11/4 本日の戦略-なおギリシャ情勢は流動的? 雇用統計良ければドル安か-
おはようございます。来週からは米国が標準時間に戻ります。そのため、各経済指標の発表が1時間遅くなります。本日の米国雇用統計は21時30分です。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日もギリシャの国民投票実施を巡り、ニュースのヘッドラインに振り回される展開となりました。パパンドレウ・ギリシャ首相は昨日辞任をせず、本日に同内閣の信任投票が実施されることになっています。仮に信認投票で否決されると内閣解散か総選挙となりますが、パパンドレウ首相のこれまでの言動を見ていますと、総選挙が実施される可能性が高いと思われ、実質の国民投票に近い形になるのではないかと思います。ベニゼロス財務相は「首相は野党が協力することを条件に、辞任と連立成立に合意」と発言していますが、状況はなお流動的です。市場では国民投票が回避されるとの期待感(楽観的に見方)が先行していると見えるだけに、ユーロやクロス円、株価の上昇までもがリスクに思えてなりません。本日は21時30分に米国の雇用統計もありますが、主役はギリシャでの信任投票の行方になりそうです。
また、昨日のECB理事会では、市場の大部分の据え置き予想に反して政策金利を0.25%引き下げました。また、ドラギECB新総裁は「2012年の景気見通しの著しい引き下げの公算大」「市場の緊張が経済に波及する恐れがある」「下向きリスクが現実化しつつある兆候がある」「欧州は、緩やかなリセッションに向かっている」と先行きに厳しい見方を示しました。また、「ECBの国債購入プログラムは一時的な措置で限度がある」とも発言、イタリア、スペイン国債の買い入れにも限度があることをにおわしています。内的にはネガティブな見通しとなりますが、欧米の株価が堅調に推移するとユーロが上昇するという流れは変わっていないことから、外的要因でユーロが買われる可能性は残ります。
本日発表されます米国の雇用統計は、これまで発表されています、ADP雇用調査(11万人増)や新規失業保険申請件数(40万件前後での推移)から見ると、下振れのリスクは少ないと思います。事前の予想では9.5万人の増加となっていますので、ほぼ予想通りの結果に落ち着くのではないかとみています。米雇用統計が良かった場合には株価の上昇につながるものと思いますので、ドル売り、円売りとなり、豪ドルなどのクロス円が上昇するものと思いますし、悪化ならクロス円の下落が大きくなると思います。
■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31の政府・日銀による介入で一目均衡表(日足)の雲の上に抜けだしましたが、雲の中へ戻ってきています。遅行線は雲の中を推移しているため、引値で78.70円を上に抜けてこないと上昇にはつながらないものと思います。ストキャスティックス(スロー)では60近辺という低いレベルながらデッドクロスする可能性が高いことで、転換線の77.55円のサポートが切れると雲の下限となる76.77円近辺まで下落が継続すると思います。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線上抜け、雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日は東京市場が文化の日で祝日の中、ギリシャの国民投票実施などに対する懸念からリスク回避のドル買いで、ドル/円は78.17円まで上昇しましたが78円ちょうどまでの間で狭いレンジの動きとなりました。ユーロ/ドルが1.3740ドル近辺から1.3665ドル、ユーロ/円が107.20円近辺から106.65円まで一時下落しました。ロンドン時間帯にはユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が106.61円まで下落しましたが、パパンドレウ・ギリシャ首相が国民投票を撤回する可能性やギリシャ首相が辞任(BBC)との一部報道を受け、楽観的な見方がでて、ユーロ/ドルは1.3820ドル、ユーロ/円は107.70円まで上昇しました。ドル/円は一時78円を割り込み77.95円まで下落。NY時間ではECB理事会前のポジション調整からユーロ/ドルが1.3835ドル、ユーロ/円は107.91円まで上昇しましたが、ECB理事会では市場が予想していないところで、政策金利を0.25%引き下げたことやドラギECB総裁が「欧州は緩やかなリセッションに向かっている」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3660ドル、ユーロ/円が106.60ドルまで下落、ドル/円も77.89円をつけました。しかし、ベニゼロス財務相が「ギリシャの国民投票は実施しない」と発言したことなどからユーロが切り返し、対ドルで1.3855ドル、対円で108.05円まで一時上昇しました。ドル/円もNYダウが上昇したことから、78.11円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3819ドル、ユーロ/円は107.88円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/4(金)
・ 18:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 20:00 ドイツ 9月 製造業新規受注
・ 20:00 カナダ 10月 失業率
・ 20:00 カナダ 10月 新規雇用者数
・ 21:30 カナダ 9月 住宅建設許可件数
・ 21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化
・ 21:30 米国 10月 失業率
・ 23:00 カナダ 10月 Ivey購買部協会指数
・ 02:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 05:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 未定 ユーロ圏 パパンドレウ内閣に対する信任投票
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)首脳会議
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