10/6 本日の戦略-本日のECB理事会で利下げが示されるか-
おはようございます。アップル創始者のスティーブ・ジョブスが本日、朝亡くなりました。マイクロソフトのビル・ゲイツと同時代にコンピューターを個人まで普及させた功績はさることながら、最近もiphoneやipadなど新商品を次々と投入していただけに、惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りします。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日はボルヘスIMF欧州委員長の「IMFもEFSFとともに投資を行うことが可能だ」との発言やメルケル独首相の「ドイツ政府は必要に応じ、銀行の資本を増強する用意がある」「銀行が自力での増強を行うように促し、これができず、当事国もそれができない場合にはEFSFを利用する可能性に至る」と発言したことが好感され、ユーロが上昇しましたが、一方では、EU/ECB/IMFのトロイカ調査団は「調査は進んでいるが進展は遅い」「(第6次ギリシャ融資が実施されない可能性について)リスクは常にあり、等のことと見なされるべきではない。しかし、最終的には実施されると確信している」と発言しています。昨日はECBによるイタリア、スペイン国債の買い支えも行われた模様であることから、ギリシャ融資の実施も含めてまだ安心できるレベルではないとみられますが、悲観的な市場心理からは回復傾向にあるとみることができるかもしれません。
そうした中で、本日はECB理事会が開催されます。市場では政策金利の据え置き、0.25%の引き下げ、0.50%の引き下げまで広く予想されていますが、直前に発表されたユーロ圏のHICP(消費者物価指数)速報が前年比で+3.0%まで上昇してきていることから、インフレ警戒心が強いECBが利下げに踏み切る可能性は低いと思います。ただ、以前行っていた政策となる1年物の無制限資金供給とカバードボンドの購入は実施されると思います。また、英中銀(BOE)も金融政策委員会が予定されていて、これまで5000億ポンドで据え置かれていた資産買い入れが500億ポンド拡大される可能性があります。この場合、ユーロ/ポンドでユーロが買いからユーロ/ドルやユーロ/円でもユーロが買われる可能性があります。
一方、ドル/円はダウジョーンズがHIA2(Homeland Investment Act 2=本国投資法第2弾)の可能性を報じたことから、2005年年末のドルの大幅上昇が連想され、ドル/円が一時77.07円まで上昇しましたが続きませんでした。当時の本国投資法を下に記しておきます。
2004年10月22日に成立したHIA(時限立法)
内容: 2002年12月31日に終わる課税年度までの5年間に発生した所得の内、最大・最小年度を除いた3年分を米国内に送金する場合に税負担を優遇して米国内での投資を促進する。
法人所得税率: 35.0% → 5.25%
期限: 2005年末まで
2005年のドル円 安値101.68(1月) 高値121.40(12月)
雇用促進の意味で、現政権が同様の内容を実施した場合には、ドルが買われる可能性があると思いますが、これまで何回か噂が出ては消えていることから、上院に法案が提出されるかも不透明な状況です。これは当てにできませんし、市場は明日の雇用統計待ちとなっていますので、狭いレンジの取引が継続すると思われます。
■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル)
source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円と9/1の高値の65.75円を結んだトレンドチャネルの中で下降トレンドでの推移となっています。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、足許では戻りの可能性がありますが、直近のレジスタンスとなる一目均衡表(日足)の転換線(59.15円)を上に抜けられないとトレンドチャネル下限の56円を試す可能性があります。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が軟調に推移したことで、リスク回避の動きが高まったことで、ドル/円は76.90円近辺から76.62円、ユーロ/ドルは1.3340ドル近辺から1.3260ドル、ユーロ/円は102.50円近辺から101.59円まで下落しました。その後、株価が下げ幅を縮小したこともあり、ドル/円は76.70円、ユーロ/ドルは1.3320ドル、ユーロ/円は102.10円までそれぞえれ戻しました。ロンドン時間には、ECBがイタリア、スペイン国債の購入を行ったことやIMF欧州局長が「EUは銀行セクターの資本増強計画について作業を行っている」との見解を示したと伝わると、ユーロが買われ1.3281ドルから1.3375ドルまで、ユーロ/円は101.87円から102.50円まで上昇しました。ドル/円は小動き。NY時間には、発表されたADP雇用調査、非製造業ISM景気指数が市場予想より良かったことや米HIA2(本国投資法第2弾)への期待が高まったことなどからNYダウが2日連側の上昇となり、ドル/円は一時77.07円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3277ドル、ユーロ/円は102.21円へと下落しましたが続かず、メルケル独首相が「EFSFは銀行の資本増強で最後の砦として利用可能」と発言したことなどでユーロ/ドルは1.3385ドル、ユーロ/円は102.73円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.77円、ユーロ/ドルが1.3348ドル、ユーロ/円は102.47円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
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