1/23の週の見通し -米FOMCはドル安リスクを孕んでいる-
こんばんは。内容を少し見直して並び順を変えてみました。
■今週の見通し
先週はユーロが反発した週となりました。反発の主な要因としては、格下げ後に実施されたフランスなどユーロ圏の国債に対する需要が旺盛だったこと、IMFが融資能力を増強するため、5000億ドルの調達を目指すと発表したこと、ギリシャ政府と民間債権者との債務交換が合意に近いとのニュースが相次いだことなどがあげられます。また、独ZEW景況感調査の結果も大幅な改善となっていたこと中国の10-12月のGDPが市場予想を上回ったことも市場の悲観的な心理の改善につながったものと思われます。
今週はギリシャの債務交換協議は21日現在もギリシャ政府と民間債権者との間では合意に至っていないようです。民間債権者の代表である国際金融協会(IIF)は「民間部門関与(PSI)はまとまりつつある」として、全ての関係者に合意に向けた決断を下すよう訴えたと一部通信社は報じています。ギリシャが3月下旬に145億ユーロの国債大量償還を控えていて、事務手続きなどを考えると今週23日のユーロ圏財務相会合、24日のEU財務相理事会までに合意に至っていないとデフォルトとなる可能性が高まります。ぎりぎりまで交渉は行われると思いますが、合意に至らないリスクの懸念が残ったことでユーロの反発も限られたとみられますし、合意に至ったとしても、今度ポルトガルに対する懸念(ドイツ10年債国債との利回りの差が拡大している)が浮上するため、55日移動平均線の1.318ドルに近づく水準からは戻りも重くなるものと思われます。
ドル/円は76.50円の下抜けに失敗したこともあり週後半には77円台へ上昇しました。ただ、77.50円近辺には一目均衡表(日足)の基準線や雲、21日移動平均線がありますし、77円台からは月末にかけての本邦勢の売りも出やすいと思いますが25日に発表される通関貿易統計で赤字が2か月連続となった場合には円高の圧力も後退する可能性はあります。また、1/25(水)のFOMCでは、翌日物金利の動向や初の利上げタイミングに関する当局者の見通しを公表する予定であり、これがインフレ期待の鎮静化につながった場合には主要通貨でドル売りにつながるリスクがあります。
ポンドは先週発表された消費者物価指数は低下したものの、失業保険申請件数は改善と経済指標はミックスでした。今週は1/25(水)に10-12月のGDPの発表が予定されていることから、これが悪化しているようだと2月の金融政策委員会で追加緩和の可能性が高まるためポンド売りにつながりそうです。
豪ドルは先週も上昇しました。ユーロが2月のECB理事会で追加緩和に動きそうなことや米国でもFOMCで利上げタイミングの当局者の見通しを公表するとみられることから、豪ドルに資金が集中する可能性があります。豪も1/25(水)に消費者物価指数の発表が予定されていることで、大幅な低下がない限りには2月もしくは3月に0.25%の引き下げにとどまるものとみられることから、豪ドルが一段高となる可能性があります。NZも1/26(木)の準備銀行による金利の発表が注目され、据え置かれた場合にはNZドルも買われるものと見られます。
■今週の予想レンジ
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■注目イベント
1/23(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 1月 企業景況感指数
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数
・ 00:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(速報値)
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
1/25(水)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:00 ドイツ 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産速報値(GDP)
・ 00:00 米国 11月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 中古住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 住宅販売保留指数
・ 02:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
1/26(木)
・ 05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:45 フランス 1月 消費者信頼感指数
・ 18:30 南ア 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 新築住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 景気先行指標総合指数
1/27(金)
・ 06:45 NZ 12月 貿易収支
・ 08:30 日本 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 12月 小売業販売額
・ 08:50 日本 12月 大型小売店(既存店)販売額
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 12月 輸入物価指数
・ 17:00 スイス 1月 KOF景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。





