1/24 本日の戦略-ギリシャ債務交換はほぼ合意か、ユーロ圏PMIに注目-
おはようございます。昨日は埼玉東部でも積雪となりましたが、朝方はすっかり凍っていて、通勤時には人も少なく静かな住宅地で雪を踏む音が以上に大きく響きびっくりでした。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日も期待を持たせる発言が先行し、ユーロはポジション調整のユーロ買いで100ポイント以上の上昇につながっています。特にドイツ政府筋からのEFSFとESMの平行稼働を検討中との発言は市場の期待につながったものと思います。このため、フランスの金融機関のクレディ・リヨネを「A」、クレディ・アグリコールを「A」、ソシエテ・ジェネラルを「A」に格付け機関S&Pが格下げしたことなどの悪いニュースはほとんど無視されました。市場はまだ楽観的とまでは言えませんが、極度な悲観状態からは心理が改善しているため、ユーロの上昇が続く可能性が高いと思いますが、ユーロ圏の対応スピードが遅いとリスクが再度高まるものと思います。本日は、ユーロ圏のPMI(製造業、サービス業)の発表や製造業新規受注の発表が予定されていることから、これらの指標にも注目となり、よい内容となった場合にはユーロが上昇、悪い内容となった場合には、反応は限定的となりそうです。また、スペイン国債の入札が予定されていますが、こちらは先週からの入札同様に無難にこなされると思いますので、特に材料にはならないでしょう。
このところ、上昇を続けているのがオセアニアの通貨(豪ドル、NZドル)です。米は本日から開催されるFOMCで各委員の金利見通しが発表されると見られるため、今回の追加緩和の可能性は低いものの、2013年中ごろまでと言った低金利の時間軸が2014年以降に変更される可能性があります。そのため、ドルが主要通貨に対して売られやすくなっている一方で、ユーロも安心して買える通貨ではないことから、金利面や経済の安定を考えるて、豪ドル志向につながっていると思います。NZも政策金利の引き下げの可能性が低いことで、消極的ながら買われやすくなっていると見られます。これらの通貨に対しては、現在のところ株価の大幅な下落でもない限り、下落要因が限られるため、更に上昇が続く可能性が高そうで、本邦政府・日銀が介入を行った10/31の高値の83.96円(豪ドル)、64.55円(NZドル)を狙いに行くのではないかと思います。
■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは1/13に1.2625ドルの安値をつけた後反発に転じ、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてきています。また、遅行線が日々線(ロウソク足)の上抜けを試していることから、ここを抜けると更に上昇し、雲の下限となる1.3282ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、戻し方が急だったことから、ストキャスティックス(スロー)では80以上でデッドクロスする可能性が高まってきたことから、軽い調整が入る可能性もあり、基準線となる1.2910ドル近辺まで下落する可能性があります。
■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY
21日移動平均線がレジスタンス
EURJPY
21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート
GBPJPY
一目均衡表(日足)の基準線の上抜けをトライ中
AUDJPY
ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
NZDJPY
ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
CADJPY
一目均衡表(日足)の雲の中を推移中
ZARJPY
一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY
一目均衡表(日足)の基準線がサポート
MXNJPY
一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ
HKDJPY
21日移動平均線がレジスタンス
SGDJPY
一目均衡表(日足)の雲の中を推移
EURUSD
21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート
■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ
Ccy 予想レンジ USDJPY 76.83 ~ 77.16 EURJPY 99.76 ~ 100.67 GBPJPY 119.45 ~ 120.29 AUDJPY 80.74 ~ 81.43 NZDJPY 62.17 ~ 62.71 CADJPY 76.07 ~ 76.67 ZARJPY 9.63 ~ 9.76 NOKJPY 13.05 ~ 13.20 MXNJPY 5.80 ~ 5.86 HKDJPY 9.86 ~ 9.92 SGDJPY 60.53 ~ 60.93 EURUSD 1.2954 ~ 1.3078
■前日のサマリー
昨日はFTドイツ版の「ギリシャ政府とIIF(国際金融協会)は、債務交換の条件で大筋合意」とのニュース、「ドイツ政府はユーロ圏の救済基金について、暫定的なEFSFと恒久基金のESMを必要に応じて平行稼働させ、基金の能力を拡大する案を検討している」と一部通信社が報じたことやラガルドIMF専務理事が「IMFの融資能力を拡大しなければならないと確信している」と発言したことなどから、欧州の金融株を中心に上昇、ユーロ/ドルはNY時間に1.3053ドル、ユーロ/円は100.49円まで上昇とギリシャの債務交換に懸念がでて下落して始まった東京市場から比べると100ポイント以上上昇しました。
ドル/円は77.08円から76.87円のレンジとなりました。ロンドン時間は欧州の株価が上昇したことやユーロ周縁国のドイツとの国債スプレッドが縮小したこともあり、リスク選好から、主要通貨に対してドル安が進んだものの、ドル/円では方向感が出ませんでした。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.2875ドル、ユーロ/円は99.09円。
■株価(bloomberg.co.jp)
Index
引値
前日比 日経225
8765.90
-0.46 FTSE100(英)
5782.56
54.01 DAX(独)
6436.62
32.23 NYダウ(米)
12708.82
-11.66 S&P500(米)
1316.00
0.62 NASDAQ(米)
2784.17
-2.53
■金利(bloomberg.co.jp)
Country
利回り
前日比 米10年債
2.05
0.03 日本10年債
1.001
0.014 英10年債
2.16
0.05 独10年債
1.97
0.04
■コモディティ価格
Commodities
引値
前日比 NY金(期近)
1678.30
14.30 NY原油(期近)
99.58
1.25
■本日の指標発表(FXミュージアムより) ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 23:05 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 03:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 05:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講




