 -0.09
日本10年債 1.028 0.009
英10年債 2.53 -0.08
独10年債 2.10 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1676.60 -6.40
NY原油(期近) 86.38 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/18(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 10月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 20:00 米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第3四半期決算発表
・ 21:00 米国 ゴールドマン・サックス第3四半期決算
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:00 米国 8月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 10月 NAHB住宅市場指数
・ 01:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
02:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月17日 (月)

10/17 本日の戦略-米決算発表とNY連銀指数に注目-

おはようございます。G20財務相・中央銀行総裁会議も終わりましたが、また23日にEUサミットが開かれます。週をまたいだ会議が続くことから月曜朝の為替の動きは難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のG20財務相・中央銀行総裁会合では23日のユーロ圏のサミットでEFSFの強化や包括的な対応を求めています。本日朝の動きをみる限りでは、ほぼ市場の予想通りで、週末のユーロの上昇はこれをある程度織り込んだとみられます。市場はリスク志向に傾きかけているようですが、懸念材料としてはフランス国債の利回りが上昇している点が上げられ、市場がこれらに注目するとリスク回避の動きに戻る可能性があります。23日のサミットまでユーロ圏の要人の発言が相次ぐものと思われますので、これに振り回されるとは思いますが、対策も前進しているように見えることからユーロは底堅い動きになるのではないでしょうか。

一方のドルは21時30分のNY連銀製造業景気指数、21時のウエルズ・ファーゴ、シティグループの7-9月期決算が注目されると思います。NY連銀指数も前月よりは改善との予想値もあり、足許の米経済指標は回復傾向にあることから内容が良ければ米株価の上昇につながりリスク志向の円売り(ドル/円でのドルの上昇)とクロス円の上昇が続く可能性があります。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は先週末の高値の62.20円が9/1の高値の65.75円と10/4の安値の57.33円を100%としたフィボナッチ61.8%戻しの62.54円へ接近してきました。また、一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)に接近しています。ただ、まだ日々線を超えるまでには至らないようです。オシレーター系のストキャスティックス(スロー)は90以上で推移していることもあり、デッドクロスすると下落開始のシグナルとなりそうです。仮にここで下落すると基準線の60.70円か転換線の60.04円がサポートになるとみられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.00 ~ 77.57
EURJPY 106.41 ~ 108.10
GBPJPY 121.40 ~ 123.06
AUDJPY 78.97 ~ 80.71
NZDJPY 61.44 ~ 62.80
CADJPY 75.71 ~ 76.96
ZARJPY 9.69 ~ 10.00
NOKJPY 13.73 ~ 14.01
MXNJPY 5.73 ~ 5.88
HKDJPY 9.89 ~ 9.97
SGDJPY 60.55 ~ 61.54
EURUSD 1.3824 ~ 1.3983

■前日のサマリー
週末の東京時間はシンガポール通貨庁(MAS)がシンガポールドルの緩やかな上昇を維持したものの、バンド幅(許容変動幅)を緩やかな傾斜にすると緩和気味の政策にしたものの、市場へのヘイ今日は限定的で、ドル/円は76.86円から77.00円のレンジとなりました。ユーロはアジアの株価がさえない動きとなったことから、対ドルで一時1.3723ドル、対円で105.58円まで下落しましたが、シュタルク専務理事は14日、「ギリシャのユーロ圏離脱は選択肢に入っていない」などと発言したことなどが好感され、対ドルでは1.3816ドル、対円では106.25円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が一時マイナスとなるとドル/円も77円台前半を維持、ユーロ/ドルは一時1.3854ドルまで下落したものの、株価が堅調となったことでユーロ/ドルは1.3828ドル、ユーロ/円は106.41円まで上昇しました。NY時間には、米小売売上高が市場予想を上回ったことでドル/円は77.19円まで上昇、その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想より下振れし、76.88円まで下落したものの、ダウ・ジョーンズのニュースで政府筋との話として、「来週にも円高是正対策を発表」と報道されたことから、ドル/円は77.45円まで上昇、77.20円近辺でクローズしました。ユーロはG20財務相・中銀行総裁会合への期待などから対ドルで1.3894ドル、対円で107.45円まで上昇しましたが、ギリシャ債で50%の評価下げ、銀行支援策を検討とのニュースが出ると、1.3838ドル、107.04円まで一時下落、各々1.3880ドル近辺、107.25円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.24円、ユーロ/ドルが1.3882ドル、ユーロ/円は107.23円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8747.96 -75.29
FTSE100(英) 5466.36 62.98
DAX(独) 5967.20 52.36
NYダウ(米) 11644.49 166.36
S&P500(米) 1224.58 20.92
NASDAQ(米) 2667.85 47.61

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.25 0.06
日本10年債 1.019 -0.004
英10年債 2.60 0.05
独10年債 2.20 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1683.00 14.50
NY原油(期近) 86.80 2.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/17(月)
・ 08:01 英国 10月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 13:30 日本 8月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 21:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第3四半期決算
・ 21:00 米国 シティ・グループ第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 8月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 9月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 9月 設備稼働率
・ 23:35 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月16日 (日)

10/17の週の見通し -リスク志向の動きが継続するか-

こんばんは。今日は昨日とうって変わって良い天気になりました。昼間図書館に行きましたが半そでで十分でした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はドル/円が76.75円、ユーロ/ドルが1.3383ドル、ユーロ/円が102.76円でオープン、週末の独仏首脳会談で両首脳がの資本増強について合意してことや新たな危機対応策を今月末までに打ち出すと表明したことを手掛かりにリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロが主導してクロス円なども買い戻され、ほぼ一本調子に上昇して週の取引を終えました。このため、ユーロ/ドルは1.3893ドルと約500ポイント、ユーロ/円は107.42円とこちらも約4.5円の大幅上昇となりました。ドル/円は77円を挟んだ動きを続けていましたが、政府筋の話として17日の週の前半に新たな円高対策を発表すると週末に一部通信社が報じたことで77.44円まで上昇(週の高値は10/12の77.48円)して各通貨とも高値圏でクローズしています。

週を通してみると、週の序盤はリスク回避の巻き戻し、週の後半はリスク志向の高まりといえそうです。通貨別では、円が主要通貨に対して売られ、ドル/円でも下落、ドルは円以外の主要通貨に対して下落しました。こうした中で豪ドル、NZドルが大幅に増加しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
14・15日にパリで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会合は欧州が見直したソブリン債危機への取り組みに対し、米国など各国の支持が寄せられた一方、IMFの資金拡大をめぐっては意見が分かれています。また、世界の金融システム上重要な金融機関(G-SIFIs)に対し、2016年から段階的に自己資本の1-2.5%上積みを求める案を承認し、対象の金融機関は11月にカンヌで開催される首脳会談(サミット)で指定される予定となりました。指定金融機関は28銀行程度が対象になるとされていますが、G20筋によると、最大50銀行がリストアップされる可能性があるとも言われています。ユーロ圏の銀行への資本増強に関しては進展が見られたようですが、先週にどこまで織り込まれているか明日の朝の動きを見たいと思います。G20財務相・中央銀行総裁会合の声明は財務省の20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)を参照してください。ただ、23日のEUサミットまでは債務危機への対応の概要について合意されるとの期待感が残ることから、ユーロが底堅い動きになると思います。

円は安住淳財務相が「日本の主張が受け入れられた」と述べたものの、G20の声明では「過度の変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認する」とこれまでの表現が踏襲されました。ただ、財務相は文章に含まれた「悪影響」の表現が、円高に苦しむ日本の主張が盛り込まれた部分だと強調しています。市場では今週の早い段階に新たな円高対策の発表があるとの期待があるため、ドル/円も底堅く推移すると思いますが、内容に具体性がないと失望から円が買われる可能性があります。

ドルは17日のNY連銀製造業景気指数、19日の消費者物価指数、住宅着工件数、20日のフィラデルフィア連銀指数、中古住宅販売件数が注目されると思います。市場が落ち着きを取り戻している場合には、米経済指標が良い場合に、株価の上昇につながると思われ、ドル/円、クロス円の上昇につながりやすくなると思います。

世界的に反格差デモが拡大しています。イタリアでは一部が暴徒化しけが人も出ているようです。米国でもニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコなどでデモが発生しているほか、オーストラリア、ニュージーランドでもデモが発生したようです。今のところ為替への影響は限定的と思われますが、デモが拡大していくようであれば株価の下落からクロス円などが下落する可能性が高まります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.40 78.80
ユーロ/ドル 1.3540 1.4030
ユーロ/円 104.30 110.80
ポンド/円 120.50 126.10
豪ドル/円 77.20 82.10
NZドル/円 61.10 63.80
南アランド/円 9.60 10.10

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/17(月)
・ 08:01 英国 10月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 13:30 日本 8月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 9月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 9月 設備稼働率
10/18(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 10月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 10月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:00 米国 8月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 10月 NAHB住宅市場指数
10/19(水)
・ 13:30 日本 8月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 ユーロ 8月 経常収支
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ 8月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ 8月 建設支出 前年同月比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 9月 景気先行指数 前月比
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 9月 住宅着工件数 年率換算件数
21:30 米国 9月 建設許可件数 年率換算件数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
10/20(木)
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 9月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 9月 貿易収支
・ 17:30 英国 9月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 ユーロ 10月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 9月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 前月比
10/21(金)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 17:00 ドイツ 10月 IFO企業景況感指数
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月15日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/11現在)

こんにちは。文部科学省から放射線等に関する副読本の作成についてが公表されました。ニュースでご存知の方も多いと思います。小学校教師用解説書を読んでいます。

14日に発表された11日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが146.6億ドルの買い超し、円は4,389.9億円の買い超し(ドルでは57.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは92.9億ユーロの売り超し(ドルでは125.8億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは10.0億豪ドルの買い超し(ドルでは10.7憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは6.8億NZドルの買い超し(ドルでは5.3億ドルの売り超し)増加となりました。

格付け会社からスペイン、イタリアの格下げがされたものの、マルタ、スロバキアでEFSFの拡充案が承認されたことや銀行の資本増強など金融不安解消に向けての動きが強まったことを背景に、これまでのリスク回避傾向の巻き戻しが加速したこともあり、ドルや円のロングとユーロやポンドのショートが解消に向かいました。週末にかけてはこうした動きが加速したとみられます。昨日から始まったG20財務相・中央銀行総裁会合での結果次第では次週もこの流れが継続すると思われ、ドル安と円安が継続することになりそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 35,119 -8,343 54,190 19,071 73,261
EUR -73,795 8,902 17,040 90,835 107,875
GBP -61,972 6,752 15,391 77,363 92,754
CHF 13 1,122 5,233 5,220 10,453
CAD -24,913 -9,231 23,922 48,835 72,757
AUD 10,753 -2,158 37,196 26,443 63,639
NZD 6,838 1,272 12,075 5,237 17,312
MXN 35,119 -8,343 54,190 19,071 73,261
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは1,131コントラクトのロング増加の132,835コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,343コントラクトのロング減少の35,119コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは8,902コントラクトのショート減少の73,795コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは9,231コントラクトのショート増加の24,913コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,272コントラクトのロング増加の6,838コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(17日更新)

2011年10月14日 (金)

10/14 本日の戦略-米経済指標は改善が予想されている-

おはようございます。世田谷の放射能は福島第1原発のホットスポットではなくて良かったと言いたいところですが、別の問題で身近にこうしたものがあるというのも恐ろしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>豪ドル>ポンド>ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はこれまでのユーロや豪ドルなどの買い(ドルの売り)が一服し、軽い調整局面となりました。これらの通貨ペアはチャートではオシレーターのストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきていることもあり、短期的には高値圏にあると言え、調整が入るとみられますが、この調整が基準線や21日移動平均線でサポートされるかに注目したいと思っています。サポートされれば下落トレンドの「戻り」から上昇トレンドへの転換になる可能性もあります。逆に下に抜けると下落トレンドが継続していることになると思っています。

本日は早朝から格付け機関S&Pがスペインの格付けを1段階引き下げ「AA-」としました。これを受けて、ユーロや豪ドル(リスク回避のため)が売られましたが、影響は一時的にとどまっています。一方、9時にはシンガポール通貨庁(MAS)が「ンガポールドルの取引バンドの傾斜を穏やかにする」「緩やかで段階的にシンガポールドルを上昇させる政策を続ける」と発表、これを受けてドル/シンガポールドルでドル売りが強まったため、ユーロや豪ドルが一時上昇しました。ただ、こちらの影響も限定的となり、本日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合を前に様子見が強くなると思われ、ここまで戻してきたこれらの通貨はポジション調整が出やすいものと思います。

また、本日は21時30分に米小売売上高、22時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。これらの市場予想は前月に比べると改善傾向となっています。市場予想より良い内容となれば、米株価が上昇すると思われますので、ドルと円は売られやすくなるものと思います。ただ、ドル/円の77円台は前半が売り、ミドルから上にストップロスの買いがあるとみられることから、77円台では上値が重くなると思っています。

■AUDUSD 日足(エンベロープ、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは7/27の高値の1.1079ドルと9/1の高値の1.0761ドル、8/9の安値の0.9926ドルと10/4の安値の0.9387ドルを結んだトレンドチャネル(チャート上の白い帯)の上限に近付いています。また、9/16の高値の1.0396ドルも目先の抵抗線として、一目均衡表(日足)の雲の下限とともに位置しています。ストキャスティックス(スロー)は本日の引値次第となりますが、デッドクロスする可能性が高いことから、デッドクロスした場合には調整に入ると思います。調整めどは基準線の1.0011ドルか転換線の0.9807ドル近辺と思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 77.17
EURJPY 105.08 ~ 106.71
GBPJPY 120.39 ~ 122.01
AUDJPY 77.39 ~ 79.09
NZDJPY 60.38 ~ 61.70
CADJPY 74.56 ~ 75.77
ZARJPY 9.55 ~ 9.86
NOKJPY 13.50 ~ 13.78
MXNJPY 5.62 ~ 5.76
HKDJPY 9.83 ~ 9.91
SGDJPY 59.65 ~ 60.60
EURUSD 1.3711 ~ 1.3873

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価は底堅い動きとなったものの、ドル/円の77円台は本邦輸出企業の売りなどに押されて一時77.02円まで下落、ユーロ/ドルは1.3770ドル近辺から1.3818ドル、ユーロ/円は106.15円近辺から106.50円でのレンジの取引となりました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が下落に転じたことから、リスク回避の円買いとドル買いになりました。ドル/円は77円割れでストップロスをつけて76.67円まで一時下落、ユーロ/ドルも1.3827ドルから1.3709ドル、ユーロ/円も106.56円から105.25円まで下落しました。NY時間には、NYダウが下落してオープンしたことから、ユーロ/ドルが1.3685ドル、ユーロ/円が105.14円まで下落しましたが、スロバキアがEFSF拡充案を承認したことやNYダウが下げ幅を縮小た事から、ユーロ/ドルは1.3800ドル、ユーロ/円は106.08円まで戻しました。ドル/円は76円台後半での狭いレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.3774ドル、ユーロ/円は105.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8823.25 84.35
FTSE100(英) 5403.38 -38.42
DAX(独) 5914.84 -79.63
NYダウ(米) 11478.13 -40.72
S&P500(米) 1203.66 -3.59
NASDAQ(米) 2620.24 15.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.03
日本10年債 1.023 0.019
英10年債 2.56 -0.08
独10年債 2.10 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1668.50 -14.10
NY原油(期近) 84.23 -1.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/14(金)
・ 08:50 日本 9月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 9月 小売売上高 前月比
22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 8月 企業在庫 前月比
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月13日 (木)

10/13 本日の戦略-クロス円の上昇は分岐点に差し掛かっている-

おはようございます。Blogアップ中に豪失業率が発表され、新規雇用者数が予想より1万人程度増加、失業率は5.2%へ0.1%改善しています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ圏にポジティブとみられる材料が多く出て、市場はこれまでの悲観的なムードから楽観的なムードへと急激に変化したように見えます。要因として①トリシェECB総裁が「EFSFはレバレッジ効果通じ効力を増すべき(これまで同総裁はレバレッジには反対だった)、②ギリシャ向け融資、11月初旬に実施(ユンケル議長)、③スロバキアの与党3党と最大野党がEFSF拡充案の採決を合意したとのニュース(2回目の採決は早ければ本日、遅くても明日)、④バローゾ欧州委員が協調したアプローチが必要と発言したことなど。

一方、材料視はされませんでしたが不安要因としては①イタリア、スペイン国債が下落していること、②ギリシャ債務元本の削減率(ヘアカット)30%~50%を検討(7/21合意では21%)、③バイトマン独連銀総裁がギリシャの債務再編を除外できない(独紙のインタビューで)、④EBA(欧州銀行監督機構)が欧州の銀行に自己資本比率9%維持を要求もとのニュースがあります。パリで明日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合を前に、ユーロなどの売りポジションの解消(ドルの買いポジションの解消)の流れが続いていることもあり、これまでのところ、市場では悪い材料を無視しています。チャート上では8月下旬から10月上旬の下落の半値戻しの地点まで来ていることから、このまま上昇するのか、止められるのか判断が難しい局面となっています。チャートのオシレータ系のストキャスティックススローでは、これらの通貨は高値圏に入ってきています。

本日はこの後9時30分に豪失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。雇用が悪化した場合には、来月の金融政策で利下げの可能性が出ることから、豪ドルが売られやすくなります。逆に高ければ素直に買われると思います。その他では21時30分の米新規失業保険申請件数、米貿易収支の発表に注目です。また、本日はJPモルガン・チェースの7-9月期決算(20時)とグーグルの7-9月期の決算の発表(明日の5時以降)が予定されており、とくに後者は株価に与える影響が大きいので、注目です。

■AUDJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は9/1の高値の82.79円と10/4の安値の72.05円を100%としたフィボナッチの61.8%を一時回復しました。10/4からほぼ一本調子で上昇してきていることから、オシレーター系のストキャスティックス(スロー)で%Kスロー、%Dスローともに80を超えて買われ過ぎの水準に入ってきています。また、21日移動平均線から上限に3%乖離したエンベロープでは、+3%を上抜けています。このため、調整が入る可能性が高いと思われます。ただ、一目均衡表(日足)の転換線(75.10)や21日移動平均線(76.05)がサポートとなるとみられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.00 ~ 77.55
EURJPY 105.69 ~ 107.33
GBPJPY 120.83 ~ 122.44
AUDJPY 77.51 ~ 79.20
NZDJPY 60.72 ~ 62.04
CADJPY 75.21 ~ 76.41
ZARJPY 9.65 ~ 9.97
NOKJPY 13.54 ~ 13.82
MXNJPY 5.70 ~ 5.84
HKDJPY 9.87 ~ 9.95
SGDJPY 59.98 ~ 60.94
EURUSD 1.3724 ~ 1.3888

■前日のサマリー
昨日の東京時間は早朝のスロバキアによるEFSF拡充案の否決から、アジアの株価が軟調推移となったことでドル/円は76.68銭から73銭のかなり狭いレンジの動きとなり、ユーロ/ドルは1.3650ドル近辺から1.3582ドル、ユーロ/円は104円台後半から104.20円まで一時下落しましたが、後半にかけては株価が上昇したことからユーロ/ドルは1.3650ドル、ユーロ/円は104.70円まで上昇しました。ロンドン時間に入るとトリシェECB総裁が「EFSFはレバレッジ効果通じ効力を増すべき」「ギリシャはデフォルトを回避するはずだ」と発言したことなどがきっかけとなり、ユーロ/ドルがストップロスを巻き込み1.3816ドル、ユーロ/円が105.82円へと上昇、ドル/円は一時76.31円まで下落しました。NY時間に入ると、ユンケル議長がギリシャ向け融資、11月初旬に実施と発言、更にスロバキア連立与党3党と最大野党スメルがEFSFを承認することで合意、14日までに再投票となったこと、北朝鮮軍の異常な動きに韓国軍が警戒を強めたことなどから、リスク志向と極東のリスク懸念から円が売られ、ドル/円は76.48円を一時付けまhした。ユーロ/ドルは1.3834ドル、ユーロ/円は107.03円までそれぞれ上昇。クローズにかけては米FOMC議事録で大規模資産購入(QE3)は選択肢として温存などの内容が含まれていたことや利益確定の売りなどから、各々の通貨で小幅ながら上げ幅を縮小しました。
クローズはドル/円が77.24円、ユーロ/ドルが1.3788ドル、ユーロ/円は106.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8738.90 -34.78
FTSE100(英) 5441.80 46.10
DAX(独) 5994.47 129.46
NYダウ(米) 11518.85 102.55
S&P500(米) 1207.25 11.71
NASDAQ(米) 2604.73 21.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.21 0.06
日本10年債 1.004 0.005
英10年債 2.64 0.06
独10年債 2.19 0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1682.60 21.60
NY原油(期近) 85.57 -0.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/13(木)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 08:50 日本 8月 第三次産業活動指数 前月比
09:30 豪 9月 新規雇用者数
09:30 豪 9月 失業率
・ 15:00 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:15 スイス9月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 貿易収支
20:00 米国 JPモルガン・チェース第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 03:30 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 05:00 米国 グーグル第3四半期決算

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月12日 (水)

10/12 本日の戦略-ユーロは良い材料に反応しやすい模様-

おはようございます。昨日のワールドカップ第3次予選の日本とタジキスタンのゲームは大差で日本が勝ってよかったです。後々のことを考えると点を取れるときに取っておくことはよいですね。次のゲームにも期待。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
難航していましたスロバキアのEFSF拡充案の採決は1回目が予想通り否決されましたが、市場の反応は限定的となっています。スロバキアは今週中(日程はまだ未定)にも第2回投票を実施する見込みであり、最大野党「スメル」が賛成に回る方針であるため、買決・承認されるとの見通しで楽観的になっていると思われます。ただ、欧州では昨日も格付け機関S&Pがスペインの銀行10行の格付けを引き下げ、フィッチもスペインの大手銀行6行の格付けを引き下げています。こうしたネガティブな材料に反して市場ではユーロが買われていることから、ユーロや豪ドルなどドルに対して売り込まれた通貨のショートポジションを解消する動きが続いているとみることもできます。

本日は、バローゾ欧州委員が銀行増資等に関する提案を発表する予定となっています(現地時間午後3時)。また、ドラギ・イタリア中銀総裁(次期ECB総裁)、トリシェEC総裁の講演などが予定されており、こうした要人の発言には注意が必要となります。ただ、市場はユーロの弱材料には反応しにくくなっていますので、押し目は買われやすいとは思いますが、個人的には取り巻く環境や諸問題が解決していないとみられることで、積極的にユーロを買っていく地合いではないとみています。

一方、米企業の7-9月期決算が好調との見方もあり、NYダウが堅調に推移(昨日は小幅下落しましたが)していることで、ドルが売られやすくなっています(リスク回避の巻き戻し)。市場は欧州の問題を懸念しつつも、仏独が銀行への資本注入や新たな危機回避対策への強い決意を見せたことで、最悪のセンチメントからは回復しつつあるように見えます。このため、14日からのG20などを前に動きにくい展開となっていると思います。特にドル/円は上には実需の売りが残っているとみられることから、77円台の重さと76円台の堅さがしばらく続くのではないでしょうか。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は10/4に約10年ぶりとなる100.74の安値をつけ反発しました。一目均衡表(日足)の基準線の104.90円に接近していますので、これを上に抜けることができれば8/29の高値の111.92円から前出安値の100.74円を100%としたフィボナッチの50.0%戻しの106.32円近辺まで戻す可能性がありますが、同フィボナッチの38.2%戻しが105.01円に位置していることから、ここで止められると一目均衡表(日足)の転換線の102.85円近辺まで下落してくる可能性があります。ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80を超えてきていることから、このレベルでデッドクロスした場合には、ユーロの下落につながると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.37 ~ 76.90
EURJPY 103.66 ~ 105.22
GBPJPY 118.50 ~ 120.02
AUDJPY 75.29 ~ 76.87
NZDJPY 58.99 ~ 60.21
CADJPY 73.66 ~ 74.79
ZARJPY 9.44 ~ 9.75
NOKJPY 13.26 ~ 13.55
MXNJPY 5.60 ~ 5.75
HKDJPY 9.78 ~ 9.86
SGDJPY 59.13 ~ 60.05
EURUSD 1.3566 ~ 1.3732

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調な推移となったものの、ドル/円は完全に蚊帳の外で76.63円から76.75円までの狭い範囲の動きとなりました。一方、ユーロ/ドルも1.3617ドルから1.3657ドル、ユーロ/円も104.39円から104.73円の範囲に留まりました。ロンドン時間の序盤はユーロ/ドルが1.3673ドル、ユーロ/円が104.85円まで上昇する場面が見られましたが、最後に残ったスロバキアのEFSF拡充案への採決の行方が不透明なことが嫌気され、ユーロ/ドルは1.3577ドル、ユーロ/円は104.08円、ドル/円も76.60円まで下落する場面が見られました。その後、EU/IMFがギリシャへの第1次融資の第6弾(80億ユーロ)を11月初旬に実施とアナウンスしたことが好感されユーロ/ドルで1.36ドル台前半、ユーロ/円で104.40円近辺へ戻したものの、NY時間にはスロバキアの採決が難航していることからユーロが弱含み、ユーロ/ドルが一時1.3565ドル、ユーロ/円が104.02円まで下落、ドル/円は76.76円まで上昇しました。しかし、クローズにかけては米株価が堅調に推移したこともあり、「ドル」と「円」が売られる流れとなり、ドル/円は76.64円まで小幅下落、ユーロ/ドルは1.3684ドル、ユーロ/円は104.90円まで上昇しましたが、スロバキアが1回目の投票でEFSF拡充案を否定したことから、ユーロ/ドルが1.3640ドル近辺、ユーロ/円が104.50ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.3636ドル、ユーロ/円は104.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8773.68 168.06
FTSE100(英) 5395.70 -3.30
DAX(独) 5865.01 17.72
NYダウ(米) 11416.30 -16.88
S&P500(米) 1195.54 0.65
NASDAQ(米) 2583.03 16.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.15 0.07
日本10年債 0.999 0.011
英10年債 2.58 0.00
独10年債 2.09 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1661.00 -9.80
NY原油(期近) 85.81 0.40

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/12(水)
・ 08:50 日本 8月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 8月 住宅ローン件数 前月比
・ 15:00 ドイツ 9月 卸売物価指数(WPI) 前月比
17:30 英国 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 失業保険申請件数
・ 17:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 8月 新築住宅価格指数 前月比
00:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 02:15 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
03:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月11日 (火)

10/11 本日の戦略-昨日の材料は織り込みつつある?-

おはようございます。本日は年1回の定期健康診断です。胃カメラは2回目で好きにはなれません。仕方がないのでこれから行ってきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ユーロ>NZドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロや豪ドルの上昇は、これまでリスク回避で溜まっていたドル買いポジションの解消が一気に出たものと思います。仏・ベルギー系の金融大手デクシアが分割され、ベルギーの国内事業についてはベルギー政府が40億ユーロで国有化するもようです。また、フランスの事業については2つのフランス国内からの金融支援、ルクセンブルクの事業については中東カタールの投資グループ(国営)が買収するようです。不良債権については各国政府が保証(総額は10年間で最大900億ユーロ)を与える予定です。週末のサルコジ仏大統領とメルケル独首相の会談で銀行への資本増強で一致したことから、欧州の株式市場はこれを比較的冷静に受け止めたため、上記のポジション解消の動きにつながったと思います。

本日は、昨日のドル安(ユーロ、豪ドル、ポンド、NZドルなど)が上昇した流れが継続するかどうかです。ギリシャへの融資や銀行への資本増強がかなり織り込まれたとみられることで1日で約300ポイント上昇したユーロや一時パリティ(1豪ドル=1米ドル)を回復した豪ドルを素直に買っていけるかどうかは疑問が残ります。ユーロに関しては銀行への資本増強で仏独が合意したものの、EU首脳会議やユーロ圏首脳会議が延期されたことやこれまでの経緯を考えると紆余曲折があると思われますし、今週から米株式市場の7-9月の決算が発表されてくることを考えると、リスク志向に一気にセンチメントが傾くとは思えません。しかしながら、新たなリスク要因ない限り、下げ難くなっていることも事実ですので、しばらくはドルが弱含み(ユーロや豪ドルが強含み)の展開が続くと思います。 >

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは10/4に1.3146ドルの安値をつけ、一目均衡表(日足)の転換線の抵抗にあったものの、これを大きく上に抜け8/29の高値の1.4548ドルとのフィボナッチの38.2%戻しとなる1.3687ドル(昨日の高値は1.3698)を達成しました。この上には基準線の1.3715ドルが控えていることから、これを上抜けできれば、フィボナッチ50%戻しの1.3854ドル近辺まで上昇するとみられます。ストキャスティックス(スロー)からはまだ上昇余地があるといますが、%Kスローは80に接近していることもあり、短期的な上昇からの足踏みも考えられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.36 ~ 76.92
EURJPY 103.62 ~ 105.26
GBPJPY 119.18 ~ 120.75
AUDJPY 75.54 ~ 77.17
NZDJPY 59.29 ~ 60.56
CADJPY 73.98 ~ 75.14
ZARJPY 9.55 ~ 9.86
NOKJPY 13.22 ~ 13.52
MXNJPY 5.68 ~ 5.83
HKDJPY 9.79 ~ 9.87
SGDJPY 59.56 ~ 60.51
EURUSD 1.3577 ~ 1.3734

■前日のサマリー
昨日は東京市場が体育の日で休場となる中、先週末の仏独首脳会談で欧州の銀行への資本増強について合意してことや新たな危機対応策を今月末までに打ち出すと表明したことから、リスク回避のドル買いの巻き戻しが続き、ユーロ/ドルは朝方の1.3395ドル近辺から1.3489ドル、ユーロ/円は102.85円近辺から103.50円まで上昇、ドル/円は76.85円近辺から76.70円まで小幅下落となりました。ロンドン時間に入ると、EU/IMF/ECBのトロイカとギリシャの協議が終了したことなどから、ユーロなどの買い戻しが続き、ユーロ/ドルは1.36ドル、ユーロ/円は104円台を回復する一方、ドル/円は76.57円まで一時下落しました。米国はコロンブスデーだったものの、株式市場はオープンしていて、NY時間もNYダウの上昇を背景としたユーロやクロスの買いが継続し、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込み一時1.3698ドル、ユーロ/円は104.99円まで上昇、ドル/円は76.60円から76.75円のレンジの取引となりました。
クローズはドル/円が76.64円、ユーロ/ドルが1.3638ドル、ユーロ/円は104.55円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.62 83.60
FTSE100(英) 5399.00 95.60
DAX(独) 5847.29 171.59
NYダウ(米) 11433.18 330.06
S&P500(米) 1194.89 39.43
NASDAQ(米) 2566.05 86.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.08 0.00
日本10年債 0.988 -
英10年債 2.58 0.12
独10年債 2.08 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1670.80 35.00
NY原油(期近) 85.41 2.43

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/11(火)
・ 08:01 英国 9月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 9月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 8月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 8月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 9月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 日本 9月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 17:30 英国 8月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 8月 製造業生産指数 前月比
・ 21:15 カナダ 9月 住宅着工件数
・ 00:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月10日 (月)

10/10 本日の戦略-市場参加者少なく方向感定まらず-

こんにちは。もうすぐ昼ですね。晴れの特異日らしく、良い天気となりました。スポーツには最適な日のようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日本が体育の日、米国はコロンブスデーとなりますが、米国の為替、株式市場はオープンしています(債券市場のみ休場)です。朝方は休日中に行われた仏独首脳会談で銀行への資本増強で完全に合意したことなどが好感され、アジアの株式も上昇しましたが、この時間(11:25現在)では上海総合指数が小幅下落、ASX200(豪株式指数)も上げ幅を縮小しています。本日は15時に独経常収支、17時にコンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演の講演が控えていますが、これ以外には経済指標などの発表が予定されていません。ただ、欧州からは銀行への資本増強などに関する要人の発言が出ることが予想されるため、これらが14-15日に開催されるG20に向けてポジティブな方向にでればリスク志向の動きが高まると思われ、ドルが買われることになる可能性が高まるものと思われます。

ドル/円については市場参加者が少ないうえに、米雇用統計を受けても77円を達成できなかったこともあり、引き続きレンジでの取引が予想されます。ただ、76.50円割れにはストップロス(売り)も溜まってきていると思われることで、76円台前半まで下落する可能性はあります、ただ、76円割れでの本邦政府・日銀の介入警戒が伴うことから、一気に下に走る可能性は低いと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.61 ~ 77.18
EURJPY101.85 ~ 103.42
GBPJPY118.61 ~ 120.17
AUDJPY74.13 ~ 75.67
NZDJPY58.43 ~ 59.65
CADJPY73.25 ~ 74.37
ZARJPY9.41 ~ 9.71
NOKJPY12.98 ~ 13.26
MXNJPY5.61 ~ 5.75
HKDJPY9.83 ~ 9.92
SGDJPY58.71 ~ 59.61
EURUSD1.3280 ~ 1.3455

■前日のサマリー
先週の東京時間は本邦日銀の金融決定会合を控えてドル/円は小動きながらじりじりとドルが売られ76.58円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3402ドルまで下落後1.34ドル台で底堅く推移、ユーロ/円は103円を挟んでの小動きとなりました。ロンドン時間では、独鉱工業生産指数が市場予想より良かったものの、メルケルドイツ首相が「銀行の資本増強が直ちに必要になるとは考えていない」「EFSFの活用には厳密な条件が必要」などと発言、強弱がミックスされ各通貨とも小動きとなりました。NY時間では注目されていた米雇用統計が市場予想より良い10.3万人の増加となり、ドル/円が76.90円まで、ユーロ/ドルも1.3515ドル、ユーロ/円も103.84円まで上昇しました。その後、格付け会社フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げたことからリスク回避の動きとなり、ドル/円はドル円は76円台後半で底堅く推移する一方、ユーロ/ドルは1.3360ドル、ユーロ/円は102.63円まで下落し安値圏で取引を終えました。
クローズはドル/円が76.88円、ユーロ/ドルが1.3375ドル、ユーロ/円は102.82円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.62 83.60
FTSE100(英) 5303.40 12.14
DAX(独) 5675.70 30.45
NYダウ(米) 11103.12 -20.21
S&P500(米) 1155.46 -9.51
NASDAQ(米) 2479.35 -27.47

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.08 0.09
日本10年債 0.988 0.010
英10年債 2.47 0.08
独10年債 2.00 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1635.80 -17.40
NY原油(期近) 82.98 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/10(月)
・ 米国債券市場が休場(コロンブスデー)
・ カナダ市場休場(感謝祭)
・ 15:00 ドイツ 8月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 8月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 9日 (日)

10/10の週の見通し -欧州の銀行への資本増強が注目される週-

こんばんは。本日は筑波山(茨城県)に登ってきました。初めてで御幸ヶ原コースは急勾配できつかったです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJP ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は9月末の米経済指標が良かったことでドル/円は77.10円、ユーロ/ドルは1.3344ドル、ユーロ/円は102.91円でオープン、日銀短観の内容が良かったものの、アジアや欧米の株価が下落したことなどでリスク回避の動きが再燃し、ユーロ/ドルが1.3146ドル、ユーロ/円は2001年6月以来となる100.74円まで下落、ドル/円は76円台ミドルまで下落しました。その後は、レーン欧州委員がEFSFレバレッジにECBを含める選択肢と発言したことや本邦政府が欧州基金債の追加購入を示したこと、バーナンキ米FRB議長の「FOMCは米経済支援へ適切な行動をとる用意」「インフレは鈍化し始めた」「FRBは米銀へ流動性を供給する用意 」などとの発言を受け欧米の株価が上昇したことで、ユーロを始め資源国通貨などが反転上昇しました。週末金曜日には米雇用統計で非農業部門雇用者数が10.3万人増と市場予想を5万人程度上回ったことで、ユーロ/ドルが1.3523ドル、ユーロ/円は103.84円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチがイタリアの格付けを「AA-」から「A+」、スペインの格付けを「AA+」から「AA-」に引き下げ、ベルギーの格付けを引き下げ方向で見直すとアナウンスしたことことからユーロ/ドルは1.3360ドル、ユーロ/円は102.63円まで下落しています。ドル/円は週を通して76円台ミドルから77円台前半でのレンジの取引となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)

USD
※グラフをクリックすると拡大します。


■今週の見通し

先週は格付機関ムーディーズがイタリアの格付けを3段階、フィッチがイタリアの格付けを1段階、スペインを格付けを2段階引き下げました。また、ベルギーの格付けを引き下げ方向で見直すとのアナウンスをしており、今後も格付け機関からの格下げが続く可能性があります。更に、ムーディーズは英国の銀行12行とポルトガルの銀行9行の格付けを1~5段階引き下げています。大手銀行ではRBS(ロイヤル・バンクオブ・スコットランド)を「A2」、ロイズTSBは「A1]に引き下げられました。英国の銀行を引き下げた理由として「英国の銀行については政府による支援姿勢の後退」をあげていることから、今後の英国は「AAA」格付けの引き下げの可能性から、ポンド安につながる可能性があります。



ユーロ圏の危機がギリシャ問題から銀行の資本増強に移っています。レーン欧州委員会委員は「11月半ばまでの資金は確保されていると述べるとともに、第1次支援に基づく第6弾の融資実行に関する決定は月内に行われると」発言していますが、一方では「第6弾の融資が実行されないこともあり得るとした上で、そうならないようにするのはギリシャの政治家次第だ」との見解も示しています。ユーロ圏では、残り2カ国となっているEFSF機能拡充の承認が順調に進めば、リスク懸念が後退するとは思われますが、EFSFを使った銀行への資本注入にはフィンランドが難色を示していることから、引き続き要人の発言には注意です。また、17日にEU首脳会議、18日ユーロ圏首脳会議が予定されていることから、銀行への資本増強について進展があるかが注目されるでしょう。



ドルは週末発表された非農業部門雇用者数は10.3万人増となり、前月も5.7万人上方修正されたものの、失業率が9.1%と高止まりしています。米国では雇用を求めるデモも多発していることもあり、足許でいくつかの経済指標が良かったものの、今後発表される米国の経済指標に注目が集まるものと思われます。特に米FOMC議事録(11日)、貿易収支(13日)、新規失業件申請件数(13日)、小売売上高(14日)、ミシガン大消費者信頼感指数(14日)が注目され、これらが悪化すればリスク回避の動きが強まり、再びクロス円などが売られ、先週週初につけた安値を更新する可能性もあります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 76.10 77.30
ユーロ/ドル 1.3140 1.3570
ユーロ/円 101.20 104.90
ポンド/円 116.90 120.90
豪ドル/円 72.10 77.30
NZドル/円 57.30 60.70
南アランド/円 9.10 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/10(月)
・ 15:00 ドイツ 8月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 8月 貿易収支
10/11(火)
・ 08:01 英国 9月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 9月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 8月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 8月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 9月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 日本 9月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 17:30 英国 8月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 8月 製造業生産指数 前月比
・ 21:15 カナダ 9月 住宅着工件数
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支
10/12(水)
・ 08:50 日本 8月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 8月 住宅ローン件数 前月比
・ 15:00 ドイツ 9月 卸売物価指数(WPI) 前月比
17:30 英国 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 失業保険申請件数
・ 18:00 ユーロ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 8月 新築住宅価格指数 前月比
10/13(木)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 08:50 日本 8月 第三次産業活動指数 前月比
09:30 豪 9月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 9月 失業率
・ 15:00 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:15 スイス 9月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
10/14(金)
・ 08:50 日本 9月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 9月 小売売上高 前月比
22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 8月 企業在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月 8日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/4現在)

こんにちは。北海道札幌市の中心部でヒグマが出没しているニュースには驚きました。1頭だけでなく少なくとも3頭はいるということなので、怖いですね。

7日に発表された4日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションはドルが209億ドルの買い超し、円は5,442.8億円の買い超し(ドルでは70.8億ドルの売り超し)、ユーロは103.4億ユーロの売り超し(ドルでは138億ドルの買い超し)となりました。また、豪ドルは12.9億豪ドルの買い超し(ドルでは12.4憶ドルの売り超し)、NZドルは5.6億NZドルの買い超し(ドルでは4.2億ドルの売り超し)となりました。

フィンランドやドイツ、オーストリアでEFSFの拡充案が議会で承認されたことなどリスク志向につながる動きも出たものの、仏・ベルギー系の大手金融機関のデクシアの株価が急落するなどリスク回避の動きが継続したことで、ドルのロング(買い)が継続しました。しかし、ここ4週間の大幅なドル買いと比べると、小幅な増加に留まりました。ドルのロングが増加した一方で、円、豪ドル、カナダドルではドルが売られて(ロングが減少)しています。ユーロは5週連続のショート増加となっていますが、増加のスピードが鈍っていることから、ユーロ圏に更なる不安材料が出てこないとユーロのショートやドルのロングポジションの解消に繋がると思われますが、週末には格付け機関フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げたことから、不安が増幅するとユーロがさらに売り込まれる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 43,462 1,140 60,867 17,405 78,272
EUR -82,697 -224 18,104 100,801 118,905
GBP -68,724 -4,714 14,929 83,653 98,582
CHF -1,109 -3,533 5,110 6,219 11,329
CAD -15,682 4,868 22,713 38,395 61,108
AUD 12,911 7,744 35,937 23,026 58,963
NZD 5,566 -4,025 12,929 7,363 20,292
MXN 43,462 1,140 60,867 17,405 78,272
BRL -5,152 -7,024 11,826 16,978 28,804
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは3,549コントラクトのロング増加の131,704コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,140コントラクトのロング増加の43,462コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは224コントラクトのショート増加の82,697コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは4,868コントラクトのショート減少の15,682コントラクトのショートとなりました。

【NZD】NZD source:CFTC

NZドルは4,025コントラクトのロング減少の5,566コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(10日更新)

2011年10月 7日 (金)

10/7 本日の戦略-米雇用統計後の株価の動き次第-

おはようございます。来週の月曜は体育の日で日本は3連休ですが、米国もコロンブスデーで3連休となります。本日の雇用統計を乗り切ってよい週末を迎えたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は相場の格言の「材料はあとからついてくる」のとおり、チャート上でユーロや豪ドルなどが上昇の確率の方が高いこと(日足でのチャートパターンやスローストキャスティックスのゴールデンクロス)が示されていました。英中銀やECB理事会、トリシェECB総裁の定例記者会見を経て、ユーロの買い戻しなどが主導となり、足許の抵抗線と見られる一目均衡表(日足)の転換線を上に抜いてきました。これらの通貨ペアはMACDもゴールデンクロスを形成する可能性が高く、追随するかの如く市場によい材料が出てくるかもしれません。こうした意味では本日21時30分に発表される米雇用統計での反応には注目です。

米国の雇用統計は現在市場予想の中心値が5.5万人の増加となっています。先月は大手通信会社ベライゾンのストの影響で4.5万人引き下げられたとの見方もあり、その分は今月に加えられるため、実質の増加は1.0万程度と予想されます(実質は減少)。ただ、ISMやシカゴPMIの雇用指数をみるとそれほど悲観する内容でもないかもしれません。

各雇用指数( )内は前月比
・製造業ISM 53.8(+2.0)
・非製造業ISM 48.7(-2.9)
・シカゴPMI 60.6(+8.5)

雇用統計後のアクションですが、非農業部門雇用者数がマイナスの場合はまずはドルが売られると思いますが、QE3への期待感が高まり株価が上昇すればドル売りが継続、株価が下落すればドル買いとなりそうです。このため、クロス円は株価が上昇すればクロス円の上昇、下落すればクロス円の下落となりと思います。ドル/円は雇用統計の結果の通りに良ければ上昇、悪ければ悪化と思います。ドル/円は本日NR7(過去7日間で最もボラティリティが低かった状態)となっているため、76.50-76.90円のレンジを外れる可能性がありますが、チャートからは一方方向へのトレンドは出にくいと思います。



■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、パラボリック、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けると10/4の安値の0.7468ドルが当面の底値となりそうです。パラボリックでは昨日に上昇へとトレンド転換が見られていますので、前出の転換線(0.7710ドル)を引値で確り抜いてくると、8/31の高値の0.8569ドルと前出安値の0.7468ドルを100%としたフィボナッチ38.2%戻しの0.7889ドル近辺が戻りの目処となります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.40 ~ 76.98
EURJPY 102.09 ~ 103.64
GBPJPY 117.55 ~ 119.05
AUDJPY 73.78 ~ 75.30
NZDJPY 58.41 ~ 59.60
CADJPY 73.17 ~ 74.26
ZARJPY 9.46 ~ 9.76
NOKJPY 12.95 ~ 13.23
MXNJPY 5.60 ~ 5.74
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.50 ~ 59.39
EURUSD 1.3312 ~ 1.3516

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したものの、英中銀やECBの政策金利発表待ちなどから、小動きとなり、ドル/円は76.80円近辺から76.69円へ下落、ユーロ/ドルは1.3320ドルから1.3355ドル、ユーロ/円は102.21円から102.51円の狭いレンジに留まりました。ロンドン時間常磐には欧州の株価が堅調に推移したことで、リスク回避を巻き戻す「ドル売り」「円売り」となったことで、ユーロ/ドルが1.3399ドル、ユーロ/円が102.71円まで上昇しましたが続かず、英中銀が資産買い入れプログラムを2750億ポンドへ拡大(予想2000億ポンド)としたことから、ポンドが主要通貨に対して急落したため、ユーロ/ドルも1.33ドル近辺、ユーロ/円も101.80円近辺まで下落しました。ECBは政策金利を現行の1.5%に据え置いたことで、ファーストアクションはユーロ買いに反応したものの、すぐに売られ、ユーロ/ドルは1.3242ドル、ユーロ/円は101.69円まで下落、ドル/円は76.84円まで上昇しました。NY時間にはトリシェECB総裁が「インフレ率は年内は2%を上回る状況が続く公算が大きい」「ECBは1年ものの長期りファイナンスオペを実施する」「カバードボンド購入を11月に再開し、新たな購入規模は400億ユーロ」などと発言、金融緩和の強化を発表したものの、11月の利下げの可能性には言及しなかった(任期最後ということもあったとおもわれる)ことから、ショートカバーが主導して、ユーロ/ドルは1.3451ドル、ユーロ/円は103.10円まで一時上昇、ドル/円は76.60円近辺から76.75円近辺の小動きとなりました。
クローズはドル/円が76.69円、ユーロ/ドルが1.3433ドル、ユーロ/円は103.06円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8522.02 139.04
FTSE100(英) 5291.26 189.09
DAX(独) 5645.25 172.22
NYダウ(米) 11123.33 183.38
S&P500(米) 1164.97 20.94
NASDAQ(米) 2506.82 46.31

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.10
日本10年債 0.978 0.002
英10年債 2.39 0.04
独10年債 1.94 0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1653.20 11.60
NY原油(期近) 82.59 2.91

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/7(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:45 スイス 9月 失業率
・ 15:30 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 17:30 英国 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 失業率
・ 20:00 カナダ 9月 新規雇用者数
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 9月 失業率
・ 22:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 8月 卸売在庫 前月比
・ 23:45 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 04:00 米国 8月 消費者信用残高 前月比

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 6日 (木)

10/6 本日の戦略-本日のECB理事会で利下げが示されるか-

おはようございます。アップル創始者のスティーブ・ジョブスが本日、朝亡くなりました。マイクロソフトのビル・ゲイツと同時代にコンピューターを個人まで普及させた功績はさることながら、最近もiphoneやipadなど新商品を次々と投入していただけに、惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はボルヘスIMF欧州委員長の「IMFもEFSFとともに投資を行うことが可能だ」との発言やメルケル独首相の「ドイツ政府は必要に応じ、銀行の資本を増強する用意がある」「銀行が自力での増強を行うように促し、これができず、当事国もそれができない場合にはEFSFを利用する可能性に至る」と発言したことが好感され、ユーロが上昇しましたが、一方では、EU/ECB/IMFのトロイカ調査団は「調査は進んでいるが進展は遅い」「(第6次ギリシャ融資が実施されない可能性について)リスクは常にあり、等のことと見なされるべきではない。しかし、最終的には実施されると確信している」と発言しています。昨日はECBによるイタリア、スペイン国債の買い支えも行われた模様であることから、ギリシャ融資の実施も含めてまだ安心できるレベルではないとみられますが、悲観的な市場心理からは回復傾向にあるとみることができるかもしれません。

そうした中で、本日はECB理事会が開催されます。市場では政策金利の据え置き、0.25%の引き下げ、0.50%の引き下げまで広く予想されていますが、直前に発表されたユーロ圏のHICP(消費者物価指数)速報が前年比で+3.0%まで上昇してきていることから、インフレ警戒心が強いECBが利下げに踏み切る可能性は低いと思います。ただ、以前行っていた政策となる1年物の無制限資金供給とカバードボンドの購入は実施されると思います。また、英中銀(BOE)も金融政策委員会が予定されていて、これまで5000億ポンドで据え置かれていた資産買い入れが500億ポンド拡大される可能性があります。この場合、ユーロ/ポンドでユーロが買いからユーロ/ドルやユーロ/円でもユーロが買われる可能性があります。

一方、ドル/円はダウジョーンズがHIA2(Homeland Investment Act 2=本国投資法第2弾)の可能性を報じたことから、2005年年末のドルの大幅上昇が連想され、ドル/円が一時77.07円まで上昇しましたが続きませんでした。当時の本国投資法を下に記しておきます。

2004年10月22日に成立したHIA(時限立法)
内容: 2002年12月31日に終わる課税年度までの5年間に発生した所得の内、最大・最小年度を除いた3年分を米国内に送金する場合に税負担を優遇して米国内での投資を促進する。
法人所得税率: 35.0% → 5.25%
期限: 2005年末まで
2005年のドル円 安値101.68(1月) 高値121.40(12月)

雇用促進の意味で、現政権が同様の内容を実施した場合には、ドルが買われる可能性があると思いますが、これまで何回か噂が出ては消えていることから、上院に法案が提出されるかも不透明な状況です。これは当てにできませんし、市場は明日の雇用統計待ちとなっていますので、狭いレンジの取引が継続すると思われます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) USDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円と9/1の高値の65.75円を結んだトレンドチャネルの中で下降トレンドでの推移となっています。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、足許では戻りの可能性がありますが、直近のレジスタンスとなる一目均衡表(日足)の転換線(59.15円)を上に抜けられないとトレンドチャネル下限の56円を試す可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.48 ~ 77.10
EURJPY 101.52 ~ 103.09
GBPJPY 117.83 ~ 119.33
AUDJPY 73.15 ~ 74.67
NZDJPY 58.05 ~ 59.25
CADJPY 73.03 ~ 74.13
ZARJPY 9.44 ~ 9.73
NOKJPY 12.92 ~ 13.20
MXNJPY 5.55 ~ 5.69
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.32 ~ 59.22
EURUSD 1.3245 ~ 1.3434

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が軟調に推移したことで、リスク回避の動きが高まったことで、ドル/円は76.90円近辺から76.62円、ユーロ/ドルは1.3340ドル近辺から1.3260ドル、ユーロ/円は102.50円近辺から101.59円まで下落しました。その後、株価が下げ幅を縮小したこともあり、ドル/円は76.70円、ユーロ/ドルは1.3320ドル、ユーロ/円は102.10円までそれぞえれ戻しました。ロンドン時間には、ECBがイタリア、スペイン国債の購入を行ったことやIMF欧州局長が「EUは銀行セクターの資本増強計画について作業を行っている」との見解を示したと伝わると、ユーロが買われ1.3281ドルから1.3375ドルまで、ユーロ/円は101.87円から102.50円まで上昇しました。ドル/円は小動き。NY時間には、発表されたADP雇用調査、非製造業ISM景気指数が市場予想より良かったことや米HIA2(本国投資法第2弾)への期待が高まったことなどからNYダウが2日連側の上昇となり、ドル/円は一時77.07円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3277ドル、ユーロ/円は102.21円へと下落しましたが続かず、メルケル独首相が「EFSFは銀行の資本増強で最後の砦として利用可能」と発言したことなどでユーロ/ドルは1.3385ドル、ユーロ/円は102.73円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.77円、ユーロ/ドルが1.3348ドル、ユーロ/円は102.47円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8382.98 -73.14
FTSE100(英) 5102.17 157.73
DAX(独) 5473.03 256.32
NYダウ(米) 10939.95 131.24
S&P500(米) 1144.03 20.08
NASDAQ(米) 2460.51 55.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.89 0.07
日本10年債 0.976 -0.016
英10年債 2.35 0.11
独10年債 1.84 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1641.60 25.60
NY原油(期近) 79.68 4.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 5日 (水)

10/5 本日の戦略-イベント多く戻りにつながるかは微妙-

おはようございます。本日の関東地方は朝からの雨で肌寒いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の戻りは、ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなどのドルストレートやユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円での下げすぎの買い戻しと思われます。大手金融デグシアの仏・ベルギー政府による支援やバーナンキ米FRB議長の発言(実質の中身はあまりなかったと思われますが)も材料の一つとなった感はあります。今週はまだ明日のECB理事会や週末の米雇用統計を控えていることから、この戻りが継続するかは、足許では本日の引値、中期的には今週および来週の欧州のイベントなどがカギとなると思います。

こうした意味では本日21時15分に発表されますADP雇用調査はひとまず注目されると思います。現時点では米雇用統計の非農業部門雇用者数は6万人の増加の市場予想となっていますが、ADPで減少が示された場合には、株価の下落からリスク回避が強まるものと思います。その他では23時の米非製造業ISMには注目と思います。金融機関などで大幅なリストラ策が発表されていることなどから、製造業(市場予想よりは良かった)に反して、非製造業が悪化するようであれば、これも株価の下落につながると思います。

このところの為替の動きは通貨ペアの個々の動きというより、リスク回避ならば「ドル」「円」が買われる、リスク志向ならば「ドル」「円」が売られるという単純な図式となっています。ドル/円はレンジのまま。チャートではまだ下落トレンドが継続していますので、市場には戻り売りの意欲が高いと思います。そのため、しばらく頭の重い展開が続くのではないでしょうか。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは昨日も年初来安値を0.9387ドルまで更新しました。チャートは下にヒゲの長い陽線となったことから、本日、この安値を下に抜けずに陽線となるようであれば戻りに期待が持てそうです。ストキャスティックス(スロー)でもゴールデンクロスが見られることから、強い下落トレンドが継続しているものの、戻りにつながる可能性も出ています。戻り目処は、まずは一目均衡表(日足)の転換線となる0.9685ドルとなります。また、その上は8/9安値の0.9926ドルがレジスタンスとなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.49 ~ 77.10
EURJPY 101.57 ~ 103.13
GBPJPY 118.07 ~ 119.56
AUDJPY 72.53 ~ 74.00
NZDJPY 57.60 ~ 58.79
CADJPY 72.31 ~ 73.35
ZARJPY 9.29 ~ 9.58
NOKJPY 12.89 ~ 13.17
MXNJPY 5.47 ~ 5.60
HKDJPY 9.80 ~ 9.89
SGDJPY 58.16 ~ 59.03
EURUSD 1.3252 ~ 1.3432

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落して始まったものの下げ幅を縮小た事などから、ドル/円は一時76.74円まで上昇しましたが76円台後半の狭いレンジの動き、ユーロ/ドルは1.3170ドル近辺から1.3225ドルへと上昇、ユーロ/円は100.80円から101.40円のレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると、格付け機関S&Pがレポートで、2012年のユーロ圏GDP(域内総生産)伸び率予想を1.1%に下方修正(これまでは1.5%と見込んでいた)したことから、リスク回避の動きが強まり、ドル/円が76.54円、ユーロ/円が100.80円、ユーロ/ドルが1.3145ドルまで下落しましたが、仏、ベルギー両政府が大手金融のデグシア(仏 ・ベルギー系)の支援を表明したことなどが好感され、ユーロ/ドルは1.3211ドル、ユーロ/円は101.30円まで戻しました。NY時間にはバーナンキ米FRB議長が「FOMCは米経済支援へ適切な行動をとる用意」「インフレは鈍化し始めた」「FRBは米銀へ流動性を供給する用意 」などと発言したことで、NYダウが上昇したことや本邦政府が欧州基金債の追加購入を示したことからドル/円が76.98円、ユーロ/円が102.80円、ユーロ/ドルが1.3369ドルまで上昇しましたが、格付け機関ムーディーズがイタリアの格付けを3段階引き下げたことで、ドル/円は76.78円、ユーロ/円は102.30円、ユーロ/ドルは1.3305ドルまで一時下落しました。
クローズはドル/円が76.78円、ユーロ/ドルが1.3347ドル、ユーロ/円は102.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8545.48 -154.81
FTSE100(英) 5075.50 -52.98
DAX(独) 5376.70 -125.32
NYダウ(米) 10655.30 -258.08
S&P500(米) 1099.23 -32.19
NASDAQ(米) 2335.83 -79.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.82 0.07
日本10年債 0.992 -0.035
英10年債 2.25 -0.10
独10年債 1.72 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1616.00 -41.70
NY原油(期近) 75.67 -1.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/5(水)
・ 09:30 豪 8月 小売売上高 前月比
・ 16:00 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 9月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 9月 ADP雇用統計 前月比
23:00 米国 9月 ISM非製造業景況指数(総合)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 4日 (火)

10/4 本日の戦略-バーナンキ米FRB議長の議会証言に注目-

おはようございます。昨日から豪ドル・NZドルのキャッシュバックと豪ドルのレート当てのキャンペーンを開始しました。キャンペーン期間中は対象通貨ペアのスプレッドを1ポイント縮めていますので、豪ドル/円の場合はスプレッドが2銭(原則)となります。スプレッド縮小期間は12月末までですので是非ご利用ください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ支援に対する有効な手段が見いだせないまま、株価の下落とリスク回避の「ドル買い」「円買い」となり、円が昨日は主要通貨の中で買われました。21日移動平均線からの乖離率がAUDJPYで-6.309%、NZDJPYで-6.789%、EURJPYで-3.977%と再び拡大を見せていて、値頃的にもそろそろ下げ止まるのではないかと考えたいところです。ただ、EURJPYやAUDJPYは年初来安値を更新していることから、まだ底が確認できていません。ユーロ圏からギリシャへの融資の決定、各国のEFSF拡充案の議会承認、フィンランドが主張しているギリシャの第2次支援での担保問題が解決していかないと、ユーロのみならず、金融機関の信用不安への懸念が続くことになり、資源国通貨を中心に更なる下落につながる可能性があります。本日の欧州連合(EU)財務相理事会で新たな決定がなされる可能性も低いことから、欧州要人からのポジティブとネガティブの発言に振り回される可能性があります。そうした意味では、22時のトリシェECB総裁(任期今月末まで)と1時のメルケル独首相の講演には注目です。

一方、ドルは昨日ダラス連銀総裁が「FRBに残された弾薬は限られている」「インフレ率は2%に向かっている、年内の成長は2%を下回るとみている」と発言しています。本日は23時にバーナンキ米FRB議長が上下両院合同経済委員会で証言を予定していることから、FRBとして新たな策が出てくるのかに注目です。もし、策や案が示されないと、市場は失望から株価が下落する可能性があり、この場合もリスク回避からのドル買いと円買いにつながりやすくなります。

その他としましては、豪準備銀行の金融政策会合があり、結果が12時30分に発表されます。世界的に不確実性が高まっていることを背景に利上げを見送っているものの、中国の成長にはポジティブな見方をしていましたが、これらに変化があるのかどうかに注目です。利下げ方向に舵を切るようであれば、豪ドルが更に下落する可能性が高くなります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は年初来安値を更新して73円を割り込んでいます。ボリンジャーバンドでも-2σ(標準偏差2倍)に沿って下落が続いており、ここからは反転の兆しが見えません。また、下落過程では一目均衡表(日足)の転換線が戻りのレジスタンスとして機能しています。過去の安値からは2010/5/21の安値の71.85円が下値のめどとなりそうです。一方、9/26の安値の73.38円が戻りのレジスタンスとなり、更に前出の転換線が74.97円に控えていることで、行きすぎの反発があったとしても戻りが鈍そうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.30 ~ 76.91
EURJPY 99.97 ~ 101.45
GBPJPY 117.35 ~ 118.80
AUDJPY 72.03 ~ 73.45
NZDJPY 56.85 ~ 58.00
CADJPY 71.89 ~ 72.93
ZARJPY 9.00 ~ 9.27
NOKJPY 12.74 ~ 13.02
MXNJPY 5.34 ~ 5.47
HKDJPY 9.77 ~ 9.86
SGDJPY 57.47 ~ 58.31
EURUSD 1.3077 ~ 1.3251

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方発表された日銀短観の内容は良かったものの、日経225平均株価を含むアジアの株価が軟調な推移となったことで、リスク回避からのドル買いと円買いとなり、ドル/円は朝方の77.20円近辺から76.96円、ユーロ/ドルが1.3370ドル近辺から1.3314ドル、ユーロ/円が103.20円近辺から102.50円近辺へと下落しました。ロンドン時間にはリスク回避ムードが続く中、ドル/円は76.76円まで下落、レーン欧州委員がEFSFレバレッジにECBを含める選択肢と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3382ドル、ユーロ/円は102.96円辺と反発しました。NY市場では注目されていた米製造業ISMが市場予想より良かったものの、為替に対する反応は限定的で、ユンケルEU圏議長が「ユーロ圏の主将舘はギリシャへの注入は今日決定しないだろう」と発言、また、フィンランドの財務相が「われわれは、EFSFの限度を増やしたくない。レバレッジは今日、議論されるだろう」と発言したことからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3167ドル、ユーロ/円は100.96円へと大幅に下落、ドル/円は一時76.51円まで下落したものの、76.70円近辺とのレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.60円、ユーロ/ドルが1.3174ドル、ユーロ/円は100.92円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8545.48 -154.81
FTSE100(英) 5075.50 -52.98
DAX(独) 5376.70 -125.32
NYダウ(米) 10655.30 -258.08
S&P500(米) 1099.23 -32.19
NASDAQ(米) 2335.83 -79.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.76 -0.16
日本10年債 1.027 -0.005
英10年債 2.34 -0.08
独10年債 1.81 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1657.70 35.40
NY原油(期近) 77.61 -1.59

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/4(火)
・ 08:50 日本 9月 マネタリーベース 前年同月比
09:30 豪 8月 貿易収支
・ 09:30 豪 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 日本 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:30 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:30 ユーロ圏 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
22:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 8月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 バーナンキ米FRB議長米議会上下両院合同経済委員会で証言
・ 00:45 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
01:00 ユーロ圏 メルケル独首相講演
・ 未定 ユーロ圏 欧州連合(EU)財務相理事会

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 3日 (月)

10/3 本日の戦略-欧(PMI)、米(ISM)とも景況感に注目の日-

おはようございます。南極圏でのオゾン層の破壊は広く知られていましたが、このほど、北極圏でも史上最大規模の破壊とのニュースに驚きました。今年の春の話なので、既に遅いかもしれませんが、紫外線ケアには気おつけたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末は月末の実需のドル売り(円買い)予想をしていましたが、見事に裏切られ77円台前半へとドルが上昇しました。ただ、このレベルまで回復してくると、財務省が外為特会のシャクニュウ限度枠を15兆円引き上げ165兆円としましたが、本邦政府・日銀による介入の可能性はほぼないとみられます。その一方で、急激にユーロ安が進んでいることから、ユーロでの介入の予想も一部出てきているようです。欧州救済のために、ユーロ買い介入で得たユーロでEFSF債の購入ということになれば、欧州からの理解も得やすいと思いますが、個人的には1ユーロ=100円を切るような円高にならないと難しいのではないかと思います。

本日はオーストラリアが勤労感謝の日、ドイツが統一記念日で市場が休場となっています。豪は明日の金融政策、ユーロ圏は今週木曜日のECB理事会が焦点となると思われ、それまでは本日、明日と開催されるEU財務相会合などでギリシャの支援の進展があるかどうか(今回の会合でのギリシャ融資決定の可能性は極めて低い)になります。また、EFSF拡充案の承認が5カ国残っていることで、こちらもまだ楽観できる状態ではないと思われます。このため、今週は大きなイベントを控えながらもリスク回避の動きが出やすく、ドルがサポートされる(ドル高)に向きやすい週だと思われます。経済指標ではユーロ圏のPMI(購買担当者景気指数)や米ISM(供給管理協会)製造業景気指数の発表が予定されていることで、これらを見た株価のう動向に影響を受けると思われます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円と8/4の高値の114.14円、7/12の安値の109.59円と9/12の安値の103.90円を結んだトレンドチャネル(下降トレンド)の中で、チャネルの下抜けを試している状況です。一目均衡表(日足)では転換線を一時上に抜けたものの、引値ベースでは1日も持ちませんでした。また、ストキャスティックス(スロー)でもデッドクロスする可能性が高いとみられ、下落トレンドが強い中なので50以下でのデッドクロスとしても下落が継続する可能性が高そうです。このまま下落下が継続しチャネルを下抜けすると100円割れとなりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.85 ~ 77.46
EURJPY 102.39 ~ 103.85
GBPJPY 119.45 ~ 120.87
AUDJPY 73.64 ~ 75.04
NZDJPY 58.02 ~ 59.16
CADJPY 72.78 ~ 73.82
ZARJPY 9.37 ~ 9.63
NOKJPY 12.97 ~ 13.25
MXNJPY 5.45 ~ 5.58
HKDJPY 9.86 ~ 9.95
SGDJPY 58.45 ~ 59.28
EURUSD 1.3297 ~ 1.3467

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はアジアの株価が軟調な推移となったことから、リスク回避の動きでドル/円が76.80円近辺から76.49円、ユーロ/円が104.35円近辺から103.58円、ユーロ/ドルが1.36ドルちょうど近辺から1.3522ドルまで一時下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が下落したことからドル買いとなり、ドル/円は77円手前まで上昇、ユーロ/ドルは1.3488ドル、ユーロ/円は103.40円まで下落後、オーストリアのEFSF議会承認などを受けそれぞれ1.3548ドル、104.10円まで一時回復したものの、スペイン中銀が4行に公的資金を注入との報道からユーロ/ドルは1.3476ドル、ユーロ/円は103.57円へと下落しました。NY市場では米個人消費支出が市場予想と変わらなかったものの、NYダウの下落によりドル/円は76.70円、1.3423ドル、103.03円まで下落しましたが、シカゴPMI、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想よりよかったことで、ドル買いとなり、ドル/円は77.20円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.3384ドルまで下落、ユーロ/円は103.81円まで石地戻したものの103.10円近辺まで再び下落しました。
クローズはドル/円が77.13円、ユーロ/ドルが1.3390ドル、ユーロ/円は103.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8700.29 -0.94
FTSE100(英) 5128.48 -68.36
DAX(独) 5502.02 -137.56
NYダウ(米) 10913.38 -240.60
S&P500(米) 1131.42 -28.98
NASDAQ(米) 2415.40 -65.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.08
日本10年債 1.032 0.032
英10年債 2.42 -0.10
独10年債 1.88 -0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1622.30 5.00
NY原油(期近) 79.20 -2.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/3(月)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 8月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 9月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 17:30 英国 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 20:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 8月 建設支出 前月比
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 2日 (日)

10/3の週の見通し -欧米日と材料が多い週-

こんにちは。本日は思ったほど寒くなかったのですが、今後のことを考えて炬燵を出しました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は10月3・4日に開催されるEU財務相会合でギリシャ支援の次回支払いが決定される公算が少ないとの発言からアジアの株価が下落、リスク回避の動きから「円」と「ドル」が買われ、ドル/円は76.23円まで下落、ユーロ/ドルも1.3362ドル、ユーロ/円は2001年6月以来となる101.93円を一時付けました。その後は、ビニスマギECB理事が「欧州金融当局者、EFSFのレバレッジ活用を検討」などと発言したことや火曜日に行われたイタリア国債の入札が無難にこなされたこと、28日にはフィンランド議会でのEFSFの採決が賛成103、反対66で可決されたことなどユーロに対してポジティブと見られる見方が出たことで、欧米の株価が上昇し、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半、ユーロ/円が105円台手前まで上昇しました。しかし、週末は欧米の株価が2%程度下落したことから、リスク回避の動きからドルが買われ、ドル/円は77.19円まで上昇する一方、ユーロ/ドルは1.3384ドル、ユーロ/円は103.03円まで下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はフィンランド、ドイツ、オーストリなどが欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充案を承認、これで17カ国中12カ国が承認したことになり、残りはオランダ、ポルトガル、キプロス、マルタ、スロバキアの5カ国となりました。スロバキアのラディツォバー首相は10月14日までにEFSFの拡充案の承認をすべきとの見解を示しています。この日程で承認されれば17-18日のEUサミットまでには承認されるとの見通しを示しました。EFSFに関しては残りの各国も承認するとみられますが、ギリシャ支援に関しては、パパンドレウ・ギリシャ首相がサルコジ仏大統領とパリで会談し、サルコジ仏大統領は「ギリシャの破綻は、欧州の破綻だ」と発言し、ギリシャを支援することを再確認し、パパンドレウ・ギリシャ首相も財政再建を内外に知ってもらうため、外国から専門家を受け入れる方針を示しています。また、サルコジ仏大統領はメルケル独首相と会談することも明らかにしました。ただ、10月3・4日に開催されるEU財務相会合では、EFSFのレバレッジ案が議論されると思いますが、結論は出ないとみられていることや10月6日のECB理事会では1年物のオペの再開の可能性があることや政策金利の引き下げも議論されると思われることから、これらに対する期待が高まるものとみられ、週後半にかけてはユーロの反発も予想されます。

一方、米国では3日の米製造業ISM、5日のADP雇用調査、7日の雇用統計など注目度の高い経済指標が発表されます。ユーロ圏の債務危機から米国の景況感が悪化している可能性が高いことや雇用の減速がここ数カ月示されていることから、こうした経済指標が悪化している場合には、米株価が下落して、リスク回避からのドル高と円高(ドル/円は除く)になりやすい環境が続くと思われます。

円は3日に日銀短観の発表が予定されていて、景況感と企業の想定レートが注目されると思われますし、日銀の金融政策決定会合が6・7日に行われ、7日に金融政策が発表されます。先週、米著名なアドバイザリー・レポートが日銀の金融緩和の可能性に触れていることから、注目度は高いと思われますが、有効な対策は出てこないと思いますので、円が反転下落する可能性は低いと思います。

その他の通貨では、豪ドルが4日、ポンドが6日に金融政策の発表があります。どちらも政策金利は据え置かれると思いますが、豪は不確実性の高まりから利下げの検討をする可能性もあり、英は引き締め派の委員がいなくなっていることから、量的緩和が実施される可能性もあり、リスク回避の動きとともにこれらる通貨が一段安となる可能性が高まっていると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 78.70
ユーロ/ドル 1.3060 1.3500
ユーロ/円 101.60 106.90
ポンド/円 118.80 121.70
豪ドル/円 73.30 76.10
NZドル/円 58.20 60.90
南アランド/円 9.20 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/3(月)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 8月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 9月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 23:00 米国 8月 建設支出 前月比
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数
10/4(火)
・ 08:50 日本 9月 マネタリーベース 前年同月比
09:30 豪 8月 貿易収支
・ 09:30 豪 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 日本 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 23:00 米国 8月 製造業新規受注 前月比
10/5(水)
・ 09:30 豪 8月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 9月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 9月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 9月 ISM非製造業景況指数(総合)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
10/7(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:45 スイス 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 失業率
・ 20:00 カナダ 9月 新規雇用者数
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 9月 失業率
・ 23:00 米国 8月 卸売在庫 前月比
・ 04:00 米国 8月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月 1日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/27現在)

こんにちは。今日から10月ですね。明日は急に寒くなるそうなのでそろそろ外に出してある観葉植物を家の中に入れようと思います。

30日に発表された27日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのロングが大幅に増加、円のネットポジションでのロングは減少、ユーロのネットポジションもショートが増加しました。カナダドルと豪ドルはショートが大幅に増加、NZドルはロングが減少となりました。

ドルが2週連続でロングが増加、不透明感の中でドル買いが続いているようです。中国のPMI(購買担当者景気指数)が悪化しているで中国の景気減速懸念も加わり、資源国や新興国が売られています。このため、豪ドル、NZドルは僅かにロングを保っているものの、リスク退避通貨としての円とスイスフランを除く通貨はショートとなっています。ユーロ圏でギリシャ支援をめぐる動きが10月中旬まで継続する可能性があることから、まだ、リスク回避通貨としてドル買いが継続する可能性が高いと思っています。ただ、ドルのネットのロングも12万コントラクトを超えてきていることから、ポジション解消のドル売りにも警戒が必要と思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目Net(ネット)Dif(増減)Long(買)Short(売)All(総取組)
JPY42,322-3,295 61,16618,84480,010
EUR-82,473-3,01319,705102,178121,883
GBP-64,010-4,25514,28878,29892,586
CHF2,424-1,7976,6184,19410,812
CAD-20,550-15,09221,32041,87063,190
AUD5,167-17,92829,42224,25553,677
NZD9,591-3,97414,4754,88419,359
MXN42,322-3,29561,16618,84480,010
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは53,090コントラクトのロング増加の128,155コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は3,295コントラクトのロング減少の42,322コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,013コントラクトのショート増加の82,473コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは15,092コントラクトのショート増加の20,550コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,974コントラクトのロング減少の9,591コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(3日更新)

リンク

  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



    Follow walker0053 on Twitter

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

投票

Book

  • FXの達人としてご紹介いただきました。



    毎日の検索で環境貢献
    このパーツから
    Powered by