山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2011年10月 2日 (日)

10/3の週の見通し -欧米日と材料が多い週-

こんにちは。本日は思ったほど寒くなかったのですが、今後のことを考えて炬燵を出しました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は10月3・4日に開催されるEU財務相会合でギリシャ支援の次回支払いが決定される公算が少ないとの発言からアジアの株価が下落、リスク回避の動きから「円」と「ドル」が買われ、ドル/円は76.23円まで下落、ユーロ/ドルも1.3362ドル、ユーロ/円は2001年6月以来となる101.93円を一時付けました。その後は、ビニスマギECB理事が「欧州金融当局者、EFSFのレバレッジ活用を検討」などと発言したことや火曜日に行われたイタリア国債の入札が無難にこなされたこと、28日にはフィンランド議会でのEFSFの採決が賛成103、反対66で可決されたことなどユーロに対してポジティブと見られる見方が出たことで、欧米の株価が上昇し、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半、ユーロ/円が105円台手前まで上昇しました。しかし、週末は欧米の株価が2%程度下落したことから、リスク回避の動きからドルが買われ、ドル/円は77.19円まで上昇する一方、ユーロ/ドルは1.3384ドル、ユーロ/円は103.03円まで下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はフィンランド、ドイツ、オーストリなどが欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充案を承認、これで17カ国中12カ国が承認したことになり、残りはオランダ、ポルトガル、キプロス、マルタ、スロバキアの5カ国となりました。スロバキアのラディツォバー首相は10月14日までにEFSFの拡充案の承認をすべきとの見解を示しています。この日程で承認されれば17-18日のEUサミットまでには承認されるとの見通しを示しました。EFSFに関しては残りの各国も承認するとみられますが、ギリシャ支援に関しては、パパンドレウ・ギリシャ首相がサルコジ仏大統領とパリで会談し、サルコジ仏大統領は「ギリシャの破綻は、欧州の破綻だ」と発言し、ギリシャを支援することを再確認し、パパンドレウ・ギリシャ首相も財政再建を内外に知ってもらうため、外国から専門家を受け入れる方針を示しています。また、サルコジ仏大統領はメルケル独首相と会談することも明らかにしました。ただ、10月3・4日に開催されるEU財務相会合では、EFSFのレバレッジ案が議論されると思いますが、結論は出ないとみられていることや10月6日のECB理事会では1年物のオペの再開の可能性があることや政策金利の引き下げも議論されると思われることから、これらに対する期待が高まるものとみられ、週後半にかけてはユーロの反発も予想されます。

一方、米国では3日の米製造業ISM、5日のADP雇用調査、7日の雇用統計など注目度の高い経済指標が発表されます。ユーロ圏の債務危機から米国の景況感が悪化している可能性が高いことや雇用の減速がここ数カ月示されていることから、こうした経済指標が悪化している場合には、米株価が下落して、リスク回避からのドル高と円高(ドル/円は除く)になりやすい環境が続くと思われます。

円は3日に日銀短観の発表が予定されていて、景況感と企業の想定レートが注目されると思われますし、日銀の金融政策決定会合が6・7日に行われ、7日に金融政策が発表されます。先週、米著名なアドバイザリー・レポートが日銀の金融緩和の可能性に触れていることから、注目度は高いと思われますが、有効な対策は出てこないと思いますので、円が反転下落する可能性は低いと思います。

その他の通貨では、豪ドルが4日、ポンドが6日に金融政策の発表があります。どちらも政策金利は据え置かれると思いますが、豪は不確実性の高まりから利下げの検討をする可能性もあり、英は引き締め派の委員がいなくなっていることから、量的緩和が実施される可能性もあり、リスク回避の動きとともにこれらる通貨が一段安となる可能性が高まっていると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 78.70
ユーロ/ドル 1.3060 1.3500
ユーロ/円 101.60 106.90
ポンド/円 118.80 121.70
豪ドル/円 73.30 76.10
NZドル/円 58.20 60.90
南アランド/円 9.20 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/3(月)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 8月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 9月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 23:00 米国 8月 建設支出 前月比
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数
10/4(火)
・ 08:50 日本 9月 マネタリーベース 前年同月比
09:30 豪 8月 貿易収支
・ 09:30 豪 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 日本 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 23:00 米国 8月 製造業新規受注 前月比
10/5(水)
・ 09:30 豪 8月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 9月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 9月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 9月 ISM非製造業景況指数(総合)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
10/7(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:45 スイス 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 失業率
・ 20:00 カナダ 9月 新規雇用者数
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 9月 失業率
・ 23:00 米国 8月 卸売在庫 前月比
・ 04:00 米国 8月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



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