山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

Disclaimer

  • 当レポートの著作権は、上田ハーロー株式会社に帰属します。許可無く記載内容の複製、転載等を行うことは出来ません。
    また、情報の内容については万全を期しておりますがその内容を保証するものではなく、これらの情報によって生じたいかなる損害についても弊社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
    また、掲載事項は、外国為替及び投資に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
    投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いいたします。

    取引開始にあたってはリスク・取引内容などを十分ご確認の上、ご自身の判断にてお取引ください。
    外貨保証金取引は元本・収益を保証するものではなく、為替や金利の変動等により損失が生じることがあります。
    また、お客様が預託した保証金以上のお取引が可能なため、為替相場や金利の変動等により預託した保証金以上の損失が生じる可能性があります。
    当社が提示する為替レートおよびスワップポイントは売値と買値に差額があります。
    取引手数料は無料(ただし現受渡しは10ポイント)、必要保証金は、外貨アクティブ:取引の額(想定元本)の4%、外貨リザーブ:取引の額(想定元本)の30%、法人200:取引の額(想定元本)の0.5%、法人100:取引の額(想定元本)の1%。必要保証金額は一定ではなく為替レートにより変動します。
    ポジション形成時のレバレッジは外貨アクティブで最大25倍、外貨リザーブは最大約3.3倍、法人200で最大200倍、法人100で最大100倍です。

    上田ハーロー株式会社
    金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第249号
    〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-1 神田須田町スクエアビル5階
    TEL:03-5207-8639
    加入協会:(社)金融先物取引業協会 会員番号第1505号

« 2011年10月 | メイン | 2011年12月 »

2011年11月30日 (水)

11/30 本日の戦略-外国為替平衡操作状況にも注目したい-

おはようございます。昨日、ついに家のPCが壊れてしまいました。リカバリーでは「致命的な欠陥があります」と表示され、Windows vistaが起動しなくなりました。データーだけ取り出して、HDDの取り換えかな?って安易に考えています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ECBは昨日、「債券購入による流動性を完全に不胎化(吸収)できず」と発表、マネタリーの考え方からは、実質の量的緩和となることから、ユーロを押し下げる要因となります。7年物預金の2035億ユーロ入札に対して85銀行が1942億ユーロを応札したものの、93億ユーロが吸収できなかったようです。ECBが不胎化できなかったのは7カ月ぶりとなりますが、今後もこの傾向が続くかどうかが注目されます。次週8日のECB理事会で0.25%の政策金利の引き下げの可能性もあるだけに、ユーロの戻りは良くて1.38ドル程度までと思います。ただ、ECBがIMFを通じてイタリアなどを支援すれば、市場の信頼が回復してくるのではないかと思いますが、ドイツが難色を示すと思いますので、実施にはいくつもの壁がありそうです。

ドル/円はこれまでどちらかというと「円売り」となっていた流れが、格付け機関フィッチによる米国の格付け見通し引き下げから、昨日はドルが弱くなりました。ただ、発表された米コンファレンスボードの消費者信頼感指数は回復傾向を示していたことなど、今週いくつか発表される重要指標にも期待が持てると思います。このため、米経済指標が良ければ「ドル」と「円」が売られる動きになりやすいことから、ドル/円ではドルが上昇、その他ではクロス円の上昇が大きくなるのではないかと思います。まずは本日22:15の米ADP雇用調査に注目です。 また、本日19時には財務省から10/28-11/28の期間の外国為替平衡操作状況(介入実績)が発表されます。約7兆円使ったといわれる10/31の介入とその後の覆面介入が実施されているのか(日ごとの詳細は来年2月発表)がある程度は明らかになるのではないかと思われます。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は11/25に119.37円の安値をつけて上昇しています。一目均衡表(日足)の雲の中を推移しているものの、雲の上限の122.07円を上に抜けるようであれば、基準線の123.35円近辺まで上昇する可能性が高まります。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきていることや一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下限に到達していることから、ここを超えられないと前出の安値となる119.37円近辺を試すと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.69 ~ 78.32
EURJPY 103.03 ~ 104.34
GBPJPY 120.86 ~ 122.20
AUDJPY 77.13 ~ 78.47
NZDJPY 58.71 ~ 59.65
CADJPY 74.93 ~ 75.95
ZARJPY 9.20 ~ 9.41
NOKJPY 13.19 ~ 13.40
MXNJPY 5.57 ~ 5.68
HKDJPY 9.94 ~ 10.03
SGDJPY 59.65 ~ 60.36
EURUSD 1.3205 ~ 1.3375

■前日のサマリー
昨日の東京時間は格付け機関フィッチが米国の格付け見通しを「ネガティブ」に変更したこともあり、アジアの株価の上昇に伴い、リスク回避の巻き戻しとなるドル売りとなりました。このため、ドル/円は78.29円まで一時上昇した後は77.89円まで下落、ユーロ/ドルは1.3286ドルから1.3374ドル、ユーロ/円は103.78円から104.40円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、イタリア国債の入札を控えて市場が神経質な動きとなる中で、ユーロが、対ドルでは1.3315ドル、対円では103.63円まで下落する場面が見られましたが、同国国債の入札が無難に終わったことで、市場は安心感からユーロを買い戻する動きで、ユーロ/ドルが1.3442ドル、ユーロ/円が104.40円まで上昇、ドル/円は77.62円まで下落しました。NY時間にはECBが債券購入の完全な不胎化できずとコメント、これを受けてユーロ売りとなり、ユーロ/ドルは1.3295ドル、ユーロ/円は103.45円まで下落しましたが、ECBがイタリア救済に向けIMFへ資金供給の可能性との関係筋からの発言があり、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円が104.10円まで戻しました。ドル/円は11月の米消費者信頼感指数が56.0に改善していたことやユーロの弱含みから78.00円を一時回復しました。
クローズはドル/円が77.90円、ユーロ/ドルが1.3312ドル、ユーロ/円は103.72円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8477.82 190.33
FTSE100(英) 5337.00 24.24
DAX(独) 5799.91 54.58
NYダウ(米) 11555.63 32.62
S&P500(米) 1195.19 2.64
NASDAQ(米) 2515.51 -11.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.02
日本10年債 1.062 0.004
英10年債 2.23 -0.04
独10年債 2.32 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1713.40 2.60
NY原油(期近) 99.79 1.58

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/30(水)
・ 08:50 日本 10月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期民間設備投資
・ 09:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 10:00 ユーロ圏 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 10:30 日本 10月 毎月勤労統計調査
・ 14:00 日本 10月 新設住宅着工戸数
・ 16:45 フランス 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 10月 消費支出
・ 17:55 ドイツ 11月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 失業率
19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:30 スイス 11月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:00 南ア 10月 貿易収支
・ 21:30 米国 11月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 11月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 10月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 10月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 9月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 23:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 23:45 米国 11月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 10月 住宅販売保留指数
・ 01:00 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 01:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月29日 (火)

11/29 本日の戦略-主役はユーロ、ユーロ圏財務相会合とイタリア国債入札に注目-

おはようございます。大阪府と大阪市のダブル選挙は大阪維新の会が圧勝しましたね。閉塞感が強かったとの分析を多く見かけましたが、先週のエコノミスト(毎日新聞社)の中に、閉塞感を持っているのは30代から40代で、20代はむしろ、今の生活に満足しているという内容がありました。危機感や閉塞感を持っている比較的高い年齢層の有権者が変革を望んでいるということですかね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ圏に対する救済策への期待やブラックフライデー(感謝祭明けの最初の金曜日)で、クリスマス商戦の売り上げが好調だったことなどを背景にして、NYダウが一時300ドル超の上昇を示したことで、リスク回避を巻き戻す動きが続いたと思います。冷静に見れば、欧州で新しい材料が出たわけでもなく、イタリアの国債入札は目標額に到達せず、ベルギーの10年債入札は前回よりも利回りは上昇しているため、戻りの動きは長く続かないのではないかと思います。本日もイタリア国債の入札結果やユーロ・グループでの財務相会合でEFSFに進展が見られるかが注目されます。とくに後者に進展がなければ、市場は再び失望が出てきて、ユーロや豪ドルなどが弱含みとなると思われます。

ドル/円は昨日、本邦政府・日銀による介入以来、約3週間ぶりに78.24円まで上昇しました。このところ、欧州債務危機の進展とともに本邦の10年債も売られる場面が見られるようになり、これが円を弱くしているのではないかとみられます。このため、リスク回避になったとしてもドルに対しての円買い圧力は鈍いと予想され、ドル/円は77円台では下値が堅くなると思います。ただ、昨日は格付け機関フィッチが米国の格付けの「AAA」を確認したものの、見通しは「ネガティブ」にしています。このため、12月中旬以降では、円高方向に動く可能性が高いと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円はストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスし、一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けたことから、11/25の安値の102.49円で目先は底をつけた可能性があります。10/31の高値の111.53円と前出安値の102.49円を100%としたフィボナッチでみると、38.2%戻しとなる105.95円近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ここまで戻りきれず下落して前出の安値を下に抜けた場合には10/4の安値の100.74円近辺を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/スイス 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.37
EURJPY 103.14 ~ 104.44
GBPJPY 120.27 ~ 121.57
AUDJPY 76.44 ~ 77.74
NZDJPY 58.29 ~ 59.22
CADJPY 74.83 ~ 75.86
ZARJPY 9.17 ~ 9.37
NOKJPY 13.09 ~ 13.29
MXNJPY 5.49 ~ 5.59
HKDJPY 9.95 ~ 10.04
SGDJPY 59.49 ~ 60.19
EURUSD 1.3208 ~ 1.3374

■前日のサマリー
昨日は休日中に報道されたIMFによる6000億ユーロのイタリア支援(イタリア紙)や独仏が新たな安定協定を計画(ドイツ紙)などのニュースが好感され、東京オープン前からユーロなどが上昇していたことで、窓(ギャップ)を開けて、ドル/円が77.55円近辺、ユーロ/ドルが1.3320ドル近辺、ユーロ/円は103.20円近辺でそれぞれスタートしました。しかし、ユーロ圏で国債の入札が相次いで予定されていたことから、ユーロは上値の表いんかいとなり、1.3277ドルから1.3335ドルのレンジ、ユーロ/円は103.10円から103.50円、ドル/円は77.47円から77.69円で小動きとなりました。ロンドン時間に入ると、イタリアの入札は調達額が目標額以下となり、調達コストが上昇したことや、ベルギーの10年債入札は利回り5.659%と前回に比べ上昇していたことなど悪材料もありましたが、欧州の株価が堅調に推移したことからリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.3399ドル、ユーロ/円は104.05円、ドル/円は77.77円まで上昇しました。NY時間に入ってもNYダウなど米国の株価が堅調に推移し、NYダウは一時300ドルを超えたことから、ドル/円は78.24円、1.3348ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3396ドル、ユーロ/円は104.53円まで上昇しました。その後、ラガルドIMF専務理事はイタリア、スペインから支援要請受けてないと発言したことから高値からは下落してクローズしました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.3316ドル、ユーロ/円は103.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8287.49 127.48
FTSE100(英) 5312.76 148.11
DAX(独) 5745.33 252.46
NYダウ(米) 11523.01 291.23
S&P500(米) 1192.55 33.88
NASDAQ(米) 2527.34 85.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.01
日本10年債 1.058 0.030
英10年債 2.27 -0.02
独10年債 2.29 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1710.80 25.10
NY原油(期近) 98.21 1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/29(火)
・ 08:30 日本 10月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 10月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 10月 失業率
・ 08:50 日本 10月 小売業販売額
・ 08:50 日本 10月 大型小売店(既存店)販売額
・ 15:00 南ア 10月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 11月 ネーションワイド住宅価格
・ 18:30 英国 10月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 10月 マネーサプライM4
・ 18:30 南ア 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(確定値)
・ 21:30 英国 オズボーン英財務相講演
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期経常収支
23:00 米国 9月 ケース・シラー米住宅価格指数
00:00 米国 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 9月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 01:30 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 02:15 米国 ラスキン米FRB理事講演
・ 02:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 06:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月28日 (月)

11/28 本日の戦略-本日はベルギー国債入札に注目-

おはようございます。昨日は何を思ったのか小六の長男が「スティーブ・ジョブスⅠ」を買ってきて読んでいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
休日中にIMFによる6000億ユーロの支援(イタリア紙)、独仏が新たな安定協定を計画(ドイツ紙)といったユーロにとってはプラスのニュースが出ましたが、IMFによる融資については情報源が明かされていないことや、安定協定についても不確定要因が高いことから、これらが欧州時間帯に否定されるような動きとなれば、リスク回避からユーロやクロス円が再び下落することになりそうです。また、本日はイタリアのインフレ連動債、ベルギーの7年、10年、24年、30年国債入札、フランスの国債入札が予定されているため、無難にこなさされればリスク志向、これらが不調に終われば再びリスク回避の動きにつながると思います。

ドル/円は朝方のドル売りから、一時77円ミドルを割り込む場面が見られましたが、77円台では底堅く推移しています。日本の10年債の価格が下落(利回りは上昇)していることが円を重くしていると思いますので、リスク回避の動きとなってもリスク志向の動きとなってもドル/円は77円で底堅く推移するものと思います。ただ、月末週であることから、本邦実需により上値が押さえら得るのではないかと思っています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、エンベロープ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドル/円は11/1に21日移動平均線を下抜けて以来、導線がレジスタンスとなってきました。同線から上下に3%乖離した線を引いたエンベロープでは3%または-3%を抜けたところから中に戻ってきています。11/25の安値の1.3212ドルがほぼ-3%に達していることやストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロス(本日このままであれば)する可能性が高いことで、短期的な反発も予想され、一目均衡表(日足)の転換線となる1.3412ドルか21日移動平均線の1.3580ドル近辺を試す可能性もあります。ただ、まだ1回目の接触であり、-3%から大きく下に抜ける可能性もあることから注意が必要です。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.52 ~ 78.12
EURJPY 102.25 ~ 103.59
GBPJPY 119.37 ~ 120.64
AUDJPY 74.68 ~ 75.97
NZDJPY 56.91 ~ 57.83
CADJPY 73.63 ~ 74.62
ZARJPY 9.02 ~ 9.22
NOKJPY 13.00 ~ 13.21
MXNJPY 5.42 ~ 5.53
HKDJPY 9.93 ~ 10.02
SGDJPY 58.81 ~ 59.53
EURUSD 1.3137 ~ 1.3313

■前日のサマリー
週末は東京時間帯特に材料がない中で、リスク回避からドルが買われ、ドル/円は77.55円、ユーロ/円は103.25円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3340ドル近辺から1.3298ドルへと下落しました。ロンドン時間にはイタリアの短期国債の入札が不調で調達コストが上昇したことなどから欧州株が下落し、ユーロ/ドルは1.3226ドル、ユーロ/円は102.50円まで下落しました。NY時間に入ると、欧州株が下げ幅を縮小したことやNYダウがプラスへ上昇したことからドル/円はストップロスを巻き込み77.74円、ユーロ/円は103.17円、ユーロ/ドルは1.3298ドルまで戻しました。しかし、格付け機関S&Pとフィッチがベルギーの格付けを1段階引き下げたことで、リスク回避の動きが高まり、ドルが買われたことからドル/円は77.79円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3221ドル、ユーロ/円は102.80円近辺まで下落し、クローズにかけてはユーロはやや戻しました。
クローズはドル/円が77.74円、ユーロ/ドルが1.3243ドル、ユーロ/円は102.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8160.01 -5.17
FTSE100(英) 5164.65 37.08
DAX(独) 5492.87 64.76
NYダウ(米) 11231.78 -25.77
S&P500(米) 1158.67 -3.12
NASDAQ(米) 2441.51 -18.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 0.08
日本10年債 1.028 0.049
英10年債 2.29 0.13
独10年債 2.26 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1685.70 -10.20
NY原油(期近) 96.77 0.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/28(月)
・ 09:00 NZ 11月 NBNZ企業信頼感
・ 09:15 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 10月 マネーサプライM3
・ 21:00 ドイツ 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 00:00 ドイツ 11月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 00:00 米国 10月 新築住宅販売件数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月27日 (日)

11/28の週の見通し -週前半はユーロ圏の債務危機、後半は米国の経済指標に注目-

こんばんは。米国のクリスマスセールが始まりました。42インチの液晶TVが199ドルで買えるとはうらやましいですね。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はドル/円が76.84円、ユーロ/円が103.85円、ユーロ/ドルが1.3508ドルでオープン、欧州の債務への懸念から、ユーロや豪ドルなど下落圧力かかる一方で、米国も超党派での債務削減策が合意に至らなかったため、NYダウが一時340ドル超下落したことから、円がドルに対して76.90円まで上昇しました。翌22日には安住財務相が衆院財務金融委員会の答弁で50兆円基金の外債購入について聞かれ「為替介入になる可能性が高い」と発言したことで、ドル/円が77.30円近辺へと上昇、ユーロ/ドルは1.3468ドルまで下落する場面が見られました。23日にはドイツの10年債の入札で札割れとなったことで、ユーロ/ドルは1.3374ドル、ユーロ/円は103.26円まで下落、NYダウが下落したこともあり、リスク回避のドル買いからドル/円は77.58円へと上昇しましたが、ユーロ/ドルは1.3321ドル、ユーロ/円は103.07円まで下落しました。24日は米国が感謝祭で休場となる中、格付け機関S&Pが日本の格付けを引き下げる可能性を示したことや、IMFが日本の国債利回りが上昇する危険性を指摘したことなどから、日本の国債が売られ、ドル/円は77円台前半で推移、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを1段階引き下げジャンク級の「BB+」とし、見通しもネガティブとしたことやメルケル独首相がユーロ共同債の導入に改めて反対を表明したことから、ユーロ/ドルが1.3212ドルまで下落、ユーロ/円も102.71円まで下落しました。25日も欧州に対する懸念が続き、S&Pとフィッチが1段階引き下げたことで、ユーロが弱含みに推移しましたが、ドル/円では、本邦の10年債が売られたことなどを背景に、ドル/円が底堅く推移し、週末のNY時間では77.78円まで上昇しました。

通貨別では、主要通貨に対してドルが上昇、円はドルでは弱含みとなりましたが、クロス通貨では3週連続の上昇となりました。また、新興国、資源国通貨の下落がユーロやポンドの下落よりも大きくなっています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週週末の本邦国債の下落で欧州の債務危機が日本にも波及してきた可能性があります。23日にドイツの10年債60億ユーロの入札が実施されましたが、応札額が39億ユーロに留まったことが発端となり、25日の東京市場でヘッジファンドなどが日本国債を売ったようです。市場は、これまでにも日本の債務残高がGDP比200%を超えていることなど理由に日本の国債暴落説などが取りざたされていましたが、約95%を日本国内で保有していることから、急落はないとの見方が示されていました。この流れが変わったかどうかは今後の動きを見ないと分かりませんが、経常黒字国のベルギーも格下げされていることから、日本が経常黒字国といって安心できる状況でもありません。こうした動きが続けば、欧州の懸念が高まると円も売られ、ドルが買われる動きとなる可能性があります。

また、ベルギーが格下げされたことで、「AAA」のフランスの格付けにも格下げの圧力が高まってきました。今週もユーロ圏では、国債の入札が続くことから、ユーロには引き続き下落圧力がかかるものと思われますし、株価の下落が続くようであれば新興国通貨や資源国通貨が売られやすくなると思います。ただ、NZドルは週末に行われた総選挙でキー首相率いる与党が勝利したことで、他の通貨と比べれば下値は堅くなるのではないかと思います。

経済指標では、月末月初にあたる週であることから、米国のISMや雇用統計に関心が集まるものと思います。仮に米国の経済指標の内容が良くて株価が上昇するようであれば、リスク回避を巻き戻す動きになる可能性があります。一方、ユーロ圏では30日の独失業率、ユーロ圏失業率、1日の各国の購買担当者景気指数(PMI)などが注目されると思います。

チャートでは、豪ドルやNZドルなどは21日移動平均線からの乖離率が-3%を大きく超えているため、短期的には売られすぎと見られるもので、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたものがいくつかあります。欧州の債務に対する懸念が後退しない限り、短期的に戻る可能性があるかもしれませんが、大きなトレンドは下向きが変わっていないと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.50 78.70
ユーロ/ドル 1.3000 1.3520
ユーロ/円 100.80 104.70
ポンド/円 118.50 122.10
豪ドル/円 73.90 77.00
NZドル/円 56.00 58.60
南アランド/円 8.95 9.30

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/28(月)
・ 09:00 NZ 11月 NBNZ企業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 10月 マネーサプライM3
・ 21:00 ドイツ 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 00:00 ドイツ 11月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 00:00 米国 10月 新築住宅販売件数
11/29(火)
・ 08:30 日本 10月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 10月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 10月 失業率
・ 08:50 日本 10月 小売業販売額
・ 08:50 日本 10月 大型小売店(既存店)販売額
・ 15:00 南ア 10月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 11月 ネーションワイド住宅価格
・ 18:30 英国 10月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 10月 マネーサプライM4
・ 18:30 南ア 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(確定値)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期経常収支
・ 23:00 米国 9月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 9月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 7-9月期 四半期住宅価格指数
11/30(水)
・ 06:45 NZ 10月 住宅建設許可件数
・ 08:50 日本 10月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期民間設備投資
・ 10:30 日本 10月 毎月勤労統計調査
・ 14:00 日本 10月 新設住宅着工戸数
・ 16:45 フランス 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 10月 消費支出
・ 17:55 ドイツ 11月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:30 スイス 11月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:00 南ア 10月 貿易収支
・ 21:30 米国 11月 チャレンジャー人員削減数
・ 22:15 米国 11月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 10月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 10月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 9月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 23:45 米国 11月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 10月 住宅販売保留指数
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
12/1(木)
・ 09:30 豪 10月 小売売上高
・ 15:45 スイス 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 17:30 スイス 11月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 10月 建設支出
・ 00:00 米国 11月 ISM製造業景況指数
12/2(金)
・ 08:50 日本 11月 マネタリーベース
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業統計調査
・ 09:30 豪 10月 住宅建設許可件数
・ 17:15 スイス 10月 実質小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:00 カナダ 11月 失業率
・ 21:00 カナダ 11月 新規雇用者数
・ 22:30 米国 11月 非農業部門雇用者数変化
・ 22:30 米国 11月 失業率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月25日 (金)

11/25 本日の戦略-本日はイタリア国債入札に注意-

おはようございます。長女(中一)が英検の3級に合格したらしいです。私が英語には苦手意識を持っているので、せめて娘には頑張ってもらいたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独伊首脳会談に注目していましたが、ドイツとフランスの立場の違いがより鮮明になったように思います。ドイツとフランスは債務危機でECBの役割の言及しないことに合意、メルケル独首相はユーロ共同債の発行に改めて反対の姿勢を示しました。ユーロ圏の高債務国の国債利回り上昇に歯止めをかけることができませんでした。こうした流れを受け、イタリア10年国債の利回りが危険水準の7%を超えてきたことやベルギー、フランスの国債利回りも上昇(価格は下落)したため、引き続きリスク回避の動きが継続するものと思います。本日はイタリアの短期国債入札が予定されていることから、これが不調に終わると、ユーロや豪ドル、NZドルなどの下落が継続すると思います。

ドル/円は日本国債の利回りが小幅上昇したことや朝の安住財務相による「投機的な動きがあれば躊躇なく様々な対応をしたい」との発言、日経225平均株価の8,000円割れが視野に入っていることから、円を売りにくくなっているようです。このため、昨日も77円を割りきれずに戻しています。リスク回避のドル高と相まって、底堅く推移するものと見られます。また、米国は感謝祭翌日で債券、株式市場も短縮(半日)取引となることから、昨日に引き続きNY時間では動意がなくなるものと思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の下限を一時下抜けたものの、雲が薄くなった(幅が狭くなった)ところで上昇し雲の上に抜け出ました。このため、ドルの緩やかな上昇が期待できますが、基準線の77.56円がレジスタンスとして控えているため、これを抜けられないと上昇にはつながりません。遅行線が日々線(ロウソク足)でサポートされている間は底堅い動きが続くものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:14→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.86 ~ 77.45
EURJPY 102.18 ~ 103.54
GBPJPY 118.75 ~ 120.03
AUDJPY 74.26 ~ 75.54
NZDJPY 56.60 ~ 57.53
CADJPY 73.06 ~ 74.06
ZARJPY 8.97 ~ 9.17
NOKJPY 12.99 ~ 13.20
MXNJPY 5.36 ~ 5.47
HKDJPY 9.83 ~ 9.91
SGDJPY 58.52 ~ 59.25
EURUSD 1.3238 ~ 1.3417

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯はアジアの株価が下落したことから、リスク回避の「円買い」となり、ドル/円は77.25ドル近辺から77.02円まで下落する場面が見られ、ユーロ/ドルは1.3750ドル近辺から1.3328ドルまで上昇しました。その後、S&Pの関係者が日本の格付けの引き下げの可能性があることに言及、IMFも日本の国債利回りの上昇の可能性を下したことから円が売られ、ロンドン時間序盤にはドル/円が77.23円、ユーロ/ドルが1.3412ドル、ユーロ/円が103.46円まで一時上昇しました。その後、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「BB+」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたため、リスク回避からドル/円は77.07円、ユーロ/ドルは1.3354ドル、ユーロ/円は103.05円まで下落しました。NY時間に入ると、仏独伊首脳会談待ちとなりましたが、仏首相は「フランスとドイツはイタリアを支援する決意」「仏独伊はユーロ防衛のためにできることはすべて行う」などと発言したことから、ドル/円は77.18円、ユーロ/ドルは1.3310ドル、ユーロ/円は103.31円まで上昇しました。しかし、メルケル独首相はユーロ共同債について改めて反対を示したことでリスク回避が強まり、ドル/円は103.04円、ユーロ/ドルは1.31216ドル、ユーロ/円は102.72円まで下落し、クローズにかけてはやや戻しました。
クローズはドル/円が77.09円、ユーロ/ドルが1.3344ドル、ユーロ/円は102.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8165.18 -149.56
FTSE100(英) 5127.57 -12.21
DAX(独) 5428.11 -29.66
NYダウ(米) 11257.55 -
S&P500(米) 1161.79 -
NASDAQ(米) 2460.08 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.88 -
日本10年債 0.979 0.011
英10年債 2.16 0.02
独10年債 2.19 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1695.90 -
NY原油(期近) 96.17 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/25(金)
・ 米感謝祭翌日で株式市場、債券市場は半休
・ 08:30 日本 11月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 10月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 10月 企業向けサービス価格指数
・ 22:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 01:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月24日 (木)

11/24 本日の戦略-昨日の独国債入札札割れは独への催促か-

おはようございます。昨日は歩きやすい天気でしたので、いつも歩いているコースとはことなる産直の直売所があるコースを歩きました。ピーナツかぼちゃというのが売っていました。ジャムやスープにすると美味しいとのことです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場に悪い材料が多数出現(HSBC製造業PMIの悪化、ベルギーの金融大手デクシアの支援に関して仏と再交渉するとの報道、「ユーロ共同債に反対」とのメルケル独首相の発言、ドイツ10年債入札の札割れなど)して、これまで比較的下げ渋っていたユーロが大きく下落、豪ドルも下げ幅が大きくなりました。ユーロ圏の問題は解決の糸口がつかめないまま、比較的安全とされた中軸国の国債価格にまで及びました。特に昨日のドイツ国債入札の札割れは、市場がドイツに対して催促したのではないかとみられます。本日は仏・独・伊首脳会談(日本時間20時)が予定されていますので、市場に対して失望させない内容となればひとまずユーロは反発すると思いますが、あまり期待はできず、ユーロの下落圧力は継続するものと思います。

米国は火曜日に公表されたFOMC議事録では市場に対するコミュニケーションの手段を増やすことが議論されていたようです。具体的にはバーナンキ米FRB議長が持論として持っていた長期的なインフレターゲットの設定、政策金利の先行きに関しての追加的は情報提供などです。QE3などについては「必要とあれば」となっていることから、足許の米経済指標から見る限りは実施されるとしてもまだ先の話しとなりそうです。本日は米国が感謝祭で全ての市場(株、債券、為替)が休場となるため、ロンドン時間が終了すると小動きになると予想されます。

欧州の債務問題からのリスクの高まりでは、「ドル」と「円」が買われる傾向となっていますが、ドル/円をみると「ドル高」となっています。これは、先日発表された本邦の貿易収支が赤字となっていたこと(本来は資本取引の方が大きいので、貿易赤字がそれほど円安には寄与しない)、安住財務相による牽制発言、FOMC議事録でのQE3実施の可能性が後退したとみられることなどが要因ではないかと思います。チャート上では、10/12の高値の77.48円を上に抜けていますが、一目均衡表(日足)の基準線がレジスタンスとなったようでもあり、77.55円をクリアに上に抜けられるかが今後の方向性となります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、エンベロープ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは下落トレンドが継続して、21日移動平均線から上下5%のラインのエンベロープの下限を下抜けています。だいたい5%を超えると21日移動平均線に戻ることから、そろそろ反転してもおかしくないように見えます。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー,%Dスローが5以下で推移していて、かなり売られ過ぎに近い水準にあると見られます。ただ、10/4の0.9387ドルをつけたときも、-5%を下抜けた後、中に戻ってからもう一度下に抜けているため、ダマシには注意です。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.04 ~ 77.65
EURJPY 102.38 ~ 103.76
GBPJPY 119.28 ~ 120.58
AUDJPY 74.08 ~ 75.37
NZDJPY 56.58 ~ 57.54
CADJPY 73.09 ~ 74.16
ZARJPY 8.88 ~ 9.08
NOKJPY 13.05 ~ 13.26
MXNJPY 5.39 ~ 5.50
HKDJPY 9.86 ~ 9.94
SGDJPY 58.56 ~ 59.30
EURUSD 1.3231 ~ 1.3410

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯が勤労感謝の日で祝日となっていたものの、中国製造業PMIの悪い結果を受け、アジアの株価が下落したことから、リスク回避の動きが強まったため、ドル買いとなり、ドル/円は76.93円から77.07円まで上昇、ユーロは対ドルで1.3532ドルから1.3446ドル、対円であh104.09円から103.61円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、メルケル独首相がユーロ共同債の導入を改めて拒否したことから、欧州債務危機の懸念がドイツまでおよび、ドイツ国債入札が札割れとなったことから、ドル買いに拍車がかかり、ドル/円は77.24円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3374ドル、ユーロ/円は103.26円へと下落しました。NY時間に入ると、発表された米耐久財受注や米新規失業保険申請件数がまちまちとなる中で、方向感のない展開が続きましたが、NYダウが大幅に下落したことなどからドルを買う動きが強まり、ドル/円は一時77.58円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3321ドル、ユーロ/円は103.07円まで下落しました。クローズにかけてはドルがやや上げ幅を縮小したものの、総じてドル買いが強い日となりました。
クローズはドル/円が77.28円、ユーロ/ドルが1.3339ドル、ユーロ/円は103.12円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8314.74 -33.53
FTSE100(英) 5139.78 -67.04
DAX(独) 5457.77 -79.62
NYダウ(米) 11257.55 -236.17
S&P500(米) 1161.79 -26.25
NASDAQ(米) 2460.08 -61.20

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.88 -0.03
日本10年債 0.968 0.000
英10年債 2.14 -0.03
独10年債 2.14 0.22

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1695.90 -6.50
NY原油(期近) 96.17 -1.84

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/24(木)
・ 00:00 米国市場休場(感謝祭)
16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
18:00 ドイツ 11月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 10月 卸売物価指数(PPI)
18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
・ 21:40 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 03:30 ゴンザレス・パラモECB理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月23日 (水)

11/23 本日の戦略-米休日前の指標発表、ポジション調整の動きに注意か-

おはようございます。本日は勤労感謝の日です。働くとは「はた=側」にいる人を楽にさせるというようなことをラジオで言っていました。少しでもそうできるように頑張りたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧米の株価が下落したものの、これまでのユーロや豪ドルが下落し、ドルや円が買われる動きから少し異なり、円が売られ、ユーロは買われました。ユーロ圏の債務問題についてはギリシャの財務相から「欧州は、ECBがIMFに新しい資金供給の役割を検討している」との話は聞かれますが、ギリシャやスペインの債務に対してはあまりに少ない額であることから、市場の反応は一時的に限られ、ユーロ圏の対応が待たれるところとなりますが、市場もそろそろこの材料に飽きてきているとみられるため、悪い中でも「良い材料」を探しているのかもしれません。チャートも下げが一服(ダマシかもしれません)してきているようです。明日は米国がサンクス・ギビング・デー(感謝祭)で休場となるため、米新規失業保険申請件数が1日前倒しで発表されます。このところ雇用の良し悪しの分岐点となる40万件を下回っていた(雇用が良くなっている状態)であることから、本日も40万件を下回るようであれば米国の株価が上昇するとみられ、ユーロや豪ドルの上昇につながると思います。また、同時刻には米国の耐久財受注も発表されることで、市場予想の-1.2%よりよければ、こちらも株価の上昇要因となると思います。米国にとっては実質の週末にあたるため、ポジション調整が出やすいものと思います。

本日は、米超党派による財政赤字削減協議の期限となっていますが、すでに合意に至らなかったと共同声明を出しています。これに伴い、格付け機関S&Pとムーディーズは格付けに影響を及ぼさないと発表していますが、これまでのところもう一つの格付け機関フィッチは態度を表明していません。直ちに米国の格付けを引き下げると思いませんが、見通しを「ネガティブ」にする可能性もあるため、短期的にはドルへの上昇圧力は限られるものと思います。一方、長期的な影響を見ると、昨年から実施されている給与税減税や失業保険給付が延長されない(議会での法案が通過しない)可能性があり、2012年の景気減速が懸念され、米国の消費低迷による世界景気への影響が懸念されます。こうした影響は、新興国や資源国の通貨へのより大きく出る可能性があります。

■NZDJPY 日足(ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円はボリンジャーバンドの-2σに沿って下落していましたが、昨日の反発でラインの中に入ってきました。このため、短期的は反発する可能性があります。また、ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローと%Dスローが5以下まで低下してきているうえに、ゴールデンクロスする可能性が高くなっています。現時点ではクロスしています。このため、10/26の安値のとなる60.10円近辺まで戻ると思いますが、ボリンジャーバンドのバンド幅がまだ拡大傾向を続けていることから、11/21の安値の57.32円を下抜けた場合には、3/17の安値の54.86円近辺を目指すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下から中へ
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.70 ~ 77.30
EURJPY 103.21 ~ 104.62
GBPJPY 119.60 ~ 120.92
AUDJPY 74.91 ~ 76.22
NZDJPY 56.91 ~ 57.87
CADJPY 73.51 ~ 74.58
ZARJPY 9.08 ~ 9.29
NOKJPY 13.19 ~ 13.40
MXNJPY 5.47 ~ 5.57
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 58.68 ~ 59.44
EURUSD 1.3400 ~ 1.3577

■前日のサマリー
昨日は東京時間に安住財務相が衆院財務金融委員会の答弁で50兆円基金の外債購入について聞かれ「為替介入になる可能性が高い」と発言、これに反応し、ドル/円は77円台前半にあったストップロスをつけて77.30円、ユーロ/円も104.33円まで上昇しました。しかし、「日銀による50兆円基金の外債購入はわれわれの考えに合わない」とも発言、市場の期待がしぼみドル/円は76.97円、ユーロ/円は103.77円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはドルの上昇を受け、一時1.3468ドルまで下落しましたが、このレベルでは買いが厚く1.3533ドルまで戻しました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が堅調に推移したことや中東勢からのユーロ買いの噂、ECBによるイタリア、スペイン国債の購入などの噂があり、ユーロ/ドルは1.3568ドルへ上昇、ユーロ/円は104円台前半での小動き、ドル/円は76.83円まで一時下落しました。NY時間では、序盤にドル/円は77.12円まで上昇したものの、発表された米国の7-9月期GDPの改定値、個人消費が下方修正されたことから、米景気減速に対する懸念で77円を割り込み76.95円近辺で小動き、ユーロ/ドルは「IMFが融資の手段を強化して新しい資金供給手段を承認」とのニュースを受け、NYダウが一時マイナス幅を縮小したことから、1.3483ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3540ドルへと反発、ユーロ/円は104.20円を一時付けました。しかし、市場の環境を大きく変えることはできず、クローズにかけてはユーロ/ドルが1.35ドル近辺、ユーロ/円が103.95円近辺まで押し戻されました。
クローズはドル/円が76.95円、ユーロ/ドルが1.3503ドル、ユーロ/円は103.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8314.74 -33.53
FTSE100(英) 5206.82 -15.78
DAX(独) 5537.39 -68.61
NYダウ(米) 11493.72 -53.59
S&P500(米) 1188.04 -4.94
NASDAQ(米) 2521.28 -1.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.04
日本10年債 0.968 0.008
英10年債 2.17 -0.03
独10年債 1.92 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1702.40 23.80
NY原油(期近) 98.01 1.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/23(水)
・ 17:00 南ア 10月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 9月 製造業新規受注
・ 19:00 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10月 耐久財受注
・ 22:30 米国 10月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 10月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 10月 個人所得
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 02:25 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月22日 (火)

11/22 本日の戦略-本日のスペイン国債入札に注目-

おはようございます。最近、東日本のみならず、西日本でも規模の大きな地震が発生するようになりましたね。今週末に町内会で避難訓練があるようですので、参加したいと思っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はあまり材料視されませんでしたが、ハンガリーがIMFとEUに支援要請をしました。これまで同国は2008年、2009年とIMFからの支援を受け財政の立て直しを実施していましたが、ユーロへの信認の悪化が同国の資金調達を難しくしているとものとみられ、他のユーロ非導入国へも今後の影響が大きくなることが予想され、更にこれがユーロの地合いを悪化させるという負の連鎖が継続する可能性が高まります。一方では、ギリシャの第6弾融資の実施の可能性が高まったことで、少し明るい材料も出ました。本日のスペイン国債の入札などが材料されると思いますので、しばらくは戻りの鈍い展開が続くと思っています。

ユーロ導入国に対する懸念と昨日の米超党派による債務削減策の不合意は、世界的な景気の悪化を連想させることから、豪ドルやNZドルなどの資源国通貨、南アランドなどの新興国通貨に下落圧力がかかっています。特にNZドルは10月上旬の安値レベルまで下落、21日移動平均線からの乖離率でも対ドルで-5.236%、対円で-5.614%と売られ過ぎの水準はで来ています。テクニカル要因からの反発の可能性はありますが、景況感の改善がないと反発は長続きしないと見られます。

ドル/円は76円後半での狭いレンジの動きとなりました。77円台からは本邦実需などの売りが見られるようで、戻りの鈍さが確認されている上に、クロス円の下落や欧米の株価の下落により、円の上昇圧力がかかっているものと思います。市場には、まだ本邦政府・日銀による介入への警戒が生きていることから、しばらくはこのレベルでの推移になると思います。ただ、ドルストレート(ユーロ/ドルやポンド/ドルなど)ではじりじりとドルが下落してきているため、本邦が休日なる明日などは要注意となりそうです。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は10/31に83.96円の高値をつけてほぼ一本調子に下落を続けています。このため、下降トレンドが強く出ていますし、昨日は一目均衡表(日足)の雲を下抜けしたことから、10/4の安値の72.05円を試しに行く可能性が出てきました。ただ、ストキャスティックス(スロー)では、%Kスロー、%Dスローともに20以下で推移していること、エンベロープでは、21日移動平均線から-5%のラインに接近しつつあることから、そろそろ反転が近い可能性があります。戻り目処は21日移動平均線の79.33円近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.57 ~ 77.19
EURJPY 102.91 ~ 104.33
GBPJPY 119.50 ~ 120.84
AUDJPY 74.84 ~ 76.16
NZDJPY 56.78 ~ 57.75
CADJPY 73.28 ~ 74.36
ZARJPY 9.11 ~ 9.32
NOKJPY 13.14 ~ 13.35
MXNJPY 5.41 ~ 5.52
HKDJPY 9.80 ~ 9.89
SGDJPY 58.50 ~ 59.28
EURUSD 1.3380 ~ 1.3561

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したものの、欧州待ちの様相が強く、ドル/円はやや円高傾向で76.91円から76.77円まで下落、ユーロ/ドルは1.3540ドルから1.3506ドル、ユーロ/円は104.07円から103.77円での小動きとなりました。ロンドン時間に入ると、ドイツ以外の国債が下落傾向を強めたことから、リスク回避が強まり、ユーロ/ドルは1.3430ドル、ユーロ/円は103.22円まで下落しました。ドル/円は76.96円まで上昇。NY時間に入ると発表された米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったこと、ファンロンパイEU大統領が「ユーロ圏はギリシャに次の第6弾融資の用意がある」と発言したことなどにより、ドル/円は76.99円、ユーロ/ドルは1.3543ドル、ユーロ/円は104.21円まで上昇しましたが、米財政赤字削減策を巡り民主党と共和党が合意に至ることができなかったことから、NYダウが一時340ドル超急落したことから、クローズにかけてはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3490ドル、ユーロ/円が103.80円近辺へとそれぞれ下落しました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.3485ドル、ユーロ/円は103.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8348.27 -26.64
FTSE100(英) 5222.60 -140.34
DAX(独) 5606.00 -194.24
NYダウ(米) 11547.31 -248.85
S&P500(米) 1192.98 -22.67
NASDAQ(米) 2523.14 -49.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.06
日本10年債 0.960 0.011
英10年債 2.20 -0.05
独10年債 1.91 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1678.60 -46.50
NY原油(期近) 96.92 -0.75

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/22(火)
・ 10:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 16:00 スイス 10月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
19:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 19:30 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高(除自動車)
22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
00:00 米国 11月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(速報値)
・ 01:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
・ 03:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月21日 (月)

11/21 本日の戦略-欧州懸念残るがまずは明日まで様子見か-

おはようございます。本日から東証の午前の取引時間が30分延びるようです。システム変更などが大変だとは思いますが、夜間取引などもっと大胆なことを実施すればよいのにと思ったのは私だけでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日実施されたスペインの総選挙は、中道右派の国民党が勝利し7年ぶりの政権交代となる模様です。新政権も財政再建など難しい舵とりが続くことになりそうです。欧州では政権交代により、政府や地方財政の赤字が表面化した経緯もあることから、スペインの政権交代でこうした可能性が排除できないことから、今後が注目されると思いますが、まずは明日のスペインの国債入札が不調に終わるようだと、スペインの財政問題も危機が継続することになりそうです。このため、ユーロの上値の重さが継続される可能性があります。

ドル/円は本日朝方に米国の超党派委員会が1.2兆ドル以上の財政赤字合意に同意できないことを発表する見通しと情報ベンダーが報じています。今週水曜日が期限となっている債務削減委員会の合意はかなり難しい局面を迎えているようです。ただ、合意は難しいと市場は織り込み始めていることと、合意に至らなくても1.2兆ドルの債務削減が自動的に実施されることから、格付け会社による格下げが行われる可能性があります。特にフィッチは態度を表明していないことから、見通し「ネガティブ」への変更や格下げが実施されると一時的にドル売りに反応すると思います。

クロス円などもユーロの動向に左右される展開となりそうです。週末にユーロを押し上げたECBによるIMFへ資金を貸し付けての救済についてはECB、ドイツが反対していることから、実現の可能性が低いと思われます。ただ、「最後の貸し手」としてECBにはこうした圧力がかかると思われることから、これに踏み込めば株価が上昇してクロス円も上昇につながると思います。 ■GBPUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルはストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスしたことから、11/17の安値の1.5689ドルが当面の底となる可能性があります。また、遅行線も日々線(ロウソク足)と同様の動きをしており、上抜けていはいないものの、ほぼ沿ったうときをしています。このため、ロウソク足の上に抜けていけば、雲の上限となる1.5943ドルを目指していくものと思います。ただ、その手前で転換線の1.5903ドル、基準線の1.5970ドルが控えているため、ここで押し戻されて雲の中を推移する可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 77.24
EURJPY 103.21 ~ 104.65
GBPJPY 120.79 ~ 122.13
AUDJPY 76.21 ~ 77.53
NZDJPY 57.55 ~ 58.53
CADJPY 74.25 ~ 75.35
ZARJPY 9.26 ~ 9.47
NOKJPY 13.16 ~ 13.37
MXNJPY 5.54 ~ 5.65
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 58.74 ~ 59.52
EURUSD 1.3412 ~ 1.3598

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が年初来の安値を引値ベースで下回ったことなど、アジアの株価が軟調に推移したことから、ドル/円は77.03円近辺~76.84円まで下落しましたが、ユーロは株価に反応せずじりじりと上昇し、対ドルでは1.3447ドルから1.3505ドル、対円では103.50円近辺から103.91円まで上昇したものの、元のレベルまで戻りました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が下げ幅を縮小する中で、ドルが下落したことから、ドル/円は76.63円まで下落、ユーロ/ドルは1.3550ドルまで上昇、ユーロ/円も103.97円まで連れ高となりました。ロンドン時間昼前にECBがIMFへ救済資金を貸し付け、IMFが援助するという案を検討かとダウ・ジョーンズが報じたことから、NY時間にかけてリスク回避を巻き戻す動きを見せ、ストップロスを巻き込んで、ユーロ/ドルは1.3615ドル、ユーロ/円は104.28円まで上昇、ドル/円は76.58円まで下落しました。その後、英独首脳が欧州債務問題を巡り意見対立との報道やドラギECB総裁が「ECBの責務は物価安定」と発言、高債務国の大量国債購入で救済する考えがないことを示唆したことやジェイブレ独財務相が「ECBは最後の貸し手とはなりえない」と発言したことなどから、クローズにかけてはユーロが売られ、対ドルでは1.3495ドル、対円では103.80円まで一時下落、それぞれ、1.3520ドル近辺、103.90円近辺でクローズしました。ドル/円はユーロの下落や本邦政府・日銀への介入警戒から77.00円まで一時上昇し、77円手までクローズしました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3519ドル、ユーロ/円は103.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8374.91 -104.72
FTSE100(英) 5362.94 -60.20
DAX(独) 5800.24 -49.93
NYダウ(米) 11796.16 25.43
S&P500(米) 1215.65 -0.48
NASDAQ(米) 2572.50 -15.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 0.05
日本10年債 0.949 -0.013
英10年債 2.25 0.01
独10年債 1.96 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.10 4.90
NY原油(期近) 97.67 -1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/21(月)
・ 08:50 日本 10月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:01 英国 11月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 9月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 18:00 ユーロ圏 9月 経常収支
21:45 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:30 カナダ 9月 卸売売上高
00:00 米国 10月 中古住宅販売件数
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月20日 (日)

11/21の週の見通し -ユーロに注目は変わらず-

こんばんは。今日は季節外れのあたたかさのせいか夕立にあってしまいました。びっくりです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はイタリアのベルルスコーニ首相が辞任し、後任としてモンティ元欧州委員がナポリターノ大統領によって首相に指名されたことから、期待感が先行したことで、ユーロ/ドルは1.3805ドル近辺、ユーロ/円は106.70円近辺でオープンしましたが、既に市場に織り込まれていたことから、オープン後はじりじりとユーロが下落し、イタリアの10年債利回りが自力再建困難となる7%を一時超えたことから、リスクを回避する動きが継続して、スペイン国債の入札が不調だった17日には対ドルで1.3437ドル、対円で103円台前半まで下落しました。週末にかけてはECBがイタリア国債を購入したことや、ドイツとECBがIMFへ出資する話を前向きに検討するかもしれないとのダウ・ジョーンズの報道を受け、対ドルで1.3612ドル、対円で104.28円まで戻しましたが、クローズは対ドルで1.35ドル台前半、対円で103円台後半となりました。

一方、ドル/円は77.25円近辺でスタート、15日の火曜日には米系証券のまとまったドル買いに反応し、ドルは一時77.49円まで上昇したものの、本邦政府・日銀の介入ではないと判明するとすぐに下落しました。その後は週末に欧州のリスクが高まったことなどを背景とした円買いにドルは76.57円まで一時下落しましたが、介入警戒感などから77円手前まで戻してクローズしました。

通貨別では、主要通貨に対して2週間連続で円が上昇、ドルは円以外での上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末にはモンティ伊首相がイタリアの上院および下院で信任されました。週明けの市場がこれによって落ちつきを見せ、ECBによるイタリア国債の購入がなくても、イタリアの国債の利回りが安定するのかが最大の焦点となると思います。こうした意味からは、21日にはフランスの短期債(70億ユーロ)の入札結果や、パパデモス・ギリシャ首相とファンパイロンEU大統領、バローゾ委員長の会談が無難にこなされ、ギリシャへの融資が前向きに進むことが重要になります。また、22日は前回予定額を調達できなかったスペイン債の入札も控えていることから、引き続きユーロが中心となると思います。チャートからはいったんユーロは戻りを見せる可能性がありますが、大きなトレンドはユーロの下落方向を示しているとみられることで、戻りは売られやすくなると思います。豪ドルやNZドルなどの資源国通貨やクロス円もリスク回避が強まった場合には10月上に付けた下値を試す可能性が高まると思います。

一方、ドル/円は週末に一時76.57円まで下落しています。10月31日の本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入で79円台まで上昇して以来、じりじりと下落し続けています。これまでは75円台に突入して2回の介入があったことから、市場はこれを意識しているものの、前回の介入は欧米から理解を得られていない可能性が高いと市場は見ていると思われ、米国の量的緩和期待などからドルは下値を試しに行くと思われます。特に本邦が勤労感謝の日となる23日と米国のサンクス・ギビングで市場が薄くなることが考えられるため、76円割れを試してくることが考えられます。ただ、ユーロの懸念が後退した場合には、77円台に戻るものと思います。

経済指標では、米国の中古住宅販売件数(21日)、米国7-9月期GDP改定値(22日)、米国耐久財受注(23日)が注目されると思われます。また、23日は米超党派による財政赤字削減の合意の期限であり、合意に至らない場合には、自動的な予算削減策が実施されることから、これに伴う不安感からドルが売られる可能性があります。ユーロはフランス(21日)、スペイン(22日)、ドイツ(23日)の国債入札が予定されています。また、23日はユーロ圏製造業PMI速報値、独7-9月期GDP改定値、独IFO景気動向指数の発表が予定されています。これらが悪いようであれば、ユーロは売られやすくなると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 77.20
ユーロ/ドル 1.3300 1.3750
ユーロ/円 101.50 106.40
ポンド/円 119.80 123.20
豪ドル/円 74.90 78.80
NZドル/円 57.30 60.10
南アランド/円 9.00 9.60

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/21(月)
・ 08:50 日本 10月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:01 英国 11月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 9月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 18:00 ユーロ圏 9月 経常収支
・ 22:30 カナダ 9月 卸売売上高
00:00 米国 10月 中古住宅販売件数
11/22(火)
・ 16:00 スイス 10月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高(除自動車)
22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
00:00 米国 11月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(速報値)
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
11/23(水)
・ 17:00 南ア 10月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 9月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10月 耐久財受注
・ 22:30 米国 10月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 10月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 10月 個人所得
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
11/24(木)
・ 06:45 NZ 10月 貿易収支
16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
18:00 ドイツ 11月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 10月 卸売物価指数(PPI)
18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
11/25(金)
・ 08:30 日本 11月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 10月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 10月 企業向けサービス価格指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月19日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(11/15現在)

こんばんは。本日は警報が出るほどの雨ですね。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが98.7億ドルの買い超し、円は4,210億円の買い超し(ドルでは54.7億ドルの売り超し)に増加、ユーロは95.2億ユーロの売り超し(ドルでは128.9億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは24.3億豪ドルの買い超し(ドルでは24.3憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは10.6億NZドルの買い超し(ドルでは8.2億ドルの売り超し)の増加となりました。

11月3-4日に開催されたG20サミット以降、イタリアの国債利回りが上昇、指標となる10年債の利回りが自力再建の限界とされる7%を一時超えたことなどから、ユーロに対する懸念が高まったため、ユーロのショートポジションが約10万コントラクトに大幅に増加しています。過去を見ますと、2010年5月18日に約16万コントラクトへの増加があります。ユーロ圏(重債務国の財政再建に否定的な見方やギリシャの10年債の満期での償還ができない可能性があった)の債務問題が焦点となり、ユーロに対する不安がピークに達したときでした。このときは、EU・IMF(国際通貨基金)の総額7,500億ユーロの緊急融資策(EUが5,000億ユーロ、IMFが2,500億ユーロ)、ユーロ圏とIMF、3年間で総額1,100億ユーロの協調融資を行うことで合意したことから鎮静化に向かいましたが、今回はおさまる気配がありません。マリオ・モンティ伊政権が上院に続き下院で信任されたことが転機となるかに注目ですが、20日に行われるスペインの総選挙の結果によって、再び危機が高まるとユーロのショートが増加し、数週間かけて過去最高水準の16万コントラクトのショートを超えてくる可能性があります。単純にショートが増加した場合には、ユーロ/ドルで600~800ポイント程度のユーロ安になる可能性があります。円は本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入が米国の次官補などに牽制(発言)されたことから、介入がしにくくなったとみられ、ロングポジションが増加しています。介入前の水準では7.6万コントラクトまで増加していることから、徐々に円ロング増加してくることが考えられ、円高圧力も増してくるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
EUR -76,147 -21,890 24,048 100,195 124,243
GBP -32,864 -3,742 23,355 56,219 79,574
CHF -1,904 -4,066 5,308 7,212 12,520
CAD -17,215 -1,647 28,819 46,034 74,853
AUD 24,330 -2,686 57,352 33,022 90,374
NZD 10,614 -936 14,255 3,641 17,896
MXN 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは26,318コントラクトのロング増加の74,527コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,603コントラクトのロング増加の33,680コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは21,890コントラクトのショート増加の76,147コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは1,647コントラクトのショート増加の17,215コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは936コントラクトのロング減少の10,614コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年11月18日 (金)

11/18 本日の戦略-資源国通貨は21日移動平均から-3%以上乖離-

おはようございます。本日から長男(小6)が1泊2日で鎌倉・箱根の修学旅行に行きました。天気が持ってくれるといいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスペインの10年債入札が目標額に届かず不調に終わりました。格付け機関フィッチは「市場アクセスを失えば、イタリアの格下げの可能性もある」、IMFは「政治的支持がない間はギリシャに次回融資は実行しな」いと述べるなど、ユーロ周辺国に対するリスクがますます高まってきています。20日にはスペインの総選挙が予定されていることから、政治的な不安定が増幅されるとユーロの下落が予想されます。ただ、これだけ悪いニュースが出ているにもかかわらず、通貨別の騰落を見ますと、豪ドルやNZドルなどの資源国通貨に比べ、ユーロやポンドの下落幅、率は小さくなっています。これは、これまでファンデング通貨と見なされていた「ドル」「円」と同じようにユーロやポンドも使われていたためではないかとみられます。これまでリスク志向を背景として資金が流入していた新興国や資源国から資金がユーロ圏などに還流しているのではないかと思います。

こうした中で、本日はユーロ圏の要人の発言が多数予定されています。ユーロ圏の成長見通しも悲観的なものが多くなていますので、ユーロ崩壊やドイツの離脱などの噂に振り回される可能性がありますので注意が必要と思います。

一方の、ドルはリスク回避の動きでのドル買いと質への逃避から米国債が上昇(利回りは低下)となっています。ただ、これまでの米追加利下げ観測はピアナルト・クリーブランド連銀総裁の「金融政策だけでは全ての問題を解決できない」との発言によって、後退した感があります。また、ダドリーNY連銀総裁は「米経済は2012年に力強い回復をするには障害に直面」「ユーロ圏の緊張に関連した著しい下振れリスクがある」と発言しています。このため、ドルも買われにくくなっていると見られる子とからも「円高」の圧力が継続すると思われます。ただ、市場には本邦政府・日銀への介入への根強い警戒もあり、上下に狭いレンジでの取引が続くものと思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は下落が続いていますが、9/22の安値の116.84円と10/31の高値の127.33円を100%としたフィボナッチの61.8%押しが120.86円に位置していることから、ここでサポートされれば反発する可能性があります。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー、%Dスローが20以下でゴールデンクロスする可能性もあることから、クロスした場合には123円近辺までは戻すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線をした抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.68 ~ 77.30
EURJPY 102.80 ~ 104.25
GBPJPY 120.53 ~ 121.90
AUDJPY 76.17 ~ 77.51
NZDJPY 57.75 ~ 58.75
CADJPY 74.16 ~ 75.28
ZARJPY 9.22 ~ 9.44
NOKJPY 13.10 ~ 13.31
MXNJPY 5.52 ~ 5.63
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 58.86 ~ 59.66
EURUSD 1.3347 ~ 1.3530

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が反発したことやアジアの株価の下げ幅が縮小したことなどを受けて、リスク回避の巻き戻しの動きから、ドル/円は狭いレンジながらも77.10円まで上昇、ユーロも対ドルで1.3425ドル近辺から1.3514ドル、対円で103.40円近辺から104.05円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、スペイン国債入札を前にしてユーロなどを売る動きが強まり、注目されていたスペイン10年債の入札が不調に終わったことからリスク回避の動きとなり、ドル/円は76.92円、ユーロ/ドルは1.3437ドル、ユーロ/円は103.48円まで下落しました。NY時間には、発表された米新規失業保険申請件数、米住宅着工件数が市場予想よりよかったことで、ドル/円は77.04円まで上昇しました。ユーロはECBは、IMFに資金を貸し付け、それをユーロ圏諸国の救済に充てるという議論が起きているとの当局者の話が伝わると、対ドルでは1.3535ドル、対円では104.17円まで上昇しました。クローズにかけてはピアナルト・クリーブランド連銀総裁は「米経済の回復は苛立たしいほどのろい」「金融政策だけではすべての問題を解決できない」などと発言したことから、NYダウが反落して、ドル/円は76.95円、ユーロ/ドルは1.3448ドル、ユーロ/円は103.55円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.3454ドル、ユーロ/円は103.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8479.63 16.47
FTSE100(英) 5423.14 -85.88
DAX(独) 5850.17 -63.19
NYダウ(米) 11770.73 -134.86
S&P500(米) 1216.13 -20.78
NASDAQ(米) 2587.99 -51.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.04
日本10年債 0.962 0.009
英10年債 2.23 0.07
独10年債 1.89 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1720.20 -54.10
NY原油(期近) 98.82 -3.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/18(金)
・ 16:00 ドイツ 10月 生産者物価指数(PPI)
・ 17:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 18:15 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 18:30 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 18:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 21:00 カナダ 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:15 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 10月 景気先行指数
00:00 米国 10月 景気先行指標総合指数
・ 03:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 03:50 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月17日 (木)

11/17 本日の戦略-ユーロ圏の対策の遅さが重し-

おはようございます。11月も後半に入り、街のイルミネーションがきれいになってきていますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G20サミット後から、イタリア国債の下落(利回りは上昇)が続き、ECBがイタリア国債を買い支えているのが現状のようです。連日、ECBによる買い支えの噂で何とかユーロなどは大幅な下落が避けれていますが、指標となる10年債の利回りがイタリアで6.989%、スペインで6.349%、フランスで3.686%でクローズとなっています。また、イタリアのウニクレディット銀行がECBに対しておぷの担保対象となる証券種類の拡大を求めていますので、欧州の銀行間で資金の貸し借りがしにくくなっている状況とみられます。このため、本日予定されていますスペインの国債入札が不調となった場合や、モンティ伊首相兼財務相の所信表明演説に市場が失望した場合には、ユーロや豪ドルなどクロス円の下向きのリスクが継続すると思います。チャート上では各通貨ペアの10月上旬の安値を目指していくのではないかと思います。

ドルは、格付け機関フィッチが「ユーロ圏の悪影響が米銀行の格付け見通しに脅威をもたらす」とコメントを出しています。米銀行への格下げ圧力がかかることで、銀行が手持ち流動性(資金)の確保に動くとすると、足許の需給ではドル高になりやすいと思います。ただ、ドル/円に関してはリスク回避からの円買い圧力も強いことで、本邦政府・日銀による為替介入への警戒も残るため、76円台後半から77円台前半のレンジでの動きを予想しています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは3日連続で下落して、11/10の安値の1.3484ドルを下抜け、一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ています。このため、強い下落トレンドが出ていると思いますので、10/4の安値の1.3146ドルを目指していくものと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが20を割り込んで売られ過ぎの水準に入ってきていることから、一時的な戻りがあるとすれば雲の下限の1.3555ドル近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.73 ~ 77.35
EURJPY 102.93 ~ 104.41
GBPJPY 120.43 ~ 121.83
AUDJPY 76.89 ~ 78.27
NZDJPY 58.37 ~ 59.38
CADJPY 74.58 ~ 75.73
ZARJPY 9.27 ~ 9.49
NOKJPY 13.18 ~ 13.40
MXNJPY 5.56 ~ 5.68
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 58.96 ~ 59.78
EURUSD 1.3354 ~ 1.3537

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したため、「ドル」と「円」が買われる展開となり、午前9時55分の仲値にかけて、ドル/円は77.15円まで上昇しましたが、実需に伴う買いが一巡するとじりじりと76.97円まで下落しました。ユーロはリスク回避の動きから対ドルで1.3540ドル近辺から1.3432ドル、対円で104.20円近辺から103.42円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、関係筋の話として「ECBがイタリア国債購入を拡大」と伝わるとイタリア国債が上昇(利回りが低下)したことで、欧州の株価が上昇、リスク回避の巻き戻しからドル/円は76.86円まで下落、ユーロ/ドルは1.3557ドル、ユーロ/円は104.31円まで上昇しました。しかしながら欧州への懸念が払しょくできず、ユーロ/ドルは1.3456ドル、ユーロ/円は103.52円まで下落しました。NY時間に入ると、米消費者物価指数(コア)が市場の予想通り、鉱工業生産、設備稼働率が予想を上まわり、NAHB住宅市場指数も改善していたことから、米株価が下落幅を縮小したことで、ドル/円は77.08円、ユーロ/ドルは1.3553ドル、ユーロ/円は104.38円まで下落しました。クローズにかけては格付け機関フィッチが「ユーロ圏の悪影響が米銀行の格付け見通しに脅威」とコメントを出したことから、リスク回避の動きを強め、ドル/円は76.94円、ユーロ/ドルは1.3479ドル、ユーロ/円ア103.80円まで下落しました。
クローズはドル/円が77.01円、ユーロ/ドルが1.3460ドル、ユーロ/円は103.72円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8463.16 -78.77
FTSE100(英) 5509.02 -8.42
DAX(独) 5913.36 -19.78
NYダウ(米) 11905.59 -190.57
S&P500(米) 1236.91 -20.90
NASDAQ(米) 2639.61 -46.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.05
日本10年債 0.953 -0.020
英10年債 2.15 0.04
独10年債 1.81 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1774.30 -7.90
NY原油(期近) 102.59 3.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/17(木)
・ 18:30 英国 10月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 22:30 カナダ 9月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 10月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 10月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 02:30 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:50 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月16日 (水)

11/16 本日の戦略-リスク回避反転の手掛かり見えず-

こんにちは。本日は朝からばたばたとしていまして、更新が遅くなりすみません。前日のサマリーはいらないと思いますので、割愛させていただきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はイタリアの10年債利回りが再び7%を超えたことで、リスク回避の動きが鮮明となり、「ドル」と「円」が買われたことで、ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円の下落が目立ちました。本日これまでも、クロス円が弱含みで推移しています。先週末から今週頭にかけてのイタリアの首相交代(スーパー・マリオの出現)では、これまでのところ市場のムードを変えるまでに至っていないようです。イタリア国債もECBの買い支えがなければ下落すると思われますし、ギリシャのみならず、スペインなども国債利回りが上昇していることを考えると、ユーロ圏が対策をこまねいた場合には、市場が催促を強める(更なる周辺国の国債売り)ことも考えられ、ユーロの崩壊の噂やドイツ、ギリシャなどの離脱の噂が出てくる可能性がありますので、ユーロやクロス円の戻りは抑えられることになりそうです。

一方、ドル/円は米国で発表された小売売上高やNY連銀製造業景気指数が市場より良かったものの、ドルがなかなか上昇していきません。これは米国の超党派による債務削減策の期限が23日に迫っていることや追加緩和期待が先行していることで、ドルの先安観が市場で共有されているためと思われます。ただ、さすがに77円を割り込むと介入警戒感が出ることから、76円台に留まる時間は短いようです。しばらくはドル先安観と本邦政府・日銀による介入警戒感の間で狭いレンジの取引が継続すると思いますが、日足の一目均衡表では、雲の下限のサポートを試しに行っているように見えますので、下落トレンド自体は継続していると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ていることと、遅行線が実勢レート(ロウソク足)を下に抜けていることから、下落トレンドが継続していると見られます。フィボナッチでみると、10/4の安値の100.74円から10/31の高値の111.53円を100%として、76.4%押しが103.28円に位置しているため、ここで止まる可能性がありますが、これを下抜けすると、前出安値の100.74円まで下落する可能性が高いと思われます。ストキャスティックス(スロー)では%kスロー、%Dスローがともに20以下で推移しているものの、明確には買いサインが出ていません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.70 ~ 77.35
EURJPY 103.44 ~ 104.99
GBPJPY 121.07 ~ 122.53
AUDJPY 77.57 ~ 79.02
NZDJPY 58.74 ~ 59.80
CADJPY 74.76 ~ 75.97
ZARJPY 9.28 ~ 9.51
NOKJPY 13.25 ~ 13.48
MXNJPY 5.57 ~ 5.69
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 59.14 ~ 59.99
EURUSD 1.3392 ~ 1.3615

■前日のサマリー
クローズはドル/円が77.00円、ユーロ/ドルが1.3537ドル、ユーロ/円は104.27円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8541.93 -61.77
FTSE100(英) 5517.44 -1.60
DAX(独) 5933.14 -51.88
NYダウ(米) 12096.16 17.18
S&P500(米) 1257.81 6.03
NASDAQ(米) 2686.20 28.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.01
日本10年債 0.973 -0.006
英10年債 2.15 -0.03
独10年債 1.78 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1782.20 3.80
NY原油(期近) 99.37 1.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/16(水)
・ 18:30 英国 10月 失業保険申請件数
18:30 英国 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、改定値)
19:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 南ア 9月 小売売上高
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 23:00 米国 9月 対米証券投資
・ 23:15 米国 10月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 10月 設備稼働率
・ 00:00 米国 11月 NAHB住宅市場指数
・ 01:15 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 02:45 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月15日 (火)

11/15 本日の戦略-ユーロ主導の展開が続きそう-

おはようございます。昨日は埼玉県民の日でした。といっても企業が休みになるわけではありませんので、あまり実感はわきません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、イタリア5年債入札で予定額が達成されたものの、利回り平均が6.29%と高い水準となったことから、ユーロが売られ、イタリアに対する不安がスペインに波及し、指標となるスペインの10年債の利回りが6.039%にまで達しました。危機の連鎖が続いていることで、まだ欧州からは目が離せない状況が続きそうです。相場自体はユーロの戻り売り継続となると思います。このところ、東京時間にユーロが上昇すると、ロンドン時間は弱い(下落)、逆に東京時間にユーロが下落すると、ロンドン時間は強い(上昇)という図式になっていると思いますので、昨日の動きと逆を考えるとユーロは上昇する日となると思いますので、クロス円なども上昇するのではないかと思います。ただ、ソブリン問題は当該国(ギリシャ・イタリア)だけでなく、スペインにも波及しつつあり、買うリスクの方が売るリスクより高いと思います。

こうした中で、本日はいくつかの重要な経済指標の発表が予定されています。16時の独7-9月期GDP速報値、19時のユーロ圏7-9月期GDP速報値があります。昨日のユーロ圏鉱工業生産では、市場予想よりは良かったものの、過去2年半で最大の落ち込みとなっていることから、GDPが予想以上に弱ければ、債務の返済や資金調達に厳しさがまずと思われ、ユーロ売りとなる可能性が高いと思います。また、米国では22時30分の米小売売上高、NY連銀製造業景気指数が上げられます。事前の市場予想では小売りが前回値よりも悪化、ミシガン大消費者信頼感指数は前回値よりも回復傾向を示されると見られていますので、予想通りであればどちらにも動けないものと思います。

クロス円につきましては、9時30分に豪準備銀行で0.25%利下げが実施された金融政策の議事録が公表されます。利下げの背景と、今後の利下げの可能性があるのかを探ると思われ、不確実性からの追加利下げの議論などがなされていれば、豪ドルは弱含みでの推移となると思います。ただ、依然としてリスク回避かリスク志向かで動いていることには変わりありません。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31介入により79.53円の高値を付けましたが、個々が戻りの高値となったようで、サポートと見られる一目均衡表(日足)の雲の上限、転換・基準の稜線を割りこんできました。10/31の安値の75.58円と同日高値の79.53円でフィボナッチを作成してみると、次のサポートは76.4%押しの76.50円近辺となります。また、雲の下限が76.90円に位置していることで、ここを割りこめないとしばらくは雲の中での推移となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:00 米国 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
・ 00:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 02:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.74 ~ 77.39
EURJPY 104.21 ~ 105.79
GBPJPY 121.83 ~ 123.30
AUDJPY 77.83 ~ 79.31
NZDJPY 59.49 ~ 60.58
CADJPY 75.15 ~ 76.37
ZARJPY 9.49 ~ 9.72
NOKJPY 13.33 ~ 13.57
MXNJPY 5.61 ~ 5.73
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 59.32 ~ 60.20
EURUSD 1.3500 ~ 1.3712

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、イタリアでモンティ首相が誕生のニュースを受け、リスク志向からドル/円は78.30円近辺、ユーロ/ドルが1.38ドル手前、ユーロ/円が106.50円近辺でスタートしました。しかし、週末に既にこの材料を織り込んでいたこともあり、各通貨とも狭いレンジながらじりじりと下落し、ドル/円は78.10円、ユーロ/円は1.3741ドル、ユーロ/円は105.99円の安値をつけました。ロンドン時間に入ると、市場が注目していたイタリアの5年債入札で、目標の30億ユーロは達成したものの、平均利回りが6.29倍となったため、市場の懸念が払しょくされていないと看做されたことや、スペインの10年債利回りが一時6.039%に達したことなどが嫌気され、リスク回避の動きでドル/円が76.82円、ユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が105.17円まで下落しました。NY時間にはバイトマン独連銀総裁が「ソブリン債の危機解決は各国政府の責任」などと発言したことやジェイブレ独財務相が「ESMの発足を2013年から前倒ししない」と発言したことからユーロ売りが継続し、対ドルでは1.3592ドル、対円では104.77円まで下落し、78円を回復していたドルえ/円hあ再び76.94円まで下落しました。クローズにかけては各通貨ともに小幅戻しました。
クローズはドル/円が77.03円、ユーロ/ドルが1.3629ドル、ユーロ/円は105.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8603.70 89.23
FTSE100(英) 5519.04 -26.34
DAX(独) 5985.02 -72.01
NYダウ(米) 12078.98 -74.70
S&P500(米) 1251.78 -12.07
NASDAQ(米) 2657.22 -21.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.00
日本10年債 0.979 0.008
英10年債 2.18 -0.11
独10年債 1.78 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1778.40 -9.70
NY原油(期近) 98.14 -85.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:00 米国 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
・ 00:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月14日 (月)

11/14 本日の戦略-イタリアの国債入札に注目-

おはようございます。本日は朝方からユーロなどのショートカバーが先行してマーケットも動きましたが今は落ち着いてきました。これから日経CNBCの為替電話リポートです。前回は時間内にまとめられませんでしたので、今回は頑張ります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
注目されていましたイタリアの上院、下院ともに財政緊縮法案を可決、これを受けてベルルスコーニ伊首相は辞任しました。ナポリターの伊大統領がモンティ元欧州委員会委員を首相に指名したことで、本日早朝はリスク回避の動きが先行しています。概ね市場は歓迎していると思われますが、本日イタリアの国債入札が控えていることもあり、これが無難にこなされるとイタリアの政局などはひとまず落ち着き、指標となる10年債利回りも低下してくると思われますので、債務危機については一時沈静化すると思います。ただ、ギリシャの政局も同時に進行していることなどを考えると、不安の払しょくまでは至らず、ユーロやクロス円の上値が重い展開は継続するものと思います。イタリアは次期総選挙まで1年半の猶予、ギリシャは次期総選挙まで約3か月となります。

ドル/円はギリシャ、イタリアで経済に強いと見られる新政権が発足したことで、緊縮財政達成への期待が出たため、追加の量的緩和などが期待されるドルがより弱含みに推移すると思います。また、本邦政府・日銀の介入については先週のコリンズ米財務次官補の牽制発言から介入がしにくくなっているという見方もあり、77円割れを試す可能性があります。いずれにしても本日の欧米の動きを見極める必要があります。

本日はユーロ圏の鉱工業生産の発表が予定されていて前月比で-2.3%という予想になっています。このため、予想以上に景気に対する悪化傾向が見られる場合にはユーロの上値が重くなることが予想されます。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/22の安値の8.94円と10/20の安値の9.26円を結んだトレンドラインできれいにサポートされています。一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)を上を推移していることや一目均衡表の下から中に戻ったこと、ストkyスティックス(スロー)が40近辺ながらゴールデンクロスしていることから上昇が継続すると見られます。戻りの目処は10/31の10.15円近辺とみられます。ただ、これらのサポートが切れると前出の安値の9.26円近辺まで下落すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.83 ~ 77.49
EURJPY 105.18 ~ 106.75
GBPJPY 123.25 ~ 124.71
AUDJPY 78.54 ~ 80.02
NZDJPY 60.00 ~ 61.08
CADJPY 75.61 ~ 76.84
ZARJPY 9.65 ~ 9.88
NOKJPY 13.55 ~ 13.78
MXNJPY 5.64 ~ 5.77
HKDJPY 9.87 ~ 9.96
SGDJPY 59.65 ~ 60.53
EURUSD 1.3622 ~ 1.3824

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、米国がベテランズデーで債券市場が休場、為替も市場参加者が限られるとの見方から全般的に小動きとなりましたが、アジアの株価が上昇したことから全般的にドル売りの流れとなり、ドル/円は77.67円から77.49円まで下落、ユーロ/ドルは1.3579ドルから1.3634ドル、ユーロ/円が105.38円から105.73円まで上昇しました。ロンドン時間にはベルルスコーニ伊首相の辞任条件となった財政緊縮法案の上院採決を前にしてポジション調整の動きなどから、ドル/円は77.32円まで下落、ユーロ/ドルは1.3669ドル、ユーロ/円は105.79円まで上昇しました。NY時間に入ると、イタリア上院で同法案が可決されたことや、ギリシャでパパデモス政権が誕生したこと、発表された米ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回っていたことから、欧米の株価が上昇し、「ドル」と「円」が売られることとなりました。このため、ドル/円は77.06円まで下落、ユーロ/ドルは1.3795ドル、ユーロ/円は106.34円まで上昇しました。クローズにかけてはドル/円が77.20円近辺、ユーロ/ドルは1.3740ドル近辺、ユーロ/円は106円近辺へとそれぞれ戻しました。
クローズはドル/円が77.13円、ユーロ/ドルが1.3738ドル、ユーロ/円は105.97円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8514.47 13.67
FTSE100(英) 5545.38 100.56
DAX(独) 6057.03 189.22
NYダウ(米) 12153.68 259.89
S&P500(米) 1263.85 24.16
NASDAQ(米) 2678.75 53.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 -
日本10年債 0.971 -0.002
英10年債 2.29 0.06
独10年債 1.88 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1788.10 28.50
NY原油(期近) 98.99 1.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/14(月)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
・ 17:15 スイス 10月 生産者輸入価格
・ 19:00 ユーロ圏 9月 鉱工業生産

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月13日 (日)

11/14の週の見通し -欧州が落ち着けば、米国の経済指標へ-

こんばんは。いつもは週末に発表されるCFTCの縦玉報告はベテランズデーのため、週明けの14日に発表されます。

■ドル/円 60分足
※チャートをクリックすると拡大します。 USDJPY

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はユーロ/ドルは1.3820ドル、ユーロ/円は108.10円近辺でオープンしたものの、G20サミットの声明を受け、ギリシャよりむしろイタリアの債務に対しての関心が高まったことから、ギリシャの国債が売られ、指標となる10年祭国債の利回りが、一時は自力での再建が困難とされる7%台へ上昇したことから、リスク回避の動きが強まり、ユーロは対ドルで1.3484ドル、対円で104.73円まで下落しました。週末にかけては、ギリシャの首相にパパデモス元ECB副総裁が就任することが有力となったことやECBがイタリア国債の購入を継続していることなどにより、10年債利回りが6%台へ低下したこと、ベルルスコーニ伊首相の辞任の条件となっていた債務削減の法案が上院で可決したことから、対ドルでは1.3795ドル、対円で106.35円まで戻しました。

一方、ドル/円はコリンズ米財務次官補が「市場が大きく荒れていることがない場合には、市場の力に応じ、為替レートが柔軟に動くことを容認するのがG7の約束」と発言したことなどから、政府・日銀が更なる介入を実施しにくいとの見方などで、ドルが売られ78円を割り込みました。その後も78円を回復することなく、77.05円まで一時下落して、安値圏でクローズしました。

通貨別では、主要通貨に対して円が上昇、ドルはポンド以外での上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
ベルルスコーニ伊首相は財政緊縮法案が11日に上院、12日に下院で可決しナポリターノ大統領へ上表を提出、受理されました。同大統領はモンティ氏を軸に組閣を指示するとみられ、明日のマーケットオープンまでに新内閣の発足を目指すものと思います。週末はイタリアの次期政権に対する期待感などが先行して株価などが上昇したことから、流れとしては、週明けのアジア市場の株価も上昇するとみられ、ユーロや豪ドルなどが上昇、ドルや円が下落すると思われます。ただ、市場にはここまでは織り込まれている可能性があることから、上昇幅は限られ、トレンドが転換するまでには至らないものと思います。

一方、ドル/円は本邦政府・日銀が覆面介入を実施しているかとの質問に対して、安住財務相はコメントを控えました。ただ、これまで78.00円を大きく割れなかったドル/円相場はコリンズ米財務次官補の発言以降に78円を割り込み、週末までに78円を回復することはありませんでした。訪日中のラガルドIMF専務理事(仏)は「(日本の介入は)G7声明に沿ったものと認識している」と発言しているものの、もともと為替は2国間の問題であり、米国サイドからは同様の発言が聞かれないため、引き続き米国の牽制が残っていると思われますので、週明けには株価の下落などのきっかけがあればドル/円は77円を割り込み76円台前半まで下落する可能性があります。

こうした中で、ギリシャ、イタリアの政治的な混乱が落ち着けば、市場は米国の経済指標に注目してくると思います。特に15日(火)の米小売売上高、NY連銀製造業景気指数、16日(水)の消費者物価指数、鉱工業生産、17日(木)の住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が注目されると思います。これらの指標が良い場合には、米国の追加金融緩和の期待が後退するとみられますので、株価の下落からドルが買われやすくなるものと思います。ユーロは15日(火)の独GDP、ユーロ圏GDP、独ZEW景況感調査が注目されるとみられます。豪は15日(火)の豪準備銀行(RBA)の金融政策議事、ポンドは16日(水)の失業率と中銀のインフレリポートが注目されるものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.30 78.05
ユーロ/ドル 1.3480 1.3950
ユーロ/円 104.70 107.50
ポンド/円 122.90 125.40
豪ドル/円 78.00 80.60
NZドル/円 59.10 61.80
南アランド/円 9.75 9.95

■日、週、月、年騰落データRate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/14(月)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期小売売上高指数
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
・ 17:15 スイス 10月 生産者輸入価格
・ 19:00 ユーロ圏 9月 鉱工業生産
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
11/16(水)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
・ 18:30 英国 10月 失業保険申請件数
18:30 英国 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、改定値)
19:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 南ア 9月 小売売上高
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 23:00 米国 9月 対米証券投資
・ 23:15 米国 10月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 10月 設備稼働率
・ 00:00 米国 11月 NAHB住宅市場指数
11/17(木)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 10月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 22:30 カナダ 9月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 10月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 10月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
11/18(金)
・ 16:00 ドイツ 10月 生産者物価指数(PPI)
・ 21:00 カナダ 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 カナダ 10月 景気先行指数
00:00 米国 10月 景気先行指標総合指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月11日 (金)

11/11 本日の戦略-イタリアの採決は順調に進むか-

おはようございます。本日は週末ですね。風邪薬のせいでしょうか眠くて仕方ありません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>ポンド>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国がベテランズデー(退役軍人の日)で債券市場が休場となる以外では、株式市場、外国為替市場はオープンしています。経済指標も23時55分にミシガン大消費者信頼感指数の発表があるなど、多少トレーダーが減少すると思いますが、普通の週末と同じと考えていただいていいと思います。経済指標の発表は少ないものの、イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長(ややハト派)やエバンズ米シカゴ連銀総裁(ハト派)、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(ややタカ派)の講演も予定されていて、短期的には材料視されない可能性がありますが、今後の米国の金融政策のヒントとなると思われますので、注目したいと思います。

昨日はイタリア1年債の入札が実施され、ECBの購入もあり全額を調達できたことでユーロに対する悲観的な見方が後退したようですし、ギリシャの暫定首相にパパデモス元ECB副総裁、イタリアの次期首相にモンティ元欧州委員が候補として上がるなど、期待が持たれたこともありユーロが買い戻されましたが、ECB内部からは「ECBにも限界がある」などの発言が聞かれていることやフランス10年国債とドイツ10年国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準となったことで、じわりじわりと周辺国から中軸国へ移ってきているようです。今はそれほど注目されていませんが、スペインとフランスの国債利回りに注目されてくると、ユーロの下落に歯止めがかからなくなる可能性があります。本日はイタリア上院で財政緊縮法案の採決が予定されていますので、採決の実施と可決がなされれば、市場は一時的に安定方向に向かうと思います。

本日は週末ということや経済指標の発表も限られることなどから、方向感に乏しい動きとなるのではないでしょうか。特にドル/円は78円を割り込んだものの、昨日は77.50円でサポートされていて、節目節目で底堅いところがあります。安住財務相は「(覆面介入について)お答えできない」と発言していますので、スムージング(円高進行の速度を送らせる)介入を行っていると可能性が残ります。このため、短期的には77.50円が割れないと思います。もし割れたら次は77.00円でしょうか。また、ユーロやクロス円につきましては、欧米の株価と相関性が高い状態が続いていますので、株価の動き次第となってしまうこともありますが、ファンダメンタルズのリスクから考えると戻り売り継続といえそうです。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の基準線を下抜けしている上、昨日は安値が雲の下に抜け出ました。引値ではかろうじて雲の中を維持しているようですが、雲を下に抜けると、10/4の57.33円近辺まで下落する可能性があります。遅行線を見ても日々線(ロウソク足)と接近していて、本日を含めて3営業日で下抜けする可能性が高いことが上げられます。ただ、10/4の安値の57.33円と10/31の高値を100%としたフィボナッチ61.8%押しが60.09円となっていることで、ここで引値がサポートされれば反発する可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:15→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.34 ~ 78.03
EURJPY104.83 ~ 106.47
GBPJPY123.00 ~ 124.55
AUDJPY78.09 ~ 79.66
NZDJPY59.73 ~ 60.89
CADJPY75.73 ~ 77.02
ZARJPY9.60 ~ 9.84
NOKJPY13.50 ~ 13.74
MXNJPY5.63 ~ 5.77
HKDJPY9.91 ~ 10.01
SGDJPY59.68 ~ 60.60
EURUSD1.3471 ~ 1.3687

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、アジアの株価が下落する中で、リスク回避のドル買いや円買いは続かず、仲値に向けてのドル買いからドル/円は77.87円まで上昇しましたが、じりじりと77.66円まで売られました。ユーロ/ドルは1.3515ドルまで下落後1.3459ドルまで上昇、ユーロ/円は105.39円から105.14円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、イタリア国債の利回り上昇からリスク回避の動きとなり、ドル/円は77.60円、ユーロ/ドルが1.3488ドル、ユーロ/円が104.74円まで下落しました。イタリアの1年物の債券が平均利回り6.087%となったものの、応札倍率は1.99倍と前回を上回り、50億ユーロ全額を調達できたことから、指標となるイタリアの10年債の利回りが7%を割り込んだことで、イタリアの株式市場が主導して、ユーロ/ドルは1.3630ドル、ユーロ/円は105.88円まで上昇しました。ドル/円は77.60円から77.73円までの小動き。NY時間に入ると、発表された米新規失業保険申請件数が改善傾向を示し、貿易赤字額も縮小していたことに加え、ギリシャの暫定首相にパパデモス元ECB副総裁が就任することが発表されると、期待感から株価が上昇して、ドル/円は77.73円、ユーロ/ドルは1.3653ドル、ユーロ/円は105.98円まで上昇しました。しかし、フィキシングでユーロなどに売りが持ちこまれたことやフランスの格付けが引き下げられるとの噂で、ドル/円は77.50円、ユーロ/ドルは1.3550ドル、ユーロ/円は105.25円まで下落しました。クローズにかけては格付け機関S&Pがフランスの格付け、見通しとも現状を維持するとして、格下げのうわさを否定したことなどから、各通貨とも安値からも戻しました。
クローズはドル/円が77.63円、ユーロ/ドルが1.3602ドル、ユーロ/円は105.62円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8500.80 -254.64
FTSE100(英) 5444.82 -15.56
DAX(独) 5867.81 38.27
NYダウ(米) 11893.86 112.92
S&P500(米) 1239.70 10.60
NASDAQ(米) 2625.15 3.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.06
日本10年債 0.973 -0.009
英10年債 2.23 0.05
独10年債 1.77 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1759.60 -32.00
NY原油(期近) 97.78 2.04

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/11(金)
・ 米国債券市場休場(ベテランズデー)
・ 08:50 日本 9月 第三次産業活動指数
・ 08:50 日本 10月 国内企業物価指数
・ 18:30 英国 10月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 18:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 20:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
・ 00:00 米国 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
・ 03:15 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 03:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 04:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月10日 (木)

11/10 本日の戦略-ユーロ圏から対策出されるか-

おはようございます。昨日のマーケットもイタリア政府に対する対応の遅さに市場が催促したような形となりました。世界的に見て膨らんだ経済に政治的な対応が難しくなっているように思えます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国の経済指標がばらばらに発表されご迷惑をおかけしました。中国は事前のリークがあったりとよくわかりません。ナポリターノ伊大統領は緊急声明を発表し、数日のうちに改革法案について与野党が合意し可決すれば、ベルルスコーニ伊首相が辞任、速やかに新しい内閣を発足させるか、短期間のうちに総選挙を実施すると強調して沈静化を図っていますが、今のとこはあまり効果が出ていないようです。一方、次期首相としてパパデモス元ECB副総裁選出することで最終調整を行っていたギリシャですが、野党の一部が「パパンドレウ首相に近すぎる」と反対し、まとまっていないようです。このままでは、ギリシャの第6弾の融資の実施が危ぶまれ、今度はイタリアの危機に隠れてギリシャがデフォルトするとの事態にならないとも限りません。昨日はECBの緊急ミーティングの噂も流れたようですが、実施はされなかったことで、本日の動き次第では週末にもユーロ圏財務相会議などが開かれる可能性があります。また、燻り続けているフランスの「AAA」の格下げ問題もあり、イタリアの支援などを巡って有効な対策が出てこないと、ユーロ崩壊などのルーマーが再び流れて大幅に売られる可能性があります。ユーロとドルの金利差が縮小していることから、ユーロの下落でこの金利差が調整されると思います。

ドルはリスク回避の動きから77円台後半へと上昇していますが、8日に78円を割り込んでから78円を回復できずにいます。リスク買いでのドル買いで底堅く推移することが予想されますが、米国では深夜2時にバーナンキ米FRB議長の講演が予定されていることから、欧州景気減速による米景気減速懸念から量的緩和第3弾(QE3)を将来示唆する発言などがなされるとドルが円に対して弱含みとなる可能性があります。

先ほど発表された豪失業率は5.2%と予想の5.3%よりは良かったものの、前回とは変わっていないため、豪ドル上昇の効果は一時的となりました。欧州の債務危機から世界経済が停滞すると資源国の需要も減ることから、危機が長引くようであれば更なる利下げなどで豪ドルを含め資源国通貨が下落することになりそうです。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の上から中に入り、これまでサポートとなっていた基準線を本日これまででは下に抜けています。遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、10/4の安値の0.9387ドルと10/27の高値の1.0753ドルを100%としたフィボナッチ50%の1.0072ドル近辺でサポートされれば、再び雲の上うに抜け出ていくと思います。ただ、日々線が今後切り上がっていくことで、遅行線が下抜けすると前出フィボナッチの6.18%押しとなる0.9911ドル近辺まで下落する可能性が高まります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.51 ~ 78.19
EURJPY 104.55 ~ 106.18
GBPJPY 123.14 ~ 124.68
AUDJPY 78.17 ~ 79.72
NZDJPY 60.18 ~ 61.33
CADJPY 75.31 ~ 76.59
ZARJPY 9.50 ~ 9.73
NOKJPY 13.43 ~ 13.67
MXNJPY 5.59 ~ 5.72
HKDJPY 9.94 ~ 10.04
SGDJPY 59.89 ~ 60.82
EURUSD 1.3403 ~ 1.3620

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、発表された中国の消費者物価指数が予想通りの前年比5.5%、鉱工業生産が同13.2%、小売売上高が同17.2%と小幅な悪化を示したことから、ややリスクを回避する動きとなり、ドル/円は77.73円から77.54円へと下落、ユーロ/ドルは1.3859ドルから1.3815ドル、ユーロ/円は107.55円から107.18円まで下落しました。ロンドン時間に入るとLCHがイタリア国債を取引する際の証拠金比率を5%引き上げたことから、イタリア国債が売られ利回りが急上昇、10年債の利回りは自力再建が困難とされる7%を突破して一時7.4%まで上昇しました。このため、欧州の株価が下落し、リスク回避の動きからドルと円が買われ、ユーロ/ドルは1.3610ドル、ユーロ/円は105.73円まで、ドル/円は77.76円まで上昇後、77.55まで再び下落しました。NY時間には別のクリアリングハウスのCC&Gもイタリア国債の取引に対する証拠金比率を引き上げたことやイタリアの最大与党が総選挙の前倒しを拒否したことで、イタリアに対する不安が高まり、NYダウが大幅に下落したことで、ドルが買われ、ドル/円は77.88円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.3523ドル、ユーロ/円は105.25円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が77.79円、ユーロ/ドルが1.3539ドル、ユーロ/円は105.34円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8755.44 99.93
FTSE100(英) 5460.38 -106.96
DAX(独) 5829.54 -131.90
NYダウ(米) 11780.94 -389.24
S&P500(米) 1229.10 -46.82
NASDAQ(米) 2621.65 -105.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.12
日本10年債 0.982 0.001
英10年債 2.17 -0.09
独10年債 1.72 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1791.60 -7.60
NY原油(期近) 95.74 -1.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/10(木)
・ 08:50 日本 9月 機械受注
・ 09:30 豪 10月 新規雇用者数
09:30 豪 10月 失業率
・ 16:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:00 ドイツ 10月 卸売物価指数(WPI)
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 未定 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:15 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
・ 22:30 カナダ 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 10月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 10月 輸出物価指数
22:30 米国 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 00:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
02:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)
・ 03:00 ユーロ圏 プラートECB理事講演
・ 04:00 米国 10月 月次財政収支

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 9日 (水)

11/9 本日の戦略-中国の指標がカギ、円高圧力は継続するか-

おはようございます。昨日NHKのラジオ深夜便をきいていましたら、ちょうどイタリアからのレポートで、本題が違うのですが、ベルルスコーニ首相の問題にも触れていましたので紹介します。女性問題も辞任してほしい理由の一つだそうですが、イタリア国民が閉塞感からの変革を願っているという理由が大きいのではないかということでした。日本とそっくりですね。また、イタリアでは地区によって暖房を使える制限(法律)があるそうで、個別にエアコンを設置している日本とは大きく違うなと思いました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は午前11時に発表される中国の消費者物価指数、鉱工業生産、小売売上高に注目が集まると思います。欧州の懸念材料であったギリシャの政権はパパデモス元ECB理事が首相に就任することで決まったようですし、ベルルスコーニ伊首相は財政緊縮法案が来週議会で可決され次第という条件を出しているものの、辞任を発表しました。これを受けて、債務危機問題に進展があるとの期待感が先行したことなどでリスク回避の動きの巻き戻しにつながったものと思います。ここからリスク志向となるのか、リスク回避となるのかが冒頭の中国の指標になると思います。特に鉱工業生産や小売売上高が低下しているようだと、中国の成長への減速懸念につながるため、株価の下落と豪ドルなどの資源国通貨の下落につながるものと思います。

昨日は10月31日の政府・日銀による介入以来となる1ドル=77.57円までドルが下落しました。これまで78円で覆面介入を実施しているとの噂が市場に流れていただけに、78円を割り込んでから一度も78円を回復しなかったことには驚いています。円高が進んだ要因として7日(月)にコリンズ米財務次官補が「市場が大きく荒れていることがない場合には、市場の力に応じ、為替レートが柔軟に動くことを容認するのがG7の約束」と発言していて、昨日はこれが介入に対する批判と取られ、介入がしにくくなったと見た投機筋に77円台後半から置かれていたストップロスを狙われたものと思います。現在のレベルで政府・日銀からアクション(口先介入含む)が見られないと「政府が円高を容認した」と見られかねないため、介入レベルの75円台まで円高が進む可能性があります。

そのほかの経済指標や要人の講演予定からは、23時30分のバーナンキ米FRB議長の講演が予定されています。内容は中小企業と景気についてと目されますが、質疑応答で金融緩和には言及しないと思われますので、為替への影響は少ないと思います。

ユーロにいては、成長見通しが引き下げられている上に、ECBの追加利下げとの見方や、ECBによる国債買い入れについても、ユーロ圏の高債務国の国債を買い続け、流動性で銀行システムをあふれさせても、域内のソブリン危機を解決することができないと一部理事が発言していることやバイトマン独連銀総裁が「ECBは公的債務を支えるために紙幣増刷できない」「外貨準備を使ったEFSFレバレッジは禁じられている」「金融性s買うと財政政策の境界があいまいになっている」などと発言していることで限界が見えてきているように思いますが、これらの材料は足許では重視されず、なるべく楽観的な見通しにつながる材料を探して株価やユーロが上昇しているように思います。欧州の債務問題は来年春頃まで時間がかかると思われますので、いずれはこうした問題が注目される可能性があります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は実勢レートは一目均衡表(日足)の雲の上を推移しているものの、遅行線は雲の下に抜け出てきています。このため、もう一度雲の上限となる82.12円を試しに行くのか、雲に沿って下落していくのかのどちらかと思います。転換線の81.80円が抵抗となっている一方で、10/4の安値の72.05円と10/31の高値の83.96円を100%としたフィボナッチ38.2%押しの79.40円がサポートとなっています。ストキャスティックス(スロー)からは%Kスローが加工を続け40後半で再びデッドクロスしていることで、まだ下落余地があると見られるため、同フィボナッチ61.8%押しの76.58円近辺まで下落する可能性は高いと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当ありません

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.44 ~ 78.12
EURJPY 106.80 ~ 108.46
GBPJPY 124.39 ~ 125.94
AUDJPY 80.09 ~ 81.68
NZDJPY 61.46 ~ 62.65
CADJPY 76.46 ~ 77.75
ZARJPY 9.80 ~ 10.04
NOKJPY 13.78 ~ 14.03
MXNJPY 5.75 ~ 5.88
HKDJPY 9.95 ~ 10.05
SGDJPY 61.00 ~ 61.94
EURUSD 1.3741 ~ 1.3928

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、日経225平均株価がオリンパスの不正経理問題などで下落したことなどから、ユーロ/ドルが1.3775ドル近辺から1.3735ドル、ユーロ/円が107.50円から107.25円のレンジで推移、ドル/円は78.08円から78.02円の狭いレンジので動きとなりました。ロンドン時間に入ると、フランスの貿易赤字が悪化していたことやイタリアの2年債利回りがユーロ導入以来の高水準となったことで、ユーロは対ドルで1.3725ドル、対円で107.14円まで下落しました。その後、ギリシャの首相がパパデモス氏で合意に近いとの報道などから、対ドルで1.3793ドル、対円で107.59円まで切り返しました。NY時間に入ると、ドル/円がこれまで支えられていた78円を割り込むとストップロスを巻き込んで77.57円まで一時下落、ユーロ/ドルはギリシャの次期首相がパパデモス氏となったことから、1.3845ドルへと上昇しました。しかし、イタリアの議会が予算関連法案を可決したのニュースでユーロは対ドルで1.3774ドル、対円で107.14円まで下落しました。去就が注目されていたベルルスコーニ伊首相が辞任するとのニュースが流れると、期待感からユーロが買われ、対ドルで1.3847ドル、対円で107.59円まで上昇し、高値圏でクローズしました。ドル/円は78円を割り込んだ後は78円を回復することなく、77円台後半で推移しています。
クローズはドル/円が77.72円、ユーロ/ドルが1.3831ドル、ユーロ/円は107.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8655.51 -111.58
FTSE100(英) 5567.34 56.52
DAX(独) 5961.44 32.76
NYダウ(米) 12170.18 101.79
S&P500(米) 1275.92 14.80
NASDAQ(米) 2727.49 32.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.25 0.00
日本10年債 0.981 -0.015
英10年債 2.26 0.00
独10年債 1.80 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1799.20 8.10
NY原油(期近) 96.80 1.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/9(水)
・ 08:50 日本 9月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 9月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 10月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 18:30 英国 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 新築住宅価格指数
・ 23:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 00:00 米国 9月 卸売在庫
・ 02:15 米国 タルーロFRB理事講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(240億ドル)
・ 04:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 8日 (火)

11/8 本日の戦略-イタリアの予算関連の採決に注目-

おはようございます。寒くなるという予報のせいなのか、朝の電車の暖房が効きすぎて汗をかいてしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>円>ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はイタリアで2010年会計報告に関する採決(時間未定)が予定されています。本来であればこの手の採決は形式的なものだが、今回は野党が政権打倒で結束を強めていることから、採決で否決される可能性があります。この場合は、ベルルスコーニ伊首相が辞任する可能性がありますし、可決された場合には野党から内閣不信任案の提出がなされる可能性があります。イタリアでは連立与党が必ずしも一致しているわけではないことから、政権が打倒されるリスクもあります。昨日の首相辞任報道(後に否定)ではユーロが買われるという皮肉な結果になりましたが、本日の採決の結果による市場の反応は予測がつきません。ただ、昨日のユーロ圏財務相会合ではEFSFのレバレッジに対して具体的な内容が示されなかったことから、一時的に上昇はあるかもしれませんが長続きしないと思います。

本日も市場では主要な材料がありません。朝方にフィッシャー・ダラス連銀総裁は「いかなる金融緩和にも反対」と表明、前回のFOMCで賛成票を投じたのは「目新しいものはなかった」との認識と発言しました。ただ、市場の反応は限定的であり、引き続き、ギリシャやイタリアといった欧州サイドの問題に目が向いているようにお思います。しいて材料を上げるとすれば16時の独貿易収支、午前3時の米3年債入札になるかと思いますが、市場の流れを変えるほどのインパクトはありませんので、短期的な反応に留まるものと思います。

一方、昨日目立った動きとしては、ヒルデブランドSNB(スイス国立銀行)総裁が「必要ならばスイスフランを押し下げる措置をとる用意がある」と発言したことで、スイスフランが主要通貨に対して下落しました。スイスは9月6日にユーロの下落がスイスフランで止まらないことから1ユーロ=1.20スイスフランに設定すると宣言し無期限の介入に踏み切っています。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は10/12に一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてから、同線がサポートとして機能しています。本邦政府・日銀のドル買い/円売り介入により雲の上に抜け出たものの、転換線と雲の上限がレジスタンスとなり、揉み合いとなっています。ストキャスティックス(スロー)では40前後でゴールデンクロスしたものの、再びデッドクロスして下を向いています。このため、基準線となる106.13を下に抜けると雲の下限となる104円近辺までのゲラっ句の可能性は高いと思います。逆に雲から上に離れた場合には、8/29の高値の111.92円と10/31の高値の111.53円あたりが目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ(僅か)
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.77 ~ 78.45
EURJPY 106.79 ~ 108.49
GBPJPY 124.64 ~ 126.24
AUDJPY 80.32 ~ 81.95
NZDJPY 61.64 ~ 62.85
CADJPY 76.49 ~ 77.82
ZARJPY 9.68 ~ 9.92
NOKJPY 13.80 ~ 14.06
MXNJPY 5.73 ~ 5.86
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 61.11 ~ 62.07
EURUSD 1.3644 ~ 1.3870

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、イタリアの債務問題に関心が集まったことで、リスクを回避する動きから、ドル/円は小動きながら78.17円から78.07円まで下落、ユーロ/ドルは1.3820ドル近辺から1.3752ドル、ユーロ/円は108円近辺から107.45円まで下落しました。ロンドン時間に入るとイタリアの国債が売られ、10年債利回りが6.6%を超えたことなどが嫌気され、ユーロ/ドルは1.3682ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落、ドル/円は78.18円まで上昇しました。その後、ベルルスコーニ伊首相が数時間以内に辞任するとのニュースが流れ、株価が下げ幅を縮小したことでユーロ/ドルは1.3787ドル、ユーロ/円は107.61円まで上昇しました。その後、ベルルスコーニ伊首相が辞任報道を否定したことやNY時間に入るとローゼングレン・ボストン連銀総裁が「FRBは失業率を低下させるため、積極的に行動する必要」などと発言したことでドルが売られ、ドル/円は一時77.99円まで下落しましたが、このレベルでは底堅く推移しました。ユーロは欧州投資銀行(EIB)が一時的に欧州の金融機関の支援を強化する可能性があることを示唆したため、対ドルで1.3813ドル、対円で107.77円まで一時上昇しましたが、欧州当局者はEFSFのレバレッジ案に疑問とダウ・ジョーンズ社が報じたことで1.3727ドル、107.15円まで下落しましたが、クローズにかけてはNYダウが上昇したことなどで、対ドルが1.3775ドル、対円が107.55円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が78.04円、ユーロ/ドルが1.3773ドル、ユーロ/円は107.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8767.09 -34.31
FTSE100(英) 5510.82 -16.34
DAX(独) 5928.68 -37.48
NYダウ(米) 12068.39 85.15
S&P500(米) 1261.12 7.89
NASDAQ(米) 2695.25 9.10

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.31 0.00
日本10年債 0.996 0.003
英10年債 2.26 -0.04
独10年債 1.78 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1791.10 35.00
NY原油(期近) 95.52 1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/8(火)
・ 09:01 英国 10月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 10月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
09:30 豪 9月 貿易収支
・ 09:30 豪 10月 NAB企業景況感指数
・ 15:45 スイス 10月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:00 ドイツ 9月 経常収支
16:00 ドイツ 9月 貿易収支
・ 17:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:30 英国 9月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 9月 製造業生産指数
・ 21:50 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 22:15 カナダ 10月 住宅着工件数
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 03:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 7日 (月)

11/7 本日の戦略-ギリシャの懸念は後退だが、イタリアの懸念が浮上-

おはようございます。天皇陛下が大事を取って入院されたようですね。東日本大震災の時のビデオでのメッセージには感銘を受けましたし、その後も計画停電時にはご自身も不便な生活を進んで実施されたりとしていらっしゃったそうです。早く回復していただきたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>NZドル>円>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝に、ギリシャでは新民主主義党のサマラス党首が連立政権樹立で合意したことを受け、ギリシャの不透明感が後退したとみられたことから、早朝の市場ではユーロやクロス円などが買われる場面が見られましたが、焦点がイタリアに移ってきていることもあり、方向が出るまでには至っていません。イタリアですが、国内ではベルルスコーニ首相の退陣要求が高まっていることや与党議員の離党により議会の過半数を割り込んでいる中で8日の8日の政府予算の採決が乗り切れるかが注目されそうです。イタリア国債の利回りも上昇中であり、IMFのモニタリングを受けたとしても市場に安心感が出ないのであれば、リスク回避の動きから、ドルと円が買われ、ユーロやクロス円などは弱含みでの推移が続くものと思われます。

本日は19時のユーロ圏小売売上高、20時の独鉱工業生産が注目されると思いますが、為替市場に与える影響は限定的となると思います。このため、本日も欧米の株価が主導となると思います。先週は16時過ぎの欧州の時間帯にはいるとユーロが買われる傾向にありましたが、今週はどうでしょうか。

G20サミットでは、EFSF拡充策が不透明なこともあり参加を表明する国がなく、IMFの強化については合意したものの、具体策については2012年2月のG20財務相・中央銀行総裁会議にまで先送りされています。どちらかというと成果が乏しく、失望とまではいかなかったにしろ、今後の進展に対しても利害対立が解消されるか疑問が残ります。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは10/27に1.4245ドルの高値をつけ下落していますが、引値が一目均衡表(日足)の基準線の1.3695ドルに支えられています。また、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、雲の上限となる1.3847ドルを上に抜けてくると上昇が継続する可能性が高まります。上値の目処としては8/29の高値の1.4548ドルと前出の高値を結んだトレンドラインの1.42ドル近辺と思います。逆に雲を抜けられなかった場合には、9/12の安値の1.3500ドル近辺が目先のターゲットとなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.96 ~ 78.64
EURJPY 107.02 ~ 108.73
GBPJPY 124.74 ~ 126.40
AUDJPY 80.51 ~ 82.14
NZDJPY 61.55 ~ 62.77
CADJPY 76.32 ~ 77.65
ZARJPY 9.79 ~ 10.04
NOKJPY 13.81 ~ 14.07
MXNJPY 5.72 ~ 5.85
HKDJPY 10.03 ~ 10.12
SGDJPY 61.44 ~ 62.40
EURUSD 1.3606 ~ 1.3871

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、ギリシャの首相信任投票、G20サミット、米国の雇用統計と重要イベントを控えていたこともあり、方向感に乏しくドル/円は77.99円から78.11円、ユーロ/ドルは1.3788ドルから1.3831ドル、ユーロ/円は107.57円から107.96円といずれも小動きに終始しました。ロンドン時間に入っても小動きが継続、シュタルクECB理事が「ユーロ圏は10-12月にゼロ成長の可能性も」などと発言したことからユーロが一時弱含みましたが影響は限定的でした。NY時間には発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が8万人と市場予想を下回ったものの、前月が15.8万人に上方修正されたことに加え、失業率が9.0%と改善を示したこと、メルケル独首相が「(G20サミットでは)IMFの財源強化では合意に至らず」と発言、サルコジ仏大統領も「G20はIMF強化で特定の方法を決定していない」と発言、イタリアがIMFの「管理下」となったことなどから、ドル/円は一時78.27円、ユーロ/ドルは1.3710ドル、ユーロ/円は108.29円まで上昇後107.20円へと下落しました。その後は、NYダウが下げ止まったことなどが好感されてドル/円は78円台前半、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は107円台後半で推移しました。
クローズはドル/円が78.23円、ユーロ/ドルが1.3769ドル、ユーロ/円は107.71円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5545.64 61.54
DAX(独) 6133.18 167.55
NYダウ(米) 12044.47 208.43
S&P500(米) 1261.15 23.25
NASDAQ(米) 2697.97 57.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 -0.04
日本10年債 0.993 -0.005
英10年債 2.30 -0.07
独10年債 1.82 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1756.10 -9.00
NY原油(期近) 94.26 0.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/7(月)
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 10月 失業率
・ 17:15 スイス 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 9月 鉱工業生産
・ 22:40 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 02:45 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 05:00 米国 9月 消費者信用残高

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 6日 (日)

11/7の週の見通し -引き続き欧州の動向に注目-

こんにちは。どうも風邪をひいてしまったらしく、鼻がぐしゅぐしゅします。早めに寝ることにします。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は10月31日(月)の東京市場オープン前のシドニー・ウエリントン市場で、1ドル=75.32円とドルが戦後最安値を更新したことから、本邦政府・日銀が10時25分にドル買い/円売り介入に踏み切り、ドル/円は一時1ドル=79.53円まで約4円近くドルが上昇(円が下落)しました。安住財務相は「納得のいくまで介入する」などと発言、引き続き市場を中止する考えを示しましたことで、ドル/円は78円割れまで一時下落するものの、このレベルでは下値が堅くなり、狭いレンジの動きとなりました。

一方、ユーロは米MF Globalがイタリア・スペイン債を多数保有していて、連邦破産法11条の適用を申請したことから、金融不安からのリスク回避の動きが出て、ユーロ/ドルが1.3608ドル、ユーロ/円が106.50円まで下落しました。その後もギリシャでの国民投票実施が不透明となる中で、ユーロは上値の重い展開となり、対ドルで1.3850ドル近辺から1.3650ドル近辺、対円で108.25円近辺から106.50円近辺でのレンジの動きとなりました。ギリシャではパパンドレウ首相が野党の協力を得ることを条件に、国民投票の実施を撤回、4日の同首相の信任投票では153対145の僅差で信任されました。

また、先週は豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げ、ECBもドラギ新総裁のもとで予想外の0.25%の利下げを実施しました。これらもユーロやクロス円の上値を重くした要因となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
4日のNYクローズ後に実施されたギリシャの信任投票では、パパンドレウ首相が信任されたものの、連立内閣の樹立には不透明感が出ています。最大野党の新民主主義党のサマラス党首は「彼らはわれわれの要求を受け入れようとしない。選挙しかない」と発言していることで、ギリシャの先行きにはなお予断を許しません。また、G20サミットで主な議題となったイタリアでも政権が不安定となっていて、ベルルスコーニ首相の信任問題に波及する可能性があり、キプロスも週末には格付け会社S&Pが格付けを2段階引き下げて「BAA3」とし、投資不適格の一歩手前としました。ギリシャの国民投票は回避されたものの、欧州の懸念が払しょくされたわけではなく、欧州からのニュースに一喜一憂する展開が続くものと思います。このため、ユーロは上値が重いと思われますが、これまでも弱含みの材料は市場であまり材料視されてこなかっただけに、新たなリスクが出てこないと下も限られそうです。

一方ドルは、本邦政府・日銀による円売り/ドル買い介入の結果、週末の時点で78円台を維持しています。78円割れには政府・日銀の買いオーダーがあるとの噂もあり78円では底堅く推移しています。ドルと円については、市場のリスク度合いに左右されることになるため、欧州問題から金融市場に緊張が高まればドルと円が買われることになる流れには変化がありませんが、欧州は利下げ、米国は雇用統計の非農業部門雇用者数が小幅悪化していることもあり、介入警戒感が後退すると円が買われやすくなると思いますし、77.50円を割り込んむと短期勢のストップロス(売り)が置かれていいるとの噂もあり、このレベルで下げ止まらないと75円台に向かっていく可能性が高くなります。

経済指標では、ECB理事会で0.25%の引き下げを行ったことから、今週10日(木)に予定されています英中銀(BOE)の金融政策では、先月500億ポンドの資産買い入れを増額していますが、更なる増加の可能性も出てきました。このため、ポンドが下落する可能性が高くなったとみられます。また、同日には米貿易収支と11日にはミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されていることから、これらが悪化するようだと株価の下落からのドル買いにつながりやすいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.80 78.70
ユーロ/ドル 1.3610 1.3960
ユーロ/円 106.10 109.20
ポンド/円 122.60 127.30
豪ドル/円 79.50 82.60
NZドル/円 60.90 63.60
南アランド/円 9.75 10.15

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/7(月)
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 10月 失業率
・ 17:15 スイス 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 9月 鉱工業生産
・ 05:00 米国 9月 消費者信用残高
11/8(火)
・ 09:01 英国 10月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 10月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 9月 貿易収支
・ 09:30 豪 10月 NAB企業景況感指数
・ 15:45 スイス 10月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:00 ドイツ 9月 経常収支
・ 16:00 ドイツ 9月 貿易収支
・ 18:30 英国 9月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 9月 製造業生産指数
・ 22:15 カナダ 10月 住宅着工件数
11/9(水)
・ 08:50 日本 9月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 9月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 10月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 18:30 英国 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 新築住宅価格指数
・ 00:00 米国 9月 卸売在庫
11/10(木)
・ 08:50 日本 9月 機械受注
・ 09:30 豪 10月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 10月 失業率
・ 16:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:00 ドイツ 10月 卸売物価指数(WPI)
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 未定 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 22:30 カナダ 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 10月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 10月 輸出物価指数
22:30 米国 9月 貿易収支
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 10月 月次財政収支
11/11(金)
・ 08:50 日本 9月 第三次産業活動指数
・ 08:50 日本 10月 国内企業物価指数
・ 18:30 英国 10月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月 5日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(11/1現在)

こんばんは。本日は車検のため、整備工場に車を持って行かなければならかったので、久しぶりに洗車をしました。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが100億ドルの買い超し、円は3,238.0億円の買い超し(ドルでは41.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは75.1億ユーロの売り超し(ドルでは102.8億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは25.9億豪ドルの買い超し(ドルでは26.7憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは10.7億NZドルの買い超し(ドルでは9.8億ドルの売り超し)の増加となりました。

週明けの10月31日に本邦政府・日銀による大規模なドル買い/円売り介入が実施されたこともあり、CFTCに報告が義務付けられている火曜日の円のポジションはロング(ドル売り)が32,328コントラクトの減少、ショート(ドル買い)は3,953コントラクトの減少となり、ネットではほぼ半減の25,904コントラクトとなっています。10月18日から25日にかけて増加した27,327コントラクトがほぼ解消された形です。円のショートは増加していないことから、ポジションの動向からは円の下落余地が限られそうです。一方、ユーロはロング(ドル売り)が増加、ショート(ドル買い)が減少しています。10月11日のユーロロングの17,040コントラクトから4週連続でユーロのロング増加しているため、投機筋の動きはユーロのショートからロングへシフトしているように思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 25,904 -28,375 43,671 17,767 61,438
EUR -60,060 16,452 26,311 86,371 112,682
GBP -47,092 3,055 24,396 71,488 95,884
CHF -1,746 -543 3,224 4,970 8,194
CAD -14,820 3,103 27,420 42,240 69,660
AUD 25,866 2,795 56,797 30,931 87,728
NZD 10,655 1,436 13,394 2,739 16,133
MXN 25,904 -28,375 43,671 17,767 61,438
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは1,610コントラクトのロング増加の87,881コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は28,375コントラクトのロング減少の25,904コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,452コントラクトのショート減少の60,060コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは3,103コントラクトのショート減少の14,820コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,436コントラクトのロング増加の10,655コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(7日更新)

2011年11月 4日 (金)

11/4 本日の戦略-なおギリシャ情勢は流動的? 雇用統計良ければドル安か-

おはようございます。来週からは米国が標準時間に戻ります。そのため、各経済指標の発表が1時間遅くなります。本日の米国雇用統計は21時30分です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャの国民投票実施を巡り、ニュースのヘッドラインに振り回される展開となりました。パパンドレウ・ギリシャ首相は昨日辞任をせず、本日に同内閣の信任投票が実施されることになっています。仮に信認投票で否決されると内閣解散か総選挙となりますが、パパンドレウ首相のこれまでの言動を見ていますと、総選挙が実施される可能性が高いと思われ、実質の国民投票に近い形になるのではないかと思います。ベニゼロス財務相は「首相は野党が協力することを条件に、辞任と連立成立に合意」と発言していますが、状況はなお流動的です。市場では国民投票が回避されるとの期待感(楽観的に見方)が先行していると見えるだけに、ユーロやクロス円、株価の上昇までもがリスクに思えてなりません。本日は21時30分に米国の雇用統計もありますが、主役はギリシャでの信任投票の行方になりそうです。

また、昨日のECB理事会では、市場の大部分の据え置き予想に反して政策金利を0.25%引き下げました。また、ドラギECB新総裁は「2012年の景気見通しの著しい引き下げの公算大」「市場の緊張が経済に波及する恐れがある」「下向きリスクが現実化しつつある兆候がある」「欧州は、緩やかなリセッションに向かっている」と先行きに厳しい見方を示しました。また、「ECBの国債購入プログラムは一時的な措置で限度がある」とも発言、イタリア、スペイン国債の買い入れにも限度があることをにおわしています。内的にはネガティブな見通しとなりますが、欧米の株価が堅調に推移するとユーロが上昇するという流れは変わっていないことから、外的要因でユーロが買われる可能性は残ります

本日発表されます米国の雇用統計は、これまで発表されています、ADP雇用調査(11万人増)や新規失業保険申請件数(40万件前後での推移)から見ると、下振れのリスクは少ないと思います。事前の予想では9.5万人の増加となっていますので、ほぼ予想通りの結果に落ち着くのではないかとみています。米雇用統計が良かった場合には株価の上昇につながるものと思いますので、ドル売り、円売りとなり、豪ドルなどのクロス円が上昇するものと思いますし、悪化ならクロス円の下落が大きくなると思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31の政府・日銀による介入で一目均衡表(日足)の雲の上に抜けだしましたが、雲の中へ戻ってきています。遅行線は雲の中を推移しているため、引値で78.70円を上に抜けてこないと上昇にはつながらないものと思います。ストキャスティックス(スロー)では60近辺という低いレベルながらデッドクロスする可能性が高いことで、転換線の77.55円のサポートが切れると雲の下限となる76.77円近辺まで下落が継続すると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線上抜け、雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.45
EURJPY 107.18 ~ 108.89
GBPJPY 124.48 ~ 126.14
AUDJPY 80.65 ~ 82.32
NZDJPY 61.54 ~ 62.77
CADJPY 76.93 ~ 78.30
ZARJPY 9.78 ~ 10.03
NOKJPY 13.84 ~ 14.10
MXNJPY 5.76 ~ 5.90
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 61.35 ~ 62.32
EURUSD 1.3667 ~ 1.3921

■前日のサマリー
昨日は東京市場が文化の日で祝日の中、ギリシャの国民投票実施などに対する懸念からリスク回避のドル買いで、ドル/円は78.17円まで上昇しましたが78円ちょうどまでの間で狭いレンジの動きとなりました。ユーロ/ドルが1.3740ドル近辺から1.3665ドル、ユーロ/円が107.20円近辺から106.65円まで一時下落しました。ロンドン時間帯にはユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が106.61円まで下落しましたが、パパンドレウ・ギリシャ首相が国民投票を撤回する可能性やギリシャ首相が辞任(BBC)との一部報道を受け、楽観的な見方がでて、ユーロ/ドルは1.3820ドル、ユーロ/円は107.70円まで上昇しました。ドル/円は一時78円を割り込み77.95円まで下落。NY時間ではECB理事会前のポジション調整からユーロ/ドルが1.3835ドル、ユーロ/円は107.91円まで上昇しましたが、ECB理事会では市場が予想していないところで、政策金利を0.25%引き下げたことやドラギECB総裁が「欧州は緩やかなリセッションに向かっている」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3660ドル、ユーロ/円が106.60ドルまで下落、ドル/円も77.89円をつけました。しかし、ベニゼロス財務相が「ギリシャの国民投票は実施しない」と発言したことなどからユーロが切り返し、対ドルで1.3855ドル、対円で108.05円まで一時上昇しました。ドル/円もNYダウが上昇したことから、78.11円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3819ドル、ユーロ/円は107.88円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5545.64 61.54
DAX(独) 6133.18 167.55
NYダウ(米) 12044.47 208.43
S&P500(米) 1261.15 23.25
NASDAQ(米) 2697.97 57.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.07 0.09
日本10年債 0.998 -
英10年債 2.37 0.09
独10年債 1.91 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1765.10 35.50
NY原油(期近) 94.07 1.56

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/4(金)
・ 18:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 20:00 ドイツ 9月 製造業新規受注
・ 20:00 カナダ 10月 失業率
・ 20:00 カナダ 10月 新規雇用者数
・ 21:30 カナダ 9月 住宅建設許可件数
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 10月 失業率
・ 23:00 カナダ 10月 Ivey購買部協会指数
・ 02:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 05:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
未定 ユーロ圏 パパンドレウ内閣に対する信任投票
未定 その他20カ国・地域(G20)首脳会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 3日 (木)

11/3 本日の戦略-ドラギECB総裁発言に注目-

おはようございます。本日は文化の日ですが、明治天皇の誕生日でもありますね。連休とならなかったのは残念ですが、行楽日和ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、
2012年の成長率が3.3-3.7%⇒2.5-2.9%
同失業率が7.8-8.2%⇒8.5-8.7%
といずれも悪化方向に修正されました。また、バーナンキ米FRB議長は記者会見で
「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」
「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」
「成長率と失業率については満足していない」
「ツイストオペは想定どおりの効果を上げているようだ」
「失業のかなりの部分は景気循環によるもの」
「景気循環による失業も長期化すると構造的な問題に」
と物価が抑えられていることを示し、追加量的緩和の可能性を示したといえそうですが、実施にはなおデータが必要で第4四半期を見極めたうえでの政策決定となりそうです。ただ、今回のFOMCではこれまで反対票を投じていたコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が賛成票へ転じています。エバンス・シカゴ連銀総裁は追加緩和実施を要求。

FOMCでは、金融政策、声明ともに変化がなく市場は次の材料となる、本日のECB理事会とその後のドラギECB新総裁の記者会見、明日の米雇用統計待ちとなりました。米の著名なアドバイザリーレポートでは、本日のECB理事会では政策金利を据え置くものと予想していますし、市場の大半も新総裁就任直後の理事会で政策金利の引き下げの可能性が低いとの見方を示しています。このため、ユーロは底堅く推移しましたが、個人的には実態のない上昇と見ています。12月にはECBも0.25%ないし0.50%の利下げを実施するとみられますし、ギリシャの国民投票結果も流動的です。ギリシャは国民投票は支援を受けるかどうかの決定であり、ユーロ圏の離脱ではないとしていますが、支援を否決した場合にユーロ圏に留まる事ができるとは思えませんので、実質はユーロ圏からの離脱の可否を問う投票になると思います。ギリシャ国民がどこまで理解しているのかは疑問があります。第1次第6弾となる80億ユーロの支援が凍結される可能性が高いことから、国民投票は当初の1月から前倒しされ12月4日となる見込みです。それまでは、ギリシャ問題をめぐって市場全体が不安定な動きとなると思われます。このため、ドルストレート(ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなど)、クロス円(ユーロ/円、豪ドル/円など)には下落圧力がかかると思います。

ドル/円は78円を一時割り込むものの、介入警戒感からすぐに78円台に戻してきます。本日、明日はG20サミットであり、欧州サイドからの介入に対する批判的な声が聞こえてきていることで、実施に難しい状況と思います。野田首相はG20サミットで日本の立場を説明するとしていますが、同意が得られるかどうかは不透明です。直接声明では触れられないと思いますが、要人の発言で為替介入の牽制が聞かれるようであれば、市場は円買いを進めてくる可能性が出てきます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.46
EURJPY 106.58 ~ 108.32
GBPJPY 123.74 ~ 125.40
AUDJPY 80.08 ~ 81.74
NZDJPY 61.22 ~ 62.46
CADJPY 76.43 ~ 77.78
ZARJPY 9.63 ~ 9.88
NOKJPY 13.68 ~ 13.93
MXNJPY 5.67 ~ 5.81
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 60.85 ~ 61.81
EURUSD 1.3602 ~ 1.3848

■前日のサマリー
昨日は東京時間の朝方にギリシャの国民投票のニュースが蒸し返され、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」になり、ドル/円は78.40円近辺から78.08円、1.3707ドルから1.3636ドル、ユーロ/円は107.40円から106.88円まで下落しましたが、株価が縮小したこともあり、ユーロ/ドルは1.3753ドル、ユーロ/円は107.40円まで上昇しました。ロンドン時間は独失業者数が増加したことや欧州の株価が下落にもかかわらず、ユーロ/ドルは1.3801ドル、ユーロ/円は107.74円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。NY時間はADP雇用調査が市場予想より良かったことで、NYダウが上昇し、欧州の株価もプラス圏を回復したことから、ユーロ/ドルは1.3827ドル、ユーロ/円は107.87円まで上昇しましたが、EU銀行資本増強策に「深刻な問題」とIIF専務理事がG20に書簡を送ったとのニュースで、ユーロ/ドルは1.3713ドル、ユーロ/円は107.09円まで下落しました。その後の米FOMCでは、2012年の経済成長見通しを前回の3.3-3.7%から2.5-2.9%、失業率を前回の7.8-8.2%から8.5-8.7%に修正(いずれも悪化方向)。バーナンキ米FRB議長の記者会見では「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」「連邦準備制度はMF GLOBALから損害を受けず」「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」「成長率と失業率については満足していない」などと発言したものの、予想の範囲内となりました。クローズにかけてはギリシャに対する不安からユーロ/ドルが1.37ドル台ミドル、ユーロ/円が107円台前半まで下落しました。ドル/円は77.95円から78.12までのレンジに終始しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3743ドル、ユーロ/円は107.26円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5484.10 62.53
DAX(独) 5965.63 131.12
NYダウ(米) 11836.04 178.08
S&P500(米) 1237.90 19.62
NASDAQ(米) 2639.98 33.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.00
日本10年債 0.998 -0.030
英10年債 2.29 0.08
独10年債 1.82 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1729.60 17.80
NY原油(期近) 92.51 0.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/3(木)
・ 09:30 豪 9月 小売売上高
・ 18:30 英国 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁、タッカーBOE副総裁議会証言
・ 19:15 英国 ビーンBOE副総裁講演
・ 21:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
23:00 米国 10月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 9月 製造業新規受注

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 2日 (水)

11/2 本日の戦略-ギリシャ問題、FOMCに注目-

おはようございます。朝晩はめっきり寒くなりましたが、昼は過ごしやすいですね。11月という実感がなかなかわきません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は東京時間朝方から出ていましたギリシャの国民投票に関する懸念で、欧州の金融株が主導して株価が大幅に下落、リスク回避の動きからドルと円が買われる展開となりましたが、ドル/円は介入警戒から78円を維持すると、短期ストップをつけて78.45円まで一時上昇しています。本日はギリシャの国民投票が引き続き懸念材料となると思われますが、21時15分のADP雇用調査と1時30分のFOMC、3時15分のバーナンキ米FRB議長の定例記者会見が注目されることとなると思います。今回のFOMCでは景気見通しが修正されると見られ、同議長がQE3の可能性を(条件付きとなる可能性もあるが)示唆した場合には、ドルが売られると思います。

ギリシャの国民投票は、ギリシャがユーロ圏から離脱すればデフォルトとなることから、債券を保有している金融機関が傷みます。また、金融機関が抱えているCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の実態が不明瞭なことから、新たな不安要因を引き起こす可能性があり、最悪のシナリオでは、市場は一気にドル買いに傾き、ユーロは大幅に下落することになります。パパンドレウ・ギリシャ首相は「国民投票でユーロ圏に留まることが信認される」との見方を示していますが、状況は予断を許しません。他の周辺国でもイタリア国債とドイツ国債の利回りスプレッドが拡大していることから、ユーロ圏へのリスクが継続していることがうかがわれ、ユーロの戻りは限定的となると思います。

市場は新たに浮上したギリシャの国民投票に混迷していると思われ、市場のセンチメントも改善に向かうまでには時間がかかりそうな展開となってきました。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/22の安値の8.94円と10/20安値の9.26円を結んだトレンドラインに支えられ10.15円(10/31)の高値まで上昇しましたが、一目均衡表(日足)の雲の下限が抵抗となり下落しています。ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしていることや昨日引値で転換線を下抜けているため、トレンドラインのサポートの9.40円を下に抜けると下落が継続する可能性があります。下落目処は10/20の安値の9.26円。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、雲を下抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.05 ~ 78.76
EURJPY 106.61 ~ 108.41
GBPJPY 124.19 ~ 125.91
AUDJPY 80.23 ~ 81.94
NZDJPY 61.75 ~ 63.02
CADJPY 76.20 ~ 77.56
ZARJPY 9.54 ~ 9.80
NOKJPY 13.71 ~ 13.97
MXNJPY 5.66 ~ 5.81
HKDJPY 10.01 ~ 10.11
SGDJPY 61.07 ~ 62.07
EURUSD 1.3550 ~ 1.3800

■前日のサマリー
昨日は政府・日銀の介入警戒感が強い中で東京時間序盤にドル/円が一時79.10円まで上昇(本邦証券のまとまった買いを介入と勘違いとも言われていた)しましたが、介入ではないとわかると上昇前の水準となる78円台前半まで下落しました。ユーロ/円もこの動きにつて109.22円まで一時上昇しました。その後はギリシャの国民投票に対する懸念からじりじりと対ドルで1.3792ドル、対円で107.69円まで下落しました。ドル/円はリスク回避から78.01円まで下落しました。また、豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げたことから豪ドルが売られました。ロンドン時間に入ると、ギリシャの国民投票について仏独首脳が電話会談などと懸念が継続し、欧州の金融株を中心に株価が軒並み下落したことで、対ドルで1.3672ドル、対円で106.80円まで下落、ドル/円は78円台前半で底堅く推移しました。NY時間もリスク回避が継続したものの、「仏独首脳がEU首脳会議の決定を断固として完全履行することで一致」と独政府高官が発言したことやギリシャの社会党当局が「ギリシャの国民投票は基本的に死活行為」と発言したことなどで懸念が一時和らぎ、ユーロは対ドルで1.3764ドル、対円で107.35円まっで戻しましたが、クローズにかけてギリシャ政府報道官が「ギリシャの国民投票は実施する」と発言したことから、リスクの再浮上となり、
クローズはドル/円が78.33円、ユーロ/ドルが1.3699ドル、ユーロ/円は107.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8835.52 -152.87
FTSE100(英) 5421.57 -122.65
DAX(独) 5834.51 -306.83
NYダウ(米) 11657.96 -297.05
S&P500(米) 1218.28 -35.02
NASDAQ(米) 2606.96 -77.45

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.12
日本10年債 1.028 -0.019
英10年債 2.21 -0.23
独10年債 1.77 -0.26

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1711.80 -13.40
NY原油(期近) 92.19 -1.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/2(水)
・ 08:50 日本 10月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 9月 住宅建設許可件数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:30 米国 10月 チャレンジャー人員削減数
21:15 米国 10月 ADP雇用統計
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見
・ 05:15 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 1日 (火)

11/1 本日の戦略-連日の介入あるかが焦点-

おはようございます。本日は11月1日で「1」が並んだ日となります。11日はもっとすごいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏み切り、民主党政権に入ってから4度目の介入を実施、75円ミドルから79円ミドルまで上昇したことを考えると、相当規模(5兆円は下らないと思います)の資金での介入を実施したと思います。今後の注目としては、連続もしくは断続的な介入が実施されるのか(例えば80円というレベル感を持って実施しているのか)、過去の介入実績を見ても75円台では実施していることから、政府・日銀としての容認できない円高水準が75円台(レベル感を持っているのか)なのかということになります。昨日はブレイナード米財務次官が「9月のG7では、為替相場は無秩序な状況と過度な変動がない場合においては市場が決定すべきだと再確認した」と発言、直接的は批判は避けた格好となっています。ただ、更に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入を実施できるのかについては、米国のコンセンサスが得られていないと見られることで、G20サミットを前に難しいのではないかと思います。

本日は12時30分に豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が予定されています。市場の予想では0.25%の利下げ予想と据置予想がほぼ拮抗しています。個人的にはスワン財務相の「豪経済は強い」との発言や欧州で債務危機に対する包括策が合意されたものの、今回利下げに踏み切るものと思います。RBAでは1月の金融政策会合がないため、今回予防的に0.25%引き下げて、12月の会合で更に必要ならば追加の引き下げを実施する余地を残すと見ています。政策発表後の中銀のアナウンスにも注目です。

一方、昨日は米金融会社FM GLOBALが連邦破産法11条を申請しました。同社は欧州5カ国の国債関連商品に投資をしており、イタリアとスペイン国債が約7割を占めていて、両国の国債価格の下落から損失が膨らんだ模様です。既に破綻の可能性は市場で取りざたされていたことで大きな混乱には至りませんでした。ただ、混合の同様の企業が出てくる可能性もあり、規模や金額によってはリスク回避の動きにつながる可能性があります。昨日もイタリア10年債とドイツ10年債のスプレッドが拡大し、ユーロ発足以来のスプレッドとなったことなどから、ユーロ圏に対する懸念がまだ残っていると見られます。先週はユーロ圏首脳会議で包括策が決まったものの、まだ予断を許さないことから、センチメントが悲観的に傾けばユーロが下落する可能性が高くなります。

本日は18時30分の英7-9月期GDPと23時の米ISM製造業景気指数の発表が予定されています。先週後半に市場のセンチメントがかなり改善したと見られるものの、これらの指標を受けて、株価が下落するようであればドルと円が買われ、クロス円などが売られることになります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下限の0.8045ドルと転換線の0.8055ドルがサポートとして機能しています。ここを下に抜けなければ10/28の高値の0.8240ドルを試しに行くと見られます。ただ、このレベルは雲の上限でもあるので、雲を抜けられなければ再び下落してくるものと思います。ストキャスティックス(スロー)も80以下ではあるもののデッドクロスしていることから、どちらかというと下落の可能性が高いとみられ、基準線の0.7854ドル近辺が目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.86 ~ 78.56
EURJPY107.56 ~ 109.32
GBPJPY124.97 ~ 126.67
AUDJPY81.64 ~ 83.30
NZDJPY62.49 ~ 63.74
CADJPY77.51 ~ 78.84
ZARJPY9.69 ~ 9.94
NOKJPY13.96 ~ 14.21
MXNJPY5.76 ~ 5.90
HKDJPY9.99 ~ 10.09
SGDJPY61.91 ~ 62.86
EURUSD1.3738 ~ 1.3956

■前日のサマリー
昨日は東京時間のオープン前のシドニー・ウエリントン時間帯に1ドル=75.32円とドルが戦後最安値を更新したことから、10時25分に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏切り75.55円近辺から79.55円近辺へと4円程度ドルが上昇、ユーロ/ドルは1.4170ドル近辺から1.3975ドルまで下落、ユーロ/円は107円近辺から111.50円近辺まで上昇しました。安住財務相は緊急会見を開き「納得するまで続ける」などと発言しました。ロンドン時間に入るとイタリア国債とドイツ国債のスプレッドが拡大、欧州の株価が下落したこともあり、リスク回避の動きで円が買われ、ドル/円は77.75円、ユーロ/円は108.85円まで下落、ユーロ/ドルは1.3880ドル近辺から1.4054ドル近辺での推移となりました。NY時間にはシカゴPMIが市場予想より悪かったものの、影響は限定的となり、米MFグローバル・ファイナンスが連邦破産法11条の適用申請を行ったことや米株価の下落から、リスク回避のドル買いとなり、ユーロ/ドルは1.3830ドルまで、ユーロ/円は108.14円まで一時下落、ドル/円は78円台前半で底堅く推移しました。
クローズはドル/円が78.15円、ユーロ/ドルが1.3854ドル、ユーロ/円は108.30円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8988.39 -62.08
FTSE100(英) 5544.22 -158.02
DAX(独) 6141.34 -204.85
NYダウ(米) 11955.01 -276.10
S&P500(米) 1253.30 -31.79
NASDAQ(米) 2684.41 -52.74

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 -0.20
日本10年債 1.047 0.003
英10年債 2.43 -0.17
独10年債 2.02 -0.15

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.20 -22.00
NY原油(期近) 93.19 -0.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/1(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 9月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 16:00 英国 10月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 9月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 10月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:30 英国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
・ 23:00 米国 9月 建設支出 前月比
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

リンク

  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



    Follow walker0053 on Twitter

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

投票

Book

  • FXの達人としてご紹介いただきました。



    毎日の検索で環境貢献
    このパーツから
    Powered by