11/1 本日の戦略-連日の介入あるかが焦点-
おはようございます。本日は11月1日で「1」が並んだ日となります。11日はもっとすごいですね。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日は本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏み切り、民主党政権に入ってから4度目の介入を実施、75円ミドルから79円ミドルまで上昇したことを考えると、相当規模(5兆円は下らないと思います)の資金での介入を実施したと思います。今後の注目としては、連続もしくは断続的な介入が実施されるのか(例えば80円というレベル感を持って実施しているのか)、過去の介入実績を見ても75円台では実施していることから、政府・日銀としての容認できない円高水準が75円台(レベル感を持っているのか)なのかということになります。昨日はブレイナード米財務次官が「9月のG7では、為替相場は無秩序な状況と過度な変動がない場合においては市場が決定すべきだと再確認した」と発言、直接的は批判は避けた格好となっています。ただ、更に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入を実施できるのかについては、米国のコンセンサスが得られていないと見られることで、G20サミットを前に難しいのではないかと思います。
本日は12時30分に豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が予定されています。市場の予想では0.25%の利下げ予想と据置予想がほぼ拮抗しています。個人的にはスワン財務相の「豪経済は強い」との発言や欧州で債務危機に対する包括策が合意されたものの、今回利下げに踏み切るものと思います。RBAでは1月の金融政策会合がないため、今回予防的に0.25%引き下げて、12月の会合で更に必要ならば追加の引き下げを実施する余地を残すと見ています。政策発表後の中銀のアナウンスにも注目です。
一方、昨日は米金融会社FM GLOBALが連邦破産法11条を申請しました。同社は欧州5カ国の国債関連商品に投資をしており、イタリアとスペイン国債が約7割を占めていて、両国の国債価格の下落から損失が膨らんだ模様です。既に破綻の可能性は市場で取りざたされていたことで大きな混乱には至りませんでした。ただ、混合の同様の企業が出てくる可能性もあり、規模や金額によってはリスク回避の動きにつながる可能性があります。昨日もイタリア10年債とドイツ10年債のスプレッドが拡大し、ユーロ発足以来のスプレッドとなったことなどから、ユーロ圏に対する懸念がまだ残っていると見られます。先週はユーロ圏首脳会議で包括策が決まったものの、まだ予断を許さないことから、センチメントが悲観的に傾けばユーロが下落する可能性が高くなります。
本日は18時30分の英7-9月期GDPと23時の米ISM製造業景気指数の発表が予定されています。先週後半に市場のセンチメントがかなり改善したと見られるものの、これらの指標を受けて、株価が下落するようであればドルと円が買われ、クロス円などが売られることになります。
■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下限の0.8045ドルと転換線の0.8055ドルがサポートとして機能しています。ここを下に抜けなければ10/28の高値の0.8240ドルを試しに行くと見られます。ただ、このレベルは雲の上限でもあるので、雲を抜けられなければ再び下落してくるものと思います。ストキャスティックス(スロー)も80以下ではあるもののデッドクロスしていることから、どちらかというと下落の可能性が高いとみられ、基準線の0.7854ドル近辺が目処となると思います。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ
Ccy 予想レンジ USDJPY 77.86 ~ 78.56 EURJPY 107.56 ~ 109.32 GBPJPY 124.97 ~ 126.67 AUDJPY 81.64 ~ 83.30 NZDJPY 62.49 ~ 63.74 CADJPY 77.51 ~ 78.84 ZARJPY 9.69 ~ 9.94 NOKJPY 13.96 ~ 14.21 MXNJPY 5.76 ~ 5.90 HKDJPY 9.99 ~ 10.09 SGDJPY 61.91 ~ 62.86 EURUSD 1.3738 ~ 1.3956
■前日のサマリー
昨日は東京時間のオープン前のシドニー・ウエリントン時間帯に1ドル=75.32円とドルが戦後最安値を更新したことから、10時25分に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏切り75.55円近辺から79.55円近辺へと4円程度ドルが上昇、ユーロ/ドルは1.4170ドル近辺から1.3975ドルまで下落、ユーロ/円は107円近辺から111.50円近辺まで上昇しました。安住財務相は緊急会見を開き「納得するまで続ける」などと発言しました。ロンドン時間に入るとイタリア国債とドイツ国債のスプレッドが拡大、欧州の株価が下落したこともあり、リスク回避の動きで円が買われ、ドル/円は77.75円、ユーロ/円は108.85円まで下落、ユーロ/ドルは1.3880ドル近辺から1.4054ドル近辺での推移となりました。NY時間にはシカゴPMIが市場予想より悪かったものの、影響は限定的となり、米MFグローバル・ファイナンスが連邦破産法11条の適用申請を行ったことや米株価の下落から、リスク回避のドル買いとなり、ユーロ/ドルは1.3830ドルまで、ユーロ/円は108.14円まで一時下落、ドル/円は78円台前半で底堅く推移しました。
クローズはドル/円が78.15円、ユーロ/ドルが1.3854ドル、ユーロ/円は108.30円。
■株価(bloomberg.co.jp)
Index
引値
前日比 日経225
8988.39
-62.08 FTSE100(英)
5544.22
-158.02 DAX(独)
6141.34
-204.85 NYダウ(米)
11955.01
-276.10 S&P500(米)
1253.30
-31.79 NASDAQ(米)
2684.41
-52.74
■金利(bloomberg.co.jp)
Country
利回り
前日比 米10年債
2.11
-0.20 日本10年債
1.047
0.003 英10年債
2.43
-0.17 独10年債
2.02
-0.15
■コモディティ価格
Commodities
引値
前日比 NY金(期近)
1725.20
-22.00 NY原油(期近)
93.19
-0.13
■本日の指標発表(FXミュージアムより) ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください
11/1(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 9月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 16:00 英国 10月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 9月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 10月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:30 英国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
・ 23:00 米国 9月 建設支出 前月比
・ 23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演




