1/11 本日の戦略-ドイツ5年債入札に注目、リスクは依然としてユーロ-
本日の予想レンジに間違いがあり申しわけありません。10時05分に修正しました。
おはようございます。本日は鏡開きのようです。我が家ではパックでしかも小さい鏡餅を飾るだけなので、ここ数年はこうしたこととも縁が遠くなっています。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチによる「年内のフランス国債の格下げの公算は小さい」との見解がユーロ弱気心理を後退させました。しかし、フィッチは「イタリアの信用格付けを引き下げる可能性は『相当高い』」としていますし、ポルトガル中銀は「今年はマイナス3.1%成長へ」と従来の見通しより悪化しています。また、金曜日のユーロなどの下落の要因となったハンガリーでは、3カ月物(450億フォリント)の入札を実施しましたが、借入コストは上昇、オーストリアも2016年9月償還債を発行しましたが、こちらもコストは上昇しています。本日のドイツ5年もの(40億ユーロ)の国債入札、明日のECB理事会とイタリア短期債、スペイン国債、明後日のイタリア国債の入札というイベントを控えていることもあり、対ドルは1.28ドル台、対円では98円台ミドルより上を買っていく人たちはいないようです。チャートではユーロ/ドルとユーロ/ポンドがストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスし、買いシグナルが出ましたが、別の格付け機関S&Pとムーディーズがフランスを含むユーロ圏の格下げの可能性を示している(排除していない)ことやギリシャの第2次融資が決まらないなどリスク要因が多いことで、こうしたリスク・オンの動きがそれほど長くは続かないと思います。
リスク・オンの動きになるとオセアニア通貨が買われやすい傾向にあるようで、昨日もNZドル、豪ドルが主要通貨に対する上昇率では1位と2位でした。背景には中国の預金準備率引き下げなどの金融緩和期待がありました。本年は秋に中国で政治イベントして国家主席の交代が予定されていることもあり、中国の景気刺激策への期待が高いものと思われますので、こうした材料には反応しやすいものと思います。これまで中国の金融政策の変更は19時か20時となっていますので、この時間帯には注意か。
ドル/円は昨日は値幅として12銭と、ほとんどペッグ(固定)と同じ状態となっています。動かなければ参加者は減少しますし、減少すれば動かないという悪循環(政府や輸出企業にとっては円高に動くよりもいいことかもしれませんが)に陥っています。エネルギーが溜まっているとも言えない状況ですが、チャート上では、76.50円か78.30円を抜けていかないと動意が出ないことを示しています。
■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ)
source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルはストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、1/9の安値の1.2667ドルが目先の底となった可能性があります。ただ、一目均衡表(日足)では遅行線がロウソク足の下を推移、転換線が基準線の下を推移、実勢レートが雲の下を推移と三役逆転(下降トレンド)となっていることで、戻ったとしても転換線の1.2872ドル、基準線の1.3063ドルあたりではないかと思われます。昨年10/27の高値の1.4245ドルと前出安値の1.2667ドルを100%としたフィボナッチの38.2%戻しが1.3268ドルになりますので、ここに戻らず前出安値を下抜けたときは更なる下落につながり、心理的な節目の1.25ドル近辺を試しに行くと思います。
■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
■変動率からの予想レンジ 10:04→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日はユーロが反発、ロンドン時間序盤にはユーロに対する懸念から一時ユーロ/ドルで1.2743ドル、ユーロ/円で97.98円をつけましたが、格付け機関フィッチがフランスの「AAA」格付けに対して「年内のフランス格下げの公算小さい」との見解を示したことから、仏国債が買われ(利回りは低下)、欧州の株価も上昇、イタリアの大手金融機関ウニクレディトも3営業日ぶりに反発しました。米株価も上昇したことから、NY時間にはユーロ/ドルが1.2819ドル、ユーロ/円が98.47円まで上昇する場面が見られましたが、NYダウが上げ幅を縮小するとユーロも小幅反落してクローズしました。
ドル/円は76.78円から76.90円での狭いレンジが継続、米卸売在庫が市場予想より小幅弱かったことやピアナルト米クリーブランド連銀総裁が「一部の経済モデルは追加緩和の必要性示唆」と発言したもののドル/円相場への影響は限定的となりました。
昨日もNZドルが主要通貨に対して上昇、2日連続となりました。フランスへの懸念後退からのリスク・オンの動きや米地区連銀総裁が相次いで追加緩和の可能性を示唆したことで、ドルと円が売られる流れとなり、豪ドルをはじめとしたクロス円も買われました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.3025ドル、ユーロ/円は101.63円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ5年物国債入札(40億ユーロ)
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
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