山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2012年1月31日 (火)

1/31 本日の戦略-リスク回避は続くのか-

おはようございます。巨大地震のは正確率が高まっているとのニュースを見ました。首都圏の直下型地震も4年以内に70%の確率と聞くと、準備をしておかないとと思いますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は典型的なリスク回避のパターンとなり、ドルと円が主要通貨に対して買われたため、クロス円の下落が大きくなりました。ギリシャの民間との債務交換についてはサルコジ仏大統領が「今後数日中に最終的なギリシャとの合意を予想」、ユンケル・ユーログループ議長が「週末までに合意望む」と発言しています。ギリシャでもパパデモス首相が「国内3党指導者の合意得た」などと発言しているものの、「交渉は容易ではない」とも発言していて先行きはなお不透明です。一方、週末にドイツ誌が報道した「ギリシャに財政権限の移譲を求める」件については、ユンケル・ユーログループ議長、サルコジ大統領が反対していますが、ドイツ与党からは「我慢の限界」との声も出ていることで、支援との引き換え条件として今後浮上してくる可能性もあり、極端な場合はギリシャのユーロ離脱との噂が再び浮上してくる可能性があります。また、新たなリスクとしてポルトガルの10年債利回りが上昇しています。ギリシャの交渉が難航していることが主な理由です。

一方のEU非公式首脳会合ではESMを今年7月から導入することに合意、英国とチェコ(憲法上の理由で調印せず)を除く25カ国が財政規律強化に向けた新財政協定で合意したことを明らかにしましたが、市場のユーロ売りムードを払しょくするまでには至りませんでした。何度か書きましたが、財政健全化がユーロに対する懸念の払しょくには有効なものの、効果が表れてくるまでには時間が必要であることから、ユーロが一段と上昇するにはECBによる国債買い取り枠の拡大、ユーロ圏共同債の発行などの思い切った措置が出てくるときと思います。

本日は月末ということもあり、19時に財務省から外国為替平衡操作状況が発表されます。もし、今月も覆面介入を行っていたとなれば、米財務省の為替報告書以降で、米国が本邦の介入を黙認していることになるので、ドルが買われる(円が売られる)と思います。ただこれは極めて可能性が低いものとなります。

ポンドは朝方発表されたGFK消費者信頼感指数が-29と1年ぶりの水準へ回復してきました。消費者物価指数の低下などが要因として挙げられますが、依然として低い水準には変わりのないことから、2月の英中銀による追加緩和の可能性は残っているため、ポンドの戻りも限られてくると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は上昇トレンドながら、1/26に82.84円で目先の天井をつけ調整局面と思われます。調整めどとなる一目均衡表(日足)の基準線の80.47円は昨日サポートとして機能したことから、ここを下に抜けなければ、前出高値の82.84円を上に抜けて、昨年10/31の高値の83.96円を目指すものと思います。下抜けた場合でも79.37円近辺がサポートとして機能すると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジ下抜けか
EURJPY  一目均衡表(日足)の基準線(99.62円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポートとなるか
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
CADJPY  一目均衡表(日足)の基準線(76.05円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の基準線(9.63円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線(12.97円)がサポートとなるか
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
HKDJPY  レンジ下抜けか
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスの模様

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.11 ~ 76.54
EURJPY 99.79 ~ 100.83
GBPJPY 119.45 ~ 120.36
AUDJPY 80.51 ~ 81.31
NZDJPY 62.27 ~ 62.87
CADJPY 75.87 ~ 76.52
ZARJPY 9.64 ~ 9.77
NOKJPY 13.04 ~ 13.19
MXNJPY 5.82 ~ 5.88
HKDJPY 9.79 ~ 9.85
SGDJPY 60.49 ~ 60.94
EURUSD 1.3078 ~ 1.3216

■前日のサマリー
昨日は合意が近いといわれていたギリシャと民間債権者の債務交換に懸念が生じたことやポルトガルの10年債利回りがユーロ導入後最高となる15.79%へ上昇したことなどから、ユーロが主要通貨に対して売られる流れとなり、NY時間には一時1.3077ドルと、東京オープンの1.3210ドルから約150ポイント下落、ユーロ/円も99.98円と朝方からほぼ一本調子に約1円50銭のげらくとなりました。クローズにかけてはEU非公式首脳会合でESMの7月稼働で合意したことや財政協定で一致したとの内容が伝えられたこともあり、ユーロ/ドルが1.3145ドル、ユーロ/円が100.33円まで戻してクローズしました。

ドル/円はユーロに対する懸念から欧米の株価が下落したこともあり、リスク回避の円買いで、NY時間には76.50円から断続的にあったストップロスをつけて76.21円まで下落、クローズにかけてはやや戻したものの76円台前半までとなりました。

昨日は典型的なリスク回避のパターンとなり、ドルと円が主要通貨に対して買われました。このため、クロス円の下落が大きくなり、ポンド円が119.59円、豪ドル/円が80.52円、NZドル/円が62.29円まで一時下落しています。
クローズはドル/円が76.22円、ユーロ/ドルが1.3076ドル、ユーロ/円は99.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8793.05 -48.17
FTSE100(英) 5671.09 -62.36
DAX(独) 6444.45 -67.53
NYダウ(米) 12653.72 -6.74
S&P500(米) 1313.01 -3.32
NASDAQ(米) 2811.94 -4.61

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.05
日本10年債 0.963 -0.007
英10年債 1.99 -0.08
独10年債 1.79 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1731.00 -1.20
NY原油(期近) 98.78 -0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/31(火)
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 1月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 12月 消費支出
17:55 ドイツ 1月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 1月 失業率
・ 18:30 英国 12月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:00 ユーロ圏 12月 失業率
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月30日 (月)

1/30 本日の戦略-ギリシャの軸足は第2次支援へ移ったか-

おはようございます。今月も残り2日となりました。年間では最低気温を記録する日は1月が多いそうですので、2月は少し暖かくなって欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の格付け機関フィッチによるユーロ圏5カ国の格下げを整理しておきますと

変更後 見通し 変更前
イタリア A- ネガティブ A+
スペイン A ネガティブ AA-
スロベニア A ネガティブ AA-
ベルギー AA ネガティブ AA+
キプロス AA ネガティブ AA+


となり、事前のアナウンスの通り、フランスの格付けには変更がなかったことと、別の格付け機関S&P、ムーディーズに続き3回目であったことでインパクトはほとんどなく、影響も限定的にとどまりました。本日はイタリアの国債入札(19時)、フランスの国債入札(23時)が予定されていますが、これらの資金調達コストに影響があるか注目です。特にイタリアは週末入札された短期債の調達コストが大幅に改善されていた(フィッチ発表の前ではあるが)ことに加え、10年債利回りが6%を割り込むなどマインドが改善してきていることから、本日の入札が無難にこなされれば、しばらくは国債入札に対しての懸念が和らぐものと思われ、ユーロが買われやすくなるのではないでしょうか。ただし、ギリシャでの民間債権者との債務交換は合意が近いとのアナウンスが続く割には合意に至った発表がされないこと、ギリシャ第2次支援の額が当初予定より多くなること(ヘアカットしているわりには目標に到達できない可能性があること)などから、ユーロが一段高くなるには更にユーロ圏にプラスになるは材料が必要と思われます。ただ、本日のEU非公式首脳会談は金融と売り引き税の導入以外には目新しい内容は含まれていないと思います。

先週の米10-12月期GDPが市場予想を下回り、ダドリーNY連銀総裁が上半期は昨年第4四半期より悪くなる見通しを示しました。もともと緩和色が強かった同総裁ですので、ドル売り材料の一つとはなったものの、サプライズはなかったといえそうです。ただ、今週発表されるISMや雇用統計など重要な指標の足踏みがみられた場合には、追加緩和への期待が高まるものと思われますので、ドル売りのセンチメントが継続すると思います。先週と違い、円が売られる要因が足許で少なくなった(日本の経常収支が2010年台中ごろから赤字になるとはやしたことなど)から、ドルは円に対しても弱含む可能性が高く、目先のストップロスをつけに言った場合には76円割れの可能性も出てきます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けていますが、遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けに失敗したことやストキャスティックス(スロー)でデッドクロスしていることから、1/26の高値の102.19円が目先の天井となり、基準線の99.61円近辺までの調整となる可能性が高そうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線を下抜け
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスとなったか
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなったか
ZARJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスとなったか
MXNJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
HKDJPY  21日移動平均線を下抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなったか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.47 ~ 76.90
EURJPY 100.90 ~ 101.94
GBPJPY 120.15 ~ 121.10
AUDJPY 81.27 ~ 82.05
NZDJPY 62.90 ~ 63.49
CADJPY 76.25 ~ 76.89
ZARJPY 9.80 ~ 9.93
NOKJPY 13.14 ~ 13.29
MXNJPY 5.90 ~ 5.97
HKDJPY 9.85 ~ 9.91
SGDJPY 61.07 ~ 61.51
EURUSD 1.3163 ~ 1.3303

■前日のサマリー
先週末はイタリアの短期国債入札が無難にこなされ調達コストが下がったことや米国の10-12月期GDPが市場予想より悪い前期比年率2.8%の成長に留まったこと、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁が「今年上半期は昨年第4四半期の成長は維持できず」と発言したことから、主要通貨に対してドルが売られ、ドル円は一時76.66円まで下落し、76円台後半で取引を終えました。

一方、ユーロは格付け会社フィッチは、イタリア、スペイン、スロバキアの3カ国を2段階、ベルギー、キプロスの2カ国を1段階とユーロ圏5カ国を格下げしましたが影響は限定的に留まり、ユーロ/ドルはドルの下落から1.3235ドルまで上昇し、ユーロ円は朝方の水準の101.45円近辺まで戻しました。

多少的な動きとなったのは、ドルストレートとクロス円で、クロス円は下落幅が異なるものの総じて下落となったのに対し、ドルストレートは幅が異なるものの主要な通貨では上昇しました。
クローズはドル/円が76.65円、ユーロ/ドルが1.3078ドル、ユーロ/円は100.59円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8841.22 -8.25
FTSE100(英) 5733.45 -61.75
DAX(独) 6511.98 -27.87
NYダウ(米) 12660.46 -74.17
S&P500(米) 1316.33 -2.10
NASDAQ(米) 2816.55 11.27

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.89 -0.04
日本10年債 0.970 -0.015
英10年債 2.07 -0.02
独10年債 1.85 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1735.40 -
NY原油(期近) 99.56 -0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/30(月)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(確定値)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 未定 ドイツ 1月 消費者物価指数速報値(CPI)
・ 22:30 米国 12月 個人所得
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 02:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

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2012年1月29日 (日)

1/30の週の見通し -ユーロ圏懸念後退ならドル一段安へ-

こんばんは。今日は風の強い日でしたね。ウォーキングでも前にはなかなか進みませんでした。本日は約7Kmでした。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は米国のFOMCの声明で、「少なくとも2014年終盤まで(at least through late 2014)、FF金利を異例の低水準(exceptionally low levels)とすることが正当化される可能性が高いと現時点で予想している」との内容が含まれていたことで、ドルが主要通貨に対して売られることになりました。このため、日本の貿易収支が31年ぶりに赤字となり、2010年台に経常収支も赤字になるのではとの思惑から売られていた円もドルに対して下落に転じたため、クロス円も全般的に下落することになりました(下の2つのグラフを参照してください)。

【ドル/円】
先週末に発表された米国の10-12月のGDPは前期比年率で2.8%(予想3.0%)、同個人消費は2.0%(予想2.4%)といずれも市場予想より悪い内容となりました。このため、ドルが主要通貨に対して売られる結果となり、ドル/円でもドル売りとなったことで76.68円でクローズしています。このため、昨年10月31日の本邦政府・日銀のドル買い介入以降の安値レベルとなる76.60円台まで低下しました。本邦の将来の経常赤字の可能性をはやして円売りマーケットと一時なったため、にわかロングがたまっていることも考えられ、シカゴIMMの非商業ポジションも円ロングが減少していたこともあり、米雇用統計の下振れなどで再度円ロングが構築された場合には、先週前半にみられた76円台前半のストップロスを付けて76円を割り込む可能性がでています。ただ、76円を割り込むと本邦政府・日銀の介入への警戒が出やすくなるため下げ渋ると思われますが、米財務省の為替報告で、介入に対する否定的な見方がでたあとの初めての76円割れとなった場合に、10月31日早朝のドルの最安値の75.32円を目標に市場が本邦政府・日銀の出方を試してくる可能性があります。

【ユーロ】
ギリシャ政府と民間債権者の債務交換は未だ合意には至っていないものの、ベロゼニス財務相が債務交換に関する最終案を2月15日までに提出する考えを明らかにしたことやパパデモス首相が「来週半ばまでの協議終結を目指す。できるだけ早期の合意を望む」などと楽観的な見方を示したことなどから、格付け機関フィッチがユーロ圏5カ国の格付け(イタリア、スペイン、スロベニアを2段階、ベルギー、キプロスを1段階)を引き下げたものの影響は限定的にとどまり、ユーロ/ドルは1.3233ドルまで上昇し高値圏でクローズしましたが、ユーロ/円は上下に動いたものの、100円台ミドル手前でクローズとなっています。先週はイタリアの10年債の利回りが6%を割り込むなど、ユーロ圏の国債利回り低下が見られましたが、引き続きこうした流れが続くのかどうかがポイントとなります。シカゴIMMの非商業ポジションでもユーロのショートは過去最高に近いポジションは残っていることから、30日のEUサミットで新たな危機対応に向けた決定がなされればユーロ/ドルで1.36ドル近辺、ユーロ/円で103円手前までの上昇の可能性があります。

【ポンド】
英国は2月7-8日に開催される金融政策委員会で500億ポンドもしくは750億ポンドの追加緩和がなされるとの見方がくすぶり続け戻りが鈍くなっています。週末にはマイルズ英中銀MPC委員が「追加量的緩和を確実視するのはあつかましい」と発言していることから、追加緩和が見送られる可能性がありますが、1月25日に公表された1月の議事録では「9対0で金利据え置きを決定」「9対0で資産購入規模据え置きを決定」「一部のメンバーがさらなる資産購入の公算ありと指摘」とされていることで、2月15日のインフレレポートでの見通しを確認して3月の金融政策委員会では追加緩和を実施する可能性が残るため、8日(木)の発表前まではポンドの弱含みは継続すると思います。ただ、月初に発表されるPMI(購買担当景気指数)が50を上回った場合には短期的には上昇すると思います。

【豪ドル】
先週発表された10-12月期の消費者物価指数は低下していたものの、トリム平均値では上昇が示されていたことから、2月の金融政策会合では据え置きになるのではとの見方やユーロへの懸念が続いていた市場マインドに変化がみられること、米ドルの低金利期間がさらに長期間にわたることなどを背景として上昇が継続しています。豪ドルとNZドルが円やドルに対して上昇率が高い(下のグラフを参照)ものの、今週もこの傾向が続くのであれば、月末に向けての中国の預金準備率の引き下げの可能性も高いことから、もう一段化につながる可能性は高いと思います。豪ドル/米ドルは昨年10月27日の高値の1.0753ドル、豪ドル/円では同10月31日の高値の83.96円を上抜けてくる可能性は十分あると思います。ただ、リスク回避の動きとなったときにはポジションの巻き戻しが急激に出る可能性がありますので注意は必要です。

■主要通貨の対円の動き(1月3日のOpenを100としたとき)
JPY source:uedaharlowfx

■主要通貨の対ドルの動き(1月3日のOpenを100としたとき)
USD source:uedaharlowfx

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 77.30
ユーロ/ドル 1.2900 1.3390
ユーロ/円 99.30 103.30
ポンド/円 119.30 123.30
豪ドル/円 79.90 83.70
NZドル/円 62.30 64.50
南アランド/円 9.55 10.10

■注目イベント
1/30(月)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(確定値)
・ 22:30 米国 12月 個人所得
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 未定 ドイツ 1月 消費者物価指数速報値(CPI)
1/31(火)
・ 06:45 NZ 12月 住宅建設許可件数
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 1月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 12月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 12月 消費支出
17:55 ドイツ 1月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 1月 失業率
・ 18:30 英国 12月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 失業率
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月28日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/24現在)

こんばんは。毎日寒い日が続きますね。

27日に発表された24日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが163.8億ドルの買い超しに減少、円は5,545.9億円の買い超し(ドルでは71.4億ドルの売り超し)に大幅減少、ユーロは214.2億ユーロの売り超し(ドルでは279.1億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは69.5億豪ドルの買い超し(ドルでは72.9憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは12.9億NZドルの買い超し(ドルでは10.5億ドルの売り超し)に増加となりました。

ユーロは16日朝にユーロ/ドルが1.2625ドルを付けた後に反発に転じて、24日のクローズ時点では1.3024ドルに上昇しましたが、ユーロのネットでのショートポジションは増加しています。反発している間に非商業(投機筋)が売り超したということは、ユーロを買ったのは商業(実需など)ということになります。価格が戻っているのにショートが増加したということは、まだそれほど投機筋のストップロスなどが出ていないと推測されるため、ポジションの解消が進めば更にユーロの戻りにつながると思います。円はネットのショートが減少してドル買いとなっていますが、ユーロと円以外ではドル売りとなったことで、豪ドルやNZドルなどはロングが増加しています。25日の米FOMCではFRBが低金利が2014年後半まで正当化される可能性があると時間軸を伸ばしたことから、ドル売りがさらに進んだと思われ、豪ドルやNZドルなどのロングポジションはさらに積み増しされたと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 44,367 -14,495 66,194 21,827 88,021
EUR -171,347 -11,317 31,299 202,646 233,945
GBP -31,361 10,273 16,103 47,464 63,567
CHF 5,172 17,994 5,172 0 5,172
CAD -18,909 9,821 29,772 48,681 78,453
AUD 69,486 15,180 90,943 21,457 112,400
NZD 12,932 3,477 20,232 7,300 27,532
MXN 44,367 -14,495 66,194 21,827 88,021
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは55,679コントラクトのロング減少の82,242コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は14,495コントラクトのロング減少の44,367コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは11,317コントラクトのショート増加の171,347コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは9,821コントラクトのショート減少の18,909コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,477コントラクトのロング増加の12,932コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(30日更新)

2012年1月27日 (金)

1/27 本日の戦略-ユーロが動くか-

おはようございます。本日は少し寒さが和らぐようですので、ありがたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
サマリーにも書きましたが、ユーロ/ドルとユーロ/円がNR7となっています(NR7については、サマリーを参照してください)。このため、本日はユーロが動く可能性が高いと思っています。ギリシャの債務交換の交渉が継続されることをギリシャ政府が示していることやダラーラIIF専務理事が民間側の方針を固めるため銀行側と協議し、新たな条件としてクーポン3.75%を提示する見通しであることが上げられます。一方では、ECBは統一見解でまとまっていない。保有するギリシャ国債の取り扱いについてはの議論はまだ続いているとしています。合意に達することができればユーロは上昇するでしょうが、逆に交渉が長引けば長引くほど、短期でユーロをロングにしている人たちのポジションの調整が出やすくなるものと思います。もし上昇した場合にはチャートからは102.49円(11/25安値)、下落した場合には一目均衡表(日足)の転換線となる99.66円近辺となるのではないかと思います。

本日はドラギECB総裁、ダドリーNY連銀総裁の講演予定があるくらいで、イタリア国債の入札も予定されていますが、昨日が目標額を達成していることと、10年債利回りも6%を割り込んだことなどから、波乱があるようには思えません。根底のドル安基調とユーロに対する懸念の継続となります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は下落して一目均衡表(日足)の雲を下抜け、基準線、転換線でかろうじて止まりました。昨年の11/29の高値が78.28円、12/23の高値が78.22円、1/25の高値が78.29円といずれも78円台前半が壁となっていて、ストキャスティクス(スロー)は80以下でありながらデッドクロスしました。このため、昨日サポートとなった基準線と転換線を下抜けてしまうようだと76円台ミドルまでの下落の可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
EURJPY  一目均衡表(日足)の遅行線がロウソク足超えに失敗
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなるか
AUDJPY  5日移動平均線がサポート
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が+3.9%と高水準
CADJPY  5日移動平均線がサポート
ZARJPY  5日移動平均線がサポート
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限に到達
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が+4.2%と高水準
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲がぎりぎりサポートか
SGDJPY  5日移動平均線がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲に一時入ったが

■変動率からの予想レンジ 09:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.25 ~ 77.65
EURJPY 101.04 ~ 102.04
GBPJPY 121.03 ~ 121.93
AUDJPY 81.99 ~ 82.75
NZDJPY 63.43 ~ 64.02
CADJPY 77.00 ~ 77.63
ZARJPY 9.84 ~ 9.98
NOKJPY 13.19 ~ 13.34
MXNJPY 5.90 ~ 5.97
HKDJPY 9.93 ~ 9.99
SGDJPY 61.36 ~ 61.79
EURUSD 1.3043 ~ 1.3177

■前日のサマリー
昨日は米FOMCで低金利政策の時間軸が長めに修正されたことからドルの弱含みとなり、ロンドン時間にはイタリア国債の入札で50億ユーロの発行と、目標調達額と一致したことからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3095ドル近辺から1.3175ドル近辺へと上昇、ユーロ/円も101.60円近辺から102.16円へと上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が37.7万件と市場予想より少しよかったものの、同時に発表された耐久財受注(前月比)が+3.0%と予想を上回ったことでそれほど大きな反応は見られませんでした。しかし、その後発表された米新築住宅販売件数が30.7万戸と予想の32.0万戸から減少していたため、NYダウが下落したことから、円とドルが買われる展開となり、ドル/円は77.29円、ユーロ/ドルは1.3096ドル、ユーロ/円は101.42円まで下落してクローズしました。

ただ、昨日は全般的に各通貨は小動きとなり、ユーロ/ドル、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円、カナダドル/円、ノルウェークローネ/円でNR7(過去7日間で1番値動きが小さい日)となっています。


クローズはドル/円が77.30円、ユーロ/ドルが1.3088ドル、ユーロ/円は101.41円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8849.47 -34.22
FTSE100(英) 5795.20 72.20
DAX(独) 6539.85 118.00
NYダウ(米) 12734.63 -22.33
S&P500(米) 1318.43 -7.63
NASDAQ(米) 2805.28 -13.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.06
日本10年債 0.985 -0.021
英10年債 2.08 -0.07
独10年債 1.87 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1726.70 26.60
NY原油(期近) 99.70 0.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/27(金)
・ 16:00 ドイツ 12月 輸入物価指数
・ 17:00 スイス 1月 KOF景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 20:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
22:15 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 00:00 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月26日 (木)

1/26 本日の戦略-ドル上昇はリスク回避時に限定か-

おはようございます。いつも朝セットされているエアコンがなぜか"冷房"になっていました。さすがにこの時期ですので、さらに冷やされることはなかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のFOMCでは米国の超低金利政策が2014年後半まで続く可能性があることが示されました。新しく公表されたメンバーの予想は下記になります。 FOMC source: Board of Governors of the Federal Reserve System
これによると2012年に最初の利上げがあると見るタカ派的なメンバーもいますが、市場の予想通りであり、投票権もないことから材料視されませんでした。これまでの2013年中ごろという時間軸が2014年後半にずれたことで、リスク回避以外でのドル買いの可能性が低くなったと思われ、ユーロ圏の債務危機が落ち着いてくると、ドルはファンディング通貨(資金の調達通貨)として売られやすい状態が続くと思います。こうした中では、比較的リスクが低いと見られるオセアニアなどの通貨が買われやすいと思われます。

そのユーロ圏ですが、昨日はECBが保有する債務の減免受け入れに反対と関係筋が話すなど、ギリシャの債務交換には直接は関係の薄いところでのヘッドラインが出て、ユーロが一時下落する場面が見られました。ダラーラIIF専務理事は26日にアテネに戻り、ギリシャのPSIを巡る協議を続けることを表明しています(ほぼ合意に達していたのではなかったのか?)。もともと公的部門が無傷で民間部門だけが大きな負担を強いられる合意案が成立するとは思えません。ユーロ圏としては無秩序なギリシャのデフォルトを避けるための時間稼ぎをしているのではないかと勘ぐってしまいます。

また、先週ポジティブなニュースとしてIMFの融資のための財源拡大については、キャメロン英臭症は「ユーロ圏が自らの通貨を守っていくとの姿勢を明示するまで、IMFの財源拡大を巡る問題は適されるべきではない」、ボリ・スウェーデン財務相は「欧州のコミットなしには、G20会合でIMFの財源拡大を巡る合意は得られない」と発言しています。このため、2月のG20財務相・中央銀行総裁会合が近づいてきて、これらの発言が繰り返されるようだと、短期的なユーロの上昇トレンドが反転する可能性があります。

本日は、イタリアの国債入札(19:00)、独・スペイン首脳会談、米耐久財受注(22:30)、米新規失業保険申請件数(22:30)の発表が予定されています。米新規失業保険申請件数に注目しています。イタリアの10年債利回りが6%台前半に低下していることから、国債入札に関しては無難にこなされると思います。米新規失業保険申請件数は、先週35.2万件に大幅に低下したことから、この傾向が続くかどうかです。雇用の改善が見込めるようであれば、FOMC後とはいえドルが少しは買われると思います。

■NZDUSD 週足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
本日は週足です。NZドル/米ドルはクローズベースでは一目均衡表(週足)の雲の下限にサポートされて上昇しています。今週は雲の上限の0.8185ドルを試しに行っています。これを上に抜けると、昨年10/28の高値の0.8240ドルがターゲットとなります。ストキャスティクス(スロー)の%Kスロー、%Dスローが80以上で推移していることから、デッドクロスした場合には、雲の下限となる0.78ドル台後半までの調整が入る可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
CADJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位
ZARJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限に到達
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が+4.8%に達している
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上抜け
EURUSD  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.59 ~ 77.98
EURJPY 101.45 ~ 102.43
GBPJPY 121.31 ~ 122.21
AUDJPY 82.07 ~ 82.81
NZDJPY 63.28 ~ 63.86
CADJPY 77.13 ~ 77.75
ZARJPY 9.76 ~ 9.89
NOKJPY 13.20 ~ 13.36
MXNJPY 5.91 ~ 5.98
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 61.41 ~ 61.84
EURUSD 1.3041 ~ 1.3173

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝に発表された通関貿易収支で2011年の貿易収支が38年ぶりに赤字になったことを手掛かりに円が売られ、NY時間には78.28円まで上昇しましたが、予定よりやや早めに発表された米FOMCの声明で「FF金利を2014年遅くまで例外的に低い水準に維持することを正当化する」との内容があったことから、発表後からドル売りとなり、ドルは主要通貨に対して売られました。ドル/円は78.12円近辺から77.62円近辺へ下落しました。

ユーロは、ロンドン時価に入り、独IFO景気動向指数が108.3に改善していたことや独30年債入札が目標30億ユーロに対して応札額が50.4億ユーロとなったものの、市場の影響は限定的でユーロ/ドルは1.3052ドルまで上昇、ユーロ/円はドル/円の上昇にも助けられ101.88円まで上昇しました。そのご、化案計筋の話として「ECB、保有するギリシャ債の減免受け入れに反対」とのヘッドラインが出るとユーロ/ドルは1.2931ドル、ユーロ/円は100.98えんまで下落しました。しかし、米FOMCでハト派的な声明文となっていたことから、ドル売りとなったことで、クローズにかけてはユーロ/ドルが1.3120ドル、ユーロ/円は101.95円まで上昇しました。

米の超低金利政策の時間軸が長くなったことで、この日も資源国通貨が買われました。特に豪ドルやNZドルは対円では7営業日連続での上昇となっています。円は貿易収支が通年で赤字だったことや2010年代に経常収支も赤字に転じるとの思惑から海外勢を中心に売利が継続しています。
クローズはドル/円が77.56円、ユーロ/ドルが1.2931ドル、ユーロ/円は100.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8883.69 98.36
FTSE100(英) 5723.00 -28.90
DAX(独) 6421.85 2.63
NYダウ(米) 12756.96 81.21
S&P500(米) 1326.06 11.41
NASDAQ(米) 2818.31 31.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.07
日本10年債 1.006 -0.004
英10年債 2.15 -0.02
独10年債 1.94 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1700.10 35.60
NY原油(期近) 99.40 0.45

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/26(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:45 フランス 1月 消費者信頼感指数
・ 18:30 南ア 12月 卸売物価指数(PPI)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 20:30 ユーロ圏 独・スペイン首脳会談
22:30 米国 12月 耐久財受注
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注・輸送用機器除く
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 新築住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 景気先行指標総合指数
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月25日 (水)

1/25 本日の戦略-FOMCでのメンバーの政策金利見通しに注目-

おはようございます。連日寒い日が続きますね。まるで冷蔵庫の中にいるみたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>NZドル>ユーロ>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は大きなイベントして米国のFOMCが上げられます。今回からは各委員が政策金利の見通しを発表することになる予定で、FRBのホームページにはテンプレートが既に公開されています。Federal Reserve releases templates for reporting FOMC participants' projections of the appropriate target federal funds rateをクリックしてださい。PDFが開きます。多くの委員から低金利の長めの時間軸が示されれば、昨日上昇したドル買いが一転してドル売りとなる可能性がありますので、あす未明の4:00の見通し発表と、4:15のバーナンキ米FRB議長の記者会見に注目が集まるものと思います。個人的な見解は、タカ派とみられるのがラッカー米リッチモンド地区連銀総裁だけであるため、やはり2013年半ばの時間軸が後ろにずれると思われますので、発表後はドル安に動くのではないかと思います。このため、昨日上昇したクロス円も下落する可能性が高まります。

昨日は主役の座から降りたユーロですが、ギリシャの民間債権者の関与については合意に至っていません。ダラーラIIF専務理事は「我々がどのくらい危機に瀕しているか、全ての当局者が認識し、協力して解決することが重要だ」と発言、ベロゼニス・ギリシャ財務相は「ギリシャ政府は自発的債務交換に関する民間との交渉を2月1日までに完了する計画」と発言しています。一方で、格付け機関S&Pはギリシャの債務再編がまとまった際、同国の格付けを「選択的デフォルト」に引き下げる可能性があることを示唆しました。選択的デフォルトとは一部の債務の不履行のことで、これによって欧州全体に波及する可能性は低いと思いますが、ポルトガルなどへの危機の波及の可能性は残ります。ユーロ圏にはリスクがまだまだ残っていることから、積極的に買い進みにくいと思います。

このところ、スイスフランが上昇しています。ヒルデブランド元SNB(スイス国立銀行)総裁が夫人の為替取引での疑惑で辞任したことから、SNBのスイスフラン売り、ユーロ買い介入が弱まるとの思惑でユーロ/スイスフランが1ユーロ=1.2スイスフランを維持できるのかを試す動きが出ているのではないかとみられます。このため、対ドル、対ポンドなどでもスイスフランの上昇が続いています。SNBの無期限介入と投機筋の攻防が起こる可能性があります。

豪ドルは先ほど四半期の消費者物価指数が発表されました。前年比は3.1%と前回の3.3%に比べ低下しましたが、トリム平均(構成から高いものと低いものを除いて計算したもの)が、前年比で2.6%に上昇、前回値も2.4%(上方)に修正されたことから、利下げの可能性が後退したとの見方で買われています。このため、昨日の調整から反発していますので、昨日の高値を上抜けた場合には、もう一段の上昇につながると思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは昨年11/23の安値の0.9664ドルと昨年12/15の安値の0.9861ドルを結んだトレンドラインにサポートされ上昇が続いています。直近では一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなっています。三役好転(転換線が基準線の上、雲の上、遅行線が日々線の上)の状態ですので、昨年10/27の高値の1.0753ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしていることから、短期的に転換線の1.0400ドル近辺まで調整が入る可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスだが
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限をトライか
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲の上へ
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限をトライか
MXNJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
HKDJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ
EURUSD  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスだが

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.47 ~ 77.84
EURJPY 100.75 ~ 101.70
GBPJPY 120.86 ~ 121.76
AUDJPY 81.14 ~ 81.84
NZDJPY 62.80 ~ 63.36
CADJPY 76.64 ~ 77.25
ZARJPY 9.70 ~ 9.82
NOKJPY 13.10 ~ 13.25
MXNJPY 5.87 ~ 5.94
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 61.03 ~ 61.46
EURUSD 1.2973 ~ 1.3098

■前日のサマリー
昨日はドル/円が久しぶりに1円近く動いた日となりました。特に目立った材料はなかったものの、ロンドン時間に入り欧州の株価が下落したことから、リスク回避のドル買いとなったことから、ドル/円が77円台前半まで上昇すると、マクロ系ファンドなどが対円でもドルを買ったことから、NY時間には一時77.85円まで上昇し、77円台後半を維持してクローズしています。

ユーロはユーロ圏財務相会合のヘッドラインがアジア時間から出たものの、市場の反応は限定的となり、ユーロ/ドルは1.2988ドルから1.3031ドルのレンジ、ユーロ/円は100.04円から100.35円のレンジで動いていたものの、ロンドン時間に入り、フランス、ドイツ、ユーロ圏の製造業およびサービス業のPMI(購買担当者景気指数)が上振れしていたことから、ユーロ/ドルは1.3063ドル、ユーロ/円は100.84円まで上昇しました。NY時間に入ると格付け機関S&Pがギリシャの格付けを「選択的デフォルト」に引き下げる可能性があることを示したため、ユーロ/ドルは1.2954ドルへと下落したものの、ユーロ/円はドル/円の上昇に連れ101円を回復、クローズにかけてはユーロ/ドルも1.3ドルを回復したことから、ユーロ/円は101.30円まで高値を伸ばしました。

クロス円はドル/円で円安になったため、全般的に上昇しています。ポンドがユーロへの懸念が残る中でも上昇、豪ドルに調整が入りました(対ドルで)。
クローズはドル/円が76.95円、ユーロ/ドルが1.2953ドル、ユーロ/円は100.03円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8785.33 19.43
FTSE100(英) 5751.90 -30.66
DAX(独) 6419.22 -17.40
NYダウ(米) 12675.75 -33.07
S&P500(米) 1314.65 -1.35
NASDAQ(米) 2786.64 2.47

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.01
日本10年債 1.010 0.009
英10年債 2.18 0.02
独10年債 1.99 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.50 -13.80
NY原油(期近) 98.95 -0.63

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/25(水)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 17:00 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
18:00 ドイツ 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産速報値(GDP)
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ30年物国債入札(30億ユーロ)
・ 00:00 米国 11月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 中古住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 住宅販売保留指数
02:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
04:00 米国 FOMC、経済・金利見通し発表
04:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見

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2012年1月24日 (火)

1/24 本日の戦略-ギリシャ債務交換はほぼ合意か、ユーロ圏PMIに注目-

おはようございます。昨日は埼玉東部でも積雪となりましたが、朝方はすっかり凍っていて、通勤時には人も少なく静かな住宅地で雪を踏む音が以上に大きく響きびっくりでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も期待を持たせる発言が先行し、ユーロはポジション調整のユーロ買いで100ポイント以上の上昇につながっています。特にドイツ政府筋からのEFSFとESMの平行稼働を検討中との発言は市場の期待につながったものと思います。このため、フランスの金融機関のクレディ・リヨネを「A」、クレディ・アグリコールを「A」、ソシエテ・ジェネラルを「A」に格付け機関S&Pが格下げしたことなどの悪いニュースはほとんど無視されました。市場はまだ楽観的とまでは言えませんが、極度な悲観状態からは心理が改善しているため、ユーロの上昇が続く可能性が高いと思いますが、ユーロ圏の対応スピードが遅いとリスクが再度高まるものと思います。本日は、ユーロ圏のPMI(製造業、サービス業)の発表や製造業新規受注の発表が予定されていることから、これらの指標にも注目となり、よい内容となった場合にはユーロが上昇、悪い内容となった場合には、反応は限定的となりそうです。また、スペイン国債の入札が予定されていますが、こちらは先週からの入札同様に無難にこなされると思いますので、特に材料にはならないでしょう。

このところ、上昇を続けているのがオセアニアの通貨(豪ドル、NZドル)です。米は本日から開催されるFOMCで各委員の金利見通しが発表されると見られるため、今回の追加緩和の可能性は低いものの、2013年中ごろまでと言った低金利の時間軸が2014年以降に変更される可能性があります。そのため、ドルが主要通貨に対して売られやすくなっている一方で、ユーロも安心して買える通貨ではないことから、金利面や経済の安定を考えるて、豪ドル志向につながっていると思います。NZも政策金利の引き下げの可能性が低いことで、消極的ながら買われやすくなっていると見られます。これらの通貨に対しては、現在のところ株価の大幅な下落でもない限り、下落要因が限られるため、更に上昇が続く可能性が高そうで、本邦政府・日銀が介入を行った10/31の高値の83.96円(豪ドル)、64.55円(NZドル)を狙いに行くのではないかと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは1/13に1.2625ドルの安値をつけた後反発に転じ、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてきています。また、遅行線が日々線(ロウソク足)の上抜けを試していることから、ここを抜けると更に上昇し、雲の下限となる1.3282ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、戻し方が急だったことから、ストキャスティックス(スロー)では80以上でデッドクロスする可能性が高まってきたことから、軽い調整が入る可能性もあり、基準線となる1.2910ドル近辺まで下落する可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線の上抜けをトライ中
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移中
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ
HKDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.83 ~ 77.16
EURJPY99.76 ~ 100.67
GBPJPY119.45 ~ 120.29
AUDJPY80.74 ~ 81.43
NZDJPY62.17 ~ 62.71
CADJPY76.07 ~ 76.67
ZARJPY9.63 ~ 9.76
NOKJPY13.05 ~ 13.20
MXNJPY5.80 ~ 5.86
HKDJPY9.86 ~ 9.92
SGDJPY60.53 ~ 60.93
EURUSD1.2954 ~ 1.3078

■前日のサマリー
昨日はFTドイツ版の「ギリシャ政府とIIF(国際金融協会)は、債務交換の条件で大筋合意」とのニュース、「ドイツ政府はユーロ圏の救済基金について、暫定的なEFSFと恒久基金のESMを必要に応じて平行稼働させ、基金の能力を拡大する案を検討している」と一部通信社が報じたことやラガルドIMF専務理事が「IMFの融資能力を拡大しなければならないと確信している」と発言したことなどから、欧州の金融株を中心に上昇、ユーロ/ドルはNY時間に1.3053ドル、ユーロ/円は100.49円まで上昇とギリシャの債務交換に懸念がでて下落して始まった東京市場から比べると100ポイント以上上昇しました。

ドル/円は77.08円から76.87円のレンジとなりました。ロンドン時間は欧州の株価が上昇したことやユーロ周縁国のドイツとの国債スプレッドが縮小したこともあり、リスク選好から、主要通貨に対してドル安が進んだものの、ドル/円では方向感が出ませんでした。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.2875ドル、ユーロ/円は99.09円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8765.90 -0.46
FTSE100(英) 5782.56 54.01
DAX(独) 6436.62 32.23
NYダウ(米) 12708.82 -11.66
S&P500(米) 1316.00 0.62
NASDAQ(米) 2784.17 -2.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 0.03
日本10年債 1.001 0.014
英10年債 2.16 0.05
独10年債 1.97 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1678.30 14.30
NY原油(期近) 99.58 1.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 23:05 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 03:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 05:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講

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2012年1月23日 (月)

1/23 本日の戦略-EU外務相会合、イランの対応に注目-

おはようございます。昨日、市の文化会館の休憩室の自販機でホットドリンクを買ったのですが、かなり「ぬる」かったので残念に思いました。ただ、そこで電話をかけてまでクレームを言っていた方がいたのは驚きでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>NZドル>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの民間部門関与(PSI)との協議は合意に達しつつあるようですが、週末のヘッドラインでも合意に達したというものはありませんでした。IIF(国際金融協会)ダラーラ専務理事はアテネを離れた模様ですが、電話での協議は続けている模様で、IIFの運営委員会の専門家チームもアテネには留まっているようです。合意が近いとのニュースで反発してきたユーロが週末には交渉が長引いているのを嫌気して下落したことから、交渉がまとまった場合には、ユーロ/ドルで1.31ドル近辺、ユーロ/円で101円近辺まで上昇するのではないかと思いますが、市場がこの合意をどこまで織り込んでいるのかによって上昇幅が違ってくると思います。

先週末に上昇した豪ドルは、本日のEU外務相会合でイラン産原油の禁輸措置が決定される見通しであることから、これを受けたイランの反応に注目が集まるものと思います。イランが強硬な態度に出た場合には、原油価格が上昇すると見られ、ホルムズ海峡に依存している日本がマイナスの影響を受けることは間違いないことに加え、原油高は米国の景気にとってはネガティブ要因であることから、ドル安と円安という流れになると思います。単純に考えれば、クロス円が上昇すると思いますが、原油の上昇に伴って欧米の株価が下落した場合には、リスク回避のドル買いと円買いにつながる可能性もあり、株式市場の反応に注目となります。

中国は春節で市場が休場となっています。先週末に預金準備率を0.5%引き下げる可能性もありましたが、そのような動きはありませんでした。月末までに緩和を実施する可能性がありますので、豪ドルやNZドルには支援となると思われます。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は12/5の高値の9.75円を僅かながら上に抜けました。これまで抵抗となっていた一目均衡表(日足)の雲がサポートになる可能性があります。ただ、一方では、遅行線が雲の下を推移していて、雲の下限となる9.73円がレジスタンスとして存在しています。更にストキャスティックス(スロー)では、%Kスロー、%Dスローが80以上でデッドクロスする可能性もあることから、短期的には調整の可能性が高いのではないかと思います。目処は基準線の9.48円近辺か。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線がサポート
GBPJPY  21日移動平均線を上抜け
AUDJPY  直近高値80.40を上抜けでトレンド継続中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜け
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
HKDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.81 ~ 77.15
EURJPY 99.09 ~ 99.98
GBPJPY 119.41 ~ 120.25
AUDJPY 80.40 ~ 81.10
NZDJPY 61.84 ~ 62.39
CADJPY 75.77 ~ 76.35
ZARJPY 9.62 ~ 9.76
NOKJPY 12.91 ~ 13.05
MXNJPY 5.79 ~ 5.86
HKDJPY 9.88 ~ 9.94
SGDJPY 60.31 ~ 60.71
EURUSD 1.2874 ~ 1.2997

■前日のサマリー
週末もギリシャの債務交換交渉が焦点となり、ロンドン時間にはユーロ/ドルで1.2986ドル、ユーロ/円で100.33円の高値をつけましたが、欧州の株価が下落しhたことなどから、ユーロ/ドルが1.2887ドル、ユーロ/円が99.46円まで下落しました。しかし、ギリシャの民間債権者との債務交換が本日中(20日)合意、週末は技術的な話し合いが行われるとのヘッドラインから持ち直し、ユーロ/ドルは1.2951ドル、ユーロ/円は99.86円まで戻しました。

ドル/円はロンドン時間のユーロ上昇につれる形で77.31円まで上昇し、前日の高値とほぼ面を合わせましたが、NY時間に入り、発表された米中古住宅販売件数が市場予想を大きく下回ったことなどから、ドルが下落したため、76.92円まで下落して77円手前でクローズしました。

週末に一番上昇したのは豪ドルで、ユーロへの不透明感、米の追加緩和の可能性とともに、米経済指標が好調なことからの、リスク選好の動きから、チャートでも200日移動平均線を上抜けたことで、豪ドル/米ドルは1.0489ドル、豪ドル/円は80.87円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしています。その他のクロス円も概ね上昇につながりました。
クローズはドル/円が76.91円、ユーロ/ドルが1.2886ドル、ユーロ/円は99.40円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8766.36 126.68
FTSE100(英) 5728.55 -12.60
DAX(独) 6404.39 -11.87
NYダウ(米) 12720.48 96.50
S&P500(米) 1315.38 0.88
NASDAQ(米) 2786.70 -1.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 0.05
日本10年債 0.987 0.014
英10年債 2.11 0.06
独10年債 1.92 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.00 9.50
NY原油(期近) 98.46 -1.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/23(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 1月 企業景況感指数
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ1年物国債入札(30億ユーロ)
19:15 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁、ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(速報値)

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2012年1月22日 (日)

1/23の週の見通し -米FOMCはドル安リスクを孕んでいる-

こんばんは。内容を少し見直して並び順を変えてみました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はユーロが反発した週となりました。反発の主な要因としては、格下げ後に実施されたフランスなどユーロ圏の国債に対する需要が旺盛だったこと、IMFが融資能力を増強するため、5000億ドルの調達を目指すと発表したこと、ギリシャ政府と民間債権者との債務交換が合意に近いとのニュースが相次いだことなどがあげられます。また、独ZEW景況感調査の結果も大幅な改善となっていたこと中国の10-12月のGDPが市場予想を上回ったことも市場の悲観的な心理の改善につながったものと思われます。

今週はギリシャの債務交換協議は21日現在もギリシャ政府と民間債権者との間では合意に至っていないようです。民間債権者の代表である国際金融協会(IIF)は「民間部門関与(PSI)はまとまりつつある」として、全ての関係者に合意に向けた決断を下すよう訴えたと一部通信社は報じています。ギリシャが3月下旬に145億ユーロの国債大量償還を控えていて、事務手続きなどを考えると今週23日のユーロ圏財務相会合、24日のEU財務相理事会までに合意に至っていないとデフォルトとなる可能性が高まります。ぎりぎりまで交渉は行われると思いますが、合意に至らないリスクの懸念が残ったことでユーロの反発も限られたとみられますし、合意に至ったとしても、今度ポルトガルに対する懸念(ドイツ10年債国債との利回りの差が拡大している)が浮上するため、55日移動平均線の1.318ドルに近づく水準からは戻りも重くなるものと思われます。

ドル/円は76.50円の下抜けに失敗したこともあり週後半には77円台へ上昇しました。ただ、77.50円近辺には一目均衡表(日足)の基準線や雲、21日移動平均線がありますし、77円台からは月末にかけての本邦勢の売りも出やすいと思いますが25日に発表される通関貿易統計で赤字が2か月連続となった場合には円高の圧力も後退する可能性はあります。また、1/25(水)のFOMCでは、翌日物金利の動向や初の利上げタイミングに関する当局者の見通しを公表する予定であり、これがインフレ期待の鎮静化につながった場合には主要通貨でドル売りにつながるリスクがあります。

ポンドは先週発表された消費者物価指数は低下したものの、失業保険申請件数は改善と経済指標はミックスでした。今週は1/25(水)に10-12月のGDPの発表が予定されていることから、これが悪化しているようだと2月の金融政策委員会で追加緩和の可能性が高まるためポンド売りにつながりそうです。

豪ドルは先週も上昇しました。ユーロが2月のECB理事会で追加緩和に動きそうなことや米国でもFOMCで利上げタイミングの当局者の見通しを公表するとみられることから、豪ドルに資金が集中する可能性があります。豪も1/25(水)に消費者物価指数の発表が予定されていることで、大幅な低下がない限りには2月もしくは3月に0.25%の引き下げにとどまるものとみられることから、豪ドルが一段高となる可能性があります。NZも1/26(木)の準備銀行による金利の発表が注目され、据え置かれた場合にはNZドルも買われるものと見られます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.40 77.40
ユーロ/ドル 1.2800 1.3160
ユーロ/円 98.70 101.10
ポンド/円 118.60 121.50
豪ドル/円 79.30 83.90
NZドル/円 60.80 64.50
南アランド/円 9.50 10.10

■注目イベント
1/23(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 1月 企業景況感指数
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数
・ 00:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(速報値)
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
1/25(水)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
18:00 ドイツ 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産速報値(GDP)
・ 00:00 米国 11月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 中古住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 住宅販売保留指数
02:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
1/26(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:45 フランス 1月 消費者信頼感指数
・ 18:30 南ア 12月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 12月 耐久財受注
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注・輸送用機器除く
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 新築住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 景気先行指標総合指数
1/27(金)
・ 06:45 NZ 12月 貿易収支
・ 08:30 日本 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 12月 小売業販売額
・ 08:50 日本 12月 大型小売店(既存店)販売額
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 12月 輸入物価指数
・ 17:00 スイス 1月 KOF景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月21日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/17現在)

こんばんは。今日は秋葉原へ長男と行ってきました。私は中古PC目当てで、長男はフィギア目当てでした。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが186.6億ドルの買い超しに増加、円は7,357.8億円の買い超し(ドルでは95.8億ドルの売り超し)に減少、ユーロは200.0億ユーロの売り超し(ドルでは254.7億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは54.3億豪ドルの買い超し(ドルでは56.3憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは9.5億NZドルの買い超し(ドルでは7.6億ドルの売り超し)の増加となりました。

13日に格付け機関S&Pがユーロ圏9カ国の格付けを引き下げたことで、週初にユーロ売りが進んだことから、ユーロのネット(ロングとショートの合計)のショートは過去最高(ショートのみでは188,426コントラクト)を更新しました。その後、週後半にかけてユーロが反発したことから、ユーロのショートポジションは2万~3万コントラクトは閉じられたものと思いますが、まだまだショートポジションの解消は進んでいないものと思われますので、次週予定されている23日のユーロ圏財務相会合および24日のEU財務相会合でユーロ圏にとってポジティブな内容が出ればショートの解消が進むと思いますが、民間債権者とギリシャの債務交換が合意(ほぼ合意に至っているとの報道が一部でなされている)に至らなければユーロのショートは過去最高を更新することになると思います。円は小幅にロングポジションが減少していますが、ロングがたまっていても解消の動きには繋がりず、引き続き小動きが続きそうです。目立った所では豪ドル、NZドルのロングが増加したことです。豪ドルは昨年8月以来の水準、NZドルは昨年11月の水準まで増加しています。まだ増加余地があるとはいえ、NZドルは前週からは倍近く増加していることから、いったん調整が入ってもおかしくないと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 58,862 -795 78,355 19,493 97,848
EUR -160,030 -4,835 28,396 188,426 216,822
GBP -41,634 -5,781 23,373 65,007 88,380
CHF -12,822 -725 4,649 17,471 22,120
CAD -28,730 -81 25,118 53,848 78,966
AUD 54,306 780 83,346 29,040 112,386
NZD 9,455 4,426 16,195 6,740 22,935
MXN 58,862 -795 78,355 19,493 97,848
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは2,007コントラクトのロング増加の137,921コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は795コントラクトのロング減少の58,862コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは4,835コントラクトのショート増加の160,030コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは81コントラクトのショート増加の28,730コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,426コントラクトのロング増加の9,455コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(23日更新)

2012年1月20日 (金)

1/20 本日の戦略-俄かロングの週末ポジション調整に注意-

おはようございます。都心でも平年より17日遅い初雪が降ったそうですが、私が住んでいます埼玉東部では暗くてよく見えませんでしたが冷たい雨でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末の格付け会社S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げからの悲観的なムードでのスタートとなりましたが、ユーロ圏の国債入札で需要が旺盛なことが示され、市場が落ち着きをみせたことやギリシャ政府と民間債権保有者の債務交換は今週中に合意ができる見通しと報じられたことやIMFによる5000億ドルの融資能力増強(2月のG20で)など、格下げ前と大きく環境は変わっていないものの、悪材料出尽くし感からユーロは切り返しています。ただ、今週のユーロの上昇から短期筋の一部は俄かロング(買い超し)となっている可能性もあります。特に本日は週末ということもあり、こうしたポジション調整的な動きが出やすいことが考えられます。今週中に合意に至る見込みとなっているギリシャの債務交換協議で波乱がなければ、ユーロの堅調な動きが続くと思います。

ドル/円は1/5以来となる引値での77円超えとなりました。昨日の上昇は米10年債の利回り上昇という要因が大きかったことで、更に上を目指すかは微妙なところと思います。チャートでは保合いが継続していて、中期のトレンドは下向きですし、オーダーからは77円台は売りが多いと見られますので、余程強い材料が出てこないともう一段の上昇は望めないと思います。昨日発表された米経済指標はまちまちだったものの、悪化していた住宅着工件数も一戸建てをみれば、着実に住宅市場が改善している傾向が見られることから、本日24:00に発表される中古住宅販売件数が良ければ、ドル/円ではドルが上昇すると思います。

もうひとつ、ユーロやドルが上昇(円安)の要因としてあげられるのが、欧米の株価の堅調基調と思われます。中国が預金準備率を0.5%引き下げてくる可能性が高いことから、週末というタイミングを考えると、本日の19時か20時ころに実施してもおかしくないと思いますので、「月末までに」との予想はあるものの、引き下げが実施されればクロス円の一段高につながると思います。

■NZDJPY 日足(移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年11/24の安値の57.03円と12/15の安値の58.24円を結んだトレンドラインでサポートされています。また、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に抜け出ようとしていることから、抜け出れば上昇が継続すると見られ、200日移動平均線となる63.04円近辺まで上昇するものと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローが80以上で2回目のデッドクロスする可能性が高いことから、雲の上限となる60.79円近辺までの調整はあるかもしれません。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  少し戻ったがレンジの下限は射程内
EURJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か
GBPJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線に接近
AUDJPY  直近高値80.40を一時上抜けでトレンド継続中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲上抜けトライ中
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ZARJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
NOKJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を抜ければ上昇継続
HKDJPY  少し戻ったがレンジの下限は射程内
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ入ってきた
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.91 ~ 77.25
EURJPY 99.52 ~ 100.41
GBPJPY 118.92 ~ 119.78
AUDJPY 80.01 ~ 80.74
NZDJPY 61.68 ~ 62.26
CADJPY 75.99 ~ 76.58
ZARJPY 9.62 ~ 9.76
NOKJPY 12.97 ~ 13.12
MXNJPY 5.77 ~ 5.85
HKDJPY 9.88 ~ 9.94
SGDJPY 60.41 ~ 60.81
EURUSD 1.2910 ~ 1.3036

■前日のサマリー
昨日はスペイン国債の入札で目標額45億ユーロに対して、66.1億ユーロの発行となったこと、フランスの14年償還債の入札で利回りが1.05%に低下したこと、同22年償還インフレ連動債の利回りも1.07%に低下したことに加え、独コメルツ銀行が6月末までに資本を63億ユーロ強化できるとのニュースやEU関係者の話として「今週中に債務交換協議が合意する可能性が大きい」と伝わったことなど、ユーロのとってポジティブな内容が多かったことで、ユーロ/ドルは1.2840ドル近辺からNYクローズにかけて1.2972ドル、ユーロ/円は98.60円近辺からNYクローズ間際に100.05円を一時回復しました。

ドル/円は米新規失業保険申請件数が35.2万件、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が7.3(予想より悪かったが)といずれも改善を示したものの、消費者物価指数は前月と変わらず、住宅着工件数は減少とまちまちと結果となりました。ただ、米10年債の利回りが上昇したことなどからドルが買われ、一時77.32円まで上昇しました。

一昨日と昨日は円が主要通貨に対して下落しました。リスクセンチメントの後退、米国債利回りの上昇などの要因が大きいと思います。このため、朝方に新規雇用者数が大幅減少となった豪ドルは対ドルでは下落したものの、対円では上昇していて、クロス円全般は上昇(円安)となっています。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2838ドル、ユーロ/円は98.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8639.68 89.10
FTSE100(英) 5741.15 38.78
DAX(独) 6416.26 61.69
NYダウ(米) 12623.98 45.03
S&P500(米) 1314.50 6.46
NASDAQ(米) 2788.33 18.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.08
日本10年債 0.973 -0.001
英10年債 2.05 0.09
独10年債 1.85 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1654.50 -5.40
NY原油(期近) 100.39 -0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/20(金)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸出物価指数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸入物価指数
・ 13:30 日本 11月 全産業活動指数
・ 16:00 ドイツ 12月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 12月 小売売上高指数
・ 20:30 米国 ゼネラル・エレクトリック(GE)第4四半期決算
・ 21:00 カナダ 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 12月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 22:30 カナダ 11月 卸売売上高
00:00 米国 12月 中古住宅販売件数

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2012年1月19日 (木)

1/19 本日の戦略-市場は楽観的材料に反応しているようだが-

おはようございます。数日前から、以前行っていて中断していたDSの「脳トレ」を再開しました。まだ怖くて脳年齢ははかっていません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日からギリシャで再開された民間の債務交換協議は、「ギリシャ政府との債務交換協議を木曜日も継続する」との民間債権者のコメントがあったものの、進展に関してはコメントはされていません。ダウ・ジョーンズ・ニュースは「週末までには合意する」と報道していますが、フランスは「国内主要銀行に対して、保有するギリシャ国債に対する引当金比率を現在の60%から70%-75%に引き上げるよう通達を用意している」と金融当局がコメントしていることや仏ルモンド紙は「民間部門債権者が負担するギリシャ国債の元本削減率が当初の合意よりも大きくなった場合、あるいはギリシャが無秩序なデフォルトに陥った場合に、フランス国内の大手銀行を保護したい考え」と報じていて、ギリシャ政府との債務交換交渉が合意に至ったとしても、金融機関が抱えるリスクが大きいことが示されています。市場は現在のところ、ユーロ圏の危機に対していい材料を探して反応しているため、失望につながった場合には、ユーロは、対ドルで1.29ドル台、対円で99円台は売りが出やすいものと思います。

ドル/円は引き続き蚊帳の外で、狭いレンジの動きが継続しています。ドルとともにファンディング通貨となっているため、ドルにリンクして動いているにすぎません。相関が外れるためには、1月のFOMCで追加緩和が示されるなどの大きなニュースがないと難しいと思います。ただ、上昇する力も弱く、チャートからは引き続きレンジの下(76.50円)抜けを試したがっているように見えます。

本日の経済指標は、9:30に豪の失業率、新規雇用者数が発表されます。雇用が強ければ利下げ観測が後退することになり、豪ドルは買われることになると思いますが、悪化すれば売られるという素直な反応になると思います。また、ユーロ圏では18:30にスペイン、19:00にフランス国債の入札が予定されています。悲観的なムードが改善しつつあることやユーロ圏9カ国の格下げ以降の国債入札(短期債含む)は需要が旺盛なことが示されていることから、本日の入札も無難にこなされると思われ、大きな波乱はないものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は21日移動平均線でサポートされ、12/14の高値の80.47円を試す展開となっています。数日後には一目均衡表(日足)の雲の厚みも増してくることから、下値がサポートされやすくなると思います。ただ、ストキャスティクス(スロー)は%Kスロー、%Dスローともに80を上回っていることから、短期的な調整の可能性があります。前出高値を上に抜けた場合には、昨年10/31の高値の83.96円と昨年11/24の安値の74.79円を100%としたフィボナッチ76.4%戻しとなる81.80円近辺までは上昇すると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジの下限を試し中
EURJPY  21日移動平均線までまだ距離がある
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線を僅かに超えたばかり
AUDJPY  三角保合いから上限(80.40)に接近中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ入ってきた
CADJPY  レンジの上限から上抜けを試すか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NOKJPY  21日移動平均線の上抜けを試すか
MXNJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限がレジスタンス
EURUSD  21日移動平均線の上抜けを試すか

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.63 ~ 76.95
EURJPY 98.35 ~ 99.18
GBPJPY 118.14 ~ 118.95
AUDJPY 79.85 ~ 80.56
NZDJPY 61.56 ~ 62.14
CADJPY 75.68 ~ 76.26
ZARJPY 9.57 ~ 9.70
NOKJPY 12.78 ~ 12.92
MXNJPY 5.71 ~ 5.78
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.95 ~ 60.33
EURUSD 1.2803 ~ 1.2924

■前日のサマリー
昨日は格付け機関フィッチがイタリアの格付けの引き下げを示唆したものの、反応は限定的で、IMFが融資能力の増強へ最大1兆ドルの拡大を提案としたことで、ユーロが買われましたが、ヘッドラインは二転三転して「5000億ドルの調達を目指す」となりました。ただ、市場には安心感が出てユーロ/ドルはロンドン時間につけた安値の1.2734ドルからNYクローズ間際には1.2868ドルまで上昇、ユーロ/円もロンドン時間の97.70円から98.90円まで上昇しました。この日はダウ・ジョーンズによる「週末までに、ギリシャは民間債権者と合意するだろう」との報道もユーロ買いの要因となりました。

ドル/円はこの日も東京時間帯につけた76.66円からNY時間の76.87円まで約20銭の狭いレンジとなっています。この日発表された米国の金融機関の決算はまちまちとなりったこともあり材料視はされませんでした。また、発表されたNAHB住宅市場指数が2007年6月以来となる水準へ上昇、4カ月連続の上昇となっていることで、米株価が上昇して、リスク選好の支援となったことでドルが主要通貨に対して売られました(ドル/円は小動き)。

昨日はIMFの融資能力上昇の提案で、市場がリスク選好に動いたことで、クロス円は総じて堅調に動きました。ただ、NZドルは本日朝日に発表された消費者物価指数が前月比で-0.3%、前期比で1.8%と大幅に低下していたこともあり発表後は売られました。豪ドル/米ドルは200日移動平均線の1.0408ドルをクローズベースでも上に抜けてきました。
クローズはドル/円が76.65円、ユーロ/ドルが1.2732ドル、ユーロ/円は97.69円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8550.58 84.18
FTSE100(英) 5702.37 8.42
DAX(独) 6354.57 21.64
NYダウ(米) 12578.95 96.88
S&P500(米) 1308.04 14.37
NASDAQ(米) 2769.71 41.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 0.04
日本10年債 0.974 0.005
英10年債 1.96 0.00
独10年債 1.78 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1659.90 4.30
NY原油(期近) 100.59 -0.12

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/19(木)
・ 09:30 豪 12月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 12月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 11月 経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 20:00 ユーロ圏 フランスインフレ指数連動債入札
・ 22:00 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:00 米国 バンク・オブ・アメリカ第4四半期決算発表
21:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 21:15 米国 モルガン・スタンレー第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 製造業出荷
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 12月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 12月 建設許可件数
・ 00:00 米国 1月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 02:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年1月18日 (水)

1/18 本日の戦略-ギリシャの債務交換協議終了までは動きにくい-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は先週週末に中断したギリシャの債務交換に関する協議がアテネで再開されます。この債務交換の成否にたいしてはいくつかの発言が既になされており、格付け会社S&Pとフィッチはデフォルトの可能性が高いことを示唆している一方で、ドイツ銀行のCEOは「ギリシャ債務交渉で合意は依然として可能、失敗する可能性を排除できず」としています。メルケル独首相も「ギリシャ危機の波及リスク『後退した』」と議員らに語った模様で、ドイツではデフォルトの可能性を排除していないものと思われます。この債務交換交渉の結果が不透明であることから、市場は積極的には動かないと思われるため、各通貨とも小動きになると思います。交渉が決裂した場合には、ギリシャの第2次支援の実施ができなくなることから今後の国債の大量償還には同国が対応できず、デフォルトするものと思いますので、エクスポージャーを抱える銀行のリスクとともに、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の支払いなどで金融が混乱することが考えられ、ドルが買われると思います。

経済指標からは、英国が失業率、失業保険申請件数の発表が予定されています。英国には追加緩和期待が高まっていることもあり、2月のインフレレポート(15日)の前の会合(2/7-8日)か3月の会合(3/7-8)のいずれかで追加緩和に踏み切る可能性があります。このため、経済指標が悪化している場合には、ポンドの弱含みの動きが続くのではないかと思われます。

一方、米国では昨日のシティ・グループ、ウエルズ・ファーゴの10-12月期の決算があり、まちまちの結果となりました。本日もゴールドマン・サックス、USバンコープ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ステート・ストリートの決算の発表が予定されていることから、株価が下落した場合には、リスク買いでのドル買いが出てくると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円はダウントレンドが継続していて、21日移動平均線から上下に3%の乖離をひいたエンベロープの-3%乖離付近に沿って下落しています。ストキャスティクス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから反発の可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線の97.93円を上に抜けると、21日移動平均線となる99.55円がターゲットになりますし、基準線の100円ちょうども視野に入ってきます。ただ、1/16に死守した97.00円を割り込むと次は96.00円近辺までの下落の可能性ができています。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生
EURJPY  21日移動平均線を抜けるかがカギ
GBPJPY  ストキャスティクスは低位張り付き
AUDJPY  三角保合いから上抜けか
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜けると更に堅調
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生
NOKJPY  上にヒゲの長い足のため、下値試しか
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生
EURUSD  21日移動平均線を抜けるかがカギ

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.62 ~ 76.96
EURJPY 97.40 ~ 98.20
GBPJPY 117.33 ~ 118.12
AUDJPY 79.39 ~ 80.10
NZDJPY 61.22 ~ 61.81
CADJPY 75.38 ~ 75.97
ZARJPY 9.50 ~ 9.63
NOKJPY 12.63 ~ 12.77
MXNJPY 5.66 ~ 5.73
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.57 ~ 59.95
EURUSD 1.2677 ~ 1.2794

■前日のサマリー
昨日は中国の10-12月GDPが市場予想を上回る成長率を示したことで、アジア株が上昇し、溜まっていたユーロのショートポジションを解消する動きが出て、欧州時間に入っても、独ZEW景況感指数が-21.6と予想からは大幅によかったこと、スペインの入札がほぼ目標額上限に近い49億ユーロ(目標50億ユーロ)を発行、12か月ものの応札倍率が3.54倍、利回りは2.049%に低下したこと、EFSF債入札で応札倍率3.1倍、利回り0.2644%といずれも需要が好調だったことなどを背景に、NY時間常磐までにユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.2810ドル、ユーロ/円は98.33円まで上昇しましたが、格付け会社S&Pによる欧州の多数の銀行の格下げの噂に戻りは売られ、ユーロ/ドルが1.2740ドル近辺、ユーロ/円は97.80円近辺でクローズしました。

また、ポンドは発表された消費者物価指数(前年比)が4.2%と前月の4.8%を大幅に下回ったことから、英中銀(BOE)による追加緩和期待が高まったため、ユーロよりもポンドが売られました。豪ドルは中国の好調な経済指標を受けたことや、ユーロ圏での国債入札が好調だったことなどを背景に、豪ドル/米ドルで200日移動平均線の1.0409ドルを上抜け1.0447ドルまで上昇、豪ドル/円は抵抗となっていた80.00円を上に抜け80.11円まで上昇したものの、クローズではいずれもこれらを下回りました。
クローズはドル/円が76.55円、ユーロ/ドルが1.2649ドル、ユーロ/円は97.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8466.40 88.04
FTSE100(英) 5693.95 36.51
DAX(独) 6332.93 112.92
NYダウ(米) 12482.07 60.01
S&P500(米) 1293.67 4.58
NASDAQ(米) 2728.08 17.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.01
日本10年債 0.969 0.023
英10年債 1.96 -0.01
独10年債 1.79 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1655.60 24.80
NY原油(期近) 100.71 2.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/18(水)
・ 13:30 日本 11月 鉱工業生産・確報値
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI)
18:30 英国 12月 失業保険申請件数
18:30 英国 12月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ2年物国債入札(40億ユーロ)入札
・ 20:00 南ア 11月 小売売上高
・ 20:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第4四半期決算
・ 22:00 米国 ゴールドマン・サックス第4四半期決算
・ 22:30 米国 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 12月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 23:00 米国 11月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:15 米国 12月 設備稼働率
23:15 米国 12月 鉱工業生産
・ 23:30 米国 タルーロFRB理事議会証言
・ 00:00 米国 1月 NAHB住宅市場指数
・ 03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年1月17日 (火)

1/17 本日の戦略-豪は中国指標、ユーロは下落圧力継続-

おはようございます。17年前の5:46に阪神淡路大震災が発生した日ですね。当時は関西には地震はないという神話もあったくらいでしたので、あれだけ大きな震災には息をのむ思いでした。それ以上の震災が昨年発生したというのも信じたくはないです。被災された方に改めてお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方の冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米S&Pが「ギリシャが近くデフォルトすると確信」との見解を示しました。民間債権者(銀行団)との債務交換の交渉で隔たりが大きく、交渉が暗礁に乗り上げたことが主な原因とみられます。EU/IMF/ECBのトロイカは自発的な債務交換と第2次支援実施でぎりぎりまで努力すると思われますが、ギリシャが無秩序なデフォルトに陥った場合には、CDSをはじめ金融市場は大混乱をすることになり、金融株の下落などから2008年のリーマンショック以上の状況に陥る可能性があります。ギリシャの第2次支援が実施されるまで市場はユーロへの警戒を緩めるわけにはいかず、ユーロには下落圧力がかかり続けるものと思います。本日はギリシャの短期債(現在、ギリシャは短期債でつないでいる自転車操業状態)の入札の実施が予定されています。

一方、本日は11:00に中国の10-12月期GDP、鉱工業生産、小売売上高の発表が予定されています。豪ドル、NZドルはこの指標の良し悪しで、上昇か下落かが決まると思いますが、ユーロ圏のリスクが残ることから、仮に良かったとしても上昇幅は限られるものと思います。

ドル/円の小動きが続いていますが、77円台に乗せても滞空時間が短く、明確な根拠はありませんが、76.50円~下にストップロスがあるとも言われていますので、どちらかといえば市場は下狙いではないかと思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は昨年11/18の安値76.59円と11/29の高値の78.28円のレンジですが、直近2週間では1/3の安値の76.61円と1/6の高値の77.32円のレンジと極端に狭いレンジで動いています。一目均衡表(日足)から見ると、遅行線が雲の下、転換線が基準線の下、実勢レートが雲の下を推移しているという三役逆転の状態ですので、トレンドは下向となっています。また、レンジの間にストキャスティクス(スロー)では%kスロー、%Dスローが徐々に上がってきていますので、下落余地が出てきたといえそうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生
EURJPY  年初来安値更新中
GBPJPY  ストキャスティクスは低位張り付き
AUDJPY  78.00か80.47を抜けるとトレンド発生
NZDJPY  一目均衡表(日足)転換線がサポート中
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生
NOKJPY  年初来安値更新中
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生
EURUSD  年初来安値更新中

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.58 ~ 76.92
EURJPY 96.80 ~ 97.56
GBPJPY 117.17 ~ 117.95
AUDJPY 78.86 ~ 79.55
NZDJPY 60.69 ~ 61.27
CADJPY 75.12 ~ 75.70
ZARJPY 9.40 ~ 9.53
NOKJPY 12.58 ~ 12.71
MXNJPY 5.61 ~ 5.68
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.21 ~ 59.58
EURUSD 1.2607 ~ 1.2721

■前日のサマリー
昨日は週末の格付け機関S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げで、早朝のシドニー・ウエリントン市場からユーロが下落してスタートしましたが、週末にある程度消化されていたことやフランス国債の入札が利回り低下で好調だったこともあり、ユーロ/ドルは朝方の安値の1.2626ドルからNY時間の1.2688ドルまで戻し、ユーロ/円は97.04円から97.38円まで戻しましたが、S&PはEFSF債についても格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたこともあり、戻りは鈍いままクローズしました。別の格付け機関ムーディーズはフランスの格付けを「AAA」で確認したものの、見通しは検証中としています。

ドル/円はクロス円の重さにじりじりと下落し、NY時間に76.70円まで下落したものの、朝方の76.93円から見ても20銭程度の下落に留まったことで、レンジを抜け切れませんでした。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2625ドル、ユーロ/円は97.04円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8378.36 -121.66
FTSE100(英) 5657.44 20.80
DAX(独) 6220.01 76.93
NYダウ(米) 12422.06 -48.96
S&P500(米) 1289.09 -6.41
NASDAQ(米) 2710.67 -14.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -
日本10年債 0.946 -0.007
英10年債 1.97 0.00
独10年債 1.76 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.70 -
NY原油(期近) 99.10 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/17(火)
・ 08:50 日本 11月 第三次産業活動指数 前月比
18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI)
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 1月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 22:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第3四半期決算
・ 22:00 米国 シティ・グループ第3四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2012年1月16日 (月)

1/16 本日の戦略-ユーロへの懸念継続、フランス国債入札が鍵か-

おはようございます。昨年末からユーロの下落が市場のテーマとなっていて、本日早朝にはユーロ/円が97.17円まで下落、東京市場もユーロ弱含みでの推移となっています。どこまで下がるのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米S&Pのよるユーロ圏9カ国の格下げによりEFSFの資金調達コストの上昇や資金調達、救済への2次的影響が懸念されています。これまで「AAA」格が6カ国だったものが、今回のフランス、オーストリアの格下げで4カ国になったことで、市場は本日のフランス短期債の入札と木曜日のフランス国債の入札に注目することになり、調達コストの上昇などがあれば、再びユーロ売りの材料とされる可能性があります。昨年からの市場の催促に対して、、ドイツはユーロ共同債の発行や最後の貸し手としてのECBの役割には難色を示していますので、今のところ、足許でのユーロ下落を止める材料は、利益確定のユーロの買い戻し以外は見当たりません。戻りは引き続き売られやすい状況が続くと思われます。

ユーロ圏の格下げに伴い、ポンドなどの通貨はリスク回避の動きから下落しましたが、比較的物理的、心理的な距離のあるオセアニア通貨はしっかりした動きとなっています。特にNZドルは先週を問うして堅調に推移しています。中国の金融緩和期待はNZにとってもポジティブな材料となりますので、ユーロ圏や米国で追加緩和が継続する場合には、オセアニアの通貨(豪ドル、NZドル)は堅調な動きとなる可能性があります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨年11/25の安値の0.7371ドルをつけ、12/15には安値を0.7460ドルに切り上げてきました。実勢レートでは一目均衡表(日足)の雲の上に出ていることから、上昇トレンドが継続しているといえそうですが、ストキャスティクス(スロー)ではデッドクロスしていることや遅行線が雲の下限付近でうろうろしていることから、調整が出やすいといえそうです。実勢レートに対する雲の上限の0.78ドルでサポートされれば昨年10/28の高値の0.8240ドル近辺まで上昇する可能性が出てきます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生か
EURJPY  年初来安値更新中
GBPJPY  ストキャスティクスは買いシグナルだが
AUDJPY  78.00か80.47を抜けるとトレンド発生か
NZDJPY  一目均衡表(日足)転換線がサポート中
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生か
NOKJPY  年初来安値更新中
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生か
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生か
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生か
EURUSD  年初来安値更新中

■変動率からの予想レンジ 09:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.78 ~ 77.11
EURJPY 97.02 ~ 97.79
GBPJPY 117.38 ~ 118.18
AUDJPY 79.11 ~ 79.83
NZDJPY 60.86 ~ 61.45
CADJPY 74.89 ~ 75.48
ZARJPY 9.39 ~ 9.52
NOKJPY 12.63 ~ 12.76
MXNJPY 5.60 ~ 5.67
HKDJPY 9.87 ~ 9.93
SGDJPY 59.34 ~ 59.70
EURUSD 1.2606 ~ 1.2722

■前日のサマリー
週末はイタリア国債の入札が市場思ったほどよくなく調達コストもそれほど下がらなかったことに加え、ギリシャの債務再編が銀行団との間で債券利回りを巡って交渉が難航したことで中断したこと、メディアからユーロ圏の格下げのうわさがくすぶり続けたことなどからユーロが主要通貨に対して全面的に売られ、ユーロ/ドルは1.2624ドル、ユーロ/円は97.20円まで下落、本日早朝にはユーロ/円が97.17円と11年ぶりの安値を更新しています。

ドル/円は発表された米貿易赤字が478億ドルに拡大したものの、ミシガン大消費者信頼感指数が74に改善したことから、強弱ミックスとなりましたが、ユーロへの懸念が高まったことから、ドル/円は一時77.01円まで上昇しましたが、クロス円等の下落もあり、戻りは鈍くなりました。
クローズはドル/円が76.66円、ユーロ/ドルが1.2625ドル、ユーロ/円は97.18円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8500.02 114.43
FTSE100(英) 5636.64 -25.78
DAX(独) 6143.08 -36.13
NYダウ(米) 12422.06 -48.96
S&P500(米) 1289.09 -6.41
NASDAQ(米) 2710.67 -14.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.06
日本10年債 0.953 -0.008
英10年債 1.97 -0.05
独10年債 1.76 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1630.80 -16.90
NY原油(期近) 98.70 -0.40

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/16(月)
・ 米国市場休場(キング牧師誕生日)
・ 08:50 日本 11月 機械受注
・ 08:50 日本 12月 国内企業物価指数
・ 09:01 英国 1月 ライトムーブ住宅価格
・ 09:30 豪 11月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 12月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 12月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 12月 生産者輸入価格
・ 03:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁欧州議会で演説

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2012年1月15日 (日)

1/16 本日の戦略-ユーロ圏格下げで当面の材料出尽くしとなるか-

こんばんは。あすのシドニー・ウエリントン市場がどんなオープンになるのでしょうか。昨年10月31日はドル/円で円高が進み75.32円まで円高が進み、政府・日銀が介入に踏み切りました。ちょうど日経CNBCの電話出演があった日で、実は明日も日経CNBCの電話出演の日になっています。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は全般的なユーロ売りマーケット中で、木曜日のスペイン国債入札への旺盛な需要(目標額の約2倍)、イタリア短期国債入札での調達コスト(利回りの低下)がみられ、ECB理事会では一部予想されていた政策金利の0.25%の引き下げ、新たな金融政策は示されず、ドラギECB総裁からは市場が思っていたほどのハト派的な内容とならなかったことから、対ドルで1.2662ドル、対円で97.44円から反発して、対ドルで1.2877ドル、対円で98.78円まで上昇しましたが、週末には、イタリア国債の入札が利回りこそ低下したものの、応札倍率が前回を下回ったことに加え、格付け機関からの格下げの噂が燻ぶり続けたことで、ユーロが再び下落して対ドルで1.2624ドル、対円で97.20円まで下落、格付け機関S&Pから引け間際にフランスを含むユーロ圏の国が格下げされたものの、下げ渋って対ドルでは1.2683ドル、対円では97.61円でクローズしています。ドル/円は動意がなく狭いレンジの動きとなっていましたが、ユーロの下落に伴うリスク回避のドル買いなどで、一時77.01円まで上昇し、週を通しての高値圏でクローズしました。

米S&Pの格下げによりユーロ圏17カ国の格付けは以下のようになりました。

国名 1/13現在 今回
アイルランド BBB+ 変更なし
イタリア BBB+ 2段階
エストニア AA- 変更なし
オーストリア AA+ 1段階
オランダ AAA 変更なし
キプロス BB+ 2段階
ギリシャ CC 変更なし
スペイン A 2段階
スロバキア A 1段階
スロベニア A+ 1段階
ドイツ AAA 変更なし
フィンランド AAA 変更なし
フランス AA+ 1段階
ベルギー AA 変更なし
ポルトガル BB 2段階
マルタ A- 1段階
ルクセンブルク AAA 変更なし



ECB理事会でユーロに対する懸念が薄らぎかけていたタイミングでの格下げとなったことで、欧州からは格付け機関に対する批判が噴出していますが、ユーロ圏にはこの格下げによる次のリスクとして、ムーディーズによるユーロ圏およびEFSFの格下げ、S&PによるEFSFの格下げ、欧州の主要な金融機関の格下げなどの格下げリスク、EFSFのし資金調達コストの上昇や救済能力の低下などがあります。ただ、米国でもS&Pが「AAA」から1段階引き下げた時のドル安への反応は約1日であったことから、格下げによるユーロ安の影響も「当面の材料出尽くし」ととらえた場合には、ユーロが反発する可能性がありますが、前出の懸念は残るため、トレンドの反転には至らないと思います。

ユーロが反発するためには、①週末に協議が中断したギリシャの債務再編に伴う民間負担参加(PSI)協議が18日に再開される予定であるがこれが早期に合意に至り、ギリシャ第2次融資に向けて進展すること。②1月末のEUサミットに向けて、財政規律強化以外にECBが最後の貸し手としての役割を持つことを決定した場合くらいではないかと思われます。

一方、ドルはユーロの懸念が高まったため、ドル買いが進みましたが、このところ好調な米国の経済指標にもかかわらず、米国の地区連銀の総裁などからはQE3への地ならしともみられる発言が相次ぎました。今週はNAHB住宅市場指数、住宅着工件数、中古住宅販売件数など住宅関連の経済指標の発表が予定されていて、住宅市場の回復傾向が示されるようであれば、QE3の実施時期の時間軸が後ろに修正される可能性もあることから、ドルが底堅くなるとみられます。

豪ドルはレンジの動きが継続していて、ユーロ圏のリスクが上昇を押さえています。これまで何度も下落しそうな局面で踏みとどまり、その都度チャート上のサポートなどで支えられていますので、中国による金融緩和やイランのホルムズ海峡封鎖に対する懸念での原油価格の強含みが続く限りは、豪ドルもサポートされると思いますが、19日の豪失業率、就業者数が予想より悪化した場合には、豪準備銀行(RBA)が2月の金融政策会合で、利下げについての議論がなされる可能性が浮上するとみられ、豪ドルの下落要因となりそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.60 77.40
ユーロ/ドル 1.2530 1.2850
ユーロ/円 96.40 98.90
ポンド/円 116.80 119.30
豪ドル/円 78.20 79.70
NZドル/円 60.20 61.30
南アランド/円 9.20 9.60

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高
1/10(火)
・ 06:45 NZ 11月 住宅建設許可件数
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月14日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/10現在)

こんばんは。昨日は13日の金曜日だったので冗談でS&Pによる格下げがあるかもと話していましたが、Blogには書き忘れていました。リスクはきちんと書いておかないと駄目ですね。反省。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが178.6億ドルの買い超しに増加、円は7,457.1億円の買い超し(ドルでは97.1億ドルの売り超し)に増加、ユーロは194.0億ユーロの売り超し(ドルでは247.8億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは53.5億豪ドルの買い超し(ドルでは55.1憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは5.0億NZドルの買い超し(ドルでは4.0億ドルの売り超し)の増加となりました。

ユーロのネット(ロングとショートの合計)のショートが過去最高(ショートのみでは184,965コントラクト)を更新しました。市場ではユーロショートが積みあがっていることによるポジションの巻き戻しへの警戒が根強くありましたので、木曜日のECB理事会でのドラギECB総裁の定例記者会見の内容が市場が予想していたよりはネガティブではなかったとして、ショートポジションの一部解消が出ましたが、週末は格付け会社によるユーロ圏の格下げの噂(クローズ間際にS&Pがフランス、イタリアなどを格下げしました)がくすぶり続けたことで、ユーロ売りが進んで年初から約11年ぶりの安値を更新していることから、更にユーロのショートが増加したものと見られます。市場がS&Pの格下げを材料出尽くしとみた場合や格下げに伴いユーロ圏やECBがさらなる対策をとった場合には、ショートポジションを巻き戻す動きが出ると思われますが、あくまでもショートの解消であり、ロングの増加ではありませんので、ユーロの下落圧力は継続すると思います。また、ユーロ以外ではドルのポジションは減少しているものの、危機が広範に及んだ場合にはドルが買われるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 59,657 3,176 76,671 17,014 93,685
EUR -155,195 -16,286 29,770 184,965 214,735
GBP -35,853 -3,954 24,044 59,897 83,941
CHF -12,097 258 5,112 17,209 22,321
CAD -28,649 -5,278 23,039 51,688 74,727
AUD 53,526 6,989 78,721 25,195 103,916
NZD 5,029 2,593 10,658 5,629 16,287
MXN 59,657 3,176 76,671 17,014 93,685
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは9,005コントラクトのロング増加の135,914コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は3,176コントラクトのロング増加の59,657コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,286コントラクトのショート増加の155,195コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,278コントラクトのショート増加の28,649コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NzD source:CFTC

NZドルは2,593コントラクトのロング増加の5,029コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(16日更新)

2012年1月13日 (金)

1/13 本日の戦略-ユーロのリスクは顕在、戻りは一時的と思われる-

おはようございます。本日も寒いですね。寒い時には朝の通勤電車が比較的空いているという感覚があります(もちろん座れませんが)。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>円>ポンド>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロの反発は、ドラギECB総裁の発言内容をかなり悲観的と市場が捉えていたための反発と思います。このため、対ドルで1.28ドル、対円で98円を回復したユーロの更に買い上がるには材料が不足していると思います。本日もイタリア国債の入札が予定されていることから、昨日の入札のように無難にこなされ、調達コストも低下するようであれば、ユーロは底堅く推移するのではないかと思われます。特にユーロ/ポンドはチャート上の抵抗とみられる21日移動平均線を引値ベースで上に抜けているので上昇継続の可能性は高いと思います。

ドル/円はドル安からの下押し圧力がかかっているように思います。オーダーでは短期のストップロスが76.50-60円レベルにあるとも言われていますので、米貿易収支やミシガン大消費者信頼感指数などが悪化した場合にはこのストップロスが狙われる可能性があります。さすがに昨日のガイトナー米財務長官と安住財務相の会談では表面上は米財務省の為替報告の内容や本邦の為替介入に対する発言はきかれなかったことから、75円台に落ちない限りはこの問題が俎上に上がることはなさそうです。

昨日予想していたドラギECB総裁への失望は見事に外れ、豪ドルは上昇となりましたが、NZドルは主要通貨の中では一番弱かった(下落)しました。豪ドルは昨日発表された中国の消費者物価指数が4.1%に留まった(市場予想の4.0%よりは悪かったが)ことから、中国が預金準備率を引き下げてくる可能性があり、これがサポート要因として働いていると思われます。このため、株価が上昇した場合には一番上昇しやすい通貨と思われます。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは1/3の高値の1.0384ドルに迫る1.0376ドルに迫りました。11/23の安値の0.9664ドル、12/15の安値の0.9861ドルと下値を切り上げてきていることや一目均衡表(日足)の遅行線が雲でサポートされている、実勢レートが転換線(1.0264ドル)、基準線(1.0122ドル)、雲(下限が1.0054ドル)とサポートが多数あることで、前出の高値を上に抜けると上昇が継続し、昨年10/27の高値となる1.0753ドルが目標となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.56 ~ 76.90
EURJPY 97.87 ~ 98.64
GBPJPY 117.19 ~ 118.00
AUDJPY 78.93 ~ 79.67
NZDJPY 60.66 ~ 61.26
CADJPY 74.98 ~ 75.57
ZARJPY 9.47 ~ 9.61
NOKJPY 12.66 ~ 12.80
MXNJPY 5.61 ~ 5.68
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.25 ~ 59.63
EURUSD 1.2750 ~ 1.2866

■前日のサマリー
昨日はスペイン国債の入札が目標50億ユーロに対して2倍近くの99.8億ユーロの発行となったこと、イタリアの短期債目標通りの120億ユーロの発行となり、調達コストも低下したこと、ハンガリー国債入札も目標330億フォリントに対して440億フォリントを発行したことから足許のリスクが低下し、ドラギECB総裁の「一部の重債務国は大きく前進、市場も一定の好反応を示している」「オペで教習した資金が経済に回っている兆候がある」などとの発言を手がかりにユーロ/ドルは1.27ドル台前半からNY時間には1.2846ドル、ユーロ/円は97円台後半から同じくNY時間には98.56円まで一時上昇、高値圏を維持しました。

ドル/円は発表された米小売は前月比で0.1%の増加となったものの、自動車を除くと0.2%の減少となり、米新規失業保険申請件数が39.9万人と雇用の分岐となる40万人に接近(悪化)したことが嫌気されたため、ユーロに対する悲観的な見方の後退と米経済指標に対する失望から、NY時間には76.67円まで下落しましたが、この日も30銭の間でのレンジとなりました。

昨日はショートカバーが進んだユーロが主要通貨に対して上昇しましたが、豪ドルも欧州の株価の上昇などから堅調に推移し、対ドルでは1/3の高値に迫る1.0376ドル、対円では1/3の高値を抜く79.74円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が76.67円、ユーロ/ドルが1.2697ドル、ユーロ/円は97.61円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8385.59 -62.29
FTSE100(英) 5662.42 -8.40
DAX(独) 6179.21 26.87
NYダウ(米) 12471.02 21.57
S&P500(米) 1295.50 3.02
NASDAQ(米) 2724.70 13.94

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 0.02
日本10年債 0.961 -0.008
英10年債 2.02 0.02
独10年債 1.83 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.70 8.10
NY原油(期近) 99.10 -1.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 JPモルガン・チェース第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 01:10 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 02:45 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 03:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 03:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月12日 (木)

1/12 本日の戦略-スペイン、イタリア国債入札、そしてECB理事会-

おはようございます。本日は天気予報通り、天気は良いですが空気は冷たいですね。足元が冷たいです。昨日は夜外出しましたが、入ったお店は平日だからかもしれませんが空席が目立ちました。景気が心配ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>円>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も格付け機関フィッチがポイントなりました(内容は下のサマリーを参照してください)。本日はECB理事会が予定されていることから、ドラギECB総裁の定例記者会見の内容に注目が集まるものと見ています。イベントの順番からすると18:30のスペイン国債入札、19:00のイタリア短期債入札、21:45のECB理事会(政策金利は変更なしの予想)、22:30のドラギECB理事定例記者会見となります。市場はECBによる国債買い入れに対するECBのスタンス(消極姿勢から積極姿勢へ)に変化があるかどうかに注目していて、変化がない場合には市場の失望となり、ユーロドルでは昨日の1.2660ドルを割り込んで下落が進む可能性が高まります。

ドル/円は昨日米国のHIA2(本国投資法第2弾)の噂なども出て、一時77.04円まで上昇しましたが、狭いレンジの動きが続いています。ただ、本日はガイトナー米財務長官が野田首相、安住財務相と会談する予定となっています。昨年末の米財務省の為替報告で日本の実施した介入に対して否定的な見解が示されていただけに、再度、この内容に言及された場合には、政府・日銀の介入に対しては後退との見方が高まり、76.50-60円にあるといわれるストップロスをつけてレンジから外れる可能性があります。今回の来日の主目的はイランに対する制裁の件と考えられていますので、全く波乱がない可能性も高いと思います。

その他としては、豪ドル、NZドルでNR7になっています。NR7は過去7日間で変動が一番小さかった時のシグナルで、これが出ると大きな動きになりやすいという統計的なものですが、昨日はポンドでNR7が出ていて、ポンド/円も大きく下げていたことを考えると、本日の豪ドル、NZドルの動きには注意したいです。ただ、難点は上か下のどちらに動くかが分からないということです。個人的な感覚ではECB理事会への失望での株価下落による「下」と見ています。

■GBPUSD 日足(移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは11/25の1.5420ドル、12/14の1.5406ドル、12/29の1.5359ドルと安値を切り下げてきて、昨日も1.5306ドルをつけました。11/23に一目均衡表(日足)の雲を下抜けてから、雲がレジスタンスとして機能している形となっていて、下降トレンドが続いていることを示しています。ストキャスティクス(スロー)では、%Kスローが20を下回っていることで売られ過ぎの水準になっていますが、21日移動平均線となる1.5525ドルまで戻しきれないときは、昨年10/6の安値の1.5270ドルを下回って下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当ありません

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.66 ~ 77.00
EURJPY 97.10 ~ 97.89
GBPJPY 117.27 ~ 118.10
AUDJPY 78.83 ~ 79.58
NZDJPY 60.95 ~ 61.57
CADJPY 75.02 ~ 75.61
ZARJPY 9.41 ~ 9.55
NOKJPY 12.61 ~ 12.75
MXNJPY 5.59 ~ 5.66
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.28 ~ 59.66
EURUSD 1.2635 ~ 1.2752

■前日のサマリー
昨日もユーロが主導しました。アジア時間に対ドルで一時1.2729ドル、対円で97.94円まで下落しましたが、ロンドン時間にはドイツ5年債入札が好調で予定の調達額を上回ったことから、対ドルで1.2790ドル、対円で98.38円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチが、「ECBはユーロ崩壊の阻止に備え更なる措置が必要」との見解を示したことから、ユーロがストップロスを巻き込んで下落して、NY時間には対ドルで1.2662ドル、対円で97.44円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが下げ幅を縮小したこともあり、対ドルで1.27ドル台を回復、対円でも97円台後半まで戻しました。

ドル/円はユーロが下落したことにより一時77.04円まで上昇しましたが、この日も約20銭のレンジとなりました。

昨日もNZドルが3日連続となる主要通貨に対して上昇となりました。逆にポンドが主要通貨に対して下落しました。発表された英貿易収支で赤字が市場予想を上回っていたことが嫌気され、これまでのユーロの下落にもかかわらず、ポンドの出遅れ感等があったものと思います。
クローズはドル/円が77.80円、ユーロ/ドルが1.3042ドル、ユーロ/円は101.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8447.88 25.62
FTSE100(英) 5670.82 -25.88
DAX(独) 6152.34 -10.64
NYダウ(米) 12449.45 -13.02
S&P500(米) 1292.48 0.40
NASDAQ(米) 2710.76 8.26

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.06
日本10年債 0.969 -0.011
英10年債 2.00 -0.07
独10年債 1.81 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.60 8.10
NY原油(期近) 100.87 -1.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支

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2012年1月11日 (水)

1/11 本日の戦略-ドイツ5年債入札に注目、リスクは依然としてユーロ-

本日の予想レンジに間違いがあり申しわけありません。10時05分に修正しました。

おはようございます。本日は鏡開きのようです。我が家ではパックでしかも小さい鏡餅を飾るだけなので、ここ数年はこうしたこととも縁が遠くなっています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチによる「年内のフランス国債の格下げの公算は小さい」との見解がユーロ弱気心理を後退させました。しかし、フィッチは「イタリアの信用格付けを引き下げる可能性は『相当高い』」としていますし、ポルトガル中銀は「今年はマイナス3.1%成長へ」と従来の見通しより悪化しています。また、金曜日のユーロなどの下落の要因となったハンガリーでは、3カ月物(450億フォリント)の入札を実施しましたが、借入コストは上昇、オーストリアも2016年9月償還債を発行しましたが、こちらもコストは上昇しています。本日のドイツ5年もの(40億ユーロ)の国債入札、明日のECB理事会とイタリア短期債、スペイン国債、明後日のイタリア国債の入札というイベントを控えていることもあり、対ドルは1.28ドル台、対円では98円台ミドルより上を買っていく人たちはいないようです。チャートではユーロ/ドルとユーロ/ポンドがストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスし、買いシグナルが出ましたが、別の格付け機関S&Pとムーディーズがフランスを含むユーロ圏の格下げの可能性を示している(排除していない)ことやギリシャの第2次融資が決まらないなどリスク要因が多いことで、こうしたリスク・オンの動きがそれほど長くは続かないと思います。

リスク・オンの動きになるとオセアニア通貨が買われやすい傾向にあるようで、昨日もNZドル、豪ドルが主要通貨に対する上昇率では1位と2位でした。背景には中国の預金準備率引き下げなどの金融緩和期待がありました。本年は秋に中国で政治イベントして国家主席の交代が予定されていることもあり、中国の景気刺激策への期待が高いものと思われますので、こうした材料には反応しやすいものと思います。これまで中国の金融政策の変更は19時か20時となっていますので、この時間帯には注意か。

ドル/円は昨日は値幅として12銭と、ほとんどペッグ(固定)と同じ状態となっています。動かなければ参加者は減少しますし、減少すれば動かないという悪循環(政府や輸出企業にとっては円高に動くよりもいいことかもしれませんが)に陥っています。エネルギーが溜まっているとも言えない状況ですが、チャート上では、76.50円か78.30円を抜けていかないと動意が出ないことを示しています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルはストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、1/9の安値の1.2667ドルが目先の底となった可能性があります。ただ、一目均衡表(日足)では遅行線がロウソク足の下を推移、転換線が基準線の下を推移、実勢レートが雲の下を推移と三役逆転(下降トレンド)となっていることで、戻ったとしても転換線の1.2872ドル、基準線の1.3063ドルあたりではないかと思われます。昨年10/27の高値の1.4245ドルと前出安値の1.2667ドルを100%としたフィボナッチの38.2%戻しが1.3268ドルになりますので、ここに戻らず前出安値を下抜けたときは更なる下落につながり、心理的な節目の1.25ドル近辺を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 10:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.65 ~ 76.99
EURJPY 97.66 ~ 98.46
GBPJPY 118.49 ~ 119.32
AUDJPY 78.81 ~ 79.59
NZDJPY 60.72 ~ 61.36
CADJPY 75.33 ~ 75.92
ZARJPY 9.39 ~ 9.54
NOKJPY 12.72 ~ 12.86
MXNJPY 5.58 ~ 5.66
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.37 ~ 59.77
EURUSD 1.2708 ~ 1.2827

■前日のサマリー
昨日はユーロが反発、ロンドン時間序盤にはユーロに対する懸念から一時ユーロ/ドルで1.2743ドル、ユーロ/円で97.98円をつけましたが、格付け機関フィッチがフランスの「AAA」格付けに対して「年内のフランス格下げの公算小さい」との見解を示したことから、仏国債が買われ(利回りは低下)、欧州の株価も上昇、イタリアの大手金融機関ウニクレディトも3営業日ぶりに反発しました。米株価も上昇したことから、NY時間にはユーロ/ドルが1.2819ドル、ユーロ/円が98.47円まで上昇する場面が見られましたが、NYダウが上げ幅を縮小するとユーロも小幅反落してクローズしました。

ドル/円は76.78円から76.90円での狭いレンジが継続、米卸売在庫が市場予想より小幅弱かったことやピアナルト米クリーブランド連銀総裁が「一部の経済モデルは追加緩和の必要性示唆」と発言したもののドル/円相場への影響は限定的となりました。

昨日もNZドルが主要通貨に対して上昇、2日連続となりました。フランスへの懸念後退からのリスク・オンの動きや米地区連銀総裁が相次いで追加緩和の可能性を示唆したことで、ドルと円が売られる流れとなり、豪ドルをはじめとしたクロス円も買われました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.3025ドル、ユーロ/円は101.63円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8422.26 31.91
FTSE100(英) 5696.70 84.44
DAX(独) 6162.98 145.75
NYダウ(米) 12462.47 69.78
S&P500(米) 1292.08 11.38
NASDAQ(米) 2702.50 25.94

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.01
日本10年債 0.980 -0.001
英10年債 2.07 0.07
独10年債 1.88 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1631.50 23.40
NY原油(期近) 102.24 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
19:15 ユーロ圏 ドイツ5年物国債入札(40億ユーロ)
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)

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2012年1月10日 (火)

1/10 本日の戦略-ユーロの懸念が続く、本日はギリシャか-

おはようございます。我が家の子供たちは本日から始業式です。長男は昨日に宿題を一所懸命やっていました(いつも言っているのに追い詰められないとやらない性格は親譲りでしょうか)。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>円>ポンド>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独首脳会談で目新しいことは発表されなかったものの、財政協定で署名が早ければ1月30日、遅くても3月には可能との公算が示されたことで、危機の解決には至らないものの、市場が思っているスピードよりは若干速いことが示されました。また、NYダウが小幅ながら上昇したこともあり、ユーロやクロス円は昨日朝方につけた安値からは買い戻されています。ただ、ユーロにとってプラスの材料が出たわけではなく、本日予定されているメルケル独首相とラガルドIMF専務理事の会談でギリシャの民間を含む第2次救済策についての進展が見られないと、ユーロが売られるものとみられます。

もし、ユーロの反転の可能性があるとすれば、IIF(国際金融協会)の匿名報道官の話として「ギリシャは同国債を保有する民間債権者と債務交換に関して近く合意に達する見通し」と昨日報じられていることから、ギリシャの第2次支援の進展が見られことと思います。そうなれば、過去最高水準となっているユーロのシートポジションの解消が進み、ユーロが上昇すると見られます。

一方、ドル/円は狭いレンジの取引が継続していて、昨年年末にレンジが切り下がった以外は動きそのものに変化はありません。本日は米国の3年債の入札がある以外は地区連銀総裁の講演が控えているのみで、なかなか動くきっかけが見えません。また、ドルストレートやクロス円につきましては、これまでと同様の状態が続いていて、豪ドルは対ドルでは1.01ドル、対円では78円で底堅く推移することが予想されます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31の介入以降は76円台ミドルと78円台前半の横ばいの動きが続いています。このため、どちらかに抜けないと新たなトレンドは発生しません。週足では緩やかな下降トレンドの状態となっていて、長期間のレジスタンスとなっている雲の下限までも距離があることや週足の遅行線はロウソク足の下を推移していることで、抜けるとしたら下方向が確率が高そうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 76.98
EURJPY 97.53 ~ 98.36
GBPJPY 118.22 ~ 119.08
AUDJPY 78.21 ~ 79.01
NZDJPY 60.15 ~ 60.79
CADJPY 74.68 ~ 75.28
ZARJPY 9.33 ~ 9.49
NOKJPY 12.69 ~ 12.84
MXNJPY 5.55 ~ 5.62
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.05 ~ 59.46
EURUSD 1.2691 ~ 1.2814

■前日のサマリー
昨日は本邦が成人の日で休みとなる中で、シドニー・ウエリントン市場でユーロがストップロスをつけてユーロ/ドルは1.2666ドル、ユーロ/円は97.28円まで下落しましたが、市場参加者の少ない中での安値からは反発し、ロンドン時間半ばには、ユーロ/ドルが1.2785ドル、ユーロ/円は98.25円まで上昇しましたが、ドイツの鉱工業生産が弱かったこと、イタリアの大手金融ウニクレディトの株価が引き続き軟調だったこと、仏独首脳会談でほとんど進展が見られなかったことなどから重くなりユーロ/ドルは1.2721ドル、ユーロ/円は97.83円まで下落したものの、NYダウの上昇から買い戻されて、ユーロ/ドルが1.27ドル台後半、ユーロ/円が98円台前半まで戻してクローズしています。

ドル/円は朝方にユーロ/円の下落に引っ張られ76.79円まで下落しましたが、リスク回避の動きからのドル買いで77.01円まで上昇しました。しかし、ユーロの戻り基調でドルが売られ、ロンドン時間中ごろには77.77円まで下落しました。NY時間には手掛かりに欠け、76円台後半での小動きとなりました。

豪ドルなどの資源国通貨も、ユーロに引きずられ朝方には下落しましたが、ユーロの戻りとともに切り返しました。その中でもNZドルが昨日は主要通貨に対して上昇しました。一方、スイス国立銀行(中銀)のヒルデブラント総裁は、妻の為替取引問題で引責辞任をしましたが、ヨルダン副総裁が暫定総裁に就任、中銀は1.20スイスフランの対ユーロの上限を維持すると明言したことで、ユーロ/スイスは1.2105ドルまで下落後に切り返しました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.2762ドル、ユーロ/円は98.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8390.35 -98.36
FTSE100(英) 5612.26 -37.42
DAX(独) 6017.23 -40.69
NYダウ(米) 12392.69 32.77
S&P500(米) 1280.70 2.89
NASDAQ(米) 2676.56 2.34

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 0.00
日本10年債 0.981 -
英10年債 2.00 -0.01
独10年債 1.84 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1608.10 -8.70
NY原油(期近) 101.31 -0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/10(火)
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
・ 00:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 01:10 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)

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2012年1月 9日 (月)

1/9 本日の戦略-ユーロは一段の下落のリスクが伴う-

おはようございます。本日は成人の日ですね。昨日は晴れ着を着た人たちを多く見かけました。次世代を担う人たちに期待です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も朝方からユーロが下値を試し、週初のシドニー・ウエリントン市場(FX取引開始前)にユーロ/円は97.28円まで下落しました。現在(11時過ぎ)は97.60円近辺まで戻しています。本日はドイツの国債入札(19:15)、サルコジ仏大統領・メルケル独首相の仏独首脳会談(21:30)が予定されています。仏独首脳会談では金融取引税が話し合われるとの見方も出ていますが、フランスは同税の導入には積極的な立場をとっており、EUでの合意を待たずに単独で導入する意向を示していることから、会談の内容によっては仏の金融機関にはマイナスの要因となり、ユーロの下落につながる可能性が高まります。このところ連日の安値を更新しているユーロに下げ止まりの気配が感じられませんし、チャートでもダウントレンドが継続していることが示されています。

ユーロの下落が続く限り、豪ドル、ポンドなどのドルストレート、クロス円ともに弱含みが続くものと思われます。イランが第2の核施設でウラン濃縮を始める方針を明らかにしたことから、今月30日に開催されるEU財務相会合でのイラン禁輸制裁が合意される可能性がたまり、対抗措置としてのイランのホルムズ海峡閉鎖に踏み切ると原油高から豪ドルなどの資源国の通貨は底固く推移すると思われますし、原油高はドル安要因でもありますので、ユーロなども下げ止まる可能性があります(まだ先の話ではありますが)。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移して、実勢レートも雲の中にあります。サポートとみられる雲の下限が59.91円、21日移動平均線が59.80円、基準線が59.64円にありますので、いずれかで下げ止まる可能性がありますが、11/24の安値の57.03円と12/15の安値の58.24円を結んだトレンドラインの59.60円近辺を下抜けると前出安値の58.24円を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)

■変動率からの予想レンジ 09:55→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.76 ~ 77.12
EURJPY97.35 ~ 98.17
GBPJPY118.24 ~ 119.12
AUDJPY78.26 ~ 79.04
NZDJPY59.76 ~ 60.39
CADJPY74.54 ~ 75.13
ZARJPY9.32 ~ 9.48
NOKJPY12.67 ~ 12.82
MXNJPY5.56 ~ 5.63
HKDJPY9.87 ~ 9.93
SGDJPY59.21 ~ 59.63
EURUSD1.2648 ~ 1.2770

■前日のサマリー
週末は米雇用統計が非農業部門雇用者数で20万人増加、失業率で0.2ポイント改善の8.5%と雇用の改善が示される内容となりました。前回失業率の低下要因となった労働参加率の減少は今回の統計では見られず、非農業部門雇用者数の増加がそのまま失業率の改善に結びつきました。これを受けてドル/円は77.34円まで上昇しましたが、前日のADP雇用調査である程度は織り込まれていたことに加え、ダドリーNY連銀総裁が「一段の緩和政策の検討を続けることは適切」と発言したことから、米10年債利回りが低下、ドル売りとなり、クローズにかけてリスク回避の動きから76.97円まで下落してクローズしました。

ユーロはこの日も弱い材料が継続、イタリアの10年債利回りが再び7%を超えたこと、格付け機関フィッチがハンガリー(ユーロ導入国ではない)の格付けをジャンク級に格下げ、見通しも「ネガティブ」としたことなどから反発のきっかけがつかめず、ユーロ/ドルは1.2696ドル、ユーロ/円は97.92円まで下落しました。ドルストレート、クロス円もリスク回避の動きから、全般的に下落しました。
クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.2720ドル、ユーロ/円は97.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8390.35 -98.36
FTSE100(英) 5649.68 25.42
DAX(独) 6057.92 -38.07
NYダウ(米) 12359.92 -55.78
S&P500(米) 1277.81 -3.25
NASDAQ(米) 2674.22 4.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.04
日本10年債 0.981 -0.004
英10年債 2.01 -0.04
独10年債 1.85 -0.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
19:15 ドイツ 国債入札
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
21:30 ユーロ圏 仏独首脳会談
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 02:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月 8日 (日)

1/9の週の見通し -ユーロにはリスクの多い週-

こんばんは。ネットブックにデータを移しましたので、初めて外で原稿を途中まで書きました。10.1インチで1024x600の画面ではさすがにチャートを見るのは小さく、緊急時以外ではあまり使えないと思いました。いまは、家の液晶TVにD-sub15ピンのケーブルでつないでいます。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は米国のISM景況感指数や建設支出が良かったことに加え、週末に発表された米国の雇用統計も失業率が8.5%、非農業部門雇用者数が20万人の増加へ改善したものの、ダドリー米NY連銀総裁やローゼングレン米ボストン連銀総裁などが失業率の改善を評価しつつも現在の失業率の高さには満足していない旨を発言、ラスキンFRB理事も非伝統的な手段が適切との発言をしたことなどからドルはユーロがハンガリーの格下げなどから大幅に下落したにもかかわらず、それほど上昇しませんでした。ユーロは格付け機関による格下げ懸念が燻ぶる中で、フランスの10年債入札が目標額を上回ったものの、調達コストが上昇したことなどもあり、ユーロの下落が止まらず対ドルでは一時1.27ドル、対円では98円を割り込んでいます。このため、週明けもユーロの弱含みの動きが継続しやすいと思います。今週はイタリアやスペインの国債入札も控えていることに加え、特に9日の独仏首脳会談が予定されていることで、これらが不調に終わった場合には、ユーロが更に売られると思います。

ユーロの下落が続けば対極にあるドルが上昇する流れになりますが、市場はリスクを回避する動きとなっていることから、円も買われやすくなっています。このため、クロス円が弱含みで推移することになりそうですが、豪ドルは中国の預金準備率に引き下げの可能性が高まっていることやイランがEU連合のイラン原油の輸入禁止の制裁(30日のEU外務相会合で決定される可能性がある)に対抗してホルムズ海峡の封鎖を警告していることによって原油価格が上昇しているため、クロス円の中でも下値が限定されると思われます。

今週は注目となる経済指標はあまり多くありません。12日(木)の米小売売上高、13日(金)のミシガン大消費者信頼感指数速報値になります。ヨーロッパでは12日(木)の英国の金融政策(MPC)、ECBの理事会が注目されます。どちらも政策金利が据え置かれる公算ですが、英国では議事録からみると一部の委員が追加緩和がいずれ必要なる可能性を指摘したものの、全員一致で据え置きを決定していることで、今回の金融政策も資産買い入れ額を含めて全会一致となると思います。一方のECB理事会も前回の理事会で政策金利の0.25%の引き下げと3年物の資金供給オペを決めたばかりであり、新たな政策が実施される可能性が低いことから、金融政策からはユーロやポンドが一方的に売られる流れには繋がりにくいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.60 77.70
ユーロ/ドル 1.2560 1.2950
ユーロ/円 96.30 99.90
ポンド/円 117.00 120.30
豪ドル/円 77.10 79.70
NZドル/円 59.60 60.80
南アランド/円 9.20 9.55

■日、週、月、年騰落データ Ratw ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高
1/10(火)
・ 06:45 NZ 11月 住宅建設許可件数
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/3現在)

おはようございます。2012年も一週間が経ちました。相変わらず寒さが厳しいですね。昨日、本日と北風が強いです。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが164.6億ドルの買い超しに減少、円は7,061.1億円の買い超し(ドルでは92.0億ドルの売り超し)に増加、ユーロは173.6億ユーロの売り超し(ドルでは226.6億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは46.5億豪ドルの買い超し(ドルでは48.3憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは2.4億NZドルの買い超し(ドルでは1.9億ドルの売り超し)の減少となりました。

クリスマス明けの欧米市場では2011年年末にドル売りが進み、2012年年初からはユーロ売りが進んだことから、ユーロのショートも増加しています。発表された米国のISM景況感指数や雇用がよかったものの、米国にはなお追加緩和の可能性が示されていること、ユーロではECB理事会を控えていることから、ドルとユーロは積極的に買いにくい状況です。このため、円、豪ドル、NZドルが買われやすい状態が続くものと思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 56,481 33,896 72,986 16,505 89,491
EUR -138,909 -11,030 40,441 179,350 219,791
GBP -31,899 -2,727 27,832 59,731 87,563
CHF -12,355 -1,557 3,787 16,142 19,929
CAD -23,371 -1,559 27,665 51,036 78,701
AUD 46,537 13,900 70,268 23,731 93,999
NZD 2,436 1,031 7,857 5,421 13,278
MXN 56,481 33,896 72,986 16,505 89,491
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは31,810コントラクトのロング減少の126,909コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は33,896コントラクトのロング増加の56,481コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは11,030コントラクトのショート増加の138,909コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは1,559コントラクトのショート増加の23,371コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,031コントラクトのロング増加の2,436コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(10日更新)

2012年1月 6日 (金)

1/6 本日の戦略-米雇用改善でリスクオンとなってもユーロは重そう-

おはようございます。本日は小寒にふさわしい冷え込みとなりましたね。ユーロの不透明感からの景気の冷え込みは避けたいですが。昨日のマグロのセリのように景気よくいきたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もイタリアの株価の下落、フランス10年債の調達コスト上昇などからユーロの下落が継続しました。イタリア大手の金融機関ウニクレディトの株価が連日の急落となっていることが主な要因と思われ、格付け機関S&Pによるユーロ圏の格下げの可能性が高い中で、ユーロを積極的に買おうという投資家は少ないものと思いますので、ショートポジション(売り持ち)の利喰いで戻したところは引き続き売られやすいと思います。しかもユーロの下落が対ドル、対円だけではなく、対ポンド、対豪ドルなどでも見られることから、資金がユーロから逃げていることも考えられ、トレンドの反転には時間がかかるものと思われますし、チャート上からは次の安値目処はユーロ/ドルで2010年6月上旬の1.1875ドル、ユーロ/円は2000年12月の96.26円となります。

本日は皆様ご存じの米国雇用統計の発表が22:30に予定されています。昨日のADP雇用調査の結果には驚かされましたが、米国の感謝祭からクリスマスにかけて、クリスマス商戦を活発化させた影響(一部店舗では深夜の営業なども開催)が反映されていると見られますのでヘッドラインほど内容はよくないと思います。ただ、市場では期待が先行したと思われますし、市場予想の平均15.5万人増からはプラス5万人くらいを織り込んだと見られることで、個人的な感覚ではありますが20万人程度の増加ならば市場の反応が限定されると思われます。そのため、株価の上昇にはつながらず、リスク回避の動きが継続すると見られることから、ドル/円は底堅く、ユーロやポンド、豪ドルなどには下落圧力が継続すると思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ているものの、遅行線はロウソク足(日々線)の下に抜けました。また、1/4の高値が79.70円と12/2の高値の80.47円に届いていません。加えてストキャスティクス(スロー)もデッドクロスしていることで下落の可能性が高いと思います。目先のサポートは基準線の78.72円となりますが、薄い雲の下限が78.00円となっているため、これを下抜けると12/15の安値の76.98円近辺まで下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下
豪ドル/米ドル ストキャスキャスティクス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ、ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.90 ~ 77.26
EURJPY 98.07 ~ 98.88
GBPJPY 118.96 ~ 119.83
AUDJPY 78.65 ~ 79.46
NZDJPY 59.84 ~ 60.47
CADJPY 75.24 ~ 75.84
ZARJPY 9.34 ~ 9.50
NOKJPY 12.69 ~ 12.84
MXNJPY 5.54 ~ 5.61
HKDJPY 9.87 ~ 9.93
SGDJPY 59.41 ~ 59.83
EURUSD 1.2714 ~ 1.2835

■前日のサマリー
昨日もユーロが主要通貨に対して下落、フランスの10年債入札は利回りが3.29%(前回は3.18%)、応札倍率が1.64倍(前回は3.05倍)となったことに加え、イタリアの大手銀行ウニクレディトの株価が2日連続で急落するなど、ユーロに対する懸念が継続しました。そのため、ほぼ終日下落し、NYクローズ近くには1.2770ドルを一時付けました。ユーロ/円もNY時間に98.46円まで下落しました。

ドル/円はリスク回避の動きからドルが買われたことで77円を回復、昨日発表されたADP雇用調査は32.5万人の増加と市場予想の17.8万人を大幅に上回ったこともドル上昇の支援になったと思われます。このため、ドル/円はNY時間に77.25円まで一時上昇しました。

豪ドルなどの資源国通貨は、ユーロへの懸念から欧米の株価が下落(米のナスダック、S&P500種は小幅上昇)したことから、リスク回避の動きとなり、豪ドル/円は一時78.70円、豪ドル/米ドルは1.0230ドル、NZドル/円は59.99円、NZドル/米ドルは0.7792ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が77.10円、ユーロ/ドルが1.2785ドル、ユーロ/円は98.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8488.71 -71.40
FTSE100(英) 5624.26 -44.19
DAX(独) 6095.99 -15.56
NYダウ(米) 12415.70 -2.72
S&P500(米) 1281.06 3.76
NASDAQ(米) 2669.86 21.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.985 -0.006
英10年債 2.05 0.00
独10年債 1.86 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1620.10 7.40
NY原油(期近) 101.81 -1.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/6(金)
・ 17:15 スイス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 11月 失業率
20:00 ドイツ 11月 製造業新規受注
・ 21:00 カナダ 12月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 12月 失業率
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 12月 失業率
・ 23:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁議会証言
・ 00:20 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 02:40 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 03:00 米国 ラスキンFRB理事講演

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2012年1月 5日 (木)

1/5 本日の戦略-ユーロ独歩安続くか、仏国債入札に注目-

おはようございます。本日はかなり冷え込みましたね。周囲を見てもマスクをしている人が多くなっています。皆様も体調におきをつけください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリスク回避(リスク・オフ)というよりは、ユーロの弱さが目立った日となりました(原因については下記サマリーを参照してください)。ユーロは対ポンド、対豪ドルでも売られ独歩安の様相となっています。ユーロが更に下落するかどうかは、本日のフランス国債の入札の結果次第ではないかと思います。ただ、ユーロ圏全体には昨年から言われている通り、イタリアで国債の大量償還を迎えることやギリシャの救済を巡る不透明感(ギリシャはユーロを離脱しないことを3日に表明している)が根強いこともあり、仮にユーロが反発したとしても一時的なものになると見られます。チャートも安値を更新している状態であり、下降トレンドが継続しています。

一方、米国では本日は注目度の高い指標がいくつか発表されます。22:15には明日の雇用統計となるADP雇用調査(予想は17.8万人増で前月よりは小幅悪化)、22:30に新規失業保険申請件数(予想は37.5万人と前週より小幅改善)、00:00にISM非製造業景気指数(予想は53.0と前月より改善)と、多少の強弱はあるものの、総じてはよい内容と見られます。米指標の好調さで欧米の株価が上昇するようであれば、豪ドルなどを中心にリスク志向(リスク・オン)となると思われます。特に豪ドルはイランのホルムズ海峡封鎖の可能性があるため、原油価格が高止まりしているためサポートされています。

結局、通貨ごとの個々の材料はあるものの、大きくは昨年と同様にリスク志向(リスク・オン)なのかリスク回避(リスク・オフ)なのかという流れにはこれまでのところ変化がないようです。

■EURJPY 日足(21日移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は昨年11/9に21日移動平均線を下回って以来、同線が戻りのレジスタンスとして機能しています。また、同線からの乖離率を見ても-3%に到達することがないため、市場の売られ過ぎ感も出にくくなっていると見られます。トレンドは完全に下向きとなっているため、目先としては昨年10/4の安値の100.74円を上に抜けられるかどうかです。ここで止められると、98円近辺まで下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイス 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.49 ~ 76.83
EURJPY 98.72 ~ 99.54
GBPJPY 119.31 ~ 120.19
AUDJPY 79.08 ~ 79.88
NZDJPY 60.04 ~ 60.68
CADJPY 75.39 ~ 75.99
ZARJPY 9.34 ~ 9.50
NOKJPY 12.80 ~ 12.95
MXNJPY 5.54 ~ 5.61
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.30 ~ 59.72
EURUSD 1.2873 ~ 1.2993

■前日のサマリー
昨日はユーロの弱さが目立つ日となりました。主なユーロ売りの材料としては、スペインがEU/IMFへ支援の申請を検討しているとの噂(ラホイ政権は否定)、伊ウニクレディトが43%のディスカウントで割り当て増資、一時取引停止となる(クローズは14.5%安)、スペインのバレンシア地方のドイツ銀行への債務1億2300万ユーロを政府が支援との報道(バレンシアは否定)が上げられます。これによりNY取引時間帯にユーロ/ドルは1.2898ドル、ユーロ/円は99.05円まで一時低下し、戻りもユーロ/ドルで1.29ドルミドル手前、ユーロ/円で99.20円近辺と鈍いままとなりました。

ドル/円はロンドン時間に76.61円と前日の安値に面を合わせたものの、このレベルでは底堅く76円台後半でのレンジの動きとなりました。

また、目立ったところでは、スイス国立銀行(SNB)夫妻が「スイスフランの上限設定直前に為替取引を行い利益を得た」との報道があり、スイスフランが主要通貨に対して売られました。SNB総裁は本日に記者会見を開く予定です。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2940ドル、ユーロ/円は99.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.11 104.76
FTSE100(英) 5668.45 -31.46
DAX(独) 6111.55 -55.02
NYダウ(米) 12418.42 21.04
S&P500(米) 1277.30 0.24
NASDAQ(米) 2648.36 -0.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.07
日本10年債 0.977 -
英10年債 2.03 0.06
独10年債 1.89 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1600.50 33.70
NY原油(期近) 102.96 4.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/5(木)
・ 08:50 日本 12月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 11月 貿易収支
16:00 ドイツ 11月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 12月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 11月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 11月 原料価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 カナダ 12月 Ivey購買部協会指数

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2012年1月 4日 (水)

1/4 本日の戦略-年末年始はリスク志向からドル売り再開?-

おはようございます。本日から仕事始めの方も多いと思います。本年もよろしくお願いします。私は、ノートPCの液晶が長男の不注意により破損(修理不可能)されての2012年の幕開けとなりました。とほほ。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
1/2(欧州のみオープン)、1/3(日本など一部を除きオープン)と市場参加者が徐々に戻る中で、回復傾向が示された欧米の経済指標と中国のPMIから市場は典型的なリスク志向の流れとなり、昨日はドル円が売られ、ユーロなどの欧州通貨、豪ドルなどの資源国通貨が上昇しました。特に豪ドルはイランの石油輸出に対する制裁を強化した場合にはホルムズ海峡を封鎖すると昨年12月後半にイランの副大統領が発言して以来、原油価格が1バーレル=100ドルを突破していることもあり強含みで推移しています。また、チャートも豪ドルなどは上昇トレンドへの転換となった可能性もあります。

本日は本邦の休みの間に株価が上昇したことから、日経225平均株価も上昇すると見られ、アジア時間ではリスク志向の動きが続くと見られますが、本日は重要な経済指標の発表もないことから、昨年末からのドル安の流れには変化がないものとみられます

昨日発表されたFOMC議事録では、 「1月のFOMCで出席者のFF金利の見通しを発表することを開始」
「多くのメンバーが更なる緩和策が必要とされるだろうと考えている」
「一部のメンバーは2013年半ばまでの低金利維持への言及が間もなく調整される可能性があることを指摘」
「何人かは、インフレや景気の見通しを踏まえると、現在の緩和的な政策の水準を短期を超えて維持することは不適切であると判断している」
「何人かは、かなりの資源のたるみが永続することで、インフレが当面の間、目標とされる水準を下回って推移する可能性があると懸念している」
との内容となっています。ただ、本年からはメンバーが変わり、ラッカー・リッチモンド連銀総裁がタカ派以外は、ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の3人は中間派とみられています。このため、今回の議事録はあまり材料視されなかったと思われ、バーナンキFRB議長がハト派の色が強いと見られることから、緩和状態が継続されると思われ、リスク志向時にはドルが売られやすい状態は継続するものと思います。

■EURUSDJPY 日足(21日移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは昨年11/1に21日移動平均線を下回って以来、同線が戻りのレジスタンスとして機能しています。11月後半から12月中盤にかけても同線を上抜けできるチャンスがありましたが止められています。11/25の安値が1.3212ドル、12/14の安値が1.2946ドル、12/29の安値が1.2858ドルと安値を切り下げてきていることで、今回も同線で止められると安値の更新が視野に入ってくると思います。この場合は2010/9/10の安値の1.2643ドル近辺が目標となります。逆に21日移動平均線を上抜けた場合は一目均衡表(日足)の基準線となる1.3201ドル近辺。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.49 ~ 76.85
EURJPY 99.60 ~ 100.44
GBPJPY 119.55 ~ 120.45
AUDJPY 79.17 ~ 79.99
NZDJPY 60.26 ~ 60.91
CADJPY 75.57 ~ 76.20
ZARJPY 9.43 ~ 9.60
NOKJPY 12.87 ~ 13.03
MXNJPY 5.56 ~ 5.64
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.51 ~ 59.93
EURUSD 1.2984 ~ 1.3104

■前日のサマリー
昨日は朝方から豪株価が上昇、発表された中国のPMIも市場予想を上回ったことで、リスク志向の動きとなり、ドル売りが進んだこともあり、ドル/円は朝方の76.96円から76.76円まで下落、ユーロ/ドルは朝方の1.2936ドルから1.2990ドル、ユーロ/円も99.55円から一時99.81円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると発表された独失業者数が減少し、失業率も6.8%と改善したこと、ベルギーの国債入札が目標額を下回り、利回りが低下していたことなどが追い風となり、ユーロ/ドルは1.2980ドル近辺から1.3059ドル、ユーロ/円は99.70円近辺から100.13円まで上昇、ドル/円は一時76.88円まで上昇したものの、76.65円へと下落しました。NY時間には、発表された米国の製造業ISM景況感が改善を示していたことで、NYダウが上昇幅を拡大したことから、リスク志向が継続してユーロ/ドルは1.3077ドル、ユーロ/円は100.32円まで上昇、ドル/円も76.83円までの戻りを見せましたが続かず、76.60円は維持したものの、76円台後半でのレンジとなりました。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.3048ドル、ユーロ/円は100.11円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8455.35 -
FTSE100(英) 5699.91 127.63
DAX(独) 6166.57 91.05
NYダウ(米) 12397.38 179.82
S&P500(米) 1277.06 19.46
NASDAQ(米) 2648.72 43.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.07
日本10年債 0.977 -
英10年債 2.03 0.06
独10年債 1.89 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1600.50 33.70
NY原油(期近) 102.96 4.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/4(水)
・ 16:45 フランス 11月 消費支出
・ 18:00 ユーロ圏 12月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 11月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 11月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数速報値(HICP)
・ 00:00 米国 11月 製造業新規受注

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月 2日 (月)

1/2の週の見通し -米国の指標が良ければドル安継続か-

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は主要市場がクリスマス休暇明け後の、米財務省の為替報告で、日本が8月と10月に実施した円売りドル買いの単独介入について「支持しなかった」と明記されていたことが材料視され、年末で市場参加者が少ない中で円が主要通貨に対して上昇、ドル/円は77円、ユーロ/円は100円を割り込みました。また、ドルも主要通貨に対して売られる一方、豪ドルが上昇しました。

年初のマーケットは本日(1/2)から一部がオープンしていますが、参加者が限られているだけに小動きとなっているようです。また、スプレッドも通常よりも広くなっています。欧米の取引時間帯になるに従い参加者が増えるかどうかと思いますが、米国は休場ですので、それほど動意は出てこないと思います。

週半ばからは米国のISM製造業景気指数を皮切りに経済指標が発表されます。また、週末には米国の雇用統計の発表が予定されています。米国は経済指標が改善していることから、雇用統計には期待が持てますが、株価の上昇はファンディング通貨としてドルを押し下げる可能性が高いことから、ドルストレート通貨が上昇しやすく、豪ドル、NZドルなどが上昇すると思います。

一方、ユーロは格付け機関S&Pが昨年見送っているユーロ圏の格付け見直し(格下げ)の懸念が残っていることに加え、来週のECB理事会ではドラギECB総裁が「見通しは、強い不透明感と著しい下振れリスクに引き続き左右されている」と発言していることもあり、政策金利(理ファイナンス金)を1.00%からさらに引き下げる可能性もあり、1/9のサルコジ仏大統領とメルケル独首相の首脳会談への期待は残るものの、ドイツとフランスのECBの役割やユーロ共同債発行に対するスタンスの隔たりが解消される可能性が低いとみられることで、ユーロの弱含みの展開が続くものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.30 77.60
ユーロ/ドル 1.2800 1.3140
ユーロ/円 98.40 100.70
ポンド/円 118.00 121.30
豪ドル/円 77.30 79.40
NZドル/円 59.10 60.80
南アランド/円 9.30 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/2(月)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 製造業購買担当者景気指数改定値(PMI)
1/3(火)
・ 17:30 スイス 12月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:55 ドイツ 12月 失業者数
17:55 ドイツ 12月 失業率
・ 18:30 英国 12月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 00:00 米国 11月 建設支出
00:00 米国 12月 ISM製造業景況指数
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
1/4(水)
・ 16:45 フランス 11月 消費支出
・ 18:00 ユーロ圏 12月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 11月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 11月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数速報値(HICP)
・ 00:00 米国 11月 製造業新規受注 前月比
1/5(木)
・ 08:50 日本 12月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 11月 貿易収支
16:00 ドイツ 11月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 12月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 11月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 11月 原料価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 カナダ 12月 Ivey購買部協会指数
1/6(金)
・ 17:15 スイス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 11月 失業率
20:00 ドイツ 11月 製造業新規受注
・ 21:00 カナダ 12月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 12月 失業率
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 12月 失業率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

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