12/21 本日の戦略-ECBの資金供給オペでリスク志向は継続するか-
おはようございます。本日から低気圧が発達してクリスマスは大荒れになるようですね。関東地方は天気はよいのですが、寒くなりそうですね。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日の豪準備銀行(RBA)議事録では、次回の政策会合(2月)での利下げの可能性が示されず、鉱山ブームであるとの楽観的な認識を示しつつも、欧州危機による影響を懸念して利下げを行ったことが明らかとなり、この発表を受けて豪ドルは上昇しました。ただ、その後のスペイン国債の入札が好調だったことや米住宅着工の大幅な上振れなどから、久しぶりの株価の大幅上昇となったことで、リスク志向の典型的なパターンから豪ドルなどの資源国通貨が上昇しました。本日はECBの3年物の資金供給オペが実施されますので、これの資金需要がどれくらいあるかが市場は関心を持っています。ECBによる資金供給が多ければ、危機に瀕している銀行が多いとの連想になり、ユーロが下落することになりそうです。一部通信社の予想は500億ユーロ~4,500億ユーロと幅が広くなっていますので、結果によってかなり荒れる可能性もあります。イタリアでは大手銀行のウニクレディトやインテーザ・サンパオロがイタリア政府が保有している債券を担保として利用すると一部通信社が報じています。
また、昨日の住宅着工件数が市場予想を5万件上回る伸びを示しました。本日は24時に中古住宅販売の発表が予定されています。販売件数もさることながら、住宅在庫の減少が示されると、株価の堅調地合いが予想されますので、リスク志向の動きが継続する可能性が高まります。そうなると、ドルと円が売られ、ユーロや資源国通貨が買われることになりそうです。ポンドは本日、英中銀の金融政策委員会議事録が公表されます。ただ、内容は全員一致で現状が維持されると思いますので、影響はほとんどないと思います。日銀の金融政策決定会合でも現状が維持されるものと思います。
昨日のユーロや資源国通貨の上昇から、チャートはいくつかの通貨ペアで21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線を上抜けています。比較的大きく上抜けているものもあるため、数日間で同線を下抜けなければ戻りにつながると思います。
■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、水平ライン)
source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは昨日比較的大きな陽線となりました。このため、12/14の安値の1.2946ドルが目先の底となった可能性がありますが、10/4の1.3146ドルが抵抗線となることや一目均衡表(日足)の転換線の1.3186ドル、11/25の安値の1.3212ドルなど次々と抵抗が並んでいることから、これらを上に抜けていかないとトレンドは転換しないものと思います。逆に前出安値を下抜けた場合には、1/10の安値の1.2872ドルがサポートとして位置しています。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かりが少ない中、豪中銀の議事録を受け、豪ドルとNZドルが買われたものの、ドル/円は78円を挟んでの小動き、ユーロ/ドルも1.30ドルを挟んでの小動き、ユーロ/円も101.50円手前での小動きに終始しました。ロンドン時間に入ると、独IFO景気動向指数が市場予想よりよかったことやスペインの6カ月物の入札が好調(目標の45億ユーロにたいして56.4億ユーロ発行)となったことから、欧州の株価が上昇し、ドルが売られる一方ユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3089ドル、ユーロ/円は102.07円まで上昇、ドル/円は77.82円まで下落しました。その後、格付け機関フィッチがEFSFの格下げリスクが高まったとしたことから、ユーロが小幅弱含み場面も見られました。NY時間には発表された米住宅着工件数が市場予想より大幅によかったことでNYダウが300ドル超の上昇となり、リスク回避の巻き戻しでドル/円は77.72円へ下落、ユーロ/ドルは1.3132ドル、ユーロ/円は02.17円まで上昇しました。しかし、オランダ中銀が国債買い取りの損失で赤字の可能性と一部通信社が報じたことから懸念が出て、ドル/円は77.90円まで回復、ユーロ/ドルは1.3064ドル、ユーロ/円は101.62円まで一時下落する場面が見られました。
クローズはドル/円が77.85円、ユーロ/ドルが1.3078ドル、ユーロ/円は101.88円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/21(水)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期経常収支
・ 08:50 日本 11月 貿易統計(通関ベース)
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:00 ドイツ 11月 輸入物価指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高(除自動車)
・ 00:00 米国 11月 中古住宅販売件数
・ 00:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(速報値)
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
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