12/14 本日の戦略-ドイツ要人の発言に注意-
おはようございます。本日は忠臣蔵の討ち入りの日ですね。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日のFOMCでは、
①2013年半ばまで異例の低金利政策を正当化する公算
②金融逼迫が名お著しいリスク
③世界経済の減速に連れ米経済は緩やかに拡大している
④シカゴ連銀総裁は反対票を投じる(追加緩和を主張)
⑤失業率はなお高い水準に留まっている
と、コミュニケーション手段が大幅に変更となる1月のFOMCを前にしての会合だっただけに前回のFOMCの内容とほとんど変わりませんでした。ただ、グローバル金融市場の緊張の影響が強調されたことから、依然としてリスクは欧州の債務問題にあるといえそうです。
格付け機関S&Pは欧州25カ国と欧州銀行の42行が最大限の格下げリスクを示している(潜在的債券格下げリストに含まれている)としています。昨日はEFSF債の入札は好調だったものの、EFSFにも格下げリスクが伴っていることで、格下げが実施された場合は調達コストの上昇や調達難が予想されることから、ますます欧州の債務危機が深刻となると見られます。ギリシャでもギリシャ当局と民間債権者による債券交換協議が合意を見ることなく終了、ギリシャ債務のヘアカットの民間関与、90%以上の参加率達成は困難となっています。ギリシャのデフォルトも現実味を帯びてきていることで、強硬(正論ではあるが)なドイツと他のユーロ圏の国の足並みがそろわない中では、ユーロ崩壊などの噂が出やすいと見られることで、節目となる1.30ドルを割り込むようであれば、下落は更に続くと思います。こうした意味では本日もドイツのメルケル首相、ショイブレ独財務相、バイトマン独連銀総裁が講演を控えていることから、目新しい内容は出てこないと思いますが、ネガティブな発言が続くのであれば、ユーロ売りの材料とされそうです。
このところのリスク回避の流れでは「ドル」と「円」が買われるということには変化がありませんが、「ドル」の方がより選好されているようです。これは、12月が比較的米国のレパトリが比較的出やすい時期でもあり、こうした資金フローがドルを押し上げている可能性があります。また、昨日の10年債入札も好調だったことから、質への逃避も見られています。主な要因が米国へのレパトリだとすると、クリスマスを挟んで流れが変わることも考えられ、クリスマス以降は「円」が買われやすくなる可能性もあります。そうなった場合にはクロス円により下落リスクが高まります。
■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨日の戻りが一目均衡表(日足)の基準線の59.55円で止められ下落して引けました。昨日の安値は11/24の安値の57.03円と12/2の高値の61.05円を100%としたフィボナッチ50.0%押しの59.05円を割り込んだレベルにあたります。同61.8%押しが58.57円に位置していることから、ここを下抜けた場合には、11/4の安値の57.33円か前出安値の57.03円近辺まで下落する可能性が高いと思います。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は欧米の重要イベントを控えて小動きとなったものの、ドル/円は上値が重く77.96円から77.86円へと一時下落しました。ユーロ/ドルは1.3162ドルから1.3206ドル、ユーロ/円は102.60円から102.83円へと上昇しました。ロンドン時間に入るとスペインの短期債入札、EFSF債の入札が好調となったことやZEW景況感調査が市場予想よりよかったことを材料として欧州の株価が上昇、ドル/円は77.70円まで下落、ユーロ/ドルは1.3237ドル、ユーロ/円は103.00円まで上昇しました。NY時間には発表された米11月小売売上高が市場予想より悪かったことやFOMCで追加緩和の期待感が高まったことから、ドル/円は77.64円まで下落しました。その後、メルケル独首相がESMの上限引き上げに反対との関係者筋の発言が伝わると、欧米の株価が下落、リスク回避の動きとなり、ドル/円は78.02円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3009ドル、ユーロ/円は101.48円まで下落しました。また、米国のFOMCは政策金利を現行の0.25%に据え置いたほかは目新しい材料がなかったものの、声明に「金融逼迫がなお著しい下振れリスク」との文言があったことで、これもユーロ安の要因となりました。
クローズはドル/円が77.98円、ユーロ/ドルが1.3034ドル、ユーロ/円は101.65円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/14(水)
・ 13:30 日本 10月 鉱工業生産・確報値
・ 17:00 南ア 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 17:15 スイス 11月 生産者輸入価格
・ 18:30 英国 11月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 20:00 ユーロ圏 メルケル独首相、欧州連合(EU)首脳会議について議会で演説
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
・ 22:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 11月 景気先行指数
・ 22:30 カナダ 10月 製造業出荷
・ 22:30 米国 11月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 11月 輸出物価指数
・ 22:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
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