11/3 本日の戦略-ドラギECB総裁発言に注目-
おはようございます。本日は文化の日ですが、明治天皇の誕生日でもありますね。連休とならなかったのは残念ですが、行楽日和ですね。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、
2012年の成長率が3.3-3.7%⇒2.5-2.9%
同失業率が7.8-8.2%⇒8.5-8.7%
といずれも悪化方向に修正されました。また、バーナンキ米FRB議長は記者会見で
「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」
「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」
「成長率と失業率については満足していない」
「ツイストオペは想定どおりの効果を上げているようだ」
「失業のかなりの部分は景気循環によるもの」
「景気循環による失業も長期化すると構造的な問題に」
と物価が抑えられていることを示し、追加量的緩和の可能性を示したといえそうですが、実施にはなおデータが必要で第4四半期を見極めたうえでの政策決定となりそうです。ただ、今回のFOMCではこれまで反対票を投じていたコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が賛成票へ転じています。エバンス・シカゴ連銀総裁は追加緩和実施を要求。
FOMCでは、金融政策、声明ともに変化がなく市場は次の材料となる、本日のECB理事会とその後のドラギECB新総裁の記者会見、明日の米雇用統計待ちとなりました。米の著名なアドバイザリーレポートでは、本日のECB理事会では政策金利を据え置くものと予想していますし、市場の大半も新総裁就任直後の理事会で政策金利の引き下げの可能性が低いとの見方を示しています。このため、ユーロは底堅く推移しましたが、個人的には実態のない上昇と見ています。12月にはECBも0.25%ないし0.50%の利下げを実施するとみられますし、ギリシャの国民投票結果も流動的です。ギリシャは国民投票は支援を受けるかどうかの決定であり、ユーロ圏の離脱ではないとしていますが、支援を否決した場合にユーロ圏に留まる事ができるとは思えませんので、実質はユーロ圏からの離脱の可否を問う投票になると思います。ギリシャ国民がどこまで理解しているのかは疑問があります。第1次第6弾となる80億ユーロの支援が凍結される可能性が高いことから、国民投票は当初の1月から前倒しされ12月4日となる見込みです。それまでは、ギリシャ問題をめぐって市場全体が不安定な動きとなると思われます。このため、ドルストレート(ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなど)、クロス円(ユーロ/円、豪ドル/円など)には下落圧力がかかると思います。
ドル/円は78円を一時割り込むものの、介入警戒感からすぐに78円台に戻してきます。本日、明日はG20サミットであり、欧州サイドからの介入に対する批判的な声が聞こえてきていることで、実施に難しい状況と思います。野田首相はG20サミットで日本の立場を説明するとしていますが、同意が得られるかどうかは不透明です。直接声明では触れられないと思いますが、要人の発言で為替介入の牽制が聞かれるようであれば、市場は円買いを進めてくる可能性が出てきます。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け
■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日は東京時間の朝方にギリシャの国民投票のニュースが蒸し返され、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」になり、ドル/円は78.40円近辺から78.08円、1.3707ドルから1.3636ドル、ユーロ/円は107.40円から106.88円まで下落しましたが、株価が縮小したこともあり、ユーロ/ドルは1.3753ドル、ユーロ/円は107.40円まで上昇しました。ロンドン時間は独失業者数が増加したことや欧州の株価が下落にもかかわらず、ユーロ/ドルは1.3801ドル、ユーロ/円は107.74円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。NY時間はADP雇用調査が市場予想より良かったことで、NYダウが上昇し、欧州の株価もプラス圏を回復したことから、ユーロ/ドルは1.3827ドル、ユーロ/円は107.87円まで上昇しましたが、EU銀行資本増強策に「深刻な問題」とIIF専務理事がG20に書簡を送ったとのニュースで、ユーロ/ドルは1.3713ドル、ユーロ/円は107.09円まで下落しました。その後の米FOMCでは、2012年の経済成長見通しを前回の3.3-3.7%から2.5-2.9%、失業率を前回の7.8-8.2%から8.5-8.7%に修正(いずれも悪化方向)。バーナンキ米FRB議長の記者会見では「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」「連邦準備制度はMF GLOBALから損害を受けず」「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」「成長率と失業率については満足していない」などと発言したものの、予想の範囲内となりました。クローズにかけてはギリシャに対する不安からユーロ/ドルが1.37ドル台ミドル、ユーロ/円が107円台前半まで下落しました。ドル/円は77.95円から78.12までのレンジに終始しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3743ドル、ユーロ/円は107.26円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/3(木)
・ 09:30 豪 9月 小売売上高
・ 18:30 英国 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁、タッカーBOE副総裁議会証言
・ 19:15 英国 ビーンBOE副総裁講演
・ 21:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
・ 23:00 米国 10月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 9月 製造業新規受注
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