10/28 本日の戦略-ドル安からの円高では介入無理そう-
おはようございます。明日誕生日を迎える長男が「マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!」(カール・コールマン著)の話しをしていたので、「誕生日が来ないのだからプレゼントはなくていいね(笑)」といったら、前借ならぬ前プレゼントを請求されました。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日も1ドル=75.67円とドルが戦後最安値を更新し、クローズベースでも初めて76円を割り込みました。報道では「円高」が進んでいるように言われていますが、為替全体の動きから見ると「ドル安」が進んでいる状態です。株価が大幅に上昇したことからファンディング(資金調達)通貨としてドルが売らているため、円にも上昇圧力がかかっています。ユーロ/円や豪ドル/円などクロス円は大幅な上昇となったことから、「円」が買われているわけではありません。また、欧米の株価が大幅に上昇したことから、日経225平均株価も上昇すると見られるため、個人投資家や市場で一部期待が出ている政府・日銀によるドル買い円売り介入は実施されないのではないかと思います。
ユーロに関しては、ユーロ圏首脳会合でEFSFの拡充は予想通りだったものの、民間投資家のギリシャ債のヘアカット(元本部分の減免)が50%で同意されたこと、イタリアが構造改革への強い決意を示したことがサプライズを持って迎えられたようです。銀行の資本増強についてはEBA(欧州銀行監督機構)が域内70行の資本不足額を1060億ユーロとしています。多くの銀行は資本増強策を発表していますので、順調に進めば安心感は増すと思います。こうしたこともあり、昨日はユーロが大幅に上昇していますが、短期的には行きすぎたようにも思えます。
昨日のドルストレート、クロス円は大幅に上昇しました。このため、21日移動平均線から大きく乖離しています。いずれもクローズベースですが、EURUSDで3.718%、AUDJPYで5.456%、NZドル/円で3.601%、豪ドル/米ドルで6.502%、NZドル/米ドルで4.60%となっています。一般的には21日移動平均線であれば3%乖離した状態はそろそろ反転のシグナルと捉えていますので、豪ドルは行きすぎた感があります。ただ、市場センチメントが楽観的になってからまだそれほど日数は経っていないので、勢いとしては上方向にあると思いますが、調整のリスクも視野に入れておいた方が良いと思います。
■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン)
source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは大幅に上昇し、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ました。また、遅行線も雲上に抜け出たことでトレンドは上昇継続を示しています。ストキャスティックス(スロー)も80以上ながらゴールデンクロスしていて、強いトレンドが出ているように見えます。ただ、上記にも書きましたが21日移動平均線からの乖離が大きくなっています。上下に3%の乖離を描いたエンベロープからは大きくはみ出していますので、21日移動平均線に向かって収束してくるものと思います。その前に転換線の1.0435ドルがサポートとして存在しています。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀による介入警戒感はあったものの、じりじりと75円台後半へと下落、日銀の金融政策決定会合の結果が発表された後に同時介入警戒で一瞬76.29円まで上昇しましたが介入はなく、逆に75.87円へと下落しました。ユーロはユーロ圏首脳会合で包括策が決まり、ギリシャ債の50%のヘアカット(債務減免)が銀行団と合意に至ったとのニュースが出たことから対ドルで1.38ドル台後半から1.4015ドル、対円で105円台後半から106.50円まで上昇しました。ロンドン時間に入るとサルコジ仏大統領と胡錦濤中国国家主席が緊密な協力で合意と伝わったことや金融株を中心として、欧州の株価が大幅な上昇となったことから、ユーロ/ドルが1.4038ドルへと上昇、ドル/円は75.75円まで下落、ユーロ/円は106.11円から106.57円でのレンジの取引となりました。NY時間には米7-9月期のGDPが予想通りとなり、反応は限定的となる中で、米株価も大幅上昇となったことからドルが売られ、ドル/円は76.67円と一時史上最高値を更新、ユーロ/ドルは1.4248ドル、ユーロ/円は108.13円まで大幅な上昇となりました。クローズにかけてはNYダウが上げ幅を縮小したことなどでドルが買い戻され、ドル/円は76.00円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.4175ドル、ユーロ/円は107.65円まで下落しました。
クローズはドル/円が75.93円、ユーロ/ドルが1.4185ドル、ユーロ/円は107.73円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/28(金)
・ 08:30 日本 9月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 9月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 9月 失業率
・ 08:30 日本 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 9月 鉱工業生産・速報値
・ 18:30 スイス 10月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 9月 個人所得
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCE)
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
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